JP2008274636A - トラス橋の架設方法 - Google Patents

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直彦 河村
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隆 金子
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Abstract

【課題】コンクリートトラス橋の施工工期を短縮した合理的なトラス橋の架設方法を提供する。
【解決手段】単品の斜材31と連結する連結金具12を突設した上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11、単品の斜材31と連結する連結金具22を突設した下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21、および両端に前記連結金具12,22との連結端部を備えた単品の斜材31をそれぞれ予め個別に製作し、架設場所にて上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11、下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21、および単品の斜材31を連結すると共に、上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11及び下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21を、隣接する既施工済みの上下弦材10,20にそれぞれPC緊張材で連結してトラス橋を架設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラス橋の架設方法に関する。
トラスは上弦材と下弦材とを多数の斜材で連結した構造体であって、建築物や構造物の梁又は桁など、あるいは橋梁などに多用されている。上弦材と下弦材は平行なものが多いが、一方が弓形に湾曲したものもある。橋梁では左右平行な2連のトラスの上に上床版を載置してその上を荷重面としたものや、平行な2連のトラスを側壁として下床版を荷重面として用いるものがある。トラスを構成する構造材としては鋼製、コンクリート製又はこれらを複合した複合構造などがある。
例えば、トラス斜材に鋼管を用い、斜材下端の格点を下部コンクリート構造の下弦材内に埋設し、斜材上端の格点をコンクリート製の上弦材内に埋設し、支保工上にて施工したコンクリート床版の幅方向両端部にトラス斜材を設置し、下弦材と上弦材のコンクリートを単位長さ分だけ順次繰返し打設して断面略U字状のポニー橋を構築する技術がある(例えば特許文献1参照。)。
この技術は、上,下弦材を現場打ちコンクリートで施工し、順次延長する技術である。
また、主桁の側部が鋼管から成る箱型コンクリート複合トラス橋を架設作業車を用いて張出し施工する技術がある(例えば特許文献2参照。)。
この技術も上床版及び下床版コンクリートを現場打ちで施工し、箱型のコンクリート複合トラス橋を順次延長して架設する技術である。
これらのトラス橋は、上、下弦材(又は上、下床版)を現場打ちコンクリートで施工するので、施工に長期間を要する問題がある。
また、主桁のウエブに連結鋼管を用いた矩尺の全断面箱型プレキャストセグメントを製造し、このセグメントを順次連結して橋梁を施工する技術も知られている(例えば非特許文献1参照。)。
この技術はトラス橋ではなく、ウエブを鋼管によって形成した箱型の鋼コンクリート複合橋である。この技術は箱型橋全断面が一体のセグメントをプレキャストで製作するので、セグメントの部材寸法が大きく、輸送が困難であった。
特開2003−193424号公報(第3−5頁、図1) 特開2003−193430号公報(第2−5頁、図1) http://en.structurae.de/photos/index.cfm?JS=4542 フランス ブロネ高架橋(Viaducs du Boulonnais)
本発明は、コンクリートトラス橋の施工工期を短縮した合理的なトラス橋の架設方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のトラス橋の架設方法は、斜材と連結する連結金具を突設したプレキャストコンクリートセグメントから成る上弦材および下弦材と、両端に前記連結金具との連結端部を備えた斜材とをそれぞれ予め個別に製作し、架設場所にて前記上下弦材と斜材とを連結すると共に上弦材及び下弦材を隣接する既設上下弦材にそれぞれPC緊張材で連結してトラス橋を架設することを特徴とする。
本発明のトラス橋の架設方法は、上弦材及び下弦材を可搬寸法のプレキャストコンクリートセグメントとし、上弦材及び下弦材には斜材との連結金具を突設しておき、斜材を連結しながら、順次セグメントを連結して施工する。斜材は全体又は両端を金属製とし、連結金具との結合方式、結合強度等は斜材にかかる軸力に応じて定めるとよい。例えばフランジ結合、溶接結合、ピン結合等によって行う。斜材をプレキャストコンクリート製としたときは、その両端部に金属製の連結部を取り付けておけばよいが、場合によっては、上下弦材の連結金具を突出鉄筋とし、これに斜材の両端部の突出鉄筋を連結し、連結部分に型枠を組み立て、コンクリートを打設することによって、連結金具と斜材とを連結してもよい。
上弦材及び下弦材はプレキャストコンクリートセグメントとし、隣接する既設の上弦材及び下弦材にそれぞれPC緊張材で連結する。
上記本発明のトラス橋の架設方法では、前記上弦材がトラス橋の上床版と一体のものとしてもよく、また前記下弦材がトラス橋の下床版と一体であってもよい。さらに、例えば箱形橋ではこれらの上弦材及び下弦材が両方共上床版及び下床版とそれぞれ一体であってもよい。このような好ましい形態では、それぞれのトラス橋の条件に応じて、さらに施工が簡略化され、工期短縮に寄与することとなる。
本発明によれば、トラス橋の上弦材、下弦材、斜材を運搬可能な寸法の部材として予め製作し、これらを架設場所にて組立てながら架設するので、現場打ちコンクリートによって上、下弦材を施工する従来の工法に比し、施工工期を著しく短縮することができる。上、下弦材は品質管理の行き届いた工場で製作することができ、すぐれた製品を得ることができる。また、上、下弦材と斜材との連結は、フランジ結合、溶接結合、ピン結合等とし、短時間で合理的に施工することができる。上、下弦材と斜材の格点は、上、下弦材及び連結金具の構造、寸法等を適切に設計することができ、プレキャスト上、下弦材中に埋設するので、すぐれた構造となる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1〜3は、本発明のトラス橋の架設方法についての一実施形態を示すもので、トラスの模式的側面図である。
トラス1は上弦材10、下弦材20、及び上弦材10と下弦材20とを連結する斜材30とから構成されている。コンクリートトラス橋では従来、上弦材10(又は上床版)及び下弦材20(又は下床版)は現場打ちコンクリートで施工されていた。
本発明では、上弦材10、下弦材20はそれぞれ予め個別にプレキャストコンクリート
セグメントとして製造し、斜材30は予め個別に単品の斜材として製造し、トラス橋の架設場所にて組立て施工する。
図1に示すように、上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11には、単品の斜材31と連結する連結金具12を予め突設してある。連結金具12は尾端を上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11内の鉄筋と構造的に連結し適切な格点構造を形成してあり、突出端は単品の斜材31の端部と連結する構造としてある。例えばフランジ結合、突合溶接接合、スリーブや板金を介した溶接構造、ピン結合などとする。
下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21にも、単品の斜材31と連結する連結金具22を予め突設してある。連結金具22は尾端を下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21内の鉄筋と構造的に連結し適切な格点構造を形成してあり、突出端は単品の斜材31の端部と連結する構造としてある。例えばフランジ結合、突合溶接接合、スリーブや板金を介した溶接構造、ピン結合などとする。
単品の斜材31は、鋼製、例えば鋼管、形鋼などでもよく、場合によりプレキャストコンクリート製でもよい。端部には金属製の連結部32を備え、上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11の連結金具12、下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21の連結金具22と容易に連結することができる構造としておく。例えば、単品の斜材31をプレキャストコンクリート製としたときは、両端部に金属製の連結部32を取り付けておく。
図1に示すように、上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11を矢印13で示すように移動してその端面14を既施工済みの上弦材10に当接させ、PC緊張材を上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11内に挿通して既施工済みの上弦材10と結合し、これを緊張して上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11を既施工済みの上弦材10と一体化させる。下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21も同様に矢印23方向に移動して既施工済みの下弦材20と連結する。
次に図2に示すように、単品の斜材31を矢印33で示すように連結金具12と連結金具22との間に挿入し、その両端部を連結金具12と連結金具22に連結する。
図3は、上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11、下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21、および単品の斜材31の連結が完了して、トラス1の延長が完了した状態を示したものである。上弦材のプレキャストコンクリートセグメント11と単品の斜材31との連結部15、下弦材のプレキャストコンクリートセグメント21と単品の斜材31との結合部25は、フランジ結合、溶接接合、ピン結合などによって強固に結合される。
以上のように、本発明によれば、上弦材、下弦材のコンクリート現場打ちを必要とせず、プレキャストコンクリートセグメントを用いて、短期間に品質、性能のすぐれたトラス橋を施工することができる。
図4〜図6は、本発明の適用されるコンクリートトラス橋の横断面を例示したものである。
図4に示すように、上弦材10と上床版40とが一体のプレキャストコンクリートセグメントで形成されていてもよく、また図5に示すように下弦材20と下床版50とが一体のプレキャストコンクリートセグメントで形成されていてもよい。また図6に示すように、上弦材10と上床版40、及び下弦材20と下床版50とが、双方共それぞれ一体のプ
レキャストコンクリートセグメントで形成されていてもよい。
トラスの模式的側面図である。 トラスの模式的側面図である。 トラスの模式的側面図である。 本発明の適用されるコンクリートトラス橋の横断面を例示したものである。 本発明の適用されるコンクリートトラス橋の横断面を例示したものである。 本発明の適用されるコンクリートトラス橋の横断面を例示したものである。
符号の説明
1 トラス
10 上弦材
11 上弦材のプレキャストコンクリートセグメント
12 連結金具
13,23,33 矢印
14 端面
15 連結部
20 下弦材
21 下弦材のプレキャストコンクリートセグメント
22 連結金具
25 結合部
30 斜材
31 単品の斜材
32 連結部
40 上床版
50 下床版

Claims (3)

  1. 斜材と連結する連結金具を突設したプレキャストコンクリートセグメントから成る上弦材および下弦材と、両端に前記連結金具との連結端部を備えた斜材とをそれぞれ予め個別に製作し、架設場所にて前記上下弦材と斜材とを連結すると共に上弦材及び下弦材を隣接する既設上下弦材にそれぞれPC緊張材で連結してトラス橋を架設することを特徴とするトラス橋の架設方法。
  2. 前記上弦材がトラス橋の上床版と一体のプレキャストコンクリートセグメントであることを特徴とする請求項1記載のトラス橋の架設方法。
  3. 前記下弦材がトラス橋の下床版と一体のプレキャストコンクリートセグメントであることを特徴とする請求項1記載のトラス橋の架設方法。
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