以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る景品交換システム1は、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から選択された、該ユーザが交換を希望する景品と、該ユーザが所有する有価価値とを交換するためのものである。
ここで説明の便宜上、この景品交換システム1で主に行われる処理について、図22を参照して説明する。この景品交換システム1では、まず店舗(遊技場)に設けられる予約端末,景品選択装置,及び景品表示装置であるカードユニット20並びにキオスク端末30において、複数の景品が表示され、該表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択をユーザから受け付けると、該選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を景品管理装置70に送信する予約受付処理が行われる(S31)。次に景品管理装置70において、該予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理が行われる(S32)。
次に店舗に設けられる減算処理端末であるPOS端末40において、前記選択された景品に相当する有価価値をユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理が行われる(S41)。また店舗に設けられる予約確定端末50において、予約識別情報を受け付けると、前記減算処理が行われたか否かに拘わらず、該予約識別情報を含む景品配送要求(予約確定要求)を景品管理装置70に送信する予約確定処理が行われる(S42)。そして景品管理装置70において、該景品配送要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品をユーザに提供するための配送情報登録処理が行われる(S43)。
以下においては、店舗が、パチンコ玉を遊技媒体とする遊技機であるパチンコ機10を備える遊技場であり、ユーザが、パチンコ機10で遊技をする遊技者であり、ユーザが所有する有価価値が、パチンコ機10での遊技により獲得した獲得玉の計数値や該獲得玉を貯蓄してなる貯玉数であり、ユーザに対する景品の提供が、景品提供業者からの景品の配送である例について説明する。また、以下においては、予約端末,景品選択装置,及び景品表示装置として機能するカードユニット20とキオスク端末30とを区別しない場合には、単に「予約端末」と略記する。さらに、以下においては、データベースを「DB」,リーダ/ライタを「R/W」,ステップSを「S」と略記する。
また景品交換システム1には、(1)景品管理装置70から予約端末に対する景品情報の送信及び該予約端末における重複景品排除処理の方法と、(2)予約端末における予約停止景品の表示方法と、(3)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用と、(4)景品管理装置70における在庫数の管理方法及び判定方法とがそれぞれ異なる、第1実施形態と第2実施形態とが含まれる。以下においては、まず第1実施形態について説明し、次に第2実施形態について第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、最後に変形例について説明する。
[1.第1実施形態に係る景品交換システム1]
まず、図1〜図21を参照して、第1実施形態に係る景品交換システム1の構成について説明する。この景品交換システム1は、図1に示すように、遊技場に設けられるカードユニット20及びキオスク端末30(即ち予約端末),並びに予約確定端末50と、該予約端末及び予約確定端末50と通信可能な景品管理装置70とを少なくとも備えている。ここで景品管理装置70は、後述する会員カード2,景品交換カード3,及びプリペイドカード4を発行するカード会社が運営する機関である景品センタに設けられている。
この景品管理装置70は、前記景品センタと提携している複数の景品提供業者(ここでは景品提供業者X,Y)の各々に設けられている配送管理装置80と通信可能である。なお、複数の景品提供業者の各々に設けられている配送管理装置80は同じであるため、以下においては、景品提供業者Xに設けられている配送管理装置80について説明する。
前記景品管理装置70は、複数の遊技場(ここでは遊技場A,B,C)の各々に設けられている予約端末及び予約確定端末50と通信可能である。ここで複数の遊技場の各々には、予約端末及び予約確定端末50に加えて、遊技者が獲得した獲得玉を計数する計数機63と、前記減算処理(図22のS41)を行うPOS端末40と、カードユニット20と通信可能な残額管理装置60と、カードユニット20及びPOS端末40と通信可能な会員管理装置61と、計数機63及びPOS端末40と通信可能な計数値管理装置62と、カードユニット20及びキオスク端末30(即ち予約端末),並びに予約確定端末50と前記景品管理装置70との間に介在されるルータ64とが設けられている。なお、複数の遊技場の各々に設けられている構成要素は同じであるため、以下においては、遊技場Aに設けられている構成要素について説明する。
この景品交換システム1では、図8に示す会員カード2,景品交換カード3,及びプリペイドカード4が使用され、また図2に示す計数レシート5,予約レシート6,及び配送レシート7が発行される。
会員カード2は、遊技場において会員登録を行った遊技者(会員遊技者)に対して発行される記録媒体であり、該記録媒体を個々に識別可能な情報であるカードIDがICチップに予め記録されていると共に、該会員遊技者を個々に識別可能な情報である会員IDがICチップ及びバーコードに予め記録されている。この会員カード2がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されているカードIDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となり、またICチップに記録されている会員IDに対応付けて会員管理装置61で管理されている貯玉数を使用した貯玉再プレイ処理が可能となる。この会員カード2は配送先記録媒体の一例であって、前記会員IDが配送先特定情報に相当する。ここで会員IDには、後述する図9(b)に示すように、当該会員カード2が発行された遊技場を個々に識別可能な遊技場ID(A,B,…)が含まれているので、該会員IDにより、いずれの遊技場で会員カード2が発行されたかを識別可能である。
景品交換カード3は、遊技場において自己の配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)を登録しようとする遊技者(景品会員遊技者)に対して発行(例えば遊技場の景品交換カウンタで遊技者に手渡し)される記録媒体であり、該景品会員遊技者を個々に識別可能な情報である景品会員IDがICチップ及びバーコードに予め記録されている。この景品交換カード3も配送先記録媒体の一例であって、前記景品会員IDが配送先特定情報に相当する。ここで景品会員IDにも、後述する図9(b)に示すように、当該景品交換カード3が発行された遊技場を個々に識別可能な遊技場ID(A,B,…)が含まれているので、該景品会員IDにより、いずれの遊技場で景品交換カード3が発行されたかを識別可能である。
プリペイドカード4は、遊技場において遊技者(ビジタ遊技者)に対して発行される記録媒体であり、該記録媒体を個々に識別可能な情報であるカードIDがICチップに予め記録されている。このプリペイドカード4がカードユニット20のカードR/W23で受け付けられると、図1に示すように、ICチップに記録されているカードIDに対応付けて残額管理装置60で管理されている残額を使用した玉貸処理が可能となる。
これら会員カード2,景品交換カード3,及びプリペイドカード4は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、記録領域が形成されてなるものであり、会員カード2は、不揮発性のEEPROMを備える非接触式のICチップと、バーコードと記録領域として備えており、景品交換カード3は、バーコードを記録領域として備えており、プリペイドカード4は、ICチップを記録領域として備えている。
計数レシート5は、図1に示すように、遊技者が獲得した獲得玉を計数した計数機63の計数レシートプリンタ(図示外)により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図2(a)に示すように、遊技場名と、当該計数機63を個々に識別可能な計数機IDと、当該計数を個々に識別可能な計数IDと、当該計数が行われた計数日時と、当該計数による計数値と、少なくとも計数ID及び計数値を示すバーコード5aとが記録されている。
予約レシート6は、図8(b)に示すように、前記予約受付処理(図22のS31)を行ったカードユニット20の予約レシートプリンタ25,及びキオスク端末30の予約レシートプリンタ35(以下、単に「(予約端末の)予約レシートプリンタ」と略記する。)により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図2(b)に示すように、遊技場名と、当該予約を識別可能な予約識別情報である予約IDと、該予約IDに対応する景品の景品ID,景品名,及び交換玉数(景品に相当する有価価値)と、少なくとも予約IDを示すバーコード6aとが記録されている。この予約レシート6は、1つの景品に対して1枚が発行される。
配送レシート7は、図20に示すように、前記予約確定処理(図22のS42)を行った予約確定端末50の配送レシートプリンタ56により、紙に印刷されて遊技者に対して発行される記録媒体であり、図2(c)に示すように、遊技場名と、予約確定端末50の操作を行った店員を個々に識別可能な店員IDと、当該予約確定処理に対応する前記配送情報登録処理(図22のS43)を識別可能な予約確定IDと、当該配送情報登録処理の対象となった一又は複数の予約の各々についての予約ID,景品ID,景品名,及び交換玉数と、景品を自宅に配送するか遊技場に配送するかを示す配送区分と、景品を自宅に配送する場合の配送先情報である当該遊技者の氏名,郵便番号,住所,及び電話番号と、景品を自宅に配送する場合の配送希望日時とが記録される。即ち配送レシート7は、配送区分及び配送先が同一である複数の予約を対象として予約確定処理が行われた場合には、1つの予約確定IDと、当該複数の予約の各々についての予約ID,景品ID,景品名,及び交換玉数とが記録されて、1枚が発行される。なお景品を遊技場に配送する場合(即ち配送区分が遊技場である場合)には、配送先情報,及び配送希望日時は記録されない。
以下、景品交換システム1が備える各構成要素について説明する。まず配送管理装置80について説明する。配送管理装置80は、図示しないが、通信部,制御部,ディスプレイ,入力装置,及びハードディスク等を有するコンピュータ(サーバ)であり、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を管理するものである。
記憶手段であるハードディスクでは、図4に示す景品情報DB,及び景品パッケージDBと、図5に示す配送情報DB,及び請求情報DBとを記憶している。
図4(a)に示す景品情報DBでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、各景品に関する景品情報として、各景品を特定可能な景品特定情報である景品IDに対応付けて、各景品の種別を示す大区分及び小区分と、各景品の景品名と、各景品の詳細情報と、各景品の価格と、各景品の在庫数とが記憶される。ここで大区分及び小区分は、各景品を分類するための分類区分の一例であって、景品交換システム1において予め定められているものである。
この配送管理装置80では、オペレータの操作により、各景品について、景品IDが付与されると共に、当該景品が種別毎に振り分けられると、景品情報DBにおいて、該付与された景品IDと、振り分けられた種別を示す大区分及び小区分と、景品名,詳細情報,価格,及び在庫数とが、景品情報として登録される。
また配送管理装置80では、遊技場の営業終了後において、景品が追加されると、オペレータの操作により、該追加された個数が景品情報DBにおける当該景品の在庫数に加算され、また景品が配送されると、自動的に、該配送された個数が景品情報DBにおける当該景品の在庫数から減算される。なお在庫数が十分に多い景品については、当該景品の在庫数がNULLと登録されて、景品の追加や配送が行われても、在庫数の加算や減算は行われない。
この景品情報DBで記憶されている景品情報は、景品管理装置70に送信されて(図22のS01)、該景品管理装置70の図7に示す景品情報DBで記憶される(同S02)。
また景品情報DBで記憶されている景品情報は、在庫数情報として景品管理装置70に送信されて(図22のS11)、該景品管理装置70の景品情報DBが更新される(同S12)。この在庫数情報は、所定期間毎に送信され、ここでは遊技場の営業開始前に1日1回(即ち24時間毎に)送信される。また在庫数情報は、新たに追加された景品と在庫数が変更された景品の景品情報についてのみ送信され、これにより、在庫数情報を送信する配送管理装置80の負荷,及び在庫数情報を受信する景品管理装置70の負荷が軽減されるようになっている。
また配送管理装置80では、遊技場の営業中において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、オペレータの操作により、景品情報DBにおける当該景品の在庫数を変更することができる。具体的には、配送管理装置80において、オペレータの操作により、在庫数変更モードが起動されると、図3(a)に示すように、まずD01の画面がディスプレイに表示される。このD01では、在庫数を変更する景品の景品ID又は景品名の入力欄が表示されると共に、該景品を大区分及び小区分から検索するための「区分検索」ボタンが表示される。
このD01で、オペレータが入力装置を操作して、在庫数を変更する景品の景品ID又は景品名を入力して、図示しない決定ボタンを操作すると、景品情報DBで記憶している景品情報の中から、該入力された景品ID又は景品名に合致する景品の景品情報が抽出されて、D02の画面がディスプレイに表示される。またD01で、オペレータが入力装置を操作して、「区分検索」ボタンを操作すると、大区分及び小区分の入力欄がディスプレイに表示され、在庫数を変更する景品の大区分及び小区分を入力して決定ボタンを操作すると、景品情報DBで記憶している景品情報の中から、該入力された大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出されて、該抽出された景品情報が景品リストとしてディスプレイに表示され、該景品リストから在庫数を変更する景品を選択すると、D02に示す画面がディスプレイに表示される。このD02では、景品情報DBで記憶している景品情報の中から抽出された、在庫数を変更する景品の景品ID,景品名,及び在庫数が表示されると共に、変更後の在庫数の入力欄が表示される。なお変更後の在庫数は、設定されている在庫数よりも減少した数であっても増加した数であっても良い。
このD02で、オペレータが入力装置を操作して、変更後の在庫数を入力して、図示しない決定ボタンを操作することにより、在庫数の変更を受け付けると(図22のS61)、景品情報DBにおいて、当該景品IDに対応付けて記憶されている在庫数(即ち設定されている在庫数)が、該入力された変更後の在庫数に変更され(同S62)、該景品IDと変更後の在庫数とを含む在庫数変更情報が景品管理装置70に送信されて(同S63)、該景品管理装置70において在庫数変更処理が行われる(同S64)。
図4(b)に示す景品パッケージDBでは、当該景品提供業者が提供する所定数の景品を含み、該景品提供業者が設定した景品パッケージの各々について、各景品パッケージに関する景品パッケージ情報として、各景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDに対応付けて、各景品パッケージについて設定された大区分,小区分,及び景品パッケージ名と、各景品パッケージに含まれる景品の景品IDと、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージであるか否かを示すパッケージ景品表示フラグとが記憶される。ここで「パッケージ景品表示処理」とは、予約端末において、図13のD24に示すように、景品パッケージの各々に対応するパッケージメニュー(ここでは「アイスクリームフェア」)が選択されたことに基づいて、図14のD30に示すように、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示する処理である。このパッケージ景品表示フラグが1であれば、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージとして設定されている旨を示し、パッケージ景品表示フラグが0であれば、当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージとして設定されていない旨を示す。
この配送管理装置80では、オペレータの操作により、景品パッケージが設定されて、景品パッケージDBにおいて、該設定された景品パッケージの景品パッケージ情報が登録される。具体的には、配送管理装置80において、オペレータの操作により、景品パッケージ設定モードが起動されると、図3(b)に示すように、D03の画面がディスプレイに表示される。このD03では、予め設定されている大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示されると共に、設定する景品パッケージ名の入力欄と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨を設定するためのチェックボックスとが設けられている。このD03において、景品パッケージ名は必須の設定項目であるが、大区分及び小区分は任意の設定項目である。
このD03で、オペレータが入力装置を操作して、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか(D03を参照)、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで(D03’を参照)、景品パッケージ名を入力し、かつチェックボックスにチェックをするか(D03を参照)、あるいはチェックをしないで(D03’を参照)、図示しない決定ボタンを操作すると、D04(又はD04’)の画面がディスプレイに表示される。このD04(又はD04’)では、図4(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され(D04を参照)、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され(D04’を参照)、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,交換玉数,及び予約停止フラグが、景品リストとして表示される。
このD04(又はD04’)で、オペレータが入力装置を操作して、景品パッケージに含める複数の景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された複数の景品を含む景品パッケージが設定され、該景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDが生成されて、図4(b)に示す景品パッケージDBで登録される。従って、景品パッケージとしては、該景品パッケージに含まれる景品が同一の大区分及び小区分に属するもの(ここでは景品パッケージIDがPX−001の水産物A,及びPX−501のアイスクリームフェア)や、該景品パッケージに含まれる景品が同一の大区分に属するが小区分は異なるもの(ここでは景品パッケージIDがPX−011のオススメ食品A)や、該景品パッケージに含まれる景品が異なる大区分に属するもの(ここでは景品パッケージIDがPX−101の得々景品A,及び夏期限定フェア)のいずれかが、設定されて登録される。なお各景品パッケージに含まれる景品の数は任意であり、景品パッケージ毎に異なっていても良い。
また景品パッケージDBにおいて、前記D03(又はD03’)でチェックボックスがチェックされた場合には、パッケージ景品表示フラグとして1(即ち当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨)が登録され、チェックされなかった場合には、パッケージ景品表示フラグとして0(即ち当該景品パッケージがパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージでない旨)が登録される。
この景品パッケージDBで記憶されている景品パッケージ情報も、景品管理装置70に送信されて(図22のS01)、該景品管理装置70の図8に示す景品パッケージDBで記憶される(同S02)。
図5(a)に示す配送情報DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、前記予約確定処理(図22のS42)に対応する前記配送情報登録処理(同S43)を識別可能な予約確定IDに対応付けて、該配送情報登録処理に関する配送情報として、後述する図10(b)に示す配送情報DBと略同様の情報(即ち予約ID,景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)が記憶されると共に、それに加えて、配送開始日時,配送完了日時,及び当該配送情報を図5(b)に示す請求情報DBで記録したか否かを示す請求済フラグが記憶される。ここで請求済フラグが1であれば、当該配送情報を請求情報DBで記憶した旨を示し、請求済フラグが0であれば、当該配送情報を請求情報DBで記憶していない旨を示す。この配送情報DBでは、遊技場の営業終了後において景品管理装置70から送信されてくる配送情報を受信すると、該配送情報が登録され、景品の配送が行われると配送開始日時が登録され、景品の配送が完了すると配送完了日時が登録される。
図5(b)に示す請求情報DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、配送が完了した景品について、予約確定IDに対応付けて、請求情報として、予約ID,景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,配送先情報,配送完了日時,及び請求額が記憶される。この請求情報DBで記憶している所定期間(例えば1ヶ月)分の請求情報を取り纏めて、景品提供業者から各遊技場に対して、合計請求額の請求が行われる。
次に景品管理装置70について説明する。景品管理装置70は、図1に示すように接続される通信部71,制御部72,ディスプレイ73,入力装置74,及びハードディスク75等を有するコンピュータ(サーバ)であり、複数の景品提供業者から提供され、予約端末に表示される景品に関する情報を管理するものである。
通信部71は、配送管理装置80と通信可能に接続され、景品管理装置70と配送管理装置80との間における通信を司るものである。また通信部71は、ルータ64及び図示しないインターネットを介して、カードユニット20の後述する場外通信部21c,キオスク端末30の後述する通信部31(以下、単に「(予約端末の)通信部」と略記する。),及び予約確定端末50の後述する通信部51と通信可能に接続され、景品管理装置70と、個々のIPアドレスにより特定される各予約端末及び予約確定端末50との間における通信を司るものである。
制御部72は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROM及びハードディスク75に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、景品管理装置70に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ここで図22に示すように、通信部71は、配送管理装置80から送信されてくる前記景品情報を受信し(S01)、制御部72は、該受信した景品情報を図7に示す景品情報DBに登録する処理を行う(S02)。この景品情報DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、各景品に関する景品情報として、図4(a)に示す景品情報DBと同様に、景品IDに対応付けて、大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,及び在庫数が記憶されると共に、それに加えて、各景品の価格に相当する有価価値である交換玉数と、当該景品が後述する予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを示す予約停止フラグと、当該景品が後述する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)にて設定されたパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージに含まれる景品であるか否かを各景品パッケージ毎に示すパッケージ景品表示フラグが記憶される。
ここで交換玉数は、大区分及び小区分と同様に、各景品を分類するための分類区分の一例である。即ち、この制御部72及び景品情報DBは、複数の景品の各々について、各景品を分類するための分類区分(大区分,小区分,交換玉数)を設定する分類区分設定手段として機能するものである。
また景品情報DBにおいて、予約停止フラグが1であれば、当該景品が予約停止景品である旨を示し、予約停止フラグが0であれば、当該景品が予約停止景品でない旨を示す。また景品情報DBにおいて、パッケージ景品表示フラグが1であれば、当該景品がパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージに含まれる景品である旨を示し、パッケージ景品表示フラグが0であれば、当該景品がパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージに含まれる景品ではない旨を示す。
また通信部71は、配送管理装置80から送信されてくる前記景品パッケージ情報を受信し(S01)、制御部72は、該受信した景品パッケージ情報を図8に示す景品パッケージDBに登録する処理を行う(S02)。この制御部72は景品パッケージ設定手段の一例であって、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定するものであり、ここでは前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に景品パッケージを設定する。この景品パッケージDBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する所定数の景品を含む景品パッケージの各々について、景品パッケージ情報として、図4(b)に示す景品パッケージDBと同様に、景品パッケージIDに対応付けて、大区分,小区分,景品パッケージ名,景品ID,及びパッケージ景品表示フラグが記憶されると共に、それに加えて、当該景品パッケージが選択されているか否かを各遊技場毎に示す景品パッケージ選択フラグとが記憶される。この景品パッケージ選択フラグが1であれば、当該景品パッケージが当該遊技場で選択されている旨を示し、景品パッケージ選択フラグが0であれば、当該景品パッケージが当該遊技場で選択されていない旨を示す。
ディスプレイ73は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置74は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。
このディスプレイ73及び入力装置74も前記景品パッケージ設定手段の一例である。即ち、本実施形態では、配送管理装置80及び景品管理装置70のいずれにおいても、景品パッケージを設定することができる。この景品管理装置70においては、オペレータの操作により、景品パッケージ設定モードが起動されると、図6(a)に示すように、まずD11の画面がディスプレイ73に表示される。このD11では、図7に示す景品情報DBで記憶している景品提供業者のプルダウンメニューと、予め設定されている大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示されると共に、設定する景品パッケージ名の入力欄と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージである旨を設定するためのチェックボックスとが設けられている。このD11において、景品提供業者及び景品パッケージ名は必須の設定項目であるが、大区分及び小区分は任意の設定項目である。
このD11で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品を提供する景品提供業者を設定し、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで、景品パッケージ名を入力し、かつチェックボックスにチェックをするか、あるいはチェックをしないで、図示しない決定ボタンを操作すると、D12の画面がディスプレイ73に表示される。このD12で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める複数の景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された複数の景品を含む景品パッケージが設定され、該景品パッケージを個々に識別可能な景品パッケージIDが生成されて、図8に示す景品パッケージDBで登録される。なお各景品パッケージに含まれる景品の数は任意であり、景品パッケージ毎に異なっていても良い。
また設定された景品パッケージが、図8に示す景品パッケージDBで登録されると、図7に示す景品情報DBにおいて、該設定された景品パッケージに含まれる各景品の景品IDに対応付けて、該景品パッケージの景品パッケージIDに対応するパッケージ景品表示フラグとして1(即ち当該景品がパッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージに含まれる景品である旨)が登録される。
ここで通信部71は景品パッケージ選択受付手段の一例であって、景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付けるものであり、ここでは図21のD53〜D55に示すように、景品パッケージの選択が行われた予約確定端末50から送信されてくる、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含む景品パッケージ登録要求を受信する(図22のS05)。この景品パッケージ登録要求を受信した景品管理装置70では、図8に示す景品パッケージDBにおいて、該景品パッケージ登録要求に含まれる景品パッケージIDに対応付けて、当該景品パッケージ登録要求の送信元である予約確定端末50が設けられている遊技場について、景品パッケージ選択フラグとして1(即ち当該景品パッケージが選択されている旨)が登録される(図22のS06)。
またディスプレイ73及び入力装置74は景品更新手段の一例であって、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された景品パッケージに含まれる景品を更新するものである。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、景品パッケージ更新モードが起動されると、図6(b)に示すように、まずD13の画面がディスプレイ73に表示される。このD13では、図8に示す景品パッケージDBで記憶されている各データテーブルに対応する景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD13で、オペレータが入力装置74を操作して、いずれかの景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、D14の画面がディスプレイ73に表示される。このD14では、景品パッケージDBにおいて、該操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶(設定)されている各景品パッケージを示す景品パッケージボタンが、景品パッケージリストとして表示される。
このD14で、オペレータが入力装置74を操作して、景品を更新する景品パッケージ(ここでは水産物A)に対応する景品パッケージボタンをクリックして選択すると、D15の画面が表示される。このD15では、図7に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記操作された景品パッケージボタンに含まれる景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,交換玉数,及び予約停止フラグが、景品リストとして表示される。
このD15で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージから削除する景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDが一時的に記憶されて、前記D11と略同様の景品選択画面がディスプレイ73に表示される。この景品選択画面では、図7に示す景品情報DBにおいて、D13で操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶している大区分及び小区分のプルダウンメニューが表示される(ここでは景品提供業者のプルダウンメニュー,及び景品パッケージ名の入力欄は表示されない)。
この景品選択画面で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品の大区分及び小区分の両方を設定するか、大区分のみを設定するか、あるいは両方を設定しないで、図示しない決定ボタンを操作すると、前記D12と同様の画面(便宜上、「D12’」と称する。)がディスプレイ73に表示される。このD12’では、図7に示す景品情報DBにおいて、D13で操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者のデータテーブルで記憶している景品情報の中から、大区分及び小区分の両方が設定された場合には、該大区分及び小区分に合致する景品の景品情報が抽出され、大区分のみが設定された場合には、該大区分に合致する景品の景品情報が抽出され、両方が設定されなかった場合には、すべての景品の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,交換玉数,及び予約停止フラグが、景品リストとして表示される。
このD12’で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、該選択された景品の景品IDが一時的に記憶されて、図8に示す景品パッケージDBにおいて、D14で操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDから、D15で選択されて記憶されている景品IDが削除されると共に、D12’で選択されて記憶されている景品IDが追加されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。
なお、景品パッケージからの景品削除のみの場合には、前記景品選択画面に表示される図示しない終了ボタンを操作すると、処理が終了し、図8に示す景品パッケージDBにおいて、D14で操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDから、D15で選択されて記憶されている景品IDが削除されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。また景品パッケージへの景品追加のみの場合には、景品パッケージ更新モードの起動時に景品追加のみのメニューを設け、該メニューが選択されると、D13→D14→景品選択画面→D12’と進み、該D12’で、オペレータが入力装置74を操作して、景品パッケージに含める景品をクリックして選択し、図示しない決定ボタンを操作すると、図8に示す景品パッケージDBにおいて、D14で操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDに、D12’で選択されて記憶されている景品IDが追加されて、景品パッケージDBの登録内容が更新される。
さらにディスプレイ73及び入力装置74は予約停止景品受付手段の一例であって、予約端末で表示される(即ち図7に示す景品情報DBで記憶している)複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付けるものである。
具体的には、景品管理装置70において、オペレータの操作により、予約停止景品指定モードが起動されると、図6(c)に示すように、まずD16の画面がディスプレイ73に表示される。このD16では、図7に示す景品情報DBで記憶している景品提供業者,大区分,及び小区分がプルダウンメニューで表示可能である。
このD16で、オペレータが入力装置74を操作して、予約を停止する景品の景品提供業者(ここではX)と、該景品が属する分類の大区分(ここでは食料品)及び小区分(ここでは水産物)とを選択して、図示しない決定ボタンを操作すると、D17に示す画面が表示される。このD17では、図7に示す景品情報DBで記憶している景品情報の中から、前記選択された景品提供業者,大区分,及び小区分に合致する景品(ここでは景品IDがKX−00001とKX−00002の景品)の景品情報が抽出され、該抽出された景品情報のうち、景品ID,景品名,交換玉数,及び予約停止フラグが、景品リストとして表示される。
このD17で、オペレータが入力装置74を操作して、予約を停止する景品をクリックして指定し、図示しない決定ボタンを操作すると、図7に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応する予約停止フラグとして1(即ち予約停止景品である旨)が登録される等の予約停止景品指定処理が行われるが、これについては図30を参照して後述する。
記憶手段であるハードディスクでは、図7に示す前記景品情報DBと、図8に示す前記景品パッケージDBと、図9に示すグループ店DB,配送先DB,予約・確定累計数DBと、図10に示す予約情報DB,及び配送情報DBとを記憶している。
図9(a)に示すグループ店DBでは、予め定められたグループ関係にあるグループ店が記憶され、具体的には、グループ名に対応付けて、当該グループに属する遊技場の遊技場IDが記憶される。
図9(b)に示す配送先DBでは、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、会員ID又は景品会員IDに対応付けて、暗証番号が記憶されると共に、配送先情報として、遊技者の氏名,郵便番号,住所,及び電話番号が記憶される。この配送先DBでは、後述する配送先登録処理(図22のS21)が行われた予約端末から送信されてくる、会員ID又は景品会員IDと、暗証番号と、配送先情報とを含む配送先登録要求を受信すると、該配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて暗証番号と配送先情報とが登録される(同S22)。
図9(c)に示す予約・確定累計数DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、当該景品の景品IDに対応付けて、前記予約内容登録処理(図22のS32)に供された予約個数の集計値である予約累計数と、前記配送情報登録処理(同S43)に供された配送個数の集計値である確定累計数とが記憶される。
この予約・確定累計数DBでは、制御部72により、予約内容登録処理において、予約累計数に予約個数が加算され(図25のS311)、配送情報登録処理において、確定累計数に配送個数が加算される(図28のS612)。即ち、この制御部72及び予約・確定累計数DBは、各景品について、予約処理(予約内容登録処理)に供された予約個数を集計する予約個数集計手段として機能するものであり、また各景品について、提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(配送個数)を集計する提供個数集計手段(配送個数集計手段)として機能するものである。
図10(a)に示す予約情報DBでは、各遊技場及び各景品提供業者毎のデータテーブル(即ち景品の選択が行われた遊技場と該選択された景品を提供する景品提供業者とが対応付けられているデータテーブル)が設けられており、各データテーブルでは、予約に関する予約情報として、予約を識別可能な予約識別情報である予約IDに対応付けて、予約された景品を特定可能な景品特定情報である景品IDと、該景品の景品名と、該景品の価格に相当する有価価値である交換玉数と、配送区分と、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報である会員ID又は景品会員ID及び配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と、配送希望日時とが記憶される。
この予約情報DBでは、前記予約受付処理(図22のS31)が行われた予約端末から送信されてくる、景品IDと会員ID又は景品会員IDと配送区分と配送先情報と配送希望日時とを含む予約要求を受信すると、前記予約内容登録処理(同S32)において、予約IDが生成され(図25のS312)、該生成された予約IDに対応付けて予約情報が登録される(同S313)。なお後述する図15のD36で配送先情報が手入力された後に予約端末から送信されてくる予約要求には、会員ID又は景品会員IDは含まれないので、予約情報DBにおいて、該会員ID又は景品会員IDは登録されない。また同D32で配送区分として遊技場が選択された後に予約端末から送信されてくる予約要求には、配送先情報が含まれないので、予約情報DBにおいて、該配送先情報は登録されない。また予約情報DBでは、前記配送情報登録処理(図22のS43)に伴って、該配送情報登録処理の対象となった予約情報が消去される(図28のS614)。
図10(b)に示す配送情報DBでは、各遊技場及び各景品提供業者毎のデータテーブル(即ち景品の選択が行われた遊技場と該選択された景品を提供する景品提供業者とが対応付けられているデータテーブル)が設けられており、各データテーブルでは、配送情報登録処理(図22のS43)に関する配送情報として、該配送情報登録処理に対応する前記予約確定処理(同S42)を識別可能な予約確定IDに対応付けて、該配送情報登録処理が行われた日時である確定日時と、予約確定要求の送信元である予約確定端末50を操作した店員の店員識別情報である店員IDと、該配送情報登録処理の対象となった予約の予約IDと、該予約IDに対応付けられている景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とが記憶されると共に、当該配送情報を配送管理装置80に送信したか否かを示す配送指示済フラグが記憶される。ここで配送指示済フラグが1であれば、当該配送情報を配送管理装置80に送信した旨を示し、配送指示済フラグが0であれば、当該配送情報を配送管理装置80に送信していない旨を示す。
この配送情報DBでは、前記予約確定処理が行われた予約端末から送信されてくる、予約IDと店員IDとを含む予約確定要求を受信すると、前記配送情報登録処理において、予約確定IDが生成され(図28のS613)、該生成された予約確定IDに対応付けて配送情報が登録される(同S614)。なお予約確定IDは、配送区分及び配送先が同一である複数の予約(ここでは予約IDがY−00001とY−00002の2つの予約)については1つだけ生成され、該1つの予約確定IDに対応付けて、当該複数の予約の予約ID等が登録される。
ここで通信部71は在庫数受付手段の一例であって、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付けるものであり、また制御部72は在庫数登録手段及び在庫数管理手段の一例であって、各景品の在庫数を登録して管理するものであり、ここでは在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を登録するものである。
具体的には、図22のS11に示すように、通信部71により、配送管理装置80から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる前記在庫数情報を受信すると、制御部72により、図7に示す景品情報DBの記憶内容を更新する処理を行う。ここで受信した在庫数情報に含まれる景品情報のうち、新たに追加された景品については、景品情報DBにおいて、当該景品に関する全ての景品情報(即ち景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,価格,及び在庫数)を登録すると共に、該景品の価格に相当する有価価値である交換玉数を登録し、かつ予約停止フラグとして0(即ち予約停止景品でない旨)を登録する。また受信した在庫数情報に含まれる景品情報のうち、在庫数が変更された景品については、景品情報DBにおいて、該変更された在庫数を登録する。なお在庫数が変更されていない景品については、記憶内容の更新は行われず、また在庫数がNULLである景品についても、記憶内容の更新は行われない。
また制御部72は在庫数変更手段の一例であって、在庫数管理手段(景品情報DB)で管理している在庫数の変更を受け付けるものである。具体的には、図22のS63に示すように、通信部71により、配送管理装置80から遊技場の営業中に送信されてくる前記在庫数変更情報を受信すると、制御部72により、景品情報DBにおいて、該受信した在庫数変更情報に含まれる景品IDに対応付けて管理している在庫数を、該受信した在庫数変更情報に含まれる変更後の在庫数に変更する。
また制御部72は景品表示処理手段の一例であって、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該遊技場に設けられる予約端末で表示するための処理と、前記景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により更新された景品を予約端末で表示するための処理を行うものであり、ここでは景品情報送信手段として機能する通信部71により、予約端末に景品を表示するための景品情報を所定期間毎に該予約端末に送信するものである。また景品情報送信手段として機能する通信部71は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品の景品情報を除いた景品情報を送信するものである。
即ち、景品管理装置70の景品表示処理手段として機能する制御部72は、景品情報送信手段として機能する通信部71により、図22のS13に示すように、各遊技場の予約端末に対して、景品パッケージDBで記憶している当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換玉数)とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報(後述する図12(a)に示す表示景品情報)として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。なお通信部71及び制御部72のその他の機能については、図22以降を参照して後述する。
次に図1に戻り、残額管理装置60,会員管理装置61,計数値管理装置62,及び計数機63について説明する。残額管理装置60は、前記会員カード2又はプリペイドカード4のカードIDに対応付けて、遊技媒体であるパチンコ玉の貸与(玉貸処理)に使用される残額を管理するものである。この残額管理装置60は、玉貸処理が行われたカードユニット20からカードIDと該玉貸処理に使用された額とを含む減算要求を受信すると、該カードIDに対応付けて管理している残額から該玉貸処理に使用された額を減算し、価値加算処理が行われた図示しないチャージ機等からカードIDと該価値加算処理に供された額とを含む加算要求を受信すると、該カードIDに対応付けて管理している残額に該価値加算処理に供された額を加算する。
会員管理装置61は、前記会員カード2の会員IDに対応付けて、会員遊技者が獲得した獲得玉が貯蓄されてなる貯玉数を管理するものである。この会員管理装置61は、貯玉再プレイ処理が行われたカードユニット20から会員IDを含む貯玉再プレイ情報を受信すると、該会員IDに対応付けて管理している貯玉数から貯玉再プレイ処理に使用された玉数+手数料に相当する玉数を減算し、減算処理が行われたPOS端末40から会員IDと景品交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求を受信すると、該会員IDに対応付けて管理している貯玉数を該景品交換後の貯玉数に更新する。なお会員管理装置61は、図示しないが、会員IDに対応付けて、会員登録の際に登録された当該会員遊技者の個人情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号等)も管理している。
計数値管理装置62は、前記計数レシート5に記録される計数IDに対応付けて、計数機63による獲得玉の計数値を管理するものである。ここで計数機63において、獲得玉が計数されると、該計数値が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62において、計数IDが生成されて、該計数IDに対応付けて前記送信されてきた計数値が管理されると共に、該計数IDが計数機63に返信され、該計数機63において、前記返信されてきた計数IDと前記計数値等が記録された計数レシート5が発行される。この計数値管理装置62は、減算処理が行われたPOS端末40から計数IDを含む計数値クリア要求を受信すると、該計数IDに対応付けて管理している計数値を消去する。
次にカードユニット20について説明する。カードユニット20は、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機10に対応して(個々では左側に隣接して)設けられ、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図8(a)に示すように、その前面に突出部20a,貯玉数表示器26,貯玉再プレイボタン27,カード挿入口23a,23b等を備え、図2(b)に示すように、その内部に玉貸通信部21a,場内通信部21b,場外通信部21c,制御部22,及びカードR/W23等を備え、突出部20aの右側面(即ち遊技者に向く側)にタッチパネル式のディスプレイ24,メニューボタン24a,戻るボタン24b,及び決定ボタン24cを備え、突出部20aの内部に予約レシートプリンタ25を備え、突出部20aの下面に予約レシート排出口25aを備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
このカードユニット20は、玉貸処理を行う機能を備えるものである。またカードユニット20は予約端末の一例であって、予約受付手段と予約要求送信手段とを有するものである。またカードユニット20は景品表示装置の一例であって、表示手段と選択受付手段とを有するものである。さらにカードユニット20は景品選択装置の一部を構成するものであって、選択受付手段を有するものである。
玉貸通信部21aは、図1に示すように、パチンコ機10の払出制御基板(図示外)と通信可能に接続され、玉貸処理及び貯玉再プレイ処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りを行うものである。場内通信部21bは、残額管理装置60及び会員管理装置61と通信可能に接続され、カードユニット20と残額管理装置60及び会員管理装置61との間における通信を司るものである。場外通信部21cは、前述の如く、ルータ64及び図示しないインターネットを介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。この場外通信部21cの機能については後述する。
制御部22は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、図12(a)に示す表示景品情報DBを記憶しており、該表示景品情報DBでは、景品管理装置70の通信部71から遊技場の営業開始前に1日1回送信されてくる、当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換玉数)とに基づいて作成される表示景品情報として、景品パッケージIDに対応付けて、当該景品パッケージの大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ表示フラグ,及び景品IDと、各景品IDの大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換玉数とを記憶している。
この制御部22は表示処理手段の一例であって、前記景品の分類区分(大区分,小区分,交換玉数)の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理(図13のD25,D26,図14のD29a)と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理(図13のD27,図14のD29b)と、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージの各々に対応するパッケージメニューを表示するパッケージメニュー表示処理(図13のD24)と、該パッケージメニューのいずれかが選択されたことに基づいて、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示するパッケージ景品表示処理(図14のD30)とを行うものである。これら各表示処理の詳細については、図13〜図14を参照して後述する。
また制御部22は重複表示排除手段の一例であって、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて複数の景品パッケージが選択されたことに基づき、該選択された複数の景品パッケージに重複して含まれる景品を、前記区分景品表示処理において1つのみ表示させるための重複表示排除処理(図22のS14)を行うものである。
ここでは該重複表示排除処理として、景品管理装置70から受信した景品パッケージ情報と景品情報とを表示景品情報(即ち図12(a)に示す表示景品情報DBの表示景品情報)としてEEPROMで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、各区分メニューについて抽出した景品のうち重複する景品を特定して、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図12(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行う。
具体的には、前記分類区分である小区分に対応する区分メニュー(例えば「水産物」)については、図12(a)に示す表示景品情報DBで記憶されている景品情報から、該小区分が設定されている景品の景品IDとして、景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージ「水産物A」に含まれるKX−000001及びKX−000002と、景品パッケージIDがPX−011である景品パッケージ「オススメ食品A」に含まれるKX−000001とが抽出され、該抽出した景品IDのうちKX−000001が重複する景品の景品IDとして特定されて、該特定された景品IDのうち1つ(ここでは景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージから抽出されたKX−000001)を除いて削除され、前記抽出した景品IDから該削除した景品IDを除いた景品ID(即ち1つのKX−000001,及びKX−000002)の景品情報と、当該区分メニューである小区分「水産物」とが関連付けられて、図12(b)に示す区分メニューDBで記憶される。
また前記分類区分である交換玉数に対応する区分メニュー(例えば「1501〜2000玉」)については、図12(a)に示す表示景品情報DBで記憶されている景品情報から、該交換玉数が設定されている景品の景品IDとして、景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージ「水産物A」に含まれるKX−000001と、景品パッケージIDがPX−011である景品パッケージ「オススメ食品A」に含まれるKX−000001と、景品パッケージIDがPX−502である景品パッケージ「夏期限定フェア」に含まれるKX−020475とが抽出され、該抽出した景品IDのうちKX−000001が重複する景品の景品IDとして特定されて、該特定された景品IDのうち1つ(ここでは景品パッケージIDがPX−001である景品パッケージから抽出されたKX−000001)を除いて削除され、前記抽出した景品IDから該削除した景品IDを除いた景品ID(即ち1つのKX−000001,及びKX−020475)の景品情報と、当該区分メニューである交換玉数「1501〜2000玉」とが関連付けられて、図12(b)に示す区分メニューDBで記憶される。
これにより、後述する区分景品表示処理においては、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示されるので、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示され、該景品が重複して表示されることがない。
カードR/W23は、図8(b)に示すように、カード挿入口23aから会員カード2の挿入を受け付けて、該会員カード2のICチップからカードID及び会員IDを読み取るものであり、またカード挿入口23aから景品交換カード3の挿入を受け付けて、該景品交換カード3のICチップから景品会員IDを読み取るものであり、またカード挿入口23bからプリペイドカード4の挿入を受け付けて、該プリペイドカード4のICチップからカードIDを読み取るものである。このカードR/W23により受け付けられた各カードは、パチンコ機10に設けられた返却ボタン(図示外)が操作されると、排出されて返却される。なおカード挿入口23aに会員カード2が挿入されている場合には、カード挿入口23bにプリペイドカード4が挿入されても、該プリペイドカード4が排出され、逆にカード挿入口23bにプリペイドカード4が挿入されている場合には、カード挿入口23aに会員カード2が挿入されても、該会員カード2が排出される。即ち会員カード2とプリペイドカード4とが同時に受け付けられないように構成されている。
このカードR/W23により会員カード2が受け付けられると、該会員カード2のICチップから読み取ったカードIDが残額管理装置60に送信され、残額管理装置60において該カードIDに対応付けられている残額が返信されてくる。またカードR/W23によりプリペイドカード4が受け付けられると、該プリペイドカード4のICチップから読み取ったカードIDが残額管理装置60に送信され、残額管理装置60において該カードIDに対応付けられている残額が返信されてくる。これら返信されてきた残額は、制御部22のRAMで記憶され、該残額が記憶されている状態で、パチンコ機10に設けられた玉貸ボタン(図示外)が操作されると、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該残額の範囲内で所定額分の玉貸処理が行われ、該所定額分のパチンコ玉がパチンコ機10から払い出される。そして玉貸処理に使用された額が、制御部22のRAMで記憶している残額から減算されると共に、残額管理装置60で管理している残額からも減算される。
またカードR/W23により会員カード2が受け付けられると、該会員カード2のICチップから読み取った会員IDが会員管理装置61に送信され、会員管理装置61において該会員IDに対応付けられている貯玉数が返信されてくる。この返信されてきた貯玉数は、制御部22のRAMで記憶されて、貯玉数表示器26で表示され、該貯玉数が記憶されている状態で、貯玉再プレイボタン27が操作されると、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該貯玉数の範囲内で所定数分の貯玉再プレイ処理が行われ、該所定数分のパチンコ玉がパチンコ機10から払い出される。そして貯玉再プレイ処理に使用された玉数と手数料玉数が、制御部22のRAMで記憶している貯玉数から減算されて、貯玉数表示器26で表示している貯玉数が減算表示されると共に、会員管理装置61で管理している貯玉数からも減算される。
タッチパネル式のディスプレイ24は、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ24は表示手段の一例であって、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示するものであり、図13のD27や図14のD29b及びD30に示す画面表示が、該表示手段としての機能によるものである。またディスプレイ24は選択受付手段の一例であって、表示手段に表示される景品の中から、遊技者が所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付けるものであると共に、該ディスプレイ24は予約受付手段の一例でもあって、交換を予約する景品の選択を遊技者から受け付けるものであり、図13のD28に示す画面表示が、該選択受付手段及び予約受付手段としての機能によるものである。さらにディスプレイ24は配送先情報受付手段の一例であって、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付けるものであり、図13のD23に示す画面表示が、該配送先情報受付手段としての機能によるものである。
ここで図13〜図16を参照して、ディスプレイ24に表示される画面について説明する。このディスプレイ24は、遊技者が操作するものである。なお、各画面の表示中において、メニューボタン24aが操作されると、D21に示すメニュー画面に戻り、戻るボタン24bが操作されると、1つ前の画面に戻る。
まず初期状態では、図13のD21に示すメニュー画面が表示される。このD21では、メニューを選択するためのボタンとして、「遊技データ」ボタン,「配送先登録」ボタン,「景品予約」ボタン,及び「ログイン」ボタンが表示される。このD21で、「遊技データ」ボタンが操作されると、遊技データが表示される。
またD21で、「配送先登録」ボタンを操作したときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、D23で、配送先情報入力画面が表示され、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でなければ、D22で、会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す画面が表示され、会員カード2又は景品交換カード3が挿入されると、D23で、配送先情報入力画面が表示される。このD23は、前述の如く、配送先情報受付手段としての機能により表示される画面であって、配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号と、暗証番号の入力欄が表示されており、各入力欄に対応する「氏名」ボタン,「郵便番号」ボタン,「住所」ボタン,「電話番号」ボタン,又は「暗証番号」ボタンを操作すると、ソフトキーボードが表示されて、各入力欄への入力が可能となる。
このD23で、各入力欄に配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と暗証番号を入力して、決定ボタン24cを操作すると、該入力された配送先情報及び暗証番号と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先登録要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この場外通信部21cは配送先特定処理手段の一例であって、配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該カードユニット20が設けられている遊技場において遊技者に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2又は景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から特定可能とするための処理を行うものであり、ここでは該処理として、配送先登録要求を景品管理装置70に対して送信する。この配送先登録要求を受信した景品管理装置70では、図9(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場のデータテーブルで、該配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて暗証番号及び配送先情報が登録され、これにより、配送先情報が配送先特定情報から特定可能となる。
図13に戻り、D21で、「景品予約」ボタンを操作すると、D24で、景品選択の手法を選択するためのボタンとして、「種別から選択」ボタン,「交換玉数から選択」ボタン,及び「キーワード検索」ボタンが表示されると共に、制御部22のEEPROMが記憶している景品パッケージ情報に基づいて、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージ(即ちパッケージ景品表示フラグが1である景品パッケージ)を示す景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン,及び「夏期限定フェア」ボタン)が表示される。このD24において前記パッケージメニューである景品パッケージボタンを表示する処理が、前記パッケージメニュー表示処理である。
このD24で、「種別から選択」ボタンを操作すると、D25で、景品交換システム1において予め定められている大区分を示す大区分ボタンが表示される。このD25で、いずれかの大区分ボタン(ここでは「食料品」ボタン)を操作すると、D26で、該操作された大区分ボタンに対応する大区分に属し、景品交換システム1において予め定められている小区分を示す小区分ボタンが表示される。このD25及びD26において前記区分メニューである大区分ボタン及び小区分ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD26で、いずれかの小区分ボタン(ここでは「水産物」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された小区分ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報が抽出されて、D27で、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品選択ボタンが表示される。なお一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、画面がスクロール表示される。このD27は、前述の如く、表示手段としての機能により表示される画面である。またD27において景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。
このD27で、いずれかの景品ボタン(ここでは「ずわいがに」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している景品情報のうち、該操作された景品ボタンに対応する景品の詳細情報が抽出されて、D28で、該抽出された詳細情報が表示される。このD28は、前述の如く、選択受付手段及び予約受付手段としての機能により表示される画面である。このD28で、決定ボタン24cを操作すると、図15のD31に進む。
図13に戻り、D24で、「交換玉数から選択」ボタンを操作すると、図14のD29aで、景品交換システム1において予め定められている交換玉数の区分(ここでは「〜500玉」,「501〜1000玉」,「1001〜1500玉」,「1501〜2000玉」,及び「2001〜2500玉」)を示す交換玉数ボタンが表示される。このD29aにおいて前記区分メニューである交換玉数ボタンを表示する処理が、前記区分メニュー表示処理である。
このD29aで、いずれかの交換玉数ボタン(ここでは「1501〜2000玉」ボタン)を操作すると、制御部22のEEPROMが記憶している区分メニューDBから、該操作された交換玉数ボタン(即ち区分メニュー)に関連付けられている景品情報が抽出されて、D29bで、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。なお一画面に入りきらない場合には、画面右上のスクロールボタンを操作することにより、画面がスクロール表示される。このD29bも、前述の如く、表示手段としての機能により表示される画面である。またD29bにおいて景品ボタンを表示する処理が、前記区分景品表示処理であり、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該重複が排除されている区分メニューDBの記憶に基づいて、当該景品が1つのみが表示されので、該景品が重複して表示されることがない。このD29bで、いずれかの景品ボタンを操作すると、前記D28に進む。
なお図13のD24で、「キーワード検索」ボタンを操作すると、図示しないが、キーワード入力画面が表示され、該画面でキーワードを入力すると、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該入力されたキーワードに合致する景品情報が抽出されて、D27やD29bと同様に、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。
また図13のD24で、いずれかの景品パッケージボタン(ここでは「アイスクリームフェア」ボタン)が操作されると、制御部22のEEPROMが記憶している表示景品情報DBから、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDに対応付けられている景品IDの景品情報が抽出されて、図14のD30で、D27やD29bと同様に、該抽出された景品情報の景品について、景品名と交換玉数を示す景品ボタンが表示される。このD30において景品ボタンを表示する処理が、前記パッケージ景品表示処理である。これによれば、予約端末において、遊技場が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、遊技者の利便性が向上する。このD30で、いずれかのボタンを操作すると、前記D28に進む。
図15のD31では、選択された景品について、景品名及び交換玉数を示す景品ボタンが表示されると共に、「景品予約」ボタン,及び「配送先指定」ボタンが表示される。このD31で、いずれかの景品ボタンを操作すると、図示しないが、該操作されたボタンに対応する景品の選択をキャンセルできるキャンセル画面が表示されて、該画面でキャンセル操作が行われると、当該景品の選択がキャンセルされる。またD31で、「景品予約」ボタンを操作すると、前記D24に戻り、更なる景品の選択ができる。
またD31で、「配送先指定」ボタンを操作すると、D32で、配送先を指定するためのボタンとして、「遊技場」ボタン,及び「自宅」ボタンが表示される。このD32で、「遊技場」ボタンを操作すると、選択された景品の景品IDと、配送区分が遊技場である旨を示す情報とを含む予約要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この場外通信部21cは予約要求送信手段の一例であって、予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品IDを含む予約要求を送信するものである。
またD32で、「自宅」ボタンを操作したときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であれば、配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDを含む配送先情報要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この場外通信部21cは配送先特定情報送信手段の一例であって、配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された配送先特定情報を景品管理装置70に送信するものである。この配送先情報要求を受信した景品管理装置70では、図9(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場又は当該遊技場とグループ関係にある遊技場のデータテーブルから、該配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けられている配送先情報が抽出され、該抽出された配送先情報がカードユニット20に返信される。
この配送先情報を受信したカードユニット20では、D33で、該受信した配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)が表示される。このD33で、決定ボタン24cを操作すると、D34で、配送希望日時(配送希望日及び配送希望時間帯)の入力欄が表示され、配送希望日の入力欄に対応する「日」ボタンを操作すると、カレンダーが表示されて、配送希望日の入力が可能となり、配送希望時間帯の入力欄に対応する「時間帯」ボタンを操作すると、予め定められた複数の時間帯が表示されて、配送希望時間帯の入力が可能となる。
このD34で、配送希望日時を入力して、決定ボタン24cを操作すると、選択された景品の景品IDと、配送区分が遊技場である旨を示す情報と、配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求が、前記予約要求送信手段として機能する場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。
前記D32で、「自宅」ボタンを操作したときに、会員カード2又は景品交換カード3を受付中でなければ、D35で、会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨が表示されると共に、「手入力」ボタンが表示される。このD35で、会員カード2又は景品交換カード3を挿入すると、D32で会員カード2又は景品交換カード3を受付中であった場合と同様にして、D33に進む。
一方、D35で、「手入力」ボタンを操作すると、D36で、配送先情報である氏名,郵便番号,住所,及び電話番号の入力欄が表示され、各入力欄に対応する「氏名」ボタン,「郵便番号」ボタン,「住所」ボタン,又は「電話番号」ボタンを操作すると、ソフトキーボードが表示されて、各入力欄への入力が可能となる。このD36で、各入力欄に配送先情報を入力して、決定ボタン24cを操作すると、D33に進み、該入力された配送先情報が表示される。
図13に戻り、D21で、「ログイン」ボタンを操作すると、図16のD37aで、配送先情報を登録済の会員カード2又は景品交換カード3の挿入を促す旨と、暗証番号の入力欄が表示される。このD37aで、配送先情報を登録済の会員カード2又は景品交換カード3を挿入し、暗証番号を入力して、決定ボタン24cを操作すると、該挿入された会員カード2又は景品交換カード3から読み取った会員ID又は景品会員IDと該入力された暗証番号とを含む照合要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。該照合要求を受信した景品管理装置70では、該照合要求に含まれる暗証番号と、該照合要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて図9(b)に示す配送先DBで記憶されている暗証番号とが照合され、照合NGであれば、照合NG通知がカードユニット20に対して返信され、照合OKであれば、照合OK通知がカードユニット20に対して返信される。
該照合NG通知を受信したカードユニット20では、再度D37aの画面が表示される。一方、照合OK通知を受信したカードユニット20では、D37bで、会員ログインメニューを選択するためのボタンとして、「予約確認(予約レシート再発行)」ボタン,「配送情報確認」ボタン,「配送先情報変更」ボタン,及び「退会」ボタンが表示される。
このD37bで、「配送先情報変更」ボタンを操作すると、前記D23の配送先情報入力画面が表示される。このD23で、各入力欄に変更後の配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号)と暗証番号を入力して、決定ボタン24cを操作すると、該入力された配送先情報及び暗証番号と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDとを含む配送先変更要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この配送先変更要求を受信した景品管理装置70では、図9(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場のデータテーブルで、該配送先変更要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて暗証番号及び配送先情報が登録される。
またD37bで、「退会」ボタンを操作すると、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDを含む退会要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この退会要求を受信した景品管理装置70では、図9(b)に示す配送先DBにおいて、当該遊技場のデータテーブルで、該退会要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて登録されている暗証番号及び配送先情報が削除される。
またD37bで、「予約確認(予約レシート再発行)」ボタンを操作すると、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDを含む予約確認要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この予約確認要求を受信した景品管理装置70では、図10(a)に示す予約情報DBにおいて、該予約確認要求に含まれる会員ID又は景品会員IDが記憶されている予約情報(即ち配送情報登録処理が行われていない予約情報)を抽出して、カードユニット20に対して返信する。この予約情報を受信したカードユニット20では、D37cで、各予約情報について、予約ID,景品名,及び交換玉数を示す予約確認ボタンが、予約一覧として表示される。このD37cで、いずれかの予約確認ボタンを操作すると、該操作された予約確認ボタンに対応する予約情報に基づいて、予約ID,景品ID,景品名,交換玉数,及びバーコード6a等を印刷した図2(b)に示す予約レシート6が、予約レシートプリンタ25から再発行される。これによれば、配送先情報を登録している遊技者は、配送情報登録処理が行われていない予約情報を確認して、予約レシート6の再発行を受けることができる。
またD37bで、「配送情報確認」ボタンを操作すると、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている会員ID又は景品会員IDを含む配送情報確認要求が、場外通信部21cから景品管理装置70に対して送信される。この配送情報確認要求を受信した景品管理装置70では、図10(b)に示す配送情報DBにおいて、該配送情報確認要求に含まれる会員ID又は景品会員IDが記憶されている配送情報を抽出して、カードユニット20に対して返信する。この配送情報を受信したカードユニット20では、D37dで、各配送情報について、予約確定ID,及び確定日時を示す配送情報確認ボタンが、配送情報一覧として表示される。このD37dで、いずれかの配送情報確認ボタンを操作すると、D37eで、該操作された配送情報確認ボタンに対応する配送情報に基づいて、予約確定ID,配送区分,配送希望日時,予約ID,景品名,及び交換玉数が、配送情報詳細として表示される。これによれば、配送先情報を登録している遊技者は、配送情報登録処理が行われている配送情報を確認することができる。
なお図13のD21で、「ログイン」ボタンを操作したときに、既に挿入されている会員カード2又は景品交換カード3の暗証番号について照合OK通知を受信している場合には、D37aを飛ばしてD37bに進む。
図1に戻り、予約レシートプリンタ25は、図2(b)に示す予約レシート6を印刷し、予約レシート排出口25aから排出して発行するものである。なお予約レシート6は、前述の如く、1つの景品に対して1枚発行されるので、例えば図15のD31に示すように、2つの景品が選択されている状態で予約が行われた場合には、該2つの景品の各々に対して1枚ずつ発行される。
次にキオスク端末30について説明する。キオスク端末30は、遊技場内の所定箇所(例えば景品交換カウンタの近傍や、パチンコ機10が配置される遊技島の端部等)に設けられ、図17に示すように、箱型の形状を呈するものであり、その前面にディスプレイ34,メニューボタン34a,戻るボタン34b,決定ボタン34c,カード挿入口33a,及び予約レシート排出口35a等を備え、その内部に通信部31,制御部32,カードR/W33,及び予約レシートプリンタ35等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
このキオスク端末30は予約端末の一例であって、予約受付手段と予約要求送信手段とを有するものである。またキオスク端末30は景品表示装置の一例であって、表示手段と選択受付手段とを有するものである。さらにキオスク端末30は景品選択装置の一部を構成するものであって、選択受付手段を有するものである。このキオスク端末30は、これら予約端末,景品表示装置,及び景品選択装置としては、カードユニット20と同様に機能する。
通信部31は、前述の如く、ルータ64及び図示しないインターネットを介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。この通信部31は、場外通信部21cと同様に、配送先特定処理手段,配送先特定情報送信手段,及び予約要求送信手段として機能する。
制御部32は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、キオスク端末30に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、制御部22と同様に、図12(a)に示す表示景品情報DBを記憶している。また制御部32は、制御部22と同様に、表示処理手段,及び重複表示排除手段として機能し、EEPROMでは、制御部22と同様に、図12(b)に示す区分メニューDBが記憶される。
カードR/W33は、カード挿入口33aから会員カード2の挿入を受け付けて、該会員カード2のICチップからカードID及び会員IDを読み取るものであり、またカード挿入口33aから景品交換カード3の挿入を受け付けて、該景品交換カード3のICチップから景品会員IDを読み取るものである。なおカードR/W23とは異なり、プリペイドカード4の挿入は受け付けない。
タッチパネル式のディスプレイ34は、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ34は、ディスプレイ24と同様に、表示手段,選択受付手段,及び配送先情報受付手段として機能し、前記図13〜図16と同様の画面が表示される。
予約レシートプリンタ35は、予約レシートプリンタ25と同様に、図2(b)に示す予約レシート6を印刷し、予約レシート排出口35aから排出して発行するものである。
次にPOS端末40について説明する。POS端末40は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図1に示すように接続される通信部41,制御部42,ディスプレイ43,入力装置44,及びバーコードリーダ45等を有するコンピュータであり、図18に示すような外観を呈する。このPOS端末40は減算処理端末の一例であって、カードユニット20のディスプレイ24,及びキオスク端末30のディスプレイ34(以下、単に「(予約端末の)ディスプレイ」と略記する。)にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を遊技者が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)から減算するための減算処理を行うものである。
通信部41は、前述の如く、会員管理装置61及び計数値管理装置62と通信可能に接続されている。制御部42は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS端末40に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ディスプレイ43は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置44は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。この入力装置44には、図示しないが、複数種類の交換玉数に対応する交換玉数入力ボタン(例えば100玉ボタン,200玉ボタン,500玉ボタン等)が設けられており、該交換玉数入力ボタンが操作されると、交換玉数が入力されるように構成されている。バーコードリーダ45は、計数レシート5に記録されているバーコード5a,及び会員カード2に記録されているバーコードを読み取るものである。
ここで図19を参照して、ディスプレイ43に表示される画面について説明する。このPOS端末40は、遊技場の店員が操作するものである。まず入力装置44に設けられている計数レシート読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ45により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、D41で、前記読み取った計数値が表示されると共に、会員カード2のバーコードの読取又は会員カード無しボタンの操作を促す旨が表示される。
このD41で、会員カード無しボタンを操作すると、D42で、前記読み取った計数値と、交換玉数の入力欄と、計数値から交換玉数を減算した端玉数の表示欄が表示される。このD42で、入力装置44に設けられている交換玉数入力ボタン(図示外)を操作して交換玉数を入力すると、交換玉数が加算表示される一方、端玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部41から計数値管理装置62に対して送信される。この通信部41が、前記減算処理を行う減算処理手段である。この計数値クリア要求を受信した計数値管理装置62では、該計数値クリア要求に含まれる計数IDに対応付けられている計数値が零にされる。
また入力装置44に設けられている会員カード読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ45により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDを含む貯玉数要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員IDに対応付けられている貯玉数を含む貯玉数情報を受信すると、D43で、該貯玉数情報に含まれる貯玉数が表示されると共に、計数レシート5のバーコード5aの読取又は計数レシート無しボタンの操作を促す旨が表示される。
このD43で、計数レシート無しボタンを操作すると、D44で、前記貯玉数(現在の貯玉数)と、交換玉数の入力欄と、現在の貯玉数から交換玉数を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD44で、入力装置44に設けられている交換玉数入力ボタン(図示外)を操作して交換玉数を入力すると、交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求が、通信部41から会員管理装置61に対して送信される。この通信部41が、前記減算処理を行う減算処理手段である。この貯玉数更新要求を受信した会員管理装置61では、該貯玉数更新要求に含まれる会員IDに対応付けられている貯玉数が交換後の貯玉数に更新される。
前記D41でバーコードリーダ45により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDを含む貯玉数要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員IDに対応付けられている貯玉数を含む貯玉数情報を受信すると、D45に進む。また前記D43でバーコードリーダ45により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、D45に進む。
D45では、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数値と、受信した貯玉数情報に含まれる貯玉数(現在の貯玉数)と、交換玉数の入力欄と、計数値と現在の貯玉数との合算値から交換玉数を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD45で、入力装置44に設けられている交換玉数入力ボタン(図示外)を操作して交換玉数を入力すると、交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。そして、入力装置44に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部41から計数値管理装置62に対して送信されると共に、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求が、通信部41から会員管理装置61に対して送信される。
次に予約確定端末50について説明する。予約確定端末50は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,ディスプレイ53,入力装置54,バーコードリーダ45,及び配送レシートプリンタ56等を有するコンピュータであり、図20に示すような外観を呈する。
この予約確定端末50は、予約識別情報受付手段と景品配送要求送信手段とを有するものである。また予約確定端末50は景品選択装置の一部を構成するものであって、景品配送要求送信手段を有し、前記減算処理を行うPOS端末40と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、景品配送要求(予約確定要求)を送信する(つまりPOS端末40と予約確定端末50とが連動していない)ものである。このように、予約確定端末50がPOS端末40と別個に設けられ、該POS端末40と連動していないのは、現状において、POS端末40はほぼ全ての遊技場に既に設けられており、後付の予約確定端末50と連動させようとした場合には、POS端末40側のインターフェイスを改造しなければならないが、複数存在する全てのPOS端末40のメーカがインターフェイスの改造に対応するとは限らないし、予約確定端末50としても各メーカのPOS端末40に対応して連動するものを製造するとコストが高くなってしまうからである。
通信部51は、前述の如く、ルータ64を介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。この通信部51の機能については後述する。制御部52は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、予約確定端末50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、店員を個々に識別可能な店員識別情報である店員IDと、当該店員の暗証番号とが、対応付けて記憶されている。
ディスプレイ53は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置54は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。バーコードリーダ55は予約識別情報受付手段の一例であって、予約識別情報である予約IDを受け付けるものであり、ここでは予約レシート6に記録されているバーコード6aを読み取ることで、該バーコード6aが示す予約IDを受け付ける。また配送レシートプリンタ56は、図2(c)に示す配送レシート7を印刷し、配送レシート排出口56aから排出して発行するものである。
ここで図21を参照して、ディスプレイ53に表示される画面について説明する。この予約確定端末50は、遊技場の店員が操作するものである。まず初期状態では、D51に示すログイン画面が表示される。このD51では、当該予約確定端末50を操作する店員の店員IDと暗証番号の入力欄が表示されており、該店員が入力装置54を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、制御部52のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、D52に示すメニュー画面が表示される。このD52では、メニューを選択するためのボタンとして、「景品パッケージ選択」ボタン,「景品配送(予約確定)」ボタン,及び「配送取消」ボタンが表示される。
このD52で、「景品パッケージ選択」ボタンを操作すると、景品管理装置70に対して、図8に示す景品パッケージDBで記憶(設定)されている景品パッケージ情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、景品パッケージDBで記憶(設定)されているすべての景品パッケージについて、景品提供業者,景品パッケージID,及び景品パッケージ名とを受信すると、それらが一時的に記憶されて、D53に示す画面が表示される。このD53では、前記記憶している景品提供業者を示す景品提供業者ボタンが表示される。このD53で、遊技場が希望する景品提供業者に対応する景品提供業者ボタン(ここではX社)を操作すると、D54で、前記記憶している景品パッケージのうち、該操作された景品提供業者ボタンに対応する景品提供業者が提供する景品パッケージの景品パッケージ名を示す景品パッケージボタンが表示される。
このD54で、遊技場が希望する景品パッケージに対応する景品パッケージボタンを操作すると、景品管理装置70に対して、該操作された景品パッケージボタンに対応する景品パッケージの景品パッケージIDが送信され、該景品管理装置70から、当該景品パッケージIDに対応付けて図8に示す景品パッケージDBで登録されている景品IDの全景品(即ち景品パッケージに含まれる全景品)について、図7に示す景品情報DBから抽出した景品名,交換玉数,及び予約停止フラグを示す景品リストを受信すると、D55に示す画面で、該受信した景品リストが表示される。
このD55で、入力装置に設けられている決定ボタンを操作すると、D53で操作されたボタンに対応する景品提供業者及びD53で操作されたボタンに対応する景品パッケージ(即ち遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージ)の景品パッケージIDを含み、当該景品パッケージを選択する旨の景品パッケージ登録要求が、景品管理装置70に対して送信される。このように、遊技場は、景品の種別や交換玉数から検索可能な景品を含む景品パッケージ(例えば「水産物A」,「オススメ食品A」,「得々景品A」等)と、パッケージ景品表示処理の対象となる景品パッケージ(例えば「アイスクリームフェア」,「夏期限定フェア」等)の両方から、希望する景品パッケージを選択することができる。
前記D52で、「景品配送(予約確定)」ボタンを操作すると、D56に示す画面が表示される。このD56では、予約レシート6のバーコード6aの読取,又は予約レシート6に記録されている予約IDの手入力を促す旨が表示される。このD56で、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55により、予約レシート6に記録されているバーコード6aを読み取ることで、該バーコード6aが示す予約IDを受け付けるか、又は前記予約識別情報受付手段であるディスプレイ53及び入力装置54により、予約レシート6に記録されている予約IDを手入力することで、該予約IDを受け付けると、景品管理装置70に対して、該受け付けた予約IDを含む予約情報要求が送信され、該景品管理装置70から、当該予約情報要求に含まれる予約IDに対応付けて図10(a)に示す予約情報DBで登録されている予約情報(景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、D57に示す画面で、該受信した予約情報が表示される。
このD57で、「続けて読取」ボタンを操作すると、D56で受け付けられた予約IDが一時的に記憶されて、D56に戻り、次なる予約IDの読取又は手入力が可能となる。このD57における「続けて読取」ボタンの操作とD56における予約IDの受付を繰り返すと、該受け付けられた複数の予約IDが一時的に記憶される。またD57で、入力装置54に設けられている読取終了ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。この通信部51は提供要求送信手段の一例であって、予約識別情報受付手段にて受け付けた予約IDを含む景品配送要求(ここでは予約確定要求)を景品管理装置70に送信するものである。また通信部51は店員識別情報送信手段の一例であって、当該予約確定端末50を操作する店員を識別可能な店員IDを(ここでは予約確定要求に含めて)景品管理装置70に送信するものである。
前記D52で、「配送取消」ボタンを操作すると、景品管理装置70に対して、図10(b)に示す配送情報DBで当該遊技場のデータテーブルに記憶されている配送情報の送信が要求され、該景品管理装置70から、該配送情報(予約確定ID,確定日時,店員ID,予約ID,景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、D58に示す画面で、該受信した配送情報が表示される。このD58で、取消を希望する配送情報をクリックして選択すると、該配送情報の予約確定IDを含む配送取消要求が、通信部51から景品管理装置70に対して送信される。
次に、図22〜図31を参照して、景品交換システム1の作用について説明する。以下においては、図22をメインにして、各装置が行うサブルーチンを織り交ぜながら、景品交換システム1の作用について説明する。
まず景品交換システム1は、前提として、図22に示すS01〜S06の処理を行う。具体的には、配送管理装置80は、図4(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報,及び図4(b)に示す景品パッケージDBで記憶している景品パッケージ情報を、景品管理装置70に対して送信し(S01)、該景品管理装置70は、受信した景品情報を図7に示す景品情報DBで記憶すると共に、前記景品パッケージ設定手段である制御部72により、受信した景品パッケージ情報を図8に示す景品パッケージDBで記憶する(S02)。
また景品管理装置70は、図6(a)に示すように、前記景品パッケージ設定手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、景品パッケージが設定されると、該設定された景品パッケージの景品パッケージ情報を、図8に示す景品パッケージDBで記憶すると共に、図6(b)に示すように、前記景品パッケージ更新手段であるディスプレイ73及び入力装置74により、設定された景品パッケージに含まれる景品が更新されると、該更新された景品を、図8に示す景品パッケージDBで記憶する(S03)。これによれば、景品管理装置70において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また予約確定端末50は、図21のD53〜D55に示すように、遊技場が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けると(S04)、該選択された景品パッケージの景品パッケージIDを含む景品パッケージ登録要求を、景品管理装置70に対して送信し(S05)、該景品管理装置70は、前記景品パッケージ選択受付手段である通信部71により、該景品パッケージ登録要求を受信して、図8に示す景品パッケージDBにおいて、該景品パッケージ登録要求に含まれる景品パッケージIDに対応する当該遊技場の景品パッケージ選択フラグとして1を登録する(S06)。これによれば、景品管理装置70において、遊技場が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
次に景品交換システム1は、遊技場の営業開始前に、図22に示すS11〜S14の処理を行う。具体的には、配送管理装置80は、図4(a)に示す景品情報DBで記憶している景品情報のうち、新たに追加された景品と在庫数が変更された景品の景品情報を、在庫数情報として、景品管理装置70に対して送信し(S11)、該景品管理装置70は、前記在庫数情報受付手段である通信部71により、該在庫数情報を受信して、前記在庫数登録手段である制御部72により、図7に示す景品情報DBにおいて、該在庫数情報が示す在庫数を登録する(S12)。これによれば、景品管理装置70において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。なお、在庫数がNULLである景品については、在庫数を登録する必要がないので、登録作業の負担がさらに軽減される。
また景品管理装置70は、前記景品表示処理手段である制御部72及び前記景品情報送信手段である通信部71により、当該遊技場について選択された景品パッケージの景品パッケージ情報(ここでは景品パッケージID,大区分,小区分,景品パッケージ名,パッケージ表示フラグ,及び景品ID)と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報(ここでは景品ID,大区分,小区分,景品名,詳細情報,及び交換玉数)とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報として、予約端末に対して送信し(S13)、該予約端末(カードユニット20及びキオスク端末30)は、前記重複景品排除処理を行う(S14)。これによれば、景品管理装置70において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、遊技場が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該遊技場に設けられる予約端末で表示するための処理が行われるので、遊技場の客層や土地柄や季節に応じて、該遊技場が希望する景品を提供でき、遊技者に対して景品交換を促進することができると共に、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示されるので、該景品が重複して表示されることがない。また景品管理装置70から予約端末に送信される景品情報から、予約停止景品の景品情報が除かれ、予約端末において、該景品情報を受信した後は、予約停止景品を選択できなくなるので、遊技者による無駄な操作が無くなり、遊技者の利便性を向上できる。
次に景品交換システム1は、遊技場の営業中に、図22に示すS21〜S64の処理を行う。まず予約端末は、図23に示す配送先登録処理を行う(S21)。この予約端末は、図13のD21に示すメニュー画面で、「配送先登録」ボタンが操作されると、図23に示すように、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるか否かを判定する(S101)。このS101で会員カード2又は景品交換カード3を受付中である(YES)と判定された場合には、S104に進む。一方、S101で会員カード2又は景品交換カード3を受付中でない(NO)と判定された場合には、図13のD22に示す画面をディスプレイに表示して(S102)、会員カード2又は景品交換カード3の受付を待機し(S103)、会員カード2又は景品交換カード3の受付が有ると(YES)、S104に進む。
S104では、受付中の会員カード2から読み取った会員ID又は受付中の景品交換カード3から読み取った景品会員IDを、景品管理装置70に対して送信する。この会員ID又は景品会員IDを受信した景品管理装置70は、図9(b)に示す配送先DBで、該会員ID又は景品会員IDに対応付けて配送先情報が登録されているか否かを判定し、配送先情報が登録されていなければ、配送先未登録通知通知を予約端末に対して返信し、配送先情報が登録されていれば、配送先登録済通知を予約端末に対して返信する。
S104の処理を行った予約端末は、該景品管理装置70から送信されてくる配送先未登録通知(S105)又は配送先情報(S106)の受信を待機する。このS106で配送先情報の受信が有ると(YES)、該受信した配送先情報を表示すると共に、該配送先情報を変更するか否かの指定を受け付ける画面(図示外)をディスプレイに表示して(S107)、この画面で配送先情報を変更する旨の指定の受付があるか否かを判定する(S108)。このS108で配送先情報を変更する旨の指定の受付が無かった(NO)と判定された場合には、受付中の会員カード2又は景品交換カード3を返却して(S109)、処理を終了する。一方、S105で配送先未登録通知の受信が有るか(YES)、又はS108で配送先情報を変更する旨の指定の受付が有った(YES)と判定された場合には、図13のD23に示す画面をディスプレイに表示して(S110)、前記配送先情報受付手段であるディスプレイにより、配送先情報の入力を待機する(S111)。
このS111で配送先情報の入力が有る(YES)と判定された場合には、前記配送先特定処理手段である通信部により、該入力された配送先情報と、受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDとを含む配送先登録要求を、景品管理装置70に対して送信し(S112)、受付中の会員カード2又は景品交換カード3を返却して(S113)、処理を終了する。
S112の配送先登録要求を受信した景品管理装置70は、図9(b)に示す配送先DBにおいて、該受信した配送先登録要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて配送先情報を登録する(図22のS22)。
図22に戻り、予約端末は、図24に示す予約受付処理を行う(S21)。この予約端末は、図13のD21に示すメニュー画面で、「景品予約」ボタンが操作されると、図24に示すように、図13のD24〜図15のD31に示す画面をディスプレイに表示して(S201)、D31で表示される「配送先指定」ボタンの操作を待機する(S202)。このS202で「配送先指定」ボタンの操作が有ると(YES)、図15のD32に示す画面をディスプレイに表示して(S203)、D32で表示される「遊技場」ボタンの操作(S204)又は「自宅」ボタンの操作(S205)を待機する。
このS204で「遊技場」ボタンの操作が有ると(YES)、前記予約要求送信手段である通信部により、選択された一又は複数の景品の景品IDと、配送区分が遊技場である旨を示す情報とを含む予約要求を、景品管理装置70に対して送信して(S206)、該景品管理装置70から送信されてくる予約登録完了通知(S207),予約停止情報(S208),又は在庫零通知(S209)の受信を待機する。
このS207で予約登録完了通知の受信が有ると(YES)、該予約登録完了通知に含まれる予約ID,景品ID,景品名,及び交換玉数を記録した予約レシート6を発行して、S227に進む。またS208で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨をディスプレイに表示して、S227に進む。またS209で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫がない旨をディスプレイに表示して、S227に進む。S227では、予約要求に含まれる全ての景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信を待機し、該受信が有ると(YES)、処理を終了する。
前記S205で「自宅」ボタンの操作が有ると(YES)、会員カード2又は景品交換カード3を受付中であるか否かを判定する(S213)。このS213で会員カード2又は景品交換カード3を受付中である(YES)と判定された場合には、前記配送先特定情報送信手段である通信部により、該受付中の会員カード2又は景品交換カード3に記録されている配送先特定情報である会員ID又は景品会員IDを含む配送先情報要求を、景品管理装置70に対して送信して(S214)、該景品管理装置70から送信されてくる配送先情報(S215)又は使用不可通知(S216)の受信を待機する。
このS216で使用不可通知の受信が有ると(YES)、受付中の会員カード2又は景品交換カード3が使えない旨をディスプレイに表示してから(S226)、後述するS224に進む。またS215で配送先情報の受信が有ると(YES)、図15のD33に示す画面をディスプレイに表示して(S217)、確認操作(決定ボタン24cの操作)を待機し(S218)、このS218で確認操作が有ると(YES)、図15のD34に示す画面をディスプレイに表示して(S219)、配送希望日時の入力を待機し(S220)、このS220で配送希望日時の入力が有ると(YES)、前記予約要求送信手段である通信部により、選択された景品の景品IDと、配送区分が自宅である旨を示す情報と、配送先情報と、配送希望日時を示す情報とを含む予約要求を、景品管理装置70に対して送信して(S206)、S207に進む。これによれば、前記図23に示すように、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送される(ここでは該配送先に景品が配送されるように予約が行われる)ので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、遊技者の利便性が向上する。
前記S213で会員カード2又は景品交換カード3を受付中でない(NO)と判定された場合には、図15のD35に示す画面をディスプレイに表示して(S221)、会員カード2又は景品交換カード3の受付(S222)又はD35で表示される「手入力」ボタンの操作を待機する。このS222で会員カード2又は景品交換カード3の受付が有ると(YES)、前記S214に進む。またS223で「手入力」ボタンの操作が有ると(YES)、図15のD36に示す画面をディスプレイに表示して(S224)、配送先情報の入力を待機し(S225)、配送先情報の入力が有ると(YES)、前記S217に進む。
図22に戻り、景品管理装置70は、S31の予約受付処理と関連して、図25に示す予約内容登録処理を行う(S32)。この景品管理装置70は、予約端末から送信されてくる、配送先情報要求の受信(S300),又は予約要求の受信(S301)を待機する。このS301で予約要求(即ち図15においてD32→D35→D36→D33→D34と進んで送信されてくる予約要求)の受信が有ると(YES)、後述するS307に進む。またS300で配送先情報要求の受信が有ると(YES)、該配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに含まれる遊技場IDと、該予約端末が設けられる遊技場の遊技場IDとが、図9(a)に示すグループ店DBで同一グループに属する遊技場IDとして登録されているか否かを判定する(S302)。このS302の判定を行う制御部72は、予約端末で受け付けた会員カード2又は景品交換カード3を発行した遊技場と、当該予約端末が設けられる遊技場とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定を行うグループ店判定手段として機能するものである。
このS302で両遊技場が同一グループに属する遊技場でない(NO)と判定された場合には、使用不可通知を予約端末に対して返信して(S303)、処理を終了する。一方、S302で両遊技場が同一グループに属する遊技場である(YES)と判定された場合には、S304に進む。これによれば、予約端末において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる遊技場のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送される(ここでは該配送先に景品が配送されるように予約が行われる)ので、遊技者は各遊技場毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該遊技者の利便性が向上する。また遊技者に対して、配送先記録媒体が使用できる他のグループ店への来店の動機付けを与えることができるので、グループ店での集客の向上に寄与する。
S304では、前記受信した配送先情報要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けて図9(b)に示す配送先DBで配送先情報が登録されているか否かを判定する。このS304で配送先情報が登録されていない(NO)、即ち前記配送先登録処理が行われていないと判定された場合には、使用不可通知を予約端末に対して返信して(S303)、処理を終了する。一方、S304で配送先情報が登録されている(YES)、即ち前記配送先登録処理が行われていると判定された場合には、該配送先情報を予約端末に対して返信して(S305)、該予約端末から送信されてくる予約要求の受信を待機する(S306)。
このS306で予約要求の受信が有ると(YES)、該予約要求に含まれる一又は複数の景品IDの各々について、S307及びS309の判定を行う。具体的には、該予約要求に含まれる一の景品IDから特定される景品が予約停止景品であるか否か、即ち図7に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する(S307)。このS307の判定を行う制御部72は、S306で受信した予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が前記予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段として機能するものである。
このS307で予約停止景品である(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む予約停止情報を予約端末に対して返信して(S308)、S315に進む。このS307の処理を行う通信部71は、前記予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を予約端末に送信する予約停止情報送信手段として機能するものである。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置70において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。具体的には、景品の予約を停止することにより、該景品に相当する有価価値を返却する必要が無くなるので、遊技場の手間を低減でき、また該景品の代替品を提供する必要が無くなるので、景品提供業者の手間を低減できる。また予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品IDから特定される景品が予約停止景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
一方、S307で予約停止景品でない(NO)と判定された場合には、前記予約要求に含まれる一の景品IDに対応付けて図7に示す景品情報DBで記憶している在庫数(以下、「在庫数a」と称する。)と、該景品IDに対応付けて図9(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数(以下、「予約累計数b」と称する。)と、該予約要求に含まれる予約個数(以下、「予約個数c」と称する。)とに基づいて、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定する(S309)。このS309の判定を行う制御部72は、在庫数登録手段に登録された在庫数aと、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数b)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定すると共に、在庫数変更手段(通信部71)にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数aと、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数b)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段として機能するものである。
このS309で判定式xを満たさない(NO)、即ち景品の予約が可能でないと判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む在庫零通知を予約端末に対して返信して(S310)、S315に進む。このS310の処理は、予約可否判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について予約内容登録処理を不能化するための処理である。これによれば、景品管理装置70において、予め登録された在庫数aと、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値である予約累計数bとに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
またS310の処理を行う通信部71は、予約可否判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報である在庫零通知を予約端末に送信する予約停止情報送信手段として機能するものであり、ここでは予約要求を受信したことに応じて、在庫零通知を予約端末に送信するものである。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置70において、図22の後述するS63に示すように、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数aと予約累計数bとに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑を低減できる。具体的には、景品の予約を停止することにより、該景品に相当する有価価値を返却する必要が無くなるので、遊技場の手間を低減でき、また該景品の代替品を提供する必要が無くなるので、景品提供業者の手間を低減できる。また予約要求の受信に応じて、受動的に予約停止情報である在庫零通知を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
一方、S309で判定式xを満たす(YES)、即ち景品の予約が可能であると判定された場合には、図9(c)に示す予約・確定累計数DBにおいて、前記予約要求に含まれる景品IDに対応付けて記憶している予約累計数bに、該予約要求に含まれる予約個数cを加算して(S311)、S312に進む。このS311の処理を行う制御部72は、各景品について、予約内容登録処理に供された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで記憶している予約累計数)を集計する予約個数集計手段として機能するものである。
S312では、予約IDを生成し、図10(a)に示す予約情報DBにおいて、該生成された予約IDに対応付けて、予約情報として、前記予約要求に含まれる景品IDと、該景品IDに対応付けて図7に示す景品情報DBで記憶されている景品名と、前記予約要求に含まれる予約個数と、景品IDに対応付けて図7に示す景品情報DBで記憶されている交換玉数と、予約要求に含まれる配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報,及び配送希望日時とを登録し(S313)、該登録された予約ID,景品ID,景品名,及び交換玉数を含む予約登録完了通知を予約端末に対して返信して(S314)、S315に進む。
このS313の処理を行う制御部72は、予約端末の通信部から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約IDに対応付けて該予約要求に含まれる景品IDを登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段として機能するものである。またS313の処理を行う制御部72は、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)と予約内容登録処理に供された景品の景品IDとを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段として機能するものである。
S315では、予約要求に含まれる全ての景品IDについてS307及びS309の判定を行ったか否かを判定する。このS315で全ての景品IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S307に戻る。一方、S315で全ての景品IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、処理を終了する。
以上に説明したように、この景品交換システム1では、遊技者が景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置70において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求(予約確定要求)を送信する予約確定端末50とが別個に設けられていることにより、遊技者がパチンコ玉の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また本実施形態では、該予約確定端末50とPOS端末40とが共に景品カウンタに設けられており、POS端末40における減算処理(S41)と予約確定端末50における予約確定処理(S42)とが略同時に行われることから、予約確定端末50で景品の選択をさせると景品交換が滞って遊技者に迷惑がかかるが、予約端末で先に景品を予約(選択)させておくことができるので、景品交換が滞ることもない。
図22に戻り、POS端末40は、図26に示す減算処理を行う(S41)。このPOS端末40は、計数レシート読取ボタンの操作(S401)又は会員カード読取ボタンの操作(S421)を待機している。このS401で計数レシート読取ボタンの操作が有ると(YES)、バーコードリーダ45による計数レシート5のバーコード5aの読取を待機し(S402)、このS402で計数レシート5のバーコード5aの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコード5aが示す計数IDと計数値とを含む計数値確認要求を、計数値管理装置62に対して送信して(S403)、該計数値管理装置62から送信されてくる確認OK通知(S404)又は確認NG通知(S405)の受信を待機する。
このS405で計数値に異常がある旨を示す確認NG通知の受信が有ると(YES)、計数値に異常がある旨をディスプレイ43に表示して、処理を終了する。またS404で計数値に異常がない旨を示す確認OK通知の受信が有ると(YES)、該計数値を記憶し、図19のD41に示す画面をディスプレイ43に表示して、D41で表示される「会員カード無し」ボタンの操作(S408)又はバーコードリーダ45による会員カード2のバーコードの読取(S409)を待機する。
このS408で「会員カード無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図19のD42に示す画面をディスプレイ43に表示して(S410)、交換玉数の入力(S411)又は確定ボタンの操作(S412)を待機する。このS411で交換玉数の入力が有ると(YES)、前記記憶している計数値が該入力された交換玉数以上であるか否かを判定し(S413)、計数値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S414)、S411に戻り、計数値が交換玉数以上であると(YES)、前記記憶している計数値から前記入力された交換玉数を減算すると共に、D42で交換玉数を加算表示する一方で端玉数を減算表示して(S415)、S411に戻る。またS412で確定ボタンの操作が有ると(YES)、計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S416)、前記記憶している計数値を消去して、処理を終了する。一方、前記S409で会員カード2のバーコードの読取が有ると(YES)、後述するS423〜S424の処理を行い(S417)、S424で受信した貯玉数情報が示す貯玉数と前記記憶している計数値との合算値を記憶して、S441に進む。
前記S421で会員カード読取ボタンの操作が有ると(YES)、バーコードリーダ45による会員カード2のバーコードの読取を待機し(S422)、このS422で会員カード2のバーコードの読取が有ると(YES)、該読み取ったバーコード5aが示す会員IDを含む貯玉数要求を、会員管理装置61に対して送信して(S423)、該会員管理装置61から送信されてくる貯玉数情報の受信を待機する(S424)。
このS424で貯玉数情報の受信が有ると(YES)、該貯玉数情報が示す貯玉数を記憶し、図19のD43に示す画面をディスプレイ43に表示して、D43で表示される「計数レシート無し」ボタンの操作(S426)又はバーコードリーダ45による計数レシート5のバーコード5aの読取(S427)を待機する。
このS426で「計数レシート無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図19のD44に示す画面をディスプレイ43に表示して(S428)、交換玉数の入力(S429)又は確定ボタンの操作(S430)を待機する。このS429で交換玉数の入力が有ると(YES)、前記記憶している貯玉数が該入力された交換玉数以上であるか否かを判定し(S431)、貯玉数が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S432)、S429に戻り、貯玉数が交換玉数以上であると(YES)、前記記憶している貯玉数から前記入力された交換玉数を減算すると共に、D44で交換玉数を加算表示する一方で交換後の貯玉数(即ち前記記憶している貯玉数)を減算表示して(S433)、S429に戻る。またS430で確定ボタンの操作が有ると(YES)、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求を、会員管理装置61に対して送信し(S434)、前記記憶している貯玉数を消去して、処理を終了する。一方、前記S427で計数レシート5のバーコード5aの読取が有ると(YES)、前記S403〜S407の処理を行い(S435)、S402で読み取った計数値と前記記憶している貯玉数の合算値を記憶して、S441に進む。
S441では、図19のD45に示す画面をディスプレイ43に表示して、交換玉数の入力(S442)又は確定ボタンの操作(S443)を待機する。このS442で交換玉数の入力が有ると(YES)、前記記憶している計数値+貯玉数の合算値が該入力された交換玉数以上であるか否かを判定し(S444)、合算値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ43に表示して(S445)、S442に戻り、合算値が交換玉数以上であると(YES)、該合算値から前記入力された交換玉数を減算すると共に、D44で交換玉数を加算表示する一方で交換後の貯玉数(即ち前記記憶している合算値)を減算表示して(S446)、S442に戻る。またS443で確定ボタンの操作が有ると(YES)、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求を、会員管理装置61に対して送信すると共に(S447)、計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S448)、前記記憶している合算値を消去して、処理を終了する。
図22に戻り、予約確定端末50は、図27に示す予約確定処理を行う(S42)。この予約確定端末50は、図21のD52に示すメニュー画面で、「景品配送(予約確定)」ボタンが操作されると、同D56に示す画面をディスプレイ53に表示して、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55による予約レシート6のバーコード6aの読取(S501)又は予約識別情報受付手段であるディスプレイ53及び入力装置54による予約IDの手入力(S502)を待機し、S501で予約レシート6のバーコード6aの読取が有るか(YES)、S502で予約IDの手入力が有ると(YES)、該予約IDを一時的に記憶して、該予約IDを含む予約情報要求を、景品管理装置70に対して送信して(S503)、該景品管理装置70から送信されてくる予約情報(S504)又は予約無し通知(S505)の受信を待機する。
このS505で予約無し通知の受信が有ると(YES)、予約が無い旨をディスプレイ53に表示して、処理を終了する。またS504で予約情報の受信が有ると(YES)、図21のD57に示す画面をディスプレイ53に表示して、該D57で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S508a)又は読取終了ボタンの操作(S508b)を待機する。このS508aで「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、同D56に示す画面をディスプレイ53に表示して、S501に戻る。またS508bで読取終了ボタンの操作が有ると(YES)、前記景品配送要求送信手段及び前記店員識別情報送信手段である通信部51により、前記記憶している一又は複数の予約IDと店員IDとを含む予約確定要求を、景品管理装置70に対して送信して(S509)、該景品管理装置70から送信されてくる配送登録完了通知(S510),予約停止情報(S511),配送処理済通知(S512),又は在庫零通知(S513)の受信を待機する。
このS510で配送登録完了通知の受信が有ると(YES)、該配送登録完了通知に含まれる1つの予約確定IDと、一又は複数の予約ID,景品ID,景品名,及び交換玉数と、1つの配送区分,配送先情報,及び配送希望日時とを記録した配送レシート7を発行して、S520に進む。またS511で予約停止情報の受信が有ると(YES)、該予約停止情報に含まれる景品IDの景品が予約停止景品である旨をディスプレイ53に表示して、S520に進む。またS512で配送処理済通知の受信が有ると(YES)、該配送処理済通知に含まれる景品IDの景品が配送処理済である旨をディスプレイ53に表示して、S520に進む。さらにS513で在庫零通知の受信が有ると(YES)、該在庫零通知に含まれる景品IDの景品の在庫がない旨をディスプレイに表示して(S517)、S520に進む。S520では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信を待機し、該受信が有ると(YES)、処理を終了する。
図22に戻り、景品管理装置70は、S42の予約受付処理と関連して、図28に示す配送情報登録処理を行う(S43)。この景品管理装置70は、予約確定端末50から送信されてくる予約情報要求の受信を待機し(S601)、このS601で予約情報要求の受信が有ると(YES)、該予約情報要求に含まれる予約IDが図10(a)に示す予約情報DBで登録されているか否かを判定する(S602)。このS602で予約IDが登録されていない(NO)と判定された場合には、予約無し通知を予約確定端末50に対して返信して(S603)、処理を終了する。一方、S602で予約IDが登録されている(YES)と判定された場合には、予約情報を予約確定端末50に対して返信して(S604)、該予約確定端末50から送信されてくる予約確定要求の受信を待機する(S605)。
このS605で予約確定要求の受信が有ると(YES)、該予約確定要求に含まれる一又は複数の予約IDの各々について、S606,S608,及びS610の判定を行う。具体的には、該予約確定要求に含まれる一の予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品が予約停止景品であるか否か、即ち図7に示す景品情報DBにおいて、該景品IDに対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止景品である旨)が登録されているか否かを判定する(S606)。このS606の判定を行う制御部72は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約停止景品であるか否かを判定する提供判定手段として機能するものである。
このS606で予約停止景品である(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む予約停止情報を予約確定端末50に対して返信して(S607)、S612aに進む。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、該景品について予約が停止された場合であっても、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処(有価価値の返却や代替品の提供等)が必要となる件数をさらに低減できる。つまり本実施形態によれば、予約停止景品については、前記S307及びS308で説明したように、予約要求を受信しても予約を受け付けないので、事後的な対処が必要となる件数を低減でき、また予約を受け付けていたとしても、S606及びS607で説明したように、予約確定要求を受信しても配送情報登録処理を行わないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。なお配送情報登録処理が行われている場合には、後述する図30のS803で配送先情報が抽出されるので、事後的な対処を行うことができる。
一方、S606で予約停止景品でない(NO)と判定された場合には、前記予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品について配送情報登録処理が行われているか否か、即ち図10(b)に示す配送情報DBにおいて、該予約確定要求に含まれる予約IDが登録されているか否かを判定する(S608)。このS608の判定を行う制御部72は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品について配送情報登録処理が行われているか否かを判定する配送情報登録済判定手段として機能するものである。
このS608で予約IDが配送情報DBに登録されている(YES)と判定された場合には、該判定の対象となった予約IDに対応付けて登録されている景品IDを含む配送処理済通知を予約確定端末50に対して返信して(S609)、S612aに進む。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に配送情報登録処理が行われていると、新たな配送情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の配送情報登録処理が行われることがなく、遊技者に対して同じ景品が複数回提供されて遊技場が損をしてしまうおそれがない。
一方、S608で予約IDが配送情報DBに登録されていない(NO)と判定された場合には、前記予約確定要求に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDに対応付けて図7に示す景品情報DBで記憶している在庫数aと、該景品IDに対応付けて図9(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している確定累計数(以下、「確定累計数b’」と称する。)と、配送情報登録処理に供される配送個数c’(即ち予約ID及び景品IDに対応付けて図10(a)に示す予約情報DBで記憶している予約個数)とに基づいて、在庫数a−(確定累計数b’+配送個数c’)≧0の判定式x’を満たすか否かで、景品の予約確定が可能であるか否かを判定する(S610)。このS610の判定を行う制御部72は、在庫数変更手段(通信部71)にて変更を受け付けた後の在庫数aと、提供個数集計手段(配送個数集計手段)にて集計された提供個数(配送個数)である確定累計数b’とに基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(配送可否判定手段)として機能するものである。
このS610で判定式x’を満たさない(NO)、即ち在庫数が変更されて減少した結果、景品の配送が可能でないと判定された場合には、該判定の対象となった景品IDを含む在庫零通知を予約確定端末50に対して返信して(S611)、S612aに進む。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該変更を受け付けた後の在庫数aと確定累計数b’とに基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。つまり本実施形態によれば、在庫数が変更されて減少した結果、予約や配送ができなくなった場合には、前記S309及びS310で説明したように、予約要求を受信しても予約を受け付けないので、事後的な対処が必要となる件数を低減でき、また予約を受け付けていたとしても、S610及びS611で説明したように、予約確定要求を受信しても配送情報登録処理を行わないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。なお配送情報登録処理が行われている場合には、後述する図31のS904で配送先情報が抽出されるので、事後的な対処を行うことができる。
一方、S610で判定式x’を満たす(YES)、即ち景品の配送が可能であると判定された場合には、図9(c)に示す予約・確定累計数DBにおいて、前記景品IDに対応付けて記憶している確定累計数b’に、前記配送個数c’を加算して(S612)、S612aに進む。本発明では、前記図25のS309で説明したように、在庫数を超えた予約は受け付けないので、在庫数が変更されていない場合には、S610では常にYESと判定される。
S612aでは、予約確定要求に含まれる全ての予約IDについてS606,S608,及びS610の判定を行ったか否かを判定する。このS612aで全ての予約IDについて判定を行っていない(NO)と判定された場合には、S606に戻る。一方、S612aで全ての予約IDについて判定を行った(YES)と判定された場合には、S613に進む。
S613では、S606,S608,及びS610の判定でYESと判定された予約IDに対応付けられている配送区分毎に予約確定IDを生成し、図10(a)に示す予約情報DBにおいて、該予約確定IDが作成された予約IDに対応する予約情報を消去すると共に、図10(b)に示す配送情報DBにおいて、該生成された各予約確定IDに対応付けて、配送情報登録処理に関する配送情報として、該配送情報登録処理が行われた日時である確定日時と、予約確定要求に含まれる店員IDと、該配送情報登録処理の対象となった一又は複数の予約ID,景品ID,景品名,交換玉数と、1つの配送区分,ユーザ特定情報である会員ID又は景品会員IDと配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを登録して、配送指示済フラグとして0(即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信していない旨)を登録し(S614)、該登録された予約確定ID,予約ID,景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,配送先情報(氏名,郵便番号,住所,及び電話番号),及び配送希望日時とを含む配送登録完了通知を予約確定端末50に対して返信して(S615)、処理を終了する。
このS614の処理を行う制御部72は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)の対象である景品をユーザ(遊技者)に配送するための配送情報を登録する配送情報登録処理を行う配送情報登録手段として機能するものである。なお配送情報登録処理は、予約確定端末50の通信部51から送信されてきた景品配送要求(予約確定要求)に含まれる予約IDに対応付けて登録された景品IDから特定される景品をユーザ(遊技者)に配送するための配送処理でもある。
また配送情報登録手段として機能する制御部72は、前記提供判定手段により予約停止景品である(S606でYES)と判定されたことを条件として、配送情報登録処理を行わず、また前記配送情報登録済判定手段により配送情報登録処理が行われている(S608でYES)と判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに配送情報登録処理を行わず、さらに前記グループ店判定手段によりグループ店である(図25のS302でYES)と判定されたことを条件として、配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から特定される配送先に景品を配送するための配送情報登録処理を行う(ここでは該配送情報登録処理の前提となる予約内容登録処理を行う)ものである。
またS614の処理を行う制御部72は、前記配送情報登録処理に伴って、景品提供要求(予約確定要求)の送信元である予約確定端末50を操作した店員の店員IDに対応付けて当該配送情報登録処理に関する情報を管理する配送情報管理手段として機能するものである。これによれば、予約確定端末50を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。具体的には、POS端末40で記憶している減算処理の履歴を該POS端末40のディスプレイ43で表示すると共に、景品管理装置70の配送情報DBで記憶している配送情報を予約確定端末50のディスプレイ53で表示して、両者を見比べることにより、ある配送情報の確定日時の近傍において減算処理が行われていないこと、つまりは該配送情報の店員IDから特定される店員が不正又は間違いにより減算処理を行わずに予約確定要求の送信を行ったことを特定して、該店員の処分や事後的な減算処理等の対処をすることができる。
さらにS614の処理を行う制御部72は、ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)と配送情報登録処理に供された景品の景品IDとを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段として機能するものである。
図22に戻り、景品管理装置70は、図29に示す配送停止処理を行う(S44)。この景品管理装置70は、予約確定端末50から送信されてくる配送取消要求の受信を待機している(S701)。この配送取消要求を受信する通信部71は、前記配送情報登録手段にて登録された配送情報のうち、取消を希望する配送情報の指定を遊技場から受け付ける取消指定受付手段として機能するものである。
このS701で配送取消要求の受信が有ると(YES)、該配送取消要求に含まれる予約確定IDに対応付けて図10(b)に示す配送情報DBで登録されている配送指示済フラグが1であるか否か(即ち当該予約確定IDに対応する配送情報を配送管理装置80に送信しているか否か)を判定する(S702)。
このS702で配送指示済フラグが0である(NO)、即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信していないと判定された場合には、配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理として、図10(b)に示す配送情報DBにおいて、該配送情報を消去し(S703)、配送停止完了通知を予約確定端末50に対して返信して(S704)、処理を終了する。
一方、S702で配送指示済フラグが1である(YES)、即ち当該配送情報を配送管理装置80に送信したと判定された場合には、配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理として、該配送情報の予約確定IDを含む配送停止要求を配送管理装置80に対して送信する(S705)。
この配送停止要求を受信した配送管理装置80は、該配送停止要求に含まれる予約確定IDに対応する景品の配送が行われているか否か、即ち図5(a)に示す配送情報DBにおいて、当該予約確定IDに対応付けて配送開始日時が登録されているか否かを判定する。ここで配送開始日時が登録されていない(即ち景品の配送が未だ行われていない)と判定された場合には、当該予約確定IDに対応する配送情報を消去して、配送停止OK通知を景品管理装置70に対して返信する。一方、配送開始日時が登録されている(即ち景品の配送が既に行われている)と判定された場合には、配送停止NG通知を景品管理装置70に対して返信する。
S705の処理を行った景品管理装置70は、配送管理装置80から送信されてくる配送停止OK通知(S706)又は配送停止NG通知(S707)の受信を待機する。このS706で配送停止OK通知の受信が有ると(YES)、前記S703に進む。またS707で配送停止NG通知の受信が有ると(YES)、配送停止不可通知を予約確定端末50に対して返信して(S708)、処理を終了する。
ここでS703の処理を行う制御部72,及びS705の処理を行う通信部71は、前記取消指定受付手段にて指定を受け付けた配送情報に対応する景品の遊技者への提供(配送)を停止するための処理を行う提供停止手段として機能するものである。これによれば、遊技者が所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置70において、景品をユーザに提供するための配送情報を登録する配送情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する配送情報の指定を遊技場から受け付けると、該指定を受け付けた配送情報に対応する景品の配送を停止するための処理が行われて、景品の配送が行われないので、遊技場が損をしてしまうおそれがない。
図22に戻り、景品管理装置70は、図30に示す予約停止景品指定処理を行う(S51)。この景品管理装置70は、予約停止景品の指定を待機しており(S801)、図6(c)のD17に示す画面で予約停止景品の指定が有ると(YES)、図7に示す景品情報DBにおいて、該指定された景品の景品IDに対応する予約停止フラグとして1(即ち予約停止景品である旨)を登録して(S802)、図10(b)に示す配送情報DBにおいて、該景品IDが含まれる配送情報から配送先情報(氏名,郵便番号,住所,電話番号)を抽出し(S803)、該抽出した配送先情報をディスプレイ73に表示して(S804)、処理を終了する。
ここでS803の処理を行う制御部72は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約停止景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記ユーザ特定情報登録手段(制御部72,配送情報DB)にて該景品の景品IDと対応付けられているユーザ特定情報(配送先情報)を抽出するユーザ特定情報抽出手段として機能するものである。これによれば、予約を停止する景品の指定を受け付ける前に該景品の予約を行った遊技者を特定できるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば電話連絡等)をすることができる。
図22に戻り、配送管理装置80は、図3(a)のD02に示すようにして、ある景品について在庫数の変更を受け付けると(S61)、図4(a)に示す景品情報DBにおいて、該景品の景品IDに対応付けて記憶している在庫数を、該受け付けた変更後の在庫数に変更し(S62)、該景品IDと変更後の在庫数とを含む在庫数変更情報を、景品管理装置70に対して送信する(S63)。
この在庫数変更情報を受信した景品管理装置70は、図31に示す在庫数変更処理を行う(S64)。この景品管理装置70は、在庫数変更情報の受信を待機しており(S901)、前記在庫数変更情報の受信が有ると(YES)、図7に示す景品情報DBにおいて、該在庫数変更情報に含まれる景品IDに対応付けて記憶している在庫数を、該在庫数変更情報に含まれる変更後の在庫数に変更して(S902)、該変更後の在庫数aと、前記景品IDに対応付けて図9(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している確定累計数b’とに基づいて、在庫数a−確定累計数b’≧0の判定式x”を満たすか否かで、景品の提供が可能であるか否かを判定する(S903)。このS903の判定を行う制御部72は、在庫数変更手段(通信部71)にて変更を受け付けた後の在庫数aと、提供個数集計手段(配送個数集計手段)にて集計された提供個数(配送個数)である確定累計数b’とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものである。
このS903で判定式x”を満たす(YES)、即ち景品の提供が可能であると判定された場合には、処理を終了する。一方、S903で判定式x”を満たさない(NO)、即ち景品の提供が可能でないと判定された場合には、図10(b)に示す配送情報DBにおいて、前記景品IDが含まれる配送情報から配送先情報(氏名,郵便番号,住所,電話番号)を抽出し(S904)、該抽出した配送先情報をディスプレイ73に表示して(S905)、処理を終了する。
ここでS904の処理を行う制御部72は、在庫数変更手段により在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、提供可否判定手段により提供が可能でないと判定された景品の景品IDと対応付けられているユーザ特定情報(配送先情報)を抽出するユーザ特定情報抽出手段として機能するものである。これによれば、在庫数の変更を受け付ける前に行われた配送情報登録処理に供された景品を選択した遊技者を特定できるので、該遊技者に対して適切な対処(例えば電話連絡等)をすることができる。
最後に景品交換システム1は、遊技場の営業終了後に、図22に示すS71〜S73の処理を行う。まず景品管理装置70は、図10(b)に示す配送情報DBで記憶している配送情報のうち、配送指示済フラグとして0が登録されている配送情報を、配送管理装置80に対して送信して(S71)、該送信した配送情報の配送指示済フラグとして1を登録する。
また景品管理装置70は、図7に示す景品情報DBで記憶している各景品の在庫数から、図9(c)に示す予約・確定累計数DBで記憶している各景品の確定累計数を減算することにより、景品情報DBを更新し、また予約・確定累計数DBで記憶している各景品の予約累計数及び確定累計数をすべて消去することにより、予約・確定累計数DBを更新し、さらに図10(a)に示す予約情報DBで記憶しているすべての予約情報を消去することにより、予約情報DBを更新する(S72)。ここで予約・確定累計数DB及び予約情報DBの更新は、所定期間毎(ここでは1日毎)に配送情報登録処理が行われずに登録されている予約ID及び景品IDを無効化(ここでは消去)する処理である。これによれば、景品管理装置70において、予約内容登録処理が行われても配送情報登録処理が行われていない景品に対応する予約ID及び景品IDについては、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
S61の配送情報を受信した配送管理装置80は、図5(a)に示す配送情報DBで、該受信した配送情報を登録する(S73)。そして景品提供業者は、該登録された配送情報に基づいて、登録された配送希望日時に景品が配送されるように、景品を配送する処理を行い、配送管理装置80は、オペレータの操作により、配送情報DBにおいて、景品の配送が行われると配送開始日時を登録し、景品の配送が完了すると配送完了日時を登録し、請求済フラグ1を登録して、当該配送情報を図5(b)に示す請求情報DBで登録する。そして景品提供業者は、請求情報DBで記憶している所定期間(例えば1ヶ月)分の請求情報を取り纏めて、各遊技場に対して、合計請求額を請求する。
[2.第2実施形態に係る景品交換システム1]
次に、第2実施形態に係る景品交換システム1について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。この第2実施形態では、第1実施形態と比較して、(1)景品管理装置70から予約端末に対する景品情報の送信及び該予約端末における重複景品排除処理の方法と、(2)予約端末における予約停止景品の表示方法と、(3)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用と、(4)景品管理装置70における在庫数の判定方法とが、それぞれ異なる。
まず(1)景品管理装置70から予約端末に対する景品情報の送信及び該予約端末における重複景品排除処理の方法として、第1実施形態では、図22に示すように、景品管理装置70から各遊技場の予約端末に対して、当該遊技場で選択された景品パッケージの景品パッケージ情報と、該景品パッケージに含まれる景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報とを送信し(S13)、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、重複表示排除処理(S14)として、受信した景品パッケージ情報と景品情報とを表示景品情報として図12(a)に示す表示景品情報DBで記憶し、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を該記憶した表示景品情報から抽出し、各区分メニューについて抽出した景品のうち重複する景品を特定して、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図12(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行うように構成している。
これに対し、第2実施形態では、景品管理装置70の前記景品表示処理手段として機能する制御部72は、前記景品情報送信手段として機能する通信部71により、図22のS13’に示すように、各遊技場の予約端末に対して、景品パッケージDBで記憶している当該遊技場について選択されている景品パッケージの景品パッケージ情報と、景品情報DBで記憶している全景品から予約停止景品を除いた景品の景品情報とを、当該遊技場に設けられる予約端末で表示する景品の景品情報として、遊技場の営業開始前に1日1回送信する処理を行う。
そして、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)の前記重複表示排除手段として機能する制御部22,32は、重複表示排除処理(S14’)として、受信した景品パッケージ情報(即ち図8に示す景品パッケージDBの景品パッケージ情報)をEEPROMで記憶すると共に、受信した景品情報(即ち図7に示す景品情報DBの景品情報)を各景品情報が重複していない一覧形式でEEPROMで記憶し、各景品パッケージに含まれる景品の景品情報を該記憶した景品情報から表示景品情報(即ち図7に示す景品情報DBで◎を付した景品情報)として抽出して記憶し、各区分メニューに対応する景品を該記憶した表示景品情報から抽出して、図12(a)に示す表示景品情報DBを作成し、該抽出した景品の景品情報と各区分メニューとを関連付けて図12(b)に示す区分メニューDBで記憶する処理を行う。
具体的には、遊技場Aに設けられる予約端末は、景品提供業者Xが提供する水産物A,オススメ食品A,アイスクリームフェア,及び夏期限定フェアの各景品パッケージと、景品提供業者Yが提供するタバコBの景品パッケージについて、EEPROMで景品パッケージ情報を記憶しており、水産物Aとオススメ食品Aの両景品パッケージには、景品IDがKX−000001である景品「ずわいがに」が重複して含まれ、またアイスクリームフェアと夏期限定フェアの両景品パッケージには、景品IDがKX−000501である景品「アイスA」が重複して含まれているが、EEPROMで記憶している景品情報(即ち各景品情報が重複していない一覧形式の景品情報)から、これら重複して含まれる景品の景品情報を抽出する際に、該景品の景品情報を1つのみ抽出する処理(例えば、まず水産物Aの景品パッケージに含まれる景品IDであるKX−000001の景品情報を抽出すると抽出済フラグを立て、次にオススメ食品Aの景品パッケージに含まれる景品IDであるKX−000001の景品情報を抽出するときには既に抽出済フラグが立っているので抽出しない)を行う。これにより、複数の景品パッケージに含まれている景品であっても、景品情報は1つのみ抽出される。
そして該抽出された景品情報は、当該予約端末で表示する表示景品情報として、図12(a)に示す表示景品情報DBで記憶されると共に、各区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品が該表示景品情報から抽出されて(このときに重複する景品が抽出されることはない)、第1実施形態と同様に、該抽出された景品と各区分メニューとが関連付けられて図12(b)に示す区分メニューDBで記憶される。これにより、前記区分景品表示処理においては、区分メニューのいずれかが選択されると、当該区分メニューDBにおいて該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示されるので、遊技場が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示され、該景品が重複して表示されることがない。
また(2)予約端末における予約停止景品の表示方法として、第1実施形態では、遊技場の営業中に予約停止景品が指定されると、図7に示す景品情報DBにおいて、該予約停止景品に対応付けて予約停止フラグ1(即ち予約停止フラグである旨)が登録されるが、予約端末においては、予約停止景品であっても選択可能に表示され続けるので、該予約停止景品が選択されて予約要求が有る毎に、予約停止情報を返信し(図25のS308)、翌日の営業開始前には、当該予約停止景品を除いた景品情報を送信することにより(図22のS13)、その日(つまり予約停止景品が指定された翌日)の営業からは、予約端末において、予約停止景品が表示されないように構成している。
これに対し、第2実施形態では、遊技場の営業中に予約停止景品が指定された後、該予約停止景品が選択された最初の予約要求に対しては、予約停止情報を返信するが(図25のS308)、該予約停止情報を受信した予約端末においては、当該予約停止景品が表示されないように構成している。つまり第2実施形態における景品表示装置である予約端末は、予約停止情報を受信したことに基づいて、予約停止景品を表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しない処理を行うものである。なお該予約端末は、予約停止情報を受信したことに基づいて、予約停止景品を選択不能に(例えば「選択できません」という文字を付して)表示手段に表示する処理を行うものであっても良い。
次に(3)減算処理端末及び予約確定端末の構成並びに作用として、第1実施形態では、図1に示すように、減算処理端末であるPOS端末40と、予約確定端末50とが別個に設けられ、図22に示すように、POS端末40における減算処理(S31)と、予約確定端末50における予約確定処理(S41)とが別個に行われて、POS端末40における減算処理が行われたか否かに拘わらず、予約確定端末50から景品管理装置70に予約確定要求が送信されるように構成している。
これに対し、第2実施形態では、図1に示すPOS端末40及び予約確定端末50に代えて、図32に示すように、減算処理端末及び予約確定端末として機能するPOS・予約確定端末50’が設けられ、図22に示す減算処理及び予約確定処理に代えて、図34に示すように、減算・予約確定処理が行われ、POS・予約確定端末50’における減算処理に伴って、該POS・予約確定端末50’から景品管理装置70に対して予約確定要求が送信されるように構成している。
まずPOS・予約確定端末50’の構成について説明する。POS・予約確定端末50’は、遊技場内における景品交換カウンタに設けられ、図32に示すように接続される通信部51’,制御部52’,ディスプレイ53’,入力装置54’,バーコードリーダ45’,及び配送レシートプリンタ56’等を有するコンピュータであり、図20に示す予約確定端末50と同様の外観を呈する。このPOS・予約確定端末50’は減算処理端末の一例であって、前記POS端末40と同様に、予約端末のディスプレイにて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を遊技者が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)から減算するための減算処理を行うものである。またPOS・予約確定端末50’は予約確定端末の一例であって、前記予約確定端末50と同様に、予約識別情報受付手段と景品配送要求送信手段とを有するものである。
通信部51’は、会員管理装置61及び計数値管理装置62と通信可能に接続されていると共に、ルータ64を介して、景品管理装置70の通信部71と通信可能に接続されている。制御部52は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、POS・予約確定端末50’に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。このEEPROMでは、店員を個々に識別可能な店員識別情報である店員IDと、当該店員の暗証番号とが、対応付けて記憶されている。
ディスプレイ53’は、各種の情報を表示する表示デバイスであって、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置54’は、各種の情報の入力を受け付ける入力デバイスであって、例えばキーボードやマウスである。この入力装置54’には、図示しないが、複数種類の交換玉数に対応する交換玉数入力ボタン(例えば100玉ボタン,200玉ボタン,500玉ボタン等)が設けられており、該交換玉数入力ボタンが操作されると、交換玉数が入力されるように構成されている。バーコードリーダ55’は、計数レシート5に記録されているバーコード5a,及び会員カード2に記録されているバーコードを読み取るものである。またバーコードリーダ55’は予約識別情報受付手段の一例であって、予約識別情報である予約IDを受け付けるものであり、ここでは予約レシート6に記録されているバーコード6aを読み取ることで、該バーコード6aが示す予約ID及び交換玉数を受け付ける。また配送レシートプリンタ56’は、図2(c)に示す配送レシート7を印刷し、配送レシート排出口から排出して発行するものである。
ここで図33を参照して、ディスプレイ53’に表示される画面について説明する。このPOS・予約確定端末50’は、遊技場の店員が操作するものである。まず初期状態では、前記図21のD51に示すログイン画面が表示される。このD51では、当該予約確定端末50を操作する店員の店員IDと暗証番号の入力欄が表示されており、該店員が入力装置54を操作して、店員IDと暗証番号を入力してログインボタン(図示外)を操作すると、該入力された店員ID及び暗証番号と、制御部52のEEPROMで記憶している店員ID及び暗証番号とが照合され、照合OKであれば、入力装置54’に設けられている計数レシート読取ボタン又は会員カード読取ボタンの操作を待機するログイン状態となる。
このログイン状態で、入力装置54’に設けられている計数レシート読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ55’により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、前記図19に示すD41と同様に、前記読み取った計数値が表示されると共に、会員カード2のバーコードの読取又は会員カード無しボタンの操作を促す旨が表示される。
このD41で、会員カード無しボタンを操作すると、図33に示すように、D51’で、予約レシート6のバーコード6aの読取,予約レシート6に記録されている予約IDの手入力,又は予約レシート無しボタンの操作を促す旨が表示される。このD51’で、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55’により、予約レシート6に記録されているバーコード6aを読み取ることで、該バーコード6aが示す予約IDを受け付けるか、又は前記予約識別情報受付手段であるディスプレイ53’及び入力装置54’により、予約レシート6に記録されている予約IDを手入力することで、該予約IDを受け付けると、景品管理装置70に対して、該受け付けた予約IDを含む予約情報要求が送信され、該景品管理装置70から、当該予約情報要求に含まれる予約IDに対応付けて図10(a)に示す予約情報DBで登録されている予約情報(景品ID,景品名,交換玉数,配送区分,配送先情報,及び配送希望日時)を受信すると、D52’で、該受信した予約情報が表示される。
このD52’で、「続けて読取」ボタンを操作すると、D51’で受け付けられた予約IDが一時的に記憶されて、D51’に戻り、次なる予約IDの読取又は手入力が可能となる。このD52’における「続けて読取」ボタンの操作とD51’における予約IDの受付を繰り返すと、該受け付けられた複数の予約IDが一時的に記憶される。またD51’で、入力装置54’に設けられている読取終了ボタン(図示外)を操作すると、D53a’で、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数値と、一又は複数の予約IDに対応する交換玉数の合算値と、予約無しの景品(即ち景品カウンタの近傍に陳列されている景品)と交換する場合における追加の交換玉数の入力欄と、計数値から交換玉数(即ち予約IDに対応する交換玉数の合算値+追加の交換玉数)を減算した端玉数の表示欄が表示される。このD53a’で、入力装置54’に設けられている交換玉数入力ボタン(図示外)を操作して交換玉数を入力すると、追加の交換玉数が加算表示される一方、端玉数が減算表示される。
そして、入力装置54’に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、通信部51’から景品管理装置70に対して送信される。この通信部51’は提供要求送信手段の一例であって、予約識別情報受付手段にて受け付けた予約IDを含む景品配送要求(ここでは予約確定要求)を景品管理装置70に送信するものである。また通信部51’は店員識別情報送信手段の一例であって、当該POS・予約確定端末50’を操作する店員を識別可能な店員IDを(ここでは予約確定要求に含めて)景品管理装置70に送信するものである。そして該景品管理装置70から、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。この通信部51’が、前記減算処理を行う減算処理手段である。
なおD51’で、予約レシート無しボタンを操作すると、D54a’で、前記図19に示すD42と同様の画面が表示され、このD54a’で、交換玉数を入力して、確定ボタンを操作すると、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。
またログイン状態で、入力装置54’に設けられている会員カード読取ボタン(図示外)を操作して、バーコードリーダ55’により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDを含む貯玉数要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員IDに対応付けられている貯玉数を含む貯玉数情報を受信すると、前記図19に示すD43と同様に、該貯玉数情報に含まれる貯玉数が表示されると共に、計数レシート5のバーコード5aの読取又は計数レシート無しボタンの操作を促す旨が表示される。
このD43で、計数レシート無しボタンを操作すると、前記D51’及びD52’の画面を経て、D53b’で、受信した貯玉数情報に含まれる貯玉数(現在の貯玉数)と、一又は複数の予約IDに対応する交換玉数の合算値と、予約無しの景品(即ち景品カウンタの近傍に陳列されている景品)と交換する場合における追加の交換玉数の入力欄と、現在の貯玉数から交換玉数(即ち予約IDに対応する交換玉数の合算値+追加の交換玉数)を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD53b’で、入力装置54’に設けられている交換玉数入力ボタン(図示外)を操作して交換玉数を入力すると、追加の交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。
そして、入力装置54’に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、前記提供要求送信手段及び前記店員識別情報送信手段として機能する通信部51’から景品管理装置70に対して送信される。そして該景品管理装置70から、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求が、前記減算処理手段として機能する通信部51’から会員管理装置61に対して送信される。
なおD51’で、予約レシート無しボタンを操作すると、D54b’で、前記図19に示すD44と同様の画面が表示され、このD54b’で、交換玉数を入力して、確定ボタンを操作すると、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求が、通信部51’から会員管理装置61に対して送信される。
前記D41でバーコードリーダ55’により会員カード2のバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードが示す会員IDを含む貯玉数要求が会員管理装置61に送信され、該会員管理装置61から当該会員IDに対応付けられている貯玉数を含む貯玉数情報を受信すると、前記D51’及びD52’の画面を経て、D53c’に進む。また前記D43でバーコードリーダ55’により計数レシート5のバーコード5aを読み取ると、該読み取ったバーコード5aが示す計数ID及び計数値を含む計数値確認要求が計数値管理装置62に送信され、該計数値管理装置62から当該計数値に異常がない旨を示す確認OK通知を受信すると、前記D51’及びD52’の画面を経て、D53c’に進む。
D53c’では、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数値と、受信した貯玉数情報に含まれる貯玉数(現在の貯玉数)と、一又は複数の予約IDに対応する交換玉数の合算値と、予約無しの景品(即ち景品カウンタの近傍に陳列されている景品)と交換する場合における追加の交換玉数の入力欄と、計数値と現在の貯玉数との合算値から交換玉数(即ち予約IDに対応する交換玉数の合算値+追加の交換玉数)を減算した交換後の貯玉数の表示欄が表示される。このD53c’で、入力装置54’に設けられている交換玉数入力ボタン(図示外)を操作して交換玉数を入力すると、交換玉数が加算表示される一方、交換後の貯玉数が減算表示される。
そして、入力装置54’に設けられている確定ボタン(図示外)を操作すると、前記記憶されている一又は複数の予約IDと、D51で入力された店員IDとを含む予約確定要求が、前記提供要求送信手段及び前記店員識別情報送信手段として機能する通信部51’から景品管理装置70に対して送信される。そして該景品管理装置70から、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する景品IDについての予約登録完了通知,予約停止情報,又は在庫零通知の受信が有ると、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求が、前記減算処理手段として機能する通信部51’から会員管理装置61に対して送信されると共に、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。
なおD51’で、予約レシート無しボタンを操作すると、D54c’で、前記図19に示すD45と同様の画面が表示され、このD54c’で、交換玉数を入力して、確定ボタンを操作すると、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求が、前記減算処理手段として機能する通信部51’から会員管理装置61に対して送信されると共に、計数IDを含む計数値クリア要求が、通信部51’から計数値管理装置62に対して送信される。
なおPOS・予約確定端末50’において、景品パッケージ選択モードが起動されると、前記図21に示すD53〜D55の画面が表示され、配送取消モードが起動されると、前記図21に示すD58の画面が表示される。
次に図34及び図35を参照して、POS・予約確定端末50’が行う減算・予約確定処理について説明する。このPOS・予約確定端末50’は、前記ログイン状態において、計数レシート読取ボタンの操作(S501’)又は会員カード読取ボタンの操作(S531’)を待機している。このS501’で計数レシート読取ボタンの操作が有ると(YES)、前記図26に示すS402〜S407の処理を行って(S502’)、前記図19のD41で表示される「会員カード無し」ボタンの操作(S503’)又はバーコードリーダ45による会員カード2のバーコードの読取(S504’)を待機する。
このS503’で「会員カード無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図33のD51’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S506’)、前記予約識別情報受付手段であるバーコードリーダ55’による予約レシート6のバーコード6aの読取(S507’),予約識別情報受付手段であるディスプレイ53’及び入力装置54’による予約IDの手入力(S508’),又は予約レシート無しボタンの操作(S509’)を待機する。
ここでS507’で予約レシート6のバーコード6aの読取が有るか(YES)、S508’で予約IDの手入力が有ると(YES)、該予約IDを一時的に記憶して、前記図27に示すS503〜S506の処理を行い(S510’)、S504でYESならば、前記記憶している計数値が該S504で受信した予約情報に含まれている交換玉数以上であるか否かを判定し(S510a’)、計数値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ53’に表示して(S510b’)、S507’に戻り、計数値が交換玉数以上であると(YES)、前記記憶している計数値から前記予約情報に含まれている交換玉数を減算して(S510c’)、S511’に進む。
S511’では、図33のD52’に示す画面をディスプレイ53’に表示して、該D52’で表示される「続けて読取」ボタンの操作(S512’)又は読取終了ボタンの操作(S513’)を待機する。このS512’で「続けて読取」ボタンの操作が有ると(YES)、S506’に戻る。またS513’で読取終了ボタンの操作が有ると(YES)、図33のD53a’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S514’)、前記図26に示すS411〜S416の処理を行い(S515’)、S412でYESならば、前記図27に示すS509〜S520の処理を行って(S520’)、S521’に進む。
S521’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われたか否かを判定する。このS521’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われた(YES)と判定された場合には、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S522’)、前記記憶している計数値を消去して、処理を終了する。一方、S521’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われていない(NO)と判定された場合には、配送レシート7の発行が行われなかった景品IDの景品(即ち予約確定されなかった景品)の交換玉数を前記記憶している計数値に加算して(S523’)、後述するS524’に進む。
前記S509’で予約レシート無しボタンの操作が有ると(YES)、図33のD54a’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S524’)、前記図26に示すS411〜S416の処理を行い(S525’)、S412でYESならば、S522’に進む。
前記S531’で会員カード読取ボタンの操作が有ると(YES)、前記図26に示すS422〜S425の処理を行って(S532’)、図19のD43で表示される「計数レシート無し」ボタンの操作(S533’)又はバーコードリーダ55’による計数レシート5のバーコード5aの読取(S534’)を待機する。
このS533’で「計数レシート無し」ボタンの操作が有ると(YES)、図33のD51’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S536a’)、前記S507’〜S509’の処理を行う(S536’)。ここでS507’又はS508’でYESならば、予約IDを一時的に記憶して、前記図27に示すS503〜S506の処理を行い(S537’)、S504でYESならば、前記記憶している貯玉数が該S504で受信した予約情報に含まれている交換玉数以上であるか否かを判定し(S537a’)、貯玉数が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ53’に表示して(S537b’)、S536b’に戻り、貯玉数が交換玉数以上であると(YES)、前記記憶している貯玉数から前記予約情報に含まれている交換玉数を減算して(S537c’)、S537d’に進む。
S537d’では、前記S511’〜S513’の処理を行い、S512’でYESならば、S536a’に戻り、S513’でYESならば、図33のD53b’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S538’)、前記図26に示すS429〜S433の処理を行い(S539’)、S430でYESならば、前記図27に示すS509〜S520の処理を行って(S544’)、S545’に進む。
S545’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われたか否かを判定する。このS545’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われた(YES)と判定された場合には、会員IDと交換後の貯玉数とを含む貯玉数更新要求を、会員管理装置61に対して送信し(S546’)、前記記憶している貯玉数を消去して、処理を終了する。一方、S545’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われていない(NO)と判定された場合には、配送レシート7の発行が行われなかった景品IDの景品(即ち予約確定されなかった景品)の交換玉数を前記記憶している貯玉数に加算して(S547’)、S546’に進む。
前記S536’において、S509’でYESならば(即ち予約レシート無しボタンの操作が有ると)、図33のD54b’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S548’)、前記図26に示すS429〜S433の処理を行い(S549’)、S430でYESならば、S546’に進む。
前記S504’で会員カード2のバーコードの読取が有ると(YES)、前記図26に示すS423〜S424の処理を行って(S505’)、S551a’に進む。また前記S534’で計数レシート5のバーコード5aの読取が有ると(YES)、前記図26に示すS403〜S406の処理を行って(S535’)、S551a’に進む。
図35に示すS551a’では、図33のD51’に示す画面をディスプレイ53’に表示して、前記S507’〜S509’の処理を行う(S551b’)。ここでS507’又はS508’でYESならば、予約IDを一時的に記憶して、前記図27に示すS503〜S506の処理を行い(S552’)、S504でYESならば、前記記憶している計数値+貯玉数の合算値が該S504で受信した予約情報に含まれている交換玉数以上であるか否かを判定し(S552a’)、合算値が交換玉数未満であると(NO)、交換玉数が多すぎる旨をディスプレイ53’に表示して(S552b’)、S551b’に戻り、合算値が交換玉数以上であると(YES)、前記記憶している合算値から前記予約情報に含まれている交換玉数を減算して(S552c’)、S552d’に進む。
S552d’では、前記S511’〜S513’の処理を行い、S512’でYESならば、S551a’に戻り、S513’でYESならば、図33のD53c’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S553’)、前記図26に示すS442〜S446の処理を行い(S554’)、S443でYESならば、前記図27に示すS509〜S520の処理を行って(S555’)、S556’に進む。
S556’では、予約確定要求に含まれる全ての予約IDに対応する全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われたか否かを判定する。このS556’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われた(YES)と判定された場合には、会員IDと交換後の貯玉数(即ち前記記憶している合算値)とを含む貯玉数更新要求を、会員管理装置61に対して送信すると共に(S557’)、計数レシート5のバーコード5aから読み取った計数IDを含む計数値クリア要求を、計数値管理装置62に対して送信し(S558’)、前記記憶している合算値を消去して、処理を終了する。一方、S556’で全ての景品IDについて配送レシート7の発行が行われていない(NO)と判定された場合には、配送レシート7の発行が行われなかった景品IDの景品(即ち予約確定されなかった景品)の交換玉数を前記記憶している合算値に加算して(S559’)、S557’に進む。
前記S551b’において、S509’でYESならば(即ち予約レシート無しボタンの操作が有ると)、図33のD54c’に示す画面をディスプレイ53’に表示して(S560’)、前記図26に示すS442〜S446の処理を行い(S561’)、S443でYESならば、S557’に進む。
以上に説明したように、第2実施形態に係るPOS・予約確定端末50’では、減算処理に伴って、景品管理装置70に対して予約確定要求が送信される。
次に(4)景品管理装置70における在庫数の判定方法として、第1実施形態では、図7に示す景品情報DBで登録されている在庫数aと、図9(c)に示す予約・確定累計数DBで登録されている予約累計数bと、予約個数cとに基づいて、図25のS309に示すように、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かを判定するように構成している。
これに対し、第2実施形態では、景品管理装置70において、図7に示す景品情報DBにおける在庫数が、初期在庫数として管理される。ここで制御部72及び景品情報DBは、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段として機能するものである。
また第2実施形態では、景品管理装置70において、図9(c)に示す予約・確定累計数DBに代えて、図36に示す在庫数DBが記憶される。この在庫数DBでは、各景品提供業者毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、当該景品提供業者が提供する複数の景品の各々について、現在在庫数と、配送登録後在庫数とが記憶される。
ここで制御部72及び在庫数DBは、初期在庫数から予約処理(予約内容登録処理)に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段として機能するものであり、具体的には、景品情報DBに初期在庫数が登録されると、該初期在庫数が現在在庫数として在庫数DBに登録され、図25のS313に示す予約内容登録処理に伴って、同S311’に示すように、在庫数DBに登録されている現在在庫数から予約個数が減算される。また制御部72は、前記在庫数変更手段(通信部71)にて初期在庫数(即ち図7に示す景品情報DBで管理している在庫数)の変更を受け付けたことを条件として、該初期在庫数の変動数に基づいて、現在在庫数管理手段(在庫数DB)で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段として機能するものであり、具体的には、図31のS902で、景品情報DBで管理している在庫数が変更されると、同S903a’で、在庫数DBで管理している現在在庫数から初期在庫数の変動数が減算される。例えば初期在庫数が10個で、変更後の初期在庫数が7個である場合には、該初期在庫数の変動数は3個となり、該3個が現在在庫数から減算される。
そして制御部72’は、在庫数DBで管理している現在在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定すると共に、現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段として機能するものであり、具体的には、図25のS309及びS311の処理に代えて、S309’及びS311’の処理を行う。このS309’の処理では、在庫数DBで管理している現在在庫数−予約個数≧0の判定式yを満たすか否かで、景品の予約が可能であるか否かが判定され、該S309’で判定式yを満たす(YES)、即ち景品の予約が可能であると判定されると、前記S311’の処理が行われて、前記S313で予約内容登録処理が行われる一方、該S309’で判定式yを満たさない(NO)、即ち景品の予約が可能でないと判定されると、予約停止情報送信手段として機能する通信部71により、前記S310の処理が行われる。
これによれば、景品管理装置70において、予め登録された在庫数aから予約内容登録処理に伴って減算更新された後の現在在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化(在庫零通知が送信)されるので、遊技者が予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。また、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置70において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また制御部72及び在庫数DBは、初期在庫数から提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(配送個数)を減算した提供後在庫数(配送登録後在庫数)を管理する提供後在庫数管理手段として機能するものであり、具体的には、景品情報DBに初期在庫数が登録されると、該初期在庫数が配送登録後在庫数として在庫数DBに登録され、図28のS614に示す配送情報登録処理に伴って、同S610’に示すように、在庫数DBに登録されている配送登録後在庫数から配送個数が減算される。また制御部72は、前記在庫数変更手段(通信部71)にて初期在庫数(即ち図7に示す景品情報DBで管理している在庫数)の変更を受け付けたことを条件として、該初期在庫数の変動数に基づいて、提供後在庫数管理手段(在庫数DB)で管理している提供後在庫数(配送登録後在庫数)を更新する提供後在庫数更新手段として機能するものであり、具体的には、図31のS902で、景品情報DBで管理している在庫数が変更されると、同S903a’で、在庫数DBで管理している配送登録後在庫数から初期在庫数の変動数が減算される。
そして制御部72は、提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものであり、具体的には、図28のS610及びS612の処理に代えて、S610’及びS612’の処理を行う。このS610’の処理では、在庫数DBで管理している配送登録後在庫数−配送個数≧0の判定式y’を満たすか否かで、景品の配送が可能であるか否かが判定され、該S610’で判定式y’を満たす(YES)、即ち景品の配送が可能であると判定されると、前記S612’の処理が行われて、前記S614で配送情報登録処理が行われる一方、該S610’で判定式y’を満たさない(NO)、即ち景品の配送が可能でないと判定されると、前記S611の処理が行われて、該判定の対象となった景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理を行わない。
これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される配送登録後在庫数に基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品を遊技者に配送するための配送情報登録処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
さらに制御部72は、図31のS903の処理に代えて、S903b’の処理を行う。このS903b’では、前記S903a’で減算された配送登録後在庫数に基づいて、該配送登録後在庫数≧0の判定式y”を満たすか否かで、景品の提供が可能であるか否かを判定する。このS903b’の判定を行う制御部72は、前記提供後在庫数更新手段(制御部72)にて更新された後の提供後在庫数(配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供(配送)が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段として機能するものである。このS903b’で判定式y”を満たす(YES)、即ち景品の提供が可能であると判定された場合には、処理を終了する。一方、S903b’で判定式y”を満たさない(NO)、即ち景品の提供が可能でないと判定された場合には、前記S904に進む。
[3.変形例]
次に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、ユーザ(遊技者)に対する景品の提供が、景品提供業者からの自宅又は店舗(遊技場)への景品の配送である例について説明したが、これに限らず、ユーザに対する景品の提供は、店舗で在庫管理している景品の提供であっても良い。この場合には、前記「景品配送要求」は「景品提供要求」,前記「配送情報」は「提供情報」,前記「配送処理」は「提供処理」,前記「配送情報登録処理」は「提供情報登録処理」,及び前記「配送個数」は「提供個数」と、それぞれ読み替えるものとし、景品選択装置が、ユーザにより選択された景品の景品特定情報と該ユーザのユーザ特定情報(例えば氏名や、当該選択を識別可能な選択番号等)とを含む景品提供要求を店舗に送信する提供処理を行うと共に、当該選択を特定可能な情報が記録された景品引換券をユーザに対して発行し、該ユーザが景品引換券を店舗に持参することにより、該景品引換券の記録情報から特定される景品が当該店舗の在庫から提供されるようにすれば良い。
上記の実施形態では、景品選択装置が、景品の予約を受け付ける予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、該予約された景品をユーザに提供するための予約確定要求を景品管理装置70に送信する予約確定端末50と、からなる例について説明したが、これに限らず、該景品選択装置は、景品の選択を受け付けて、該選択された景品をユーザに提供するための景品提供要求を景品管理装置70に送信するもの(いわゆるカタログ景品交換装置のようなもの)であっても良く、このカタログ景品交換装置を備える景品交換システム1において、前記選択された景品をユーザに提供するための提供情報が景品提供業者の配送管理装置80で登録される場合には、前記景品管理装置70と当該配送管理装置80とを合わせたものが、景品管理装置(仮に景品管理装置70’とする)となる。
この場合には、カタログ景品交換装置において、景品の選択をユーザから受け付けると、該選択された景品の景品IDとユーザのユーザ特定情報(配送先特定情報)とを含む景品提供要求が景品管理装置70’に対して送信され、景品管理装置70’において、該景品提供要求に含まれる景品IDとユーザ特定情報とが配送情報として登録されて、該景品IDの景品が景品提供業者からユーザに対して配送される。なお景品管理装置70’において、取消を希望する配送情報の指定を受け付けると、景品の配送前であれば、該配送情報の登録が消去される。
また景品管理装置70’において、ユーザ特定情報抽出手段として機能する制御部72により、予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約停止景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記図30のS803と同様にして、該予約停止景品の景品IDに対応付けられているユーザ特定情報が抽出される。さらに景品管理装置70’において、前記ユーザ特定情報抽出手段として機能する制御部72により、在庫数変更手段(通信部71)にて在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、前記図31のS904と同様にして、予約可否判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品の景品IDに対応付けられているユーザ特定情報が抽出される。
上記の実施形態では、図1に示すように、店舗が遊技場であり、ユーザである遊技者が所有する有価価値が獲得玉の計数値や貯玉数である例について説明したが、これに限らず、店舗が、商品やサービスを提供する一般店舗であり、ユーザが所有する有価価値が、ポイント数であっても良い。また有価価値は、現金や電子マネー等であっても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技機が、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、メダルを遊技媒体とするスロットマシンであっても良く、この場合における有価価値は、獲得メダルの計数値や貯メダル数である。なお遊技機として、パチンコ機10とスロットマシンとが併存していても良く、また遊技機は、ゲーム機であっても良い。
上記の実施形態において、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)に、景品交換カード3をストックしておくカードストッカを設け、図13のD23に示すように、該予約端末で配送先登録処理が行われたときに、会員カード2又は景品交換カード3が挿入されていなければ、カードストッカにストックされているうちの1枚の景品交換カード3の景品会員IDと、入力された配送先情報とを含む配送先登録要求が、景品管理装置70に対して送信されることにより、配送先特定処理が行われると共に、当該景品交換カード3が発行されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図1に示すように、IPアドレスにより個々に特定されるカードユニット20から、ルータ64及び図示しないインターネットを介して、景品管理装置70と直接通信が行われる例について説明したが、これに限らず、残額管理装置60と景品管理装置70とがルータ64及びインターネットを介して通信可能に接続され、カードユニット20からは、該残額管理装置60,ルータ64,及びインターネットを介して、景品管理装置70と通信が行われるようにしても良く、これによれば、各カードユニット20にIPアドレス及びインターネット接続機能を持たせる必要が無くなる。
上記の実施形態では、図2(b)に示すように、予約識別情報が、景品管理装置70において生成される予約IDである例について説明したが、これに限らず、該予約識別情報を、会員カード2の会員IDや、景品交換カード3の景品会員IDとしても良い。この場合には、景品管理装置70において、予約IDは生成されず、図10(a)に示す予約情報DBでは、該予約IDに代えて会員ID又は景品会員IDが登録されると共に、該会員ID又は景品会員IDに対応付けて予約情報が登録される。そして予約確定端末50において、会員カード2又は景品交換カード3が受け付けられると、該会員カード2の会員ID又は該景品交換カード3の景品会員IDを含む予約確定要求が景品管理装置70に送信され、景品管理装置70において、該予約確定要求に含まれる会員ID又は景品会員IDに対応付けられている予約情報を図10(b)に示す配送情報DBで配送情報として登録する配送情報登録処理が行われる。
上記の実施形態では、予約内容登録処理を行う予約端末において、図2(b)に示す予約レシート6が発行され(図24のS210)、予約確定処理を行う予約確定端末50において、該予約レシート6のバーコード6aが読み取られる(図27のS501)例について説明したが、これに限らず、予約端末が行う予約内容登録処理において、予約レシート6を発行しないでディスプレイ24に予約IDを表示し、該予約IDをユーザ(遊技者)がメモ等により記録して予約確定端末50に出向き、該予約確定端末50が行う予約確定処理において、該予約IDがユーザ又は店員により手入力されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図3(a)に示すように、在庫数の変更が、配送管理装置80において行われる例について説明したが、これに限らず、該在庫数の変更は、景品管理装置70において行われるようにしても良く、この場合には、該景品管理装置70のディスプレイ73及び入力装置74が在庫数変更手段として機能し、該ディスプレイ73に図3(a)に示す画面が表示され、入力装置74の操作により、在庫数の変更を受け付けるようにすれば良い。
上記の実施形態において、配送管理装置80において、図5(a)に示す配送情報DBで記憶されている配送状況(配送開始日時及び/又は配送完了日時)が、景品管理装置70に対して送信されて、該景品管理装置70において、図10(b)に示す配送情報DBで記憶されるようにしても良く、この場合には、予約端末(カードユニット20又はキオスク端末30)において、図16のD37eに示す配送情報詳細画面で、図10(b)に示す配送情報DBで記憶されている配送状況が表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図6(a)に示す景品パッケージ設定画面において、異なる大区分に属する景品を景品パッケージに含める場合には、D11で大区分及び小区分を設定しないで、D12で全ての景品が含まれる景品リストを表示して、景品の選択を受け付ける例について説明したが、景品リストで全ての景品が表示されると希望する景品を見つけづらいので、D11で区分(大区分のみ,又は大区分と小区分)を設定し、D12で該設定された区分に属する景品の景品リストを表示して、景品の選択を受け付けた後、再びD11に戻って別の区分を設定し、D12で該設定された別の区分に属する景品の景品リストを表示して、景品の選択を受け付ける、というように、区分の設定と景品の選択を繰り返すことにより、景品パッケージに含める景品を選択できるようにしても良い。
上記の実施形態では、図6(b)に示すように、景品パッケージに含まれる景品の更新が、景品管理装置70において行われる例について説明したが、これに限らず、該景品パッケージに含まれる景品の更新は、配送管理装置80において行われるようにしても良く、この場合には、該配送管理装置80から景品管理装置70に対して、更新された景品パッケージの景品パッケージ情報を送信し、景品管理装置70において、前記景品更新手段として機能する制御部72により、該受信した景品パッケージ情報が景品パッケージ情報DBで登録されようにすれば良い。
上記の実施形態では、図6(c)に示すように、予約停止景品の指定が、景品管理装置70において行われる例について説明したが、これに限らず、該予約停止景品の指定は、配送管理装置80において行われるようにしても良く、この場合には、該配送管理装置80から景品管理装置70に対して、指定された予約停止景品の景品IDを送信し、景品管理装置70において、前記予約停止景品受付手段して機能する制御部72により、該受信した景品IDに対応付けて景品パッケージ情報DBで予約停止フラグ1が登録されようにすれば良い。
上記の実施形態では、図6(c)に示すように、予約停止景品を指定する景品リスト(D17)を表示する際に、景品提供業者,大区分,及び小区分を設定して(D16)、該設定した景品提供業者,大区分,及び小区分に合致する景品の景品リストが表示される例について説明したが、これに限らず、図6(b)に示すように、景品提供業者を選択し(D13)、該景品提供業者が提供する景品パッケージを選択して(D14)、該景品パッケージに含まれる景品の景品リストが表示されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図4(b)や図8の景品パッケージDBで示すように、景品パッケージに含まれる景品の数が、景品提供業者や遊技場が設定した任意の数である例について説明したが、これに限らず、予め定められた一定数であっても良い。
上記の実施形態では、図8の景品パッケージDBで示すように、複数の景品提供業者の全て(ここではX及びY)について、各々景品パッケージが設定される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージが設定されない景品提供業者Z(例えば景品区分が同一で少ない種類の景品を提供する景品提供業者)があっても良い。即ち前記景品パッケージ設定手段は、複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に景品パッケージを設定するものであれば良い。この場合には、例えば図21に示すD53で、当該景品提供業者Zのボタンも表示し、該ボタンが操作されると、前記景品表示処理手段は、該景品提供業者Zが提供する全ての景品を当該遊技場に設けられる景品表示装置で表示するための処理を行うようにすれば良い。
上記の第1実施形態において、図9(c)に示す予約・確定累計数DBにおいて、予約個数を確定累計数b’に加算するときに(図28のS612)、該予約個数を予約累計数bから減算するようにしても良い。この場合における予約累計数bは、予約された景品のうち予約確定されていない景品の数である。また、この場合における判定式x(図25のS309)は、在庫数a−(予約累計数b+確定累計数b’+予約個数c)≧0となる。
上記の第2実施形態では、図36に示す在庫数DBにおいて、現在在庫数が管理されている例について説明したが、これに限らず、図9(c)に示す予約・確定累計数DBと同様に、予約累計数bを管理しておき、予約要求を受信した時点で、図7に示す景品情報DBで登録されている在庫数a−当該予約累計数bの式で現在在庫数が算出され、該算出された現在在庫数に基づいて、予約可否判定手段(制御部72)により、図25のS309’に示す判定が行われるようにしても良い。即ち、この場合における予約可否判定手段は、在庫数登録手段に登録(景品情報DB)された在庫数と、予約個数集計手段により集計された予約個数(予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する、前記第1実施形態に係る予約可否判定手段として機能するものである。
上記の実施形態において、図13に示すように予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される景品選択画面で、D25で大区分ボタンが選択され、D26で小区分ボタンが選択された後に、D29aに示す交換玉数ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの交換玉数ボタンが選択されると、選択された大区分,小区分,及び交換玉数に属する景品が表示されるようにしても良く、これによれば、選択された大区分及び小区分に属する景品が多い場合であっても、交換玉数の区分でさらに絞り込みをかけることができるので、遊技者が希望する景品をスムーズに選択することができる。
同様に、上記の実施形態において、図13に示すように予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)で表示される景品選択画面で、D29aに示す交換玉数ボタンが選択された後に、D25に示す大区分ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの大区分ボタンが選択されると、D26に示す小区分ボタンを区分メニューとして表示し、いずれかの小区分ボタンが選択されると、選択された交換玉数,大区分,及び小区分に属する景品が表示されるようにしても良く、これによれば、選択された交換玉数の区分に属する景品が多い場合であっても、大区分及び小区分でさらに絞り込みをかけることができるので、遊技者が希望する景品をスムーズに選択することができる。
上記の実施形態では、図15に示すように、配送先として自宅が指定された場合のみ、配送先情報及び配送希望日時が指定される例について説明したが、これに限らず、配送先として遊技場が指定された場合にも、配送先情報及び配送希望日時(この場合には遊技場における受け取り希望日時)が指定されるようにして、図21のD57において、該配送先情報及び受け取り希望日時が表示されて確認できるようにしても良く、この場合には、図15において、D31→D33→D34→D32の順で処理が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図15のD33に示すように、予約端末にて予約受付処理を行うときに配送先情報の指定も受け付け、該配送先情報が図10(a)に示す予約情報DBで予約情報として登録される例について説明したが、これに限らず、予約端末にて予約受付処理を行うときには配送先情報の指定は受け付けず、予約確定端末50にて予約確定処理を行うときに配送先情報の指定を受け付け、該配送先情報が図10(b)に示す配送情報DBで配送情報として登録されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図16のD37bで、「予約確認(予約レシート再発行)」ボタンが操作されたことに基づいて、景品管理装置70から予約情報を取得し、「配送情報確認」ボタンが操作されたことに基づいて、景品管理装置70から配送情報を取得する例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70から送信されてくる照合OK通知と共に、予約情報及び配送情報を取得するようにしても良い。
上記の実施形態では、図21のD53及びD54に示すように、景品提供業者を選択してから、該景品提供業者が提供する景品パッケージの中から景品パッケージを選択する例について説明したが、これに限らず、景品パッケージが属する区分を選択してから、該選択した区分に属する景品パッケージの中から該景品パッケージを提供する景品提供業者を選択するようにしても良い。また全景品提供業者が提供する全景品パッケージの中から景品パッケージを選択するようにしても良く、この場合には選択操作が1回となる。
上記の実施形態では、図21のD53〜D55に示すように、予約確定端末50にて景品パッケージの選択を受け付ける例について説明したが、これに限らず、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)や遊技場に設けられるパソコン等にて該選択を受け付けるようにしても良い。また遊技場が希望する景品パッケージを所定の用紙に記載して景品センタに提出し、オペレータが景品管理装置70の入力装置74を操作して、当該用紙に記載された景品パッケージが入力されるようにしても良く、この場合には入力装置74が景品パッケージ選択受付手段となる。
上記の実施形態では、図21のD58に示すように、予約確定端末50にて取消を希望する提供情報(配送情報)の指定を受け付ける例について説明したが、これに限らず、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)や遊技場に設けられるパソコン等にて該指定を受け付けるようにしても良い。また取消を希望する提供情報を所定の用紙に記載して景品センタに提出し、オペレータが景品管理装置70の入力装置74を操作して、当該用紙に記載された提供情報が入力されるようにしても良く、この場合には入力装置74が取消指定受付手段となる。
上記の第1実施形態では、図22のS13に示すように、景品管理装置70から予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)に対して、景品パッケージ情報と景品情報とが関連付けて送信され、予約端末において、該景品パッケージ情報と景品情報とが関連付けられた表示景品情報(図12(a))として記憶される例について説明したが、これに限らず、景品パッケージ情報と景品情報とは別個に送信されるようにしても良く、また該景品パッケージ情報と景品情報とは別個に記憶されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図22のS14,S14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、区分メニューと該区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品の景品情報とを関連付けた区分メニューDB(図12(b))を予め作成して記憶しておき、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに関連付けられている景品が表示される例について説明したが、これに限らず、該区分メニューDBを予め作成しておかずに、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示景品情報DB(図12(a))から抽出し、該抽出した景品のうち重複する景品を特定し、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図22のS14,S14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、区分メニューDB(図12(b))を作成する例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において、各遊技場毎の区分メニューDBを予め作成して、該作成した区分メニューDBを各遊技場の予約端末に送信し、該予約端末において、受信した区分メニューDBを記憶するようにしても良い。また景品管理装置70は、前記作成した区分メニューDBを予約端末に送信せず、予約端末において、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、該送信されてきた区分メニューに関連付けられている景品の景品情報を予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図22のS14,S14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、区分メニューDB(図12(b))を作成する例について説明し、上記の変形例では、景品管理装置70において、区分メニューDBを作成する例について説明したが、予約端末及び景品管理装置70のいずれにおいても区分メニューDBを作成せず、予約端末において、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、当該遊技場が選択している景品パッケージに含まれる景品の中から、該送信されてきた区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を抽出し、該抽出した景品のうち重複する景品を特定し、該特定した景品のうち1つを除いて削除し、前記抽出した景品から該削除した景品を除いた景品の景品情報を予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の実施形態では、図22のS14,S14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、表示景品情報DB(図12(a))を記憶しておき、いずれかのパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示される例について説明したが、これに限らず、予約端末において、景品パッケージ情報は記憶しておくが景品情報は記憶しておかずに、いずれかのパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、該送信されてきた情報が示す景品パッケージに含まれる景品の景品情報を予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図22のS14’に示すように、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)において、重複する景品を排除する(即ち図7に示す景品情報DBで◎を付したものを抽出する)例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において、重複する景品を排除する処理を行い、該重複を排除した景品の景品情報を各遊技場の予約端末に送信するようにしても良い。この場合において、区分メニューDBは、予約端末で作成されるようにしても良く、また景品管理装置70で作成されて、予約端末に送信され、該予約端末で記憶されるようにしても良い。さらに区分メニューDBは、予約端末及び景品管理装置70のいずれにおいても作成されないようにしても良く、この場合において、前記重複する景品を排除した景品情報(即ち図7に示す景品情報DBで◎を付したもの)を予約端末が記憶していれば、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を当該景品情報から抽出して表示すれば良く、また前記重複する景品を排除した景品情報(即ち図7に示す景品情報DBで◎を付したもの)を景品管理装置70が記憶していれば、いずれかの区分メニューが選択されると、該選択された区分メニューを示す情報を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70において、該受信した情報が示す区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を当該景品情報から抽出して予約端末に返信し、予約端末において、受信した景品情報の景品を表示するようすれば良い。
上記の実施形態では、図23のS111に示すように、配送先記録媒体(会員カード2又は景品交換カード3)から特定される配送先特定情報(会員ID又は景品会員ID)から配送先情報を特定可能とするための配送先特定処理として、配送先特定処理手段である通信部(場外通信部21c,通信部31)により、配送先登録要求を送信する処理が行われる例について説明したが、これに限らず、該配送先特定処理として、配送先情報を配送先記録媒体に記録する処理が行われるようにしても良く、この場合には、カードユニット20の制御部22とカードR/W23,及びキオスク端末30の制御部32とカードR/W33が配送先特定処理手段となり、該配送先情報自体が配送先特定情報となる。
上記の実施形態では、図25のS302に示すように、グループ店判定手段(制御部72)が、景品管理装置70に設けられる例について説明したが、これに限らず、該グループ店判定手段が、予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)に設けられるようにしても良く、この場合には、予約端末において、該予約端末が設けられる店舗とグループ関係にあるグループ店(自店を含む)の遊技場IDを記憶しておき、受け付けた会員カード2の会員ID又は景品交換カード3の景品会員IDに含まれる遊技場IDが、前記記憶している遊技場IDに含まれるか否かを判定し、含まれる(即ち受け付けた会員カード2又は景品交換カード3を発行した遊技場がグループ店である)と判定されたことを条件として、予約要求を送信するようにすれば良い。
上記の実施形態では、図25のS307及びS308に示すように、景品管理装置70において予約停止景品が設定された後、予約要求を受信したことに基づいて、予約停止情報が予約端末に対して送信される例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において予約停止景品が設定されたときに、予約停止情報が予約端末に対して送信されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図25のS309に示すように、景品の予約が可能であるか否かが、在庫数a−(予約累計数b+予約個数c)≧0の判定式xを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、在庫数a≧予約累計数b+予約個数cの判定式x1や、在庫数a−予約累計数b≧予約個数cの判定式x2や、在庫数a−予約個数c≧予約累計数bの判定式x3等、判定式xを変形した各判定式を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数cが常に1であれば、予約内容登録処理の後に在庫数a=予約累計数bとなった時点で予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図25のS309’に示すように、景品の予約が可能であるか否かが、現在在庫数−予約個数≧0の判定式yを満たすか否かで判定される例について説明したが、これに代えて、現在在庫数≧予約個数の判定式y1を満たすか否かで判定されるようにしても良い。また予約個数が常に1であれば、予約内容登録処理の後に現在在庫数=0となった時点で、予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の実施形態では、図25のS309やS309’に示すように、予約要求を受信したことに基づいて、在庫があるか否かが判定される例について説明したが、これに限らず、景品の在庫が零となった時点で、在庫零通知を予約端末に対して送信し、予約端末において、該在庫零通知を受信した後(図24のS209でYESと判定された後)に、当該景品の選択ができなくなるようにしても良い。
上記の実施形態では、図25のS309やS309’に示すように、予約要求を受信したことに基づいて、予約可否判定手段により、変更された在庫数と予約累計数とに基づいて(又は変更された現在在庫数に基づいて)、景品の予約が可能であるか否かが判定され、景品の予約が可能でなければ、予約停止情報である在庫零通知が予約端末に対して送信される例について説明したが、これに限らず、景品管理装置70において在庫数が変更されたときに、該予約可否判定手段による判定(即ち第1実施形態においては変更後の在庫数−予約累計数≧0?の判定であり、第2実施形態においては現在在庫数−初期在庫数の変動数≧0?の判定)を行い、景品の予約が可能でないと判定された場合に、予め予約停止情報(在庫零通知)を予約端末に対して送信し、予約端末において、該予約停止情報を受信した後(図24のS209でYESと判定された後)に、当該景品の選択ができなくなるようにしても良い。また景品の予約が可能でないと判定された場合に、予約不可フラグを立てておき、次回以降の予約内容登録処理が行われない(即ち該予約不可フラグが立っていると、予約要求を受信する毎に予約NGを送信するか、又は1回目の予約要求を受信すると予約停止情報を送信する)ようにしても良い。
また上記の第1実施形態において、図36に示す在庫数DBを管理しておき、予約可否判定手段による判定として、予約要求の受信時には、図25のS309に示すように、在庫数と予約累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更時(図31)には、変更後の現在在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図25のS309に示すように、変更後の在庫数と予約累計数とに基づく判定を行うようにしても良い。また提供可否判定手段による判定として、予約確定要求の受信時には、図28のS610に示すように、在庫数と確定累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更時には、図31のS903’に示すように、変更後の配送登録後在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図31のS610に示すように、変更後の在庫数と確定累計数とに基づく判定を行うようにしても良い。
また上記の第2実施形態において、図9(c)に示す予約・確定累計数DBを管理しておき、予約可否判定手段による判定として、予約要求の受信時には、図25のS309’に示すように、現在在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更時(図31)には、変更後の在庫数と予約累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図25のS309’に示すように、変更後の現在在庫数に基づく判定を行うようにしても良い。また提供可否判定手段による判定として、予約確定要求の受信時には、図28のS610’に示すように、配送登録後在庫数に基づく判定を行い、在庫数の変更時には、図31のS903に示すように、変更後の配送登録後在庫数と確定累計数とに基づく判定を行い、在庫数の変更後には、図31のS610’に示すように、変更後の配送登録後在庫数に基づく判定を行うようにしても良い。
上記の実施形態では、図25に示すように、予約停止情報と在庫零通知とが別個のものである例について説明したが、これに限らず、本例の如く予約要求を受信する毎に予約停止情報を返信する場合には、該予約停止情報は、予約停止景品の予約を停止する旨の情報である必要はなく、単に予約ができない旨を示す情報(NG通知)でも良く、この場合には、在庫零通知と同一のNG通知としても良い。
上記の実施形態では、図26のS411,S429,S442に示す交換玉数の入力が、複数種類の交換玉数に対応する交換玉数入力ボタンの操作により行われる例について説明したが、これに限らず、該交換玉数の入力は、複数種類の交換玉数に対応するバーコードの読取により行われるようにしても良く、また予約レシート6に記載されている交換玉数を読み取った店員により手入力されるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図28に示すように、S606,S608,S610の判定が、S605で予約確定要求を受信した後に行われる例について説明したが、これに限らず、これらの判定は、S601で予約情報要求を受信した後に行われるようにしても良く、この場合には、これらの判定で全てYESならば、S604で予約情報を送信して、S605で予約確定要求の受信を待機し、予約確定要求の受信が有ると、S612に進む。これによれば、遊技場において、当該S604の予約情報を受信してから減算処理を行うという運用をすることで、減算処理を行った後に予約確定ができなかったために該減算処理を取り消すといった手間を減少することができる。
上記の第2実施形態でも、図28に示すように、S606,S608,S610’の判定が、S605で予約確定要求を受信した後に行われる例について説明したが、これに限らず、これらの判定は、S601で予約情報要求を受信した後に行われるようにしても良く、この場合には、これらの判定で全てYESならば、S604で予約情報を送信して、S605で予約確定要求の受信を待機し、予約確定要求の受信が有ると、S612’に進む。これによれば、遊技場において、当該S604の予約情報を受信してから減算処理を行うという運用をすることで、減算処理を行った後に予約確定ができなかったために図34のS523’やS547’,及び図35のS559’の処理を行う必要が無くなる。
上記の第1実施形態では、図25のS309に示すように、予約可否判定手段が、在庫数変更手段にて変更を受け付けた後の在庫数(即ち景品情報DBで管理している在庫数)と予約個数集計手段にて集計された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第1実施形態の景品管理装置70でも、図36に示す在庫数DBを管理して、予約可否判定手段が、S309’に示す判定を行うようにしても良く、この場合には、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、現在在庫数更新手段として機能する制御部72により、在庫数の変動数に基づいて、現在在庫数管理手段で管理している現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)を更新し、予約可否判定手段として機能する制御部72により、該現在在庫数更新手段にて更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する。
同様に、上記の第2実施形態では、図25のS309’に示すように、予約可否判定手段が、現在在庫数更新手段にて更新された後の現在在庫数(即ち在庫数DBで管理している現在在庫数)に基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第2実施形態の景品管理装置70でも、図9(c)に示す予約・確定累計数DBを管理して、S309に示すように、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けた後の在庫数と、予約個数集計手段にて集計された予約個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している予約累計数)とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かを判定するようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図28のS610に示すように、提供可否判定手段が、在庫数変更手段にて変更を受け付けた後の在庫数(即ち景品情報DBで管理している在庫数)と提供個数集計手段にて集計された提供個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している確定累計数)とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第1実施形態の景品管理装置70でも、図36に示す在庫数DBを管理して、提供可否判定手段が、S610’に示す判定を行うようにしても良く、この場合には、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、提供後在庫数更新手段として機能する制御部72により、在庫数の変動数に基づいて、提供後在庫数管理手段で管理している提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)を更新し、提供可否判定手段として機能する制御部72により、該提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する。
同様に、上記の第2実施形態では、図28のS610’に示すように、提供可否判定手段が、提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数(即ち在庫数DBで管理している配送登録後在庫数)に基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定する例について説明したが、これに限らず、該第2実施形態の景品管理装置70でも、図9(c)に示す予約・確定累計数DBを管理して、S610に示すように、在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けた後の初期在庫数と、提供個数集計手段にて集計された提供個数(即ち予約・確定累計数DBで管理している確定累計数)とに基づいて、景品の提供が可能であるか否かを判定するようにしても良い。
上記の実施形態では、図29に示すように、景品管理装置70から配送管理装置80に対して配送情報の送信(配送指示)が行われた後であっても、該景品管理装置70から配送管理装置80に対して配送停止要求が送信され(S805)、景品の配送が未だ行われていなければ、該景品の配送が停止される例について説明したが、これに限らず、配送管理装置80に対する配送停止要求は行われないものであっても良い。
上記の実施形態において、図31のS903,S903b’でNO(即ち景品の提供が可能でない)と判定された場合に、該判定の対象となった景品の提供を停止する旨の提供停止情報を予約確定端末50に送信するようにしても良く、また提供不可フラグを立てておき、次回以降の配送情報登録処理が行われない(即ち該提供不可フラグが立っていると、予約確定要求を受信する毎に確定NGを送信するか、又は1回目の予約確定要求を受信すると提供停止情報を送信する)ようにしても良い。
上記の第2実施形態において、図31のS903a’で現在在庫数から初期在庫数の変動数を減算した結果、該減算後の現在在庫数がマイナスになる場合には、該減算後の現在在庫数を零にしても良い。なお、上記の実施形態では、在庫数が減少する場合について説明したが、在庫数が増加する場合であっても良い。
上記の実施形態では、図31に示すS904において、配送情報DBから配送先情報を抽出するときに、予約停止景品を予約した全てのユーザ(遊技者)の配送先情報が抽出される例について説明したが、これに限らず、変更後の在庫数を超える分だけ、確定日時が新しい予約に対応する配送先情報が抽出されるようにしても良い。例えば、ある景品について、予約確定数が10であり、変更後の在庫数が7になった場合には、確定日時が古い7個についてはそのまま配送し、確定日時が新しい3個の予約に対応する配送先情報を抽出する。
上記の第2実施形態では、図32に示すように、減算処理端末及び予約確定端末として機能する(換言すれば減算処理端末と予約確定端末とが一体である)POS・予約確定端末50’が設けられ、減算処理に伴って予約確定要求が送信される例について説明したが、これに限らず、減算処理端末(仮にPOS端末40’とする)と予約確定端末(仮に予約確定端末50’とする)とが別個に設けられるが、減算処理に伴って予約確定要求が送信されるようにしても良い。
ここで予約確定端末50’と景品管理装置70とが通信可能である場合には、POS端末40’は、計数レシート5から計数IDと計数値を読み取って、計数値管理装置62との間で該計数値の照合を行い、予約確定端末50’は、予約レシート6から予約IDを読み取り、景品管理装置70から該予約IDに対応する交換玉数を取得して、該交換玉数をPOS端末40’に送信し、POS端末40’は、前記計数値≧該交換玉数ならば、減算OK通知を予約確定端末50’に返信し、予約確定端末50’は、前記予約IDを含む予約確定要求を景品管理装置70に送信するようにすれば良い。
一方、POS端末40’と景品管理装置70とが通信可能である場合には、POS端末40’は、計数レシート5から計数IDと計数値を読み取って、計数値管理装置62との間で該計数値の照合を行い、予約確定端末50’は、予約レシート6から予約IDを読み取って、該予約IDをPOS端末40’に送信し、POS端末40’は、景品管理装置70から該予約IDに対応する交換玉数を取得して、前記計数値≧該交換玉数ならば、前記予約IDを含む予約確定要求を景品管理装置70に送信し、景品管理装置70から配送登録完了通知を受信すると、確定OK通知を予約確定端末50’に送信し、予約確定端末50’は、配送レシート7を発行するようにすれば良い。
上記の第2実施形態では、図34に示すように、S501’で計数レシート読取ボタンの操作が有るとS502’に進み、S531’で会員カード読取ボタンの操作が有るとS532’に進む例について説明したが、これに代えて、バーコードリーダ55’による計数レシート5のバーコード5aの読取又は会員カード2のバーコードの読取を待機し、計数レシート5のバーコード5aの読取を検知するとS502’に進み、会員カード2のバーコードの読取を検知するとS532’に進むようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図34のS507’で予約レシート6のバーコード6aを読み取ると、該読み取ったバーコード6aが示す予約IDを含む予約情報要求が景品管理装置70に対して送信され(S503)、該景品管理装置70から当該予約IDに対応する予約情報を受信すると(S504)、該予約情報に含まれる交換玉数が図33のD52’で表示される(S511’)例について説明したが、これに限らず、予約レシート6のバーコード6aに交換玉数も記録しておき、該予約レシート6のバーコード6aを読み取ると、景品管理装置70と通信することなく、該読み取ったバーコード6aが示す交換玉数が図33のD52’で表示されるようにしても良い。
上記の第2実施形態では、図34のS515’で引用するS412,同S540’で引用するS430,及び図35のS554’で引用するS443に示すように、確定ボタンが操作されると、予約確定要求が送信される例について説明したが、これに限らず、予約レシート6のバーコード6aの読取(S507’)に応じて行われるS510a’,S537a’,又はS552a’の判定でYES(即ち計数値及び/又は貯玉数が当該予約の交換玉数以上である)ならば、確認ボタンの操作無しで、予約確定要求が送信されるようにしても良い。
[4.実施形態に記載した発明]
最後に、上記の実施形態に記載した発明に対応する「従来技術」,「発明が解決しようとする課題」,及び「発明の効果」を説明する。
[4−1.第1の発明]
まず従来技術1として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0044,0045)を示す。この従来技術1には、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置において、景品の在庫数に関係なく予約を受け付けて、該予約に係る景品の景品コード等が記録されたチケットを遊技者に対して発行し、景品交換を行うときに、景品交換装置において、該チケットから景品コード等を読み取り、遊技者の獲得玉数から該景品コードの景品に相当する玉数を減算すると共に、該景品の在庫数から1を減算する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術1に示す景品交換システムでは、景品の在庫数に関係なく予約ができ、景品交換を行うときに在庫数の減算が行われるため、遊技者が予約をした景品を交換するときには該景品の在庫数が零になっていて、交換することができないという事態が生ずるおそれがある。
そこで、上記の実施形態に記載した第1の発明では、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第1の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約内容登録処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数登録手段に登録された在庫数と、該予約個数集計手段により集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該予約可否判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数と、予約内容登録処理に供された予約個数の集計値とに基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また別の第1の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)を有する景品管理装置(70)と、店舗に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)と、を備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、各景品の在庫数を登録する在庫数登録手段(制御部72,在庫数DB)と、前記予約内容登録処理に伴って、前記在庫数登録手段に登録された在庫数を減算更新する在庫数更新手段(制御部72)と、該在庫数更新手段により更新された在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該予約可否判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について前記予約内容登録処理を不能化するための処理(在庫零通知の返信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め登録された在庫数から予約内容登録処理に伴って減算更新された後の在庫数に基づいて、景品の予約が可能であるか否かが判定され、予約が可能でないと判定されると、予約内容登録処理が不能化されるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また前記第1の発明において、前記景品管理装置(70)は、所定期間毎(1日毎)に前記提供処理(配送情報登録処理)が行われずに登録されている予約識別情報(予約ID)及び景品特定情報(景品ID)を無効化する処理を行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、景品管理装置において、予約内容登録処理が行われても提供処理が行われていない景品に対応する予約識別情報及び景品特定情報については、所定期間毎に無効化されるので、該無効化された景品の分だけ新たに予約内容登録処理を行うことができ、無駄に多くの在庫を用意するという不都合が生じない。
また前記第1の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品の在庫数を示す在庫数情報を受け付ける在庫数情報受付手段(通信部71)をさらに有し、該在庫数情報受付手段により受け付けた在庫数情報が示す各景品の在庫数を前記在庫数登録手段(制御部72,景品情報DB,在庫数DB)により登録することを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、景品管理装置において、受け付けた在庫数情報に基づいて在庫数の登録が行われるので、該登録作業の負担が軽減される。
また前記第1の発明において、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該予約端末が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約端末において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第1の発明において、前記予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該予約端末で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該予約端末が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約端末において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに前記第1の発明において、前記予約確定端末(50)は、当該予約確定端末を操作する店員を識別可能な店員識別情報(店舗ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求の送信元である予約確定端末を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムとしても良い。これによれば、予約確定端末を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
[4−2.第2の発明]
次に従来技術2として、特開平10−146434号公報(段落0021,0022,0054,0055)を示す。この従来技術2には、店舗の一例である遊技場に設けられ、前記ユーザの一例である遊技者が所有する前記有価価値の一例である獲得玉との交換を希望する景品の予約を受け付けるカタログ景品情報装置と、該予約した景品を交換するための処理を行う景品交換装置と、からなり、該景品交換装置において、遊技者の獲得玉数から交換する景品に相当する玉数を減算する減算処理を行うと共に、管理装置において、該景品の予約IDを消去して予約を確定させる予約確定処理を行って、遊技者に対して景品の提供が行われる景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術2に示す景品交換システムにおいて、前記減算処理と、景品を遊技者に提供するための処理である前記予約確定処理とが、相互に連動しないものとした場合(例えば既に前記減算処理を行うPOS端末が導入されている遊技場に、前記予約確定処理を行う予約確定端末を新たに導入する場合)には、減算処理を行わずに予約確定処理を行ってしまう(つまりは、遊技者に対して景品の提供が行われてしまう)事態が生ずるおそれがあり、遊技場が損をしてしまうおそれがあった。
そこで、上記の実施形態に記載した第2の発明では、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算することなく、該景品をユーザに提供するための処理を行ってしまっても、店舗が損をしてしまうおそれがないような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第2の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、該選択受付手段にて選択された景品を当該ユーザに提供するための景品提供要求(予約確定要求)を送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)と、該景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求の対象である景品を前記ユーザに提供するための提供情報(配送情報)を登録する提供情報登録処理(配送情報登録処理)を行う提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品管理装置(70)と、を備え、前記景品選択装置は、前記選択受付手段にて選択された景品に相当する有価価値(交換玉数)を前記ユーザが所有する有価価値から減算するための減算処理を行う減算処理端末(POS端末40)と別個に設けられ、該減算処理が行われたか否かに拘わらず、前記景品提供要求を送信する景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記提供情報登録手段にて登録された提供情報のうち、取消を希望する提供情報の指定を前記店舗から受け付ける取消指定受付手段(通信部71)と、該取消指定受付手段にて指定を受け付けた提供情報に対応する景品の前記ユーザへの提供を停止するための処理を行う提供停止手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが所有する有価価値から、交換する景品に相当する有価価値を減算していないにも拘わらず、景品管理装置において、景品をユーザに提供するための提供情報を登録する提供情報登録処理が行われてしまっても、取消を希望する提供情報の指定を店舗から受け付けると、該指定を受け付けた提供情報に対応する景品の提供を停止するための処理が行われて、景品の提供が行われないので、店舗が損をしてしまうおそれがない。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品選択装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送情報を前記提供情報として登録する処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録処理として前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)又は前記景品管理装置(70)は、該景品選択装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品選択装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送情報を前記提供情報として登録する処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録処理として前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
また前記第2の発明において、前記景品提供要求送信手段(通信部51)は、前記店舗(遊技場)の店員の操作により前記景品提供要求(予約確定要求)を送信し、前記景品選択装置(カードユニット20又はキオスク端末30と、予約確定端末50)は、当該景品選択装置を操作する前記店員を識別可能な店員識別情報(店員ID)を前記景品管理装置(70)に送信する店員識別情報送信手段(通信部51)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)に伴って、前記景品提供要求の送信元である景品選択装置を操作した店員の店員識別情報に対応付けて当該提供情報登録処理に関する情報を管理する提供情報管理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品選択装置を不正に操作した店員や誤って操作した可能性のある店員を特定して対処することができる。
また前記第2の発明において、前記景品選択装置は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)を有する予約端末(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記景品提供要求送信手段(通信部51)を有する予約確定端末(50)と、からなり、前記予約端末は、前記選択受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記予約確定端末は、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)をさらに有し、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む前記景品提供要求(予約確定要求)を前記景品提供要求送信手段により前記景品管理装置に送信し、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を対象とした前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)を前記提供情報登録手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する予約端末と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
さらに前記第2の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)を受信したことに基づいて、当該景品提供要求に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品について前記提供情報登録処理(配送情報登録処理)が行われているか否かを判定する提供情報登録済判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供情報登録済判定手段により提供情報登録処理が行われていると判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品について新たに前記提供情報登録処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品について、既に提供情報登録処理が行われていると、新たな提供情報登録処理は行われないので、1つの予約に対して複数回の提供情報登録処理が行われることがなく、ユーザに対して同じ景品が複数回提供されて店舗が損をしてしまうおそれがない。
[4−3.第3の発明]
次に従来技術3として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術3には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術3に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第3の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第3の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71)と、該景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品を当該店舗に設けられる前記景品表示装置で表示するための処理(景品情報の送信)を行う景品表示処理手段(制御部72,通信部71)と、を有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、該選択された景品パッケージに含まれる景品が当該店舗に設けられる景品表示装置で表示するための処理が行われるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理(景品情報の送信)を前記景品表示処理手段(制御部72,通信部71)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う配送処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該景品表示装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品表示装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記配送処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに前記第3の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
[4−4.第4の発明]
次に従来技術4として特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術4には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、従来技術4に示した景品交換システムでは、端末機器で表示する景品の中に不良品が発覚した場合であっても、該不良品の選択を受け付けてしまうので、当該不良品を選択した遊技者に対する有価価値の返却や代替品の提供等の、事後的な対処が必要となる件数が多くなってしまい、遊技場の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第4の発明では、予約を受け付ける景品の中に不良品が発覚した場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第4の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理すると共に、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品のうち、予約を停止する景品の指定を受け付ける予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)と、該予約停止景品受付手段にて指定を受け付けた景品の予約を停止するための予約停止情報を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、不良品の発覚に応じて、景品管理装置において、予約を停止する景品の指定を受け付けて、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品であるか否かを判定する予約停止景品判定手段(制御部72)をさらに有し、該予約停止景品判定手段により前記指定を受け付けた景品であると判定されたことを条件として、前記予約停止情報を前記予約停止情報送信手段(通信部71)により送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求を受信したことに基づいて、該予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品が予約を停止する景品であれば、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約停止情報を受信したことに基づいて、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品を、前記表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に景品を表示するための景品情報を所定期間毎(1日毎)に該景品表示装置に送信する景品情報送信手段(通信部71)をさらに有し、該景品情報送信手段は、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた景品の景品情報を除いた前記景品情報を送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置から景品表示装置に送信される景品情報から、予約を停止する景品の景品情報が除かれ、景品表示装置において、該景品情報を受信した後は、予約を停止する景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置(70)に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また前記第4の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該景品表示装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品表示装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記提供処理として前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を前記提供処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。
また前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品提供要求送信手段(通信部51)から送信されてきた景品提供要求(予約確定要求)に含まれる予約識別情報(予約ID)に対応付けて登録された景品特定情報(景品ID)から特定される景品が前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて指定を受け付けた予約を停止する景品であるか否かを判定する提供判定手段(制御部72)をさらに有し、該提供判定手段により予約を停止する景品であると判定されたことを条件として、該景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理(配送情報登録処理)を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、該景品について予約が停止された場合であっても、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
さらに前記第4の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)と当該予約を行ったユーザを特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)とを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有し、前記予約停止景品受付手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて予約を停止する景品の指定を受け付けたことに基づいて、前記ユーザ特定情報登録手段にて該景品の景品特定情報と対応付けられているユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、予約を停止する景品の指定を受け付ける前に該景品の予約を行ったユーザを特定できるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
[4−5.第5の発明]
次に従来技術5として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術5には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の予約を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される各景品の在庫数を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術51に示した景品交換システムでは、サーバ機器において、各景品の在庫数が登録された後に、景品の在庫を管理する側(例えば倉庫)において、ある景品の在庫数に不測の変動(例えば当該景品の破損や入荷停止による在庫数の減少)が生じたときに、当初に登録された在庫数に基づいて当該景品の予約を受け付けてしまうと、該景品を提供できない予約、つまりは該景品を選択したユーザに対する有価価値の返却や代替品の提供等の事後的な対処が必要となる予約の件数が多くなってしまい、景品を提供する側の手間や遊技者の迷惑が多くなるという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第5の発明では、予約を受け付ける景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第5の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の在庫数を管理する在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、各景品について、前記予約処理に供された予約個数(予約累計数)を集計する予約個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数管理手段で管理している在庫数と、該予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により景品の予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記在庫数管理手段で管理している在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)をさらに有し、前記予約可否判定手段は、該在庫数変更手段にて在庫数の変更を受け付けたことを条件として、該変更を受け付けた後の在庫数と、前記予約個数集計手段にて集計された予約個数とに基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の在庫数の変更を受け付けて、該変更を受け付けた後の在庫数と予約個数とに基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また別の第5の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値,貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、交換を予約する景品の選択を前記ユーザから受け付ける予約受付手段(ディスプレイ24,34)と、該予約受付手段にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に含まれる景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための予約処理(予約内容登録処理)を行う予約処理手段(制御部72,予約情報DB)と、各景品の初期在庫数を管理する初期在庫数管理手段(制御部72,景品情報DB)と、該初期在庫数から前記予約処理に供された予約個数を減算した現在在庫数を管理する現在在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、該現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定する予約可否判定手段(制御部72)と、該予約可否判定手段により予約が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品の予約を停止するための予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置に送信する予約停止情報送信手段(通信部71)と、を有する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記初期在庫数管理手段で管理している初期在庫数の変更を受け付ける在庫数変更手段(通信部71)と、該在庫数変更手段にて初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、初期在庫数の変動数に基づいて、前記現在在庫数管理手段で管理している現在在庫数を更新する現在在庫数更新手段(制御部72)と、をさらに有し、前記予約可否判定手段は、該現在在庫数更新手段にて現在在庫数が更新されたことを条件として、該更新された後の現在在庫数に基づいて、前記景品の予約が可能であるか否かを判定することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品の在庫を管理する側において景品の在庫数に不測の変動が生じた場合であっても、景品管理装置において、当該景品の初期在庫数の変更を受け付けて、該初期在庫数の変動数に基づいて更新される現在在庫数に基づいて該景品の予約が可能でないと判定されると、該景品の予約を迅速に停止することができるので、事後的な対処が必要となる予約の件数を低減でき、景品を提供する側の手間やユーザの迷惑を低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約可否判定手段(制御部72)により景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、前記予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報(景品ID)を登録する予約内容登録処理を前記予約処理として前記予約処理手段(制御部72,予約情報DB)により行い、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できると共に、景品の予約が可能であると判定されたことを条件として、予約内容登録処理が行われるので、ユーザが予約をした景品を交換することができないという事態が生ずるおそれがない。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、各景品について、前記提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数(確定累計数)を集計する提供個数集計手段(制御部72,予約・確定累計数DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて変更を受け付けた後の在庫数又は初期在庫数と、前記提供個数集計手段にて集計された提供個数とに基づいて、該景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該提供可否判定手段により景品の提供が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該変更を受け付けた後の在庫数又は初期在庫数と提供個数とに基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記在庫数又は前記初期在庫数から前記提供処理(配送情報登録処理)に供された提供個数を減算した提供後在庫数(配送登録後在庫数)を管理する提供後在庫数管理手段(制御部72,在庫数DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)にて在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことを条件として、在庫数又は初期在庫数の変動数に基づいて、前記提供後在庫数管理手段で管理している提供後在庫数を更新する提供後在庫数更新手段(制御部72)と、該提供後在庫数更新手段にて更新された後の提供後在庫数に基づいて、前記景品の提供が可能であるか否かを判定する提供可否判定手段(制御部72)と、をさらに有し、該提供可否判定手段により景品の提供が可能でないと判定されたことを条件として、該判定の対象となった景品を前記ユーザに提供するための前記提供処理を行わないことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、交換する景品の予約内容登録処理が行われた後に、当該景品の在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けた場合であっても、該在庫数又は初期在庫数の変動数に基づいて更新される提供後在庫数に基づいて該景品の提供が可能でないと判定されると、該景品をユーザに提供するための提供処理が行われないので、事後的な対処が必要となる件数をさらに低減できる。
また第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記予約要求を受信したことに応じて、前記予約停止情報送信手段(通信部71)により前記予約停止情報(在庫零通知)を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)に送信することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置は、予約要求の受信に応じて、受動的に予約停止情報を返信するので、能動的に予約停止情報を送信する場合に比べて、処理の負荷が軽減される。
また第5の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記予約停止情報(在庫零通知)を受信したことに基づき、前記予約可否判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品を、前記表示手段(ディスプレイ24,34)に表示しないか、又は、選択不能に該表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、予約停止情報を受信した後は、予約が可能でないと判定された景品を選択できなくなるので、ユーザによる無駄な操作が無くなり、ユーザの利便性を向上できる。
さらに第5の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記ユーザ(遊技者)を特定可能なユーザ特定情報(配送先情報)と前記予約処理(予約内容登録処理)及び/又は前記提供処理(配送情報登録処理)に供された景品の景品特定情報(景品ID)とを対応付けて登録するユーザ特定情報登録手段(制御部72,予約情報DB,配送情報DB)と、前記在庫数変更手段(ディスプレイ73及び入力装置74)により在庫数又は初期在庫数の変更を受け付けたことに基づいて、前記予約可否判定手段(制御部72)により予約が可能でないと判定された景品及び/又は前記提供可否判定手段(制御部72)により提供が可能でないと判定された景品の景品特定情報と対応付けられているユーザ特定情報を抽出するユーザ特定情報抽出手段(制御部72)と、をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、在庫数又は初期在庫数の変更を受け付ける前に行われた予約処理及び/又は提供処理に供された景品を選択したユーザを特定できるので、該ユーザに対して適切な対処をすることができる。
[4−6.第6の発明]
次に従来技術6として、特開2001−334053号公報(段落0015)を示す。この従来技術6には、店舗の一例である遊技場に設けられ、複数の景品を表示し、該景品の中からユーザが交換を希望する景品の選択を受け付ける景品表示装置の一例である端末機器と、遊技場の外部に設けられ、該端末機器に表示される景品に関する情報を管理する景品管理装置の一例であるサーバ機器と、を備え、サーバ機器から端末機器に対して、前記表示される景品に関する情報を含む景品データを送信する景品交換システムが記載されている。
しかしながら、上記の従来技術6に示した景品交換システムでは、サーバ機器から端末機器に対して送信される景品データは、遊技場によらず一律であるため、各遊技場の客層や土地柄や季節に応じた景品を提供できず、遊技者に対して景品交換を促進できないという問題があった。
そこで、上記の実施形態に記載した第6の発明では、店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進できるような、景品交換システムを提供することを目的として、以下の発明を構成した。
即ち第6の発明として、店舗(遊技場)に設けられ、ユーザ(遊技者)が所有する有価価値(獲得玉の計数値),貯玉数)と交換可能な複数の景品を表示する表示手段(ディスプレイ24,34)と、該表示手段に表示される景品の中から、前記ユーザが所有する有価価値との交換を希望する景品の選択を受け付ける選択受付手段(ディスプレイ24,34)と、を有する景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)と、該景品表示装置に表示される前記複数の景品に関する情報を(景品情報DBで)管理する景品管理装置(70)と、を備える景品交換システム(1)であって、前記景品管理装置は、前記複数の景品の各々について、各景品を分類するための分類区分(大区分,小区分,交換玉数)を設定する分類区分設定手段(制御部72,景品情報DB)と、所定数の景品が含まれる景品パッケージを複数設定する景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)と、該景品パッケージ設定手段により設定された前記複数の景品パッケージのうち、前記店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付ける景品パッケージ選択受付手段(通信部71,ディスプレイ73及び入力装置74)と、を有し、前記景品表示装置は、前記景品の分類区分の各々に対応する区分メニューを表示する区分メニュー表示処理と、該区分メニューのいずれかが選択されたことに基づいて、前記景品パッケージ選択受付手段にて選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、前記選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品を表示する区分景品表示処理とを行い、前記景品表示装置又は前記景品管理装置は、前記景品パッケージ選択受付手段にて複数の景品パッケージが選択されたことに基づき、該選択された複数の景品パッケージに重複して含まれる景品を前記区分景品表示処理において1つのみ表示させるための処理を行う重複表示排除手段をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、予め設定された複数の景品パッケージのうち、店舗が希望する景品パッケージの選択を受け付け、当該店舗に設けられる景品表示装置において、各景品の分類区分に対応する区分メニューが選択されると、前記選択された景品パッケージに含まれる景品のうち、該選択された区分メニューに対応する分類区分が設定されている景品が表示されるので、店舗の客層や土地柄や季節に応じて、該店舗が希望する景品を提供でき、ユーザに対して景品交換を促進することができると共に、店舗が希望する複数の景品パッケージに同一の景品が重複して含まれている場合であっても、該景品が1つのみ表示されるので、該景品が重複して表示されることがない。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)にて選択された景品パッケージの各々に対応するパッケージメニューを表示するパッケージメニュー表示処理と、該パッケージメニューのいずれかが選択されたことに基づいて、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品を表示するパッケージ景品表示処理とを行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において、店舗が希望する景品パッケージに対応するパッケージメニューが選択されると、該選択されたパッケージメニューに対応する景品パッケージに含まれる景品が表示されるので、景品を選択する方法が増えて、ユーザの利便性が向上する。
また第6の発明において、前記景品管理装置(70)は、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)により設定された前記景品パッケージに含まれる景品を更新する景品更新手段(ディスプレイ73及び入力装置74)をさらに有し、該景品更新手段により更新された景品を前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)で表示するための処理(景品情報の送信)を行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、景品の交換状況等に応じて、景品パッケージに含まれる景品を更新することができるので、景品交換をより促進することができる。
また第6の発明において、前記景品管理装置(70)は、複数の景品提供業者から提供される景品に関する情報を(景品情報DBで)管理し、前記景品パッケージ設定手段(制御部72,ディスプレイ73及び入力装置74)は、前記複数の景品提供業者のうちの少なくとも一部の景品提供業者について、各景品提供業者毎に前記景品パッケージを設定し、前記景品パッケージ選択受付手段(通信部71)は、前記店舗(遊技場)が希望する景品提供業者及び景品パッケージの選択を受け付けることを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品管理装置において、店舗が希望する景品提供業者の景品パッケージの選択を受け付けることができるので、景品交換をより促進することができる。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、景品の配送先を示す配送先情報の入力を受け付ける配送先情報受付手段(ディスプレイ24,34)と、該配送先情報受付手段により入力を受け付けた配送先情報を、当該景品表示装置が設けられている店舗(遊技場)において前記ユーザ(遊技者)に対して発行される配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)に記録される配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定可能とするための処理(配送先登録要求の送信)を行う配送先特定処理手段(場外通信部21c,通信部31)と、前記配送先記録媒体を受け付けたことに基づいて、当該受け付けた配送先記録媒体に記録された前記配送先特定情報を前記景品管理装置に送信する配送先特定情報送信手段(場外通信部21c,通信部31)と、をさらに有し、前記景品管理装置(70)は、該配送先特定情報送信手段から送信されてきた配送先特定情報から特定される配送先に前記景品を配送するための配送処理(配送情報登録処理)を行う配送処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。景品表示装置において、配送先情報を入力して、該配送先情報を配送先記録媒体から特定可能としておけば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、何度も配送先情報を入力する必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
また第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)又は前記景品管理装置(70)は、該景品表示装置で受け付けた配送先記録媒体(会員カード2,景品交換カード3)を発行した店舗(遊技場)と、当該景品表示装置が設けられる店舗とが、予め定められたグループ関係にあるグループ店であるか否かを判定するグループ店判定手段(制御部72)をさらに有し、前記景品管理装置は、該グループ店判定手段によりグループ店であると判定されたことを条件として、前記配送先特定情報(会員ID,景品会員ID)から特定される配送先への前記配送処理(配送情報登録処理)を前記配送処理手段(制御部72,配送情報DB)により行うことを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、景品表示装置において受け付けた配送先記録媒体が当該予約端末が設けられる店舗のグループ店で発行された配送先記録媒体であれば、該配送先記録媒体から特定される配送先情報の配送先に景品が配送されるので、ユーザは各店舗毎の配送先記録媒体を持つ煩わしさが無くなり、該ユーザの利便性が向上する。
さらに第6の発明において、前記景品表示装置(カードユニット20,キオスク端末30)は、前記選択受付手段(ディスプレイ24,34)にて選択された景品を特定可能な景品特定情報(景品ID)を含む予約要求を前記景品管理装置(70)に送信する予約要求送信手段(場外通信部21c,通信部31)をさらに有し、前記景品管理装置は、前記予約要求送信手段から送信されてきた予約要求に対応する予約を識別可能な予約識別情報(予約ID)に対応付けて該予約要求に含まれる景品特定情報を登録する予約内容登録処理を行う予約内容登録手段(制御部72,予約情報DB)をさらに有し、前記景品交換システムは、店舗(遊技場)に設けられ、前記予約識別情報を受け付ける予約識別情報受付手段(バーコードリーダ55)と、該予約識別情報受付手段にて受け付けた予約識別情報を含む景品提供要求(予約確定要求)を前記景品管理装置に送信する景品提供要求送信手段(通信部51)と、を有する予約確定端末(50)をさらに備え、前記景品管理装置は、前記景品提供要求送信手段から送信されてきた景品提供要求に含まれる予約識別情報に対応付けて登録された景品特定情報から特定される景品を前記ユーザに提供するための提供処理(配送情報登録処理)を行う提供処理手段(制御部72,配送情報DB)をさらに有することを特徴とする景品交換システムを構成した。これによれば、ユーザが景品を選択して予約する景品表示装置と、景品管理装置において該予約を確定して景品をユーザに提供するための景品提供要求を送信する予約確定端末とが別個に設けられていることにより、ユーザが有価価値の獲得に拘わらず気軽に景品を予約しておくことができるので、景品交換を促進できる。