JP2008232739A - 光ファイバ電流センサ及びその光学バイアス設定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の光ファイバ電流センサ10は、偏光子12を通過した光をセンサ素子ファイバ11に入射させ、該センサ素子ファイバを通過した光を検光子13に入射させて、前記検光子を通過した光の強度を検出し、変調度を求め、該変調度の変化量から該センサ素子ファイバに印加された磁界が誘起するファラデー回転角の大きさを評価する光ファイバ電流センサであって、前記センサ素子ファイバ全体を1つの平面に配置し、かつ、該センサ素子ファイバの少なくとも一部が前記平面から外れる方向へ該一部11aを移動させる第一手段15を備えている。
【選択図】図1
Description
この光ファイバ電流センサは、光ファイバを通過する光のファラデー効果を検出することにより、磁界の発生源である電流の測定を行うセンサである。ファラデー効果とは、磁界と同じ方向に直線偏光が透明媒質中を通る時、磁界の強さに比例して光の偏波面が回転する現象である。また、磁界の強さは測定を行う電流の大きさに比例する。そのため、磁界の強さに比例する偏波面の回転角度を測定することによって、電流の大きさを求めることができる。
そして、このような光ファイバ電流センサでの動作は、次の通りである。
光源を発した光は、送光ファイバによって偏光子に送られ、波の振動方向がそろった直線偏波光に変えられる。前記偏光子を通過した直線偏波光は、センサ素子ファイバの一端に入射し、電流が流れる導体の周囲に発生する磁界によって、前記センサ素子ファイバの中でファラデー回転を生じる。前記センサ素子ファイバを通過することでファラデー回転を生じた直線偏波光は、検光子に入射し、ファラデー回転に比例した光の強度の変化に変換される。さらに、前記検光子を通過した光は、受光ファイバで電子回路部に送られて信号処理を施される。電子回路部では、受光素子により受光強度に比例した電気信号に光を変換するとともに変調度を求める。そして、変調度の変化量からセンサ素子ファイバに印加された磁界が誘起するファラデー回転角の大きさを求める。
この手段は、送光ファイバと、薄型の偏光子(吸収型)と、センサ素子ファイバとを一体化させた円筒形の偏光子ユニットを用い、該偏光子ユニットを回転させて検光子に入射する光の偏波方位を調整し、光学バイアスを設定した後に、前記偏光子ユニットを固定するものである(たとえば、特許文献1を参照)。
なお、この手段により、検光子の主軸方位を回転させて検光子への入射光に対する検光子の主軸方位を調整し、光学バイアスを設定する方法も考えられる。
ゆえに、前記第一手段によって、全体が1つの平面に配置されたセンサ素子ファイバの形を変えるように、前記センサ素子ファイバの少なくとも一部を移動させることができるので、前記センサ素子ファイバの所望の箇所に、所定の大きさを有するねじれ(torsion)を正確に制御して付与することが可能となる。これにより、ねじれ(torsion) が生じた前記センサ素子ファイバの中を通過する直線偏波光の偏波方位を回転させ、前記センサ素子ファイバの一部の移動による曲線の形を変えることによって、検光子に入射する光の偏波方位を微調整し、45度の光学バイアス設定を最適な状態(最適値45度の状態)を実現することができる。そして、最適な45度の光学バイアス設定の状態でファラデー回転角の大きさを求めることができるため、自ずと測定精度がよくなるのである。
したがって、本発明によれば、従来は必須であった、偏光子や検光子の主軸方位を回転させたり、1/2波長板を用いなくても光学バイアスの設定を可能とし、さらに、磁気シールドを施すことなく、出力誤差を少なく抑制した光ファイバ電流センサが得られる。
そして、本発明の請求項5に係る光ファイバ電流センサの光学バイアス設定方法は、前記第二手段と前記第三手段を用いて、前記偏光子、前記検光子、及び前記センサ素子ファイバからなるセンサファイバモジュールが1つの平面に配置された状態とする(手順A)。次いで、前記偏光子を通過した光を前記センサ素子ファイバに入射させ、前記第一手段を用いて、前記センサ素子ファイバの少なくとも一部を前記平面から外れる方向へ移動させることにより、前記センサ素子ファイバを通過する光の偏波方位を回転させ、前記検光子に入射する光の偏波方位を最適値となるように調整する(手順B)。
したがって、本発明は、センサ素子ファイバに撚り(twist) を与えることなく、光学バイアスの微調整を容易に行うことが可能な光ファイバ電流センサの光学バイアス設定方法をもたらす。
図1は、本発明に係る光ファイバ電流センサの構成の二つの例を模式的に示す平面図であり、図2は、これらの光ファイバ電流センサの動作を説明する概略図である。
本実施形態における光ファイバ電流センサ10(10A,10B)は、図1及び図2に示すとおり、被測定電流が流れる送電線等の導体19の外周に設置するセンサ素子ファイバ11と、その一端(入光)側に取り付けられた偏光子12と、同他端(出光)側に取り付けられた検光子13及びプリズム14と、を少なくとも備えている。また、偏光子12には、光源22からの光Lを伝播する送光ファイバ16が接続され、一方、検光子13には、検光子13を通過した光を伝播する受光ファイバ17が接続されている。さらに、受光ファイバ17には、受光素子21を介して信号処理部20A(20)が接続されている。
ここで、平面から外れる方向とは、その操作を行う前に、センサ素子ファイバ11全体を配置した1つの平面から外れる(離れる)方向であれば、如何なる方向であっても構わない。ただし、センサ素子ファイバに対して、撚り(twist) を発生させることなく、ねじれ(torsion) を与えることが肝要である。ゆえに、平面から外れる方向としては、センサ素子ファイバ11全体を配置した1つの平面から、略垂直をなす方向(上下方向)が特に好ましい。
曲線のねじれ(torsion) との関係としては、センサ素子ファイバ11を通過する光の偏波の方位は、センサ素子ファイバ11の曲線のねじれ(torsion) に依存して回転する。回転角は、ねじれ率のファイバのなす曲線にそった線積分値に一致する。したがって、透過型光ファイバ電流センサを組み立てる際には、センサ素子ファイバ11を変形しない枠体18に固定する必要がある。
このようにすると、第一手段15によって曲線の形を変えながら光学バイアスの微調整を行うことができる。
第一構造例の光ファイバ電流センサ10Aは、図1(a)に示すように、導体19の外周を周回するように設置されたセンサ素子ファイバ11の途中の部分に第一手段15を備えて、このセンサ素子ファイバ11の少なくとも一部11aを移動させるものである。
これに対して、第二構造例の光ファイバ電流センサ10Bは、図1(b)に示すように、導体19の外周を周回するように設置されたセンサ素子ファイバの周回する始点部分及び終点部分に前記第一手段15を備えて、該センサ素子ファイバ11の少なくとも一部11aを移動させるものである。
まず、図3に示した第一手段15Aは、台座部15aと、この台座部15aの高さ調節を可能とする固定ネジ15bと、この台座部15aを上方へ押し上げる円筒バネ15cと、から構成されている。
台座部15aは、例えば、センサ素子ファイバ11の周回部を固定する枠体18の一部(該センサ素子ファイバ11が載っている部分)を、上方にスライドできるように箱抜き加工することにより形成され、上方から下方に向かって固定ネジ15bを挿通するネジ孔を有する。また、枠体18の一部を箱抜き加工することにより形成された凹部18aの底部には、固定ネジ15bと螺合するネジ溝が形成されている。
その後、固定ネジ15bを、台座部15a内に押し込んだり、台座部15a内から引っ込めたりして、ネジ溝と螺合程度を調節することにより、台座部15aの高さ調節がなされ、台座部15aは、円筒バネ15cの上方への付勢力によって凹部18a内に沈まずにその高さを維持することができるようになっている。
これにより、前記センサ素子ファイバ11にねじれ(torsion) を与え、光学バイアスを設定することができる。
台座部15dは、例えば、センサ素子ファイバ11を固定する枠体18の一部(センサ素子ファイバ11が載っている部分)を、上方にスライドできるように箱抜き加工することにより形成できる。また、枠体18の側面には、固定ネジ15eと螺合し、固定ネジ15eの先端部が台座部15dの側面まで達することが可能となるネジ溝が形成されている。
そして、枠体18の一部を箱抜き加工することにより形成された凹部18aの中に前記台座部15dを配置し、手動で台座部15dを上方に持ち上げて高さを調節し、さらに、枠体18の側面に形成されたネジ溝に固定ネジ15eを挿通し、螺合させる。
その後、固定ネジ15eの先端部で台座部15dを側方より圧接するように固定し、台座部15dが、凹部18a内に沈まないようにその高さを所望の位置に維持する。
これにより、センサ素子ファイバ11にねじれ(torsion) を与え、光学バイアスを設定することができる。
このように、センサ素子ファイバ11の一部11aを、第一手段15(15A,15B)によって下方から押し上げるようにすることで、センサ素子ファイバ11を上方に向かって撓ませ、その一部11aの曲線の形を変えることができる。これは、センサ素子ファイバ11にねじれ(torsion) を与えることを意味する。
図7に示した第一手段15Cは、台座部15fと、この台座部15fの高さ調節を可能とする台座固定ネジ15gと、この台座部15fを上方へ押し上げる円筒バネ15iと、センサ素子ファイバ11(11a)及び円筒体25で構成されたセンサファイバユニット2を保持するユニット固定ネジ15hと、から構成されている。
台座部15fは、センサファイバユニット2を両側から保持する複数(図では3つ)の固定板から構成され、この固定板は上下スライド及び傾きが得られるように形成されている。また、台座部15fには、上方から下方に向かって、台座固定ネジ15gを挿通するネジ孔が形成されている。さらに、センサ素子ファイバ11を固定する枠体18の一部(センサ素子ファイバ11が載っている部分)を、上方にスライドできるように箱抜き加工することにより凹部18aを形成し、この凹部18aの底部には、台座固定ネジ15gと螺合するネジ溝が形成されている。
その後、台座固定ネジ15gを、台座部15f内に押し込んだり、台座部15f内より引っ込めたりして、ネジ溝と螺合程度を調節することにより、台座部15fの高さ調節がなされ、台座部15fは、円筒バネ15iの上方への付勢力によって凹部18a内に沈まずにその高さを維持することができるようになっている。
さらに、高さ調節後、台座部15fの側面に形成されたネジ孔に台座固定ネジ15gを挿通して螺合させ、台座固定ネジ15gの先端部でセンサファイバユニット2を側方より圧接するように固定する。
これにより、センサ素子ファイバ11にねじれ(torsion) を与え、光学バイアスを設定することができる。
台座部15jは、センサファイバユニット2を両側から保持する複数(図では3つ)の固定板から構成され、この固定板は上下スライド及び傾きが得られるように形成されている。また、台座部15jには、上方から下方に向かって、台座固定ネジ15kを挿通するネジ孔が形成されている。さらに、センサ素子ファイバ11を固定する枠体18の一部(センサ素子ファイバ11が載っている部分)を、上方にスライドできるように箱抜き加工することにより凹部18aを形成し、この凹部18aの底部には、台座固定ネジ15kと螺合するネジ溝が形成されている。
その後、台座固定ネジ15kを、台座部15j内に押し込んだり、台座部15j内より引っ込めたりして、ネジ溝と螺合程度を調節することにより、台座部15jの高さ調節がなされ、台座部15jは、円筒バネ15mの上方への付勢力によって凹部18a内に沈まずにその高さを維持することができるようになっている。
この台座部15jの高さ調節は、センサファイバユニット2を保持する固定板ごとに行なうことができる。さらに、高さ調節後、台座部15jの側面に形成されたネジ孔に台座固定ネジ15lを挿通して螺合させ、台座固定ネジ15lの先端部でセンサファイバユニット2を側方より圧接するように固定する。
これにより、センサ素子ファイバ11にねじれ(torsion) を与え、光学バイアスを設定することができる。
このように、センサ素子ファイバ11の一部11aを、第一手段15(15C,15D)によって挟んで持ち上げるようにすることで、前記センサ素子ファイバ11を上方に向かって撓ませ、その一部11aの曲線の形を変えることができる。
たとえば、螺旋の半径aを360mmとすると、螺旋のピッチxの1mmの変化が偏波の回転角φの1度に相当する。
センサ素子ファイバ11は、全ての通過光に対して、単一モードとなる単一モード型の光ファイバであって、例えば、光弾性定数がごく小さい鉛ガラスファイバが好適に用いられる。センサ素子ファイバ11は、被測定電流が流れる導体19の外周に、1回ないしは複数回周回するように設置される。そして、センサ素子ファイバ11の入射端に近接して、偏光子12が配置される。
このようにセンサ素子ファイバ11として鉛ガラスファイバを用いることで、光弾性の影響を考慮する必要がなく、光ファイバ電流センサの組み立てが容易となる。
この枠体18により、周囲から伝わる振動や温度変動によってセンサ素子ファイバの曲線が変形を防止し、偏波の回転の影響による測定誤差を抑制することができる。
まず、本発明に係る光ファイバ電流センサの光学バイアス設定方法を手順Aとして、以下の操作を行う。
(A1)送光ファイバ16と偏光子12とセンサ素子ファイバ11aとが一体となった偏光子部12A、センサ素子ファイバ11(11b)、センサ素子ファイバ11cと検光子13と受光ファイバ17とが一体となった検光子部13A、の3つの要素からなるセンサファイバモジュール1を作製する。
(A2)その際に、センサ素子ファイバ11を直線に伸ばした状態で、偏光子12の主軸方向と前記検光子13の主軸方向にあらかじめ45度前後の角度差が生じるように設定する。
(A3)次いで、センサファイバモジュール1を、第二手段23によって枠体に取り付けることにより、偏光子、検光子、及びセンサ素子ファイバからなるセンサファイバモジュールが1つの平面に配置された状態とする。
以上の操作を、本発明では手順Aと呼ぶ。この手順Aにより、あらかじめ偏光子と検光子の間に45度に近い角度差がつけられているので、特段の調整をしなくても45度前後の最適に近い状態の光学バイアスが得られる。
図12では、第三手段24を、上面にV字溝を有する台座部24aと、この台座部24aの上面に被覆される押え蓋部24bとで構成している。したがって、センサ素子ファイバ11の周方向に対する撚りを防止するためには、台座部24aのV字溝内にセンサ素子ファイバ11を配置し、その上から押え蓋部24bを被せて該センサ素子ファイバ11を枠体18に固定する。
このように、第三手段24によって偏光子と検光子の方位差の微調整を行う手法を採るならば、センサ素子ファイバ11に対して大きな「撚り(twist) 」に起因した応力が発生することはない。
この手順Bでは、前述の手順Aにより準備した光ファイバ電流センサ10を用いる。すなわち、光ファイバ電流センサ10として、センサ素子ファイバ11全体を1つの平面に配置し、かつ、このセンサ素子ファイバ11の少なくとも一部11aが前記平面から外れる方向へこの一部11aを移動させる第一手段15と、前記平面において、センサ素子ファイバ11を直線に伸ばした状態で、偏光子12の主軸方向と検光子13の主軸方向にあらかじめ45度前後の角度差を設けるように、偏光子12、検光子13、及びセンサ素子ファイバ11からなるセンサファイバモジュール1を固定する第二手段23と、センサ素子ファイバ11が、その周方向に対して撚られるのを防止する第三手段24と、を備えたものを用いる。
(B2)次に、第一手段15を用いて、例えば、偏光子部12Aと検光子部13Aを平行にしたまま、センサ素子ファイバ11の途中部分を持ち上げたり、偏光子部12Aと検光子部13Aとを並べておき、一方または両方を最適な位置に持ち上げたりして、センサ素子ファイバ11の少なくとも一部11aを前記平面から外れる方向へ移動させる。これにより、センサ素子ファイバ11を通過する光の偏波方位を回転させ、検光子13に入射する光の偏波方位を最適値(45度)となるように調整するのである。
かかる構成によれば、2信号方式に比較して出力側のシンプル化が図れる。ゆえに、光ファイバ電流センサ全体の小型化が容易であるとともに、メンテナンス性や制御性にも優れた透過型の光ファイバ電流センサを構築できる。
Claims (5)
- 偏光子を通過した光をセンサ素子ファイバに入射させ、該センサ素子ファイバを通過した光を検光子に入射させて、前記検光子を通過した光の強度を検出し、変調度を求め、該変調度の変化量から該センサ素子ファイバに印加された磁界が誘起するファラデー回転角の大きさを評価する光ファイバ電流センサであって、
前記センサ素子ファイバ全体を1つの平面に配置し、かつ、該センサ素子ファイバの少なくとも一部が前記平面から外れる方向へ該一部を移動させる第一手段を備えたことを特徴とする光ファイバ電流センサ。 - 前記平面において、前記センサ素子ファイバを直線に伸ばした状態で、前記偏光子の主軸方向と前記検光子の主軸方向にあらかじめ45度前後の角度差を設けるように、前記偏光子、前記検光子、及び前記センサ素子ファイバからなるセンサファイバモジュールを固定する第二手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ電流センサ。
- 前記センサ素子ファイバが、その周方向に対して撚られるのを防止する第三手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ電流センサ。
- 前記センサ素子ファイバは、鉛ガラスファイバであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光ファイバ電流センサ。
- 偏光子を通過した光をセンサ素子ファイバに入射させ、該センサ素子ファイバを通過した光を検光子に入射させて、前記検光子を通過した光の強度を検出し、変調度を求め、該変調度の変化量から該センサ素子ファイバに印加された磁界が誘起するファラデー回転角の大きさを評価する光ファイバ電流センサの光学バイアス設定方法であって、
前記光ファイバ電流センサとして、
前記センサ素子ファイバ全体を1つの平面に配置し、かつ、該センサ素子ファイバの少なくとも一部が前記平面から外れる方向へ該一部を移動させる第一手段と、
前記平面において、前記センサ素子ファイバを直線に伸ばした状態で、前記偏光子の主軸方向と前記検光子の主軸方向にあらかじめ45度前後の角度差を設けるように、前記偏光子、前記検光子、及び前記センサ素子ファイバからなるセンサファイバモジュールを固定する第二手段と、
前記センサ素子ファイバが、その周方向に対して撚られるのを防止する第三手段と、
を備えたものを用い、
前記第二手段と前記第三手段を用いて、前記偏光子、前記検光子、及び前記センサ素子ファイバからなるセンサファイバモジュールを1つの平面に配置する手順A、
前記偏光子を通過した光を前記センサ素子ファイバに入射させ、前記第一手段を用いて、前記センサ素子ファイバの少なくとも一部を前記平面から外れる方向へ移動させることにより、前記センサ素子ファイバを通過する光の偏波方位を回転させ、前記検光子に入射する光の偏波方位を調整する手順B、
を少なくとも有することを特徴とする光ファイバ電流センサの光学バイアス設定方法。
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