JP2008254924A - 巻き芯押さえ治具、巻取り装置及びスリッタ装置 - Google Patents

巻き芯押さえ治具、巻取り装置及びスリッタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】巻きずれ防止を基本機能とし、製造しようとするフィルム製品のスリット幅ごとに共通化された巻き芯に対して、ホルダ自体のテーパ溝を無くすようにホルダ形状を変更することで対応幅を広域化し、かつ、何らかの形で、ある特定方向に固定する力の加わる部材として新規ストッパを採用することにより部品点数を低減し、有効スペースを確保することで適応幅を広げた巻き芯押さえ冶具、そのような巻き芯押さえ治具を備えた巻取り装置及びスリッタ装置を提供する。
【解決手段】帯状物を巻き取るための巻取り装置側の巻取り軸Sに取り付けられるホルダ1と、ホルダ1に装着される巻き芯2、ガイド板3,4、ガイド板ストッパ5とを少なくとも備え、ガイド板ストッパ5を弾性体にて形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、テープ、フィルムなどの帯状物を巻き取るに際し、その巻き芯を固定するための巻き芯押さえ治具、さらには、そのような巻き芯押さえ治具を備えた巻取り装置及びスリッタ装置に関する。
例えば、テープ、フィルムなどの帯状物は、一般には、所定の工程を経た原反を所定の幅に切断(スリット)しながら、巻取り装置によって巻き芯に巻き取っていくことで製品形態に仕上げられている。
ここで、図5は、従来の巻取り装置の一例における巻取り部を分解して示した斜視図である。
図5に示す巻取り部は、ホルダ11、巻き芯12、ガイド板13,14、押さえ板15、及び押さえバネ16からなっている。
ホルダ1は、ホルダ部11aとフランジ部11bとを有し、巻取り装置側の巻取軸Sに取り付けられる。巻き芯12は、フィルム製品12aなどの帯状物であるフィルムを巻き取るための芯であり、テーパ溝11cが刻設されたホルダ11に嵌め込むようになっている。ガイド板13,14は、巻き芯12に巻き取られるフィルム製品12aの巻きずれを防止する側板の役目を果たしており、巻き芯12に巻き取られるフィルム製品12aをガイドし、保護するために、巻き芯12とともにホルダ11に固定されている。
また、図示する例において、巻き芯12の内径は、ホルダ11の外径より大きいため、その径差を埋めるために押さえ板15が嵌め込まれる。このとき、ホルダ1に刻まれたテーパ溝11cは、巻き芯12、ガイド板13,14、押さえ板15をフランジ11bに押し付けて固定するために、押さえバネ16の付勢力をフランジ11b側に向けるための溝として機能する。
このような構造の巻き芯押さえ冶具は、特許文献1などにより知られている。
特開2005−67754号公報
ところで、同一種類のフィルム製品には、幅が異なる幾つかの種類があり、巻き芯の形状寸法も、それに合わせて違うものとなっている。
特許文献1において、細幅フィルムを巻き取るのに使用するマグネフリクションホルダでは、ガイド板と、それを固定するストッパにより巻きずれを防止しているが、このような方式ではホルダ形状の制約と、部品点数が多いことから、対応できるフィルム幅が狭い。
本発明は、巻きずれ防止を基本機能とし、製造しようとするフィルム製品のスリット幅ごとに共通化された巻き芯に対して、ホルダ自体のテーパ溝を無くすようにホルダ形状を変更することで対応幅を広域化し、かつ、何らかの形で、ある特定方向に固定する力の加わる部材としての新規ストッパを採用することにより部品点数を低減し、有効スペースを確保することで適応幅を広げた巻き芯押さえ冶具、そのような巻き芯押さえ治具を備えた巻取り装置及びスリッタ装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明者は、鋭意検討した結果、従来の固定方法は、ホルダ自体にテーパ溝を切り、固定力を強化していることに着目し、このような固定方式では、テーパ溝に合わせた巻き芯しかセットできず、スリット幅の適用範囲が狭いことをつきとめた。そして、弾性体からなるガイド板ストッパを用いた巻き芯押さえ冶具により上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の事項に関する。
(1)帯状物を巻き取るための巻取り装置側の巻取り軸に取り付けられるホルダと、前記ホルダに装着される巻き芯、第1のガイド板、第2のガイド板、及びガイド板ストッパと、を少なくとも備え、前記ガイド板ストッパが、弾性体からなることを特徴とする巻き芯押さえ冶具。
(2)前記ガイド板ストッパが、円板状の弾性体である上記(1)に記載の巻き芯押さえ冶具。
(3)前記ガイド板ストッパの厚みが2〜2.5mmである上記(1)〜(2)のいずれかに記載の巻き芯押さえ冶具。
(4)前記ガイド板ストッパの材質がネオプレン、又はシリコンゴムである上記(1)〜(3)のいずれかに記載の巻き芯押さえ冶具。
(5)前記ガイド板ストッパの中心に貫通孔が設けられており、前記ホルダの保持部の外径に対する前記ガイド板ストッパの内径の比が0.8〜0.95である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の巻き芯押さえ冶具。
(6)前記ガイド板ストッパの内径に対する外径の比が1.3〜1.6である上記(5)に記載の巻き芯押さえ冶具。
(7)前記ガイド板ストッパの厚みに対する内径の比が27〜34ある上記(5)〜(6)のいずれかに記載の巻き芯押さえ冶具。
(8)前記ガイド板ストッパの中心に設けられた貫通孔の側面が、厚み方向に傾斜を有する上記(5)〜(7)のいずれかに記載の巻き芯押さえ冶具。
(9)前記傾斜が、前記ガイド板ストッパ厚み方向に対して30°〜40°である上記(8)に記載の巻き芯押さえ冶具。
(10)上記(1)〜(9)のいずれかに記載の巻き芯押さえ冶具を備えた巻取り装置。
(11)上記(10)に記載の巻取り装置を備えたスリッタ装置。
以上のような本発明は、より広域幅のフィルム製品の巻き取りに適応可能であり、これを用いることで、より多品種幅のフィルム製品の巻きずれ防止対策が可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る巻き芯押さえ治具の概略を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示す巻き芯押さえ治具を、その中心軸を含む平面で切り取った断面図である。これらの図に示す巻き芯押さえ治具は、巻取り装置側の巻取軸Sに取り付けられるホルダ1と、このホルダ1に装着される巻き芯2、第1のガイド板3、第2のガイド板4、及びガイド板ストッパ5とからなっている。
なお、図1では、ホルダ1が巻取り装置側の巻取軸Sに取り付けられた状態を示している。
巻取り装置側の巻取軸Sは、フィルム製品2aを原反から所定の幅に切断(スリット)しながら巻き取るに際し、適度の張力を及ぼしつつ巻き取りがなされるように出力が制御され、所定の速度で軸回りに回転する。通常、スリット時の巻き取り速度は3〜6m/S程度、張力は0.36N程度である。
このような巻取軸Sに取り付けられるホルダ1は、図示するように、巻き芯2、ガイド板3,4、ガイド板ストッパ5を保持する保持部としての円柱状のホルダ部1aと、巻き芯2、ガイド板3,4、ガイド板ストッパ5がホルダ1に装着されるに際し、その位置決めをするためにホルダ部1aの周面に対してほぼ垂直に立設されたフランジ部1bとを有している。
ここで、巻取軸Sとともにホルダ1が一体となって回転するようになっていれば、ホルダ1を巻取軸Sに取り付けるための具体的な手段は任意である。例えば、巻取軸Sの先端側を断面D形状又は小判形状とし、これに対応する挿通孔をホルダ1側に穿設しておいてもよく、巻取軸S側に設けられたキーに対応するキー溝をホルダ1側に形成してもよい。また、ねじ締めなどによってホルダ1を巻取軸Sに取り付けるようにするだけでもよい。
一方、巻き芯2、ガイド板3,4は、図示するような円板状とされ、その中心には、ホルダ1のホルダ部1aが挿通される貫通孔が設けられている。これらに設けられる貫通孔の径は、巻き芯2、ガイド板3,4をホルダ1に対して同軸に装着でき、かつ、軸ずれが生じないように、ホルダ部1aの外径とほぼ等しくなるようにするのが好ましい。
巻き芯2は、帯状物であるフィルム製品2aを巻き取るための芯であり、巻き芯2の幅は、巻き取られるフィルム製品2aの切断幅に応じて適宜設定することができる。さらに、巻き芯2の外径や、ガイド板3,4の外径は、フィルム製品2aの巻き取り長さ、すなわち、巻き芯2に巻き取った状態でのフィルム製品2aの外径に応じて適宜設定することができる。
このような巻き芯2やガイド板3,4は、フィルム製品2aの切断幅や、巻取り長さに対応させて寸法を異ならせた複数のものを用意してくことで、種々のフィルム製品2aに対応可能となるようにすることができる。
また、ガイド板ストッパ5も、その中心に、ホルダ1のホルダ部1aが挿通される貫通孔が設けられている。後述するように、ガイド板ストッパ5は、巻き芯2、ガイド板3,4を押さえ込み、これらが密着した状態でホルダ1に装着されるようにするためのものである。このため、本実施形態では、ガイド板ストッパ5を弾性体によって形成し、その弾性力を利用して、ガイド板ストッパ5が、巻き芯2、ガイド板3,4を押さえ込みながらホルダ部1aに固定されるようにしてある。
したがって、ガイド板ストッパ5に設ける貫通孔の大きさは、ホルダ部1aの外径に応じて、弾性力を利用したホルダ部1aへの固定が可能となるように、適宜設定することができる。
このようなガイド板ストッパ5の形状については特に制限はないが、他の部材と同様の円板状であるのが好ましく、その厚みは、ホルダ部1aに固定するに際して十分な弾性力を得る上で、2〜2.5mmの範囲であることが好ましい。
また、ガイド板ストッパ5の材質についても、弾性体である限り特に制限はないが、ネオプレン、シリコンゴムを用いることが好ましい。
さらに、ガイド板ストッパ5は、その貫通孔の側面が厚み方向に沿って傾斜するテーパ傾斜部5aを有することが好ましい。
ここで、図3は、ガイド板ストッパ5の構造が判りやすいように一部を切除して示した斜視図である。ガイド板ストッパ5の貫通孔の側面に設けたテーパ傾斜部5aの構造は、図3において紙面手前側のガイド板ストッパ5の内径と、同紙面奥側のガイド板ストッパ5の内径の微妙な差を利用している。
このようなガイド板ストッパ5をホルダ1に装着する際には、貫通孔の径が大きくなっている方の側面が、第2のガイド板4と対向するようにする。このようにすれば、後述するようにしてガイド板ストッパ5をホルダ1に装着したときに、ガイド板ストッパ5の弾性力により第2のガイド板4が付勢されて、より確実に巻き芯2、ガイド板3,4を密着させることができる。
ガイド板ストッパ5が有するテーパ傾斜部5aの傾斜は、厚み方向に対して30〜40°であることが好ましい。
テーパ傾斜部5aの傾斜が厚み方向に対して30°未満では、第2のガイド板4を付勢する力が充分に得られにくくなる傾向にある。一方、テーパ傾斜部5aの傾斜が厚み方向に対して40°を超えると、ガイド板ストッパ5の弾性力が、第2のガイド板4を付勢する力として作用しにくくなり、この場合も同様に、第2のガイド板4を付勢する力が充分に得られにくくなる傾向にある。
また、ガイド板ストッパ5の内径、すなわち、ガイド板ストッパ5に設ける貫通孔の大きさは、前述したように、弾性力を利用したホルダ部1aへの固定が可能となるように適宜設定するが、保持部としてのホルダ部1aの外径に対する比が、0.8〜0.95であることが好ましく、0.85〜0.92であることがより好ましく、0.88〜0.90であることがさらに好ましい。
ホルダ部1aの外径に対するガイド板ストッパ5の内径の比が0.8未満では、径が小さすぎて、ホルダ部1aを挿通するのが困難になる傾向にある。一方、ホルダ部1aの外径に対するガイド板ストッパ5の内径の比が0.95を超えると、ガイド板ストッパ5をホルダ部1aに固定するのに充分な弾性力が得られにくくなる傾向にある。
また、ガイド板ストッパ5の内径に対する外径の比は、1.3〜1.6であるのが好ましい。
ガイド板ストッパ5の内径に対する外径の比が1.3未満では、第2のガイド板4との接触面積が小さく、第2のガイド板4などを押さえ込むための十分な弾性力が得られにくくなり、フィルム製品2aの巻きが緩くなるなどの不具合の発生率が上昇する傾向にある。一方、ガイド板ストッパ5の内径に対する外径の比が1.6を超えると、ガイド板ストッパ5が、第2のガイド板4の巻き芯2と接していないより外周側の部位を押圧する力が強くなってしまう。すると、巻き芯2によって支えられていない当該部に撓みが生じる易くなり、第2のガイド板4が撓むと、巻かれるフィルム製品2aが第2のガイド板4と干渉し、フィルム製品2aが折れるなどの不具合の発生率が高まる傾向にある。
このように、ガイド板ストッパ5の内径は、ホルダ部1aの外径を基準に設定することができ、ガイド板ストッパ5の外径は、ガイド板ストッパ5の内径を基準に設定できる。より具体的な例を挙げると、ホルダ部1aの外径が76.5mmの場合、ガイド板ストッパ5の内径は、67〜69mmであるのが好ましく、ガイド板ストッパ5の外径は、89〜110mmであるのが好ましい。
また、前述したように、ガイド板ストッパ5の厚みは、2〜2.5mmの範囲であるのが好ましいから、ホルダ部1aの一般的な寸法を考慮すると、ガイド板ストッパの厚みに対する内径の比は、27〜34であることが好ましい。
以上のような巻き芯押さえ治具は、例えば、スリッタ装置が備える巻取り装置にセットして使用することができる。スリッタ装置としては、その一例として、複数の円板状の刃が組み付けられた雌雄一対の切断刃ローラーを備え、この切断刃ローラーの間に繰り出された原反を所定の幅に切断しながら巻き取っていくことで、任意のフィルム製品2aが製造されるようにしたものが挙げられるが、本実施形態の巻き芯押さえ治具は、このようなスリッタ装置に限定されることなく、巻取り装置を備える種々の装置に適用することができる。
巻き芯押さえ治具を巻取り装置にセットするには、先ず、図1に示すように、巻取り装置側の巻取軸Sに、巻取軸Sとともに一体となって回転するようにホルダ1を取り付ける。
次に、第1のガイド板3を、その中心に設けられた貫通孔にホルダ1のホルダ部1aが同軸に挿通されるようにして、第1のガイド板3の中心がホルダ部1bの円周方向と垂直となるように押し込み、ホルダ1のフランジ部1bの側面と、第1のガイド板3の側面とが密着するようにする。その後、巻き芯2を第1のガイド板3と同じ要領で、第1のガイド板3の側面と密着するように押し込む。
第2のガイド板4は、巻き芯2を装着した上で、その側面が巻き芯2の側面と密着するように上記と同様の要領で押し込む。
最後に、巻き芯ガイド板ストッパ5をその内径側に一方向に刻んであるテーパ傾斜5aがある側面を、ホルダ1にセットした第2のガイド板4の方に向ける。すなわち、図2に示すように、ガイド板ストッパ5の中心に設けた貫通孔の径が大きくなっている方の側面が、第2のガイド板4と対向するようにする。その上で、ガイド板ストッパ5の中心がホルダ部1aの円周方向と垂直となるように、上記と同様の要領で押し込む。
第2のガイド板4の側面までガイド板ストッパ5を押し込む途中で、テーパ傾斜5a部分がガイド板4の側面と平行に反り返り、テーパ傾斜5a以外の部分が第2のガイド板4の側面と反対に反り返る。すわなち、ガイド板ストッパ5の貫通孔近傍に指を添えるなどしてガイド板ストッパ5を押し込んでいくと、ガイド板ストッパ5は弾性変形して、第2のガイド板4側とは反対側に反り返った状態で押し込まれていくことになる。
ガイド板ストッパ5が、第2のガイド板4の側面に達すると、そこで、ガイド板ストッパ5を、きっちり第2のガイド板4の側面と密着させ、その上で、テーパ傾斜5a以外の部分を、第2のガイド板4側に反り返させる。すなわち、押し込む途中でガイド板4側とは反対側に反り返ったガイド板ストッパ5を、逆向きに反り返させる。
これにより、図4に示すように、テーパ傾斜部5aが、ホルダ部1aの周面及びガイド板4の側面に対し少し浮き上がった状態となり、この浮き上がった状態を解消すべくガイド板ストッパ5が弾性変形しようとする力が付勢力として作用して、テーパ傾斜部5a以外が、第2のガイド板4の側面と密着する形となる。この状態で初めてフィルム製品2aを巻き芯2へと巻き取っていくことが可能な状態となる。
なお、図4は、ホルダ1のホルダ部1aに巻き芯2とガイド板3,4とを保持させ、これらをガイド板ストッパ5で固定した状態を示し、このようにして組み立てられた状態の巻き芯押さえ治具を、中心線を含む平面で切り取った断面図である。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、前述した実施形態では、巻き芯2とガイド板3,4とを別体に形成されたものを示したが、これらは一体に形成されたものであってもよい。フィルム製品2aのスリット幅に対応させた種々の巻き芯2が、ホルダ1に対して同軸に装着され、かつ、軸ずれが生じないようにすることができれば、その具体的な態様は任意である。
以上説明したように、本発明は、帯状物を巻き取るための巻き芯を固定する巻き芯押さえ治具、そのような巻き芯押さえ治具を備えた巻取り装置及びスリッタ装置を提供する。
本発明に係る巻き芯押さえ治具の実施形態の概略を示す分解斜視図である。 図1に示す巻き芯押さえ治具を、その中心軸を含む平面で切り取った断面図である。 ガイド板ストッパの一部切り欠き斜視図である。 図1に示す巻き芯押さえ治具を組み立てた状態で、その中心線を含む平面で切り取った断面図である。 従来の巻取り装置の巻取り部を分解した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ホルダ
1a ホルダ部
1b フランジ部
2 巻き芯
2a フィルム製品
3 第1のガイド板
4 第2のガイド板
5 ガイド板ストッパ
5a テーパ傾斜部

Claims (11)

  1. 帯状物を巻き取るための巻取り装置側の巻取り軸に取り付けられるホルダと、
    前記ホルダに装着される巻き芯、第1のガイド板、第2のガイド板、及びガイド板ストッパと、
    を少なくとも備え、
    前記ガイド板ストッパが、弾性体からなることを特徴とする巻き芯押さえ冶具。
  2. 前記ガイド板ストッパが、円板状の弾性体である請求項1に記載の巻き芯押さえ冶具。
  3. 前記ガイド板ストッパの厚みが2〜2.5mmである請求項1〜2のいずれか1項に記載の巻き芯押さえ冶具。
  4. 前記ガイド板ストッパの材質がネオプレン、又はシリコンゴムである請求項1〜3のいずれか1項に記載の巻き芯押さえ冶具。
  5. 前記ガイド板ストッパの中心に貫通孔が設けられており、
    前記ホルダの保持部の外径に対する前記ガイド板ストッパの内径の比が0.8〜0.95である請求項1〜4のいずれか1項に記載の巻き芯押さえ冶具。
  6. 前記ガイド板ストッパの内径に対する外径の比が1.3〜1.6である請求項5に記載の巻き芯押さえ冶具。
  7. 前記ガイド板ストッパの厚みに対する内径の比が27〜34である請求項5〜6のいずれか1項に記載の巻き芯押さえ冶具。
  8. 前記ガイド板ストッパの中心に設けられた貫通孔の側面が、厚み方向に傾斜を有する請求項5〜7のいずれか1項に記載の巻き芯押さえ冶具。
  9. 前記傾斜が、前記ガイド板ストッパ厚み方向に対して30°〜40°である請求項8に記載の巻き芯押さえ冶具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の巻き芯押さえ冶具を備えた巻取り装置。
  11. 請求項10に記載の巻取り装置を備えたスリッタ装置。
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