JP2008287587A - 電子メールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファイルの転送に電子メール以外のファイル転送システムを利用する場合にも、それらの使い分けを意識せずに電子メールのインターフェースから利用できるようにする。
【解決手段】クライアント装置100Aは、データが添付された電子メールの転送先をメールサーバ又は配信サーバ30に指定し、転送先が指定された電子メールを代理サーバ200Aに送信する。代理サーバ200Aは、送信された電子メールを受信し、受信された電子メールに指定された転送先がメールサーバであると判断する場合には、電子メールをメールサーバに転送し、受信された電子メールに指定された転送先が配信サーバ30であると判断する場合には、電子メールに基づいて生成した配信データを、電子メールの宛先に関連づけて配信サーバ30に登録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子メールシステムに関する。
電子メールはビジネス及び日常生活におけるコミュニケーションツールとして広く普及している。電子メールのファイル添付機能を利用すれば、テキスト以外にもアプリケーションデータや画像等のデータを送信することができる。
しかしながら、電子メールの添付ファイルはコンピュータウイルスの媒体となるケースが多く、電子メールの添付ファイル機能が推奨されないことがある。また、メールサーバによっては電子メールの添付ファイルのサイズに制限が設けられているため、ファイルの送信には電子メールではなく他のファイル転送システムを利用しなければならないことがあった。ファイルの送信に他のファイル転送システムを利用する際には、専用のクライアントアプリケーションを利用する必要がある。そのため、電子メールアプリケーションにはファイルの送受信の履歴が残らず、ユーザにとって履歴の一元管理ができずに不便だった。電子メールから添付ファイルを切り出し、ファイル転送を行う専用の装置からダウンロードさせる構成のものとしては、以下の特許文献が挙げられる。
特開2001−356996号公報
本発明の目的の1つは、データの転送に電子メール以外のファイル転送システムを利用する場合にも、それらを電子メールのインターフェースから簡単に利用できるようにした電子メールシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電子メールシステムの発明は、利用者が操作する情報処理装置と、前記利用者の電子メールを管理するメールサーバと、データの登録及び登録したデータの配信が可能な配信装置と、前記情報処理装置と前記メールサーバ、及び前記情報処理装置と前記配信装置との間で通信されるデータを中継する中継装置と、を含む電子メールシステムであって、前記情報処理装置は、データが添付された電子メールの転送先を前記メールサーバ又は前記配信装置に指定する指定手段と、前記指定手段により転送先が指定された前記電子メールを前記中継装置に送信する送信手段と、を含み、前記中継装置は、前記送信手段により送信された電子メールを受信する手段と、前記受信された電子メールに指定された転送先が前記メールサーバであると判断する場合には、前記電子メールを前記メールサーバに転送する手段と、前記受信された電子メールに指定された転送先が前記配信装置であると判断する場合には、前記電子メールに基づいて配信データを生成し、当該生成した配信データを前記電子メールの宛先に関連づけて前記配信装置に登録する登録手段と、を含む、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記中継装置は、前記利用者が宛先として関連づけられた配信データを、前記配信装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された配信データに基づいて電子メールを生成し、当該生成した電子メールを前記利用者の受信メールとして前記メールサーバに格納する格納手段と、をさらに含む、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記格納手段により格納された電子メールには、前記配信データが添付される、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記格納手段により格納された電子メールには、前記配信データへのリンク情報が含まれる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記配信装置は、前記中継装置を認証する認証手段を含み、前記登録手段は、前記認証手段により認証された場合に設定される暗号化された通信路を用いて、前記配信データを前記配信装置に登録する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記情報処理装置は、前記電子メールに前記利用者のデジタル署名を付加する手段をさらに含み、前記中継装置は、前記電子メールに前記デジタル署名が付加されている場合には、前記配信装置を転送先と判断する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記配信装置は、前記デジタル署名を用いて前記利用者を認証し、前記利用者が認証された場合に前記登録手段による登録を許可する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記中継装置は、前記配信データを順次蓄積する蓄積手段をさらに含み、前記登録手段は、前記蓄積手段に蓄積された配信データを前記配信装置に順次登録し、前記登録手段により登録された配信データを前記蓄積手段から削除する、ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2乃至6のいずれかに記載の発明において、前記取得手段は、予め指定された時間間隔で前記配信装置から配信データを取得する、ことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明において、前記情報処理装置と前記メールサーバとは、前記中継装置とローカルエリアネットワークを介して接続し、前記配信装置は、前記中継装置と外部ネットワークを介して接続する、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、電子メールと配信装置へのデータ登録とを利用者が簡単に使い分けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、配信装置に登録された配信データを受信メールの形にして取得できるため、電子メールと配信装置へのデータ登録とを利用者が簡単に使い分けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、電子メールの添付データとして配信データを取得することができる。
請求項4に記載の発明によれば、電子メールのメッセージに含まれるリンク情報から配信データを取得することができる。
請求項5に記載の発明によれば、中継装置が配信装置により認証されると、両者間では暗号化された通信路を用いてデータ通信が行われるため、セキュリティを確保することができる。
請求項6に記載の発明によれば、電子メールにデジタル署名が付加されているか否かに応じて、電子メールの転送先を判断することができる。
請求項7に記載の発明によれば、認証された利用者からの配信データでないと登録を許可しないため、信頼性の低いデータが配信されないようにすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、中継装置は複数の配信データを処理する場合にも、効率良く処理することができる。また、情報処理装置を操作する利用者は、配信装置にデータ登録が完了するのを待つ必要がない。
請求項9に記載の発明によれば、中継装置は管理する利用者宛の配信データを定期的にダウンロードして受信メールとしてメールサーバに格納するため、利用者は配信装置と中継装置との間のデータ通信を待つ必要がない。
請求項10に記載の発明によれば、通信量の多い情報処理装置と中継装置とはローカルエリアネットワークに接続されるため、通信が高速に行うことができ、利用者が快適に電子メールを送信したり、取得したりできる。
以下、本発明を実施するための最良の実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本実施形態に係る電子メールシステム1のシステム構成図を示す。電子メールシステム1は、ローカルシステム10、ローカルシステム20、及び配信サーバ30がインターネット等の外部ネットワーク40に接続されたシステムである。
ローカルシステム10は、少なくとも1つのクライアント装置100Aと代理サーバ200Aとを含み、各装置がローカルエリアネットワーク12(LAN)に接続されて相互に通信可能とされたシステムである。また、ローカルシステム20もローカルシステム10と同様に、少なくとも1つのクライアント装置100Bと代理サーバ200Bとを含み、各装置がローカルエリアネットワーク22(LAN)に接続されて相互に通信可能とされたシステムである。ローカルシステム10とローカルシステム20とに含まれる各クライアント装置と各代理サーバは同様の構成を有するものであり、クライアント装置100A及び100B、そして代理サーバ200A及び200Bに共通する内容についての説明にはそれぞれクライアント装置100、及び代理サーバ200とする。なお、クライアント装置100Aを操作するユーザはユーザA、クライアント装置100Bを操作するユーザはユーザBである。
ローカルシステム10は、外部ネットワーク40とファイアーウォール300Aを介して接続し、ローカルシステム20は、外部ネットワーク40とファイアーウォール300Bを介して接続する。ファイアーウォールは、クライアント装置100が接続されるローカルエリアネットワークと、配信サーバ30が接続される外部ネットワーク40との間で行われる通信を制御して、ローカルエリアネットワークを外部ネットワーク40からの不正なアクセスから保護する。ファイアーウォールには、パケットフィルタリング機能を備えるファイアーウォールを用いてもよいし、プロキシー機能を備えるファイアーウォールを用いてもよい。また、ファイアーウォールは、ソフトウェアとしてクライアント装置100及び代理サーバ200に組み込まれてもよいし、専用のハードウェア(ファイアウォールサーバ)として実現されることとしてもよい。
クライアント装置100は、利用者により操作されるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。クライアント装置100では利用者の電子メールの作成、編集、送受信を管理するメールアプリケーションが動作する。クライアント装置100はメールアプリケーションにより生成した電子メールを送信する際には、メールサーバへの中継を行う代理サーバ200に電子メールを転送する。また、電子メールを受信する際には、メールサーバから代理サーバ200を中継して電子メールを受け取る。
代理サーバ200は、クライアント装置100から受信した電子メールをメールサーバへ送るか、それとも配信サーバ30へ送るかを判断し、その判断結果に応じた処理を行うサーバコンピュータである。なお、本実施形態では、代理サーバ200がメールサーバを兼ねる構成としており、代理サーバ200がクライアント装置100から受信した電子メールの送信、及びクライアント装置100への電子メールの配信を行う。
配信サーバ30は、例えばデータセンター等に設置されるサーバコンピュータであり、データの登録、及び登録されたデータを配信するサーバコンピュータである。本実施形態では、配信サーバ30へのデータ登録は代理サーバ200により行われる。配信サーバ30へのアクセスには認証を要し、また、配信サーバ30との通信にはSSL等の暗号化された通信路を用いる。
次に図2を参照しつつ、クライアント装置100、代理サーバ200、配信サーバ30の各装置に具備される機能の詳細を説明する。図2は、各装置の機能を示した機能ブロック図である。
まず、クライアント装置100について説明する。クライアント装置100は、機能として通信部110、制御部112、記憶部114、表示部116、入力部118を備える。
通信部110は、ネットワークインターフェースカード(NIC)を含み、ネットワークインターフェースカードを介してデータ通信を行う。本実施形態では、クライアント装置100は、TCP/IPのプロトコルにより、代理サーバ200とデータ通信を行う。
制御部112は、中央処理装置(CPU)を含み、クライアント装置100を構成する各部のハードウェアや、各部において行われる処理のタイミングを制御する。制御部112は、記憶部114に格納されたプログラムを読み込み、読み込んだプログラムの命令を順次実行する。
記憶部114は、メモリ素子や磁気ディスク等の記憶デバイスを含み構成される。記憶部114には、プログラムやデータが格納されるほか、制御部112の作業用メモリとしても用いられる。記憶部114に格納されるプログラムには、クライアント装置100の各部を制御するためのオペレーティングシステム等の制御プログラムや、メールサーバへのクライアント機能を有しユーザの電子メールを管理するメールアプリケーションプログラム等が含まれる。
表示部116は、液晶ディスプレイ等の表示装置を含み、表示装置に文字や画像を表示するものである。表示部116では、制御部112における処理等により生成されたグラフィックデータに基づいて、ディスプレイにアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)の操作画面等を表示する。
入力部118は、ユーザからの入力操作を受け付けるものである。入力部118は、例えばマウスやキーボード等の入力デバイスと接続し、それらの入力デバイスからの入力信号を受け付ける。
次に、代理サーバ200について説明する。代理サーバ200は、機能として通信部210、制御部212、記憶部214を備える。
通信部210は、ネットワークインターフェースカード(NIC)を含み、ネットワークインターフェースカードを介してデータ通信を行う。本実施形態では、代理サーバ200は、TCP/IPのプロトコルにより、クライアント装置100、及びファイアーウォールを介して配信サーバ30とデータ通信を行う。
制御部212は、中央処理装置(CPU)を含み、代理サーバ200を構成する各部のハードウェアや、各部において行われる処理のタイミングを制御する。制御部212は、記憶部214に格納されたプログラムを読み込み、読み込んだプログラムの命令を順次実行する。
記憶部214は、メモリ素子や磁気ディスク等の記憶デバイスを含み構成される。記憶部214には、プログラムやデータが格納されるほか、制御部212の作業用メモリとしても用いられる。記憶部214に格納されるプログラムには、代理サーバ200の各部を制御するためのオペレーティングシステム等の制御プログラムや、電子メールを配送するメールサーバとして代理サーバ200を機能させるためのメールサーバプログラム220と、配信サーバ30にアクセスするクライアントとして代理サーバ200を機能させるための配信サーバ用クライアントプログラム222が含まれる。そして、記憶部にはさらに、配信サーバ30に配信する配信データを順次蓄積するキュー(以下、配信データキュー)として機能する配信データ蓄積部224と、クライアント装置100から送信された電子メールを一時的に記憶する一時記憶部226が含まれる。
代理サーバ200は、記憶部214に記憶されたメールサーバプログラム220に従ってSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバとして、以下のメール送受信機能、添付ファイルフィルタ機能、デジタル署名検証機能、メール解析機能、及び配信データ生成機能を有する。
メール送受信機能とは、クライアント装置100から送信される送信メールをその宛先に従って送信するメール送信機能と、他のメールサーバから送信されるメールを受信するメール受信機能とを含む機能である。そして、代理サーバ200は、メール受信機能により受信した機能を記憶部214に格納し、クライアント装置100からの要求に応じて、格納した電子メールをクライアント装置100に返信する。
添付ファイルフィルタ機能とは、クライアント装置100及び他のメールサーバから受信した電子メールの添付ファイルを分離する機能である。分離された電子メールの添付ファイルは、一時記憶部226に一時的に格納される。
デジタル署名検証機能とは、クライアント装置100により電子メールに付加されたデジタル署名が真正なものであるか否かの検証を行う機能である。デジタル署名に含まれる署名者の証明書の識別子に基づいて、署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵証明書を信頼された第三者機関から取得する。公開鍵証明書が電子メールに添付されている場合には、その公開鍵証明書が真正なものであるか否かを第三者機関の署名を検証することにより確認する。そして公開鍵証明書が真正なものであると確認された場合に、その公開鍵証明書に含まれる公開鍵によりデジタル署名に含まれる暗号化データを復号化して、デジタル署名が真正か否かを検証する。デジタル署名が真正なものであると検証された場合には、配信サーバ30に登録する配信データを生成する処理を開始する。一方で、デジタル署名が真正なものでないと検証された場合には、その電子メールに添付されたデータは一時記憶部226から破棄され、配信データの生成処理を行わない。
メール解析機能とは、クライアント装置100から受信した電子メールを解析して、その電子メールに含まれる件名、送信者アドレス、宛先アドレス、メール本文等の情報を抽出する機能である。
配信データ生成機能とは、メール解析機能により解析された情報と添付ファイルとに基づいて配信サーバ30に登録する配信データを生成する機能である。生成された配信データは、配信データ蓄積部224(配信データキュー)に順次蓄積される。図3には、配信データ生成機能に基づいて生成される配信データの一例を示す。
図3に示されるように、本実施形態において代理サーバ200により生成される配信データは、ID、送信者、宛先、日時、件名、本文、公開鍵証明書、添付ファイルを含むデータである。
IDは、配信データを電子メールシステム1内で識別する情報である。送信者は電子メールの送信元(From)であり、宛先は電子メールの送信先(To)である。日時は電子メールの送信日時、件名は電子メールの件名、そして、本文は電子メールのメッセージ本文である。公開鍵証明書は電子メールに付加されたデジタル署名により取得された証明書であり、添付ファイルは電子メールの添付ファイルである。
以上が、代理サーバ200が有するSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバとしての機能の一例である。次に、代理サーバ200が、記憶部214に記憶された配信サーバ用クライアントプログラム222に従って有する、SSL認証機能、データ転送機能、データ取得機能、及び電子メール生成機能について説明する。
SSL認証機能とは、代理サーバ200が保有するクライアント証明書を用いて配信サーバ30に認証を依頼し、代理サーバ200が認証された場合に、配信サーバ30と代理サーバ200との間でSSLの暗号通信路を確立する機能である。
配信データ転送機能とは、SSLの暗号通信路が確立された後に、配信データ蓄積部224(配信データキュー)に蓄積された配信データを配信サーバ30に転送する機能である。代理サーバ200は、配信データとともに、その配信データが基づいた電子メールの送信者の公開鍵証明書を転送する。そして、配信サーバ30では、代理サーバ200から転送された配信データの格納を、配信データとともに転送された公開鍵証明書に対応する利用者の権限により実行する。また、配信サーバ30は配信データに含まれる送信者及び受信者(宛先)が、配信サーバ30の管理するユーザに含まれるか否かを判断して、含まれると判断される場合にのみ配信データの格納を実行する。
配信データ取得機能とは、クライアント装置100の利用者により予め設定されたタイミングに従って、代理サーバ200が、管理する利用者を宛先とする配信データを配信サーバ30から取得する機能である。例えば、配信データの取得間隔が10分毎に設定されると、代理サーバ200は配信サーバ30に10分おきに利用者宛の未配信のデータがあるか否かを問い合わせ、未配信のデータがある場合には配信サーバ30からダウンロードする。
電子メール生成機能とは、配信データ取得機能により取得した配信データに基づいて電子メールを生成する機能である。生成された電子メールは、メールサーバにおける電子メールの宛先に相当する利用者のメールボックスに格納される。
次に、配信サーバ30について説明する。配信サーバ30は、機能として通信部310、制御部312、記憶部314を備える。
通信部310は、ネットワークインターフェースカード(NIC)を含み、ネットワークインターフェースカードを介してデータ通信を行う。本実施形態では、配信サーバ30は、TCP/IPのプロトコルにより、ファイアーウォールを介して代理サーバ200とデータ通信を行う。
制御部312は、中央処理装置(CPU)を含み、配信サーバ30を構成する各部のハードウェアや、各部において行われる処理のタイミングを制御する。制御部312は、記憶部314に格納されたプログラムを読み込み、読み込んだプログラムの命令を順次実行する。
記憶部314は、メモリ素子や磁気ディスク等の記憶デバイスを含み構成される。記憶部314には、配信サーバ30の制御プログラムや、代理サーバ200から受信した配信データが格納されるほか、制御部312の作業用メモリとしても用いられる。記憶部314に記憶される制御プログラムに従って、制御部312は代理サーバ200のSSLクライアント認証や、代理サーバ200から要求された利用者を宛先とした配信データを検索し配信する処理等を実行する。
次に、図4に示されるシーケンス図を参照しつつ、ユーザAにより作成されたユーザBを宛先とする電子メール(送信メール)に関して電子メールシステム1で行われる処理の説明をする。
クライアント装置100Aでは、ユーザAからの入力に基づいて電子メールを生成する(S101)。生成した電子メールにはユーザAの選択に応じてデジタル署名が付与されて、代理サーバ200Aへ送信される(S102)。
代理サーバ200Aは、クライアント装置100Aから電子メールを受信し、受信した電子メールにデジタル署名が付与されているか否かを判断する(S103)。
代理サーバ200Aは電子メールにデジタル署名が付与されていると判断する場合には(S103:Y)、付与されたデジタル署名を検証する。デジタル署名が真正なものと検証された場合には、電子メールの転送先を配信サーバ30と判断し、受信した電子メールを解析して配信データを生成する(S104)。ここで生成された配信データは、配信データ蓄積部224に登録される。代理サーバ200は、配信データが配信データ蓄積部224に登録された時点でクライアント装置100には電子メールの送信が完了した旨を通知する。すなわち、代理サーバ200Aから配信サーバ30への配信データの転送はクライアント装置100Aからの電子メールの転送とは非同期で行われるため、利用者は配信データの登録完了まで待つ必要がない。
代理サーバ200Aは、配信データ蓄積部224から配信データを読み込むと、配信サーバ30にSSLクライアント認証を要求する(S105)。そして、SSLクライアント認証が適切に完了すると、代理サーバ200Aは、確立されたSSLの暗号通信路を用いて、配信データを配信サーバ30に送信する(S106)。
配信サーバ30は、代理サーバ200Aから配信データを受信し、受信した配信データの送信者、受信者が管理下にあるユーザであるか否かを判断する。そして、配信サーバ30は両者がともに管理ユーザであると判断する場合に、代理サーバ200Aから受信した配信データを記憶部314に格納し(S107)、配信データの登録処理を終了する。
一方で、S103で代理サーバ200Aが、クライアント装置100Aから受信した電子メールにデジタル署名が付与されていないと判断する場合には(S103:N)、代理サーバ200Aは、クライアント装置100Aから受信した電子メールを、メールサーバ機能により宛先アドレスへと送信して、送信処理を終了する。
次に、クライアント装置100Bが、ユーザBを宛先とする受信メール(配信データ)を受信する処理について、図5に示されるシーケンス図を参照しつつ説明する。
代理サーバ200Bは、ユーザBにより設定された時間間隔毎に、配信サーバ30にSSLクライアント認証を要求する(S201)。そして、認証を通過しSSLの暗号通信路が確立されると、代理サーバ200は、管理している利用者(ユーザB)を宛先とする配信データの送信を配信サーバ30に要求する(S202)。
配信サーバ30は、要求に応じた利用者(ユーザB)を宛先とする配信データを記憶部314から検索する(S203)。検索は、配信データの宛先の欄にユーザBに対応するアドレス(例えば、[email protected])が格納されている配信データを検索することで行う。そして、配信サーバ30は検索された配信データを、代理サーバ200Bへと転送する(S204)。
代理サーバ200Bは、配信サーバ30により送信される配信データを受信し、受信した配信データに基づいて電子メールを生成する(S205)。例えば、ユーザBが配信データを電子メールの添付ファイルとして取得するように設定している場合には、代理サーバ200Bは配信データを電子メールの添付ファイルとした電子メールを生成する。一方で、ユーザBが配信データを代理サーバ200からのファイル転送により取得するように設定している場合には、メール本文に配信データへのリンク情報(URL)を記載した電子メールを生成する。
そして、代理サーバ200Bは、生成した電子メールをユーザBによりアクセスできるように、ユーザBのメールボックスに受信メールとして登録する(S206)。
代理サーバ200Bは、ユーザBが操作するクライアント装置100Bから受信メールの確認要求を受け付けると(S207)、代理サーバ200BはユーザBのメールボックスに登録された受信メールを読み出してクライアント装置100Bに送信する(S208)。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では代理サーバ200がメールサーバを兼ねる構成としているが、メールサーバを代理サーバ200とは別の筐体の装置として構成してもよいし、代理サーバ200が転送先を電子メールに付与されたデジタル署名の有無で判断しているが、これに限らずその他の情報により判断することとしてもよい。
本実施形態に係る電子メールシステムのシステム構成図を示す。 各装置の機能を示した機能ブロック図である。 配信データの一例を示す図である。 送信メールに関するシーケンス図である。 受信メールに関するシーケンス図である。
符号の説明
1 電子メールシステム、10,20 ローカルシステム、12,22 ローカルエリアネットワーク、30 配信サーバ、40 外部ネットワーク、100,100A,100B クライアント装置、110 通信部、112 制御部、114 記憶部、116 表示部、118 入力部、200,200A,200B 代理サーバ、210 通信部、212 制御部、214 記憶部、220 メールサーバプログラム、222 配信サーバ用クライアントプログラム、224 配信データ蓄積部、226 一時記憶部、300A,300B ファイアーウォール、310 通信部、312 制御部、314 記憶部。

Claims (10)

  1. 利用者が操作する情報処理装置と、前記利用者の電子メールを管理するメールサーバと、データの登録及び登録したデータの配信が可能な配信装置と、前記情報処理装置と前記メールサーバ、及び前記情報処理装置と前記配信装置との間で通信されるデータを中継する中継装置と、を含む電子メールシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    データが添付された電子メールの転送先を前記メールサーバ又は前記配信装置に指定する指定手段と、
    前記指定手段により転送先が指定された前記電子メールを前記中継装置に送信する送信手段と、を含み、
    前記中継装置は、
    前記送信手段により送信された電子メールを受信する手段と、
    前記受信された電子メールに指定された転送先が前記メールサーバであると判断する場合には、前記電子メールを前記メールサーバに転送する手段と、
    前記受信された電子メールに指定された転送先が前記配信装置であると判断する場合には、前記電子メールに基づいて配信データを生成し、当該生成した配信データを前記電子メールの宛先に関連づけて前記配信装置に登録する登録手段と、を含む、
    ことを特徴とする電子メールシステム。
  2. 前記中継装置は、
    前記利用者が宛先として関連づけられた配信データを、前記配信装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された配信データに基づいて電子メールを生成し、当該生成した電子メールを前記利用者の受信メールとして前記メールサーバに格納する格納手段と、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステム。
  3. 前記格納手段により格納された電子メールには、前記配信データが添付される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステム。
  4. 前記格納手段により格納された電子メールには、前記配信データへのリンク情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステム。
  5. 前記配信装置は、
    前記中継装置を認証する認証手段を含み、
    前記登録手段は、前記認証手段により認証された場合に設定される暗号化された通信路を用いて、前記配信データを前記配信装置に登録する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子メールシステム。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記電子メールに前記利用者のデジタル署名を付加する手段をさらに含み、
    前記中継装置は、
    前記電子メールに前記デジタル署名が付加されている場合には、前記配信装置を転送先と判断する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子メールシステム。
  7. 前記配信装置は、
    前記デジタル署名を用いて前記利用者を認証し、前記利用者が認証された場合に前記登録手段による登録を許可する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子メールシステム。
  8. 前記中継装置は、
    前記配信データを順次蓄積する蓄積手段をさらに含み、
    前記登録手段は、前記蓄積手段に蓄積された配信データを前記配信装置に順次登録し、
    前記登録手段により登録された配信データを前記蓄積手段から削除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電子メールシステム。
  9. 前記取得手段は、予め指定された時間間隔で前記配信装置から配信データを取得する、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の電子メールシステム。
  10. 前記情報処理装置と前記メールサーバとは、前記中継装置とローカルエリアネットワークを介して接続し、
    前記配信装置は、前記中継装置と外部ネットワークを介して接続する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の電子メールシステム。
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