JP2008228420A - 充放電制御装置及び充放電制御方法 - Google Patents

充放電制御装置及び充放電制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008228420A
JP2008228420A JP2007061643A JP2007061643A JP2008228420A JP 2008228420 A JP2008228420 A JP 2008228420A JP 2007061643 A JP2007061643 A JP 2007061643A JP 2007061643 A JP2007061643 A JP 2007061643A JP 2008228420 A JP2008228420 A JP 2008228420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeding
voltage
switching element
battery
side arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007061643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5184798B2 (ja
Inventor
Koki Ogura
弘毅 小倉
Kazuya Matsuo
和也 松尾
Yuji Shindo
裕司 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007061643A priority Critical patent/JP5184798B2/ja
Publication of JP2008228420A publication Critical patent/JP2008228420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5184798B2 publication Critical patent/JP5184798B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】スイッチング損失を低減することが可能な充放電制御装置及び充放電制御方法を提供する。
【解決手段】双方向昇降圧チョッパ1が、き電側端子対に入力される電力によって蓄電池5を充電しかつ蓄電池5から放電される電力をき電側端子対に出力するようき電側アームと電池側アームとの変調率を制御するための制御装置2を備え、制御装置2は、充電及び放電の少なくともいずれかの場合に、前記き電側アーム及び前記電池側アームの少なくともいずれかの変調率が1となるように前記制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、充放電制御装置及び充放電制御方法に関し、特に、電池駆動鉄道車両の車載電池の充放電を制御する充放電制御装置及び充放電制御方法に関する。
従来、鉄道車両の車載電池の充放電制御装置として、例えば、特許文献1に記載された双方向昇降圧チョッパが知られている。この特許文献1の双方向昇降圧チョッパは、き電側の電圧とバッテリ側の電圧との大小関係に制限のある双方向昇降圧チョッパとなっており、充電時には降圧動作、放電時には昇圧動作のみ可能となっている。換言すると、充電時には、昇圧動作をすることができず、放電時には降圧動作をすることができない。また、電池の直列接続数は、き電側の電圧が電池側の電圧より高くなるような直列接続数に限られるため、電池の直列接続数が制約される。
一方、一般の車両の車載電池の充放電制御装置として、例えば、特許文献2に記載された双方向昇降圧チョッパが知られている。図12は特許文献2の双方向昇降圧チョッパの構成を示す図であって、(a)は回路図、(b)はスイッチング素子の制御信号を示す波形図である。
図12(a)に示すように、この双方向昇降圧チョッパは、回路構成上はH字形ブリッジで構成されている。なお、符号202はジェネレータ、符号203はコンデンサ、符号204はバッテリ、符号205は負荷、符号231は制御器を示す。この双方向昇降圧チョッパは、動作に関しては、降圧チョッパと昇圧チョッパとをカスケード接続した考え方になっている。つまり、図12(b)から明らかなように、H字形ブリッジにおいて、ジェネレータ2側の上アームを構成する半導体スイッチング素子211とバッテリ204側の下アームを構成する半導体スイッチング素子214とが同位相でスイッチングし、これらに対し、ジェネレータ2側の下アームを構成する半導体スイッチング素子212とバッテリ204側の上アームを構成する半導体スイッチング素子213とが逆位相でスイッチングする。これにより、この双方向昇降圧チョッパにおいては、スイッチングの通流率を連続的に変化させて昇圧動作と降圧動作との切り替えを円滑に行うことができる。
特開2002−369308号公報(特に図6参照)、 特開2002−305875号公報(特に図1参照)
しかしながら、特許文献2の双方向昇降圧チョッパでは、4つのスイッチング素子211〜214の全てをスイッチングさせているので、スイッチング素子の導通損失に加えてスイッチング損失が発生し、それにより変換効率が低下する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、スイッチング損失を低減することが可能な充放電制御装置及び充放電制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の充放電制御装置は、第1のスイッチング素子及び該第1のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第2のスイッチング素子からなるき電側アームと、第3のスイッチング素子及び該第3のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第4のスイッチング素子からなる電池側アームと、前記第1のスイッチング素子の一方の主端子と前記第3のスイッチング素子の一方の主端子とを接続するリアクトルと、を備え、前記第3のスイッチング素子の他方の主端子及び前記第4のスイッチング素子の他方の主端子がそれぞれ蓄電池の正極端子及び負極端子に接続され、かつ前記第1のスイッチング素子の他方の主端子と前記第2のスイッチング素子の他方の主端子とからなるき電側端子対の間に該第1のスイッチング素子の他方の主端子が高電位側となる電圧(以下、き電電圧という)が印加されるようにして使用される双方向昇降圧チョッパと、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電しかつ前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう前記き電側アームと前記電池側アームとの変調率を制御するための制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記充電及び放電の少なくともいずれかの場合に、前記き電側アーム及び前記電池側アームの少なくともいずれかの変調率が1となるように前記制御を行う。このような構成とすると、変調率が1となるき電側アーム及び/又は電池側アームを構成する一対のスイッチング素子がそれぞれ常時オン及び常時オフになるので、その分、そのスイッチング損失を低減することができる。
前記充放電制御装置は、前記き電電圧を検出するき電電圧検出器と、前記蓄電池の電圧を検出する蓄電池電圧検出器と、を備え、前記制御装置は、前記充電又は前記放電の開始時に、その時点における前記き電電圧検出器によって検出されたき電電圧と前記蓄電池側電圧検出器によって検出された蓄電池電圧とに基づいてスタート時変調率を決定し、このスタート時変調率において充電電流又は放電電流がゼロになるよう前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御することによって、前記充電電流又は前記放電電流を制御してもよい。
前記制御装置は、所定の情報が入力された場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率が1となるようにして前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御してもよい。き電側アーム及び電池側アームの各々を構成する一対のスイッチング素子がそれぞれ常時オン及び常時オフになるので、スイッチング損失をゼロにすることができる。
前記制御装置は、前記き電電圧が第1の所定電圧未満の場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力し、かつ前記き電電圧が第2の所定電圧を越える場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御してもよい。
前記双方向昇降圧チョッパは、前記き電側端子対が電池駆動鉄道車両を駆動するモータを駆動する電力変換装置にパンタグラフから電力を供給する電気配線に接続されるようにして使用されるものであり、前記放電が前記電力変換装置に電力を供給するためのアシスト放電であり、前記充電が前記電力変換装置による回生電力を吸収するための回生充電であってもよい。
また、本発明の充放電制御方法は、第1のスイッチング素子及び該第1のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第2のスイッチング素子からなるき電側アームと、第3のスイッチング素子及び該第3のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第4のスイッチング素子からなる電池側アームと、前記第1のスイッチング素子の一方の主端子と前記第3のスイッチング素子の一方の主端子とを接続するリアクトルと、を備え、前記第3のスイッチング素子の他方の主端子及び前記第4のスイッチング素子の他方の主端子がそれぞれ蓄電池の正極端子及び負極端子に接続され、かつ前記第1のスイッチング素子の他方の主端子と前記第2のスイッチング素子の他方の主端子とからなるき電側端子対の間に該第1のスイッチング素子の他方の主端子が高電位側となる電圧(以下、き電電圧という)が印加されるようにして使用される双方向昇降圧チョッパを用い、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電しかつ前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御し、前記充電及び放電の少なくともいずれかの場合に、前記き電側アーム及び前記電池側アームの少なくともいずれかの変調率が1となるように前記制御を行う。このような構成とすると、変調率が1となるき電側アーム及び/又は電池側アームを構成する一対のスイッチング素子がそれぞれ常時オン及び常時オフになるので、その分、そのスイッチング損失を低減することができる。
前記充放電制御方法は、前記き電電圧を検出するき電電圧検出器と、前記蓄電池の電圧を検出する蓄電池電圧検出器と、を用い、前記充電又は前記放電の開始時に、その時点における前記き電電圧検出器によって検出されたき電電圧と前記蓄電池側電圧検出器によって検出された蓄電池電圧とに基づいてスタート時変調率を決定し、このスタート時変調率において充電電流又は放電電流がゼロになるよう前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御することによって、前記充電電流又は前記放電電流を制御してもよい。
所定の情報が入力された場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率が1となるようにして前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御してもよい。このような構成とすると、き電側アーム及び電池側アームの各々を構成する一対のスイッチング素子がそれぞれ常時オン及び常時オフになるので、スイッチング損失をゼロにすることができる。
前記き電電圧が第1の所定電圧未満の場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力し、かつ前記き電電圧が第2の所定電圧を越える場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御してもよい。
前記双方向昇降圧チョッパは、前記き電側端子対が電池駆動鉄道車両を駆動するモータを駆動する電力変換装置にパンタグラフから電力を供給する電気配線に接続されるようにして使用されるものであり、前記放電が前記電力変換装置に電力を供給するためのアシスト放電であり、前記充電が前記電力変換装置による回生電力を吸収するための回生充電であってもよい。
本発明は以上に説明したような構成を有し、充放電制御装置及び充放電制御方法において、スイッチング損失を抑制することができるという効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態に係る充放電制御装置の構成を示す回路図である。図2は図1の充放電制御装置を構成する双方向昇降圧チョッパの構成を示す回路図である。
図1に示すように、本実施の形態の充放電制御装置100は、電池駆動鉄道車両(以下、鉄道車両という)に搭載される蓄電池(以下、単に電池という)5の充放電を制御するものである。
この鉄道車両は、1対の受電線30A,30Bを備えている。受電線30Aの一端はパンタグラフ6に接続され、受電線30Aの他端はVVVFインバータ31の入力側に接続されている。受電線30AにはスイッチSW11及びリアクトル11が設けられている。受電線30Bの一端は車輪7に接続され、受電線30Bの他端はVVVFインバータ31の入力側に接続されている。受電線30Aと受電線30Bとの間にはコンデンサC11が接続されている。これにより、パンタグラフ6を通じて架線から直流の架線電力が一対の受電線30A,30Bに供給される。この架線電力における電圧(架線電圧)は、受電線30Aが高位側であり受電線30Bが低位側(グランド電位)となっている。VVVFインバータ31の出力側にはこの電池駆動鉄道車両を駆動する複数のモータ(誘導電動機)Mが接続されていて、VVVFインバータ31は入力される直流電力によって、これら複数のモータMを、その速度を制御しながら駆動する。SW11はVVVFインバータ31に対し電力を供給及び停止するためのものであり、リアクトルL11及びコンデンサC11は、VVVFインバータ31に供給する電圧の変動を抑制するためのものである。
充放電制御装置100は、双方向昇降圧チョッパ1と制御ユニット2とを有している。まず、双方向昇降圧チョッパ1について説明する。ここで、本明細書及び請求の範囲においては、便宜上、スイッチング素子のスイッチングされるべき電流が入出力される一対の端子を主端子と呼び、この一対の主端子間を導通及び遮断するよう制御する制御信号を入力するための端子を制御端子と呼ぶ。例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の場合には、エミッタ及びコレクタが一対の主端子であり、ゲートが制御端子である。
図2に示すように、双方向昇降圧チョッパ1は、第1のスイッチング素子SW1と、この第1のスイッチング素子SW1の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第2のスイッチング素子SW2と、第3のスイッチング素子SW3と、この第3のスイッチング素子SW3の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第4のスイッチング素子SW4と、第1のスイッチング素子SW1の一方の主端子と第3のスイッチング素子SW3の一方の主端子とを接続するリアクトルDCLと、第1乃至第4のスイッチング素子SW1〜SW4にそれぞれ並列に接続されたダイオードD1〜D4と、を備えている。ダイオードD1〜D4は、第1乃至第4のスイッチング素子SW1〜SW4の順方向に対する逆方向がその順方向となるように接続されている。第1乃至第4のスイッチング素子SW1〜SW4は、ここでは、IGBTで構成されている。第1のスイッチング素子SW1の他方の主端子及び第2のスイッチング素子SW2の他方の主端子はそれぞれ一対のき電側端子TM1,TM2に接続されていて、この一対のき電側端子TM1,TM2の間にコンデンサC1が接続されている。また、第3のスイッチング素子SW3の他方の主端子及び第4のスイッチング素子SW4の他方の主端子はそれぞれ一対の電池側端子TM3,TM4に接続されていて、この一対の電池側端子TM3,TM4の間にコンデンサC2が接続されている。
図1及び図2に示すように、電池側端子TM3には電池5の正極端子がリアクトルL13を介して接続されている。電池側端子TM4には電池5の負極端子が接続されている。き電側端子TM1は途中にスイッチSW12及びリアクトルL12が設けられた電気配線32Aを通じて受電線30Aに接続されている。き電側端子TM2は電気配線32Bを通じて受電線30Bに接続されている。これにより、パンタグラフ6から一対の受電線30A,30B及び一対の電気配線32A,32Bを通じて双方向昇降圧チョッパ1に直流の架線電力が供給される。スイッチSW12は、双方向昇降圧チョッパ1を一対の受電線30A,30Bに対し接続及び切断するためのものである。リアクトルL12及びコンデンサC1は、双方向昇降圧チョッパ1のき電側端子TM1,TM2間の直流電圧の変動を抑制するためのものであり、リアクトルL13及びコンデンサC2は双方向昇降圧チョッパ1の電池側端子TM3,TM4間の直流電圧の変動を抑制するためのものである。
制御ユニット(制御装置)2は、制御器3と監視器4とを備えている。制御器3及び監視器4は、共に、CPU等の演算器で構成されている。
制御器3は主として双方向昇降圧チョッパ1の第1乃至第4のスイッチング素子SW1〜SW4を制御するためのPWM信号の生成と充放電マネージメントとを行う。具体的には、充放電制御装置100には、さらに、双方向昇降圧チョッパ1のき電側の電流(以下、き電電流という)I_kidenを検出する電流センサCT1と、双方向昇降圧チョッパ1のき電側の電圧(一対のき電側端子TM1,TM2間の電圧:以下、き電電圧という)V_kidenを検出する電圧センサPT1と、双方向昇降圧チョッパ1の電池側の電流(以下、電池電流という)I_battを検出する電流センサCT2と、双方向昇降圧チョッパ1の電池側の電圧(一対の電池側端子TM3,TM4間の電圧:以下、電池電圧という)V_battを検出する電圧センサPT2と、パンタグラフを流れる電流(以下、パンタ電流という)I_panを検出する電流センサCT3と、を備えていて、これらのセンサからの検出信号が制御器3に入力される。また、受電線30Aの適所には、パンタグラフ6の電圧を検出する電圧センサが配設されていて、これが、パンタグラフが上がっているか否かの情報(パンタ昇降情報)34を検出するパンタ昇降センサ33を構成している。このパンタ昇降センサ33で検出されたパンタ昇降情報(ここではパンタグラフ6の電圧)が制御器3に入力される。
一方、制御器3は、入力された電池電圧V_batt、電池電流I_batt、き電電圧V_kiden、及びパンタ昇降情報を監視器4に出力する。また、制御器3は、電池電圧V_batt及びき電電圧V_kidenに基づいてオフセットofstを算出する。また、制御器3は、予め設定された電圧設定値V_set及びき電電圧設定値V_kiden_setをその内部メモリに記憶している。
監視器4には、電池電圧V_batt、電池電流I_batt、き電電圧V_kiden、及びパンタ昇降情報の他、図示されない車両制御伝送装置からの走行区間情報、速度及びノッチ情報と、温度センサで検出される電池5の温度とが入力される。走行区間情報は、鉄道車両が走行する路線の電化区間及び非電化区間の区別、鉄道車両の走行位置等に関する情報である。ノッチ情報は、鉄道車両の運転席のノッチの状態(力行、制動、速度指令等)を表す情報である。監視器4は、電池電圧V_battと電池電流I_battと電池5の温度、周囲温度とに基づいてSOC(state of charge:蓄電池残量)を算出する。また、監視器4は、算出したSOC、走行区間情報に基づいて、電流設定値I_setを算出する。この場合、監視器4は、鉄道車両の走行位置から充電できる残り時間を把握し、電化区間終了時にSOCが目標値に達するように(充電)電流設定値I_setを決定する。そして、監視器4は、これらのSOC及び電流設定値I_setを制御器3に出力する。
制御器3は、これらのSOC、電圧設定値V_set、き電電圧設定値V_kiden_set、電流設定値I_set、及びオフセットofstと、さらに、電池電圧V_batt及び電池電流I_battを用いてPWM信号PMW1〜PWM4を生成して、これらを第1乃至第4のスイッチング素子SW1〜SW4の制御端子に出力する。また、制御器3は、パンタ昇降情報34、き電電圧V_kiden、電池電圧V_batt、及びSOCを用いて充放電マネージメントを行う。この際、き電電圧V_kidenとノッチ情報とに基づいて、VVVFインバータ31によるモータMの駆動制御が力行制御か回生制御かを判定する。
次に、以上のように構成された充放電制御装置100の動作を説明する。
[変調率制御]
まず、制御器3による双方向昇降圧チョッパ1の変調率制御について説明する。
図3は昇圧モードにおいて充電電流を所定値に維持する場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。図4は昇圧モードにおいて充電電流を所定値から増加させる場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。図5は昇圧モードにおいて充電電流を所定値から減少させる場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。図6は降圧モードにおいて充電電流を所定値から減少させる場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。
本明細書及び本特許請求の範囲においては、双方向昇降圧チョッパ1のき電側アーム(スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2)の変調率(通流率、デューティー比ともいう)及び電池側アーム(スイッチング素子SW3及びスイッチング素子SW4)の変調率という概念を用い、き電側アームの変調率及び電池側アームの変調率をそれぞれM1及びM2と定義する。き電側アーム及び電池側アームは、共に、各々の上アーム(それぞれき電側上アーム及び電池側上アームという)の変調率が定まると各々の下アーム(それぞれき電側下アーム及び電池側下アームという)の変調率が一義的に定まることから、便宜上、各々の上アームの変調率をもって各々の変調率として定義したのである。従って、き電側上アーム(スイッチング素子SW1)の変調率及び電池側上アーム(スイッチング素子SW3)の変調率はそれぞれM1及びM2(但し、デッドタイムを含まない)となり、き電側下アーム(スイッチング素子SW2)の変調率及び電池側下アーム(スイッチング素子SW4)の変調率は、それぞれ、1−M1、及び1−M2となる。つまり、き電側下アーム(スイッチング素子SW2)のPWM信号PWM2は、き電側上アーム(スイッチング素子SW1)のPWM信号PWM1を反転させたものとなり、電池側下アーム(スイッチング素子SW4)のPWM信号PWM4は、電池側上アーム(スイッチング素子SW3)のPWM信号PWM3を反転させたものとなる。
変調率M1及びM2は0から1の間の値を取り、1のときは上アームが常時オン(下アームが常時オフ)となり、0のときは上アームが常時オフ(下アームが常時オン)となる。ここで、双方向昇降圧チョッパ1が理想的なもので損失がゼロであると仮定する。また、リアクトルDCLを流れる電流をIとする。
図3を参照すると、定常状態においては、
V_kiden・I_kiden=V_kiden・M1・I=V_batt・M2・I=V_batt・I_batt
が成立する。
スイッチング素子SW1〜SW4及びリアクトルDCLを小型化するためには、Iを小さくしたいので、V_kiden・M1及びV_batt・M2は、制御上許される範囲で大きくすることが望ましい。V_kiden及びV_battはき電電圧及び電池電圧で決まるため、制御上ではM1及びM2を大きくすることになる。電流を制御する上では、M1及びM2の双方を同時に1より小さくする必要はないので、M1及びM2のいずれかを1にし、他方を変化させて電流を制御することによって、上記の要求が満たされる。
ここで、例えば、V_kiden<V_battである昇圧モードで充電する場合における変調率M1及びM2の変化を考える。また、
a:Iを所定値に維持するよう制御する場合
b:Iを所定値から増加させるよう制御する場合
c:Iを所定値から減少させるよう制御する場合
の3つの場合に分けて考える。
<aの場合>
この場合、Iを所定値に維持するので、リアクトルDCLの両端の電位差はゼロとなる。それ故、
V_kiden・M1=V_batt・M2となる。
ここで、V_kiden<V_battで昇圧モードであることから、M1=1とすると、
M2=V_kiden/V_batt
となる。この状態を電圧平衡状態と呼ぶ。
この場合、制御器3は、図3(a)に示すようなキャリア信号及び変調信号を用いて、図3(b)及び図3(c)に示すようなPWM信号を生成する。図3(a)〜図3(c)において、横軸は時間を表し、縦軸は振幅を表す。なお、PWM信号の生成方法は周知であるので、ここでは簡単に説明する。
図3(a)において、キャリア信号には最大値が1で最小値が0である三角波が用いられる。変調信号には、V_battに対応する変調信号(以下、V_batt変調信号という。図3(a)にV_battとして示す)とV_kidenに対応する変調信号(以下、V_kiden変調信号という。図3(a)にV_kidenとして示す)とが用いられる。V_batt変調信号は三角波キャリア信号の振幅内の一定値を取るように設定される。また、V_kiden変調信号は三角波キャリア信号の最小値より小さくかつV_batt変調信号より1だけ小さい一定値を取るように設定される。
そして、三角波キャリア信号とV_kiden変調信号とが比較されて、変調率M1が1であるPWM信号PWM1が生成され、これがき電側上アームのスイッチング素子SW1に出力される。また、き電側下アームのスイッチング素子SW2には、変調率が1−M1であるPWM信号PWM2(PWM信号PWM1の反転信号)が出力される。また、三角波キャリア信号とV_batt変調信号とが比較されて、変調率M2がV_kiden/V_battであるPWM信号PWM3が生成され、これが電池側上アームのスイッチング素子SW3に出力される。また、電池側下アームのスイッチング素子SW4には、変調率が1−M2であるPWM信号PWM4(PWM信号PWM3の反転信号)が出力される。
<bの場合>
この場合、Iを増加させるよう制御するには、電圧平衡状態からV_kiden・M1を増加させる、もしくはV_batt・M2を減少させればよい。ここでは、電圧平衡状態においてM1=1であるので、M2を減少させる。
具体的には、図4(a)に示すように、V_kiden変調信号及びV_batt変調信号の値を同じだけ減少させる。これにより、変調率M2の値が減少する。
<cの場合>
を減少させるよう制御するには、電圧平衡状態からV_kiden・M1を減少させる、もしくはV_batt・M2を増加させればよい。変調率M1及びM2をなるべく大きく取りたいので、電圧平衡状態において1未満であるM2をまず増加させ、M2が1に達した後に、M1を減少させる。
具体的には、図5(a)に示すように、V_kiden変調信号及びV_batt変調信号の値を同じだけ増加させる。これにより、変調率M2の値が増加する。そして、図示しないが、V_kiden変調信号の値及びV_batt変調信号の値が、それぞれ、三角波キャリア信号の最大値及び最小値に一致すると、変調率M1及びM2が共に1となる。その後、図6(a)に示すように、V_batt変調信号の値を三角波キャリア信号の最大値より大きい一定値を取るように増加させ、V_kiden変調信号の値を三角波キャリア信号の振幅内の一定値を取るように増加させる。これにより、変調率M1がV_batt/V_kidenとなり、変調率M2が1となる。なお、この場合は、降圧モードとなる。
図7はリアクトル電流Iの変化に対する変調率M1及びM2の変化を示すグラフである。図7において、横軸は電池電圧V_battに対するき電電圧V_kidenの比率(以下、電圧比という)を表し、縦軸は変調率を表す。
図7に示すように、この充電の場合を例に取った変調率制御においては、変調率M1を保ったまま変調率M2を電圧平衡点ofstにおける値を基準として増加又は減少させると、それに伴ってリアクトル電流Iが減少又は増加する。リアクトル電流Iを減少させるために、変調率M2を増加させて行くと、変調率M2と変調率M1とが共に1になる。この場合には、直結モードとなる。さらに、変調率M2を1とし変調率M1を1未満に減少させると降圧モードとなる。
この図7から明らかなように、降圧モードで充電する場合における変調率M1及びM2の変化も、電圧平衡点がV_kiden>V_battである領域に設定される点が異なる他は、昇圧モードの場合と同様である。
また、放電の場合は、昇圧及び降圧の概念が充電の場合と逆になる。つまり、充電における昇圧モード及び降圧モードが、それぞれ、放電における降圧モード及び昇圧モードに相当する。
以上を要約すると、本実施の形態においては、電池5への充電及び電池5からの放電を行う際に、制御器3が、上述のようにき電側アーム及び電池側アームの変調率M1及びM2が変化するようなPWM信号を生成してこれを双方向昇降圧チョッパ1のスイッチング素子SW1〜SW4の制御端子に出力し、それによって、スイッチング素子SW1〜SW4の変調率制御を行う。その結果、き電側アームの変調率M1及び電池側アームの変調率M2の少なくともいずれかが常時1となり、き電側アームを構成する一対のスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2と電池側アームを構成する一対のスイッチング素子SW3及びスイッチング素子SW4との少なくともいずれかの一対のスイッチング素子がそれぞれ常時オン及び常時オフとなる。よって、従来例に比べてスイッチング損失を低減することができる。
[変調率制御を用いた充放電制御]
次に、上述の変調率制御を用いた充放電制御を具体的に説明する。まず、定電流定電圧充電制御を例に挙げて説明する。
この定電流定電圧充電制御においては、昇圧の場合には双方向昇降圧チョッパ1の電池側アームの変調率M2が変化させられ、降圧の場合には双方向昇降圧チョッパ1のき電側アームの変調率M1が変化させられる。以下、この変調率が変化させられるアームに対する変調率制御の内容を説明する。なお、変調率が変化しないアームに対しては、1(上アームの場合)又は0(下アームの場合)に固定した変調率を有するPWM信号が出力される。
図8は定電流定電圧充電制御を行う場合のブロック図である。
図8において、ブロック11〜23は、図1の制御器3の内部に構成されている。充電の開始時に、まず、制御器3がき電電圧V_kidenと電池電圧V_battとからオフセットofstを算出する。このオフセットofstは、以下のようにして算出される。
昇圧(V_batt>V_kiden)の場合:ofst=V_kiden/V_batt−1
降圧(V_batt≦V_kiden)の場合:ofst=−V_batt/V_kiden+1
また、制御器3は、既述のように予め設定された電圧設定値(ここでは充電電圧設定値)V_setを記憶している。一方、監視器4は、電流設定値(ここでは充電電流設定値)I_setを算出して、これを制御器3に出力する。充電電流設定値I_setは、緩慢充電か急速充電かの別に応じて算出される。定電流定電圧充電の場合は、緩慢充電の場合の充電電流設定値I_setが算出され、後述する回生充電の場合には、急速充電の場合の充電電流設定値I_setが算出される。
図8を参照すると、電圧制御ブロック11の減算器12において、充電電圧設定値V_setから、電圧センサPT2からフィードバックされた電池電圧V_battが減算されて電圧誤差v_errが算出される。ブロック13においてこの電圧誤差v_errに対しPI制御(ゲイン補償+位相遅れ補償)が行われて電流指令値i_cmdが生成される。このPI制御は、充電電流設定値I_setに応じてその程度が調整される。電圧制御ブロック14の減算器15において、この電流指令値i_cmdから、電流センサCT2からフィードバックされた電池電流I_battが減算されて電流誤差i_errが算出される。ブロック16においてこの電流誤差i_errに対しPI制御(ゲイン補償+位相遅れ補償)が行われて電圧指令値v_cmdが生成される。リミッタ17において、この電圧指令値v_cmdが−1から+1までの範囲に制限される。加減算器18とリミッタ19とはPWM信号生成器を構成しており、加減算器18において、この電圧指令値v_cmdに対し、1が加算されるとともにオフセットofstが減算されて、き電側アーム変調指令値pu0_cmdが生成される。なお、オフセットofstは充電開始時のみ入力される。リミッタ19において、このき電側アーム変調指令値pu0_cmdが0から+1の範囲に制限されてき電側アームの変調率M1が生成される。PWMレジスタ20において、このき電側アームの変調率M1に基づいてき電上側アーム用のPWM信号PWM1とき電下側アーム用のPWM信号PWM3とが生成され、それぞれ、双方向昇降圧チョッパ1のスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2に出力される。
一方、加減算器21において、上述の電圧指令値v_cmdが反転されて入力され、この反転された電圧指令値v_cmdに対し、1が加算されるとともにオフセットofstが減算されて、電池側アーム変調指令値pw0_cmdが生成される。なお、オフセットofstは充電開始時のみ入力される。リミッタ22において、この電池側アーム変調指令値pw0_cmdが0から+1の範囲に制限されて電池側アームの変調率M2が生成される。PWMレジスタ23において、この電池側アームの変調率M2に基づいて電池上側アーム用のPWM信号PWM3と電池下側アーム用のPWM信号PWM4とが生成され、それぞれ、双方向昇降圧チョッパ1のスイッチング素子SW3及びスイッチング素子SW4に出力される。
以上の制御によれば、指令値である充電電圧設定値V_setに対する電池電圧V_battの偏差と指令値である充電電流設定値I_setに対する電池電流I_battの偏差に応じて双方向昇降圧チョッパ1の変調率が変化させられる。これにより、電池電圧V_battが充電電圧設定値V_setに近づき、かつ電池電流I_battが充電電流設定値I_setに近づくようフィードバック制御される。そして、この過程において、充電電流(電池電流)I_battは、充電電流設定値I_setという一定の電流を取り、この一定の電流でもって電池電圧V_battが充電電圧設定値V_setに到達するよう電池5が充電される。そして、電池電圧V_battが充電電圧設定値V_setに達するとこれを超えないように充電電流設定値I_setが変更されて充電がなされる。このようにして、定電流定電圧充電制御が遂行される。
そして、上述の場合、オフセットofstはき電電圧V_kidenと電池電圧V_battとの電圧平衡点に対応する変調率を表しているので、充電電流がゼロの状態から充電電流の制御を開始することができる。
次に、その他の充放電の場合について説明する。
回生充電の場合は、電流制御ブロック11に急速充電の場合の充電電流設定値I_setが入力される。これ以外は上述の定電流定電圧充電の場合と同様である。
次に、後述するアシスト放電、昇降圧モード、及び直結モードによる放電の場合について説明する。なお、ここではアシスト放電を昇降圧モードに含めて説明する。
図9は放電制御を行う場合のブロック図である。
図9において、ブロック11〜24は、図1の制御器3の内部に構成されている。放電の開始時に、まず、制御器3がき電電圧V_kidenと電池電圧V_battとからオフセットofstを算出する。このオフセットofstは、以下のようにして算出される。
昇圧(V_batt>V_kiden)の場合:ofst=V_batt/ V_kiden−1
降圧(V_batt≦V_kiden)の場合:ofst=−V_kiden/ V_batt+1
また、制御器3は、既述のように予め設定されたき電電圧設定値(ここでは放電電圧設定値)V_kiden_setを記憶している。一方、監視器4は、電流設定値(ここでは放電電流設定値)I_setを算出して、これを制御器3に出力する。
図9を参照すると、電圧制御ブロック11の減算器12において、き電電圧設定値V_kiden_setから、き電電圧V_kidenが減算されて電圧誤差v_kiden_errが算出される。ブロック13においてこの電圧誤差v_kiden_errに対しPI制御(ゲイン補償+位相遅れ補償)が行われて電流指令値i_cmdが生成される。このPI制御は、放電電流設定値I_setに応じてその程度が調整される。電圧制御ブロック14の減算器15において、この電流指令値i_cmdから、電流センサCT2からフィードバックされた電池電流I_battが減算されて電流誤差i_errが算出される。ブロック16においてこの電流誤差i_errに対しPI制御(ゲイン補償+位相遅れ補償)が行われて電圧指令値v_cmdが生成される。この電圧指令値v_cmdは選択回路24に入力され、昇降圧モードにおける電圧指令値v_cmdとして用いられる。一方、選択回路24には、別途、その値が「0」である直結モードにおける電圧指令値v_cmdが入力されかつ電圧センサPT2から電池電圧V_battが入力されている。選択回路24は、電池電圧V_battを監視して、直結モードであるか昇降圧モードであるかを判定する。そして、昇降圧モードであると判定すると、ブロック16から入力される電圧指令値v_cmdを出力し、直結圧モードであると判定すると、別途入力されるその値が「0」である電圧指令値v_cmdを出力する。リミッタ17において、この電圧指令値v_cmdが−1から+1までの範囲に制限される。加減算器18とリミッタ19とはPWM信号生成器を構成しており、加減算器18において、この電圧指令値v_cmdに対し、1が加算されるとともにオフセットofstが減算されて、き電側アーム変調指令値pu0_cmdが生成される。なお、オフセットofstは放電開始時のみ入力される。リミッタ19において、このき電側アーム変調指令値pu0_cmdが0から+1の範囲に制限されてき電側アームの変調率M1が生成される。PWMレジスタ20において、このき電側アームの変調率M1に基づいてき電上側アーム用のPWM信号PWM1とき電下側アーム用のPWM信号PWM3とが生成され、それぞれ、双方向昇降圧チョッパ1のスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2に出力される。
一方、加減算器21において、上述の電圧指令値v_cmdが反転されて入力され、この反転された電圧指令値v_cmdに対し、1が加算されるとともにオフセットofstが減算されて、電池側アーム変調指令値pw0_cmdが生成される。なお、オフセットofstは放電開始時のみ入力される。リミッタ22において、この電池側アーム変調指令値pw0_cmdが0から+1の範囲に制限されて電池側アームの変調率M2が生成される。PWMレジスタ23において、この電池側アームの変調率M2に基づいて電池上側アーム用のPWM信号PWM3と電池下側アーム用のPWM信号PWM4とが生成され、それぞれ、双方向昇降圧チョッパ1のスイッチング素子SW3及びスイッチング素子SW4に出力される。
以上の制御によれば、昇降圧モード(アシスト放電を含む)の場合には、指令値であるき電電圧設定値V_kiden_setに対するき電池電圧V_kiden_battの偏差と指令値である放電電流設定値I_setに対する電池電流I_battの偏差に応じて双方向昇降圧チョッパ1の変調率が変化させられる。これにより、き電電圧V_kiden_battが放電電圧設定値V_setに近づき、かつ電池電流I_battが放電電流設定値I_setに近づくようフィードバック制御される。かくして昇降圧モード(アシスト放電を含む)における放電制御が遂行される。
そして、上述の場合、オフセットofstはき電電圧V_kidenと電池電圧V_battとの電圧平衡点に対応する変調率を表しているので、放電電流がゼロの状態から放電電流の制御を開始することができる。
一方、直結モードの場合には、選択回路24は、その値が「0」である電圧指令値v_cmdを出力するので、この「0」が加減算器18及び加減算器21に入力される。また、直結モードの場合には、オフセットofstは0となる。従って、加減算器18及び加減算器21からは共に1が出力され、それによりリミッタ19及びリミッタ22から、それぞれ、その値が「1」である、き電側アームの変調率M1及び電池側アームの変調率M2が出力される。かくして、き電側アームの変調率M1と電池側アームの変調率M2とが共に1となるようにして放電制御が行われる。
<直結モード>
この直結モードについて、図1及び図2を参照しながら説明を追加する。本実施の形態では、架線電圧(き電電圧)が600Vであるのに対し、電池5が、600Vの定格出力電圧を有する蓄電池で構成されている。そこで、鉄道車両が非電化区間を走行するとき、電池電圧V_battが所定のしきい値以内にある場合には、双方向昇降圧チョッパ1が、直結モードで放電するよう制御される。具体的には上述の通り、双方向昇降圧チョッパ1のき電アームの変調率M1及び電池側アームの変調率M2が共に1に制御される。このようにすると、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW3が共に常時オンとなり、スイッチング素子SW2及びスイッチング素子SW4が共にオフとなり、双方向昇降圧チョッパ1の電池側とき電側とが直接接続される。従って、電池5の電圧がそのままVVVFインバータ31に印加され、それによりモータMが駆動される。このため、スイッチング素子SW1〜SW4の損失は、スイッチング素子SW1及びSW3の導通損失のみとなり、スイッチング損失をゼロにすることができ、ひいては高効率な電力変換を実現することができる。
[充放電マネージメント]
次に、本実施の形態の充放電制御装置による充放電マネージメントを説明する。
図10は図1の充放電制御装置による充放電マネージメントにおけるき電電圧の変化に対する電池電流の制御方法を示すグラフである。図11は図1の制御器3の制御プログラムの内容を示すフローチャートである。なお、この制御プログラムは制御器3の内部メモリに格納されている。
まず、充放電マネージメントの概要を説明する。図10において横軸はき電電圧V_kidenを表し、縦軸は電池電流I_battを表す。図10に示すように、電池電流I_battが正の場合は充電を意味し、電池電流I_battが負の場合は放電を意味する。また、き電電圧V_kidenが定格き電電圧を越える場合は回生制動が生じている場合(回生時)を意味し、き電電圧V_kidenが定格き電電圧以下の場合は力行状態である場合(力行時)を意味する。本実施の形態では、制御器3は、き電電圧V_kidenが、定格き電電圧を中心とする下限しきい値から上限しきい値に渡る範囲内にあるときは、定電流定電圧充電を行うよう双方向昇降圧チョッパ1を制御する。上限しきい値は、回生しぼり込み電圧(プロパルジョン(ここではVVVFインバータ31)の性能保証電圧の上限値)に設定され、下限しきい値はプロパルジョンの性能保証電圧の下限値に設定される。
そして、き電電圧が上限しきい値を越えると、制御器3は、回生充電を行うよう双方向昇降圧チョッパ1を制御する。具体的には、制御器3は、き電電圧V_kidenが上昇して、上限しきい値を越えると、電池5への回生エルギー充電を開始してき電電圧V_kidenの上昇を抑制する。この場合、制御器3は、回生エネルギーをできる限り電池5に充電するため、回生電力が架線に流出しないように電池電流I_battを制御する。このように、パンタ電流I_panをゼロにすることにより回生電流を全て電池5に蓄電することができる。
また、力行時に架線電圧の低下、又はパンタグラフ6の離線によりき電電圧V_kidenが下限しきい値を下回ると、制御器3は、アシスト放電を行うよう双方向昇降圧チョッパ1を制御する。具体的には、制御器3は、き電電圧V_kidenが下限しきい値を下回ると、電池5から放電を開始してき電電圧V_kidenを維持する。この際、電池5のSOCに応じて放電量(電池電流I_batt)をコントロールする。
次に、制御器3による充放電マネージメントの全体を、図11を用いて説明する。
図1、図2、図11を参照すると、制御器3は、まず、パンタ昇降センサ33からパンタ昇降情報を取得する(ステップS1)。
次いで、制御器3は、図示されない車両制御伝送装置から走行区間情報を取得する(ステップS2)。
次いで、制御器3は、電池情報として、電圧センサPT2から電池電圧V_battを取得するとともに監視器4からSOCを取得する(ステップS3)。
次いで、制御器3は、電圧センサPT1からき電電圧V_kidenを取得する(ステップS4)。
次いで、制御器3は、パンタグラフ昇降情報に基づいて鉄道車両がパンタグラフを上げているか否かを判定する(ステップS5)。
パンタグラフを上げている場合には、電化区間であると判定して、SOCが所定の上限値以下であるか否かを判定する(ステップS6)。
SOCが所定の上限値以下である場合には、定電流定電圧充電を行い(ステップS7)、その後、ステップS8に進む。
一方、SOCが所定の上限値を越える場合には、制御器3は、充電を行わず、ステップS8に進む。
ステップS8において、制御器3は、き電電圧V_kidenが下限しきい値以下となるか否か判定する(ステップS8)。
き電電圧V_kidenが下限しきい値を越える場合は、き電電圧V_kidenが上限しきい値を越えるか否か判定する(ステップS9)。そして、き電電圧V_kidenが上限しきい値を越えない場合にはステップS1に戻る。
一方、き電電圧V_kidenが上限しきい値を越える場合には、回生充電を行い(ステップS13)ステップS1に戻る。
一方、ステップS8において、き電電圧V_kidenが下限しきい値以下であると、アシスト放電を行う(ステップS14)。その後、ステップ1に戻る。
また、ステップS5において、鉄道車両がパンタグラフを上げていない場合には、制御器3は、非電化区間であると判定して、電池電圧V_battがしきい値以内であるか否か判定する(ステップS10)。
そして、電池電圧V_battがしきい値以内である場合には、ステップS11において直結モードの放電により鉄道車両が駆動され、その後、ステップS9に進む。一方、電池電圧V_battがしきい値以内でない場合には、ステップS12において昇降圧モードの放電により鉄道車両が駆動され、その後、ステップS9に進む。
以上の制御プログラムによれば、鉄道車両が電化区間を走行している場合には、ステップS5において、パンタグラフ6を上げていると判定されて、ステップS6以降に進み、SOCが所定の上限値以下であってき電電圧V_kidenが上限しきい値以下で下限しきい値を超える場合には定電流定電圧充電が行われ(ステップS7)、SOCが所定の上限値以下であってき電電圧V_kidenが上限しきい値を越える場合には回生充電が行われ(ステップS8,S9,S13)、かつSOCが所定の上限値を越えていてき電電圧V_kidenが下限しきい値以下である場合にはアシスト放電が行われる(ステップS8、S14)。そして、鉄道車両が非電化区間を走行している場合には、ステップS5において、パンタグラフ6を上げていないと判定されて、ステップS10に進み、電池電圧V_battがしきい値以内である場合には直結モードの放電により鉄道車両が駆動され(ステップS11)、電池電圧V_battがしきい値以内でない場合には昇降圧モードの放電により鉄道車両が駆動される(ステップS12)。
以上の充放電マネージメントによれば、充放電制御装置は、スイッチング損失が発生しないかもしくは低減された状態で、充放電を行うことができる。
本発明の充放電制御装置は、スイッチング損失を低減することが可能な充放電制御装置として有用である。
本発明の充放電制御方法は、スイッチング損失を低減することが可能な充放電制御方法として有用である。
本発明の実施の形態に係る充放電制御装置の構成を示す回路図である。 図1の充放電制御装置を構成する双方向昇降圧チョッパの構成を示す回路図である。 昇圧モードにおいて充電電流を所定値に維持する場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。 昇圧モードにおいて充電電流を所定値から増加させる場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。 昇圧モードにおいて充電電流を所定値から減少させる場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。 降圧モードにおいて充電電流を所定値から減少させる場合におけるPWM信号の生成方法を示す図であって、(a)はキャリア信号及び変調信号の波形を示す波形図、(b)はき電側上アームのPWM信号の波形を示す波形図、(c)は電池側上アームのPWM信号の波形を示す波形図である。 リアクトル電流Iの変化に対する変調率M1及びM2の変化を示すグラフである。 定電流定電圧充電制御を行う場合のブロック図である。 放電制御を行う場合のブロック図である。 図1の充放電制御装置による充放電マネージメントにおけるき電電圧の変化に対する電池電流の制御方法を示すグラフである。 図1の制御器3の制御プログラムの内容を示すフローチャートである。 従来の双方向昇降圧チョッパの構成を示す図であって、(a)は回路図、(b)はスイッチング素子の制御信号を示す波形図である。
符号の説明
1 双方向昇降圧チョッパ
2 制御ユニット
3 制御器
4 監視器
5 蓄電池(電池)
6 パンタグラフ
7 車輪
11 電圧制御ブロック
12,15 減算器
13,16,17,19,22 ブロック
14 電流制御ブロック
18,21 加減算器
20 き電側PWMレジスタ
23 電池側PWMレジスタ
24 選択回路
30A,30B 受電線
31 VVVFインバータ
32A,32B 電気配線
33 パンタ昇降センサ
34 パンタグラフ昇降情報
100 充放電制御装置
C1C2,C11 コンデンサ
CT1〜CT3 電流センサ
DCL,L11,L12,L13 リアクトル
PT1,PT2 電圧センサ
PWM1〜PWM4 PWM信号
SW1〜SW4 スイッチング素子
SW11,SW12 スイッチ
TM1,TM2 き電側端子
TM3,TM4 電池側端子

Claims (10)

  1. 第1のスイッチング素子及び該第1のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第2のスイッチング素子からなるき電側アームと、第3のスイッチング素子及び該第3のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第4のスイッチング素子からなる電池側アームと、前記第1のスイッチング素子の一方の主端子と前記第3のスイッチング素子の一方の主端子とを接続するリアクトルと、を備え、前記第3のスイッチング素子の他方の主端子及び前記第4のスイッチング素子の他方の主端子がそれぞれ蓄電池の正極端子及び負極端子に接続され、かつ前記第1のスイッチング素子の他方の主端子と前記第2のスイッチング素子の他方の主端子とからなるき電側端子対の間に該第1のスイッチング素子の他方の主端子が高電位側となる電圧(以下、き電電圧という)が印加されるようにして使用される双方向昇降圧チョッパと、
    前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電しかつ前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう前記き電側アームと前記電池側アームとの変調率を制御するための制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記充電及び放電の少なくともいずれかの場合に、前記き電側アーム及び前記電池側アームの少なくともいずれかの変調率が1となるように前記制御を行う、充放電制御装置。
  2. 前記き電電圧を検出するき電電圧検出器と、前記蓄電池の電圧を検出する蓄電池電圧検出器と、を備え、
    前記制御装置は、前記充電又は前記放電の開始時に、その時点における前記き電電圧検出器によって検出されたき電電圧と前記蓄電池側電圧検出器によって検出された蓄電池電圧とに基づいてスタート時変調率を決定し、このスタート時変調率において充電電流又は放電電流がゼロになるよう前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御することによって、前記充電電流又は前記放電電流を制御する、請求項1に記載の充放電制御装置。
  3. 前記制御装置は、所定の情報が入力された場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率が1となるようにして前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御する、請求項1に記載の充放電制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記き電電圧が第1の所定電圧未満の場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力し、かつ前記き電電圧が第2の所定電圧を越える場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御する、請求項1に記載の充放電制御装置。
  5. 前記双方向昇降圧チョッパは、前記き電側端子対が電池駆動鉄道車両を駆動するモータを駆動する電力変換装置にパンタグラフから電力を供給する電気配線に接続されるようにして使用されるものであり、
    前記放電が前記電力変換装置に電力を供給するためのアシスト放電であり、前記充電が前記電力変換装置による回生電力を吸収するための回生充電である、請求項4に記載の充放電制御装置。
  6. 第1のスイッチング素子及び該第1のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第2のスイッチング素子からなるき電側アームと、第3のスイッチング素子及び該第3のスイッチング素子の一方の主端子にその一方の主端子が接続された第4のスイッチング素子からなる電池側アームと、前記第1のスイッチング素子の一方の主端子と前記第3のスイッチング素子の一方の主端子とを接続するリアクトルと、を備え、前記第3のスイッチング素子の他方の主端子及び前記第4のスイッチング素子の他方の主端子がそれぞれ蓄電池の正極端子及び負極端子に接続され、かつ前記第1のスイッチング素子の他方の主端子と前記第2のスイッチング素子の他方の主端子とからなるき電側端子対の間に該第1のスイッチング素子の他方の主端子が高電位側となる電圧(以下、き電電圧という)が印加されるようにして使用される双方向昇降圧チョッパを用い、
    前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電しかつ前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御し、
    前記充電及び放電の少なくともいずれかの場合に、前記き電側アーム及び前記電池側アームの少なくともいずれかの変調率が1となるように前記制御を行う、充放電制御方法。
  7. 前記き電電圧を検出するき電電圧検出器と、前記蓄電池の電圧を検出する蓄電池電圧検出器と、を用い、
    前記充電又は前記放電の開始時に、その時点における前記き電電圧検出器によって検出されたき電電圧と前記蓄電池側電圧検出器によって検出された蓄電池電圧とに基づいてスタート時変調率を決定し、このスタート時変調率において充電電流がゼロになるよう前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御することによって、前記充電電流又は前記放電電流を制御する、請求項6に記載の充放電制御方法。
  8. 所定の情報が入力された場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率が1となるようにして前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御する、請求項6に記載の充放電制御方法。
  9. 前記き電電圧が第1の所定電圧未満の場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記蓄電池から放電される電力を前記き電側端子対に出力し、かつ前記き電電圧が第2の所定電圧を越える場合に、前記双方向昇降圧チョッパが、前記き電側端子対に入力される電力によって前記蓄電池を充電するよう、前記き電側アーム及び前記電池側アームの変調率を制御する、請求項6に記載の充放電制御方法。
  10. 前記双方向昇降圧チョッパは、前記き電側端子対が電池駆動鉄道車両を駆動するモータを駆動する電力変換装置にパンタグラフから電力を供給する電気配線に接続されるようにして使用されるものであり、
    前記放電が前記電力変換装置に電力を供給するためのアシスト放電であり、前記充電が前記電力変換装置による回生電力を吸収するための回生充電である、請求項9に記載の充放電制御方法。
JP2007061643A 2007-03-12 2007-03-12 充放電制御装置及び充放電制御方法 Expired - Fee Related JP5184798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061643A JP5184798B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 充放電制御装置及び充放電制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061643A JP5184798B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 充放電制御装置及び充放電制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008228420A true JP2008228420A (ja) 2008-09-25
JP5184798B2 JP5184798B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=39846381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007061643A Expired - Fee Related JP5184798B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 充放電制御装置及び充放電制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5184798B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058468A1 (ja) * 2008-11-20 2010-05-27 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP2010183771A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd パンタグラフ自動昇降装置
CN102684463A (zh) * 2011-03-07 2012-09-19 株式会社日立制作所 电力变换装置以及铁道车辆用的电力变换装置
JP2012228169A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Boeing Co:The 電圧調整のための双方向コンバータ電圧制御電流源
WO2013018167A1 (ja) 2011-07-29 2013-02-07 三菱電機株式会社 電気車の推進制御装置
JP2013106495A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp 電力供給装置及び充放電制御方法
JP2013198195A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2014075864A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両
JP2014090662A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Lsis Co Ltd 双方向dc−dcコンバータの制御装置及びその方法
WO2014083930A1 (ja) * 2012-11-28 2014-06-05 三菱重工業株式会社 充放電制御装置、充放電制御システム、充放電制御方法およびプログラム
JP2015162951A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 双方向コンバータ
JP2015167466A (ja) * 2014-02-13 2015-09-24 株式会社日立製作所 鉄道車両用駆動装置
WO2023179142A1 (zh) * 2022-03-21 2023-09-28 深圳锐盟半导体有限公司 驱动电路以及压电执行器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369308A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Railway Technical Res Inst 電気車両システム
JP2004120940A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Texas Instr Japan Ltd Dc−dcコンバータ
JP2006296148A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Toyota Motor Corp 電圧変換器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369308A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Railway Technical Res Inst 電気車両システム
JP2004120940A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Texas Instr Japan Ltd Dc−dcコンバータ
JP2006296148A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Toyota Motor Corp 電圧変換器

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058468A1 (ja) * 2008-11-20 2010-05-27 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP4531113B2 (ja) * 2008-11-20 2010-08-25 三菱電機株式会社 電力変換装置
JPWO2010058468A1 (ja) * 2008-11-20 2012-04-12 三菱電機株式会社 電力変換装置
KR101171603B1 (ko) 2008-11-20 2012-08-06 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전력 변환 장치
RU2479090C2 (ru) * 2008-11-20 2013-04-10 Мицубиси Электрик Корпорейшн Силовой преобразователь
US8525486B2 (en) 2008-11-20 2013-09-03 Mitsubishi Electric Corporation Power converter
JP2010183771A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd パンタグラフ自動昇降装置
CN102684463A (zh) * 2011-03-07 2012-09-19 株式会社日立制作所 电力变换装置以及铁道车辆用的电力变换装置
JP2012186947A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Hitachi Ltd 電力変換装置及び鉄道車両用の電力変換装置
US8963456B2 (en) 2011-03-07 2015-02-24 Hitachi, Ltd. Power converter and power converter of rolling stock
JP2012228169A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Boeing Co:The 電圧調整のための双方向コンバータ電圧制御電流源
US9531190B2 (en) 2011-04-15 2016-12-27 The Boeing Company Bi-directional converter voltage controlled current source for voltage regulation
JP5542242B2 (ja) * 2011-07-29 2014-07-09 三菱電機株式会社 電気車の推進制御装置
CN103717437A (zh) * 2011-07-29 2014-04-09 三菱电机株式会社 电车的推进控制装置
US9145060B2 (en) 2011-07-29 2015-09-29 Mitsubishi Electric Corporation Propulsion control apparatus for electric motor car
JPWO2013018167A1 (ja) * 2011-07-29 2015-02-23 三菱電機株式会社 電気車の推進制御装置
WO2013018167A1 (ja) 2011-07-29 2013-02-07 三菱電機株式会社 電気車の推進制御装置
KR101508104B1 (ko) 2011-07-29 2015-04-08 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 전기차의 추진 제어 장치
CN103717437B (zh) * 2011-07-29 2016-03-30 三菱电机株式会社 电车的推进控制装置
JP2013106495A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp 電力供給装置及び充放電制御方法
JP2013198195A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2014075864A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両
JP2014090662A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Lsis Co Ltd 双方向dc−dcコンバータの制御装置及びその方法
US9312764B2 (en) 2012-10-30 2016-04-12 Lsis Co., Ltd. Apparatus and method for controlling bidirectional DC-DC converter
WO2014083930A1 (ja) * 2012-11-28 2014-06-05 三菱重工業株式会社 充放電制御装置、充放電制御システム、充放電制御方法およびプログラム
CN104508937A (zh) * 2012-11-28 2015-04-08 三菱重工业株式会社 充放电控制装置、充放电控制***、充放电控制方法和程序
JP2014107984A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 充放電制御装置、充放電制御システム、充放電制御方法およびプログラム
US9634505B2 (en) 2012-11-28 2017-04-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Charging and discharging control device, charging and discharging control system, charging and discharging control method, and program
CN104508937B (zh) * 2012-11-28 2017-09-15 三菱重工业株式会社 充放电控制装置、充放电控制***、充放电控制方法和程序
JP2015167466A (ja) * 2014-02-13 2015-09-24 株式会社日立製作所 鉄道車両用駆動装置
JP2015162951A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 双方向コンバータ
WO2023179142A1 (zh) * 2022-03-21 2023-09-28 深圳锐盟半导体有限公司 驱动电路以及压电执行器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5184798B2 (ja) 2013-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5184798B2 (ja) 充放電制御装置及び充放電制御方法
JP5780914B2 (ja) 電力変換器の制御装置および制御方法
KR101514914B1 (ko) 전원 시스템
US9555714B2 (en) Power supply system of electric-powered vehicle
US9849789B2 (en) Power supply system
KR101850415B1 (ko) 전원 시스템
WO2008010382A1 (fr) Système d'alimentation électrique, véhicule l'utilisant, procédé de commande d'augmentation de température d'accumulateur et support d'enregistrement lisible par ordinateur contenant un programme pour amener un ordinateur à exécuter la commande d'augmentation de la températur
JP5832247B2 (ja) 電源システム
JP2010045889A (ja) 電力システム及び燃料電池車両
US9935548B2 (en) Power supply system having two DC power supplies
JP5350843B2 (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP5487675B2 (ja) モータ駆動装置及び電動車両
JP2010068611A (ja) コンバータの制御装置
CN115158018A (zh) 电源***
JP2016111886A (ja) 車両の電源システム
JP2020162251A (ja) 電源システム
JP2006340448A (ja) 電動機制御装置
JP5808707B2 (ja) 電気自動車
JP2011109849A (ja) 電源システムの制御装置およびそれを搭載する車両
JP2013070547A (ja) 電力変換装置
US10135327B2 (en) Power supply system
JP2019198157A (ja) 車両の充電システム
JP2004236391A (ja) 直流電力変換システム
JP6055352B2 (ja) 電力変換器の制御装置
JP2014023374A (ja) 電源装置およびそれを備える車両ならびに電源装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5184798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees