JP2008225641A - コンピュータシステム、割り込み制御方法及びプログラム - Google Patents

コンピュータシステム、割り込み制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理ごとにクラスを設定し、あらかじめクラスごとに決められたCPUリソースの配分率に従って、CPUリソースの配分を行うCPUリソース管理において、コンピュータシステムの負荷が高い場合でも、柔軟で効率的な運用が可能なコンピュータシステムを提供する。
【解決手段】処理が属するクラス511に応じて定められたCPU配分率512に従って各処理へCPUリソースを割り当てる、マルチタスクによる処理の実行が可能なコンピュータシステム100であって、所定の時間間隔毎に、予め定めた所定の割り込み処理の有無を判別し、所定の割り込み処理が有る場合、当該割り込み処理のクラス512のCPU配分率512に従ってCPUリソースを割り当て、割り込み処理を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、処理ごとにクラスを設定し、あらかじめクラスごとに決められたCPUリソースの配分率に従って、CPUリソースの配分を行うコンピュータシステム、割り込み制御方法及びプログラムに関するものである。
従来のCPUリソース管理方法の例が、特許文献に記載されている。特許文献1(特開平04−340135号公報)によれば、プライオリティを変えることによりCPUの割当率を決められた値に近づける方法が記載されている。また、特許文献2(特開昭62−011941号公報)によれば、タイムスライス値を変えることによりCPUの割当率を決められた値に近づける方法が記載されている。これらの方法では、コンピュータシステムの負荷が高い場合でも、低いプライオリティのプロセスを動作させることはできるが、決められた時間内に終了しない場合に割り込み処理を優先させることはできない。また、特許文献3(特開2001−142723号公報)によれば、CPU待ちサイクル数を設定しておき、CPU待ちサイクル数を減算していくことにより、CPU待ちサイクル数が0になったタスクにCPUを割り当てる方法が記載されている。この方法でも、コンピュータシステムの負荷が高い場合に低いプライオリティのプロセスにCPUを割り当てることはできるが、割り込み処理を決められた時間に実行することはできない。
従来のこのような問題を解消するため、各クラスで使用するCPUリソースをあらかじめ決められた割合で配分するCPUリソース管理技術がある。このようなCPUリソース管理技術によれば、一定割合で、低いプライオリティのプロセスにもCPUを割り当てることができる。
特開平04−340135号公報 特開昭62−011941号公報 特開2001−142723号公報
しかし、従来のCPUリソース管理技術には、以下のような問題があった。
第1に、CPUを大量に必要とするプロセスでは、プロセスの処理完了までに長い時間がかかるという問題があった。
第2に、プロセスの処理完了までに長い時間がかかるような場合、経過制限時間を指定することにより処理を中止することはできるが、当該プロセスで実行できない旨のメッセージを出力したり、プロセスのプライオリティを上げるようなことはできないという問題があった。
第3に、シグナルのような割り込み処理を使用した場合、割り込み処理のプライオリティが低いと、割り込み処理の実行が遅延するため指定の時間に実行できず、逆にプライオリティが高いと、割り込み処理がループした場合、システムの性能に重大な影響を及ぼしてしまうという問題があった。
(目的)
本発明の目的は、処理ごとにクラスを設定し、あらかじめクラスごとに決められたCPUリソースの配分率に従って、CPUリソースの配分を行うCPUリソース管理において、コンピュータシステムの負荷が高い場合でも、低いプライオリティのプロセスが登録した割り込み処理を任意の指定時間後に実行でき、高いプライオリティの割り込み処理がCPUループしてもシステムの性能に悪影響を及ぼすようなことがない、柔軟で効率的な運用が可能なCPU割り込み制御方法を提供することである。
上記問題を解決するため本発明は、処理が属するクラスに応じて定められたCPU配分率に従って各処理へCPUリソースを割り当てる、マルチタスクによる処理の実行が可能なコンピュータシステムであって、所定の時間間隔毎に、予め定めた所定の割り込み処理の有無を判別し、前記所定の割り込み処理が有る場合、当該割り込み処理用のクラスのCPU配分率に従ってCPUリソースを割り当て、前記割り込み処理を制御する割り込み制御装置を備えることを特徴とする。
より詳細には、処理ごとにクラスを設定し、あらかじめクラスごとに決められたCPUリソースの配分率に従って、CPUリソースの配分を行うCPUリソース管理方法であって、特殊な割り込み処理用のクラスに、あるプロセスが指定時間内に終了しない場合に実行する割り込み処理をあらかじめ登録しておくことにより、コンピュータシステムの負荷が高く、当該プロセスにCPUが割り当てられないため終了しない場合でも、終了しないプロセスが属するクラスとは別の特殊な割り込み処理用クラスで割り込み処理を実行する手段を提供することを特徴とする。
(作用)
上記構成により、所定の時間間隔で割り込み処理を実行できる。
本発明によれば、コンピュータシステムの負荷が高い場合でも、低いプライオリティのプロセスが登録した割り込み処理を任意の指定時間後に実行できる。
その理由は、一定時間ごとに割り込み処理がないかチェックすることにより、低いプライオリティのプロセスが登録した割り込み処理を実行できるためである。
(第1の実施の形態)
本発明による第1の実施の形態のコンピュータシステムを、図を用いて詳細に説明する。
(第1の実施の形態の構成)
図1は、本実施の形態のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施の形態のコンピュータシステム100は、マルチタスクによる処理の実行が可能なコンピュータシステムであって、プロセス受付手段1と、割り込み処理情報登録手段2と、割り込み処理情報記憶手段3と、CPUリソース管理手段4と、CPUリソース管理情報記憶手段5と、タイマ処理手段6と、割り込み処理実行判定手段7と、割り込み処理実行手段8と、プロセス終了手段9と、割り込み処理情報削除手段10と、プロセス11とを備える。
これらの手段は、それぞれ概略つぎのような機能を有する。
プロセス受付手段1は、プロセス11の起動を受け付ける際、割り込み処理情報登録手段2を起動する機能を有する。
割り込み処理情報登録手段2は、当該プロセス11に登録すべき割り込み処理があるかどうかチェックする機能と、割り込み処理がある場合は、割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3に格納する機能とを有する。
割り込み処理情報記憶手段3は、割り込み処理情報登録手段2の指示に基づいて、割り込み処理に関する割り込み処理情報31を記憶する機能を有する。
図2は、割り込み処理情報記憶手段3に格納する割り込み処理情報31の一例を説明する図である。
図2を参照すると、割り込み処理情報31は、各プロセスを識別する識別情報を示すプロセスID311と、割り込み処理として実行する処理内容を示す割り込み処理312と、割り込み処理として実行する際の待機時間を示す処理カウンタ313とを含んで構成される。
それぞれのプロセスはいずれか1つのクラスに属しており、CPUリソース管理手段4は、CPUリソース管理情報記憶手段5に記憶されているCPUリソース管理情報51に基づいて、クラスごとに決められたCPU配分率になるようにプロセスを選択し、CPUを割り当てる機能を有する。このため、CPUリソース管理手段4によれば、入出力等でCPUを一時的に解放しても、CPU配分率分のCPUは優先して割り当てられる。
CPUリソース管理情報記憶手段5は、あらかじめ割り込み処理用のクラスごとに決められたCPUリソースの配分率(CPU配分率)を示す、CPUリソースの割り当てを管理するためのCPUリソース管理情報51を記憶する機能を有する。
図3は、CPUリソース管理情報記憶手段5に格納されるCPUリソース管理情報51の一例を説明する図である。
図3を参照すると、CPUリソース管理情報51は、各割り込み処理用のクラスを識別する識別情報であるクラス511と、該当クラスが一定時間のうちCPUを使用可能な割合を示すCPU配分率512とを含んで構成される。
このため、CPUリソース管理手段4は、例えば、該当プロセスがクラスBに属していれば、図3によると、クラスBには全体の10%のCPUリソースが割り当てられるように決められていることから、CPUリソース管理情報51に基づいて、クラスBに決められたCPU配分率(10%)になるようにプロセスを選択し、割り込み処理用のCPUを割り当てる。
タイマ処理手段6は、一定時間ごとに割り込み処理実行判定手段7を起動する機能を有する。
割り込み処理実行判定手段7は、所定の時間毎にタイマ処理手段6から起動された際に、割り込み処理情報記憶手段3に格納された割り込み処理情報31に基づいて割り込み処理を実行するか否かを判定する機能と、割り込み処理を実行する場合、割り込み処理実行手段8を起動する機能とを有する。
割り込み処理実行手段8は、CPUリソース管理手段4に特殊な割り込み処理用クラスのCPU割当要求を行い、割り込み処理を動作させる機能を有する。
プロセス終了手段9は、プロセス11を終了させる機能と、プロセス11を終了させる際に割り込み処理情報削除手段10を起動する機能とを有する。
割り込み処理情報削除手段10は、プロセス終了手段9によりプロセス11が終了する際にプロセス終了手段9から起動され、当該プロセス11の割り込み処理情報31が割り込み処理情報記憶手段3にあるかどうかチェックする機能と、ある場合に、当該プロセス11の割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3から削除する機能を有する。
ここで、コンピュータシステム100のハードウェア構成の説明をする。
図4は、本実施の形態によるコンピュータシステム100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4を参照すると、本発明によるコンピュータシステム100は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)1001、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部1002、ネットワーク2000を介してデータの送受信を行う通信制御部1003、液晶ディスプレイ、プリンタやスピーカ等の提示部1004、キーボードやマウス等の入力部1005、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部1006、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部1007、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス1008等を備えている。
本発明によるコンピュータシステム100は、その動作を、コンピュータシステム100内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU1001で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、コンピュータシステム100は、補助記憶部1007に格納されているプログラムを、主記憶部1002にロードして実行し、コンピュータシステム100の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
(第1の実施の形態の動作)
次に、図1〜図7を参照して本実施の形態のコンピュータシステムの動作について詳細に説明する。
図5〜図7は、本実施の形態のコンピュータシステム100の動作を示すフローチャートであり、図5は、プロセスの起動受け付け時の割り込み処理情報登録手段2とCPUリソース管理手段4の動作を示し、図6は、割り込み処理実行判定手段7の動作を示し、図7は、プロセス終了時の割り込み処理情報削除手段10の動作を示す。
まず、図1を参照すると、プロセス受付手段1は、プロセス11の起動を受け付ける際、割り込み処理情報登録手段2を起動する。割り込み処理情報登録手段2は、当該プロセス11に登録すべき割り込み処理があるかどうかチェック(図5のステップA1)し、割り込み処理がある場合は、割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3に格納する(ステップA2)。
割り込み処理情報の登録後、CPUリソース管理手段4は、CPUリソース管理情報記憶手段5に記憶されているCPUリソース管理情報51に基づき、割り込み処理用のクラスごとに決められたCPU配分率になるようにプロセスを選択してCPUを割り当て、プロセスの起動を行う(ステップA3)。
一方、一定時間ごとにタイマ処理手段6から起動された割り込み処理実行判定手段7は、割り込み処理情報記憶手段3に登録された未処理エントリの検索を行い(図6のステップB1)、未処理エントリがある場合(ステップB2のYES)は、格納された未処理エントリに対応する処理カウンタ313が0の値か否かを判定し(ステップB3)、処理カウンタ313が0の値ならば、割り込み処理実行手段8を起動して割り込み処理32に登録されていた割り込み処理を実行し(ステップB4)、当該実行した割込み処理に係る割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3から削除する(ステップB5)。また、割り込み処理実行判定手段7は、ステップB3において処理カウンタ313が0の値でない場合、処理カウンタ33を1減算する(ステップB6)。割り込み処理実行判定手段7は、未処理エントリがなくなる(ステップB2のNO)までこの処理を繰り返す。
また、プロセス終了手段9によりプロセス11が終了する際、プロセス終了手段9から起動された割り込み処理情報削除手段10は、当該プロセス11の割り込み処理情報31があるかどうかチェックし(図7のステップC1)、ある場合は、当該プロセス11の割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3から削除する(ステップC2)。
次に、具体例を用いて本実施の形態の動作を説明する。
本実施例では、例えば、ある所定の時間が経過してもプロセスが終了しない場合に、プロセスが終了していない旨のメッセージを出力する場合について説明する。
プロセス受付手段1は、プロセス11の起動を受け付ける際、割り込み処理情報登録手段2を起動する。
割り込み処理情報登録手段2は、当該プロセス11に登録すべき割り込み処理があるかどうかチェック(図5のステップA1)し、割り込み処理があるので、割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3に格納する(ステップA2)。本実施例では、この場合、プロセスID311に当該プロセスのID、割り込み処理312にメッセージ出力処理、処理カウンタ313にメッセージを出力したい時間を一定時間で割った値を格納する。この一定時間を割り込み処理実行判定手段7が呼び出される時間間隔とすることにより、任意の時間を示すカウンタ値を計算によって求めることができる。
なお、処理カウンタ313の計算時に、コンピュータシステム100の時刻との差分を計算することにより、任意の時刻に割り込み処理を実行することもできる。
このプロセス11がクラスBに属しているとすると、CPUリソース管理手段4は、CPUリソース管理情報記憶手段5に記憶されているCPUリソース管理情報51における、割り込み処理用のクラスごとに決められたCPU配分率を参照し、クラスBには全体の10%のCPUリソースが割り当てられるように、プロセスを選択してCPUを割り当て、プロセスの起動を行う(ステップA3)。
一方、一定時間ごとにタイマ処理手段6から起動された割り込み処理実行判定手段7が、割り込み処理情報記憶手段3に格納されたエントリの処理カウンタ313を判定する(図6のステップB3)が、処理カウンタ313が0の値になる前にプロセスが終了すると、プロセス終了手段9により割り込み処理情報削除手段10が起動され、起動された割り込み処理情報削除手段10が、割り込み処理情報記憶手段3内に当該プロセス11の割り込み処理情報31があるかどうかチェックし(図7のステップC1)、当該プロセス11の割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3から削除する(ステップC2)。
プロセス終了より、当該プロセス11の処理カウンタ313が0の値になるほうが早かった場合(ステップB3のYES)、割り込み処理実行判定手段7は、割り込み処理実行手段8を起動する。割り込み処理情報記憶手段3に登録された割り込み処理312を、すべてクラスZで実行することとした場合、起動した割り込み処理実行手段8は、割り込み処理312に登録されていた割り込み処理(この場合は、メッセージ出力処理)をクラスZのプロセスとして登録し、CPUリソース管理手段4にクラスZのCPU割当要求を行い、割り込み処理を動作させる(ステップB4)。
割り込み処理を動作させた後、プロセス終了手段9によって起動された割り込み処理情報削除手段10は、当該プロセス11の割り込み処理情報31を割り込み処理情報記憶手段3から削除する(ステップC2)。このため、処理カウンタ313の値の設定により、プロセスが指定時間までに終了しない場合のみ、メッセージを出力することが可能になる。
割り込み処理情報登録手段2によって割り込み処理情報記憶手段3に登録された割り込み処理31は、すべて図3のクラスZで実行されることとすると、クラスZで実行される割り込み処理は、一定時間当たり1%のCPUが割り当てられることになる。一定時間あたり確実に1%のCPUが割り当てられるため、どんなにシステムの負荷が高くても、割り込み処理により終了していない旨のメッセージを出力することができる。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を達成することができる。
第1に、コンピュータシステム100の負荷が高く、あるプロセス11にCPUを割り当てることができな場合でも、特殊な割り込み処理用クラスでそのプロセスに対応した割り込み処理を実行できる。すなわち、コンピュータシステム100の負荷が高く、所定の割り込み処理、例えば、低いプライオリティのプロセスが登録した割り込み処理を任意の指定時間後に実行できる。
その理由は、所定の時間ごとに割り込み処理がないかチェックすることにより、低いプライオリティのプロセスが登録した割り込み処理を実行できるためである。また、割り込み処理を実行するまでの処理カウンタ313を設けることにより、任意の時間がたってから、割り込み処理を実行することができるためである。
第2に、入出力等でプロセスがCPUを一時的に解放しても、CPU配分率分のCPUが優先して割り当てられる。
その理由は、CPUリソース管理手段4が、CPUリソース管理情報51に基づいて、割り込み処理用のクラスごとに決められたCPU配分率になるようにプロセスを選択し、CPUを割り当てるからである。
第3に、この効果の一例として、所定の割り込み処理としてメッセージ出力を行った場合、今まで出力できなかったメッセージが出力できるようになるため、メッセージに連動した自動運転を行っている場合に、より柔軟な自動運転を行うことができる。また、任意の時間後にプライオリティを上げることもでき、柔軟で効率的な運用を行うことができる。
第4に、CPU配分率の枠内での動作のため、高いプライオリティの割り込み処理がCPUループしてもシステムの性能に悪影響を及ぼすようなことがない。
第5に、処理カウンタ313の計算時に、コンピュータシステム100の時刻との差分を計算することにより、任意の時刻に割り込み処理を実行することもできる。
(第2の実施の形態)
本発明による第2の実施の形態は、CPUリソース管理情報記憶手段5に格納するCPUリソース管理情報を除いて第1の実施の形態と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
本実施の形態のCPUリソース管理情報記憶手段5に格納するCPUリソース管理情報の例を図8に示す。
図8を参照すると、本実施の形態のCPUリソース管理情報51は、クラス511と、CPU配分率512と、CPU使用制限時間513とを含んで構成される。
本実施の形態のクラス511及びCPU配分率512は、図3で示した第1の実施の形態のクラス511及びCPU配分率512と同様のものである。CPU制限時間513は、該当クラスで実行される1つのプロセス当たりに割り当てるCPUのCPU制限時間を示す。
図8のCPU制限時間513に示すように、例えば、クラスZに対して割り当てるCPUに関し、所定のCPU制限時間を設定しておけば、設定されたCPU制限時間でクラスZの該当プロセスの処理が打ち切られる。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、1つの割り込み処理がループしてしまって他の割り込み処理が実行できなくなることを防止できる。
その理由は、CPUリソース管理情報51としてクラス511、CPU配分率512及びCPU制限時間513を定め、割り込み処理用のクラスに対して割り当てるCPUに関し、所定のCPU制限時間を設定しておくことにより、設定されたCPU制限時間で割り込み処理用のクラスの該当プロセスの処理が打ち切られるからである。
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
あらかじめ決められたCPUリソースの利用割合に従って、各クラスで使用するCPUリソースの配分を行うCPUリソース管理を行っているシステムで、長時間終了しないプロセスを監視するといった用途に適用できる。
本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による割り込み処理情報記憶手段に格納する割り込み処理情報の一例を説明する図である。 第1の実施の形態によるCPUリソース管理情報記憶手段に格納されるCPUリソース管理情報の一例を説明する図である。 第1の実施の形態によるコンピュータシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるプロセスの起動受け付け時の割り込み処理情報登録手段とCPUリソース管理手段の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による割り込み処理実行判定手段の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるプロセス終了時の割り込み処理情報削除手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるCPUリソース管理情報記憶手段5に格納するCPUリソース管理情報の例を説明する図である。
符号の説明
100:コンピュータシステム
1:プロセス受付手段
2:割り込み処理情報登録手段
3:割り込み処理情報記憶手段
31:割り込み処理情報
311:プロセスID
312:割り込み処理
313処理カウンタ
4:CPUリソース管理手段
5:CPUリソース管理情報記憶手段
51:CPUリソース管理情報
511:クラス
512:CPU配分率
6:タイマ処理手段
7:割り込み処理実行判定手段
8:割り込み処理実行手段
9:プロセス終了手段
10:割り込み処理情報削除手段
11:プロセス
1001:CPU
1002:主記憶部
1003:通信制御部
1004:提示部
1005:入力部
1006:インタフェース部
1007:補助記憶部
1008:システムバス
2000:ネットワーク

Claims (20)

  1. 処理が属するクラスに応じて定められたCPU配分率に従って各処理へCPUリソースを割り当てる、マルチタスクによる処理の実行が可能なコンピュータシステムであって、
    所定の時間間隔毎に、予め定めた所定の割り込み処理の有無を判別し、
    前記所定の割り込み処理が有る場合、当該割り込み処理用のクラスのCPU配分率に従ってCPUリソースを割り当て、前記割り込み処理を制御する割り込み制御装置を備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  2. プロセスに登録すべき割り込み処理に関する割込み処理情報を割り込み処理情報記憶手段に記憶し、
    所定の時間間隔毎に、前記割り込み処理情報に基づいて割り込み処理を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 実行すべき割り込み処理がある場合、割り込み処理用クラスのCPUリソース割当要求を行うことによって前記割り込み処理を動作させることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。
  4. 割り込み処理を実行するまでの待機時間を示す実行待機カウンタを予め備え、
    前記実行待機カウンタに基づいて前記割り込み処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータシステム。
  5. 所定の時間のうち各前記クラスに対してCPUリソースの割り当て可能な割合を示すCPUリソースの配分率を予め備え、
    前記配分率に基づいて前記割り込み処理を動作させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンピュータシステム。
  6. 前記クラスで実行される1つのプロセス当たりに割り当てるCPUリソースの割り当て制限時間を予め備え、
    前記割り当て制限時間に基づいて前記割り込み処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータシステム。
  7. 前記割り込み処理情報は、前記クラス毎に、割り込み処理として実行する処理内容と、割り込み処理を実行するまでの実行待機カウンタとを対応付けたものであることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステム。
  8. 前記割り込み処理として実行する処理内容がメッセージ出力処理の場合に、前記実行待機カウンタとして、メッセージを出力したい時間を所定の時間で割った単位時間を格納し、前記単位時間毎に、割り込み処理があるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載のコンピュータシステム。
  9. CPUリソースの割り当てを管理する管理情報は、前記クラス毎に、前記クラスが所定の時間のうちCPUリソースを使用可能な割合を示すCPUリソースの配分率を対応付けたものであることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。
  10. プロセス終了時に、当該プロセスの前記割り込み処理情報を前記割り込み処理情報記憶手段から削除することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。
  11. 処理が属するクラスに応じて定められたCPU配分率に従って各処理へCPUリソースを割り当てる、マルチタスクによる処理の実行が可能なコンピュータシステムの割り込み制御方法であって、
    所定の時間間隔毎に、予め定めた所定の割り込み処理の有無を判別し、
    前記所定の割り込み処理が有る場合、当該割り込み処理用のクラスのCPU配分率に従ってCPUリソースを割り当て、前記割り込み処理を制御する割り込み制御ステップを備えることを特徴とする割り込み制御方法。
  12. 所定の時間間隔毎に、プロセスに登録すべき割り込み処理に関する前記割り込み処理情報に基づいて割り込み処理を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項11に記載の割り込み制御方法。
  13. 実行すべき割り込み処理がある場合、割り込み処理用クラスのCPUリソース割当要求を行うことによって前記割り込み処理を動作させることを特徴とする請求項12に記載の割り込み制御方法。
  14. 割り込み処理を実行するまでの待機時間を示す実行待機カウンタに基づいて前記割り込み処理を行うことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の割り込み制御方法。
  15. 所定の時間のうち各前記クラスに対してCPUリソースの割り当て可能な割合を示すCPUリソースの配分率に基づいて前記割り込み処理を行うことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の割り込み制御方法。
  16. 前記クラスで実行される1つのプロセス当たりに割り当てるCPUリソースの割り当て制限時間に基づいて前記割り込み処理を行うことを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の割り込み制御方法。
  17. 処理が属するクラスに応じて定められたCPU配分率に従って各処理へCPUリソースを割り当てる、マルチタスクによる処理の実行が可能なコンピュータシステム上で実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータシステムの割り込み制御装置に、
    所定の時間間隔毎に、予め定めた所定の割り込み処理の有無を判別し、
    前記所定の割り込み処理が有る場合、当該割り込み処理用のクラスのCPU配分率に従ってCPUリソースを割り当て、前記割り込み処理を制御する割り込み制御処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 前記割り込み制御装置に、
    割り込み処理を実行するまでの待機時間を示す実行待機カウンタに基づいて前記割り込み処理を実行させることを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記割り込み制御装置に、
    所定の時間のうち各前記クラスに対してCPUリソースの割り当て可能な割合を示すCPUリソースの配分率に基づいて前記割り込み処理を実行させることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記割り込み制御装置に、
    前記クラスで実行される1つのプロセス当たりに割り当てるCPUリソースの割り当て制限時間に基づいて前記割り込み処理を実行させることを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか1項に記載のプログラム。
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