JP2008236232A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像に情報を付加する際に、付加情報の使用目的や画像の用途に応じた情報付加方式の選択を容易に行うことが可能な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】情報を埋め込むことにより生成される生成画像情報の使用態様に関する使用態様情報を取得し、取得された前記使用態様情報に基づいて埋め込み情報を埋め込むための埋め込み方式を決定し、決定された埋め込み方式により埋め込み情報を画像情報に埋め込むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関し、特に画像情報に情報を付加する際の情報付加方式の選択に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ等の画像形成装置、画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機等として利用可能な複合機として構成されることが多い。このような画像処理装置においては、デジタルコンテンツのコピーを防ぐ目的や、デジタルデータと印刷データを連携する目的等様々な目的で、元画像に追加で情報を埋め込むことが知られている。画像に情報を埋め込む方式としては、例えば、文書画像に対して、文字の間隔を利用して情報を埋め込む方式やドットパターン等を元の画像へ重畳する可視の方式の他、元画像の背景を加工することにより情報を埋め込む非可視の方式がある(例えば特許文献1参照)。
このように近年、画像への情報埋め込み方式として様々な方式が提案されている。そのような状況の中、複数種類の方式に対応した電子透かし埋め込み装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2においては、画像データを周波数成分に変換し、その高周波成分のデータ量に基づいて適切な電子透かし埋め込み方式を選択することが開示されている。
他方、元画像に情報を埋め込む際に、著作権保護用モード/改ざん検出用モードのいずれかを選択し、選択されたモードに応じて情報埋め込みの強度を変化させることが提案されている(例えば特許文献3参照)。しかしながら、特許文献3に記載の方法は、複数の電子透かし埋め込み方式に対応するものではなく、一の方式において情報の埋め込み強度を定めるものであり、本発明とはその目的が異なる。
特開2004−48380号公報 特開2003−264683号公報 特開2005−26745号公報
特許文献2の方法では、主に必要な情報量が埋め込めるか否かという点に着目している。従って、埋め込む情報や画像の用途に応じて埋め込み方式を選択することはできない。画像への情報埋め込みによって提供される機能には、複写制限機能や文書の出所を確認するトレース機能、画像の改ざんを検知する機能等があり、夫々の埋め込み方式によって提供可能若しくは効果的な機能が異なる。また、夫々の埋め込み方式に応じて、元画像への影響や、埋め込み可能な情報量、情報の埋め込みに必要となる画像領域等も異なる。従って、画像に情報を付加する際には、情報を付加する目的や、対象の画像の用途等に応じて最適な方式を選択することが好ましい。しかしながら、一般的なユーザにとって、夫々の情報付加方式の特性を理解した上で目的に応じた方式を選択することは困難である。特に、セキュリティを目的として情報を付加する場合、誤った方式を選択してしまうと、セキュリティ強度の低下につながる可能性がある。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、画像に情報を付加する際に、付加情報の使用目的や画像の用途に応じた情報付加方式の選択を容易に行うことが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像情報に付加情報を付加する画像処理装置であって、前記付加情報を付加することにより生成される生成画像情報の使用態様に関する使用態様情報を取得する使用態様情報取得手段と、取得された前記使用態様情報に基づいて前記付加情報を付加するための情報付加方式を決定する付加方式決定手段と、決定された前記情報付加方式により前記付加情報を前記画像情報に付加し、前記生成画像情報を生成する情報付加手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記生成画像情報の使用態様に関する質問情報を視覚的に表示する質問情報表示手段と、前記質問情報に対する回答情報を入力する回答情報入力手段とを有し、前記使用態様情報取得手段は、前記入力された回答情報に基づいて前記使用態様情報を生成することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記質問情報表示手段は、複数の前記質問情報を表示することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記質問情報表示手段は、前記複数の質問情報を複数回に分けて表示し、前記表示された質問情報に対する前記回答情報に基づいて次に表示する質問情報を選択することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、前記質問情報表示手段は、前記生成画像情報のセキュリティに関する質問情報を優先的に表示することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報に含まれる情報に基づいて前記使用態様情報を取得することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報を生成したアプリケーションの情報を前記使用態様情報として取得することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の画像情報において、前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報に含まれる文字情報を前記使用態様情報として取得することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記画像情報は文書情報であり、前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報の文書の種類に基づいて前記使用態様情報を取得することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記付加方式決定手段は、前記付加方式を決定するための条件に関する付加方式決定条件情報を前記使用態様情報に基づいて生成し、生成した前記付加方式決定条件情報に基づいて前記情報付加方式を決定することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像処理装置において、前記付加方式決定手段は、複数の前記情報付加方式が夫々提供可能な機能種目が記憶された提供可能機能種目情報を有し、前記付加方式決定条件情報と前記提供可能機能種目情報とに基づいて前記情報付加方式を決定することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像処理装置において、前記付加方式決定手段は、前記使用態様に対応して要求される前記機能種目を判断することにより、前記付加方式決定条件情報を生成することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12いずれか1項に記載の画像処理装置において、前記付加方式決定手段は、前記使用態様情報に基づいて前記情報付加方式を選別する選別手段と、前記選別された情報付加方式を表示する情報付加方式表示手段とを有することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理装置において、前記情報付加方式表示手段は、前記選別された情報付加方式の特徴を、当該情報付加方式を識別する情報と対応付けて表示することを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の画像処理装置において、前記付加方式決定手段は、前記表示された複数の情報付加方式のうち1つをユーザに選択させることを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、画像情報に付加情報を付加する画像処理方法であって、前記付加情報を付加することにより生成される生成画像情報の使用態様に関する使用態様情報を取得し、取得した前記使用態様情報に基づいて前記付加情報を付加するための情報付加方式を決定し、決定された前記情報付加方式により前記付加情報を前記画像情報に付加し、前記生成画像情報を生成することを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、画像処理プログラムであって、請求項16に記載の画像処理方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、記録媒体であって、請求項17に記載の画像処理プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、画像に情報を付加する際に、付加情報の使用目的や画像の用途に応じた情報付加方式の選択を容易に行うことが可能な画像処理装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明は、画像情報に付加情報を付加する場合において、ユーザによって入力された付加情報の使用目的や画像の用途、画像に対する要求に関する情報に基づき、複数の情報埋め込み方式の適否を判断するものである。
図1は、本実施例に係る画像処理装置1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る画像処理装置1は、コントローラ100、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)101、スキャナユニット102、排紙トレイ103、ホストI/F104、ディスプレイパネル105、給紙テーブル106、プリントエンジン107、排紙トレイ108及びHDD(Hard Disk Drive)110を有する。また、コントローラ100は、主制御部111、エンジン制御部112、入出力制御部113、画像処理部114、HDDコントローラ115及び情報埋め込み部116を有する。尚、図1においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙若しくは文書束の流れを破線の矢印で示している。
ホストI/F104は、画像処理装置1がホスト装置等の他の機器と通信する際のインターフェースである。ホスト装置が送信した印刷ジョブは、ホストI/F104を介してコントローラ100に入力され、コントローラ100の制御に従って印刷ジョブに基づいた画像形成処理が実行される。ディスプレイパネル105は、画像処理装置1の状態を視覚的に表示する出力インターフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置1を直接操作する際の入力インターフェースでもある。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)並びにHDD110や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU(Central Processing Unit)の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像処理装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部111は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部112は、プリントエンジン107やスキャナユニット102等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部113は、ホストI/F104を介して入力される印刷ジョブやディスプレイパネル105からユーザによって入力される操作情報を主制御部111に入力すると共に、主制御部111の命令に従ってディスプレイパネル105に情報表示を行い若しくはホストI/F104を介してホスト装置に情報を送信する。画像処理部114は、主制御部111の制御に従い、印刷ジョブに含まれる情報やHDD110に格納されている蓄積文書等に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、プリントエンジン107が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部114は、スキャナユニット102から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャン動作の結果物(結果情報)としてHDDコントローラ116を介してHDD110に格納され若しくはホストI/F104を介してホスト装置に送信される情報である。
HDDコントローラ115は、主制御部111の制御に従い、HDD110への情報の格納及びHDD110からの情報の読み出しを制御する。HDD110には、印刷ジョブとして入力された画像情報やスキャナユニット102が読み取った画像情報等が蓄積文書として格納されている他、ホストI/F104を介して接続されているホスト装置のネットワークアドレス情報や画像処理装置1がファクシミリとして動作する場合の送信先情報等のアドレス帳及び画像処理装置1の各種動作において参照される設定値等が格納されている。情報埋め込み部116は、プリントエンジン107によって紙出力される画像やスキャナエンジン102によって読み取られた画像に対して情報を埋め込む。情報埋め込み部116は、複数の情報埋め込み方式(情報付加方式)に従って情報を埋め込む(付加する)ことが可能である。情報埋め込み部116については後に詳述する。
画像処理装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部113がホストI/F104に接続されたUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)を介して印刷ジョブを受信する。主制御部111は、入出力制御部113から印刷ジョブを受信し、画像処理部114に画像処理を実行させる。画像処理部114が主制御部111の命令に従い、印刷ジョブに含まれる画像情報やHDD110に格納されている蓄積文書等に基づいて描画情報を生成する。画像処理部114によって生成された描画情報は、順次HDD110にスプールされる。エンジン制御部112は、主制御部111の制御に従い、給紙テーブル106を駆動して印刷用紙をプリントエンジン107に搬送する。また、エンジン制御部112は、HDD110にスプールされた描画情報を読み出し、プリントエンジン107に入力する。プリントエンジン107は、エンジン制御部112から受信した描画情報に基づき、給紙テーブル106から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン107が画像形成部として動作する。プリントエンジン107の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン107によって画像形成が施された文書は排紙トレイ108に排紙される。
画像処理装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル105の操作若しくはホストI/F104を介して外部のホスト装置から入力されるスキャン実行指示に応じて入出力制御部113が主制御部111にスキャン実行信号を送信する。主制御部111は、入出力制御部113から受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部112を制御する。エンジン制御部112は、ADF101を駆動し、ADF101にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット102に搬送する。また、エンジン制御部112は、スキャナユニット102を駆動し、ADF101から搬送される原稿を撮像する。また、ADF101に原稿がセットされておらず、スキャナユニット102に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット102は、エンジン制御部112の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット102が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット102に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて撮像情報が生成される。エンジン制御部112は、スキャナユニット102が生成した撮像情報を画像処理部114に転送する。画像処理部114は、主制御部111の制御に従い、エンジン制御部112から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部114が生成した画像情報は順次HDD110にスプールされる。画像処理部114によって生成され、HDD110にスプールされた画像情報は、ユーザの指示に応じてHDD110に格納され若しくは入出力制御部113及びホストI/F104を介して外部のホスト装置に送信される。また、画像処理装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部112がスキャナユニット102から受信した撮像情報若しくは画像処理部114が生成しHDD110に格納された画像情報に基づき、画像処理部114が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部112がプリントエンジン107を駆動する。
次に、本実施例に係る情報埋め込み動作について説明する。図2は、本実施例に係る情報埋め込み動作を示すフローチャートである。図2に示すように、本実施例に係る情報埋め込み動作においては、先ず、情報埋め込み部116に、情報の埋め込み対象である埋め込み先画像の情報が入力される(S201)。次に、情報埋め込み部116は、情報埋め込み条件を取得する(S202)。この情報埋め込み条件とは、情報を埋め込むことにより得られる効果等に関する情報である。情報埋め込み部116は、入力された情報埋め込み条件に基づいて、複数の情報埋め込み方式から推奨される方式を取捨選択(選別)し(S203)、主制御部111に通知する。S202、S203については、後に詳述する。主制御部111は、入出力制御部113を制御し、情報埋め込み部116から通知された情報埋め込み方式をディスプレイパネル105に表示する(S204)。
ユーザは、ディスプレイパネル105に表示された情報埋め込み方式を確認し、ディスプレイパネル105を操作することにより埋め込み方式を決定する(S205)。この際、複数の埋め込み方式がディスプレイパネル105に表示されている場合、ユーザはそれら複数の方式から一の方式を選択することにより、埋め込み方式を決定する。ユーザによるディスプレイパネル105の操作によって入力された埋め込み方式を決定する命令は、入出力制御部113を介して主制御部111に入力される。情報埋め込み部116は、主制御部111からの通知によって埋め込み方式の決定を認識する。埋め込み方式が決定されると、情報埋め込み部116は、S201において入力された画像に対し、情報埋め込みを実行し(S206)、処理を終了する。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、S202に示す情報埋め込み条件の取得動作について更に詳細に説明する。情報埋め込み条件の取得に際しては、先ず、画像情報の使用態様に関するチェック項目がディスプレイパネル105に表示される(S301)。図4は、ディスプレイパネル105に表示される画像情報の使用態様指定画面の例を示す図である。図4に示すように、本実施例に係る画像情報の使用態様指定画面は、情報が埋め込まれた画像(生成画像)に対する要求(要件)の指定項目と、生成画像の使用用途の指定項目とに分かれている。生成画像に対する要求は、埋め込む情報の使用目的としての意味も有する。ユーザは、夫々の項目について該当するものにチェックを付け、画面下方の“OK”ボタンを押下(タッチ)する。これにより、使用態様情報がディスプレイパネル105を介して入出力制御部113に入力される。情報埋め込み部116は、主制御部111からの転送により使用態様情報を取得する(S302)。即ち、ディスプレイパネル105、入出力制御部113、主制御部111及び情報埋め込み部116が、使用態様情報取得手段として機能する。
情報埋め込み部116は、使用態様情報を取得すると、夫々のチェック項目に対応する機能のチェック項目集計テーブルを参照し、チェック結果を集計する(S303)。図5は、上述したチェック項目に対応する機能の点数付けテーブル(チェック項目集計テーブル)を示す図である。図5に示すように、チェック項目集計テーブルは、図4に示すチェック項目と画像への情報埋め込みによって得られる機能等の種目(以降、機能種目とする)がマトリクス状になっている。そして、夫々のチェック項目について必要となる機能種目に点数が設定されている。例えば、図4に示すチェック項目のうち、“コピーされたくない”(Q1−1)という項目がチェックされた場合、図5に示すように、“複写制限”、“抑止文字”、“必要領域”及び“切り取り耐性”の種目に夫々点数が割り振られる。換言すると、図5の表は、“コピーされたくない”という要求を満たすためには、画像への情報埋め込みにより、“複写制限”、“抑止文字”、“必要領域”及び“切り取り耐性”といった機能を付加する必要があることを示す。
また、チェック項目集計テーブルは、夫々の機能種目への点数割り振りに重み付けがされている。例えば、“抑止文字”種目への点数割り振りにおいて、“コピーされたくない”という項目にチェックを付けた場合は4点が割り振られるが、“印刷されたオリジナルの文書か否か判別したい”(Q1−2)という項目にチェックをつけた場合は5点が割り振られる。これにより、夫々のチェック項目において要求される機能をより好適に判断することが可能となる。
ここで、図5に示す機能種目について更に詳細に説明する。“複写制限”とは、画像情報に対して複写を禁止することを示す情報を埋め込む機能である。埋め込み方式は特に限定されず、複数の埋め込み方式において適用可能である。“トレース”とは、画像情報に対してユーザID、文書ID、日時、出力機器の判別情報(製造番号、Macアドレス、IPアドレス等)等を埋め込む。これにより、情報漏洩が発生した場合には、情報の漏洩元を突き止めることが可能となる。“抑止文字”とは、所定のドットパターンを画像に付加することにより、複写した際に所定の図形や文字が浮かび上がるようにする機能である。これにより、オリジナル文書の判別や偽造の防止を行うことが可能となる。“改竄検知”とは、画像情報の全体に所定の改竄検知情報を付加することにより、当該改竄検知情報の有無に基づいて画像情報の改竄を検知する機能である。即ち、改竄検知情報が埋め込まれているべきところに改竄検知情報がないことを以って改竄を検知する。
“見栄え”とは、画像情報に情報を埋め込むことにより、元の画像情報が視覚的にどの程度変化するかに関係する。即ち、元の画像情報に対して視覚的影響が少ないほど見栄えが良いとされる。例えば、図4に示すチェック項目のうち、“元画像への影響を少なくしたい”や、“社外へ配布する”等の項目がチェックされた場合、この“見栄え”の機能種目に点数が割り振られる。“見栄え”の機能種目に割り振られた点数は、元画像に埋め込まれる情報の可視/不可視に影響する。本実施例においては、“可視”、“難可視”及び“不可視”の3つの方式があり、“見栄え”に割り振られた点数に応じてこれらの方式が選択される。方式については後に詳述する。
“情報量”とは、埋め込む情報の情報量に関する。本実施例においては、図4に示すチェック項目のうち、情報を埋め込む際に多くの容量を必要とする要求にチェックが付けられた場合、この“情報量”の機能種目に点数が割り振られる。尚、埋め込み情報の情報量を少なくしたい場合に点数を割り振るようにしても良い。“必要領域”とは、元画像に対して情報を埋め込む範囲に関する。本実施例においては、図4に示すチェック項目のうち、情報を埋め込む範囲を小さくする要求にチェックが付けられた場合、この“必要領域”の機能種目に点数が割り振られる。尚、広い情報埋め込み範囲を必要とする場合に点数を割り振るようにしても良い。
“埋め込み時間”とは、情報埋め込み部116が図2に示すS206において情報を埋め込む際に要する時間に関する。本実施例においては、図4に示すチェック項目のうち、情報埋め込みを迅速に処理する必要がある要求にチェックが付けられた場合、この“埋め込み時間”の機能種目に点数が割り振られる。例えば、図4に示す“大量に配布する”の機能種目にチェックが付けられた場合において、一部毎に異なる識別番号を付するような場合は、一部毎に異なる画像処理を実行して描画情報を生成する必要がある。このような場合に、長い時間を要する情報埋め込み方式が選択されると、最終的に印刷出力が完了するまでに非常に長い時間がかかることとなる。情報埋め込みに要する時間が短い方式を選択することにより、このような課題が解決される。
“抽出時間”とは、生成画像を参照することにより、埋め込まれた情報を読み取るために要する時間に関する。本実施例においては、図4に示すチェック項目のうち、生成画像から迅速に埋め込み情報を抽出する必要がある要求にチェックが付けられた場合、この“抽出時間”の機能種目に点数が割り振られる。“切り取り耐性”とは、生成画像を印刷出力した場合に、その出力用紙の一部をハサミ等で切り取ることにより、埋め込み情報が削除されてしまうことに対する耐性を意味する。また、電子データ上で、生成画像の一部を切り取る場合であっても同様である。例えば、画像情報にバーコード等を付して情報を埋め込む場合、このバーコード部分を切り取られてしまうと埋め込まれた情報が無効となってしまう。従って、本実施例においては、図4に示すチェック項目のうち、画像の一部削除による埋め込み情報の無効化に耐性が必要となる要求にチェックが付けられた場合、この“切り取り耐性”の機能種目に点数が割り振られる。
“埋め込み強度”とは、生成画像を参照することにより、埋め込まれた情報を読み取る際の抽出(成功)率、インターリーブの回数、(誤り訂正の)パリティ長等に関する。例えば、印刷出力された画像の複写を繰り返す場合や、電子データの画像情報の変換若しくは画像情報にフィルタを書ける場合等、次第に元画像が劣化することが考えられる。そのような劣化した画像からであっても、埋め込み情報を抽出することができるか否かに関する。本実施例においては、図4に示すチェック項目のうち、画像の複写、変換等が繰り返された場合にも埋め込み情報が有効である必要がある要求にチェックが付けられた場合に、この“埋め込み強度”に点数が割り振られる。
情報埋め込み部116は、図4に示すチェック項目のうちチェックされた項目に応じて、図5に示すように夫々の機能種目に点数を割り振り、結果を集計する。図6は、チェック項目の集計結果の例を示すヒストグラム(埋め込み条件情報ヒストグラム)である。図6においては、図4に示すチェック項目のうち、“コピーされたくない”(Q1−1)と、“漏洩元を突き止めたい”(Q1−2)にチェックが付けられた場合を示す。図6にヒストグラムは、上述した通りユーザによってチェックされた項目に応じて割り振られた点数を集計したものであり、画像情報への情報埋め込みにおけるユーザの要求を示す。換言すると、図6のヒストグラムは、元の画像情報に付加情報を埋め込む(付加する)際に、満たされるべき条件を示すものであり、埋め込み方式(付加方式)を決定するための条件を示す付加方式決定条件情報として用いられる。このような処理により、情報埋め込み条件の取得が完了する。
次に、図2のS203に示す、推奨される情報埋め込み方式の取捨選択について説明する。情報埋め込み方式の取捨選択において、情報埋め込み部116は、自身が記憶している方式別機能種目テーブルを参照する。図7は、本実施例に係る方式別機能種目テーブルを示す図である。図7に示すように、本実施例に係る方式別機能テーブルは、夫々の情報埋め込み方式と機能種目とがマトリクス状になっている。そして、夫々の情報埋め込み方式に対して夫々の機能種目の提供可能度合いが“○”、“△”、“×”の三段階で示されている。換言すると、本実施例に係る方式別機能種目テーブルは、夫々の情報埋め込み方式において得ることのできる効果を示している。即ち、方式別機能種目テーブルは、夫々の情報埋め込み方式が提供可能な機能、作用、効果が記憶された提供可能機能種目情報として用いられる。
ここで、図7に示す情報埋め込み方式の例を説明する。本実施例においては、例えば“複写制御技術”、“可視電子透かし”、“非/難可視電子透かし”、“抑止文字”、“バーコード”等が挙げられる。“複写制御技術”とは、画像に対して所定のマスクパターンを埋め込むことにより、紙出力された画像の複写を制限する技術である。この埋め込み方式においては。上記所定のマスクパターンの埋め込みが容易なため、実装が容易であることがメリットである。他方、複写制御機能を発揮するためには、複写機側が当該技術に対応している必要があり、機能が複写機に依存することや、元画像の見栄えが損なわれることがデメリットである。“可視電子透かし”とは、画像情報にマスクパターンを描くことで情報を埋め込む技術である。この方式においては、上記マスクパターン(透かし処理)が視認可能であるため、不正を抑止する効果があることがメリットである。他方、元画像の見栄えが損なわれることがデメリットである。
“非/難可視電子透かし”とは、上記“可視電子透かし”に対してその名の通り不可視若しくは認識困難な状態で情報を埋め込む技術である。例えば、文書画像において、一文字の間隔・形を変更する技術や、階調、周波数等の微小な変更により情報を埋め込む技術がある。この方式においては、埋め込み情報の視認が不能若しくは困難であるため、元画像の見栄えが損なわれないことがメリットである。他方、埋め込み可能な情報量が他の方式に比べて少ないというデメリットがある。“抑止文字”とは、元画像に所定のドットパターンを埋め込み、複写機によって複写すると埋め込んだドットパターンに対応して文字、記号等が表れ、複製文書であること等が表示される技術がある。この方式においては、上記“複写制御技術”に対して検知機能が不要であることがメリットである。他方、複写自体はされてしまうことや、やはり元画像の見栄えが損なわれることがデメリットである。
“バーコード”とは、元画像の余白等に情報を図形パターン化して埋め込む技術である。この方式には、一次元の図形パターンと二次元の図形パターンとがある。この方式においては、他の方式に比べて埋め込み可能な情報量が大きいことがメリットである。他方、図形パターン部分を切り取ることにより、容易に埋め込み情報の削除が可能であり、切り取り耐性に乏しいことがデメリットである。これらの方式は、夫々単独で用いる場合の他、複数の方式を組み合わせて適用することも可能である。
図2のS203における情報埋め込み方式の取捨選択に際し、情報埋め込み部116は、方式別機能種目テーブルを参照し、夫々の情報埋め込み方式において設定されている提供可能度合いをヒストグラム化する。図8は、図7に示す方式Bをヒストグラム化した図である。情報埋め込み部116は、図8に示すような方式別機能種目テーブルに基づいて得られたヒストグラム(提供可能機能種目ヒストグラム)とS202で得られた埋め込み条件情報ヒストグラムとの形状を比較し、その形状の近さを評価値として算出する。図9は、埋め込み条件情報ヒストグラムと、提供可能機能種目ヒストグラムとを重ねた図である。図9においては、提供可能機能種目ヒストグラムを斜線で示している。埋め込み条件情報ヒストグラムと提供可能機能種目ヒストグラムとの形状の近さの判定に際しては、例えば両ヒストグラムの重なり度合いを計算する。情報埋め込み部116は、方式別機能種目テーブルに格納されているすべての情報埋め込み方式において、このような判定を行い、評価値が所定の閾値以上である埋め込み方式を推奨埋め込み方式として選択(選別)し、評価値が所定の閾値未満である埋め込み方式は候補から外す。これにより、推奨埋め込み方式の取捨選択が完了する。
図10は、図2のS203における推奨埋め込み方式の取捨選択の結果、S204においてディスプレイパネル105に表示される方式選択画面を示す図である。図10に示すように、S203において推奨埋め込み方式として選択された方式が、評価値の高い順に表示される。この時、夫々の埋め込み方式の特徴が機能説明として関連付けられ、同時に表示される。これにより、ユーザによる最終的な埋め込み方式の決定を補助することが可能であり、ユーザの意思決定をより容易にすることが可能となる。ユーザが、図10に示す画面の表示に従い、一の埋め込み方式を選択して埋め込みボタンを押下(タッチ)することにより、埋め込み方式が決定される(S205)。即ち、本実施例においては、ディスプレイパネル105、入出力制御部113、主制御部111及び情報埋め込み部116が情報付加方式決定手段としても動作する。尚、画面に表示された埋め込み方式が1つである場合は、その埋め込み方式で良いか否かが問われる。そのような場合、ユーザは、表示された埋め込み方式の是非を判断し、ディスプレイパネル105を操作する。情報埋め込み部116は、S205において決定された埋め込み方式に従って情報埋め込みを実行する(S206)。即ち、情報埋め込み部116が情報付加手段として動作する。
以上説明したように、本実施例に係る情報埋め込み方法においては、ユーザが複数の情報埋め込み方式に対する知識等を有する必要が無く、情報埋め込み方式の選択を容易に行うことが可能な画像処理装置を提供することが可能となる。また、本実施例に係る画像処理装置1は、ユーザによって入力された使用態様情報に基づいて、情報を埋め込む目的や情報埋め込み処理に対する要求等の情報埋め込み条件情報を生成する。そして、生成された情報埋め込み条件に基づいて、好適な情報埋め込み方式が判断される。これにより、情報埋め込みに対するユーザの要求を複数の機能種目に亘って満たす埋め込み方式を選択することが可能となる。
上記の実施例に対して、ユーザが入力した使用態様情報に基づき、情報埋め込み方式に直接点数を割り振る方式も考えられる。このような場合、上記実施例に対して処理を簡略化できるメリットがある。しかしながら、情報埋め込み方式に対して直接点数を割り振り、その点数に応じて方式を決定する場合、特定の機能のみで高得点を獲得した方式が選ばれる可能性がある。従って、ユーザが情報埋め込みに際して要求する事項が複数の機能に渡って満たされない可能性がある。上記説明した選択方式を用いることにより、このような課題を解決することが可能である。尚、ユーザが情報埋め込みに際して要求する事項が、例えば1つの機能種目に係るような場合、情報埋め込み方式に直接点数を割り振る方式を用いることにより、上記したように処理を簡略化することが可能となるため、適宜使い分けることが好ましい。
また、図4に示すチェック項目の質問内容を、情報埋め込み方式と1対1で対応付けられるような内容とすることにより、いずれか1つのチェック項目を選んで埋め込み方式を決定するようにしても良い。また、図4に示す“生成画像に対する要求”と“生成画像の用途”との夫々から1項目をチェックすることにより、埋め込み方式が絞り込まれるようにすることもできる。
尚、上記の説明においては、S204において、評価値が所定の閾値を超えた方式を表示する例を説明したが、評価値の高い順に全ての方式を表示しても良いし、評価値が最も高い方式のみを表示しても良い。また、上記の説明においては、図10に示すように、複数の方式から一の方式を選択して情報埋め込みを実行する例を説明したが、評価値が最も高い方式が自動的に選ばれ、埋め込みが実行されても良い。同様に、所定の閾値を超えた方式が1つだけであった場合も、その方式に基づいて自動的に情報埋め込みを実行しても良い。
また、上記の説明においては、図9に示すように、埋め込み条件情報ヒストグラムと提供可能機能種目ヒストグラムとの重なり度合いを計算し、評価値を求める例を説明した。この例の具体的態様としては、埋め込み条件情報ヒストグラムの面積を提供可能機能種目ヒストグラムが満たしている割合を評価値として用いることができる。この他、例えば埋め込み条件情報ヒストグラムにおける夫々の機能種目に閾値を設け、この閾値よりも値が高ければ“○”、この閾値よりも値が低く且つ値が0でなければ“△”、値で0であれば“×”として値を三段階に変換することにより埋め込み条件情報テーブルを作成し、図7に示す方式別機能種目テーブルと比較する方法もある。図11に、図6に示す埋め込み条件情報ヒストグラムに対応する埋め込み条件情報テーブルを示す。図11の例においては、閾値として3を設定した場合を示している。
埋め込み条件情報テーブルにおいて“△”となっている場合は、方式別機能種目テーブルにおいて該当する機能種目が“△”又は“○”の場合に条件を満足すると判断し、“○”となっている場合は、該当する機能種目が“○”との場合に条件を満足すると判断する。このような判断を全埋め込み方式の全機能種目に
対して行い、埋め込み条件情報の満足度を評価することにより、推奨される情報埋め込み方式を選択することが可能となる。具体的には、条件を満足する機能種目の個数で判断しても良いし、1つでも条件を満足しない機能種目がある埋め込み方式を候補から外すようにしても良い。その他、図4に示すチェック項目に対する集計結果を、横軸を機能種目、縦軸を割り振られた点数とする折れ線で表すと共に、方式別機能種目テーブルも同様に折れ線にし、両者を数式化してパターンマッチングを行うことにより推奨される方式を選択しても良い。また、上記の説明においては、図7に示すように、方式別機能テーブルは“○”、“△”及び“×”の三段階で示したが、埋め込み条件情報と同じく数値で示しても良い。
上記の説明においては、図2に示すように、情報埋め込み部116に元画像が入力され、情報埋め込みが完了するまでを説明した。ここで、情報埋め込み部116に画像が入力される態様には、例えば、HDD110に蓄積されている文書に情報を埋め込む場合や、ホスト装置からの印刷ジョブとして入力される場合及びスキャナユニット102が読み取った画像として入力される場合がある。HDD110の蓄積文書が入力される場合は、ユーザによるディスプレイパネル105の操作若しくはホスト装置からの命令によって行われる。ホスト装置からの操作によって行われる場合、主制御部111は、情報埋め込み部116からの通知に基づいて入出力制御部113を制御し、ホストI/F104を介して図4、図10に示すような画面を表示させる表示情報をホスト装置に送信する。
ホスト装置からの印刷ジョブとして入力される場合も同様に、主制御部111は、情報埋め込み部116からの通知に基づいて入出力制御部113を制御し、ホストI/F104を介して図4、図10に示すような画面を表示させる表示情報をホスト装置に送信する。また、ホスト装置が情報埋め込み処理のアプリケーションを有することにより、上記と同様の動作を実行しても良い。情報埋め込みの結果生成された画像情報が画像処理部114に入力され、画像形成が実行される。この他、元画像に対して情報を埋め込むのではなく、埋め込み情報を元画像とは別に生成し、画像処理部114による描画情報の生成の工程において重畳するようにしても良い。
元画像がスキャナユニット102による読み取り画像として入力される場合、ユーザがディスプレイパネル105を操作してスキャンを実行させる際に、図4、図10に示すような画面がディスプレイパネル105に表示されることにより、情報埋め込み方式が決定される。この他、画像処理装置114による画像処理が完了した画像情報が情報埋め込み部116に入力されるのではなく、埋め込み情報が画像処理部114に入力され、スキャナエンジン102から入力された撮像データと埋め込み情報とに基づいて画像処理が実行され、情報が埋め込まれた画像情報(上記説明における生成画像)が画像処理部114によって生成されても良い。
実施例1においては、図4に示すように、複数のチェック項目について、チェックを付けることにより、使用態様情報を入力する例を説明した。しかしながら、図4に示す生成画像に対する要求若しくは生成画像の使用用途は、同時に実現不可能な項目が含まれる場合がある。そのような矛盾する項目の双方にチェックが付けられた場合、好適な情報埋め込み方式が選択されない可能性がある。本実施例においては、使用態様情報の入力から情報埋め込み条件の取得までを対話形式とすることによりこのような課題を解決する。尚、実施例1と同様の符号を付す構成については実施例1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。図12は、本実施例に係る使用態様情報の入力、情報埋め込み条件取得及び情報埋め込み方式の取捨選択動作を示すフローチャートである。即ち、図12に示す動作は、図2に示すS202〜S204の動作に対応する。
図12に示すように、本実施例に係る使用態様情報の入力に際しては、図4に示すチェック項目のうち、生成画像に対する要求に含まれるチェック項目のいずれか1つが、質問項目としてディスプレイパネル105に表示される(S1201)。即ち、本実施例においては、複数の質問項目が複数回に分けて表示される。ユーザは、ディスプレイパネルを操作し、表示された質問に対して“Yes”か“No”を入力することにより質問の回答を入力する(S1202)。入力された回答情報は、主制御部111から情報埋め込み部116に通知される。情報埋め込み部116は、図5に示すチェック項目集計テーブルを参照して回答を数値化し(S1203)、埋め込み条件情報を生成する。
埋め込み条件情報が生成されると、情報埋め込み部116は、実施例1の場合と同様に、図7に示す方式別機能種目テーブルを参照して、埋め込み方式が1つに絞り込まれたか否かを確認する(S1204)。埋め込み方式が1つに絞り込まれた場合(S1204)、図2に示すS204と同様に絞り込まれた情報埋め込み方式をディスプレイパネル105に表示し(S1205)、処理を終了する。この時、図10に示すように、その埋め込み方式の機能等の特徴も同時に表示することが好ましい。他方、埋め込み方式が絞り込まれていない場合(S1204)、情報埋め込み部116は、先の質問(S1201)に対する回答(S1202)に基づいて、矛盾する質問や既に絞り込まれている埋め込み方式の能力では実現困難な機能の要否を問うような質問を候補から外し、次の質問を主制御部111に通知する(S1206)。その後、S1201からの動作を埋め込み方式が絞り込まれるまで複数回にわたって繰り返す。
以上説明したように、本実施例に係る使用態様情報の入力方法においては、両立困難な複数の機能を要求するような質問及び回答がなされることを回避し、情報埋め込み方式の選択を適正に行うことが可能となる。尚、上記の説明においては、夫々のチェック項目において“Yes”/“No”を入力する例を説明したが、その他、矛盾する質問項目を一度に表示し、2つ若しくは複数のうちいずれか1つを選択するようにしても良い。更には、夫々の質問項目(チェック項目)について、表示優先度を設定することにより、ユーザにとって必要な機能の要否を問う質問が表示されないまま、埋め込み方式が絞り込まれてしまうことを防ぐことができる。質問項目の表示優先度の設定としては、例えば、“複写制限”、“トレース”、“抑止文字”及び“改竄検知”等のセキュリティ関連の機能の要否を問う質問を優先的に表示するような態様が考えられる。
また、上記の説明においては、埋め込み方式が1つに絞りこまれる態様を説明したが、これに限らず、ある程度絞り込まれた時点で複数の方式を表示しても良い。例えば、上述したように、セキュリティ関連機能の要否を問う質問を行い、セキュリティ関連の機能が絞り込まれた時点で選抜された埋め込み方式を表示し、後は図10に示されるような機能紹介に基づいてユーザが選ぶようにすることもできる。その他、埋め込み方式の絞込み目標数を任意の数で設定し、この目標数以下に絞り込まれた時点で表示するようにしても良い。
実施例1においては、ユーザによって入力される使用態様情報のみに基づいて埋め込み条件情報を取得する例を説明した。本実施例においては、入力された元画像の情報も参照することにより、より好適な埋め込み方式を選択する例を説明する。尚、実施例1と同様の符号を付す構成については実施例1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。画像情報には、文書を作成したアプリケーションの情報や、文書のテキスト情報及び画像自体の情報等、様々な情報が含まれる。本実施例においては、これらの情報をも使用態様情報として抽出し、埋め込み条件情報の生成に加味する。これにより、埋め込み方式評価におけるユーザの負担を軽減できると共に、評価の精度をより高くする事ができる。例えば、元画像を生成したアプリケーションの情報が含まれる場合、アプリケーション毎の特性(印刷時に余白が少ない等)により夫々の埋め込み方式の適否が異なることがある。その影響を評価に加味する。また、文書のテキスト情報から「契約書」などのキーワードを抽出して用途を推測し評価に加味する方法も考えられる。
具体的には、印刷時の余白が少ない場合は、図5に示す“必要領域”の機能種目に追加で点数を割り振ることが考えられる。また、元画像として入力された画像の頁数が多い場合には、“埋め込み時間”の機能種目に追加で点数を割り振ることが考えられる。更には、元画像のテキスト情報として、“契約書”、“社外秘”等のキーワードが抽出された場合には、“複写制限”、“トレース”、“抑止文字”及び“改竄検知”等のセキュリティ関連の機能種目に追加で点数を割り振ることが考えられる。以上説明したように、本実施例に係る埋め込み条件情報を取得方法においては、ユーザが入力した使用態様情報に加えて、元画像から取得した情報を加味することにより、ユーザの負担を軽減し若しくはより好適な埋め込み方式の選択が可能となる。
尚、上記の説明においては、ユーザによって入力された情報(質問項目に対する回答情報)に加えて、画像情報から抽出した情報をも使用態様情報として用いる例を説明した。しかしながら、本実施例において説明した画像情報からの抽出情報のみに基づいて埋め込み方式を決定しても良い。これにより、ユーザの情報入力作業を更に軽減することが可能となる。また、ユーザによる情報入力ミスによって不適当な埋め込み方式が選択されてしまうことを防ぐことができる。
実施例1においては、図4に示すチェック項目にチェックを付けることにより、図5に示すチェック項目集計テーブルに基づいて点数が加算されていく方式を説明した。本実施例においては、この点数加算時に、セキュリティ関連の機能種目に重み付けを行う例を説明する。尚、実施例1と同様の符号を付す構成については実施例1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。文書の管理方式として、セキュリティレベルが設定されていることがある。従って、図4に示す画面においてチェックされた項目に基づき、図5に示すチェック項目集計テーブルを参照して点数を割り振る際に、セキュリティレベルを考慮して点数を割り振ることにより、セキュリティレベルに沿った埋め込み方式を選択することが可能となる。また、必要以上に高いセキュリティがかけられることにより、見栄えなどの他の機能が犠牲になってしまうことを防ぐことができる。
本実施例に係る使用態様情報の入力に際しては、先ず、元画像のセキュリティレベルを設定する。この設定は、ユーザが入力する情報でもよいし、文書の内容などから自動で推測してもよい。若しくは、先に図4に示す“生成画像の用途”をチェックすることにより、チェック項目からセキュリティレベルを推測してもよい。その場合は例えば配布先情報によってレベルを変えるなどする。例えば、セキュリティレベルが“高”/“中”/“低”の三段階で割り振られており、“高”のレベルの場合は、図5に示すチェック項目集計テーブルを参照して点数を割り振る際、見栄え、埋め込み時間など直接セキュリティに関係しない機能は排除若しくは点数を低くし(例えば、チェック項目集計テーブルに設定された点数の50%、70%等、低めに点数が割り振られるようにする)、セキュリティ上必要な機能に主にポイントが加算されるようにする。“中”の場合は、図5に示すチェック項目集計テーブル通りに点数を割り振る。“低”の場合は、セキュリティ関連項目の点数を低くし(上記と同様、チェック項目集計テーブルに設定された点数の50%、70%等、低めに点数が割り振られるようにする)、“見栄え”、“埋め込み時間”等の他の項目に点数が割り振られるようにする。
このような態様により、情報埋め込み部116は、セキュリティレベルに応じた埋め込み条件情報を生成し取得することが可能となり、より実情に即した情報埋め込み方式の選択が可能となる。以上説明したように、本実施例においては、セキュリティレベルに応じて点数の割り振り態様を変化させることにより、セキュリティレベルが高い場合にはよりセキュリティ関連機能が重視されるような埋め込み条件情報が取得されるようにすることができる。
尚、上記の態様以外にも、例えば埋め込み条件情報が取得された後、図9に示す埋め込み条件情報ヒストグラムと、提供可能機能種目ヒストグラムとの比較の段階において反映させることも可能である。例えば、図9に示すように両ヒストグラムの重なり度合いを計算する際に、セキュリティレベルが“高”であれば、セキュリティ関連の機能種目の重なりを重視して評価値を算出する。他方、セキュリティ関連以外の機能種目については、重なり度合いを軽視して評価値を算出する。こうすることにより、上記同等の効果を得ることが可能となる。また、上記の説明においては、セキュリティレベルを基準とし、セキュリティ関連の機能種目が重視若しくは軽視される例を説明した。しかしながら、セキュリティレベルに限らず、夫々の元画像の使用目的に応じて、その他の機能種目を重視するような態様も考えられる。
実施例1においては、ユーザが図4に示すチェック項目にチェックを付けることにより、図5に示すチェック項目集計テーブルに基づいて夫々の機能種目に点数が割り振られる例を説明した。これに対し、本実施例に係る使用態様情報入力方法においては、文書の種類を入力させることで、特定の機能種目が重視されるようにする。例えば、契約書や領収書などは、セキュリティポリシー上、常に同じ扱いをすると考えられる。そうした文書に対しては同じ埋め込み方式を用いる可能性が高いので、機能の絞り込みが可能となる。例えば、情報埋め込み部116が、図13のようなテーブルを有し、入力された文書の種類に応じて重視すべき機能種目を決定する。また、図13に示すようなテーブルをユーザが設定できるようにしても良い。
これにより、ユーザは文書の種類の入力と、必要に応じて更なる項目の選択のみ行えばよい。情報埋め込み部116は、入力された文書の種類に基づいて図13に示すテーブルを参照して埋め込み方式を絞り込み、他の項目の情報や、文書から得られる情報、埋め込み可否の情報などを用いて、最適な埋め込み方式を選択することが可能となる。このように、本実施例に係る使用態様情報入力方法においては、ユーザが文書の種類を入力することにより、情報埋め込み方式を絞り込むため、ユーザの負担を軽減することが可能であると共に、装置の処理を簡略化することが可能となる。
[その他の実施例]
図9に示すような、埋め込み条件情報と提供可能機能種目との比較の結果、元画像と埋め込み方式の関係において、埋め込める情報量が不足し、好適な埋め込み方式が見つからない可能性がある。このような場合であっても、セキュリティ確保の観点等から、情報を埋め込まなければならない場合があり得る。そこで、情報埋め込み部116は、ユーザの指示に応じて、元画像に何らかの画像処理を行い、強制的に埋め込み可能な画像にすることが考えられる。こうすることで、よりセキュリティレベルの高い情報埋め込みを行うことができる。尚、元画像に加える画像処理としては、画像サイズの縮小や、圧縮方式の変換及び圧縮の解除等が考えられる。また、ユーザの指示に応じて画像に処理を加える場合は、処理の一部又は全部を画像処理部114が実行しても良い。
尚、上記実施例1〜実施例5の説明においては、図1に示すように、スキャナユニット102やプリントエンジン107を有する画像処理装置1において、元画像に付加情報付加する例を説明した。しかしながら、元画像に対して付加情報を付加し、それをHDD110に格納する場合や、ホストI/F104を介してホスト装置に送信する場合等、特にスキャナユニット102及びプリントエンジン107が必要ない場合もあり得る。従って、本発明に係る画像処理方法は、一般的な情報処理装置を画像処理装置として動作させることによっても実現可能であり、特にスキャナユニット102を有する画像読取装置や、プリントエンジン107を有する画像形成装置及びそれらの複合機に限定されない。
本発明の実施例に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る情報付加動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る使用態様情報取得動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る使用態様情報取得時におけるディスプレイパネルの画面表示を示す図である。 本発明の実施例に係るチェック項目集計テーブルを示す図である。 本発明の実施例に係る付加方式決定条件情報のヒストグラムを示す図である。 本発明の実施例に係る提供可能機能種目情報のテーブルを示す図である。 本発明の実施例に係る提供可能機能種目情報のヒストグラムを示す図である。 本発明の実施例に係る付加方式決定条件情報と提供可能機能種目情報との比較態様を示すヒストグラムである。 本発明の実施例に係る付加方式選択画面を示す図である。 本発明の他の実施例に係る付加方式決定条件情報のテーブルを示す図である。 本発明の他の実施例に係る使用態様情報取得動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る文書種類毎の機能種目のテーブルを示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
100 コントローラ
101 ADF
102 スキャナユニット
103 排紙トレイ
104 ホストI/F
105 ディスプレイパネル
106 給紙テーブル
107 プリントエンジン
108 排紙トレイ
110 HDD
111 主制御部
112 エンジン制御部
113 入出力制御部
114 画像処理部
115 HDDコントローラ
116 情報埋め込み部

Claims (18)

  1. 画像情報に付加情報を付加する画像処理装置であって、
    前記付加情報を付加することにより生成される生成画像情報の使用態様に関する使用態様情報を取得する使用態様情報取得手段と、
    取得された前記使用態様情報に基づいて前記付加情報を付加するための情報付加方式を決定する付加方式決定手段と、
    決定された前記情報付加方式により前記付加情報を前記画像情報に付加し、前記生成画像情報を生成する情報付加手段とを有することを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記生成画像情報の使用態様に関する質問情報を視覚的に表示する質問情報表示手段と、
    前記質問情報に対する回答情報を入力する回答情報入力手段とを有し、
    前記使用態様情報取得手段は、前記入力された回答情報に基づいて前記使用態様情報を生成することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記質問情報表示手段は、複数の前記質問情報を表示することを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記質問情報表示手段は、前記複数の質問情報を複数回に分けて表示し、
    前記表示された質問情報に対する前記回答情報に基づいて次に表示する質問情報を選択することを特徴とする、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記質問情報表示手段は、前記生成画像情報のセキュリティに関する質問情報を優先的に表示することを特徴とする、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報に含まれる情報に基づいて前記使用態様情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報を生成したアプリケーションの情報を前記使用態様情報として取得することを特徴とする、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報に含まれる文字情報を前記使用態様情報として取得することを特徴とする、請求項6または7に記載の画像情報
  9. 前記画像情報は文書情報であり、
    前記使用態様情報取得手段は、前記画像情報の文書の種類に基づいて前記使用態様情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至8いずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記付加方式決定手段は、
    前記付加方式を決定するための条件に関する付加方式決定条件情報を前記使用態様情報に基づいて生成し、
    生成した前記付加方式決定条件情報に基づいて前記情報付加方式を決定することを特徴とする、請求項1乃至9いずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記付加方式決定手段は、複数の前記情報付加方式が夫々提供可能な機能種目が記憶された提供可能機能種目情報を有し、
    前記付加方式決定条件情報と前記提供可能機能種目情報とに基づいて前記情報付加方式を決定することを特徴とする、請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記付加方式決定手段は、前記使用態様に対応して要求される前記機能種目を判断することにより、前記付加方式決定条件情報を生成することを特徴とする、請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記付加方式決定手段は、前記使用態様情報に基づいて前記情報付加方式を選別する選別手段と、
    前記選別された情報付加方式を表示する情報付加方式表示手段とを有することを特徴とする、請求項1乃至12いずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記情報付加方式表示手段は、前記選別された情報付加方式の特徴を、当該情報付加方式を識別する情報と対応付けて表示することを特徴とする、請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記付加方式決定手段は、前記表示された複数の情報付加方式のうち1つをユーザに選択させることを特徴とする、請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 画像情報に付加情報を付加する画像処理方法であって、
    前記付加情報を付加することにより生成される生成画像情報の使用態様に関する使用態様情報を取得し、
    取得した前記使用態様情報に基づいて前記付加情報を付加するための情報付加方式を決定し、
    決定された前記情報付加方式により前記付加情報を前記画像情報に付加し、前記生成画像情報を生成することを特徴とする、画像処理方法。
  17. 請求項16に記載の画像処理方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  18. 請求項17に記載の画像処理プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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