JP2008269580A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報提供に気付かせることができ、また、車両からは検知できない障害物について情報提供することができる車両用情報提供装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載された自律センサでは検知することのできない周辺状況の情報を車両の外部から得て情報提供する必要があるかどうかを判断し、情報提供する必要があると判断した場合、乗員の周辺視野に含まれる車室内の構造物であるインパネIPやAピラーの表面をレーザビームLBを照射する照射範囲DAとし、その照射範囲DAに向かってレーザビームLBを照射しながらその照射方向を変更する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用情報提供装置に関するものである。
従来、車両の乗員に情報提供する技術として、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。このうち、特許文献1に記載のものによれば、車両の乗員に注意喚起を行う場合、インストルメントパネルに設けられたディスプレイにおける表示の位置を変化させずに、表示の大きさを変化させる。
また、特許文献2に記載のものによれば、車両の天井のルームランプ近傍にレーザポインタを取り付け、車両の前後バンパ部に各々配置された障害物検知センサのいずれかが障害物を検知すると、検知したセンサの各々の設置位置に対応する方向にレーザポインタを照射することで乗員に報知する。
特開2006−327481号公報 特開2003−165404号公報
上記特許文献1に記載のものは、ディスプレイにおいてその表示の大きさを表示するものである。従って、乗員が注意を向けている場所とディスプレイの設置位置とが同一視線上にない場合、表示の大きさを変化させても、その表示の大きさの変化に乗員が気付かず、注意喚起を効果的に行うことができない。
また、上記特許文献2に記載のものは、車両に搭載された障害物センサで障害物を検知するものであるため、車両からは検知できない障害物に対する注意喚起を行うことができない。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、その目的は、情報提供に気付かせることができ、また、車両からは検知できない障害物について情報提供することができる車両用情報提供装置を提供することにある。
請求項1に記載の車両用情報提供装置は、
車両の車室内に設置され、光源からの光を集光することで生成される生成光を照射する照射装置と、
車両の周辺状況の情報である周辺状況情報を取得する情報取得手段と、
情報取得手段の取得した周辺状況情報をもとに、車両の乗員に対して情報提供する必要があるかどうかを判断する情報提供判断手段と、
情報提供判断手段によって情報提供する必要があると判断された場合、車両の乗員の周辺視野に含まれる車室内の構造物に生成光を照射する照射制御を行う照射制御手段と、を備え、
照射装置は、生成光の照射方向を可変する可変機構を備え、
照射制御手段は、構造物の表面を照射範囲とし、その照射範囲に生成光を照射しながらその照射方向を変更する照射方向変更手段を備えることを特徴とする。
本発明は、乗員の周辺視野に含まれる車室内の構造物の表面に生成光を照射する際、その照射方向を変更しながら照射する。これにより、照射範囲において生成光が動いて表示されるので、乗員は、周辺視野内で動いて表示(情報提供)される生成光に気付くことができる。
すなわち、一般に、人間の視覚認識能力は、中心視野が最も高く、中心視野から周辺視野に向かって離れるほど低下する傾向にある。そのため、人間は、周辺視野内に含まれる物体を認識する場合、その物体が中心視野内に含まれるように視線を移動させる。特に、周辺視野内に含まれる物体に変化が生じた場合(例えば、歩行者が飛び出してくるような場合)、無意識に、かつ敏感に、その物体の変化に反応して、その物体に視線を移動させる傾向が強い。従って、周辺視野内で動いて表示される生成光に気付くことができるのである。
請求項2の記載によれば、
車両の外部と通信する通信手段を備え、
情報取得手段は、通信手段を介して、車両の外部から周辺状況情報を取得し、
情報提供判断手段は、車両の外部から取得した周辺状況情報をもとに判断することを特徴とする。
これにより、車両に搭載された自律センサでは検知することのできない周辺状況の情報を車両の外部から得て、情報提供する必要があるかどうかを判断することができる。
請求項3に記載の車両用情報提供装置は、
車両の車室内に設置され、光源からの光を集光することで生成される生成光を照射する照射装置と、
車両の周辺状況の情報である周辺状況情報を取得する情報取得手段と、
情報取得手段の取得した周辺状況情報をもとに、車両の乗員に対して情報提供する必要があるかどうかを判断する情報提供判断手段と、
情報提供判断手段によって情報提供する必要があると判断された場合、車両の乗員の周辺視野に含まれる車室内の構造物に生成光を照射する照射制御を行う照射制御手段と、
車両の外部と通信する通信手段と、を備え、
情報取得手段は、通信手段を介して、車両の外部から周辺状況情報を取得し、
情報提供判断手段は、車両の外部から取得した周辺状況情報をもとに判断することを特徴とする。
このように、本発明は、車両に搭載された自律センサでは検知することのできない周辺状況の情報を車両の外部から得て、情報提供する必要があるかどうかを判断する。これにより、情報提供する必要があると判断された場合には、乗員の周辺視野に含まれる車室内の構造物に生成光が照射されるため、乗員は、その生成光の表示に気付くことによって、車両の周辺に注意を向けることができる。その結果、乗員に対し、車両からは検知できない障害物などについて情報提供することができる。
請求項4の記載によれば、
照射装置は、生成光の照射方向を可変する可変機構を備え、
照射制御手段は、構造物の表面を照射範囲とし、その照射範囲に生成光を照射しながらその照射方向を変更する照射方向変更手段を備えることを特徴とする。
これにより、照射範囲において生成光が動いて表示されるので、乗員は、周辺視野内で動いて表示される生成光に気付くことができる。
請求項5に記載のように、照射制御手段は、車両の乗員の視線を誘導すべき誘導方向に向かって生成光が照射されるように照射制御を行うことが好ましい。これにより、乗員は注意すべき方向を認識できるようになるからである。
請求項6に記載のように、照射方向変更手段は、誘導方向を生成光の照射基準方向とし、その照射基準方向の付近で生成光が移動しながら照射されるように、生成光の照射方向を変更するとよい。これにより、乗員の周辺視野内に表示される生成光に変化を与えることができるので、乗員は、その生成光に気付き易くなるからである。
請求項7に記載のように、照射方向変更手段は、誘導方向を生成光の照射基準方向とし、その照射基準方向から誘導方向と異なる方向に生成光が移動しながら照射されるように、生成光の照射方向を変更するようにしてもよい。このような照射方向の変更によっても、乗員の周辺視野内に表示される生成光に変化を与えることができるので、乗員は、その生成光に気付き易くなる。
請求項8の記載によれば、情報取得手段の取得する周辺状況情報は、路側インフラとの路車間通信、及び他車両との車々間通信の少なくとも一方により得られた、車両の周辺に存在する他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つに関する情報であることを特徴とする。
これにより、路車間通信や車々間通信によって、車両からは検知できない他車両、二輪車、歩行者などの障害物に関する情報を周辺状況情報として得ることができる。
請求項9の記載によれば、車両と、周辺状況情報から得られた他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つとが衝突する可能性の有無を判断する衝突判断手段を備え、
情報提供判断手段は、衝突判断手段が衝突する可能性が有ると判断した場合に、乗員に対して情報提供する必要があると判断することを特徴とする。
これにより、車両が他車両、二輪車、及び歩行者などと衝突する可能性が有る場合に、乗員に対して情報提供することができる。その結果、乗員は、車両の周辺に注意を向けることができる。
請求項10の記載によれば、衝突判断手段は、車両のウィンカー情報、車速情報から車両の進行方向を判断し、その進行方向に進入する他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つが存在する場合に衝突する可能性が有ると判断することを特徴とする。
これにより、車両の進行を妨げる可能性のある他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つが存在する場合に、それらと衝突する可能性が有ると判断することができる。
請求項11に記載のように、照射制御手段は、他車両、二輪車、及び歩行者に応じた生成光が照射されるように照射制御を行うことが好ましい。これにより、乗員は、生成光の照射から、障害物の種類を把握することが可能となるからである。
請求項12に記載のように、周辺状況情報をもとに、車両の危険度を判断する危険度判断手段を備え、
照射制御手段は、危険度のレベルに応じた生成光が照射されるように照射制御を行うことが好ましい。これにより、乗員は、生成光の照射から、危険度のレベルを把握することが可能となるからである。
そして、請求項13に記載のように、照射方向変更手段は、
危険度のレベルが高いほど、生成光の照射方向を速く変更し、
危険度のレベルが低いほど、生成光の照射方向を遅く変更するとよい。
これにより、乗員は、表示される生成光の動きの速さから、危険度のレベルを把握することができるようになる。
請求項14の記載によれば、照射制御手段は、車室内のインストルメントパネル、及び前側ピラーの少なくとも一方の構造物に生成光を照射する制御を行うことを特徴とする。
これにより、乗員が運転姿勢をとったときの周辺視野に含まれるインストルメントパネル、及び前側ピラーの表面に生成光を照射することができる。
請求項15の記載によれば、情報提供判断手段によって情報提供する必要があると判断された場合に警報を発生する警報発生手段を備えることを特徴とする。これにより、乗員は、生成光が照射されたことに気付き易くなる。
ところで、経路案内を行なう経路案内装置が広く知られている。この経路案内装置は一般にカーナビゲーション装置と呼ばれており、カーナビゲーション装置の中には、車線変更の案内を行なうことができる装置も存在する。車線変更の案内のための処理は、たとえば、右左折等のために所定の車線を走行する必要があるか否かを判断するとともに、自車が走行している車線を判断することによって行なう。この判断を車線変更判断部が行った結果、車線変更を指示する必要があると判断した場合には、音声出力部に、車線変更を指示する車線変更指示信号および車線変更の方向を示す車線変更方向信号を送信する。これらの信号に基づいて音声出力部は、スピーカーから、車線変更を促すとともに車線変更方向を案内する音声を出力させることになる。
しかしながら、車線変更に関する情報提供を音声によって行なうのみでは、運転者が車線変更に関する情報提供に気づくとは限らない。加えて、音声による情報提供では、運転者は車線変更のタイミングを的確に把握することも困難である。
そこで、請求項16に記載の車両用情報提供装置は、
車両の車室内に設置され、光源からの光を集光することで生成される生成光を照射する照射装置と、
車両の周辺状況の情報である周辺状況情報を取得する情報取得手段と、
車線変更の案内を含む経路案内を行なう経路案内装置から、車線変更の指示を示す車線変更指示信号および車線変更の方向を示す車線変更方向信号を取得する車線変更信号取得手段と、
車線変更指示信号を取得したことに基づいて、周辺状況情報から、車線変更方向信号が示す車線変更方向に車両が安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定するタイミング適否判定手段と、
車室内において車線変更信号が示す車線変更方向に位置する構造物に、タイミング適否判断手段における判定結果に応じた照射態様にて生成光を照射する照射制御を行う照射制御手段とを備えていることを特徴とする。
このように、本発明は、経路案内装置から車線変更指示信号を取得した場合、周辺状況情報から、車線変更方向信号が示す車線変更方向に安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定する。そして、その判定の結果に応じた照射態様にて生成光を照射する。乗員は、生成光という視覚情報が、安全に車線変更できるタイミングであるか否かに応じた照射態様にて提供されることで車線変更のタイミングを判断することができるので、車線変更できるタイミングを的確に判断することができる。また、生成光を、車線変更信号が示す車線変更方向に位置する構造物に照射しているので、その生成光に気づかせることができる。
請求項17の記載のように、判定結果が、安全に車線変更できるタイミングであるとの判定結果である場合には、照射制御手段は、車線変更してもよいことを意味する表示パターンが生成するように照射制御を行うことが好ましい。これにより、この表示パターンを見ることで、運転者は、車線変更してもよいタイミングかどうかを的確に判断することができる。
また、請求項18のように、判定結果が、安全に車線変更できるタイミングではないとの判定結果である場合には、照射制御手段は、車線変更してはいけないことを意味する表示パターンが生成するように照射制御を行うことも好ましい。これにより、この表示パターンを見ることで、運転者は、車線変更してはいけないタイミングかどうかを的確に判断することができる。
なお、車線変更してもよいことを意味する表示パターン、および、車線変更してはいけないことを意味する表示パターンのいずれか一方のみを生成する照射制御を行ってもよいし、両方を生成する照射制御を行ってもよい。
また、請求項19のように、照射制御手段は、左右の前側ピラーのうち車線変更方向信号が示す方向の前側ピラーの車室内表面に生成光を照射する制御を行うことが好ましい。運転者が車線変更操作をしようとする場合には、車線変更方向に位置する前側ピラーが視界に入ることから、生成光の照射位置を請求項19のようにすると、運転者に確実に生成光に気づかせることができる。
以下、本発明の車両用情報提供装置の実施形態について、図面を用いて説明する。図1に、第1実施形態の車両用情報提供装置の全体構成を示す。同図に示すように、第1実施形態の車両用情報提供装置は、主に、情報入力装置10、制御装置20、スピーカー30、照射装置40、50によって構成されている。
情報入力装置10は、何れも図示しない、ナビゲーション装置、無線通信装置、及び車内LANから各種情報を取得し、取得した各種情報を制御装置20へ入力する。情報入力装置10は、ナビゲーション装置から、自車両の周辺の道路情報、案内経路情報などを含むナビ情報、自車両の現在位置を示す位置情報を入力する。
情報入力装置10は、無線通信装置を用いた、車両の外部の路側インフラとの路車間通信や、他車両との車々間通信によって得られた、自車両に搭載された障害物検知センサ(超音波センサ、レーダセンサなどの自律センサ)では検知できない他車両、二輪車、歩行者など、自車両の進行を妨げる可能性のある物体(総称して障害物)に関する情報(周辺状況情報)を入力する。この周辺状況情報には、障害物の種類、位置(緯経度)、進行方向(方位)、移動速度(時速)などが含まれる。
また、情報入力装置10は、車内LANを介して、自車両のウィンカー情報、車速情報を入力する。制御装置20では、このウィンカー情報と車速情報から自車両の進行方向を判断する。なお、自車両のステアリングの舵角情報をさらに入力して、自車両の進行方向を判断するようにしてもよい。
スピーカー30は、自車両の車室内の適宜の場所に配置され、自車両の運転者を含む乗員に対して警報を発生するために用いられる。この警報は、照射装置40、50からレーザビームLBが照射された場合に発生する。これにより、乗員は、レーザビームLBが照射されたことに気付き易くなる。
照射装置40、50は、図2に示すように、自車両の車室内のインナーミラー前方(若しくは、天井部の適宜の位置)に搭載され、レーザビームLBを照射する。この照射装置40、50は、発光部40a、50a及びレーザビームLBの照射方向を変更するためのモータ40b、50bを各々備える。
発光部40a、50aは、レーザダイオード(図示せず)を光源とし、この光源からの光を集光することでレーザビームLB(生成光)を生成する。このレーザビームLBは、図2及び図3に示すように、運転者を含む乗員が運転姿勢をとったときの周辺視野に含まれる車室内の構造物であるインストルメントパネル(以下、インパネ)IP及び左右の前側ピラー(Aピラー)の表面を照射範囲DAとし、その照射範囲にレーザビームLBを照射しながら、モータ40b、50bの駆動によって、その照射方向が変更される。レーザビームLBの照射制御、及びその照射方向の変更は、制御装置20において実行される。
制御装置20は、CPU、ROM、RAM、及びこれらを接続するバスなどによって構成されるマイクロコンピュータであり、ROMに書き込まれたプログラムに従ってCPUが演算処理を実行する。この制御装置20は、衝突パターン判断部21、衝突判断部22、表示パターン決定部23、発光部駆動回路24、メカ機構駆動部25、及び警報音生成部26の各機能を備える。
衝突パターン判断部21は、情報入力装置10からのナビ情報、位置情報、周辺状況情報から、自車両と障害物とが衝突するパターンを判断する。なお、本実施形態では、説明をわかり易くするため、路車間通信で周辺状況情報を取得した場合には、自車両から優先道路へ合流する際に他車両と出会い頭に衝突するパターンであると判断するとともに、自車両が優先道路へ出る場面であるかを判断する。また、車々間通信で周辺状況情報を取得した場合には、自車両の走行車線から追い越し車線へ車線変更する際に他車両が自車両に追突するパターンであると判断する。そして、その判断した衝突パターンを表示パターン決定部23に送る。
衝突判断部22は、路車間通信で周辺状況情報を取得した場合、自車両と他車両、二輪車、歩行者の位置、進行方向、移動速度などを総合して衝突する可能性の有無を判断するとともに、衝突する可能性が有る場合には、その危険性のレベル(高、中、低)を判断する。衝突する可能性の有無については、ウィンカー情報、車速情報から判断した自車両の進行方向に進入する他車両、二輪車、及び歩行者などが存在する場合に、衝突する可能性が有ると判断する。
これにより、自車両の進行を妨げる可能性のある他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つが存在する場合に、それらと衝突する可能性が有ると判断することができる。そして、自車両が他車両、二輪車、及び歩行者などと衝突する可能性が有る場合に、乗員に対して情報提供することができる。その結果、乗員は、車両の周辺に注意を向けることができる。
また、衝突判断部22は、車々間通信で周辺状況情報を取得した場合、及び自車両と他車両の位置、進行方向、移動速度などを総合して衝突する可能性の有無を判断するとともに、衝突する可能性が有る場合には、その危険性のレベル(高、中、低)を判断する。衝突する可能性の有無については、ウィンカー情報、車速情報から判断した自車両の進行方向(追い越し車線)に進入する他車両が存在する場合に、衝突する可能性が有ると判断する。
衝突判断部22は、衝突する可能性が有ると判断した場合には、自車両の乗員に対して情報提供する必要があると判断し、衝突する可能性の有無、危険性のレベル、衝突する可能性の有る障害物の種類と個数の情報を表示パターン決定部23に送る。
表示パターン決定部23では、衝突パターン判断部21にて判断された衝突パターン、及び衝突判断部22にて判断された衝突する可能性の有無、危険性のレベル、衝突する可能性の有る障害物の種類と個数の情報をもとに、レーザビームLBを照射範囲DAに向かって照射することによって、レーザビームLBの照射光を照射範囲DAに表示する際の表示パターンを決定する。この表示パターンについて、図4〜10を用いて説明する。
先ず、図4は、自車両が優先道路へ右折で合流する場合に、優先道路の左側から他車両が来る場合のレーザビームLBの照射例を示した図である。このような場合、表示パターン決定部23では、自車両の乗員の視線を誘導すべき誘導方向(図4では、壁の影に隠れて見ることのできない他車両の存在する左側)をレーザビームLBの照射基準方向とし、その照射基準方向から誘導方向とは異なる方向(他車両の進行方向)に、例えば、赤色のレーザビームLBの照射光が照射範囲DAで表示される表示パターンに決定する。
この決定した表示パターンでレーザビームLBの照射光が表示されるように、レーザビームLBを照射しながらその照射方向を変更することで、乗員は注意すべき方向を認識できるとともに、照射方向の変更によって乗員の周辺視野内に表示される照射光に変化を与えることができるので、乗員は、その照射光に気付き易くなる。
図5は、自車両が優先道路へ左折で合流する場合に、優先道路の右側から他車両が来る場合のレーザビームLBの照射例を示した図である。このような場合、表示パターン決定部23では、自車両の乗員の視線を誘導すべき誘導方向(図5では、壁の影に隠れて見ることのできない他車両の存在する右側)をレーザビームLBの照射基準方向とし、その照射基準方向から誘導方向とは異なる方向(他車両の進行方向)に、例えば、緑色のレーザビームLBの照射光が照射範囲DAで表示される表示パターンに決定する。
なお、図4及び図5は、インパネIPの表面を照射範囲DAとした場合の例であるが、図8に示すような表示パターンとしてもよい。図8は、図5の場面と同様に、自車両が優先道路へ左折で合流する場合に、優先道路の右側から他車両が来る場合のレーザビームLBの照射例を示した図である。
このような場合、表示パターン決定部23では、Aピラーの表面を照射範囲DAとし、自車両の乗員の視線を誘導すべき誘導方向(図8では右側)をレーザビームLBの照射基準方向として、その照射基準方向の付近で緑色の照射光が移動しながら照射される(Aピラーに円を描くように照射される)表示パターンとしてもよい。これにより、乗員の周辺視野内に表示される照射光に変化を与えることができるので、乗員は、その照射光に気付き易くなる。
また、表示パターン決定部23では、図9に示すように、障害物の種類に応じた表示パターンとしてもよい。図9は、図4の場面にて、二輪車と歩行者が自車両の左側から接近する場合の表示パターンを示している。このような表示パターンとすることで、乗員は、レーザビームLBの照射光から、障害物の種類を把握することが可能となる。
さらに、表示パターン決定部23は、自車両と障害物が衝突する可能性が有る場合、その危険性のレベルに応じたレーザビームLBの照射光が表示されるように、表示パターンを決定してもよい。例えば、危険性のレベルが高いほどレーザビームLBの照射方向を速く変更し、危険度のレベルが低いほどレーザビームLBの照射方向を遅く変更する。これにより、乗員は、表示される照射光の動きの速さから、危険度のレベルを把握することができるようになる。
また、図10(a)に示すように、危険度のレベルが低い場合には、低周波で振幅の小さいレーザビームLBの照射光の軌跡が表示される表示パターンとしてもよい。また、図10(b)に示すように、危険度のレベルが中程度の場合には、高周波で振幅の小さいレーザビームLBの照射光の軌跡が表示される表示パターンとしてもよい。そして、図10(c)に示すように、危険度のレベルが高い場合には、高周波で振幅の大きいレーザビームLBの照射光の軌跡が表示される表示パターンとしてもよい。これらの表示パターンによっても、乗員は、危険度のレベルを把握することができるようになる。
なお、図6は、自車両が優先道路へ左折で合流する場合に、優先道路の左側から他車両が来る場合を示した図である。このような場合、衝突判断部22では、自車両と優先道路を走行する他車両とは衝突する可能性が無い(低い)と判断するので、レーザビームLBの照射は行わない。
図7(a)は、自車両が走行車線から追い越し車線へ車線変更する場合に、右後方から他車両が接近する場合のレーザビームLBの照射例を示した図である。このような場合、表示パターン決定部23では、Aピラーの表面を照射範囲DAとし、自車両の乗員の視線を誘導すべき誘導方向(図7(a)では右側)をレーザビームLBの照射基準方向として、その照射基準方向の付近で緑色の照射光が移動しながら照射される(Aピラーに直線を描くように照射される)表示パターンとしてもよい。これにより、乗員の周辺視野内に表示される照射光に変化を与えることができるので、乗員は、その照射光に気付き易くなる。
図7(b)は、他車両が自車両を追い抜いた後を示した図である。図7(b)に示すように、他車両が自車両を追い抜いた後は、自車両と他車両とが衝突する可能性が無く、乗員に注意を喚起する必要がないので、レーザビームLBの照射を終了する。
図1に示す発光部駆動回路24及びメカ機構駆動部25は、衝突判断部22にて衝突する可能性が有ると判断された場合、表示パターン決定部23にて決定した表示パターンでレーザビームLBの照射光が表示されるように、レーザビームLBの発光タイミングを制御したり、照射方向を変更したりする。
次に、図11に示すフローチャートを用いて、車両用情報提供装置の動作を説明する。図11に示すステップS101にて自車両のイグニションスイッチがオンされると、ステップS102では、自車両の周辺状況情報を入力する。ステップS103では、周辺状況情報が路車間通信により入力したものか、車々間通信により入力したものかを判断する。
ここで、路車間通信により入力したものであると判断した場合にはステップS104へ処理を進め、車々間通信により入力したものであると判断した場合にはステップS109へ処理を進める。ステップS104では、自車両が優先道路へ出る場面であるかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS105へ処理を進め、否定判断した場合にはステップS102へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
ステップS105では、自車両の衝突する可能性の有無を判断する。ここで、衝突する可能性が有ると判断した場合にはステップS106へ処理を進め、衝突する可能性が無いと判断した場合にはステップS102へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
ステップS103にて車々間通信により入力したものであると判断した場合、ステップS109では、自車両の後方から他車両が接近するかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS110へ処理を進め、否定判断した場合にはステップS102へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
ステップS110ではウィンカー情報、車両情報を入力し、ステップS111にて、自車両の衝突する可能性の有無を判断する。ここで、衝突する可能性が有ると判断した場合にはステップS106へ処理を進め、衝突する可能性が無いと判断した場合にはステップS102へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
ステップS106ではレーザビームLBの表示パターンを決定する。ステップS107では、ステップS106で決定した表示パターンで照射光が表示されるように、モータ40b、50bを駆動し、ステップS108では、ステップS106で決定した表示パターンで照射光が表示されるように、発光部40a、50aを駆動する。
このように、本実施形態の車両用情報提供装置は、車両に搭載された自律センサでは検知することのできない周辺状況の情報を車両の外部から得て、情報提供する必要があるかどうかを判断し、情報提供する必要があると判断した場合、乗員の周辺視野に含まれる車室内の構造物であるインパネIPやAピラーの表面をレーザビームLBを照射する照射範囲DAとし、その照射範囲DAに向かってレーザビームLBを照射しながら、その照射方向を変更する。
これにより、照射範囲においてレーザビームLBの照射光が動いて表示されるので、乗員は、周辺視野内で動いて表示(情報提供)されるレーザビームLBの照射光に気付くことができ、その照射光の表示された方向に注意することができる。
すなわち、一般に、人間の視覚認識能力は、中心視野が最も高く、中心視野から周辺視野に向かって離れるほど低下する傾向にある。そのため、人間は、周辺視野内に含まれる物体を認識する場合、その物体が中心視野内に含まれるように視線を移動させる。特に、周辺視野内に含まれる物体に変化が生じた場合(例えば、歩行者が飛び出してくるような場合)、無意識に、かつ敏感に、その物体の変化に反応して、その物体に視線を移動させる傾向が強い。従って、周辺視野内で動いて表示されるレーザビームLBの照射光に気付くことができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図12は、第2実施形態の車両用情報提供装置の全体構成を示す図である。この図12に示すように、第2実施形態の車両用情報提供装置も、情報入力装置10、制御装置20、照射装置40、50を備えている。また、図12には示されていないが、スピーカーを備えていてもよい。
情報入力装置10は、第1実施形態と同様に、ナビ情報、位置情報、ウィンカー情報、車速情報を取得する。また、周辺状況情報も取得する。そして、取得した各種情報を制御装置20へ入力する。
ナビ情報は、車両内部に備えられているナビゲーション装置から車内LAN等を介して取得するものであり、第2実施形態におけるナビ情報には、前述の道路情報、案内経路情報に加えて、車線変更の指示を示す車線変更指示信号と車線変更の方向(すなわち右または左)を示す車線変更方向信号が含まれる。
なお、この車線変更指示信号と車線変更方向信号は、ナビゲーション装置内の車線変更判断部から出力されるものであり、車両の車線変更が終了する(または略終了する)まで継続的に出力される。また、これらの信号は、この車両用情報提供装置に供給されるだけでなく、ナビゲーション装置内の音声出力部にも供給される。音声出力部は、これらの信号に基づいて、スピーカーから、車線変更を促すとともに車線変更方向を案内する音声を出力させる。
周辺状況情報は、第1実施形態と同様に、自車両周辺の障害物の種類、位置、進行方向、移動速度など、自車両の進行を妨げる可能性のある障害物に関する情報である。ただし、第1実施形態とは異なり、自車両に搭載された障害物検知センサや車載カメラを用いて検知できる障害物の情報でもよい。もちろん、第1実施形態のように、無線通信装置によって車両の外部から取得できる情報でもよい。
制御装置20は、第1実施形態のものと同じハードウェア構成であるが、ROMに書き込まれたプログラムが一部異なっている。第2実施形態における制御装置20は、第1実施形態と同じく発光部駆動回路24、メカ機構駆動部25の機能を備えるとともに、第1実施形態では備えられていないタイミング判定部26の機能を備える。また、表示パターン決定部23の機能も第1実施形態とは異なる。
タイミング適否判定部26は、ナビ情報に含まれる車線変更指示信号および車線変更方向信号が情報入力装置10から入力された場合に、車線変更方向信号が示す方向に安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定する。この判定は、車線変更指示信号が入力されなくなるまで継続的に行なう。
安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定においては、周辺状況情報を用い、また、必要に応じて位置情報も用いる。そして、種々の公知の手法を用いて判定を行なう。たとえば、特開2004−341812号公報に記載されている手法を用いることができる。
判定手法の一例を説明すると、上記周辺状況情報等に基づいて、車線変更後の走行車線を走行する他車両が自車両に対してどれだけ接近しているかを表す接近度を算出する。また、運転者が車両の車線を変更させる操作を開始してからその操作を終了するまでに要する時間(以下、車線変更時間)を予め設定しておく。この車線変更時間は運転者によらない一定値であってもよいし、運転者毎に設定してもよい。また、車速情報に応じて車線変更時間を変更してもよい。また、実際の車線変更時間を学習して逐次更新するようになっていてもよい。この車線変更時間に基づいて接近度の下限値を設定する。
そして、実際に算出した接近度が下限値を下回る値である場合、安全に車線変更できるタイミングではないと判定し、反対に、実際に算出した接近度がその下限値を超える値である場合には、安全に車線変更できるタイミングであると判定する。
第2実施形態の表示パターン決定部23は、タイミング適否判定部26における判定結果に応じてレーザビームLBによって生成させる表示パターンを決定する。具体的には、安全に車線変更できるタイミングであるとの判定結果である場合には、車線変更してもよいことを意味する表示パターン(ここでは「○」)に決定し、安全に車線変更できるタイミングではないとの判定結果である場合には、車線変更してはいけないことを意味する表示パターン(ここでは「×」)に決定する。
そして、表示パターン決定部23は、決定した表示パターンを生成させることを指示する信号を発光部駆動回路24及びメカ機構駆動部25へ出力する。発光部駆動回路24及びメカ機構駆動部25は、表示パターン決定部23からの信号に基づいて、それぞれ、発光部40a、50aおよびモータ40b、50bを駆動させる。
なお、第2実施形態では、レーザビームLBの照射範囲は、Aピラーの車室内表面に設定されている。従って、発光部駆動回路24及びメカ機構駆動部25が発光部40a、50aおよびモータ40b、50bを駆動させると、Aピラーに「○」または「×」の表示パターンが生成されることになる。
図13および図14は、車線変更方向が右方向である場合のレーザビームLBの照射態様を示す図であり、図13は、安全に車線変更できるタイミングではないと判定されたとき、図14は、安全に車線変更できるタイミングではないと判定されたときの図である。
車線変更しようとする車線において、自車両に対する他車両の位置が図13に示す位置である場合や、図15に示す位置の場合には、安全に車線変更できるタイミングではないとの判定結果になり、図13に示すように、「×」の表示パターンがAピラーに生成される。一方、図16に示すように、車線変更しようとする車線において、自車両の側方から後方にかけての自車近傍に他車両が存在しない場合には、安全に車線変更できるタイミングであるとの判定結果になり、図14に示すように、「○」の表示パターンがAピラーに生成される。
図17は、第2実施形態における車両用情報提供装置の処理を説明するフローチャートである。この図17に示す処理は、自車両のイグニションスイッチがオンであるときに所定周期で繰り返し実行する。
まず、ステップS201では、情報入力装置10がナビ情報などの各種情報を制御装置20へ入力する。続くステップS202以降は制御装置20の処理である。ステップS202では、車線変更信号(車線変更指示信号および車線変更方向信号)を取得したか否かを判断する。この判断が否定判断の場合には、図17に示す処理を終了する。この場合には、所定周期経過後に、再度、ステップS201から実行する。
ステップS202が肯定判断である場合には、ステップS203にて、安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定する。このステップS203における処理内容は既に詳述しているので、ここでは省略する。続くステップS204では、ステップS203における判定結果が、衝突可能性があるとの判定結果(すなわち安全に車線変更できるタイミングではないとの判定結果)であるか否かを判定する。
ステップS204が否定判断であるときはステップS205へ進み、表示パターンを「○」に決定する。一方、ステップS204が肯定判断であるときはステップS206へ進み、表示パターンを「×」に決定する。これらステップS205またはS206を実行後は、ステップS207およびS208を実行する。
ステップS207では、ステップS205またはS206で決定した表示パターンで照射光が表示されるように、モータ40b、50bを駆動し、ステップS208では、ステップS205またはS206で決定した表示パターンで照射光が表示されるように、発光部40a、50aを駆動する。
その後、ステップS201以降を再度実行する。そのため、刻々と変化する周辺状況に対応して、表示パターンが「○」から「×」へ、または「×」から「○」へ変更されることになる。また、車線変更信号が取得できなくなったときには、レーザビームLBの照射が終了することになる。
以上、説明した第2実施形態では、車線変更指示信号を取得した場合、周辺状況情報から、車線変更方向信号が示す車線変更方向に安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定する。そして、その判定結果が、安全に車線変更できるタイミングであるとの判定結果である場合には「○」、安全に車線変更できるタイミングではないとの判定結果である場合には「×」の表示パターンをAピラーに生成させる。運転者は、その「○」または「×」を見ることで、車線変更できるタイミングを的確に判断することができる。また、レーザビームLBを車線変更方向に位置するAピラーに照射しているので、運転者に、そのレーザビームLBによる表示パターンに確実に気づかせることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何
ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施する
ことができる。
第1実施形態では、レーザビームLBの照射とともに警報を発生するものであるが、レーザビームLBの照射方向の変更に併せて警報の発生方法を変更するようにしてもよい。例えば、レーザビームLBが車室内の左側から右側に照射方向を変更する場合、それに併せて、車室内の左側に配置されたスピーカーから警報を発生した後、車室内の右側に配置されたスピーカーから警報を発生させてもよい。また、障害物の種類に応じて、警報音を変えてもよい。
また、第1実施形態の車両情報提供装置の機能と第2実施形態の車両情報提供装置の機能とを両方備えた車両情報提供装置としてもよい。
また、第2実施形態では、レーザビームLBの照射範囲をAピラーとしていたが、車両進行方向に対して車線変更方向であれば、他の範囲を照射範囲としてもよい。この場合に、第1実施形態と同様に、運転者の周辺視野に含まれる車室内の構造物の表面に照射範囲を設定してもよい。
また、第2実施形態において表示パターンを点滅させてもよい。また、レーザビームLBを照射しながら照射方向を変更させてもよい。
第1実施形態の車両用情報提供装置の全体構成を示すブロック図である。 照射装置40、50の搭載位置と、インパネIPにおける照射範囲DAを示した図である。 インパネIPとAピラーにおける照射範囲DAを示した図である。 自車両が優先道路へ右折して合流する場合に、優先道路の左側から他車両が来る場合のレーザビームLBの照射例を説明するための図である。 自車両が優先道路へ左折して合流する場合に、優先道路の右側から他車両が来る場合のレーザビームLBの照射例を説明するための図である。 自車両が優先道路へ左折して合流する場合に、優先道路の左側から他車両が来る場合を説明するための図である。 (a)は、走行車線から追い越し車線へ車線変更する場合に、右後方から他車両が接近する場合のレーザビームLBの照射例を示した図であり、(b)は、他車両が自車両を追い抜いた後を示した図である。 Aピラーを照射範囲としたときのレーザビームLBの照射光を示した図である。 二輪車と歩行者が同時に同じ方向から接近する場合のレーザビームLBの照射例を示した図である。 (a)は、低周波で振幅の小さいレーザビームLBの照射光の軌跡を示した図であり、(b)は、高周波で振幅の小さいレーザビームLBの照射光の軌跡を示した図であり、(c)は、高周波で振幅の大きいレーザビームLBの照射光の軌跡を示した図である。 第1実施形態の車両用情報提供装置の動作を示したフローチャートである。 第2実施形態の車両用情報提供装置の全体構成を示す図である。 車線変更方向が右方向である場合のレーザビームLBの照射態様を示す図である。 車線変更方向が右方向である場合のレーザビームLBの照射態様を示す図である。 安全に右車線に車線変更できるタイミングではないとの判定結果になる状況を例示する図である。 安全に右車線に車線変更できるタイミングであるとの判定結果になる状況を例示する図である。 第2実施形態における車両用情報提供装置の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 情報入力装置
20 制御装置
21 衝突パターン判断部
22 衝突判断部
23 表示パターン決定部
24 発光部駆動回路
25 メカ機構駆動部
26 タイミング適否判定部
30 スピーカー
40、50 照射装置
40a、50a 発光部
40b、50b モータ

Claims (19)

  1. 車両の車室内に設置され、光源からの光を集光することで生成される生成光を照射する照射装置と、
    前記車両の周辺状況の情報である周辺状況情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段の取得した周辺状況情報をもとに、前記車両の乗員に対して情報提供する必要があるかどうかを判断する情報提供判断手段と、
    前記情報提供判断手段によって情報提供する必要があると判断された場合、前記車両の乗員の周辺視野に含まれる前記車室内の構造物に前記生成光を照射する照射制御を行う照射制御手段と、を備え、
    前記照射装置は、前記生成光の照射方向を可変する可変機構を備え、
    前記照射制御手段は、前記構造物の表面を照射範囲とし、その照射範囲に前記生成光を照射しながらその照射方向を変更する照射方向変更手段を備えることを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記車両の外部と通信する通信手段を備え、
    前記情報取得手段は、前記通信手段を介して、前記車両の外部から前記周辺状況情報を取得し、
    前記情報提供判断手段は、前記車両の外部から取得した周辺状況情報をもとに判断することを特徴とする請求項1記載の車両用情報提供装置。
  3. 車両の車室内に設置され、光源からの光を集光することで生成される生成光を照射する照射装置と、
    前記車両の周辺状況の情報である周辺状況情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段の取得した周辺状況情報をもとに、前記車両の乗員に対して情報提供する必要があるかどうかを判断する情報提供判断手段と、
    前記情報提供判断手段によって情報提供する必要があると判断された場合、前記車両の乗員の周辺視野に含まれる前記車室内の構造物に前記生成光を照射する照射制御を行う照射制御手段と、
    前記車両の外部と通信する通信手段と、を備え、
    前記情報取得手段は、前記通信手段を介して、前記車両の外部から前記周辺状況情報を取得し、
    前記情報提供判断手段は、前記車両の外部から取得した周辺状況情報をもとに判断することを特徴とする車両用情報提供装置。
  4. 前記照射装置は、前記生成光の照射方向を可変する可変機構を備え、
    前記照射制御手段は、前記構造物の表面を照射範囲とし、その照射範囲に前記生成光を照射しながらその照射方向を変更する照射方向変更手段を備えることを特徴とする請求項3記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記照射制御手段は、前記車両の乗員の視線を誘導すべき誘導方向に向かって前記生成光が照射されるように照射制御を行うことを特徴とする請求項1、2又は4記載の車両用情報提供装置。
  6. 前記照射方向変更手段は、前記誘導方向を前記生成光の照射基準方向とし、その照射基準方向の付近で前記生成光が移動しながら照射されるように、前記生成光の照射方向を変更することを特徴とする請求項5記載の車両用情報提供装置。
  7. 前記照射方向変更手段は、前記誘導方向を前記生成光の照射基準方向とし、その照射基準方向から前記誘導方向と異なる方向に前記生成光が移動しながら照射されるように、前記生成光の照射方向を変更することを特徴とする請求項5記載の車両用情報提供装置。
  8. 前記情報取得手段の取得する前記周辺状況情報は、路側インフラとの路車間通信、及び他車両との車々間通信の少なくとも一方により得られた、前記車両の周辺に存在する他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つに関する情報であることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  9. 前記車両と、前記周辺状況情報から得られた他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つとが衝突する可能性の有無を判断する衝突判断手段を備え、
    前記情報提供判断手段は、前記衝突判断手段が衝突する可能性が有ると判断した場合に、前記乗員に対して情報提供する必要があると判断することを特徴とする請求項8記載の車両用情報提供装置。
  10. 前記衝突判断手段は、前記車両のウィンカー情報、車速情報から前記車両の進行方向を判断し、その進行方向に進入する前記他車両、二輪車、及び歩行者の少なくとも1つが存在する場合に、衝突する可能性が有ると判断することを特徴とする請求項9記載の車両用情報提供装置。
  11. 前記照射制御手段は、前記他車両、二輪車、及び歩行者に応じた前記生成光が照射されるように照射制御を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  12. 前記周辺状況情報をもとに、前記車両の危険度を判断する危険度判断手段を備え、
    前記照射制御手段は、前記危険度のレベルに応じた前記生成光が照射されるように照射制御を行うことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  13. 前記照射方向変更手段は、
    前記危険度のレベルが高いほど、前記生成光の照射方向を速く変更し、
    前記危険度のレベルが低いほど、前記生成光の照射方向を遅く変更することを特徴とする請求項12記載の車両用情報提供装置。
  14. 前記照射制御手段は、前記車室内のインストルメントパネル、及び前側ピラーの少なくとも一方の構造物に前記生成光を照射する制御を行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  15. 前記情報提供判断手段によって情報提供する必要があると判断された場合に警報を発生する警報発生手段を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
  16. 車両の車室内に設置され、光源からの光を集光することで生成される生成光を照射する照射装置と、
    前記車両の周辺状況の情報である周辺状況情報を取得する情報取得手段と、
    車線変更の案内を含む経路案内を行なう経路案内装置から、車線変更の指示を示す車線変更指示信号および車線変更の方向を示す車線変更方向信号を取得する車線変更信号取得手段と、
    前記車線変更指示信号を取得したことに基づいて、前記周辺状況情報から、前記車線変更方向信号が示す車線変更方向に前記車両が安全に車線変更できるタイミングであるか否かを判定するタイミング適否判定手段と、
    前記車室内において前記車線変更信号が示す車線変更方向に位置する構造物に、前記タイミング適否判断手段における判定結果に応じた照射態様にて前記生成光を照射する照射制御を行う照射制御手段とを備えていることを特徴とする車両用情報提供装置。
  17. 前記判定結果が、安全に車線変更できるタイミングであるとの判定結果である場合には、前記照射制御手段は、車線変更してもよいことを意味する表示パターンが生成するように照射制御を行うことを特徴とする請求項16に記載の車両用情報提供装置。
  18. 前記判定結果が、安全に車線変更できるタイミングではないとの判定結果である場合には、前記照射制御手段は、車線変更してはいけないことを意味する表示パターンが生成するように照射制御を行うことを特徴とする請求項16または17に記載の車両用情報提供装置。
  19. 前記照射制御手段は、左右の前側ピラーのうち、前記車線変更方向信号が示す方向の前側ピラーの車室内表面に前記生成光を照射する制御を行うことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の車両用情報提供装置。
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