JP2008249575A - パターン欠陥検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 繰り返しパターンに生じた欠陥を、短時間で、信頼性よく検査する。
【解決手段】 単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、繰り返しパターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、繰り返しパターンからの回折光を受光して結像させる工程と、回折光を結像させた像を観察することにより繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、単位パターンの配列のピッチを1μm〜8μmとする。
【選択図】 図3

Description

この発明は、単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法に関する。
例えば、液晶表示装置、プラズマ表示装置、EL表示装置、LED表示装置、DMD表示装置などのディスプレイ装置(Flat Panel Display;FPD)に用いられる表示デバイス用基板の表面、及び該表示デバイス用基板の製造工程で用いられるフォトマスクの表面には、単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンが形成される場合がある。この単位パターンは、所定の規則に従って配列されるものであるが、製造工程における何らかの原因により、一部の単位パターンが、所定の規則とは異なる規則に従って配列された欠陥を含む場合がある。かかる欠陥はムラ欠陥と称することもできる。
特許文献1には、フォトマスクの検査領域に回折光が発生するように照明し、上記回折光のうち所定の次数以上の高次回折光を選択的に入射させることが開示されている。また、上記所定の次数としては、+11次又は−11次とすることが記載されている。
特開2005−233869
前記欠陥は、個々のパターン形状としては許容範囲内のものであっても、一定の規則に従って周期的に配列しているため、表示デバイスとされたときに検出されやすい傾向がある。しかしながら、これらの欠陥を未然に検知するために各単位パターンの寸法や座標を個別に測定するミクロ検査を実施しようとしても、単位パターンの個数は膨大であるため、時間的、コスト的な観点から困難である。
上記特許文献1によると、高次の回折光は、物体構造の微細な情報を含んでいるため、高次の回折光を再回折(合成)させて得た像は、低次の回折光のみを再回折させて得た像よりも微細な部分の再現性に優れる、とされている。しかしながら、本発明者らの検討によれば、パターンの欠陥を高精度に検出するには、高次の回折光を選択するのみでは不十分であることが見出された。すなわち、欠陥の存在を精度よく判定するためには、繰り返しパターンに光を照射して得られた回折光を受光して観察する際に、欠陥に起因する情報と、欠陥のない元の繰り返しパターンに起因する情報と、を明確に区別できるSN比が必要であることが見出された。
そこで本発明は、繰り返しパターンから生じる回折光を観察して欠陥を検査する際に、欠陥に起因する情報と、欠陥のない繰り返しパターンに起因する情報と、を明確に区別することが可能なパターン欠陥検査方法、及びパターン欠陥検査装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、前記繰り返しパターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、前記繰り返しパターンからの回折光を受光して結像させる工程と、前記回折光を結像させた像を観察することにより前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、
前記単位パターンの配列のピッチを1μm〜8μmとするパターン欠陥検査方法である。
本発明の第2の態様は、前記回折光を受光して結像させる工程では、前記繰り返しパターンからの回折光のうち、次数の絶対値が1〜10の回折光を選択して受光する第1の態様に記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第3の態様は、前記繰り返しパターンに照射する光の波長を380nmから780nmとする第1から2の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第4の態様は、前記繰り返しパターンからの回折光の受光は、前記繰り返しパターンの主面に対して90°の受光角で行う第1から3の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第5の態様は、前記繰り返しパターンへの光の照射は、前記繰り返しパターンの主面に対して30°から60°の入射角で行う第1から4の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第6の態様は、前記被検査体は透明性基板を備え、前記繰り返しパターンは、前記透明性基板の主面上に、遮光性材料あるいは半遮光性材料から構成されている第1から5の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第7の態様は、前記繰り返しパターンは、前記透明基板上に、該繰り返しパターンとは異なる周期で配列された繰り返しパターンを有する主パターンと同時に描画された、テスト用パターンである第6の態様に記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第8の態様は、単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、前記繰り返しパターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、前記繰り返しパターンからの回折光を受光して結像させる工程と、前記回折光を結像させた像を観察することにより前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、前記回折光を受光して結像させる工程では、前記繰り返しパターンからの回折光のうち、次数の絶対値が1〜10の回折光を選択して受光するパターン欠陥検査方法である。
本発明の第9の態様は、単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、前記単位パターンとは異なるピッチでテスト用単位パターンが周期的に配列されたテスト用パターンを、前記繰り返しパターン以外の領域に前記繰り返しパターンと同時に描画することによって形成する工程と、前記テスト用パターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、前記テスト用パターンからの回折光を受光して結像させる工程と、前記回折光を結像させた像を観察することにより前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、前記テスト用単位パターンの配列のピッチを1μm〜8μmとするパターン欠陥検査方法である。
本発明の第10の態様は、前記回折光を受光して結像させる工程では、前記テスト用パターンからの回折光のうち、次数の絶対値が1〜10の回折光を選択して受光する第9の態様に記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第11の態様は、前記テスト用パターンに照射する光の波長を、380nmから780nmとする第9または10の態様に記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第12の態様は、前記テスト用パターンからの回折光の受光は、前記テスト用パターンの主面に対して90°の受光角で行う第9から11の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第13の態様は、前記テスト用パターンの光の照射は、前記テスト用パターンの主面に対して30°から60°の入射角で行う第9から12の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第14の態様は、前記被検査体は透明性基板を備え、前記繰り返しパターン及び前記テスト用パターンは、前記透明性基板の主面上に、遮光性材料あるいは半遮光性材料から構成されている第9から13の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第15の態様は、前記回折光は、前記繰り返しパターンに照射された光の反射光による回折光である第1から14の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第16の態様は、前記被検査体は、365nm〜436nmの波長範囲内の所定波長範囲の光を露光するフォトマスクである第1から15の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第17の態様は、前記フォトマスクは、液晶表示装置製造用のフォトマスクである第16の態様に記載のパターン欠陥検査方法である。
本発明の第18の態様は、第1から第17の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法を用いて欠陥を検査する工程を有するフォトマスクの製造方法である。
本発明の第19の態様は、第1から第17の態様のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法を用いて欠陥を検査し、前記検査の結果にもとづいて前記繰り返しパターンを描画する描画機の描画精度を評価する工程を有するフォトマスクの製造方法である。
本発明の第20の態様は、第18から第19の態様に記載のフォトマスクの製造方法によって製造したフォトマスクに、365nm〜436nmの波長範囲内の所定波長範囲の光を露光し、前記フォトマスク上に形成されているパターンを、被転写体上に転写するパターン転写方法である。
本発明にかかるパターン欠陥検査方法、及びパターン欠陥検査装置によれば、欠陥に起因する情報と、元の繰り返しパターンに起因する情報と、を明確に区別することが可能となる。
<A>本発明の一実施形態
以下に、本発明の一実施形態として、(1)被検査体としてのフォトマスクの構成、(2)フォトマスクに生じた欠陥、(3)パターン欠陥検査装置の構成、(4)本実施形態にかかるパターン欠陥検査方法を順に説明する。
(1)フォトマスクの構成
本実施形態にかかるパターン欠陥検査装置及びパターン検査方法においては、例えば、液晶表示装置、プラズマ表示装置、EL表示装置、LED表示装置、DMD表示装置など
に用いられる表示デバイス用基板や、該表示用デバイス用基板の製造工程で用いられるフォトマスクを被検査体として用いることが出来る。その他、半導体デバイス用基板や、該半導体デバイス用基板の製造工程で用いられるフォトマスクを被検査体として用いることも出来る。
以下に、被検査体としてのフォトマスク50の構成について、図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図1は、本発明の一実施形態にかかる被検査体としてのフォトマスクの構成を例示する概略図であり、(a)はフォトマスクの平面図を、(b)はフォトマスクの横断面図をそれぞれ模式的に示している。また、図2は、本発明の一実施形態にかかる被検査体としてのフォトマスクが備える繰り返しパターンの構成を模式的に例示する概略図である。
フォトマスク50とは、フォトリソグラフィー技術を用いて微細構造を製造する際に用いられる露光用マスクである。例えば、表示デバイス基板用のフォトマスクの場合には、図1(a)に例示するように、辺L1、辺L2を備える基板として構成されている場合が多い。上述のように、表示デバイス用基板の製造工程で用いられるフォトマスク50は、辺L1または辺L2が300mmを超える場合が多く、時には1mを超えるような大型基板として構成される場合もある。そして、このような大型のフォトマスク50を用いて全面露光を行うには、解像度よりも光量が優先されるため、露光用光源としては、365nm〜436nmの波長を含む所定波長領域の光を発するような光源が用いられる場合が多い。
フォトマスク50は、図1(b)に示すように、透明支持体としての透明基板57と、透明基板57の主表面上に形成された薄膜(遮光膜あるいは半遮光膜)からなる繰り返しパターン56と、を有している。
透明基板57の材料としては、例えば、合成石英ガラスなどが用いられる。また、繰り返しパターン56を構成する薄膜の材料としては、例えば、クロムなどの遮光性を有する材料や、半透光性を有する材料等が用いられる。なお、薄膜は、単層に限らず積層として構成されてもよく、その場合、遮光膜以外に半透光性の膜を伴ってもよく、また、エッチングストッパなどの機能性の膜を伴ってもよい。さらには、上記薄膜上にレジスト膜を伴ってもよい。
表示デバイス用のフォトマスク50の繰り返しパターン56の形状は、例えば、図2に示すように、格子状の単位パターン53が周期的に配列された形状となっている。以下、単位パターン53の配列周期を、単位パターン53のピッチdと呼ぶことにする。なお、単位パターン53の形状は、格子状に限らず、ラインアンドスペース形状等、他の形状の繰り返しパターンとして構成されていてもよい。
(2)フォトマスクに生じた欠陥
上記において、単位パターン53は所定の規則に従って配列すべきである。しかしながら、製造工程等における何らかの原因により、一部の単位パターンが上記規則とは異なる規則に従って配列されてしまう欠陥(いわゆるムラ欠陥)が生じる場合がある。以下に、繰り返しパターン56に生じる欠陥について、フォトマスク50の製造方法を交えながら説明する。なお、上述したとおり、ラインアンドスペース状の単位パターンにおける線幅異常や位置ずれも、本実施形態の検査対象とする欠陥に含まれる。
フォトマスク50の製造に際しては、多くの場合、以下の〔1〕〜〔5〕の工程が実施される。〔1〕まず、透明基板57上に薄膜(遮光膜等)を形成し、更に、この薄膜上にレジスト膜を形成する。〔2〕次に、形成したレジスト膜に、描画機を用いて、例えばラ
スタ描画方法などの描画方法によりレーザ光等を照射して、所定のパターンを露光する。〔3〕次に現像を行い、描画部又は非描画部のレジスト膜を選択的に除去し、薄膜上にレジストパターンを形成する。〔4〕その後、レジストパターンに覆われていない薄膜をエッチングにより選択的に除去して、繰り返しパターン56を形成する。〔5〕続いて、繰り返しパターン56上の残存レジストを除去する。なお、多層膜の場合には、膜の材料に応じた追加工程を設けることが出来る。
ここで、上述の〔2〕の工程において、レーザ光の走査精度が不意に悪化したり、又はビーム径が不意に変動したり、又は環境要因が変動したりすること等により、繰り返しパターン56に欠陥が発生することがある。図5は、繰り返しパターンに生じた欠陥を例示する概略図であり、(a)及び(b)は座標位置変動系の欠陥を、(c)及び(d)は寸法変動系の欠陥をそれぞれ例示している。なお、図5においては、欠陥が生じた箇所を符号54で示している。
例えば、図5(a)は、レーザ光による描画の繋ぎ目に位置ずれが発生したことによって、単位パターン53のピッチdが部分的に広くなってしまった欠陥を示す。また、図5(b)は、レーザ光による描画の繋ぎ目に位置ずれが発生したことによって、単位パターン53’の位置が他の単位パターン53に対して相対的にずれてしまった欠陥を示す。これらの欠陥は座標位置変動系の欠陥と称することができる。
また、図5(c)及び図5(d)は、描画機のビーム強度やビーム径が変動したこと等によって、単位パターン53’の大きさ、すなわち格子枠53a’の幅が変動してしまった欠陥を示す。これらの欠陥は寸法変動系の欠陥と称することができる。
なお、このような欠陥の発生原因は、必ずしも上記に限定されず、その他種々の原因により生じる場合がある。
(3)パターン欠陥検査装置の構成
続いて、本発明の一実施形態にかかるパターン欠陥検査装置10の構成例について、図3を参照しながら説明する。パターン欠陥検査装置10は、保持手段としてのステージ11と、照明手段としての光源装置12と、受光手段としての撮像装置14と、解析手段としての画像解析装置16と、を有している。
〔ステージ〕
保持手段としてのステージ11は、被検査体としてのフォトマスク50を保持するように構成されている。
ステージ11は、繰り返しパターン56の主平面に対して斜め下方から光を照射することが出来るように、フォトマスク50を保持する。例えば、ステージ11は、フォトマスク50の外周部を保持するような枠状の形状として構成されていてもよく、照射する光に対して透明な部材により構成されていてもよい。
また、ステージ11は、例えば、X方向及びY方向に移動可能なX−Yステージとして構成されている。そして、ステージ11上に保持されるフォトマスク50を、後述する光源装置12及び撮像装置14に対して相対的に移動させることにより、検査視野を移動させることが出来るように構成されている。なお、ステージ11を移動自在に構成しない場合には、光源装置12及び撮像装置14をステージ11に対して移動自在に構成してもよい。この場合、光源装置12及び撮像装置を同期して被検査体に対して移動させることが可能である。このとき、被検査体に対して光源装置12と撮像装置14を同じ側に配置して一体に構成し、かつ被検査体からの反射光を受光する装置構成とすることが有利である
。このように構成すれば、光源装置12と撮像装置14とを光軸のずれを防止しつつ同期して移動することが容易となるからである。
〔光源装置〕
照明手段としての光源装置12は、ステージ11に保持されたフォトマスク50の繰り返しパターン56に、所定の入射角で光を照射して、回折光を生じさせるように構成されている。
光源装置12は、十分な輝度(例えば、照度が1万Lx〜60万Lx以上、好ましくは30万Lx以上)を有し、平行性が高い(平行度が2°以内)の光源12aを用していることが好ましい。そして、光源装置12からの光の波長λは、上述の輝度を安価に得るため、また、後述する撮像装置14を安価に実現するため、波長380nm〜780nm(可視光域)とすることが好ましい。このような条件を満足することができる光源12aとしては、例えば、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ等が挙げられる。
光源装置12は、レンズを含む照射光学系12bを備えている。照射光学系12bは、ステージ11の支持面(すなわち繰り返しパターン56の主平面)と光源12aとの間に配置され、光源12aからの光を平行化するよう構成されている。
照射光学系12bにより平行化された光は、繰り返しパターン56の主平面を斜め下方から入射角θiにて照射して、回折光を生じさせる。なお、ここでいう入射角θiとは、ステージ11の支持面の法線と、照射光の光軸と、に挟まれる角度をいう。なお、図1において、光源装置12は、ステージ11の支持面に対して斜め下方に配置され、後述する受光手段は、繰り返しパターンからの透過光を受光しているが、ステージ11の支持面に対して斜め上方に配置されていてもよい。その場合、受光手段は、繰り返しパターンの生じる反射光を受光することになる。尚、反射光を利用する方法によれば、被検査体として透明以外の基板上にパターンを形成したものをも適用できる。更に、上述のとおり、反射光を利用する方法は、照射光学系と撮像装置を、被検査体に対して同じ側に設置できるため、一体に構成することが可能となり、検査時の光軸を安定に保持する上で有利である。更に、反射光を利用する方法では、透過光を受光する場合に比べて、受光光量が大きい(基板による光の吸収による減衰を勘案する必要がない)、光学系の角度の制御が容易(基板の厚みによる屈折の影響を勘案する必要がない)という点で、検査精度上の利点がある。
なお、入射角θiは30°から60°とするのが好ましい。入射角θiを大きくしすぎると、後述する撮像装置14にて受光される回折光の次数の絶対値が大きくなり、回折光の光量が減少し、欠陥の検出が困難になるためである。また、前述したように繰り返しパターン56は透明基板57上に形成されているが、入射角θiを大きくしすぎると、被検査領域中に均一の照度で光を照射することが困難になり、好ましくない。一方、入射角θiを小さくしすぎると、撮像装置14にて繰り返しパターン56を透過した透過光が受光され、強度の高い透過光(ゼロ次光)に欠陥の信号を含む回折光が埋もれてしまい、欠陥の検出が困難になるためである。
〔撮像装置〕
受光手段としての撮像装置14は、繰り返しパターン56からの回折光を受光して、結像させるように構成されている。
撮像装置14は、例えばCCDカメラ等の2次元の画像を撮影することが出来るエリアカメラ14aを有している。エリアカメラ14aの受光面は、ステージ11の支持面(す
なわち繰り返しパターン56の主平面)と対向するように設けられている。
撮像装置14は、対物レンズを有する受光光学系14bを更に有している。受光光学系14bは、繰り返しパターン56から所定の次数の回折光を受光して、エリアカメラ14aの受光面上に結像させる。なお、図4に示すとおり、受光光学系14bは回折光を集光する対物レンズ14cと、絞り14dと、を有している。そして、対物レンズ14cの開口NAは、対物絞り14dにより、波長λ/ピッチdよりも小さくなるように構成されている。なお、受光光学系14bを介した撮像装置14の視野は、例えば、一辺が10mm〜50mmの正方形あるいは長方形になるように構成されている。
撮像装置14は、ステージ11の支持面に対して上方に配置されており、受光角θrで回折光を受光する。ここで受光角θrとは、ステージ11の支持面(すなわち繰り返しパターン56の主平面)と、受光光学系14bの光軸と、に挟まれる角度をいう。なお、受光角θrは実質的に90°とするのが好ましい。撮像装置14がステージ11の支持面の法線上に配置されている場合には、撮像装置14がステージ11の支持面に対して斜め方向に配置されている場合と比較して、歪み(エリアカメラ14aの受光面から遠いほうが像が小さくなるとともに、近いほうが像が大きくなり、像が台形状になってしまう歪み)が生じにくくなるためである。すなわち、同一の検査視野内において、均一な像を得やすくなるためである。
なお、エリアカメラ14aの受光面上に結像された回折光の像(以下、エリア画像と呼ぶ)は、画像データとして、画像解析装置16へ出力することが可能なように構成されている。
〔画像解析装置〕
解析手段としての画像解析装置16は、撮像装置14から出力されたエリア画像を観察して、エリア画像内における光強度分布の異変を検出することにより、繰り返しパターン56に生じた欠陥の有無を検出することができるように構成されている。なお、光強度分布の異変を検出することで欠陥を検出できる理由については、(4)パターン欠陥検査方法の項において後述する。
すなわち、画像解析装置16は、撮像装置14からエリア画像の画像データを受信した後、エリア画像における光強度分布を数値化した数値データを作成するように構成されている。そして、画像解析装置16は、かかる数値データと、欠陥がない場合のエリア画像にもとづく数値データ(基準データ)とを定量的に比較することで、光強度分布の異変を客観的に検出するように構成されている。
また、画像解析装置16は、エリア画像の画像データを受信した後、エリア画像を微分して光強度変化率の分布を示す微分画像を作成するとともに、光強度変化率の分布を数値化した数値データを作成するように構成されている。そして、画像解析装置16は、かかる数値データと、欠陥がない場合のエリア画像を微分して得た数値データ(基準データ)とを定量的に比較することで、光強度分布の異変の検出感度を向上するように構成されている。
(4)パターン欠陥検査方法
続いて、本発明の一実施形態にかかるパターン欠陥検査方法について説明する。本パターン欠陥検査方法は、上述したパターン欠陥検査装置により実施される。
本パターン欠陥検査方法は、繰り返しパターン56に所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程(S1)と、繰り返しパターン56からの回折光を受光して結像させ
る工程(S2)と、回折光を結像させた像を観察することにより、繰り返しパターン56に生じた欠陥の有無を検出する工程(S3)と、を有している。以下、各工程について順に説明する。
〔回折光を生じさせる工程(S1)〕
まず、繰り返しパターン56を備えたフォトマスク50を、パターン検査装置のステージ11上に保持する。そして、光源装置12を用い、繰り返しパターン56の主平面に対して斜め下方から入射角θiで光を照射する。
すると、繰り返しパターン56の透過光側及び反射光側に、回折光が発生する。そして、単位パターン53のピッチがdであり、光源装置12から入射する光の波長がλであり、入射角がθiであるときには、d(sinθi±sinθn)=nλの関係を満たすような回折角θの方向に、n次の回折光が観測される。
図4は、繰り返しパターン56に入射角θiで光を照射して、受光角90°で回折光を受光する様子を示す概略図であり、(a)は単位パターンのピッチdが10μmである場合における回折光の様子を示し、(b)はかかる場合における回折光の次数と入射角との関係を示している。また、(c)は単位パターンのピッチdが1μmにおける回折光の様子を示し、(d)はかかる場合における回折光の次数と入射角との関係を示している。図4によれば、単位パターン53のピッチdが大きいほど、隣接する回折光同士の回折角の差△θ(すなわち、θn±1とθnとの差)が小さくなることが分かる。
〔回折光を受光して結像させる工程(S2)〕
続いて、撮像装置14により、繰り返しパターン56からの回折光を受光して結像させる。すなわち、受光光学系14bにより、繰り返しパターン56からの回折光を受光させ、エリアカメラ14aの受光面上へと結像させてエリア画像を得る。
ここで、欠陥がない繰り返しパターン56においては、各単位パターン53のピッチdは均一であるため、波長λ、入射角θi、回折角θが同一である限り、特定の次数の回折光を結像させた像は一定の規則性をもったものとなる筈である。これに対し、欠陥が生じた繰り返しパターン56’のピッチd’は、欠陥がない繰り返しパターン56のピッチdとは異なる。そのため、波長λ、入射角θi、回折角θが同一である場合には、欠陥が生じた繰り返しパターン56’によるエリア画像と、欠陥がない繰り返しパターン56によるエリア画像とは、何らかの相違が生じることとなる。具体的には、前者のエリア画像内には、欠陥に起因する光強度分布の異変が現れることとなる。そして、この光強度分布の異変は、後者のエリア画像には現れない。
その後、撮像装置14は、エリア画像の画像データを、画像解析装置16へ出力する。
なお、上記においては、繰り返しパターン56の斜め下方から光を照射して透過面で回折光を受光する場合を例にとって説明したが、繰り返しパターン56の斜め上方から光を照射して、反射面で回折光を受光する場合についても、同様の結果を得ることが出来る。
〔欠陥の有無を検出する工程(S3)〕
上述のように、欠陥が生じた繰り返しパターン56’からのエリア画像には、欠陥の存在を示す光強度分布の異変が現れる。そこで、画像解析装置16により、エリア画像を観察させ、繰り返しパターン56に生じた欠陥の有無を検査させる。
具体的には、画像解析装置16に、撮像装置14から出力されたエリア画像の画像データを受信させ、エリア画像の光強度分布を微分させてその変化を強調させた微分画像を作
成させ、光強度分布の変化(異変)を観察することによって、欠陥の有無を検出する。
なお、上述したとおり、入射光の波長λを380nm〜780nmとし、入射角θiを30°から60°とし、受光角θrを実質的に90°とすることが好ましい。そして、この場合、単位パターン53のピッチdは1μm〜8μmとすることが好ましい。このとき、上記エリア画像、又はその微分画像を観察すると、欠陥に起因する信号が、元来の繰り返しパターン(欠陥のない繰り返しパターン)に起因する信号に対し、SN比1.2以上で明確に区別することが可能である。更に、上述したd(sinθ±sinθi)=nλという関係式によれば、波長λ、入射角θi、受光角θr、ピッチdが上述の条件であれば、撮像装置14にて、次数の絶対値が1〜10次の回折光を受光することが出来る。次数の絶対値が1〜10の回折光は光量が多く、明るいエリア画像を得ることができ、欠陥の存在を示す光強度分布の変動(異変)を信頼性良く検出することが可能である。
(5)本実施形態における効果
本実施形態によれば、以下の〔1〕〜〔4〕の効果を奏する。
〔1〕本実施形態によれば、繰り返しパターン56に生じた微細な欠陥は、エリア画像内に光強度分布の異変として明瞭に現れる。従って、各単位パターン53の寸法や座標を個別に測定する検査(ミクロ検査)を実施しなくても、エリア画像内における光強度分布の異変を観察することにより、繰り返しパターン56の欠陥を検査することが可能となる。そして、かかる検査を、複数の単位パターン53を含むマクロ領域(すなわち一辺が10mm〜50mmの正方形あるいは長方形である検査視野)に対して行えば、フォトマスク50の検査時間が短縮でき、生産性を向上させることが可能となる。
例えば、ハイビジョンTV用の表示デバイス用基板(42V型、面積約0.5m)の製造に用いられるフォトマスク50は、1920(垂直)×1080(水平)=2,073,600個の単位パターン53を有している。ここで、全ての単位パターン53の寸法や座標を、レーザ測長機や顕微鏡等を用いてミクロ検査しようとすれば、単位パターン1個当たりの測定所要時間を約10秒とした場合に、約240日必要となってしまう。これに対し、本実施形態によれば、例えば、マクロ検査の視野が一辺25mm(但し隣接視野との重複を1割見込む)であり、一つの視野における検査時間(すなわち、上記のS1〜S3までの実行時間)が2.5秒程度であるとすれば、40分強の検査時間で検査を完了させることが可能となる。すなわち、フォトマスク50の検査時間を大幅に短縮させ、フォトマスク50の生産性を大幅に向上させることが可能となる。
〔2〕本実施形態によれば、入射光の波長λが380nm〜780nmであり、入射角θiが30°から60°であり、受光角θrが実質的に90°である場合において、単位パターン53のピッチdを1μm〜8μmとすることにより、撮像装置14にて、欠陥に由来する光強度の異変が明瞭に観察できる。このとき次数の絶対値が1〜10次の回折光を受光することが出来るが、次数の絶対値が1〜10の回折光は光量が多く、明るいエリア画像を得ることができるため、欠陥の存在を示す光強度分布の変動(異変)を信頼性良く検出することが可能になる。
〔3〕本実施形態によれば、画像解析装置16は、エリア画像における光強度分布を数値化した数値データと、欠陥がない場合のエリア画像にもとづく数値データとを定量的に比較することで、光強度分布の異変(欠陥)を検出する。すなわち、光強度分布を数値化して定量的に解析することにより、欠陥の有無を、目視による作業者の印象に頼らずに客観的に検出することが可能となる。これにより、検査結果のばらつきを抑制させ、検査の信頼性を向上させることが可能となる。
〔4〕本実施形態によれば、エリア画像を微分して光強度分布の変化を強調させた微分画像を作成し、この微分画像における光強度変化分布を数値化した数値データと、欠陥がない場合のエリア画像を微分して得た数値データと、を定量的に比較することで、光強度分布の異変(欠陥)の検出感度をさらに向上させることが可能となる。
<B>本発明の他の実施形態
続いて、本発明の他の実施形態を説明する。
上述したとおり、入射光の波長λを380nm〜780nmとし、入射角θiを30°から60°とし、受光角θrを実質的に90°とすることが好ましい。そして、この場合には、単位パターン53のピッチdを1μm〜8μmとすることで、欠陥に起因する情報と、欠陥のない繰り返しパターンに起因する情報と、を明確に区別することが可能になる。しかしながら、単位パターン53のピッチdは、被検査体の用途や仕様等によって定められるものであり、実際には単位パターン53のピッチdが8μmを超えるような場合がある。
ここで、単位パターン53のピッチdが大きい場合には、隣接する回折光同士の回折角の差△θが小さくなる。そのため、波長λ、入射角θi、受光角θr、ピッチdが上述の条件である場合には、撮像装置14にて受光される回折光の次数の絶対値は、1〜10よりもはるかに大きくなってしまう。このような高次回折光は光量が少ないため、エリア画像は暗くなり、欠陥の存在を示す光強度分布の変動(異変)を信頼性良く検出することは困難である場合がある。
しかしながら、、単位パターン53のピッチdが8μmを超える場合においては、単位パターン53とは異なるピッチでテスト用単位パターンが周期的に配列されたテスト用パターン56tを、繰り返しパターン56以外の領域に繰り返しパターン56と同時に描画することによって形成するとともに、テスト用単位パターン53tのピッチdを1μm〜8μmとすることで、上述の問題を解決できる。尚、本発明のテスト用パターンのピッチは、1μm未満でも構わないが、テストパターンの描画精度を確保する目的、及び、描画
データが過大な容量となることを防止する目的から、1μm以上のものが好ましい。特に
、後者について言えば、本発明の被検査体は、一辺が300mm以上、より効果が高いのは一辺が1m以上の大型のものであるから、描画容量を抑制することは意義が大きい。
以下に、本実施形態にかかる(1)被検査体としてのフォトマスクの構成、(2)パターン欠陥検査装置の構成、(3)本実施形態にかかるパターン欠陥検査方法を順に説明する。
(1)フォトマスクの構成
本実施形態にかかる被検査体としてのフォトマスクは、図8に示すように、透明支持体としての透明基板57の主表面上に、繰り返しパターン56と同時に形成された薄膜(遮光膜)からなるテスト用パターン56tを有している点が、上述の実施形態と異なる。テスト用パターン56tは、繰り返しパターン56以外の領域、例えば、透明基板57の主表面上における繰り返しパターン56の周囲等に設けられている。
また、テスト用パターン56tの形状は、例えば、格子状のテスト用単位パターン53tが周期的に配列された形状となっている。ここで、テスト用単位パターン53tのピッチdは、単位パターン53のピッチdとは独立して定めることが可能であり、例えば1μm〜8μmになるように構成されている。なお、テスト用パターン56tの形状は、格子状に限らず、ラインアンドスペース形状等、他の形状の繰り返しパターンとして構成されていてもよい。
ここで、テスト用パターン56tの描画は、繰り返しパターン56の描画と同時に行われる。すなわち、透明基板57上に形成したレジスト膜に対し、同一の描画機を用いて、テスト用パターン56tと繰り返しパターン56とを連続的に描画する。したがって、描画機の走査異常などにより繰り返しパターン56に欠陥が発生する場合には、テスト用パターン56tにも同様の欠陥が生じることとなる。
その他の構成は、上述の実施形態にかかるフォトマスクと同一である。
(2)パターン欠陥検査装置の構成
続いて、本発明の他の実施形態にかかるパターン欠陥検査装置10の構成例について説明する。
本実施形態にかかる照明手段としての光源装置12は、ステージ11に保持されたフォトマスク50のテスト用パターン56tに、所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせるように構成されている点が、上述の実施形態にかかるパターン欠陥検査装置10と異なる。また、本実施形態にかかる受光手段としての撮像装置14は、テスト用パターン56tからの回折光を受光して、結像させるように構成されている点が、上述の実施形態にかかるパターン欠陥検査装置10と異なる。また、本実施形態にかかる解析手段としての画像解析装置16は、テスト用パターン56tからの回折光を結像させた像(撮像装置14が受光して結像させたエリア画像)を観察することにより、繰り返しパターン56に生じた欠陥の有無を、間接的に検出することができるように構成されている点が、上述の実施形態にかかるパターン欠陥検査装置10と異なる。
その他の構成は、上述の実施形態にかかるパターン欠陥検査装置10と同一である。
(3)パターン欠陥検査方法
続いて、本発明の一実施形態にかかるパターン欠陥検査方法について説明する。本パターン欠陥検査方法は、上述したパターン欠陥検査装置により実施される。
まず、上述のテスト用パターン56tを、繰り返しパターン56以外の領域に繰り返しパターン56と同時に描画して形成する。
続いて、繰り返しパターン56及びテスト用パターン56tを備えたフォトマスク50を、パターン検査装置のステージ11上に保持する。そして、光源装置12を用い、テスト用パターン56tの主平面に、斜め下方から入射角θiで光を照射する。
続いて、撮像装置14を用いて、テスト用パターン56tからの回折光を受光して結像させる。すなわち、受光光学系14bにより、テスト用パターン56tからの回折光を受光させて、エリアカメラ14aの受光面上へと結像させ、エリア画像を得る。
続いて、画像解析装置16に、テスト用パターン56tのエリア画像の画像データを受信させ、エリア画像の光強度分布を微分させてその変化を強調させた微分画像を作成させ、光強度分布の変化(異変)を観察することによって、繰り返しパターン56に生じた欠陥の有無を検出する。
その他の構成は、上述の実施形態にかかるパターン欠陥検査方法と同一である。
(4)本実施形態における効果
本実施形態によれば、上述の本発明の一実施形態における〔1〕〜〔4〕の効果に加え
て、さらに以下の効果を奏する。
〔5〕本実施形態によれば、単位パターン53のピッチdが8μmを超える場合であっても、回折光を用いて繰り返しパターン56に生じた欠陥を短時間で信頼性良く検出することが出来る。すなわち、本実施形態によれば、単位パターン53とは異なるピッチでテスト用単位パターンが周期的に配列されたテスト用パターン56tを、繰り返しパターン56以外の領域に、繰り返しパターン56と同時に描画する。繰り返しパターン56に欠陥が生じた場合には、同時に描画したテスト用パターン56tにも欠陥が生じることから、テスト用パターン56tを検査することにより、繰り返しパターン56を間接的に検査することが可能である。
〔6〕本実施形態によれば、テスト用単位パターン53tのピッチdは、単位パターン53のピッチdとは独立して定めることが可能であり、1μm〜8μmとすることが出来る。そのため、入射光の波長λを380nm〜780nmとし、入射角θiを30°から60°とし、受光角θrを実質的に90°とした場合において、次数の絶対値が1〜10次の回折光を撮像装置14にて受光することができる。そのため、明るいエリア画像を得ることができ、欠陥の存在を示す光強度分布の変動(異変)を明瞭に信頼性良く検出することが可能になる。
以下に、本発明の実施例について、比較例を交えながら説明する。参照する図面において、図7(a)は、本発明の実施例および比較例にかかる欠陥検出能力を要約したグラフ図であり、(b)はピッチdを4μmとした場合(実施例1)を、(c)はピッチdを8μmとした場合(実施例2)を、(d)はピッチdを12μmとした場合(比較例1)を、(e)はピッチdを20μmとした場合(比較例2)における光強度変化率の分布をそれぞれ示すグラフ図である。
まず、実施例1として、単位パターン53のピッチdを4μmとし、その配列の中の一列に、意図的に10nm程度線幅が大きい欠陥を生じさせた繰り返しパターン56’を備えたフォトマスク50を、被検査体として用意した。そして、光源装置12により、波長λが546nmである光を、繰り返しパターン56’に対して入射角θiを45°として照射した。そして、受光角θrが90°の方向に設置された撮像装置14により、次数の絶対値が5に相当する回折光のエリア画像を得たのち、微分画像を作成し、その光強度変化分布を数値化してグラフに示した。その結果、図7(b)に示すとおり、欠陥の存在を示す光強度分布の異変(パルス状のピーク)が、S/N比よく(1.7以上)認められた。
次に、実施例2として、単位パターン53のピッチdを8μmとした。そして、繰り返しパターン56’に対して入射角θiを45°として照射した。そして、撮像装置14により、次数の絶対値が10に相当する回折光のエリア画像を得たのち、微分画像を作成し、その光強度変化分布を数値化してグラフに示した。その結果、図7(c)に示すとおり、欠陥の存在を示す光強度分布の異変(パルス状のピーク)が、S/N比よく(1.5以上)認められた。
次に、比較例1として、単位パターン53のピッチdを12μmとした。そして、繰り返しパターン56’に対して入射角θiを45°として照射した。そして、撮像装置14により、次数の絶対値が15に相当する回折光のエリア画像を得たのち、微分画像を作成し、その光強度変化分布を数値化してグラフに示した。その結果、図7(d)に示すとおり、欠陥の存在を示す光強度分布の異変(パルス状のピーク)をS/N比よく認めることが困難であった(S/N比1.1未満)。
次に、比較例2として、単位パターン53のピッチdを20μmとした。そして、繰り返しパターン56’に対して入射角θiを45°として照射した。そして、撮像装置14により、次数の絶対値が25に相当する回折光のエリア画像を得たのち、微分画像を作成し、その光強度変化分布を数値化してグラフに示した。。その結果、図7(e)に示すとおり、欠陥の存在を示す光強度分布の異変(パルス状のピーク)を認めることが困難であった(S/N比0.01未満)。
本発明の一実施形態にかかる被検査体としてのフォトマスクの構成を例示する概略図であり、(a)はフォトマスクの平面図を、(b)はフォトマスクの横断面図をそれぞれ示している。 本発明の一実施形態にかかる被検査体としてのフォトマスクが備える繰り返しパターンの構成を例示する概略図である。 本発明の一実施形態にかかるパターン欠陥検査装置の構成を示す概略図である。 繰り返しパターンに入射角θiで光を照射して、受光角90°で回折光を受光する様子を示す概略図であり、(a)は単位パターンのピッチが10μmである場合における回折光の様子を、(b)はピッチが10μmの場合における回折光の次数と入射角との関係を、(c)は単位パターンのピッチが1μmにおける回折光の様子を、(d)はピッチが1μmの場合における回折光の次数と入射角との関係を、それぞれ示す。 繰り返しパターンに生じた欠陥を例示する概略図であり、(a)及び(b)は座標位置変動系の欠陥を、(c)及び(d)は寸法変動系の欠陥をそれぞれ例示する。 (a)は欠陥が生じた繰り返しパターンを示し、(b)はこの繰り返しパターンから生じる回折光を受光して結像させたエリア画像を示し、(c)はこのエリア画像の光強度を微分して光強度分布の変動を強調した微分画像を示し、その光強度変化の変動を示すグラフ図を示す。 (a)は、本発明の実施例および比較例にかかる欠陥検出能力を要約したグラフ図であり、(b)はピッチdを4μmとした場合(実施例1)を、(c)はピッチdを8μmとした場合(実施例2)を、(d)はピッチdを12μmとした場合(比較例1)を、(e)はピッチdを20μmとした場合(比較例2)における光強度変化率の分布をそれぞれ示すグラフ図である。 本発明の他の実施形態にかかる被検査体としてのフォトマスクの構成を例示する概略図であり、(a)はフォトマスクの平面図を、(b)はフォトマスクの横断面図をそれぞれ示している。
符号の説明
10 パターン欠陥検査装置
11 ステージ(保持手段)
12 光源装置(照明手段)
12a 光源
12b 照射光学系
14 撮像装置(受光手段)
14a エリアカメラ
14b 受光光学系
16 画像解析装置(解析手段)
50 フォトマスク(被検査体)
53 単位パターン
53t テスト用単位パターン
56 繰り返しパターン
56t テスト用パターン
d ピッチ
θi 入射角
θr 受光角
θn 回折角
△θ 回折角の差

Claims (20)

  1. 単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、
    前記繰り返しパターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、
    前記繰り返しパターンからの回折光を受光して結像させる工程と、
    前記回折光を結像させた像を観察することにより前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、
    前記単位パターンの配列のピッチを1μm〜8μmとする
    ことを特徴とするパターン欠陥検査方法。
  2. 前記回折光を受光して結像させる工程では、前記繰り返しパターンからの回折光のうち、次数の絶対値が1〜10の回折光を選択して受光する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン欠陥検査方法。
  3. 前記繰り返しパターンに照射する光の波長を380nmから780nmとする
    ことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  4. 前記繰り返しパターンからの回折光の受光は、前記繰り返しパターンの主面に対して90°の受光角で行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  5. 前記繰り返しパターンへの光の照射は、前記繰り返しパターンの主面に対して30°から60°の入射角で行う
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  6. 前記被検査体は透明性基板を備え、
    前記繰り返しパターンは、前記透明性基板の主面上に、遮光性材料あるいは半遮光性材料から構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  7. 前記繰り返しパターンは、前記透明基板上に、該繰り返しパターンとは異なる周期で配列された繰り返しパターンを有する主パターンと同時に描画された、テスト用パターンである
    ことを特徴とする請求項6に記載のパターン欠陥検査方法。
  8. 単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、
    前記繰り返しパターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、
    前記繰り返しパターンからの回折光を受光して結像させる工程と、
    前記回折光を結像させた像を観察することにより前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、
    前記回折光を受光して結像させる工程では、前記繰り返しパターンからの回折光のうち、次数の絶対値が1〜10の回折光を選択して受光する
    ことを特徴とするパターン欠陥検査方法。
  9. 単位パターンが周期的に配列された繰り返しパターンを備えた被検査体の、前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検査するパターン欠陥検査方法であって、
    前記単位パターンとは異なるピッチでテスト用単位パターンが周期的に配列されたテスト用パターンを、前記繰り返しパターン以外の領域に前記繰り返しパターンと同時に描画
    することによって形成する工程と、
    前記テスト用パターンに所定の入射角で光を照射して回折光を生じさせる工程と、
    前記テスト用パターンからの回折光を受光して結像させる工程と、
    前記回折光を結像させた像を観察することにより前記繰り返しパターンに生じた欠陥を検出する工程と、を有し、
    前記テスト用単位パターンの配列のピッチを1μm〜8μmとする
    ことを特徴とするパターン欠陥検査方法。
  10. 前記回折光を受光して結像させる工程では、前記テスト用パターンからの回折光のうち、次数の絶対値が1〜10の回折光を選択して受光する
    ことを特徴とする請求項9に記載のパターン欠陥検査方法。
  11. 前記テスト用パターンに照射する光の波長を、380nmから780nmとする
    ことを特徴とする請求項9または10に記載のパターン欠陥検査方法。
  12. 前記テスト用パターンからの回折光の受光は、前記テスト用パターンの主面に対して90°の受光角で行う
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  13. 前記テスト用パターンの光の照射は、前記テスト用パターンの主面に対して30°から60°の入射角で行う
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  14. 前記被検査体は透明性基板を備え、
    前記繰り返しパターン及び前記テスト用パターンは、前記透明性基板の主面上に、遮光性材料あるいは半遮光性材料から構成されている
    ことを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  15. 前記回折光は、前記繰り返しパターンに照射された光の反射光による回折光である
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  16. 前記被検査体は、365nm〜436nmの波長範囲内の所定波長範囲の光を露光するフォトマスクである
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法。
  17. 前記フォトマスクは、液晶表示装置製造用のフォトマスクである
    ことを特徴とする請求項16に記載のパターン欠陥検査方法。
  18. 請求項1から請求項17のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法を用いて欠陥を検査する工程を有することを特徴とするフォトマスクの製造方法。
  19. 請求項1から請求項17のいずれかに記載のパターン欠陥検査方法を用いて欠陥を検査し、前記検査の結果にもとづいて前記繰り返しパターンを描画する描画機の描画精度を評価する工程を有することを特徴とするフォトマスクの製造方法。
  20. 請求項18または19に記載のフォトマスクの製造方法によって製造したフォトマスクに、365nm〜436nmの波長範囲内の所定波長範囲の光を露光し、前記フォトマスク上に形成されているパターンを、被転写体上に転写する
    ことを特徴とするパターン転写方法。
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