JP2008243401A

JP2008243401A - プラグ抜け防止装置

Info

Publication number: JP2008243401A
Application number: JP2007078286A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Takahashi; 明弘高橋
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2007-03-26
Filing date: 2007-03-26
Publication date: 2008-10-09

Abstract

【課題】電気機器を既に使用しているユーザーが特別な工具や技術を必要とすることがなく簡単に電気機器に後付けすることができるプラグ抜け防止装置を提供すること。
【解決手段】電気機器Ｂのインレット１５に差し込んだプラグ１７の抜けを防止するプラグ抜け防止装置であって、このプラグ抜け防止装置Ａは、上記電気機器Ｂの外壁面に取り付ける固定板１と、該固定板１に回動可能に取着され上記インレット１５に差し込んだプラグ１７に係脱するクランパ２とから構成され、上記固定板１は上記インレット１５を露出させる開口部３が形成されるとともに上記クランパ２を回動可能に支持する第１の固定板１ａと、上記電気機器Ｂの外壁面に両面接着テープ等の取付手段６で取り付けられる第２の固定板１ｂとから構成し、上記固定板１は上記第１の固定板１ａと第２の固定板２ａとを直交させて形成した。
【選択図】図１

Description

本発明は、プラグ抜け防止装置、詳しくは電気機器のインレットに差し込んだプラグが抜けないように固定するプラグ抜け防止装置に関するものである。

従来、電気機器のインレットに差し込んだプラグが抜けないようにするプラグ抜け防止装置が本出願人により提案されている（例えば、特許文献１参照）。このプラグ抜け防止装置は締め付け具のネジ部を電気機器のネジ穴に捩じ込んで固定し、この締め付け具に取り付けられた針金状のロック部材をプラグに引っ掛けてプラグを電気機器に固定するようになっているものである。
特開平６−５３３１号公報

本発明が解決しようとする問題点は、上述のプラグ抜け防止装置を電気機器に取り付けるためには、インレットを固定しているネジに代えて締め付け具を使用しなければならず、電気機器を購入したユーザーが取り付けるのは難しく、電気機器を製造するメーカーや電気機器を販売する販売店の技術者が取り付けなければならず、後付できない問題があり、現状の電気機器に取り付けが容易にできない点であった。

本発明は、上記問題点を解決し、電気機器を既に使用しているユーザーが特別な工具や技術を必要とすることがなく簡単に電気機器に後付けすることができるプラグ抜け防止装置を提供することを課題とする。

前記課題を解決するために本発明に係るプラグ抜け防止装置は、電気機器のインレットに差し込んだプラグの抜けを防止する、以下の要件を備えることを特徴とする。
（イ）上記プラグ抜け防止装置は、上記電気機器の外壁面に取り付ける固定板と、該固定板に回動可能に取着され上記インレットに差し込んだプラグに係脱するクランパとから構成されていること
（ロ）上記固定板は上記インレットを露出させる開口部が形成されるとともに上記クランパを回動可能に支持する第１の固定板と、上記電気機器の外壁面に両面接着テープ等の取付手段で取り付けられる第２の固定板とから構成されていること
（ハ）上記固定板は上記第１の固定板と第２の固定板とを直交させて形成したこと

なお、前記第１の固定板には前記クランパ支持する軸穴を複数設け、第１の固定板への取り付け位置を変更できるようにすることが好ましい。

請求項１の発明によれば、固定板を工具を用いることなく簡単に電気機器の外壁面に取り付けることができ、プラグの抜けを防止することができる。

しかも、プラグの引き抜き方向と固定板の引き剥がし方向とは直交するので、プラグの引き抜き方向に対して固定板の電気機器への取り付け状態は強力で、プラグの抜け防止に絶大な効果を発揮することができる。

請求項２の発明によれば、電気機器に設けられたインレットの位置に柔軟に対応することができるプラグ抜け防止装置Ａを提供することができる。

図１は本発明に係るプラグ抜け防止装置の一例を示すもので、電気機器の壁面に固定される固定板１と、この固定板１に回動可能に取り付けられインレットに差し込んだプラグに係合するクランパ２とから構成されている。図２に示すように、この固定板１は平面視Ｌ字状に直角に折り曲げられて、第1の固定板１ａと第２の固定板１ｂとの２つの固定板で構成され、第１の固定板１ａはインレットを露出させるための略Ｕ字状に切りかかれた開口部３が形成され、この開口部３の両側部は外方に膨出して壁部４が形成され、この壁部４には後述するクランパ２の回動軸１１を軸支する軸孔５が形成されている。そして第２の固定板１ｂの内側面には取付手段６であるテープの両面に接着層が設けられた両面接着テープが貼り付けられている。

クランパ２は弾性を有する金属製の針金を、図２に示すように、略コ字状に折り曲げるとともに略中央から先端側をさらに略Ｌ字状に折り曲げてプラグに係合する係合部１０を形成し、両端部を外側に折り曲げて回動軸１１を形成し、この回動軸１１を上記固定板１の軸孔５に差し込み、固定板１に対しクランパ２を正逆方向に回動することによりクランパ２の係合部１０がプラグに係脱させることができるようになっている。

このプラグ抜け防止装置Ａを電気機器Ｂに取り付ける場合は、図３（ａ）に示すように、電気機器Ｂのインレット１５が第1の固定板１ａの開口部３に収まるように固定板１の上下位置を確かめながら第２の固定板１ｂを電気機器Ｂの側面に押し付ける。第２の固定板１ｂの内側面には両面接着テープ６が貼り付けられているので、この両面接着テープ６で固定板１は、図３（ｂ）に示すように、インレット１５が第1の固定板１ａの開口部３から露出した状態で電気機器Ｂの壁面に固定される。

このようにして、電気機器Ｂにプラグ抜け防止装置Ａを取り付け、図４（ａ）に示すように、この電気機器Ｂのインレット１５に電源コード１６のプラグ１７を差し込む際は、図５（ａ）に示すように、クランパ２を矢印ａ方向に回動させて、プラグの進行を妨げないように退避させた後、プラグ１７をインレットに差し込み、図５（ｂ）に示すように、クランパ２を矢印ｂ方向に回動させて係合部１０をプラグ１７の背中に係合させる。

クランパ２の係合部１０をプラグ１７の背中に係合させた状態では、図４（ｂ）に示すように、クランパ２の係合部１０がプラグ１７の抜けを阻止する状態にあるので、電源コードに外力がかかってプラグ１７がインレットから抜けるような方向に力が加わってもクランパ２に引っかかってプラグ１７がぬけるようなことはない。

この時固定金具にも矢印ｃ方向（図５（ｂ）参照）に力が加わるが、固定金具は両面接着テープ６で電気機器の壁面に固定され、固定金具の引き離し方向は矢印ｄ方向になるため、固定金具の引き離し方向と、固定金具に加わる外力は矢印ｃ方向でその方向は直交しているため、プラグ１７を引き抜く方向の外力では固定金具は電気機器からは引き離すことはできないので、両面接着テープ６で簡単に固定できる上、引き剥がしに強い固定金具を実現することができる。

図６は、プラグ抜け防止装置Ａの他の例を示し、このプラグ抜け防止装置Ａはクランパ２の回動軸１１を差し込む軸穴５を壁部４に複数形成したもので、インレット１５の位置に対応してクランパ２の位置を変えることができるようにしてもよい。このことにより、電気機器に設けられたインレットの位置に柔軟に対応することができるプラグ抜け防止装置Ａを提供することができる。

本発明のプラグ抜け防止装置の一例を示す斜視図上記プラグ抜け防止装置の構成を説明する分解斜視図（ａ）（ｂ）はプラグ抜け防止装置を電気機器に取り付ける状態を説明する斜視図（ａ）（ｂ）はプラグ抜け防止装置を取り付けた電気機器にプラグを差し込む前と、差し込んだ後の状態を説明する斜視図（ａ）（ｂ）はプラグ抜け防止装置を取り付けた電気機器にプラグを差し込む状態を説明する平面図上記プラグ抜け防止装置の他の例を説明する分解斜視図

符号の説明

１固定板
２クランパ
３開口部
４壁部
６取付手段（両面接着テープ）
１５インレット
１７プラグ
Ａプラグ抜け防止装置
Ｂ電気機器

Claims

電気機器のインレットに差し込んだプラグの抜けを防止する、以下の要件を備えることを特徴とするプラグ抜け防止装置。
（イ）上記プラグ抜け防止装置は、上記電気機器の外壁面に取り付ける固定板と、該固定板に回動可能に取着され上記インレットに差し込んだプラグに係脱するクランパとから構成されていること
（ロ）上記固定板は上記インレットを露出させる開口部が形成されるとともに上記クランパを回動可能に支持する第１の固定板と、上記電気機器の外壁面に両面接着テープ等の取付手段で取り付けられる第２の固定板とから構成されていること
（ハ）上記固定板は上記第１の固定板と第２の固定板とを直交させて形成したこと
前記第１の固定板には前記クランパ支持する軸穴を複数設けた、請求項１記載のプラグ抜け防止装置。