JP2008284275A - シートバックのシートパッド構造 - Google Patents

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幸治 川本
Toshimasa Nakajima
俊昌 中島
Akifumi Satou
暁史 佐藤
Wataru Otomo
渉 大友
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Toyota Motor East Japan Inc
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Tachi S Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】シートバックフレームにプレートが固定されているため、車床からの振動によってシートバックフレーム、プレートが一体的に振動し、プレートの振動がプレート上のシートパッドを介して着座者に伝達され、着座者に不快感を与える。
【解決手段】シートパッド10よりも高密度、高硬度のウレタンスラブ12が、着座者の腰椎相当部分でシートバックフレーム20のプレート22上に固着され、シートパッド裏面の凹所に収納されている。車床からシートバックフレーム20に伝達された振動は、シートバックフレーム20、プレート22を一体的に振動させるが、プレートからウレタンスラブに伝達される振動はウレタンスラブで吸収、緩和される。さらに、ウレタンスラブ12からシートパッド10に伝達される段階でも振動が吸収、緩和され、着座者の腰椎には、十分に抑制された振動が伝達されるにすぎない。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートバックフレームに固定したバックパネルなどのプレート上にシートパッドを配置したシートバックのシートパッド構造に関する。
たとえば、特開平10−236191号公報記載のように、その横幅が6:4に分割されて2人用シート+1人用シートとなる分割シートが車両のリヤシートなどとして利用されている。分割シートのシートバックフレームは、幅の広いフレーム(2人用シートのシートバックフレーム)と幅の狭いフレーム(1人用シートのシートバックフレーム)とに分割され、幅広フレーム、幅狭フレームはいずれも略矩形の枠形状とされ、前倒し可能となっている。そして、略矩形のシートバックフレームに、たとえばバックパネルなどのプレートを固定し、プレート上に配置したシートパッドをトリムカバーで被覆してシートバックが構成されている。
通常、バックパネルなどのプレートは、軽量化のために多数の切欠きを有した形状に鋼板からプレス加工で成形されている。シートパッドとして、ポリウレタンフォームの発泡成形体が使用され、たとえば、車両用シートのシートバックのシートパッドとして密度が0.028〜0.034g/立方cmで、硬度が78.4〜117.6N/314平方cmのものが使用されている。なお、シートクッションのシートパッドとしては、シートバックよりも高密度の0.039〜0.045g/立方cmで、高硬度の245.0〜284.2N/314平方cmのものが使用されている。
特開平10−236191号公報
シートバックフレームに固定したプレート上にシートパッドを配置したシートバックのシートパッド構造においては、プレートがシートバックフレームに固定されてシートバックフレームと一体化されている。そのため、車床を経てシートバックフレームに伝達された振動によってプレートはシートバックフレームと一体的に振動し、プレートの振動がシートパッドを介して着座者に伝達される。特に、アイドリング時の振動などは着座者に不快感を与え、快適性が損なわれる。
本発明は、シートバックフレームのプレート上に配置されたシートパッドを介した振動の伝達を抑制するシートバックのシートパッド構造の提供を目的としている。
請求項1に係る本発明によれば、シートバックフレームに固定したプレート上に配置されるシートパッドより高密度、高硬度のウレタンスラブが、着座者の腰椎相当部分でプレートに固着されてシートパッド、プレート間に介在されている。
請求項1に係る本発明では、ウレタンスラブがプレートに固着されているため、プレートと一体的に振動するが、発泡成形体からなるウレタンスラブは鋼板などからなるプレートより軟質であるため、プレートからの振動がウレタンスラブで吸収、緩和される。さらに、ウレタンスラブは同じ発泡成形体からなるシートパッドよりも高密度、高硬度であり、シートパッドはウレタンスラブより軟質であるため、ウレタンスラブからシートパッドに伝達される段階でも振動が吸収、緩和される。そのため、着座者の腰椎には、十分に抑制された振動が伝達されるにすぎず、不快感が緩和され、快適性が改善される。
プレート上に配置されるシートパッドより高密度、高硬度のウレタンスラブが、着座者の腰椎相当部分でプレートに固着されてシートパッド、プレート間に介在されている。たとえば、ウレタンスラブとして、密度が0.049〜0.055g/立方cm、硬度が428.3〜467.5N/314平方cmで、厚さ約10mmのポリウレタンフォームの発泡成形体が使用される。
図1(A)は、本発明の一実施例に係るシートバックのシートパッドの正面図、図1(B)はウレタンスラブの正面図、図2はシートバックフレームの正面図をそれぞれ示す。
実施例では、シートパッド10、シートバックフレーム20は、いずれも、その横幅が6:4に分割されて2人用シート+1人用シートとなるように分割された分割シートにおける2人用シートのシートパッド、シートバックフレームとして具体化されている。
図1(A)図1に示すように、シートパッド10は、着座者の腰椎の押圧される腰痛相当部分でその裏面に凹所10aを有しており、この凹所は、図1(B)に示すウレタンスラブ12を収納可能な形状となっている。
ウレタンスラブ12は、ポリウレタンフォームの発泡成形体から、たとえば、厚さ約10mmの矩形形状に成形されている。
ここで、ウレタンスラブ12は、シートパッド10よりも高密度に成形されている。たとえば、シートバックのシートパッド10の一般的な密度が、0.028〜0.034g/立方cm、硬度が78.4〜117.6N/314平方cmであるのに対して、0.049〜0.055g/立方cmの高密度で、428.3〜467.5N/314平方cmの高硬度にウレタンスラブ12は成形されている。
シートバックフレーム20は、図2に示すように、略矩形形状とされ、中央から一端部(図2では左端)にかけてバックパネルなどのプレート22が固定されており、プレート上に配置したシートパッド10をトリムカバーで被覆してシートバッククッション体が構成される。プレート22以外のシートバックフレーム20の構成は、本発明と無関係であるとともに公知の構成であるため、その説明は省略する。
本発明においては、シートパッド10の裏面の凹所10aに対応する位置で、図2に一点鎖線で示すように、ウレタンスラブ12はシートバックフレームのプレート22上に固着される。たとえば、ウレタンスラブ12は接着によってプレート22に固着され、両面テープを利用すれば、迅速、容易に固着できる。
図3は、シートパッドの配置されたシートバックフレームの正面図を示す。シートバックフレームのプレート22上に固着されたウレタンスラブ12をその裏面の凹所10aに収納して、図3に示すように、シートパッド10がシートバックフレーム20上に配置される。そして、シートバックフレーム上のシートパッド12はトリムカバーで被覆される。
ウレタンスラブ12がプレート22に固着されているため、車床からシートバックフレーム20に伝達された振動は、シートバックフレーム、プレート22を一体的に振動させる。通常、プレート22は鋼板をプレス加工して成形され、発泡成形体からなるウレタンスラブ12はプレートよりはるかに軟質であるため、プレートからウレタンスラブに伝達された振動はウレタンスラブで吸収、緩和される。さらに、ウレタンスラブ12が同じ発泡成形体からなるシートパッド10よりも高密度、高硬度に成形され、シートパッドがウレタンスラブより軟質であるため、ウレタンスラブからシートパッドに伝達される段階でも振動が吸収、緩和される。そのため、着座者の腰椎には、十分に抑制された振動が伝達されるにすぎず、アイドリング時の振動などに対する不快感も緩和され、快適性が改善される。
上記のように、この発明によれば、シートパッドよりも高密度、高硬度のウレタンスラブをプレート、シートパッド間に介在させることにより、振動が抑制されるため、不快感が緩和され、快適性が改善される。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例では、密度0.049〜0.055g/立方cm、硬度428.3〜467.5N/314平方cm、厚さ10mmのウレタンスラブが使用され、この値のウレタンスラブによれば、振動が十分に減衰されて不快感も緩和され、良好な効果が得られる。しかし、この密度、硬度、厚さの値に必ずしも限定されない。また、ウレタンスラブを略矩形形状としているが、略矩形形状に限定されず、たとえば、上下方向に長径を持つ楕円形状としてもよい。
また、実施例では、その横幅が6:4に分割されて2人用シート+1人用シートとなるように分割された分割シートにおける2人用シートのシートパッド、シートバックフレームとして具体化されている。しかし、分割シートの2人用シートに限定されず、1人用シートにも具体化できるだけでなく、分割シート以外のシートにおいても具体化できる。
本発明は、バックパネルなどのプレートをシートバックフレームに固定したシートのシートバックに広範囲に利用できる。
(A)は本発明の一実施例に係るシートバックのシートパッドの正面図、(B)はウレタンスラブの正面図をそれぞれ示す。 シートバックフレームの正面図を示す。 シートパッドの配置されたシートバックフレームの正面図を示す。
符号の説明
10 シートパッド
10a 凹所
12 ウレタンスラブ
20 シートバックフレーム
22 プレート

Claims (1)

  1. シートバックフレームに固定したプレート上に配置されるシートパッドより高密度、高硬度のウレタンスラブを着座者の腰椎相当部分でプレートに固着してシートパッド、プレート間に介在させたシートバックのシートパッド構造。
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