JP2008242268A - 光学シート及びそれを用いたバックライトユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】拡散用部材による光量減衰、光利用効率低下を抑止すると共に安価に輝度むらの低減を図る。
【解決手段】透明基板22上の一方の面に突出形状の単位プリズム構造体23が多数連続的に形成された光学シートであって、単位プリズム構造体23のそれぞれは、透明基板22から突出した部分の頂点を境界として互いに隣接する状態で形成された少なくとも2つの平面である第1の斜面26及び第2の斜面27を含み、第1斜面26は、透明基板22の面に対して垂直な法線方向に対する第1の斜面の傾きを表す第1の角度θ1Lを有し、第2の斜面27は、第2の斜面27の傾きを表す第2の角度θ1Rを有し、各角度θ1L,θ1Rは、境界に対する一方の側から入射された光を第1の斜面で透明基板の面に対して垂直な法線方向に屈折させるとともに、他方の側から入射された光を第2の斜面で法線方向に屈折させるように設定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、透明基板上に単位プリズム構造体を多数配列して構成される光学シート及びそれを用いたバックライトユニットに関し、例えば液晶等を利用した平面表示装置に用いて好適なものである。
液晶等を利用した平面表示装置におけるバックライトユニットは、冷陰極蛍光管を光源とした装置が広く用いられており、エッジライト型と呼ばれる方式と直下型と呼ばれる方式に大別される。エッジライト型は、冷陰極蛍光管(CCFL)を導光板の端面に対向配置した構成からなり、導光板端面から入射した光を導光板内で複数回反射させて導光板表面から出射させる。一方、直下型は、複数本の並列配置した冷陰極蛍光管と、冷陰極蛍光管の背面に設けられた反射板と、発光面をなす光拡散板とを組み合わせた構成からなる。直下型は、エッジライト型とは対照的に、冷陰極蛍光管の使用本数を増やすことができるために、発光面を容易に高輝度化することができる。ところが、直下型には、発光面の輝度むらの発生し易い問題がある。特に、冷陰極蛍光管の真上で輝度が高くなるために発生する周期的輝度むらが大きな問題となり、これに起因して液晶表示装置の表示画面には表示むらの発生することがある。
図9は液晶表示装置に用いられる従来の直下型バックライトユニットの断面構造を示している。また、図9の一部分を拡大した断面構造が図10に示されている。図9に示すように冷陰極蛍光管Lを複数本並べて配置したバックライトユニット1においては、光源の輝度むらの除去と集光効果を上げるため、光源反射板3上に拡散用部材5を設置し、さらに、1〜2枚の三角屋根状プリズムシート7,9を配置する方法が用いられている。
従来の三角屋根状プリズムシート7,9では、図10に示すようにそれぞれのプリズム構造体(プリズム)7aの頂点を成す稜線の両側に2面の斜面が形成されており、光源L(L1,L4)からの光はこのプリズム7aによって屈折され前記斜面から出射する。プリズムシート7,9に垂直入射する光線は、プリズム7a内で再帰反射により光源方向に戻るため、現実に存在する光源(実光源)L1,L4の位置から正面方向には出射せず、各実光源L1,L4の位置から左右に離れた位置にある2箇所(図10の光源L4に関しては仮想光源L3とL5)から光線B2と光線B3がそれぞれ出射される。これら仮想光源L3、L5(L2も含む)については、実在はしないが、三角屋根状プリズムシート7,9に形成されている各プリズムの屈折作用によって、実光源L4(あるいはL1)がそれらの位置に実在するかのように見えるため、仮想光源と称している。なお、三角屋根状プリズムシート7,9の代わりに、プリズムとしてピラミッド状(四角錐状)の構造体が多数形成されたプリズムシートが用いられる場合もある。
しかし、上記のような三角屋根状プリズムシートを用いる場合であっても、実光源L1,L4と仮想光源L2,L3,L5のいずれにおいても、光源位置の正面での輝度が高い一方、複数光源の間の位置では輝度が低く、輝度むらが生じる。この輝度むらを除去するために、従来は図9に示すように光源反射板3上に拡散板と数枚の拡散シートからなる拡散用部材5を設置していた。そのため、拡散用部材5で光量が減衰し、光利用効率が低下したり、光量の減衰を補うために光源数を増やす必要が生じ、その結果コストが増大するという問題があった。
このような不具合を解消するための従来技術としては、例えば特許文献1に開示される液晶表示素子のバックライト構造や、特許文献2に開示される直下型バックライト装置が知られている。
特許文献1に開示された液晶表示素子のバックライト構造では、液晶パネルに光を供給する複数のランプと、ランプの上部に設置されランプから発生した光を拡散させる拡散手段(マイクロレンズ)と、内部にランプが配置される複数の凹部が形成されランプから発生した光を反射及び拡散させる拡散手段(マイクロレンズ)とを備えることで、反射板に入射される光を隙間なくマイクロレンズによって拡散し、液晶パネルに均一な光を供給可能としている。
また、特許文献2に開示された直下型バックライト装置では、プリズム頂角と、隣接する線状光源の間隔と、線状光源と光拡散板の間隔とに、特定の関係を付与することで高輝度で輝度むらのないバックライトユニットを得ようとしている。すなわち、並列配置された複数本の線状光源と、反射板及び光拡散板とを備えた直下型バックライト装置において、光拡散板の少なくとも一つの主面に断面鋸歯状のプリズム条列を形成し、この光拡散板のプリズム条列の頂角をy(度)、隣接する線状光源の中心間の距離をa(mm)、線状光源の中心と光拡散板の光源側の表面との距離をb(mm)とするときに、80×(b/a)+15<y<180×(b/a)+70の関係が成り立つように構成することで、高い光束有効利用率を維持しつつ、発光面の周期的輝度むらを抑制して、薄型で高い輝度均斉度の実現が図られている。
特開2005−196178号公報 特開2006−195276号公報
しかしながら、特許文献1に開示される液晶表示素子のバックライト構造は、拡散板の代わりに、反射板とマイクロレンズを用いて光源光のむらを低減させており、拡散板を用いた構成に比べ光損失は減りそうであるが、光源位置で輝度が高く、隣接光源同士の間で輝度が低くなることは避け難く、輝度むらの除去は不十分であった。また、特許文献2に開示される直下型バックライト装置では、線状光源間隔a、光源と拡散板兼プリズムシートの間隔b、プリズム頂角yの関係を80×(b/a)+15<y<180×(b/a)+70として、輝度むらの低減を図っているが、光源からの距離による入射角度変化に対応しておらず、光源からの距離に依存する輝度むらは解消されない。
このため、従来の冷陰極蛍光管光源とプリズムシートやピラミッド構造シートを用いたバックライトユニットが有していた欠点、すなわち、光源位置による輝度むらの発生、その輝度むらを除去するための拡散板、数枚の拡散シート設置による光量減衰、光利用効率低下、光源数増によるコスト増大の問題を解決したい要請があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、拡散用部材を増設することによる光量減衰、光利用効率低下が抑止できる光学シート及びそれを用いたバックライトユニットを提供し、もって、安価に、光量減衰を抑止しつつ、輝度むらの低減を図ることを目的とする。また、その第2の目的は、第1の目的に加えて光源からの距離による入射角度変化にも対応できる光学シート及びそれを用いたバックライトユニットを提供し、もって、安価に、光量減衰を抑止しつつ、輝度むらの低減を図ることを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 透明基板上の一方の面に突出形状の単位プリズム構造体が多数連続的に形成された光学シートであって、
前記単位プリズム構造体のそれぞれは、前記透明基板から突出した部分の頂点を境界として互いに隣接する状態で形成された少なくとも2つの平面である第1の斜面及び第2の斜面を含み、
前記多数の単位プリズム構造体の前記第1斜面は、前記透明基板の面に対して垂直な法線方向に対する前記第1の斜面の傾きを表す第1の角度を有し、前記第2の斜面は、前記第2の斜面の傾きを表す第2の角度を有し、
前記第1、第2の角度は、前記境界に対する一方の側から入射された光を前記第1の斜面で前記透明基板の面に対して垂直な法線方向に屈折させるとともに、他方の側から入射された光を前記第2の斜面で前記法線方向に屈折させるように設定された光学シート。
この光学シートによれば、使用する光源の数を増やすことなく、更に特別な拡散板を設けることなく面の全域に渡って輝度むらの小さい照明装置を実現できる。すなわち、一般的なプリズムを使用する場合には、前述のように光源又は仮想光源に近い場所とその位置から離れた場所とでは輝度に大きな違いが発生し輝度むらが生じる。そこで、単位プリズム構造体に備わっている第1の斜面の傾きと第2の斜面との傾きを、プリズム頂点を境界に一方の側から入射された光と他方の側から入射された光とを共に、透明基板の法線方向に屈折させるように設定する。つまり、第1及び第2の角度を、光源位置と各単位プリズム構造体の位置との間の透明基板に平行な方向の距離に応じて決定することで、各単位プリズム構造体それぞれの出射光を透明基板の法線方向に向けることができ、その結果、輝度むらを低減できる。これにより、光源の数を減らしても輝度ムラの発生を抑制することができ、また、拡散板が不要になる。そして、光源の発光量を減らしても十分な明るさが得られるので、照明装置のコストを低減することができる。
(2) (1)記載の光学シートであって、
前記単位プリズム構造体が、該単位プリズム構造体の並び方向に直交する方向に沿って、前記頂点を稜線として形成された線状構造体である光学シート。
この光学シートによれば、長尺の単位プリズム構造体を構成することにより、単位プリズム構造体の長手方向に沿った位置で同じ光学特性が得られるので、長尺の線状光源を用いて照明装置を構成する場合に好ましい輝度特性を容易に実現できる。
(3) (1)記載の光学シートであって、
前記各単位プリズム構造体が、突起の頂点を境界として互いに隣接する状態で形成された4つの平面を含み、前記透明基板の面から突出する角錐状構造体である光学シート。
この光学シートによれば、比較的小型の角錐状構造体を様々な位置に配置することにより、透明基板上の様々な位置でそれぞれ必要な光学特性を実現できるので、例えば発光ダイオードのような点状の光源を用いて照明装置を構成する場合であっても、好ましい輝度特性を容易に実現できる。
(4) (1)〜(3)のいずれか1項記載の光学シートであって、
前記各単位プリズム構造体の第1の斜面の傾きを表す第1の角度と、前記第2の斜面の傾きを表す第2の角度との和で表される頂角を一定として形成された光学シート。
この光学シートによれば、より簡略化された計算により、あるいは容易な製造工程を用いて光学シートを作成できる。輝度むらを低減するためには、第1の角度及び第2の角度をそれぞれ個別に計算により求められる最適な角度に定めることにより、最適な結果が得られるが、簡略的に頂角を一定(例えば90度固定)とし、第1の角度と第2の角度とを同時に決定することにより、輝度むらの低減効果を維持したまま、計算や製造工程を簡略化できる。
(5) (1)〜(4)のいずれか1項記載の光学シートであって、
互いに隣接した位置に配置される前記単位プリズム構造体同士の距離を表す配列ピッチが、前記透明基板上の位置に応じて変化するように不規則に定められた光学シート。
この光学シートによれば、より効果的に輝度むらを低減できる。すなわち、単位プリズム構造体が不規則配置されることで、各単位プリズム構造体から出射される光が周期性を有しなくなる。そのため、線状或いは格子状に配置された各単位プリズム構造体から出射される周期的な(規則的な)光強度分布と液晶セルやカラーフィルタ構造との重なりによって生じるモワレ縞を抑制できる。
(6) (1)〜(5)のいずれか1項記載の光学シートと、
前記透明基板と対向する位置に配置された複数の光源と、
を用いて構成したバックライトユニット。
このバックライトユニットによれば、拡散板を用いなくても輝度むらを大幅に低減できるので、拡散板による輝度の減衰がなくなり、光源の数を減らすことができる。従って、拡散板の削減や光源数の削減等により、輝度むらが少なく、しかも低コストのバックライトユニットが実現する。
(7) (6)記載のバックライトユニットであって、前記光学シートが、
前記透明基板の屈折率をn、1つの光源の位置から前記透明基板までの前記透明基板に垂直な方向に対する距離をzLS、前記光源の位置から光線が前記透明基板に入射するまでの前記透明基板に平行な方向に対する距離をxとする場合に、前記透明基板に垂直な方向に対する前記第1の斜面又は第2の斜面の傾斜を表す角度θiRLが、
Figure 2008242268
ただし、
Figure 2008242268
に従って決定されている光学シート。
このバックライトユニットによれば、輝度むらの発生を低減するための最適な条件が得られる。
(8) (6)又は(7)記載のバックライトユニットであって、
前記光学シートが長方形状からなり、該光学シートの四辺に近い位置に配置される前記光源の配列密度を他の位置よりも大きく設定したバックライトユニット。
このバックライトユニットによれば、光学シートの中央部と周辺部との輝度分布が、周辺輝度で低下することのない構成にできる。
以上のように、本発明によれば、使用する光源の数を増やすことなく、更に特別な拡散板を設けることなく面の全域に渡って輝度むらの小さい光学シートおよびこれを用いた照明装置を実現できる。また、光源の数を減らすこともでき、拡散板が不要になるため光源の発光量を減らしても十分な明るさが得られ、照明装置の照明光の均一化性の向上とコスト低減に極めて効果的である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る光学シート及びそれを用いたバックライトユニットの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態におけるバックライトユニットの主要部の断面構造を示す縦断面図である。図2は図1に示したバックライトユニットに用いた光学シートの一部分に関する外観を示す斜視図である。
図1に示すバックライトユニットは、例えば、平面状の透過型液晶パネルをその背面から照明するために利用することを想定しており、面の全体に渡って均一な照度で照明する必要がある。図1に示す矢印Z方向が厚み方向を示しており、このバックライトユニットから矢印Z方向、つまり図中の上方に向かって照明光が出射される。
図1に示すように、バックライトユニットは、下方に配置されている反射板21と、矢印X方向に並べて配置された複数の実光源L1、L2、・・・と、それらの上方に配置されている光学シート22とで構成されている。
なお、現実的なバックライトユニットを構成する場合には、必要に応じて光学シート22の上方側に図示しない拡散シートを配置することになるが、この拡散シートがなくても発生する輝度むらは従来より低減されるので、使用する拡散シートの枚数等は従来よりも減らすことができる。
実光源L1、L2、・・・のそれぞれについては、冷陰極蛍光管(CCFL)のような線状光源であり、それぞれの実光源L1、L2、・・・は図1における奥行き方向(図2中のY方向)に向かって延びるように配置されている。また、隣接する実光源L1、L2、・・・同士は互いに平行に配置されている。また、実光源L1、L2、・・・は反射板21の面に対して平行に配置されており、反射板21の面と光学シート22の面とに関する位置関係についても互いに平行に配置されている。
光学シート22は、集光及び光拡散の機能を実現するものである。この光学シート22は、図2に示すように透明な(可視光の透過性が高い)フィルム、プラスチック、あるいはガラス等のように平滑でかつ平面性の良い材料で構成される平面状の透明基板22a上の一方の面に、プリズム状の断面を有する単位プリズム構造体23を多数連続的に平行に並べて配置した構造になっている。光学シート22の下面(実光源L1、L2と対向する面)は平坦な面を形成している。
それぞれの単位プリズム構造体23は、頂点24を含む稜線25を境界として互いに隣接する平面である斜面26と斜面27とを有している。これらの斜面26、27から照明光が出射される。これらの単位プリズム構造体23のそれぞれは、一般的なプリズムとは異なり、斜面26の傾斜と斜面27の傾斜のそれぞれは、光源からの水平方向の距離に応じて変化するように決定される。具体的な傾斜角については、後で詳細に説明する。また、各単位プリズム構造体23の斜面26及び斜面27は、直状である各実光源L1、L2に対して平行に配置されている。
次に、このバックライトユニットから出射する光の具体的な光路の概略について、図3およびその一部拡大図である図4を参照しながら説明する。実光源L1の発光により実光源L1から出射した光の一部は、透明基板22aの下面に入射して屈折した後、単位プリズム構造体23の内部を進み、斜面27を境界として再び屈折し、出射光101として矢印Z方向に向かって斜面27から出射する。そのため、出射光101が出射する位置の下方に仮想光源L1iが存在するかのように見える。
また、実光源L2の発光により実光源L2から出射した光の一部は、透明基板22aの下面に入射して屈折した後、単位プリズム構造体23の内部を進み、斜面26を境界として再び屈折し、出射光102として矢印Z方向に向かって斜面26から出射する。そのため、出射光102が出射する位置の下方に仮想光源L2iが存在するかのように見える。
ところで、一般的な構造のプリズムを用いて実光源L1、L2とは異なる位置に仮想光源を形成する場合、各仮想光源が形成される位置は予め定まる特定の位置のみに限定される。その結果、各仮想光源の形成位置に相当する場所で照明の輝度が局所的に高くなり、その周辺では輝度が低下し、輝度むらが発生する。
そこで、各実光源の位置とプリズムの特性とで定まる特定の位置に限らず、様々な位置に仮想光源を形成できれば、多数の実光源を高密度で配列した場合と同等の効果が得られ、輝度むらを低減することができる。例えば、図3に示す単位プリズム構造体23に関する矢印X方向の位置と、各実光源L1、L2が配置されている位置との相対的な位置関係にかかわらず、斜面27から矢印Z方向に向かって出射光101が出射し、更に斜面26から矢印Z方向に向かって出射光102が出射するように、すなわち、それぞれの単位プリズム構造体23の斜面27の直下位置(Z軸に沿って下方の位置)に仮想光源L1iが形成され、斜面26の直下位置に仮想光源L2iが形成されるように構成すれば、輝度むらを低減できる。
このような条件を満たすためには、それぞれの単位プリズム構造体23における各斜面26、27の傾斜角を以下に説明するように決定すればよい。図3及び図4に示すように、ここでは計算に用いる各パラメータを次のように定義する。
X:光学シート22の面に対して平行な方向
Z:光学シート22の面に対して垂直な方向
CCFL:X方向に対する実光源L1、L2の間隔(距離)
LS:Z方向に対する透明基板22aの下面と実光源L1、L2の間隔(距離)
θiL:Z方向に対する斜面26の傾斜角
θiR:Z方向に対する斜面27の傾斜角
n:透明基板22aを構成する材料の屈折率
i1:実光源L1の位置から光線が透明基板22aに入射するまでのX方向の距離
i2:実光源L2の位置から光線が透明基板22aに入射するまでのX方向の距離
θ11:実光源L1から出た光線が透明基板22aに入射する角度
θ21:実光源L2から出た光線が透明基板22aに入射する角度
θ12:実光源L1から出て透明基板22aに入射した光線の透明基板内の屈折角
θ22:実光源L2から出て透明基板22aに入射した光線の透明基板内の屈折角
θ13:単位プリズム構造体内部で実光源L1からの光線が斜面27に入射する角度
θ23:単位プリズム構造体内部で実光源L2からの光線が斜面26に入射する角度
θ14:斜面27から出射する光線の斜面27に垂直な方向に対する出射角度
θ24:斜面26から出射する光線の斜面26に垂直な方向に対する出射角度
L1iの位置:斜面27の直下位置(Z方向にずれた位置)
L2iの位置:斜面26の直下位置(Z方向にずれた位置)
まず、図3、図4に示すように、実光源L1から出射した光線が、実光源L1に対して右側に位置する光学シート22上の1つの単位プリズム構造体23に入射し、2回屈折して単位プリズム構造体23の斜面27からZ方向に出射光101として出射し、この単位プリズム構造体23の直下位置に仮想光源L1iが形成されるための条件について説明する。
実光源L1から出射した光線が透明基板22aに入射する角度θ11及び透明基板22a内部の屈折角度θ12は次式で表される。
Figure 2008242268
また、この光線が右側の斜面27から出射光101として出射する際の入射角θ13及び出射角θ14については次式の関係が成り立つ。
Figure 2008242268
従って、上記第(3)式及び第(4)式に基づき、前記入射角θ13及び出射角θ14は次式で表される。
Figure 2008242268
従って、斜面27からZ方向に出射する出射光101の斜面27の面に垂直な軸に対する傾斜角θiRは次式で表される。
Figure 2008242268
次に、図3、図4に示すように、実光源L2から出射した光線が、実光源L2に対して左側に位置する光学シート22上の1つの単位プリズム構造体23に入射し、2回屈折して単位プリズム構造体23の斜面26からZ方向に出射光102として出射し、この単位プリズム構造体23の直下位置に仮想光源L2iが形成されるための条件について説明する。
実光源L2から出射した光線が透明基板22aに入射する角度θ21及び透明基板22a内部の屈折角度θ22は次式で表される。
Figure 2008242268
また、この光線が左側の斜面26から出射光102として出射する際の入射角θ23及び出射角θ24については上記(3)、(4)式と同様であるので、入射角θ23及び出射角θ24は次式で表される。
Figure 2008242268
従って、斜面26からZ方向に出射する出射光102の斜面26の面に垂直な軸に対する傾斜角θiLは次式で表される。
Figure 2008242268
すなわち、透明基板22a上に配列される多数の単位プリズム構造体23のそれぞれについて、各実光源L1、L2と単位プリズム構造体23との位置関係に基づいて、斜面27の傾斜角θiR及び斜面26の傾斜角θiLを決定することにより、輝度むらを大幅に低減できる。
なお、各単位プリズム構造体23の頂点24の角度、すなわち頂角θiは次式で表される。
Figure 2008242268
以上のように、透明基板に垂直な方向に対する第1の斜面又は第2の斜面の傾斜を表す角度θiRLは、
Figure 2008242268
ただし、
Figure 2008242268
に従って決定されている。なお、ここでは、θ1はθ11,θ21、θ2はθ21,θ22に対応して、xはxiR,xiLに対応させて表している。
上記の関係をふまえて、バックライトユニットを構成する場合の具体的な構成例について以下に説明する。 実光源L1、L2の間隔xCCFL:25.4mm
各光源と透明基板22a下面との間隔zLS:13mm
単位プリズム構造体23の配列ピッチ(図2のxp):光源間隔xCCFLよりも小さい任意のピッチ(2mm〜20μmの範囲内)が好ましい。例えば、一般的なプリズムシートの場合と同様に、xp=0.05mm程度でもよい。また、ピッチxpを光源からの距離の違いに応じて調整することにより各位置の光量を調整してもよい。例えば、ピッチxpを大きくすると、その位置の構造体の斜面面積が増えるため、出射光量は増大し、ピッチxpを小さくすると、その位置の構造体の斜面面積が減るため、出射光量が低下する傾向がある。なお、各単位プリズム構造体23の高さについては、ピッチxpと構造体の二つの斜面の角度から決まり、ピッチのおよそ半分程度、すなわち0.025mm程度の寸法となる。
光学シート22の材料の屈折率n:1.6
以上に提示した条件において、各単位プリズム構造体23の斜面の傾斜角θiR、θiLに関する好ましい値を図5に示した。すなわち、前述の(7)、(12)、(13)式に従って求められる傾斜角θiR、θiLは図5に示すとおりである。
図5に示すように、右側の斜面27の傾斜角θiRは、距離xi1に依存して最適な角度が変化する。つまり、実光源L1の真上の位置における90度から徐々に傾斜角θiRが減少していき、実光源L2の真上の位置における20度まで変化するように斜面27を形成するのが好ましい。
また、左側の斜面26の傾斜角θiLについては、距離xi2に依存して最適な角度が変化する。つまり、実光源L1の真上の位置における20度から徐々に傾斜角θiLが増大していき、実光源L2の真上の位置における90度まで変化するように斜面26を形成するのが好ましい。
また、各単位プリズム構造体23の頂角θi、すなわち傾斜角θiRと傾斜角θiLとの和については、実光源L1の真上の位置並びに実光源L2の真上の位置で最大になり、実光源L1と実光源L2との中間位置で最小になるように定めるのが好ましい。
前述の各式に従って計算された結果を利用し、図5に示す特性に従って、透明基板22a上の各単位プリズム構造体23の斜面26、27の傾斜角を決定することにより最適な照明結果が得られる。
しかし、条件を多少簡略化し、例えば図6に示すような特性に従って透明基板22a上の各単位プリズム構造体23の斜面26、27の傾斜角を簡略的に決定してもよい。その場合、図5の特性と比べて輝度むらの低減効果が変化するが、従来のバックライトユニットの場合と比べると十分に輝度むらを低減できる。
図6に示す変形例においては、各単位プリズム構造体23の頂角θi、すなわち傾斜角θiRと傾斜角θiLとの和を一定値に定める場合を想定している。具体的には、頂角θiを90度に固定している。
また、右側の斜面27の傾斜角θiRは、実光源L1の真上の位置(xi1=0)における80度から位置の変化に伴って直線的に傾斜角θiRが減少していき、実光源L2の真上の位置(xi1=25.4mm)における10度まで変化するように斜面27を形成する。
また、左側の斜面26の傾斜角θiLは、実光源L1の真上の位置(xi1=0)における10度から位置の変化に伴って直線的に傾斜角θiLが増大していき、実光源L2の真上の位置(xi1=25.4mm)における80度まで変化するように斜面26を形成する。
従って、傾斜角θiRと傾斜角θiLとの和である頂角θiは90度で一定である。
上記構成の光学シート22以外にも、次のような構成にすることもできる。
例えば図7に示すような光学シート22Bとすることができる。図7に示す光学シート22Bにおいては、図2に示す光学シート22と同様に透明基板22a上に配列された多数の単位プリズム構造体23(1)、23(2)、23(3)、・・・を備えているが、互いに隣接する位置に配置された単位プリズム構造体23同士の距離を表すピッチP、P、P、・・・についてはそれぞれ異なっており、各ピッチP、P、P、・・・は不規則(ランダム)に決定されている。
図7に示す光学シート22Bを用いてバックライトユニットを構成する場合には、線状に配置された各単位プリズム構造体23から出射される光の強度分布に周期性が現れないため、各単位プリズム構造体から出射される周期的な(規則的な)光強度分布と液晶セルやカラーフィルタ構造との重なりによって生じるモワレ縞を抑制するのに効果がある。
また、図7に示す光学シート22Bを用いでバックライトユニットを構成する場合には、各実光源(L1、L2)の配置間隔(ピッチ)についても位置に応じてピッチが変化するように、不規則(ランダム)に各実光源を配列することもできる。
また、図7に示した光学シート22Bにおいては単位プリズム構造体23の配列ピッチ(xp)を不規則に決定しているが、特別な規則に従って配列ピッチを決定してもよい。例えば、各実光源L1、L2からのX軸方向の距離に応じて配列ピッチ(xp)が変化するように構成してもよい。
また、図2に示した光学シート22については、それぞれの単位プリズム構造体23について独立に、斜面26及び斜面27の傾斜角を決定する場合を想定している。しかし、単位プリズム構造体23の配列ピッチ(xp)が実光源L1、L2の寸法に比べて十分小さいような場合には、各単位プリズム構造体23の斜面26及び斜面27の傾斜角を離散的な特定距離(X方向)毎に決定し、前記特定距離の中に含まれる複数の単位プリズム構造体23については同じ傾斜角に定めてもよい。具体例としては、各実光源L1、L2の管の直径、もしくはそれよりも少し大きい寸法を前記特定距離として利用することが考えられる。すなわち、管状の光源の場合にはそれぞれの光源がある程度の大きさを有しているため、その大きさよりも遙かに小さい距離の違いを反映するように各単位プリズム構造体23の斜面の傾斜角を精密に調整しても輝度むらの低減に影響が少ない。従って、各実光源L1、L2の管の直径程度の大きさの特定距離毎に傾斜角を変更することにしてもよい。
いずれにしても、前述のように構成された光学シート22を用いてバックライトユニットを構成する場合には、例えば図3に示すように、多数の単位プリズム構造体23のそれぞれの直下の位置に仮想光源(L1i、L2i)が発現するので、実光源L1、L2の数が少ない場合であっても、単位プリズム構造体23の数に応じた多数の仮想光源が様々な位置に形成されることになり、光学シート22から出射される光線の輝度むらが従来と比べて大幅に低減される。
(第2の実施の形態)
本発明の光学シート及びバックライトユニットに関する他の実施の形態について、図8を参照しながら以下に説明する。図8は第2の実施の形態で使用する光学シートの一部分に関する外観を示す斜視図である。
図8に示した光学シート30は、第1の実施の形態と同様にバックライトユニットを構成するために利用できる。但し、図2に示された光学シート22が線状光源に適するように構成されているのに対し、図8に示した光学シート30は点状光源に適するように構成されている。点状光源としては、例えば発光ダイオードなどが用いられる。
すなわち、バックライトユニットを構成する場合には、図1に示す線状光源(L1、L2)の代わりに発光ダイオードなどの点状光源を採用し、図1に示す光学シート22の代わりに図8に示す光学シート30を採用すればよい。
図8に示す光学シート30は、集光及び光拡散の機能を実現するものである。この光学シート30は、薄板状の透明な(可視光の透過性が高い)フィルム、プラスチック、あるいはガラス等のように平滑でかつ平面性の良い材料で構成される平面状の透明基板31を有しており、透明基板31上の一方の面には、多数の単位プリズム構造体32(1)、32(2)、32(3)、・・・矢印X方向及び矢印Y方向に沿って連続的に平行に並べて配置してある。透明基板31の下面(光源と対向する面)は平坦な面を形成している。
バックライトユニットを構成する場合には、各々の単位プリズム構造体32の並びの向きと平行になるように、矢印X方向及び矢印Y方向に沿って二次元状に、すなわち正方格子状に等間隔で配置される多数の点状光源を、光学シート30の下方に配置することになる。
光学シート30に設けられた多数の単位プリズム構造体32のそれぞれは、図8に示すように、透明基板31の面から突出するように、四角錐の形状をなし、突起の頂点37を境界として互いに隣接するように配置された4つの平面である斜面33、34、35、36を有している。
前述の単位プリズム構造体23と同様に、各単位プリズム構造体32はプリズムと同様の機能を有している。但し、各単位プリズム構造体32は、一般的なプリズムとは異なり、斜面33、34、35、36の傾斜のそれぞれは、光源からの水平方向(X方向、Y方向)の距離に応じて変化するように決定される。これらの斜面33、34、35、36から照明光が出射される。
各点状光源から出射された光線が各単位プリズム構造体32の斜面33、34、35、36から出射するまでの光路については、第1の実施の形態と同様である。例えば、図8におけるPx−Px線から見た断面の形状は、図3、図4に示した単位プリズム構造体23の形状と同等であるので、光学シート30の各単位プリズム構造体32における斜面33及び斜面34を、それぞれ単位プリズム構造体23における斜面26及び斜面27に対応付けることにより、図3、図4と同様に光路を求めることができる。
また、図8におけるPy−Py線から見た断面の形状についても、図3、図4に示した単位プリズム構造体23の形状と同等であるので、光学シート30の各単位プリズム構造体32における斜面35及び斜面36を、それぞれ単位プリズム構造体23における斜面26及び斜面27に対応付けることにより、図3、図4と同様に光路を求めることができる。
従って、単位プリズム構造体32における各斜面33、34の傾斜角を、例えば前述の(7)、(12)、(13)式に従って求められる傾斜角θiR、θiLに定め、更に単位プリズム構造体32における各斜面35、36の傾斜角についても、前述の(7)、(12)、(13)式に従って求められる傾斜角θiR、θiLに定めることにより、図3、図4の場合と同様に光線が屈折し、各単位プリズム構造体32の斜面33、34、35、36の直下位置に、それぞれ仮想光源を発現させることができ、実光源の数が少ない場合であっても輝度むらの発生を大幅に抑制できる。
また、図8に示した光学シート30においては単位プリズム構造体32の配列ピッチを一定にした場合を想定しているが、特別な規則に従って配列ピッチを決定してもよい。例えば、各実光源からのX軸方向の距離及び/又はY軸方向の距離に応じて配列ピッチが変化するように構成してもよい。
また、前記同様に各実光源の直径程度の大きさの特定距離毎に傾斜角を変更する構成としてもよい。
いずれにしても、前述のように構成された光学シート30を用いてバックライトユニットを構成する場合には、多数の単位プリズム構造体32のそれぞれの直下の位置に仮想光源が発現するので、実光源の数が少ない場合であっても、単位プリズム構造体32の数に応じた多数の仮想光源が様々な位置に形成されることになり、光学シート30から出射される光線の輝度むらが従来と比べて大幅に低減される。
なお、単位プリズム構造体は、透明基板に対して別体として装着されたものであってもよい。例えば、プリズムの形成された薄いシートを透明基板上に接着する等の種々の構成が挙げられる。
また、上記各実施形態の光学シートを用いてバックライトユニットを構成する際、長方形状の光学シートの四辺に近い位置に配置される光源の配列密度を、中央位置などの他の位置よりも大きく設定することで、光学シートの中央部と周辺部との輝度分布が、周辺輝度で低下することのない構成にできる。
本発明の光学シート及びそれを用いたバックライトユニットは、例えば透過型液晶表示装置等のための照明装置や、面露光装置や、透過型展示物を照明するためのバックライト等に利用することができる。本発明を実施することにより、輝度むらを低減することができ、同時に使用する拡散板や拡散シートの数を削減することができるので、輝度や光利用効率が向上し、更に光源数の削減や拡散用部材削減によるコストダウン、消費電力の低減が可能になる。
第1の実施の形態におけるバックライトユニットの主要部の断面構造を示す縦断面図である。 図1に示したバックライトユニットに用いた光学シートの一部分に関する外観を示す斜視図である。 図1に示したバックライトユニットにおける一部分の具体的な光路を示す従断面図である。 図3中の一部分を拡大して示す拡大図である。 図1に示したバックライトユニットにおける各実光源と単位プリズム構造体との位置関係と単位プリズム構造体の各斜面の傾斜角との適切な関係を示すグラフである。 各実光源と単位プリズム構造体との位置関係と単位プリズム構造体の各斜面の傾斜角との適切な関係の変形例を示すグラフである。 光学シート上の単位プリズム構造体の配列ピッチに関する変形例を示す縦断面図である。 第2の実施の形態で使用する光学シートの一部分に関する外観を示す斜視図である。 従来のバックライトユニットの構成を示す縦断面図である。 図9の一部分を拡大して示す拡大図である。
符号の説明
20 バックライトユニット
21 反射板
22,22B 光学シート
22a 透明基板
23,32 単位プリズム構造体
24 頂点
25 稜線
26,27 斜面
30 光学シート
31 透明基板
33,34,35,36 斜面
37 頂点
L1,L2 実光源
L1i,L2i 仮想光源
xp プリズム配列ピッチ
CCFL 光源配列ピッチ
θiL,θiR 斜面の傾斜角

Claims (8)

  1. 透明基板上の一方の面に突出形状の単位プリズム構造体が多数連続的に形成された光学シートであって、
    前記単位プリズム構造体のそれぞれは、前記透明基板から突出した部分の頂点を境界として互いに隣接する状態で形成された少なくとも2つの平面である第1の斜面及び第2の斜面を含み、
    前記多数の単位プリズム構造体の前記第1斜面は、前記透明基板の面に対して垂直な法線方向に対する前記第1の斜面の傾きを表す第1の角度を有し、前記第2の斜面は、前記第2の斜面の傾きを表す第2の角度を有し、
    前記第1、第2の角度は、前記境界に対する一方の側から入射された光を前記第1の斜面で前記透明基板の面に対して垂直な法線方向に屈折させるとともに、他方の側から入射された光を前記第2の斜面で前記法線方向に屈折させるように設定された光学シート。
  2. 請求項1記載の光学シートであって、
    前記単位プリズム構造体が、該単位プリズム構造体の並び方向に直交する方向に沿って、前記頂点を稜線として形成された線状構造体である光学シート。
  3. 請求項1記載の光学シートであって、
    前記各単位プリズム構造体が、突起の頂点を境界として互いに隣接する状態で形成された4つの平面を含み、前記透明基板の面から突出する角錐状構造体である光学シート。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の光学シートであって、
    前記各単位プリズム構造体の第1の斜面の傾きを表す第1の角度と、前記第2の斜面の傾きを表す第2の角度との和で表される頂角を一定として形成された光学シート。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の光学シートであって、
    互いに隣接した位置に配置される前記単位プリズム構造体同士の距離を表す配列ピッチが、前記透明基板上の位置に応じて変化するように不規則に定められた光学シート。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の光学シートと、
    前記透明基板と対向する位置に配置された複数の光源と、
    を用いて構成したバックライトユニット。
  7. 請求項6記載のバックライトユニットであって、
    前記光学シートが、
    前記透明基板の屈折率をn、1つの光源の位置から前記透明基板までの前記透明基板に垂直な方向に対する距離をzLS、前記光源の位置から光線が前記透明基板に入射するまでの前記透明基板に平行な方向に対する距離をxとする場合に、前記透明基板に垂直な方向に対する前記第1の斜面又は第2の斜面の傾斜を表す角度θiRLが、
    Figure 2008242268
    ただし、
    Figure 2008242268
    に従って決定されているバックライトユニット。
  8. 請求項6又は請求項7記載のバックライトユニットであって、
    前記光学シートが長方形状からなり、該光学シートの四辺に近い位置に配置される前記光源の配列密度を他の位置よりも大きく設定したバックライトユニット。
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