JP2008228068A - 携帯通信端末及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯通信端末における格納領域の容量を増やさなくても、各アプリケーションソフトを実行可能な通信システムを提供する。
【解決手段】携帯通信端末は、元状況に対応するアプリケーションソフトを格納する端末格納部と、携帯通信端末および周囲の状況を検出する状況検出部と、現在状況が端末格納部に格納されている元状況と異なるか否かを判断するための端末判断部と、異なる場合、状況データと携帯通信端末の識別子とをサーバに送信する端末通信部とを備え、サーバは、携帯通信端末から受信した状況データに基づいて、対応のアプリケーションソフトを取り出す取出部と、携帯通信端末からの識別子に基づいて、取り出したアプリケーションソフトを携帯通信端末に送信するサーバ通信部とを備え、そして、携帯通信端末は、格納されているアプリケーションソフトをサーバから受信したアプリケーションソフトに取り替える端末取替部を更に備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アプリケーションソフトを実行して通信を行う携帯通信端末及び該携帯通信端末を有するシステムに関し、特に、各種のアプリケーションソフトを実行するのに格納領域を有効に利用可能な携帯通信端末及び通信システムに関するものである。
通信システムとして、携帯通信端末と、通信線を介して該携帯通信端末に接続しているサーバとを含むシステムがある。また、携帯通信端末の一種として、携帯電話が広く多くの人々に利用されている。該携帯電話にアプリケーションソフトを予め記憶した後、ユーザの操作により該アプリケーションソフトを実行させることによって、携帯電話は、サーバとの通信や、サーバを介する他の携帯電話との通信、サーバを介する他の通信システムとの通信などを行うことができる。
このアプリケーションソフトの一つとして、例えば、電子メールを行うためのメール用アプリケーションソフトがある。このメール用アプリケーションソフトを実行することによって、他の携帯電話との電子メールの遣り取りを行うことができる。
また、アプリケーションソフトの他の例として、例えば、下記特許文献1に記載されているように、携帯電話が盗難或いは紛失された時に重要データを退避させるためのデータ退避アプリケーションソフトがある。このデータ退避アプリケーションソフトを実行することによって、データ保護や機密保持などが可能となる
更に、近年の携帯電話の性能が向上されることに伴って、他の様々なアプリケーションソフトの実行、例えば、プライベート時間帯において、映画、音楽や、銀行の取引処理などに関する通信、また、例えば、勤務時間帯において、業務資料の参考や、業務データの遣り取りに関する通信も可能となっている。
これら各種アプリケーションソフト、且つ対応の実行によって得た関連データ、例えば、電子メール受信データ、画像データ、音楽データ或いは業務データなどを格納する必要があるため、格納領域の高容量化が要求されている。
格納領域の容量を増やすための一つの方法は、下記特許文献2に記載されている。この方法は、携帯型データ管理装置を設け、携帯電話がデータ転送アクセスを検出すると、該携帯電話と携帯型データ管理装置との間でデータ転送を行う。これによって、データ格納領域を増やすことができる。
特開2002−325280号公報 特開2003−87178号公報
しかしながら、このような方法では、携帯型データ管理装置を設けることを前提とし、また、携帯電話と携帯型データ管理装置との間に常にデータ転送を行わなければいけないので、ユーザにとって携帯型データ管理装置を常に持ち歩く必要があり、また通信時に転送する時間が増加してしまう。
従って、携帯電話の格納領域を増やさなくても、各種のアプリケーションソフトを利用可能で、且つ利便性が高く、稼働率の高い携帯通信端末及び通信システムが望まれている。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
本発明は、一つの携帯通信端末を提供する。
本発明に係る携帯通信端末は、携帯通信端末および周囲の状況に対応してそれぞれのアプリケーションソフトを格納しているサーバに、通信線を介して接続し且つ識別子を有する携帯通信端末であって、一つの状況に対応してアプリケーションソフトを格納する端末格納部と、
状況を検出するための状況検出部と、検出された状況が現在状況として端末格納部に格納されているアプリケーションソフトに対応しているか否かを判断するための端末判断部と、対応していない場合、現在状況と識別子とをサーバに送信し、且つ、サーバから現在状況に対応するアプリケーションソフトを受信する端末通信部と、端末格納部に格納されているアプリケーションソフトをサーバから受信したアプリケーションソフトに取り替えるための端末取替部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯通信端末では、状況は携帯通信端末の所在位置を示し、状況検出部は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からGPS電波を定期的に受信し、受信した電波を利用して緯度及び経度を割り出すGPS受信機と、各所在位置に対応して所定緯度及び所定経度を予め記憶する所在位置記憶部と有することができる。
また、本発明に係る携帯通信端末では、所在位置がユーザの会社にあることを示す場合、端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納し、所在位置がユーザの自宅にあることを示す場合、端末格納部は、プライベート用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納することができる。
また、本発明に係る携帯通信端末では、状況は一日中の時間帯を示し、状況検出部は時刻を計るためのタイマーを有することができる。
そして、時間帯がユーザの勤務時間帯である場合、端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納し、時間帯がユーザの通勤時間帯である場合、端末格納部は、通勤用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納することができる。
また、本発明に係る携帯通信端末では、状況は、携帯通信端末と、ユーザのウェアラブルデバイス(Wearable Device)との距離を示し、状況検出部はウェアラブルデバイスからの信号を受信する受信部分を有することができる。
そして、距離は、携帯通信端末が安全の状態にあることを示す場合、端末格納部は、ユーザを認証するための簡単認証用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納し、距離は、携帯通信端末が危険の状態にあることを示す場合、端末格納部は、ユーザを認証するための厳密認証用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトと、携帯通信端末におけるデータを退避するためのデータ退避アプリケーションソフトとを格納することができる。
簡単認証用アプリケーションソフトとして、パスワード認証用アプリケーションソフトを採用し、厳密認証用アプリケーションソフトとして、生体認証用アプリケーションソフトを採用することができる。
また、生体認証用アプリケーションソフトとして、虹彩、指紋、静脈及び顔のいずれかからなる生体情報に基づいて認証を行うアプリケーションソフトを採用する。
また、本発明に係る携帯通信端末では、携帯通信端末として、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)及びモバイルPC(Personal Computer)のいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る携帯通信端末では、識別子として、電話番号及びIPアドレスのいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る携帯通信端末では、端末格納部は、アプリケーションソフトを格納するアプリケーションソフト格納部分と、格納されているアプリケーションソフトの実行に対応するアプリケーション利用データを格納するアプリケーション利用データ格納部分とを有し、端末格納部に格納されているアプリケーションソフトが端末取替部によって取り替えられると、端末通信部は、該取り替えられたアプリケーションソフトに対応する状況を元状況として、対応のアプリケーション利用データと共に、サーバへ送信することができる。
〈構成2〉
本発明は、一つの通信システムを提供する。
本発明に係る通信システムは、ユーザが利用し且つ識別子を有する少なくとも一つの携帯通信端末と、通信線を介して携帯通信端末に接続しているサーバとを含み、携帯通信端末は、通信を行うためのアプリケーションソフトを格納する端末格納部と、通信に関する状況を検出するための状況検出部と、検出された状況が端末格納部に格納されているアプリケーションソフトに対応しているか否かを判断するための端末判断部と、対応していない場合、状況を示す状況データと識別子とをサーバに送信する端末通信部とを備え、サーバは、各状況に対応してそれぞれのアプリケーションソフトを格納するためのサーバ格納部と、携帯通信端末から受信した状況データに基づいて、対応のアプリケーションソフトを取り出す取出部と、携帯通信端末から受信した識別子に基づいて、取り出したアプリケーションソフトを携帯通信端末に送信するサーバ通信部とを備え、また、携帯通信端末は、端末格納部に格納されているアプリケーションソフトをサーバから受信したアプリケーションソフトに取り替えるための端末取替部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信システムでは、状況は携帯通信端末の所在位置を示し、状況検出部は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からGPS電波を定期的に受信し且つ受信した電波を利用して緯度及び経度を割り出すGPS受信機と、各所在位置に対応して所定緯度及び所定経度を予め記憶する所在位置記憶部とを有することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、所在位置がユーザの会社にあることを示す場合、端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納し、所在位置がユーザの自宅にあることを示す場合、端末格納部は、プライベート用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納することができる。
このプライベート用アプリケーションソフトとして、映画アプリケーションソフト、音楽アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトのいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、端末格納部は、アプリケーションソフトを所在位置に対応させて予め格納し、判断部は、検出された所在位置と予め格納されている所在位置とを比較して、異なる場合、検出された所在位置が格納されているアプリケーションソフトと対応していないと判断することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、状況は一日中の時間帯を示し、状況検出部は時刻を計るためのタイマーを有することができる。
そして、時間帯がユーザの勤務時間帯である場合、端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納し、時間帯がユーザの通勤時間帯である場合、端末格納部は、通勤用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納することができる。
通勤用アプリケーションソフトとして、映画アプリケーションソフト、音楽アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトのいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、状況は携帯通信端末と、ユーザのウェアラブルデバイス(Wearable Device)との距離を示し、状況検出部はウェアラブルデバイスからの信号を受信する受信部分を有することができる。
そして、距離は携帯通信端末が安全の状態にあることを示す場合、端末格納部は、ユーザを認証するための簡単認証用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納し、距離は携帯通信端末が危険の状態にあることを示す場合、端末格納部は、ユーザを認証するための厳密認証用アプリケーションソフトからなるアプリケーションソフトを格納することができる。
簡単認証用アプリケーションソフトとして、パスワード認証用アプリケーションソフトを採用することができ、また、厳密認証用アプリケーションソフトとして、生体認証用アプリケーションソフトを採用することができる。
そして、生体認証用アプリケーションソフトとして、虹彩、指紋、静脈及び顔のいずれかからなる生体情報に基づいて認証を行うアプリケーションソフトを採用しても良い。
また、本発明に係る通信システムでは、通信回線として、携帯電話網、無線LAN及びIP(Internet Protocol)網のいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、携帯通信端末は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)及びモバイルPC(Personal Computer)のいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、端末格納部は、状況データに対応させてアプリケーションソフトを格納することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、携帯通信端末を複数個に設定し、サーバ格納部は、各識別子に対応して、異なる各状況データ及び対応の各アプリケーションソフトを格納する複数の格納部分を備えることができる。
また、本発明に係る通信システムでは、識別子として、電話番号、IPアドレス、または、SIPアドレスのいずれかを採用することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、端末格納部はアプリケーションソフトを格納するアプリケーションソフト格納部分と、格納されているアプリケーションソフトの実行に対応するアプリケーション利用データを格納するアプリケーション利用データ格納部分とを有し、端末格納部に格納されているアプリケーションソフトが端末取替部によって取り替えられると、端末通信部は該取り替えられたアプリケーションソフトに対応する状況データをアプリケーション利用データと共にサーバへ送信し、サーバは受信した状況データに基づいて受信したアプリケーション利用データ及び受信した識別子をサーバ格納部に、対応の格納されているアプリケーションソフトと共に格納することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、サーバ格納部は、アプリケーション利用データを記憶するための情報格納領域を含み、サーバは、受信したアプリケーション利用データを用いて、情報格納領域に対して上書きしてアプリケーション利用データの取替動作を行うサーバ取替部を更に備えることができる。
また、本発明に係る通信システムでは、サーバは、サーバ格納部に格納されているアプリケーションソフトに対応するアプリケーション利用データの有無を判断するためのサーバ判断部を更に備え、取出部が携帯通信端末からの状況データに基づいてアプリケーションソフトを取り出すと、サーバ判断部が識別子に基づいて判断動作を行い、アプリケーション利用データがあると判断されると、取出部は更にサーバ格納部からアプリケーション利用データを取り出し、サーバ通信部は、取り出されたアプリケーション利用データを対応の取り出されたアプリケーションソフトと共に携帯通信端末へ送信することができる。
また、本発明に係る通信システムでは、端末通信部がサーバからアプリケーションソフトとアプリケーション利用データとを受信すると、端末取替部はアプリケーションソフト格納部分に対して、受信したアプリケーションソフトを上書きすると共に、アプリケーション利用データ格納部分に対して受信したアプリケーション利用データを上書きすることができる。
本発明に係る携帯通信端末及び通信システムによれば、端末格納部に格納されているアプリケーションソフトを通信に関する状況に応じて取り替えるので、携帯通信端末に対して、格納領域の容量を増やさなくても、それぞれのアプリケーションソフトを実行して通信を行うことができ、携帯通信端末の格納領域を有効に利用することができる。
これによって、従来のような管理装置等を追加する必要がないので、利便性を高めることができる。また、常に現在の状況に応じて必要な通信に対応するアプリケーションソフトのみを端末に格納するので、通信処理の稼働率を高めることもできる。
以下、図を用いる実施形態で、本発明に係る通信システムを、携帯通信端末と共に詳細に説明する。
〈実施例1の構成〉
図1は、本発明に係る通信システムの実施例1における構成を示すブロック図である。
本発明に係る通信システム10は、図1に示されているように、ユーザが利用する携帯通信端末11と、通信回線12を介して該携帯通信端末11と通信可能に接続しているサーバ13とを含む。
該通信システム10は、例えば携帯電話システムとして利用されている。即ち、携帯通信端末11は、携帯電話からなり、通信回線12は、携帯電話網としての無線LAN及びIP網のいずれかからなる。
携帯通信端末11は、図1に示されているように、入力表示部14、識別子記憶部15、端末通信部16、状況検出部17、端末格納部18、一時記憶部19、端末判断部20、端末取替部21、ソフト実行部36及びこれらを制御する端末制御部22を備えている。
入力表示部14は、ユーザを操作させたり、通信に関する画面などを表示したりする機能を有している。
識別子記憶部15は、携帯通信端末11の識別子を記憶する機能を有している。本実施例では、識別子は、「IP1111」とする。
状況検出部17は、通信に関する状況を検出する機能を有している。本実施例では、状況として、携帯通信端末11の所在位置を示す。
この状況検出部17は、GPS受信機23及び所在位置記憶部24を有している。
GPS受信機23は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からGPS電波を定期的に受信し、受信した電波を利用して緯度及び経度を割り出す機能を有している。
所在位置記憶部24は、各所在位置に対応して所定緯度及び所定経度を予め記憶する機能を有している。
図2は、本発明に係る実施例1の所在位置記憶部の構成を示す説明図である。
所在位置記憶部24には、図2に示されているように、所定経度「K1」、所定緯度「Y1」に対応して、所定位置が「会社」となっており、所定経度「K2」、所定緯度「Y2」に対応して、所定位置が「自宅」となっている。
尚、この所定経度及び所定緯度は、一定の範囲を示すことができる。
また、携帯通信端末11において、端末格納部18は、アプリケーションソフト格納部分25及びアプリケーション利用データ格納部分26を有している。
図3は、本発明に係る実施例1のアプリケーションソフト格納部分の構成を示す説明図である。
図3(a)は、所在位置が「会社」となる場合のアプリケーションソフト格納部分の構成を示す。
アプリケーションソフト格納部分25には、図3(a)に示されているように、所在位置「会社」に対応して、業務用アプリケーションソフトが格納されている。
この業務用アプリケーションソフトは、ユーザに業務資料の参考や、業務データの遣り取りを行わせるための業務通信を可能に実行するアプリケーションソフトである。
図3(b)は、所在位置が「自宅」となる場合のアプリケーションソフト格納部分の構成を示す。
アプリケーションソフト格納部分25には、図3(b)に示されているように、所在位置「自宅」に対応して、映画アプリケーションソフト及びゲーム用アプリケーションソフトが、プライベート用アプリケーションソフトとして、共に格納されている。
この映画アプリケーションソフトは、ユーザに映画を看させるための画像通信を可能に実行するアプリケーションソフトであり、ゲーム用アプリケーションソフトは、ユーザにゲームを遊ばせるためのゲーム通信を実行するアプリケーションソフトである。
図4は、本発明に係る実施例1のアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す説明図である。
図4(a)は、所在位置が「会社」となる場合のアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す。
アプリケーション利用データ格納部分26には、図4(a)に示されているように、所在位置「会社」に対応して、端末側業務アプリケーション利用データが格納されている。
この端末側業務アプリケーション利用データは、上記の業務用アプリケーションソフトに対応しており、業務通信中生成した業務情報などであり、ユーザに対して必要で格納すべき業務情報データである。
図4(b)は、所在位置が「自宅」となる場合のアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す。
アプリケーション利用データ格納部分26には、図4(b)に示されているように、所在位置「自宅」に対応して、端末側映画アプリケーション利用データ及び端末側ゲームアプリケーション利用データがそれぞれ格納されている。
これら端末側アプリケーション利用データは、それぞれ、映画アプリケーションソフト及びゲーム用アプリケーションソフトに対応しており、ユーザに対して必要で格納すべき映画情報データ、例えば、ユーザが要求したそれぞれの映画ネーム情報データや、ゲームの実行中生成した点数情報データなどである。
本実施例において、所在位置データ「会社」或いは「自宅」は、端末格納部18に格納されている場合、元状況データ、即ち、元位置データとする。
また、携帯通信端末11において、一時記憶部19は、例えば、サーバから受信したデータや、携帯通信端末11側において処理中生成したデータなどを一時的に記憶する機能を有している。
端末判断部20は、状況検出部17が検出した現在の状況、即ち、現在の所在位置が、端末格納部18に記憶されている状況に一致するか否か、即ち、現在の状況が端末格納部18に記憶されているアプリケーションソフトに一致するか否かを判断する機能を有している。
端末通信部16は、サーバ13との送受信を行う機能を有しており、サーバ13に接続するためのサーバアドレスを持っている。
前記端末判断部20によって現在の状況が端末格納部18に記憶されている状況に一致していない場合、端末通信部16は、識別子記憶部15に記憶されている携帯通信端末11の識別子と、状況検出部17によって検出された現在の状況を示す現在状況データとをサーバ13に送信し、また、サーバ13からこの現在状況データに対応するアプリケーションソフトを受信する機能を有している。
本実施例では、アプリケーション利用データ格納部分26に、上記した元状況データに対応するアプリケーション利用データが格納されている場合、端末通信部16は、上記した識別子及び現在状況データの送信際、元状況データ及び対応の端末アプリケーション利用データもサーバ13に送信する。
端末取替部21は、端末通信部16によってサーバ13から現在の状況に対応するアプリケーションソフトが受信される場合、端末格納部18に記憶されているアプリケーションソフトを、受信されたサーバ13からのアプリケーションソフトに取り替える機能を有している。
本実施例では、端末取替部21は、アプリケーションソフト格納部分25に対して、記憶されているアプリケーションソフトの取り替え動作を行うと共に、状況データの取り替え動作を行う。これによって、アプリケーションソフト格納部分25に記憶されている元位置データが現在状況データ、即ち、現在位置データに取り替えられる。
本実施例において、取り替え動作として、これは、アプリケーションソフト格納部分25に対して、現在状況データ及びサーバ13から受信した対応のアプリケーションソフトを用いる上書き動作である。
また、本実施例では、端末取替部21は、アプリケーション利用データ格納部分26に対して取り替え動作を行う。
即ち、端末通信部16によってサーバ13から現在の状況に対応するアプリケーションソフトを受信すると共に、該アプリケーションソフトに対応するサーバ側アプリケーション利用データも受信した場合、端末取替部21は、更に、アプリケーション利用データ格納部分26に対して、状況データ及びアプリケーションソフトの取り替え動作を行う。即ち、端末取替部21は、現在状況データ及び受信されたサーバ側アプリケーション利用データを用いて、アプリケーション利用データ格納部分26に対して上書き動作を行う。
尚、現在状況データ及びサーバ側アプリケーション利用データが、取り替え動作によって新たに端末格納部18に格納されると、元状況データと、端末側アプリケーション利用データとになる。
従って、本実施例では、例えば、元位置データが元状況データとして「会社」であり、現在位置データが現在状況データとして「自宅」である場合、上記した取り替え動作が行われた後、アプリケーションソフト格納部分25は、図3(a)に示された構成から図3(b)に示された構成に変更し、アプリケーション利用データ格納部分26は、図4(a)に示された構成から図4(b)に示された構成に変更することになる。
また、携帯通信端末11において、ソフト実行部36は、端末格納部18のアプリケーションソフト格納部分25に格納されているアプリケーションソフトを読み出して通信処理を実行する機能を有している。
端末制御部22は、上記した各機能を実現させるための制御機能を有しており、制御動作を行うための図示しない制御プログラムを持っている。
一方、サーバ13は、図1に示されているように、サーバ通信部27、一時記憶部28、サーバ判断部29、取出部30、サーバ格納部31、サーバ取替部33及びこれらを制御するサーバ制御部32を備えている。
サーバ通信部27は、携帯通信端末11との送受信を行う機能を有しており、例えば、携帯通信端末11から識別子や、現在状況データなどを受信し、そして、受信した識別子に基づいて現在状況データに対応するアプリケーションソフトを送信する。
一時記憶部28は、サーバ通信部27によって受信したデータや、サーバ13側における処理中生成したデータなどを一時的に記憶する機能を有している。
取出部30は、携帯通信端末11からの現在状況データに基づいてサーバ格納部31から対応のアプリケーションソフトを取り出す機能を有している。
図5は、本発明に係る実施例1のサーバ格納部の構成を示す説明図である。
サーバ格納部31には、識別子「IP1111」に対応して、状況データ「会社」及び「自宅」が格納されている。
各状況データに対応して、アプリケーションソフトを格納するためのソフト格納領域34と、サーバ側アプリケーション利用データを格納するための情報格納領域35が設けられている。
そして、ソフト格納領域34及び情報格納領域35には、状況データ「会社」に対応して、業務用アプリケーションソフトの業務用ソフトデータ及び業務アプリケーション利用データの業務情報データがそれぞれ格納されており、また、状況データ「自宅」に対応して、映画アプリケーションソフトの映画用ソフトデータ及び映画アプリケーション利用データの映画情報データと、ゲームアプリケーションソフトのゲーム用ソフトデータ及びゲームアプリケーション利用データのゲーム情報データとが、それぞれ格納されている。
サーバ判断部29は、サーバ格納部31に格納されているアプリケーションソフトに対応するアプリケーション利用データの有無を判断する機能を有している。
有ると判断された場合、取出部30は、更に、サーバ格納部31から対応のサーバ側アプリケーション利用データを取り出し、サーバ通信部27は、取り出されたサーバ側アプリケーション利用データを、上記の取り出されたアプリケーションソフトと共に携帯通信端末11へ送信する。
サーバ取替部33は、情報格納領域35に対して上書き動作を行い、アプリケーション利用データを取り替える機能を有している。
即ち、サーバ通信部27が、携帯通信端末11から、現在状況データと共に、元状況データ及び対応の端末側アプリケーション利用データを受信した場合、サーバ取替部33は、取り替え動作を行う。
〈実施例1の動作〉
次に、本発明に係る通信システム10の動作を、本発明に係る携帯通信端末11の動作と共に、フローチャートに沿って説明する。
本実施例において、元の所在位置は元の状況として、会社を示しており、元位置データは、元状況データとして、「会社」であることが前提とされる。即ち、端末格納部18は、図3(a)及び図4(a)に示された状況データ、ソフト及び情報などを格納している。
図6は、本発明に係る通信システムの実施例1における動作を示すフローチャートである。
まず、携帯通信端末11において、端末制御部22は、全体を制御する制御動作を行い、状況検出部17に検知動作を定期的に行わせる(ステップ1)。
尚、定期的な周期として、例えば、5分に設定することができる。
そして、状況検出部17は、GPS受信機23に、受信した電波を利用して経度及び緯度を割り出させ、所在位置記憶部24に記憶されている所定経度及び所定緯度と比較する(ステップ2)。
割り出された経度及び緯度がいずれかの所定経度及び所定緯度と一致しない場合、ステップ2に戻る(ステップ3)。
割り出された経度及び緯度がいずれかの所定経度及び所定緯度と一致する場合、次のステップ4へ進む(ステップ3)。これら所定経度及び所定緯度に対応する所在位置データを現在位置データとして検出して一時記憶部19に記憶させると共に、端末制御部22に通知する(ステップ4)。
所定経度及び所定緯度が「K1」及び「Y1」である場合、現在位置データは、「会社」となり、所定経度及び所定緯度が「K2」及び「Y2」である場合、現在位置データは、「自宅」となる。
通知された端末制御部22は、端末判断部20に判断動作を行わせる(ステップ5)。
端末判断部20は、一時記憶部19に記憶されている現在位置データが端末格納部18に格納されている元位置データと比較する(ステップ5)。
現在位置データが元位置データと一致する場合、ステップ4に戻り(ステップ6)、そして端末判断部20は次の新たな現在位置データを待つ。現在位置データが元位置データと異なる場合、次のステップ7に進み(ステップ6)、端末判断部20は、この不一致状態を端末制御部22に通知する(ステップ7)。即ち、現在位置データが「自宅」になる場合、端末制御部22が端末判断部20に通知される(ステップ7)。
通知された端末制御部22は、端末格納部18の図4(a)に示されたアプリケーション利用データ格納部分26から元位置データ「会社」及びこれに対応する端末側業務アプリケーション利用データを読み出し(ステップ7)、また一時記憶部19から現在位置データ「自宅」を読み出し(ステップ7)、更に識別子記憶部15から識別子「IP1111」を読み出して(ステップ7)、端末通信部16に送信動作を行わせる(ステップ7)。
そして、端末通信部16は、持っているサーバアドレスに基づいて、これら読み出されたデータをサーバに送信する(ステップ7)。
サーバ13において、サーバ制御部32は、全体を制御する制御動作を行い、サーバ通信部27に受信させる(ステップ8)。そして、サーバ通信部27は、携帯通信端末11から、元位置データ「会社」、該元位置データに対応する端末側業務アプリケーション利用データ、現在位置データ「自宅」、及び携帯通信端末11の識別子「IP1111」を受信して、一時記憶部28に一時的に記憶させる(ステップ8)。
そして、取出部30は、受信した現在位置データに基づいて、サーバ格納部31のソフト格納領域34から、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトを取り出して、一時記憶部28に記憶させる(ステップ9)。
続いて、サーバ判断部29は、サーバ格納部31の情報格納領域35において、現在位置データに対応するアプリケーション利用データの有無を判断する(ステップ10)。
有ると判断される場合、次のステップ12に進み(ステップ11)、そして取出部30は、更に情報格納領域35からサーバ側アプリケーション利用データを取り出す(ステップ12)。
無いと判断される場合、ステップ14に進む(ステップ11)。
本実施例において、情報格納領域35にサーバ側アプリケーション利用データが存在しているので、現在位置データ「自宅」に対応するサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データが、情報格納領域35から取り出されて、一時記憶部28に記憶される(ステップ12)。
また、サーバ取替部33は、受信した識別子「IP1111」及び元位置データ「会社」に基づいて、情報格納領域35に格納されているサーバ側業務アプリケーション利用データを、元位置データ「会社」に対応する携帯通信端末11からの端末側業務アプリケーション利用データと取り替える(ステップ13)。即ち、サーバ取替部33は、携帯通信端末11からの端末側業務アプリケーション利用データを用いて、元位置データ「会社」に対応する情報格納領域35における格納部分に対して上書き動作を行う(ステップ13)。
尚、携帯通信端末11からの端末側アプリケーション利用データが、サーバ取替部33によって情報格納領域35に格納されると、サーバ側アプリケーション利用データになる。
また、携帯通信端末11から端末側アプリケーション利用データを受信しなかった場合、サーバ取替部33は、情報格納領域35におけるサーバ側アプリケーション利用データに対して、削除動作を行う。
続いて、サーバ通信部27は、受信した識別子「IP1111」に基づいて、携帯通信端末11への送信を行う(ステップ14)。
本実施例において、サーバ通信部27は、取出部30によって取り出され且つ一時記憶部28に記憶されている映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトと、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとに現在位置データ「自宅」を添付して、これらデータを携帯通信端末11に送信する(ステップ14)。
そして、携帯通信端末11において、端末通信部16は、サーバ13から、現在位置データ「自宅」と、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトと、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとを受信して、一時記憶部19に記憶させる(ステップ15)。
続いて、端末取替部21は、受信した現在位置データ「自宅」と、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトとを用いて、端末格納部18におけるアプリケーションソフト格納部分25に対して上書きする動作を行う(ステップ16)。
即ち、端末取替部21は、アプリケーションソフト格納部分25に既に格納されている元位置データ「会社」及び対応の業務用アプリケーションソフトを、受信した現在位置データ「自宅」と、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトとに取り替える(ステップ16)。
これによって、アプリケーションソフト格納部分25は、図3(a)に示された格納内容から、図3(b)に示された格納内容に変更される。
これに伴って、アプリケーションソフト格納部分25に格納される現在位置データ「自宅」が元位置データになる。
また、端末取替部21は、受信した現在位置データ「自宅」と、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとを用いて、端末格納部18におけるアプリケーション利用データ格納部分26に対して上書きする動作を行う(ステップ17)。
即ち、端末取替部21は、アプリケーション利用データ格納部分26に既に格納されている元位置データ「会社」及び対応の端末側業務アプリケーション利用データを、受信した現在位置データ「自宅」と、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとに取り替える(ステップ17)。
尚、サーバ13から、サーバ側アプリケーション利用データを受信しなかった場合、端末取替部21は、アプリケーション利用データ格納部分26における状況データに対して取り替え動作を行うが、端末側アプリケーション利用データに対して、削除動作を行う。
これによって、アプリケーション利用データ格納部分26は、図4(a)に示された格納内容から、図4(b)に示された格納内容に変更される。
これに伴って、アプリケーション利用データ格納部分26に格納される現在位置データ「自宅」が元位置データになり、格納されているサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データが端末側映画アプリケーション利用データ及び端末側ゲームアプリケーション利用データになる。
そして、ソフト実行部36は、アプリケーションソフト格納部分25に格納されている新たな映画アプリケーションソフト或いはゲームアプリケーションソフトを読み出して、それぞれの通信処理を実行する(ステップ18)。
端末制御部22は、ソフト実行部36の通信処理に伴って、アプリケーション利用データ格納部分26に格納されているアプリケーション利用データを端末側アプリケーション利用データとして書き換えて(ステップ19)、処理を終了する。
尚、本実施例では、携帯通信端末11とサーバ13との間でアプリケーション利用データの送受信が行われているが、これに代えて、アプリケーションソフトの送受信のみを行うことができる。
〈実施例1の効果〉
本発明に係る実施例1によれば、携帯通信端末における端末格納部に格納されているアプリケーションソフトが通信に関する状況に応じて取り替えられるので、格納領域の容量を増やさなくても、それぞれのアプリケーションソフトを実行して通信を行うことができる。これによって、従来のような管理装置等を追加する必要がないので、利便性を高めることができる。また、常に現在の状況に応じて必要な通信に対応するアプリケーションソフトのみを端末に格納するので、通信処理の稼働率を高めることもできる。
また、本実施例において、状況の変化に応じてアプリケーションソフトが常に変わっても、対応のアプリケーション利用データが格納され且つ状況の変化に伴って送受信されるので、ある状況の通信処理が途中中断されても、同一状況に戻ると、該通信処理を継続して行うことができる。
尚、本実施例では、プライベート用アプリケーションソフトとして、映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトを採用したが、音楽アプリケーションソフトなどを採用しても良い。
また、本実施例では、通信に関する状況として、携帯通信端末の所在位置を採用したが、一日中の時間帯を採用することができる。この場合、状況検出部は時刻を計るためのタイマーを有する。
そして、時間帯がユーザの勤務時間帯である場合、業務用アプリケーションソフトを実行し、時間帯がユーザの通勤時間帯である場合、映画アプリケーションソフト、音楽アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトのいずれかを、通勤用アプリケーションソフトとして、実行することができる。
また、状況として、携帯通信端末と、ユーザのウェアラブルデバイス(Wearable Device)との距離を採用することができる。この場合、状況検出部はウェアラブルデバイスからの信号を受信する受信部分を有することができる。
そして、距離は携帯通信端末が安全の状態にあることを示す場合、ユーザを認証するための簡単認証用アプリケーションソフトを実行し、距離は携帯通信端末が危険の状態にあることを示す場合、ユーザを認証するための厳密認証用アプリケーションソフト及び携帯通信端末におけるデータを退避するためのデータ退避アプリケーションソフトを実行することができる。
即ち、簡単認証用アプリケーションソフトは、パスワード認証用アプリケーションソフトであり、厳密認証用アプリケーションソフトは、虹彩、指紋、静脈及び顔のいずれかからなる生体情報に基づいて認証を行う生体認証用アプリケーションソフトである。
これによって、セキュリティの強弱を必要に応じて変更することができる。
また、本実施例では、携帯通信端末として携帯電話を採用し、通信回線として携帯電話網を採用したが、携帯通信端末として、PDA(Personal Digital Assistant)及びモバイルPC(Personal Computer)のいずれかを採用することができる。そして、通信回線として、無線LAN及びIP(Internet Protocol)網のいずれかを採用することができる。
また、本実施例では、通信システムにおいて、一つの携帯通信端末が備えられているが、携帯通信端末を複数個に設定し、サーバ格納部は、該複数の携帯通信端末の各識別子に対応して、異なる各状況データ及び対応の各アプリケーションソフトを格納する複数の格納部分を備えることができる。
また、本実施例では、識別子として、IPアドレス「IP1111」を採用したが、電話番号、SIPアドレスなどを採用することができる。
次に、実施例2について説明する。
尚、実施例1におけると同様な構成について、同一の符号を与え、同様な説明を省略する。
〈実施例2の構成〉
図7は、本発明に係る通信システムの実施例2における構成を示すブロック図である。
本発明に係る通信システム50は、図7に示されているように、ユーザAが利用する携帯通信端末11と、ユーザBが利用する携帯通信端末51と、通信回線52を介して、該携帯通信端末11及び携帯通信端末51とそれぞれ通信可能に接続しているサーバ53とを含む。
該通信システム50は、例えば携帯端末システムとして利用されている。即ち、携帯通信端末51は、携帯電話或いはモバイルPCからなり、通信回線52は、携帯端末通信網からなる。
ユーザAの携帯通信端末11は、第一携帯通信端末として、上記したように、「IP1111」の識別子を有する。
ユーザBの携帯通信端末51は、第二携帯通信端末として、図7に示されているように、入力表示部54、識別子記憶部55、端末通信部56、状況検出部57、端末格納部58、一時記憶部59、端末判断部60、端末取替部61、ソフト実行部62及びこれらを制御する端末制御部63を備えている。
入力表示部54は、ユーザを操作させたり、通信に関する画面などを表示したりする機能を有している。
識別子記憶部55は、携帯通信端末51の識別子を記憶する機能を有している。本実施例では、識別子は、「IP2222」とする。
状況検出部57は、通信に関する状況を検出する機能を有している。本実施例では、状況として、一日中ユーザBの所定時間帯に対応するスケジュール状態を示す。
この状況検出部57は、タイマー64及び時間帯記憶部65を有している。
タイマー64は、時間を計るための時間計測器であり、時間帯記憶部65は、所定の時間帯に対応してユーザBの所定スケジュール状態を予め記憶する機能を有している。
図8は、本発明に係る実施例2における時間帯記憶部の構成を示す説明図である。
時間帯記憶部65には、図8に示されているように、所定時間帯「7:00〜8:45」、「9:00〜12:00」などに対応して、スケジュール状態が「通勤中」、「勤務中」などとなっている。
また、携帯通信端末51において、端末格納部58は、アプリケーションソフト格納部分66及びアプリケーション利用データ格納部分67を有している。
図9は、本発明に係る実施例2の第二携帯通信端末におけるアプリケーションソフト格納部分の構成を示す説明図である。
図9(a)は、スケジュール状態が「勤務中」となる場合のアプリケーションソフト格納部分の構成を示す。
アプリケーションソフト格納部分66には、図9(a)に示されているように、スケジュール状態「勤務中」に対応して、業務用アプリケーションソフトが格納されている。
この業務用アプリケーションソフトは、ユーザBの勤務中、ユーザBに業務資料の参考や、業務データの遣り取りを行わせるための業務通信を可能に実行するアプリケーションソフトである。
図9(b)は、スケジュール状態が「通勤中」となる場合のアプリケーションソフト格納部分の構成を示す。
アプリケーションソフト格納部分66には、図9(b)に示されているように、スケジュール状態「通勤中」に対応して、映画アプリケーションソフト及びゲーム用アプリケーションソフトが、通勤用アプリケーションソフトとして、共に格納されている。
図10は、本発明に係る実施例2の第二携帯通信端末におけるアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す説明図である。
図10(a)は、所在位置が「会社」となる場合のアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す。
アプリケーション利用データ格納部分67には、図10(a)に示されているように、スケジュール状態「勤務中」に対応して、端末側業務アプリケーション利用データが格納されている。
この端末側業務アプリケーション利用データは、上記の業務用アプリケーションソフトに対応しており、業務通信中生成した業務情報などであり、ユーザBに対して必要で格納すべき業務情報データである。
図10(b)は、スケジュール状態が「通勤中」となる場合のアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す。
アプリケーション利用データ格納部分67には、図10(b)に示されているように、スケジュール状態「通勤中」に対応して、端末側映画アプリケーション利用データ及び端末側ゲームアプリケーション利用データがそれぞれ格納されている。
本実施例において、スケジュール状態「勤務中」或いは「通勤中」は、端末格納部58に格納されている場合、元状況データ、即ち、元位置データとする。
また、携帯通信端末51において、一時記憶部59は、例えば、サーバから受信したデータや、携帯通信端末51側において処理中生成したデータなどを一時的に記憶する機能を有している。
端末判断部60は、状況検出部57が検出した現在の状況、即ち、現在のスケジュール状態が端末格納部58に記憶されている状況に一致するか否か、即ち、現在のスケジュール状態が端末格納部58に記憶されているアプリケーションソフトに一致するか否かを判断する機能を有している。
端末通信部56は、サーバ53との送受信を行う機能を有しており、サーバ53に接続するためのサーバアドレスを持っている。
前記端末判断部60によって現在の状況が端末格納部58に記憶されている状況に一致していない場合、端末通信部56は、識別子記憶部55に記憶されている携帯通信端末51の識別子と、状況検出部57によって検出された現在の状況を示す現在状況データとをサーバ53に送信し、また、サーバ53からこの現在状況データに対応するアプリケーションソフトを受信する機能を有している。
本実施例では、アプリケーション利用データ格納部分67に、上記した元状況データに対応するアプリケーション利用データが格納されている場合、端末通信部56は、上記した識別子及び現在状況データの送信際、元状況データ及び対応の端末アプリケーション利用データもサーバ53に送信する。
端末取替部61は、端末通信部56によってサーバ53から現在の状況に対応するアプリケーションソフトが受信される場合、端末格納部58に記憶されているアプリケーションソフトを、受信されたサーバ53からのアプリケーションソフトに取り替える機能を有している。
本実施例では、端末取替部61は、アプリケーションソフト格納部分66に対して、記憶されているアプリケーションソフトの取り替え動作を行うと共に、状況データの取り替え動作を行う。これによって、アプリケーションソフト格納部分66に記憶されている元状況データ(即ち、元スケジュール状態データ)が現在状況データ(即ち、現在スケジュール状態データ)に取り替えられる。
本実施例において、取り替え動作として、これは、アプリケーションソフト格納部分66に対して、現在状況データ及びサーバ53から受信した対応のアプリケーションソフトを用いる上書き動作である。
また、本実施例では、端末取替部61は、アプリケーション利用データ格納部分67に対して取り替え動作を行う。
即ち、端末通信部56によってサーバ53から現在の状況に対応するアプリケーションソフトを受信すると共に、該アプリケーションソフトに対応するサーバ側アプリケーション利用データも受信した場合、端末取替部61は、更に、アプリケーション利用データ格納部分67に対して、状況データ及びアプリケーションソフトの取り替え動作を行う。即ち、端末取替部61は、現在状況データ及び受信されたサーバ側アプリケーション利用データを用いて、アプリケーション利用データ格納部分67に対して上書き動作を行う。
尚、現在状況データ及びサーバ側アプリケーション利用データが、取り替え動作によって新たに端末格納部58に格納されると、元状況データと、端末側アプリケーション利用データとになる。
従って、本実施例では、例えば、元スケジュール状態データが元状況データとして「勤務中」であり、現在スケジュール状態データが現在状況データとして「通勤中」である場合、上記した取り替え動作が行われた後、アプリケーションソフト格納部分66は、図9(a)に示された構成から図9(b)に示された構成に変更し、アプリケーション利用データ格納部分67は、図10(a)に示された構成から図10(b)に示された構成に変更することになる。
また、携帯通信端末51において、ソフト実行部62は、端末格納部58のアプリケーションソフト格納部分66に格納されているアプリケーションソフトを読み出して通信処理を実行する機能を有している。
端末制御部63は、上記した各機能を実現させるための制御機能を有しており、制御動作を行うための図示しない制御プログラムを持っている。
一方、サーバ53は、図7に示されているように、サーバ通信部27、一時記憶部28、サーバ判断部29、取出部30、サーバ格納部68、サーバ取替部33及びこれらを制御するサーバ制御部69を備えている。
サーバ通信部27は、携帯通信端末51との送受信を行う機能を有しており、例えば、携帯通信端末11或いは携帯通信端末51から識別子や、現在状況データなどを受信し、そして、受信した識別子に基づいて現在状況データに対応するアプリケーションソフトを送信する。
一時記憶部28は、サーバ通信部27によって受信したデータや、サーバ53側における処理中生成したデータなどを一時的に記憶する機能を有している。
取出部30は、携帯通信端末11或いは携帯通信端末51からの現在状況データに基づいてサーバ格納部68から対応のアプリケーションソフトを取り出す機能を有している。
図11は、本発明に係る実施例2のサーバ格納部の構成を示す説明図である。
サーバ格納部68には、各状況データに対応して、アプリケーションソフトを格納するためのソフト格納領域70と、サーバ側アプリケーション利用データを格納するための情報格納領域71が設けられている。
識別子「IP1111」に対応して、状況データ「会社」及び「自宅」が格納されている。
識別子「IP2222」に対応して、状況データ「勤務中」及び「通勤中」が格納されている。
そして、ソフト格納領域70及び情報格納領域71には、識別子「IP2222」に対応して、状況データ「勤務中」に応じる業務用アプリケーションソフト及び業務アプリケーション利用データがそれぞれ格納されており、また、状況データ「通勤中」に対応して、映画アプリケーションソフト及び映画アプリケーション利用データと、ゲームアプリケーションソフト及びゲームアプリケーション利用データとが、それぞれ格納されている。
サーバ判断部29は、サーバ格納部68に格納されているアプリケーションソフトに対応するアプリケーション利用データの有無を判断する機能を有している。
有ると判断された場合、取出部30は、更に、サーバ格納部68から対応のサーバ側アプリケーション利用データを取り出し、サーバ通信部27は、取り出されたサーバ側アプリケーション利用データを、上記の取り出されたアプリケーションソフトと共に携帯通信端末11或いは携帯通信端末51へ送信する。
サーバ取替部33は、情報格納領域71に対して上書き動作を行い、アプリケーション利用データを取り替える機能を有している。
即ち、サーバ通信部27が、携帯通信端末11或いは携帯通信端末51から、現在状況データと共に、元状況データ及び対応の端末側アプリケーション利用データを受信した場合、サーバ取替部33は、取り替え動作を行う。
〈実施例2の動作〉
次に、本発明に係る通信システム50の動作を、本発明に係る携帯通信端末51の動作と共に、フローチャートに沿って説明する。
本実施例において、複数の携帯通信端末が設けられているが、携帯通信端末11が上記した実施例1と同様な動作を行うので、ここで携帯通信端末11の動作を省略して、携帯通信端末51の動作のみを説明する。
そして、元スケジュール状態データは、元状況データとして、「勤務中」であることが前提とされる。即ち、端末格納部58は、図9(a)及び図10(a)に示された状況データ、ソフト及び情報などを格納している。
図12は、本発明に係る通信システムの実施例2における動作を示すフローチャートである。
まず、携帯通信端末51において、端末制御部63は、全体を制御する制御動作を行い、状況検出部57に検知動作を定期的に行わせる(ステップ1)。
尚、定期的な周期として、例えば、5分に設定することができる。
そして、状況検出部57は、タイマー64から現在時間を読み取って、時間帯記憶部65に記憶されているどの所定時間帯にあるかを検出する(ステップ2)。
検出されない場合、ステップ2に戻る(ステップ3)。
また、この現在時間がいずれかの所定時間帯にあると検出された場合、次のステップ4に進み(ステップ3)、そして状況検出部57は、これら所定時間帯に対応するスケジュール状態データを現在スケジュール状態データとして一時記憶部59に記憶させると共に、端末制御部63に通知する(ステップ4)。
所定時間帯が「13:00〜17:00」である場合、現在スケジュール状態データは、「勤務中」となり、所定時間帯が「17:30〜19:00」である場合、現在スケジュール状態データは、「通勤中」となる。
通知された端末制御部63は、端末判断部60に判断動作を行わせる。
端末判断部60は、一時記憶部59に記憶されている現在スケジュール状態データが端末格納部58に格納されている元スケジュール状態データと比較する(ステップ5)。
現在スケジュール状態データが元スケジュール状態データと一致する場合、ステップ4に戻り(ステップ6)、端末判断部60は次の新たな現在スケジュール状態データを待つ。現在スケジュール状態データが元スケジュール状態データと異なる場合、次のステップ7に進み(ステップ6)、そして端末判断部60は、端末制御部63に通知する。即ち、現在スケジュール状態データが「通勤中」になる場合、元スケジュール状態データ「勤務中」と異なるので、端末制御部63が、端末判断部60に、この異なる状態について通知される。
通知された端末制御部63は、端末格納部58の図10(a)に示されたアプリケーション利用データ格納部分67から元スケジュール状態データ「勤務中」及びこれに対応する端末側業務アプリケーション利用データを読み出し(ステップ7)、また一時記憶部59から現在スケジュール状態データ「通勤中」を読み出し(ステップ7)、更に識別子記憶部55から識別子「IP2222」を読み出して(ステップ7)、端末通信部56に送信動作を行わせる。
そして、端末通信部56は、持っているサーバアドレスに基づいて、これら読み出されたデータをサーバに送信する(ステップ7)。
サーバ53において、サーバ制御部69は、全体を制御する制御動作を行い、サーバ通信部27に受信させる(ステップ8)。そして、サーバ通信部27は、携帯通信端末51から、元スケジュール状態データ「勤務中」、該元スケジュール状態データに対応する端末側業務アプリケーション利用データ、現在スケジュール状態データ「通勤中」、及び携帯通信端末51の識別子「IP2222」を受信して、一時記憶部28に一時的に記憶させる(ステップ8)。
そして、取出部30は、受信した現在スケジュール状態データに基づいて、サーバ格納部68のソフト格納領域70から、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトを取り出して、一時記憶部28に記憶させる(ステップ9)。
続いて、サーバ判断部29は、サーバ格納部68の情報格納領域71において、現在スケジュール状態データに対応するアプリケーション利用データの有無を判断する(ステップ10)。
有ると判断される場合、次のステップ12に進み(ステップ11)、そして取出部30は、更に情報格納領域71からサーバ側アプリケーション利用データを取り出す(ステップ12)。
無いと判断される場合、ステップ14に進む(ステップ11)。
本実施例において、情報格納領域71にサーバ側アプリケーション利用データが存在しているので、現在スケジュール状態データ「通勤中」に対応するサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データが、情報格納領域71から取り出されて、一時記憶部28に記憶される(ステップ12)。
また、サーバ取替部33は、受信した識別子「IP2222」及び元スケジュール状態データ「勤務中」に基づいて、情報格納領域71に格納されているサーバ側業務アプリケーション利用データを、元スケジュール状態データ「勤務中」に対応する携帯通信端末51からの端末側業務アプリケーション利用データと取り替える(ステップ13)。即ち、サーバ取替部33は、携帯通信端末51からの端末側業務アプリケーション利用データを用いて、元スケジュール状態データ「勤務中」に対応する情報格納領域71における格納部分に対して上書き動作を行う(ステップ13)。
尚、携帯通信端末51からの端末側アプリケーション利用データが、サーバ取替部33によって情報格納領域71に格納されると、サーバ側アプリケーション利用データになる。
また、携帯通信端末51から端末側アプリケーション利用データを受信しなかった場合、サーバ取替部33は、情報格納領域71におけるサーバ側アプリケーション利用データに対して、削除動作を行う。
続いて、サーバ通信部27は、受信した識別子「IP2222」に基づいて、携帯通信端末51への送信を行う(ステップ14)。
本実施例において、サーバ通信部27は、取出部30によって取り出され且つ一時記憶部28に記憶されている映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトと、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとに現在スケジュール状態データ「通勤中」を添付して、これらデータを携帯通信端末51に送信する(ステップ14)。
そして、携帯通信端末51において、端末通信部56は、サーバ53から、現在スケジュール状態データ「通勤中」と、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトと、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとを受信して、一時記憶部59に記憶させる(ステップ15)。
続いて、端末取替部61は、受信した現在スケジュール状態データ「通勤中」と、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトとを用いて、端末格納部58におけるアプリケーションソフト格納部分66に対して上書きする動作を行う(ステップ16)。
即ち、端末取替部61は、アプリケーションソフト格納部分66に既に格納されている元スケジュール状態データ「勤務中」及び対応の業務用アプリケーションソフトを、受信した現在スケジュール状態データ「通勤中」と、対応の映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトとに取り替える(ステップ16)。
これによって、アプリケーションソフト格納部分66は、図9(a)に示された格納内容から、図9(b)に示された格納内容に変更される。
これに伴って、アプリケーションソフト格納部分66に格納される現在スケジュール状態データ「通勤中」が元スケジュール状態データになる。
また、端末取替部61は、受信した現在スケジュール状態データ「通勤中」と、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとを用いて、端末格納部58におけるアプリケーション利用データ格納部分67に対して上書きする動作を行う(ステップ17)。
即ち、端末取替部61は、アプリケーション利用データ格納部分67に既に格納されている元スケジュール状態データ「勤務中」及び対応の端末側業務アプリケーション利用データを、受信した現在スケジュール状態データ「通勤中」と、対応のサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データとに取り替える(ステップ17)。
尚、サーバ53から、サーバ側アプリケーション利用データを受信しなかった場合、端末取替部61は、アプリケーション利用データ格納部分67における状況データに対して取り替え動作を行うが、端末側アプリケーション利用データに対して、削除動作を行う。
これによって、アプリケーション利用データ格納部分67は、図10(a)に示された格納内容から、図10(b)に示された格納内容に変更される。
これに伴って、アプリケーション利用データ格納部分67に格納される現在スケジュール状態データ「通勤中」が元スケジュール状態データになり、格納されているサーバ側映画アプリケーション利用データ及びサーバ側ゲームアプリケーション利用データが端末側映画アプリケーション利用データ及び端末側ゲームアプリケーション利用データになる。
そして、ソフト実行部62は、アプリケーションソフト格納部分66に格納されている新たな映画アプリケーションソフト或いはゲームアプリケーションソフトを読み出して、それぞれの通信処理を実行する(ステップ18)。
端末制御部63は、ソフト実行部62の通信処理に伴って、アプリケーション利用データ格納部分67に格納されているアプリケーション利用データを書き換えて(ステップ19)、処理を終了する。
尚、本実施例では、携帯通信端末51とサーバ53との間でアプリケーション利用データの送受信が行われているが、これに代えて、アプリケーションソフトの送受信のみを行うことができる。
〈実施例2の効果〉
本発明に係る実施例1によれば、格納領域の容量を増やさなくても、それぞれのアプリケーションソフトを実行して通信を行うことができ、利便性及び通信処理の稼働率を高める携帯通信端末を提供することができる。
また、対応のアプリケーション利用データが格納され且つ状況の変化に伴って送受信されるので、同一状況の通信処理を何回に中断しても、継続して行うことができる。
更に、複数の端末に対して、各種の状況を採用し、そして、これら各種の状況に応じて各種のアプリケーションソフトを実行するので、活用性を向上することができる。
尚、本実施例では、通勤用アプリケーションソフトとして、映画アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトを採用したが、音楽アプリケーションソフトなどを採用しても良い。
また、本実施例では、時間帯として、「勤務中」或いは「通勤中」の例を挙げたが、他の時間帯、例えば、「昼食中」などを採用することができる。
更に、アプリケーションソフトとして、ユーザの必要性に応じて、各状況に応じて、さまざまなソフトを利用することができる。
本発明に係る通信システムの実施例1における構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施例1の所在位置記憶部の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施例1のアプリケーションソフト格納部分の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施例1のアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施例1のサーバ格納部の構成を示す説明図である。 本発明に係る通信システムの実施例1における動作を示すフローチャートである。 本発明に係る通信システムの実施例2における構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施例2の時間帯記憶部の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施例2の第二携帯通信端末におけるアプリケーションソフト格納部分の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施例2の第二携帯通信端末におけるアプリケーション利用データ格納部分の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施例2のサーバ格納部の構成を示す説明図である。 本発明に係る通信システムの実施例2における動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10、50 通信システム
11、51 携帯通信端末
13、53 サーバ
17、57 状況検出部
18、58 端末格納部
20、60 端末判断部
21、61 端末取替部
30 取出部
31、68 サーバ格納部

Claims (33)

  1. 携帯通信端末および周囲の状況に対応してそれぞれのアプリケーションソフトを格納しているサーバに、通信線を介して接続し且つ識別子を有する携帯通信端末であって、
    一つの前記状況に対応して前記アプリケーションソフトを格納する端末格納部と、
    前記状況を検出するための状況検出部と、
    検出された前記状況が現在状況として前記端末格納部に格納されている前記アプリケーションソフトに対応しているか否かを判断するための端末判断部と、
    対応していない場合、前記現在状況と前記識別子とを前記サーバに送信し、且つ、前記サーバから前記現在状況に対応する前記アプリケーションソフトを受信する端末通信部と、
    前記端末格納部に格納されている前記アプリケーションソフトを前記サーバから受信した前記アプリケーションソフトに取り替えるための端末取替部と
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記状況は前記携帯通信端末の所在位置を示し、
    前記状況検出部は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からGPS電波を定期的に受信し、受信した電波を利用して緯度及び経度を割り出すGPS受信機と、各所在位置に対応して所定緯度及び所定経度を予め記憶する所在位置記憶部と有することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  3. 前記所在位置が前記ユーザの会社にあることを示す場合、前記端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納し、前記所在位置が前記ユーザの自宅にあることを示す場合、前記端末格納部は、プライベート用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納することを特徴とする請求項2記載の携帯通信端末。
  4. 前記状況は一日中の時間帯を示し、前記状況検出部は時刻を計るためのタイマーを有することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  5. 前記時間帯が前記ユーザの勤務時間帯である場合、前記端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納し、前記時間帯が前記ユーザの通勤時間帯である場合、前記端末格納部は、通勤用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納することを特徴とする請求項4記載の携帯通信端末。
  6. 前記状況は、前記携帯通信端末と、前記ユーザのウェアラブルデバイス(Wearable Device)との距離を示し、前記状況検出部は前記ウェアラブルデバイスからの信号を受信する受信部分を有することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  7. 前記距離は、前記携帯通信端末が安全の状態にあることを示す場合、前記端末格納部は、前記ユーザを認証するための簡単認証用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納し、前記距離は、前記携帯通信端末が危険の状態にあることを示す場合、前記端末格納部は、前記ユーザを認証するための厳密認証用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトと、前記携帯通信端末におけるデータを退避するためのデータ退避アプリケーションソフトとを格納することを特徴とする請求項6記載の携帯通信端末。
  8. 前記簡単認証用アプリケーションソフトは、パスワード認証用アプリケーションソフトであり、厳密認証用アプリケーションソフトは、生体認証用アプリケーションソフトであることを特徴とする請求項7記載の携帯通信端末。
  9. 前記生体認証用アプリケーションソフトは、虹彩、指紋、静脈及び顔のいずれかからなる生体情報に基づいて認証を行うアプリケーションソフトであることを特徴とする請求項8記載の携帯通信端末。
  10. 前記携帯通信端末は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)及びモバイルPC(Personal Computer)のいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  11. 前記識別子は、電話番号IPアドレス、または、SIPアドレスのいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  12. 前記端末格納部は、前記アプリケーションソフトを格納するアプリケーションソフト格納部分と、格納されている前記アプリケーションソフトの実行に対応するアプリケーション利用データを格納するアプリケーション利用データ格納部分とを有し、
    前記端末格納部に格納されている前記アプリケーションソフトが前記端末取替部によって取り替えられると、前記端末通信部は、該取り替えられたアプリケーションソフトに対応する前記状況を元状況として、対応の前記アプリケーション利用データと共に、前記サーバへ送信することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  13. ユーザが利用し且つ識別子を有する少なくとも一つの携帯通信端末と、通信線を介して前記携帯通信端末に接続しているサーバとを含む通信システムであって、
    前記携帯通信端末は、
    通信を行うためのアプリケーションソフトを格納する端末格納部と、
    通信に関する状況を検出するための状況検出部と、
    検出された前記状況が前記端末格納部に格納されている前記アプリケーションソフトに対応しているか否かを判断するための端末判断部と、
    対応していない場合、前記状況を示す状況データと前記識別子とを前記サーバに送信する端末通信部とを備え、
    前記サーバは、
    各前記状況に対応してそれぞれの前記アプリケーションソフトを格納するためのサーバ格納部と、
    前記携帯通信端末から受信した前記状況データに基づいて、対応の前記アプリケーションソフトを取り出す取出部と、
    前記携帯通信端末から受信した前記識別子に基づいて、取り出した前記アプリケーションソフトを前記携帯通信端末に送信するサーバ通信部とを備え、
    前記携帯通信端末は、前記端末格納部に格納されている前記アプリケーションソフトを前記サーバから受信した前記アプリケーションソフトに取り替えるための端末取替部を更に備える
    ことを特徴とする通信システム。
  14. 前記状況は前記携帯通信端末の所在位置を示し、
    前記状況検出部は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からGPS電波を定期的に受信し、受信した電波を利用して緯度及び経度を割り出すGPS受信機と、各所在位置に対応して所定緯度及び所定経度を予め記憶する所在位置記憶部とを有することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  15. 前記所在位置が前記ユーザの会社にあることを示す場合、前記端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納し、前記所在位置が前記ユーザの自宅にあることを示す場合、前記端末格納部は、プライベート用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納することを特徴とする請求項14記載の通信システム。
  16. 前記プライベート用アプリケーションソフトは、映画アプリケーションソフト、音楽アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトのいずれかからなることを特徴とする請求項15記載の通信システム。
  17. 前記端末格納部は、前記アプリケーションソフトを予め前記所在位置に対応させて格納し、前記判断部は、検出された前記所在位置と予め格納されている前記所在位置とを比較して、異なる場合、検出された前記所在位置が格納されている前記アプリケーションソフトと対応していないと判断することを特徴とする請求項14記載の通信システム。
  18. 前記状況は一日中の時間帯を示し、前記状況検出部は時刻を計るためのタイマーを有することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  19. 前記時間帯が前記ユーザの勤務時間帯である場合、前記端末格納部は、業務用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納し、前記時間帯が前記ユーザの通勤時間帯である場合、前記端末格納部は、通勤用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納することを特徴とする請求項18記載の通信システム。
  20. 前記通勤用アプリケーションソフトは、映画アプリケーションソフト、音楽アプリケーションソフト及びゲームアプリケーションソフトのいずれかからなることを特徴とする請求項19記載の通信システム。
  21. 前記状況は、前記携帯通信端末と、前記ユーザのウェアラブルデバイス(Wearable Device)との距離を示し、前記状況検出部は前記ウェアラブルデバイスからの信号を受信する受信部分を有することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  22. 前記距離は、前記携帯通信端末が安全の状態にあることを示す場合、前記端末格納部は、前記ユーザを認証するための簡単認証用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトを格納し、前記距離は、前記携帯通信端末が危険の状態にあることを示す場合、前記端末格納部は、前記ユーザを認証するための厳密認証用アプリケーションソフトからなる前記アプリケーションソフトと、前記携帯通信端末におけるデータを退避するためのデータ退避アプリケーションソフトとを格納することを特徴とする請求項21記載の通信システム。
  23. 前記簡単認証用アプリケーションソフトは、パスワード認証用アプリケーションソフトであり、厳密認証用アプリケーションソフトは、生体認証用アプリケーションソフトであることを特徴とする請求項22記載の通信システム。
  24. 前記生体認証用アプリケーションソフトは、虹彩、指紋、静脈及び顔のいずれかからなる生体情報に基づいて認証を行うアプリケーションソフトであることを特徴とする請求項23記載の通信システム。
  25. 前記通信回線は、無線LAN及びIP(Internet Protocol)網のいずれかの携帯電話網からなることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  26. 前記携帯通信端末は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)及びモバイルPC(Personal Computer)のいずれかからなることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  27. 前記端末格納部は、前記状況データに対応させて前記アプリケーションソフトを格納することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  28. 前記携帯通信端末は複数個であり、前記サーバ格納部は、各前記識別子に対応して、異なる各前記状況データ及び対応の各アプリケーションソフトを格納する複数の格納部分を有することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  29. 前記識別子は、電話番号及びIPアドレスのいずれかからなることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  30. 前記端末格納部は、前記アプリケーションソフトを格納するアプリケーションソフト格納部分と、格納されている前記アプリケーションソフトの実行に対応するアプリケーション利用データを格納するアプリケーション利用データ格納部分とを有し、
    前記端末格納部に格納されている前記アプリケーションソフトが前記端末取替部によって取り替えられると、前記端末通信部は、該取り替えられたアプリケーションソフトに対応する前記状況データを、前記アプリケーション利用データと共に、前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、受信した前記状況データに基づいて、受信した前記アプリケーション利用データ及び前記受信した識別子を前記サーバ格納部に、格納されている前記アプリケーションソフトに対応して格納することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  31. 前記サーバ格納部は、前記アプリケーション利用データを記憶するための情報格納領域を含み、
    前記サーバは、受信したアプリケーション利用データを用いて、前記情報格納領域に対して上書きしてアプリケーション利用データの取替動作を行うサーバ取替部を更に備えることを特徴とする請求項30記載の通信システム。
  32. 前記サーバは、サーバ格納部に格納されているアプリケーションソフトに対応する前記アプリケーション利用データの有無を判断するためのサーバ判断部を更に備え、
    前記取出部が前記携帯通信端末からの前記状況データに基づいて前記アプリケーションソフトを取り出すと、前記サーバ判断部が前記受信した識別子に基づいて判断動作を行い、
    前記アプリケーション利用データがあると判断されると、前記取出部は、更に前記サーバ格納部から前記アプリケーション利用データを取り出し、
    前記サーバ通信部は、取り出された前記アプリケーション利用データを対応の取り出されたアプリケーションソフトと共に前記携帯通信端末へ送信することを特徴とする請求項30記載の通信システム。
  33. 前記端末通信部が前記サーバから前記アプリケーションソフトと前記アプリケーション利用データとを受信すると、前記端末取替部は、前記アプリケーションソフト格納部分に対して、受信した前記アプリケーションソフトを上書きすると共に、前記アプリケーション利用データ格納部分に対して、受信した前記アプリケーション利用データを上書きすることを特徴とする請求項32記載の通信システム。
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