JP2008228751A - 行動パターン測定装置、行動パターン測定方法及び健康状態推測装置 - Google Patents

行動パターン測定装置、行動パターン測定方法及び健康状態推測装置 Download PDF

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JP2008228751A JP2007068102A JP2007068102A JP2008228751A JP 2008228751 A JP2008228751 A JP 2008228751A JP 2007068102 A JP2007068102 A JP 2007068102A JP 2007068102 A JP2007068102 A JP 2007068102A JP 2008228751 A JP2008228751 A JP 2008228751A
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Michio Kobayashi
道夫 小林
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Abstract

【課題】個人毎の部屋間における移動状況等の行動パターンを正確に検出する。
【解決手段】開閉ドア2,3a〜9aに配設した個人識別情報を取得する個人識別情報取
得手段VS1a〜VS9bと、前記開閉ドアに配設した前記開閉ドアの開閉速度を検出す
るドア開閉速度検出手段ASD1〜ASD9と、前記個人識別情報及び前記開閉ドアの開
閉速度を表す開閉速度情報を関連付けて記憶する記憶手段12と、前記記憶手段に記憶さ
れている前記個人識別情報及び前記開閉速度情報に基づいて、前記個人識別情報で識別さ
れる個人の行動パターンを測定する行動パターン測定手段10とを備えている
【選択図】図3

Description

本発明は、戸建て住宅や集合住宅、オフィスビル等の建物内における個人毎の行動パタ
ーンを測定する行動パターン測定装置、行動パターン測定方法及び健康状態推測装置に関
する。
従来、行動パターン測定装置として、例えば学生の行動パターンデータを測定するため
の運動測定装置と、学生の行動パターンデータを処理するためのコンピュータ装置とから
構成される学生の行動管理システムであって、運動測定装置は、学生の身体における所定
部分の少なくとも1つの方向の加速度及び角速度、あるいは何れか一方の速度データ、又
は学生の他の身体的データを測定することにより、学生の行動パターンデータを測定し、
コンピュータ装置は、測定された学生の行動パターンデータから、異常行動や肥満や拒食
症を判断して評価し、当該評価結果を、コンピュータ装置を管理するデータ管理者が、コ
ンサルタント等を介して、学校の責任者に対して通知するようにした学生の行動管理シス
テムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−102773号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、学生の行動パターンを
把握するために、加速度センサ及び角速度センサとこれらの出力信号を処理する制御装置
を内蔵した運動測定装置を腕等の身体に取付ける必要があると共に、測定データを無線等
でコンピュータ装置との間で通信する充電・通信アダプタに装着してコンピュータ装置に
入力する必要があり、運動測定装置の充電及び測定データの読出しに充電・通信アダプタ
が必要となると共に、測定する加速度及び角速度では人間がどの部屋に移動したかといっ
たを行動パターンの把握ができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、個人毎
の移動状況等の行動パターンを検出することができる行動パターン測定装置、行動パター
ン測定方法及び健康状態推測装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態に係る行動パターン測定装置は、開閉
ドアに配設した個人識別情報を取得する個人識別情報取得手段と、前記開閉ドアに配設し
た前記開閉ドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検出手段と、前記個人識別情報及び前
記開閉ドアの開閉速度を表す開閉速度情報を関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶されている前記個人識別情報及び前記開閉速度情報に基づいて、前記個人識別情
報で識別される個人の行動パターンを測定する行動パターン測定手段とを備えていること
を特徴としている。
この第1の形態では、複数の部屋の入出口に設けた開閉ドアを開閉する際に、個人識別
情報取得手段で個人識別情報を取得すると共に、ドア開閉速度検出手段でドア開閉速度を
表す開閉速度情報を検出し、取得した個人識別情報及び検出した開閉速度情報及び時刻情
報を関連付けして記憶手段に記憶することにより、記憶手段に個人識別情報毎の開閉速度
情報及び時刻情報を蓄積することができ、これら開閉速度情報及び時刻情報に基づいて行
動パターンを検出することができる。例えば、ドア開閉速度情報が通常の開閉速度情報と
異なるときや例えばトイレに行く回数が多い行動パターンのときには、体調不良であるこ
とを判断することが可能となる。
また、本発明の第2の形態に係る行動パターン測定装置は、上記第1の形態において、
前記個人識別情報取得手段は前記開閉ドアに配設された把手に配設されていることを特徴
としている。
この第2の形態では、開閉ドアの把手に個人識別情報を取得する個人識別情報取得手段
が配設されているので、個人が把手を握ったときに個人識別情報を取得することができる
さらに、本発明の第3の形態に係る行動パターン測定装置は、第1又は第2の形態にお
いて、前記個人識別情報取得手段は生体センサで構成されていることを特徴としている。
この第3の形態では、個人識別情報取得手段として指紋センサや静脈センサ等の生体セ
ンサを適用することにより、IDカードなどの個人認証カードを使用することなく個人認
証を正確に行うことができる。
さらにまた、本発明の第4の形態に係る行動パターン測定装置は、第1乃至第3の形態
の何れか1つにおいて、前記開閉ドアに配設された把手の角速度を検出する角速度検出手
段を備え、前記記憶手段は、前記角速度検出手段で検出された角速度を表す角速度情報を
、前記個人識別情報及び前記開閉速度情報と関連付けて記憶し、前記行動パターン測定手
段は、前記記憶手段に記憶されている前記個人識別情報及び前記開閉速度情報及び前記角
速度情報に基づいて行動パターンを測定するように構成されていることを特徴としている
この第4の形態では、把手に角速度検出手段が配設されているので、把手の角速度をを
検出することができ、開閉ドアの開閉速度と合わせて入出者の行動をより正確に検出する
ことができる。
なおさらに、本発明の第5の形態に係る健康状態推測装置は、請求項1乃至4の何れか
1項に記載の行動パターン測定装置と、前記行動パターン測定装置により、測定された前
記行動パターンに基づいて前記個人の健康状態を推測することを特徴としている。
この第5の形態では、行動パターンが通常時と異なる変化がある場合に、この変化に基
づいて健康状態を推測することができる。
また、本発明の第6の形態に係る行動パターン測定方法は、個人識別情報取得手段とド
ア開閉速度検出手段と記憶手段と演算処理手段とを備える行動パターン測定装置を用いた
行動パターン測定方法であって、開閉ドアに配設された前記個人識別情報取得手段が、個
人識別情報を取得する個人識別情報取得ステップと、前記開閉ドアに配設された前記ドア
開閉速度検出手段が、前記開閉ドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検出ステップと、
前記記憶手段が、前記個人識別情報及び前記開閉ドアの開閉速度を表す開閉速度情報を
関連付けて記憶する記憶ステップと、前記演算処理手段が、前記記憶手段に記憶されてい
る前記個人識別情報及び前記開閉速度情報に基づいて、前記個人識別情報で識別される個
人の行動パターンを測定する行動パターン測定ステップとを有することを特徴としている
この第5の形態では前述した第1の形態と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用し得る例えばマンションの間取り図であって、玄関1に開閉自在
な右開きの玄関ドア2が配設されていると共に、玄関1の両脇にダイニングルーム3及び
リビングルーム4が夫々設置され、ダイニングルーム3の奥側にキッチン5が配置され、
リビングルーム4の奥側にトイレ6を介して寝室7が配設され、キッチン5と寝室7との
間に浴室8が配置され、ダイニングルーム3及びキッチン5との間に書庫9が配設された
構成とされている。
各部屋3〜9には図2に示す開閉ドア3a〜9aが配設されている。玄関ドア2及び各
部屋の開閉ドア3a〜9aは、ドア枠10aにヒンジ10bによって回動自在に支持され
たドア本体10cと、このドア本体10cの表裏に設けられた回動可能なドアノブ10d
と、ドア本体10cを開けたときに自動的に閉めるドアクローザ10eとで構成されてい
る。
玄関ドア2及び各部屋の開閉ドア3a〜9aの表及び裏のドアノブ10dには、夫々入
退室者の個人識別情報を取得する指紋センサ、手の平の静脈を検出する静脈センサ等の生
体センサBS1a〜BS8a及びBS1b〜BS8bが配設されている。また、玄関ドア
2及び各部屋の開閉ドア3a〜9aにおける一方のドアノブ10dにはドアノブ10dの
角速度を検出するドアノブ角速度センサASN1〜ASN6が配設されている。
また、玄関ドア2及び各部屋の開閉ドア3a〜9aのドア本体10cには、その上部に
例えばジャイロセンサで構成される本体角速度センサASD1〜ASD8が取付けられて
いる。
そして、図3に示すように、各生体センサBS1a〜BS8a及びBS1b〜BS8b
、ドアノブ角速度センサASN1〜ASN8、本体角速度センサASD1〜ASD8がマ
イクロコンピュータ等で構成される演算処理装置11に入力されている。この演算処理装
置11には、予め登録された部屋の居住者や居住者が指定した特定の訪問者等の生体セン
サBS1a〜BS8a及びBS1b〜BS8bで認識可能な個人識別情報となる生体情報
が格納されていると共に、各生体センサBS1a〜BS8a及びBS1b〜BS8bの検
出信号、ドアノブ角速度センサASN1〜ASN8の角速度検出データ、本体角速度セン
サASD1〜ASD8の角速度検出データ等を記憶する不揮発性メモリで構成される記憶
手段としての記憶装置12が接続されている。また、演算処理装置11には、キーボード
、マウス等の入力装置13及び液晶ディスプレイ等の表示装置14が接続されている。
そして、演算処理装置11では、図4に示す行動パターン検出処理を実行する。
この行動パターン検出処理は、先ず、ステップS1で、生体センサBS1a〜BS8a
及びBS1b〜BS8bの何れか1つから生体情報が入力された否かを判定し、生体情報
が入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、生体情報が入力されたときに
はステップS2に移行して、入力された生体情報に何れの生体センサからの生体情報の入
力であるかを識別して、入力された生体情報に応じたドア識別情報を設定する。
次いで、ステップS3に移行して、設定されたドア識別情報に基づいて該当するドアの
ドアノブ角速度センサASNi(i=1〜8)及び本体角速度センサASDiに電力を供
給して夫々のセンサで角速度を検出可能な作動状態とする。
次いで、ステップS4に移行して、入力された生体情報に基づいて記憶装置12に登録
してある個人識別用生体情報から一致する個人識別用生体情報を検索し、検索した個人識
別用生体情報に付加されている個人識別情報を取得する。
次いで、ステップS5に移行して、現在時刻Tを読込み、次いでステップS6に移行し
て該当するドアノブ角速度センサASNiから角速度検出情報VNiをサンプリングして
読込むと共に、本体角速度センサASDiの角速度検出情報VDiをサンプリングして読
込む。
次いで、ステップS7に移行して、本体角速度センサASDiの角速度検出情報VDi
がドア本体を閉じる方向の角速度であるか否かを判定し、ドア本体が開く方向の加速度で
あるときには前記ステップS6に戻り、ドア本体が閉じる方向の角速度であるときにはス
テップS8に移行して、本体角速度センサASDiの角速度検出情報VDiが“0”とな
ってドア本体が閉じたか否かを判定し、角速度検出情報VDiが“0”となっていない場
合にはドア本体が閉じる最中であると判断して前記ステップS6に戻り、ドア本体が閉じ
たときにはステップS9に移行する。
このステップS9では、ドアノブ角速度センサASNi及び本体角速度センサASDi
への電力供給を遮断してドアノブ角速度センサASNi及び本体角速度センサASDiを
非作動状態としてからステップS10に移行し、読込んだ現在時刻T、角速度検出情報V
Ni及びVDiと設定されたドア識別情報を、個人識別情報をインデックスとして記憶装
置12の該当する個人識別情報の格納領域に記憶する。
次いで、ステップS11に移行して、記憶装置12に記憶された個人識別情報をインデ
ックスとする現在時刻、角速度検出情報VNi及びVDi、ドア識別情報と前回の同一個
人識別情報の現在時刻、角速度検出情報VNi及びVDi、ドア識別情報とに基づいて後
述するデータベースを参照して、通常時と異なる変化を抽出し、次いでステップS12に
移行して、抽出結果が通常時と異なる変化であるか否かを判定し、異なる変化が生じてい
ない場合には直接ステップS14にジャンプし、異なる変化が生じている場合には、ステ
ップS13に移行して、その変化を分析して分析結果を表示装置に表示する分析処理を行
ってからステップS14に移行する。ここで、異なる変化の分析処理としては、部屋間の
移動時間が通常時に比較して長く、開閉ドアの角速度が遅く、ドアノブの角速度は速い場
合には下半身にけがなどをしている可能性があり、次回の部屋間の移動時間が算出された
ときに同様の傾向がある場合には、下半身の障害発生と推測することができ、トイレに行
く回数が多くなったり周期が短くなったりしたときには体調不良と推測することができ、
個人毎の健康管理を行うことができる。なお、玄関ドア2を開けて室内に入る場合には、
行動パターンを測定することができないので、ドアノブの角速度情報VN1及びドア本体
の角速度情報VD1のみに変化が生じたか否かを判定する。
ステップS14では、所定蓄積期間(例えば1カ月)が経過したか否かを判定し、予め
設定された所定蓄積期間が経過していないときには前記ステップS1に戻り、所定蓄積期
間が経過したときにはステップS15に移行して、所定蓄積期間の内の個人識別情報毎に
現在時刻T、角速度検出情報VNi及びVDiを読込み、角速度検出情報VNi及びVD
iに基づいて個人が開閉ドアを開閉する際のドアノブの角速度変化及びドア開閉時のドア
本体の角速度変化の特徴を抽出すると共に、各部屋に移動する際の行動パターンを特定し
て、個人識別情報毎のデータベースを構築する。
ここで、行動パターンとしては、例えばトイレ6に行く回数や周期、トイレ6の使用時
間、部屋間の移動時間等を例えば平日と休日、朝、昼、晩等に分けて各々の行動パターン
を測定する。
この図4の処理において、ステップS4の処理が個人識別情報取得手段に対応し、ステ
ップS5〜ステップS10の処理及び記憶装置12が記憶手段に対応し、ステップS14
及びステップS15の処理が行動パターン測定手段に対応し、ステップS13の処理が健
康状態推測装置に対応している。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、玄関ドア2及び各部屋3〜9の開閉ドア3a〜9aが全て閉じられており、居住者
等が玄関ドア2及び各部屋の開閉ドア3a〜9aに手をかけていないものとすると、この
状態では、各ドアのドアノブ10dで生体情報が検出されないので、生体情報が演算処理
装置11に入力されない状態となっている。この状態では、演算処理装置11で実行され
る図4の行動パターン検出処理では、生体センサからの生体情報が入力されないので、こ
れが入力されるまで待機状態となっており、各ドアノブ10dのドアノブ角速度センサA
SN1〜ASN8及び各ドア本体10cの本体角速度センサASD1〜ASD8には電力
が供給されず、作動停止状態を維持している。
この状態で、例えば居住者が帰宅して玄関ドア2のドアノブ10dに手をかけると、ド
アノブ10dに装着されている生体センサVS1aで居住者の指紋又は手の平の静脈を検
出することにより生体情報を演算処理装置11に送出する。
このため、演算処理装置11では、図4の行動パターン検出処理で、ステップS1から
ステップS2に移行して、入力された生体情報を送信した生体センサVS1aが装着され
ているドア即ち玄関ドア2のドア識別情報を設定する。
そして、設定されたドア識別情報に基づいて該当する玄関ドア2のドアノブ角速度セン
サASN1及び本体角速度センサASD1に対して電力を供給しこれらドアノブ角速度セ
ンサASN1及び本体角速度センサASD1を作動状態として、角速度を検出可能な状態
とする。
次いで、ステップS4に移行して、入力された生体情報をもとに記憶装置12に記憶さ
れている個人識別用生体情報を検索して、該当する個人識別用生体情報に対応する個人識
別情報を取得し、次いでステップS5で現在時刻を読込んでからステップS6に移行して
、ドアノブ角速度センサASN1及び本体角速度センサASD1から出力される角速度情
報VN1及びVD1をサンプリングして読込む読込処理を開始する。
この状態で玄関ドア2が開く方向を継続している場合には、ステップS6に戻って角速
度検出情報VN1及びVD1の読込処理を継続し、ドアノブ10dから手を離してドア本
体10cが閉じる方向となると、ステップS7からステップS8に移行するが、ドア本体
10cが閉じるまでは前記ステップS6に戻って角速度情報VN1及びVD1の読込処理
を継続する。
その後、ドア本体10cが閉じると、ステップS8からステップS9へ移行し、今まで
角速度検出情報VN1及びVD1を読込んでいたドアノブ角速度センサASN1及び本体
角速度センサASD1への電力供給を遮断して、これらセンサASN1及びASD1を非
作動状態に復帰させてからステップS10に移行する。
このため、読込んだ現在時刻T、角速度検出情報VN1及びVD1、ドア識別情報を、
個人識別情報をインデックスとしてドア開閉情報として記憶装置12の個人識別情報記憶
領域に記憶する。このため、記憶装置12の個人識別情報記憶領域には、個人のドア開閉
情報が時間順次に蓄積される。
この場合玄関ドア2を開けて室内に入るので、記憶装置12に記憶された今回の玄関ド
ア開閉情報に基づいてデータベースを参照してドアノブ角速度情報VN1、ドア本体角速
度VD1の変化を抽出する。このとき、両角速度情報VN1及びVD1に変化が生じてい
ないときにはそのままステップS14にジャンプし、所定蓄積期間が経過していないとき
には前記ステップS1に戻る。変化が生じている場合には、ステップS13に移行するが
、玄関ドア開閉情報のみでは行動パターンとして急いでいるか否かを判断できる適度であ
る。
その後、居住者が例えば生鮮食料品の買い物帰りであるときには、ダイニングルーム3
を通ってキッチン5内に配設された冷蔵庫に移動することになるため、ダイニングルーム
3の開閉ドア3aを開閉することにより開閉ドア3aのドア開閉情報が記憶装置12に記
憶され、次いでキッチン5の開閉ドア5aを開閉することにより開閉ドア5aのドア開閉
情報が記憶装置12に記憶される。
このため、記憶装置12に記憶されているドア開閉情報に基づいて生鮮食品を買ったと
きの行動パターンが特定され、この行動パターンを繰り返すことにより、データベースに
生鮮食品の買い物帰りの行動パターンが登録される。
このため、重いものを持って移動することになるため、移動速度も遅くなるが、この行
動パターンがデータベースに記憶されている生鮮食品の買い物帰りの行動パターンと一致
することから図13の分析処理では正常と判断される。
ところが、例えば足を負傷することにより、移動速度が遅くなる場合には、たとえ生鮮
食品の買い物帰りと同一行動パターンをとったとしても、玄関ドア2、開閉ドア3a,5
aの本体角速度情報VD1が遅くなると共に、玄関からダイニングルーム3への移動時間
、ダイニングルーム3からキッチン5への移動時間も遅くなることから、データベースに
記憶されている行動パターンとは異なることになり、足を含む下半身を負傷していると推
測することができる。
この他、足を負傷した状態で各部屋間を移動する場合も、各部屋の開閉ドアを開閉した
ときに、ドア開閉情報が現在時刻と共に記憶装置12に記憶されることから、開閉ドアの
開閉が遅くなると共に、各部屋間の移動速度が遅くなるので、ステップS13の分析処理
で同様に下半身を負傷していると推測することができる。
さらには、ダイニングルーム3、リビングルーム4、キッチン5、寝室7及び書庫9か
らトイレ6に行く場合には、各開閉ドアのドア開閉情報が記憶装置12に記憶されること
により、トイレ6への移動時間及びトイレ使用回数、トイレ使用周期がデータベースに記
憶されている通常の移動時間及びトイレ使用回数、トイレ使用周期と異なる場合、例えば
トイレ使用回数が多く、且つトイレ使用周期が短い場合には、消化器系の疾患や二日酔い
による体調不良等であると推測することができ、トイレ6の滞在時間が長いと脳卒中や脳
梗塞等の疾患を生じている可能性があると推測することができる。同様に浴室8での入浴
時間が長すぎる場合も異常と判断される。
このように分析処理での分析結果が異常である場合には表示装置14に分析結果が表示
されると共に、警報を発することにより、他の人に異常事態の発生を喚起することができ
る。
このため、演算処理装置11を例えばインターネットを介して外部のサーバやパーソナ
ルコンピュータに接続することにより、介護サービスを行ったり、年老いた親の行動パタ
ーン異常を子供や親戚が察知したりすることができる。
さらに、各開閉ドアで生体情報を取得するので、空き巣や強盗のように登録されていな
い他人の侵入を確実に検出することができ、この時にも警報を発するようにすると、警備
機能を発揮することもできる。
このように、上記実施形態によると、居住者や登録された他の訪問者が玄関ドア2から
室内に入った場合に、各開閉ドア2、3a〜9aを開閉する際に、ドアノブ10dを握る
ことにより、個人の生体情報を検出して、個人識別情報及びドア識別情報が設定されると
共に、ドアノブ10dのドアノブ角速度検出情報VNi及びドア本体10cの本体角速度
検出情報及び発生時刻Tが記憶装置12に記憶されるので、この記憶装置12に記憶され
たドア開閉情報に基づいて行動パターンを正確に測定することができる。しかも、居住者
や登録された訪問者に各速度センサ、加速度センサ等の運動状態測定装置を装着すること
なく、行動パターンを正確に検出することができる。
また、ドアノブ10dに生体センサVS1a〜VS9bを設けて、個人の生体情報を検
出するので、別途IDカード等の個人識別情報記憶媒体や暗証番号入力装置等を設ける必
要がなく、個人識別情報の入力の煩わしさを解消することができる。
さらに、ドア本体10cの表裏のドアノブ10dに夫々生体センサVS1a〜VS9a
及びVS1b〜VS9bを設けたので、これらセンサの検出信号に基づいて部屋へ入室す
るのが部屋から出て行くのかを識別するようにすることにより、より正確な行動パターン
を測定することができる。
さらにまた、測定した行動パターンから居住者の健康状態を推測することが可能となり
、健康状態推測装置として使用することができる。
なお、上記実施形態においては、ドアノブ10dにも角速度センサASN1〜ASN9
を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ドアノブ10dの角
速度センサを省略して、ドア本体10cの本体角速度検出情報のみに基づいて行動パター
ンを測定することもできる。
また、ドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検出手段としては角速度センサASD1
〜ASD9に代えて加速度センサを適用することもできる。
さらに、上記実施形態においては、本発明をマンションに適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、戸建て住宅やオフィスビル等の任意の建物に本発
明を適用することができる。
本発明を適用し得るマンションの間取り図である。 開閉ドアの詳細を示す斜視図である。 本発明の電気的接続関係を示すブロック図である。 図3の演算処理装置で実行する行動パターン検出処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…玄関、2…玄関ドア、3…ダイニングルーム、4…リビングルーム、5…キッチン
、6…トイレ、7…寝室、8…浴室、9…書庫、10…演算処理装置、12…記憶装置、
13…入力装置、14…表示装置

Claims (6)

  1. 開閉ドアに配設した個人識別情報を取得する個人識別情報取得手段と、
    前記開閉ドアに配設した前記開閉ドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検出手段と、
    前記個人識別情報及び前記開閉ドアの開閉速度を表す開閉速度情報を関連付けて記憶す
    る記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記個人識別情報及び前記開閉速度情報に基づいて、前
    記個人識別情報で識別される個人の行動パターンを測定する行動パターン測定手段とを備
    えていることを特徴とする行動パターン測定装置。
  2. 前記個人識別情報取得手段は前記開閉ドアに配設された把手に配設されていることを特
    徴とする請求項1に記載の行動パターン測定装置。
  3. 前記個人識別情報取得手段は生体センサで構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の行動パターン測定装置。
  4. 前記開閉ドアに配設された把手の角速度を検出する角速度検出手段を備え、
    前記記憶手段は、前記角速度検出手段で検出された角速度を表す角速度情報を、前記個
    人識別情報及び前記開閉速度情報と関連付けて記憶し、
    前記行動パターン測定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記個人識別情報及び前
    記開閉速度情報及び前記角速度情報に基づいて行動パターンを測定するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の行動パターン測定装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の行動パターン測定装置と、
    前記行動パターン測定装置により、測定された前記行動パターンに基づいて前記個人の
    健康状態を推測することを特徴とする健康状態推測装置。
  6. 個人識別情報取得手段とドア開閉速度検出手段と記憶手段と演算処理手段とを備える行
    動パターン測定装置を用いた行動パターン測定方法であって、
    開閉ドアに配設された前記個人識別情報取得手段が、個人識別情報を取得する個人識別
    情報取得ステップと、
    前記開閉ドアに配設された前記ドア開閉速度検出手段が、前記開閉ドアの開閉速度を検
    出するドア開閉速度検出ステップと、
    前記記憶手段が、前記個人識別情報及び前記開閉ドアの開閉速度を表す開閉速度情報を
    関連付けて記憶する記憶ステップと、
    前記演算処理手段が、前記記憶手段に記憶されている前記個人識別情報及び前記開閉速
    度情報に基づいて、前記個人識別情報で識別される個人の行動パターンを測定する行動パ
    ターン測定ステップとを有することを特徴とする行動パターン測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018147452A (ja) * 2017-03-09 2018-09-20 岩崎通信機株式会社 ドアシステム、およびドアシステムを用いた監視方法
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