JP2008280167A - 紙通し装置及び紙通し方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙通し装置,方法及び印刷機に関し、設備コストの増大や必要な作業人員の増加を招かないようにしながら、紙通しに要する時間の短縮化を実現できるようにする。
【解決手段】複数の給紙部1及び印刷部3と、ウェブパス部4と三角板6と折部5とをそなえ、ウェブパス部4にはスリッタ部7をそなえた輪転機において、給紙部1のウェブ11の先端を輪転機の各部に通す紙通し装置であって、各給紙部1から折部5までのウェブ11の各走行経路に沿って配設されたガイドレール31と、紙通し時にウェブ11の先端を結合される走行体と、走行体をガイドレール31に沿って走行駆動する駆動装置32と、駆動装置32を制御するコントローラ12と、をそなえ、各給紙部1からスリッタ部7の直前までは、各走行経路での走行体の同時走行を許容し、スリッタ部7から折部5までは、各走行経路での走行体の同時走行を禁止するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各給紙部から供給され各印刷部で印刷された複数のウェブを、重ねて三角板に送り縦折りしその後折部において断裁する輪転機において、各ウェブの端部をそれぞれの給紙部から折部まで通す紙通し装置及び紙通し方法に関するものである。
ウェブに印刷を行う輪転機には、例えば新聞用オフセット輪転機のように、複数の印刷部においてそれぞれのウェブに印刷を行って、これらのウェブを、ウェブパス部を経て集合させて三角板において縦折りし折部で折りや断裁を行って折帳とするものがある。このような輪転機では、給紙部に配置したウェブロールからウェブの端部を輪転機の各部に通す処理(紙通し)の負担を軽減するために、自動紙通し装置が開発されている。
図8は、新聞用オフセット輪転機を示す構成図であり、図示するように、かかる輪転機では、ウェブの走行方向上流側から、複数のプリンティングユニットP1〜P5と、ウェブパス部4と、入口に三角板を備えた折部5とを順にそなえている。各プリンティングユニットP1〜P5には、給紙部1,印刷部3がこの順に設けられており、ウェブパス部4におけるウェブパスルートの変更により、種々の組み合わせでウェブを走行させて印刷することができる。ウェブの紙通しは、設定されたウェブパスルートに応じて行うことになる。
このような複数の印刷部をそなえた輪転機において、それぞれの給紙部から印刷部を経て折部に至るまでの自動紙通し装置が提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。かかる装置では、それぞれの給紙部から印刷部を経て折部までのそれぞれの自動紙通し経路に、紙通しガイドとしてガイドレールが設置してあり、このガイドレールの適当な間隔に駆動モータが設置されている。この駆動モータには駆動ローラが連結されており、走行体としての紙通しベルトが駆動ローラによって搬送されるように構成されている。
ガイドレールの案内によって搬送される紙通しベルトの先端部には、アタッチメントと呼ばれる給紙部紙係止部材が装着されており、このアタッチメントが給紙部のガイドレールの始端部に来るように移動制御が行われる。給紙部のガイドレールの始端部にアタッチメントが来ると、作業者はこのアタッチメントに巻取紙の料紙の先端を貼付ける。その後紙通しベルトを折部方向に搬送することにより、アタッチメントの移動と共に料紙の先端も移動し、折部側に向かって料紙の先端が搬送されるようになっている。
特開平3−162353号公報 特公平7−110536号公報
ところで、複数の印刷部をそなえた輪転機において、それぞれの給紙部から印刷部を経て折部に至るまで自動で紙通しを行うには、各給紙部の各ウェブをそれぞれ該当する給紙部,印刷部から折部まで、順次自動給紙する手法が一般的であるが、このような直列式の自動給紙では、紙通しにかかる作業時間は、紙通しするウェブの数に比例して増大する。したがって、多数のウェブを紙通しするには多くの時間を要することになり、輪転機の稼動効率の低下を招いてしまう。
これに対して、各給紙部の各ウェブをそれぞれ該当する給紙部,印刷部から折部まで、同時に自動給紙する手法が考えられる。
しかしながら、複数のウェブを同時に自動給紙する場合、設備コストの増大を招いたり、紙通し時に必要になる作業者の人員増加を招いたりするなどの課題が生じる。
つまり、紙通しの際にはウェブに弛みが生じると断紙等の不具合を招くため、ウェブに弛みが生じないように、駆動ローラにより走行体を適切に駆動することが必要であり、このため、駆動ローラを回転させる駆動モータの作動を、インバータ制御等を用いて高精度に制御することが必要になる。複数のウェブを同時に自動給紙するには、インバータ制御のための設備(インバータ回路等)が同時給紙する各ウェブパスルート毎に必要になり、設備コストの増大を招く。
また、折部の上流に配置された三角板には、複数のウェブが重ねられて進入するので、三角板の上流部では、各ウェブの走行ルートは重ね合わされて三角板に接近するにしたがって次第に接近することになる。このため、三角板に流入するまで各ウェブを同時に自動給紙するには、各ウェブのガイドレールを三角板に近づくにしたがって接近させなくてはならない。このように、ガイドレールを接近して配置することは、設備コスト増加を招くだけでなく、三角板の上流部に相応のスペースを確保することや、隣接するが互いに干渉しないようなガイドレールの配置の工夫も必要になる。
さらに、ウェブパス部では、ウェブパスルートが複雑になるため紙通し経路も複雑になり、ウェブに弛みが生じてウェブの断紙等による紙通しの失敗を招き易い。特に、ウェブパス部の上流部分には、ウェブを幅方向に分割するスリッタ部が設けられており、スリッタ部で幅方向に分割されたウェブは、ターンバー等を通じて互いに異なりしかも複雑なウェブパスルートを通って重ね合わされるため、分割された各ウェブを弛みなく紙通しすることはインバータ等による高度な技術が必要である。ウェブに弛みが生じると、ウェブの断紙を招いて紙通しの失敗となってしまい、はじめから紙通しをやり直さなければならない。このため、スリッタ部の近傍には、このような紙通しの失敗を未然に防止するために、監視者を配備するのが一般的である。複数のウェブを同時に自動給紙するには、各ウェブパスルートのスリッタ部の近傍に同時に多数の監視者を配備しなくてはならず、作業人員の増加が必要になる。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、設備コストの増大や必要な作業者の人員増加を招かないようにしながら、紙通しの要する時間の短縮化を実現できるようにした、紙通し装置及び印刷機並びに紙通し方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の紙通し装置(請求項1)は、ウェブロールを装備する給紙部と、該給紙部の前記ウェブロールから供給されるウェブに印刷を行う印刷部とを複数組備えると共に、前記の各印刷部によりそれぞれ印刷された前記ウェブを所定の経路に案内するウェブパス部と、該ウェブパス部を経て重ねられて供給される前記の各ウェブを縦折りする三角板と、該三角板で折られた前記複数のウェブを断裁する折部とをそなえ、前記ウェブパス部には前記ウェブを巾方向に分割するスリッタ部をそなえた、輪転機において、前記給紙部の前記ウェブの先端を前記輪転機の各部に通す紙通し装置であって、前記複数の給紙部から前記折部までの前記ウェブの各走行経路に沿って配設されたガイドレールと、紙通し時に前記ウェブの先端を結合され前記ガイドレールに沿って走行可能な走行体と、前記走行体を前記ガイドレールに沿って走行駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御するコントローラと、をそなえ、前記コントローラは、前記複数の給紙部から前記スリッタ部の直前までは、前記各走行経路における前記駆動装置による前記走行体を通じた前記各ウェブの同時走行を許容し、前記スリッタ部から前記折部までは、前記各走行経路における前記駆動装置による前記走行体を通じた前記各ウェブの同時走行を禁止する機能を有していることを特徴としている。
前記ガイドレールとして、前記各給紙部及び印刷部には、それぞれ上流部ガイドレールが備えられ、前記ウェブパス部には、複数のウェブパスルート毎に配置された中流部ガイドレールが備えられ、前記三角板の上流部から前記三角板にかけて複数のウェブの紙通しに共有される下流部ガイドレールが備えられ、前記上流部ガイドレールと前記中流部ガイドレールとの間には、前記印刷部から、選択された前記ウェブパスルートの前記中流部ガイドレールに選択的に前記走行体を進入させうる進路切り替え装置が装備されるとともに、前記中流部ガイドレールと前記下流部ガイドレールとの間には、複数の前記中流部ガイドレールを合流させる合流部が備えられていることが好ましい(請求項2)。
前記コントローラに指令信号を発する操作盤が設けられ、前記操作盤には、前記給紙部から前記折部までの紙通しを指令する第1の指令スイッチと、前記給紙部から前記スリッタ部の直前までの紙通しを他の給紙部の紙通しと同時に行うように指令する第2の指令スイッチとをそなえ、前記コントローラは、前記複数の給紙部のうち何れかに対する前記第1の指令スイッチが指令操作されたら残りの給紙部に対する前記第1の指令スイッチの指令操作を不可とすることが好ましい(請求項3)。
前記コントローラには、インバータ指令により前記駆動装置の作動を制御するためのインバータ回路が備えられていることが好ましい(請求項4)。
また、本発明の印刷機(請求項5)は、請求項1〜4の何れか1項に記載の紙通し装置を備えたことを特徴としている。
また、本発明の紙通し方法(請求項6)は、ウェブロールを装備する給紙部と、該給紙部の前記ウェブロールから供給されるウェブに印刷を行う印刷部とを複数組備えると共に、前記の各印刷部によりそれぞれ印刷された前記ウェブを所定の経路に案内するウェブパス部と、該ウェブパス部を経て重ねられて供給される前記の各ウェブを縦折りする三角板と、該三角板で折られた前記複数のウェブを断裁する折部とをそなえ、前記ウェブパス部には前記ウェブを巾方向に分割するスリッタ部をそなえた、輪転機において、前記給紙部の前記ウェブの先端を前記輪転機の各部に通す際に、前記ウェブの先端を結合された走行体を、前記複数の給紙部から前記折部までの前記ウェブの各走行経路に配設されたガイドレールに沿って駆動装置を運転して走行駆動させて紙通しを行う、紙通し方法であって、前記複数の給紙部から前記スリッタ部の直前までは、前記走行体を通じて前記各ウェブを前記各走行経路で同時走行させ、前記スリッタ部から前記折部までは、前記走行体を通じて前記各ウェブを前記各走行経路で順次単独走行させて紙通しを完了することを特徴としている。
前記複数のウェブのうちいずれか1つのウェブを前記給紙部から前記折部まで走行させ、前記複数のウェブのうち残ったウェブを前記給紙部から前記スリッタ部の直前まで前記1つのウェブと同時走行させる第1ステップと、前記残ったウェブを、前記スリッタ部から前記折部まで順次単独走行させて紙通しを完了する第2ステップと、を有していることが好ましい(請求項7)。
前記スリッタ部から前記折部までは、前記三角板において前記複数のウェブが重ねられる順に、前記ウェブを順次単独走行させることが好ましい(請求項8)。
前記第1ステップ及び前記第2ステップでは、前記駆動装置の作動をインバータ指令により制御することが好ましい(請求項9)。
また、本装置及び本方法による自動紙通しを実施する際には、ウェブをブランケット胴等の印刷胴と接触していない、脱状態として、更に、ブランケット胴等の印刷胴をウェブの走行と同期させて、ウェブ走行時にはウェブ搬送速度と略同速の周速度で回転させ、ウェブ停止時には停止させることが好ましい。
本発明の紙通し装置及び印刷機並びに紙通し方法によれば、複数の給紙部からスリッタ部の直前までは、走行体を通じて各ウェブを各走行経路で同時走行させ、その後、前記スリッタ部から前記折部までは、走行体を通じて各ウェブを各走行経路で順次単独走行させて紙通しを完了することにより、設備コストの増大や必要な作業者の人員増加を招かないようにしながら、紙通しの要する時間の短縮化を実現できる。
つまり、複数の給紙部からスリッタ部の直前まで各走行経路で各走行体を同時走行させることにより、紙通し処理に要する時間を短縮させることができる。
そして、スリッタ部から折部まで走行体を順次単独走行させることにより、コントローラの制御負担を軽減でき、コントローラの制御要素、例えば、スリッタ部から折部まで走行体を制御するためのインバータ回路(請求項4,9)を各紙通しルートで兼用させることができ、コントローラの設備コストを削減することができる。
また、三角板の上流部から三角板にかけて複数のウェブが重ね合わされるが、この部分でガイドレールを共用化させることができ(請求項2)、三角板の周りに多数のガイドレールを隣接して配置する必要がなく、設備コストを削減することができ、三角板周りをシンプルに構成でき、メンテナンス用の空間も確保し易くなる。
さらに、スリッタ部で幅方向に分割されたウェブを弛みなく紙通しすることは困難であり、ウェブに弛みが生じるとウェブの断紙を招くため、スリッタ部の近傍には、このようなウェブの断紙を未然に防止するために、監視者を配備することが必要になるが、スリッタ部から折部まで走行体を順次単独走行させることにより、一人の監視者が各ウェブのスリッタ部を順次監視することが可能になり、必要とする作業人員の数を抑制することができる(以上、請求項1,6,7)。
また、例えば三角板近傍に、コントローラに指令信号を発する操作盤を設け、操作盤には、給紙部から折部までの紙通しを指令する第1の指令スイッチと、給紙部からスリッタ部の直前までの紙通しを他の給紙部の紙通しと同時に行うように指令する第2の指令スイッチとをそなえ、複数の給紙部のうち何れかに対する第1の指令スイッチが指令操作されたら残りの給紙部に対する第1の指令スイッチの指令操作を不可とするように構成すれば、平易な指令操作により、上記効果を得ることができる(請求項3)。
スリッタ部から折部まで複数のウェブを順次単独走行させる際には、三角板において複数のウェブが重ねられる順に単独走行させれば、かかる経路の紙通しにトラブルが生じた場合に対処し易い(請求項8)。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図7は本発明の一実施形態について示すもので、これらの図及び既に説明した図8を用いて説明する。
まず、本実施形態にかかる輪転機は、例えば、図8に示す新聞用オフセット輪転機のように、ウェブの走行方向上流側から、複数のプリンティングユニットP1〜P5と、ウェブパス部4と、入口部分に三角板6を備えた折部5とをこの順にそなえている。各プリンティングユニットP1〜P5には、給紙部1と、表裏それぞれ適宜の数(ここでは2個ずつ)の版胴3a,ブランケット胴3bを備えた印刷部3とがこの順に設けられており、ウェブパス部4におけるウェブパスルートの変更により、種々の組み合わせでウェブを走行させて印刷物(ここでは、新聞)を構成することができる。
本発明にかかる紙通し装置は、このような輪転機に装備され、図1に示すように、全てのウェブパスルート(走行経路)に沿ってウェブ11の紙通しを行えるように、ウェブ11の紙通しをするための走行体30を案内するガイドレール31が敷設されている。
つまり、ガイドレール31は、給紙部1の給紙位置にあるウェブロール10の近傍に始端部(入口)31inを配置され、ここから印刷部3においてウェブパスルートの側方にウェブパスルートに沿って配設されるが、この部分のガイドレール31を上流部ガイドレール31aとする。この上流部では、それぞれの給紙部1,印刷部3においてウェブパスルートは一通りなので上流部ガイドレール31aもそれぞれ一通りずつ備えられる。
また、ガイドレールは、印刷部3から連続するようにウェブパス部4に備えられ、この部分のガイドレール31を中流部ガイドレール31bとする。このウェブパス部4にはそのネスト部4aに様々なウェブパスルートがそなえられ、各印刷部3からのウェブはこれらのウェブパスルートから選択されたルートを走行し、折部5に送給する。このため、中流部ガイドレール31bはこれらの各ウェブパスルートの側方にウェブパスルートに沿って配設される。
さらに、ガイドレール31は、ウェブパス部4から連続するように折部5に備えられ、この部分のガイドレール31を下流部ガイドレール31cとする。折部5の上流(入口部分)では、複数のウェブ11が重ねられて三角板6に進入するため、ウェブパス部4で各ルートを走行してきたウェブ11は三角板6に進入する手前で合流して単一のルートを形成するようになる。そこで、下流部ガイドレール31cは、単一のルート分だけが設けられている。また、下流部ガイドレール31cの下流端(出口)31outは、走行体30を排出することができるようになっている。
ここでは、上流部ガイドレール31aから中流部ガイドレール31bのスリッタ部7までは、ウェブパスルートの両側方にそれぞれガイドレール31が装備され、中流部ガイドレール31bのスリッタ部7以降から下流部ガイドレール31cまでは、ウェブパスルートの一方のみにガイドレール31が装備されている。これについては後述する。
そして、これらのガイドレール31には、走行体30を駆動する駆動装置32が走行体30の長さよりも短い間隔で多数配置されている。
また、印刷部3の入口には、ウェブ11の位置を検出する位置検出センサ24が備えられる。スリッタ部7の手前には一時停止をさせるためのウェブ11の先端の到達(或いは、走行体30の到達)を検知する、一時停止センサ(位置検出センサ)25(図1に示したいのですが、指示願います)が備えられ、スリッタ部7の直下流には、2分された各ウェブパスルートに沿って、たるみ検知センサ26が備えられている。さらに、三角板6の近傍には停止センサ27が備えられる。
各駆動装置32等は、操作盤13や各センサ24〜27からの信号に基づいてコントローラ(制御盤)12によって作動を制御されるようになっている。なお、コントローラには、後述する移動体30の各駆動装置32の作動を高精度で制御するために、インバータ回路が備えられている。
操作盤13は、三角板の近傍に設けられ、この操作盤13には、紙通しに着目すれば、紙通しの起動スイッチ13aが装備され、さらに、各プリンティングユニットP1〜P5毎に、紙通し時の走行体30の駆動モードを指令する第1の指令スイッチ(第1釦)14a〜14e及び第2の指令スイッチ(第2釦)15a〜15eが設けられている。紙通し時には、これらのスイッチ14a〜14e,15a〜15eの操作に応じて、各駆動装置32の作動が制御される。なお、第1の指令スイッチ14a〜14eは、給紙部1から折部5の三角板6までの紙通しを指令するスイッチであり、第2の指令スイッチ15a〜15eは、給紙部2からスリッタ部7の直前までの紙通しを他の紙通しと同時に行うように指令するスイッチである。
ここで、給紙装置の要部構成を説明する。図2(a)に示すように、ウェブ11のパスルートに沿って、所要箇所にガイドローラ29(又は駆動ガイドローラ29a)が備えられ、ウェブパスルートの側方には、ガイドレール31が備えられる。スリッタ部7よりも上流側の場合には、ウェブパスルートの左右両側方にガイドレール31が備えられる。
走行体30は、図2(b)に示すように、可撓性の帯状のプレートであり、ガイドレール31から外れないようにするガイドピン30aが長手方向に多数装備されている。また、中間部は幅広に突出しており、この部分には、ウェブの先端を係止するための紐35を結合するため、はとめ穴30bが形成され、さらに、近接センサを反応させるための近接センサ用ブロック30cが装備されている。走行体30は、これらのはとめ穴30bや接センサ用ブロック30cが設けられた突出側をウェブ11の側に向けてガイドレール31に装着される。
駆動装置32は、例えば図2(a)に示すように、ガイドレール31に沿って装備されるが、図3に示すように、駆動モータ(紙通しモータ)32aによって回転駆動される一対の駆動ローラ32b,32cをそなえ、駆動ローラ32b,32cは走行体30の両面を挟み込みながら回転することにより、ローラ外周で走行体30を駆動するようになっている。なお、駆動ローラ32b,32c設置部ではガイドレール31は除去されている。
また、例えば図2(a)に示すように、ガイドレール31が下流側で2つのガイドレール31s,31uに分岐する箇所には、走行体の進路を切り替える進路切り替え装置(ガイドレール切り替え装置)33が装備される。このガイドレール切り替え装置33は、図4に示すように、ガイドブロック33aをそなえ、このガイドブロック33aの下面には、走行体30を直進側のガイドレール31sに導くガイド面をそなえ、上下中間部に、走行体30を上昇側のガイドレール31uに導くガイドスリット33bをそなえている。ガイドブロック33aは図示しないエアシリンダで昇降駆動され、図4に示す上昇状態では、下面のガイド面が上流側のガイドレール31に沿った位置となり、走行体30を直進側のガイドレール31sに導き、図示しない下降状態では、ガイドスリット33bが上流側のガイドレール31に沿った位置となり、走行体30を上昇側のガイドレール31uに導くようになっている。
なお、図示しないが、三角板6の直上流部などには複数のガイドレール31が集合する箇所があり、この集合個所には合流装置が備えられる。
また、本装置において、紙通し制御の際に基準位置となるスリッタ部7は、図5に示すように、スリッタナイフ8をそなえ、その下流には、幅方向に分割された一方のウェブ11Rを他方のウェブ11Lの側に横移動させるために、ターンバー装置45が備えられている。
ところで、本装置では、コントローラ12は、紙通し時に、各プリンティングユニットP1〜P5の給紙部1から各スリッタ部7の直前までは、各ウェブ11をそれぞれのウェブパスルートで同時走行させることを許容し、スリッタ部7から折部5(特に、三角板6の付近)までは、各ウェブ11をそれぞれのウェブパスルートで同時走行させることを禁止するようになっている。
つまり、操作盤13には、前述のように、給紙部1から折部5の三角板6までの紙通しを指令する第1の指令スイッチ14a〜14eと、給紙部2からスリッタ部7の直前までの紙通しを他の紙通しと同時に行うように指令する第2の指令スイッチ15a〜15eとがあるが、第1の指令スイッチ14a〜14eの何れかが指令操作されている場合には、のは、他の第1の指令スイッチは指令不可とするように設定されている。
そして、紙通しの起動スイッチ13aが操作され、第1の指令スイッチ14a〜14eのうち、指令操作されたプリンティングユニットのウェブ11が三角板6近傍の紙通しの終点に到達したら、停止センサ27がこれを検知して走行体30が停止されると共に、他の第1の指令スイッチは指令可能となる。
その後、スリッタ部7の直前で停止していた残りのウェブのいずれかについての第1の指令スイッチ14a〜14eを操作したら、他の第1の指令スイッチ14a〜14eは操作不可となり、指令操作した系統のウェブが三角板6近傍の紙通しの終点に到達したら、停止センサ27がこれを検知して走行体30が停止されると共に、再び他の第1の指令スイッチは指令可能となる。
このようにして、スリッタ部7の直前から三角板6近傍の紙通しの終点までの間は、ウェブを順次1系統ずつ紙通しすることで、全ウェブの紙通しが完了するようになっている。
次に、紙通しの際に行うウェブ11先端の仕立処理について説明する。図6に示すように、紙通しの際には、先端部を斜めにカットし(符号11´は除去部分)、ウェブ11の尖った側の一縁部の先端に紐35を固定する。スリッタの処理がない場合には、これで仕立は完了するが、スリッタの処理がある場合には、図6に示すように、スリッタによって分離される側で、分離後に、ウェブ11の尖った側の一縁部となる箇所の先端にも紐35を固定する。そして、このように固定された紐35をそれぞれに近い側のガイドレールに装着する。ここでは、分離された右側のウェブの紐35は右側(ここでは、操作側)のガイドレールに、分離された左側のウェブの紐35は左側(ここでは、駆動側)のガイドレールに装着する。
なお、本自動紙通し制御では、ブランケット胴3b及び版胴3aを脱状態として、ウェブ11がブランケット胴3bと接触していない状態で実施する。但し、ブランケット胴3b及び版胴3aを、ウェブ搬送速度と略同速の周速度で回転させる。
これにより、ブランケット胴3bとウェブ11との接触による傷や断紙を防ぐことができ、また、万一、ウェブ11がブランケット胴3bと接触してもブランケット胴3bにより積極的にウェブ11を搬送する効果も得られる。
したがって、本自動紙通し制御においては、各ウェブ11の先端が目的地点に到達すると、ウェブ11の搬送を停止させる時には、これと同期させて、対応する各印刷ユニットのブランケット胴3b及び版胴3aの回転を一旦停止させる。これにより、紙送りが完了し送行を停止したウェブ11に対して、回転するブランケット胴3bが接触して傷や断紙するといった不具合を防ぐようにしている。
本発明の一実施形態にかかる紙通し装置は上述のように構成されているので、例えば、図7(a),(b)に示すような手順で、本実施形態にかかる紙通し方法を実施することができる。
つまり、まず、図7(a)に示すように、各リール(使用する各プリンティングユニットの給紙部1のリール)において使用するウェブロール10をユニット入口の待機位置にセットする紙上げを実施する(ステップS2)。また、ウェブロール10のウェブの先端には図6に示すように仕立処理を施しておく。このとき、第1の指令スイッチ14a〜14e,第2の指令スイッチ15a〜15eは、例えば点滅表示して、操作可能である旨を知らせるようにすることが好ましい。
そして、何れか1つのリールについては入口から三角板(終点)までの紙通しを選択する第1釦(第1の指令スイッチ)を操作し(ステップS4)、残りのリールについては入口からスリッタ前までの紙通しを選択する第2釦(第2の指令スイッチ)を操作する(ステップS22)。第1の指令スイッチ14a〜14eの何れかが操作されたら、操作されたスイッチを点灯させ、他のリールに関する第1の指令スイッチは点滅から消灯とすれば認識しやすい。
なお、本実施形態の場合、ステップS4では、何れか1つのリールについては三角板までの紙通しを選択することができるほかに、何れのリールについても三角板までの紙通しを選択しないことも可能になっている。この場合、下記のステップS6,S8の一部,S10,S12,S14,S16,S18,S20は実施されないことになる。
また、第2の指令スイッチは複数のリールで同時操作が許可されているので、必要なリールについて全て第2の指令スイッチを操作することが効率的である。この場合も、操作された第2の指令スイッチは点滅から点灯に切り替えれば分かりやすい。
これにより、第1の指令スイッチを操作したリールについては、終点まで紙通しするモード(三角板到着モード)がオンの状態になり(ステップS6)、第2の指令スイッチを操作したリールについては、スリッタ前まで並行に紙通しするモード(スリッタ前停止モード)がオンの状態になる(ステップS24)。そして、起動スイッチ13aの操作で機械を始動させ、三角板到着モードを選択した1つのリールの三角板までの紙通しと、スリッタ前停止モードを選択した1又は複数のリールのスリッタ前までの紙通しとを同時に実施する(ステップS8)。
つまり、第1の指令スイッチを操作したリールについては、スリッタ前は通過させ(ステップS10)、たるみ検知制御を開始しながら(ステップS12)、三角板(終点)までウェブ11(移動体30)が到達したら停止センサ27でこれを検知して機械を停止させ、釦(第1の指令スイッチ)を消灯し(ステップS14)、走行体30を排出して(ステップS16)、該当リールの三角板到着モードをオフにする(ステップS18)。そして、他のスリッタ前停止モードオンのリールがないか判定する(ステップS20)。
一方、第2の指令スイッチを操作したリールについては、それぞれ、一時停止センサ(位置検出センサ)25でウェブ11の先端の到達を検知して、スリッタ前で該当リールの紙通しモータ32a(駆動装置32)をオフにし(ステップS26)、さらに、当印刷ユニットを停止させる。即ち、当該印刷ユニットのブランケット胴3b及び版胴3aの回転を一旦停止させる(ステップS27)。そして、該当リールのスリッタ前停止モードをオフにする(ステップS28)。さらに、他のスリッタ前停止モードオンのリールがないか判定する(ステップS30)。
ステップS20,S30において、他にスリッタ前停止モードオンのリールがあれば、再び、ステップS26に戻るが、ステップS30において、他にスリッタ前停止モードがオンのリールがなければ、三角板到着モードオンのリールがないか判定する(ステップS32)。もしも、三角板到着モードオンのリールがあれば、ステップS10に戻る。三角板到着モードオンのリールがなければ、スリッタ前までの同時紙通しを終了する(ステップS36)。ステップS20において、他にスリッタ前停止モードオンのリールがない場合も、スリッタ前までの同時紙通しを終了する(ステップS36)。
こうして、スリッタ前までの同時紙通しを終了したら、図7(b)に示すように、スリッタ前でウェブが止まっているリールうちの何れか1つのリールについては、入口から三角板(終点)までの紙通しを選択する第1釦(第1の指令スイッチ)を操作し(ステップS40)、操作された第1の指令スイッチを点滅から点灯に切り替え、該当リールについては終点まで紙通しするモード(三角板到着モード)をオンの状態として自動紙通しを実施する(ステップS42)。
そして、三角板(終点)までウェブ11(移動体30)が到達したら機械を停止させる(ステップS44)。このとき、該当する第1の指令スイッチを消灯する。そして、走行体30を排出して、該当リールの三角板到着モードをオフにする(ステップS46)。次に、スリッタ前に紙が停止しているリールがないか判定する(ステップS48)。スリッタ前に紙が停止しているリールがある場合には、ステップS40に戻って上記処理を実施する。
ステップS48で、スリッタ前に紙が戻っているリールがないと判定されたら、全紙通しが完了した(ステップS50)として、機械を印刷運転可能の状態とする。
なお、ステップS12のたるみ検知制御は、スリッタ7の近傍のたるみ検知センサ26でたるみを検知したら、この部分の紙通しモータ(駆動装置32)の速度を微調整してたるみをとるものであり、ステップS42の自動紙通しの実施時にも行う。
このようにして、本紙通し装置及び紙通し方法によれば、複数のリール(給紙部1)から各スリッタ部7の直前までは、走行体30を各ウェブパスルートで同時走行させ、スリッタ部7から折部5までは、走行体30を各ウェブパスルートで順次単独走行させて紙通しを完了することになり、複数の給紙部1からスリッタ部7の直前まで各ウェブパスルートで各走行体30を同時走行させることにより、紙通し処理に要する時間を短縮させることができる。
また、スリッタ部7から折部5まで走行体30を順次単独走行させることにより、コントローラ12の制御負担を軽減でき、コントローラ12の制御要素、特に、スリッタ部7から折部5まで走行体を制御するためのインバータ回路を各紙通しルートで兼用させることができ、コントローラ12の設備コストを削減することができる。
また、三角板6の上流部から三角板6にかけて複数のウェブが重ね合わされるが、この部分でガイドレール31を共用化させることができ、三角板6の周りに多数のガイドレール31を隣接して配置する必要がなく、設備コストを削減することができる上、三角板周りをシンプルに構成でき、メンテナンス用の空間も確保し易くなる。
さらに、スリッタ部7で幅方向に分割されたウェブ11を弛みなく紙通しすることは困難であり、ウェブ11に弛みが生じるとウェブの断紙を招くため、スリッタ部7の近傍には、ウェブ1の断紙の際に、断紙したウェブの処理や、紙通しに用いた走行体の回収等を行うために、監視者を配備することが必要になるが、スリッタ部7から折部5まで走行体30を順次単独走行させることにより、一人の監視者が各ウェブのスリッタ部7を順次監視することが可能になり、作業人員の増加を抑制することができる。
なお、ここでは、第1の指令スイッチの何れかを操作する場合を説明したが、この装置では、第1段階として、第1の指令スイッチを操作せずに第2の指令スイッチのみを同時に操作するだけとしてもよい。例えば、いずれのスリッタ部7の近傍にも監視者が到着しない場合などに、監視者が到着するまでに予め各ウェブを同時にスリッタ部7の前まで送っておけば、効率向上につながる。
また、スリッタ部7から折部5までウェブ11を順次単独走行させる際には、三角板において複数のウェブが重ねられる順に単独走行させれば、かかる経路の紙通しにトラブルが生じた場合に対処し易い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、5つのプリンティングユニットP1〜P5をそなえる新聞輪転機を例に説明したが、プリンティングユニットP1〜P5の数は何ら限定されるものではなく、また、複数の給紙部及び印刷部と、ウェブパス部と三角板と折部とをそなえ、ウェブパス部にはスリッタ部をそなえた輪転機であれば、輪転機新聞輪転機に限らず適用できる。
本発明の一実施形態にかかる紙通し装置の全体構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる紙通し装置の要部を示す図であり、(a)は輪転機の上流部(給紙部)の構成を示す斜視図、(b)は走行体を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる紙通し装置の走行体の駆動装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる紙通し装置の走行体の進路切り替え装置(ガイドレール切り替え装置)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる輪転機のウェブパス部の中,下流部分を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる紙通し時の作業を説明するウェブ先端部の平面図である。 本発明の一実施形態にかかる紙通しの手順を説明するフローチャートであり、(a)はその手順の前段(第1ステップ)を示し、(b)はその手順の後段(第2ステップ)を示す。 本願発明にかかる輪転機の一例の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 給紙部
3 印刷部
4 ウェブパス部
5 折部
6 三角板
7 スリッタ部
8 スリッタナイフ
10 ウェブロール
11 ウェブ
12 コントローラ(制御盤)
13 操作盤
13a 起動スイッチ
14a〜14e 第1の指令スイッチ
15a〜15e 第2の指令スイッチ
24,25 位置検出センサ
26 たるみ検知センサ
27 停止センサ
29 ガイドローラ
29a 駆動ガイドローラ
30 走行体
31,31a〜31c ガイドレール
31a 上流部ガイドレール
31b 中流部ガイドレール
31c 下流部ガイドレール
32 駆動装置
32a 駆動モータ(紙通しモータ)
32b,32c 駆動ローラ
33 進路切り替え装置(ガイドレール切り替え装置)
35 ウェブの先端を係止するための紐
45 ターンバー装置
P1〜P5 プリンティングユニット

Claims (9)

  1. ウェブロールを装備する給紙部と、該給紙部の前記ウェブロールから供給されるウェブに印刷を行う印刷部とを複数組備えると共に、前記の各印刷部によりそれぞれ印刷された前記ウェブを所定の経路に案内するウェブパス部と、該ウェブパス部を経て重ねられて供給される前記の各ウェブを縦折りする三角板と、該三角板で折られた前記複数のウェブを断裁する折部とをそなえ、前記ウェブパス部には前記ウェブを巾方向に分割するスリッタ部をそなえた、輪転機において、前記給紙部の前記ウェブの先端を前記輪転機の各部に通す紙通し装置であって、
    前記複数の給紙部から前記折部までの前記ウェブの各走行経路に沿って配設されたガイドレールと、
    紙通し時に前記ウェブの先端を結合され前記ガイドレールに沿って走行可能な走行体と、
    前記走行体を前記ガイドレールに沿って走行駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置を制御するコントローラと、をそなえ、
    前記コントローラは、前記複数の給紙部から前記スリッタ部の直前までは、前記各走行経路における前記駆動装置による前記走行体を通じた前記各ウェブの同時走行を許容し、前記スリッタ部から前記折部までは、前記各走行経路における前記駆動装置による前記走行体を通じた前記各ウェブの同時走行を禁止する機能を有している
    ことを特徴とする、紙通し装置。
  2. 前記ガイドレールとして、前記各給紙部及び印刷部には、それぞれ上流部ガイドレールが備えられ、前記ウェブパス部には、複数のウェブパスルート毎に配置された中流部ガイドレールが備えられ、前記三角板の上流部から前記三角板にかけて複数のウェブの紙通しに共有される下流部ガイドレールが備えられ、
    前記上流部ガイドレールと前記中流部ガイドレールとの間には、前記印刷部から、選択された前記ウェブパスルートの前記中流部ガイドレールに選択的に前記走行体を進入させうる進路切り替え装置が装備されるとともに、
    前記中流部ガイドレールと前記下流部ガイドレールとの間には、複数の前記中流部ガイドレールを合流させる合流部が備えられている
    ことを特徴とする、請求項1記載の紙通し装置。
  3. 前記コントローラに指令信号を発する操作盤が設けられ、
    前記操作盤には、前記給紙部から前記折部までの紙通しを指令する第1の指令スイッチと、前記給紙部から前記スリッタ部の直前までの紙通しを他の給紙部の紙通しと同時に行うように指令する第2の指令スイッチとをそなえ、
    前記コントローラは、前記複数の給紙部のうち何れかに対する前記第1の指令スイッチが指令操作されたら残りの給紙部に対する前記第1の指令スイッチの指令操作を不可とする
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の紙通し装置。
  4. 前記コントローラには、インバータ指令により前記駆動装置の作動を制御するためのインバータ回路が備えられている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の紙通し装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の紙通し装置を備えた
    ことを特徴とする、印刷機。
  6. ウェブロールを装備する給紙部と、該給紙部の前記ウェブロールから供給されるウェブに印刷を行う印刷部とを複数組備えると共に、前記の各印刷部によりそれぞれ印刷された前記ウェブを所定の経路に案内するウェブパス部と、該ウェブパス部を経て重ねられて供給される前記の各ウェブを縦折りする三角板と、該三角板で折られた前記複数のウェブを断裁する折部とをそなえ、前記ウェブパス部には前記ウェブを巾方向に分割するスリッタ部をそなえた、輪転機において、前記給紙部の前記ウェブの先端を前記輪転機の各部に通す際に、前記ウェブの先端を結合された走行体を、前記複数の給紙部から前記折部までの前記ウェブの各走行経路に配設されたガイドレールに沿って駆動装置を運転して走行駆動させて紙通しを行う、紙通し方法であって、
    前記複数の給紙部から前記スリッタ部の直前までは、前記走行体を通じて前記各ウェブを前記各走行経路で同時走行させ、
    前記スリッタ部から前記折部までは、前記走行体を通じて前記各ウェブを前記各走行経路で順次単独走行させて紙通しを完了する
    ことを特徴とする、紙通し方法。
  7. 前記複数のウェブのうちいずれか1つのウェブを前記給紙部から前記折部まで走行させ、前記複数のウェブのうち残ったウェブを前記給紙部から前記スリッタ部の直前まで前記1つのウェブと同時走行させる第1ステップと、
    前記残ったウェブを、前記スリッタ部から前記折部まで順次単独走行させて紙通しを完了する第2ステップと、を有している
    ことを特徴とする、請求項6記載の紙通し方法。
  8. 前記スリッタ部から前記折部までは、前記三角板において前記複数のウェブが重ねられる順に、前記ウェブを順次単独走行させる
    ことを特徴とする、請求項6又は7記載の紙通し方法。
  9. 前記第1ステップ及び前記第2ステップでは、前記駆動装置の作動をインバータ指令により制御する
    ことを特徴とする、請求項6〜8の何れか1項に記載の紙通し方法。
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