JP2008263406A - 試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 MIMO無線機の試験を行える試験装置を提供する。
【解決手段】 試験装置1は、送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子11a〜11cと、受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子12a〜12cと、入力端子11a〜11cのそれぞれに接続され、入力端子11a〜11cから入力される信号を3つの信号に分配する分配器13a〜13cと、出力端子12a〜12cのそれぞれに接続され、分配器13a〜13cから入力される信号を合成し、合成された信号を出力端子に入力する合成器14a〜14cと、分配器13aと合成器14cとの経路上に設けられた移相器15aと、分配器13bと合成器14bとの経路上に設けられた移相器15bと、分配器13cと合成器14cとの経路上に設けられた移相器15cとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送方式が実装された無線機器の試験に用いられる試験装置に関する。
従来から、無線機器の品質管理の目的あるいは製造元の異なる無線機器間の接続を確認する目的で、無線機器の性能評価が行なわれてきた。無線機器の接続試験の一つの方法として、壁面反射を低減した電波暗室で実際に無線通信を行うことによって試験をする方法がある。また、無線機器間で無線通信を行うのではなく、擬似的に実環境に近い環境を作り出す有線系の試験装置を用いて試験する方法がある。
IEEE802.11は、無線LAN機器の性能評価方法に関して提案を行っている(非特許文献1)。ここで、非特許文献1に記載された有線系の接続試験について図面を参照して説明する。
図14は、1つの信号系列を2つのアンテナで受信するアンテナダイバーシチ方式を想定した無線機器間の接続試験を行う試験系の構成を示す図である。非特許文献1において接続試験に使用する無線機器は、WLCP(WirelessCounterpart)40と、DUT(Device Under Test)41である。DUT41は試験対象であり、主に受信機として動作させる無線機器である。WLCP41は、DUT40と対をなし、主に送信機として動作させる無線機器である。図14に示す例では、アンテナダイバーシチ方式を実装している無線機器の試験を想定しているので、WLCP40およびDUT41は、ともに2つのアンテナ端子を有する。
WLCP40の2つのアンテナ端子には、RF信号を伝送する同軸ケーブルがそれぞれ接続される。これらの同軸ケーブルは2つのRF信号を電力合成する合成器42に入力される。合成器42の出力は、可変アッテネータ43を介して1つのRF信号を電力分配する分配器44へ入力される。分配器44の2つの出力はそれぞれ、可変アッテネータ45、46を介してDUT41の2つのアンテナ端子に接続される。このように、非特許文献1で開示されている試験系の構成は、無線機器間の伝送路が途中経路で1本の同軸ケーブルとなっている。WLCP40およびDUT41が有する2つのアンテナ端子へは分配器を介して接続されている。
IEEE 802.11-03/940r2, "IEEE P802.11 Wireless LANs, TGn Channel Models", Jan. 9, 2004.
近年、無線LANの分野では、高速伝送を実現するMIMO伝送方式が実用化されている。MIMO伝送方式は、複数の信号系列を空間多重して同時に伝送するので、アンテナ数に比例して伝送容量を増大できる。
上記した従来の試験装置は、無線機器間の伝送路がその途上で1本の同軸ケーブルに集約されている。すなわち、当該試験装置は、一の経路を有する伝送路を模擬している。この一の経路を有する伝送路は、複数の信号系列を空間多重して同時に伝送するMIMO伝送方式が想定する複数の経路を有する伝送路とは全く異なる。従って、上記したような従来の試験装置によって、MIMO伝送方式の無線機器の接続試験を行なうことはできない。
そこで、本発明は、MIMO無線機の試験を行える試験装置を提供することを目的とする。
本発明の試験装置は、送信機が有する複数のアンテナ端子に接続される複数の入力端子と、受信機が有する複数のアンテナ端子に接続される複数の出力端子と、前記入力端子に接続され、前記入力端子から入力される信号を複数の信号に分配する分配器と、複数の前記分配器にて分配された信号を合成し、合成された信号を前記出力端子に入力する合成器と、前記分配器から前記合成器への経路上に設けられ、試験周波数帯における当該経路の通過特性を変えるデバイスとを備える。
このように分配器と合成器とを介して複数の入力端子と複数の出力端子とを接続することにより、各アンテナから送信された信号が複数のアンテナで受信されるMIMO無線機の実使用環境に近い伝送路条件を模擬的に作り出すことができる。また、分配器から合成器の経路上にその通過特性を変えるデバイスを設けることにより、実環境で起こり得る伝送路条件の変化を擬似的に作り出すことができる。
本発明の試験装置において、前記経路の通過特性を変えるデバイスは、前記分配器にて分配された複数の経路のうちの一の経路に設けられていてもよい。
この構成により、分配器にて分配された全経路に通過特性を変えるデバイスを設けなくても、様々な条件で試験を行なうことが可能である。通過特性を変えるデバイスを減らすことにより、試験装置の製造コストを低減できる。
本発明の試験装置において、前記経路の通過特性を変えるデバイスは、移相器または可変アッテネータであってもよい。
このように経路の通過特性を変えるデバイスとして、移相器または可変アッテネータを用いることにより、伝送路の特性を適切に変えることができる。
本発明の試験装置において、前記分配器は、前記入力端子から入力される信号を前記合成器と同数の信号に分配し、分配した信号を前記複数の合成器のそれぞれに入力し、前記合成器は、前記分配器と同数の信号を合成してもよい。
このように分配器が合成器と同数の信号に分配し、合成器がすべての分配器から送信される信号を合成することにより、全アンテナ端子から出力された信号が全アンテナ端子で受信されることになるので、実環境に近い伝送路条件を模擬的に作り出すことができる。
本発明の別の態様に係る試験装置は、送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子と、受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子と、前記入力端子のそれぞれに接続され、前記入力端子から入力される信号を3つの信号に分配する第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器と、前記出力端子のそれぞれに接続され、前記第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器から入力される信号を合成し、合成された信号を前記出力端子に入力する第1の合成器、第2の合成器および第3の合成器と、前記第1の分配器と第1の合成器との経路上に設けられた第1の移相器と、前記第2の分配器と第2の合成器との経路上に設けられた第2の移相器と、前記第3の分配器と第3の合成器との経路上に設けられた第3の移相器とを備える。
この構成により、3×3の信号系列の伝送路を模擬的に作り出すことができる。この試験装置では、MIMO伝送特性に影響を及ぼす最小固有値が移相量0〜2π/3の範囲で連続的に変化するので、移相量を動かしてMIMO伝送特性が変化した場合の試験を行なえる。また、入力端子と出力端子とをつなぐ全9通りの経路に移相器を設けるのではなく、3つの移相器を用いて装置を構成しているので、製造コストを抑えることができる。
本発明の別の態様に係る試験装置は、送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子と、受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子と、前記入力端子のそれぞれに接続され、前記入力端子から入力される信号を3つの信号に分配する第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器と、前記出力端子のそれぞれに接続され、前記第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器から入力される信号を合成し、合成された信号を前記出力端子に入力する第1の合成器、第2の合成器および第3の合成器と、前記第1の分配器と第1の合成器との経路上に設けられた第1の可変アッテネータと、前記第2の分配器と第2の合成器との経路上に設けられた第2の可変アッテネータと、前記第3の分配器と第3の合成器との経路上に設けられた第3の可変アッテネータとを備える。
この構成により、3×3の信号系列の伝送路を模擬的に作り出すことができる。この試験装置では、MIMO伝送特性に影響を及ぼす最小固有値が−6〜−∞(dB)の範囲で連続的に変化するので、減衰量を動かしてMIMO伝送特性が変化した場合の試験を行なえる。また、入力端子と出力端子とをつなぐ全9通りの経路に可変アッテネータを設けるのではなく、3つの可変アッテネータを用いて装置を構成しているので、製造コストを抑えることができる。
本発明の別の態様に係る試験装置は、送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子と、受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子と、前記入力端子のそれぞれに接続され、前記入力端子から入力される信号を2つの信号に分配する第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器と、前記出力端子のそれぞれに接続された第1の合成器、第2の合成器および第3の合成器とを備え、前記第1の分配器は、前記第2の合成器および前記第3の合成器に接続され、前記第2の分配器は、前記第1の合成器および前記第3の合成器に接続され、前記第3の分配器は、前記第1の合成器および前記第2の合成器に接続された構成を有する。
このように2つの経路に分配する分配器を用いることにより、試験装置のコストを低減させることができる。
本発明の試験装置は、上記した試験装置を複数段にカスケード接続して構成されてもよい。
このように上記した試験装置を複数段にカスケード接続することにより、伝送路の特性を調節することができる。
本発明によれば、入力端子に接続された分配器から出力端子に接続された合成器の経路上にその通過特性を変えるデバイスを設けることにより、実環境で起こり得る伝送路条件の変化を擬似的に作り出すことができる効果を有する。
はじめに、本実施の形態のMIMO試験装置の試験対象であるMIMO伝送路の理論に関して説明する。一般に、MIMO伝送路は、伝送路行列Hを用いた次の式(1)で表現される。
Figure 2008263406
ここで、行列Xは複数の送信信号系列からなる送信ベクトルを示し、行列Yは複数の受信信号系列からなる受信ベクトルを示す。行列Hは、チャネルの応答行列を示す。送信信号数をN、受信信号数をMとすると、行列HはM行N列で表される。
MIMO伝送路における通信容量は、この行列Hを特異分解して得られる特異値を二乗した値(以下、伝送路行列Hの「固有値」と呼ぶ)を用いて推定できる。すなわち、MIMO伝送路の特性は、行列Hの固有値によって表現される。
伝送路行列Hには複数の固有値が存在する。MIMO伝送路の伝送品質は、複数の固有値のうちの最小の固有値に支配されることが知られている(R. W. Heath, Jr. and A. J. Paulraj, “Switching Between Diversity and Multiplexing in MIMO Systems”, IEEE trans. on Communications, Vol. 53, No. 6, June 2005.参照)。例えば、MIMO伝送路が3行3列の行列Hで表されるとき、伝送路行列Hには3つの固有値が存在する。3つの固有値をその値が大きい順に第1固有値、第2固有値、第3固有値とする。伝送路行列Hを、3つの信号系列が空間多重伝送されるMIMO伝送路と見なすと、その伝送品質は第3固有値つまり最小の固有値に支配される。また、上記したR. W. Heath, Jr.らの文献によれば、伝送路行列Hの最小の固有値に基づいて、MIMO伝送路の誤り性能を推定できることが示されている。
試験装置は、様々な特性のMIMO伝送路を模擬できることが好適である。以上より、最小の固有値を見ることによって、試験装置が特性の異なる伝送路を模擬できるか否かを判断できる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態に係るMIMO試験装置について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態のMIMO試験装置1の構成を示す図であり、図2は、MIMO試験装置1を用いて無線LAN機器の接続試験を行なう場合の試験環境を示す図である。最初に、図2を参照して試験環境について説明する。
図2に示す試験環境において、試験の対象は、AP(Access Point)20とSTA(Station)24である。STA20は、主にMIMO受信機として動作するカード形状のMIMO受信機である。AP20は、STA24にデータを送信するMIMO送信機である。実環境では、AP20からSTA24に無線によってデータが送信される。試験環境では、無線通信を行う代わりに、AP20とSTA24を有線で接続し、その接続経路上にMIMO試験装置1を設ける。
図2に示す例では、AP20およびSTA24は、ともに3本のアンテナを有している。試験環境においては、アンテナを取り外し、アンテナ端子とMIMO試験装置1とを接続する。MIMO試験装置1は、3つの入力端子11a〜11cと3つの出力端子12a〜12cを有する。AP20の3つのアンテナ端子23a〜23cとMIMOの入力端子11a〜11cとを同軸ケーブルで接続する。STA24の3つのアンテナ端子25a〜25cとMIMO試験装置1の3つの出力端子12a〜12cとを同軸ケーブルで接続する。なお、同軸ケーブルは、RF信号を伝送する機能を有する。
また、MIMO試験装置1の出力端子12a〜12cとSTA24のアンテナ端子25a〜25cとの間には、可変アッテネータ12a〜12cを配置する。可変アッテネータ28a〜28cは、MIMO伝送路における電力の減衰を擬似する。ここで、可変アッテネータ28a〜28cをすべて同一の減衰量αに調節するとき、図2に示す伝送路は、1以下のスカラ係数αを用いて(α1/2)F(φ)と表される。つまり、減衰量αは、MIMO伝送路における電力の平均減衰量を与えている。
AP20は、PC(Personal Computer)23とEthernet(登録商標)で接続される。STA24は、PC26のカードスロットに挿入される。また、AP20はシールドケース22内に配置され、STA24はPC26と共にシールドケース27の中に配置される。これにより、AP20およびSTA24は、空間的な電磁界結合が抑圧される。
次に、図1を参照してMIMO試験装置1の構成について説明する。MIMO試験装置1は、RF回路によって構成される。MIMO試験装置1は、電磁界的な不要輻射や被干渉からRF回路を保護する外部筐体10を有する。
MIMO試験装置1は、送信側のAP20のアンテナ端子21a〜21cに接続される3つの入力端子11a〜11cと、受信側のSTA24のアンテナ端子25a〜25cに接続される3つの出力端子12a〜12cを有する。MIMO試験装置1の入力端子11a〜11cは、3分配器13a〜13cにそれぞれ接続されている。3分配器13a〜13cは、1つのRF信号を3つの信号に電力分配する機能を有する。MIMO試験装置1の出力端子12a〜12cは、3合成器14a〜14cにそれぞれ接続されている。3合成器14a〜14cは、3つのRF信号を1つの信号に電力合成する機能を有する。なお、3分配器13a〜13cと3合成器14a〜14cは同一のデバイスであり、その入出力を入れ替えて用いている。
3分配器13aによって電力分配された3つの出力は、3合成器14a〜14cのそれぞれに入力される。同様に、3分配器13bによって電力分配された3つの出力は、3合成器14a〜14cのそれぞれに入力され、3分配器13cによって電力分配された3つの出力は3合成器14a〜14cのそれぞれに入力される。実環境においては、送信側の各アンテナから出力された電波は、受信側のいずれのアンテナによっても受信される。入力端子11a〜11cと出力端子12a〜12cとの間の全9経路を分配器13a〜13cおよび合成器14a〜14cを用いて接続することにより、実際のMIMO伝送路に近い環境を擬似的に作り出している。なお、MIMO試験装置1の回路構成に用いる結線は、RF信号を伝送できるものであれば、その材質や形状を限定するものではない。例えば、セミリジットケーブルを使用することができる。
また、MIMO試験装置1は、3分配器13aと3合成器14aとをつなぐ経路上に移相器15aを備えている。同様に、3分配器13bと3合成器14bとをつなぐ経路上に移相器15bを備え、3分配器13cと3合成器14cとをつなぐ経路上に移相器15cを備えている。
上記したMIMO試験装置1によって模擬されるMIMO伝送路の試験行列F(φ)は、次の式(2)で表される。
Figure 2008263406
試験行列F(φ)は、3行3列の複素正方行列である。9つの行列要素の振幅値がすべて等しく、且つ、3つの対角要素がφ[rad]だけ移相している。
図3は、試験行列F(φ)の3つの固有値の変化を示すグラフである。図3に示すグラフは、移相器15a〜15cの移相量φ[rad](横軸)に対する固有値(縦軸)を示している。なお、ここでは、移相器15a〜15cに同一の移相量φを与える。図3において、実線は第1固有値の特性を示し、点線は第2固有値の特性を示し、一点鎖線は第3固有値の特性を示す。
図3に示すグラフより、試験行列F(φ)が、以下の固有値特性を有することが分かる。すなわち、(i)移相量φが0〜2π/3の領域において、第2固有値と第3固有値が同じ値で最小固有値となり、その値は−∞〜−4.8(dB)の範囲で連続的に変化する。(ii)移相量φが2π/3のとき固有値はすべて同じ値となる。(iii)移相量φが2π/3〜πの領域では第3固有値が最小固有値となり、その値は−4.8〜−9.5(dB)の範囲で連続的に変化する。
本実施の形態のMIMO試験装置1の試験行列F(φ)は上記の特性を有するので、移相器15a〜15cに与える移相量φを調節することで、MIMO伝送路の最小固有値を所望の条件に設定できる。前述したように、試験行列F(φ)を複数の信号系列が空間多重伝送されるMIMO伝送路と見なすとき、その伝送品質は最小固有値に支配されるので、最小固有値に基づいてMIMO伝送路の誤り性能を推定できる。従って、移相量φを調節することにより、様々な特性を有する3×3のMIMO伝送路を模擬することができる。
また、移相量φが0〜2π/3の領域では、試験行列F(φ)の第2固有値と第3固有値が一致するため、空間多重される信号系列数が2もしくは3のいずれの場合でも、伝送路の最小固有値を移相量φによって設定できる。
図4(a)は、上記した実施の形態にて説明した試験環境(図2参照)を機能的に示すブロック図である。すなわち、本実施の形態で説明した試験環境は、Nアンテナ端子(図2ではアンテナ端子は3つ)を有するMIMO送信部30と、M×NのMIMO伝送路を模擬している試験行列演算部31と、伝送路上の平均減衰を与える減衰係数演算部32と、Mアンテナ端子(図2ではアンテナ端子は3つ)を有するMIMO受信部33とが順番に接続された構成を有する。図4(a)において、試験行列演算部31はMIMO試験装置1を機能的に示しており、減衰係数演算部32は可変アッテネータ28a〜28cを機能的に示している。
図4(b)は、図4(a)に示す構成において、試験行列演算部31と減衰係数演算部32とを入れ替えた構成を有する試験環境である。MIMO伝送路としては、図4(a)に示す伝送路と図4(b)に示す伝送路は等価であり、本実施の形態のMIMO試験装置1は、図4(b)に示す試験環境にも適用できる。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態のMIMO試験装置2の構成を示す図である。第2の実施の形態のMIMO試験装置2の基本的な構成は第1の実施の形態のMIMO試験装置1と同じである。第2の実施の形態のMIMO試験装置2では、移相器15a〜15cに代えて可変アッテネータ16a〜16cを用いている。第2の実施の形態のMIMO試験装置2は、可変アッテネータ16a〜16cに対して、同一の減衰量を与えるように調節することで、MIMO伝送路の特性の変化を擬似する。
第2の実施の形態のMIMO試験装置2のMIMO伝送路の試験行列F(β)は、次の式(3)で表される。
Figure 2008263406
試験行列F(β)は、3×3の実正方行列である。βは1以下のスカラ係数である。3つの対角要素がスカラ係数βの平方根として与えられ、且つ非対角要素の振幅値はすべて等しく一定となる。
図6は、試験行列の3つの固有値の変化を示すグラフである。図6に示すグラフは、スカラ係数β(横軸)に対する固有値(縦軸)を示している。このグラフより試験行列F(β)は以下の固有値特性を有することが分かる。すなわち、(i)スカラ係数βの値に依らず、第2固有値と第3固有値は常に同じ値で最小固有値となり、その値は−6〜−∞(dB)の範囲で連続的に変化する。(ii)スカラ係数βが0のとき、最小固有値は最大となりその値は、−6(dB)である。
第2の実施の形態のMIMO試験装置2の試験行列F(β)は上記の性質を有するので、可変アッテネータ16a〜16cに同一の減衰量βを与えるように調節することで、MIMO伝送路の最小固有値を所望の条件に設定できる。従って、スカラ係数βを調節することにより、様々な特性を有する3×3のMIMO伝送路を模擬的に作り出すことができる。
第2の実施の形態のMIMO試験装置2は、スカラ係数βの値に依らず、試験行列F(β)の第2固有値と第3固有値が一致するので、空間多重される信号系列数が2もしくは3のいずれの場合でも、伝送路の最小固有値を同じスカラ係数βの値によって設定できる。
第2の実施の形態のMIMO試験装置2は、移相器15a〜15cを使用せずに構成できるので、使用周波数に対する位相較正が不要な広帯域化を容易に行える。これは、分配器13a〜13cや可変アッテネータ16a〜16cが、移相器15a〜15cと比較して、周波数特性を平滑化し易いことによる。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態のMIMO試験装置3の構成を示す図である。第3の実施の形態のMIMO試験装置3は、上記した第2の実施の形態のMIMO試験装置2において、スカラ係数βを0とした回路と等価なRF回路を有するMIMO試験装置3である。スカラ係数βを0とした回路は、可変アッテネータ16a〜16cの減衰量を−∞と見なせるような値に設定した場合である。可変アッテネータ16a〜16cが設けられた経路(結線)が存在しない図7に示す回路は、第2の実施の形態のMIMO試験装置2においてスカラ係数βを0とした回路と等価である。
第3の実施の形態のMIMO試験装置3は、内部のRF回路を保護して電磁界的な不要輻射や被干渉を避けるため外部筐体10を有する。MIMO試験装置3の入力端子11a〜11cは、1つのRF信号を2つの信号に電力分配する2分配器17a〜17cとそれぞれ接続される。2分配器17aの出力は、2合成器18b、18cに接続される。同様にして、2分配器17bの出力は2合成器18a、18cと接続され、2分配器17cの出力は2合成器18a、18bと接続される。2合成器18a〜18cの出力は、MIMO試験装置の出力端子12a〜12cにそれぞれ接続される。なお、2分配器17a〜17cと2合成器18a〜18cは同一のデバイスであり、入出力を入れ替えて用いている。
第3の実施の形態のMIMO試験装置3のMIMO伝送路の試験行列Gは、次の式(4)で表される。
Figure 2008263406
試験行列Gの固有値は、第1固有値が0(dB)となり、第2固有値と第3固有値がいずれも−6(dB)となる。つまり、式(4)の試験行列Gで模擬されるMIMO伝送路は、最小固有値が最大固有値に対して−6(dB)となるように条件設定される。この条件の試験を行なう場合には、可変アッテネータを用いないでMIMO試験装置を構成できる。
第3の実施の形態のMIMO試験装置3は、移相器および可変アッテネータを用いないで、第2の実施の形態のMIMO試験装置2において可変アッテネータ16a〜16cのスカラ係数βを0とする条件のMIMO伝送路を実現できる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態のMIMO試験装置について説明する。第4の実施の形態のMIMO試験装置は、第3の実施の形態のMIMO試験装置3を複数個カスケード接続して構成される。
図8および図9は、第4の実施の形態のMIMO試験装置4の構成を示す図である。図8に示す例では第3の実施の形態のMIMO試験装置3を2段カスケード接続しており、図9に示す例では3段カスケード接続した例を示している。図8に示すMIMO試験装置4の試験行列Gは次の式(5)で表され、図9に示すMIMO試験装置4の試験行列Gは次の式(6)で表される。
Figure 2008263406
Figure 2008263406
式(5)に示すGの固有値は、第1固有値が0(dB)であり、第2固有値と第3固有値がいずれも−12(dB)となる。つまり、式(5)の試験行列Gで模擬されるMIMO伝送路は、最小固有値が最大固有値に対して−12(dB)となる条件に設定されている。前述したように、Kが1の場合、Gの固有値は、第1固有値が0(dB)、第2固有値と第3固有値がいずれも−6(dB)となる。つまり、Gの2回乗算を行なうと、MIMO伝送路の最大固有値は0(dB)で不変だが、最小固有値が−6(dB)から−12(dB)へと変更される。
式(6)に示すGの固有値は、第1固有値が0(dB)、第2固有値と第3固有値がいずれも−18(dB)となる。つまり、式(6)の試験行列Gで模擬されるMIMO伝送路は、最小固有値が最大固有値に対して−18(dB)となるように条件設定されている。
以上より、試験行列GをK回乗算して得られるGは、第1固有値が0(dB)、第2固有値および第3固有値がどちらも−6×K(dB)となることが分かる。カスケードの接続を一段増やすと最小固有値を6(dB)下げることができるので、カスケード接続の段数を変更することにより、最小固有値を6(dB)ステップで調節することができる。
第4の実施の形態のMIMO試験装置4は、移相器や可変アッテネータを使用せずに実現できるため、低コストであり且つ広帯域化も容易であるうえ、カスケード接続の段数を変更することで、MIMO伝送路の固有値を−6(dB)ステップで調節できる。
次に、MIMO試験装置4のカスケード接続の構造について説明する。
図10は、カスケード接続の一つの単位となるMIMO試験装置を平面構造のRF回路で実現した例を示す図である。六角形の筐体10の各側面に入力端子11a〜11cと出力端子12a〜12cが配置されている。入力端子11aと出力端子12a、入力端子11bと出力端子12b、入力端子11cと出力端子12cは、それぞれ対向する面に配置されている。また、入力端子11a〜11cと出力端子12a〜12cは交互に配置されている。入力端子11a〜11cに接続された分配器13a〜13cの出力は、隣接する出力端子12a〜12cに接続された合成器14a〜14cに入力されている。図10に示す回路は、図8および図9にて示した一のMIMO試験装置と等価な回路である。
図11(a)および図11(b)は、図10に示すMIMO試験装置を3段にカスケード接続した例を示す図である。図11(a)および図11(b)は、カスケード接続されたMIMO試験装置4を異なる方向から見た図である。図11に示すように、上から1段目のMIMO試験装置と上から3段目のMIMO試験装置は、入力端子11a〜11cどうし、出力端子12a〜12cどうしの位置が一致するように配置されている。2段目のMIMO試験装置は、1段目および3段目のMIMO試験装置に対して60度回転して配置され、入力端子11a〜11cと出力端子12a〜12cの位置が一致するように配置されている。1段目のMIMO試験装置の出力端子12a〜12cは2段目の入力端子11a〜11cに接続され、2段目の出力端子12a〜12cは、3段目の入力端子11a〜11cに接続される。
このようにMIMO試験装置の入力端子11a〜11cおよび出力端子12a〜12cを六角形の筐体10の側面に交互に設ける構成により、筐体10の内外において、入力端子11a〜11cと出力端子12a〜12cを結ぶ同軸ケーブル長を短くでき、RF信号の減衰量や位相の偏差を抑えることができる。
(第5の実施の形態)
図12は、第5の実施の形態のMIMO試験装置の構成を示す図である。第5の実施の形態のMIMO試験装置5は、第3の実施の形態のMIMO試験装置3において、2分配器17aと2合成器18bとの間の経路上に移相器19を備えている。移相器19の移相量φを調節することで、MIMO試験装置5は、試験行列G(φ)の固有値特性を再現する伝送路と見なすことができる。
第5の実施の形態のMIMO試験装置のMIMO伝送路の試験行列G(φ)は、次の式(7)で表される。
Figure 2008263406
試験行列G(φ)は、3×3の複素正方行列である。3つの対角要素が零で、且つ非対角要素の一つがφ[rad]だけ移相している。
図13は、移相器17が移相量φ(横軸)のときのG(φ)の固有値(縦軸)を示している。図13より、G(φ)は以下のような固有値特性を有することが分かる。すなわち(i)移相量φが0〜πの領域は、最小固有値である第3固有値は−6〜−∞(dB)の範囲で連続的に変化する。(ii)移相量φが0のとき、第2固有値と第3固有値がいずれも−6(dB)で最小固有値となり、第1固有値は0(dB)となる。(iii)移相量φがπのとき、第1固有値および第2固有値がいずれも0(dB)となり、最小固有値である第3固有値は−∞となる。
従って、第5の実施の形態のMIMO試験装置5は、移相量φの値を可変することにより、最小固有値を特定の条件に設定できる。従って、移相量φを調節することにより、様々な特性を有する3×3のMIMO伝送路を模擬的に作り出すことができる。
また、移相量φが0〜2π/3の領域では、F(φ)の第2固有値と第3固有値が一致するため、空間多重される信号系列数が2もしくは3のいずれの場合でも、伝送路の最小固有値を同じφの値よって設定できる。
また、第5の実施の形態のMIMO試験装置5は、3分配器や3合成器に比べて安価な2分配器17a〜17cおよび2合成器18a〜18cと、一の移相器19によって装置を構成できるので、試験装置の製造コストを低減できる。
なお、移相量φをπ/2、πといった特定の値に調節する場合には、必ずしも移相器17を用いる必要はない。例えば、移相量φをπ/2に調節する場合、K. Chang, “Microwave Ring Circuits and Antenna”, Wiley Inter-Science, 1996.に記載されているように、移相器17に代えて、分配器13a〜13cを90°Branch−Line回路によって実現してもよい。また、移相量φをπに調節する場合、同様にして、移相器19に代えて、分配器13a〜13cを180°Rat−Race回路によって実現してもよい。
以上、本発明の試験装置について実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
本発明は、MIMO伝送路の試験行列の最小固有値を変えることができる構成であれば、上記した第1〜第5の実施の形態において説明した回路構成以外の回路に備えた試験装置も可能である。
上記した実施の形態では、3×3のMIMO伝送路を模擬的に作り出す試験装置について説明したが、試験対象の信号系列数は3×3に限定されない。本発明は、N×Mの信号系列のMIMO伝送路の試験に適用できる。
本発明によれば、実環境で起こり得る環境の変化を擬似的に作り出すことができる効果を有し、MIMO伝送方式が実装された無線機器の接続試験に適用するのに有用である。特に、本発明の試験装置は、携帯電話や無線LANなどの移動通信システムの無線機器に対する性能評価や、アンテナダイバーシチ方式が実装された移動通信システムの無線機器やテレビ放送の受信機の性能評価に適している。
第1の実施の形態のMIMO試験装置の構成を示す図 実施の形態のMIMO試験装置を用いて無線LAN機器の接続試験を実施する場合の試験環境の例を示す図 第1の実施の形態のMIMO伝送路を模擬した試験行列の固有値特性を示す図 (a)第1の実施の形態のMIMO試験の試験環境を機能的に示す図(b)第1の実施の形態のMIMO試験の試験環境と等価な試験環境を機能的に示す図 第2の実施の形態のMIMO試験装置の構成を示す図 第2の実施の形態のMIMO伝送路を模擬した試験行列の固有値特性を示す図 第3の実施の形態のMIMO試験装置の回路構成を示す図 第4の実施の形態のMIMO試験装置の回路構成を示す図 第4の実施の形態のMIMO試験装置の回路構成を示す図 第4の実施の形態のMIMO試験装置の回路構成を示す図 第4の実施の形態のMIMO試験装置の外観を示す図 第5の実施の形態に係るMIMO試験装置の回路構成を示す図 第5の実施の形態のMIMO伝送路を模擬した試験行列の固有値特性を示す図 従来の試験方法を示すブロック図
符号の説明
1〜5 MIMO試験装置
11a〜11c 入力端子
12a〜12c 出力端子
13a〜13c 3分配器
14a〜14c 3合成器
15a〜15c 移相器
16a〜16c 可変アッテネータ
17a〜17c 2分配器
18a〜18c 2合成器
19 移相器
20 AP
21a〜21c アンテナ端子
22 シールドケース
23 PC
24 STA
25a〜25c アンテナ端子
26 PC
27 シールドケース
28a〜28c 可変アッテネータ
30 MIMO送信部
31 試験行列演算部
32 減衰係数演算部
33 MIMO受信部
40 WLCP
41 DUT
42 合成器
43 可変アッテネータ
44 分配器
45、46 可変アッテネータ

Claims (8)

  1. 送信機が有する複数のアンテナ端子に接続される複数の入力端子と、
    受信機が有する複数のアンテナ端子に接続される複数の出力端子と、
    前記入力端子に接続され、前記入力端子から入力される信号を複数の信号に分配する分配器と、
    複数の前記分配器にて分配された信号を合成し、合成された信号を前記出力端子に入力する合成器と、
    前記分配器から前記合成器への経路上に設けられ、試験周波数帯における当該経路の通過特性を変えるデバイスと、
    を備えた試験装置。
  2. 前記経路の通過特性を変えるデバイスは、前記分配器にて分配された複数の経路のうちの一の経路に設けられる請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記経路の通過特性を変えるデバイスは、移相器または可変アッテネータである請求項1または2に記載の試験装置。
  4. 前記分配器は、前記入力端子から入力される信号を前記合成器と同数の信号に分配し、分配した信号を前記複数の合成器のそれぞれに入力し、
    前記合成器は、前記分配器と同数の信号を合成する請求項1〜3のいずれかに記載の試験装置。
  5. 送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子と、
    受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子と、
    前記入力端子のそれぞれに接続され、前記入力端子から入力される信号を3つの信号に分配する第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器と、
    前記出力端子のそれぞれに接続され、前記第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器から入力される信号を合成し、合成された信号を前記出力端子に入力する第1の合成器、第2の合成器および第3の合成器と、
    前記第1の分配器と第1の合成器との経路上に設けられた第1の移相器と、
    前記第2の分配器と第2の合成器との経路上に設けられた第2の移相器と、
    前記第3の分配器と第3の合成器との経路上に設けられた第3の移相器と、
    を備えた試験装置。
  6. 送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子と、
    受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子と、
    前記入力端子のそれぞれに接続され、前記入力端子から入力される信号を3つの信号に分配する第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器と、
    前記出力端子のそれぞれに接続され、前記第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器から入力される信号を合成し、合成された信号を前記出力端子に入力する第1の合成器、第2の合成器および第3の合成器と、
    前記第1の分配器と第1の合成器との経路上に設けられた第1の可変アッテネータと、
    前記第2の分配器と第2の合成器との経路上に設けられた第2の可変アッテネータと、
    前記第3の分配器と第3の合成器との経路上に設けられた第3の可変アッテネータと、
    を備えた試験装置。
  7. 送信機のアンテナ端子に接続される3つの入力端子と、
    受信機のアンテナ端子に接続される3つの出力端子と、
    前記入力端子のそれぞれに接続され、前記入力端子から入力される信号を2つの信号に分配する第1の分配器、第2の分配器および第3の分配器と、
    前記出力端子のそれぞれに接続された第1の合成器、第2の合成器および第3の合成器とを備え、
    前記第1の分配器は、前記第2の合成器および前記第3の合成器に接続され、前記第2の分配器は、前記第1の合成器および前記第3の合成器に接続され、前記第3の分配器は、前記第1の合成器および前記第2の合成器に接続された試験装置。
  8. 請求項7に記載の試験装置を複数段にカスケード接続して構成される試験装置。
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