JP2008279685A - Vacuum forming method and vacuum forming apparatus of plastic sheet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、工業製品などを収納して顧客間や工場内を往復しながら繰り返し使用される深い凹凸のある通い箱などの種々の容器を真空成形により製造する方法及び装置に関する。更に詳しくは、真空成形する素材の厚さが厚くシート全体を内部まで均一に加熱するためには成形温度の管理及びその取り扱いが困難であったプラスチックシートを用いて真空成形する方法及び装置に関するものである。 The present invention relates to a method and an apparatus for manufacturing various containers such as a returnable box with deep irregularities that are stored in an industrial product or the like and repeatedly used while reciprocating between customers or in a factory. More specifically, the present invention relates to a method and apparatus for vacuum forming using a plastic sheet, which is difficult to control and control the molding temperature in order to heat the entire sheet uniformly to the inside because the thickness of the material to be vacuum formed is thick. It is.
真空成形方法や装置は下記特許文献１及び２に示されているように公知であるが、これらの方法や装置は、融点が低く伸展性に優れしかも加工に適した温度域が広いため成形しやすいポリスチレン樹脂や塩化ビニール樹脂シート等を用いた真空成形に関するものであり、しかもシートの厚さが薄いシートを対象としたものであり、厚いシートを用いた場合には製品が歪んだり、表面が波打ち状態のものしか得られなかった。
Although vacuum forming methods and apparatuses are known as shown in
シートの厚さが１mm以上の厚いシートを真空形成するのを困難にしている原因は、シートの全面にわたってその内部まで所要温度になるように加熱すると、シートの表面の樹脂が軟化しすぎて波打ったりシートの中央部が垂れ下がってしまうという現象が生じるためである。一例として近年は耐油性、耐光性、耐衝撃性に優れたナイロン樹脂シートを用いて真空成形することが望まれているが、ナイロン樹脂は融点が高く、かつ軟化温度と溶融温度との幅が狭いため真空成形に先立って行われる加熱工程において、他の樹脂よりも一層シートが波打ったり垂れ下がりが生じてしまうため温度管理が難しく、従来の真空成形方法や装置では全く成形できなかった。このように、厚さが１mm以上のプラスチックシートを用いて歪みがなく、しかも表面に波打ち状の凹凸のない製品を真空成形する方法や装置は未だ開発されていないのが現状である。 The reason why it is difficult to form a thick sheet with a thickness of 1 mm or more in a vacuum is that if the entire surface of the sheet is heated to the required temperature, the resin on the surface of the sheet becomes too soft and the wave This is because the phenomenon that the center part of the sheet hits or hangs down occurs. As an example, in recent years, vacuum molding using a nylon resin sheet excellent in oil resistance, light resistance, and impact resistance is desired. However, nylon resin has a high melting point and a width between softening temperature and melting temperature. In the heating process performed prior to vacuum forming because of the narrowness, the sheet is more wavy or drooping than other resins, making it difficult to control the temperature, and conventional vacuum forming methods and apparatuses could not be formed at all. Thus, the present situation is that a method and apparatus for vacuum forming a product having a distortion-free surface irregularity using a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more has not been developed yet.
本発明は、このような背景の下になされたもので、厚さが１mm以上であるプラスチックシートから保形性、耐衝撃性や対摩耗性が求められる通い箱などの深い絞り加工を必要とする容器を容易に成形できる真空成形方法及び装置を提供することを目的としている。さらに、厚さが１mm以上のナイロン樹脂シートを用いて真空成形する方法及び装置を提供することを目的としている。 The present invention is made under such a background, and requires a deep drawing process such as a returnable box which requires shape retention, impact resistance and wear resistance from a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more. An object of the present invention is to provide a vacuum forming method and apparatus capable of easily forming a container to be formed. It is another object of the present invention to provide a method and apparatus for vacuum forming using a nylon resin sheet having a thickness of 1 mm or more.
上記課題を解決するために、本願請求項１の発明では、所定寸法に切断された厚さ１mm以上１５mm以下のプラスチックシートから成形品を真空成形する方法であって、上記プラスチックシートを搬送位置に供給する工程と該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱ゾーンへ搬送する工程と該加熱ゾーンにおいて、上記プラスチックシートの温度を測定しつつその融点近くまで加熱し、その際、前記プラスチックシートの両側部を把持しつつ搬送方向の前端及び後端もそれぞれ前方のクランパと後方のクランパとによって把持し、これら両クランパが互いに搬送方向の前後に離れるように移動させて該プラスチックシートの垂れ下がりを防止しながら加熱する工程と、上記加熱工程にて設定された温度になったら、該プラスチックシートを真空成形ゾーンに搬送して真空成形する工程とからなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形方法を開発した。 In order to solve the above-mentioned problems, the invention of claim 1 of the present application is a method of vacuum-forming a molded product from a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more and 15 mm or less cut to a predetermined dimension, wherein the plastic sheet is placed at a transport position. A step of feeding, a step of conveying to the heating zone while gripping both sides of the plastic sheet, and a heating zone in which the temperature of the plastic sheet is measured and heated to near its melting point. The front and rear ends in the transport direction are gripped by the front clamper and the rear clamper while gripping the portion, and the two clampers are moved away from each other in the transport direction to prevent the plastic sheet from sagging. And when the temperature set in the heating step is reached, the plastic sheet A vacuum forming method for a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more and 15 mm or less has been developed.
また、本願請求項２の発明では、所定寸法に切断された厚さ１mm以上１５mm以下のプラスチックシートから成形品を真空成形する方法であって、上記プラスチックシートを搬送位置に供給する工程と、該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱ゾーンへ搬送する工程と、該加熱ゾーンにおいて、上記プラスチックシートの温度を測定しつつその融点近くまで加熱し、その際、前記プラスチックシートの両側部を把持しつつ搬送方向の前端及び後端もそれぞれ前方のクランパと後方のクランパとによって把持し、これら両クランパが互いに搬送方向の前後に離れるように移動させて該プラスチックシートの垂れ下がりを防止しながら加熱する工程と、上記加熱工程にて設定された温度になったら、該プラスチックシートを真空成形ゾーンに搬送して真空成形する工程と、真空成形された成型品をトリミングするする工程と、からなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形方法を開発した。
The invention of
また、本願請求項３の発明では、所定寸法に切断された厚さ１mm以上１５mm以下のプラスチックシートから成形品を真空成形する方法であって、上記プラスチックシートを搬送位置に供給する工程と該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱ゾーンへ搬送する工程と該加熱ゾーンにおいて、上記プラスチックシートの温度を測定しつつその融点近くまで加熱し、その際、前記プラスチックシートの両側部を把持しつつ搬送方向の前端及び後端もそれぞれ前方のクランパと後方のクランパとによって把持し、これら両クランパが互いに搬送方向の前後に離れるように移動させて該プラスチックシートの垂れ下がりを防止しながら加熱する工程と、上記加熱工程にて設定された温度になったら、該プラスチックシートを真空成形ゾーンに搬送して真空成形する工程と、真空成形されたプラスチックシートを冷却ゾーンに搬送して冷却する工程とからなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形方法を開発した。
The invention of
また、本願請求項４の発明では、上記請求項１〜３のいずれかに記載の加熱ゾーンにおける前方のクランパ及び後方のクランパによる搬送方向への移動は、加熱されたシートの温度が高くなるにつれて把持装置が互いに離れるようにしたことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれかに記載のプラスチックシートの真空成形方法を開発した。
Further, in the invention of
また、本願請求項５の発明は、上記請求項２に記載の真空成形する工程において、成形されたプラスチックシートから成形品をトリミングする際に抜刃が当たる部分を上下の成形型で押圧して薄くすることを特徴とする請求項２に記載のプラスチックシートの真空成形方法を開発した。
Further, in the invention of claim 5 of the present application, in the vacuum forming step according to
さらに、本願請求項６の発明では、所定寸法に切断された厚さ１mm以上１５mm以下のプラスチックシートから成形品を真空成形する装置であって、上記プラスチックシートを搬送位置まで運搬するための供給装置と、該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱装置、成形装置、冷却装置へと搬送する搬送装置と、上記プラスチックシートを加熱する加熱装置であって、該加熱装置は前記プラスチックシートを軟化点近くまで加熱するための加熱手段と、加熱中のプラスチックシートの温度を測定するための温度センサと、加熱中のプラスチックシートの前端及び後端を該プラスチックシートの前後に設けられた上部可動クランパ及び下部可動クランパからなる前方のクランパと後方のクランパとによってそれぞれ把持しながら、加熱中のプラスチックシートの温度の上昇に合わせてそれらが互いに搬送方向の前後に離れるように移動する前後１対の開閉自在なクランパ装置とを有する加熱装置と、上記加熱装置で設定温度にまで加熱されたプラスチックシートを真空成形する成形装置とからなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形装置を開発した。
Further, in the invention of
また、請求項７の発明では、所定寸法に切断された厚さ１mm以上１５mm以下のプラスチックシートから成形品を真空成形する装置であって、上記プラスチックシートを搬送位置まで運搬するための供給装置と、該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱装置、成形装置、トリミング装置へと搬送する搬送装置と、上記プラスチックシートを加熱する加熱装置であって、該加熱装置は前記プラスチックシートを軟化点近くまで加熱するための加熱手段と、加熱中のプラスチックシートの温度を測定するための温度センサと、加熱中のプラスチックシートの前端及び後端を該プラスチックシートの上下に設けられた上部可動クランパ及び下部可動クランパからなる前方のクランパと後方のクランパとによってそれぞれ把持しながら、加熱中のプラスチックシートの温度の上昇に合わせてそれらが互いに搬送方向の前後に離れるように移動する前後１対の開閉自在なクランパ装置とを有する加熱装置と、上記加熱装置で設定温度にまで加熱されたプラスチックシートを真空成形する成形装置と、真空成形後に該プラスチックシートをトリミングするトリミング装置と、からなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形装置を開発した。 According to a seventh aspect of the present invention, there is provided an apparatus for vacuum-forming a molded product from a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more and 15 mm or less that has been cut into a predetermined dimension, and a supply device for transporting the plastic sheet to a conveying position; A conveying device that conveys both sides of the plastic sheet to a heating device, a molding device, and a trimming device, and a heating device that heats the plastic sheet, the heating device near the softening point of the plastic sheet A heating means for heating the plastic sheet, a temperature sensor for measuring the temperature of the plastic sheet being heated, and an upper movable clamper and a lower part provided at the top and bottom of the plastic sheet at the front and rear ends of the plastic sheet being heated While gripping by the front clamper and the rear clamper consisting of movable clampers, heating A heating device having a pair of front and rear openable clamper devices that move away from each other in the conveying direction as the temperature of the plastic sheet rises, and heated to a set temperature by the heating device A plastic sheet vacuum forming apparatus having a thickness of 1 mm or more and 15 mm or less, comprising a molding apparatus for vacuum forming a plastic sheet and a trimming apparatus for trimming the plastic sheet after vacuum forming, has been developed.
また、請求項８の発明では、所定寸法に切断された厚さ１mm以上１５mm以下のプラスチックシートから成形品を真空成形する装置であって、上記プラスチックシートを搬送位置まで運搬するための供給装置と、該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱装置、成形装置、トリミング装置へと搬送する搬送装置と、上記プラスチックシートを加熱する加熱装置であって、該加熱装置は前記プラスチックシートを軟化点近くまで加熱するための加熱手段と、加熱中のプラスチックシートの温度を測定するための温度センサと、加熱中のプラスチックシートの前端及び後端を該プラスチックシートの上下に設けられた上部可動クランパ及び下部可動クランパからなる前方のクランパと後方のクランパとによってそれぞれ把持しながら、加熱中のプラスチックシートの温度の上昇に合わせてそれらが互いに搬送方向の前後に離れるように移動する前後１対の開閉自在なクランパ装置とを有する加熱装置と、上記加熱装置で設定温度にまで加熱されたプラスチックシートを真空成形する成形装置と、真空成形後に該プラスチックシートを冷却する冷却装置とからなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形装置を開発した。
The invention of
本願請求項１、２、３、６、７及び８の発明によれば、プラスチックシートをその樹脂の融点近い温度にまで加熱しても、加熱中のプラスチックシートを幅方向のみならず搬送方向の前後にも引っ張るので、該プラスチックシートの表面が波打ったり、中央部が垂れ下がることが無く平滑でかつ水平状態を保つことができる。
According to the inventions of
そのため、プラスチックシートの全体をしかも内部まで均一かつ高温に加熱できるため希望する形状通りに成形できると共に、深い凹凸がある通い箱などの成形品を加工する場合でも、伸張された部分が極端に薄くなることがなく、強度的にも均一で優れた成形品が得られる。そのため、希望通りの形に成形できる。 Therefore, the entire plastic sheet can be heated to the inside uniformly and at a high temperature, so that it can be molded as desired, and the stretched part is extremely thin even when processing molded items such as go-to boxes with deep irregularities. Therefore, a molded product that is uniform and excellent in strength can be obtained. Therefore, it can be formed into a desired shape.
また、本願請求項４の発明によれば、請求項１〜３の発明の効果に加え、温度センサで測定されたプラスチックシートの温度の上昇に合わせて徐々に前後に引っ張るので、加熱されたプラスチックシートの波打ち現象や垂れ下がりをより効果的に抑制できる。
According to the invention of
また、本願請求項５の発明によれば、上記請求項１〜３の効果に加え、トリミングする際の切断部分のプラスチックシートの厚さが型枠の押圧により薄くなっているので、切断しやすく効率も良い。さらに抜刃の損傷も少ない。 Further, according to the invention of claim 5 of the present application, in addition to the effects of claims 1 to 3, the thickness of the plastic sheet at the cutting portion when trimming is reduced by the pressing of the mold, so that it is easy to cut. Efficiency is also good. Furthermore, there is little damage to the blade.
本発明の１実施例について図面を参照して説明する。図１及び図２は本発明の一連の工程を示す全体工程図であると共に全装置の配置図であり、図１はその上面図、図２はその側面図である。 An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 are overall process diagrams showing a series of steps of the present invention, and are layout diagrams of all devices. FIG. 1 is a top view thereof, and FIG. 2 is a side view thereof.
図１及び図２の矢印で示す搬送方向に沿って供給ゾーンAの供給装置２、加熱ゾーンBの加熱装置３０、真空成形ゾーンCの成形装置３２、冷却ゾーンDの冷却装置３４、トリミングゾーンEのトリミング装置３５及び取出ゾーンFの取出装置３６がある。
1 and 2, the
供給ゾーンAをなす供給装置２では、図３に示すように、所定の位置に積み上げられている適宜大きさに切断された厚さが６mmのプラスチックシートNを、公知の上下動及び水平移動が可能な板状物の供給装置２の吸着部材３により１枚ずつ順次吸着し、搬送装置４の把持部材５の把持位置Hまで持ち上げる。
In the
さらに供給装置２は、上記把持位置Hまで持ち上げたプラスチックシートNを把持したまま水平に搬送方向（図１及び図２の矢印で示す方向）に移動させ、搬送装置４の把持部材５にプラスチックシートNの両側端部を把持させて搬送する。
Further, the
プラスチックシートNの搬送は、搬送装置４によって行われるが、この搬送装置４は図４、図５及び図６に示すように、左右両側にあるフレーム６の内側壁内に設けられているチエンレール７に案内されて走行するスパイクチエン８（把持部材の１種）と下面支持板２２によってプラスチックシートNの両側端を把持し、搬送方向に沿って順次加熱ゾーンB、成形ゾーンC、冷却ゾーンD及びトリミングゾーンEへと搬送する。
The conveyance of the plastic sheet N is performed by the
加熱ゾーンBをなす加熱装置３０は、好ましくは予熱装置と本加熱装置との２段階加熱（構造は同じであるが加熱温度が異なる）であると、プラスチックシートNの全面を内部まで均一に加熱でき、ひずみや変形も生じないので成形がスムースに行える。
The
しかし、ここでは加熱ゾーンBをなす加熱装置３０が1個のものについて説明する。この加熱ゾーンBをなす加熱装置３０では、搬送装置４でプラスチックシートNの両側縁を把持するのに加えて、このプラスチックシートNの上下からプラスチックシートNの前後端縁を挟むように設けられている上部可動クランパ１３と下部可動クランパ１４からなる前方のクランパ１１と後方のクランパ１１によって把持し、昇温するにつれてこれらが前後方向に互いに離れるように移動し、加熱中のプラスチックシートNを前後方向に引っ張る。
However, here, a description will be given of a
この前方のクランパ１１について図６を用いて説明する。図６に示すように、前記フレーム６の長手方向の上下面にチエンレール７と平行なガイドレール部９a、９ｂが形成されている。そして、加熱ゾーンBの前後には、プラスチックシートNの前端縁又は後端縁を把持して前端縁を更に搬送方向に、又後端縁を更に後方へ移動させるためのクランパ装置１１が幅方向に左右のフレーム６，６を跨ぐように設けられている。
The
このクランパ装置１１は、プラスチックシートNを間にして前後・左右に面対称に設けられているから、以下の説明においては、前方のクランパ装置１１の左半分について構造を説明する。
Since the
図６は、搬送装置４及び前方のクランパ１１を説明するための図であって、図４におけるＩ−Ｉ断面を前方に見たものである。図７は上部及び下部可動クランパ１３，１４が開いた状態を示しており、図８はこれらが閉じた状態を示している（ただし、本来見えない部分であり点線で示すべきであるが、見やすくするため実線で描いた部分がある）。
FIG. 6 is a view for explaining the
図６ないし図８から明らかなように、クランパ装置１１は前記フレーム６の外側に板状のクランプベース１０があり、このクランプベース１０はガイドレール部９a、９ｂに案内される４個のガイドローラ１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄによってフレーム６の外側面を搬送方向に移動できるようになっている。
6 to 8, the
図７、図８に見られるように、クランプベース１０には、その上方に第１支持軸２０があり、この第１支持軸２０に回転可能に軸支された回動板１５が取り付けられている。そして、この回動板１５にフレーム６を跨がせて幅方向に橋桁状に配置された上部可動クランパ１３が固定されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the
また、クランプベース１０には第２支持軸２１があり、この第２支持軸２１に回転可能に軸支されたV字状のベルクランク１６が取り付けられている。そして、このベルクランク１６のV字状の一方の先端部１７には左右のフレーム６、６を跨がせて幅方向に橋桁状に配置された下部可動クランパ１４が固定されている。
The
また、ベルクランク１６のV字状の他方の先端部１８には、クランプベース１０に取り付けられたシリンダ２５のシリンダロッド２６の先端がロッドピン２７を介して回動自在に取り付けられている。さらに、回動板１５とベルクランク１６との間には、両端が回動自在に取り付けられた連結ロッド１９が取り付けられている。
The tip of the
このような構成により、下部可動クランパ１４は、シリンダロッド２６が収縮するときにはベルクランク１６が反時計方向に回動して図７に示すように開状態になり、把持位置よりも下方に退避するので、プラスチックシートNの搬送に邪魔にならない。
With such a configuration, when the
そして、シリンダロッド２６が伸びるとベルクランク１６は第２支持軸２１を中心として時計方向に回動するので、下部可動クランパ１４は時計方向に回転し、プラスチックシートNを把持する位置まで上昇する。
When the
次に、上部可動クランパ１３の動作を説明する。上記したように、ベルクランク１６はシリンダ２５の伸縮によって第２支持軸２１を中心として時計・反時計方向に回動するので、これに取り付けられている連結ロッド１９も上下動する。
Next, the operation of the upper
連結ロッド１９の他端は回動板１５に取付けられているので、回動板１５も連結ロッド１９の動きにつれて第１支持軸２０を中心に時計、反時計方向に回動する。すなわち、シリンダロッド２６が伸びると図７の状態から図８の状態のように連結ロッド１９が上昇するので、回動板１５は第１支持軸２０を中心に反時計方向に回動する。
Since the other end of the connecting
この動きにより、シリンダロッド２６が収縮しているときには回動板１５の先端部（図７における左上）に取り付けられている上部可動クランパ１３が図７の開状態になり、プラスチックシートNの搬送の邪魔にならない。続いてシリンダロッド２６が伸長すると、回動板１５は反時計方向に円弧軌跡を描いて把持位置まで下降する。その結果、下部可動クランパ１４と上部可動クランパ１３は、図８に示すように把持位置においてプラスチックシートNの前端縁を把持する。
Due to this movement, when the
なお、これまで説明を省略してきたが、このようなクランパ装置１１はプラスチックシートNを間にして後方側にも面対称に設けられているので、プラスチックシートNはその前後端縁で同時に把持される。
Although explanation has been omitted so far, such a
次に、プラスチックシートNを把持した８図の状態において、図４及び図５に示すように、フレーム６，６の外側にそれと平行に配置されている中央部を境に前方部と後方部とで逆ネジが刻まれているネジ軸２８、２８を回転させる。すると、前方部の右ネジにかみ合っている前方のナット体２９は更に前方へ、後方部の左ネジにかみ合っている後方のナット体２９は更に後方に移動させられる。
Next, in the state of FIG. 8 in which the plastic sheet N is gripped, as shown in FIGS. 4 and 5, the front part and the rear part are separated from the
そして、このナット体２９は、４つのガイドローラ１２a、１２b、１２ｃ、１２ｄによってフレーム６に沿って搬送方向に移動可能に取り付けられているクランプベース１０に固定されているので、クランプベース１０も前方のものは更に前方へ、後方のものは更に後方に移動させられる。
And since this
これによって、クランプベース１０に取り付けられている上部及び下部可動クランパ１３，１４は更に前方又は後方へ移動する。そのため、加熱されて垂れ下がろうとするプラスチックシートNは、前後に引っ張られることにより、ほぼ水平状態を保つことができる。
Thereby, the upper and lower
この加熱ゾーンBをなす加熱装置３０の上部可動クランプ１３及び下部可動クランプ１４の前後方向への移動開始時期及び移動距離と速度は、加熱装置３０よりも上方に取り付けられた温度センサ３１（図４、図５参照）によって測定されたプラスチックシートNの温度により決められる。なお、温度の計測は加熱装置３０のプラスチックシートのほぼ中央部に位置する部分の隙間又はその一部に開けられた***を通してプラスチックシートの中央部を赤外線温度センサなどにより計測する。また、温度を測定せずに、加熱時間に合わせて移動開始時期及び移動距離と速度を決めても良い。
The movement start timing, movement distance, and speed of the upper
加熱ゾーンBで融点近くに加熱され柔軟になったプラスチックシートNは、搬送装置４により成形ゾーンCをなす成形装置３２に搬送される。成形ゾーンCでは、周知の真空成形による成形装置３２を用いて従来の方法で真空成形される。すなわち、所望の形状をした内壁を有する下型にしてプラスチックシートを挟んで上型を押し当て下型の***から真空ポンプ３３で真空にして、下型の内形通りの形状に成形する。
The plastic sheet N that is heated near the melting point in the heating zone B and becomes flexible is conveyed by the conveying
その後、搬送装置により冷却ゾーンDをなす冷却装置３４に搬送し、従来公知の冷却装置３４により冷却する。ここで使用する冷却装置３４は予冷と本冷の２段階に分けて徐々に冷却した方がひずみや変形が無く好ましい。この場合、冷却装置３４は同じものでもよく、冷却温度の設定を変えればよい。
Then, it conveys to the
冷却され保形性が確保されてから、トリミングゾーンEへ搬送され、従来のトリミング装置３５によってトリミングされ、製品と不要部分とが切離されて、成形品は取出ゾーンをなす取出装置３６に送られる。
After cooling and ensuring shape retention, the sheet is transported to the trimming zone E, trimmed by the
これまで、プラスチックシートの厚さが６mmの実施例を示したが、これと同様な方法及び装置によって、１mm、３mm、８mm、１０mm、１２mm、１５mmの厚さのプラスチックシートについても実施してみたが、厚さが増すにつれて加熱時間及び冷却時間を長くする必要があるし、クランプ装置１１の移動距離と速度もわずかに変わってくるが、それ以外については上記実施例と何ら変わることなく実施することが出来た。
なお、上記実施例では真空形成する工程の後に冷却する工程及びトリミングする工程又はそれら装置の両方があるものを示した。しかし、冷却は自然冷却でもよいし、トリミングは必ずしも必要ではないから、これらの工程又は装置は両方ともなくてもよいし、いずれか一方があるものでもよい。
So far, an example in which the thickness of the plastic sheet is 6 mm has been shown. However, the plastic sheet having a thickness of 1 mm, 3 mm, 8 mm, 10 mm, 12 mm, and 15 mm was also tried by the same method and apparatus. However, as the thickness increases, it is necessary to lengthen the heating time and the cooling time, and the moving distance and speed of the
In the above embodiment, the vacuum forming step, the cooling step and the trimming step, or both of them are shown. However, since the cooling may be natural cooling or trimming is not always necessary, both of these steps or apparatuses may be omitted, or one of them may be provided.
１ 真空成形装置
２ 供給装置
３ 搬送装置
４ 把持部材
５ フレーム
６ グランプベース
７ クランパ装置
８ 上部可動クランパ
９ 下部可動クランパ
１０ 回動板
１１ ベルクランク
１２ 連結ロッド
１３ 第１支持軸
１４ 第２支持軸
１５ シリンダ
１６ ネジ軸
１７ ナット体
１８ 加熱装置
１９ 成形装置
２０ 冷却装置
２１ トリミング装置
２２ 取出装置
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (8)
上記プラスチックシートを搬送位置に供給する工程と
該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱ゾーンへ搬送する工程と
該加熱ゾーンにおいて、上記プラスチックシートの温度を測定しつつその融点近くまで加熱し、その際、前記プラスチックシートの両側部を把持しつつ搬送方向の前端及び後端もそれぞれ前方のクランパと後方のクランパとによって把持し、これら両クランパが互いに搬送方向の前後に離れるように移動させて該プラスチックシートの垂れ下がりを防止しながら加熱する工程と、
上記加熱工程にて設定された温度になったら、該プラスチックシートを真空成形ゾーンに搬送して真空成形する工程と、
からなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形方法。 A method of vacuum forming a molded product from a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more and 15 mm or less cut to a predetermined dimension,
Supplying the plastic sheet to a conveying position, conveying the plastic sheet to a heating zone while grasping both sides of the plastic sheet, and heating the plastic sheet near its melting point while measuring the temperature of the plastic sheet, In this case, the front and rear ends in the transport direction are gripped by the front clamper and the rear clamper while gripping both sides of the plastic sheet, and the two clampers are moved away from each other in the transport direction. Heating while preventing sagging of the plastic sheet;
When the temperature set in the heating step is reached, a step of conveying the plastic sheet to a vacuum forming zone and vacuum forming;
A vacuum forming method of a plastic sheet having a thickness of 1 mm to 15 mm.
上記プラスチックシートを搬送位置まで運搬するための供給装置と、
該プラスチックシートの両側部を把持しながら加熱装置、成形装置へと搬送する搬送装置と、
上記プラスチックシートを加熱する加熱装置であって、該加熱装置は前記プラスチックシートを軟化点近くまで加熱するための加熱手段と、加熱中のプラスチックシートの温度を測定するための温度センサと、加熱中のプラスチックシートの前端及び後端を該プラスチックシートの上下に設けられた上部可動クランパ及び下部可動クランパからなる前方のクランパと後方のクランパとによってそれぞれ把持しながら、加熱中のプラスチックシートの温度の上昇に合わせてそれらが互いに搬送方向の前後に離れるように移動する前後１対の開閉自在なクランパ装置とを有する加熱装置と、
上記加熱装置で設定温度にまで加熱されたプラスチックシートを真空成形する成形装置と、 からなる１mm以上１５mm以下の厚さを有するプラスチックシートの真空成形装置。 An apparatus for vacuum forming a molded product from a plastic sheet having a thickness of 1 mm or more and 15 mm or less cut to a predetermined dimension,
A feeding device for transporting the plastic sheet to a transport position;
A conveying device that conveys both sides of the plastic sheet to a heating device and a molding device;
A heating device for heating the plastic sheet, the heating device heating means for heating the plastic sheet to near the softening point, a temperature sensor for measuring the temperature of the plastic sheet being heated, and heating The temperature of the plastic sheet during heating rises while the front end and the rear end of the plastic sheet are held by the front clamper and the rear clamper each composed of an upper movable clamper and a lower movable clamper provided above and below the plastic sheet, respectively. A heating device having a pair of openable and closable clamper devices that move so that they move away from each other in the transport direction according to
A molding apparatus for vacuum-forming a plastic sheet heated to a set temperature by the heating apparatus, and a vacuum-forming apparatus for a plastic sheet having a thickness of 1 mm to 15 mm.
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