JP2008264350A - 遊技機及び複数台の遊技機の施錠状態を管理する施錠管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う遊技機と同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機(1)において、施錠装置制御回路(20)は、ICカードから出力された認証信号を受信し、この認証信号が有効であるか否かを判別する。そして、有効であると判別されたことを条件に、前面ドアを開錠するための開錠信号をソレノイドドライバ(25)に送信し、ソレノイド(26)の駆動を可能にする。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機及び複数台の遊技機の施錠状態を管理する施錠管理システムに関する。
遊技場ホールには、箱状のキャビネットと、このキャビネットを開閉する前面ドアと、この前面ドアを施錠又は開錠する施錠装置とを備えたパチンコ遊技機やパチスロ遊技機などが多数設置されている。従来の遊技機では、物理的な鍵を回動させることにより前面ドアを開錠する施錠装置を用いることが多いが、このような施錠装置では、所謂裏ROMなどの不正な機器を取り付けるためにピッキングなどの不正行為が行われる場合がある。そのため、物理的な鍵とは別の手段で施錠することにより不正行為を防止できる遊技機の提供が求められている。
このような遊技機では、複数台の遊技機につき1台設けられた島鍵コントローラを用いて従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行うことで前面ドアの開錠を可能にした遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機によれば、物理的な鍵を用いて施錠する場合に比べ、不正行為による前面ドアの開錠が困難なので、前面ドアの開閉に対する安全性を高めることができる。
特開2002−136743号公報
しかしながら、従業員暗証番号の入力を行う場合、安全性を確保するためには、退職する従業員が出るごとに従業員暗証番号を変更する必要がある。そのため、頻繁な変更により従業員暗証番号を間違ってしまい、前面ドアの開錠に時間がかかる結果、営業時間中に何らかの理由により前面ドアの開放を求めた遊技者からみれば、前面ドアの開錠が遅くいらいらする可能性がある。また、営業時間外で多数の前面ドアを開錠する必要がある場合、1台当たりの開放時間が長くなることで作業効率を低下させる可能性がある。また、指紋の認証を行う場合、入社する従業員が出るごとに指紋を登録し、退職する従業員が出るごとに登録した指紋を抹消する必要がある。したがって、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う遊技機と同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な遊技機の提供が求められている。
本発明の目的は、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う遊技機と同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な遊技機を提供することである。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、遊技機において、ICカードから出力される認証信号を受信する認証信号受信手段と、この認証信号が有効であるか否かを判別する判別手段と、この判別手段により有効であると判別されたことを条件に、前面ドアを開錠するための開錠信号を施錠装置に送信する開錠信号送信手段とを備えたことを特徴とする。
より具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 箱状のキャビネット(例えば、キャビネット10)と、このキャビネットを開閉する前面ドアと、この前面ドアを施錠又は開錠する施錠装置(例えば、施錠装置3)とを備えた遊技機(例えば、遊技機1)であって、ICカードから出力される認証信号を受信する認証信号受信手段(例えば、認証装置制御回路15から第1認証信号を受信する施錠装置制御回路20)と、前記認証信号受信手段により受信された認証信号が有効であるか否かを判別する判別手段(例えば、後述の図17のステップS62の処理を行う施錠装置制御回路20)と、前記判別手段により有効であると判別されたことを条件に、前記前面ドアを開錠するための開錠信号を生成する開錠信号生成手段(例えば、開錠信号を生成する施錠装置制御回路20)と、前記開錠信号生成手段により生成された開錠信号を前記施錠装置に送信する開錠信号送信手段(例えば、ソレノイドドライバ25に開錠信号を送信する施錠装置制御回路20)とをさらに備え、前記施錠装置は、前記開錠信号を受信することに応じて前記前面ドアを開錠することを特徴とする遊技機。
(1)記載の遊技機によれば、退職する従業員が出た場合であっても、退職者にICカードを返還させるだけで安全性を確保できる。また、退職者がICカードを返還しない場合やICカードを紛失した従業員が出た場合であっても、ICカードから出力される認証信号を無効にするだけで安全性を確保できる。また、従業員は、認証信号受信手段にICカードから出力される認証信号を受信させるだけで前面ドアの開錠が可能なので、前面ドアの開錠にかかる時間を短縮できるとともに、暗証番号を記憶する負担、予め指紋を認証する負担などを軽減できる。したがって、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う遊技機と同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な遊技機を提供することができる。
(2) (1)記載の遊技機において、前記認証信号は、ICカードの所持者を識別する所持者識別情報を含み、時刻を計測するタイマ(例えば、タイマ23)と、前記認証信号受信手段により認証信号が受信されたことに応じて、前記所持者識別情報及び前記認証信号が受信された時刻の情報が格納される格納手段(例えば、変形例に係る施錠装置情報格納領域)とを備えることを特徴とする遊技機。
(2)記載の遊技機によれば、従業員が不正行為を行った場合でも、営業時間外に遊技機の内部を点検し、前回の点検時から今回の点検時までに開錠した従業員と時刻を調査することで不正行為を行った従業員を把握できる場合があり、遊技機の安全性をより一層高めることができる。
(3) 箱状のキャビネット(例えば、キャビネット10)と、このキャビネットを開閉する前面ドアと、この前面ドアを施錠又は開錠する施錠装置(例えば、施錠装置3)とを備えた複数台の遊技機(例えば、遊技機1)の施錠状態を管理する施錠管理システム(例えば、施錠管理システム2)であって、前記遊技機は、ICカードから出力された第1認証信号を受信する第1認証信号受信手段(例えば、認証装置制御回路15から第1認証信号を受信する施錠装置制御回路20)と、前記第1認証信号受信手段により第1認証信号が受信されたことに応じて、この第1認証信号を受信した遊技機を識別するための遊技機識別情報を含む第2認証信号を生成する第2認証信号生成手段(例えば、所持者識別情報に加え、第1認証信号を送信した遊技機1を特定するための遊技機識別情報を含めた第2認証信号を生成する施錠装置制御回路20)と、前記第2認証信号生成手段により生成された第2認証信号を送信する第2認証信号送信手段(例えば、生成した第2認証信号を送信する施錠装置制御回路20)とを有し、前記第2認証信号送信手段により送信された第2認証信号を受信する第2認証信号受信手段(例えば、施錠装置制御回路20から第2認証信号を受信する島管理コンピュータ制御回路30)と、前記第2認証信号受信手段により受信された第2認証信号が有効であるか否かを判別する判別手段(例えば、後述の図14のステップS52の処理を行う島管理コンピュータ制御回路30)と、前記判別手段により有効であると判別されたことを条件に、前記前面ドアを開錠するための開錠信号を生成する開錠信号生成手段(例えば、開錠信号を生成する島管理コンピュータ制御回路30)と、前記開錠信号生成手段により生成された開錠信号を、前記第2認証信号を送信した遊技機の施錠装置に送信する開錠信号送信手段(例えば、施錠装置制御回路20に開錠信号を送信する島管理コンピュータ制御回路30)とをさらに備え、前記第2認証信号を送信した遊技機は、前記開錠信号を受信することに応じて前記前面ドアを開錠する(例えば、ソレノイドドライバ25に開錠信号を送信し、ソレノイド26を駆動させる)ことを特徴とする施錠管理システム。
(3)記載の施錠管理システムによれば、退職する従業員が出た場合であっても、退職者にICカードを返還させるだけで安全性を確保できる。また、退職者がICカードを返還しない場合やICカードを紛失した従業員が出た場合であっても、ICカードから出力される認証信号を無効にするだけで安全性を確保できる。また、従業員は、認証信号受信手段にICカードから出力される認証信号を受信させるだけで前面ドアの開錠が可能なので、前面ドアの開錠にかかる時間を短縮できるとともに、暗証番号を記憶する負担、予め指紋を認証する負担などを軽減できる。したがって、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う施錠管理システムと同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な施錠管理システムを提供することができる。
(4) (3)記載の遊技機において、前記第1認証信号は、ICカードの所持者を識別する所持者識別情報を含み、前記第2認証信号は、前記所持者識別情報及び前記遊技機識別情報の両方を含み、時刻を計測するタイマ(例えば、タイマ35)と、前記第2認証信号受信手段により第2認証信号が受信されたことに応じて、前記所持者識別情報と前記遊技機識別情報と前記第2認証信号が受信された時刻の情報とが格納される格納手段(例えば、施錠装置情報格納領域)とを備えることを特徴とする施錠管理システム。
(4)記載の施錠管理システムによれば、従業員が不正行為を行った場合でも、営業時間外に遊技機の内部を点検し、不正のあった遊技機の前面ドアを前回の点検時から今回の点検時までに開錠した従業員と時刻を調査することで不正行為を行った従業員を把握できる場合があり、施錠管理システムの安全性をより一層高めることができる。
本発明によれば、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う遊技機と同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な遊技機を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る遊技機1及び複数台の遊技機1の施錠状態を管理する施錠管理システム2の一実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態で用いられる遊技機1の種類は問わないが、説明の簡単化を考慮し、以下では所謂「パチスロ機」であるものとして説明する。
図1は、施錠管理システム2の全体構成を示すブロック図である。施錠管理システム2は、複数台の遊技機1−11〜1−1N、1−21〜1−2Nの各々に設けられた施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nと、これら施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nの各々と通信線を介して接続された島管理コンピュータ4を含んで構成されている。
遊技機1は、箱状のキャビネット10(図3参照)と、このキャビネット10を開閉する前面ドア(図示せず)とを含んで構成され、施錠装置3は、この前面ドアを施錠又は開錠するために設けられている。
島管理コンピュータ4は、施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nの状態を管理するためのコンピュータであり、施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nだけでなく、出力装置としてのプリンタ5及びホールコンピュータなどの上位コンピュータ6とも通信線を介して接続されている。
図2は、島管理コンピュータ4と、複数の施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nとの設置位置例を示す図である。
施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nは、夫々、遊技機1−11〜1−1N、1−21〜1−2Nのキャビネット10に設けられている。本実施形態では、複数の遊技機1−11〜1−1N、1−21〜1−2Nにより1つの遊技島が構成され、このような遊技島が複数設けられている。島管理コンピュータ4は、1つの遊技島につき1台設けられ、遊技用のプリペイドカード発行機7も1つの遊技島につき1台設けられている。
図1で示したように、島管理コンピュータ4は、管轄する遊技島の一方の面の複数の遊技機1−11〜1−1Nの施錠装置3−11〜3−1Nとバス状接続されているとともに、遊技島の他方の面の複数の遊技機1−21〜1−2Nの施錠装置3−11〜3−1Nと、上記とは異なるバスによってバス状接続されている。
なお、遊技島の全ての遊技機1−11〜1−1N、1−21〜1−2Nの施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nを1バスによって、島管理コンピュータ4に接続するようにしても良い。
図3は、施錠装置3(3−11〜3−1N、3−21〜3−2N)の概略斜視図である。
施錠装置3は、概ね箱形状をしたユニット本体11と、シリンダ錠12とを有する。ユニット本体11は、キャビネット10の裏面に設けられ、シリンダ錠12の先端側がキャビネット10の貫通孔を挿通するように配置される。
なお、施錠装置3は、遊技機メーカーにおいて、新しい遊技機に装着されるだけでなく、遊技場に既に設置されている遊技機のシリンダ錠部分に代えて、装着し得る形状にしておくことが好ましい。
ユニット本体11には、シリンダ錠12の回動の許容(開錠)、禁止(施錠)を制御し得る、後述するような電子ロック機構(ソレノイドなど)が設けられている。電子ロック機構の開錠状態において、シリンダ錠12に物理的存在である鍵(図示せず)が挿入されて回動されたときには、ユニット本体11での係合部材と、遊技機1の前面ドア(図示せず)の係合部材との係合が解かれ、前面ドアを開放し得るものである。なお、上述した島管理コンピュータ4は、施錠装置3(の電子ロック機構)の施錠、開錠を制御する。
図4は、遊技機1−11〜1−1N、1−21〜1−2Nの各々に設けられた認証装置13の概略図である。
認証装置13は、略楕円形平板の形状をしており、一方の面には、接触電極14が設けられている。そして、接触電極14の表面には、「ICカードを載せてください」という文字が書かれている。認証装置13は、遊技する面(遊技機1でのリールの図柄が表示される面)から見て「ICカードを載せてください」という文字が視認できるように配置されている。
図5は、認証装置13の動作を制御するために認証装置13の内部に設けられた認証装置制御回路15と、施錠装置3の動作を制御するために施錠装置3の内部に設けられた施錠装置制御回路20の電気的構成を示すブロック図である。
認証装置制御回路15は、ICカードを載せるための接触電極14と電気的に接続されている。本実施形態では、ICカードには、ICカードの所持者を識別するための所持者識別情報が予め格納され、ICカードが接触電極14に触れると、この所持者識別情報を含む第1認証信号が認証装置制御回路15に送信される。認証装置制御回路15は、この第1認証信号を受信し、受信した第1認証信号を施錠装置制御回路20に送信するためのマイコンが設けられている。
施錠装置制御回路20は、電気的構成として、マイコン21、インタフェース回路22、タイマ23、2次電池24、ソレノイドドライバ25、ソレノイド26、開放検出センサ27及びユニットID設定スイッチ28を有する。
マイコン21は、例えば、CPU、ROM及びRAMの全体が1チップで構成されているものである。マイコン21は、施錠装置3の各部を制御するものであり、また、適宜、島管理コンピュータ制御回路30と通信を行うものである。マイコン21では、認証装置制御回路15から送信された第1認証信号を受信したことに応じて、所持者識別情報に加え、遊技機1の種類を識別するための遊技機識別情報を含めた第2認証信号を生成し、この生成した第2認証信号を島管理コンピュータ制御回路30に送信する。また、マイコン21では、島管理コンピュータ制御回路30で生成された開錠信号、施錠信号を受信し、前面ドアの施錠及び開錠を制御する役割も有する。
インタフェース回路22は、島管理コンピュータ4との通信線(通信バス:ペア線で構成されている)L1を収容しており、マイコン21の制御下で、通信インタフェースを行うものである。インタフェース回路22は、例えば、RS485ドライバ及びRS485レシーバで構成されており、例えば、そのシリアル転送は、RS485に準拠している。なお、例えば、転送速度を、RS485に規定のものから多少異なるようにしておき、この点から、通信の安全性を確保するようにしておくことが好ましい。
タイマ23は、時刻を計時するものである。例えば、時刻情報は、遊技機1の前面ドアの開錠時刻や施錠時刻などのジャーナルをマイコン21が記憶する際に利用されるものである。タイマ23の時刻は、例えば、島管理コンピュータ4からの指示に基づいて、設定又は調整できるものであり、これにより、システム全体の時刻合わせが可能となされている。
2次電池24は、電源線(アース線を含めたペア線で構成されている)L2を介して電源(例えばAC24V)が供給されていないときに、ソレノイド26を除いた当該施錠装置制御回路20の各部に電源を供給するものであり、電源線L2を介して電源が供給されているときには充電動作しながら当該施錠装置制御回路20の各部に電源を供給するものである。ここで、2次電池24は、供給交流電源の直流への変換器の機能も併せ持っている。2次電池24の容量は、遊技場の休日を考慮した非営業時間の最大時間に応じて選定されている。
なお、タイマ23及び2次電池24は、1チップ化されたものが存在しており、これを利用するようにしても良い。
ソレノイドドライバ25は、マイコン21の制御下で、ソレノイド26を駆動するものである。
ここで、マイコン21、インタフェース回路22、タイマ23、2次電池24及びソレノイドドライバ25を同一基板29に搭載し、その搭載部分を樹脂で封止する(固める)ことが不正防止の面から好ましい。
ソレノイド26は、電子ロック機構の構成要素の中心をなすものである。このソレノイド26の駆動、非駆動によるソレノイド操作子の位置変化によって、シリンダ錠12の回動を施錠又は開錠するものである。なお、ソレノイド26の駆動電源は、電源線L2を介してのみ供給されるようになされている。ソレノイド26として、非駆動時にシリンダ錠12を施錠する位置に操作子が位置し、駆動時にシリンダ錠12を開錠する位置に操作子が位置するものを適用することが、不正防止機能が高く、また、消費電力の面からも好ましい。
開放検出センサ27は、遊技機の前面ドアが開いていることを検出して、検出信号をマイコン21に与えるものである。この検出信号は、マイコン21がジャーナルを記憶する際のトリガなどに利用される。なお、前面ドアをこじ開けようとした際の衝撃を検出する衝撃センサなどの他のセンサを設け、そのセンサの検出信号をもマイコン21に与えるようにしても良い。
ユニットID設定スイッチ28は、例えば、ディップスイッチで構成され、当該施錠装置3の識別番号(ID)を設定するものである。なお、この設定は、遊技場に設置された後で行っても良いが、遊技機メーカーからの出荷時に行われていることが、後述する運搬時の不正行為の発見の面から好ましい。
ユニットID設定スイッチ28によって設定された施錠装置3のIDは、固定的なもの(以下、固定IDと呼ぶ)であるが、各施錠装置3には、島管理コンピュータ4によって、ユニークな情報(以下、暗証鍵番号と呼ぶ)も付与される。暗証鍵番号は、施錠装置3における電子ロック機構の施錠、開錠状態を変更させる際の鍵の機能を担っているものである。
なお、図5では省略しているが、施錠装置3に、ブザーなどの異常報知手段、又は、遊技機本体に設けられている異常報知手段を駆動させる手段を設けていても良い。
図6は、島管理コンピュータ4の動作を制御するために島管理コンピュータ4の内部に設けられた島管理コンピュータ制御回路30の電気的構成を示すブロック図である。
島管理コンピュータ制御回路30は、マイコン31、ユニットインタフェース回路32、上位インタフェース回路33、プリンタインタフェース回路34、タイマ35、2次電池36、島ID設定スイッチ37、キー入力装置38及び液晶表示装置39を有する。
マイコン31は、例えば、CPU、ROM及びRAMの全体が1チップで構成されているものである。マイコン31では、施錠装置制御回路20から送信された第2認証信号を受信したことに応じて、第2認証信号を送信した施錠装置制御回路20のある前面ドアを施錠するための施錠信号や当該前面ドアを開錠するための開錠信号を生成し、生成した信号を再び第2認証信号を送信した施錠装置制御回路20に送信する役割を有する。また、マイコン31は、当該島管理コンピュータ4の各部を制御する役割や、適宜、施錠装置3や上位コンピュータ6と通信を行う役割も有する。
ユニットインタフェース回路32は、施錠装置3(3−11〜3−1N、3−21〜3−2N)との通信線L1−A、L1−Bを収容しており、マイコン31の制御下で、施錠装置3との通信インタフェースを行うものである。ユニットインタフェース回路32は、例えば、RS485ドライバ及びRS485レシーバで構成されており、例えば、そのシリアル転送は、RS485に準拠している。なお、ユニットインタフェース回路32は、上述した施錠装置3のインタフェース回路22に対向しているものである。
なお、一方の通信線L1−Aは、遊技島の一方の面の施錠装置3−11〜3−1Nに接続され、他方の通信線L1−Bは、遊技島の他方の面の施錠装置3−21〜3−2Nに接続されている。
上位インタフェース回路33は、マイコン31の制御下で、上位コンピュータ6との通信インタフェースを行うものである。なお、上位インタフェース回路33はコネクタ32aを備え、このコネクタ32aに上位コンピュータ6との通信線が適宜接続される。上位インタフェース回路33は、例えば、RS232ドライバ及びRS232レシーバで構成されており、例えば、そのシリアル転送は、RS232に準拠している。
プリンタインタフェース回路34は、マイコン31の制御下で、プリンタ5への送信インタフェースを行うものである。なお、プリンタインタフェース回路34はコネクタ33aを備え、このコネクタ33aにプリンタ5との通信線が適宜接続される。
なお、プリンタ5は、島管理コンピュータ4や施錠装置3に係るジャーナルデータを印刷することが主たる用途であり、それを達成できるものであれば、大きさなどは問われないものである。例えば、当該システム用の専用構成のものであっても良く、汎用的なものであっても良い。
タイマ35は、時刻を計時するものである。例えば、時刻情報は、マイコン31が、施錠装置3の電子ロック機構を操作したときの時刻などのジャーナルを記憶する際に利用されるものである。タイマ35の時刻は、キー入力装置38を用いた設定、調整操作によって設定、調整することができ、又は、上位コンピュータ6からの指令により、設定、調整することができるものである。なお、マイコン31は、タイマ35の時刻が変更された際には、当該島管理コンピュータ4に接続されている全ての施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nでの時刻も更新させるものである。
2次電池36は、電源線L2を介して電源が供給されていないときに、キー入力装置38及び液晶表示装置39を除いた当該島管理コンピュータ4の各部に電源を供給するものであり、電源線L2を介して電源が供給されているときには充電動作するとともに、当該島管理コンピュータ4の全ての各部に電源を供給するものである。ここで、2次電池36は、供給交流電源の直流への変換器の機能も併せ持っている。2次電池36の容量は、遊技場の休日を考慮した非営業時間の最大時間に応じて選定されている。
なお、タイマ35及び2次電池36は、1チップ化されたものが存在しており、これを利用するようにしても良い。
ここで、マイコン31、ユニットインタフェース回路32、上位インタフェース回路33、プリンタインタフェース回路34、タイマ35及び2次電池36を同一基板40に搭載し、その搭載部分を樹脂で封止する(固める)ことが不正防止の面から好ましい。
島ID設定スイッチ37は、例えば、ディップスイッチで構成され、当該島管理コンピュータ4の識別番号(ID)、言い換えると、遊技島のIDを設定するものである。なお、この設定は、遊技場に設置された後で行っても良いが、遊技機メーカーからの出荷時に行われていることが、後述する運搬時の不正行為の発見の面から好ましい。なお、この島ID設定スイッチ37を省略し、後述するキー入力装置38を用いて、当該島管理コンピュータ4の識別番号(ID)を設定し得るようにしても良い。
キー入力装置38は、当該島管理コンピュータ4の動作モードを設定したり、制御対象の施錠装置3を特定するための情報を入力したり、操作者確認用の暗証番号を入力したりなどするために設けられているものである。キー入力装置38は、例えば、図5に示すように、テンキー「0」〜「9」と、「*」キー及び「#」キーなどの少ないキー数のものであることが好ましい。
液晶表示装置39は、マイコン31の制御下で、当該島管理コンピュータ4の動作モード状態や、各種ガイダンスメッセージや、施錠装置3の電子ロック機構の状態などの情報を表示するものである。
なお、図5及び図6では省略しているが、島管理コンピュータ4に、ブザーなどの異常報知手段、又は、外部の異常報知手段を駆動させる手段(例えばコネクタ)を設けていても良い。
図7及び図8を参照して、マイコン31のRAMの所定領域に設けられた格納領域について説明する。図7は、IDカードの所持者を識別するための所持者識別情報を格納する所持者識別情報格納領域であり、図8は、夫々の施錠装置3での施錠又は開錠の状態などを示す施錠装置情報を格納する施錠装置情報格納領域である。
まず、図7について説明する。所持者識別情報格納領域には、所持者番号と、この所持者番号に対応する氏名、住所、電話番号などの情報が格納される。遊技場の従業員にIDカードを交付する際、その従業員の氏名、住所、電話番号などの情報と、これらの情報を番号で対応させるための所持者番号の情報とをIDカードの所定の格納領域に格納する。このとき、IDカードに格納する情報と同じ情報が所持者識別情報格納領域にも格納される。
次に、図8について説明する。施錠装置情報格納領域は、施錠装置3(3−11〜3−1N、3−21〜3−2N)のIDを管理する領域である。この領域には、施錠又は開錠しようとする施錠装置3を識別する通し番号の情報、施錠装置3を施錠又は開錠しようとする時刻の情報及び所持者番号の情報、その施錠装置3の暗証鍵番号の情報及び現在施錠しているか否かを識別するための施錠フラグの情報などが格納される。
まず、通し番号の情報について説明する。本実施形態では、島管理コンピュータ4から延出されている2本の通信線L1−A、L1−Bを区別した通し番号が付されている。施錠装置情報格納領域には、この通し番号の情報が格納され、本実施形態の場合、通し番号の最大値nは、1本の通信線L1−A、L1−Bに接続可能な施錠装置3の最大数(例えば32個)となっている。
次に、施錠装置3を施錠又は開錠しようとする時刻の情報について説明する。本実施形態では、島管理コンピュータ制御回路30にタイマ35が設けられている。接触電極14にICカードが接触したことに応じてマイコン31が所定の信号(第2認証信号)を受信すると、その受信した時刻をタイマ35が計測し、計測した時刻の情報を施錠装置情報格納領域に格納する。
次に、施錠装置3を施錠又は開錠しようとする所持者番号の情報について説明する。マイコン31は、接触電極14にICカードが接触したことに応じて所定の信号(第2認証信号)を受信するが、この信号には、図7で説明した所持者識別情報が含まれる。本実施形態では、この所持者識別情報に基づいて所持者番号の情報を施錠装置情報格納領域に格納する。
次に、施錠装置3の暗証鍵番号の情報について説明する。暗証鍵番号は、まず、工場出荷時に施錠装置制御回路20のマイコン21に書き込まれる。その後、施錠装置3が遊技場に設置されると、書き込まれた暗証鍵番号が島管理コンピュータ4のマイコン31に設けられた施錠装置情報格納領域に格納される。そして、暗証鍵番号がいったん施錠装置情報格納領域に格納されると、マイコン31の乱数発生機能(乱数発生プログラム)により適宜更新される。
次に施錠フラグの情報について説明する。施錠フラグは、通し番号に対応する施錠装置3が現在施錠しているか否かを識別するために設けられ、施錠している場合にはオンにセットされ、施錠していない場合にはオフにセットされる。施錠装置情報格納領域には、このオンかオフかの情報が格納される。
図9〜図14に示すフローチャートを参照して、施錠管理システム2の動作について説明する。
まず、図9及び図10を参照して、本実施形態の施錠管理システム2が遊技場で稼動し得るようになるまでの処理の流れについて説明する。
最初に、初期状態の施錠装置3をキャビネット10に取り付け(ステップS1)、遊技機全体の動作確認を行う(ステップS2)。続いて、工場出荷値としての暗証鍵番号を施錠装置制御回路20に書き込み(ステップS3)、ステップS4に移る。ステップS4では、書き込んだ暗証鍵番号をさらに暗号化したリストを作成し、ステップS5に移る。
ステップS5では、作成したリストを製造ロットごとに印字し、ステップS6に移る。ステップS6では、施錠装置3を備えた遊技機1及び島管理コンピュータ4を工場から出荷し、納入先(遊技場)へ搬送し、ステップS7に移る。本実施形態では、施錠装置制御回路20には、2次電池24を設けているので、遊技機1の搬送中に前面ドアを開放したり、開放しようとした場合、その衝撃によりセンサ検出信号を生成させ、生成させたセンサ検出信号をマイコン21に記憶させることができる。また、施錠装置3の電子ロック機構は、島管理コンピュータ4からの指令によってのみ開錠状態に変更できるが、搬送時は、施錠装置3と島管理コンピュータ4とが電気的に接続していないので、搬送時に遊技機1の前面ドアが開錠状態になることはない。
ステップS7では、納入先にて、施錠装置3を備えた遊技機1、及び、島管理コンピュータ4を設置しステップS8に移る。ステップS8では、施錠装置3及び島管理コンピュータ4間を通信線L1−A、L1−Bを介して接続し、ステップS9に移る。ステップS9では、遊技場での主電源を入れ、ステップS10に移る。
ステップS10では、施錠装置制御回路20に書き込まれた夫々の暗証鍵番号のデータを島管理コンピュータ制御回路30が受信し、ステップS11に移る。ステップS11では、島管理コンピュータ制御回路30に設けられたマイコン31が、受信したデータの内容をプリンタ5に印字させ、ステップS12に移る。
ステップS12では、出荷前に印字した内容(ステップS5で印字した内容)と納入後に印字した内容(ステップS11で印字した内容)とが一致するか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS14に移り、NOのときは、ステップS13に移る。具体的には、予め遊技機とともに手渡された暗号化された暗証鍵番号のリスト、収集により印字された内容とを照合して異常のある物や、前面ドアの開放記録のある物は、不正が行われた可能性があるので、設置作業者などが内容を確認する。
ステップS13では、不正が行われた可能性があるため、遊技機1の状況を確認し、ステップS14に移る。ステップS14では、ICカードの所定の格納領域及び島管理コンピュータ制御回路30のマイコン31に設けられた所持者識別情報格納領域(図7)に所持者識別情報を格納し、図10のステップS15に移る。
図10のステップS15では、全ての施錠装置3に対して夫々新しい暗証鍵番号をマイコン31が作成し、ステップS16に移る。ステップS16では、新しい暗証鍵番号を島管理コンピュータ制御回路30のマイコン31に設けられた施錠装置情報格納領域(図8)に格納し、ステップS17に移る。
ステップS17では、島管理コンピュータ制御回路30に設けられたタイマ35の時刻を設定し、ステップS18に移る。ステップS18では、設定した時刻の情報を夫々の施錠装置制御回路20に送信し、ステップS19に移る。このステップS18により、従業員は、島管理コンピュータ4で時刻の設定を行うだけで、全ての施錠装置3−11〜3−1N、3−21〜3−2Nに設けられたタイマ23の時刻を設定できる。
これ以降は、遊技場側の管理になる(ステップS19)。
以上のようにして搬送時の不正を発見し得るようにしている。なお、搬送時において、施錠装置3と島管理コンピュータ4との間を通信線L1によって接続しておくと、島管理コンピュータ制御回路30に設けられたマイコン31が、搬送時での不正を反そう状態で収集できる。
次に、図11を参照して、ICカードの制御動作について説明する。
初めに、ICカードが接触電極14と接触したか否かを判別する(ステップS21)。この処理がYESのときは、ステップS22に移り、NOのときは、ステップS21を繰り返す。ステップS22では、所持者識別情報を含む第1認証信号を認証装置制御回路15に送信し、ステップS21に移る。所持者識別情報は、図9のステップS14により予め格納されている。
次に、図12を参照して、認証装置制御回路15の制御動作について説明する。
初めに、認証装置制御回路15に設けられたマイコンは、ICカードから第1認証信号を受信したか否かを判別する(ステップS31)。この判別がYESのときは、ステップS32に移り、NOのときは、ステップS31の処理を繰り返す。ステップS32では、受信した第1認証信号を施錠装置制御回路20に送信し、ステップS31に移る。
次に、図13を参照して、施錠装置制御回路20の制御動作について説明する。
初めに、施錠装置制御回路20に設けられたマイコン21は、認証装置制御回路15から第1認証信号を受信したか否かを判別する(ステップS41)。この判別がYESのときは、ステップS42に移り、NOのときは、ステップS43に移る。ステップS42では、所持者識別情報に加え、第1認証信号を送信した遊技機1を特定するための遊技機識別情報を含めた第2認証信号を生成し、この生成した第2認証信号を島管理コンピュータ制御回路30に送信し、ステップS43に移る。
ステップS43では、島管理コンピュータ制御回路30から開錠信号を受信したか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS44に移り、NOのときは、ステップS45に移る。ステップS44では、受信した開錠信号をソレノイドドライバ25に送信し、ステップS41に移る。この処理が行われることにより、ソレノイド26が作動し、前面ドアが開錠する。
ステップS45では、島管理コンピュータ制御回路30から施錠信号を受信したか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS46に移り、NOのときは、ステップS41に移る。ステップS46では、受信した施錠信号をソレノイドドライバ25に送信し、ステップS41に移る。この処理が行われることにより、ソレノイド26が作動し、前面ドアが施錠する。
次に、図14を参照して、島管理コンピュータ制御回路30の制御動作について説明する。
初めに、島管理コンピュータ制御回路30に設けられたマイコン31は、施錠装置制御回路20から第2認証信号を受信したか否かを判別する(ステップS51)。この判別がYESのときは、ステップS52に移り、NOのときは、ステップS51を繰り返す。
ステップS52では、受信した第2認証信号が有効であるか否かを判別する。この処理では、第2認証信号に含まれる所持者識別情報が所持者識別情報格納領域(図7)に格納されている所持者識別情報と一致するか否かを判別する。また、受信した第2認証信号が施錠装置情報格納領域(図8)に格納される暗証鍵番号に適合するか否かを判別する。この処理がYESのときは、ステップS54に移り、NOのときは、ステップS53に移る。
ステップS53では、異常報知処理を行い、ステップS51に移る。この処理では、受信した第2認証信号が有効でないことを映像表示やブザーも出音などにより報知する。従業員は、この報知により不正な施錠装置3に係る遊技機1を点検することができる。
ステップS54では、施錠装置情報格納領域(図8)を参照し、第2認証信号を送信した施錠装置3の施錠フラグがオンであるか否かを判別する。この判別がYESのときは、ステップS55に移り、NOのときは、ステップS58に移る。ステップS55では、対応する施錠装置3の施錠フラグをオフにセットし、ステップS56に移る。
ステップS56では、タイマ35から取得される時刻の情報、第2認証信号から取得される所持者識別情報、及び施錠フラグをオフにセットしたという情報を、施錠装置情報格納領域(図8)の対応する領域に格納し、ステップS57に移る。ステップS57では、遊技機1の前面ドアを開錠するための開錠信号を生成し、第2認証信号から取得される遊技機識別情報に基づき、第2認証信号を送信した施錠装置制御回路20に対して開錠信号を送信し、ステップS51に移る。
ステップS58では、対応する施錠装置3の施錠フラグをオンにセットし、ステップS59に移る。ステップS59では、タイマ35から取得される時刻の情報、第2認証信号から取得される所持者識別情報、及び施錠フラグをオフにセットしたという情報を、施錠装置情報格納領域(図8)の対応する領域に格納し、ステップS60に移る。ステップS60では、遊技機1の前面ドアを施錠するための施錠信号を生成し、第2認証信号から取得される遊技機識別情報に基づき、第2認証信号を送信した施錠装置制御回路20に対して施錠信号を送信し、ステップS51に移る。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。
退職する従業員が出た場合であっても、退職者にICカードを返還させるだけで安全性を確保できる。また、退職者がICカードを返還しない場合やICカードを紛失した従業員が出た場合であっても、ICカードから出力される第1認証信号を無効にするだけで安全性を確保できる。また、従業員は、ICカードから出力される第1認証信号を認証装置制御回路15に受信させるだけで遊技機1の前面ドアの開錠が可能である。そのため、前面ドアの開錠にかかる時間を短縮できるとともに、暗証番号入力装置を用いた場合に必要な暗証番号を記憶する負担、指紋認証装置を用いた場合に必要な予め指紋を認証する負担などを軽減できる。したがって、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う施錠管理システムと同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な施錠管理システム2を提供することができる。
また、島管理コンピュータ制御回路30にタイマ35を設け、従業員がICカードを接触電極14に接触させた時間を施錠装置情報格納領域(図8)に格納させている。そのため、従業員が不正行為を行った場合でも、遊技機1の内部を点検し、不正のあった遊技機の前面ドアを前回の点検時から今回の点検時までに開錠した従業員と時刻を調査することで不正行為を行った従業員を把握できる場合があり、施錠管理システム2の安全性をより一層高めることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
本実施形態では、ICカードを用いて施錠装置3の施錠及び開錠を制御している。従来、ICカードとして接触型と非接触型とが知られているが、本実施形態では、ICカードの種類を問うものではなく、いずれのICカードであっても良い。
また、本実施形態では、所有者識別情報格納領域(図7)及び施錠装置情報格納領域(図8)を島管理コンピュータ制御回路30に設け、遊技機1の前面ドアの施錠及び開錠を島管理コンピュータ制御回路30で判別するようにしているが、これに限られるものではない。例えば、施錠装置制御回路20の構成を図15に示すような構成にし、この施錠装置制御回路20に図7の所有者識別情報格納領域及び図16に示す変形例に係る施錠装置情報格納領域を設けるようにしても良い。このようにすることで、施錠装置制御回路の制御を図17のように行うことができ、結果として前面ドアの施錠及び開錠を、島管理コンピュータ4を介することなく遊技機1単体で行うことができる。また、遊技機1の前面ドアの施錠及び開錠を施錠装置制御回路20で判別できるので、従業員の入社時や退職時にかかる作業負担や従業員が暗証番号を記憶する負担などを軽減させながらも従業員暗証番号の入力と、指紋の認証と、開錠したい遊技機の番号の入力とを行う遊技機と同等の安全性を確保し、かつ短時間で前面ドアを開錠することの可能な遊技機1を提供することができる。
また、遊技機1の前面ドアの施錠及び開錠を島管理コンピュータ制御回路30で判別するのではなく、上位コンピュータ6で判別できるようにしても良い。
また、本実施形態では、施錠フラグを用いて施錠装置3が施錠状態にあるか開錠状態にあるかだけを判別できるようにしているが、これに限られるものではない。例えば、「0」、「1」、「2」の施錠識別子を設け、「0」を施錠状態とし、「1」を開錠しているが前面ドアが閉成されている状態とし、「2」を開錠でしかも前面ドアが開放されている状態とし、開錠状態をより細かく判別できるようにしても良い。
また、異常報知処理では、施錠装置情報格納領域(図8)に格納されたデータをプリンタ5で印刷できるようにしても良いし、上位コンピュータ6に通知できるようにしても良い。なお、異常報知の際、不正の施錠装置3が施錠状態であれば、従業員が遊技機内部を確認できるように開錠状態に変更させる指示を送出するようにしても良い。また、上位コンピュータ6への通知は、上位コンピュータ6の起動による確認モードでのみ行うようにしても良い。
また、島管理コンピュータ4が制御する施錠装置3の個数などは、上記実施形態のものに限定されない。例えば、1台の島管理コンピュータ4が複数の島の施錠装置3を制御するものであっても良く、また、島を3分割、4分割、…分割した場合の1分割区画を制御するものであっても良い。
また、島管理コンピュータ4を単に中継装置として機能するようにし、施錠装置3の状態変更や確認は全て、上位コンピュータ6が制御するようにしても良い。
また、島管理コンピュータ4は、施錠装置3の電子ロック機構の状態を変更できるだけでなく、前面ドアの開放や閉成そのものをも制御できるものであっても良い。例えば、弾性部材に駆動力を与えて実際に開放、閉成させるものであっても良い。
また、本実施形態では、コントローラの制御対象が遊技機1に設けられている施錠装置3であったが、他の機器に設けた施錠装置3であっても良い。例えば、プリペイドカード発行装置に、上記実施形態のような施錠装置3を設け、その電子ロック機構をコンピュータで制御するようにしても良い。
また、施錠状態・開錠状態の切替指令は、従業員(操作者)のその状態切替を求める操作時に送出するものを示したが、自動的に、所定条件下で自動的に送出するようにしても良い。例えば、島管理コンピュータ4に主電源オンオフキーを設けた場合には、そのキーのオフ操作がなされたときに、全ての施錠装置3の施錠状態への指令を送出するようにしても良い。
また、遊技機1の前面ドアを電子制御によってロック制御する構成は、その遊技機の外部に設けられていても良い。例えば、図18に示す概略側面図に示すように、遊技機1が取り付けられるキャビネット51自体に施錠装置3を設け、施錠装置3の軸部材52の突出時に、遊技機1の前面ドアの開放を阻止し、施錠装置3の軸部材52の退動時に、遊技機1の前面ドアの開放を許容するようなものであっても良い。
また、本実施形態では、島管理コンピュータ4と施錠装置3間に通信線を設けていたが、これに限られるものではなく、無線で電気的に接続するようにしても良い。
さらに、本実施形態では、遊技機がパチスロ機の場合を示したが、パチンコ遊技機などの他の遊技機であっても良いことは勿論である。
本実施形態の施錠管理システムの全体構成を示すブロック図。 本実施形態の島管理コンピュータと、複数の施錠装置との設置位置例を示す図。 本実施形態の施錠装置の概略斜視図。 本実施形態の認証装置の概略図。 本実施形態の認証装置及び施錠装置の電気的構成を示すブロック図。 本実施形態の島管理コンピュータの電気的構成を示すブロック図。 本実施形態の所持者識別情報格納領域を示す図。 本実施形態の施錠装置情報格納領域を示す図。 本実施形態の施錠管理システムが遊技場で稼動し得るようになるまでの流れを示すフローチャート。 図9に続くフローチャート。 ICカードのフローチャート。 認証装置制御回路のフローチャート。 施錠装置制御回路のフローチャート。 島管理コンピュータ制御回路のフローチャート。 認証装置及び施錠装置の変形例に係る電気的構成を示すブロック図。 変形例に係る施錠装置情報格納領域を示す図。 施錠装置制御回路の変形例に係るフローチャート。 変形例に係る施錠装置の設置例を示す図。
符号の説明
1 遊技機
2 施錠管理システム
3 施錠装置
10 キャビネット
15 認証装置制御回路
20 施錠装置制御回路
25 ソレノイドドライバ
26 ソレノイド

Claims (4)

  1. 箱状のキャビネットと、このキャビネットを開閉する前面ドアと、この前面ドアを施錠又は開錠する施錠装置とを備えた遊技機であって、
    ICカードから出力される認証信号を受信する認証信号受信手段と、
    前記認証信号受信手段により受信された認証信号が有効であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により有効であると判別されたことを条件に、前記前面ドアを開錠するための開錠信号を生成する開錠信号生成手段と、
    前記開錠信号生成手段により生成された開錠信号を前記施錠装置に送信する開錠信号送信手段とをさらに備え、
    前記施錠装置は、前記開錠信号を受信することに応じて前記前面ドアを開錠することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記認証信号は、ICカードの所持者を識別する所持者識別情報を含み、
    時刻を計測するタイマと、
    前記認証信号受信手段により認証信号が受信されたことに応じて、前記所持者識別情報及び前記認証信号が受信された時刻の情報が格納される格納手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  3. 箱状のキャビネットと、このキャビネットを開閉する前面ドアと、この前面ドアを施錠又は開錠する施錠装置とを備えた複数台の遊技機の施錠状態を管理する施錠管理システムであって、
    前記遊技機は、
    ICカードから出力された第1認証信号を受信する第1認証信号受信手段と、
    前記第1認証信号受信手段により第1認証信号が受信されたことに応じて、この第1認証信号を受信した遊技機を識別するための遊技機識別情報を含む第2認証信号を生成する第2認証信号生成手段と、
    前記第2認証信号生成手段により生成された第2認証信号を送信する第2認証信号送信手段とを有し、
    前記第2認証信号送信手段により送信された第2認証信号を受信する第2認証信号受信手段と、
    前記第2認証信号受信手段により受信された第2認証信号が有効であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により有効であると判別されたことを条件に、前記前面ドアを開錠するための開錠信号を生成する開錠信号生成手段と、
    前記開錠信号生成手段により生成された開錠信号を、前記第2認証信号を送信した遊技機の施錠装置に送信する開錠信号送信手段とをさらに備え、
    前記第2認証信号を送信した遊技機は、前記開錠信号を受信することに応じて前記前面ドアを開錠することを特徴とする施錠管理システム。
  4. 請求項3記載の遊技機において、
    前記第1認証信号は、ICカードの所持者を識別する所持者識別情報を含み、
    前記第2認証信号は、前記所持者識別情報及び前記遊技機識別情報の両方を含み、
    時刻を計測するタイマと、
    前記第2認証信号受信手段により第2認証信号が受信されたことに応じて、前記所持者識別情報と前記遊技機識別情報と前記第2認証信号が受信された時刻の情報とが格納される格納手段とを備えることを特徴とする施錠管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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