JP2008237593A - 整形外科用インプラント - Google Patents

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Abstract

【課題】軸状体とプレートの交差角度を患者の骨格に容易に整合させることができる整形外科用インプラントを提供する。
【解決手段】本発明は、骨内に導入される軸状体30と、骨の外面に固定されるプレート40とを具備し、一方の連結部分22と、軸状体とプレートのうち一方の構造体20に設けられた一方の連結部分22に対向配置され、一方の連結部分22に対して接離する方向に移動可能となるように他方の構造体40に保持された押圧部材43と、他方の構造体に回動可能に軸支され、第1の回動位置で押圧部材を一方の連結部分に押し付け、第2の回動位置で押圧部材を解放するカム44aを備えたレバー44と、レバーを第1の回動位置に保持する保持構造44b、45、41dと、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は整形外科用インプラントに係り、特に、骨内に導入される軸状体と、骨の外面に固定される、前記軸状体に対して回動可能に連結されたプレートとを有するインプラントの構造に関する。
一般に、ラグスクリュウと呼ばれる骨ネジ等からなる軸状部材と、この軸状部材を軸線方向に移動可能に収容するスリーブ貫通孔を備えたスリーブと、該スリーブに固定若しくは連結され、骨の外面に固定されるプレートとを有する骨手術用の整形外科用インプラントが知られている(例えば、以下の特許文献1参照)。
上記のように構成された整形外科用インプラントでは、骨内に導入されて係合固定される軸状部材及びスリーブよりなる軸状体と、骨の外面上に固定されるプレートとの間の交差角度が一般に120〜150度の範囲内とされるが、体格、年齢、性別、人種などによって当該交差角度の最適値にばらつきがあるため、この交差角度を可変にし、患者に合わせて当該交差角度を調整して用いるように構成された整形外科用インプラントが知られている(たとえば、以下の特許文献2及び3参照)。
この種の交差角度可変式インプラントでは、軸状体とプレートの連結部に螺合構造或いは歯車構造を設けることで、これらの構造に含まれる操作部材を回転操作することにより、上記交差角度を調整し、所定の交差角度値に設定することができるようになっている。
特開2003−180704号公報 特開平10−52438号公報 特開2003−24344号公報
ところで、上記の整形外科用インプラントでは、軸状部材とスリーブよりなる軸状体とプレートの間の交差角度を上記の螺合構造或いは歯車構造を動作させるネジや歯車を回転操作することで患者の骨格に合わせることとなるが、上記交差角度は螺合構造や歯車構造によって常時規制されているので、手術中に患者の骨格に対して上記交差角度を整合させることが難しいという問題点がある。
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、軸状体とプレートの交差角度を患者の骨格に容易に整合させることができる整形外科用インプラントを提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の整形外科用インプラントは、骨内に導入される軸状体と、骨の外面に固定されるプレートとを具備し、前記軸状体に設けられた連結部分と、前記プレートに設けられた連結部分とが回動軸線の周りに回動可能に軸支されてなる回動軸支構造により前記軸状体と前記プレートとが回動可能に連結された整形外科用インプラントにおいて、前記軸状体と前記プレートのうちいずれか一方の構造体に設けられた一方の前記連結部分に対向配置され、当該一方の連結部分に対して接離する方向に移動可能となるように他方の構造体に保持された押圧部材と、前記他方の構造体に回動可能に軸支され、第1の回動位置で前記押圧部材を前記一方の連結部分に押し付け、第2の回動位置で前記押圧部材を解放するカムを備えたレバーと、該レバーを前記第1の回動位置に保持する保持構造と、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、レバーが第1の回動位置に設定することでカムで押圧部材を軸状体とプレートのうち一方の構造体に押し付けることができるので、保持構造によって第1の回動位置にレバーを保持することにより軸状体とプレートの間の回動軸支構造の回動を規制することで、所定の交差角度に保持することができる。また、カムにより押圧部材を一方の構造体に押し付けることで、交差角度の大きな変化をきたすことなく交差角度を固定できる。一方、レバーを第2の回動位置に設定することで押圧部材が解放されるので、軸状体とプレートの間の回動軸支構造の回動が可能になる。したがって、レバーを第2の回動位置に設定することにより軸状体とプレートの回動を可能にして交差角度を容易に調整することが可能になるとともに、レバーを第1の回動位置に設定し保持構造で保持するだけで、調整した交差角度をそのまま保持することができるので、交差角度の設定及び調整をきわめて容易に行うことができる。
本発明において、前記押圧部材は、前記一方の連結部分の対向面と密接する面形状を有する押圧面を備えていることが好ましい。これによれば、カムによって押圧部材が一方の連結部分に押し付けられたときに押圧部材と一方の連結部分との間の摩擦力を容易に増大させることができるので、レバーが第1の回動位置にあるときの交差角度の保持力を高めることができる。なお、上記押圧面と対向面の少なくとも一方が回動軸線周りの方向に表面凹凸形状を有することが交差角度の保持力を高める上でより好ましい。
本発明において、前記対向面は前記回動軸線と同軸の円筒面に沿った凸面形状を有し、前記押圧面は当該円筒面に沿った凹面形状を有することが好ましい。これによれば、対向面と押圧面が回動軸線周りに同軸の円筒面にそれぞれ沿った対応形状に構成されることで、レバーが第2の回動位置にあるときに軸状体とプレートとをスムーズに回動させることができるとともに、レバーが第1の回動位置にあるときに押圧面と対向面の接触面積を増大させることができるので、交差角度の保持力を増大させることができる。ここで、円筒面に沿った凸面形状又は凹面形状とは、対向面及び押圧面が平滑な円筒面である場合に加えて、平滑な円筒面ではないが、当該円筒面に沿った表面凹凸を有する面、たとえば、粗面や歯付き面である場合をも含む趣旨である。
本発明において、前記保持構造は、前記レバーに係合するとともに前記他方の構造体に螺合して前記レバーを他方の構造体に保持する止めネジを有することが好ましい。止めネジがレバーに係合し、他方の構造体に螺合することで、レバーを他方の構造体に保持することにより、レバーに対する十分な保持力を得ることができる。
本発明において、前記一方の連結部分が前記他方の連結部分と前記押圧部材との間に挟持されるように構成されていることが好ましい。これによれば、他方の連結部分と押圧部材とで一方の連結部分が挟持されることで、軸状体とプレートの間の押圧部材による押圧力の加わる部分の接触面積を増大させることができるので、レバーが第1の回動位置にあるときの軸状体とプレートの交差角度の保持力をさらに高めることができる。なお、一方の連結部分と押圧部材、若しくは、一方の連結部分と他方の連結部分の接触面同士の少なくとも片方が回動軸線周りの方向に表面凹凸を有する面とされていることが好ましく、特に、上記接触面同士の双方が上記表面凹凸を有する面とされていることが望ましい。
本発明において、前記一方の連結部分と前記他方の連結部分のいずれか片方が前記回動軸線に沿って配置された回動軸部であり、残りの前記連結部分が該回動軸部を回動可能に軸支する回動軸支部であることが好ましい。これによれば、回動軸部と回動軸支部のうちの一方に対して押圧部材が押圧されることで、回動軸支部の軸支部分そのもので交差角度の保持ができるため、回動軸支構造を全体として簡易かつコンパクトに構成することが可能になる。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。最初に、図7を参照して本発明に係る第1実施形態の軸状体及びプレートを有する整形外科用インプラントについて説明する。図7はこの整形外科用インプラントの骨への適用状態を示す部分断面図である。
この整形外科用インプラントは、骨内に導入された状態で骨に係合固定される、例えば骨ネジ(ラグスクリュウ)等で構成される軸状部材10、及び、この軸状部材10を軸線方向に移動可能に収容するスリーブ貫通孔20aを備えたスリーブ20を備えた軸状体30と、この軸状体30の基端部に対して回動可能に連結された板状のプレート40と、を含む。これらの各部は生体適合性を有する素材、例えば、ステンレス鋼、純チタン、チタン合金等によって構成することが好ましい。
この軸状部材10は、先端に骨係合要素としてのスクリュウ11を有するとともに基端に工具係合部12を有し、先端から基端まで一様に伸びる軸孔10aを備えたものである。スクリュウ11は、骨の内部に係合するタッピングネジであり、骨に螺入された状態で骨に対して軸状部材10を軸線方向に固定する。また、工具係合部12には端部に開口する係合穴12aが設けられ、この係合穴12aが図示しない回転工具に係合した状態で回転駆動されるようになっている。軸孔10aは図示しないガイドワイヤを挿通可能にするためのものである。この軸孔10aを用いて当該ガイドワイヤを挿通させた状態で、軸状部材10は上記ガイドワイヤに案内されながら骨に螺入されるようになっている。
なお、この軸状部材10は図示例の場合には骨ネジとして構成されているが、骨内に導入されて骨に係合固定される軸状の部材であれば如何なるものであってもよく、例えば、骨に係合固定される拡径可能又は膨張可能な先端係合部を備えたもの、或いは、骨に打ち込まれて係合固定される種々の断面を有する骨釘などで構成することも可能である。
スリーブ20は、筒状部21と、この筒状部21の基端側に一体に張り出し形成された軸状体側基端部22とを有している。スリーブ20には筒状部21を貫通するスリーブ貫通孔20aが設けられ、このスリーブ貫通孔20aは軸状部材10の工具係合部12及び軸部13が挿通可能となるように構成されている。ここで、筒状部21の先端部にはスリーブ貫通孔20aの内径が他よりも小径となるように構成された抜け止め部が形成され、この抜け止め部は軸状部材10の工具係合部12が通過できないように構成されていることが好ましい。これによって、図示例の場合には軸状部材10とスリーブ20とが出没自在に、しかしながら相互に分離しないように組み立てられる。
プレート40は、上記軸状体側基端部22と回動可能に連結されたプレート側基端部41と、このプレート側基端部41から伸びる固定部42とを有している。プレート側基端部41は上記スリーブ側基端部22に対して回動軸部41aの軸線である回動軸線周りに回動自在に連結されている。一方、固定部42には複数のネジ保持孔42aが形成されている。これらのネジ保持孔42aは図示の骨ネジ48の軸部を通過させたときに当該骨ネジの頭部に係合するように構成され、この骨ネジによって固定部42が骨の外側面上に固定されるように構成されている。
本実施形態の整形外科用インプラントは、図示例の場合、大腿骨1の近位部の骨折等を治療するために有用な器具であり、軸状部材10を大腿骨1の骨頭2に導入するとともに、軸状部材10及びスリーブ20を有する軸状体30に連結されたプレート40を大腿骨1の外側面3上に固定することで、大腿骨1の近位部の保持固定を行うことができるものである。
本実施形態の整形外科用インプラントは、軸状体30とプレート40とが上記回動軸線周りに回動可能に構成されることで軸状体30とプレート40の交差角度θが可変に構成されると同時に、当該交差角度θを所定角度に保持することができる点に特徴を有するものである。
次に、本実施形態の上記回動軸支構造について説明する。図1(a)及び(b)は第1実施形態の回動軸支構造を示す部分断面図、図2(a)及び(b)は同実施形態の回動軸支構造を示す部分斜視図である。ここで、図1(a)及び図2(a)は上記交差角度θが可変とされたフリー状態を示し、図1(b)及び図2(b)は上記交差角度θが所定角度に保持されたロック状態を示している。
本実施形態の回動軸支構造は、軸状体30(スリーブ20)に設けられた軸状体側基端部22とプレート側基端部41との間に設けられている。軸状体側基端部22はスリーブ20の筒状部21と一体に固定され、プレート側基端部41はプレート40の固定部42と一体に固定されている。プレート側基端部41には、軸状体30とプレート40の回動軸線を軸線として円筒軸状に構成された回動軸部41aが一体に設けられ、或いは、固定されている。この回動軸部41aは上記軸状体側基端部22の先端に設けられた円筒状の回動軸支部22aを回動自在に挿通している。すなわち、上記他方の連結部分を構成する回動軸部41aは上記一方の連結部分を構成する回動軸支部22aによって回動自在に軸支された状態となっている。ここで、回動軸支部22aは回動軸部41aの軸線方向中央部を軸支している。また、回動軸部41aの外周面と回動軸支部22aの内周面は共に上記回動軸線周りの円筒面に沿った面形状を有している。
図1に示すように、上記回動軸支部22aの外周面(これも上記回動軸線周りの円筒面に沿った面形状を有する。)の一部にて構成される円筒凸面状の対向面22bには、当該対向面22bと嵌合する円筒凹面状の押圧面43aを備えた押圧部材43が対向配置されている。この押圧部材43は上記押圧面43aとは反対側に平坦な受動面43bを有し、プレート側基端部41の内部において回動軸部41aに向けて移動可能に案内されている。
また、押圧部材43の上記回動軸部41aとは反対側には回動支軸41b(の両端部)がプレート側基端部41に固定され、当該回動支軸41bによってレバー44が回動可能に軸支されている。レバー44は回動支軸41b周りにカム44aを有し、このカム44aから上記回動軸部41aとは反対側に伸びる部分(レバー部)に係合用開口44bを有している。カム44aは図1(a)に示すフリー状態では押圧部材43を押圧せず、したがって押圧部材43の押圧面43aと回動軸支部22aの対向面22bとは軽く接しているだけか、或いは、隙間を介して対向した状態にある。
また、係合用開口44bはレバー44の先端部側が開放された切り欠き状の開口となっており、当該係合用開口44bには止めネジ45が挿通されている。この止めネジ45に設けられた頭部45a(係合面がテーパ状に構成されている。)は上記係合用開口44bの開口縁(テーパ面)に係合し、また、止めネジ45に設けられた雄ネジ45bはプレート側基端部41に設けられたネジ孔41dの雌ネジに螺合している。
ここで、レバー44の係合用開口44b、これに係合する止めネジ45、及び、これに螺合するネジ孔41dは上記の保持構造を構成する。ただし、上記の保持構造としては、レバー44を直接にプレート側基端部41(の溝41c)にスナップ的に係合させるなど、他の構造でも容易に構成することができる。
上記の押圧部材43、回動支軸41b、レバー44及び止めネジ45は、プレート側基端部41の外面側(図示右側)に設けられた溝41c内に配置されている。押圧部材43は溝41cの内面に沿って図示上下方向に案内されている。ただし、押圧部材43は溝41c内において精密に案内されていなくてもよく、上記対向面22bと押圧面43aとはフリー状態とロック状態のいずれにおいても相互に嵌合している結果、プレート側基端部41に単に保持されているだけでも構わない。
上記のフリー状態から止めネジ45をネジ孔41cにねじ込んでいくと、図1(b)及び図2(b)に示すように、レバー44がプレート側基端部41の溝41c内に向けて回動し、これに伴ってカム44aが受動面43bを加圧し、押圧部材43を回動軸部41a側に移動させるので、押圧面43aは対向面22bに当接し、押圧部材43は回動軸支部22aに押し付けられる。これによってスリーブ20はプレート40に対して回動不能となり、両者の交差角度θは一定に固定される。
本実施形態では、上記のロック状態で回動軸部41aと押圧部材43とが回動軸支部22aを両側から挟持した状態となるように構成されているので、軸状体側基端部22とプレート側基端部41の間の加圧された接触面の圧接面積が増大し、交差角度θを所定角度に保持する保持力は、手術後の患者の歩行時等において生ずる負荷を十分に負担できる比較的大きなものとなる。
上記のように交差角度θが保持されているロック状態では、レバー44はプレート側基端部41の溝41c内に完全に没するように構成されている。また、このとき、止めネジ45も当該溝41c内に没するように構成されている。このため、図7に示す態様で本実施形態を患者の体内に取り付けたとき、大腿骨1の外側面3上に配置された整形外科用インプラントのプレート側基端部41の外面(図示右側の表面)がほぼ平坦に構成され、これによって仮骨の付着や皮下組織との癒合が生じにくくなっている。
また、上記レバー44に設けた係合用開口44bは、レバー44の回動角とネジ孔41dの軸線に沿って直線的に螺入される止めネジ45との関係で、或る程度プレート40の延在方向に延長された形状を有する必要がある。本実施形態では係合用開口44bを上記延在方向に開放された切り欠き状に構成し、ここに止めネジ45の頭部45aを係合させることで、レバー44の長さ及び止めネジ45の長さを共に短く形成することができるという利点がある。レバー44を短くできることはプレート40全体の小型化が可能になるという点で有利であり、また、止めネジ45の長さを短くできることはプレート40のプレート側基端部41の厚みを低減し、薄型化できるという点で特に有利である。
本実施形態では、図1(a)及び図2(a)に示すフリー状態において交差角度θを所定範囲(たとえば、交差角度θが120〜150度の範囲など)であれば自由に変えることができるので、図3(a)に示すように交差角度θを125度としたり、図3(b)に示すように交差角度θを145度としたりするなど、交差角度θを任意に設定することができる。いずれの場合でも、所要の交差角度θとしたところで上記レバー44を回動させて止めネジ45をねじ込めば、カム44aにより押圧部材43を介して回動軸支構造がロック状態(図1(b)及び図2(b))とされるため、交差角度θが保持される。
特に、本実施形態ではレバー44に設けられたカム44aで直接に回動軸支部22aを押圧するのではなく、カム44aで押圧部材43を加圧し、押圧部材43で回動軸支部22aを押圧することで、押圧面43aと対向面22bとが対応する面形状(嵌合形状)を有することから、押圧開始時に交差角度θを変化させることなく、そのままの交差角度で固定できる。
一方、本実施形態では、フリー状態において交差角度θを自由に変えることができるので、たとえば手術中に大腿骨1の外側面3上で交差角度θを合わせることができるなど、交差角度θの変更が容易であり、また、その状態で止めネジ45をねじ込むだけでロック状態となるので、交差角度θの調整が従来に比べてきわめて容易になる。特に、本実施形態の場合、交差角度θを連続的に任意の角度に設定でき、また、上述の如く押圧部材43を用いることで設定された交差角度θをそのまま維持してロックすることができるため、交差角度θの設定を高精度化できる。
[第2実施形態]
次に、図4乃至図6を参照して本発明に係る第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、回動軸支構造において、第1実施形態とは異なり、軸状体側基端部22′に回動軸部22a′が設けられ、この回動軸部22a′の軸線方向両端部がプレート側基端部41′に設けられた半円弧状の回動軸支部41a′によって回動自在に軸支されている。また、本実施形態の場合、一対の押圧部材43′が、回動軸支部ではなく回動軸部22a′の軸線方向両端部にそれぞれ直接対向配置されている。ここで、回動軸部22a′は上記一方の連結部分を構成し、回動軸支部41a′は上記他方の連結部分を構成する。
レバー44′は回動軸部22a′側に向けて二股に別れ、それぞれの先端部にカム44a′が設けられている。カム44a′は、プレート側基端部41′の両側部に設けられた切り欠き状の案内溝41b′の円弧状の内面に案内されることで回動可能に軸支されている。ここで、図4(a)及び(b)に示すレバー44′の回動角度範囲では、上記円弧状の内面の僅かなオーバーハングによりカム44a′が案内溝41b′から脱出できないように構成されていることが好ましい。
また、レバー44′の左右一対のカム44a′の間には開口部44c′が設けられ、この開口部44c′は、交差角度が所定範囲(たとえば120〜150度の範囲)であれば、スリーブ貫通孔21a内から軸状部材10の頭部12が基端側へ突き出したときでも抵触しない回避形状を構成している。
レバー44′には係合用開口44b′が設けられ、この係合用開口44b′に第1実施形態と同様に止めネジ45′の頭部45a′が係合している。ただし、図示例の場合、係合用開口44b′は長孔となっている。もちろん、当該係合用開口44b′を第1実施形態のように切り欠き状の開口としてもよく、また、第1実施形態の係合用開口44bを本実施形態のように長孔としてもよい。
止めネジ45′は基本的には第1実施形態と同様の頭部45a′と雄ネジ45b′を有し、当該雄ネジ45b′に螺合する雌ねじを備えたネジ孔41d′がプレート側基端部41′に設けられている。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、止めネジ45′をプレート側基端部41′にねじ込むことでレバー44′が回動し、カム44a′が押圧部材43′を押圧し、押圧部材43′の押圧面と回動軸部22a′の対向面とが加圧され、交差角度が固定される。また、第1実施形態と同様に、プレート側基端部41′に設けられた溝41c′内に上記レバー44′及び止めネジ45′が収容される構造となっている。さらに、第1実施形態と同様に、ロック状態では回動軸部22a′が回動軸支部41a′と押圧部材43′と間に挟持される構造を有している。
本実施形態では、上記のように押圧部材43′が回動軸部22a′を直接に押圧するが、次に述べるように回動軸線がスリーブ貫通孔20aと交差するため、回動軸部22a′はスリーブ貫通孔20aを回避するために軸状体側基端部22′の軸線方向両側においてそれぞれ別々に設けられている。
また、本実施形態では、回動軸部22a′の軸線であるスリーブ20とプレート40の間の回動軸線がスリーブ20の軸線と常時交差(直交)し、交差角度を変更しても回動軸線が軸状体30の軸線上に常に配置される。したがって、交差角度如何に拘わらず、大腿骨1の外側面3と回動軸線との間の距離が変化せず、骨に密着した状態に、或いは、安定した姿勢で取り付けることができるという利点がある。
図8は、本実施形態における回動軸部22a′と押圧部材43′の接触面同士(押圧面と対向面)の関係、並びに、回動軸部22a′と回動軸支部41a′との接触面同士の関係を示す構成例である。なお、以下に説明する接触面同士の関係は、第1実施形態における回動軸支部22aと押圧部材43の接触面同士(押圧面と対向面)の関係、並びに、回動軸部41aと回動軸支部22aの接触面同士の関係にもそのまま適用することができる。
図8(a)は上記第2実施形態の回動軸部22a′、回動軸支部41a′及び押圧部材43′の相互間の接触面が全て平滑面となっている場合を示す。このような場合には、交差角度を連続した任意の値に設定できる。なお、この場合でも、カム44a′の強力な加圧力で十分な摩擦力を生じさせることができるため、交差角度の保持力を十分に得ることができる。さらに、押圧部材43′を介することでフリー状態からロック状態への移行時における交差角度の意図しない変化を防止することができる。
図8(b)に示す例では、上記各接触面のうち、回動軸部22a′の外周面(対向面)は平滑面であるが、回動軸支部41a′の軸支面である内周面及び押圧部材43′の押圧面が回動軸線周りの方向に表面凹凸(歯車の歯形状)を有する面となっている。なお、上記の各面が全て回動軸線周りに沿った面形状を有する点は図8(a)に示す例と同様である。
図8(c)に示す例では、上記各接触面のうち、押圧部材43′の押圧面のみが回動軸線周りの方向に表面凹凸(歯車の歯形状)を有する面となっていて、他は平滑面となっている。
図8(d)に示す例では、上記各接触面のうち、回動軸部22′の外周面(対向面)全体が回動軸線周りの方向に表面凹凸(歯車の歯形状)を有する面となっていて、他は平滑面となっている。
図8(e)に示す例では、上記各接触面のうち、回動軸部22a′の外周面(対向面)、回動軸支部41a′の内周面、押圧部材43′の押圧面がいずれも回動軸線周りの方向に表面凹凸(歯車の歯形状)を有する面となっている。ここで、回動軸部22a′の外周面の表面凹凸と、回動軸支部41a′の内周面及び押圧部材43′の押圧面の表面凹凸とが相互に嵌合する形状を有し、ロック状態では相互に嵌合した状態で固定される。
図8(f)に示す例では、上記各接触面のうち、回動軸部22a′の外周面(対向面)、及び、押圧部材43′の押圧面が回動軸線周りの方向に表面凹凸(歯車の歯形状)を有する面となっており、回動軸支部41a′の内周面が平滑面となっている。ここで、回動軸部22a′の外周面の表面凹凸と、押圧部材43′の押圧面の表面凹凸とが相互に嵌合する形状を有し、ロック状態では相互に嵌合した状態で固定される。
上記の各例で示すように、互いに接触する接触面同士の双方が平滑面である場合、一方が平滑面であるが他方の面に表面凹凸が設けられている場合、或いは、双方の面に表面凹凸が設けられて相互に嵌合する面形状となっている場合の三つが考えられるが、最後の場合においてロック状態における最も大きな交差角度の保持力を得ることができる。ただし、この場合には、ロック状態における交差角度の設定間隔が当該凹凸周期によって定まるので、表面凹凸の凹凸周期が大きいときに交差角度の設定自由度が制限されるという問題がある。
なお、上記の最初の場合及び次の場合において、平滑な接触面の代わりに、きわめて微細な表面凹凸を有する粗面を用いることで、ロック状態における保持力の増大と、交差角度の自由度の確保とを両立することが可能である。
上記のように構成された整形外科用インプラントは、大腿骨の骨頭部近傍の骨折を治療する場合には例えば以下のように用いられる。まず、大腿骨の外側面から骨頭部内へ向けて図示しないガイドワイヤを刺入し、このガイドワイヤを案内手段としてリーマ等の穿孔器具で骨に穴を開ける。このとき、骨に開けられた穴は、奥の部分が軸状部材10に対応する小さな穴径を有し、浅い部分がスリーブ20の筒状部21の外径に対応する、より大きな穴径を有する段付穴形状とされる。その後、上記ガイドワイヤを軸状部材10、スリーブ20及びプレート40の組み立て体に挿通させ、このガイドワイヤを案内手段として軸状部材10を骨に導入する。
上記の状態では回転工具を回転させて軸状部材10を骨に導入(螺入)していく。軸状部材10が十分な深さに導入された(ねじ込まれた)こと(すなわち、スクリュウ11の先端が骨頭部内の皮質近傍に到達したこと)をX線画像等の透視画像などで確認してから、導入作業を終了する。
しかる後に、スリーブ20を骨内に押し込む。このとき、筒状部21の抜け止め部の上記内面部が軸状部材10の軸部13の外面部と係合し、軸状部材10とスリーブ20とが軸線周りに固定されるように構成されている場合には、スリーブ20の押し込みによって軸状部材10がスリーブ20に対して回転方向に規制され、回り止めされた状態になる。
次に、スリーブ20のスリーブ側基端部22の裏面を骨面に密着させる。このとき、上記回動軸支構造をフリー状態として、スリーブ側基端部22の裏面を骨面に密着させた状態で、プレート40の裏面も骨面に密着させると、骨に適合した交差角度が得られるので、そのままの状態で回動軸支構造をロック状態とし、交差角度を固定すれば、交差角度の精密な調整を行うことができる。その後、上記交差角度を固定した状態で、プレート40の固定部42を骨ネジ48によって大腿骨の外表面上に(管状骨の長手方向に沿って)固定する。
上記では手術中にフリー状態からロック状態に移行させる場合について説明しているが、この場合には、手術中の状況に応じて(たとえばX線画像に基づいて)最適な交差角度に調整できる、また、フリー状態では体内で交差角度が自在に変化可能となっているため、取り扱いが容易になるなどという利点がある。ただし、予め患者に適合した交差角度を設定してロック状態としておき、この状態でインプラントを体内に導入してもよい。この場合には、体内において交差角度を設定しロック状態にするといった作業を行わなくてもすむ。
なお、上記実施形態ではプレート40側に押圧部材43及びレバー44を設けているが、上記とは逆に、スリーブ20側(すなわち軸状体30側)に押圧部材及びレバーを設けても構わない。
第1実施形態の整形外科用インプラントの回動軸支構造のフリー状態を示す概略部分断面図(a)及びロック状態を示す概略部分断面図(b)。 第1実施形態の整形外科用インプラントの回転軸支構造のフリー状態を示す概略部分斜視図(a)及びロック状態を示す概略部分斜視図(b)。 第1実施形態の整形外科用インプラントの回転軸支構造の交差角度の異なる状態をそれぞれ示す概略側面図(a)及(b)。 第2実施形態の整形外科用インプラントの回動軸支構造のフリー状態を示す概略部分断面図(a)及びロック状態を示す概略部分断面図(b)。 第2実施形態の整形外科用インプラントの回転軸支構造のフリー状態を示す概略部分斜視図(a)及びロック状態を示す概略部分斜視図(b)。 第2実施形態の整形外科用インプラントの回転軸支構造の交差角度の異なる状態をそれぞれ示す概略側面図(a)及(b)。 整形外科用インプラントを骨に適用した状態を示す説明断面図。 第2実施形態の回転軸支構造の接触面同士の面形状の組み合わせの例をそれぞれ示す概略部分断面図(a)乃至(f)。
符号の説明
10…軸状部材、20…スリーブ、20a…スリーブ貫通孔、21…筒状部、22…スリーブ側基端部、22a…回動軸支部、30…軸状体、40…プレート、41…プレート側基端部、41a…回動軸部、41b…対向面、41c…溝、41d…ネジ孔、42…固定部、43…押圧部材、43a…押圧面、43b…受動面、44…レバー、44a…カム、44b…係合用開口部、45…止めネジ、45a…頭部、45b…雄ネジ

Claims (6)

  1. 骨内に導入される軸状体と、骨の外面に固定されるプレートとを具備し、前記軸状体に設けられた連結部分と、前記プレートに設けられた連結部分とが所定の回動軸線の周りに回動可能に軸支されてなる回動軸支構造により前記軸状体と前記プレートとが回動可能に連結された整形外科用インプラントにおいて、
    前記軸状体と前記プレートのうちいずれか一方の構造体に設けられた一方の前記連結部分に対向配置され、当該一方の連結部分に対して接離する方向に移動可能となるように他方の構造体に保持された押圧部材と、前記他方の構造体に回動可能に軸支され、第1の回動位置で前記押圧部材を前記一方の連結部分に押し付け、第2の回動位置で前記押圧部材を解放するカムを備えたレバーと、該レバーを前記第1の回動位置に保持する保持構造と、を具備することを特徴とする整形外科用インプラント。
  2. 前記押圧部材は、前記一方の連結部分の対向面と密接する面形状を有する押圧面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の整形外科用インプラント。
  3. 前記対向面は前記回動軸線と同軸の円筒面に沿った凸面形状を有し、前記押圧面は当該円筒面に沿った凹面形状を有することを特徴とする請求項2に記載の整形外科用インプラント。
  4. 前記保持構造は、前記レバーに係合するとともに前記他方の構造体に螺合して前記レバーを他方の構造体に保持する止めネジを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の整形外科用インプラント。
  5. 前記一方の連結部分が前記他方の連結部分と前記押圧部材との間に挟持されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の整形外科用インプラント。
  6. 前記一方の連結部分と前記他方の連結部分のいずれか片方が前記回動軸線に沿って配置された回動軸部であり、残りの前記連結部分が該回動軸部を回動可能に軸支する回動軸支部であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の整形外科用インプラント。
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