JP2008257432A - ノート型パーソナルコンピュータの入力装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ノートＰＣの入力装置において、キーボード操作とマウスパッド操作両方を可能とするノートＰＣを提供することを目的とする。
【解決手段】入力操作部１４を液晶表示パネルとタッチパネルとの組み合わせで構成すること、入力操作部１４をキーボード入力とマウスパッド入力に切り替えるための切り替えスイッチ部１３を設けることにより入力操作部をキーボード入力、マウスパッド入力の両方の操作が可能であり、マウスパッド操作入では力操作部全体がマウスパッドの操作エリアとなり、マウスパッド操作の操作性が向上する。入力操作部の周囲に外枠１６を設けることにより、キーボード入力及びマウスパッド入力のブラインドタッチを容易にし、ミスタッチを低減できる。
【選択図】図２

Description

本発明は、ノート型パーソナルコンピュータにおける入力装置に関するものである。

近年、ノート型パーソナルコンピュータ（以下、ノートＰＣ）を屋外で利用する人々が増加し、ノートＰＣが急速に普及している。また、情報入力装置が一般のキーボード、マウスパッドに代えて、液晶表示パネルとタッチパネルとの組み合わせで構成された入力装置を有するノートＰＣも提案されている。

以下に従来のノートＰＣについて説明する。

図３は従来のノートＰＣを示す図である。

図３において、１は液晶表示パネル、液晶表示回路等からなる表示部、２はノートＰＣ本体であり、ノートＰＣ本体２の表面には、液晶表示パネルとタッチパネルの組み合わせにより電気的にキー配列を表示して入力可能とする入力操作部３が配置されている。

以上のように構成された従来のノートＰＣについて、以下その動作について説明する。

まず、ノートＰＣの電源をＯＮにすることにより、入力操作部３に基本となるキー配列が表示される。入力操作部３のタッチパネルが押下された座標位置から各位置に表示されているキーが押下されたことを検出し、各キーのコードに対応するキーコードが生成される。また、キー配列については、所望のキー配列を選択することによりキー配列を自由に変更することが可能である。
特開２０００ー５６８７７号公報 特開平９−３０５２５９号公報 特開２００４−３１０７３２号公報 特開昭６３−１１８８２３号公報 特開２０００−２７６２９２号公報

しかしながら、上記の従来の構成では、入力操作部３は、液晶表示パネルとタッチパネルを組み合わせのみで構成されており、マウスパッド操作及びマウスパッドを操作する場合に併用するクリック操作用マウスボタンを取り除いているため、キーボード入力操作のみが可能であり、マウスパッドによる入力操作を行うことができないという問題点を有していた。

更に、従来の入力装置はキー入力する際、液晶表示パネルに表示されたキー配列をタッチパネル上で操作するため入力操作部が全くの平面となり、操作する場合、ブラインドタッチ操作を行うことができないという問題点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、キーボード操作とマウスパッド操作両方を可能とし、マウスボタンを有し、さらにブラインドタッチの入力操作を可能にするノートＰＣを提供することを目的とする。

本発明の請求項１に記載の発明は、
ノート型パーソナルコンピュータの入力装置であって、
液晶表示パネルとタッチパネルとのを組み合わせで構成することにより、液晶表示パネルにキーボードを表示させ、切り替えによりマウスパッドとしての操作を可能とする入力操作部と、
前記入力操作部をマウスパッド操作する場合に使用するクリック操作用のマウスボタンと、
前記入力操作部をマウスパッド操作及びキーボード入力操作に切り替えるための切り替えスイッチと、
備えたことを特徴とするノート型パーソナルコンピュータの入力装置であり、入力操作部全体がマウスパッド操作に変更可能なため、マウスパッド操作の操作性を向上させる作用を有する。

請求項２に記載の発明は、
前記入力操作部の周囲には外枠を設けることを特徴とする請求項１記載のノート型パーソナルコンピュータの入力装置であり、周囲に外枠を設けることによりブラインドタッチを可能とし、またミスタッチを低減する作用を有する。

以上のように本発明は、入力操作部をキーボードとマウスパッドとの両機能が操作可能となり、入力操作部全体がマウスパッドに変更可能なため、マウスパッド操作の操作性が向上する。更にタッチパネルの周囲に外枠を設けることによりブラインドタッチを可能とする優れた効果が得られる。

以下、本発明の実施の形態について、図１、図２を用いて説明する。

（実施の形態１）
図１は本発明のノートＰＣの概観図である。

図１において、１１はノートＰＣ本体であり、１２は液晶表示パネル、液晶表示回路等からなる表示部、１３は入力操作部をマウスパッド操作及びキーボード入力操作に切り替えるための切り替えスイッチ、１４は液晶表示パネルとタッチパネルを組み合わせることにより電気的に液晶表示パネルにキーボードの配列を表示させ、また切り替えスイッチ１３の切り替えによりマウスパッドとしての操作を可能とする入力操作部、１５は入力操作部１４をマウスパッド操作する場合に使用するクリック操作用のマウスボタンである。

図２は本発明のノートＰＣの入力装置の詳細図であり、（ａ）はキーボード入力操作、（ｂ）はマウスパッド入力操作を行う場合の平面図である。

図２（ａ）、図２（ｂ）において、１３、１４、１５は、図１の説明と同様である。図２（ｃ）は、液晶表示パネルとタッチパネルを組み合わせた入力装置の断面図であり、１６は入力操作部１４の周囲に設けた外枠である。

以上のように構成されたノートＰＣについて、図１、図２を用いてその動作を説明する。

まず、図２（ａ）は、入力操作部１４にキーボード配列を出力させた状態である。この場合、入力操作部１４に隣接して配置したマウスボタン１５の入力操作を無効にして、ミスタッチによる誤入力を低減している。

次に図２（ｂ）は、入力装置部１４をマウスパッドの入力操作にした状態である。この場合、キーボード配列の状態と異なり、マウスボタン１５の操作を有効にしている。尚、図２（ａ）、（ｂ）の入力操作部をキーボード操作及びマウスパッド操作に切り替える場合は、切り替えスイッチ１３を用いて切り替える。

図２（ｃ）は、外枠１６を設けることにより、キーボード入力及びマウスパッド入力のブラインドタッチを容易にし、ミスタッチを低減する工夫がなされている。

以上のように本実施の形態によれば、入力操作部１４を液晶表示パネルとタッチパネルとの組み合わせで構成すること、入力装置をキーボード入力操作とマウスパッド入力操作に切り替えるための切り替えスイッチ１３を設けることによりキーボード入力、マウスパッド入力の両方の操作が可能であり、マウスパッド入力時には入力操作部１４全体がマウスパッドの操作エリアとして使用でき、マウスパッド操作による細かな作業が容易なるなどマウスパッド入力の操作性が向上する。

更にキーボード入力操作の際は、マウスボタンを無効にしているためキーボード操作時のマウスボタンの誤操作を防止できる。

また、入力操作部の周囲に外枠を設けることにより、キーボード入力及び特にマウスパッド入力のブラインドタッチを容易にし、ミスタッチを低減できる。

なお、以上の説明では、入力操作部１４の外枠１６は、「枠」と表現したが、入力操作部１４とノートＰＣ本体１１の境界に段差を設け、入力操作部１４を凹状に形成することでも同様の効果が得られる（図２（ｃ′））。

また、入力操作部１４を囲むような外枠、または入力操作部を窓状にくり抜いた板材を着脱可能に構成すれば、ユーザの好みにも対応できる。

本発明にかかるノートＰＣは、入力操作部をキーボードとマウスパッドとの両機能が操作可能となり、入力操作部全体がマウスパッドに変更可能なためにマウスパッド操作の操作性が向上するといった効果を有し、ノートＰＣの入力装置等として有用である。

本発明の実施の形態１におけるノートＰＣの概観図 実施の形態１におけるノートＰＣの入力装置部の平面図及び断面図 従来のノートＰＣの概観図

符号の説明

１１ ノートＰＣ本体
１２ 表示部
１３ 切り替えスイッチ
１４ 入力操作部
１５ マウススイッチ
１６ 外枠

Claims (2)

1. ノート型パーソナルコンピュータの入力装置であって、
   液晶表示パネルとタッチパネルとのを組み合わせで構成することにより、液晶表示パネルにキーボードを表示させ、切り替えによりマウスパッドとしての操作を可能とする入力操作部と、
   前記入力操作部をマウスパッド操作する場合に使用するクリック操作用のマウスボタンと、
   前記入力操作部をマウスパッド操作及びキーボード入力操作に切り替えるための切り替えスイッチと、
   備えたことを特徴とするノート型パーソナルコンピュータの入力装置。
2. 前記入力操作部の周囲には外枠を設けることを特徴とする請求項１記載のノート型パーソナルコンピュータの入力装置。

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