JP2008256771A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置において、駆動回路部、ドライバ回路部を搭載した保持板をシャーシ部材へ、簡単な工程で、且つ堅固な構造で取付けることを目的とする。
【解決手段】電極を有する一対の基板を対向配置して放電空間を形成したプラズマディスプレイパネルと、プラズマディスプレイパネルの背面側に配置したシャーシ部材17と、シャーシ部材17に固定した保持板23に搭載した駆動回路部とを備え、保持板23とシャーシ部材17とを、保持板23とシャーシ部材17のいずれか一方に設けた弾性体よりなる上段ボス部18cを有するボス部18の上段ボス部18cを、もう一方に設けた開口部24に挿入することによって結合固定している。
【選択図】図5

Description

本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置に関するものである。
プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと呼ぶ)は、高精細化、大画面化の実現が可能であることから、65インチクラスのテレビなどが製品化されている。近年、PDPは従来のNTSC方式に比べて走査線数が2倍以上のフルスペックのハイビジョンへの適用が進んでいる。
PDPは、基本的には、前面板と背面板とで構成されている。前面板は、フロート法による硼硅酸ナトリウム系ガラスのガラス基板と、その一方の主面上に形成されたストライプ状の透明電極とバス電極とで構成される表示電極と、この表示電極を覆ってコンデンサとしての働きをする誘電体層と、この誘電体層上に形成された酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層とで構成されている。一方、背面板は、ガラス基板と、その一方の主面上に形成されたストライプ状のアドレス電極と、アドレス電極を覆う下地誘電体層と、下地誘電体層上に形成された隔壁と、各隔壁間に形成された赤色、緑色および青色それぞれに発光する蛍光体層とで構成されている。
前面板と背面板とはその電極形成面側を対向させて気密封着され、隔壁によって仕切られた放電空間にNe−Xeの放電ガスが400Torr〜600Torrの圧力で封入されている。PDPは、表示電極に映像信号電圧を選択的に印加することによって放電させ、その放電によって発生した紫外線が各色蛍光体層を励起して赤色、緑色、青色の発光をさせてカラー画像表示を実現している。
図10はプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図であり、プラズマディスプレイ装置は、PDP100と、複数のブロックより構成されるアドレスドライバ回路110、スキャンドライバ回路120、サステインドライバ回路130、放電制御タイミング発生回路140、電源回路150、160、A/Dコンバータ(アナログ・デジタル変換器)170、走査数変換部180、およびサブフィールド変換部190などの駆動回路部を備えている。さらに、これらのPDP100や駆動回路部がシャーシ部材を介して結合され、プラズマディスプレイ装置を構成している。
このような構成のプラズマディスプレイ装置において、PDP100のアドレス電極に表示データを供給するアドレスドライバ回路110は、ドライバICが搭載されたドライバ回路部と、ドライバ回路部とPDP100および駆動回路部とを接続配線するフレキシブル配線基板とにより構成されている。さらに、ドライバ回路部は保持板に接着固定され、この保持板をシャーシ部材に結合することによりプラズマディスプレイ装置に固定されている。
一方、これらの保持板をシャーシ部材に固定する際に、高さの異なるボス部を設けて高さの低いボス部と保持板とを螺合結合させ、高さの高いボス部に保持板を押し付けて保持板の弾性力を利用して固定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−258473号公報
このような構成のプラズマディスプレイ装置においては、PDPの画素数に応じて多数個のアドレスドライバ回路などが必要となり、特にフルスペックのハイビジョン対応のプラズマディスプレイ装置ではそれらの数が倍増する。このようなアドレスドライバ回路などを搭載した保持板を、高さの異なるボス部によって固定する方法では、ボス部の高さバラツキや、螺合させる際の締付け力のバラツキによって結合力が保持板毎に異なり、輸送環境によってはシャーシ部材から保持板が脱落するなどの課題を生じる。また、保持板を強制的に撓ませているために保持板に搭載したドライバ回路部に変形力を与えてドライバICの性能を損ねるとともに、プラズマディスプレイ装置の薄型化を損ねるといった課題を生じる。
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、アドレスドライバ回路、駆動回路などの取付けを高信頼性で簡単に行うことができるプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のプラズマディスプレイ装置は、少なくとも電極を有する一対の基板を対向配置して放電空間を形成したPDPと、PDPの背面側に配置したシャーシ部材と、シャーシ部材に固定した保持板に搭載した駆動回路部とを備え、保持板とシャーシ部材とを、保持板とシャーシ部材のいずれか一方に設けた弾性体を有するボス部の弾性体を、もう一方に設けた開口部に挿入することによって結合固定している。
このような構成により、保持板のシャーシ部材への装着をネジ締めなどが不要で簡単確実に行うことができる。
さらに、弾性体が導電性を有する弾性体であることが望ましく、駆動回路またはドライバ路で発生したノイズを効果的にシャーシ部材へ逃がすことができる。
さらに、保持板の少なくとも2辺をシャーシ部材に固定した弾性を有する金属板によって押圧固定することが望ましく、ボス部と金属板とにより、保持板をより堅固にシャーシ部材に装着することができる。
さらに、金属板は端部に傾斜部を備え、弾性体を開口部に挿入する際に金属板を変形させるとともに、弾性体が開口部に挿入した後に端部と保持板とを係合させている。このような構成により、押圧のみで保持板とシャーシ部材とを簡単に、堅固な状態で固定することができる。
以上のように本発明によれば、ハイビジョン対応のプラズマディスプレイ装置などで、アドレスドライバ回路などが増加した場合でも、ドライバ回路部や駆動回路部を簡単、確実にシャーシ部材に取付けることができ、低コスト、高信頼性のプラズマディスプレイ装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、アドレスドライバ回路部を例にとって図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の全体構成を示す斜視図であり、一対の基板によって構成されたPDP10が前面枠11と金属製のバックカバー12とからなる筐体に収容されている。前面枠11の開口部には光学フィルターとPDP10の保護を兼ねたガラスなどからなる前面カバー13が配置されている。また、前面カバー13には電磁波の不要輻射を抑制するために、例えば銀蒸着などが施されている。さらに、バックカバー12には、PDP10などで発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔12aが設けられている。
PDP10は、対向配置された前面板14と背面板15と、その間に形成された多数の放電セルからなる。前面板14は、ガラス製の基板と、基板上に形成された走査電極と維持電極とからなる複数の表示電極と、この表示電極を覆ってコンデンサとしての働きをする誘電体層と、この誘電体層上に形成された酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層とで構成される。背面板15は、ガラス基板と、その一方の主面上に形成されたストライプ状のアドレス電極と、アドレス電極を覆う下地誘電体層と、下地誘電体層上に形成された隔壁と、各隔壁間に形成された赤色、緑色および青色のそれぞれに発光する蛍光体層とで構成されている。そして、表示電極とアドレス電極とが立体交差するように前面板14と背面板15とを対向配置し、周辺部を封着した後、内部の放電空間にNe−Xeの放電ガスを400Torr〜600Torrの圧力で封入する。ここで表示電極とアドレス電極との交差する部分に放電セルが形成される。
例えば、解像度が1920×1080であるPDP10の場合、前面板14上には1080本の走査電極と維持電極が対になって水平方向に設けられ、前面板14の左右両端には、それぞれ走査電極端子および維持電極端子が設けられている。また、背面板15上には1920本のアドレス電極が設けられ、背面板15の上辺および下辺には、それぞれ奇数番目のアドレス電極端子および偶数番目のアドレス電極端子が設けられている。
PDP10の背面側は、熱伝導シート16によりアルミニウムなどからなるシャーシ部材17の前面側に接着、保持されている。熱伝導シート16はPDP10で発生した熱をシャーシ部材17に効率よく伝えて放熱を促進させるものである。シャーシ部材17の背面側に設けられた複数のボス部18は、複数の駆動回路部19、各種のドライバ回路部20、制御回路部、電源回路部およびバックカバー12などをシャーシ部材17に取付けて固定するものであり、ダイカストなどによる一体成型により作製される。なお、このようなボス部18の代わりにアルミニウム平板のシャーシ部材17に固定した固定ピンとしてもよい。
各種ドライバ回路部20は、PDP10の走査電極に所定の信号電圧を供給するスキャンドライバ回路、PDP10の維持電極に所定の信号電圧を供給するサステインドライバ回路、PDP10のアドレス電極に所定の信号電圧を供給するアドレスドライバ回路などを含む。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のアドレスドライバ回路部20の断面図であり、ドライバIC21とフレキシブル配線基板22および保持板23とによって構成される。ドライバIC21はフレキシブル配線基板22に実装され、ドライバIC21が搭載されている面と反対側の面に放熱板を兼ねたアルミニウムなどの金属製の保持板23が接着材によって接着固定されている。また、ドライバIC21は、樹脂28などによりモールドされている。そして、このアドレスドライバ回路部20の保持板23は、図1に示すシャーシ部材17の上辺部、下辺部に取付けられる。一方、スキャンドライバ回路部、サステインドライバ回路部の保持板はシャーシ部材17の左右の両辺部にそれぞれ取付けられる。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のシャーシ部材17のボス部18に取付けられた複数個のアドレスドライバ回路部20の状態を示す平面図である。例えば、この図面はアドレス電極端子が1920本のPDP10におけるアドレスドライバ回路部20のシャーシ部材17上での配置図を示し、80本のアドレス電極端子毎にブロック化され、金属製の保持板23に固定されたアドレスドライバ回路部20が、シャーシ部材17の上辺部38および下辺部39に、それぞれ24個ずつボス部18に取付けられている。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のアドレスドライバ回路部20のドライバIC21の接続状態を示す図である。フレキシブル配線基板22の一端が、80本毎にグルーピングされてPDP10のアドレス電極の端子部に異方導電性接着材により電気的に接続され、ドライバIC21の他端に接続されたフレキシブル配線基板29はシャーシ部材17に取付けられる駆動回路部19に電気的に接続されている。また、保持板23はボス部18によってシャーシ部材17と固定されている。
図5は本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の、保持板23に搭載されたアドレスドライバ回路部20のシャーシ部材17への取付け部の構造を示す図である。図5(a)は保持板23がシャーシ部材17に固定される前の状態を示す斜視図であり、図5(b)は、保持板23がシャーシ部材17に固定された状態を示す断面図である。図5(a)に示すように、保持板23には少なくとも2個の開口部24が設けられ、シャーシ部材17には開口部24に対応して2個のボス部18が設けられている。また、シャーシ部材17に設けられたボス部18は、段違いの下段ボス部18bと上段ボス部18cとにより構成されている。さらに、上段ボス部18cは導電性を有する弾性体で構成され、下段ボス部18bよりも小径な径D1を有するように構成されている。一方、開口部24の開口径D2は上段ボス部18cの径D1よりもさらに小さい径としている。
また、上段ボス部18cは、その上端部で開口径D2と同等かそれよりも小さい径を有し、その下端部で開口径D2よりも大きい径を有する構成とした傾斜あるいは段差つきの構成としてもよい。
このような構成の保持板23と、シャーシ部材17との固定について述べる。保持板23に設けられた開口部24とボス部18の上段ボス部18cの先端とを位置合わせをして、保持板23をシャーシ部材17に押圧挿入する。弾性体であるボス部18の上段ボス部18cが変形収縮して開口部24に挿入され、下段ボス部18bとの段差部で固定される。挿入後は図5(b)に示すように、上段ボス部18cの上部が面方向に広がり、保持板23が上段ボス部18cから抜けるのを防止する。
したがって、保持板23の挿入に当って、上段ボス部18cは弾性体であるため、保持板23には変形応力が加わらない。そのため、フレキシブル配線基板22やドライバIC21に故障の原因となる歪みを与えない。また、このような構成により、ボス部18を開口部24に挿入するだけのひとつの工程のみで保持板23をボス部18に固定することができる。特に、ハイビジョン対応のようにアドレスドライバ回路部20の数が増加した場合などに、その工数を減らして生産性を向上させることができる。
また、上段ボス部18cに用いる弾性体は金属粉末またはカーボンなどを分散させたゴム材として高い熱伝導性と電気伝導性を有する構成とすることができる。そのため、上段ボス部18cは保持板23をシャーシ部材17に結合固定する機能と合わせ、ドライバIC21の熱をシャーシ部材17に効率的に放散させる熱伝導経路としての機能を有するとともに、動作に伴って発生する電気的ノイズをアース面としてのシャーシ部材17に逃がす働きをすることができる。
また、図5(a)には、開口部24の形状が円形である場合について示しているが、開口部24を長穴形状とし、保持板23とボス部18の位置合わせに余裕を持たせても、上段ボス部18cの弾性変形によって保持板23とボス部18とを確実に結合固定することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明の第2の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のシャーシ部材17とアドレスドライバ回路部20との取付け構造を示す図であり、図6(a)はその平面図であり、図6(b)は図6(a)のX−Y線断面図である。なお、第1の実施の形態で用いた部材と等価な部材には同一符号を付けて詳細な説明を省略する。
シャーシ部材17には、保持板23に設けた開口部33を貫通し、開口部33で弾性変形して保持板23を支持固定する下段ボス部30bと上段ボス部30cとよりなる第1ボス部30と、保持板23がその上端部に搭載されて支持される図面の破線で示す第2ボス部31が設けられている。第1ボス部30と第2ボス部31とは保持板23に対してそれぞれ2箇所以上設けられている。したがって、第2ボス部31の高さを、第1ボス部30の段付の下段ボス部30bの高さと同一としている。
また、ドライバIC21が搭載された保持板23は所定の間隔を有して複数配列され、相隣り合う保持板23の間には、保持板23を固定するための金属板であるクリップ32がネジ34などによってシャーシ部材17上に固定されている。また、保持板23にはドライバC21を実装したフレキシブル配線基板22が張り付けられている。なお、保持板23のフレキシブル配線基板22の反対側に設けられているフレキシブル配線基板29については省略して図示していない。クリップ32はステンレスやリン青銅などの弾性を有する金属板で作製されるとともに、その端部35に傾斜部36を有し、さらに端部35が保持板23を係合する平面部37を備えている。
したがって、保持板23がシャーシ部材17に支持固定された状態では、保持板23は第2ボス部31に当接するとともに、第1ボス部30の上段ボス部30cの弾性体によって開口部33が支持固定され、さらに、クリップ32の端部35の平面部37が保持板23の端辺と係合して押圧固定されている。そのため、保持板23をシャーシ部材17に堅固に支持固定することが可能となる。
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のシャーシ部材17に取付けられた複数個の保持板23の配置を示す図である。例えば、アドレス電極端子が1920本のPDP10における保持板23のシャーシ部材17上での配置を示し、80本のアドレス電極端子毎にブロック化され、保持板23に搭載されたアドレスドライバ回路部20がシャーシ部材17の上辺部38および下辺部39に沿って、それぞれ24個ずつ取付けられている。
図8は、本発明の第2の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の保持板23をシャーシ部材17へ取付ける工程を説明する図である。図8(a)に示すように、インサートマシン(図示せず)によって、保持板23を第1ボス部30および第2ボス部31(図示せず)を備えたシャーシ部材17の上方で、保持板23の開口部33が第1ボス部30の直上になる位置に載置する。次に、図8(b)に示すように、インサートマシンのアームを下方に移動させて保持板23の開口部33に第1ボス部30の上段ボス部30cを挿入する。この時、クリップ32は保持板23の端面が端部35の傾斜部36に当接しながら横方向に押し広げられる。さらに保持板23を押し下げると、図8(c)に示すように、第1ボス部30の上段ボス部30cが完全に開口部33に挿入される。この状態では、保持板23の上面がクリップ32の平面部37より下方になるので、弾性を有するクリップ32が保持板23の上面を固定するように元の形態に戻る。これらの工程により、保持板23は第1ボス部30の上段ボス部30cと固定されるとともに、相対する辺がクリップ32により挟み込まれ、確実にシャーシ部材17に固定される。
これらの工程は、位置合わせをして挿入するという1工程でできるために、ネジ止め工程に比べて作業能率が高い。特に、プラズマディスプレイ装置のように、多数の保持板23をシャーシ部材17に取付ける場合、工程の簡略化の効果が大である。
図9は、本発明の第2の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のシャーシ部材17の上辺部38または下辺部39に設けたクリップ40の構成を示す図である。図9(a)はクリップ40のみの構成を示す断面図であり、図9(b)は、シャーシ部材17に取付けられたクリップ40と第1ボス部30との構成を示す断面図である。図9(a)に示すように、クリップ40はシャーシ部材17の上辺部または下辺部に相当する長さを有する短冊金属板41と、これに取付けられた金属板となるクリップ本体42のアレイからなる。クリップ本体42は弾性を有する金属板であることが必要であるが、クリップ本体42を支持する短冊金属板41は弾性を有する必要がない。予め、短冊金属板41の所定位置に溶接などによりクリップ本体42を接合させることにより、クリップ40を作製することができる。
一方、このようなクリップ40を図9(b)に示すように、シャーシ部材17の図7に示す上辺部38と下辺部39にネジ止めなどにより固定する。このようにして、クリップ40と第1ボス部30と第2ボス部31が設けられたシャーシ部材17に保持板23を装着する工程は図8の工程と同様である。このように、クリップ40を一体化することにより、クリップ本体42をシャーシ部材17に取付ける際の取付け工程が簡略化できるとともに、保持板23との取付け精度を向上させることができる。
なお、上記の実施の形態の説明では、アドレスドライバ回路部20を搭載した保持板23をシャーシ部材17に固定する場合を例として挙げたが、その他のスキャンドライバ回路部を搭載した保持板、サステインドライバ回路部を搭載した保持板、その他の駆動回路ブロックを搭載した保持板についても適用可能であることはいうまでもない。
以上のように、本発明によれば、プラズマディスプレイ装置の駆動回路ブロック、ドライバ路を搭載した保持板のシャーシ部材などへの取付け固定を簡単、確実に行うことができ、高信頼性で低コストのプラズマディスプレイ装置を実現することができる。
以上のように、本発明によればプラズマディスプレイ装置の駆動回路、ドライブ回路などのシャーシ部材への取付け、固定工程を簡単確実に行うことができるため、高信頼性で低コストのプラズマディスプレイ装置を実現し、大画面表示装置などに有用である。
本発明の第1の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の全体構成を示す斜視図 同プラズマディスプレイ装置のアドレスドライバ回路部の断面図 同プラズマディスプレイ装置のシャーシ部材のボス部に取付けられた複数個のアドレスドライバ回路の状態を示す平面図 同プラズマディスプレイ装置のアドレスドライバ回路部のドライバICの接続状態を示す図 同プラズマディスプレイ装置の保持板に搭載されたアドレスドライバ回路部のシャーシ部材への取付け部の構造を示す図 本発明の第2の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置のシャーシ部材とアドレスドライバ回路部との取付け構造を示す図 同プラズマディスプレイ装置のシャーシ部材に取付けられた複数個の保持板の配置を示す図 同プラズマディスプレイ装置の保持板をシャーシ部材へ取付ける工程を説明する図 同プラズマディスプレイ装置のシャーシ部材の上辺部または下辺部に設けたクリップの構成を示す図 プラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図
符号の説明
10 PDP
11 前面枠
12 バックカバー
13 前面カバー
14 前面板
15 背面板
17 シャーシ部材
18 ボス部
18b,30b 下段ボス部
18c,30c 上段ボス部
19 駆動回路部
20 (アドレス)ドライバ回路部
21 ドライバIC
22,29 フレキシブル配線基板
23 保持板
24,33 開口部
28 樹脂
30 第1ボス部
31 第2ボス部
32,40 クリップ
41 短冊金属板
42 クリップ本体

Claims (4)

  1. 電極を有する一対の基板を対向配置して放電空間を形成したプラズマディスプレイパネルと、前記プラズマディスプレイパネルの背面側に配置したシャーシ部材と、前記シャーシ部材に固定した保持板に搭載した駆動回路部とを備え、前記保持板と前記シャーシ部材とを、前記保持板と前記シャーシ部材のいずれか一方に設けた弾性体を有するボス部の前記弾性体を、もう一方に設けた開口部に挿入することによって結合固定していることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記弾性体が導電性を有する弾性体であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記保持板の少なくとも2辺を前記シャーシ部材に固定した弾性を有する金属板によって押圧固定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記金属板は端部に傾斜部を備え、前記弾性体を前記開口部に挿入する際に前記金属板を変形させるとともに、前記弾性体を前記開口部に挿入した後に前記端部と前記保持板とを係合させることを特徴とする請求項3に記載のプラズマディスプレイ装置。
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