JP2008257676A

JP2008257676A - マネージメントソフトウェアを履行するための検証方法

Info

Publication number: JP2008257676A
Application number: JP2007194297A
Authority: JP
Inventors: Alan S Yeung; エス．イェン、アラン; Deming Cha; チャ、デミング; Nicholas Y Pang; ワイ．パン、ニコラス
Original assignee: Inventec Corp
Current assignee: Inventec Corp
Priority date: 2007-04-02
Filing date: 2007-07-26
Publication date: 2008-10-23
Also published as: TW200841260A; US20080244064A1; EP1978443A2; KR100945282B1; EP1978443A3; KR20080090248A

Abstract

【課題】クライアントエンドのインスタレーションを大幅に簡略化し、マネージメントソフトウェアを検証する時間も大幅に短縮して、履行のための時間およびコストを削減する。
【解決手段】マネージメントソフトウェアの必要性に適合するマネージメントシステムが先ずサービスエンドに確立される。マネージメントホストがネットワークを介して周辺ホストのそれぞれに接続され、マネージメントソフトウェアがマネージメントホスト中にインストールされる。１個または数個の検証シナリオがクライアントエンドのシミュレートされた環境においてマネージメントソフトウェアの構成および性能をテストするために提供される。テストのための各シナリオは、クライアントコンピューターからの要求が多数の認証ポイントを介して最終的にクライアントの要求への有効かつ完全な回答が戻ってくることを考慮する。
【選択図】図２

Description

この発明は、ソフトウェアをインストールするための検証方法に関し、特に、エンタープライズソフトウェアを履行するための検証方法（verifying method for implementing Enterprise software）に関する。

情報技術およびエンタープライズビジネスの多様化に伴って、企業（エンタープライズ）は、各部門における経営情報への要求を満たす様々な情報システムを発展させてきている。これらの情報システムは、各部門からの膨大なデータを収集かつ記録する。しかしながら、各部門は、通常、情報システムに対する独自の必要性を有しており、その結果、それぞれの情報システムが個別の部門のために個別に働くだけのものとなっているとともに、異なる情報システム間のデータが交換することのできないものとなっている。

企業がグローバリゼーションへ向かっているために、異なる支社または部門間のコミュニケーションが避けられない課題となっており、異なる情報システム間のデータをいかに交換するかがより重大なものとなっている。各企業は、これらの情報システムを維持し、データの正確性および一貫性を確保するために、より多くの努力とコストとを支払うことが必要となっている。

上述したようなデータ統合に対する強い要求のもと、情報管理の必要性に適合し各企業の競合性を向上させることのできる企業資源計画（Enterprise Resource Planning = ERP）パッケージ（「統合業務パッケージ」とも言う）と呼ばれる解決策が登場している。ＥＲＰシステムは、１つの会社において金融、会計、製造、材料管理、品質保証、マーケティングおよび人的資源のような各部門のデータを統合ならびに結合するために使用するアプリケーションソフトウェアである。ＥＲＰシステムの開発が成熟に向かう時、会社は、その全ての支社をグローバルな金融／製造／マーケティングシステムに結びつけて、製品の品質および特性を即座に分析し、収益ならびに顧客満足度のような有益な情報を獲得する。

業務資源の統合およびデータの同期化を提供するというＥＲＰシステムに加えて、ソフトウェアベンダーは、また、多様な企業フローおよび要求に従って一連のビジネス指向ソフトウェアを設計する。そのソフトウェアがＥＲＰシステムと協働し、ＥＲＰシステムのデータベースを利用して、操作の効率性を向上させる。そのソフトウェアは、エンタープライズソフトウェア（Enterprise software）と呼ばれている。

しかしながら、ＥＲＰシステムは、かさばる上に複雑なものである。ＥＲＰシステムによりエンタープライズソフトウェアを履行する時、莫大な量のパラメーター、非常に複雑なプロセスおよび反覆テストが実行される必要があり、そうして初めてエンタープライズソフトウェアがＥＲＰシステムに正確に従動して正常に操作できる。従って、エンタープライズソフトウェアの履行は、常に専門職的なエキスパートによるサポートを必要としている。ソフトウェアベンダーからの経験のあるコンサルタントが会社の管理情報システム（Management Information System = MIS）部門との数週間から数ヶ月にわたる共同作業を通じて、エンタープライズソフトウェアにより必要とされる望ましいソフトウェアおよびパラメーターが完全に履行できるようになる。その結果、会社は、履行を成し遂げる上で相当な金銭とマンパワーとを費やさなければならない。さらに、エンタープライズソフトウェアをメンテナンスまたはアップデートする必要がある時、同様に厄介な手続きが行わなければならず、時間を浪費するだけでなく面倒でもある。

（発明の目的）
そこで、この発明の目的は、マネージメントソフトウェアを履行するための検証方法を提供することにある。サービスエンドにおいて予め構成されたマネージメントソフトウェアを予めインストールしたマネージメントホストがクライアントエンドに提供される。クライアントエンドにおけるマネージメントホストのインスタレーションステップは、大幅に簡略化されるとともに、マネージメントソフトウェアを検証するための時間もまた大幅に短縮されて、履行のための時間およびコストが削減される。

この発明は、クライアントエンドのシミュレートされた環境においてマネージメントソフトウェアを履行するための検証方法を提供する。マネージメントソフトウェアは、複数の周辺ホストのデータを収集、管理、分析するために働く。この検証方法中、マネージメントソフトウェアの必要性に適合するマネージメントシステムが先ずサービスエンドに確立される。マネージメントシステムがマネージメントホストと複数の周辺ホストとを含み、マネージメントホストがネットワークを介して第１周辺ホストのそれぞれに接続され、マネージメントソフトウェアがマネージメントホスト中にインストールされる。１個または数個の検証シナリオがクライアントエンドのシミュレートされた環境においてマネージメントソフトウェアの構成および性能をテストするために提供される。

この発明の実施形態中、マネージメントホストは、サービスエンドのシミュレートされた環境において複数の予め構成されたマネージメントソフトウェアを予めインストールされ、マネージメントホストがネットワークを介して複数の周辺ホストに接続される。この検証方法中、データがマネージメントホスト中に設定され、マネージメントホストがマネージメントソフトウェアの履行を終了した後に再起動される。マネージメントソフトウェアを介してクライアントから周辺ホストまでの経路中の多数の認証ポイントに接触する検証シナリオが選択される。要求が検証シナリオに従って創造され、確認のために要求を経路へ送信し、もしも要求に対応する有効な回答が戻ってきたら、マネージメントソフトウェアの履行が完全かつ成功したと検証される。

上記方法中、マネージメントホスト中にデータを設定するステップが、サービスエンドにおける周辺ホストのソフトウェアライセンスデータ、ネットワーク構成データおよびソフトウェア構成データを入手すること、ならびにマネージメントホスト中にソフトウェアライセンスデータ、ネットワーク構成データおよびソフトウェア構成データを設定することを含む。

上記方法中、周辺ホストが、エクスチェンジサーバー、構造化照会言語（Structured Query Language = SQL）サーバー、アクティブディレクトリーサービスサーバーおよびバックエンドサーバーを含む。

上記方法中、周辺ホストの１つが、サービス要求をエンタープライズアプリケーションシステム中の複数のビジネス総合アプリケーションにまとめるエンジンと、構成ツールと、メタデータ宝庫とを含む。

上記方法中、ビジネス総合アプリケーションが、エンタープライズ資源計画（Enterprise Resource Planning = ERP）アプリケーション、顧客関係管理（customer relationship management = CRM）アプリケーション、供給業者関係管理（supplier relationship management = SRM）アプリケーション、供給チェーン管理（supply chain management = SCM）アプリケーション、ビジネスインテリジェンス（business intelligence = BI）アプリケーション、または市場＆電子調達（marketplace & e-procurement）アプリケーションを含む。この発明は、マネージメントソフトウェアの履行を証明するシステムを提供する。このシステム中、複数の予め構成されたマネージメントソフトウェアがサービスエンドにおいてマネージメントホスト中に予めインストールされる。マネージメントホストがネットワークを介してクライアントエンドのシミュレートされた環境において複数の周辺ホストに接続される。知識管理システムによって提供される複数のパラメーターがマネージメントホスト中にセットインされるとともに、マネージメントホストが再起動されてマネージメントソフトウェアの履行を終了する。クライアントから周辺ホストへの経路中の多数の認証ポイントに接触する検証シナリオが、マネージメントホスト中のマネージメントソフトウェアを介して選択される。要求が検証シナリオに従って創造されるとともに、確認のために要求を経路へ送信し、もしも要求に対応する有効な回答が戻ってきたら、マネージメントソフトウェアの履行が完全かつ成功したと検証される。

上記システム中、マネージメントホスト中にセットインされたパラメーターがサービスエンドにおいて複数の周辺ホストのソフトウェアライセンスデータ、ネットワーク構成データおよびソフトウェア構成データを含むとともに、マネージメントホスト中にソフトウェアライセンスデータ、ネットワーク構成データおよびソフトウェア構成データを設定する。

上記システム中、もしも有効な回答が予め設定した時間後にクライアントコンピューターによって入手されなければ、知識管理システムがアップデートされるとともに、他の要求が検証シナリオに従って創造されて、確認のために経路へ送信される。

上記システム中、もしも有効な回答が予め設定した時間後にクライアントコンピューターによって入手されなければ、パラメーターの第２セットが知識管理システムから選択されるとともに、他の要求が検証シナリオに従って創造されて、確認のために経路へ送信される。

上記方法中、要求がクライアントコンピューター中で検証シナリオに従って創造されるとともに、クライアントコンピューターがマネージメントホストと協働するためにマネージメントソフトウェアのクライアントアプリケーションによりセットアップされる。

マネージメントソフトウェアの前記した履行（implementation）および実施される検証方法を通じて、複雑な履行手続が通常のソフトウェアならびにネットワークのインスタレーションと同一程度にまで簡略化できる。ユーザーは、各アプリケーションプログラムのソフトウェアライセンスデータ、各周辺ホストのソフトウェア構成データ、ネットワーク構成データを入力するだけで履行手続を完了する。関連する技術に基づく時間を浪費するシステム履行サイクルと比較して、この発明により提案された方法は、全ての履行手続を完了するために数日または数時間しか必要とせず、際立った性能および安定性を有する。

特記すべきとことは、マネージメントソフトウェアが、この発明におけるインストールし易い（easy-to-install）マネージメントソフトウェアを履行する前記方法を採用することによって、複数のクライアントの必要性に基づいて個別にインストールならびに構成されることである。さらに、マネージメントソフトウェアが、イメージファイルとして保存ならびにアーカイブに入れられるので、サービスベンダーによりなされるサービスで上昇する製作コストを低減させる。

以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
マネージメントソフトウェアを履行するための方法および予め構成されたソフトウェアを有するハードウェアを履行するための方法は、それぞれ２つの共にペンディング中の特許出願として提出されており、この発明と同じ発明者によって、１つは「マネージメントソフトウェアを履行するための方法、予め構成されたソフトウェアを有するハードウェアおよびそれを履行する方法（METHOD FOR IMPLEMENTING MANAGEMENT SOFTWARE, HARDWARE WITH PRE-CONFIGURED SOFTWARE AND IMPLEMENTING METHOD THEREOF）」と名付けられ、もう１つは「知識管理システムおよびそれを使用するマネージメントソフトウェアを履行するための方法（KNOWLEDGE MANAGEMENT SYSTEM AND METHOD FOR IMPLEMENTING MANAGEMENT SOFTWARE USING THE SAME）」と名付けられている。上記特許出願の全ては、ここに参考として結合され、この明細書の一部となっている。
米国・仮出願No. 60/909,711, filed on April 2, 2007

優先出願中のマネージメントソフトウェアを履行する（implementing）ための方法は、図１に示すように、サービスエンドおよびクライアントエンドの両方で履行される。サービスエンドにおいて、マネージメントホスト１００が第１周辺ホスト１１０，１２０に接続されるとともに、マネージメントソフトウェアがインストールされている。そして、マネージメントソフトウェアおよび第１周辺ホスト１１０，１２０中にインストールされているアプリケーションソフトウェア間の構成（configuration）は、予めセットされている。その後、予め構成されたソフトウェアをインストールしたマネージメントホスト１００がクライアントエンドへ配達されるとともに、第２周辺ホスト１３０，１４０に接続される。残されたタスクは、第２周辺ホスト１３０，１４０にインストールされたアプリケーションソフトウェアのソフトウェアライセンスデータを入手して、第２周辺ホスト１３０，１４０のソフトウェア構成データをセットし、第２周辺ホスト１３０，１４０のネットワーク構成データをセットするだけであり、それで履行が完了する。この実施形態のマネージメントソフトウェアを履行するための方法において、知識管理システム（knowledge management system = KMS）がマネージメントホスト１００中のマネージメントソフトウェアを履行するのに必要とされるデータを提供するために使用される。

図２において、ソフトウェアおよびハードウェア設備が完全にインストールならびに構成された後、ステップＳ２１０のように、マネージメントホストが予め構成されたマネージメントソフトウェアを予めインストールされる。そして、ステップＳ２２０のように、マネージメントホストがシステムネットワークに接続され、もともとクライアントエンドにおいて構成された環境をシミュレートするマネージメントホストおよび周辺ホスト間の接続が確立されて、データ伝送が許可される。ここで、ステップＳ２３０のように、マネージメントホストのためにそれに接続された周辺ホストを確認する（identify）とともに、周辺ホスト中にアプリケーションプログラムをインストールするため、周辺ホストのソフトウェアライセンスデータ・ソフトウェア構成データおよびネットワーク構成データを入手して、マネージメントソフトウェアをセットすることが必要である。

ステップＳ２４０のように、全てのマネージメントソフトウェアにより必要とされるパラメーターが全てセットされた後、ユーザーは、マネージメントホストを再起動する（reboot）ことができ、構成されたパラメーターが発効する。ここまでで、マネージメントソフトウェアの履行（implementation）が終了する。次は、マネージメントホストの構成（configuration）をテストするための検証プロセス（verifying process）である。本実施形態は、クライアントエンドのシミュレートされた環境においてマネージメントソフトウェアを履行するための検証方法を提供する。ステップＳ２５０に示すように、クライアントコンピューターがマネージメントホストと協働するためにマネージメントシステムのクライアントアプリケーションにより先ずセットアップされる。ステップＳ２６０のように、１つ又は複数のシナリオがテストのために開始される（launched for testing）。そのうち、各シナリオがマネージメントシステムを介してクライアントからバックエンドへの経路における全てのキーポイント（critical points）に接触している。

様々な必要性に基づいて、複数のシナリオがマネージメントソフトウェアの履行を検証するために提案されることができる。テストのための各シナリオは、クライアントコンピューターからの要求が多数の認証ポイント（authorization points）を経て正当性が確認されるとともに、最終的にクライアント要求への有効で完全な回答が返されるよう考慮される。検証のために１つのシナリオまたは複数のシナリオが開始された（launched）後、各シナリオのために、この発明の実施形態にかかる検証プロセスは、ステップＳ２７０のように、開始されたシナリオに従って実施される。検証プロセスが行われた時、ステップＳ２８０のように、各シナリオにとって有効な回答が取得されたか否かが決定される。もしも全ての開始されたシナリオへの回答において全ての有効な回答がクライアントコンピューターによって取得されたならば、ステップＳ２９０のように、マネージメントソフトウェアの履行が完全で成功であると検証されたことを意味する。それは、マネージメントソフトウェアを介するクライアントコンピューターからバックエンドへの経路が有効で完全であることを意味する。注意すべきことは、「完全」および「成功」の定義が、少なくともマネージメントソフトウェアの履行が完全であるとともに、クライアントエンドからの必要性に合致している、またはクライアントコンピューターおよびバックエンド間に相互通信経路を確立する必要性に合致していることを意味することである。

もしも有効な回答がシステムの必要性に基づいて予め設定された時間内にクライアントコンピューターにより取得されない場合、ステップＳ２９２，Ｓ２９４のように、少なくとも２つの以下の手続のようなオプションがあり、そのうち１つは、更なる検証プロセスのためにＫＭＳデータベースをアップデートすることであり、もう１つは、更なる検証プロセスのためにＫＭＳデータベース中に用意してある別なパラメーターを選択することである。

図３において、マネージメントホスト３１０が再起動されてエンタープライズ（企業）中で作動する実施形態のアーキテクチャーを示している。マネージメントホスト３１０は、例えば、クライアントエンド３２０、エンタープライズアプリケーションシステム３３０、情報エクスチェンジサーバー３４０およびアクティブディレクトリーサーバー３５０のための配備（deployment）であり通信進行役（communication facilitator）である。マネージメントホスト３１０には、例えば、サーバーコンポーネント３１２とマネージメントサーバー３１４とが含まれる。サーバーコンポーネント３１２には、例えば、実行時間メタデータ宝庫（runtime metadata repository）、マイクロソフト（登録商標、以下同じ）エクスチェンジサーバー（Microsoft Exchange Server）のような情報エクスチェンジサーバー３４０への情報をフォーマットおよび経路を定めるモジュール、エンタープライズアプリケーションシステム３３０へアップデートして配送するための配備モジュールなどが含まれる。実行時間メタデータ宝庫は、アプリケーションユーザーインターフェースを記述したデータを含む。それは、また構成およびルート情報を含む。フォーマットおよび経路を指定するためのモジュールは、エンタープライズアプリケーションシステム３３０中のアプリケーションを直接呼び出すことができる。即ち、大量時のボトルネックを軽減する。サーバーコンポーネント３１２は、多数のエクスチェンジサーバーおよび多数のバックエンドサーバーへの関係を取り扱うことができる。配備モジュールは、メタデータアップデートが行われる時、データをマネージメントホスト３１０からエンタープライズアプリケーションシステム３３０へ移動させることができる。それは、また、クライアントにより要求された時、フォームおよびドキュメントを配備する。

クライアントエンド３２０は、少なくともクライアント追加コンポーネント（Client Add-on component）３２２とマイクロソフトオフィス2003（登録商標）のようなオフィスソフトウェア３２４とＳＱＬエクスプレスのようなデータベースアプリケーションソフトウェア３２６とを含む。クライアント追加コンポーネント３２２は、実行時エンジン（runtime engine）、データ蓄積用の安全キャッシュ（secure cache）、照会アセンブリー（query assembly）およびメタデータ、出力キュー（output queue）を有する。クライアント追加コンポーネント３２２は、マイクロソフトシステムマネージメントサーバー（登録商標）のような、マネージメントホスト３１０中のマネージメントサーバー３１４のために複数の標準遠隔ツールを使用するプラグインソフトウェアとしてディスクトップにインストールされる。実行時エンジンは、ユーザーインターフェースメタデータを翻訳するとともに、ユーザーがそのオフィスソフトウェア３２４を見るツールバーならびにタスク窓（task panes）を作る。安全キャッシュは、ドロップダウンリストのような常用されるアプリケーションデータをローカルに留めさせ、かつオフライン時にマネージメントホスト３１０からのシナリオを使用することもさせる。データを最新で正確なものに保つために、安全キャッシュは、また、ユーザーがオンラインに戻る時に出力キューを介して自動的なアップデートを触発する。

エンタープライズアプリケーションシステム３３０は、追加コンポーネントを含み、それがエンタープライズアプリケーションシステム３３０中の複数のビジネス総合（suite）アプリケーションへのサービス要求を取り扱うためのエンジン、構成ツールおよびメタデータ宝庫（repository）を含んでいる。追加コンポーネントは、ビジネス総合アプリケーションへの接続用のウエッブサービスアダプターを有する。追加コンポーネントは、ビジネス総合アプリケーションのプロセスロジックおよびルールを維持すると同時に、マネージメントホスト３１０にユーザーの照会する回答を配達させる。ビジネス総合アプリケーションは、例えば、エンタープライズ資源計画（enterprise resource planning = EPR）アプリケーション、顧客関係管理（customer relationship management = CRM）アプリケーション、供給業者関係管理（supplier relationship management = SRM）アプリケーション、供給チェーン管理（supply chain management = SCM）アプリケーション、ビジネスインテリジェンス（business intelligence = BI）アプリケーション、または市場＆電子調達（marketplace & e-procurement）アプリケーションなどを含む。

図３に示したアーキテクチャーに基づいて、休暇（leave）管理のための例示的なシナリオがクライアントエンドのシミュレートされた環境においてマネージメントソフトウェアを履行するための検証方法の実施形態として提供される。図４において、クライアント追加コンポーネントがクライアントコンピューター中にインストールされ、ソフトウェアがスタートされた時、ポップアップウインドウ（pop-up window）がディスプレイミラーの右側に示される。上述したように、クライアント追加コンポーネントがユーザーインターフェースメタデータを翻訳しツールバーならびにタスク窓を創造する実行時エンジンを含み、それが例えば動作窓４１０中に示されて、ユーザーがそのオフィスソフトウェアを見る。ここで、実施形態中に対話（duet）アーキテクチャーが例として導入されているが、それに限定されるものではない。対話（duet）アーキテクチャーは、マイクロソフト（登録商標）およびＳＡＰ（登録商標）社により開発されたもので、マイクロソフトオフィスアプリケーションをコアＳＡＰビジネスプロセスに結合している。

マネージメントソフトウェアの履行を検証するために、休暇要求４２０が従業員によりその家族と一緒に休暇を取るために創出されたと仮定する。検証手続は、多数の認証ポイントを介して有効で完全な回答がクライアントコンピューターに戻ってくるかチェックするよう実施される。図５において、クライアントコンピューターによりバックエンドサーバーへ休暇要求を送信することからバックエンドサーバーからクライアントコンピューターへ承認または拒絶の回答が戻る経路のアーキテクチャーを示している。

オフィスクライアント５１０が対話クライアントコンポーネント（クライアント追加コンポーネント）５１４の動作窓から休暇要求を送信する時、ステップ１のように、対話クライアントコンポーネントの対話エンジンが、マネージメントホストの対話サーバー（Duet server）５２０中でケルベロストークン（Kerberos token）を使用することによりＳＡＰチケットを取得するために、休暇要求をチケット発行器５２３へ転送する。そして、ステップ２のように、休暇要求がＳＡＰログオンチケットを使用するウェッブサービスを経由してエンタープライズアプリケーションシステム中のＳＡＰ追加コンポーネント５３０へ送信される。サービスバンドル（service bundle）５３２が休暇要求を保存するとともに、ステップ３のように、エンタープライズ資源計画（enterprise resource planning = ERP）アプリケーション５４０と通信する。次に、ステップ４のように、休暇要求がアイテムハンドラー（item handler）５３４へ送られて、その休暇要求への回答における承認または拒絶を取り扱う。その結果が出力キュー５３６中で待ち行列となる（queued）とともに、ステップ５のように、対話サーバー５２０において対話メタデータサービス５２４中のリクエストハンドラー（request handler）５２５へ出力される。リクエストハンドラー５２５は、ステップ６のように、エクスチェンジサーバー５５０を介してオフィスクライアント５１０中の参考データキャッシュ５１５へ結果を送り届ける。オフィスクライアント５１０は、ステップ７のように、対話クライアントコンポーネント５１４の動作窓５１２を介して対話エンジン５１６から結果を取得することができる。

休暇管理シナリオは、マネージメントソフトウェアの履行を検証するプロセスを説明するための一例である。１つ又は幾つかのシナリオがテストのためにマネージメントホスト上で実施できる。各シナリオは、クライアントコンピューターからの要求が多数の認証ポイントを経て正当性を確認されるとともに、最終的にクライアントのリクエストへの有効で完全な回答が成功裏に戻ってくることを考慮しなければならない。もしも検証される結果が不成功であれば、例えば、接続された周辺ホストを証明すること（identifying）、周辺ホストのソフトウェアライセンスデータ、ソフトウェア構成（configuration）データおよびネットワーク構成データを入手してマネージメントソフトウェアを設定すること、ならびに周辺ホスト中にアプリケーションプログラムをインストールすることなど、幾つかの構成が再度実施される。マネージメントソフトウェアの履行を検証する方法は、再構成および再インストールの完了後に再度実施される。

以上のごとく、この発明を最良の実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。

この発明の実施形態にかかるマネージメントソフトウェアの履行方法を示す説明図である。この発明の実施形態にかかるマネージメントソフトウェアの履行を検証する方法を示すフローチャートである。マネージメントソフトウェアが企業内で再起動および作動する実施形態のアーキテクチャーを示す構成図である。この発明の実施形態にかかる検証シナリオに従って創造された要求を示す説明図である。マネージメントシステムのアーキテクチャーおよびマネージメントソフトウェアの履行を検証する方法を説明図である。

符号の説明

１００マネージメントホスト
１１０第１周辺ホスト
１２０第１周辺ホスト
１３０第２周辺ホスト
１４０第２周辺ホスト
Ｓ２１０〜Ｓ２９４マネージメントソフトウェアの履行を検証する方法の各ステップ
３１０マネージメントホスト
３２０クライアント（エンド）
３２２クライアント追加コンポーネント
３２４オフィスソフトウェア
３２６データベースアプリケーションソフトウェア
３３０エンタープライズアプリケーションシステム
３４０情報エクスチェンジサーバー
３５０アクティブディレクトリーサービスサーバー
４１０動作窓
４２０要求
５１０オフィスクライアント
５１２動作窓
５１４対話クライアントコンポーネント
５１６対話エンジン
５２０対話サーバー
５２３チケット発行器
５２４対話メタデータサービス
５２５リクエストハンドラー
５３０ＳＡＰ追加コンポーネント
５３２サービスバンドル
５３４アイテムハンドラー
５３６出力キュー
５４０ＥＲＰアプリケーション
５５０エクスチェンジサーバー

Claims

マネージメントホスト中のマネージメントソフトウェアの履行を検証する方法であり、そのうち、前記マネージメントホストがサービスエンドにおいて複数の予め構成されたマネージメントソフトウェアを予めインストールされるとともに、前記マネージメントホストがネットワークを介してクライアントエンドの環境においてシミュレートされた複数の周辺ホストに接続されるものであって、前記方法が、
前記マネージメントホスト中にデータを設定するとともに、マネージメントホストを再起動してマネージメントソフトウェアの履行を終了することと、
前記マネージメントホスト中で前記マネージメントソフトウェアを介して前記クライアントから前記周辺ホストへの経路中の多数の認証ポイントに接触する検証シナリオを選択することと、
前記検証シナリオに従って要求を創造するとともに、前記要求を確認のために前記経路へ送信し、もしも前記要求に対応する有効な回答が戻ってくれば、前記マネージメントソフトウェアの前記履行が完全かつ成功したと検証されることと
を含むマネージメントソフトウェアの履行を検証する方法。
前記マネージメントホスト中にデータを設定することが、前記サービスエンドにおける前記周辺ホストのソフトウェアライセンスデータ、ネットワーク構成データおよびソフトウェア構成データを入手すること、ならびに前記マネージメントホスト中に前記ソフトウェアライセンスデータ、前記ネットワーク構成データおよび前記ソフトウェア構成データを設定することを含む請求項１に記載の前記方法。
前記周辺ホストが、エクスチェンジサーバー、構造化照会言語（Structured Query Language = SQL）サーバー、アクティブディレクトリーサービスサーバーおよびバックエンドサーバーを含む請求項１に記載の前記方法。
前記周辺ホストの１つが、サービス要求をエンタープライズアプリケーションシステム中の複数のビジネス総合アプリケーションにまとめるエンジンと、構成ツールと、メタデータ宝庫とを含む請求項１に記載の前記方法。
前記ビジネス総合アプリケーションが、エンタープライズ資源計画（Enterprise Resource Planning = ERP）アプリケーション、顧客関係管理（customer relationship management = CRM）アプリケーション、供給業者関係管理（supplier relationship management = SRM）アプリケーション、供給チェーン管理（supply chain management = SCM）アプリケーション、ビジネスインテリジェンス（business intelligence = BI）アプリケーション、または市場＆電子調達（marketplace & e-procurement）アプリケーションを含む請求項１または４に記載の前記方法。
前記要求が、クライアントコンピューター中の前記検証シナリオに従って創造され、前記クライアントコンピューターが、前記マネージメントホストと協働するために前記マネージメントソフトウェアのクライアントアプリケーションをセットアップされている請求項１に記載の前記方法。
前記マネージメントホスト中に設定されている前記データが、知識管理システムにより提供されるパラメーターの第１セットである請求項１に記載の前記方法。
もしも前記した有効な回答が予め設定した時間後に入手されなければ、前記知識管理システムがアップデートされる請求項７に記載の前記方法。
もしも前記した有効な回答が予め設定した時間後に入手されなければ、パラメーターの第２セットが前記知識管理システムから選択されるとともに、他の要求が前記検証シナリオに従って創造されて確認のために前記経路へ送信される請求項７に記載の前記方法。
マネージメントホスト中のマネージメントソフトウェアの履行を検証する方法であり、そのうち、前記マネージメントホストがサービスエンドにおいて複数の予め構成されたマネージメントソフトウェアを予めインストールされるとともに、前記マネージメントホストがネットワークを介してクライアントエンドの環境においてシミュレートされた複数の周辺ホストに接続されるものであって、前記方法が、
前記マネージメントホスト中にデータを設定するとともに、マネージメントホストを再起動してマネージメントソフトウェアの履行を終了することと、
複数の検証シナリオを選択するものであり、それぞれが前記マネージメントホスト中の前記マネージメントソフトウェアを介して前記クライアントから前記周辺ホストへの経路中の多数の認証ポイントに接触することと、
前記検証シナリオに従って複数の要求を創造するとともに、確認のために前記要求を順番に前記経路へ送信して、もしも前記要求に対応する複数の有効な回答が順番に戻ってくれば、前記マネージメントソフトウェアの前記履行が完全かつ成功したと検証されることと
を含むマネージメントソフトウェアの履行を検証する方法。
前記マネージメントホスト中にデータを設定することが、前記サービスエンドにおける前記周辺ホストのソフトウェアライセンスデータ、ネットワーク構成データおよびソフトウェア構成データを入手すること、ならびに前記マネージメントホスト中に前記ソフトウェアライセンスデータ、前記ネットワーク構成データおよび前記ソフトウェア構成データを設定することを含む請求項１０に記載の前記方法。
前記周辺ホストが、エクスチェンジサーバー、構造化照会言語（Structured Query Language = SQL）サーバー、アクティブディレクトリーサービスサーバーおよびバックエンドサーバーを含む請求項１０に記載の前記方法。
前記周辺ホストの１つが、サービス要求をエンタープライズアプリケーションシステム中の複数のビジネス総合アプリケーションにまとめるエンジンと、構成ツールと、メタデータ宝庫とを含む請求項１０に記載の前記方法。
前記ビジネス総合アプリケーションが、エンタープライズ資源計画（Enterprise Resource Planning = ERP）アプリケーション、顧客関係管理（customer relationship management = CRM）アプリケーション、供給業者関係管理（supplier relationship management = SRM）アプリケーション、供給チェーン管理（supply chain management = SCM）アプリケーション、ビジネスインテリジェンス（business intelligence = BI）アプリケーション、または市場＆電子調達（marketplace & e-procurement）アプリケーションを含む請求項１０または１３に記載の前記方法。
前記した複数の要求が、クライアントコンピューター中の前記検証シナリオに従って創造され、前記クライアントコンピューターが、前記マネージメントホストと協働するために前記マネージメントソフトウェアのクライアントアプリケーションをセットアップされている請求項１０に記載の前記方法。
前記マネージメントホスト中に設定されている前記データが、知識管理システムにより提供されるパラメーターの第１セットである請求項１０に記載の前記方法。
もしも前記した有効な回答が予め設定した時間後に入手されなければ、前記知識管理システムがアップデートされるとともに、他の要求が前記した複数の検証シナリオに従って創造されて、確認のために前記経路へ送信される請求項１６に記載の前記方法。
もしも前記した有効な回答が予め設定した時間後に入手されなければ、パラメーターの第２セットが前記知識管理システムから選択されるとともに、他の要求が前記した複数の検証シナリオに従って創造されて、確認のために前記経路へ送信される請求項１６に記載の前記方法。