JP2008244146A - プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】アノード電極と処理容器との間にインピーダンス調整部を設けたプラズマ処理装置において、異常放電を抑えるためのインピーダンス調整部のインピーダンス調整を容易に適切に行うことができる技術を提供すること。
【解決手段】バイアス用の高周波電源と、インピーダンス調整部と、前記インピーダンス調整部の電圧を測定する電圧測定部と、インピーダンス調整部と電圧測定部との間に介在するバンドパスフィルタと、プラズマ発生時に前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を変化させながら前記電圧測定部により測定された電圧値を取り込み、この電圧値に基づいて、前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算し、この電流の値が最大値またはその近傍になるように前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定する制御部と、を備えるようにプラズマ処理装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波電力により処理ガスをプラズマ化し、そのプラズマにより基板に対してエッチング等の処理を施すプラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体に関する。
半導体デバイスや液晶表示装置などのフラットパネルの製造工程においては、半導体ウエハやガラス基板といった被処理基板にエッチング処理や成膜処理等のプロセス処理を施すために、プラズマエッチング装置やプラズマCVD成膜装置等のプラズマ処理装置が用いられる。
プラズマ処理装置としては一般的に平行平板型の容量結合プラズマ処理装置が用いられている。図11はこの種のプラズマ処理装置における等価回路であり、処理容器11の壁部は高周波に対してインダクタンス成分となる。従って処理容器11内にプラズマが発生しているときには上部電極12及び下部電極13間は、容量結合されるので、高周波電源14からの高周波電流の経路は、整合回路15→下部電極13→プラズマ→上部電極12→処理容器11の壁部→マッチングボックス16→アースとなる。
ところで処理対象である基板の中で液晶ディスプレイなどのフラットパネル用のガラス基板は益々大型化する傾向にあり、これに伴い処理容器11が大型化してくると、処理容器11のインダクタンス成分が大きくなり、このため上部電極12及び下部電極13の間の結合が弱くなり、下部電極13と処理容器11の壁部との間にプラズマが発生する(図11にて容量結合として記載してある)おそれが出てくる。このようなプラズマが発生すると処理容器11内のプラズマは周辺に偏ったものとなり、この結果基板10に対して面内均一性の高い処理を行うことができなくなることや、また処理容器11の内壁や内部部品が損傷し、あるいは消耗が進みやすくなるという不具合がある。
そこで本願の出願人は、このような問題を解決するためにインピーダンス調整部を設ける技術を提案している(特許文献1)。図12は下部電極をカソード電極とした場合において、インダクタ17a及び容量可変コンデンサ17bとを含んだインピーダンス調整部17を設けたプラズマエッチング装置1を示しており、高周波の経路は、高周波電源14→導電路14A→整合回路15→下部電極13→プラズマ→上部電極12→導電路12A→インピーダンス調整部17→処理容器11の壁部→マッチングボックス16→アースとなる。そして特許文献1では、アノード電極(特許文献1では下部電極)に流れる電流値が最大となるようにインピーダンス調整部17のインピーダンス値を調整することにより、アノード電極と処理容器との間のインピーダンス値が最大になると捉え、異常放電を抑制している。なお図12では省略しているが、下部電極13に高周波バイアスを印加して、プラズマエッチング処理を行う場合もある。
ところで実際の電流値の測定は、図13に示すように上部電極12及び容量可変コンデンサ17bとインダクタ17aとの間に各々高電圧測定用のプローブ18a,18aを接続し、これらプローブ18a,18aに専用のソフトウエアがインストールされたコンピュータ18に接続された広帯域オシロスコープ18bを接続した上で、所定の処理条件を設定してプラズマを形成する。そして装置のオペレータが容量可変コンデンサ17bの静電容量を手動で変化させながら、前記プローブ18a,18a、コンピュータ18及び広帯域オシロスコープ18bを用いて容量可変コンデンサ17bの各位置において、高周波電源14の周波数に相当する電圧波形データを測定して、このデータに基づき上部電極12へ流れる電流[I−total]を演算し、また形成されたプラズマを目視し、その目視による放電状態と演算された前記電流値とから容量可変コンデンサ17bの静電容量を決定しており、手間がかかっていた。
特開2005−340760号公報:段落0027〜0030、0058、0061)
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、アノード電極と処理容器との間にインピーダンス調整部を設けたプラズマ処理装置において、異常放電を抑えるためのインピーダンス調整部のインピーダンス調整を容易に適切に行うことができる技術を提供することである。
本発明のプラズマ処理装置は、処理容器内に当該処理容器とは絶縁され、プラズマ発生用の高周波を出力する高周波電源に整合回路を介して接続されたカソード電極と、このカソード電極に対して対向して設けられ、前記処理容器とは絶縁体を介して絶縁されたアノード電極と、を備え、前記カソード電極及びアノード電極のうちの一方の電極上に基板が載置され、高周波電力により処理ガスをプラズマ化してそのプラズマにより基板に対してプラズマ処理がされる平行平板型のプラズマ処理装置において、
プラズマ発生時に、基板が載置される側の電極にプラズマ発生用の高周波の周波数よりも低いバイアス用の高周波を印加するバイアス用の高周波電源と、
その一端側が前記アノード電極に接続されると共に他端側が前記処理容器に接続され、カソード電極からプラズマ、アノード電極及び処理容器の壁部を介して前記整合回路の接地筐体に至るまでのインピーダンス値を制御するためのインピーダンス調整部と、
前記インピーダンス調整部の電圧を測定する電圧測定部と、
前記インピーダンス調整部と電圧測定部との間に介在し、インピーダンス調整部の電圧において、プラズマ発生用の高周波の周波数をf1、バイアス用の高周波の周波数をf2とすると、f1を通過帯域とし、f1−f2及びf1+f2を減衰帯域とするバンドパスフィルタと、
プラズマ発生時に前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を変化させながら前記電圧測定部により測定された電圧値を取り込み、この電圧値に基づいて、前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算し、この電流の値が最大値またはその近傍になるように前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定する制御部と、を備えたことを特徴とする。
例えば前記インピーダンス調整部は容量可変コンデンサを含み、前記容量可変コンデンサの静電容量を調整するトリマ機構を駆動する駆動機構が設けられ、前記制御部は前記駆動機構を介して容量可変コンデンサの容量値を設定して、インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定するようにしてもよく、また前記制御部は、電圧測定部により測定された電圧値と、前記容量可変コンデンサの静電容量値と、前記容量可変コンデンサ以外のインピーダンス調整部を構成する素子のインピーダンス値と、前記アノード電極を処理容器から絶縁する絶縁体の絶縁容量値と、に基づいて前記アノード電流に流れ込む電流の値を演算するように構成されてもよい。
前記制御部は、例えば前記容量可変コンデンサの静電容量値が順次大きくなるように前記駆動機構を制御し、前記アノード電極に流れ込む電流値が低くなり始めたときに前記駆動機構を停止することで前記容量可変コンデンサの容量値を設定する。また前記インピーダンス調整部は、前記容量可変コンデンサを含む第1の素子部と、コンデンサまたはインダクタからなる第2の素子部との直列回路からなり、前記電圧測定部は、前記第1の素子部の両端電圧または第2の素子部の両端電圧を測定するようにしてもよく、さらに前記インピーダンス調整部は、アノードの電極の面方向に複数設けられており、前記制御部は、1個のインピーダンス調整部の容量可変コンデンサについて容量値を設定するか、または2個以上のインピーダンス調整部の容量可変コンデンサについて容量値を同時に設定するようにしてもよい。また例えばプラズマ処理を行うときの処理条件と、その処理条件において決定された容量可変コンデンサのトリマ位置とが記憶される記憶部が設けられ、前記制御部は基板にプラズマ処理を行う際にはその処理条件に対応するトリマ位置を記憶部から読み出して駆動機構を制御してもよい。
本発明のプラズマ処理方法は、処理容器内に当該処理容器とは絶縁され、プラズマ発生用の高周波を出力する高周波電源に整合回路を介して接続されたカソード電極と、
このカソード電極に対して対向して設けられ、前記処理容器とは絶縁体を介して絶縁されたアノード電極と、
その一端側が前記アノード電極に接続されると共に他端側が前記処理容器に接続され、カソード電極からプラズマ、アノード電極及び処理容器の壁部を介して前記整合回路の接地筐体に至るまでのインピーダンス値を制御するためのインピーダンス調整部と、
を備えたプラズマ処理装置を用いて、処理容器内にて高周波電力により処理ガスをプラズマ化し、そのプラズマによりカソード電極及びアノード電極の一方に載置された基板に対して処理を行うためのプラズマ処理方法において
前記カソード電極及びアノード電極間にプラズマ発生用の高周波を印加してプラズマを発生させる工程と、
この工程時に、基板が載置されている電極にプラズマ発生用の高周波の周波数よりも低いバイアス用の高周波を印加する工程と、
プラズマ発生用の高周波の周波数をf1、バイアス用の高周波の周波数をf2とすると、前記インピーダンス調整部と、当該インピーダンス調整部の電圧を測定するための電圧測定部との間に介在するバンドパスフィルタにより、インピーダンス調整部の電圧のうちf1の電圧を通過させ、f1−f2以下の周波数成分の電圧及びf1+f2以上の周波数成分の電圧を抑圧する工程と、
プラズマ発生時に制御部によりインピーダンス調整部のインピーダンス値を変化させながら、前記電圧測定部により測定された電圧値を取り込む工程と、
この工程で取り込まれた電圧値に基づいて、前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算する工程と、
この工程で演算された電流の値が最大値またはその近傍になるように前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定する工程と、を含むことを特徴とする。
前記インピーダンス調整部は、駆動機構を介してその静電容量が調整される容量可変コンデンサを備え、前記容量可変コンデンサの容量値が順次大きくなるように前記駆動機構を制御する工程を含み、前記容量可変コンデンサの容量値の設定は、前記アノード電極に流れ込む電流値が低くなり始めたときに前記駆動機構を停止して行うようにしてもよく、また前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算する工程は、電圧測定部により測定された電圧値と、前記容量可変コンデンサの静電容量値と、前記容量可変コンデンサ以外のインピーダンス調整部を構成する素子のインピーダンス値と、前記アノード電極を処理容器から絶縁する絶縁体の絶縁容量値と、に基づいて行われるようにしてもよい。
また本発明の記憶媒体は、基板に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理装置に用いられ、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、上述のプラズマ処理方法を実施するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置によれば、制御部によりインピーダンス調整部のインピーダンス値を変化させながら、インピーダンス調整部の電圧をバンドパスフィルタを介して測定し、その測定電圧を取り込み、インピーダンス調整部の適切なインピーダンス値を設定しているので、自動でインピーダンス値の適正ポイントを取得できると共に、基板側に印加する高周波バイアスに影響されずに、適切なインピーダンス調整を行うことができ、良好なプラズマ処理を実現できる。
また、例えば前記インピーダンス調整部を、前記容量可変コンデンサを含む第1の素子部と、コンデンサまたはインダクタからなる第2の素子部との直列回路により構成し、これら素子部の一方の電圧を測定することにより、インピーダンス調整部と絶縁体との並列回路全体の電圧を測定する場合に比べて、並列共振などの影響で電圧が大きく変動することが避けられるので、より適切なインピーダンス調整を行うことができる。
本発明のプラズマ処理装置を、液晶ディスプレイ用のガラス基板10をエッチングする装置に適用した実施の形態について図1を参照しながら説明する。このプラズマエッチング装置2は例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムからなる角筒形状の処理容器20を備えている。この処理容器20の中央下部には下部電極31が設けられており、下部電極31は図示しない搬送手段により処理容器20内に搬送された基板10を載置する載置台を兼用している。この下部電極31の下部には後述するマッチングボックスの開口縁に沿って絶縁体32が設けられている。この絶縁体32により下部電極31は、処理容器20から電気的に十分浮いた状態になっている。絶縁体32の下部には支持部33を介して、処理容器20の底壁に形成された開口部21を貫通し、下方に伸びるマッチングボックス34が設けられている。
マッチングボックス34の上部及び下部は開口しており、またその内部には整合回路35が設けられている。前記下部電極31には導電路36の一端が接続され、導電路36の他端は分岐し、その一方は整合回路35を介してマッチングボックス34の外に設けられた、プラズマ形成用の13.56MHzの高周波電源37に接続され、その他方は整合回路38を介してマッチングボックス34の外に設けられた、バイアス印加用の3.2MHzの高周波電源39に接続されている。またマッチングボックス34の下部は、分岐した導電路36と共に同軸ケーブル3A,3Aを構成する外層部3B,3Bとして伸びており、各外層部3Bは接地されている。このようにマッチングボックス34は整合回路35,38の接地筐体として構成されている。
また処理容器20の側壁には排気路22が接続され、この排気路22には真空排気手段23が接続されている。更に処理容器20の側壁には、基板10の搬送口24を開閉するためのゲートバルブ25が設けられている。
下部電極31の上方には、当該下部電極31と対向するようにガス供給部であるガスシャワーヘッドを兼用する上部電極41が設けられており、このプラズマエッチング装置2では下部電極31、上部電極41は、夫々カソード電極及びアノード電極に相当する。また上部電極41は、処理容器20の上側に設けられた開口部26の開口縁に沿って設けられた絶縁体42を介して処理容器20の天井部に接続されており、この絶縁体42により上部電極41は処理容器20から電気的に十分浮いた状態になっている。ガス供給路43を介して処理ガス供給部44に接続されると共にガス供給路43から供給された処理ガスを多数のガス孔45から処理容器20内に供給するように構成されている。
処理容器20上には、開口部26を覆うように、上側が塞がれたカバー部材46が設けられており、上部電極41、カバー部材46には導電路51の一端、他端が夫々接続されている。導電路51には互いに直列に接続された第1の素子部である容量可変コンデンサ53と第2の素子部であるインダクタ52とにより構成されるインピーダンス調整部5が介設されており、容量可変コンデンサ53はカバー部材46側に、インダクタ52は上部電極41側に、夫々設けられている。容量可変コンデンサ53はトリマ機構を備え、そのトリマ位置を調整することでその静電容量が変化する。容量可変コンデンサ53とインダクタ52との接続点とアースとの間には導電路54、バンドパスフィルタ56及び電圧測定部57が接続されている。
ここで前記インピーダンス調整部5にはプラズマ発生用の13.56MHzのバイアス用の3.2MHzの高周波が流れるため、容量可変コンデンサ53の電圧(前記接続点の電位)には、13.56MHzの電圧の他に両者の周波数の和である16.76(13.56+3.2)MHzの電圧と両者の周波数の差である10.36(13.56+3.2)MHzの電圧とが現れる。このため、図2に示すようにバンドパスフィルタ56は13.56MHzを通過帯域とし、16.76MHz以上及び10.36MHz以下を減衰帯域とする。つまり13.56MHzに大きなQ値を有する構成となっている。
電圧測定部57は容量可変コンデンサ53の電圧を測定し、その電圧測定値を後述の制御部6に出力するように構成されている。また容量可変コンデンサ53のトリマ機構は駆動機構であるモータ58により駆動されるようになっており、制御部6がモータ58を駆動制御することで、容量可変コンデンサ53のトリマの位置が操作され、その静電容量が調整される。
図3はプラズマエッチング装置2を模式的に示したものであり、この図も参照しながら説明する。なお図3には便宜上バイアス用の高周波電源39は記載していない。高周波電源37がオンになると、高周波電源37→整合回路35→下部電極31→プラズマ→上部電極41の経路で高周波電流が流れる。上部電極41に流れた高周波電流は、主にインピーダンス調整部5→処理容器20の経路で流れるが、一部は絶縁体42→処理容器20の経路で流れる。そして処理容器20に流れた高周波電流は接地筐体であるマッチングボックス34→同軸ケーブル3Aの外層部3B→接地の経路で高周波電流が流れることになるが、背景技術の欄において記載したように、下部電極31からプラズマを介して処理容器20の壁部へと異常な経路で高周波電流が流れるおそれがあるため、上部電極41から処理容器20の上部に至るまでの経路(リターン経路)のインピーダンス値をインピーダンス調整部5により調整するようにしている。
図3において[C0]で示している容量は処理容器20と上部電極41との間に介在する絶縁体42の絶縁容量に相当する。また図中[IC0]は絶縁体42に流れる電流、[Cs]は容量可変コンデンサ53の静電容量、[ICs]はインピーダンス調整部5に流れる電流、[VCs]は電圧測定部57により測定される容量可変コンデンサ53の両端電圧、[I−total]は下部電極31から上部電極41に流れる電流、[Ls]はインダクタ52のインダクタンスを夫々示している。
前記上部電極41に流れる電流[I−total]が最大となるときに上述の下部電極31→プラズマ→処理容器20の経路を流れる高周波が最も少なくなるので、後述の処理においては容量可変コンデンサ53の位置を変更して、その静電容量Csを変化させることでインピーダンス調整部5のインピーダンス値を変化させ、このように[I−total]が最大となる容量可変コンデンサ53の位置を決定する。
続いて制御部6の構成について図4を参照しながら説明する。制御部6は例えばコンピュータにより構成されており、入力画面(不図示)を備えている。この入力画面は、ガス種、処理容器20内の圧力、高周波電源37の電力などの処理条件を任意に入力して設定できるように構成されると共にインピーダンス調整部5の容量可変コンデンサ53のトリマの位置を決定するインピーダンス設定モードあるいは基板にプラズマエッチング処理を行う基板処理モードを選択できるように構成されている。61はバスである。またバス61にはプログラム格納部62に格納された、後述の作用を実行するためのプログラム63、上部電極41に流れる電流[I−total]を演算するワークメモリ64が接続されている。さらにバス61には容量可変コンデンサ53のトリマ位置とその静電容量[Cs]とを対応付けたテーブル65、前記電流[I−total]と容量可変コンデンサ53のトリマ位置との関係を取得したデータ66及び処理条件と最適トリマ位置とを対応付けたテーブル67を記憶するメモリが接続されているが、便宜上図4ではテーブル65、データ66及びテーブル67を図示してある。
プログラム63は、後述の処理を実行し、[I−total]が最大値または最大値付近となる容量可変コンデンサ53のトリマ位置を決定できるようにステップ群が組まれており、前記プログラム63は、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、MO(光磁気ディスク)などにより構成される記憶媒体から制御部6にインストールされ、プログラム格納部62に格納される。
ワークメモリ64においては各種の演算が行われ、前記[C0]及び[Ls]の値が予め記憶されており、これらの値と電圧測定部57から出力される[VCs]の値と、その[VCs]が得られたときの容量可変コンデンサ53のトリマ位置に対応する[Cs]の値とから[I−total]の値が演算される。
テーブル65には、予め設定された容量可変コンデンサ53のトリマの所定の各位置とその各位置における容量可変コンデンサ53の静電容量[Cs]の値とが記憶されている。なおトリマ位置とは、詳しくは例えばモータ58に連結されたエンコーダのパルス数である。データ66は、容量可変コンデンサ53の各トリマ位置と、容量可変コンデンサ53の各トリマ位置において演算された[I−total]との関係を示すデータであり、後述するように容量可変コンデンサ53の各トリマ位置において[I−total]が演算されると、その演算結果がトリマ位置に対応付けて記憶される。このデータは実質図4に示されるグラフとして捉えられる。またこのデータ66、テーブル65,67は例えば前記入力画面に表示されるようになっている。テーブル67は、設定された処理条件とその処理条件において演算された[I−total]が最大となる容量可変コンデンサ53のトリマの最適位置とが書き込まれ、記憶されるようになっている。
以下に容量可変コンデンサ53のトリマの最適位置が求められる手順について図5に示すフローを参照しながら説明する。
(ステップS1)
オペレータが入力画面からガス種、処理容器20内の圧力、高周波電源37の電力などの処理条件を入力画面から入力すると、制御部6がテーブル65から例えばその静電容量[Cs]が最小となる容量可変コンデンサ53のトリマ位置を読み出し、モータ58を介して容量可変コンデンサ53の[Cs]が最小となる位置に調整される
(ステップS2)
続いて設定したガスが上部電極41から処理容器20内に供給されると共に処理容器20内が真空引きされ、設定した圧力になる。然る後、高周波電源37がオンになり、設定した電力の高周波が下部電極31に供給され、下部電極31と上部電極41との間にプラズマが形成され、高周波電流が既述のようにインピーダンス調整部5を介して処理容器20へ流れる。
(ステップS3)
電圧測定部57により容量可変コンデンサ53を流れる電流の電圧[VCs]が測定され、制御部6はその電圧測定値[VCs]をワークメモリ64に書き込むと共にテーブル65から前記[Cs]の値を読み出し、これら[VCs]及び[Cs]に基づいてインピーダンス調整部5に流れる電流の値[ICs]を演算する。
(ステップS4)
然る後、制御部6は演算された[ICs]からインピーダンス調整部5が接続された上部電極41の電位[VC0]の値を演算し、この[VC0]と予め入力されている絶縁体42の絶縁容量[C0]の値とから、絶縁体42に流れる電流[IC0]の値を演算する。
(ステップS5)
さらに制御部6は[ICs]+[IC0]を演算して、[I−total]の値を算出し、その算出された[I−total]とトリマ位置とを対応付けて記憶する。この工程はデータ66として示すグラフにプロットすることに相当する。
(ステップS6)
プロット終了後、制御部6は、テーブル65から今の[Cs]よりも1段大きい[Cs]の値、この段階では2番目に大きい[Cs]の値に対応するトリマ位置を読み出し、その位置に容量可変コンデンサ53をセットする。以降はステップS3からステップS6が実施される。なお実際には経験などにより予め[Cs]の概ねの適正値が把握できるため、[Cs]の最小値よりは大きい[Cs]に相当するトリマ位置からスタートされるようにしても良い。
(ステップS7)
上記ステップS3からステップS6が繰り返され、テーブル65に設定された容量可変コンデンサ53のトリマ位置について順次[I−total]が測定され、両者の関係データであるグラフが描かれる。そして新規に演算された[I−total]の値が一つ前のタイミングで演算された[I−total]の値よりも低くなると、トリマ位置の変更作業はその時点で中止され、その時点のトリマ位置を最適位置として、その最適位置と最初に入力された処理条件とがテーブル67に記憶され、例えば入力画面にその旨が表示される。
そしてオペレータが先に入力した処理条件とは異なる処理条件を入力画面に入力すると、同様に上記ステップS1〜S7が進行して、テーブル67にはその処理条件とその処理条件に対応する容量可変コンデンサ53の最適位置とがさらに記憶される。
続いて基板10にプラズマエッチング処理を行う手順について説明する。オペレータが入力画面から基板処理モードを選択し、処理条件を設定すると、制御部6はテーブル67からその処理条件に対応する容量可変コンデンサ53のトリマの最適位置を読み出し、容量可変コンデンサ53をその最適位置にセットする。
続いて処理容器20内に基板10が搬入され、下部電極31に載置され、設定した処理条件に対応するように処理容器内が所定の圧力に真空引きされると共に上部電極41から処理容器20内にガスが供給される。然る後高周波電源37,39がオンになり、設定された電力値で高周波電源37から処理容器20内に高周波が導入されて、下部電極31と上部電極41との間にプラズマが形成されると共に基板10にバイアスが印加されて基板10がエッチング処理される。例えばプラズマが形成されてから所定の時間経過後に高周波電源37,39がオフになると共に処理容器20内へのガスの供給が停止して、エッチング処理が終了し、処理容器20内が所定の圧力になる。
このプラズマエッチング装置2によれば、上部電極41と処理容器20との間に設けられるインピーダンス調整部5に含まれる容量可変コンデンサ53のトリマ位置を変えながら容量可変コンデンサ53の電圧を、バンドパスフィルタ56を介して測定し、その測定電圧に基づいて容量可変コンデンサ53の適切なトリマ位置を設定しているので、自動でインピーダンス値の適正ポイントを取得できると共に、バイアス用の高周波に影響されずに、適切なインピーダンス調整を行うことができ、このインピーダンス調整に要する手間を抑え、良好なプラズマ処理を実現できる。
また、前記インピーダンス調整部5を、容量可変コンデンサ53とインダクタ52とからなる直列回路により構成し、前記容量可変コンデンサ53の電圧を測定することにより、インピーダンス調整部5と絶縁体42との並列回路全体の電圧を測定する場合に比べて、並列共振や並列回路のインピーダンス値がゼロになることによる電圧の大きな変動が避けられるので、より適切なインピーダンス調整を行うことができる。
上部電極41に流れる電流[I−total]が最大値を越えて減少していく領域においては異常放電が起こりやすいが、上記の実施形態においては電流[I−total]が減少した時点で、その処理条件での静電容量の変更を停止しているので、異常放電による処理容器20の内壁や内部部品の損傷を防止できる。
また制御部6のテーブル67に処理条件と、その処理条件に対応する容量可変コンデンサのトリマ位置とが記憶され、基板のプラズマ処理時にはそのトリマ位置が自動で読み出され、当該位置に容量可変コンデンサ53がセットされて処理が行われるため、オペレータの手間を省くことができる。
図6は、インピーダンス調整部5の変形例であるインピーダンス調整部8を示したものであり、このインピーダンス調整部8においてはインダクタ52と容量可変コンデンサ53とが逆に設けられている。そして電圧測定部57はインダクタ52の電圧[VCc]を測定し、上記演算において[VCs]の代わりに[VCc]を用いて[I−total]が演算されるようになっている。ここでインダクタ52は特許請求の範囲でいう第2の素子部に相当するが、インダクタというパーツを設けない場合でも、インピーダンス調整部5を接続銅板を介して処理容器に取り付ける場合には、この接続銅板がインダクタをなす第2の素子部に相当することになる。
またインピーダンス調整部5は複数設けられていてもよい。この場合、各インピーダンス調整部5の容量可変コンデンサ53の静電容量[Cs]が同時に同じ値になるように動かしながら、そのうちの一つの可変容量コンデンサの電圧を先の実施形態と同様に測定し、同様にその測定値に基づいて最適なトリマ位置を求めるようにしてもよい。あるいは1個の容量可変コンデンサ53の[Cs]だけを調整し、それ以外の[Cs]は固定しておき、当該1個の容量可変コンデンサ53の電圧に基づいて、同様に最適なトリマ位置を設定するようにしてもよい。
また各高周波電源37,39とインピーダンス調整部5とは上下逆に設けられていてもよく、つまり処理容器20と下部電極31との間にインピーダンス調整部5が設けられ、上部電極41に高周波電源37,39が接続されてもよい。
(評価試験1−1)
評価試験1−1として、先ず上述のプラズマエッチング装置2を用いて、[I−total]と容量可変コンデンサ53のトリマ位置との関係を調べ、容量可変コンデンサ53のトリマの最適位置を検出した。上部電極41から処理容器20内に供給する処理ガスとしてはCl/SFを用いた。ただしこの評価試験1で用いたプラズマエッチング装置2にはバンドパスフィルタ56を設けておらず、また高周波電源39からのバイアス用の高周波を印加していない。なお図7(a)は予め測定した、容量可変コンデンサ53のトリマ位置を変更したときの各位置におけるインピーダンス調整部5のインピーダンス値を示している。
(評価試験1−2)
また評価試験1−2として背景技術の欄で示したプラズマエッチング装置1及びプローブ18a、オシロスコープ18b及びコンピュータ18を用いた従来の方法で、[I−total]と容量可変コンデンサのトリマ位置との関係を調べると共に形成されたプラズマの状態を目視で確認した。各処理条件は評価試験1−1と同様に設定しており、この評価試験1−2でもバイアス用の高周波は印加していない。
図7(b)のグラフは評価試験1−1の結果を、図7(c)のグラフは評価試験1−2の結果を夫々示しており、また下記の表1は評価試験1−2において容量可変コンデンサの各位置と目視により確認されたプラズマの状態との関係を示している。図7(b)のグラフからプラズマエッチング装置2において容量可変コンデンサ53のトリマ位置が70%付近のときに最も[I−total]が高くなったことが分かる。また図7(c)のグラフから、従来の方法においてもトリマ位置が70%付近のときに最も[I−total]が高くなっていることが分かり、そして表1に示したようにプラズマの状態は70%のときに最も良好であった。このことからプラズマエッチング装置2において、容量可変コンデンサ53のトリマの最適位置は適切に検出されていることが確認され、本発明によってインピーダンス調整部5のインピーダンス値を最適に設定できることが裏付けられた。
Figure 2008244146
(評価試験2−1)
続いて処理容器20内に供給するガスをCl/SFからOガスに変更した他は評価試験1−1と同様にプラズマエッチング装置2を用いて容量可変コンデンサ53の各トリマ位置における[I−total]を測定した。なお各位置におけるインピーダンス調整部5のインピーダンス値は評価試験1−1と同様である。
(評価試験2−2)
また評価試験2−2として評価試験1−2と同様に従来の方法で、[I−total]と容量可変コンデンサのトリマ位置との関係を調べると共に形成されたプラズマの状態を目視で確認した。各処理条件は評価試験2−1と同様に設定した。
図8(a)のグラフは評価試験2−1の結果を、図8(b)のグラフは評価試験2−2の結果を夫々示しており、また下記の表2は評価試験2−2において容量可変コンデンサ53の各位置と目視により確認されたプラズマの状態との関係を示している。図8(a)のグラフからトリマ位置が0%及び90%であるときにピークが観察された。また図8(b)のグラフから、従来の方法においてはトリマ位置が90%付近のときに最も[I−total]が高くなっていることが分かり、そして表2に示したようにプラズマの状態は90%のときに最も良好であった。図8(a)のグラフにてトリマ位置が0%においてもピークが観察されたのは、プラズマ形成用の高周波の13.56MHzの成分のみならず、その高調波である27.12MHzの周波数成分の電圧も測定されたからである。従ってこの実験から、上述の実施形態で説明したようにバンドパスフィルタを設けて、高調波等の影響を除くことが[I−total]のピークの誤検出を防ぐ上で有効であることが分かる。
Figure 2008244146
(評価試験3)
評価試験3としてプラズマエッチング装置2を用いて、評価試験1−1と同様の手順で、容量可変コンデンサのトリマ位置を変化させたときの[I−total]を算出した。この評価試験3ではバイアス用の高周波を印加しているが、評価試験1−1と同様にバンドパスフィルタ56は設けていない。ガスはCl/SFガスを使用しており、各トリマ位置におけるインピーダンス調整部5のインピーダンス値は評価試験1−1と同様である。また上述の従来の測定方法によっても各トリマ位置の[I−total]を測定すると共に目視によるプラズマの状態を確認した。この従来の測定方法においてもバイアス用の高周波を印加した。
図9のグラフは評価試験3の結果を示したものであり、このグラフに示されるように[I−total]のピークは複数出現している。従来の測定方法による[I−total]のピークはトリマ位置が70%のときに示され、この位置のときに目視によるプラズマの状態も最良であった。従って高周波を重畳すると[I−total]のピークを誤検出してしまうことが分かる。
(評価試験4)
評価試験4としてプラズマエッチング装置2において、容量可変コンデンサのトリマ位置を変化させたときの各周波数成分の電圧を調べた。この評価試験4においてもバイアス用の高周波を下部電極31に印加したが、エッチング装置2にはバンドパスフィルタ73を設けていない。図10(a)〜(c)はこのときの結果を示したグラフである。このグラフによれば下部電極31に印加する高周波を重畳すると、可変容量コンデンサ53のトリマ位置によってはプラズマ形成用の高周波の13.56MHzの成分のみならず、13.56+3.2=16.76MHzや13.56MHz+2×3.2=19.96MHz成分の電圧が大きくなる。そして電圧測定部の出力値が不安定となり、正確な[I−total]が演算できず、この[I−total]が最大または最大付近となるトリマ位置を検出できないおそれがある。評価試験3及び評価試験4の結果から上述の実施形態で示したようにバンドパスフィルタを設けることが有効であることが分かる。
本発明の実施形態であるプラズマエッチング装置の縦断側面図である。 前記エッチング装置に設けられたバンドパスフィルタの帯域特性を示したグラフである。 前記プラズマエッチング装置において放電が行われた状態を示す模式図である。 プラズマエッチング装置に設けられた制御部を示す構成図である。 前記プラズマエッチング装置において、容量可変コンデンサのトリマの最適位置を決定する工程を示したフローチャートである。 プラズマエッチング装置に設けられた他のインピーダンス調整部を示した構成図である。 評価試験の結果を示すグラフである。 評価試験の結果を示すグラフである。 評価試験の結果を示すグラフである。 評価試験の結果を示すグラフである。 従来のプラズマエッチング装置の等価回路を示した図である。 従来のプラズマエッチング装置の構成を示す縦断側面図である。 前記プラズマエッチング装置を用いてインピーダンスを設定する様子を示した模式図である。
符号の説明
2 プラズマエッチング装置
20 処理容器
31 下部電極
35,38 整合回路
37,39 高周波電源
41 上部電極
5 インピーダンス調整部
53 容量可変コンデンサ
56 バンドパスフィルタ
57 電圧測定部
6 制御部
63 プログラム

Claims (11)

  1. 処理容器内に当該処理容器とは絶縁され、プラズマ発生用の高周波を出力する高周波電源に整合回路を介して接続されたカソード電極と、このカソード電極に対して対向して設けられ、前記処理容器とは絶縁体を介して絶縁されたアノード電極と、を備え、前記カソード電極及びアノード電極のうちの一方の電極上に基板が載置され、高周波電力により処理ガスをプラズマ化してそのプラズマにより基板に対してプラズマ処理がされる平行平板型のプラズマ処理装置において、
    プラズマ発生時に、基板が載置される側の電極にプラズマ発生用の高周波の周波数よりも低いバイアス用の高周波を印加するバイアス用の高周波電源と、
    その一端側が前記アノード電極に接続されると共に他端側が前記処理容器に接続され、カソード電極からプラズマ、アノード電極及び処理容器の壁部を介して前記整合回路の接地筐体に至るまでのインピーダンス値を制御するためのインピーダンス調整部と、
    前記インピーダンス調整部の電圧を測定する電圧測定部と、
    前記インピーダンス調整部と電圧測定部との間に介在し、インピーダンス調整部の電圧において、プラズマ発生用の高周波の周波数をf1、バイアス用の高周波の周波数をf2とすると、f1を通過帯域とし、f1−f2及びf1+f2を減衰帯域とするバンドパスフィルタと、
    プラズマ発生時に前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を変化させながら前記電圧測定部により測定された電圧値を取り込み、この電圧値に基づいて、前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算し、この電流の値が最大値またはその近傍になるように前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定する制御部と、を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記インピーダンス調整部は容量可変コンデンサを含み、
    前記容量可変コンデンサの静電容量を調整するトリマ機構を駆動する駆動機構が設けられ、前記制御部は前記駆動機構を介して容量可変コンデンサの容量値を設定して、インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定することを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記制御部は、電圧測定部により測定された電圧値と、前記容量可変コンデンサの静電容量値と、前記容量可変コンデンサ以外のインピーダンス調整部を構成する素子のインピーダンス値と、前記アノード電極を処理容器から絶縁する絶縁体の絶縁容量値と、に基づいて前記アノード電流に流れ込む電流の値を演算することを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記制御部は、前記容量可変コンデンサの静電容量値が順次大きくなるように前記駆動機構を制御し、前記アノード電極に流れ込む電流値が低くなり始めたときに前記駆動機構を停止することで前記容量可変コンデンサの容量値を設定することを特徴とする請求項2ないし3のいずれか一に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記インピーダンス調整部は、前記容量可変コンデンサを含む第1の素子部と、コンデンサまたはインダクタからなる第2の素子部との直列回路からなり、前記電圧測定部は、前記第1の素子部の両端電圧または第2の素子部の両端電圧を測定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記インピーダンス調整部は、アノードの電極の面方向に複数設けられており、
    前記制御部は、1個のインピーダンス調整部の容量可変コンデンサについて容量値を設定するか、または2個以上のインピーダンス調整部の容量可変コンデンサについて容量値を同時に設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置。
  7. プラズマ処理を行うときの処理条件と、その処理条件において決定された容量可変コンデンサのトリマ位置とが記憶される記憶部が設けられ、前記制御部は基板にプラズマ処理を行う際にはその処理条件に対応するトリマ位置を記憶部から読み出して駆動機構を制御することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置。
  8. 処理容器内に当該処理容器とは絶縁され、プラズマ発生用の高周波を出力する高周波電源に整合回路を介して接続されたカソード電極と、
    このカソード電極に対して対向して設けられ、前記処理容器とは絶縁体を介して絶縁されたアノード電極と、
    その一端側が前記アノード電極に接続されると共に他端側が前記処理容器に接続され、カソード電極からプラズマ、アノード電極及び処理容器の壁部を介して前記整合回路の接地筐体に至るまでのインピーダンス値を制御するためのインピーダンス調整部と、
    を備えたプラズマ処理装置を用いて、処理容器内にて高周波電力により処理ガスをプラズマ化し、そのプラズマによりカソード電極及びアノード電極の一方に載置された基板に対して処理を行うためのプラズマ処理方法において
    前記カソード電極及びアノード電極間にプラズマ発生用の高周波を印加してプラズマを発生させる工程と、
    この工程時に、基板が載置されている電極にプラズマ発生用の高周波の周波数よりも低いバイアス用の高周波を印加する工程と、
    プラズマ発生用の高周波の周波数をf1、バイアス用の高周波の周波数をf2とすると、前記インピーダンス調整部と、当該インピーダンス調整部の電圧を測定するための電圧測定部との間に介在するバンドパスフィルタにより、インピーダンス調整部の電圧のうちf1の電圧を通過させ、f1−f2以下の周波数成分の電圧及びf1+f2以上の周波数成分の電圧を抑圧する工程と、
    プラズマ発生時に制御部によりインピーダンス調整部のインピーダンス値を変化させながら、前記電圧測定部により測定された電圧値を取り込む工程と、
    この工程で取り込まれた電圧値に基づいて、前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算する工程と、
    この工程で演算された電流の値が最大値またはその近傍になるように前記インピーダンス調整部のインピーダンス値を設定する工程と、を含むことを特徴とするプラズマ処理方法。
  9. 前記インピーダンス調整部は、駆動機構を介してその静電容量が調整される容量可変コンデンサを備え、
    前記容量可変コンデンサの容量値が順次大きくなるように前記駆動機構を制御する工程を含み、
    前記容量可変コンデンサの容量値の設定は、前記アノード電極に流れ込む電流値が低くなり始めたときに前記駆動機構を停止して行うことを特徴とする請求項8記載のプラズマ処理方法。
  10. 前記アノード電極に流れ込む電流の値を演算する工程は、電圧測定部により測定された電圧値と、前記容量可変コンデンサの静電容量値と、前記容量可変コンデンサ以外のインピーダンス調整部を構成する素子のインピーダンス値と、前記アノード電極を処理容器から絶縁する絶縁体の絶縁容量値と、に基づいて行われることを特徴とする請求項9記載のプラズマ処理方法。
  11. 基板に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理装置に用いられ、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項8ないし10のいずれか一に記載のプラズマ処理方法を実施するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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