JP2008246467A - 反応装置 - Google Patents

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孝 芦田
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Abstract

【課題】蒸気がサイトグラスに吹きつける条件下でもサイトグラスが曇らない反応装置を提供する。
【解決手段】反応装置1は、反応槽2壁面の反応溶液Lの液面よりも上方の位置に設けられたサイトグラス7と、サイトグラス7の反応槽2内部側であって反応溶液Lの蒸気にさらされる内部露出面に向かって開口し、当該内部露出面に気体を放出する開口部を有している曇り防止部材8とを備えているので蒸気がサイトグラス7に吹きつける条件下でもサイトグラス7が曇らない。
【選択図】図1

Description

本発明は、沸騰を伴う反応に用いる反応装置に関するものである。
従来、沸騰を伴う反応を工業的に行う場合には、サイトグラスを具備した反応装置が、通常用いられている。かかる反応装置を用いる反応の一例として鈴木カップリング反応による共役芳香族ポリマーの生成が挙げられる。例えば、下記の特許文献1では、2官能性の芳香族ホウ酸類と芳香族ジハライドとを、トルエン溶媒、パラジウム触媒、界面活性剤等の存在下に塩基水溶液を加えて縮合反応させ、水溶液に由来する水を脱水しながら行うことにより、比較的温和な条件ながら高い官能基選択性で共役芳香族ポリマーが得られることが記載されている(特許文献1のEXAMPLE 1を参照)。
特許文献1に記載の反応では、反応溶液を加熱して、共沸脱水させながら、蒸発した反応溶液を反応容器に連結した凝縮器で凝縮させて反応溶液から除去することによって反応を進行させている。
この反応では、反応の進行に従って共役芳香族ポリマーが生じるため、反応の進行とともに反応溶液の粘度が上昇する。また、反応溶液には界面活性剤も含まれることから、上記反応溶液は非常に発泡しやすい溶液であるといえる。そのため、場合によっては、激しい発泡によって反応溶液が反応容器から溢れ出すおそれがある。
この問題点を解決するために、反応容器内部の様子を観察するためのサイトグラスを反応容器に設けることが考えられる。サイトグラスを通して反応容器内部を観察しながら反応を行うことにより、反応溶液が溢れそうになったら、反応溶液の加熱を一時停止させたり、トルエン溶媒を追加したりするなどして反応溶液を冷却する等の対応をとることができ、これにより安全に反応を進行させることができる。
米国特許第5777070号明細書(1998年7月7日公開)
しかしながら、サイトグラスを設けた場合であっても、反応中に蒸発した液体がサイトグラスで結露することによって反応容器内部を観察することは困難となる。例えば、特許文献1に記載の上記反応では、水、トルエンの混合溶液を加熱して反応を行う結果、蒸発した水及びトルエンがサイトグラス表面に結露してしまう。
特に、反応溶液全体の様子を確認するためには、反応容器の天井部にサイトグラスを設けることが好ましい。しかしながら、蒸発した水及びトルエンは反応容器の上方へと昇ってゆくので、天井部にサイトグラスを設けた場合、蒸発した水及びトルエンがサイトグラスに直接吹きつけられることになる。
その結果、水及びトルエンの混合溶液を加熱して反応を行った場合のサイトグラスからの視界は、サイトグラスの表面で結露した水及びトルエンによってほぼ完全に遮られてしまうことになる。図4は、このときのサイトグラスからの視界を示す図である。図示のように、サイトグラスのほぼ全面が結露したトルエンと水で覆われている。
さらに、結露した水は、トルエンと混和しないので、不透明な状態で存在している。すなわち、互いに混和せず、屈折率の異なる2種類の液体が結露する場合、サイトグラスを通して反応容器内部を観察することは、ほとんど不可能になる。このような状態では、容器内部の状態を観察することは困難であり、反応を安全に進行させることが難しい。
なお、上記特許文献1に記載の反応では、使用するパラジウム触媒が酸素存在下において、失活してしまうことから、実際にこの反応を行う場合には、窒素ガスのような不活性気体を反応容器中に注入することによって、反応容器中の酸素ガスをパージしながら反応を行う必要がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、反応溶液から発生した蒸気がサイトグラスに吹きつける条件下でも、サイトグラスから反応容器の内部が観察できる反応装置を提供することである。
本発明に係る反応装置は、反応溶液を収容する反応容器を備え、該反応容器内の反応溶液を沸騰させながら反応させる反応装置において、上記反応容器の壁面の上記反応溶液の液面よりも上方の位置に設けられたサイトグラスと、上記サイトグラスの反応容器内部側であって上記反応溶液の蒸気にさらされる内部露出面に向かって開口し、当該内部露出面に気体を放出する開口部を有している曇り防止部材とを備えていることを特徴としている。
上述のように、沸騰を伴う反応に用いる反応容器の反応溶液の液面よりも上方の位置にサイトグラスを設けた場合、反応容器内で発生する蒸気がサイトグラスで結露し、サイトグラスからの視界が悪くなるという問題がある。
ここで、上記構成によれば、曇り防止部材に供給された気体は、開口部からサイトグラスに向かって放出される。そして、サイトグラスに向かって放出されたパージガスは、サイトグラスに当たって反応容器の内部へと流れてゆく。
その結果、サイトグラス近傍に立ち上ってきた蒸気は、開口部から放出される気体によって遮られてサイトグラスに接触することがないので、サイトグラスの曇りを効果的に防ぐことができる。
すなわち、上記本発明の構成によれば、蒸気がサイトグラスに向かって立ち上ってくる過酷な条件下であっても、サイトグラスの曇りを防ぎ、サイトグラスからの視界を保つことができる。
また、上記開口部は、上記内部露出面の外周部に沿って形成されていることが好ましい。サイトグラスの内部露出面の外周部に沿って開口部が形成されている場合、サイトグラスの外周部からサイトグラスに向かって気体が放出されることになる。これにより、少量の気体で効率よくサイトグラス全面の曇りを防ぐことができる。
なお、曇り防止部材に供給する気体は、反応容器内部で行われる反応を阻害しないものであればよく、例えば窒素ガスやアルゴンガスなどが好ましい。
さらに、上記反応装置では、上記反応容器において反応溶液が充填されていない空間部と反応溶液との界面積をS、上記内部露出面の面積をS、上記反応溶液の蒸発量をVとした場合、上記曇り防止部材への気体の供給量Vが下記範囲であることが好ましい。
0.05×V×(S/S)≦V≦V×(S/S) …(1)
まず、本発明の発明者らは、サイトグラスの曇りを防ぐために、どの程度の量の気体を曇り防止部材に供給する必要があるかを検討した。実験の結果、サイトグラスの曇りを防ぐためには、反応容器内で発生する気体の量、すなわち反応溶液の蒸発量の少なくとも5%以上の量の気体を曇り防止部材に供給する必要があることがわかった。
そして、さらに検討を進めた結果、サイトグラスの曇りを防止するためには、サイトグラスの内部露出面、すなわちサイトグラスにおいて蒸気等が付着する可能性のある部分の面積Sと、反応容器において反応溶液が充填されていない空間部と反応溶液との界面積をSと、反応容器内部で発生する気体の発生量Vとに応じて、曇り防止部材に供給する気体の量Vを変更すればよいことがわかった。
すなわち、反応容器内の気体の発生量をVとすると、サイトグラスの反応容器内部に露出している部分(面積S)に衝突する気体の量は、V×(S/S)と表すことができる。したがって、V×(S/S)の5%以上の量の気体を曇り防止部材に供給することによって、サイトグラスの曇りを十分に防ぐことができる。
また、曇り防止部材に供給する気体の量は、サイトグラスの反応容器内部に露出している部分の面積Sに衝突する気体の量以下、すなわち、V×(S/S)以下であれば十分である。
したがって、曇り防止部材に供給する気体の量を、上記数式(1)を満たす範囲とすることで、サイトグラスの曇りを確実に防いで反応を進めることができる。
また、上記反応装置は、上記反応容器内部に不活性気体を供給する第1不活性気体供給管と、上記第1不活性気体供給管から分岐し、上記第1不活性気体供給管に供給される不活性気体の一部を上記曇り防止部材から供給する第2不活性気体供給管とを備えていることが好ましい。
化学反応の中には、特定の気体によって反応が阻害されてしまうものがある。例えば、上記鈴木カップリング反応に用いるパラジウム触媒は酸素によって失活するので、鈴木カップリング反応を空気中で行った場合、空気中の酸素によって反応が阻害されてしまう。
ここで、上記の構成によれば、第1不活性気体供給管により、反応容器内部の気体(例えば空気)が例えば窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性気体に置換される。これにより、反応容器内部の気体を不活性気体で置換した状態で反応を行うことができる。
また、上記不活性気体は、第2不活性気体供給管によって曇り防止部材にも供給される。曇り防止部材に供給された不活性気体は、上記開口部から反応容器の内部に供給される。すなわち、曇り防止部材に供給された不活性気体も、最終的には反応容器内部に供給されることになり、反応容器内部の気体の置換に用いられる。
したがって、上記構成によれば、サイトグラスの曇り防止のために余分な気体を供給することなく、反応容器内部の気体の置換とサイトグラスの曇り防止とを同時に行いながら反応を行うことができる。
以上のように、本発明に係る反応装置は、反応容器の壁面の上記反応溶液の液面よりも上方の位置に設けられたサイトグラスと、上記サイトグラスの反応容器内部側であって上記反応溶液の蒸気にさらされる内部露出面に向かって開口し、当該内部露出面に気体を放出する開口部を有している曇り防止部材とを備えているので、蒸気がサイトグラスに吹きつける条件下であってもサイトグラスが曇らないという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本発明の反応装置1の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、反応装置1の概要を示す要部断面図である。図示のように、反応装置1は、反応槽(反応容器)2、及びボンベ3を備え、反応槽2とボンベ3とは、第1供給管(第1不活性気体供給管)4によって接続されている。
まず、反応槽2及び反応槽2に付属する各構成について説明する。反応槽2は、その内部で反応を行うものであり、反応槽2の上部には、反応槽開口部9、第1パージガス流入口(不活性気体流入口)10、及び気体排出口11が設けられており、反応槽2の外壁側にはジャケット12が取り付けられている。また、反応槽2は、攪拌器13を備えており、反応槽2は反応溶液Lを収容できるようになっている。反応槽2は、その内部で反応を行うことができるものであればよく、反応槽2の材質及び容量は反応の種類や反応物質の量などに応じて適宜変更することができる。
反応槽開口部9には、サイトグラス7及び曇り防止部材8が、サイトグラス取り付け用部材である上部フランジ18及び下部フランジ19によって固定されており、サイトグラス7及び反応槽開口部9を介して反応槽2内部の観察ができるようになっている。なお、サイトグラス7は、反応溶液Lの液面より上方であれば反応槽2の任意の位置に設けることができる。
曇り防止部材8は、サイトグラス7に向けて曇り防止用のガスを放出することによってサイトグラス7の曇りを防止するものである。曇り防止用のガスとしては、反応槽2内で行われる反応を阻害しないものであれば任意の気体を適用することができ、例えばアルゴンガス、窒素ガス等を適用することができる。
曇り防止部材8は、図示のように、曇り防止用のガスの供給口である第2パージガス流入口15を備えており、第2パージガス流入口15は、第2供給管(第2不活性気体供給管)6と接続している。第2供給管6は、第2バルブ16を備え、分岐管5で第1供給管4と接続している。
第1パージガス流入口10は、反応槽2内にパージガスを送出し、反応槽2内部の気体をパージガスと置換するためのものである。第1パージガス流入口10は、図示のように、第1供給管4と接続している。第1供給管4は、第1バルブ17を備え、分岐管5を経てボンベ3に接続している。
気体排出口11は、反応槽2内部の気体を排出するためのものであり、コンデンサ20に接続している。コンデンサ20の内部には、図示のように、蛇管が設けられており、図のWinから冷却水を蛇管内に導入し、導入した冷却水をWoutから排出することによって、コンデンサ20内の気体を冷却するようになっている。
すなわち、コンデンサ20内に導入された気体のうち、トルエンの蒸気および水蒸気等は、上記蛇管で冷却されて凝結し、液体排出口Eから排出される。また、パージガス等の凝結しなかった気体は、気体排出口Fから排出される。
ジャケット12は、反応装置1における熱源である。ジャケット12は、反応槽2の外壁側に取り付けられており、温水、油などの熱媒の出入口となる図示しない導通口を有している。該導通口から上記のような熱媒を流すことによって、反応槽2内部の反応溶液Lを加熱することができる。熱媒は、反応を行う温度によって適宜選択すればよい。なお、反応装置1における熱源としては、反応溶液Lを所定の温度で加熱できるものであればよく、例えば、ジャケット12に替えてヒーター等を用いてもよい。
攪拌器13は、反応槽2内の反応溶液Lを攪拌するものであり、モーターによって駆動する。攪拌器13は、所望の回転速度で攪拌を行えるものであることが好ましい。反応装置1で用いる攪拌器13は特に限定されず、反応装置1で行う反応の種類等に応じて適宜選択すればよい。
ここで、本実施形態で用いる反応溶液Lについて説明する。本実施形態では、反応装置1で行う反応の一例として、鈴木カップリング反応を行う例を説明する。反応溶液Lは、共沸組成のトルエンと水との混合溶媒に、2官能性の芳香族ホウ酸類と芳香族ジハライド等を溶解したものを用いる。また、反応溶液L中には、触媒としてパラジウム触媒が添加されている。パラジウム触媒は、酸素と反応するので、上記反応は、反応槽2から酸素をパージした状態で行う必要がある。
また、上記反応では、反応生成物としてポリマーが生じるので、反応の進行と共に反応溶液Lの粘度が高くなってゆく。この結果、反応の後半では特に激しい発泡が起こり、反応溶液Lが反応槽2から溢れる危険性がある。
したがって、反応溶液Lを反応させる場合、サイトグラス7で反応槽2内部を観察しながら反応を行い、反応溶液Lの発泡により、反応槽2から反応溶液Lが溢れそうになったときには、反応溶液Lを冷却して反応溶液Lが溢れることを防ぐ必要がある。反応溶液Lの冷却方法としては、例えば、速やかに熱媒の導通を止める、冷却された熱媒を導通する、トルエン及び水の共沸点よりも高い沸点を有する反応溶媒を反応容器内に導入する等の方法が挙げられる。
ボンベ3は、反応槽2内部の気体をパージするためのパージガスを供給する手段であり、パージガスの供給量は図示しないバルブによって調節することができる。パージガスとしては、反応槽2内で行う反応を阻害しないものであれば任意のものを使用することができる。好ましいパージガスとして、窒素や、アルゴン等の不活性ガスが挙げられる。
第1供給管4は、ボンベ3から反応槽2にパージガスを送るための管であり、ボンベ3と反応槽2とを接続している。また、第2供給管6は、ボンベ3から曇り防止部材8にパージガスを送るための管であり、ボンベ3と曇り防止部材8とを接続している。
上述のように、反応溶液Lを反応させる場合、反応槽2内部の酸素をパージするためにパージガスを供給する必要があり、同時にサイトグラス7の曇りを防止するために曇り防止部材8に曇り防止用のガスを供給する必要がある。
そのためには、例えば、第1パージガス流入口10にボンベ等を接続してパージガスを反応槽2に供給し、一方で第2パージガス流入口15にはまた別のボンベ等を接続して曇り防止用のガスを曇り防止部材8に供給すればよい。
そして、第1パージガス流入口10には、反応槽2のパージに必要な量のパージガスを供給し、一方で第2パージガス流入口15にはサイトグラス7の曇り防止に必要な量の曇り防止用のガスを供給すればよい。
反応装置1では、反応槽2内部の気体のパージに用いるガスと、サイトグラス7の曇り防止用のガスとを何れも同じ供給元(ボンベ3)から供給される同じパージガスとしている。すなわち、反応装置1は、サイトグラス7の曇り防止用と、反応槽2のパージ用との2種類の用途に用いるガスを共有化している効率のよい構成であるといえる。
さらに、反応装置1に供給するパージガスの量は、反応槽2のパージに必要な最小限の量でよい。言い換えれば、反応装置1では、サイトグラス7の曇り防止のために余分なガスを必要としない。
すなわち、ボンベ等から供給されるパージガスは、反応槽2のパージと、サイトグラス7の曇り防止とに用いられるが、最終的には全て反応槽2に供給されるので、サイトグラス7の曇りを防止するために余分なパージガスを供給する必要が無い。
なお、反応槽2のパージに必要なパージガスの量は、反応槽2の容量や、反応溶液Lの量、反応の種類等に応じて決定されるので、反応装置1には、反応槽2の容量や反応溶液Lの量、反応の種類等に応じて、必要な量のパージガスを供給すればよい。第1パージガス流入口10及び第2パージガス流入口15のそれぞれに供給するパージガスの流量の好ましい設定については後述する。
以上の構成を備える反応装置1で、反応溶液Lを反応させた例について説明する。まず、反応開始前に、第1パージガス流入口10から反応槽2内にパージガスを流入させ、反応槽2内に酸素が残存していない状態としておく。なお、反応槽2内に反応槽2外部の酸素(空気中の酸素)が漏れ込んだ場合、触媒が失活して反応が阻害されるおそれがあるので、パージガスは反応が終了するまで流し続ける。図中の矢印Aは、第1パージガス流入口10からパージガスが流れる様子を示している。
そして、攪拌器13で反応溶液Lを攪拌しつつ、ジャケット12で反応溶液Lを加熱して反応を進行させる。図中の矢印Bは、ジャケット12から反応溶液Lに伝わる熱流を示している。
ジャケット12で加熱された反応溶液Lは蒸発し、反応溶液Lの蒸気は反応槽2の上方へと上がって行く。図中の矢印Cは、蒸気が上がって行く様子を示している。図示のように、蒸気は気体排出口11から排出されると共に、サイトグラス7周辺にも上がって行く。
そこで、反応装置1では、第2供給管6から曇り防止部材8へとパージガスを供給する。パージガスは、第2パージガス流入口15を経て曇り防止部材8に送られ、曇り防止部材8から反応槽2内にパージガスが流れて行く。図中の矢印Dは、曇り防止部材8からパージガスが流れる様子を示している。矢印Dで示す経路で反応槽2に流入するパージガスによって、反応槽2の内部であってサイトグラス7の近傍にパージガスの層が形成されるので、矢印Cで示す蒸気がサイトグラス7に付着しない。
次に、サイトグラス7及び曇り防止部材8のより詳細な構成について、図2〜図3に基づいて説明する。図2(a)はサイトグラス7及び曇り防止部材8を反応槽開口部9に設置した状態を示す正面図であり、同図(b)はその要部拡大図である。
同図(a)に示すように、サイトグラス7は、上部フランジ18と曇り防止部材8とに挟まれて固定されている。すなわち、反応装置1は、従来のサイトグラスをそのまま適用できる構成である。
サイトグラス7の材質としては、透明で反応槽2の内部が視認でき、反応槽2内部及び外部からの気体の出入りを遮断できるようなものであればよい。例えば、ガラス、耐熱ガラス等を適用することができ、中でも強化グラス(例えばJIS R3206)が好ましい。反応装置1では、曇り防止部材8によって、反応槽2の内部におけるサイトグラス7の近傍にパージガスの層が形成されるので、サイトグラス7に反応槽2の内容物の蒸気が付着することがない。
また、同図(a)に示すように、上部フランジ18の中央部にはその上面から下面まで貫通するすり鉢状の穴部が形成されており、この穴部を塞ぐようにサイトグラス7が固定されている。なお、ここでは、上部フランジ18の反応槽2内に対向する側の面(曇り防止部材8側の面)を下面とし、その反対側の面を上面として説明している。同図(a)では、上部フランジ18の中央部の穴部が、上部フランジ18の上面側ほど直径が広いすり鉢状の構成である例を示しているが、この例に限られず、上記穴部は、例えば円筒状の構成であってもよい。
下部フランジ19は、上部フランジ18を固定するための部材であり、上部フランジ18と同様の円板形状であり、円板の中央部には円板の上面(曇り防止部材8側の面)から下面(反応槽2側の面)まで貫通する穴部が形成されている。また、下部フランジ19には、上部フランジ18のボルト穴と同じ位置にボルト穴が形成されている。
曇り防止部材8は、図示のように、その上面(上部フランジ18側の面)でパッキン22を介してサイトグラス7に接し、その下面(下部フランジ19側の面)でパッキン22を介して反応槽開口部9と接している。
パッキン22を介在させることによって、サイトグラス7と曇り防止部材8との直接的な接触、および反応槽2と曇り防止部材8との直接的な接触を防止している。また、パッキン22によって、反応槽2の内面材質を守ることと密閉性を改良することができる。パッキンは、必要に応じて上部フランジ18とサイトグラス7との間等に設けてもよい。
また、曇り防止部材8には、図示のように、上部フランジ18の中央部に形成された穴部と略同じ位置に穴部が形成されているので、サイトグラス7を介して反応槽2の内部を観察することができる。そして、曇り防止部材8には、図示のように、第2パージガス流入口15が接続されており、ここから流入するパージガスは、曇り防止部材8の内部を通って反応槽2の内部へと流入する。
これについて、図2(b)に基づいて説明する。なお、図2(b)において、太線矢印は、パージガスが第2パージガス流入口15から反応槽2の内部へと流れる様子を示している。
図示のように、曇り防止部材8に供給されたパージガスは、パージガス流入口15を通って穴部23から放出される。そして、穴部23から放出されたパージガスは、サイトグラス7に向かって流れ、サイトグラス7に当たって反応装置1の内部へと向かうことになる。
次に、図3に基づいて曇り防止部材8のより詳細な構造について説明する。同図(a)は曇り防止部材8の平面図であり、同図(b)は同図(a)のA−A’断面図であり、同図(c)は曇り防止部材8の下面図である。なお、ここでは、曇り防止部材8の上部フランジ18側の面を上面とし、下部フランジ19側の面を下面として説明する。
同図(a)〜(c)に示すように、曇り防止部材8には、上部フランジ18及び下部フランジ19のボルト穴と同じ位置となるようにボルト穴31が設けられており、中央部には穴部が設けられている。
曇り防止部材8は、サイトグラス7に例えばボルト21等で固定して使用することができるので、サイトグラス7への取り付け及びサイトグラス7からの取り外しが容易である。また、曇り防止部材8を取り外す必要が無い場合には、サイトグラス7と曇り防止部材8とを一体に構成してもよい。
また、同図(a)(b)に示すように、曇り防止部材8の上面(上部フランジ18側の面)には、気体流路面32、及び堤状部33が曇り防止部材8の径方向内側に向かって順次形成されており、曇り防止部材8の側面には第2パージガス流入口15が設けられている。
気体流路面32は、曇り防止部材8の上面(上部フランジ18側の面)を、1段掘り下げて形成された環状の平面である。気体流路面32には、パージガス流入口15と連通している穴部23が設けられている。穴部23は、気体流路面32に収まる幅で、必要量のパージガスを気体流路に導ける程度の大きさをもつものであれば、任意の形状及び径とすることができる。また、堤状部33は、気体流路面32の径方向内側の端部に沿って、サイトグラス7に接しない高さ、すなわち気体流路面32の側壁の高さよりも低い高さに形成されている。
以上の構成により、気体流路面32の側壁と、気体流路面32と、堤状部33と、サイトグラス7とで、サイトグラス7の反応槽2内部側の外周に沿って環状の気体流路(パージガス流路)が形成される。
この環状の気体流路に、第2パージガス流入口15及び穴部23を介してパージガスが供給される。パージガスは、穴部23から環状の気体流路に流入し、該流路に沿って回り、流路に充満したパージガスは、サイトグラス7に向かって流れ出す。すなわち、サイトグラス7の反応装置1内部側の外周部に沿って形成された気体流路から、サイトグラス7に向けてパージガスが放出されるので、サイトグラス7近傍の気体を効率よく置換してパージガスの層を形成することができる。
これにより、本実施形態のように、反応中に蒸発した液体(主にトルエンと水)が激しく吹きつける条件下であっても、サイトグラス7が曇ることを防ぐことができ、反応中のサイトグラス7からの視界を良好に保つことができる。また、環状の気体流路からサイトグラス7に向けてパージガスを放出するので、曇り防止に要するパージガスの量を必要最小限の量に留めることができる。
環状の気体流路の形状は、パージガスがサイトグラス7に向かって流れるような形状であればよく、特に限定されない。例えば、図2(b)や図3(b)に示すように、穴部23がサイトグラス7の方に向いてさえいれば、パージガスはサイトグラス7に向かって流れるので、堤状部33を設けない構成とすることもできる。
ただし、本実施形態のように、堤状部33を設けることによって、気体流路面32の全周からサイトグラス7に向かってパージガスが流れるので、特に曇り防止効果が大きい。また、図3(b)に示すように、堤状部33は、サイトグラス7の内周方向へと切れ上がってゆく形状であることが好ましい。これにより、環状の気体流路からサイトグラス7へとスムーズにパージガスが流れる。
すなわち、堤状部33を設けた場合、堤状部33の上端と気体流路面32の側壁の上端との間に形成される隙間が環状の気体流路における開口部となる。なお、堤状部33を設けない場合、気体流路面32の径方向内側の端部と気体流路面32の側壁の上端との間に形成される隙間が環状の気体流路における開口部となる。
また、気体流路面32の側壁の高さ、気体流路面32の幅、堤状部33の高さは、気体流路に流入するパージガスの量に応じて適宜変更することができる。例えば、パージガスをより多く流入させる必要がある場合、気体流路面32の幅及び高さを大きくして気体流路の容積を増加させ、堤状部33の高さを低くすればよい。
なお、本実施形態では、反応溶液Lの主成分がトルエンと水の共沸混合物であり、サイトグラス7の直径(サイトグラス7の反応槽2内に露出している部分の直径)が75mmであることを想定している。
この場合、堤状部33の高さは、気体流路面32の側壁の高さとの差が1〜20mmとなるように設計すればよく、好ましくは3〜10mmとなるように設計すればよい。この構成よれば、環状の気体流路の全周からサイトグラス7へとパージガスがスムーズに流れる。また、堤状部33の高さを10mm以下とすることで、曇り防止部材8の厚さを薄くすることができ、曇り防止部材8を小型化することができる。
すなわち、本実施形態の曇り防止部材8の気体流路面32は、同図(b)に示すように、幅10mmの環状の平面であり、曇り防止部材8の上面から9mm掘り下げた位置に形成されている。また、穴部23の直径は、図3(b)に示すように5.0mmであり、そして、堤状部33の幅及び高さは、図3(b)に示すように、幅5mm、高さ4.0mmである。
したがって、気体流路面32と、気体流路面32の側壁と、堤状部33とで形成される気体流路は、幅10mm、高さ4mmの環状流路となる。そして、この環状流路から溢れ出したパージガスがサイトグラス7に向けて流れ、サイトグラス7に当たって反応槽2の内部に向かって流れることになる。
なお、図3に示した曇り防止部材8の各部のサイズは一例であり、上述のように、曇り防止部材8の各部のサイズは、サイトグラス7及び上部フランジ18のサイズや、パージガスの流量等に応じて適宜変更することができる。
ここで、サイトグラス7表面への液体の付着を防ぐための条件について説明する。曇り防止部材8に供給するパージガスの量が少なすぎる場合、トルエンや水といった液体がサイトグラス7に付着してしまうので、曇り防止部材8には、ある一定以上の流量でパージガスを供給する必要がある。
本発明の発明者らは、サイトグラスの曇りを防止する条件を検討した結果、反応槽2内で発生する蒸気の量(蒸発する反応溶液Lの量)、及びサイトグラスの表面積がパージガスの供給量と関係が深いことを見出した。なお、ここでは、「サイトグラスの表面積」は、サイトグラス7が反応槽2内に露出している部分の面積、言い換えれば、サイトグラス7と蒸気とが接触する可能性のある領域の面積を指すものとする。
すなわち、反応溶液Lの蒸発量が少ない場合や、サイトグラスの表面積が小さい場合には、曇り防止部材8へのパージガス供給量は少なくてもよい。一方、反応溶液Lの蒸発量が多い場合や、サイトグラス7の表面積が大きい場合には、曇り防止部材8へのパージガス供給量をより多くする必要がある。なお、反応装置1内で蒸発する反応溶液Lの量は、コンデンサ20の液体排出口E(図1参照)から排出される液体の量を測定することによって求めることができる。
曇り防止部材8に供給するべきパージガスの量は、蒸気(水・有機溶媒等)の発生量の5%以上であればよく、好ましくは10%以上である。上記の条件で反応を行った場合、蒸気がサイトグラス7の表面まで達しないので、サイトグラス7上で蒸気が結露することがなく、サイトグラス7の視界を良好に保つことができる。
ところで、サイトグラス7には、反応槽2内で発生した蒸気の全量が吹きつけるわけではない。すなわち、反応槽2内で発生した蒸気は、反応槽2中を上方へと立ち上ってゆき、反応槽2の天井部分に主として吹きつけられる。ここでは、反応槽2内の特に蒸気が吹きつけられる部分を蒸気吹きつけ面とよぶ。例えば、図1の例では、蒸気吹きつけ面の面積は、反応槽2の反応溶液L液面と平行な平面における断面積に等しい。
すなわち、反応槽2内で発生した蒸気は、蒸気吹き付け面の全面に吹きつけるので、サイトグラス7に吹きつける蒸気の量は、反応槽2内で発生した蒸気の全量よりも少なくなる。
また、蒸気は、反応槽2において反応溶液Lが充填されていない空間部と反応溶液Lとの界面から発生する。したがって、サイトグラス7に吹きつける蒸気の量は、蒸気吹き付け面の面積を反応槽2において反応溶液Lが充填されていない空間部と反応溶液Lとの界面積で割った値に、反応槽2の内部で発生した蒸気の全量を掛けた値で表すことができる。
すなわち、反応槽2において反応溶液Lが充填されていない空間部と反応溶液Lとの界面の面積をS、サイトグラス7の表面積をS、反応溶液Lの蒸発量をVとした場合、サイトグラス7に衝突する気体の量は、V×(S/S)と表すことができる。
したがって、V×(S/S)の5%以上の量の気体を曇り防止部材に供給することによって、サイトグラスの曇りを十分に防ぐことができる。これを、曇り防止部材8へのパージガス供給量をVとして数式で表すと、下記の数式(2)のようになる。
0.05×V×(S/S)≦V …(2)
曇り防止部材8へのパージガス供給量Vが上記数式(2)を満たす場合、蒸気がサイトグラス7の表面まで達しないので、サイトグラス7上で蒸気が結露することがなく、サイトグラス7の視界を良好に保つことができる。
また、曇り防止部材8に供給するパージガスの量は、多ければよいというものではない。曇り防止部材8に供給するパージガスの量は、サイトグラス7に吹きつけられる蒸気の量V×(S/S)以下に留めておくことが好ましい。これを数式で表すと下記の数式(3)のようになる。
≦V×(S/S) …(3)
曇り防止部材8に供給するパージガスの量を、サイトグラス7に吹きつけられる蒸気の量V×(S/S)以下とした場合、コンデンサ20に吸い上げられるパージガスの量が必要以上に増加することがなく、トルエンや水の蒸気を速やかに凝縮させることができる。
また、反応槽2のパージに必要なパージガスの量、すなわち反応槽2に供給するパージガスの全量は、トルエンと水との共沸混合物の量に依存する。パージガスの量は、反応槽2内に反応槽2の外部の気体が入らないように、加圧するように調整すればよい。
なお、本実施形態では、パージガスを第1パージガス流入口10及び第2パージガス流入口15から反応槽2に供給する例を示したが、反応槽2に供給するパージガスの全量を第2パージガス流入口15から反応槽2に供給してもよい。この場合、第1パージガス流入口10を省略することができ、反応装置1を簡略化することができる。
また、反応溶液Lは、上述の例に限られず、様々な反応に用いる反応溶液を適用することができる。反応装置1では、反応槽2の内部で蒸発した液体がサイトグラス7に吹きつける条件下でもサイトグラス7が曇らず、反応の観察を続けることができるので、蒸発を伴う反応に好適である。また、パージガスを注入しながら反応を行うことができるので、特定の気体の雰囲気下で行う反応にも好適である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の反応装置では、反応槽内部の気体を窒素で置換しながら反応を行うことができると共に、反応中に溶媒が蒸発した場合であってもサイトグラスが曇らないので、トルエン、水共沸混合溶媒下で原料及び試剤を反応させる上記反応以外にも様々な反応の反応装置として使用することができ、特に、不活性気体の雰囲気下で行う必要がある反応や、蒸発を伴う反応に好適である。
本発明の実施形態を示すものであり、反応装置の概要を示す要部断面図である 同図(a)は上記反応装置において、サイトグラス及び曇り防止部材を反応槽の開口部に設置した状態を示す正面図であり、同図(b)はその要部拡大図である。 同図(a)は曇り防止部材の平面図であり、同図(b)は同図(a)のA−A’断面図であり、同図(c)は下面図である。 結露によって不透明になったサイトグラスからの視界を示す図である。
符号の説明
1 反応装置
2 反応槽(反応容器)
4 第1供給管(第1不活性気体供給管)
6 第2供給管(第2不活性気体供給管)
8 曇り防止部材
32 気体流路面
33 堤状部

Claims (3)

  1. 反応溶液を収容する反応容器を備え、該反応容器内の反応溶液を沸騰させながら反応させる反応装置において、
    上記反応容器の壁面の上記反応溶液の液面よりも上方の位置に設けられたサイトグラスと、
    上記サイトグラスの反応容器内部側であって上記反応溶液の蒸気にさらされる内部露出面に向かって開口し、当該内部露出面に気体を放出する開口部を有している曇り防止部材とを備えていることを特徴とする反応装置。
  2. 上記反応容器において反応溶液が充填されていない空間部と反応溶液との界面積をS、上記内部露出面の面積をS、上記反応溶液の蒸発量をVとした場合、上記曇り防止部材への気体の供給量Vが下記範囲であることを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
    0.05×V×(S/S)≦V≦V×(S/S
  3. 上記反応容器内部に不活性気体を供給する第1不活性気体供給管と、
    上記第1不活性気体供給管から分岐し、上記第1不活性気体供給管に供給される不活性気体の一部を上記曇り防止部材から供給する第2不活性気体供給管とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の反応装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016093761A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 三菱瓦斯化学株式会社 内部観察用サイトグラスの曇り防止装置、撹拌処理システム及び内部観察用サイトグラスの曇り防止方法
JP2017087189A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 株式会社神鋼環境ソリューション グラスライニング製開閉蓋及びそれを備えるグラスライニング製容器

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