JP2008255932A - 内燃機関の筒内圧推定方法および筒内圧推定装置 - Google Patents

内燃機関の筒内圧推定方法および筒内圧推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の筒内圧推定方法および筒内圧推定装置に関し、細かいクランク角刻みで筒内圧推定値を精度良く求めることを目的とする。
【解決手段】本発明の内燃機関の筒内圧推定方法は、内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得する筒内圧取得ステップ132と、筒内圧取得ステップ132で取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定するパラメータ決定ステップ134,136と、パラメータ決定ステップ134,136で決定されたパラメータが代入されたモデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出する筒内圧推定ステップ140と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の筒内圧推定方法および筒内圧推定装置に関する。
特開2004−245173号公報には、火花点火式エンジンの運転条件から、圧縮上死点後の所定クランク位置に設定した基準クランク角での筒内圧力と未燃ガス温度とを求め、これら筒内圧力と未燃ガス温度とを用いてノッキング指標値を算出する技術が開示されている。
特開2004−245173号公報 特開2005−233110号公報
上記従来技術では、基準クランク角での筒内圧を運転条件から推定している。しかしながら、この方法では、筒内圧を精度良く推定することは困難である。
また、近年では、例えば燃料性状検出、失火検出、筒内状態量(燃焼割合等)をベースとする制御などを実現するために、筒内圧を細かいクランク角の刻み幅で精度良く求めたいという要望がある。
しかしながら、クランク角センサの計測刻みは、通常、10度あるいは30度と粗い。また、クランク角センサは、センサ特性の個体差や、ロータ寸法の個体差などの影響により、ノイズも大きい。このため、細かいクランク角刻みで筒内圧を精度良く求めることは困難である。
また、筒内圧センサは高価であるので、なるべくならば筒内圧センサを設置することなしに筒内圧を求めたいという要望もある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、細かいクランク角刻みで筒内圧推定値を精度良く求めることのできる内燃機関の筒内圧推定方法および筒内圧推定装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の筒内圧推定方法であって、
内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得する筒内圧取得ステップと、
前記筒内圧取得ステップで取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定するパラメータ決定ステップと、
前記パラメータ決定ステップで決定されたパラメータが代入された前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出する筒内圧推定ステップと、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記モデル式は、Wiebe関数に基づくものであり、
前記複数のパラメータには、形状パラメータm、効率パラメータk、燃焼期間θpおよび熱発生開始クランク角θbが含まれることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記筒内圧取得ステップは、
クランク角速度を取得するクランク角速度取得ステップと、
前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出ステップと、
前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出ステップと、
前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、筒内圧により生ずる筒内圧トルクを算出する筒内圧トルク算出ステップと、
筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出ステップと、
前記筒内圧トルクと前記筒内容積変化率とから筒内圧を算出する筒内圧算出ステップと、
を含むことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、
前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
前記筒内圧取得ステップでは、前記クランク角センサの計測刻み毎の筒内圧を取得することを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、
前記内燃機関は、複数気筒を有し、
前記筒内圧取得ステップは、
クランク角速度を取得するクランク角速度取得ステップと、
前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出ステップと、
前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出ステップと、
前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、全気筒の筒内圧により生ずる全気筒筒内圧トルクを算出する全気筒筒内圧トルク算出ステップと、
各気筒の筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出ステップと、
前記全気筒筒内圧トルクと、前記各気筒の筒内容積変化率とから、気筒別筒内圧を算出する気筒別筒内圧算出ステップと、
を含み、
前記パラメータ決定ステップでは、前記気筒別筒内圧に基づいて、前記未定パラメータを気筒別に決定し、
前記筒内圧推定ステップでは、気筒別に決定された前記パラメータが代入された気筒別の前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を気筒別に算出することを特徴とする。
また、第6の発明は、第5の発明において、
前記気筒別筒内圧算出ステップでは、気筒別筒内圧が所定時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする。
また、第7の発明は、第5の発明において、
前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
前記クランク角速度取得ステップは、前記クランク角センサの計測刻み毎に取得されるクランク角速度を補間することにより、前記計測刻みより小さい刻み幅の補間後クランク角速度を算出する補間後クランク角速度算出ステップを含み、
前記気筒別筒内圧算出ステップでは、気筒別筒内圧が、前記小さい刻み幅に応じた所定の時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする。
また、第8の発明は、内燃機関の筒内圧推定装置であって、
内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、
前記筒内圧取得手段により取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
前記パラメータ決定手段で決定されたパラメータが代入された前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出する筒内圧推定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第9の発明は、第8の発明において、
前記モデル式は、Wiebe関数に基づくものであり、
前記複数のパラメータには、形状パラメータm、効率パラメータk、燃焼期間θpおよび熱発生開始クランク角θbが含まれることを特徴とする。
また、第10の発明は、第8または第9の発明において、
前記筒内圧取得手段は、
クランク角速度を取得するクランク角速度取得手段と、
前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出手段と、
前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出手段と、
前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、筒内圧により生ずる筒内圧トルクを算出する筒内圧トルク算出手段と、
筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出手段と、
前記筒内圧トルクと前記筒内容積変化率とから筒内圧を算出する筒内圧算出手段と、
を含むことを特徴とする。
また、第11の発明は、第8乃至第10の発明の何れかにおいて、
前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
前記筒内圧取得手段は、前記クランク角センサの計測刻み毎の筒内圧を取得することを特徴とする。
また、第12の発明は、第8乃至第11の発明の何れかにおいて、
前記内燃機関は、複数気筒を有し、
前記筒内圧取得手段は、
クランク角速度を取得するクランク角速度取得手段と、
前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出手段と、
前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出手段と、
前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、全気筒の筒内圧により生ずる全気筒筒内圧トルクを算出する全気筒筒内圧トルク算出手段と、
各気筒の筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出手段と、
前記全気筒筒内圧トルクと、前記各気筒の筒内容積変化率とから、気筒別筒内圧を算出する気筒別筒内圧算出手段と、
を含み、
前記パラメータ決定手段は、前記気筒別筒内圧に基づいて、前記未定パラメータを気筒別に決定し、
前記筒内圧推定手段は、気筒別に決定された前記パラメータが代入された気筒別の前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を気筒別に算出することを特徴とする。
また、第13の発明は、第12の発明において、
前記気筒別筒内圧算出手段は、気筒別筒内圧が所定時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする。
また、第14の発明は、第12の発明において、
前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
前記クランク角速度取得手段は、前記クランク角センサの計測刻み毎に取得されるクランク角速度を補間することにより、前記計測刻みより小さい刻み幅の補間後クランク角速度を算出する補間後クランク角速度算出手段を含み、
前記気筒別筒内圧算出手段は、気筒別筒内圧が、前記小さい刻み幅に応じた所定の時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする。
第1の発明によれば、内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得し、その取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定することができる。そして、その決定したパラメータを代入したモデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出することができる。このため、第1の発明によれば、クランク角センサ信号のノイズ等の影響を、上記モデル式を用いることで補正することができるので、高精度な筒内圧推定値を得ることができる。また、クランク角センサの計測刻みにかかわらず、より細かいクランク角刻みで筒内圧推定値を求めることができる。
第2の発明によれば、形状パラメータm、効率パラメータk、燃焼期間θpおよび熱発生開始クランク角θbを含むWiebe関数に基づいたモデル式を利用することにより、推定精度を更に向上することができる。
第3の発明によれば、クランク角速度と、機械損失トルクと、慣性質量トルクとに基づいて、筒内圧により生ずる筒内圧トルクを算出し、その筒内圧トルクと筒内容積変化率とから、上記モデル式のパラメータを決定するための筒内圧を精度良く算出することができる。
第4の発明によれば、上記モデル式のパラメータを決定するための筒内圧をクランク角センサの計測刻み毎に取得することができる。このため、上記モデル式のパラメータをより高い精度で決定することができる。
第5の発明によれば、気筒別筒内圧を算出し、その気筒別筒内圧に基づいて、上記モデル式のパラメータを気筒別に決定することができる。このため、気筒別のモデル式に基づいて、筒内圧推定値を気筒別に精度良く算出することができる。
第6の発明によれば、気筒別筒内圧が所定時間変化しないとの仮定に基づいて気筒別筒内圧を算出する。このため、簡便な方法で、気筒別筒内圧を精度良く算出することができる。
第7の発明によれば、クランク角センサの計測刻み毎に取得されるクランク角速度を補間することにより、その計測刻みより小さい刻み幅の補間後クランク角速度を算出することができる。そして、気筒別筒内圧が、その小さい刻み幅に応じた所定の時間変化しないとの仮定に基づいて気筒別筒内圧を算出する。このため、第7の発明によれば、クランク角センサの計測刻みが大きい場合であっても、上記仮定を精度良く成立させることができる。よって、気筒別筒内圧をより高い精度で算出することができる。
第8の発明によれば、内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得し、その取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定することができる。そして、その決定したパラメータを代入したモデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出することができる。このため、第8の発明によれば、クランク角センサ信号のノイズ等の影響を、上記モデル式を用いることで補正することができるので、高精度な筒内圧推定値を得ることができる。また、クランク角センサの計測刻みにかかわらず、より細かいクランク角刻みで筒内圧推定値を求めることができる。
第9の発明によれば、形状パラメータm、効率パラメータk、燃焼期間θpおよび熱発生開始クランク角θbを含むWiebe関数に基づいたモデル式を利用することにより、推定精度を更に向上することができる。
第10の発明によれば、クランク角速度と、機械損失トルクと、慣性質量トルクとに基づいて、筒内圧により生ずる筒内圧トルクを算出し、その筒内圧トルクと筒内容積変化率とから、上記モデル式のパラメータを決定するための筒内圧を精度良く算出することができる。
第11の発明によれば、上記モデル式のパラメータを決定するための筒内圧をクランク角センサの計測刻み毎に取得することができる。このため、上記モデル式のパラメータをより高い精度で決定することができる。
第12の発明によれば、気筒別筒内圧を算出し、その気筒別筒内圧に基づいて、上記モデル式のパラメータを気筒別に決定することができる。このため、気筒別のモデル式に基づいて、筒内圧推定値を気筒別に精度良く算出することができる。
第13の発明によれば、気筒別筒内圧が所定時間変化しないとの仮定に基づいて気筒別筒内圧を算出する。このため、簡便な方法で、気筒別筒内圧を精度良く算出することができる。
第14の発明によれば、クランク角センサの計測刻み毎に取得されるクランク角速度を補間することにより、その計測刻みより小さい刻み幅の補間後クランク角速度を算出することができる。そして、気筒別筒内圧が、その小さい刻み幅に応じた所定の時間変化しないとの仮定に基づいて気筒別筒内圧を算出する。このため、第14の発明によれば、クランク角センサの計測刻みが大きい場合であっても、上記仮定を精度良く成立させることができる。よって、気筒別筒内圧をより高い精度で算出することができる。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態のシステムは、内燃機関10を備えている。
内燃機関10の筒内には、吸気通路12および排気通路14が連通している。吸気通路12には、吸入空気量Gaを検出するエアフローメータ16が配置されている。エアフローメータ16の下流には、スロットル弁18が配置されている。スロットル弁18の開度は、スロットルモータ20の作動によって調整される。スロットル弁18の近傍には、スロットル弁18の開度を検出するためのスロットルポジションセンサ22が配置されている。また、アクセルペダルの近傍には、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ24が設けられている。
内燃機関10の気筒には、吸気ポート11内に燃料を噴射するための燃料インジェクタ26が配置されている。内燃機関10の気筒には、更に、吸気弁28、点火プラグ30、排気弁32およびピストン34が設けられている。なお、本発明における内燃機関は、図示のようなポート噴射式のものに限らず、燃料を筒内に直接噴射する筒内直接噴射式のものでもよく、更にはポート噴射と筒内噴射とを併用するものでもよい。
また、本実施形態のシステムは、クランク軸36の回転角度(回転位置)、すなわちクランク角θを検出するクランク角センサ38と、エンジンオイルの温度を検出する油温センサ42と、ECU(Electronic Control Unit)50とを備えている。ECU50には、上述した各種のセンサおよびアクチュエータが電気的に接続されている。
[実施の形態1の特徴]
本実施形態では、クランク角センサ38の出力に加えて、熱発生パターンモデルであるWiebe関数を利用したモデル式を用いることにより、高精度な筒内圧推定値を算出する。以下、その具体的手順について説明する。図2および図3は、筒内圧推定値を算出するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。
これらのルーチンによれば、まず、クランク角速度ωの履歴が検出される。具体的には、クランク角センサ38の出力に基づいて、クランク角θの履歴が時間tの関数θ(t)として取得される(図2のステップ100,102)。次いで、θ(t)を時間tで微分することにより、クランク角速度履歴ω(t)が算出され(ステップ104)、そのω(t)をクランク角θの関数に変換することにより、クランク角速度履歴ω(θ)が算出される(ステップ106)。
これとともに、負荷率KLの履歴が検出される。具体的には、エアフローメータ16で検出される吸入空気量Gaに基づいて負荷率履歴KL(t)が算出され(ステップ108,110)、このKL(t)をθの関数に変換することにより、負荷率履歴KL(θ)が算出される(ステップ112)。
更に、エンジンオイル温度Toの履歴が検出される。具体的には、油温センサ42の出力に基づいて、エンジンオイル温度履歴To(t)が算出され(ステップ114,116)、このTo(t)をθの関数に変換することにより、エンジンオイル温度履歴To(θ)が算出される(ステップ118)。
続いて、以上算出されたクランク角速度履歴ω(θ)、負荷率履歴KL(θ)およびエンジンオイル温度履歴To(θ)を用いて、内燃機関10の機械損失(ピストン34、クランク軸36等のフリクション)によって生ずる機械損失トルクTfの履歴が算出される(ステップ120)。機械損失トルクTfは、クランク角速度ωが高いほど大きく、また、負荷率KLが高いほど大きく、更に、エンジンオイル温度Toが低いほど大きい。ECU50には、これらの傾向を表したマップが予め記憶されており、ステップ120では、そのマップに基づいて、機械損失トルク履歴Tf(θ)が算出される。
また、図2に示すルーチンによれば、更に、内燃機関10の慣性モーメントJの履歴と、内燃機関10の運動部材(ピストン34等)の慣性により生ずる慣性質量トルクTmの履歴とが算出される(ステップ122,124)。慣性モーメントJおよび慣性質量トルクTmは、設計値より、クランク角θの関数として求めることができる。そこで、ステップ122,124においては、ECU50に予め記憶されたマップあるいは数式に基づいて、慣性モーメント履歴J(θ)および慣性質量トルク履歴Tm(θ)が算出される。
ここで、内燃機関10の筒内圧Pcがピストン34に及ぼす力によって生ずるトルク(以下「筒内圧トルク」という)をTpとすると、クランク軸36の運動方程式は、下記(1)式で表される。よって、筒内圧トルクTpは、下記(2)式で表される。
Figure 2008255932
図2に示すルーチンによれば、上述の処理によって算出されたクランク角速度履歴ω(θ)、機械損失トルク履歴Tf(θ)、慣性モーメント履歴J(θ)および慣性質量トルク履歴Tm(θ)を、上記(2)式に代入することにより、筒内圧トルク履歴Tp(θ)が算出される(ステップ126)。
続いて、クランク角θに対する筒内容積Vの変化率dV(θ)/dθの履歴が算出される(ステップ128)。筒内容積変化率dV(θ)/dθは、クランク角θに応じて幾何学的に決まるので、設計値から求めることができる。そこで、ステップ128においては、ECU50に予め記憶されたマップあるいは数式に基づいて、筒内容積変化率履歴dV(θ)/dθが算出される。
続いて、筒内圧履歴Pc(θ)が算出される(ステップ130)。筒内圧Pc、筒内圧トルクTpおよび筒内容積変化率dV(θ)/dθの間には、力学上、下記(3)式が成立する。そこで、このステップ130では、下記(3)式に、上記ステップ126で求められたTp(θ)と、上記ステップ128で求められたdV(θ)/dθとを代入することにより、筒内圧履歴Pc(θ)が算出される。
Figure 2008255932
ここで、本実施形態において用いる、Wiebe関数を利用したモデル式について説明する。Wiebe関数によれば、クランク角θにおける質量燃焼割合Xbは、下記(4)式で表すことができる。
Figure 2008255932
ただし、θbは熱発生が開始するクランク角、θpは燃焼期間、mは形状パラメータ、aは所定の定数である。
また、燃料の燃焼により発生する熱量をQとすると、熱発生率dQ/dθは、上記(4)式を微分した式を用いることにより、次式(5)で表すことができる。
Figure 2008255932
ただし、Qfは筒内に供給された燃料が有する熱量、kは燃料の熱量Qfが実際に熱に変換される効率を表す効率パラメータである。
上記(5)式と、下記(6)式で表される熱力学第1法則とから、下記(7)式が得られる。
Figure 2008255932
ただし、γは比熱比である。上記(7)式が本実施形態で用いるモデル式である。このモデル式において、燃料の熱量Qfは、空燃比あるいは燃料噴射量等に基づいて算出することができる。比熱比γは、既知の値である。また、本実施形態おいて、aは、前述したように所定の定数(例えば6.9)とする。そして、dθ/dt(=ω)、筒内容積変化率dV(θ)/dθ、筒内容積V(θ)は、前述した処理で算出されたクランク角速度ωの履歴および筒内容積変化率dV(θ)/dθの履歴から求めることができる。よって、上記モデル式中の未定パラメータは、効率パラメータk、形状パラメータm、熱発生開始クランク角θbおよび燃焼期間θpの4つとなる。
上記ステップ130で筒内圧履歴Pc(θ)が算出された後は、上記未定パラメータk、m、θbおよびθpの値を決定するべく、最後の(直近の)サイクルの吸気弁閉時期(以下「IVC」という)から排気弁開時期(以下「EVO」という)までの間の複数点の筒内圧Pc(θ)が抽出される(図3のステップ132)。
クランク角センサ38は、所定の計測刻みΔθ(例えば10度または30度)毎に、クランク角θを検出する。ステップ132では、IVCからEVOまでの計測刻みΔθ毎の筒内圧Pc(θ)を、上記ステップ130で算出された筒内圧履歴Pc(θ)から抽出する。よって、ここで抽出されるデータ数nは、IVCからEVOまでのクランク角期間を計測刻みΔθで割ったときの商に等しい。本実施形態では、このデータ数nは、上記モデル式の未定パラメータの数以上、つまり4以上であればよい。
上記ステップ132によってn個の筒内圧Pc(θ)のデータが抽出されたら、その各データを上記(7)式に代入することにより、k、m、θbおよびθpの4つの未定パラメータを変数として含むn個(n≧4)の式が生成される(ステップ134)。これらn個の式を、連立方程式として、あるいは最小二乗法を用いて解くことにより、k、m、θbおよびθpがそれぞれ算出される(ステップ136)。
上記ステップ136で算出されたk、m、θbおよびθpは、下記(8)式に代入される(ステップ138)。
Figure 2008255932
上記(8)式は、上記(7)式中の筒内圧Pc(θ)を補正後筒内圧Pw(θ)で置き換えた式である。この(8)式をPw(θ)の微分方程式として解くことにより、補正後筒内圧履歴Pw(θ)が算出される(ステップ140)。
このようにして算出された補正後筒内圧履歴Pw(θ)は、高精度な筒内圧推定値として用いることができる。すなわち、上記ステップ130で算出された筒内圧履歴Pc(θ)には、クランク角センサ38のノイズに起因する誤差が含まれているが、Wiebe関数を利用した上記モデル式を用いて算出された補正後筒内圧履歴Pw(θ)においては、クランク角センサ38のノイズによる誤差が精度良く補正されている。また、補正後筒内圧履歴Pw(θ)によれば、所望の(任意の)クランク角θにおける補正後筒内圧Pw(θ)を精度良く算出することができる。このため、クランク角センサ38の計測刻みΔθの大きさにかかわらず、より細かいクランク角刻みで補正後筒内圧Pw(θ)を精度良く算出することができる。
よって、本実施形態では、補正後筒内圧Pw(θ)を筒内圧推定値として用いることにより、例えば燃料性状検出、失火検出、筒内状態量(燃焼割合等)をベースとする制御など、筒内圧を利用した制御を精度良く実行することができる。
また、上述した実施の形態1においては、ECU50が、上記ステップ100〜132の処理を実行することにより前記第8の発明における「筒内圧取得手段」が、上記ステップ134および136の処理を実行することにより前記第8の発明における「パラメータ決定手段」が、上記ステップ138および140の処理を実行することにより前記第8の発明における「筒内圧推定手段」が、上記ステップ100〜106の処理を実行することにより前記第10の発明における「クランク角速度取得手段」が、上記ステップ108〜120の処理を実行することにより前記第10の発明における「機械損失トルク算出手段」が、上記ステップ124の処理を実行することにより前記第10の発明における「慣性質量トルク算出手段」が、上記ステップ126の処理を実行することにより前記第10の発明における「筒内圧トルク算出手段」が、上記ステップ128の処理を実行することにより前記第10の発明における「筒内容積変化率算出手段」が、上記ステップ130の処理を実行することにより前記第10の発明における「筒内圧算出手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態2.
次に、図4乃至図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。
[実施の形態2の特徴]
複数の気筒を有する内燃機関10においては、上記(2)式で算出される筒内圧トルクTpは、それら複数気筒の筒内圧トルクが足し合わせられたものである。このため、上記(3)式では、筒内圧Pcを気筒別に算出することはできない。本実施形態は、気筒別の筒内圧を算出できるように、実施の形態1に改良を施したものである。なお、以下の説明において、内燃機関10は、#1〜#4の4つの気筒を有しているものとする。また、以下の説明において、各記号の添え字のiは、気筒番号を表す。すなわち、(i=1,2,3,4)である。
図4乃至図6は、気筒別の筒内圧推定値を算出するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。
これらのルーチンによれば、まず、筒内圧トルク履歴Tp(θ)が算出される(図4のステップ142)。このステップ142の処理は、前述した実施の形態1のステップ100〜126の処理と同様である。
続いて、#1気筒の筒内容積変化率履歴dV1(θ)/dθと、#2気筒の筒内容積変化率履歴dV2(θ)/dθと、#3気筒の筒内容積変化率履歴dV3(θ)/dθと、#4気筒の筒内容積変化率履歴dV4(θ)/dθとがそれぞれ算出される(ステップ144,146,148,150)。この場合、各気筒の筒内容積変化率dV(θ)/dθは、ECU50に予め記憶された気筒毎のマップあるいは数式に基づいて算出することができる。
ここで、#1〜#4の各気筒の筒内圧をそれぞれPc1,Pc2,Pc3,Pc4とし、現在のクランク角をθ0とすると、現在の筒内圧トルクTp0)は、下記(9)式で表すことができる。
Figure 2008255932
同様にして、クランク角センサ38の1計測刻み前の筒内圧トルクTp0−Δθ)、2計測刻み前の筒内圧トルクTp0−2Δθ)、3計測刻み前の筒内圧トルクTp0−3Δθ)は、それぞれ、下記(10)〜(12)式で表すことができる。
Figure 2008255932
なお、上記(9)〜(12)式中のdVi0)/dθ,dVi0−Δθ)/dθ,dVi0−2Δθ)/dθ,dVi0−3Δθ)/dθ(i=1,2,3,4)は、それぞれ、上記ステップ144〜150で算出された筒内容積変化率dVi(θ)/dθから抽出することができる。
ここで、本実施形態では、一定時間、具体的には(θ0−3Δθ)≦θ≦θ0の間、各気筒の筒内圧Pciが変化しないと仮定する。すなわち、下記(13)式を仮定する。
Figure 2008255932
本実施形態では、上記(13)式の仮定の下で、各気筒の筒内圧Pci0)を算出する。すなわち、まず、上記(13)式を上記(9)〜(12)式に代入することにより、Pci0−Δθ),Pci0−2Δθ),Pci0−3Δθ)(i=1,2,3,4)を消去する(図5のステップ152)。
これにより、上記(9)〜(12)式は、4つの未知数Pci0)(i=1,2,3,4)を含む4つの式となるので、これらを連立方程式として解くことにより、Pci0)(i=1,2,3,4)、すなわち、#1〜#4気筒の現在の気筒別筒内圧を算出することができる(ステップ154)。
続いて、現在クランク角θ0が下記(14)式により更新され(ステップ156)、上記ステップ154の処理が再度実行される。すなわち、現在クランク角θ0が、クランク角センサ38の1計測刻みΔθ分だけ進められた後、気筒別筒内圧Pci0)(i=1,2,3,4)が再度算出される。
θ0=θ0+Δθ ・・・(14)
そして、上記ステップ152〜156のループが、内燃機関10の1サイクル分、すなわちクランク角720度分の気筒別筒内圧Pci0)(i=1,2,3,4)を取得するまで、繰り返し実行される。
続いて、正確な気筒別筒内圧推定値を求めたい気筒(ここでは、最後にEVOを迎えた気筒とする)を#i気筒としたとき、この#i気筒の最後のサイクルのIVCからEVOまでの間のni点の筒内圧Pci(θ)が、上記152〜156の処理により算出されたデータの中から抽出される(ステップ158)。このデータ数niは、実施の形態1と同様に、#i気筒の最後IVCからEVOまでのクランク角期間を計測刻みΔθで割ったときの商であり、モデル式の未定パラメータの数以上、つまり4以上であればよい。
続いて、上記ステップ158によって抽出されたni個のデータが下記(15)式に代入される(図6のステップ160)。
Figure 2008255932
上記(15)式は、本実施形態で用いるモデル式であり、実施の形態1における(7)式と同様である。上記ステップ160の処理により、ki、mi、θbiおよびθpiの4つの未定パラメータを変数として含むni個(ni≧4)の式が生成される。これらni個の式を、連立方程式として、あるいは最小二乗法を用いて解くことにより、#i気筒のモデル式におけるki、mi、θbiおよびθpiがそれぞれ算出される(ステップ162)。
上記ステップ162で算出されたki、mi、θbiおよびθpiは、下記(16)式に代入される(ステップ164)。
Figure 2008255932
上記(16)式は、上記(15)式中の筒内圧Pci(θ)を補正後筒内圧Pwi(θ)で置き換えた式である。この(16)式をPwi(θ)の微分方程式として解くことにより、#i気筒の補正後筒内圧履歴Pwi(θ)が算出される(ステップ166)。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数気筒を有する内燃機関10の気筒別の筒内圧推定値(補正後筒内圧履歴Pwi(θ))を高精度に算出することができる。
また、上述した実施の形態2においては、ECU50が、上記ステップ142の処理を実行することにより前記第12の発明における「全気筒筒内圧トルク算出手段」が、上記ステップ144〜150の処理を実行することにより前記第12の発明における「筒内容積変化率算出手段」が、上記ステップ152〜156の処理を実行することにより前記第12の発明における「気筒別筒内圧算出手段」が、それぞれ実現されている。
実施の形態3.
次に、図7乃至図10を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。
[実施の形態3の特徴]
前述した実施の形態2における上記(13)式の仮定は、クランク角センサ38の計測刻みΔθが大きい場合には、成立しにくくなる。このため、気筒別筒内圧推定値(Pwi)の推定精度を十分に確保できない場合もある。本実施形態では、そのような場合であっても十分な推定精度を得るべく、クランク角速度ω(θ)の波形を適切な関数を用いて補間することにより、計算上のクランク角刻みを小さくすることとした。
図7乃至図10は、気筒別の筒内圧推定値を算出するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。
これらのルーチンによれば、まず、クランク角速度履歴ω(θ)が算出される(図7のステップ168)。この処理は、前述した実施の形態1のステップ100〜106の処理と同様である。
本実施形態では、クランク角速度ω(θ)の波形を、下記(17)式の3次関数により補間することとした。
Figure 2008255932
上記ステップ168の処理に続いて、上記(17)式中の4つの未定係数α3,α2,α1,α0を決定するため、現在のクランク角θ0、クランク角センサ38の1計測刻み前のクランク角(θ0−Δθ)、2計測刻み前のクランク角(θ0−2Δθ)、3計測刻み前のクランク角(θ0−3Δθ)、の4つの時点におけるクランク角速度ωが、上記クランク角速履歴から抽出される(ステップ170)。すなわち、ω(θ0−3Δθ),ω(θ0−2Δθ),ω(θ0−Δθ),ω(θ0)が抽出される。
続いて、上記ステップ170で抽出されたω(θ0−3Δθ),ω(θ0−2Δθ),ω(θ0−Δθ),ω(θ0)の値が上記(17)式に代入される(ステップ172)。これにより、未知数4、式数4の連立方程式が得られるので、この連立方程式を解くことにより、係数α3,α2,α1,α0の値を算出することができる(ステップ174)。
次いで、算出された係数α3,α2,α1,α0の値が、下記(18)式に代入される(ステップ176)。
Figure 2008255932
上記(18)式中のωcは、補間後クランク角速度である。この(18)式によれば、クランク角センサ38の計測刻みΔθよりも大幅に小さい計算刻みΔθc(例えば、Δθc=0.1度)で、補間後クランク角速度ωcを精度良く算出することができる。
本実施形態では、更に精度を向上するため、(θ0−3Δθ)、(θ0−2Δθ)、(θ0−Δθ)、θ0の4点を用いて求めた上記(18)式の補間後クランク角速度ωcのうち、(θ0−2Δθ)から(θ0−Δθ)までを使用することとした。そこで、本実施形態では、上記ステップ176の処理に続いて、上記(18)式により、(θ0−2Δθ)から(θ0−Δθ)まで、計算刻みΔθc毎に補間後クランク角速度ωcが算出される(ステップ178)。すなわち、θ=(θ0−2Δθ,θ0−2Δθ+Δθc,θ0−2Δθ+2Δθc,・・・,θ0−Δθ)のときの補間後クランク角速度ωcが算出される。
続いて、現在クランク角θ0が下記(19)式により更新され(ステップ180)、上記ステップ170〜180の処理が再度実行される。すなわち、現在クランク角θ0が、クランク角センサ38の1計測刻みΔθ分だけ進められた後、(θ0−2Δθ)から(θ0−Δθ)までの補間後クランク角速度ωcが計算刻みΔθc毎に算出される。
θ0=θ0+Δθ ・・・(19)
そして、上記ステップ170〜180のループが、内燃機関10の1サイクル分、すなわちクランク角720度分、繰り返し実行される。これにより、計算刻みΔθc毎の720度分の補間後クランク角速度ωcの履歴を取得することができる。
上記の処理とともに、負荷率履歴KL(θ)が算出される(図8のステップ182)。この算出処理は、前述した実施の形態1のステップ108〜112の処理と同様である。また、エンジンオイル履歴To(θ)が算出される(ステップ184)。この算出処理は、前述した実施の形態1のステップ148〜118の処理と同様である。
続いて、以上の処理によって算出された補間後クランク角速度ωcの履歴と、負荷率履歴KL(θ)と、エンジンオイル温度履歴To(θ)とに基づいて、機械損失トルクTfの履歴が計算刻みΔθc毎に算出される(ステップ186)。この算出処理は、前述した実施の形態1のステップ120の処理と同様である。
続いて、下記(20)式に基づいて、計算刻みΔθc毎の筒内圧トルクTp(θ)の履歴が算出される(ステップ188)。なお、下記(20)式は、実施の形態1で説明した(2)式と同様の式である。
Figure 2008255932
#1〜#4の各気筒の筒内圧をそれぞれPc1,Pc2,Pc3,Pc4とすると、クランク角θ00における筒内圧トルクTp00)、その1計算刻みΔθc前の筒内圧トルクTp00−Δθc)、2計算刻みΔθc前の筒内圧トルクTp00−2Δθc)、3計算刻みΔθc前の筒内圧トルクTp00−3Δθc)は、それぞれ、下記(21)〜(24)式で表すことができる。
Figure 2008255932
ここで、本実施形態では、一定時間、具体的には(θ00−3Δθc)≦θ≦θ00の間、各気筒の筒内圧Pciが変化しないと仮定する。すなわち、下記(25)式を仮定する。
Figure 2008255932
本実施形態では、上述したように、計算刻みΔθcを極めて小さくすることができる。このため、上記(25)式の仮定は、クランク角センサ38の計測刻みΔθの大きさにかかわらず、精度良く成立する。
上記(25)式の仮定の下で各気筒の筒内圧Pci0)を算出するには、上記(25)式を上記(21)〜(24)式に代入することにより、Pci00−Δθc),Pci00−2Δθc),Pci00−3Δθc)(i=1,2,3,4)を消去する(図9のステップ190)。
これにより、上記(21)〜(24)式は、4つの未知数Pci00)(i=1,2,3,4)を含む4つの式となるので、これらを連立方程式として解くことにより、クランク角θ00における#1〜#4気筒の気筒別筒内圧Pci00)(i=1,2,3,4)を算出することができる(ステップ192)。
続いて、クランク角θ00が下記(26)式により更新され(ステップ194)、上記ステップ190の処理が再度実行される。すなわち、クランク角θ00が1計算刻みΔθc分だけ進められた後、各気筒の気筒別筒内圧Pci00)(i=1,2,3,4)が再度算出される。
θ00=θ00+Δθc ・・・(26)
そして、上記ステップ190〜194のループが、内燃機関10の1サイクル、すなわちクランク角720度分の気筒別筒内圧Pci00)(i=1,2,3,4)を取得するまで、繰り返し実行される。
続いて、正確な気筒別筒内圧推定値を求めたい気筒(ここでは、最後にEVOを迎えた気筒とする)を#i気筒としたとき、この#i気筒の最後のサイクルのIVCからEVOまでの間のni点の筒内圧Pci(θ)が、上記190〜194の処理により算出されたデータの中から抽出される(ステップ196)。このデータ数niは、#i気筒の最後IVCからEVOまでのクランク角期間を計算刻みΔθcで割ったときの商である。
続いて、上記ステップ196によって抽出されたni個のデータが、前述した実施の形態2の(15)式と同様のモデル式に代入される(図10のステップ198)。
上記ステップ198の処理により、ki、mi、θbiおよびθpiの4つの未定パラメータを変数として含むni個(ni≧4)の式が生成される。これらni個の式を、連立方程式として、あるいは最小二乗法を用いて解くことにより、#i気筒のモデル式におけるki、mi、θbiおよびθpiがそれぞれ算出される(ステップ200)。
上記ステップ200で算出されたki、mi、θbiおよびθpiは、前述した実施の形態2の(16)式と同様の式に代入される(ステップ202)。この式をPwi(θ)の微分方程式として解くことにより、#i気筒の補正後筒内圧履歴Pwi(θ)が算出される(ステップ204)。
以上説明したように、本実施形態では、計算刻みΔθcを極めて小さくすることができるので、上記(25)式の仮定が精度良く成立する。このため、複数気筒を有する内燃機関10の気筒別の筒内圧推定値(補正後筒内圧履歴Pwi(θ))をより高い精度で算出することができる。
また、上述した実施の形態3においては、ECU50が、上記ステップ168の〜180処理を実行することにより前記第14の発明における「クランク角速度取得手段」が、上記ステップ170〜180の処理を実行することにより前記第14の発明における「補間後クランク角速度算出手段」が、上記ステップ182の〜188処理を実行することにより前記第14の発明における「全気筒筒内圧トルク算出手段」が、上記ステップ190〜194の処理を実行することにより前記第14の発明における「気筒別筒内圧算出手段」が、それぞれ実現されている。
なお、上述した実施の形態3においては、クランク角速度ω(θ)の波形を3次関数を用いて補間しているが、この補間に用いる関数はこれに限定されるものではなく、例えばスプライン関数などを用いてもよい。
また、上述した各実施の形態では、上記(1)式のようなクランク軸36の運動方程式を利用して求めた筒内圧トルクTp(θ)から筒内圧履歴Pc(θ)を求めることとしているが、本発明では、筒内圧センサを設け、その筒内圧センサの出力から筒内圧履歴Pc(θ)を求めるようにしてもよい。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
11 吸気ポート
12 吸気通路
14 排気通路
16 エアフローメータ
18 スロットル弁
26 燃料インジェクタ
30 点火プラグ
36 クランク軸
38 クランク角センサ
42 水温センサ
50 ECU

Claims (14)

  1. 内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得する筒内圧取得ステップと、
    前記筒内圧取得ステップで取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定するパラメータ決定ステップと、
    前記パラメータ決定ステップで決定されたパラメータが代入された前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出する筒内圧推定ステップと、
    を備えることを特徴とする内燃機関の筒内圧推定方法。
  2. 前記モデル式は、Wiebe関数に基づくものであり、
    前記複数のパラメータには、形状パラメータm、効率パラメータk、燃焼期間θpおよび熱発生開始クランク角θbが含まれることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の筒内圧推定方法。
  3. 前記筒内圧取得ステップは、
    クランク角速度を取得するクランク角速度取得ステップと、
    前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出ステップと、
    前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出ステップと、
    前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、筒内圧により生ずる筒内圧トルクを算出する筒内圧トルク算出ステップと、
    筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出ステップと、
    前記筒内圧トルクと前記筒内容積変化率とから筒内圧を算出する筒内圧算出ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の筒内圧推定方法。
  4. 前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
    前記筒内圧取得ステップでは、前記クランク角センサの計測刻み毎の筒内圧を取得することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の内燃機関の筒内圧推定方法。
  5. 前記内燃機関は、複数気筒を有し、
    前記筒内圧取得ステップは、
    クランク角速度を取得するクランク角速度取得ステップと、
    前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出ステップと、
    前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出ステップと、
    前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、全気筒の筒内圧により生ずる全気筒筒内圧トルクを算出する全気筒筒内圧トルク算出ステップと、
    各気筒の筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出ステップと、
    前記全気筒筒内圧トルクと、前記各気筒の筒内容積変化率とから、気筒別筒内圧を算出する気筒別筒内圧算出ステップと、
    を含み、
    前記パラメータ決定ステップでは、前記気筒別筒内圧に基づいて、前記未定パラメータを気筒別に決定し、
    前記筒内圧推定ステップでは、気筒別に決定された前記パラメータが代入された気筒別の前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を気筒別に算出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の内燃機関の筒内圧推定方法。
  6. 前記気筒別筒内圧算出ステップでは、気筒別筒内圧が所定時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする請求項5記載の内燃機関の筒内圧推定方法。
  7. 前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
    前記クランク角速度取得ステップは、前記クランク角センサの計測刻み毎に取得されるクランク角速度を補間することにより、前記計測刻みより小さい刻み幅の補間後クランク角速度を算出する補間後クランク角速度算出ステップを含み、
    前記気筒別筒内圧算出ステップでは、気筒別筒内圧が、前記小さい刻み幅に応じた所定の時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする請求項5記載の内燃機関の筒内圧推定方法。
  8. 内燃機関の吸気弁閉時期と排気弁開時期との間の複数点の筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、
    前記筒内圧取得手段により取得された筒内圧に基づいて、筒内の熱発生パターンと筒内圧との関係を表すモデル式に含まれる複数の未定パラメータを決定するパラメータ決定手段と、
    前記パラメータ決定手段で決定されたパラメータが代入された前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を算出する筒内圧推定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の筒内圧推定装置。
  9. 前記モデル式は、Wiebe関数に基づくものであり、
    前記複数のパラメータには、形状パラメータm、効率パラメータk、燃焼期間θpおよび熱発生開始クランク角θbが含まれることを特徴とする請求項8記載の内燃機関の筒内圧推定装置。
  10. 前記筒内圧取得手段は、
    クランク角速度を取得するクランク角速度取得手段と、
    前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出手段と、
    前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出手段と、
    前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、筒内圧により生ずる筒内圧トルクを算出する筒内圧トルク算出手段と、
    筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出手段と、
    前記筒内圧トルクと前記筒内容積変化率とから筒内圧を算出する筒内圧算出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項8または9記載の内燃機関の筒内圧推定装置。
  11. 前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
    前記筒内圧取得手段は、前記クランク角センサの計測刻み毎の筒内圧を取得することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項記載の内燃機関の筒内圧推定装置。
  12. 前記内燃機関は、複数気筒を有し、
    前記筒内圧取得手段は、
    クランク角速度を取得するクランク角速度取得手段と、
    前記内燃機関の機械損失により生ずる機械損失トルクを算出する機械損失トルク算出手段と、
    前記内燃機関の運動部材により生ずる慣性質量トルクを算出する慣性質量トルク算出手段と、
    前記クランク角速度と、前記機械損失トルクと、前記慣性質量トルクとに基づいて、全気筒の筒内圧により生ずる全気筒筒内圧トルクを算出する全気筒筒内圧トルク算出手段と、
    各気筒の筒内容積変化率を算出する筒内容積変化率算出手段と、
    前記全気筒筒内圧トルクと、前記各気筒の筒内容積変化率とから、気筒別筒内圧を算出する気筒別筒内圧算出手段と、
    を含み、
    前記パラメータ決定手段は、前記気筒別筒内圧に基づいて、前記未定パラメータを気筒別に決定し、
    前記筒内圧推定手段は、気筒別に決定された前記パラメータが代入された気筒別の前記モデル式に基づいて、所定クランク角での筒内圧推定値を気筒別に算出することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項記載の内燃機関の筒内圧推定装置。
  13. 前記気筒別筒内圧算出手段は、気筒別筒内圧が所定時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする請求項12記載の内燃機関の筒内圧推定装置。
  14. 前記内燃機関は、クランク角を検出するクランク角センサを備え、
    前記クランク角速度取得手段は、前記クランク角センサの計測刻み毎に取得されるクランク角速度を補間することにより、前記計測刻みより小さい刻み幅の補間後クランク角速度を算出する補間後クランク角速度算出手段を含み、
    前記気筒別筒内圧算出手段は、気筒別筒内圧が、前記小さい刻み幅に応じた所定の時間変化しないとの仮定に基づいて、前記気筒別筒内圧を算出することを特徴とする請求項12記載の内燃機関の筒内圧推定装置。
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