JP2008244646A - 画像投影システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像投影システムにおいて、ユーザが、投影する画像に台形補正を自動で行う機能の有無を選択可能にして、ユーザがこの機能を必要としない場合には、プロジェクタの製造コストを低減可能とする。
【解決手段】画像投影システムは、プロジェクタとUSBケーブルとを含む。USBケーブルは、プロジェクタにコンピュータから送信された画像データを出力するための信号出力端子と、角度を検出するための角度センサと、角度センサを制御するための制御部とを備える。制御部は、信号出力端子をプロジェクタに装着する時に(S1)、角度センサを用いてプロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、検出した角度に基づいてプロジェクタ本体の上下方向の向きを検出する(S2)。そして、信号出力端子から、角度センサによって検出された角度と上下方向の向きの情報をプロジェクタ2に送信する(S3)。
【選択図】図6
【解決手段】画像投影システムは、プロジェクタとUSBケーブルとを含む。USBケーブルは、プロジェクタにコンピュータから送信された画像データを出力するための信号出力端子と、角度を検出するための角度センサと、角度センサを制御するための制御部とを備える。制御部は、信号出力端子をプロジェクタに装着する時に(S1)、角度センサを用いてプロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、検出した角度に基づいてプロジェクタ本体の上下方向の向きを検出する(S2)。そして、信号出力端子から、角度センサによって検出された角度と上下方向の向きの情報をプロジェクタ2に送信する(S3)。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像投影システムに関し、特にキーストーン補正技術に関する。
従来から、スクリーン等に正面から傾きの無い状態で画像を投影することが出来ないときに、画像に台形(キーストーン)補正を行い、補正した画像を投影することができるプロジェクタが知られている。この種のプロジェクタは、傾きの角度に応じて画像の台形補正を行うため、プロジェクタ本体に角度センサが設けられており(例えば、特許文献1乃至6参照)、この角度センサによって検出されたプロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度に応じて画像の台形補正を自動で行う。
しかし、上記従来のプロジェクタでは、プロジェクタ本体に角度センサが設けられているため、画像の台形補正を手動で調整したい(台形補正を自動で行う機能を必要としない)ユーザにとって角度センサは必要ないにもかかわらず、ユーザが角度センサの有無を選択できない。この角度センサの存在は、プロジェクタの製造コストの上昇につながる。
特開2001−186538号公報
特開2005−62590号公報
特開2003−5278号公報
特開2005−79939号公報
特開2005−110148号公報
特開2006−330644号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、ユーザが、投影する画像に台形補正を自動で行う機能の有無を選択可能にして、ユーザがこの機能を必要としない場合には、プロジェクタの製造コストを低減させることができる画像投影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、プロジェクタと、このプロジェクタに装着され、コンピュータ等から送信された画像データを伝送するための伝送ケーブルとを含み、前記プロジェクタは、前記伝送ケーブルを装着するためのケーブル装着部と、前記ケーブル装着部に装着された伝送ケーブルから画像データを入力するための信号入力手段と、前記信号入力手段に入力された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を拡大投射するためのレンズと、前記画像形成手段により形成された画像を投影するための光を出射する光源と、前記光源を冷却するためのファンと、プロジェクタ本体に指示を与えるための情報を含む赤外線信号を受信するための赤外線信号受信手段と、前記プロジェクタ本体の各部を制御するためのプロジェクタ制御手段と、前記プロジェクタ制御手段を動作させるためのプログラムを記憶するための記憶手段とを備え、前記プロジェクタ制御手段は、投影する画像にいわゆる台形(キーストーン)補正を行うことができ、前記伝送ケーブルは、前記ケーブル装着部に装着され、前記プロジェクタに画像データを出力するための信号出力端子を備える画像投影システムにおいて、前記伝送ケーブルは、前記信号出力端子の前記ケーブル装着部への装着時における前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出するための角度センサと、前記角度センサにより検出された角度、及びこの角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの情報を含む赤外線信号を送信するための赤外線信号送信手段と、前記赤外線信号送信手段を用いて、前記プロジェクタに前記角度及び前記上下方向の向きの情報を含む赤外線信号を送信するように指示を行うための送信ボタンと、前記角度センサ及び前記赤外線信号送信手段を制御するためのケーブル制御手段とをさらに備え、前記ケーブル制御手段は、前記信号出力端子を前記ケーブル装着部に装着した時に、前記角度センサを用いて前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、ユーザにより前記送信ボタンが操作されると、前記赤外線信号送信手段を用いて、前記検出された角度と上下方向の向きとの情報を、前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタ制御手段は、前記赤外線信号受信手段を用いて、前記赤外線信号送信手段から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行うものである。
請求項2の発明は、プロジェクタと、このプロジェクタに画像データを伝送するための伝送ケーブルとを含み、前記プロジェクタは、前記伝送ケーブルを装着するためのケーブル装着部と、前記伝送ケーブルから入力された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を投影するための光を出射する光源と、プロジェクタ本体の各部を制御するためのプロジェクタ制御手段とを備え、前記プロジェクタ制御手段は、投影する画像にいわゆる台形(キーストーン)補正を行うことができ、前記伝送ケーブルは、前記ケーブル装着部に装着され、前記プロジェクタに画像データを出力するための信号出力端子を備える画像投影システムにおいて、前記伝送ケーブルは、前記信号出力端子の前記ケーブル装着部への装着時における前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出するための角度センサと、前記伝送ケーブル内の角度センサ等の回路を制御するためのケーブル制御手段とをさらに備え、前記ケーブル制御手段は、前記信号出力端子を前記ケーブル装着部に装着した時に、前記角度センサを用いて前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、前記検出された角度と上下方向の向きとの情報を、該信号出力端子から前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタ制御手段は、前記信号出力端子から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行うものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像投影システムにおいて、前記プロジェクタは、前記プロジェクタ本体に指示を与えるための情報を含む赤外線信号を受信するための赤外線信号受信手段をさらに備え、前記伝送ケーブルは、前記角度センサにより検出された角度と前記プロジェクタ本体の上下方向の向きとの情報を含む赤外線信号を送信するための赤外線信号送信手段をさらに備え、前記ケーブル制御手段は、前記信号出力端子を前記ケーブル装着部に装着した時に、前記角度センサを用いて前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、検出した角度と上下方向の向きとの情報を、前記赤外線信号送信手段を用いて、前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタ制御手段は、前記赤外線信号受信手段を用いて、前記赤外線信号送信手段から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行うものである。
本発明によれば、ケーブル制御手段は、伝送ケーブル側に設けられた角度センサを用いてプロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づくプロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、検出した角度と上下方向の向きとの情報をプロジェクタに送信する。そして、プロジェクタ制御手段は、送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行う。
上記のように伝送ケーブル側に角度センサを設けられたことにより、ユーザが本発明の伝送ケーブルを購入するか否かによって、角度や上下方向の向きに応じた画像の台形補正を自動で行う機能の有無を選択することができる。これにより、ユーザが上記の機能を必要としない場合には、プロジェクタの製造コストを低減させることができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る画像投影システムについて、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、プロジェクタ2と、画像データを出力するコンピュータ4と、プロジェクタ2及びコンピュータ4に装着され、コンピュータ4から送信された画像データをプロジェクタ2に伝送するためのUSBケーブル(伝送ケーブル)3とを含む画像投影システム1を示す。図2は、プロジェクタ2の内部構成を示し、図3はUSBケーブル3の外観を示し、図4は、USBケーブル3の内部構成を示し、図5(a)(b)は、USBケーブル3の側面を示す。プロジェクタ2は、コンピュータ4から送信された画像データを用いて画像を形成し、形成した画像を前方に設けられたスクリーン5などに拡大して投影する装置である。USBケーブル3は、プロジェクタ2に装着されることにより、プロジェクタ2から電源の供給を受けることができる。
プロジェクタ2は、図2に示すように、USBケーブル3を装着するためのケーブル装着部27と、ケーブル装着部27に装着されたUSBケーブル3から画像データを入力するための信号入力部(信号入力手段)26と、信号入力部26に入力された画像データに基づく画像を形成する画像形成部(画像形成手段)23と、ユーザによって操作され、装置に指示を行うための操作部22とを備える。また、プロジェクタ2は、画像形成部23により形成された画像を拡大投射するためのレンズ21と、画像形成部23により形成された画像を投影するための光を出射するランプ(光源)24と、ランプ24を冷却するためのファン25と、プロジェクタ2本体の各部を制御するための制御部(プロジェクタ制御手段)20と、制御部20を動作させるためのプログラムを記憶するためのメモリ(記憶手段)28とをさらに備える。
制御部20は、プロジェクタ2本体が水平面に対して斜めに傾いているときに、画像にいわゆる台形(キーストーン)補正を行い、補正した画像をスクリーン5に投影する。具体的には、プロジェクタ2及びスクリーン5の設置状態が上記図1に示す状態のとき、制御部20は、プロジェクタ2本体の水平面hに対する傾きの角度r1に応じて画像に台形補正を行い、補正した画像を投影する。そのため、水平面hに対して垂直に設けられたスクリーン5に投影された画像は、スクリーン5に対して正面から傾きの無い状態で投影されたような画像となる。なお、プロジェクタ2本体の水平面hに対する傾きの角度の検出方法については後述する。
USBケーブル3は、ケーブル装着部27に装着され、図3及び図4に示すように、プロジェクタ2にコンピュータ4から送信された画像データを出力するための信号出力端子32と、角度を検出するための角度センサ33と、角度センサ33を制御するための制御部(ケーブル制御手段)36と、コンピュータ4に接続される信号入力端子34とを備える。また、USBケーブル3は、信号出力端子32、角度センサ33、及び制御部36を収納する出力側のケース30と、信号入力端子を収納する入力側のケース31とをさらに備える。角度センサ33及び制御部36は、プロジェクタ2本体から供給される電源により動作する。
プロジェクタ2が通常状態(上記図1に示すように、プロジェクタ2の筐体の上面が上向き、下面が下向きの状態)で設置されている場合、図5(a)に示すように、ケース上面30aを上向きに、ケース下面30bを下向きにした状態で、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着される。一方、プロジェクタ2の上下が逆方向の状態(プロジェクタ2の筐体の上面が下向き、下面が上向きの状態)で設置されている場合、図5(b)に示すように、ケース上面30aを下向きに、ケース下面30bを上向きにした状態で、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着される。
また、信号出力端子32をケーブル装着部27に装着するとき、入力側のケース30のケース上面30aとケース下面30bをプロジェクタ2本体の上面と下面に対して平行にした姿勢で、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着される。すなわち、信号出力端子32とケーブル装着部27とのコネクタ形状は、信号出力端子32のケーブル装着部27への装着時に、ケース上面30a及びケース下面30bがプロジェクタ2本体の上面及び下面と平行となるような形状になっている。これにより、信号出力端子32をケーブル装着部27に装着したとき、プロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度は、入力側のケース30の水平面に対する傾きの角度と同じになり、プロジェクタ2本体の上下方向の向きと、入力側のケース30の上下方向の向きとが同じになる。
角度センサ33は、信号出力端子32のケーブル装着部27への装着時におけるプロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度を検出することができる。具体的には、上記図1に示すようにUSBケーブル3がプロジェクタ2に装着されている時、角度センサ33は、角度r2を検出する。プロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度r1は、入力側のケース30の水平面に対する傾きの角度r2と同じであるため、角度センサ33により検出された角度r2は、角度r1と等しい。従って、角度センサ33によりプロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度を検出することができる。また、この角度r2に基づいてプロジェクタ2本体の上下方向の向きを検出することができる。
次に、USBケーブル3によるプロジェクタ2本体の上下方向の向きと、角度の検出の処理手順について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。まず、制御部36は、信号出力端子32をケーブル装着部27に装着する時に(S1)、角度センサ33を用いてプロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、検出した傾きの角度に基づいてプロジェクタ2本体の上下方向の向きの検出を行う(S2)。そして、信号出力端子32から、角度センサ33によって検出された角度と上下方向の向きとの情報を、プロジェクタ2に送信し(S3)、処理を終了する。
次に、プロジェクタ2による画像の台形補正処理の手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めケーブル装着部27に信号出力端子32が装着されており、上記図6の処理よってプロジェクタ2にプロジェクタ2本体の上下方向の向き及び角度の情報が送信されているものとする。
制御部20は、信号入力部26を用いて、信号出力端子32から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し(S11)、受信した角度と上下方向の向きとの情報に応じて投影する画像に台形補正を行い(S12)、補正した画像を投影する(S13)。
上記のように、本実施形態に係る画像投影システム1によれば、USBケーブル3の制御部36は、角度センサ33を用いてプロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、検出した角度に基づくプロジェクタ2本体の上下方向の向きの検出を行い、検出した角度と上下方向の向きとの情報をプロジェクタ2に送信する。そして、プロジェクタ2の制御部20は、送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に応じて、投影する画像に台形補正を行う。このように、USBケーブル3に設けられタ角度センサ33を用いて、投影する画像の台形補正を自動で行わせることができる。
上記のように、USBケーブル3に角度センサS33を設けたことにより、ユーザが本発明のUSBケーブル3を購入するか否かによって、角度や上下方向の向きに応じた画像の台形補正を自動に行う機能の有無を選択することができる。これにより、ユーザが上記の機能を必要としない場合には、プロジェクタ2の製造コストを低減させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像投影システムについて、図8乃至図11を参照して説明する。図8は、本実施形態に係るプロジェクタ2の内部構成を示し、図9は、USBケーブル3の外観を示し、図10は、USBケーブル3の内部構成を示し、図11(a)(b)は、USBケーブル3の側面を示す。なお、各図において、同一の符号を付した部材は、第1の実施形態と同様な部材であることを示し、その説明を省略する。
第2の実施形態のプロジェクタ2は、図8に示すように、プロジェクタ2本体に指示を与えるための情報を含む赤外線信号を受信するための赤外線信号受信部(赤外線信号受信手段)29をさらに備える点以外は、第1の実施形態に示したプロジェクタ2と同様の構成である。
第2の実施形態のUSBケーブル3は、角度センサ33により検出された角度の情報、及びこの角度に基づくプロジェクタ2本体の上下方向の向きの情報を含む赤外線信号を送信するための赤外線信号送信部(赤外線信号送信手段)38と、プロジェクタ2に角度と上下方向の向きとの情報を含む赤外線信号を送信するように指示を行うための送信ボタン37とをさらに備える点以外は、第1の実施形態に示したUSBケーブル3と同様の構成である。
制御部36は、角度センサ33及び赤外線信号送信部38を制御する。出力側のケース30は、信号出力端子32、角度センサ33、送信ボタン37、赤外線信号送信部38、及び制御部36を収納する。角度センサ33、制御部36及び赤外線信号送信部38は、プロジェクタ2本体から供給される電源により動作する。
信号出力端子32をケーブル装着部27に装着するとき、入力側のケース30をプロジェクタ2本体の水平面に対して平行にした姿勢で、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着される。また、プロジェクタ2が通常状態(上記図1に示すように、プロジェクタ2の筐体の上面が上向き、下面が下向きの状態)で設置されている場合、図11(a)に示すように、ケース上面30aを上向きに、ケース下面30bを下向きにした状態で、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着される。一方、プロジェクタ2の上下が逆方向の状態(プロジェクタ2の筐体の上面が下向き、下面が上向きの状態)で設置されている場合、図11(b)に示すように、ケース上面30aを下向きに、ケース下面30bを上向きにした状態で、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着される。
これにより、本実施形態のUSBケーブル3は、第1の実施形態のUSBケーブル3と同様に、信号出力端子32のケーブル装着部27への装着時におけるプロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、検出した傾きの角度に基づいてプロジェクタ2本体の上下方向の向きとを検出することができる。
次に、本実施形態のUSBケーブル3によるプロジェクタ2本体の上下方向の向きと、角度の検出の処理手順について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。まず、制御部36は、信号出力端子32がケーブル装着部27に装着された時に(S21)、角度センサ33を用いてプロジェクタ2本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、検出した傾きの角度に基づいてプロジェクタ2本体の上下方向の向きの検出を行う(S22)。そして、ユーザにより送信ボタン37が操作されると(S23)、赤外線信号送信部38を用いて、検出された角度と上下方向の向きとの情報を、プロジェクタ2に送信し(S24)、処理を終了する。
次に、プロジェクタ2による画像の台形補正処理の手順について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予めケーブル装着部27に信号出力端子32が装着されており、上記図12の処理よってプロジェクタ2本体の上下方向の向き及び角度の情報がプロジェクタ2に送信されているものとする。
制御部20は、赤外線信号受信部29を用いて、USBケーブル3の赤外線信号送信部38から送信された角度の情報及び上下方向の向きの情報を受信し(S31)、受信した角度と上下方向の向きとの情報に応じて投影する画像に台形補正を行い(S32)、補正した画像を投影する(S33)。
上記のように、本実施形態に係る画像投影システム1によれば、第1の実施形態に係る画像投影システム1と同様の効果を得ることができる。
また、USBケーブル3の制御部36は、ユーザにより送信ボタン37が操作されると、赤外線信号送信部38を用いて、角度センサ33によって検出された角度と上下方向の向きとの情報をプロジェクタ2に送信する。そのため、ユーザがプロジェクタ2による画像の台形補正のタイミングを選択することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記の各実施形態では、伝送ケーブルが、USBケーブル3である例を示したが、これに限られず、プロジェクタ2に装着可能であり、プロジェクタ2本体から電源の供給が可能な伝送ケーブルであればよい。
1 画像投影システム
2 プロジェクタ
3 USBケーブル(伝送ケーブル)
20 制御部(プロジェクタ制御手段)
23 画像形成部(画像形成手段)
24 ランプ(光源)
25 ファン
26 信号入力部(信号入力手段)
27 ケーブル装着部
28 メモリ(記憶手段)
29 赤外線信号受信部(赤外線信号受信手段)
32 信号出力端子
33 角度センサ
36 制御部(ケーブル制御手段)
37 送信ボタン
38 赤外線信号送信部(赤外線信号送信手段)
2 プロジェクタ
3 USBケーブル(伝送ケーブル)
20 制御部(プロジェクタ制御手段)
23 画像形成部(画像形成手段)
24 ランプ(光源)
25 ファン
26 信号入力部(信号入力手段)
27 ケーブル装着部
28 メモリ(記憶手段)
29 赤外線信号受信部(赤外線信号受信手段)
32 信号出力端子
33 角度センサ
36 制御部(ケーブル制御手段)
37 送信ボタン
38 赤外線信号送信部(赤外線信号送信手段)
Claims (3)
- プロジェクタと、このプロジェクタに装着され、コンピュータ等から送信された画像データを伝送するための伝送ケーブルとを含み、
前記プロジェクタは、
前記伝送ケーブルを装着するためのケーブル装着部と、
前記ケーブル装着部に装着された伝送ケーブルから画像データを入力するための信号入力手段と、
前記信号入力手段に入力された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を拡大投射するためのレンズと、
前記画像形成手段により形成された画像を投影するための光を出射する光源と、
前記光源を冷却するためのファンと、
プロジェクタ本体に指示を与えるための情報を含む赤外線信号を受信するための赤外線信号受信手段と、
前記プロジェクタ本体の各部を制御するためのプロジェクタ制御手段と、
前記プロジェクタ制御手段を動作させるためのプログラムを記憶するための記憶手段とを備え、
前記プロジェクタ制御手段は、投影する画像にいわゆる台形(キーストーン)補正を行うことができ、
前記伝送ケーブルは、
前記ケーブル装着部に装着され、前記プロジェクタに画像データを出力するための信号出力端子を備える画像投影システムにおいて、
前記伝送ケーブルは、
前記信号出力端子の前記ケーブル装着部への装着時における前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出するための角度センサと、
前記角度センサにより検出された角度、及びこの角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの情報を含む赤外線信号を送信するための赤外線信号送信手段と、
前記赤外線信号送信手段を用いて、前記プロジェクタに前記角度及び前記上下方向の向きの情報を含む赤外線信号を送信するように指示を行うための送信ボタンと、
前記角度センサ及び前記赤外線信号送信手段を制御するためのケーブル制御手段とをさらに備え、
前記ケーブル制御手段は、
前記信号出力端子を前記ケーブル装着部に装着した時に、前記角度センサを用いて前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、ユーザにより前記送信ボタンが操作されると、前記赤外線信号送信手段を用いて、前記検出された角度と上下方向の向きとの情報を、前記プロジェクタに送信し、
前記プロジェクタ制御手段は、
前記赤外線信号受信手段を用いて、前記赤外線信号送信手段から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行うことを特徴とする画像投影システム。 - プロジェクタと、このプロジェクタに画像データを伝送するための伝送ケーブルとを含み、
前記プロジェクタは、
前記伝送ケーブルを装着するためのケーブル装着部と、
前記伝送ケーブルから入力された画像データに基づく画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を投影するための光を出射する光源と、
プロジェクタ本体の各部を制御するためのプロジェクタ制御手段とを備え、
前記プロジェクタ制御手段は、投影する画像にいわゆる台形(キーストーン)補正を行うことができ、
前記伝送ケーブルは、
前記ケーブル装着部に装着され、前記プロジェクタに画像データを出力するための信号出力端子を備える画像投影システムにおいて、
前記伝送ケーブルは、
前記信号出力端子の前記ケーブル装着部への装着時における前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出するための角度センサと、
前記伝送ケーブル内の角度センサ等の回路を制御するためのケーブル制御手段とをさらに備え、
前記ケーブル制御手段は、
前記信号出力端子を前記ケーブル装着部に装着した時に、前記角度センサを用いて前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、前記検出された角度と上下方向の向きとの情報を、該信号出力端子から前記プロジェクタに送信し、
前記プロジェクタ制御手段は、
前記信号出力端子から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行うことを特徴とする画像投影システム。 - 前記プロジェクタは、
前記プロジェクタ本体に指示を与えるための情報を含む赤外線信号を受信するための赤外線信号受信手段をさらに備え、
前記伝送ケーブルは、
前記角度センサにより検出された角度と前記プロジェクタ本体の上下方向の向きとの情報を含む赤外線信号を送信するための赤外線信号送信手段をさらに備え、
前記ケーブル制御手段は、前記信号出力端子を前記ケーブル装着部に装着した時に、前記角度センサを用いて前記プロジェクタ本体の水平面に対する傾きの角度を検出すると共に、この角度に基づく前記プロジェクタ本体の上下方向の向きの検出を行い、検出した角度と上下方向の向きとの情報を、前記赤外線信号送信手段を用いて、前記プロジェクタに送信し、
前記プロジェクタ制御手段は、前記赤外線信号受信手段を用いて、前記赤外線信号送信手段から送信された角度と上下方向の向きとの情報を受信し、受信した角度と上下方向の向きとの情報に基づき、投影する画像にいわゆる台形補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像投影システム。
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JP2007079824A JP2008244646A (ja) | 2007-03-26 | 2007-03-26 | 画像投影システム |
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2007
- 2007-03-26 JP JP2007079824A patent/JP2008244646A/ja not_active Withdrawn
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