JP2008240461A - 過積載防止システムおよび過積載防止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】運搬機の仕様にかかわらず、運搬機への過積載を確実に防止可能な過積載防止システムを提供すること。
【解決手段】過積載防止システムにおいて、運搬機は、運搬機の積載量を検出する積載量検出手段33と、運搬機が走行状態にあるかを判定する走行状態判定手段34と、積載量が所定値に達したかを判定する積載状態判定手段39と、積載量が所定値に達したときに積込禁止指令を積込機に送信する積込禁止指令送信手段40と、運搬機が走行状態にあると判定されたときに、積込禁止指令を解除する禁止解除指令を積込機に送信する禁止解除指令送信手段41とを備え、積込機は、積込作業を行う作業機と、積込禁止指令および禁止解除指令を受信する受信手段と、積込禁止指令を受信したときに作業機の動作を禁止し、禁止解除指令を受信したときに作業機の動作の禁止を解除する作業機動作禁止手段とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】過積載防止システムにおいて、運搬機は、運搬機の積載量を検出する積載量検出手段33と、運搬機が走行状態にあるかを判定する走行状態判定手段34と、積載量が所定値に達したかを判定する積載状態判定手段39と、積載量が所定値に達したときに積込禁止指令を積込機に送信する積込禁止指令送信手段40と、運搬機が走行状態にあると判定されたときに、積込禁止指令を解除する禁止解除指令を積込機に送信する禁止解除指令送信手段41とを備え、積込機は、積込作業を行う作業機と、積込禁止指令および禁止解除指令を受信する受信手段と、積込禁止指令を受信したときに作業機の動作を禁止し、禁止解除指令を受信したときに作業機の動作の禁止を解除する作業機動作禁止手段とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムおよび過積載防止方法に関する。
建設機械の中には、ショベルやホイールローダ等の積込機が存在する。これらの積込機は、積込作業を行うための作業機を有しており、積込機のオペレータは、作業機を動作させて積載物をタンプトラック等の運搬機に積み込む。
運搬機の最大積載量は、安全上の理由から運搬機の仕様ごとに決められており、最大積載量を超える積載は防止される必要がある。従って、運搬機には、運搬機の積載状態を知らせる目的で、積載物の積載量に応じた表示を行う積載量表示ランプが設けられている。積込機のオペレータは、運搬機の積載量表示ランプ見ながら運搬機の積載状態を認識し、運搬機への積載量を調節している。
運搬機の最大積載量は、安全上の理由から運搬機の仕様ごとに決められており、最大積載量を超える積載は防止される必要がある。従って、運搬機には、運搬機の積載状態を知らせる目的で、積載物の積載量に応じた表示を行う積載量表示ランプが設けられている。積込機のオペレータは、運搬機の積載量表示ランプ見ながら運搬機の積載状態を認識し、運搬機への積載量を調節している。
一方で、積込機に作用する荷重を積込機側で積算し、この積算値が制限値を超えた場合には、積込機に設けられた警告ブザーでオペレータに警告する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、運搬機の積載量が最大積載量に達したことをオペレータに認識させ、運搬機への過積載を防ぐようにしている。
しかしながら、積載量表示ランプによる積載量表示では、積載量の表示精度が十分ではないため、オペレータの意図によらず、最大積載量を超えて積載しまうおそれがある。
また、特許文献1の構成では、積載の制限値をスイッチにより切り換えるようになっている。このため、運搬機の最大積載量がわからない場合には、スイッチにより切り換えられた制限値そのものが不正確な値となってしまい、過積載状態であるにもかかわらず警告がなされないという問題がある。
さらには、上記の何れの構成とも、ランプやブザーでオペレータに対して警告するのみであるため、オペレータの操作次第では最大積載量を超えて積載が可能であるという問題もある。
また、特許文献1の構成では、積載の制限値をスイッチにより切り換えるようになっている。このため、運搬機の最大積載量がわからない場合には、スイッチにより切り換えられた制限値そのものが不正確な値となってしまい、過積載状態であるにもかかわらず警告がなされないという問題がある。
さらには、上記の何れの構成とも、ランプやブザーでオペレータに対して警告するのみであるため、オペレータの操作次第では最大積載量を超えて積載が可能であるという問題もある。
本発明の目的は、運搬機の仕様にかかわらず、運搬機への過積載を確実に防止可能な過積載防止システムおよび過積載防止方法を提供することにある。
第1発明に係る過積載防止システムは、積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムであって、前記運搬機は、前記運搬機の積載量を検出する積載量検出手段と、前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定する走行状態判定手段と、前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定する積載状態判定手段と、前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに、前記積込機の積込作業を禁止させる積込禁止指令を前記積込機に送信する積込禁止指令送信手段と、前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信する禁止解除指令送信手段とを備え、前記積込機は、前記積載物の積込作業を行う作業機と、前記積込禁止指令および前記禁止解除指令を受信する受信手段と、前記積込禁止指令を受信したときに前記作業機の動作を禁止し、前記禁止解除指令を受信したときに前記作業機の動作の禁止を解除する作業機動作禁止手段とを備えていることを特徴とする。
第2発明に係る過積載防止システムは、積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムであって、前記運搬機は、前記運搬機の積載量を検出する積載量検出手段と、前記積載量検出手段で検出された前記運搬機の前記積載量を前記積込機に送信する運搬機情報送信手段と、前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定する走行状態判定手段と、前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信する禁止解除指令送信手段とを備え、前記積込機は、前記積載物の積込作業を行う作業機と、前記禁止解除指令を受信する受信手段と、前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定する積載状態判定手段と、前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに前記作業機の動作を禁止し、前記禁止解除指令を受信したときに前記作業機の動作の禁止を解除する作業機動作禁止手段とを備えていることを特徴とする。
第3発明に係る過積載防止システムは、第1発明または第2発明において、前記積載量検出手段は、前記運搬機に積載された積載物の重量を検出し、前記積載状態判定手段は、前記運搬機の前記積載物の重量が所定値に達したか否かを判定することを特徴とする。
第4発明に係る過積載防止方法は、積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止方法であって、前記運搬機において、前記運搬機の積載量を検出するステップと、前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定するステップと、前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定するステップと、前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに、前記積込機の積込作業を禁止させる積込禁止指令を前記積込機に送信するステップと、前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信するステップとを備え、前記積込機において、前記積込禁止指令および前記禁止解除指令を受信するステップと、前記積込禁止指令を受信したときに、前記積載物の積込作業を行う作業機の動作を禁止するとともに、前記禁止解除指令を受信したときに、前記作業機の動作の禁止を解除するするステップとを備えていることを特徴とする。
第5発明に係る過積載防止方法は、積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムであって、前記運搬機において、前記運搬機の積載量を検出するステップと、前記積載量検出手段で検出された前記運搬機の前記積載量を前記積込機に送信するステップと、前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定するステップと、前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信するステップとを備え、前記積込機において、前記禁止解除指令を受信するステップと、前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定する積載状態判定手段するステップと、前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに、前記積載物の積込作業を行う作業機の動作を禁止し、前記禁止解除指令を受信したときに、前記作業機の動作の禁止を解除するステップとを備えていることを特徴とする。
第1発明に係る過積載防止システムによれば、運搬機は、積載量が所定値に達したか否かを判定して積込機に積込禁止指令を送信し、積込機は、積込禁止指令に基づいて作業機の動作を禁止する。これによれば、運搬機側で検出した精度の高い積載量を用いて運搬機の積載状態を判定するため、積込機への積込禁止指令の送信を精度よく行うことができる。
また、積込機が積込禁止指令に基づいて作業機の動作を禁止するため、オペレータの操作にかかわらず、強制的に作業機の動作が禁止される。
さらに、運搬機は、運搬機が走行状態にあると判定したときに積込作業の禁止を解除する禁止解除指令を積込機に送信し、積込機は、運搬機から禁止解除指令を受信したときに作業機の動作の禁止を解除するため、運搬機が走行してそれ以上の積載ができない状態になってから、作業機の動作の禁止が解除される。
従って、運搬機への過積載を確実に防止することができる。
また、積込機が積込禁止指令に基づいて作業機の動作を禁止するため、オペレータの操作にかかわらず、強制的に作業機の動作が禁止される。
さらに、運搬機は、運搬機が走行状態にあると判定したときに積込作業の禁止を解除する禁止解除指令を積込機に送信し、積込機は、運搬機から禁止解除指令を受信したときに作業機の動作の禁止を解除するため、運搬機が走行してそれ以上の積載ができない状態になってから、作業機の動作の禁止が解除される。
従って、運搬機への過積載を確実に防止することができる。
第2発明に係る過積載防止システムによれば、運搬機は積載量を積込機に送信し、積込機は、運搬機から送信された積載量が所定値に達したか否かを判定して作業機の動作を禁止する。これによれば、第1発明と同様に、運搬機側で検出した精度の高い積載量を用いて作業機の動作を禁止するとともに、運搬機が走行してそれ以上の積載ができない状態になってから、作業機の動作の禁止を解除するため、オペレータの操作にかかわらず、運搬機への過積載を確実に防止することができる。
第3発明に係る過積載防止システムによれば、運搬機の積載物の重量を検出し、積載物の重量が所定値に達したか否かを判定するため、運搬機の積載状態をより正確に判定することができる。従って、運搬機への過積載をより確実に防止することができる。
第4発明および第5発明に係る過積載防止方法によれば、第1発明および第2発明と同様の効果を奏する過積載防止方法を提供できる。
以下に本発明の各実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、後述する第2実施形態において、次説する第1実施形態と同一の構成部分には同じ符合を付すとともに、その説明を省略する。
〔第1実施形態〕
〔1−1〕過積載防止システム100の全体構成
本発明の第1実施形態に係る過積載防止システム100を示す図1において、過積載防止システム100は、ダンプトラック1およびショベル2を備えて構成される。
〔1−1〕過積載防止システム100の全体構成
本発明の第1実施形態に係る過積載防止システム100を示す図1において、過積載防止システム100は、ダンプトラック1およびショベル2を備えて構成される。
ダンプトラック(運搬機)1は、図1に示すように、土砂等を積載するベッセル11が起伏自在に設けられた運搬用車両であり、通信端末12、通信アンテナ13、過積載防止コントローラ3A、およびモニタパネルを備えている。このうちの通信端末12は、通信アンテナ13を介してショベル2との間でデータの送受信を行うとともに、過積載防止コントローラ3Aと通信可能に構成されている。過積載防止コントローラ3Aは、過積載防止システム100におけるダンプトラック1側の過積載防止制御を行う制御手段として構成されている。なお、この過積載防止コントローラ3Aについては、後で詳述する。そして、このようなダンプトラック1には、車輪15の回転速度を検出する車輪速センサ151と、サスペンションダンパ16に作用する圧力を検出する圧力センサ161とが設けられ、各センサ151,161の検出信号が過積載防止コントローラ3Aに出力される。
図1において、ショベル(積込機)2は、ダンプトラック1等の運搬用車両に土砂等を積み込むための作業機21と、作業機21が設けられた旋回体22とを有し、ダンプトラック1と同様に、通信端末23、通信アンテナ24、過積載防止コントローラ5A、作業機コントローラ25、およびモニタパネル26を備えている。
作業機21は、ブーム211、アーム212、およびバケット213を備え、このうちのブーム211の先端部が旋回体22に上下方向に揺動自在に枢軸されている。ブーム211の先端には、アーム212が横軸回りに揺動自在に枢軸され、アーム212の先端には、バケット213が横軸回りに揺動自在に枢軸されている。また、作業機21には、バケット213の揺動角度を検出するポテンショメータ等の角度検出器27が設けられている。このような作業機21の動作は作業機コントローラ25により制御され、作業機コントローラ25は、過積載防止コントローラ5Aと通信可能に構成されている。
過積載防止コントローラ5Aは、過積載防止システム100におけるショベル2側の過積載防止制御手段として構成され、この過積載防止コントローラ5Aからの命令に応じて、モニタパネル26が各種表示を行う。
なお、ショベル2の通信端末23および通信アンテナ24は、ダンプトラック1の通信端末12および通信アンテナ13と同様な構成であるため、説明を省略する。
なお、ショベル2の通信端末23および通信アンテナ24は、ダンプトラック1の通信端末12および通信アンテナ13と同様な構成であるため、説明を省略する。
〔1−2〕ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Aの制御構造
次に、図2を参照して、過積載防止システム100におけるダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aの制御構造について説明する。
過積載防止コントローラ3Aは、図2に示すように、受信手段31、記憶手段32、積載量検出手段33、走行状態判定手段34、協調制御状態判定手段35、積載開始判定手段36、運搬機情報送信手段37、積込機情報受信判定手段38、積載状態判定手段39、積込禁止指令送信手段40、および禁止解除指令送信手段41を備えている。
次に、図2を参照して、過積載防止システム100におけるダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aの制御構造について説明する。
過積載防止コントローラ3Aは、図2に示すように、受信手段31、記憶手段32、積載量検出手段33、走行状態判定手段34、協調制御状態判定手段35、積載開始判定手段36、運搬機情報送信手段37、積込機情報受信判定手段38、積載状態判定手段39、積込禁止指令送信手段40、および禁止解除指令送信手段41を備えている。
受信手段31は、通信端末12からの情報を受信する部分であり、ショベル2の過積載防止コントローラ5Aから送信された情報を受信する。
記憶手段32は、ダンプトラック1の通信アドレスを記憶しているとともに、ダンプトラック1の最大積載量を記憶している。また、記憶手段32は、制御における演算値や、受信手段31で受信されたショベル2のID等の識別情報を記憶する。
記憶手段32は、ダンプトラック1の通信アドレスを記憶しているとともに、ダンプトラック1の最大積載量を記憶している。また、記憶手段32は、制御における演算値や、受信手段31で受信されたショベル2のID等の識別情報を記憶する。
積載量検出手段33は、運搬機に積載された積載物の量を検出する。すなわち、積載量検出手段33は、サスペンションダンパ16に設けられた圧力センサ161の検出信号に基づいて、サスペンションダンパ16に加わる荷重を検出し、この荷重からダンプトラック1に積載された積載物の重量を検出する。
ここで、ダンプトラック1において、全車輪のサスペンションダンパ16に圧力センサ161を設けることで、積載量検出手段33は、例えば、ダンプトラック1が傾斜地上に停車している場合でも、各車輪に作用している荷重の違いから積載物の重量を精度良く検出することができる。
ここで、ダンプトラック1において、全車輪のサスペンションダンパ16に圧力センサ161を設けることで、積載量検出手段33は、例えば、ダンプトラック1が傾斜地上に停車している場合でも、各車輪に作用している荷重の違いから積載物の重量を精度良く検出することができる。
走行状態判定手段34は、ダンプトラック1の速度や従動車輪の回転速度に基づいて、ダンプトラック1が走行状態にあるか否かを判定する。具体的に、走行状態判定手段34は、ダンプトラック1の速度や従動車輪の回転速度がゼロまたは最低速度にある場合は停止状態にあると判定し、そうでない場合には走行状態にあると判定する。
協調制御状態判定手段35は、ダンプトラック1およびショベル2間で過積載防止の協調制御が実施されているか否かを判定する。すなわち、協調制御状態判定手段35は、協調制御を実施していることを示す協調制御フラグがセットされているか否かを判定する。
積載開始判定手段36は、積載量検出手段33の検出値に基づいて、ダンプトラック1への積載が開始されたか否かを判定する。具体的に、積載開始判定手段36は、積載量検出手段33の検出量が変化し、かつそれまでの値よりも大きくなった場合に、ダンプトラック1への積載が開始されたと判定する。
積載開始判定手段36は、積載量検出手段33の検出値に基づいて、ダンプトラック1への積載が開始されたか否かを判定する。具体的に、積載開始判定手段36は、積載量検出手段33の検出量が変化し、かつそれまでの値よりも大きくなった場合に、ダンプトラック1への積載が開始されたと判定する。
運搬機情報送信手段37は、運搬機に関する情報、つまりダンプトラック1に固有に設定されたIDやダンプトラック1の通信アドレス等の情報を送信する。そして、運搬機情報送信手段37は、ダンプトラック1のIDおよび通信アドレスを、ショベル2による積込作業が開始された直後にブロードキャスト送信する。
積込機情報受信判定手段38は、積込機からの積込機情報の受信の有無を判定する。すなわち、積込機情報受信判定手段38は、ショベル2のIDを受信したか否かを判定する。
積込機情報受信判定手段38は、積込機からの積込機情報の受信の有無を判定する。すなわち、積込機情報受信判定手段38は、ショベル2のIDを受信したか否かを判定する。
積載状態判定手段39は、積載量検出手段33により検出された積載物の量から、ダンプトラック1の積載状態を判定する。具体的に、積載状態判定手段39は、積載量検出手段33により検出された積載物の重量がしきい値に達したか否かを判定する。このしきい値には、記憶手段32においてダンプトラック1のIDに応じて記憶されている最大積載量が用いられる。
積込禁止指令送信手段40は、積載状態判定手段39にて積載物の重量がしきい値に達したと判定された場合に、積込機の積込作業を禁止する積込禁止指令をショベル2に向けて送信する。
禁止解除指令送信手段41は、積込作業の禁止状態を解除する禁止解除指令をショベル2に向けて送信する。
この際、積込禁止指令送信手段40および禁止解除指令送信手段41は、ショベル2の通信アドレスを指定して、それぞれの指令を送信する。
禁止解除指令送信手段41は、積込作業の禁止状態を解除する禁止解除指令をショベル2に向けて送信する。
この際、積込禁止指令送信手段40および禁止解除指令送信手段41は、ショベル2の通信アドレスを指定して、それぞれの指令を送信する。
〔1−3〕ショベル2の過積載防止コントローラ5Aの制御構造
次に、図3を参照して、過積載防止システム100におけるショベル2側の過積載防止コントローラ5Aの制御構造について説明する。
過積載防止コントローラ5Aは、図3に示すように、受信手段51、記憶手段52、禁止解除指令判定手段53、協調制御状態判定手段54、対象運搬機判定手段55、積込機情報送信手段56、積込禁止指令判定手段57、警告指令手段58、および作業機動作禁止手段59を備えている。
次に、図3を参照して、過積載防止システム100におけるショベル2側の過積載防止コントローラ5Aの制御構造について説明する。
過積載防止コントローラ5Aは、図3に示すように、受信手段51、記憶手段52、禁止解除指令判定手段53、協調制御状態判定手段54、対象運搬機判定手段55、積込機情報送信手段56、積込禁止指令判定手段57、警告指令手段58、および作業機動作禁止手段59を備えている。
受信手段51は、通信端末23からの情報の受信を行う部分であり、ダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aから送信された情報を受信する。
記憶手段52は、ダンプトラック1における記憶手段32と同様に、ショベル2の通信アドレスを記憶している。また、記憶手段52は、制御における演算値や、受信手段51で受信されたショベル2のID等の識別情報を記憶する。
記憶手段52は、ダンプトラック1における記憶手段32と同様に、ショベル2の通信アドレスを記憶している。また、記憶手段52は、制御における演算値や、受信手段51で受信されたショベル2のID等の識別情報を記憶する。
禁止解除指令判定手段53は、積込機の積込禁止状態が解除されたか否かを判定する。すなわち、禁止解除指令判定手段53は、ダンプトラック1からの禁止解除指令の受信の有無を判定する。
協調制御状態判定手段54は、ダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aにおける協調制御状態判定手段54と同様に、協調制御フラグのセット状態に応じて、ダンプトラック1およびショベル2間で過積載防止の協調制御が実施されているか否かを判定する。
協調制御状態判定手段54は、ダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aにおける協調制御状態判定手段54と同様に、協調制御フラグのセット状態に応じて、ダンプトラック1およびショベル2間で過積載防止の協調制御が実施されているか否かを判定する。
対象運搬機判定手段55は、運搬機からのIDの受信状況に基づいて、積込対象となる運搬機を判定する。具体的に、対象運搬機判定手段55は、バケット213をダンプさせて積込動作を行った直後にダンプトラック1からIDを受信した場合に、当該ダンプトラック1が積込対象の運搬機であると判定する。この際、バケット213をダンプさせたか否かの判定は、角度検出器27の検出角度に基づいて判定可能である。
積込機情報送信手段56は、積込機に関する情報を送信する。つまり、積込機情報送信手段56は、受信したIDを有するダンプトラック1が積込対象の運搬機であると判定された場合に、ショベル2のIDを当該ダンプトラック1に向けて送信する。
積込禁止指令判定手段57は、ダンプトラック1からの積込禁止指令の受信の有無を判定する。
積込禁止指令判定手段57は、ダンプトラック1からの積込禁止指令の受信の有無を判定する。
作業機動作禁止手段59は、積込禁止指令判定手段57の判定結果に応じて、積込機の作業機21の動作をロックする。また、作業機動作禁止手段59は、禁止解除指令判定手段53の判定結果に応じて、作業機21のロックを解除する。すなわち、作業機動作禁止手段59は、作業機コントローラ25に対して作業機21の動作を禁止させる指令、または、作業機21の動作の禁止状態を解除する指令を行う。
警告指令手段58は、積込禁止指令判定手段57および禁止解除指令判定手段53の判定結果に応じて、積込禁止状態を示す警告の指令および指令の解除を行う。すなわち、警告指令手段58は、ダンプトラック1から積込禁止指令を受信した場合には、モニタパネル26に警告表示を指令し、禁止解除指令を受信した場合には、モニタパネル26の警告表示を解除させる指令を行う。
警告指令手段58は、積込禁止指令判定手段57および禁止解除指令判定手段53の判定結果に応じて、積込禁止状態を示す警告の指令および指令の解除を行う。すなわち、警告指令手段58は、ダンプトラック1から積込禁止指令を受信した場合には、モニタパネル26に警告表示を指令し、禁止解除指令を受信した場合には、モニタパネル26の警告表示を解除させる指令を行う。
〔1−4〕ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Aの作用
次に、図4に示されるフローチャートに基づき、ダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aの作用について説明する。
先ず、過積載防止コントローラ3Aは、車輪速センサ151や圧力センサ161等のセンサの測定値を取得し、受信手段31は、ショベル2側の過積載防止コントローラ5Aから送信された情報を通信端末12から受信する(ステップS11)。
次に、図4に示されるフローチャートに基づき、ダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Aの作用について説明する。
先ず、過積載防止コントローラ3Aは、車輪速センサ151や圧力センサ161等のセンサの測定値を取得し、受信手段31は、ショベル2側の過積載防止コントローラ5Aから送信された情報を通信端末12から受信する(ステップS11)。
次に、積載量検出手段33は、サスペンションダンパ16に設けられた圧力センサ161の検出信号に基づいて、ダンプトラック1に積載された積載物の重量を検出する(ステップS12)。
その後、走行状態判定手段34は、ダンプトラック1の速度や従動車輪の回転速度に基づいて、ダンプトラック1が走行状態にあるか否かを判定する(ステップS13)。
その後、走行状態判定手段34は、ダンプトラック1の速度や従動車輪の回転速度に基づいて、ダンプトラック1が走行状態にあるか否かを判定する(ステップS13)。
走行状態判定手段34にてダンプトラック1が停止状態にあると判定された場合に、協調制御状態判定手段35は、ダンプトラック1およびショベル2間で協調制御中であることを示す協調制御フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS14)。
協調制御フラグがセットされていないと判定された場合に、積載開始判定手段36は、積載量検出手段33の検出値に基づいて、ダンプトラック1への積載物の積載が開始されたか否かを判定し(ステップS15)、ダンプトラック1への積載物の積載が開始されていると判定されると、運搬機情報送信手段37は、ダンプトラック1のIDを送信する(ステップS16)。さらに、積込機情報受信判定手段38は、ショベル2のIDを受信したか否かを判定する(ステップS17)。そして、ショベル2のIDが受信された場合に、過積載防止コントローラ3Aは、過積載防止の協調制御を実施する積込機が特定されたことを認識し、協調制御フラグをセットする(ステップS18)。この時点で、ダンプトラック1およびショベル2間で互いのIDが交換されたことになる。
協調制御フラグがセットされていないと判定された場合に、積載開始判定手段36は、積載量検出手段33の検出値に基づいて、ダンプトラック1への積載物の積載が開始されたか否かを判定し(ステップS15)、ダンプトラック1への積載物の積載が開始されていると判定されると、運搬機情報送信手段37は、ダンプトラック1のIDを送信する(ステップS16)。さらに、積込機情報受信判定手段38は、ショベル2のIDを受信したか否かを判定する(ステップS17)。そして、ショベル2のIDが受信された場合に、過積載防止コントローラ3Aは、過積載防止の協調制御を実施する積込機が特定されたことを認識し、協調制御フラグをセットする(ステップS18)。この時点で、ダンプトラック1およびショベル2間で互いのIDが交換されたことになる。
ステップS18の後、またはステップS14で協調制御フラグがセットされていると判定された場合に、積載状態判定手段39は、積載量検出手段33で検出された積載物の重量がしきい値に達したか否かを判定する(ステップS19)。積載物の重量がしきい値に達したと判定された場合に、積込禁止指令送信手段40は、それ以上の積込作業を禁止する積込禁止指令をショベル2に向けて送信する(ステップS20)。
一方、ステップS13でダンプトラック1が走行状態にあると判定された場合に、協調制御状態判定手段35は、協調制御フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS21)。そして、協調制御フラグがセットされていると判定された場合に、禁止解除指令送信手段41は、積込作業の禁止状態を解除する禁止解除指令をショベル2に向けて送信し(ステップS22)、過積載防止コントローラ3Aは、協調制御フラグをリセットする(ステップS23)。
〔1−5〕ショベル2の過積載防止コントローラ5Aの作用
次に、図5に示されるフローチャートに基づき、ショベル2側の過積載防止コントローラ5Aの作用について説明する。
先ず、過積載防止コントローラ5Aは、角度検出器27等のセンサの測定値を取得し、受信手段51は、ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Aから送信された情報を通信端末23から受信する(ステップS31)。
次に、図5に示されるフローチャートに基づき、ショベル2側の過積載防止コントローラ5Aの作用について説明する。
先ず、過積載防止コントローラ5Aは、角度検出器27等のセンサの測定値を取得し、受信手段51は、ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Aから送信された情報を通信端末23から受信する(ステップS31)。
次に、禁止解除指令判定手段53は、ショベル2の積込禁止状態を解除する禁止解除指令をダンプトラック1から受信したか否かを判定する(ステップS32)。
ダンプトラック1からの禁止解除指令が受信されていないと判定されると、協調制御状態判定手段54は、協調制御フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS33)、協調制御フラグがセットされていない場合に、対象運搬機判定手段55は、積込動作が行われた直後にダンプトラック1からIDを受信したか否かを判定する(ステップS34)。そして、ダンプトラック1からIDを受信した場合に、積込機情報送信手段56は、ショベル2のIDをダンプトラック1に向けて送信し(ステップS35)、過積載防止コントローラ5Aは、協調制御フラグをセットする(ステップS36)。
ダンプトラック1からの禁止解除指令が受信されていないと判定されると、協調制御状態判定手段54は、協調制御フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS33)、協調制御フラグがセットされていない場合に、対象運搬機判定手段55は、積込動作が行われた直後にダンプトラック1からIDを受信したか否かを判定する(ステップS34)。そして、ダンプトラック1からIDを受信した場合に、積込機情報送信手段56は、ショベル2のIDをダンプトラック1に向けて送信し(ステップS35)、過積載防止コントローラ5Aは、協調制御フラグをセットする(ステップS36)。
ステップS36の後、またはステップS33で協調制御フラグがセットされていると判定された場合に、積込禁止指令判定手段57は、ダンプトラック1からの積込禁止指令の受信の有無を判定する(ステップS37)。ダンプトラック1から積込禁止指令を受信している場合に、警告指令手段58は、モニタパネル26に警告表示を指令し(ステップS38)、作業機動作禁止手段59は、作業機コントローラ25への指令を介して、ショベル2の作業機21の動作をロックする(ステップS39)。
一方、ステップS32で禁止解除指令をダンプトラック1からの受信したと判定された場合に、過積載防止コントローラ5Aは、協調制御フラグをリセットする(ステップS40)。そして、作業機動作禁止手段59は、作業機21の動作のロックを解除し(ステップS41)警告指令手段58は、モニタパネル26に警告表示を解除させる指令を行う(ステップS42)。
以上のような構成の過積載防止システム100によれば、ダンプトラック1は、ダンプトラック1側で検出された積載物の積載量に基づいてショベル2に積込禁止指令を送信し、ショベル2は、積込禁止指令に応じて作業機21の動作をロックする。これによれば、ダンプトラック1で検出した積載物の重量を用いて作業機21の動作を禁止するため、ダンプトラック1への過積載を高い精度で防止できる。また、ダンプトラック1が走行し、積載ができない状態になってから作業機21の動作の禁止を解除するので、オペレータはそれ以上の積載を行うことができなくなる。さらに、モニタパネル26に警告表示をさせるため、積載物の積載量が最大積載量に達したことをオペレータに認識させ、それ以上の積載を行わないように促すことができる。従って、ダンプトラック1への過積載を確実に防止することができる。
また、作業機21の動作をロックするにあたって、モニタパネル26による警告表示を合わせて実施するため、作業機21がロックされて動かなくなったときに、作業機が故障したと勘違されるのを防ぐことができる。
また、作業機21の動作をロックするにあたって、モニタパネル26による警告表示を合わせて実施するため、作業機21がロックされて動かなくなったときに、作業機が故障したと勘違されるのを防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
次に、図6〜図9に基づき、本発明の第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、ダンプトラック1側で積載物の重量が最大積載量に達したか否かを判定し、最大積載量に達したと判定された場合に、ショベル2に対して作業機21の動作禁止指令を送信していた。
これに対し、第2実施形態では、ダンプトラック1から積載物の重量をショベル2に送信し、ショベル2側で積載物の重量が最大積載量に達したか否かを判定して、作業機21の動作禁止および動作禁止の解除を行う点が相違する。
次に、図6〜図9に基づき、本発明の第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態では、ダンプトラック1側で積載物の重量が最大積載量に達したか否かを判定し、最大積載量に達したと判定された場合に、ショベル2に対して作業機21の動作禁止指令を送信していた。
これに対し、第2実施形態では、ダンプトラック1から積載物の重量をショベル2に送信し、ショベル2側で積載物の重量が最大積載量に達したか否かを判定して、作業機21の動作禁止および動作禁止の解除を行う点が相違する。
本実施形態において、ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Bは、図6に示すように、受信手段31、記憶手段32、積載量検出手段33、走行状態判定手段34、協調制御状態判定手段35、積載開始判定手段36、運搬機情報送信手段37、積込機情報受信判定手段38、禁止解除指令送信手段41を備えている。すなわち、過積載防止コントローラ3Bは、積載状態判定手段を備えていない。また、運搬機情報送信手段37は、ダンプトラック1のID、最大積載量、および積載物の重量を送信する。
過積載防止コントローラ3Bにおけるその他の構成は、前述した第1実施形態における構成と同様であり、説明を省略する。
過積載防止コントローラ3Bにおけるその他の構成は、前述した第1実施形態における構成と同様であり、説明を省略する。
一方、ショベル2側の過積載防止コントローラ5Bの構成は、図7に示すように、受信手段51、記憶手段52、禁止解除指令判定手段53、協調制御状態判定手段54、対象運搬機判定手段55、積込機情報送信手段56、警告指令手段58、作業機動作禁止手段59、および積載状態判定手段60を備えている。そして、積載状態判定手段60は、ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Bから送信された積載物の重量および最大積載量に基づいて、ダンプトラック1の積載状態を判定し、作業機動作禁止手段59は、積載物の重量が、しきい値である最大積載量に達したと判定された場合に、作業機コントローラ25への指令を介して作業機21の動作をロックする。
次に、図8に示されるフローチャートに基づき、ダンプトラック1側の過積載防止コントローラ3Bの作用について説明する。
先ず、ステップS51〜ステップS55までは、第1実施形態におけるステップS11〜ステップS15と同様なため、説明を省略する。
先ず、ステップS51〜ステップS55までは、第1実施形態におけるステップS11〜ステップS15と同様なため、説明を省略する。
ステップS55で、ダンプトラック1への積載の開始が判定されると、運搬機情報送信手段37は、ダンプトラック1のIDおよび最大積載量を送信する(ステップS56)。そして、積込機情報受信判定手段38は、ショベル2のIDを受信したか否かを判定し(ステップS57)、ショベル2のIDが受信されたと判定されると、過積載防止コントローラ3Bは、協調制御フラグをセットする(ステップS58)。
ステップS58の後、またはステップS54で協調制御フラグがセットされていると判定された場合に、運搬機情報送信手段37は、検出された積載物の重量をショベル2に送信する(ステップS59)。
一方、ステップS53でダンプトラック1が走行状態にあると判定された場合に、過積載防止コントローラ3Bは、第1実施形態のステップS21〜ステップS23と同様の処理を行う。すなわち、協調制御状態判定手段35は、協調制御フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS60)。そして、協調制御フラグがセットされていると判定された場合に、禁止解除指令送信手段41は、積込作業の禁止解除指令をショベル2に向けて送信し(ステップS61)、過積載防止コントローラ3Bは、協調制御フラグをリセットする(ステップS62)。
次に、図9に示されるフローチャートに基づき、ショベル2側の過積載防止コントローラ5Bの作用について説明する。
先ず、ステップS71〜ステップS76までは、第1実施形態におけるステップS31〜ステップS36と同様なため、説明を省略する。
先ず、ステップS71〜ステップS76までは、第1実施形態におけるステップS31〜ステップS36と同様なため、説明を省略する。
ステップS76の後、またはステップS73で協調制御フラグがセットされていると判定された場合に、積載状態判定手段60は、ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3Bから送信された積載物の重量と、判定しきい値である最大積載量とを比較してダンプトラック1の積載状態を判定する(ステップS77)。そして、積載物の重量がしきい値に達したと判定された場合に、警告指令手段58はモニタパネル26に警告表示を指令し(ステップS78)、作業機動作禁止手段59は作業機21の動作をロックする(ステップS79)。
一方、ステップS72でダンプトラック1から禁止解除指令を受信したと判定された場合に、過積載防止コントローラ5Bは、協調制御フラグをリセットする(ステップS80)。そして、作業機動作禁止手段59は、作業機21の動作のロックを解除し(ステップS81)警告指令手段58は、モニタパネル26に警告表示を解除させる指令を行う(ステップS82)。
以上のような構成の過積載防止システム100においても、前述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、ダンプトラック1の運搬機情報送信手段37はダンプトラック1のIDを、ショベル2の積込機情報送信手段56はショベル2のIDを、それぞれ送信していたがこれに限られず、例えば、ダンプトラック1およびショベル2に搭載された各通信端末12,23のIDを送信してもよい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、ダンプトラック1の運搬機情報送信手段37はダンプトラック1のIDを、ショベル2の積込機情報送信手段56はショベル2のIDを、それぞれ送信していたがこれに限られず、例えば、ダンプトラック1およびショベル2に搭載された各通信端末12,23のIDを送信してもよい。
前記各実施形態では、積載物の重量に基づいて、作業機21の動作を禁止するか否かを判定していたがこれに限られず、例えば、圧力センサ161の検出値に基づいて、作業機21の動作禁止を決定するようにしてもよい。この際には、ダンプトラック1の最大積載量に相当する圧力値を記憶手段32に記憶しておくことで、この記憶値を判定しきい値として用いることができる。
また、ダンプトラック1に設けられた積載量表示ランプの点灯状況に基づいて、作業機21の動作を禁止するか否かを判定するようにしてもよい。この場合には、積載量表示ランプの表示段階をできる限り細かく設定することが望ましい。
また、ダンプトラック1に設けられた積載量表示ランプの点灯状況に基づいて、作業機21の動作を禁止するか否かを判定するようにしてもよい。この場合には、積載量表示ランプの表示段階をできる限り細かく設定することが望ましい。
前記各実施形態では、サスペンションダンパ16に設けられた圧力センサ161の検出値に基づいて積載物の重量を検出していたがこれに限られず、例えば、ダンプトラック1に荷重センサを設け、この荷重センサの出力信号に基づいて積載物の重量を検出してもよい。また、ベッセル11における積載物の積載状態を撮影し、その画像処理に基づいて積載物の量を検出してもよい。
前記各実施形態では、ダンプトラック1の過積載防止コントローラ3A,3Bにおいて、運搬機情報送信手段37がダンプトラック1のIDをブロードキャスト送信し、ショベル2の過積載防止コントローラ5A,5Bにおいて、対象運搬機判定手段55が、積込動作の直後にIDを受信したダンプトラック1を積込対象の運搬機と判定していたがこれに限られない。例えば、ダンプトラック1およびショベル2にGPSアンテナを設けてそれぞれの位置を認識できるようにし、最も近くにいる運搬機または積込機を過積載防止の協調制御の相手方と認識するようにしてもよい。
前記各実施形態では、警告指令手段58がモニタパネル26に警告表示または警告表示の解除を指令し、モニタパネル26が警告表示を行っていたがこれに限られず、例えば、ブザーの警告音により警告を行うようにしてもよい。
本発明は、建設機械に適用できる他、積込機による運搬機への過積載を防止するあらゆる過積載防止システムに利用することができる。
1…ダンプトラック(運搬機)、2…ショベル(積込機)、21…作業機、33…積載量検出手段、34…走行状態判定手段、39…積載状態判定手段、40…積込禁止指令送信手段、41…禁止解除指令送信手段、51…受信手段、59…作業機動作禁止手段、100…過積載防止システム。
Claims (5)
- 積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムであって、
前記運搬機は、
前記運搬機の積載量を検出する積載量検出手段と、
前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定する走行状態判定手段と、
前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定する積載状態判定手段と、
前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに、前記積込機の積込作業を禁止させる積込禁止指令を前記積込機に送信する積込禁止指令送信手段と、
前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信する禁止解除指令送信手段とを備え、
前記積込機は、
前記積載物の積込作業を行う作業機と、
前記積込禁止指令および前記禁止解除指令を受信する受信手段と、
前記積込禁止指令を受信したときに前記作業機の動作を禁止し、前記禁止解除指令を受信したときに前記作業機の動作の禁止を解除する作業機動作禁止手段とを備えている
ことを特徴とする過積載防止システム。 - 積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムであって、
前記運搬機は、
前記運搬機の積載量を検出する積載量検出手段と、
前記積載量検出手段で検出された前記運搬機の前記積載量を前記積込機に送信する運搬機情報送信手段と、
前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定する走行状態判定手段と、
前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信する禁止解除指令送信手段とを備え、
前記積込機は、
前記積載物の積込作業を行う作業機と、
前記禁止解除指令を受信する受信手段と、
前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定する積載状態判定手段と、
前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに前記作業機の動作を禁止し、前記禁止解除指令を受信したときに前記作業機の動作の禁止を解除する作業機動作禁止手段とを備えている
ことを特徴とする過積載防止システム。 - 請求項1または請求項2に記載の過積載防止システムにおいて、
前記積載量検出手段は、前記運搬機に積載された積載物の重量を検出し、
前記積載状態判定手段は、前記運搬機の前記積載物の重量が所定値に達したか否かを判定する
ことを特徴とする過積載防止システム。 - 積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止方法であって、
前記運搬機において、
前記運搬機の積載量を検出するステップと、
前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定するステップと、
前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定するステップと、
前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに、前記積込機の積込作業を禁止させる積込禁止指令を前記積込機に送信するステップと、
前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信するステップとを備え、
前記積込機において、
前記積込禁止指令および前記禁止解除指令を受信するステップと、
前記積込禁止指令を受信したときに、前記積載物の積込作業を行う作業機の動作を禁止するとともに、前記禁止解除指令を受信したときに、前記作業機の動作の禁止を解除するするステップとを備えている
ことを特徴とする過積載防止方法。 - 積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止方法であって、
前記運搬機において、
前記運搬機の積載量を検出するステップと、
前記積載量検出手段で検出された前記運搬機の前記積載量を前記積込機に送信するステップと、
前記運搬機が走行状態にあるか否かを判定するステップと、
前記走行状態判定手段において前記運搬機が走行状態にあると判定されたときに、前記積込禁止指令を解除する禁止解除指令を前記積込機に送信するステップとを備え、
前記積込機において、
前記禁止解除指令を受信するステップと、
前記運搬機の前記積載量が所定値に達したか否かを判定する積載状態判定手段するステップと、
前記積載状態判定手段において前記運搬機の前記積載量が所定値に達したと判定されたときに、前記積載物の積込作業を行う作業機の動作を禁止し、前記禁止解除指令を受信したときに、前記作業機の動作の禁止を解除するステップとを備えている
ことを特徴とする過積載防止方法。
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