JP2008258879A - 電子プリンタシステム - Google Patents

電子プリンタシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008258879A
JP2008258879A JP2007098173A JP2007098173A JP2008258879A JP 2008258879 A JP2008258879 A JP 2008258879A JP 2007098173 A JP2007098173 A JP 2007098173A JP 2007098173 A JP2007098173 A JP 2007098173A JP 2008258879 A JP2008258879 A JP 2008258879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
display
information
printer system
transfer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007098173A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ogawa
敏幸 尾川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007098173A priority Critical patent/JP2008258879A/ja
Publication of JP2008258879A publication Critical patent/JP2008258879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】電子ペーパーを情報表示の媒体とした情報の複製と配布を簡便に実施できる電子プリンタシステムを提供すること。
【解決手段】相互に無線通信可能な転送装置1および表示装置2aを備えた電子プリンタシステムであって、転送装置1は、PC4にケーブル5aで直接接続できる手段、または、PCに有線でネットワークを経由して接続できる手段のいずれかのPCインタフェース手段と、PC4上で動作するソフトウェアと連動して、PC4から送られた個別データを受信・抽出し、得た情報を電磁波に変換してアンテナより出力できる手段を備え、表示装置2aは、表示を無電源で保持できる書換え可能な電子表示デバイスと無線タグの構成に見られるような電磁波を受けるアンテナと、さらに、受信した情報を蓄積し、情報より表示画像を電子表示デバイスへ記録する手段と、これらを制御する手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は可読・可搬性が高く情報管理し易い電子ペーパーを利用した情報配信システム(以下、電子プリンタシステムと記す)に関するものである。
従来、電子情報を可読性と可搬性の高い紙出力で見たい場合は、パソコン(以下、PCと記す)からPCに接続したプリンタ、または、ネットワークに接続したプリンタへ、その情報を印刷指示し、プリンタにより画像を用紙または電子ペーパー上に形成し、個人利用する形態のものがある。
また、用紙上に画像の形態で存在している情報を個人用に利用する場合は、複写機でコピーする、もしくは、画像スキャナで読取り電子情報化して、それをプリンタから用紙へ出力する形態のものがある。
電子化された情報を紙ではなく、PDAやノート型PCへ無線LANによる無線通信によって、PCから情報を転送する形態のものが商品化されている。
同様に、携帯可能なノート型PCを無線LANなどでネットワークシステムに接続して、情報を利用する形態のものや、(特許文献1)に記載の情報提供システムのように、コンテンツコードを読み取って、ペーパー状表示媒体に表示させるものがある。
(特許文献2)に記載のデータ表示機能付き無線タグでは、物流管理システムで使用する目的の表示機能の付いた一体型の無線タグの基本構成を示したものがある。
特開2003−333001号公報 特開2002−236891号公報
しかしながら、前記従来のPCから情報をプリンタへ用紙に出力する場合や、他のノート型PCやPDAへ転送する例では、PCから印刷操作や転送操作を行うので、情報の移動が視覚的に不連続であるために、印刷出力した紙を取りに行き忘れたり、今何がおこなわれているのかが認識されないという課題を有していた。
さらに、情報の出力には必ず、PC上での各種出力操作が必要であり、特に企業内などではPC周辺環境のネットワーク化により、多くのプリンタや装置が接続されていることから、その出力先の指定や出力機に対する多様な設定操作が必要となり、ユーザー側の操作がより煩雑化している。
本発明は、前記課題を解決するためのもので、電子ペーパーを情報表示の媒体とした情報の複製と配布を簡便に実施できる電子プリンタシステムを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の電子プリンタシステムは、相互に無線通信可能な転送装置および表示装置を備えた電子プリンタシステムであって、前記転送装置は、PCにケーブルで直接接続できる手段、または、PCに有線でネットワークを経由して接続できる手段のいづれかのPCインタフェース手段と、PC上で動作するソフトウェアと連動して、PCから送られた個別データを受信・抽出し、得た情報を電磁波に変換してアンテナより出力できる手段を備え、前記表示装置は、表示を無電源で保持できる書換え可能な電子表示デバイス(以下、電子ペーパーと記す)と無線タグの構成に見られるような電磁波を受けるアンテナと、さらに、受信した情報を蓄積し、情報より表示画像を電子ペーパーへ記録する手段とこれらを制御する手段を備えたものである。
本発明によれば、PCに接続してそのモニター画面に装着した転送装置へ、携帯型表示装置を近接させるだけで、PCの画面に表示させていた情報を表示装置へコピーできるという有効な効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、相互に無線通信可能な転送装置および表示装置を備えた電子プリンタシステムであって、転送装置は、PCに接続できるPCインタフェース手段とPC上で動作するソフトウェアと連動しPCから送られた個別データを電磁波に変換して出力できる手段を備え、表示装置は、通信手段と受信情報を蓄積し表示画像を電子ペーパーへ記録する手段を備えているので、表示装置を転送装置へ近接するだけで情報をコピー表示できるという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、表示装置と転送装置が個別ID(識別記号)を通知する手段を備えているので、認識したIDと事前の処理手順に応じて情報の作成や情報出力に関する様々な管理ができるという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、PCのモニター画面の表示画像と表示装置の表示画像を連動させて表示画像を変更するようにデータ処理を行うことで、ファイルがPCのモニター装置から表示装置へ視覚的に移動しているように見えるという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、表示装置表示部の電極制御回路にフリップフロップを含めた論理回路を設けているので、スクロール表示動作を少ない表示画素書き込み回数で行え、消費電力が低減できるという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、転送装置が電磁波を出力する電力供給機能を供え、表示装置がその電磁波から電力を取出す受電回路とその電力を蓄える蓄電池を備えているので、表示装置は外部電源や乾電池の搭載が不要であり、表示装置の軽量化とメンテナンス不要という作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、転送装置はバネで可動するクリップを備えているので、モニター画面に簡単に取付けできるという作用を有する。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、転送装置は電磁波を出力するアンテナ部をクリップ部や本体部と分離し、その連結に回動機構を備えているので、表示装置に対して近接させやすい任意の角度に調整できるという作用を有する。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明において、表示装置は画像表示をしている電子ペーパー部を表示装置から分離できるので、画像記録後に紙のようにより軽い状態で視認できるという作用を有する。
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明において、電子プリンタシステムは、PCとネットワークで接続したサーバー装置を備えているので、表示装置へ転送するデータと利用者の認証管理をサーバー装置で一元管理できるという作用を有する。
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の発明において、PCに接続された転送装置の個別の識別記号を他のPCから把握できる機能を備えているので、転送装置を接続していないPCからでも表示装置へ情報を転送できるという作用を有する。
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか一項に記載の発明において、転送装置がPCに接続する無線通信手段を備えているので、転送装置のモニター装置への取付けにおける距離的な制約が解消できるという作用を有する。
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載の発明において、転送装置や表示装置がブザー鳴動などの警告手段を備えているので、利用者への報知が確実にできるという作用を有する。
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項1〜12の何れか一項に記載の発明において、転送装置が表示手段を備えているので、利用者への報知がさらに確実にできるという作用を有する。
本発明の請求項14に記載の発明は、請求項1〜13の何れか一項に記載の発明において、転送装置の接続されたPCで動作するプログラムは、他のPCにインストールした同じプログラムと双方向に通信制御できる機能を備えているので、1つのPCから他の複数のPCに接続している転送装置から情報を転送できるという作用を有する。
本発明の請求項15に記載の発明は、請求項1〜14の何れか一項に記載の発明において、表示装置の電子ペーパーへの記録部が有機半導体により回路を構成しているので、表示装置の電子ペーパー部を薄型・軽量・フレキシブルにできるという作用を有する。
本発明の請求項16に記載の発明は、請求項1〜15の何れか一項に記載の発明において、表示装置と転送装置は、アンテナを有機材料で形成しているので、表示装置を薄型・軽量・フレキシブルにできるという作用を有する。
本発明の請求項17に記載の発明は、請求項1〜16の何れか一項に記載の発明において、表示装置が蓄電池残量検出手段とその表示手段を備えているので、利用者に表示装置の画面書換え可能ページ枚数や充電時期などの動作付加情報を報知できるという作用を有する。
本発明の請求項18に記載の発明は、請求項1〜17の何れか一項に記載の発明において、表示装置の表示部とその記録制御回路を除いたアンテナなどの回路を装置の一辺に配置しているので、利用者が手に持ちやすい状態で見ることができるという作用を有する。
本発明の請求項19に記載の発明は、請求項1〜18の何れか一項に記載の発明において、転送装置にポインティングデバイス(例えば、マウス)の機能を備えているので、利用者がマウス操作を行うことで継続して出力操作をすることができるという作用を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電子プリンタシステムの構成図、図2は、本発明の実施の形態1における転送装置のブロック図、図3は、本発明の実施の形態1における表示装置のブロック図、図4は、本発明の実施の形態1における電子ペーパーの説明図、図5は、本発明の実施の形態1における転送装置を取付けた概要図、図6は、本発明の実施の形態1における表示装置の構成を示す図、図7は、本発明の実施の形態1における使用時の操作を示す概要図、図8は、本発明の実施の形態1における使用時の表示例を示す図である。
図1において、本実施の形態の電子プリンタシステムは、転送装置1、携帯型表示装置(以下、表示装置と記す。)2aと2b、PC4、接続ケーブル5、PC4にインストールされた電子プリンタシステムのためのPC用プログラム3、PC用の表示手段6(以下、モニター装置と記す。)からなる。
図1で、転送装置1は、PC4と接続ケーブル5aで接続され、モニター装置6もPC4と接続ケーブル5bで接続されている。また、転送装置1と表示装置2aは、無線で通信接続されている。ここで、表示装置2bは転送装置1と無線通信していない。
尚、本図では、PC4とモニター装置6と転送装置1がケーブルで接続されているが、無線LANのような手段にて、無線で接続することもできる。また、転送装置1が接続される装置をPCとしているが、PDAや家庭電化機器などのコンピュータ搭載機器であってもよい。
このような電子プリンタシステムにおいて、PC4内でモニター装置6に表示している情報を、転送装置1を経由して、所定の1つもしくは複数の表示装置2へ情報を表示出力させる。
まずは、図2〜図7により、図1に示した基本システム構成を詳細に説明する。
図2に示すように、電子プリンタシステムを構成する転送装置1は、CPU11、ROMやRAMなどのROM/RAM12、PC I/F13a、アンテナ駆動回路14、アンテナ15、蓄電池16、ブザー駆動回路17、ブザー18を備えている。
ここで、CPU11はROMやRAMの記憶手段12に搭載したプログラムにより、転送装置1の内部動作を制御する。また、転送装置1は、PC4と例えば、USB2.0仕様でケーブルにて、PC I/F13aにて接続する。したがって、転送装置1は、PCに接続したケーブルから電力の供給を受け、これを蓄電池16に蓄えて、この電力にて動作できる。1Pは、各回路ブロックへ供給される蓄電池16から出力される直流電源パワーである。アンテナ15はアンテナ駆動回路14で駆動される。ここで、アンテナ駆動回路14は、キャリア周波数を変調するための図示していない変調回路を備え、CPU11からの指令で送信するデータに応じてキャリア周波数をオン・オフ制御し、搬送波の振幅(Amplitude)の大小(または有無)でディジタル情報ビット(1/0)を表現するASK(Amplitude Sift Keying)変調方式や、複数の異なる周波数を送信するデータにより切替えるFSK(Frequency Sift Keying)変調方式などが用いて、アンテナ15より電磁波を送出する。
ブザー駆動回路17はCPU11からの指令でブザー18を駆動し、警告音や操作音を出力できる。
なお、本実施の形態として、電源回路を不要としているが、電源手段としてAC電源回路や交換できる電池を有する構成であってもよい。また、ブザー駆動回路17とブザー18は搭載しなくても良い。記憶手段12は、表示画面1枚分もしくは複数分の表示データを格納できる容量を有し、さらには、電力消費がほとんど無く長時間内容を保持できるものが好ましい。
図3に示すように、電子プリンタシステムを構成する表示装置2(2a、2b)は、表示装置2の動作を制御するためのCPU21、制御プログラムやデータを保持・記憶するためのROMやRAMなどのROM/RAM22、アンテナで受信した無線周波数から信号を抽出し変調するための復調と変調機能を有したR/F回路23、アンテナで受信した電磁波から電気エネルギーを抽出し直流電源パワーへ変換するためのAC/DC変換回路24、転送装置1との間で電磁波により通信するための送受信アンテナ25、AC/DC変換回路24で生成した直流電源パワーを蓄えるための蓄電池26、電子ペーパー部200a、電子ペーパーへの書込み制御をするための記録制御回路28を備えている。また、電子ペーパー部200aには画像表示を行う表示部27Bで構成されている。
また、図3の破線で囲まれた2CMの部分は、無線タグを実現する場合の構成要素と同様のIC回路部であり、識別記号として個別のIDを有することができるとともに、本回路部は極めて小型のICで実現できる。ここで、アンテナ25は転送装置1のアンテナ回路15から出力された電磁波を受けて電流を発生させ、パワーとデータをIC回路部2CMへ供給する。よって、無線タグIC部2RFは蓄電回路26からの電力供給なしでも動作可能となっている。例えば、受信する電磁波がマイクロ波の場合、ポール状のアンテナをアンテナ25に配置して、IC回路部2CMには、無線ICタグのカードに搭載されているような低消費電力のICチップを用いて構成し、R/F回路23の復調手段でデータ成分を取り出してCPU21へ伝え、IC回路部2CMが転送装置1へ送信するデータは、R/F回路23の変調手段で変調してから搬送波に乗せ、電磁波として戻す。ただし、無線タグIC部2RFにおいて、本実施の形態では、数μA程度の微弱電力で動作するような一般の無線タグのチップに比べるとはるかに大きな数百mA程度の電力を消費する大きなサイズの電子ペーパーへの書込みのための回路に対応する必要があるので、電力を受電するアンテナ25とそのエネルギーを変換するAC/DC変換回路24と蓄電池26の基本仕様は大きく異なる。例えば、1MHzの周波数の電磁波を効率的に受信し、アンテナ25で取り出した低いAC電圧から25VのDC電圧へ昇圧変換して、数百mAの電力供給できるように、その電力を電気2重層コンデンサからなるキャパシタを蓄電池26として利用してもよい。
さらに、蓄電池26には、安定した電圧を取り出すための制御回路を内蔵させても良い。
ここで、蓄電池26の電力は、電子ペーパー部200aへの記録動作にも使用される。
図4は、図3における電子ペーパー部200aをさらに詳しく説明するための図面で、図4において、(a)は書込み動作を説明する断面図、(b)は表示部27Bの構成を示す概要図、(c)は画素を駆動する回路の概要図である。
図4(a)は、図3に記載の電子ペーパー200aとして、公知の技術である電気泳動方式の電子ペーパーにて構成された構造を示し、図4(b)に示す破線の位置における断面図である。
図4(a)に示すように、表示部27Bは、電子インク機能を有するマイクロカプセル200M、マイクロカプセル200Mを挟むための光透過性のあるシート200S、マイクロカプセル200Mをシート200Sに接合するための非導電性のバインダー200Tを備え、表示面側の前記シート200Sの内側全面には、透明電極201Sがあり、対抗する背面側のシート200Sの内側には、複数の画素電極27BSを形成している。
前記マイクロカプセル200Mは、複数の粒子及び染色された懸濁流体200Lで充填される。粒子は、異なる光学的反射特性を有し、さらに、対照的な電気泳動移極性を有しており、例えば、200Kは黒色で+(プラス)に帯電している粒子で、200Wは白色で−(マイナス)に帯電している粒子を利用し、透明な懸濁流体200Lを充填されたもので構成できる。
なお、本実施の形態として、電子ペーパーの両面を透明なシート200Sとしたが、背面側のシート200Sは不透過のシートや金属シートと絶縁膜による構成であってもよい。
図4(b)に示すように、表示部27Bは、画素電極27BS、スイッチング素子27BT、横方向の駆動回路28R、縦方向の駆動回路28Cを備えている。
表示部27Bには、複数の画素電極27BSが配置されており、各画素電極27BSには画素毎にスイッチング素子27BTを設けている。
図4(c)に示すように、スイッチング素子27BTのゲート電極とソース電極は、駆動回路28Rと28Cに接続された横方向と縦方向の配線であるソースライン27Cとゲートライン27Rに接続されており、スイッチング素子27BTのドレイン電極に接続された画素電極27BSを個別にマトリックス駆動できる。駆動された画素電極27BSとその対抗する電極201Sの間には電界が発生されるので、その間に位置しているマイクロカプセル200M内で帯電粒子の移動が行われる。
なお、本実施の形態では、駆動回路28Rと28Cを記録制御回路28と分離させているが、IC回路部2CMに内蔵させて一体型にすることもできる。さらに、本実施の形態では、1つの画素電極27BSに1つのスイッチング素子27BTを設けたが、電源ラインと複数のスイッチング素子を設けてアクティブマトリックス駆動の構成にしても良い。
図5は、転送装置1をフラットパネルディスプレイ形状のモニター装置6に取付けた使用例を示しており、転送装置1が接続されているPC4の記載は省略している。
図5に示すように、転送装置1は、バネで可動するクリップ構造を備え、PC用のモニター装置6に転送装置1を側面から挟んで取付け固定している。電磁波を出力するアンテナ15は転送装置1の前面のアンテナ部1a内に配置し、他の回路はその周辺部に組み入れる。転送装置1のアンテナ部1aが本体部やクリップ部1cと回動機構で連結しており、モニター装置6の画面に対して任意の角度でアンテナ部1aの面を回転できる。
なお、取付けに関しては、モニター装置へ粘着材で貼付する固定部材を設け、クリップでその固定部材へ挟んで取付ける構造にすることもできる。
また、転送装置1の本体側面からPC接続用の接続ケーブル5aがでている。
図6に示すように、シート状の表示装置2を真上から見た場合、表示部を中心として、左上隅部にアンテナ25が配置され、IC回路部2CMや記録制御回路28は図示していないが、アンテナ25の周辺に配置している。
図7は、実際に表示装置2を使用しているところを示す図であり、表示装置2のアンテナ25を転送装置1のアンテナ15に近接させている。
図8は、モニター装置6の表示と表示装置2の表示例を示しており、図8(a)は情報を転送する前の表示状態(第1の状態)、図8(b)は情報を転送中の表示状態(第2の状態)、図8(c)は情報を転送完了後の表示状態(第3の状態)を示している。
次に、図9〜図12により、図1に示した基本システムのデータ動作を詳細に説明する。
図9は、本発明の実施の形態1における情報プログラムの遷移図、図10は、本発明の実施の形態1における動作概略を示すフローチャート、図11は、本発明の実施の形態1における情報D4の構成図である。
図9に示すように、PC用プログラム3の基本動作は、情報登録、出力設定、処理という3つの動作ブロックで構成される。通常、PC用プログラム3は、各イベントの発生を待機しており、イベントが発生した場合にその動作ブロックが実行される。
図10に示すように、PC4と転送装置1、転送装置1と表示装置2が各々通信して動作している。本図により以下、動作を詳細に説明する。
利用者はPC用プログラム3の図示しないメニュー画面より情報登録モードに入ると(ステップ31)、PC4に表示装置2で表示させるための画像や文字などの表示情報や利用者についての個別の属性情報、さらには、表示装置2を管理するための個別情報などを登録する。ここで、表示情報とは、スキャナによりデータ化された画像情報やアプリケーションソフトで作成されたテキストや図やグラフや写真等で構成されたドキュメント情報である。また、利用者とは、情報を見る側の人や情報を管理・提供する側の人など複数人による利用形態もある。そこで、複数の利用者を識別管理するために、氏名や会社内における地位や権限、年齢やセキュリティ管理のためのパスワードなど、様々な個人情報を管理することで、多様化した利便性の提供が可能となる。
次に、PC4にて、PC用プログラム3の図示しないメニュー画面から利用者により出力設定のモードに入ると(ステップ32)、利用者は表示させる情報について各種の出力設定を行う。例えば、表示装置へ送る方法の指定、利用者の指定、表示装置の指定、転送装置の指定、表示装置での表示方法、表示させる期間などを任意に設定する。これらの出力設定情報は、PC4もしくはPC4に接続される外部記憶装置4Mに記録保存する。
表示装置2aへ送る方法の設定としては、一例として、PC用プログラム3から転送専用ウィンドウに表示させているモニター装置6上のファイルを、表示装置2aが転送装置1に近接されて、転送装置1が表示装置2aを認識したことをPC4にて検知した場合、これをトリガとして、ファイルを表示装置2aへ転送させるようにできる。
また、PC4にて表示装置2aでのファイルの画像表示領域を把握しておき、2枚目の表示装置2bが近接された時、続きの画像を表示装置2bに表示させるように画像データ転送を制御させることもできる。
ここで、表示させたい情報は、表示装置を所有する利用者やPC4で認証した利用者の個人情報に従って、あらかじめ用意していた処理手順にて登録されている情報を加工して用意することが可能である。
例えば、登録情報の一部のみを表示させたり、複数の情報を合わせたり、表示できる期間を限定させたりといった、様々な情報加工処理や応用が可能である。
以下、PC4からIDを内蔵した表示装置2aへのファイル転送する例について動作説明を行う。
ここでPC用プログラム3への動作設定(以下、スムーズコピー動作と記す)として以下の動作を設定しているとして説明する。(出力設定例1)ファイル選択:表示装置へ送るファイルとしては、PC4のモニター装置6に表示されている複数のウィンドウ画面において、その最前面にきているウィンドウの情報を選択する。
出力装置選択:出力可能な表示装置としては、ID=n〜n+20の範囲にある表示装置への出力で、1台にのみ出力が可能(以下、1台完結出力モードと記す)。
起動選択:動作開始タイミングとしては、出力装置選択でIDが事前登録されている表示装置を転送装置1が検知し、PC4で認識された時に動作を開始する。
・出力条件設定:無条件。
・情報処理選択:ウィンドウ表示画像のファイル転送。
・画像出力指定:水平配置出力(表示装置を横長配置で見る使い方に対応した出力)。
モニター画面表示を縦に対して、表示装置は下に位置する。
(転送装置の取付け位置は、モニター装置の左下。)
・画像処理指定:倍率変換補正は、単純階調平均法。
・動作選択:さらに、そのファイル転送動作における画面表示方法の設定として、
画面同期スクロール動作を有効。・・・この動作は後で解説する。
スクロール表示におけるモニター画面スクロール方向は、縦方向で上から下。
スクロール表示における表示装置の画面スクロール方向は、縦方向で上から下。
スクロール表示におけるモニター画面への追加画像表示は、グレー画像の追加。
表示装置の配置は、モニター画面の下側。
表示装置画面サイズ変換は、モニター画面と同一のウィンドウサイズ。
転送装置1はPC4に接続され電源供給が開始されると、定期的に個別IDを含めた情報D1を所定信号の電磁波としてアンテナ15より出力する(ステップ11)。ID送出と電磁波供給を兼ねたステップ11とステップ12の表示装置検出は連続的に繰返して動作を行う。ここで、図1に示すように、利用者が表示装置2aを持って転送装置1へ近づけ、さきの電磁波を受信できる距離内に位置したことをステップ21において受信電力で検出した場合、表示装置2aはその電磁波のエネルギーを電力として、表示装置2aの持つ個別IDを含んだ情報D2を転送装置1へ送出する(ステップ22)。
転送装置1は、ステップ12で検出した表示装置2aの個別IDに転送装置1のID(m)を含めた情報D3として、PC4へ送信する。表示装置2aはID送出を行うと、転送装置1からの電磁波を受信して蓄電池26へエネルギー充電を行う(ステップ23)。続いて、ステップ24にて転送装置1からの指令を受信するまで、ステップ22のID送出とステップ23の充電動作を繰り返しながら待っている。
ここで、本例では、表示装置2を転送装置1に近接させて利用することを考慮して、転送装置1からの供給電力量の大きさに応じて距離を把握し、表示装置2の通信動作開始を制限させるようにしている。
なお、転送装置1と表示装置2の通信距離を近傍(70cm以下)型として延長させるような場合は、表示装置2からのID送出に際しては、複数の表示装置を近かづけた場合に起こる同時タイミングによる送出動作の衝突を回避するために、ステップ21の電磁波受信をトリガとして乱数によるID送出タイミングの設定を行い、同時出力の発生確立が下がるような手段を講じてもよい。
PC4は、転送装置1から表示装置2aまたは2bの検出とそのID情報が送られてきて、あらかじめステップ32で出力設定されている個別情報から出力装置選択している表示装置であるかどうかを判断する(ステップ33)。また、表示装置のIDからその装置の仕様(例えば、解像度や画素数)を把握し、さらに、指定の出力条件を満足していることを確認すると、次に、ステップ32で設定された出力設定情報に従い、情報処理を行う(ステップ34)。
ここでは、モニター装置6の画面上において、最前面ウィンドウW1に資料Yを表示していて(図8(a))、さらに、この表示ウィンドウの画像をID=n〜n+20の表示装置に転送するように設定しているので、前記情報処理としては、ID=n+1の表示装置2aを認識したことで、その表示装置2aの表示解像度とモニター装置6の表示解像度からウィンドウサイズを同一にするための、画像データの画素倍率変換処理を指定の単純平均階調処理で行って転送するデータを作成し、さらに、モニター装置6のウィンドウW1の表示データを任意の画素数行分(例えば、2画素行分)スクロールさせて表示を書き換える。ここで、モニター装置6のウィンドウW1に新たに追加される画像は、設定にしたがってグレー画像のデータが上部2画素行分に付加される。
データ作成においては、モニター装置6と表示装置2のそれぞれの画素数と画素サイズから決まる比率により、見かけのサイズを同一化させる処理をする。例えば、モニター装置6が2048×1536の画素数で、表示装置2aが1024×768の画素数で、これらの画素サイズが同一で水平配置出力の場合、ファイル転送先の表示装置2aがモニター装置6の1/2の画素数であるため、見かけのサイズを同一にするために画素数を縦横ともに1/2に間引く処理が必要である。ここで指定した単純平均階調処理とは、縦横2×2画素の4個の画素情報を平均することで、1画素のデータを作成する処理を示す。また、ウィンドウW1の外側に相当する領域は、白もしくは黒の固定データを作成する。
その情報処理後、PC4はモニター装置6の最前列ウィンドウに表示している資料Yの画像データに相当する倍率変換処理後の最下列データを取り出し、画像出力の指令を表示装置2aを検出しているID=mの転送装置1へ情報D4として送信する(ステップ35)。情報D4は、図11に示すように指令情報として、装置動作を指示する情報である動作指令(本例では画像表示)、指令先を示す転送装置IDと表示装置ID、転送する画像データ(本例では資料Yの画像の1行分のデータとその周囲の余白データ)と動作指令に関する詳細を設定する指令付属情報等を備えている。なお、本実施例の指令付属情報には、画像表示動作における付属動作設定として、ウィンドウサイズを同一にした画面同期スクロール動作等の指令付属情報が含まれている。
転送装置1が、PC4からの指令情報D4を受信すると(ステップ13)、その指令を処理する。ID=n1の表示記録装置2aが転送装置1の受信可能範囲内に位置しているかどうかを転送装置1は検出し把握しているので、範囲内にある場合は、指令処理として、画像送信を行う。画像送信では、ID=n+1の表示装置2aへの出力であることを示す指令情報とともに資料Yの画像情報と指令付属情報を情報D5としてアンテナ15より送信する(ステップ14)。なお、指定の表示装置2aが検出できない場合は、転送装置1は表示装置2aを検出できるまでステップ11からステップ12を繰り返しながら待機する。
表示装置2aは、転送装置1を経由したPC4からの情報D5を受信する(ステップ24)と、表示描画処理に入る(ステップ25)。
ここで、受信した画面同期スクロール動作という画像表示動作は、まず、図8(a)に示すように、表示装置において表示している内容をクリアし、何も表示されていない第1の状態にし、次に、受取った1行分の画像データを、表示装置2aで表示描画する。
表示装置2aの表示描画では、図3に示すように、受信した画面1行分の画像データをCPU21は、記録制御回路28に送る。記録制御回路28は、書き換える画素に対応した列方向の駆動回路28Rと行方向の駆動回路28Cを駆動制御させて、表示部27Bの電子ペーパーに画像を書き込む。
ここで、画素電極27BSの駆動は、パッシブ方式でも、アクティブ方式でもよい。
表示描画処理にて、受信した1行分の表示情報書込みが完了すると、指令情報やID情報とともに指令処理完了の信号D6を転送装置1へ送信する(ステップ26)。
転送装置1は、表示装置2aからの指令完了を受信すると(ステップ15)、応答信号D7をアンテナ15より出力し、続いて、指令完了情報D8をPC4へPC I/F13aから送信し(ステップ16)、PC4からの応答を待つ(ステップ17)。
PC4は、ステップ35で指令出力した後は、ステップ36へ進み、転送装置1からの指令完了情報D8を待っており、指令完了情報D8を確認すると応答信号D9を転送装置1へ送信し、処理記録(ステップ37)へ進む。処理記録において、PC4は指定の処理の一部が完了したことの履歴情報を図示していないPC4内の記憶手段、または、PC4に接続された外部記憶装置4Mに記録する。例えば、画面同期スクロール動作の転送した行数を累積カウントし、その値や複写先の表示装置のIDや複写時間等のログ情報を記録させる。
そして、上記一連の動作をモニター装置6上の最前列ウィンドウ画面の行数分だけ繰り返し行う。図8(b)は、数行分のデータ転送とそのスクロール表示が行われた後の第2の表示状態を示す図であり、最初に表示していたウィンドウ画像がスクロールされ、その後に追加画像W1aが表示されている。また、スクロールされた行数の同じ数の行数の画像データが表示装置2のウィンドウW21に表示している。図8(c)は、ウィンドウW1に表示されていた全画像が表示装置2へ転送された後の表示状態を示す図であり、表示装置2には当初モニター装置6のウィンドウW1に表示してた画像と見かけが同一の画像を表示している。
上記の画像転送指令では、さらに、最前列ウィンドウ画面に表示していない部分の資料Yの未転送の画像データを画素倍率変換処理し追加して、表示装置2aのROM/RAM22へ画像の位置関係を示す情報(例えば、行数ラベル)を付加したデータとともに、資料Y全ての画像データを転送することもできる。
転送装置1は、PC4からの応答信号D9を受信し確認すると(ステップ17)、最初のステップ11へ戻り、上記一連の転送装置の動作を繰り返す。
なお、表示装置2bが転送装置1へ近接された場合に、出力設定が1台完結出力モードではなく、複数台同一複写出力モードであれば、同様の動作をあとから転送装置1へ近接させた表示装置2bやIDが指定範囲にある他の表示装置2xに対して繰り返し動作する。
また、表示装置2bが転送装置1へ近接された場合に、出力設定が1台完結出力モードではなく、複数台連続出力モードであれば、表示装置2aに転送させて表示させている資料1の画像データのつづきの部分(ページであれば次のページに相当する画像)を表示装置2bへ転送するようにしてもよい。
なお、ステップ32において、記録している出力設定に、何も指令すべき設定がない場合は、図9に示すイベント待ち状態へ遷移する。
このような構成によれば、本発明の電子プリンタシステムは、転送装置1により表示装置2aや2bと非接触で通信し、表示装置2aや2bを検知し、表示装置の固体識別情報をPC用プログラム3で認識させることにより、固体識別情報に基づいて、事前に設定・登録された情報や処理手順から多様なデータ処理を行うとともに、任意の転送装置へ画像情報と動作命令を送り所望する表示装置への表示を制御・管理することができる。
また、電力を表示装置へ無線供給するので、コードレスの場合、連続動作時間の長さに比例して体積が大きくになる電源部が不要で、AC/DC変換回路24とアンテナ25と小容量の蓄電池26のみで構成できるために、表示装置を軽量で薄くすることができる。
また、ユーザーインタフェースにおいては、出力設定をした後は、表示装置を転送装置に近づけるだけで、任意の表示装置に、所望の情報を転送し表示できるので、簡単な操作で、机の上に設置場所をとるプリンタ装置が不要で、ユーザーの作業している場所で紙にちかいかたちでコピーを得ることができる。さらに、視覚的にモニター装置の画面表示から表示装置へ画像データが流れるように見せることで、あたかも情報を記載した紙が手に持った表示装置へ変換されるという錯覚になるので、情報がリアルタイムで転送されているということを実感できるような従来にないプリンティングソリューション環境を提供できる。
また、電子ペーパーは繰返し書込みと消去が可能であるため、作成資料の試し印刷などで無駄にしていた紙資源の削減目的に、利用できる。
また、取付けたモニター画面に対して転送装置のアンテナ部の角度を任意の角度に回動して、転送装置と表示装置のアンテナ間の結合率が向上し、無線通信と電力供給の効率化ができる。
また、データ転送が完了する前の途中で、表示装置が移動され通信不可能状態になり、処理が中断しても、処理の途中経過情報を管理することで、再度、表示装置を転送装置に近づけ通信可能な状態になった場合に、残りの複写情報のみを転送することができ、動作の安定性向上が可能となる。
なお、本実施の形態の説明において、情報処理として資料Yの情報から電子ペーパーに表示できるサイズに関する画像情報の処理例を記したが、利用者の属性から資料Yの一部のみを表示する画像情報として処理させることや、別の情報を資料Yに付加させて画像情報として処理させるなど、多様な情報処理をさせることで、利用者への注意喚起・再確認・情報の要約による効率化・宣伝効果などの様々な利便性を実現できる。
例えば、元の画像データを図12(a)とした場合、図12(b)に示すように、複写の利用者の氏名情報Da1を画像に付加できる。また、図12(c)に示すように、期間や場所についての画像表示制約の情報Da2を画像に付加することもできる。
また、本実施の形態において、スクロール表示はモニター装置の下側に位置する表示装置に対して上から下へ流れるような表示制御を行っているが、表示装置の使い方に合わせて、転送装置を表示装置へ取付け、その位置関係に合わせて、表示装置の位置を設定し、転送する際の画像が左から右へ流れたり、下から上に流れたり、右から左へ流れたりなど、様々な設定を可能にしても良いこと言うまでもない。
さらに、表示のさせ方においては、本実施の形態では、モニター装置側の画像表示をスクロール表示としグレー画像の行を上から追加させていたが、当初は隠れて表示されていなかった前もしくは後に相当する画像を追加で表示させたり、スクロール表示なしで転送済み部位の画像を白黒反転表示させたり、画像の濃度や色を変化させて、ユーザーに画像の転送部位を知らせることもできる。
さらに、本実施の形態において、転送装置はケーブルでPCと接続したが、Bluetoothや無線LANなどの無線通信手段で接続することができる。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2における電子プリンタシステムの構成図である。図14は、本発明の実施の形態2における表示装置の構成を示す図、図15(a)は表示画面と操作の第1の状態を示す図、図15(b)は表示画面と操作の第2の状態を示す図である。
図13に示すように、転送装置1にPC4用の既知のマウス機能を付加している転送装置1Mが、表示装置2の横に置いている。転送装置1Mの底面部には、図示していないアンテナ15を内蔵している。前記マウス機能とは、PC用のポインティングデバイスとして一般的に利用されているマウス装置と同様の機能で、その位置移動の変移量を測定する手段や複数のスイッチを備え、それらの情報をPCと通信できる手段を備えたものである。なお、PC4は省略し図示していない。
図14に示すように、実施の形態2の表示装置2は右下と左下の2箇所の隅にアンテナ25を配置し、備えている。なお、表示部とその記録制御回路を除く回路は、表示装置の一辺のみに配置することが好ましい。
図15(a)に示すように、マウス機能を有する転送装置1Mを動かして、モニター画面内に表示しているウィンドウW1をマウスカーソルで選択し最前面表示させ、そのウィンドウW1内で転送装置1Mの右ボタンをクリックさせて出力設定モードを起動して、動作メニューDm1を表示し、所望の動作をカーソルで選択し出力設定例1のような設定を行う。本図では、ファイル転送における1台完結出力モードを意味する「完結」を選択したところをモニター画面に表示している。
そして、図15(b)に示すように、通信モードを近接通信にしている転送装置1Mを表示装置1のアンテナ部25に重ねるように置くと転送装置1Mと表示装置2の間で、通信動作が開始され、ウィンドウW1に表示している画像データのみが表示装置2へ順次転送され、ウィンドウW21にように表示される。PC4と転送装置1が、モニター装置6の最前列ウィンドウ画面W1に当初表示していた画像データに相当する量の情報処理をした画像データを表示装置2へ送り終えると、最前列ウィンドウ画面W1に表示していない部分の資料Yの未転送の画像データを画素倍率変換処理し追加して、表示装置2へ画像の位置関係を示す情報(例えば、行数ラベル)を付加したデータとともに、資料Y全ての画像データを転送する。
なお、操作方法が図8(b)の場合とかわっただけで、その画面表示の動作は同様に画面同期スクロール動作を行っていることを図示している。
さらに、資料Yの全てのデータ転送が完了した後で、転送装置1に備えたブザー18をブザー駆動回路17で動作させ、利用者へ音で完了を報知する。
このような構成によれば、表示装置2を机に置いた状態のままで、マウス機能内蔵の転送装置1Mの操作だけで、PC4からの情報と電力を表示装置2へ転送・供給できる。さらに、表示画像データの転送完了した行数を監視しておけば、転送装置1Mを転送途中で表示装置2aから別の表示装置2bへ移動させても、次の行からの表示画像を継続して転送させるような、操作と転送という動作の連携性を向上させることができる。
また、表示部に比べて比重が重くなったり、柔軟性の少ない硬い構成になるような周辺回路を、表示装置の一辺にアンテナとともに配置しているので、利用者は表示装置を見る場合、手に持ちやすいので、疲れにくい。
さらに、転送装置1に発光手段や振動発生手段を備えることで、音だけではなく、光や手への振動で利用者に動作の完了を報知することができ、聴覚障害者における利便性や全ての利用者への認知力向上を図れる。なお、ブザーなどの前記報知手段を転送装置に備えるとしているが、これら利用者への報知手段(例えば、音や光や振動などを出力する手段)を表示装置に備えると、より好ましい。
同様に、転送装置1がLCDやLEDなどによる表示手段を備えてもよい。
(実施の形態3)
図16は、本発明の実施の形態3における電子ペーパー駆動回路の概要図、図17は、本発明の実施の形態3における画素駆動回路の構成を示す図である。図16において、図4(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
さらに、図10に示す表示装置2の表示描画処理部分と合わせて詳細に説明する。
図10に示すステップ24において、表示装置2aでは、画面同期スクロール動作による画像出力指令であることを認識すると、一緒に送られてくる資料Yの1行分の画像情報を内蔵するROM/RAM22へ格納する。
表示装置2aはステップ25において、受信した画像データについて、指令付属情報に基づいて画像処理を行い(ただし、前記指令ではPC4で処理済みであるため等倍率描画でよいため、表示装置側では何もしない)、その処理後の画像データを記録制御回路を介して電子ペーパー200aへ書込む(描画処理)。
なお、PC4から資料Yの画像データが無処理で転送され、表示装置側で拡大もしくは縮小表示させることも可能である。
前記描画処理の具体的な動作を図16〜図18で説明する。
図16に示すように、各画素電極27BSは画素駆動回路27SCに接続され、同一列の画素駆動回路27SCは列方向の駆動回路28Cからの同一ソースライン27C(x)で接続し、同一行の画素駆動回路27SCは行方向の駆動回路28Rからの同一ゲートライン27R(x)で接続している。
図17に示すように、画素駆動回路27SCは、ANDとORの論理回路とフリップフロップ回路27FFとバッファ回路27BFを備え、2つの画素入力G1とG2を、入力Sでこれら画素入力信号を切替え、クロックKでフリップフロップ回路27FFに選択した画素入力データを保持できる。フリップフロップ回路27FFに保持した信号の出力はQとQとは逆論理の*Qがあり、*Qはバッファ回路27BFの入力に接続している。ここで、バッファ回路27BFの出力Oは、画素電極27BSに接続して、これを駆動する。
画素駆動回路27SCで保持した信号出力Qは、同一列の次の行の画素駆動回路27SCの画素入力G1に接続し、同様に全ての列をカスケードに接続している。
図18に示すように、モード切替信号27MにHレベルを出力し、画素駆動回路27SCのS入力をHレベル(以下、ダイレクトモードと記す)にすれば、行方向の駆動回路28からの出力データをパルス印加したゲートライン27R(n)へ直接的に画素データを書き込むことができる。例えば、最初に表示画像を全てクリアする場合は、列方向の駆動回路28Cから全てのソースライン27Cに同一の値27CCにLレベルを出力しておき、全てのゲートライン27Rへ行方向の駆動回路28からパルス27Pを印加して画素駆動回路27SCに書き込むことで可能となる。なお、同一の値27CCはHレベルにして、表示濃度を反転させておくこともできる。
つづいて、モード切替信号27MにLレベルを出力し(以下、シフトモードと記す)、全ての画素駆動回路27SCのS入力を=Lレベルにした状態で、最終列側のゲートライン27R(x)から、1ラインづつ順番にパルスをゲートライン27Rへ印加していけば、一つ上の行の画素データを下の行に1行づつ複写されるので、下の列から順番に複写が進み、結果として1ラインのスクロール描画ができる。ここで、ゲートライン27R(x)から27R(2)までのパルス印加期間においては、駆動回路28Cの信号出力27CはL/Hどちらのレベルであってもよい(27CB)。
なお、1行目の画素駆動回路27SCのG2入力はG1と同じで、かつ、駆動回路28の出力信号を接続しているので、行方向の駆動回路28から1行目のゲートライン27R(1)にパルスを出力する時に対応させて、駆動回路28Cから1行分の画素データ27CNを出力しておくと、新たなデータが1行目の画素駆動回路27SCに書込まれる。
前記スクロール動作を全行数分だけ繰り返せば、ウィンドウ表示画像を表示装置2へ1行づつ移動させたように表示して見せることができる。
このような構成によれば、本発明の電子プリンタシステムの表示装置2では、通常のアクティブマトリックス回路でスクロール表示させる時に比べて、表示部へ少ない書込み回数でスクロール表示書込みできることから、消費電力の節約ができる。さらに、シフトモードに限定して表示部のデータ書込みを行う場合は、画面全面分のメモリ容量が不要で1ライン分のメモリ容量を備えるだけで構成できる。
(実施の形態4)
図19は、本発明の実施の形態4における表示装置のブロック図である。図19において、図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図19に示すように、電子プリンタシステムを構成する表示装置の受信部2Rは、CPU21、ROM/RAM22、R/F回路23、AC/DC変換回路24、送受信アンテナ25、蓄電池26、記録制御回路28、電子ペーパー部200aを接続するためのコネクタ29Aを備えている。さらに、表示部27Bを持つ電子ペーパー部200aにもコネクタ29Bを備えている。コネクタ29Aとコネクタ29Bは接続でき、電子ペーパー200aは、コネクタ29Bで表示装置受信部2Rと結合できる。
このような構成によれば、本発明の電子プリンタシステムの表示装置2では、1つの表示装置受信部2Rで複数の電子ペーパー部を交換しながら書込むことができる。さらに、電子ペーパー部には受信部2Rが含まれないことから、電子ペーパー部をより安価で提供することができる。
(実施の形態5)
図1に示した電子プリンタシステムは基本構成を示した図であったが、さらに、PC4にネットワークを備え、そのネットワークにサーバー装置を備えることが好ましい。
この場合、サーバー装置上で電子プリンタシステムのための管理用プログラムを動作させる。例えば、前記管理用プログラムは、表示装置へ転送する資料などのデータや利用者の認証情報を管理する手段を備える。ここで、管理用プログラムは、複数の転送装置1のIDやPCについての装置管理も行う。
また、PC用には電子プリンタシステムのためのサーバー対応用プログラムを動作させる。
前記サーバー対応用プログラムは、利用者とのマンマシンインタフェースとして操作手段を提供するとともに、接続されている転送装置からの通信データを中継してサーバーへ転送したり、PC4内のモニター装置6へ表示しているデータやその管理情報をサーバーへ報告する機能を備えている。
このような構成によれば、本発明の電子プリンタシステムでは、ネットワークに接続したPCからサーバーが保管する資料を表示装置へ転送させることができる。
さらに、表示装置への出力設定と、表示装置への出力動作を異なるPCや転送装置で行うことが可能となる。
前記、表示装置への情報転送動作において、各装置のID認識と利用者の認証を付加すれば、サーバーによるデータベース情報との連携が可能となり、著作権維持やセキュリティ管理の範囲が拡大可能となることで、様々なソリューションに対応できるしくみを構築できる。
なお、本実施の形態では、サーバー装置とサーバー装置上で動作する管理用プログラムで構成した例を説明したが、サーバー装置なしで、ピアツーピア方式に対応させたPC用プログラムを複数のPCに搭載し、ネットワークで接続されたPCと接続された転送装置を本PC用プログラムで共有管理し、前記と同様の効果を得ることができる。
ただし、この場合は、利用する前にPC用プログラムを起動して、転送装置や他の利用するPCを設定・認識させる準備作業が伴う。
(実施の形態6)
図3,図4・,19に示した表示装置2の電子ペーパーへの記録部は有機半導体により回路を構成することができる。特に、図4(b),(c)に示したスイッチング素子27BTは有機系電界効果トランジスタを用いることが望ましい。
例えば、導電性高分子であるPEDOT(poly−ethylenedioxythiophene)をインクジェット法で描画して、ソース、ドレイン、ゲートを形成し、ソースとドレイン上には膜圧を30nm以下にした共役系高分子の半導体層をスピンコート法で形成し、その上には膜圧500nmの高分子絶縁体層をスピンコート法で形成して、その上にゲートを形成することで、トップゲート構造のTFTを実現できる。
このような構成によれば、表示装置2もしくは、電子ペーパー部をより薄型に軽量化が可能となる。
(実施の形態7)
前述の転送装置1や表示装置2に搭載したアンテナを有機材料により構成することができる。
図20は、本発明の実施の形態7におけるアンテナ部の作成工程を示す断面図、図21は、本発明の実施の形態7におけるアンテナパターンを示す図である。
図13に示すように、アンテナは、金属板AM、磁性体AU1・AU2、導体パターンAP、絶縁体AZで構成する。ここで、転送装置1の表示装置2に接する側の反対面からは不要な電磁界の放射を防止するため、アンテナ部の片面にアルミなどの金属シートを用いる。前記磁性体とは、磁性材もしくは、磁性材、誘電体の無機材料と高分子有機材料を混合したハイブリッド材料を備える。
アンテナ作成においては、図20(1)に示すように、金属板AMの上に絶縁体シートAZSを貼付し、その上にインクジェット法により抵抗値の低い銀ペーストや導電性の高い有機材料を図21(a)に示すように塗布する。ここで、温度100〜300℃で低音焼成を施し、1層目のアンテナパターンを形成させる。次に、絶縁性材料AZ(例えば、フォトレジストやエチルセルロースやPDPで用いられているようなアルカリ現像型絶縁ペースト)にて、前記アンテナパターンを覆うようにする(図20(2))。ただし、図21に示すように、積層して上位層する部位TPは絶縁材料の塗布をしない。
図20(3)に示すように、アンテナパターンの内側に磁束を集束するために磁性体AU1を、外側に磁性体AU2を配置する。さらに、前記アンテナパターンの直ぐ上に重なるように導体パターンAPを塗布する(図20(4))。ここで、アンテナはらせん状にコイルを形成させるので、図21(b)に示すように形成し、TP2とTP3の部位にて接続される。次に、絶縁性材料AZで再度アンテナパターンを覆う(図20(5))。
このように、奇数層と偶数層で図21(a)と図21(b)のパターンを間に絶縁層を設けながら交互に積層することで、コイル状アンテナを形成する。また、最下層のTP1と最上層のTP4からは、図示していない外部の部品に接続するための導電パターンを備えている。最後に、コイルのアンテナパターンを絶縁性材料AZで覆う。
なお、磁性体AU1やAU2は、事前に形成したものを搭載しているが、アンテナパターンと同様にペースト状にした材料を層状に塗布と低温焼成を施しながら、段階的に形成しても良い。
このシート状のアンテナにおいて、アンテナパターンから引き出した導電パターンの端部に接触させるように、周辺回路を内蔵させたICチップを搭載することで、装置を構成する。
なお、表示装置2のアンテナでは、先のシールド用の金属板は無くても良い。
非接触にて電力伝送を転送装置と表示装置間で行う場合は、電磁誘導を利用することができ、一般的に、PHS端末や電気カミソリの電源充電回路に使用されているコイルによるアンテナでは、その電力伝送効率は20〜30%程度と低く、かつ、取り出し電圧を高めるために巻き数を多くしたコイルがフェライトコアに巻かれていたため、大きさも大きくなっていた。
本実施の形態では、100kHz以上の高い周波数で送受電を行うことで、有機材料の使用が可能になり、効率も向上できる。
よって、このような構成によれば、転送装置1や表示装置2をより小型・薄型にし、軽量化が可能となる。
(実施の形態8)
前述の表示装置2には、蓄電池の残量検出手段を内蔵させることができる。さらに、電子ペーパーの表示部の一部、もしくは、別に設けた専用の表示部にその残量検出結果や転送装置との通信接続状態や受電感度などのステータス情報を表示させることができる。
ここで、残量検知手段とは、複数の電圧比較回路と専用のキャパシタを備え、異なる閾値で蓄電池の電圧を電圧比較回路にて比較し、その電圧レベルに応じた複数の検出信号を出力する回路である。残量検知手段専用のキャパシタは、逆流防止用のダイオードにて蓄電池と接続し、蓄電池の電圧が低下した後も、より長く検出動作を継続させている。
表示方法としては、前記複数の検出信号の先に電極を接続し、電極の上に電子ペーパーを形成するように電子インクとGND接地した対向電極を備え、検出信号のLレベルもしくはHレベルに応じて、その表示濃度が変化する表示セルを複数個ならべてインジケーターを構成することで、表示できる。
なお、検出信号を表示装置2の21で読取り、その結果に応じて表示部27Bへ画像パターンを描画するように記録制御することで、残量を表示させても良い。
さらに、残量検知は、蓄電池の残電圧のみだけでなく、アンテナ25の受電後の電圧を検出するように備えることもできる。
このような構成によれば、表示装置2の利用において、表示書換えのページ数や表示書換え完了までの速度予測、さらに、転送装置との通信状況や電力不足で動作できなくなるまでの時間を把握でき、表示装置の利用位置の確認や携帯時の利用性向上が可能となる。
本発明にかかる電子プリンタシステムは、可搬性の高い表示装置に情報を簡単に転送し表示でき、さらに、表示装置と表示する情報を管理できる。
よって、情報の複写や配布を手軽に行うことができ、かつ、無駄な紙出力の削減と紙では不可能であった出力情報のセキュリティ管理を実現できる。
本発明の実施の形態1における電子プリンタシステムの構成図 本発明の実施の形態1における転送装置のブロック図 本発明の実施の形態1における表示装置のブロック図 本発明の実施の形態1における電子ペーパーの説明図 本発明の実施の形態1における転送装置を取付けた概要図 本発明の実施の形態1における表示装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1における使用時の操作を示す概要図 本発明の実施の形態1における使用時の表示例を示す図 本発明の実施の形態1における情報プログラムの遷移図 本発明の実施の形態1における動作概略を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における情報D4の構成図 本発明の実施の形態1における画像データの説明図 本発明の実施の形態2における電子プリンタシステムの構成図 本発明の実施の形態2における表示装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2における使用時の表示と操作を示す図 本発明の実施の形態3における電子ペーパー駆動回路の概要図 本発明の実施の形態3における画素駆動回路の構成を示す図 本発明の実施の形態3における画素駆動回路の動作タイミングチャート 本発明の実施の形態4における表示装置のブロック図 本発明の実施の形態7におけるアンテナ部の作成工程を示す断面図 本発明の実施の形態7におけるアンテナパターンを示す図
符号の説明
1、1M 転送装置
2 表示装置
2a、2b 表示装置
2CM IC回路部
3 PC用プログラム
4 PC
5a、5b 接続ケーブル
6 モニター装置
11、21 CPU
12、22 ROM/RAM
13a PC I/F
14 アンテナ駆動回路
15、25 アンテナ
16、26 蓄電池
17 ブザー駆動回路
18 ブザー
23 R/F回路
24 AC/DC変換回路
27B 表示部
27BS 画素電極
27BT スイッチング素子
27SC 画素駆動回路
27R ゲートライン
27C ソースライン
28 記録制御回路
28C 駆動回路
28R 駆動回路
200a 電子ペーパー部
200S シート
200M マイクロカプセル
200T バインダー
201S 共通電極

Claims (19)

  1. 表示機能(以下、モニター装置と記す)を有したパソコンなどのコンピュータ装置(以下、PCと記す)に接続し、相互に無線通信可能な転送装置および表示装置を備えた電子プリンタシステムであって、
    前記転送装置は、PCに接続するインタフェース手段や無線通信手段を備え、
    前記表示装置は、無電源状態で表示状態を保持し、磁気や電界等の印可により画像を表示する表示デバイス(以下、電子ペーパーと記す)や無線通信手段を備え、受信情報に基づいた画像を生成し前記電子ペーパーへ画像を記録する手段や動作を制御する制御回路を有し、前記PCは、前記表示機能とは別の、前記表示装置へ出力する情報の作成と管理を行うプログラムを備え、前記PCの情報を非接触で前記表示装置へ情報伝送することを特徴とする電子プリンタシステム。
  2. 個別ID(識別記号)を表示装置に設け、前記転送装置を通してID情報をパソコン上のプログラムで認識し、認識したIDと事前の処理手順に応じて情報の作成や様々な管理をできるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子プリンタシステム。
  3. 前記PCのモニター画面の表示画像と前記表示装置の表示画像を連動させて表示画像を変更するデータ処理を備え、ファイルがPCのモニター装置から表示装置へ視覚的に移動しているように見えるようにしたことを特徴とする請求項1及び2に記載の電子プリンタシステム。
  4. 前記表示装置において、表示部の画素電極駆動回路にフリップフロップを含めた論理回路を備え、画素電極駆動回路どおしを接続して構成したことを特徴とする請求項1〜3に記載の電子プリンタシステム。
  5. 電磁波を出力する電力供給機能を有する転送装置と、その電磁波から電力を取出す受電回路とその電力を蓄える蓄電池を有する表示装置を備え、表示装置は外部電源や乾電池の搭載が不要で動作することを特徴とする請求項1〜4に記載の電子プリンタシステム。
  6. 前記転送装置において、バネで可動するクリップを備え、前記PCのモニター装置に前記転送装置を挟んで取付ける、もしくは、モニター装置へ粘着材で貼付する固定部材を備え、クリップでその固定部材へ挟んで取付けることを特徴とする請求項1〜5に記載の電子プリンタシステム。
  7. 前記転送装置において、電磁波を出力するアンテナ部をクリップ部や本体部と分離しその連結に回動機構を備え、取付けたモニター画面に対して転送装置のアンテナ部の角度を任意の角度に回動することを特徴とする請求項1〜6に記載の電子プリンタシステム。
  8. 前記システムの表示装置において、表示部が前記電子ペーパーとのコネクタを有し、前記電子ペーパーが前記表示装置から分離することを特徴とする請求項1〜7に記載の電子プリンタシステム。
  9. 前記PCとネットワークで接続するサーバー装置を備え、前記表示装置へ転送するデータと利用者の認証管理を前記サーバー装置で一元管理するプログラムを備えることを特徴とする請求項1〜8に記載の電子プリンタシステム。
  10. 前記転送装置が、個別の識別記号を有し、他のPCから転送装置を接続しているPCやその転送装置の識別情報を把握することを特徴とする請求項1〜9に記載の電子プリンタシステム。
  11. 前記転送装置が、前記PCに無線で接続する手段を有したことを特徴とする請求項1〜10に記載の電子プリンタシステム。
  12. 前記転送装置や表示装置が、ブザーの鳴動などの警告手段を有していることを特徴とする請求項1〜11に記載の電子プリンタシステム。
  13. 前記システムの転送装置が、表示手段を有していることを特徴とする請求項1〜12に記載の電子プリンタシステム。
  14. 前記システムのPC用プログラムが、複数の個別のPCへインストールでき、各PC上のプログラムが連携して動作し、情報管理と処理を行うことができることを特徴とする請求項1〜13に記載の電子プリンタシステム。
  15. 前記表示装置において、電子ペーパーへの記録部が有機半導体により回路を構成していることを特徴とする請求項1〜14に記載の電子プリンタシステム。
  16. 前記表示装置と転送装置に使用するアンテナが有機材料で形成していることを特徴とする請求項1〜15に記載の電子プリンタシステム。
  17. 前記表示装置において、蓄電池残量検出手段を備え、その結果を表示装置に表示することを特徴とする請求項1〜16に記載の電子プリンタシステム。
  18. 前記表示装置において、表示部とその記録制御回路を除いたアンテナなどの回路を、前記表示装置の1辺に配置したことを特徴とする請求項1〜17に記載の電子プリンタシステム。
  19. 前記転送装置が、PCのポインティングデバイス(例えば、マウス機能)機能を備えたことを特徴とする請求項1〜18に記載の電子プリンタシステム。
JP2007098173A 2007-04-04 2007-04-04 電子プリンタシステム Pending JP2008258879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007098173A JP2008258879A (ja) 2007-04-04 2007-04-04 電子プリンタシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007098173A JP2008258879A (ja) 2007-04-04 2007-04-04 電子プリンタシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008258879A true JP2008258879A (ja) 2008-10-23

Family

ID=39982023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007098173A Pending JP2008258879A (ja) 2007-04-04 2007-04-04 電子プリンタシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008258879A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220107A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像データ提供装置、画像データ提供方法、およびコンピュータプログラム
JP2017167756A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 株式会社リコー 受電機器、給電機器及び給電機器の電源管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220107A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像データ提供装置、画像データ提供方法、およびコンピュータプログラム
JP2017167756A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 株式会社リコー 受電機器、給電機器及び給電機器の電源管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005316672A (ja) 電子ペーパー表示システム装置
CN106020358B (zh) 透明电子设备
CN102939656B (zh) 功效有机发光二极管显示器
US20060017659A1 (en) Electronic paper display system
CN103797441A (zh) 具有触摸手势接口的触觉装置
CN105074624A (zh) 用于提供触觉效果的便携式终端和方法
CN104718513A (zh) 触摸界面设备和设计
CN104777958A (zh) 显示装置及其控制方法
JP2022544456A (ja) 広告表示ユニット及び盗難防止用アンテナパネル
CN210270849U (zh) 墨水屏阅读设备以及投屏显示***
CN104167160A (zh) Nfc无源电子纸显示卡
US20220253210A1 (en) Handwriting input device
CN103177232A (zh) 一种基于移动终端的电子阅读***及方法
WO2013037238A1 (zh) 视觉接口***
JP2005181436A (ja) 情報表示装置
CN112687238A (zh) 一种基于nfc取电技术的无源电子墨水屏信息展示装置
JP2006059138A (ja) 電子ペーパーシステム
JP2006039708A (ja) 情報処理システム
JP2008258879A (ja) 電子プリンタシステム
JP2013214301A (ja) 電子ペーパー及びプリンティング装置
JP2007172207A (ja) 電子ペーパーシステム
JP2003186623A (ja) デジタルタッチパネル表示装置
CN111329189A (zh) 一种nfc胸牌装置
US9268925B2 (en) Electronic paper with mode switch unit
JP2016533578A (ja) 複合マン・マシンインタラクションシステム及びその通信方法