JP2008274906A - タービン用翼 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却空気(冷却媒体)量を低減させることができ、かつ、フィルム冷却孔から温度の低い冷却空気が吹き出されることを防止すること。
【解決手段】翼本体11の腹側に位置する内周面17をインピンジ冷却した冷却媒体の一部が、前記翼本体11の背側に位置する内周面17をさらにインピンジ冷却した後、前記翼本体11の背側に位置するフィルム冷却孔13から吹き出されるように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガスタービンに関し、より詳しくは、ガスタービンのタービン用翼(動翼・静翼)に関するものである。
ガスタービンのタービン部におけるタービン用翼(例えば、第二段静翼)としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開平3−253701号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたタービン用翼では、翼本体の内壁面(内周面)を効率よく冷却するため、インピンジメント孔が翼本体の内壁面にできるだけ近い位置にくるようにインサートの壁面を配置しなければならない。そのため、インサートの流路断面積が必然的に大きくなり、冷却空気量が多くなって、ガスタービンの性能が低下してしまうといった問題点があった。
また、インサートの内部に導入された冷却空気は、インサートに形成された複数個のインピンジメント孔を通って翼本体の内壁をインピンジメント冷却した後、翼本体に形成された複数個のフィルム冷却孔から吹き出されるようになっている。すなわち、インサートの内部に導入された冷却空気はすべて、インピンジメント冷却を1回だけ行ってフィルム冷却孔から翼本体の外部に流出するようになっている。そのため、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔から吹き出され、ガスタービンのガス温度を下げ、ガスタービンの熱効率を低下させてしまうおそれもあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、冷却空気(冷却媒体)量を低減させることができ、かつ、フィルム冷却孔から温度の低い冷却空気が吹き出されることを防止することができるタービン用翼を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るタービン用翼は、複数個のフィルム冷却孔が設けられ、かつ、立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁と後縁とを結ぶ中心線に対して略直交して設けられた少なくとも1つの板状のリブによって、内部に少なくとも2つのキャビティが形成された翼本体と、前記各キャビティ内に、自身の外周面と前記翼本体の内周面との間に冷却空間を形成するように配置され、かつ、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられた中空のインサートとを具備したタービン用翼であって、前記翼本体の腹側に位置する内周面をインピンジ冷却した冷却媒体の一部が、前記翼本体の背側に位置する内周面をさらにインピンジ冷却した後、前記翼本体の背側に位置するフィルム冷却孔から吹き出されるように構成されている。
本発明に係るタービン用翼によれば、キャビティ内におけるインサートの流路断面積が低減することとなるので、全体の冷却空気量(冷却空気の消費量)を低減させることができる。
また、インサートの内部に導入された冷却空気の一部が、インサートの内部に導入されて、翼本体の背側の内壁面をインピンジメント冷却するとともに、翼本体の背側の外壁面(外周面)をフィルム冷却するのに利用されることとなる。
これにより、インサートの内部に導入される冷却空気量を低減させる、あるいは極少量とすることができ、全体の冷却空気量をさらに(従来よりも、10%程度)低減させることができるとともに、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔から吹き出されるのを防止することができる。
本発明に係るタービン用翼は、複数個のフィルム冷却孔が設けられ、かつ、立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁と後縁とを結ぶ中心線に対して略直交して設けられた少なくとも1つの板状のリブによって、内部に少なくとも2つのキャビティが形成された翼本体と、前記各キャビティ内に、自身の外周面と前記翼本体の内周面との間に冷却空間を形成するように配置され、かつ、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられた中空のインサートとを具備したタービン用翼であって、前記インサートが、前記キャビティの腹側および背側にそれぞれ一つずつ配置されており、腹側に配置されたインサートのインピンジメント冷却孔から前記翼本体の腹側に位置する内周面に向かって吹き出された冷却媒体の一部が、前記冷却空間を通って背側に配置されたインサートの内部に一旦導入された後、背側に配置されたインサートのインピンジメント冷却孔から前記翼本体の背側に位置する内周面に向かって吹き出されるように構成されている。
本発明に係るタービン用翼によれば、例えば、図2に示すように、キャビティ内におけるインサートの流路断面積が低減することとなるので、全体の冷却空気量(冷却空気の消費量)を低減させることができる。
また、インサートの内部に導入された冷却空気の一部が、インサートの内部に導入されて、翼本体の背側の内壁面をインピンジメント冷却するとともに、翼本体の背側の外壁面(外周面)をフィルム冷却するのに利用されることとなる。
これにより、インサートの内部に導入される冷却空気量を低減させる、あるいは極少量とすることができ、全体の冷却空気量をさらに(従来よりも、10%程度)低減させることができるとともに、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔から吹き出されるのを防止することができる。
本発明に係るタービン用翼は、複数個のフィルム冷却孔が設けられ、かつ、立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁と後縁とを結ぶ中心線に対して略直交して設けられた少なくとも1つの板状のリブによって、内部に少なくとも2つのキャビティが形成された翼本体と、前記各キャビティ内に、自身の外周面と前記翼本体の内周面との間に冷却空間を形成するように配置され、かつ、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられた中空のインサートとを具備したタービン用翼であって、前記キャビティの背側に、前記キャビティの背側に位置する外周面と前記翼本体の背側に位置する内周面との間に形成された冷却空間を、前記キャビティの背側に位置する外周面および前記翼本体の背側に位置する内周面に沿って二分するとともに、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられたインピンジメント板が設けられている。
本発明に係るタービン用翼によれば、例えば、図3に示すように、キャビティ内におけるインサートの流路断面積が低減することとなるので、全体の冷却空気量(冷却空気の消費量)を低減させることができる。
また、インサートの内部に導入された冷却空気の一部が、インピンジメント板に形成されたインピンジメント孔から冷却空間内に吹き出して、翼本体の背側の内壁面をインピンジメント冷却するとともに、翼本体の背側の外壁面(外周面)をフィルム冷却するのに利用されることとなるので、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔から吹き出されるのを防止することができる。
本発明に係るガスタービンは、全体の冷却空気量を低減させることができるとともに、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔から吹き出されるのを防止することができるタービン用翼を備えている。
本発明に係るガスタービンによれば、全体の冷却空気量が低減されることとなるので、ガスタービンの性能を向上させることができるとともに、フィルム冷却孔からの温度の低い冷却空気の吹き出しが防止されることとなるので、ガスタービンの熱効率を向上させることができる。
本発明によれば、冷却空気(冷却媒体)量を低減させることができ、かつ、フィルム冷却孔から温度の低い冷却空気が吹き出されることを防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係るタービン用翼の一実施形態について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るタービン用翼10を具備したガスタービン1を示す図であって、車室上半部を取り外した状態を示す概略斜視図、図2は本実施形態に係るタービン用翼10の略中央部を、その立設方向軸線に対して略直交する面で切った要部断面図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、燃焼用空気を圧縮する圧縮部2と、この圧縮部2から送られてきた高圧空気中に燃料を噴射して燃焼させ、高温燃焼ガスを発生させる燃焼部3と、この燃焼部3の下流側に位置し、燃焼部3を出た燃焼ガスにより駆動されるタービン部4とを主たる要素とするものである。
図2に示すように、本実施形態に係るタービン用翼10は、例えば、タービン部4における第二段静翼に適用され得るものであり、翼本体11と、複数個のインサート12a,12b,12c,・・・とを備えている。
翼本体11には、複数個のフィルム冷却孔13と、翼本体11の立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁L.E.と後縁(図示せず)とを結ぶ中心線(図示せず)に対して略直交して設けられ、翼本体11の内部を複数個のキャビティC1,C2,・・・に区画する板状のリブ14と、最も後縁側に位置するキャビティ内の冷却空気(冷却媒体)を翼本体11の外部に導くとともに複数のピンフィン(図示せず)を有する空気孔(図示せず)とが設けられている。
インサート12a,12b,12cはそれぞれ、複数個のインピンジメント冷却孔15が設けられた中空状のものであり、最も前縁側に位置するキャビティC1内には2つのインサート12a,12bが設けられており、その他のキャビティC2内にはそれぞれ1つのインサート12cが設けられている。
インサート12aはキャビティC1内の腹側に配置され、インサート12bはキャビティC1内の背側に配置されており、インサート12a,12bの外周面16と翼本体11の内壁面(内周面)17との間、インサート12a,12bの外周面16とリブ14の壁面18との間、およびインサート12aの外周面16とインサート12bの外周面16との間にはそれぞれ、冷却空間、すなわち、冷却空気の通路が形成されている。
一方、その他のキャビティC2内に配置されたインサート12cの外周面16と翼本体11の内壁面17との間、およびインサート12cの外周面16とリブ14の壁面18との間にもそれぞれ、冷却空間、すなわち、冷却空気の通路が形成されている。
このように構成されたタービン用翼10では、冷却空気が図示していない手段によってインサート12a,12b,12cの内部に導入され、複数個のインピンジメント孔15を通って冷却空間内に吹き出して、翼本体11の内壁面17がインピンジメント冷却されるようになっている。
また、翼本体11の内壁面17をインピンジメント冷却した冷却空気は、翼本体11の複数個のフィルム冷却孔13から吹き出して、翼本体11のまわりに冷却空気によるフィルム層を形成し、翼本体11がフィルム冷却されるようになっている。
さらに、翼本体11の後縁からは、空気孔(図示せず)を通って冷却空気が噴出され、この際にピンフィン(図示せず)を冷却して翼本体11の後縁近傍が冷却されるようになっている。
さらにまた、本実施形態に係るタービン用翼10では、図2に実線矢印で示すように、インサート12aの内部に導入され、翼本体11の腹側の内壁面17に向かって開口するインピンジメント孔15から冷却空間内に吹き出して翼本体11の腹側の内壁面17をインピンジメント冷却した冷却空気の一部が、インサート12aの外周面16と翼本体11の内壁面17との間に形成された冷却空間を通ってインサート12aの外周面16とインサート12bの外周面16との間に形成された冷却空間に流れ込むようになっている。そして、インサート12aの外周面16とインサート12bの外周面16との間に形成された冷却空間に流れ込んだ冷却空気は、インサート12a(より詳しくは、インサート12aの背側に位置する壁面)に向かって開口するインピンジメント孔15からインサート12bの内部に流入し、図示していない手段によってインサート12bの内部に導入された冷却空気とともに、翼本体11の背側の内壁面17に向かって開口するインピンジメント孔15から冷却空間内に吹き出して翼本体11の背側の内壁面17をインピンジメント冷却した後、フィルム冷却孔13から吹き出されるようになっている。
本実施形態に係るタービン用翼10によれば、キャビティC1内におけるインサート12a,12bの流路断面積が低減することとなるので、全体の冷却空気量(冷却空気の消費量)を低減させることができる。
また、インサート12aの内部に導入された冷却空気の一部が、インサート12bの内部に導入されて、翼本体11の背側の内壁面17をインピンジメント冷却するとともに、翼本体11の背側の外壁面(外周面)をフィルム冷却するのに利用されることとなる。
これにより、インサート12bの内部に導入される冷却空気量を低減させる、あるいは極少量とすることができ、全体の冷却空気量をさらに(従来よりも、10%程度)低減させることができるとともに、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔13から吹き出されるのを防止することができる。
また、本実施形態に係るタービン用翼10を備えたガスタービン1によれば、全体の冷却空気量が低減されることとなるので、ガスタービンの性能を向上させることができるとともに、フィルム冷却孔13からの温度の低い冷却空気の吹き出しが防止されることとなるので、ガスタービンの熱効率を向上させることができる。
本発明に係るタービン用翼の他の実施形態について、図3を参照しながら説明する。
図3は本実施形態に係るタービン用翼20の略中央部を、その立設方向軸線に対して略直交する面で切った要部断面図である。
本実施形態に係るタービン用翼20は、インサート12aの代わりにインサート21が設けられ、インサート12bの代わりにインピンジメント板22が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
インサート21は、複数個のインピンジメント冷却孔15が設けられた中空状のものであり、インピンジメント板22は、複数個のインピンジメント冷却孔15が設けられた板状のものであって、これらインサート21およびインピンジメント板22は、最も前縁側に位置するキャビティC1内に収められて(収容されて)いる。
インピンジメント板22は、その内壁面(内周面)23がインサート21の背側に位置する外壁面(外周面)24と対向し、かつ、その外壁面(外周面)25が翼本体11の背側に位置する内壁面17と対向するように配置されている。
そして、インサート21の外壁面24と翼本体11の腹側に位置する内壁面17との間、インサート21の外壁面24とリブ14の壁面18との間、インサート21の外壁面24とインピンジメント板22の内壁面23との間、およびインピンジメント板22の外壁面25と翼本体11の背側に位置する内周面17との間にはそれぞれ、冷却空間、すなわち、冷却空気の通路が形成されている。
このように構成されたタービン用翼20では、冷却空気が図示していない手段によってインサート21,12cの内部に導入され、複数個のインピンジメント孔15を通って冷却空間内に吹き出して、翼本体11の内壁面17がインピンジメント冷却されるようになっている。
また、翼本体11の内壁面17をインピンジメント冷却した冷却空気は、翼本体11の複数個のフィルム冷却孔13から吹き出して、翼本体11のまわりに冷却空気によるフィルム層を形成し、翼本体11がフィルム冷却されるようになっている。
さらに、翼本体11の後縁からは、空気孔(図示せず)を通って冷却空気が噴出され、この際にピンフィン(図示せず)を冷却して翼本体11の後縁近傍が冷却されるようになっている。
さらにまた、本実施形態に係るタービン用翼20では、図3に実線矢印で示すように、インサート21の内部に導入され、翼本体11の腹側の内壁面17に向かって開口するインピンジメント孔15から冷却空間内に吹き出して翼本体11の腹側の内壁面17をインピンジメント冷却した冷却空気の一部が、インサート21の外壁面24と翼本体11の内壁面17との間に形成された冷却空間、およびインサート21の外壁面24とリブ14の壁面18との間に形成された冷却空間を通ってインサート21の外壁面24とインピンジメント板22の内壁面23との間に形成された冷却空間に流れ込むようになっている。そして、インサート21の外壁面24とインピンジメント板22の内壁面23との間に形成された冷却空間に流れ込んだ冷却空気は、翼本体11の背側の内壁面17に向かって開口するインピンジメント孔15から冷却空間内に吹き出して翼本体11の背側の内壁面17をインピンジメント冷却した後、フィルム冷却孔13から吹き出されるようになっている。
本実施形態に係るタービン用翼20によれば、キャビティC1内におけるインサート21の流路断面積が低減することとなるので、全体の冷却空気量(冷却空気の消費量)を低減させることができる。
また、インサート21の内部に導入された冷却空気の一部が、インピンジメント板22に形成されたインピンジメント孔15から冷却空間内に吹き出して、翼本体11の背側の内壁面17をインピンジメント冷却するとともに、翼本体11の背側の外壁面(外周面)をフィルム冷却するのに利用されることとなるので、温度の低い冷却空気がフィルム冷却孔13から吹き出されるのを防止することができる。
また、本実施形態に係るタービン用翼20を備えたガスタービン1によれば、全体の冷却空気量が低減されることとなるので、ガスタービンの性能を向上させることができるとともに、フィルム冷却孔13からの温度の低い冷却空気の吹き出しが防止されることとなるので、ガスタービンの熱効率を向上させることができる。
なお、本発明は第二段静翼のみに適用され得るものではなく、その他の段の静翼、あるいは動翼にも適用可能である。
また、本発明は最も前縁側に位置するキャビティC1内のみに適用され得るものではなく、その他のキャビティC2内にも適用可能である。
本発明に係るタービン用翼を具備したガスタービンを示す図であって、車室上半部を取り外した状態を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るタービン用翼の略中央部を、その立設方向軸線に対して略直交する面で切った要部断面図である。 本発明の他の実施形態に係るタービン用翼の略中央部を、その立設方向軸線に対して略直交する面で切った要部断面図である。
符号の説明
1 ガスタービン
10 タービン用翼
11 翼本体
12a インサート
12b インサート
12c インサート
13 フィルム冷却孔
14 リブ
15 インピンジメント冷却孔
16 外壁面(外周面)
17 内壁面(内周面)
20 タービン用翼
21 インサート
22 インピンジメント板
24 外壁面(外周面)
C1 キャビティ
C2 キャビティ
L.E.前縁

Claims (4)

  1. 複数個のフィルム冷却孔が設けられ、かつ、立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁と後縁とを結ぶ中心線に対して略直交して設けられた少なくとも1つの板状のリブによって、内部に少なくとも2つのキャビティが形成された翼本体と、
    前記各キャビティ内に、自身の外周面と前記翼本体の内周面との間に冷却空間を形成するように配置され、かつ、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられた中空のインサートとを具備したタービン用翼であって、
    前記翼本体の腹側に位置する内周面をインピンジ冷却した冷却媒体の一部が、前記翼本体の背側に位置する内周面をさらにインピンジ冷却した後、前記翼本体の背側に位置するフィルム冷却孔から吹き出されるように構成されていることを特徴とするタービン用翼。
  2. 複数個のフィルム冷却孔が設けられ、かつ、立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁と後縁とを結ぶ中心線に対して略直交して設けられた少なくとも1つの板状のリブによって、内部に少なくとも2つのキャビティが形成された翼本体と、
    前記各キャビティ内に、自身の外周面と前記翼本体の内周面との間に冷却空間を形成するように配置され、かつ、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられた中空のインサートとを具備したタービン用翼であって、
    前記インサートが、前記キャビティの腹側および背側にそれぞれ一つずつ配置されており、腹側に配置されたインサートのインピンジメント冷却孔から前記翼本体の腹側に位置する内周面に向かって吹き出された冷却媒体の一部が、前記冷却空間を通って背側に配置されたインサートの内部に一旦導入された後、背側に配置されたインサートのインピンジメント冷却孔から前記翼本体の背側に位置する内周面に向かって吹き出されるように構成されていることを特徴とするタービン用翼。
  3. 複数個のフィルム冷却孔が設けられ、かつ、立設方向軸線に対して略直交する断面における前縁と後縁とを結ぶ中心線に対して略直交して設けられた少なくとも1つの板状のリブによって、内部に少なくとも2つのキャビティが形成された翼本体と、
    前記各キャビティ内に、自身の外周面と前記翼本体の内周面との間に冷却空間を形成するように配置され、かつ、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられた中空のインサートとを具備したタービン用翼であって、
    前記キャビティの背側に、前記キャビティの背側に位置する外周面と前記翼本体の背側に位置する内周面との間に形成された冷却空間を、前記キャビティの背側に位置する外周面および前記翼本体の背側に位置する内周面に沿って二分するとともに、複数個のインピンジメント冷却孔が設けられたインピンジメント板が設けられていることを特徴とするタービン用翼。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のタービン用翼を備えてなることを特徴とするガスタービン 。
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