JP2008286306A - 昇降装置用パワーユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子等を昇降する昇降装置に用いて、プラットホームの急上昇、急降下、急停止を回避し、プラットホーム上の車椅子の搭乗者等に与える衝撃を緩和し、安全性や信頼性の向上を図る。
【解決手段】複動油圧シリンダ20で平行リンクを回動させてプラットホームを下降位置と車両床面上位置との間で昇降駆動する昇降装置に用いるパワーユニットであって、第1、第2及び第3の電磁切換弁(B1,B2,B3)と、第1及び第2の絞り弁(71,72)と、フロートコントロール弁(FC)とを有する油圧回路と、前記下降位置への近接点及び車両床面上位置への近接点に到達していること検知するセンサ手段とを有し、プラットホームの前記下降位置とその近接点までの区間及びプラットホームの車両床面上位置とその近接点までの区間は、第1及び第2の電磁切換弁(B1,B2)をオフにして絞り弁で作動油流量を絞る構成である。
【選択図】図1
【解決手段】複動油圧シリンダ20で平行リンクを回動させてプラットホームを下降位置と車両床面上位置との間で昇降駆動する昇降装置に用いるパワーユニットであって、第1、第2及び第3の電磁切換弁(B1,B2,B3)と、第1及び第2の絞り弁(71,72)と、フロートコントロール弁(FC)とを有する油圧回路と、前記下降位置への近接点及び車両床面上位置への近接点に到達していること検知するセンサ手段とを有し、プラットホームの前記下降位置とその近接点までの区間及びプラットホームの車両床面上位置とその近接点までの区間は、第1及び第2の電磁切換弁(B1,B2)をオフにして絞り弁で作動油流量を絞る構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両に装着して車椅子、台車その他の貨物等を乗降、積降ろすための昇降装置に用いる昇降装置用パワーユニットに関する。
車両に装着して車椅子等を乗降、積降ろすための昇降装置としては、本出願人提案の下記特許文献1に示す装置が知られている。
ところで、上記従来装置を車椅子の乗降に利用する場合、車椅子の搭乗者に対する昇降プラットホームの急上昇、急降下、急停止等の衝撃を回避し、搭乗者に不安感を与えず、安全性や信頼性をいっそう向上させることが望まれる。
本発明は、上記の点に鑑み、車椅子等の昇降に利用する昇降装置に用いて、昇降プラットホームの急上昇、急降下、急停止を回避し、昇降プラットホーム上の車椅子の搭乗者等に与える衝撃を緩和し、安全性や信頼性の向上を図った昇降装置用パワーユニットを提供することを目的とする。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明のある態様は、複動油圧シリンダで平行リンクを回動させて昇降プラットホームを下降位置と車両床面上位置との間で昇降駆動する昇降装置に用いる昇降装置用パワーユニットであって、
第1、第2及び第3の電磁切換弁(B1,B2,B3)と、第1及び第2の絞り弁と、フロートコントロール弁とを有する油圧回路と、
油タンクと、
前記油タンク内の作動油を吸い上げ前記油圧回路を通して前記複動油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプを回転駆動する電動モータとを外装ケース内に備え、
前記油圧ポンプと、前記複動油圧シリンダに接続する下降駆動用ポートとの間には、前記第3の電磁切換弁(B3)と、前記第1の電磁切換弁(B1)及び前記第1の絞り弁の並列接続とが直列に接続され、
前記油圧ポンプと、前記複動油圧シリンダに接続する上昇駆動用ポートとの間には、前記第3の電磁切換弁(B3)と、前記第2の電磁切換弁(B2)及び前記第2の絞り弁の並列接続とが直列に接続され、
前記第1及び第2の電磁切換弁(B1,B2)の切り換えは前記昇降プラットホームが前記下降位置への近接点及び車両床面上位置への近接点に到達していること検知するセンサ手段により行われ、
前記昇降プラットホームの前記下降位置とその近接点までの区間及び前記昇降プラットホームの車両床面上位置とその近接点までの区間は、前記第1及び第2の電磁切換弁がオフとなることを特徴としている。
第1、第2及び第3の電磁切換弁(B1,B2,B3)と、第1及び第2の絞り弁と、フロートコントロール弁とを有する油圧回路と、
油タンクと、
前記油タンク内の作動油を吸い上げ前記油圧回路を通して前記複動油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプを回転駆動する電動モータとを外装ケース内に備え、
前記油圧ポンプと、前記複動油圧シリンダに接続する下降駆動用ポートとの間には、前記第3の電磁切換弁(B3)と、前記第1の電磁切換弁(B1)及び前記第1の絞り弁の並列接続とが直列に接続され、
前記油圧ポンプと、前記複動油圧シリンダに接続する上昇駆動用ポートとの間には、前記第3の電磁切換弁(B3)と、前記第2の電磁切換弁(B2)及び前記第2の絞り弁の並列接続とが直列に接続され、
前記第1及び第2の電磁切換弁(B1,B2)の切り換えは前記昇降プラットホームが前記下降位置への近接点及び車両床面上位置への近接点に到達していること検知するセンサ手段により行われ、
前記昇降プラットホームの前記下降位置とその近接点までの区間及び前記昇降プラットホームの車両床面上位置とその近接点までの区間は、前記第1及び第2の電磁切換弁がオフとなることを特徴としている。
前記昇降装置用パワーユニットにおいて、前記昇降プラットホームの下降動作では、前記車両床面上位置から前記平行リンクが垂直状態となるまでは前記電動モータで前記油圧ポンプを駆動して前記第3の電磁弁及び前記第1の絞り弁を通して前記下降駆動用ポートから作動油を送出する構成であってもよい。
前記昇降プラットホームが自重で下降する期間では、前記下降位置への近接点に至るまで前記フロートコントロール弁によって前記昇降プラットホームの荷重にかかわらず略一定流量で作動油を前記油タンクに還流させる構成であってもよい。
前記昇降プラットホームの上昇動作では、前記下降位置から前記平行リンクが垂直状態となるまでは前記電動モータで前記油圧ポンプを駆動して前記第3の電磁弁を通して前記上昇駆動用ポートから作動油を送出する構成であってもよい。
前記センサ手段が前記複動油圧シリンダ又は平行リンクの傾きを検知するものであってもよい。
本発明に係る昇降装置用パワーユニットによれば、車椅子等の昇降に利用する昇降装置に用いた場合、昇降プラットホームの急上昇、急降下、急停止を回避し、昇降プラットホーム上の車椅子の搭乗者等に与える衝撃を緩和することができ、ひいては安全性や信頼性の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、昇降装置用パワーユニットの実施の形態を図面に従って説明する。
図1は昇降装置用パワーユニットであり、図2及び図3はその昇降装置用パワーユニットで昇降プラットホームが昇降駆動される昇降装置を示す。
図1に示される昇降装置用パワーユニットPUは、油タンク61と、油タンク61内の作動油を吸い上げて油圧回路の下降駆動用ポートP1又は上昇駆動用ポートP2を通して図2、図3で後述する昇降装置の複動油圧シリンダ20に作動油を供給する油圧ポンプPと、このポンプPを駆動する電動モータMと、ポンプPの吐出側が一定圧力を超えたときに開いて作動油を油タンク61内に戻すリリーフ弁(安全弁)62と、第1乃至第4電磁切換弁B1〜B4と、第1及び第2電磁切換弁B1,B2に並列に接続される第1及び第2絞り弁71,72と、フロートコントロール弁(定流量弁)FCと、これに並列に接続される逆止弁73とを外装ケース(パワーユニットケース)75内に備えている。
また、油タンク61以外の油圧回路を構成する前記の各部品は外装ケース75の内側の内側ケース76内に収納されており、油圧ポンプPと、複動油圧シリンダ20の下降駆動側給油口201に接続する下降駆動用ポートP1との間には、第3電磁切換弁B3と、第1電磁切換弁B1及び第1絞り弁71の並列接続とが直列に接続されている。油圧ポンプPと、複動油圧シリンダ20の上昇駆動側給油口202に接続する上昇駆動用ポートP2との間には、第3電磁切換弁B3と、第4電磁切換弁B4と、フロートコントロール弁FC及び逆止弁73の並列接続と、第2電磁切換弁B2及び第2絞り弁72の並列接続とが直列に接続されている。なお、第1及び第2の電磁切換弁B1,B2の切り換えは図2、図3で後述する昇降装置側に設けられたセンサ手段80により行われるようになっている。下降駆動用ポートP1と上昇駆動用ポートP2はそれぞれ2個ある。これは複動油圧シリンダ20が昇降装置の左右両側に2個設けられるからである。
図2及び図3は図1の昇降装置用パワーユニットPUで昇降プラットホーム30が昇降駆動される昇降装置の例である。これらの図において、1はバン型車(箱形車両)であり、該バン型車の車体の後面開口に近い後部床面1a上に、本体フレーム2が立設固定されている。本体フレーム2には実質的に平行リンクを構成するメインアーム3及びサブアーム4が枢着(回転自在に取付)されている。つまり、メインアーム3の一端がピン3aで、サブアーム4の一端がピン4aでそれぞれ本体フレーム2に枢着されている。メインアーム3、サブアーム4の他端にはピン3b,4bでステイアーム5が枢着され、ステイアーム5下端にプラットホームホルダ10が固着されいる。また、ピン4aとピン3b間に昇降駆動用複動油圧シリンダ20が連結されている。従って、複動油圧シリンダ20の上昇駆動側給油口202に作動油を供給して複動油圧シリンダ20を縮動させた時はプラットホームホルダ10が図2の車両床面上位置(上昇位置)に、複動油圧シリンダ20の下降駆動側給油口201に作動油を供給し、複動油圧シリンダ20を伸動させた時はプラットホームホルダ10及びこれと一体的に昇降する昇降プラットホーム30が図3の下降位置(着地状態)となる。
前記プラットホームホルダ10上には昇降プラットホーム30が前後方向に摺動自在(スライド自在)に取り付けられている。このプラットホームホルダ10は昇降プラットホーム30の両側面を支える構造で、昇降プラットホーム30の両側面にそれぞれ対向する複数のローラー11が枢支され、それらのローラー11に係合する断面略コ字状レール31がプラットホーム30の両側の側面部を構成している。
また、プラットホーム30の前後駆動は、図4のように、プラットホーム30の前後に両端が固定された歯付きベルト(タイミングベルト)32を電動モータ12で回転駆動される駆動ベルト車13に巻掛けることによって行う。電動モータ12はプラットホームホルダ10に固定であり、駆動ベルト車13の前後に従動ベルト車14,15がプラットホームホルダ10に枢支されている。そして、昇降プラットホーム30は図2(イ)の引き込み限位置(車室内に引き込んだ位置)にまで格納することが可能である。
図2及び図3のように、昇降プラットホーム30の前縁(ここでは図2の右側をプラットホームの前側とする)には、前側車止め板41を起立状態及び伏せた状態に保持する前側車止め装置40が設けられている。プラットホームホルダ10の後縁には、後側車止め板51を起立状態及び伏せた状態に保持する後側車止め装置50が設けられている。
図2の拡大部分に示されるように、前記昇降プラットホーム30の昇降状態を検知するためのセンサ手段80は、複動油圧シリンダ20の取付基部に設けられている。すなわち、複動油圧シリンダ20の本体部に固着された取付部材203に前記ピン4aが固着され、このピン4aは本体フレーム2に対して回転自在である。そして、ピン4aに磁性金属板81が固着され、この磁性金属板81に対向可能な位置に磁気センサ85が本体フレーム2に固定されている。磁性金属板81は例えば扇形であり、昇降プラットホーム30が下降位置(着地状態)からその近接点までの区間、及び車両床面上位置からその近接点(メインアーム3とサブアーム4が図2仮想線(X)のように略垂直に立ち上がった状態でプラットホームの自重で着地方向の降下力が発生する位置)までの区間にあるときは、磁気センサ85と磁性金属板81が近接対向しており、それ以外の区間では磁気センサ85は磁性金属板81から外れた位置となっている
次に、図2及び図3の昇降装置を駆動する場合で実施の形態の動作説明を行う。図2のように、昇降駆動用複動油圧シリンダ20が縮動状態であるとき、プラットホームホルダ10はバン型車1の車室内に引き込まれた上昇位置にあり、さらにプラットホーム30を図2(イ)の引き込み限位置とすることで、プラットホーム30も車室内に引き込むことができる。プラットホーム30の引き込み動作は図4の電動モータ12で駆動ベルト車13を左回転し、歯付きベルト32を左方向に走行させることで行うことができる。
逆に、駆動ベルト車13を右回転させることで、図2(イ)の引き込み限位置のプラットホーム30を図2(ロ)の前進位置(昇降可能な車両床面上位置)に移動させることができる。図2(ロ)の前進位置ではプラットホーム30の前縁に連結された前側車止め板41は起立したロック状態、プラットホームホルダ10の後縁に連結された後側車止め板51も起立したロック状態となっている。
図2(ロ)のプラットホーム30の前進状態(車両床面上位置)から、プラットホーム30を下降位置(着地状態)とする場合、車両床面上位置からその近接点(メインアーム3とサブアーム4が図2仮想線(X)のように略垂直に立ち上がった状態でプラットホームの自重で着地方向の降下力が発生する位置)までの区間において、図1の昇降装置用パワーユニットPU内の電動モータMを作動させて油圧ポンプPより下降駆動用ポートP1に作動油を送出する。このとき、図2の拡大図に示されるセンサ手段80の磁気センサ85は磁性金属板85に近接対向していて、第1及び第2電磁切換弁B1,B2はオフ(閉)であり、第3電磁切換弁B3、第1絞り弁71、下降駆動用ポートP1を通して下降駆動側給油口201に作動油が供給され、上昇駆動側給油口202から第2絞り弁72、フロートコントロール弁FC、第4電磁切換弁B4及び第3電磁切換弁B3の経路で作動油は油タンク61に戻る。作動油の供給及び戻り経路に第1及び第2絞り弁71,72が挿入されることになるため、プラットホーム30の下降動作は緩やかに始動する。
車両床面上位置の近接点(メインアーム3とサブアーム4が図2仮想線(X)のように略垂直に立ち上がった状態でプラットホームの自重で着地方向の降下力が発生する位置)をプラットホーム30が通過後は、磁気センサ85は磁性金属板85から外れた位置となるとともに、電動モータMはオフとなり、プラットホーム30の自重によりプラットホーム30は着地方向に下降する。このとき、磁気センサ85は磁性金属板85から外れた位置にあるため、第1及び第2電磁切換弁B1,B2はオン(開)となり、第1及び第2絞り弁71,72による流量の絞りは無くなるため、プラットホーム30の下降は速くなる。但し、フロートコントロール弁FCによりプラットホーム30上の荷重にかかわらず作動油の戻りは一定流量に制限されるため、プラットホーム30上の荷重が重くとも下降速度が速くなりすぎることはない。
昇降プラットホーム30が着地する手前位置(前記下降位置の近接点(メインアーム3、サブアーム4が図3仮想線(Y)の位置)にあるとき)に達すると、再び磁気センサ85は磁性金属板85に近接対向するようになり、第1及び第2電磁切換弁B1,B2がオフ(閉)となって、第1及び第2絞り弁71,72で流量が絞られることで、プラットホーム30は緩慢に下降して図3のように着地する(下降位置となる)。着地状態で車椅子70等のプラットホーム30への乗降が可能となる。
図3のプラットホーム30の下降位置(着地状態)から、プラットホーム30を図2(ロ)の車両床面上位置とする場合、図1の昇降装置用パワーユニットPU内の電動モータMを作動させて油圧ポンプPより上昇駆動用ポートP2に作動油を送出する。このとき、プラットホーム30の下降位置から下降位置への近接点までの区間では、センサ手段80の磁気センサ85は磁性金属板85に近接対向しているから、第1及び第2電磁切換弁B1,B2はオフ(閉)であり、第3電磁切換弁B3、第4電磁切換弁B4、フロートコントロール弁FC、第2絞り弁72、上昇駆動用ポートP2を通して上昇駆動側給油口202に作動油が供給され、下降駆動側給油口201から第1絞り弁71及び第3電磁切換弁B3の経路で作動油は油タンク61に戻る。作動油の戻り及び供給経路に第1及び第2絞り弁71,72が挿入されることになるため、プラットホーム30の上昇動作は緩やかに始動する。
前記下降位置から下降位置への近接点までの区間を過ぎると、磁気センサ85は磁性金属板85から外れた位置となるため、第1及び第2電磁切換弁B1,B2はオン(開)となり、第1及び第2絞り弁71,72による流量の絞りは無くなるため、プラットホーム30の上昇は速くなる。
車両床面上位置の手前の近接点(メインアーム3とサブアーム4が図2仮想線(X)のように略垂直に立ち上がった状態でプラットホームの自重で着地方向の降下力が発生する位置)にプラットホーム30が到達後は、再び磁気センサ85は磁性金属板85に近接対向するようになり、第1及び第2電磁切換弁B1,B2がオフ(閉)となって、第1及び第2絞り弁71,72で流量が絞られることで、プラットホーム30は緩慢に移動して図2(ロ)の車両床面上位置となる。
なお、第4電磁切換弁B4は、任意の位置でプラットホーム30を停止させるために設けられている。
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 車椅子等の昇降に利用する昇降装置に用いた場合、昇降プラットホーム30の下降位置(着地状態)とその近接点までの区間及びプラットホーム30の車両床面上位置とその近接点までの区間は複動油圧シリンダ20への作動油供給及び作動油の戻り経路に第1及び第2の絞り弁71,72を挿入して流量を絞るため、プラットホーム30の急上昇、急降下、急停止を回避し、プラットホーム上の車椅子の搭乗者等に与える衝撃を緩和することができ、ひいては安全性や信頼性の向上を図ることができる。
(2) プラットホーム30の下降時において、油圧シリンダ20からの作動油戻り経路にフロートコントロール弁FCを挿入してあることで、プラットホーム30上の荷重にかかわらず、一定流量でプラットホーム30を降下させることができる。プラットホーム30上の荷重変動に伴う降下速度のばらつきを回避できる。
(3) センサ手段以外は外装ケース(パワーユニットケース)75内にコンパクトに収納できる。
なお、センサ手段80は複動油圧シリンダ20の傾きを磁性金属板81と磁気センサ85とで検知し、間接的に昇降プラットホーム30の状態(位置)を認識したが、平行リンク(メインアーム3、サブアーム4の一方)の傾きを検知する構成でもよく、磁気センサの代わりにリミットスイッチ等を使用することもできる。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
1 バン型車
1a 床面
2 本体フレーム
3 メインアーム
4 サブアーム
5 ステイアーム
10 プラットホームホルダ
20 複動油圧シリンダ
30 昇降プラットホーム
61 油タンク
71,72 絞り弁
73 逆止弁
75 外装ケース
80 センサ手段
201 下降駆動側給油口
202 上昇駆動側給油口
B1〜B4 電磁切換弁
FC フロートコントロール弁
M 電動モータ
P 油圧ポンプ
P1 下降駆動用ポート
P2 上昇駆動用ポート
PU 昇降装置用パワーユニット
1a 床面
2 本体フレーム
3 メインアーム
4 サブアーム
5 ステイアーム
10 プラットホームホルダ
20 複動油圧シリンダ
30 昇降プラットホーム
61 油タンク
71,72 絞り弁
73 逆止弁
75 外装ケース
80 センサ手段
201 下降駆動側給油口
202 上昇駆動側給油口
B1〜B4 電磁切換弁
FC フロートコントロール弁
M 電動モータ
P 油圧ポンプ
P1 下降駆動用ポート
P2 上昇駆動用ポート
PU 昇降装置用パワーユニット
Claims (5)
- 複動油圧シリンダで平行リンクを回動させて昇降プラットホームを下降位置と車両床面上位置との間で昇降駆動する昇降装置に用いる昇降装置用パワーユニットであって、
第1、第2及び第3の電磁切換弁(B1,B2,B3)と、第1及び第2の絞り弁と、フロートコントロール弁とを有する油圧回路と、
油タンクと、
前記油タンク内の作動油を吸い上げ前記油圧回路を通して前記複動油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプを回転駆動する電動モータとを外装ケース内に備え、
前記油圧ポンプと、前記複動油圧シリンダに接続する下降駆動用ポートとの間には、前記第3の電磁切換弁(B3)と、前記第1の電磁切換弁(B1)及び前記第1の絞り弁の並列接続とが直列に接続され、
前記油圧ポンプと、前記複動油圧シリンダに接続する上昇駆動用ポートとの間には、前記第3の電磁切換弁(B3)と、前記第2の電磁切換弁(B2)及び前記第2の絞り弁の並列接続とが直列に接続され、
前記第1及び第2の電磁切換弁(B1,B2)の切り換えは前記昇降プラットホームが前記下降位置への近接点及び車両床面上位置への近接点に到達していること検知するセンサ手段により行われ、
前記昇降プラットホームの前記下降位置とその近接点までの区間及び前記昇降プラットホームの車両床面上位置とその近接点までの区間は、前記第1及び第2の電磁切換弁がオフとなることを特徴とする昇降装置用パワーユニット。 - 前記昇降プラットホームの下降動作では、前記車両床面上位置から前記平行リンクが垂直状態となるまでは前記電動モータで前記油圧ポンプを駆動して前記第3の電磁弁及び前記第1の絞り弁を通して前記下降駆動用ポートから作動油を送出する請求項1記載の昇降装置用パワーユニット。
- 前記昇降プラットホームが自重で下降する期間では、前記下降位置への近接点に至るまで前記フロートコントロール弁によって前記昇降プラットホームの荷重にかかわらず略一定流量で作動油を前記油タンクに還流させる請求項1又は2記載の昇降装置用パワーユニット。
- 前記昇降プラットホームの上昇動作では、前記下降位置から前記平行リンクが垂直状態となるまでは前記電動モータで前記油圧ポンプを駆動して前記第3の電磁弁を通して前記上昇駆動用ポートから作動油を送出する請求項1,2又は3記載の昇降装置用パワーユニット。
- 前記センサ手段が前記複動油圧シリンダ又は平行リンクの傾きを検知するものである請求項1,2,3又は4記載の昇降装置用パワーユニット。
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