JP2008252545A - 波長安定化光源を用いた光送受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】光送受信機において、受信機側の光フィルタを、送信側の光源の光周波数に合致した最適な動作点に精度よく設定する。
【解決手段】無変調連続光を用いて、光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整する。無変調連続光は、自光送受信機の光送信部内の波長安定化光源から分岐して用いる。あるいは、対向する光送受信機から到着する波長多重光変調信号から分離して用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長安定化光源を用いた光送受信機に関し、より詳細には、受信側に用いる復調用光フィルタの透過中心周波数を最適値に簡易に設定できる光送受信機に関する。
光通信システムは、波長多重(WDM)技術により比較的容易に大容量化が可能となりつつあるが、一波長あたりのビットレートの高速化も盛んに研究されている。その理由は、一波長あたりビットレートを高速化することで、装置コストを低減し、装置を小型化、低消費電力化できることにより、システムトータルのイニシャルコスト、ランニングコストを低減できることにある。
しかし、一波長あたりのビットレートの高速化は、原理的なOSNR耐力の劣化、波長分散(GVD)や偏波モード分散(PMD)による伝送距離制限、多段光フィルタリングによる通過ノード数制限、ファイバの非線形性によるファイバへの入力パワー制限などが顕著に表れるようになる。
これらの劣化要因への対策として、光位相変調(DPSK, DQPSKなど)の光遅延検波方式の検討が盛んになってきている。光位相変調方式は、受信装置にて位相変調信号をマッハツェンダ干渉計などの復調器を用いて強度変調符号に変換してから受光器で直接検波する。このときダブルバランスドレシーバを用いることで差動受光が可能となり識別感度が、強度変調信号をひとつの受光器で直接検波した場合に比べて3dB改善されることから、受光器にはダブルバランスドレシーバが用いられることが一般的である。
さて、マッハツェンダ干渉計を用いて位相変調信号を強度変調信号に復調するためには、マッハツェンダ干渉計の2つの経路の経路差を、信号光波長の変動に追随して波長レベルで制御しなくてはならない。これらを制御するための方法には、例えば、特許文献1にて説明されているように、干渉計の一方のアームに設けた位相シフタに制御用の低周波信号を重畳し、バランス型受光器の出力レベルに現れる前記制御用の低周波信号成分を利用して干渉計の一方のアームに設けた位相シフタを制御する方法がある。
マッハツェンダ干渉計としては、PLC上に生成した光導波路タイプのものが市販されている。経路差の制御方法としては、基板の温度を制御する(通過帯域変化量:1.4GHz/℃)か、両アームに付けられたヒータを加熱して(位相変化量:1.33π/W)制御することができる。
国際出願公開特許 WO/2005/088876 T. Yamamoto, T. Komukai, S. Kawanishi, K. Suzuki, and A. Takada, "Optical Frequency Comb Generation Using Phase Modulators and Group Verocity Dispersion Medium," 2006 Asia−Pacific Microwave Photonics Conference(AP−MWP 2006), pp.225−227, April 2006.
しかしながら特許文献1の「光伝送システム、光伝送システムの光送信装置及び光受信装置」にて説明されている方法では、位相シフタの最適点が検出信号レベルの最大値であるため、信号光波長と干渉計の通過帯域のずれを検出するために位相シフタに制御用の低周波信号を印加している。これは、主信号に干渉信号を重畳していることに他ならず、信号品質劣化を招く。これが従来技術の1つ目の課題である。
また、光位相変調信号の復調に用いられる1ビット遅延マッハツェンダ干渉計(MZI)は、信号帯域に対して半分程度の通過帯域しかないため、MZIの透過中心周波数のずれを検出するためには、変調信号を用いた場合には無変調連続光(CW)を用いた場合よりも中心周波数のずれの検出感度が低く、周波数の設定精度が悪い。これが2つ目の課題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光受信部の光フィルタを、光送信部の光源の光周波数に合致した最適な動作点に精度よく設定することができる光送受信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、波長安定化光源と、前記波長安定化光源から出力される連続光に光変調を与える光変調手段とを備える光送信部と、受信光信号をスペクトル整形する光フィルタリング手段を備える光受信部とにより構成される光送受信機において、無変調連続光を用いて、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整することを特徴とする。
これにより、波長安定化光源を用いた光送受信機において、前記波長安定化光源の光周波数と受信機の光フィルタの光周波数とがそれぞれ時間的に安定であることを利用して、複雑な制御機構を用いることなく精度良く光受信機の光フィルタの周波数特性を対向する光送受信機の送信光周波数に一致させることが可能となる。
また、前記波長安定化光源がそれぞれ波長の異なる複数の連続光を波長多重してほぼ同時に発生させる多波長光源であり、前記光受信部が波長多重信号分離手段を備えることができる。これにより、送信側が多波長光源であっても本発明を適用することができる。
また、前記多波長光源から出力される前記複数の連続光が互いに光位相関係が確定した光位相同期波長多重光であることができる。
これにより、主信号の波長とは異なる波長の連続光を使用しても光フィルタリング手段の透過中心周波数を所望の値に調整することができるため、波長選択の自由度を向上させることができる。
また、前記波長安定化光源が、前記光フィルタリング手段の波長ずれ許容量に対して十分高い絶対波長確度をもち、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整するために用いられる無変調連続光が、自送受信機内の前記光送信部が有する前記安定化光源から出力される単一波長の連続光もしくは複数波長の連続光のうちいずれか一波長の連続光であることができる。
これにより、自光送信機の安定化光源の出力を用いて自光受信機が利用する無変調連続光を得ることができるため、無変連続光源を別途設ける必要がなくなり、構成を簡単化することができる。
また、前記光送信部が少なくとも一波長の無変調連続光を送信し、前記光受信部が対向する光送受信機から受信する光信号に少なくとも一波長の無変調連続光を含み、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整するために用いられる無変調連続光が前記受信する無変調連続光であることができる。
これにより、対向する光送受信機の光送信部から送信された安定化光源の出力を用いて自光受信機が利用する無変調連続光を得ることができるため、無変調連続光源を別途設ける必要がなくなり、構成を簡単化することができる。
また、前記光受信部が光切替手段を備え、光送受信機のインストール時に前記無変調連続光を前記光受信部に入力するように光切替手段を切り替え、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整して固定し、前記透過中心周波数を固定後に受信する光変調信号を前記光受信部に入力するように光切替手段を切り替える手段を備えることができる。
これにより、光フィルタリング手段における光信号の入力ポート数を削減することができるため、光フィルタリング手段の構成を簡単化することができる。また、光送受信機のインストール時のみに無変調連続光が光受信部に入力するように制御するので、冗長な無変調連続光の入力や調整処理を無くすことができる。
また、前記光フィルタリング手段が光周波数に対して周期的な透過率特性を有する光周期フィルタであり、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整するために用いられる無変調連続光の光周波数が前記受信する光変調信号の光搬送波周波数と同等である、もしくは前記無変調連続光の光周波数が、前記受信する光変調信号の光搬送波周波数と同等の周波数から前記光周期フィルタの周期の整数倍だけシフトした周波数であることができる。
このように、光フィルタリング手段を調整するための無変調連続光の光周波数は、一つの光周波数に限定されることがないため、光送受信機設計における自由度を確保することができる。
本発明の光送信受信機の構成をさらに具体的に説明すると、例えば、前記光受信部が受信する光信号が光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号である場合に、前記光フィルタリング手段が前記光DPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、前記光復調回路を所望の出力端子の光出力レベルが最大または最小となる点に調整する。
あるいは、前記光受信部が受信する光信号が光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号である場合に、前記光フィルタリング手段が前記光DPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、前記光復調回路を所望の出力端子の光出力レベルが最小となる第一の点と前記光出力レベルが最小となる第一の点に隣接する光出力レベルが最小となる第二の点との中間点に調整する。
また、例えば、前記光受信部が受信する光信号が光差動4相位相シフトキーイング(DQPSK)信号である場合に、前記光フィルタリング手段が前記光DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、前記光復調回路を所望の出力端子の光出力レベルが最大値から約0.69dB低下した点、もしくは約8.34dB低下した点に調整する。
あるいは、前記光受信部が受信する光信号が光差動4相位相シフトキーイング(DQPSK)信号である場合に、前記光フィルタリング手段が前記光DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、前記光復調回路を所望の出力端子の光出力レベルが最小となる第一の点と前記光出力レベルが最小となる第一の点に隣接する光出力レベルが最小となる第二の点との中間点から、前記第一の点と前記第二の点の間を8等分した量だけシフトした点に調整する。
また、例えば、前記光受信部が受信する光信号が光π/4シフト差動4相位相シフトキーイング(π/4−DQPSK)信号である場合に、前記光フィルタリング手段が前記光π/4−DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、前記光復調回路を所望の出力端子の光出力レベルが最大または最小となる点、もしくは最大値から約3dB低下した点に調整する。
あるいは、前記光受信部が受信する光信号が光π/4シフト差動4相位相シフトキーイング(π/4−DQPSK)信号である場合に、前記光フィルタリング手段が前記光π/4−DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、前記光復調回路を所望の出力端子の光出力レベルが最小となる第一の点と前記光出力レベルが最小となる第一の点に隣接する光出力レベルが最小となる第二の点との中間点、もしくは前記の光出力レベルが最小となる第一の点から前記第一の点と前記第二の点の間を4等分した量だけシフトした点に調整する。
本発明によれば、波長安定化光源を用いた光送受信機において、前記波長安定化光源の光周波数と受信機の光フィルタの光周波数とがそれぞれ時間的に安定であることを利用して、複雑な制御機構を用いることなく精度良く光受信機の光フィルタの周波数特性を対向する光送受信機の送信光周波数に一致させることが可能となる。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第一実施形態に係る光送受信機の構成例を図1に示す。図1において、光送受信機は、光送信部10−1および光受信部20−1により構成される。光送信部10−1では、波長安定化光源1−1から出力される連続光(CW)を光変調手段2−1に入力し、データ信号で変調を行う。変調された光変調信号は、光伝送路(図示省略)に送出される。
光受信部20−1では、受信した光変調信号を光フィルタリング手段3−1により光スペクトル整形を行う。光フィルタリング手段3−1から出力される光信号を光検波および識別再生回路4で電気信号に変換してから識別再生してデータ信号として出力する。モニタおよび制御回路5は、その出力光レベルを監視し、その監視結果に基づいて、無変調連続光を用いて光フィルタリング手段3−1の透過中心周波数を調整する。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第二実施形態に係る光送受信機の構成例を図2に示す。本実施形態は図1に示した第一実施形態からの差分で説明する。
本実施形態に係る光送受信機が第一実施形態と異なるのは、安定化光源がそれぞれ波長の異なる複数の無変調連続光を波長多重しほぼ同時に発生させることができる多波長安定化光源1−2であり、光変調手段が多波長の連続光を各々異なるデータで同時に変調することができる多波長光変調手段2−2であり、光受信部20−2が受信する波長多重信号を分波する波長多重信号分離手段6−1を光フィルタリング手段3−1の入力側に備えるところである。
本実施形態では、光フィルタリング手段3−1は波長多重信号分離手段6−1の出力側に接続されているため波長毎に複数並べることになるが、光フィルタリング手段3−1が複数波長を同時に扱える機能をもっている場合は、波長多重信号分離手段6−1の入力側に接続してもよい。
本実施形態における多波長光変調手段2−2の具体的な構成例を図3に示す。多波長安定化光源1−2から出力された波長多重無変調連続光はアレー導波路グレーティング(AWG)などの分波フィルタ31により一旦波長毎に分波される。分波された各波長の無変調連続光はそれぞれ光変調器32−1〜32−Nへ入力され、それぞれ異なるデータ♯1〜♯Nで変調される。変調された各波長の光変調信号は、AWGなどの合波フィルタ33で再び合波され波長多重光変調信号として光伝送路に送出される。
また、RZ系の光変調(RZ,CS−RZ,RZ−DPSK,CSRZ−DPSK,RZ−DQPSK,CSRZ−DQPSKなど)の場合には、図3に示すようにAWGなどの分波フィルタ31の前段に光パルス変調手段30を設けてもよい。これにより、全波長の光キャリアに同時に光パルス変調を行うことが可能となり、各波長の光変調器32−1〜32−Nへの負荷を大幅に低減することができる。
本実施形態における光受信部20−2の具体的な構成例を図4に示す。光受信部20−2に入力される波長多重光変調信号はAWGなどの分波フィルタ40により波長毎に分離される。分離された各波長の信号は、それぞれ光フィルタリング手段41−1〜41−Nで光スペクトル整形され、光検波回路42−1〜42−Nで電気信号に変換され、識別再生回路43−1〜43−Nで再生され、データ信号♯1〜♯Nとして出力される。本実施形態では、図4に示すように光フィルタリング手段調整用の無変調連続光が波長数だけ必要である。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第三実施形態に係る光送受信機の構成例を図5に示す。本実施形態は図2に示した第二実施形態からの差分で説明する。
本実施形態に係る光伝送システムが第二実施形態と異なるのは、多波長安定化光源が、各波長の光位相が同期している光位相同期多波長安定化光源1−3であるところである。多波長光源の各波長の光位相を同期させることにより、主信号の波長とは異なる波長の連続光を使用しても光フィルタリング手段3−1の透過中心周波数を所望の値に調整することが可能となる。実際には光位相ではなく光周波数が同期していれば各波長の光位相関係が確定するため、光位相同期多波長安定化光源1−3の各波長を一旦分波して光位相同期状態が保持できなくても光フィルタリング手段3−1の調整は可能である。
光位相同期多波長安定化光源1−3の具体的な構成例を図6に示す。単一波長安定化光源50から出力された単一波長連続光は光位相変調器51を用いて単一周波数fmのRF(Radio Frequency)信号で変調され、光周波数間隔がfmの複数のスペクトルをもつ光となる。この光を波長分散媒質52に通すことにより各波長のスペクトルの光位相関係を調整することができる。波長分散媒質52で各波長の光位相が調整された光は再び光位相変調器53で位相変調されて出力される。このような構成をとることにより、非常に広帯域でかつスペクトルの平坦な波長多重連続光を生成することができる。(例えば、非特許文献1参照)
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第四実施形態に係る光送受信機の構成例を図7に示す。本実施形態は図5に示した第三実施形態からの差分で説明する。
本実施形態に係る光送受信機が第三実施形態と異なるのは、光送信部10−4の光位相同期多波長安定化光源1−3から出力される波長多重無変調連続光を光分岐手段7により分岐して、その一方を光受信部20−4の光フィルタリング手段3−2の調整に用いる波長多重無変調連続光として用いるところである。
光受信部20−4は、対向する光送受信機の光送信部から送出される光信号を受信するが、光送信部10−4に絶対波長確度の保証された光位相同期多波長安定化光源1−3を用いることにより、対向する光送受信機から送出される光信号の波長と同じとみなして、光受信部20−4の光フィルタリング手段3−2の調整に用いることができる。
光受信部20−4の具体的な構成例を図8に示す。図4の構成例と異なるのは、各波長の光フィルタリング手段41−1〜41−Nに入力される調整用の無変調連続光が、同じ光送受信機の送信部10−4から供給される波長多重無変調連続光であり、それをAWGなどの分波フィルタ45で各波長の連続光に分離して各光フィルタリング手段41−1〜41−Nに入力するところである。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第五実施形態に係る光送受信機の構成例を図9に示す。本実施形態は図5に示した第三実施形態からの差分で説明する。
本実施形態に係る光送受信機が第三実施形態と異なるのは、光送信部10−5が光位相同期多波長安定化光源1−3から出力される波長多重無変調連続光の少なくとも1波を分岐手段8により分波して、光変調手段2−1から出力される波長多重光変調信号に合波手段9により合波して光伝送路に送出し、光受信部20−5が受信した波長多重光変調信号を波長多重信号分離手段6−2で分離する際、対向する光送受信機から送信された無変調連続光を光フィルタリング手段3−1の調整用に使用するところである。
この無変調連続光の波長は他の光変調信号の波長とは異なるが、光フィルタリング手段3−1が例えばマッハツェンダ干渉計(MZI)型光フィルタのように光周波数に対して周期的な透過率特性を有する光フィルタである場合には、構成や調整方法の変更がほとんどなく実現が可能である。
光送信部10−5の具体的な構成例を図10に示す。図3の構成例と同様に光位相同期多波長安定化光源60から出力された光はAWGなどの分波フィルタ61で波長毎に分波されるが、そのうち1つの波長にだけ光変調を行わずに再び合波して光伝送路に送出する。図10では無変調連続光のポートには光変調器62−1〜62−(N−1)は挿入されていないが、光変調器は挿入しておいてデータ信号を入力せず無変調のまま出力する構成でもよい。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第六実施形態に係る光送受信機の構成例を図11に示す。本実施形態は図7に示した第四実施形態からの差分で説明する。
本実施形態に係る光送受信機が第四実施形態と異なるのは、光受信部20−6に光スイッチ11を備え、制御回路12で光スイッチ11を切り替えることにより、波長多重信号分離手段6−1への入力を波長多重された無変調連続光と波長多重された光変調信号のどちらかに切り替えるところである。
光受信部20−6の光フィルタリング手段3−3の透過中心周波数を調整するときは、前記波長多重された無変調連続光を波長多重信号分離手段6−1に入力し、調整が完了したら前記波長多重された光変調信号を波長多重信号分離手段6−1に入力し運用を開始する。
光受信部20−6の具体的な構成例を図12に示す。入力段に光スイッチ11を設け、調整時と運用時とで制御回路12で切り替える。調整時は、光送信部10−6から供給される波長多重無変調連続光を分波フィルタ40側に入力して光フィルタリング手段41−1〜41−Nの調整を行う。調整が完了したら、光変調信号を分波フィルタ40側に入力して運用を開始する。
光スイッチ11を分波フィルタ40の前段に配置することにより波長多重信号を一括して扱うことができる。また、光スイッチ11を使用せず、手動で光ファイバコードをつなぎ換えてもよい。
(第七実施形態)
本発明の第七実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第七実施形態に係る光送受信機の構成例を図13に示す。本実施形態は図9に示した第五実施形態からの差分で説明する。
本実施形態に係る光送受信機が第5実施形態と異なるのは、光受信部20−7に光スイッチ11を備え、制御回路12で光スイッチ11を切り替えることにより、光フィルタリング手段3−3への入力を無変調連続光と光変調信号のどちらかに切り替えるところである。光受信部20−7の光フィルタリング手段3−3の透過中心周波数を調整するときは、前記無変調連続光を光フィルタリング手段3−3に入力し、調整が完了したら前記光変調信号を光フィルタリング手段3−3に入力し運用を開始する。
光受信部20−7の具体的な構成例を図14に示す。分波フィルタ40と光フィルタリング手段41−1〜41−(N−1)との間に信号チャネル数の光スイッチ11−1〜11−(N−1)を設け、調整時と運用時とで制御回路12で切り替える。調整時は、分波フィルタ40で分離された無変調連続光を光フィルタリング手段41−1〜41−(N−1)側に入力して光フィルタリング手段41−1〜41−(N−1)の調整を行う。調整が完了したら、光変調信号を光フィルタリング手段41−1〜41−(N−1)側に入力して運用を開始する。
分波された無変調連続光をパワースプリッタ13で分岐して使用することにより、1つの連続光で全チャネルの光フィルタリング手段41−1〜41−(N−1)を調整することが可能である。また、光スイッチ11−1〜11−(N−1)を使用せず、手動で光ファイバコードをつなぎ換えてもよい。
本発明の第五および第七実施形態では、光送信部10−5および10−7で無変調連続光を波長多重して送出し、光受信部20−5および20−7でその無変調連続光を波長分離して使用するという形態をとる。従って、光フィルタリング手段3−1および3−3を調整するための無変調連続光と実際に信号送受信に用いられる光変調信号の搬送波周波数が異なるという問題がある。
しかし、光フィルタリング手段3−1および3−3が光周波数に対して周期的な透過率特性をもつ光フィルタの場合には、図15および図16に示すように、調整用無変調連続光の周波数が光変調信号の搬送波周波数に対して光フィルタリング手段3−1および3−3の周期の整数倍だけ離れた周波数でも同様に調整することが可能である。
何故ならば、本実施形態では光フィルタリング手段3−1および3−3の出力光レベルを監視しているため、光フィルタリング手段3−1および3−3の周期の整数倍だけ離れた光周波数では、透過率は同じ特性を示すためである。図15は光信号のキャリア周波数と調整用無変調連続光の周波数が一致している場合であり、図16は調整用無変調連続光の周波数が光信号キャリア周波数から光フィルタリング手段3−1および3−3の周期の整数倍だけ離れた周波数の場合である。このような動作条件は、光フィルタリング手段3−1および3−3が光周波数に対して周期的な透過率特性をもっていればよく、第五および第七実施形態に限定されず全ての実施形態に適用可能である。
(第八実施形態)
本発明の第八実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第八実施形態に係る光受信部の構成例を図17および図18に示す。本実施形態では、光変調信号が光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号である場合の光フィルタリング手段の具体的な構成例でその動作を説明する。
図17に示す構成はMZIフィルタ70に対して光変調信号と調整用無変調連続光を同じ方向に入射させる場合であり、図18に示す構成はMZIフィルタ70に対して光変調信号と調整用無変調連続光を反対方向に入射させる場合である。
受信された光DPSK信号は、復調のために遅延器71により1ビット遅延されたMZIフィルタ70に入力され、位相変調が強度変調に変換される。
MZIフィルタ70の2つの出力ポートから出力される相補的な2つの光強度変調信号はバランス型検波回路73で電気信号に変換され、識別再生回路74で再生されてデータ信号として出力される。このMZIフィルタ70の透過中心周波数を調整するときは、前記光DPSK信号の代わりに無変調連続光を用いる。光レベル検出回路75は、バランス型検波回路73の出力により無変調連続光の光レベルを検出し、MZI制御回路76は、所望の光レベルが得られるように位相調整端子72の位相を調整する。
図17に示す構成では、調整用の無変調連続光は光DPSK信号と同じ入力ポートからMZIフィルタ70に入力される。この場合は、MZIフィルタ70への入力前に光DPSK信号と無変調連続光を切り替える機能をもつ。一方、図18に示す構成では、調整用の無変調連続光は光DPSK信号の出力ポートから方向性結合器78を介してMZIフィルタ70に入力される。MZIフィルタ70の入力および出力には光方向性結合器77および78が挿入されており、MZIフィルタ70の出力側から入力された無変調連続光はMZIフィルタ70の入力側の方向性結合器77で分離させて光レベル検出回路75で光レベルを検出される。
光レベル検出回路75は、方向性結合器77の出力により無変調連続光の光レベルを検出し、MZI制御回路76は、所望の光レベルが得られるように位相調整端子72の位相を調整する。この場合には、MZIフィルタ70の入力側での光スイッチ機能や光ファイバコードによるつなぎ換えなどは不要となる。
この無変調連続光は、受信する光DPSK信号の搬送波周波数と必ずしも同一周波数である必要ななく、図15および図16に示したように受信信号の搬送波周波数からMZIフィルタ周期の整数倍だけ離れた周波数でもよい。
MZIフィルタ調整用の無変調連続光の光周波数とMZIフィルタ70の周波数特性の関係を図19〜図21に示す。図19はMZIフィルタ70から出力される光レベルが最大となる点にMZIフィルタ70を調整した場合であり、図20はMZIフィルタ70から出力される光レベルが最小となる点にMZIフィルタ70を調整した場合である。MZIフィルタ70の2つの出力ポートのうちどちらか1つを図19のように調整するともう1つの出力ポートは図20のようになり、その逆もあり得る。
また、図21はMZIフィルタ70から出力される光レベルが最小となる隣り合う第一の消光点と第二の消光点の中間点にMZIフィルタ70の透過中心周波数を調整した場合である。MZIフィルタ70の2つの出力ポートのうちどちらか1つを図21ように調整するともう1つの出力ポートは図20のようになる。
このように図19、図20、図21のどの調整方法を採用しても最適点に調整することができる。
対向の光送受信機の送信側の光源周波数は時間的に安定しているため、MZIフィルタ70は調整後に時間的に安定していればよい。例えば、MZIフィルタ70の位相調整端子72の駆動電流(電圧)を一定に制御すればよく、温度特性がある場合にはさらに温度を一定に制御すればよいため、変調信号による複雑な制御回路は必要ない。
(第九実施形態)
本発明の第九実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第九実施形態に係る光受信部の構成例を図22に示す。本実施形態では、光変調信号が光差動4相位相シフトキーイング(DQPSK)信号である場合の光フィルタリング手段の具体的な構成例でその動作を説明する。
受信された光DQSK信号は、分岐85により分岐されて復調のために遅延器81および87により1ビット遅延された2つのMZIフィルタ80および86に入力される。光DQPSK信号の4値の情報は、2つのMZIフィルタ80および86で2チャネルの2値データに分離されて強度変調に変換される。2つのMZIフィルタ80および86のうち一方(MZI80)はその2つのアーム間の光位相差がπ/4であり、他方(MZI86)はその2つのアーム間の光位相差が−π/4である。
それぞれMZIフィルタ80および86の2つの出力ポートから出力される相補的な2つの光強度変調信号はバランス型検波回路83および89で電気信号に変換され、識別再生回路84および90で再生されてデータ信号として出力される。このMZIフィルタ80および86の透過中心周波数を調整するときは、前記光DQPSK信号の代わりに無変調連続光を用いる。
光レベル検出回路91は、バランス型検波回路83および89の出力により無変調連続光の光レベルを検出し、MZI制御回路92は、所望の光レベルが得られるように位相調整端子82−1および88−1の位相を調整する。
また、図17および図18に示した第八実施形態と同様にMZIフィルタ80および86の出力ポートから調整用の無変調連続光を入力してもよい。
この無変調連続光は、受信する光DQPSK信号の搬送波周波数と必ずしも同一周波数である必要はなく、図16に示したように受信信号の搬送波周波数からMZIフィルタ80および86の周期の整数倍だけ離れた周波数でもよい。
MZIフィルタ調整用の無変調連続光の光周波数とMZIフィルタ80および86の周波数特性の関係を図23〜図25に示す。図23はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最大となる点から約0.69dB低下した点にMZIフィルタ80および86を調整した場合であり、図24はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最大となる点から約8.34dB低下した点にMZIフィルタ80および86を調整した場合である。
MZIフィルタ80の2つの出力ポートのうちどちらか1つを図23のように調整するともう1つの出力ポートは図24のようになり、その逆もあり得る。
また、MZIフィルタ86は、光レベルは同じであるがMZIフィルタ86の周波数特性が調整用無変調連続光を基準にして光周波数軸上で対象の位置に調整される。MZIフィルタ80とMZIフィルタ86の光位相の関係を安定化させれば、4つの出力ポートのうちいずれか1つの出力ポートを調整するだけで他の3ポートは自動的に調整される。
また、図25はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最小となる隣り合う第一の消光点と第二の消光点からMZI周期の1/8だけシフトした点にMZIフィルタ80および86の透過中心周波数を調整した場合である。MZIフィルタ80および86の2つの出力ポートのうちどちらか1つを図25ように調整するともう1つの出力ポートは図23のようになる。このように図23、図24、図25のどの調整方法を採用しても最適点に調整することができる。
対向の光送受信機の送信側の光源周波数は時間的に安定しているため、MZIフィルタ80および86は調整後に時間的に安定していればよい。例えば、MZIフィルタ80および86の位相調整端子82−1および88−1の駆動電流(電圧)を一定に制御すればよく、温度特性がある場合にはさらに温度を一定に制御すればよいため、変調信号による複雑な制御回路は必要ない。
(第十実施形態)
本発明の第十実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第十実施形態に係る光受信部の構成例を図26に示す。本実施形態では、光変調信号が光π/4シフト差動4相位相シフトキーイング(π/4−DQPSK)信号である場合の光フィルタリング手段の具体的な構成例でその動作を説明する。
受信された光π/4−DQSK信号は、分岐85により分岐されて復調のために遅延器81および87により1ビット遅延された2つのMZIフィルタ80および86に入力される。光π/4−DQPSK信号の4値の情報は、2つのMZIフィルタ80および86で2チャネルの2値データに分離されて強度変調に変換される。2つのMZIフィルタ80および86のうち一方(MZI80)はその2つのアーム間の光位相差が0であり、他方(MZI86)はその2つのアーム間の光位相差がπ/2である。
それぞれMZIフィルタ80および86の2つの出力ポートから出力される相補的な2つの光強度変調信号はバランス型検波回路83および89で電気信号に変換され、識別再生回路84および90で再生されてデータ信号として出力される。このMZIフィルタ80および86の透過中心周波数を調整するときは、前記光π/4−DQPSK信号の代わりに無変調連続光を用いる。
光レベル検出回路91は、バランス型検波回路83および89の出力により無変調連続光の光レベルを検出し、MZI制御回路92は、所望の光レベルが得られるように位相調整端子82−1および88−1の位相を調整する。
また、図17および図18に示した第八実施形態と同様にMZIフィルタ80および86の出力ポートから調整用の無変調連続光を入力してもよい。
この無変調連続光は、受信する光π/4−DQPSK信号の搬送波周波数と必ずしも同一周波数である必要ななく、図16に示したように受信信号の搬送波周波数からMZIフィルタ80および86の周期の整数倍だけ離れた周波数でもよい。
MZIフィルタ調整用の無変調連続光の光周波数とMZIフィルタ80および86の周波数特性の関係を図21、図27〜図31に示す。図27はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最大となる点にMZIフィルタ80および86を調整した場合であり、図28はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最小となる点にMZIフィルタ80および86を調整した場合である。MZIフィルタ80の2つの出力ポートのうちどちらか1つを図27のように調整するともう1つの出力ポートは図28のようになり、その逆もあり得る。
また、図29はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最大値から光周波数が高い側に3dB低下した点に調整した場合である。図30はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最大値から光周波数が低い側に3dB低下した点に調整された場合である。MZI86の2つの出力ポートのうちどちらか1つを図29のように調整するともう1つの出力ポートは図30のようになり、その逆もあり得る。
MZIフィルタ80およびMZIフィルタ86の光位相の関係を安定化させれば、4つの出力ポートのうちいずれか1つの出力ポートを調整するだけで他の3ポートは自動的に調整される。
また、図21はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最小となる隣り合う第一の消光点と第二の消光点の中間点にMZIフィルタ80および86の透過中心周波数を調整した場合であり、図31はMZIフィルタ80および86から出力される光レベルが最小となる隣り合う第一の消光点と第二の消光点の中間点からMZIフィルタ80および86の周期の1/4だけシフトした点にMZIフィルタ80および86の透過中心周波数を調整した場合である。本実施形態ではMZIフィルタ80を図21のように、MZIフィルタ86は図31のように調整される。
このように本実施形態では図21、図27、図28、図29、図30、図31のどの調整方法を採用しても最適点に調整することができる。対向の光送受信機の送信側の光源周波数は時間的に安定しているため、MZIフィルタ80および86は調整後に時間的に安定していればよい。例えば、MZIフィルタ80および86の位相調整端子82−2および88−2の駆動電流(電圧)を一定に制御すればよく、温度特性がある場合にはさらに温度を一定に制御すればよい。
(第十一実施形態)
本発明の第十一実施形態に係る光送受信機について説明する。本発明の第十一実施形態に係る光送受信機の構成例を図32に示す。本実施形態は、本発明の送受信機をROADM(再構成可能な光挿入分岐多重)ノードへ適用した場合のROADMノードの構成例である。本構成例では、ROADMノードは2つの光送受信機をもち、一方の光送受信機は図面左側からの信号を分岐して受信し、図面左側へ送信信号を挿入して送出し、他方の光送受信機は図面右側からの信号を分岐して受信して図面右側へ送信信号を挿入して送出する。
ROADMノードは少なくとも1つの絶対周波数安定化光源100をもち、前記光送受信機はこの絶対周波数安定化光源100を基準として多波長キャリアを発生する。生成した多波長キャリアを分岐して一方を送信用光源として、他方を受信部の復調用MZIフィルタの調整用に用いられる。
光送信部、光受信部の動作はこれまで説明した通りであるが、本実施形態で最も重要なのは絶対周波数安定化光源100を各ノードに少なくとも1台用意することである。これによって光位相変調方式(DPSK,DQPSKなど)を採用したRAODMシステムの光送受信機を簡単に安定化させることが可能となる。
本発明によれば、波長安定化光源を用いた光送受信機において、前記波長安定化光源の光周波数と受信機の光フィルタの光周波数とがそれぞれ時間的に安定であることを利用して、複雑な制御機構を用いることなく精度良く光受信機の光フィルタの周波数特性を対向する光送受信機の送信光周波数に一致させることが可能となるので、光通信における通信品質の向上に利用することができる。
本発明の第一実施形態を示すブロック図。 本発明の第二実施形態を示すブロック図。 本発明の第二実施形態における多波長光変調手段の具体的構成例を示すブロック図。 本発明の第二実施形態における光受信部の具体的構成例を示すブロック図。 本発明の第三実施形態を示すブロック図。 本発明の第三実施形態における位相同期多波長安定化光源の具体的構成例を示すブロック図。 本発明の第四実施形態を示すブロック図。 本発明の第四実施形態における光受信部の具体的構成例を示すブロック図。 本発明の第五実施形態を示すブロック図。 本発明の第五実施形態における光送信部の具体的構成例を示すブロック図。 本発明の第六実施形態を示すブロック図。 本発明の第六実施形態における光受信部の具体的構成例を示すブロック図。 本発明の第七実施形態を示すブロック図。 本発明の第七実施形態における光受信部の具体的構成例を示すブロック図。 光フィルタリング手段の周期性を利用した調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(光信号キャリア周波数と調整用連続光周波数とが一致)。 光フィルタリング手段の周期性を利用した調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(光信号キャリア周波数と調整用連続光周波数とが一定間隔ずれている)。 本発明の第八実施形態を示すブロック図(光変調信号と調整用無変調連続光とが同じ方向から入射)。 本発明の第八実施形態を示すブロック図(光変調信号と調整用無変調連続光とが反対方向から入射)。 本発明の第八実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最大の点に調整)。 本発明の第八実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最小の点に調整)。 本発明の第八および第十実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最小の点の中間点に調整)。 本発明の第九実施形態を示すブロック図。 本発明の第九実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベルが最大値から約0.69dB低下した点に調整)。 本発明の第九実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベルが最大値から約8.34dB低下した点に調整)。 本発明の第九実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最小の点の中間点からMZI周期の1/8だけシフトさせた点に調整)。 本発明の第十実施形態を示すブロック図。 本発明の第十実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最大の点に調整)。 本発明の第十実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最小の点に調整)。 本発明の第十実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベルが最大値から約3dB光周波数が高い側に低下した点に調整)。 本発明の第十実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベルが最大値から約3dB光周波数が低い側に低下した点に調整)。 本発明の第十実施形態における光フィルタリング手段と調整用無変調連続光の光周波数配置例を示す図(MZI出力レベル最小の点の中間点からMZI周期の1/4だけシフトさせた点に調整)。 本発明の第十一実施形態を示すブロック図。
符号の説明
1−1 波長安定化光源
1−2 多波長安定化光源
1−3 光位相同期多波長安定化光源
2−1 光変調手段
2−2 多波長光変調手段
3−1、3−2、3−3、41−1〜41−N 光フィルタリング手段
4 光検波および識別再生回路
5、44 モニタおよび制御回路
6−1、6−2 波長多重信号分離手段
7 光分岐手段
8 分波手段
9 合波手段
10−1、10−2、10−3、10−4、10−5、10−6、10−7 光送信部
11、11−1〜11−(N−1) 光スイッチ
12 制御回路
13 パワースプリッタ
20−1、20−2、20−3、20−4、20−5、20−6、20−7 光受信部
30 光パルス変調手段
31、40、45、61 分波フィルタ
32−1〜32−N、62−1〜62−(N−1) 光変調器
33、63 合波フィルタ
42−1〜42−N 光検波回路
43−1〜43−N 識別再生回路
50 単一波長安定化光源
51、53 光位相変調器
52 波長分散媒質
60 光位相同期多波長安定化光源
70、80、86 MZIフィルタ
71、81、87 遅延器
72、82−1、88−1、82−2、88−2 位相調整端子
73、83、89 バランス型検波回路
74、84、90 識別再生回路
75、91 光レベル検出回路
76、92 MZI制御回路
77、78 方向性結合器
85 分岐
100 絶対周波数安定化光源

Claims (13)

  1. 波長安定化光源と、前記波長安定化光源から出力される連続光に光変調を与える光変調手段とを含む光送信部と、受信光信号をスペクトル整形する光フィルタリング手段を含む光受信部とを備えた光送受信機において、
    無変調連続光を用いて、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整する手段を備えた
    ことを特徴とする光送受信機。
  2. 前記波長安定化光源がそれぞれ波長の異なる複数の連続光を波長多重してほぼ同時に発生させる多波長光源であり、
    前記光受信部が、波長多重信号分離手段を備えた
    請求項1記載の光送受信機。
  3. 前記多波長光源から出力される前記複数の連続光が互いに光位相関係が確定した光位相同期波長多重光である請求項2記載の光送受信機。
  4. 前記波長安定化光源が、
    前記光フィルタリング手段の波長ずれ許容量に対して十分高い絶対波長確度をもち、
    前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整するために用いられる無変調連続光が、
    自送受信機内の前記光送信部が有する前記波長安定化光源から出力される単一波長の連続光もしくは複数波長の連続光のうちいずれか一波長の連続光である
    請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信機。
  5. 前記光送信部が、
    少なくとも一波長の無変調連続光を送信し、
    前記光受信部が対向する光送受信機から受信する光信号に少なくとも一波長の無変調連続光を含み、
    前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整するために用いられる無変調連続光が、
    前記受信する無変調連続光である
    請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信機。
  6. 前記光受信部が光切替手段を備え、
    光送受信機のインストール時に、前記無変調連続光を前記光受信部に入力するように光切替手段を切り替え、前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整して固定し、前記透過中心周波数を固定後に、受信する光変調信号を前記光受信部に入力するように光切替手段を切り替える手段を備えた
    請求項4または5記載の光送受信機。
  7. 前記光フィルタリング手段が、
    光周波数に対して周期的な透過率特性を有する光周期フィルタであり、
    前記光フィルタリング手段の透過中心周波数を調整するために用いられる無変調連続光の光周波数が、
    前記受信する光変調信号の光搬送波周波数と同等である、
    もしくは、
    前記無変調連続光の光周波数が、
    前記受信する光変調信号の光搬送波周波数と同等の周波数から、
    前記光周期フィルタの周期の整数倍だけシフトした周波数である
    請求項6記載の光送受信機。
  8. 前記光受信部が受信する光信号が、
    光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号であり、
    前記光フィルタリング手段が、
    前記光DPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、
    前記光復調回路を、
    所望の出力端子の光出力レベルが最大または最小となる点に調整する
    請求項7記載の光送受信機。
  9. 前記光受信部が受信する光信号が、
    光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号であり、
    前記光フィルタリング手段が、
    前記光DPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、
    前記光復調回路を、
    所望の出力端子の光出力レベルが最小となる第一の点と、
    前記光出力レベルが最小となる第一の点に隣接する光出力レベルが最小となる第二の点と
    の中間点に調整する
    請求項7記載の光送受信機。
  10. 前記光受信部が受信する光信号が、
    光差動4相位相シフトキーイング(DQPSK)信号であり、
    前記光フィルタリング手段が、
    前記光DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、
    前記光復調回路を、
    所望の出力端子の光出力レベルが最大値から約0.69dB低下した点、もしくは約8.34dB低下した点に調整する
    請求項7に記載の光送受信機。
  11. 前記光受信部が受信する光信号が、
    光差動4相位相シフトキーイング(DQPSK)信号であり、
    前記光フィルタリング手段が、
    前記光DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、
    前記光復調回路を、
    所望の出力端子の光出力レベルが最小となる第一の点と、
    前記光出力レベルが最小となる第一の点に隣接する光出力レベルが最小となる第二の点と
    の中間点から、
    前記第一の点と前記第二の点の間を8等分した量だけシフトした点に調整する
    請求項7に記載の光送受信機。
  12. 前記光受信部が受信する光信号が、
    光π/4シフト差動4相位相シフトキーイング(π/4−DQPSK)信号であり、
    前記光フィルタリング手段が、
    前記光π/4−DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、
    前記光復調回路を、
    所望の出力端子の光出力レベルが最大または最小となる点、
    もしくは最大値から約3dB低下した点に調整する
    請求項7に記載の光送受信機。
  13. 前記光受信部が受信する光信号が、
    光π/4シフト差動4相位相シフトキーイング(π/4−DQPSK)信号であり、
    前記光フィルタリング手段が、
    前記光π/4−DQPSK信号を復調可能なマッハツェンダ干渉計を含む光復調回路であり、
    前記光復調回路を、
    所望の出力端子の光出力レベルが最小となる第一の点と、
    前記光出力レベルが最小となる第一の点に隣接する光出力レベルが最小となる第二の点との中間点、
    もしくは、
    前記の光出力レベルが最小となる第一の点から、
    前記第一の点と前記第二の点の間を4等分した量だけシフトした点
    に調整する
    請求項7記載の光送受信機。
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