JP2008228071A - 歪曲補正方法、歪曲補正プログラム、歪曲補正装置、撮像装置 - Google Patents

歪曲補正方法、歪曲補正プログラム、歪曲補正装置、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、情報欠けが小さく補正精度の高い歪曲残存補正が可能な歪曲補正方法、歪曲補正プログラム、歪曲補正装置、撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の歪曲補正方法は、ユーザが指定した撮影画像の附随情報に基づき、その撮影画像の歪曲を認識する認識手順(S3)と、歪曲補正後の前記撮影画像に残存させるべき歪曲を前記ユーザに入力させる入力手順(S4)と、前記認識された歪曲と前記入力された歪曲との双方に基づき前記撮影画像へ施すべき歪曲補正の補正式を算出し、その補正式で前記撮影画像へ歪曲補正を施す補正手順(S6)とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮影画像へディジタル処理により歪曲補正を施す歪曲補正方法、歪曲補正プログラム、歪曲補正装置、撮像装置に関する。
特許文献1には、モニタ上に撮影画像を表示しながらユーザに歪曲補正の補正特性を指定させ、その補正特性で歪曲補正処理を実行するプリンタが開示されている。このプリンタによれば、撮影レンズの歪曲収差に起因して撮影画像に生じた歪曲をゼロとする他、撮影画像に対し任意の歪曲を残存させることも可能である。以下、撮影画像の歪曲をゼロとするための歪曲補正を「歪曲抑制補正」と称し、撮影画像に任意の歪曲を残存させるための歪曲補正を「歪曲残存補正」と称す。
歪曲抑制補正は、撮影画像の歪曲抑制を最優先とする場合に有効であり、歪曲残存補正は、撮影画像の歪曲抑制と撮影画像の周辺画像欠けとのバランスを考慮する場合などに有効である。例えば、一眼レフレックスのカメラで撮影した画像のように、ユーザが光学ファインダを見ながら撮影した撮影画像では、その周辺部にも重要な被写体が存在していることがあるが、その撮影画像に歪曲抑制補正を施すとその被写体が欠けてしまう可能性があるので、歪曲残存補正が有効である。
特開平11−331543号公報
しかしながら、撮影画像の歪曲がゼロでない限り、歪曲残存補正の補正特性をユーザが指定するのは極めて難しい。歪曲残存補正の補正特性には、撮影画像に残存させるべき歪曲だけでなく、撮影画像に生じていた歪曲をも反映させる必要があるからである。
仮に、撮影画像に歪曲抑制補正を施してから歪曲残存補正を施すのであれば、歪曲残存補正の補正特性に、撮影画像に生じていた歪曲を反映させる必要は無い。しかし、撮影画像に対し歪曲抑制補正と歪曲残存補正とを順に施すと、歪曲補正処理の回数が2回に増えるので、その分だけ情報欠け(周辺画像欠けや補間誤差)の量も2倍になる。
そこで本発明は、情報欠けが小さく補正精度の高い歪曲残存補正が可能な歪曲補正方法、歪曲補正プログラム、歪曲補正装置、撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の歪曲補正方法は、ユーザが指定した撮影画像の附随情報に基づき、その撮影画像の歪曲を認識する認識手順と、歪曲補正後の前記撮影画像に残存させるべき歪曲を前記ユーザに入力させる入力手順と、前記認識された歪曲と前記入力された歪曲との双方に基づき前記撮影画像へ施すべき歪曲補正の補正式を算出し、その補正式で前記撮影画像へ歪曲補正を施す補正手順とを含むことを特徴とする。
なお、前記補正手順では更に、前記入力された歪曲の情報を、前記歪曲補正後の前記撮影画像の付随情報に加えることが望ましい。
また、前記附随情報に加えられる情報は、無歪曲画像上の位置の関数で表された前記歪曲の情報であることが望ましい。
また、前記認識手順では、前記ユーザの指定した撮影画像が未補正画像であった場合には、その撮影画像の撮影時における撮影レンズのレンズポジションと、その撮影レンズの歪曲収差情報とに基づき、前記撮影画像の歪曲を認識することが望ましい。
また、前記認識手順では、前記ユーザの指定した撮影画像に有意な附随情報が無かった場合には、前記撮影画像の歪曲をゼロとみなすことが望ましい。
また、本発明の歪曲補正プログラムは、本発明の何れかの歪曲補正方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の歪曲補正装置は、ユーザが指定した撮影画像の附随情報に基づき、その撮影画像の歪曲を認識する認識手段と、歪曲補正後の前記撮影画像に残存させるべき歪曲を前記ユーザに入力させる入力手段と、前記認識された歪曲と前記入力された歪曲との双方に基づき前記撮影画像へ施すべき歪曲補正の補正式を算出し、その補正式で前記撮影画像へ歪曲補正を施す補正手段とを備えることを特徴とする。
なお、前記補正手段は更に、前記入力された歪曲の情報を、前記歪曲補正後の前記撮影画像の付随情報に加えることが望ましい。
また、前記附随情報に加えられる情報は、無歪曲画像上の位置の関数で表された前記歪曲の情報であることが望ましい。
また、前記認識手段は、前記ユーザの指定した撮影画像が未補正画像であった場合には、その撮影画像の撮影時における撮影レンズのレンズポジションと、その撮影レンズの歪曲収差情報とに基づき、前記撮影画像の歪曲を認識することが望ましい。
また、前記認識手段は、前記ユーザの指定した撮影画像に有意な附随情報が無かった場合には、前記撮影画像の歪曲をゼロとみなすことが望ましい。
また、本発明の撮像装置は、撮影画像を取得する撮像装置と、前記撮像装置が取得した撮影画像へ歪曲補正を施す本発明の何れかの歪曲補正装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、情報欠けが小さく補正精度の高い歪曲残存補正が可能な歪曲補正方法、歪曲補正プログラム、歪曲補正装置、撮像装置が実現する。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態としてカメラシステムを説明する。
図1は、カメラシステムの構成を説明する図である。図1に示すとおり、カメラシステムはディジタルカメラ10とコンピュータ21とを備える。
ディジタルカメラ10には、レンズポジションが可変の撮影レンズ11が装着される。撮影レンズ11のレンズポジションとは、撮影レンズ11の焦点位置dと焦点距離fとの組み合わせのことである。撮影レンズ11が形成した被写体像は、撮影時にディジタルカメラ10の撮像素子が画像Iへと変換する。ディジタルカメラ10は、その画像Iの画像ファイルを作成し、ディジタルカメラ10のメモリ(カードメモリなど)へ保存する。
ディジタルカメラ10がコンピュータ21へ接続されると、ディジタルカメラ10はコンピュータ21の制御下に入る。この状態でコンピュータ21は、ディジタルカメラ10のメモリに保存されている画像ファイルをコンピュータ21へ転送させ、それをコンピュータ21のメモリ(ハードディスクなど)へ保存する。
コンピュータ21には予め歪曲補正プログラムがインストールされており、その歪曲補正プログラムに従って動作する。以下に説明するコンピュータ21の動作は、何れもこの歪曲補正プログラムに従うものとする。
コンピュータ21は、画像の歪曲をゼロとするための歪曲抑制補正と、ユーザの指定した歪曲を画像に残存させるための歪曲残存補正との双方を行うことが可能である。その際、コンピュータ21は、モニタ22a上に必要な情報を表示し、ユーザはその情報を確認しながら入力器22bを操作して必要な情報をコンピュータ21へ入力する。
ここで、ディジタルカメラ10からコンピュータ21へと転送された画像ファイルは、図1(A)に示すとおり画像Iのデータが書き込まれた画像記憶領域AIと、画像Iの附随情報が書き込まれたタグ領域Atとを有している。この附随情報には、少なくとも撮影レンズ11のレンズ種類情報ILと、撮影時における撮影レンズ11のレンズポジション(d,f)の値とが含まれている。なお、他のディジタルカメラからコンピュータ21へと転送された画像ファイルも、同様の情報を有しているものとする。
したがって、コンピュータ21は、個々の画像の付随情報に基づき、個々の画像に生じている歪曲を既知とすることができる。但し、それを可能とするために、コンピュータ21は、図1(B)に示すとおり予めレンズ情報テーブルを記憶している。以下、レンズ情報テーブルの内容を詳しく説明する。
通常、撮影レンズが画像に与える歪曲量Dは、無歪曲画像上の位置の関数で表される。無歪曲画像上の位置を像高比r(=像高/最大像高)で表すと、歪曲量Dは像高比rの関数で式(1)のとおり表される。以下、像高比rの関数で表された歪曲量D(r)を「歪曲量分布D(r)」と称す。
Figure 2008228071
但し、歪曲量分布D(r)を規定する係数Aは、撮影レンズのレンズポジション(d,f)に応じて変化する。つまり、係数Aは、レンズポジション(d,f)の関数であり、例えば以下の式(2)で表される。
Figure 2008228071
また、歪曲量分布D(r)を規定する係数Bも、撮影レンズのレンズポジション(d,f)に応じて変化する。つまり、係数Bは、レンズポジション(d,f)の関数であり、例えば以下の式(3)で表される。
Figure 2008228071
また、歪曲量分布D(r)を規定する係数Cも、撮影レンズのレンズポジション(d,f)に応じて変化する。つまり、係数Cは、レンズポジション(d,f)の関数であり、例えば以下の式(4)で表される。
Figure 2008228071
そして、式(2),(3),(4)における36個の係数Γ00,Γ01,Γ02,Γ10,Γ11,Γ12,Γ20,Γ21,Γ22,Γ30,Γ31,Γ32,Δ00,Δ01,Δ02,Δ10,Δ11,Δ12,Δ20,Δ21,Δ22,Δ30,Δ31,Δ32,Λ00,Λ01,Λ02,Λ10,Λ11,Λ12,Λ20,Λ21,Λ22,Λ30,Λ31,Λ32の値の組み合わせは、撮影レンズの種類(仕様)によって決まる。
したがって、これら36個の係数(Γ00,Γ01,…,Λ32)の値を撮影レンズの種類毎に格納したものが、図1(B)に示したレンズ情報テーブルである。
例えば、画像Iに生じている歪曲量分布を既知とする場合、コンピュータ21は、画像Iに附随するレンズ種類情報ILから画像Iの撮影に使用された撮影レンズの種類を認識し、その種類に対応する係数(Γ00,Γ01,…,Λ32)の値をレンズ情報テーブルから読み出し、それらの値を式(1)〜(4)へ代入することにより、画像Iに生じている歪曲量分布D(r)の算出式D(r)=D(r,d,f)を導出する。そして、画像Iに附随するレンズポジション(d,f)の値をその算出式D(r)=D(r,d,f)に当てはめれば、画像Iに生じている歪曲量分布D(r)が既知となる。
なお、コンピュータ21は、式(1)〜(4)の各々を予め記憶しているものとする。
また、ここでは式(1)の項数を3とし、式(2),(3),(4)の項数を12としたので、レンズ情報テーブルに格納される係数の個数(レンズ種類毎の個数)が36となったが、式(1)の項数と、式(2)〜(4)の項数とが異なれば、その個数は36以外の数になることもある。
また、本実施形態のコンピュータ21は、前述した歪曲残存補正を行うに当たり、歪曲補正後の画像に残存させるべき歪曲量分布をユーザに指定させるが、この歪曲量分布は前述した歪曲量分布と同じ関数型(式(1))で表せるものとする。したがって、この場合ユーザは式(1)中の3つの係数A,B,Cの値を指定することになる。
以下、歪曲補正に関するコンピュータ21の動作を詳しく説明する。
図2は、歪曲補正に関するコンピュータ21の動作フローチャートである。
先ず、コンピュータ21は、メモリに保存されている画像ファイルの一覧をユーザに提示し、歪曲補正の対象とすべき元画像を指定させる(ステップS1)。なお、呈示される画像ファイルの中には、1回も歪曲補正処理の施されていない未補正画像(画像Iなど)の画像ファイルと、少なくとも1回は歪曲補正処理の施された既補正画像の画像ファイルとが混在している可能性があるが、先ずは、未補正画像である画像Iが元画像として指定され、ユーザが補正後の画像として画像I’を得ようとした場合を説明する(図3参照)。以下、画像Iを「元画像I」と称し、補正後の画像I’を「補正後画像I’」と称す。
元画像Iが指定されると(ステップS1YES)、コンピュータ21は、その元画像Iをモニタ22aへ表示する(ステップS2)。図3に示すとおり、この元画像Iには歪曲が生じており、その歪曲量分布は撮影レンズ11の歪曲収差に起因したものである。
その一方で、コンピュータ21は、元画像Iに附随するレンズ種類情報ILと、元画像Iに附随するレンズポジション(d,f)の値と、予め記憶したレンズ情報テーブルとに基づき、元画像Iに生じている歪曲量分布D(r)を既知とする(ステップS3)。その方法は前述したとおりである。以下、この歪曲量分布D(r)を「現歪曲量分布D(r)」と称す。現歪曲量分布D(r)は、図3(A)に示すとおり、無歪曲画像Iiを基準として元画像Iの歪曲量分布を表したものである。
その後、コンピュータ21は、ユーザからの歪曲補正の指示を待機する(ステップS4)。この状態でユーザは補正後画像I’に残存させるべき歪曲量分布D’(r)の3つの係数A,B,Cの値をコンピュータ21へ指定する。以下、ユーザが指定した歪曲量分布D’(r)を「指定歪曲量分布D’(r)」と称す。
指定歪曲量分布D’(r)は、図3(B)に示すとおり、無歪曲画像Iiを基準として補正後画像I’の歪曲量分布を表したものである。したがって、この指定歪曲量分布D’(r)と、前述した現歪曲量分布D(r)とに基づけば、元画像Iと補正後画像I’との関係が分かるはずである。
そこで、コンピュータ21は、現歪曲量分布D(r)と指定歪曲量分布D’(r)とに基づき、図3(1)に示すとおり、補正後画像I’を基準とした元画像Iの歪曲量分布Dnew(r)を算出し、その歪曲量分布Dnew(r)により、元画像Iから補正後画像I’への座標変換式を作成する(ステップS5)。このステップS5の詳細は後述する。
そして、コンピュータ21は、その座標変換式を使用して元画像Iへ歪曲補正処理を施し、補正後画像I’を得ると共に(ステップS6)、補正後画像I’をモニタ22aへ表示する(ステップS7)。
その後、ユーザから補正後画像I’の保存指示が入力されると(ステップS8)、コンピュータ21は補正後画像I’の画像ファイルを作成し、その画像ファイルをメモリへ保存する(ステップS9)。
したがって、未補正画像(画像Iなど)に対する歪曲残存補正は、1回の歪曲補正処理だけで確実に行われる。よって、この歪曲残存補正は、情報欠けが少なく、高精度である。
しかも、ステップS9においてコンピュータ21は、図4(A)に示すとおり、補正後画像I’の画像ファイルのタグ領域Atに、補正後画像I’に生じている歪曲量分布の情報、すなわち直前のステップS4にて指定された指定歪曲量分布D’(r)の情報(係数A,B,Cの値)を書き込む。
したがって、既補正画像(画像I’など)の画像ファイルには、図4(A)に示すとおり、既補正画像(画像I’など)に生じている現歪曲量分布の情報(係数A,B,Cの値)がそのまま書き込まれる。
したがって、それ以降のステップS1において既補正画像(画像I’など)が元画像として指定された場合にも、コンピュータ21は高精度な歪曲残存補正を行うことができる。
次に、既補正画像である画像I’が元画像として指定され、ユーザが補正後の画像として画像I”を得ようとした場合を説明する(図3参照)。以下、画像I’を「元画像I’」と称し、補正後の画像I”を「補正後画像I”」と称す。
元画像I’が指定されると(ステップS1YES)、コンピュータ21は、その元画像I’をモニタ22aへ表示する(ステップS2)。図3に示すとおり、この元画像I’には歪曲が生じており、その歪曲量分布は、前回の歪曲補正後に起因したものである。
その一方で、コンピュータ21は、元画像I’に附随する係数A,B,Cの値(図4(A)参照)を式(1)に当てはめることにより、元画像I’に生じている歪曲量分布D’(r)を既知とする(ステップS3)。以下、この歪曲量分布D’(r)を「現歪曲量分布D’(r)」と称す。現歪曲量分布D’(r)は、図3(B)に示すとおり、無歪曲画像Iiを基準として元画像I’の歪曲量分布を表したものである。
その後、コンピュータ21は、ユーザからの歪曲補正の指示を待機する(ステップS4)。この状態でユーザは補正後画像I”に残存させるべき歪曲量分布D”(r)の3つの係数A,B,Cの値をコンピュータ21へ指定する。以下、ユーザが指定した歪曲量分布D”(r)を「指定歪曲量分布D”(r)」と称す。
指定歪曲量分布D”(r)は、図3(C)に示すとおり、無歪曲画像Iiを基準として補正後画像I”の歪曲量分布を表したものである。したがって、この指定歪曲量分布D”(r)と、前述した現歪曲量分布D’(r)とに基づけば、元画像I’と補正後画像I”との関係が分かるはずである。
そこで、コンピュータ21は、現歪曲量分布D’(r)と指定歪曲量分布D”(r)とに基づき、図3(2)に示すとおり、補正後画像I”を基準とした元画像I’の歪曲量分布D’new(r)を算出し、その歪曲量分布D’new(r)により、元画像I’から補正後画像I”への座標変換式を作成する(ステップS5)。このステップS5の詳細は後述する。
そして、コンピュータ21は、その座標変換式を使用して元画像I’へ歪曲補正処理を施し、補正後画像I”を得ると共に(ステップS6)、補正後画像I”をモニタ22aへ表示する(ステップS7)。
その後、ユーザから補正後画像I”の保存指示が入力されると(ステップS8)、コンピュータ21は補正後画像I”の画像ファイルを作成し、その画像ファイルをメモリへ保存する(ステップS9)。
したがって、既補正画像(画像I’など)に対する歪曲残存補正は、1回の歪曲補正処理だけで確実に行われる。よって、この歪曲残存補正は、情報欠けが少なく、高精度である。
しかも、ステップS9においてコンピュータ21は、図4(B)に示すとおり、補正後画像I”の画像ファイルのタグ領域Atに、補正後画像I”に生じている歪曲量分布の情報、すなわち直前のステップS4にて指定された指定歪曲量分布D”(r)の情報(係数A,B,Cの値)を書き込む。
以上のコンピュータ21の動作によれば、情報欠けの少ない高精度な歪曲残存補正を、同じ画像に対し繰り返し施すことも可能である(但し、トータルの画像欠けは、繰り返しの回数だけ増える。)。
また、以上のコンピュータ21の動作によれば、前述したステップS4においてユーザが指定歪曲量分布をゼロとする(係数A,B,Cの値を0とする)だけで、歪曲抑制補正を行うことも可能である。
[ステップS5の詳細]
以下、図5を参照してステップS5を詳細に説明する。ここでは代表して画像Iから画像I’への座標変換式(図5(1))の作成方法を説明する。他の画像同士の座標変換式も同様に作成することができる。
元画像Iから補正後画像I’への座標変換式(図5(1))は、元画像Iから無歪曲画像Iiへの座標変換式(図5(A))と、無歪曲画像Iiから補正後画像I’への座標変換式(図5(B))とを合成したものである。
先ず、元画像Iから無歪曲画像Iiへの座標変換式(図5(A))を考える。
元画像Iに生じている歪曲量分布は前述したとおりD(r)であるが、この歪曲量分布D(r)を表現する像高比rは、無歪曲画像Ii上の像高比riである。よって、ここでは歪曲量分布D(r)をD(ri)と表す。この場合、元画像Iから無歪曲画像Iiへの座標変換式は、元画像I上の座標をV=(x,y)、無歪曲画像Ii上の座標をVi=(xi,yi)とおくと、式(5)で表される。
Figure 2008228071
次に、無歪曲画像Iiから補正後画像I’への座標変換式(図5(B))を考える。
補正後画像I’に残存させるべき歪曲量分布は前述したとおりD’(r)であるが、この歪曲量分布D’(r)を表現する像高比rは、無歪曲画像Ii上の像高比riである。よって、ここでは歪曲量分布D’(r)をD’(ri)と表す。この場合、無歪曲画像Iiから補正後画像I’への座標変換式は、無歪曲画像Ii上の座標をV=(xi,yi)、補正後画像I’上の座標をV’=(x’,y’)とおくと、式(6)で表される。
Figure 2008228071
したがって、元画像Iから補正後画像I’への座標変換式(図5(1))は、式(5)、式(6)より、式(7)であることがわかる。
Figure 2008228071
なお、式(7)中のDnew(ri)は、補正後画像I’を基準とした元画像Iの歪曲量分布を、無歪曲画像Ii上の像高比riで表したものである。この歪曲量分布Dnew(ri)も、他の歪曲量分布と同じ関数型(式(1))で近似されるものとする。
この式(7)を元画像Iから補正後画像I’への座標変換式として使用するためには、式(7)中の歪曲量分布Dnew(ri)を、補正後画像I’上の像高比r’で表された歪曲量分布Dnew(r’)に置換しておく必要がある(式(8)を参照)。
Figure 2008228071
ここで、歪曲量分布Dnew(ri)から歪曲量分布Dnew(r’)への置換は、以下のとおり行われる。
先ず、式(7)中の歪曲量分布D’(ri)は、歪曲量の定義より、以下の式(9)のとおり表される。
Figure 2008228071
よって、式(10)が成り立つ。
Figure 2008228071
また、式(7)中の定義より、式(11)が成り立つ。
Figure 2008228071
また、前述したとおり、歪曲量分布D(ri)を規定する係数A,B,Cの値と、歪曲量分布D’(ri)を規定する係数A,B,Cの値とは、それぞれ既知である。
したがって、式(10),(11)中のriへ数値を代入すれば、riの値と、それに対応するr’の値と、それに対応するDnew(ri)の値とがそれぞれ既知となる。riの値を様々に変化させながらこれを繰り返せば、r’の値と、Dnew(ri)の値との対応表が完成する。
そして、この対応表のデータを歪曲量分布Dnew(r’)の定義式(12)へフィッティングし、その定義式(12)の係数A,B,Cの値を決定すれば、歪曲量分布Dnew(r’)が得られる。
Figure 2008228071
これによって、歪曲量分布Dnew(ri)から歪曲量分布Dnew(r’)への置換が完了である。
[その他]
なお、上述した実施形態において、式(1)〜(4)、又はユーザの指定する歪曲量分布、さらに前述の歪曲量分布Dnew(r’)は、前述したものに限定されることはない。例えば、式(1)の代わりに、式(13)、或いは(14)で示すような別の式を使用してもよいし、Dnew(r’)の項にさらに高次の項が含まれていてもよい。
D(r)≡Ar3+Br2 …(13)
D(r)≡Ar3+Br2+Cr …(14)
因みに、画像に生じる歪曲パターンが複雑であるほど、式(1)の項数を多くすることが望ましい。また、レンズポジションd,fによる歪曲パターンの変動が複雑であるほど、式(2)〜(4)の項数を多くすることが望ましい。
また、上述した実施形態では、ユーザの指定した画像の画像ファイルに有意な附随情報(=画像の歪曲量分布を既知とするために必要な情報)が書き込まれていることを前提としたが、実際は、有意な附随情報が書き込まれていない場合もあり得る。その場合、コンピュータ21は、その画像に生じている歪曲量分布をゼロとみなして前述した動作をすればよい。
また、上述した実施形態において、コンピュータ21に対する歪曲補正プログラムのインストールは、例えば、CD−ROMなどの記録媒体やインターネットを介して行われる。
また、上述した実施形態において、歪曲補正プログラムの内容(具体的には、レンズ情報テーブル)は、新種の撮影レンズが発売される度に更新されることが望ましい。更新情報は、撮影レンズの製造者がインターネット上で公開し、それをユーザがインターネット経由でコンピュータへダウンロードすればよい。
また、上述した実施形態において、コンピュータ21の動作の一部又は全部を、ディジタルカメラ10に実行させたり、画像編集機能を備えた他の機器(プリンタ、画像ストレージャ)などに実行させたりしてもよい。
図1は、カメラシステムの構成を説明する図である。 図2は、コンピュータ21の動作フローチャートである。 画像I,I’,I”の関係を説明する図である。 画像I’,I”の画像ファイルの構成を説明する図である。 ステップS5を説明する図である。
符号の説明
10…ディジタルカメラ,21…コンピュータ,11…撮影レンズ

Claims (12)

  1. ユーザが指定した撮影画像の附随情報に基づき、その撮影画像の歪曲を認識する認識手順と、
    歪曲補正後の前記撮影画像に残存させるべき歪曲を前記ユーザに入力させる入力手順と、
    前記認識された歪曲と前記入力された歪曲との双方に基づき前記撮影画像へ施すべき歪曲補正の補正式を算出し、その補正式で前記撮影画像へ歪曲補正を施す補正手順と
    を含むことを特徴とする歪曲補正方法。
  2. 請求項1に記載の歪曲補正方法において、
    前記補正手順では更に、
    前記入力された歪曲の情報を、前記歪曲補正後の前記撮影画像の付随情報に加える
    ことを特徴とする歪曲補正方法。
  3. 請求項2に記載の歪曲補正方法において、
    前記附随情報に加えられる情報は、
    無歪曲画像上の位置の関数で表された前記歪曲の情報である
    ことを特徴とする歪曲補正方法。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の歪曲補正方法において、
    前記認識手順では、
    前記ユーザの指定した撮影画像が未補正画像であった場合には、その撮影画像の撮影時における撮影レンズのレンズポジションと、その撮影レンズの歪曲収差情報とに基づき、前記撮影画像の歪曲を認識する
    ことを特徴とする歪曲補正方法。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の歪曲補正方法において、
    前記認識手順では、
    前記ユーザの指定した撮影画像に有意な附随情報が無かった場合には、前記撮影画像の歪曲をゼロとみなす
    ことを特徴とする歪曲補正方法。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の歪曲補正方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする歪曲補正プログラム。
  7. ユーザが指定した撮影画像の附随情報に基づき、その撮影画像の歪曲を認識する認識手段と、
    歪曲補正後の前記撮影画像に残存させるべき歪曲を前記ユーザに入力させる入力手段と、
    前記認識された歪曲と前記入力された歪曲との双方に基づき前記撮影画像へ施すべき歪曲補正の補正式を算出し、その補正式で前記撮影画像へ歪曲補正を施す補正手段と
    を備えることを特徴とする歪曲補正装置。
  8. 請求項7に記載の歪曲補正装置において、
    前記補正手段は更に、
    前記入力された歪曲の情報を、前記歪曲補正後の前記撮影画像の付随情報に加える
    ことを特徴とする歪曲補正装置。
  9. 請求項8に記載の歪曲補正装置において、
    前記附随情報に加えられる情報は、
    無歪曲画像上の位置の関数で表された前記歪曲の情報である
    ことを特徴とする歪曲補正装置。
  10. 請求項7〜請求項9の何れか一項に記載の歪曲補正装置において、
    前記認識手段は、
    前記ユーザの指定した撮影画像が未補正画像であった場合には、その撮影画像の撮影時における撮影レンズのレンズポジションと、その撮影レンズの歪曲収差情報とに基づき、前記撮影画像の歪曲を認識する
    ことを特徴とする歪曲補正装置。
  11. 請求項7〜請求項10の何れか一項に記載の歪曲補正装置において、
    前記認識手段は、
    前記ユーザの指定した撮影画像に有意な附随情報が無かった場合には、前記撮影画像の歪曲をゼロとみなす
    ことを特徴とする歪曲補正装置。
  12. 撮影画像を取得する撮像装置と、
    前記撮像装置が取得した撮影画像へ歪曲補正を施す請求項7〜請求項11の何れか一項に記載の歪曲補正装置と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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