JP2008226588A - スイッチ付き同軸コネクタおよびこれを備える無線端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プラグとレセプタクルの勘合の際にプラグの接触ピンと導通するレセプタクルの複数端子の切り替えが容易な同軸コネクタを得る。
【解決手段】 プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつプラグの樹脂製突起がレセプタクルの第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネを介して前記第2端子と電気的に接続され、また、プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつ樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネを介して前記第1端子と電気的に接続されるようにする。
【選択図】 図4
【解決手段】 プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつプラグの樹脂製突起がレセプタクルの第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネを介して前記第2端子と電気的に接続され、また、プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつ樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネを介して前記第1端子と電気的に接続されるようにする。
【選択図】 図4
Description
この発明は、複数の入出力端子をスイッチ切り替え可能な同軸コネクタと、これを備える無線端末に関する。
アンテナ部、無線部を有し、基地局との送受信を行う従来の携帯電話では、無線部の無線性能のばらつきを抑えるために、出荷検査等で1台毎に無線部の測定を実施し、その結果を制御部の持つハードウェアパラメータに反映させている。この測定は、アンテナ部と無線部とを接続する信号線上に特許文献1に記載のスイッチ付き同軸コネクタのレセプタクルを実装し、これにプラグを差し込むことでアンテナ部と無線部とを切り離し、かつプラグ経由で無線部と計測器を接続させることで行っていた。
一方、アンテナ部は、携帯電話の多周波化や複合システム対応のため広帯域化が求められ、かつ携帯電話の薄型化、小型化に対応する必要があるため、狭帯域のアンテナ素子に可変リアクタンス素子を用いた整合回路を組み合わせる等で、高精度化や擬似的な広帯域化を行っている。このように、整合回路に可変リアクタンス素子を用いる場合、元々の周波数帯域が狭く、また共振回路を構成する場合、共振周波数のばらつきを生じる可能性が高いので、無線部同様にアンテナ部についても、インピーダンス等の出荷検査および調整を行うことが望ましいと考えられる。
従来の携帯電話においては、プラグを差し込むことで、無線部のみの性能を測定可能な同軸コネクタのレセプタクルを実装していたので、アンテナ部については、詳細な性能測定ができないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであって、無線端末において、無線部とアンテナ部の両方の無線性能を測定可能なスイッチ付き同軸コネクタと、これを備えて無線部とアンテナ部の両方の無線性能の測定が可能な無線端末を提供することを目的とする。
第1の発明に係るスイッチ付き同軸コネクタは、レセプタクルとプラグから成り、前記レセプタクルが、円筒状のレセプタクル外導体と、前記レセプタクル外導体の略中心部に設けられ接点バネを有する中心導体と、信号の入出力を行う第1端子および第2端子と、一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第1端子に接続される第1スイッチバネと、一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第2端子に接続される第2スイッチバネを備え、前記プラグが、円筒状のプラグ外導体と、前記プラグ外導体内側の略中心部に設けられた接触ピンと、前記プラグ外導体と前記接触ピンとの間に設けられた樹脂製突起を備え、前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネを介して前記第2端子と電気的に接続され、前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネを介して前記第1端子と電気的に接続されるようにしたものである。
第2の発明に係る無線端末は、アンテナ部と、前記アンテナ部を介して無線信号を通信する無線部と、前記無線部へ接続される第1端子と前記アンテナ部へ接続される第2端子を有し、プラグと対を成してスイッチ付き同軸コネクタを形成するレセプタクルとを備え、前記プラグが、円筒状のプラグ外導体、前記プラグ外導体内側の略中心部に設けられた接触ピン、前記プラグ外導体と前記接触ピンとの間に設けられた樹脂製突起を有し、前記レセプタクルが、円筒状のレセプタクル外導体、前記レセプタクル外導体の略中心部に設けられ接点バネを有する中心導体、一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第1端子に接続される第1スイッチバネ、一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第2端子に接続される第2スイッチバネを有し、前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネと第2端子を介して前記アンテナ部と電気的に接続され、前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネと第1端子を介して前記無線部と電気的に接続されるようにしたものである。
第1の発明によれば、プラグとレセプタクルを勘合させて信号を導通させる同軸コネクタにおいて、プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつプラグの樹脂製突起がレセプタクルの第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合に、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネを介して前記第2端子と電気的に接続され、また、プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつ樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合に、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネを介して前記第1端子と電気的に接続されるようにしたので、プラグの接触ピンと導通するレセプタクルの第1端子/第2端子の切り替えを、容易に行うことが可能になる。
第2の発明によれば、プラグと対を成してスイッチ付き同軸コネクタを形成するレセプタクルを備えて、アンテナ部および無線部の一方とプラグの接触ピンとを導通させる無線端末において、プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつプラグの樹脂製突起がレセプタクルの第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する場合に、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、プラグの接触ピンが前記第2スイッチバネと第2端子を介して前記アンテナ部と電気的に接続され、また、プラグの接触ピンがレセプタクルの接点バネに接触し、かつプラグの樹脂製突起がレセプタクルの第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネと第1端子を介して前記無線部と電気的に接続されるようにしたので、プラグの接触ピンと導通する無線端末の無線部/アンテナ部の切り替えを、容易に行うことが可能になる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を、図を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るスイッチ付き同軸コネクタを備えた携帯電話(無線端末)のブロック図である。携帯電話10は、主にアンテナ部11、送受信用IC17を含む無線部16、制御部18、操作部19、表示部20から構成される。アンテナ部11は、アンテナ素子12、給電部13、整合回路14から構成され、整合回路14には、PINダイオード、バリキャップダイオードなどの可変リアクタンス素子を用いた共振回路を備え、多周波数に対応して共振周波数の調整や切り替えの可能な構成をとる。各可変リアクタンス素子の制御線は制御部18に接続され、制御部18からの信号に基づきリアクタンス値が変更される。携帯電話10は、制御部18の制御に基づき、無線部16で処理するRF信号をアンテナ部11を介して基地局と通信する。アンテナ部11と無線部16との間には、アンテナ部側、無線部側それぞれに続く信号線をつなぐように、この発明の実施の形態1に係るスイッチ付き同軸コネクタのレセプタクル21が実装されている。
以下、この発明の実施の形態1を、図を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るスイッチ付き同軸コネクタを備えた携帯電話(無線端末)のブロック図である。携帯電話10は、主にアンテナ部11、送受信用IC17を含む無線部16、制御部18、操作部19、表示部20から構成される。アンテナ部11は、アンテナ素子12、給電部13、整合回路14から構成され、整合回路14には、PINダイオード、バリキャップダイオードなどの可変リアクタンス素子を用いた共振回路を備え、多周波数に対応して共振周波数の調整や切り替えの可能な構成をとる。各可変リアクタンス素子の制御線は制御部18に接続され、制御部18からの信号に基づきリアクタンス値が変更される。携帯電話10は、制御部18の制御に基づき、無線部16で処理するRF信号をアンテナ部11を介して基地局と通信する。アンテナ部11と無線部16との間には、アンテナ部側、無線部側それぞれに続く信号線をつなぐように、この発明の実施の形態1に係るスイッチ付き同軸コネクタのレセプタクル21が実装されている。
このレセプタクル21の概観図を図2に、断面模式図を図3に示す。図において、レセプタクル21は基板27上に配し、それぞれ無線部16またはアンテナ部11に接続された信号線をつなぐように実装され、中心に設けられた中心導体26、この中心導体26と一体化した接点バネ29、無線部側信号線に接続される入出力端子を有するスイッチバネ24、アンテナ部側信号線に接続される入出力端子を有するスイッチバネ25と、これらを囲む円筒状の外導体30から構成される。また、外導体30の内側には、高周波特性、耐久性に優れた樹脂28が設けられ、スイッチバネ24、25、および接点バネ29を弾性を持たせて支えるとともに、後述するプラグ31の樹脂製突起33の挿入をガイドする円筒状の穴22、23を構成している。
一方、この発明の実施の形態1に係るスイッチ付き同軸コネクタのプラグ31の概観図を図4および図6に、プラグ31をレセプタクル21に勘合させた状態の断面模式図を図5および図7に示す。プラグ31は、レセプタクル21の外導体30と接触する円筒状の外導体32、その略中心に設けられた接触ピン34、外導体32の内側に設けられ、接触ピン34を保持する耐久性、高周波特性に優れた樹脂37、樹脂37の一部である樹脂製突起33で構成される。プラグ31には、接触ピン34に接続された芯線36と、外導体32に接続された外導体を含む同軸ケーブル35が接続される。
以下に、この実施の形態1のスイッチ付き同軸コネクタのレセプタクル21とプラグ31が勘合して、プラグ31の接続先がアンテナ部11または無線部16に切り替わる動作を、図を用いて説明する。まず、無線部16の測定時について、図4の矢印で示す方向でプラグ31をレセプタクル21へ差し込むと、プラグ31内に設けられた接触ピン34とレセプタクル21内の接点バネ29が接触する。これと同時に、プラグ31内の樹脂製突起33がレセプタクル21に設けられた穴22に差し込まれ、スイッチバネ25を矢印の方向へ押し下げることで、スイッチバネ25と中心導体26が切り離される。図5に示すようにプラグ31とレセプタクル21の勘合後、プラグ31に接続された同軸ケーブル35は接触ピン34、スイッチバネ24を介して無線部16と接続され、同軸ケーブル35の図示しない他端を基地局シミュレータ、シグナルジェネレータ、またはパワーメータなどの計測器に接続することで、無線部16の測定が可能になる。
次に、アンテナ部11の測定時について、図6の矢印で示す方向でプラグ31をレセプタクル21へ差し込むと、プラグ31内に設けられた接触ピン34とレセプタクル21内の接点バネ29が接触する。これと同時に、プラグ31内の樹脂製突起33がレセプタクル21に設けられた穴23に差し込まれ、スイッチバネ24を矢印の方向へ押し下げることで、スイッチバネ24と中心導体26が切り離される。図7に示すようにプラグ31とレセプタクル21の勘合後、プラグ31に接続された同軸ケーブル35は接触ピン34、スイッチバネ25を介してアンテナ部11と接続され、同軸ケーブル35の図示しない他端をネットワークアナライザなどの計測器に接続することで、アンテナ部11のインピーダンス測定が可能になる。
以上のように、この実施の形態1のスイッチ付き同軸コネクタを用いることによって、1つのレセプタクル21を無線部16とアンテナ部11の間に実装することで、携帯電話内部のレセプタクル実装面積を増やすことなく、無線部16とアンテナ部11の両方の性能を測定することが可能となる。
尚、図8に示すように、測定に使用するプラグ41の同軸ケーブル35を樹脂製突起40の設けられている方向(勘合時にスイッチバネ24の入出力端子が延在する方向と略平行な方向)へ延びるように設ける構成にすることで、アンテナ部11の測定時において同軸ケーブル35がアンテナ部11の近傍に存在しないようにできる。これにより、同軸ケーブルに含まれる金属、誘電体の影響でアンテナ部11の共振周波数が変化することがなくなり、アンテナ部11の性能をより正確に測定することが可能になる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を、図を用いて説明する。この発明の実施の形態2に係るスイッチ付き同軸コネクタのレセプタクル51を実装した携帯電話の構成は、当該レセプタクル51以外の部分については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以下、この発明の実施の形態2を、図を用いて説明する。この発明の実施の形態2に係るスイッチ付き同軸コネクタのレセプタクル51を実装した携帯電話の構成は、当該レセプタクル51以外の部分については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このレセプタクル51とこれに勘合する無線部測定用プラグ61の概観図を図9に、レセプタクル51とこれに勘合するアンテナ部測定用プラグ71の概観図を図10に示す。図において、レセプタクル51は基板27上に配し、それぞれ無線部16またはアンテナ部11に接続された信号線をつなぐように実装され、中心に設けられた中心導体26、この中心導体26と一体化した接点バネ29、無線部側信号線に接続されるスイッチバネ24、アンテナ部信号線に接続されるスイッチバネ25と、これらを囲む円筒状の外導体30から構成される。また、外導体30の内側には、高周波特性、耐久性に優れた樹脂28が設けられ、スイッチバネ24、25、および接点バネ29を弾性を持たせて支えるとともに、後述するプラグ61の樹脂製突起33の挿入をガイドする円筒状の穴22、23、および穴(樹脂勘合受け部)52、穴(樹脂勘合受け部)53を構成している。穴52の挿入方向(矢印方向)に垂直な断面の形状は、後述するプラグ61の樹脂製突起(樹脂勘合部)60の断面と同じ形状とし、穴53の上記断面の形状は、穴52とは異なり、かつ後述するプラグ71の樹脂製突起(樹脂勘合部)70の断面と同じ形状とする。
一方、図9において、アンテナ部測定用プラグ61は、レセプタクル51の外導体30と接触する円筒状の外導体32、中心に設けられた接触ピン34、外導体32の内側に設けられ、接触ピン34を保持する耐久性、高周波特性に優れた樹脂37、樹脂37の一部である樹脂製突起33、60で構成される。樹脂製突起60の挿入方向に垂直な断面の形状は、レセプタクル51の穴52の断面と同じ形状とし、プラグの誤挿入を防止する。また、図10において、無線部測定用プラグ71は、レセプタクル51の外導体30と接触する円筒状の外導体32、中心に設けられた接触ピン34、外導体32の内側に設けられ、接触ピン34を保持する耐久性、高周波特性に優れた樹脂37、樹脂37の一部である樹脂製突起33、70で構成される。樹脂製突起70の挿入方向に垂直な断面の形状は、レセプタクル51の穴53の断面と同じ形状とし、プラグの誤挿入を防止する。
以上のように、この実施の形態2のスイッチ付き同軸コネクタを用いることによって、1つのレセプタクル51を無線部16とアンテナ部11の間に実装することで、携帯電話内部のレセプタクル実装面積を増やすことなく、無線部16とアンテナ部11の両方の性能を測定することが可能となる。
さらに、レセプタクル51に勘合するプラグとして、誤挿入防止用の樹脂製突起60を備えるアンテナ部測定用プラグ61と、誤挿入防止用の樹脂製突起70を備える無線部測定用プラグ71とを用い、樹脂製突起60の断面形状をレセプタクル51の穴52の断面形状に合わせ、樹脂製突起70の断面形状をレセプタクル51の穴53の断面形状に合わせるようにしたので、各プラグの誤挿入を防ぐことが可能となる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3として、この発明のスイッチ付き同軸コネクタを備えた携帯電話の検査方法を、図を用いて説明する。図11、12は、例えばこの発明に係る携帯電話の無線部、アンテナ部の出荷検査を行う場合の構成図を示す。図11において、携帯電話10は、図1において説明したのものと同様に、アンテナ部11と図示しない無線部16、およびこれらの間にレセプタクル21を備える。プラグ31は、同軸ケーブル35を介して基地局シミュレータ、シグナルジェネレータ、またはパワーメータなどの計測器81に接続される。
以下、この発明の実施の形態3として、この発明のスイッチ付き同軸コネクタを備えた携帯電話の検査方法を、図を用いて説明する。図11、12は、例えばこの発明に係る携帯電話の無線部、アンテナ部の出荷検査を行う場合の構成図を示す。図11において、携帯電話10は、図1において説明したのものと同様に、アンテナ部11と図示しない無線部16、およびこれらの間にレセプタクル21を備える。プラグ31は、同軸ケーブル35を介して基地局シミュレータ、シグナルジェネレータ、またはパワーメータなどの計測器81に接続される。
図4で説明した方向でプラグ31をレセプタクル21に勘合させると、図5に示すとおり無線部16からアンテナ部11が切り離され、無線部16と計測器81が接続される。そして、無線部16の出荷検査を実施し、測定結果を制御部18の持つハードウェアパラメータに反映させることで、無線部16の無線性能を調整する。これにより、携帯電話1台毎の無線部性能のばらつきを抑えることができる。
図12は、アンテナ部の出荷検査を行う場合の構成図を示し、図において、携帯電話10は、図1において説明したのものと同様に、アンテナ部11と図示しない無線部16、およびこれらの間にレセプタクル21を備える。プラグ31は、同軸ケーブル35を介してネットワークアナライザなどのアンテナ部のインピーダンスを測定可能な計測器82に接続される。
図6で説明した方向でプラグ31をレセプタクル21に勘合させると、図7に示すとおりアンテナ部11から無線部16が切り離され、アンテナ部11と計測器82が接続される。そして、必要なチャネル(必要であれば、全チャネル)でアンテナ部のインピーダンスを測定し、チャネル毎の測定結果を制御部18の持つハードウェアパラメータに反映させる。これにより、整合回路14の可変リアクタンス素子の値を、個々のアンテナ素子の特性や使用チャネルに合わせて調整できるようになり、携帯電話1台毎のアンテナ部性能のばらつきを抑えることができる。
以上のように、この発明のスイッチ付き同軸コネクタを用いることで、携帯電話内部のレセプタクル実装面積を増やすことなく、無線部16とアンテナ部11の両方の出荷検査を容易に行うことができ、また測定結果に基づく調整を行うことで、携帯電話1台毎の無線部およびアンテナ部の性能のばらつきを抑えることが可能になる。
無線端末において、アンテナ部および無線部両方の測定を行う出荷検査に用いることが可能である。
10 携帯電話、11 アンテナ部、16 無線部、21 レセプタクル、22 穴、
23 穴、24 スイッチバネ、25 スイッチバネ、26 中心導体、28 樹脂、
29 接点バネ、30 外導体、31 プラグ、32 外導体、33 樹脂製突起、
34 接触ピン、35 同軸ケーブル、36 芯線、37 樹脂、40 樹脂製突起、
41 プラグ、51 レセプタクル、52 穴、53 穴、60 樹脂製突起、
61 無線部測定用プラグ、70 樹脂製突起、71 アンテナ部測定用プラグ。
23 穴、24 スイッチバネ、25 スイッチバネ、26 中心導体、28 樹脂、
29 接点バネ、30 外導体、31 プラグ、32 外導体、33 樹脂製突起、
34 接触ピン、35 同軸ケーブル、36 芯線、37 樹脂、40 樹脂製突起、
41 プラグ、51 レセプタクル、52 穴、53 穴、60 樹脂製突起、
61 無線部測定用プラグ、70 樹脂製突起、71 アンテナ部測定用プラグ。
Claims (5)
- レセプタクルとプラグから成るスイッチ付き同軸コネクタにおいて、
前記レセプタクルは、
円筒状のレセプタクル外導体、
前記レセプタクル外導体の略中心部に設けられ接点バネを有する中心導体、
信号の入出力を行う第1端子および第2端子、
一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第1端子に接続される第1スイッチバネ、および
一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第2端子に接続される第2スイッチバネを備え、
前記プラグは、
円筒状のプラグ外導体、
前記プラグ外導体内側の略中心部に設けられた接触ピン、および
前記プラグ外導体と前記接触ピンとの間に設けられた樹脂製突起を備え、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネを介して前記第2端子と電気的に接続され、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネを介して前記第1端子と電気的に接続されることを特徴とするスイッチ付き同軸コネクタ。 - 前記プラグは、前記接触ピンと接続される芯線および前記プラグ外導体と接続される外導体を有する同軸ケーブルを備え、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記同軸ケーブルが当該プラグの挿抜方向に略直角であって前記第1端子の延在する方向と略平行に引き出されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ付き同軸コネクタ。 - アンテナ部、
前記アンテナ部を介して無線信号を通信する無線部、および
前記無線部へ接続される第1端子と前記アンテナ部へ接続される第2端子を有し、プラグと対を成してスイッチ付き同軸コネクタを形成するレセプタクルを備え、
前記プラグは、
円筒状のプラグ外導体、
前記プラグ外導体内側の略中心部に設けられた接触ピン、
前記プラグ外導体と前記接触ピンとの間に設けられた樹脂製突起を有し、
前記レセプタクルは、
円筒状のレセプタクル外導体、
前記レセプタクル外導体の略中心部に設けられ接点バネを有する中心導体、
一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第1端子に接続される第1スイッチバネ、
一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第2端子に接続される第2スイッチバネを有し、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第2スイッチバネと第2端子を介して前記アンテナ部と電気的に接続され、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第2スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記接触ピンが前記第1スイッチバネと第1端子を介して前記無線部と電気的に接続されることを特徴とする無線端末。 - 前記プラグは、前記無線部または前記アンテナ部を測定するための同軸ケーブルを有し、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ前記樹脂製突起が前記第1スイッチバネの一端を押し下げるように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記同軸ケーブルが当該プラグの挿抜方向に略直角であって前記第1端子の延在する方向と略平行に引き出されることを特徴とする請求項3に記載の無線端末。 - アンテナ部、
前記アンテナ部を介して無線信号を通信する無線部、
前記無線部へ接続される第1端子と前記アンテナ部へ接続される第2端子を有し、第1プラグまたは第2プラグと対を成してスイッチ付き同軸コネクタを形成するレセプタクルを備え、
前記第1プラグは、
前記無線部を測定するための無線部測定用同軸ケーブル、
前記無線部測定用同軸ケーブルの外導体に接続された円筒状のプラグ外導体、
前記プラグ外導体内側の略中心部に設けられ前記無線部測定用同軸ケーブルの芯線に接続された接触ピン、
前記プラグ外導体と前記接触ピンとの間に設けられた樹脂製突起、および
所定の断面形状を有する第1樹脂勘合部を有し、
前記第2プラグは、
前記アンテナ部を測定するためのアンテナ部測定用同軸ケーブル、
前記アンテナ部測定用同軸ケーブルの外導体に接続された円筒状のプラグ外導体、
前記プラグ外導体内側の略中心部に設けられ前記アンテナ部測定用同軸ケーブルの芯線に接続された接触ピン、
前記プラグ外導体と前記接触ピンとの間に設けられた樹脂製突起、および
前記第1プラグとは異なる断面形状を有する第2樹脂勘合部を有し、
前記レセプタクルは、
円筒状のレセプタクル外導体、
前記レセプタクル外導体内側の略中心部に設けられ接点バネを有する中心導体、
一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第1端子に接続される第1スイッチバネ、
一端が前記中心導体に弾性的に接触し他端が前記第2端子に接続される第2スイッチバネ、
前記第1樹脂勘合部と勘合する断面形状の第1樹脂勘合受け部、および
前記第2樹脂勘合部と勘合する断面形状の第2樹脂勘合受け部を有し、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ第1樹脂勘合部と第1樹脂勘合受け部が勘合するように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記樹脂製突起により前記第1スイッチバネの一端が押し下げられ前記第1スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記第2プラグの接触ピンが前記第2スイッチバネと第2端子を介して前記アンテナ部と電気的に接続され、
前記接触ピンが前記接点バネに接触し、かつ第2樹脂勘合部と第2樹脂勘合受け部が勘合するように前記プラグを前記レセプタクルに勘合する際に、前記樹脂製突起により前記第2スイッチバネの一端が押し下げられ前記第2スイッチバネが前記中心導体と非接触となり、前記第1プラグの接触ピンが前記第1スイッチバネと第1端子を介して前記無線部と電気的に接続されることを特徴とする無線端末。
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