JP2008259901A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面枠の強度を確保しつつその構成部材の部分的な交換を可能とすることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】前面枠4は、枠部材視認部4aと枠部材操作部4bと枠部材貯留部4Cとの3つの部材に分割可能に構成されている。よって、前面枠4の一部が破損等した場合においても、従来の一体に成形された前面枠のように全体を1の部材として交換する必要がなく、必要な部材のみを前面枠4から分離して部分的に交換等することができる。また、支持部材5は、これら各部材4a〜4c間をまたがりつつ支持するように構成されているので、各部材4a〜4cの剛性を補強しつつ強固に支持することができる。よって、前面枠全体としての強度を確保することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシンやパチンコ機などに代表される遊技機に関するものである。
例えばスロットマシン等の遊技機には開閉可能に構成された前面扉が設けられており、この前面扉を開放することによりスロットマシン本体内に貯留されたメダルの回収等を行い得るように構成されている。従来では、この前面扉の前面枠をプラスチック等の樹脂材料で一体成形することにより必要な強度を確保していた。
しかしながら、従来の遊技機では、前面扉の前面枠が一体成形されていたため、その互換性が低下するという問題点があった。即ち、例えば操作部や表示部等の用途が異なる部材も一体化されてしまうため、その一部のみが故障等した場合や一部のみを新装したい場合においても前面枠全体を交換しなければならないのである。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、前面枠の強度を確保しつつその構成部材の部分的な交換を可能とすることができる遊技機を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、開閉可能に構成された前面扉を有するものであり、前記前面扉は、複数の部材の組み合わせにより構成されると共に、その複数の部材のうちの少なくとも2以上の部材間にまたがりつつその2以上の部材を支持する支持部材を備えている。
請求項1記載の遊技機によれば、前面扉は複数の部材の組み合わせにより構成されているので、前面扉を各部材毎に分割することができるという効果がある。よって、従来の遊技機のように、前面扉を全体で1の部品として交換等する必要がなく、必要な部材のみを前面扉から分離して交換等することができるので、前面扉の互換性を向上させることができる。
更に、前面扉は、複数の部材を支持する支持部材を備えている。この支持部材は、少なくとも2以上の部材間にまたがりつつその部材を支持するように構成されているので、各部材の剛性を補強しつつ強固に支持することができる。よって、強固に支持された複数の部材を組み合わせて前面扉を構成することができるので、前面扉全体としての剛性を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例におけるスロットマシン1の前面扉3が閉じた状態を示した斜視図であり、図2は、スロットマシン1の前面扉3が開いた状態を示した斜視図である。
図1及び図2を参照して、スロットマシン1の全体構成について説明する。スロットマシン1は、図1に示すように、本体2と前面扉3とから正面視略矩形状の箱状体に構成されている。本体2は、スロットマシン1の骨格をなす部材であり、回胴L,M,Rやホッパ47等を収納するために、図2に示すように、前面側が開放した中空状の箱状体に形成されている。
本体2の内部には、図2に示すように、各種の図柄等が表示され回転可能に構成された回胴L,M,R、スロットマシン1の遊技を制御する制御装置40、電源スイッチ41とリセットスイッチ42と設定キー挿入孔43とを備える電源ボックス44、メダルを貯留する補助タンク45とこの補助タンク45内のメダルを払出用通路61に通じる開口62を介してメダル払出口32へ払い出す払出装置46とを備えるホッパ47等が収納されている。
前面扉3は、上述した本体2の前面側開放部分に覆設される部材であり、図2に示すように、その前面扉3の裏面側辺部に取着されたヒンジ部材10により開閉可能本体2に連結されている。よって、前面扉3を閉じることにより本体2の前面側開放部分を閉封することができ、図1に示すように、本体2内に収納される回胴L,M,Rやホッパ47等をその本体3と共に被包することができる。一方、前面扉3を開くことにより本体2の前面側を開放することができ、ホッパ47内に貯留されたメダルの回収等を行うことができる。なお、前面扉3には、施錠装置9が配設されており、かかる施錠装置9により本体2と前面扉3とを図1に示す状態で施錠することができる。
前面扉3は前面枠4によりその外形が形成されており、前面枠4は、後述するように、枠部材視認部4aと枠部材操作部4bと枠部材貯留部4cとに3分割されて構成されている(図3参照)。前面扉3の上段部(前面枠4の枠部材視認部4a)には、図1に示すように、遊技の進行に伴って点灯・点滅する上部ランプ11、遊技の進行に伴って種々の効果音等を発生するスピーカ12,12、各種表示内容を表示する液晶ディスプレイ13、左回胴Lと中回胴Mと右回胴Rとをそれぞれ透視可能な露出窓14L,14M,14R、メダルのベット数に応じて点灯する5つのベットランプ15,16,16,17,17、クレジット数表示部18、ゲーム数表示部19、払出枚数表示部20などが設けられている。
前面扉3の中段部(前面枠4の枠部材操作部4b)には、図1に示すように、各種ボタン21〜28、スタートレバー29、メダル等入口30、機種名や遊技に関わるキャラクタ等が表示された表示プレート31などが設けられている。また、前面扉3の下段部(前面枠4の枠部材貯留部4c)には、図1に示すように、メダル払出口32から払い出されたメダルを受けて貯留するメダル受け皿33、タバコの吸い殻等を入れる灰皿34などが設けられている。
次に、図3から図5を参照して前面扉3の構成について説明する。図3は、前面扉3の分解斜視図である。なお、図3では、理解を容易とするために、前面扉3を構成する主要な部材にのみ符号を付し、また、施錠装置9やねじ等の種々の部品の図示を省略している。
前面扉3は、主に、アクリル等の樹脂材料を使用した射出成形により成形される前面枠4と、ステンレス等の金属材料により構成される支持部材5,5及び補助部材6,6との組み合わせにより構成されている。前面枠4は、図3に示すように、液晶ディスプレイ13などが配設され前面枠4の上段部を構成する枠部材視認部4aと、各種ボタン21〜28などが配設され前面枠4の中段部を構成する枠部材操作部4bと、灰皿34などが配設され前面枠4の下段部を構成する枠部材貯留部4cとに3分割されており、前面枠4を各部材4a〜4c毎に分解可能に構成されている。よって、前面枠4の例えば枠部材操作部4bが遊技者の乱暴な操作等により破損等した場合には、その破損した枠部材操作部4bのみを部分的に交換することができる。従って、従来の遊技機のように、前面枠4全体を1の部品として交換する必要がなく、必要な箇所のみを選択して部分的に交換することができるので、その分だけ材料コストを低減することができ、また、前面枠4の互換性を向上させることができる。
支持部材5,5は、前面枠4の3つの部材4a〜4c間にまたがりつつこれら各部材4a〜4cを連結して支持するための部材であり、前面枠4(各部材4a〜4c)の裏面側の左右縁端部にねじ等により螺合される。よって、この支持部材5,5により連結され支持された前面枠4は、支持部材5,5が重畳される分だけ各部材4a〜4cの剛性を補強することができるので、前面枠4全体としての剛性を向上させ、その分、前面扉3全体としての剛性を向上させることができる。
また、支持部材5,5は、断面略L字状の平板状体から構成されており、その支持部材5,5の前面部と各部材4a〜4cの裏面部とが面で接触するように構成されている。よって、支持部材5,5は、面接触により各部材4a〜4cをがたつくことなく強固に支持することができるので、前面扉3全体としての剛性をより一層向上させることができる。
補助部材6,6は、上述した支持部材5,5の上下端を連結して補強するための部材であり、横長の平板状体に構成されている。この補助部材6,6の連結により、支持部材5,5を正面視略額縁状に構成することができるので、かかる支持部材5,5(補助部材6,6)に支持された前面枠4の剛性を曲げ方向だけでなくねじり方向においても向上させることができる。よって、最小限の部品点数の増加で支持部材5,5の強度を確保すると共に前面枠4としての構造を最適化することができ、その結果、前面扉3全体としての剛性を向上させることができる。
また、この補助部材6,6は、ねじ等の使用により支持部材5,5と着脱自在に連結されている。よって、支持部材5,5を正面視額縁状の枠体に構成するに際しては、かかる補助部材6,6を支持部材5,5の上下端に取り付ける(連結する)だけで額縁状の枠体を容易に形成することができるので、額縁状に形成するための複雑な加工を施す必要がなく、枠体の製造を簡素化することができる。従って、前面扉3(前面枠4)の製造コストを低減して、その分、スロットマシン1全体としての製造コストを低減することができる。更に、補助部材6,6を支持部材5,5から取り外すことができるので、額縁状に構成された枠体を各部材(即ち、左右の2つの支持部材5,5と上下の2つの補助部材6,6)毎に分解することができる。よって、例えば、前面扉3の不用意な開閉操作等により枠体の1の部材に歪み等が発生した場合には、枠体全体を交換等することなく歪みの発生した部材(例えば、支持部材5或いは補助部材6)のみを部分的に交換等することができるので、その分、材料コストを低減することができる。
次いで、支持部材5による前面枠4の支持方法について説明する。図4は、図3の矢印IV方向から見た前面枠4の側面図であり、前面枠4が支持部材5により支持される前の状態を示している。なお、図4では、前面枠4の各部材4a〜4c及び支持部材5の一部を省略して図示すると共に、部分的に断面視して図示している。また、図中の一点鎖線は、前面枠4と支持部材5とを螺合するねじ(図示せず)の螺入経路を示している。
なお、前面枠4の枠部材視認部4aには、連結突片77と係止突片78とが隣接する枠部材操作部4bと対向する側(図4下側)に設けられており、枠部材操作部4bには、その連結突片77と係止突片78とにそれぞれ対応する位置に嵌合穴75と係止受部76とが設けられている。枠部材視認部4aの連結突片77は、枠部材視認部4aと枠部材操作部4bとを連結させるための部材であり、枠部材操作部4bに穿設された嵌合穴75と嵌合可能に構成されている。また、枠部材視認部4aの係止突片78は、支持部材5に支持された枠部材操作部4bを取り外し不可能に係止するための部材であり、枠部材操作部4bに立設された係止受部76に当接し係止可能に構成されている。同様に、前面枠4の枠部材操作部4bには、枠部材貯留部4cに穿設された嵌合穴71に挿通され嵌合する連結突片73と、枠部材貯留部4cに立設された係止受部72を係止する係止突片74とが枠部材貯留部4cと対向する側(図4下側)に設けられている。
支持部材5により前面枠4を支持するに際しては、まず、前面枠4の枠部材貯留部4cの裏面側(図4右側)を支持部材5の前面側(図4左側)に当接する。次に、枠部材操作部4bの下面側(図4下側)を枠部材貯留部4cの上面側(図4上側)に突き当てることにより、係止突片74を係止受部72に当接させる。そして、支持部材5のねじ穴81からねじ(図示せず)を挿通し、かかるねじを枠部材貯留部4cのねじ穴82と枠部材操作部4bのねじ穴83とに順次螺入する。これにより、枠部材貯留部4cが枠部材操作部4b(係止突片74)により取り外し不可能に係止されつつ支持部材5により支持される。
次いで、枠部材視認部4aの下面側(図4下側)を枠部材操作部4bの上面側(図4上側)に突き当てることにより、係止突片78を係止受部76に当接させる。そして、支持部材5のねじ穴84からねじ(図示せず)を挿通し、かかるねじを枠部材操作部4bのねじ穴85と枠部材視認部4aのねじ穴85とに順次螺入する。これにより、枠部材操作部4bが枠部材視認部4a(係止突片78)により取り外し不可能に係止されつつ支持部材5により支持される。
最後に、支持部材5の上方(図4上側)に設けられたねじ穴(図示せず)から挿通したねじにより枠部材視認部4aを螺合することにより、枠部材視認部4aが支持部材5により支持される。その結果、1の部材(例えば、枠部材操作部4B)を支持部材5から取り外すには、その1の部材を係合する他の部材(枠部材視認部4a)が取り外された場合に可能となる。よって、各部材が支持部材5から不用意に脱落することを防止することができ、各部材の支持状態を強固に維持することができる。
以上のように、支持部材5は、前面枠4の3つの部材4a〜4c間にまたがりつつその各部材4a〜4cを支持可能に構成されているので、各部材4a〜4cの剛性を補強しつつ強固に支持することができ、その結果、前面枠4全体としての剛性を向上させることができる。
また、前面枠4の各部材4a〜4cは、支持部材5に支持された状態において、連結突片73,77と嵌合穴71,75とが嵌合して連結される。そのため、かかる各部材4a〜4cは、その部材間にまたがる支持部材5によりその剛性が補強されるだけでなく、連結突片73,77と嵌合穴71,75との嵌合により隣接する部材とがたつくことなく強固に連結される。よって、前面枠4全体としての剛性を向上させることができ、その分、前面扉3全体としての剛性をより一層向上させることができる。
ここで、図5を参照して、前面枠4と支持部材5との当接状態について説明する。図5は、図4のV−V線における断面図である。なお、図中では、理解を容易とするために、枠部材操作部4bの係止突片74と枠部材貯留部4cの係止受部72とを破線を使用して模式的に図示している。
枠部材操作部4bの側壁は、図5に示すように、屈曲して形成されており、側壁の内面側には、かかる屈曲によって2つの当接面部91,92が形成されている。この当接面部91,92は、支持部材5の後述する支持面部93,94に当接される部位であり、平らな平面状に構成されている。一方、支持部材5は、図5に示すように、断面L字状に形成されており、その外面側には、上述した枠部材操作部4bの当接面部91,92に当接される2つの支持面部93,94が形成されている。この支持面部93,94は、当接面部91,92に対応した平面状に構成されている。
よって、支持部材5のねじ穴81から挿通されたねじ(図示せず)により枠部材貯留部4cのねじ穴82と枠部材操作部4bのねじ穴83とを順次螺合することにより、支持部材5の支持面部93,94と枠部材操作部4bの当接面部91,92とをそれぞれ面で接触させることができる。従って、支持部材5は、枠部材操作部4bに面で当接してがたつくことなく強固に支持することができ、その結果、前面扉4全体としての剛性をより一層向上させることができる。
なお、枠部材操作部4bの反対側の側壁(図4紙面奥側)も同様に2面が支持部材5へ当接可能に構成されており、また、他の部材(枠部材視認部4a及び枠部材貯留部4c)も同様に左右の両側壁がそれぞれ2面で支持部材5へ当接可能に構成されているので、前面枠4の各部材4a〜4cと支持部材5とをより一層強固にがたつくことなく連結することができる。
次に、図6及び図7を参照して第2実施例における前面枠104について説明する。第1実施例の前面枠4は、下段の枠部材貯留部4cが中段の枠部材操作部4bにより係止され、その中段の枠部材操作部4bが上段の枠部材視認部4aにより係止された。そのため、下段の枠部材貯留部4cを支持部材5から取り外すためには、中段及び上段の2つの部材4b,4cをそれぞれ取り外すという2つの作業が必要があった。
しかし、第2実施例では、中段の枠部材操作部104bが上段及び下段の2つの部材104a,104cを同時に係止可能に構成されている。そのため、その中段の部材104bを支持部材5から取り外す1の作業により、上段及び下段の2つの部材104a,104cを支持部材5から取り外し可能な状態とすることができる。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は、第2実施例における前面枠104の側面図であり、図3の矢印IV方向から前面枠104を見た場合の側面視に該当する。また、図7は、図6の矢印VII方向から見た前面枠104の正面図である。なお、図6及び図7では、前面枠104の各部材104a〜104c及び支持部材5の一部を省略して図示すると共に、部分的に断面視して図示している。また、図中の一点鎖線は、前面枠104の各部材104a〜104cと支持部材5とを螺合するねじ(図示せず)の螺入経路を示している。
前面枠104の枠部材視認部4aには、連結突片111と係止受部112とが枠部材操作部104bと対向する下面側(図6下側)に設けられており、同様に、枠部材貯留部104cには、連結突片113と係止受部114とが枠部材操作部104bと対向する上面側(図6上側)に設けられている。枠部材視認部104aの連結突片111は、枠部材視認部104aと枠部材操作部104bとの連結部のがたつきを防止するための部材であり、枠部材操作部104bの上面側(図6上側)に立設された連結壁115に当接可能に構成されている。同様に、枠部材貯留部104cの連結突片113は、枠部材操作部104bの下面側(図6下側)に立設された連結壁117に当接可能に構成されている。
また、枠部材視認部104aの係止受部112は、枠部材操作部4bに立設された係止突片116に当接され係止される部位であり、かかる係止突片116による係止によって、枠部材視認部104aは支持部材5に取り外し不可能に支持される。同様に、枠部材貯留部104cは、その係止受部114が枠部材操作部104bの係止突片116により係止されることにより、支持部材5に取り外し不可能に支持される。
枠部材操作部104bには、図6に示すように、上述した連結突片111,113と当接可能に構成された連結壁115,117と、上述した係止受部112,114を係止可能に構成された係止突片116,118とが上面及び下面側(図6上側及び下側)に設けられている。
ここで、 支持部材5により前面枠104を支持する支持方法について説明する。前面枠104を支持部材5により支持するに際しては、まず、枠部材視認部104a及び枠部材貯留部4cの裏面側(図6右側)を支持部材5の前面側(図6左側)に当接し、支持部材5の上方(図6上側)及び下方(図6下側)に設けられたねじ穴(図示せず)から挿通したねじにより枠部材視認部104a及び枠部材貯留部104cを支持部材5に螺合する。
次いで、枠部材操作部104bを支持部材5に支持させる。まず、枠部材操作部104bの裏面側を、図6に示すように、支持部材5の前面側に向けて配置し、かかる枠部材操作部104bを支持部材5(図6右方向)へ向かって押し込む。これにより、図7に示すように、枠部材視認部104aの係止受部112が枠部材操作部104bの係止突片116と支持部材5との間に挟持され、同様に、枠部材貯留部104cの係止受部105も枠部材操作部104bの係止突片118と支持部材5との間に挟持される。その結果、枠部材視認部104aと枠部材貯留部4cとが枠部材操作部104b(係止突片116,118)により取り外し不可能に係止される。
最後に、支持部材5のねじ穴101,104からねじ(図示せず)を挿通し、かかるねじを枠部材視認部104a及び枠部材貯留部4cのねじ穴102,105と枠部材操作部4bのねじ穴103,106とに順次螺入する。これにより、各部材104a〜104cを支持部材5により支持することができる。
また、枠部材視認部104aの連結突片111は、図7に示すように、枠部材操作部104bの連結壁115の内面側に当接されるので、枠部材視認部104aと枠部材操作部104bとは、連結突片111と連結壁115との当接により互いにがたつくことなく強固に連結される。よって、前面枠104全体としての剛性をより一層向上させることができる。なお、枠部材貯留部104cの連結突片113も同様に枠部材操作部104bの連結壁117の内面側に当接され、また、各部材104a〜104cの反対側の側壁(図6紙面奥側)にも同様に連結突片と連結壁とが当接可能に配設されている。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、第1実施例の前面枠4では、枠部材貯留部104c、枠部材操作部4b、枠部材視認部4aの順序でそれぞれ隣接する部材を係止するように構成されたが、必ずしもこの順序に限られるわけではなく、逆の順序で係止するように構成しても良い。
また、上記各実施例では、前面枠4,104を枠部材視認部4a,104aと枠部材操作部4b,104bと枠部材貯留部4c,104cとに3分割して構成する場合を説明したが、前面枠4,104を2分割して構成しても良く、或いは、4以上に分割して構成しても良い。
本発明を上記実施例とは異なるタイプの遊技機に適用しても良い。即ち、スロットマシン以外にも、パチンコ機、アレパチ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機に適用するようにしても良いのである。
この場合、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として表示手段における識別要素の変動表示が開始すること、また、特別遊技状態発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されること等が挙げられる。なお、こうしたパチンコ機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
以下に本発明の変形例を示す。請求項1記載の遊技機において、前記前面扉を構成する複数の部材であって前記支持部材に支持される少なくとも2以上の部材は、前記支持部材が当接され略面状に形成される当接面部を備えると共に、前記支持部材は、前記部材の当接面部に対応して略面状に形成された支持面部を備えており、前記支持部材が前記少なくとも2以上の部材間にまたがりつつその支持面部を各部材の当接面部に当接させることにより前記2以上の部材が支持されるように構成されていることを特徴とする遊技機1。なお、「略面状」には、平らな平面の他に、曲面や球面、或いは、これらを組み合わして構成される波形面などが含まれる。
遊技機1によれば、支持部材は、その支持面部を当接させつつ少なくとも2以上の部材間にまたがりその2以上の部材を支持するように構成されている。よって、支持部材が重畳される分だけ各部材の剛性を補強することができるので、かかる支部部材により支持された各部材の剛性が向上され、その分、前面扉全体としての剛性を向上させることができる。
この場合において、支持部材の支持面部は、その支持面部が当接される各部材の当接面部の形状に対応した略面状に形成されている。よって、支持部材の支持面部と各部材の当接面部とを面で接触させることができるので、各部材を支持部材によってがたつくことなく強固に支持することができる。従って、強固に支持された複数の部材を組み合わせて前面扉を構成することができるので、前面扉全体としての剛性をより一層向上させることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機1に記載した当接面部としては当接面部91,92が、支持面部としては支持面部93,94がそれぞれ該当する。
請求項1記載の遊技機または遊技機1において、前記前面扉を構成する複数の部材の1つであってその前面扉の前面側外形を形成する前面枠部材を備えると共に、その前面枠部材は少なくとも2以上の部材に分割されて構成されており、その分割された少なくとも2以上の部材間にまたがる前記支持部材により前記前面枠部材が支持されるように構成されていることを特徴とする遊技機2。
遊技機2によれば、前面扉の前面側外形を構成する前面枠部材は、少なくとも2以上の部材に分割されて構成されている。よって、前面枠部材が例えば遊技者の乱暴な操作等により破損、故障等した場合には、その破損、故障部位にかかる部材のみを部分的に交換することができ、また、前面枠部材の装いを新たにする場合には、装いを変更する箇所を含む部材のみを部分的に新装することができる。よって、従来の遊技機のように、前面枠部材全体を1の部品として交換や新装等する必要がなく、必要な箇所を選択して部分的に交換や新装等をすることができるので、その分だけ材料コストを低減することができると共に前面枠部材の互換性を向上させることができる。更に、この前面枠部材の分割された各部材は、その各部材間にまたがって配設された支持部材により支持されている。よって、支持部材が重畳される分だけ剛性を補強しつつ各部材を強固に支持することができるので、前面枠部材の剛性が向上して、その分、前面扉全体としての剛性を向上させることができる。その結果、各部材毎の部分的な交換や新装等を可能としつつその剛性が確保された前面扉を得ることができる。
遊技機2において、前記前面枠部材の一部または全部は、用途が異なる部材毎に分割して構成されていることを特徴とする遊技機3。なお、「用途が異なる部材」の用途とは、その部材の使用目的及び発揮し得る機能を意味しており、従って、用途が異なる部材とは、その部材の使用目的等が他の部材の使用目的等と異なる部材をいう。よって、例えば、遊技者により操作される操作部を有する操作部用部材と、遊技者に視認される視認部を有する視認部用部材とは、用途が異なる部材である。また、前記した操作部用部材であっても、遊技のために操作される操作部(スタートレバーや各種ボタン等)を有するものと、遊技には無関係に操作される操作部(例えば、灰皿等)を有するもの、或いは、遊技のために操作される操作部と遊技には無関係に操作される操作部との両方を有するものとは、それぞれ使用目的等が異なるので「用途が異なる部材」である。視認部用部材も同様に、遊技を視認する視認部(例えば、LCDやランプ等)を有するものと、遊技の進行とは無関係に視認する視認部(例えば、機種パネルや操作方法表示部等)を有するもの等とは、「用途が異なる部材」である。
遊技機3によれば、前面枠部材の一部または全部は、用途の異なる部材毎に分割して構成されているので、かかる前面枠部材を用途の異なる部材毎に交換等することができる。例えば、前面枠部材を構成する各部材が破損や故障等をする頻度は各部材毎に異なり、特に、用途の異なる部材毎に異なるものである。よって、用途の異なる部材毎に交換等することができ得れば、本来必要が無いであろう箇所までをも已むを得ず交換等する無駄が抑制され、必要な箇所(部材)のみを効率良く交換等することができる。よって、その分だけ材料コストを低減することができると共に前面枠部材のバリエーションを増加して前面扉の互換性を向上させることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機2に記載した前面枠部材としては、前面枠4,104が該当する。
遊技機3において、前記前面枠部材は、遊技者により操作される操作部を有する操作部用部材と、遊技を視認する視認部を有する視認部用部材と、遊技に使用する遊技媒体を貯留する貯留部を有する貯留部用部材とに少なくとも分割されていることを特徴とする遊技機4。
このように前面枠部材を分割することにより、かかる分割を無駄のない有効なものとすることができ、部材毎の部分的な交換等における利便性をより向上させることができると共に、前面枠部材のバリエーションを効率的に増加させることができ、前面扉の互換性をより向上させることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機4に記載した操作部用部材としては枠部材操作部4b,104bが、視認部用部材としては枠部材視認部4a,104aが、貯留部用部材としては枠部材貯留部4c,104cがそれぞれ該当する。
請求項1記載の遊技機または遊技機1から4のいずれかにおいて、前記前面扉を構成する複数の部材であって前記支持部材により支持される複数の部材の一部または全部は、その部材のうちの隣接するもの同士をそれぞれ連結する連結部を備え、その連結部により隣接するもの同士がそれぞれ連結された状態で各部材が支持部材に支持されるように構成されていることを特徴とする遊技機5。
遊技機5によれば、支持部材により支持される複数の部材は、その複数の部材のうちの隣接するもの同士が連結部により連結された状態で支持部材に支持されるように構成されている。よって、かかる複数の部材は、その複数の部材間にまたがって配設される支持部材によりその剛性が補強されるだけでなく、連結部材により隣接する部材とがたつくことなく強固に連結される。従って、これら複数の部材が連結した連結体全体としての剛性を向上させることができ、その分、前面扉全体としての剛性をより一層向上させることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機5に記載した連結部としては連結突片77,74,111,113及び嵌合穴71,75及び連結壁115,117のそれぞれが該当する。
請求項1記載の遊技機または遊技機1から5のいずれかにおいて、前記前面扉を構成する複数の部材であって前記支持部材により支持される複数の部材の一部または全部は、支持部材に支持された状態において隣接する部材を係合する係合部を備えており、その係合部により係合された1の部材の支持部材からの取り外しは、その1の部材を係合部により係合している他の部材が支持部材から取り外された場合に可能となるように構成されていることを特徴とする遊技機6。
遊技機6によれば、支持部材により支持される複数の部材は、支持部材に支持された状態において隣接する部材を係合する係合部を備えているので、複数の部材を係合部により係合させることにより、これら複数の部材の結合状態を強固に維持することができる。更に、1の部材を支持部材から取り外すには、その1の部材を係合する他の部材(隣接する部材)が取り外された場合に可能となるように構成されているので、各部材が支持部材から不用意に脱落することを防止することができ、各部材の支持状態を強固に維持することができる。その結果、これら各部材からなる連結体全体としての剛性を向上させることができ、その分、前面扉全体としての剛性をより一層向上させることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機6に記載した係合部としては係止突片74,78,116,116が該当する。
遊技機6において、前記係合部を備える部材のうちで支持部材から最初に取り外すことが可能に構成される部材は、所定の用途を有する部材であることを特徴とする遊技機7。なお、「所定の用途」の用途とは、遊技機3において説明した「用途」と同義であり、従って、所定の用途を有する部材とは、例えば、操作部(例えば、操作レバーやボタン、灰皿等)を有する部材であるか否か、或いは、視認部(例えば、LCDや表示パネル、ランプ等)を有する部材であるか否か等により判断される。
遊技機7によれば、所定の用途を有する部材が支持部材から最初に取り外すことができるように構成されているので、かかる所定の用途を有する部材を支持部材から取り外すために他の部材を取り外す必要がなく、その分だけ取り外しに必要な手間を省略することができる。よって、前面扉全体としての剛性を確保しつつも、所定の用途を有する部材の取り外し作業を簡略化してその作業コストを低減することができる。例えば、所定の用途を有する部材として破損や故障等が生じやすく交換頻度が高い部材を設定したり、装いを変更する機会が多い部材を設定することにより、これらの部材の取り外しを容易として、その作業性を向上させることができる。
遊技機6または7において、前記係合部を備える部材であってその係合部により隣接する部材を支持部材から取り外し不可能に係合する部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも2以上の隣接する部材を同時に係合可能に構成されていることを特徴とする遊技機8。
例えば、係合部を有する第1〜第3部材の3つの部材が順に隣接する部材を係合(第1部材を第2部材が係合し、その第2部材を第3部材が係合)しつつ支持部材に支持されている場合、初期に係合された第1部材を支持部材から取り外すためには、その第1部材を係合する第2部材を支持部材から取り外す必要があり、その第2部材を支持部材から取り外すためには更に第3部材を取り外す必要がある。そのため、取り外し作業が非効率的となり作業コストが嵩んでしまう。
しかし、遊技機8によれば、隣接する部材を支持部材から取り外し不可能に係合する部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも2以上の隣接する部材を同時に係合可能に構成されている。よって、2以上の隣接する部材を同時に係合可能に構成された部材を支持部材から取り外すという1の作業により、少なくとも2以上の部材を一度に支持部材から取り外し可能な状態とすることができるので、部材の取り外し作業を簡素化してその作業コストを低減することができる。例えば、上述した第1〜第3部材の3つの部材であれば、第2の部材が第1部材及び第3部材を同時に係合可能となるようにこれらを構成する。これにより、第2部材を支持部材から取り外すだけで、第1部材のみならず第3部材をも支持部材から取り外し可能な状態とすることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機8に記載した少なくとも2以上の隣接する部材を同時に係合可能に構成されている部材としては枠部材操作部104bが該当する。
遊技機4から8のいずれかにおいて、前記前面枠部材を構成する部材のうちの少なくとも前記操作部用部材と視認部用部材と貯留部用部材とは左右部に配設された2つの支持部材に支持されると共に、その2つの支持部材のそれぞれが少なくとも前記操作部用部材と視認部用部材と貯留部用部材とにまたがりつつこれらの部材を支持するように構成されていることを特徴とする遊技機9。
遊技機9によれば、前面枠部材を構成する操作部用部材と視認部用部材と貯留部用部材とは、これらの3つの部材をまたがって配設される支持部材によりその剛性が補強されつつ支持されているので、前面枠部材の剛性を向上して、その分、前面扉全体としての剛性を向上させることができる。
遊技機9において、前記左右部に配設された2つの支持部材は、2つの補助部材を備えると共にその2つの補助部材がそれぞれ上下端に連結されることにより正面視略額縁状の枠体に構成されていることを特徴とする遊技機10。
遊技機10によれば、支持部材は、その上下端に2つの補助部材が連結されることにより正面視略額縁状の枠体に構成されている。よって、かかる支持部材に支持された前面枠部材の剛性を曲げ方向だけでなくねじり方向においても向上させることができるので、最小限の部品点数の増加で強度を確保しつつ前面枠部材としての構造を最適化することができ、その結果、前面扉全体としての剛性を向上させることができる。
なお、上記各実施例において、遊技機10に記載した補助部材としては補助部材6が該当する。
遊技機10において、前記支持部材の上下端を連結する各補助部材は、その支持部材と着脱自在に構成されていることを特徴とする遊技機11。
遊技機11によれば、補助部材は、支持部材に着脱自在に構成されている。よって、かかる補助部材を支持部材に取り付ける(連結する)だけで正面視額縁状の枠体を容易に形成することができる。従って、額縁状に形成するための複雑な加工を施す必要がなく、枠体の製造工程を簡素化することができるので、前面扉の製造コストを低減して、その分、遊技機全体としての製造コストを低減することができる。また、補助部材は支持部材と着脱自在に構成されているので、かかる補助部材を支持部材から取り外すことにより、枠体を各部材(即ち、左右の2つの支持部材と上下の2つの補助部材)毎に分解することができる。よって、例えば、前面扉の不用意な開閉操作等により枠体の1の部材に歪み等が発生した場合には、枠体全体を交換等することなく歪みの発生した部材のみを部分的に交換等することができるので、その分、材料コストを低減することができる。
遊技機4から8のいずれかにおいて、前記支持部材は着脱不能に連結された4辺から正面視略額縁状の枠体に構成されるものであり、前記前面枠部材を構成する部材のうちの少なくとも前記操作部用部材と視認部用部材と貯留部用部材とは前記支持部材の左右2つの側辺に支持されると共に、その2つの側辺のそれぞれが少なくとも前記操作部用部材と視認部用部材と貯留部用部材とにまたがりつつこれらの部材を支持するように構成されていることを特徴とする遊技機12。なお、「4辺が着脱不能に連結された枠体」としては、かかる枠体(4辺)を一体に成形(例えば、樹脂材料の射出成形あるいは金属材料の鋳造成形等により成形)するものだけでなく、例えば、溶接により各辺を連結して形成した枠体や、接着剤等による接着により各辺を連結して形成した枠体であっても良い。
遊技機12によれば、前面枠部材を構成する操作部用部材と視認部用部材と貯留部用部材とは、これらの3つの部材をまたがって配設される支持部材によりその剛性が補強されつつ支持されているので、前面枠部材の剛性を向上して、その分、前面扉全体としての剛性を向上させることができる。更に、支持部材は正面視略額縁状の枠体に構成されているので、かかる枠体に支持された前面枠部材の剛性を曲げ方向だけでなくねじり方向においても向上させることができる。更に、枠体は、その4辺が互いに着脱不能に連結されて構成されている。よって、枠体各辺の連結部の剛性が低下してその連結部に変形が集中することを抑制することができるので、枠体全体としての剛性をより向上させることができ、その分、前面扉全体としての剛性をより一層向上させることができる。
遊技機12において、前記支持部材は、1の材料から正面視額縁状の枠体に構成されていることを特徴とする遊技機13。なお、「1の材料から正面視額縁状の枠体を構成」する方法としては、例えば、一枚の板材(1の材料)をプレス加工により打ち抜いて正面視額縁状の枠体を得る方法や、一枚の板材を切削加工により切削して正面視額縁状の枠体を削り出す方法等が例示される。
遊技機13によれば、支持部材はプレス加工等により1の材料から正面視額縁状の枠体に構成されている。よって、各辺の連結部にいわゆる継ぎ目を生じさせることなく枠体を形成することができるので、かかる枠体各辺の連結部の剛性が低下してその連結部に変形が集中することを抑制することができる。従って、枠体全体としての剛性をより向上させることができ、前面扉全体としての剛性をより一層向上させることができる。
遊技機1から13のいずれかにおいて、前記前面扉を構成する複数の部材であって前記支持部材に支持される少なくとも2以上の部材は、前記当接面部とその当接面部に連設される第2の当接面部とを備え、前記支持部材は、前記部材の当接面部と第2の当接面部とに対応して略面状に形成された支持面と第2の支持面部とを備えており、前記支持部材が前記少なくとも2以上の部材間にまたがりつつその支持面部及び第2の支持面部を各部材の当接面部及び当接面部に当接させることにより前記2以上の部材が支持されるように構成されていることを特徴とする遊技機14。
遊技機14によれば、支持部材は、その支持面部と第2の支持面部との2面を接触させて各部材を支持することができるので、各部材をがたつくことなくより強固に支持することができ、前面扉全体としての剛性をより一層向上させることができる。なお、上記各実施例において、遊技機14に記載した当接面部としては当接面部91が、第2の当接面部としては当接面部92が、支持面部としては支持面部93が、第2の支持面部としては支持面部94がそれぞれ該当する。
請求項1記載の遊技機または遊技機1から14のいずれかにおいて、前記前面扉を遊技機本体に開閉可能に連結するヒンジ部材を備えており、そのヒンジ部材は前記支持部材を介して前記前面扉を遊技機本体に連結するように構成されていることを特徴とする遊技機15。支持部材には、前面扉を構成する複数の部材が支持されている。よって、かかる支持部材を介して前面扉をヒンジ部材により遊技機本体に連結することにより、最少1のヒンジ部材により複数の部材を遊技機本体へ効率よく連結することができる。また、複数の部材は支持部材により補強されつつ支持されているので、かかる支持部材にヒンジ部材を配設することにより、複数の部材からなる連結体全体としての剛性を維持しつつ前面扉を開閉可能に構成することができる。
なお、上記各実施例において、遊技機15に記載したヒンジ部材としてはヒンジ部材10が該当する。
請求項1記載の遊技機または遊技機1から15のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機16。中でも、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の出力時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれる情報等も含む)が付与されるものが挙げられる。
請求項1記載の遊技機または遊技機1から15のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機17。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態出力手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
請求項1記載の遊技機または遊技機1から15のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機18。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態出力手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の出力に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の第1実施例におけるスロットマシンの斜視図である。 前面扉を開放した状態におけるスロットマシンの斜視図である。 前面扉の分解斜視図である。 図3の矢印IV方向から見た前面枠の側面図である。 図4のV−V線における断面図である。 第2実施例における前面枠の側面図である。 図6の矢印VII方向から見た前面枠の正面図である。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
3 前面扉
5 支持部材

Claims (1)

  1. 開閉可能に構成された前面扉を有する遊技機において、
    前記前面扉は、複数の部材の組み合わせにより構成されると共に、その複数の部材のうちの少なくとも2以上の部材間にまたがりつつその2以上の部材を支持する支持部材を備えていることを特徴とする遊技機。
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