JP2008280188A - マーキング装置およびマーキング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を防止しつつ、短時間でガラスにマーキングを行えるマーキング装置およびマーキング方法を提供する。
【解決手段】レーザー発光部3は、ガラス4を介して金属板2にYAGレーザー光またはYVO4レーザー光を照射する。金属板2と接するガラス面4aでは、レーザー発光部3から照射されたレーザー光と、金属板2で反射されたレーザー光とが衝突し、その衝突箇所のガラスが削られてマークが形成される。
【選択図】図1
【解決手段】レーザー発光部3は、ガラス4を介して金属板2にYAGレーザー光またはYVO4レーザー光を照射する。金属板2と接するガラス面4aでは、レーザー発光部3から照射されたレーザー光と、金属板2で反射されたレーザー光とが衝突し、その衝突箇所のガラスが削られてマークが形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、文字、記号や印等のマークをガラスに形成するマーキング装置およびマーキング方法に関し、特には、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を用いてガラスにマーキングを行うマーキング装置およびマーキング方法に関する。
従来、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を用いてガラスにマーキングを行う技術が知られている。
例えば、レーザーテープを用いたマーキング手法が知られている。以下、このマーキング手法を簡単に説明する。レーザーテープは、YAGレーザー光が照射されると加速する粒子を含み、ガラスの上に設置される。その後、YAGレーザー光が、レーザーテープに照射される。レーザーテープ内の粒子は、YAGレーザー光の照射によってガラスに打ち込まれ、その粒子によって、ガラスにマークが形成される。
また、樹脂等を用いたマーキング手法も知られている。この手法では、まず、ガラスが樹脂等の基板の上に載せられ、その後、YAGレーザー光が、ガラスを介して基板に照射される。基板のうち、YAGレーザー光を受けた部分は溶け出し、その溶けた部分がガラスに付着してマークとなる。
また、2台のYAGレーザー光照射装置または2台のYVO4レーザー光照射装置(以下、これらを単に「照射装置」と称する。)を用いてガラス内部にマーキングを行う手法(インナーマーキング)も知られている。この手法では、2台の照射装置が異なる位置に設置され、各照射装置が、レーザー光をガラスに向けて照射する。ガラス内で2つのレーザー光が衝突すると、レーザー光の干渉により衝突箇所にキズが形成され、このキズがマークとなる。
レーザーテープを用いたマーキング手法、および、樹脂等の基板を用いたマーキング手法では、人間が目視可能なマークを形成するためには、レーザー光の照射が何度も繰り返されなければならない。このため、マークの形成に時間がかかる。
また、インナーマーキング手法では、2台の照射装置を用いるため、装置構成が大きくなる。
本発明の目的は、装置の大型化を防止しつつ、短時間でガラスにマーキングを行えるマーキング装置およびマーキング方法を提供することである。
本発明によるマーキング装置は、ガラスにマーキングを行うマーキング装置であって、前記ガラスが載せられる金属板と、前記ガラスを介して、前記金属板に、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を照射する照射部と、を含む。
また、本発明によるマーキング方法は、ガラスにマーキングを行うマーキング方法であって、照射部が、前記ガラスが載せられた金属板に、当該ガラスを介して、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を照射するステップを含む。
上記発明によれば、照射部からのレーザー光は、ガラスを通り抜けて金属板で反射される。金属板と接するガラス面では、照射部から照射されたレーザー光と、金属板で反射されたレーザー光とが衝突する。このため、その衝突箇所のガラスが削られて、マークが形成される。
このため、レーザーテープを用いて粒子をガラスに打ち込むこと、および、樹脂等の基板の一部を溶かし、その溶けた部分によってマークを形成することが不要になるため、マーキング時間を短くでき、また、1台の照射部でマーキングを行えるので、装置構成の大型化を防止できる。
なお、前記照射部から照射されたレーザー光の強度を調整する強度調整部を、さらに含むことが望ましい。
上記発明によれば、レーザー光の強度を調整することが可能になる。レーザー光の強度が強くなるほど、ガラスに形成されるマークが深くなる。このため、マークの深さを調整することが可能になる。
本発明によれば、装置の大型化を防止しつつ、短時間でガラスにマーキングを行うことが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例のガラス用マーキング装置の概略構成を示したブロック図である。
図1において、ガラス用マーキング装置は、設置台1と、金属板2と、レーザー発光部3と、を含む。レーザー発光部3は、照射部31と、強度調整部32と、を含む。設置台1と、照射部31と、強度調整部32とは、パソコン等の制御装置5に接続されている。
設置台1には、金属板2が載せられる。ガラス4は、マーキングが施される面4aが金属板2と対向(接触)するように、金属板2の上に載せられる。
制御装置5は、マーキングに関する条件(例えば、文字、記号、印、バーコードまたは二次元コード等のマークの形状、および、レーザー光の強度)をユーザから受け付け、その条件にしたがって、設置台1、照射部31、および、強度調整部32を制御する。
設置台1は、例えば、XYステージであり、制御装置5からの指示(例えば、マーク形状に応じた移動指示信号)に応じて移動する。
レーザー発光部3(具体的には、照射部31)は、ガラス4を介して金属板2に、YAGレーザー光(波長1064nm)またはYVO4レーザー光(波長1064nm)を照射する。以下、YAGレーザー光およびYVO4レーザー光を、単に「レーザー光」と称する。
照射部31は、制御装置5からの指示(例えば、マーク形状に応じた照射指示信号)に応じて、レーザー光を照射する。
強度調整部32は、例えば、EOM(電気光学変調器)であり、照射部31から発せられたレーザー光の照射強度を、制御装置5からの指示(レーザー光の強度に応じた指示信号)に基づいて調整する。
次に、動作を説明する。
まず、金属板2が設置台1の上に設置され、ガラス4が金属板2の上に載せられる。
次に、照射部31は、ガラス4を介して、金属板2にレーザー光を照射する。
照射部31からのレーザー光は、強度調節部32で強度が調整され、その後、ガラス4を通り抜け、金属板2で反射される。
金属板2と接するガラス面4aでは、照射部31から照射されたレーザー光と、金属板2で反射されたレーザー光とが衝突し、その衝突箇所のガラスが削られてマークが形成される。
照射部31は、制御装置5からの指示(マーク形状に応じた照射指示信号)に応じてレーザー光を照射し、設置台1は、制御装置5からの指示(マーク形状に応じた移動指示信号)に応じて移動する。このため、ガラス面4aには、制御装置5にて指定されたマークが形成される。
ガラス面4aに形成されるマークは、レーザー光の強度が強くなるほど深くなる。
このため、強度調整部32がレーザー光の強度を調整したり、設置台1上の金属板2が他の種類の金属に変更されたりすることによって、ガラス面4aのマークの深さを変えることができる。なお、マークの深さが変わると、マークの見え方(色)も変わる。
金属板2の種類の変更によりマークの深さを変えることができるため、強度調整部32は省略されてもよいが、強度調整部32があれば、レーザー光の強度調節が容易になる。
このマーキング装置によれば、例えば、0.13mmより浅い傷(マーク)をガラス表面に形成することが可能になる。
なお、このマーキング装置にてマーキングが行われた厚さ0.13mm〜2.00mmのガラス4は、−30度〜−100度の環境に1時間おかれても破損しなかった。
本実施例によれば、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を、ガラス4を介して金属板2に照射することによって、ガラス4へのマーキングが行われる。
このため、レーザーテープを用いて粒子をガラスに打ち込むこと、および、樹脂等の基板の一部を溶かし、その溶けた部分によってマークを形成することが不要になるため、マーキング時間を短くでき、また、1台の照射部でマーキングを行えるので、装置構成の大型化を防止できる。
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
1 設置台
2 金属板
3 レーザー発光部
31 照射部
32 強度調整部
4 ガラス
4a ガラス面
5 制御装置
2 金属板
3 レーザー発光部
31 照射部
32 強度調整部
4 ガラス
4a ガラス面
5 制御装置
Claims (3)
- ガラスにマーキングを行うマーキング装置であって、
前記ガラスが載せられる金属板と、
前記ガラスを介して、前記金属板に、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を照射する照射部と、を含むマーキング装置。 - 請求項1に記載のマーキング装置において、
前記照射部から照射されたレーザー光の強度を調整する強度調整部を、さらに含むマーキング装置。 - ガラスにマーキングを行うマーキング方法であって、
照射部が、前記ガラスが載せられた金属板に、当該ガラスを介して、YAGレーザー光またはYVO4レーザー光を照射するステップを含むマーキング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007123360A JP2008280188A (ja) | 2007-05-08 | 2007-05-08 | マーキング装置およびマーキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008280188A true JP2008280188A (ja) | 2008-11-20 |
Family
ID=40141319
Family Applications (1)
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JP2007123360A Pending JP2008280188A (ja) | 2007-05-08 | 2007-05-08 | マーキング装置およびマーキング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008280188A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104708206A (zh) * | 2015-03-03 | 2015-06-17 | 四川飞阳科技有限公司 | 激光打标装置及激光打标方法 |
JP2017065981A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | AvanStrate株式会社 | ガラス基板の熱収縮率測定方法及び熱収縮率測定装置、並びにガラス基板の製造方法 |
CN114682921A (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-01 | 环球晶圆股份有限公司 | 碳化硅晶片的激光雕刻方法 |
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2007
- 2007-05-08 JP JP2007123360A patent/JP2008280188A/ja active Pending
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