JP2008223732A - ベーンポンプ - Google Patents

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Masaaki Nishikata
政昭 西方
Takeshi Kusakabe
毅 日下部
Tsukasa Hojo
司 法上
Ken Yamamoto
山本  憲
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】ベーンのポンプ室の内周面に対する抵抗を低減でき、ロータを回転駆動する駆動部の負荷を低減でき、且つポンプ性能を向上できるベーンポンプを提供する。
【解決手段】ポンプ室2を備える。ポンプ室2に収納したロータ3を備える。ロータ3に設けられて先端がポンプ室2の内周面2aに沿って移動する複数のベーン4を備える。ポンプ室2の内面とロータ3の外周面とベーン4とで囲まれてロータ3の回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室5を備える。容積拡大過程の作動室5に作動流体を流入させる吸入口6を備える。容積縮小過程の作動室5から作動流体を排出させる吐出口7を備える。ポンプ室2の内周面2aにベーン4の先端部が接する回転自在なローラ8を周方向に複数設ける。
【選択図】図1

Description

本発明はベーンポンプに関する。
従来のベーンポンプ1は、図4のようにケーシング10に形成したポンプ室2の偏心位置にロータ3を収納し、ロータ3に放射状に伸びるベーン溝19を複数形成し、各ベーン溝19に先端がポンプ室2の内周面2aに摺接されるベーン4をロータ3のラジアル方向にスライド自在に設けている。ロータ3を回転駆動すると、各ベーン4の先端部はポンプ室2の内周面2aに摺接し、これによりポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた作動室5の容積が大小変化し、この作動室5を介して吸入口6から作動流体を吸入すると共に吐出口7から作動流体を排出する。なお、図中21はベーン溝19に設けたばね材である(例えば特許文献1参照)。
しかし、上記各ベーン4の先端部はポンプ室2の内周面2aに摺接して摺動抵抗が生じるため、ロータ3を回転駆動するモータ等の駆動部の負荷が大きくなるという問題がある。
特開昭62−291488号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ベーンのポンプ室の内周面に対する抵抗を低減でき、ロータを回転駆動する駆動部の負荷を低減でき、且つポンプ性能を向上できるベーンポンプを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明に係るベーンポンプは、ポンプ室2と、ポンプ室2に収納したロータ3と、ロータ3に設けられて先端がポンプ室2の内周面2aに沿って移動する複数のベーン4と、ポンプ室2の内面とロータ3の外周面とベーン4とで囲まれてロータ3の回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室5と、容積拡大過程の作動室5に作動流体を流入させる吸入口6と、容積縮小過程の作動室5から作動流体を排出させる吐出口7とを備え、ポンプ室2の内周面2aに前記ベーン4の先端部が接する回転自在なローラ8を周方向に複数設けて成ることを特徴とする。ポンプ室2の内周面2aに回転自在なローラ8を周方向に複数設けることで、ロータ3の回転駆動時には各ベーン4の先端に接するローラ8が回転してベーン4の先端部との抵抗が低減される。
また前記ベーン4の少なくとも先端部を耐磨耗性材料でコーティングしたり、前記ベーン4を耐磨耗性材料で構成することも好ましい。ポンプ室2の内周面2aに沿って移動するベーン4の先端部の磨耗を抑えることができる。
また前記ローラ8を耐磨耗性材料でコーティングしたり、前記ローラ8を耐磨耗性材料で構成することも好ましい。ローラ8の磨耗を抑えることができる。
請求項1に係る発明では、ロータの回転駆動時に各ベーンの先端に接するローラが回転してベーンの先端部との抵抗を低減でき、これにより駆動部を構成するステータの負荷を低減でき、ポンプ性能を向上できる。
また請求項2及び請求項3に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えて、ベーンの磨耗を抑えて、ベーンの長寿命化を図れる。
また請求項4及び請求項5に係る発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、ローラの磨耗を抑えて、ローラの長寿命化を図れる。
本発明のベーンポンプ1について説明する。図1乃至図3に示すように、本発明のベーンポンプ1は、ケーシング10内に設けたポンプ室2にロータ3を偏心させて収納し、先端がポンプ室2の内周面2aに沿って移動する複数のベーン4をロータ3に設け、ケーシング10に吸入口6及び吐出口7をポンプ室2に至るように設け、ロータ3を回転駆動させることでポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた空間である作動室5の容積を大小させて、作動室5を介して吸入口6からの作動流体を吐出口7から排出する構成を有する。
ケーシング10は上ケース11と下ケース12とを合わせることで形成されている。下ケース12には上ケース11の合わせ面から下方に凹没した下凹所16が形成され、下凹所16には円環状のリング材17を嵌入している。リング材17の上開口を上ケース11の合わせ面で閉塞することで平面視円形のポンプ室2が形成され、即ちポンプ室2の内周縁部はリング材17で構成され、リング材17の内周面にてポンプ室2の内周面2aが構成される。
リング材17の内周面には上下に長い円柱状のローラ8を周方向の全長に亘って多数設けてあり、各ローラ8は上下軸回りに回転自在となっている。各ローラ8を回転自在に保持するために、リング材17の内周面には水平断面でローラ8よりも若干大径の円弧状のローラ保持溝9をリング材17の周方向に多数形成している。各ローラ保持溝9は円弧長が半円弧よりも長い水平断面円弧状に形成してあり、ベーン4の先端側の端部の溝幅はローラ8の直径よりも小さくなっている。
各ローラ8は上下長さがベーン4の上下長さと略同じか又は若干長くしてあり、ロータ3の回転駆動時においてベーン4の上下全長に亘って線接触するよう各ローラ保持溝9内に収納され、また各ローラ8は端部のみがローラ保持溝9からポンプ室2側に突出している。また各ローラ8は図3に示すように隣り合うローラ8の中心間距離Lを各ベーン4の幅寸法bよりも短くなるようにしてあり、これにより各ベーン4の先端はロータ3の回転時に常にいずれかのローラ8のポンプ室2側の端部に接するようになっている。また、図示はしないが、下ケース12の下方には下凹所16の底面に隣接するようにステータが配置されている。
ロータ3は中央に軸受18を備えて平面視円形に形成されており、ロータ3の上部には複数条(本例では4つ)のベーン溝19が放射状に形成され、これらロータ3の周方向に複数設けた各ベーン溝19はロータ3のラジアル方向に伸び、ロータ3の外周面及び上面3bから開口している。また、図示は省略するが、ロータ3の下部には永久磁石又は磁性体が一体に装着されている。ロータ3は、軸受18がポンプ室2を上下に貫いた固定軸20に回転自在に挿通されることで、外周面3aがポンプ室2の内周面2aに対向すると共にスラスト面(上面3b)が上ケース11のポンプ室2の上面構成部に対向するようにしてポンプ室2に回転自在に配置されている。また、各ベーン溝19にはベーン4がスライド自在に収納されてロータ3の外周面3aから出入自在にされている。ロータ3をポンプ室2に配置した際には永久磁石又は磁性体とステータとが隣接して配置されるのであるが、この隣接する磁性体とステータとはロータ3を回転駆動させる駆動部を構成する。つまり、この駆動部は、図示しない電源部からステータに電流を入力することで、ステータと磁性体との間の磁気作用によって磁性体に回転トルクを発生させるものであり、この回転トルクにより磁性体、ひいてはロータ3が回転駆動されるようになっている。
ポンプ室2に収納したロータ3を駆動部にて矢印aに示す方向に回転駆動させた際には、各ベーン4はロータ3が回転することによる遠心力を受けてロータ3の外周面3aから外方へ突出し、その先端部がポンプ室2の内周面2aに設けたローラ8に常に接しながら内周面2aに沿って移動し、ポンプ室2の内面(前記多数のローラ8を設けた内周面2aや上面等)とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた複数の作動室5をポンプ室2に形成する。ロータ3はポンプ室2の偏心位置にあるから、ポンプ室2の内周面2aとロータ3の外周面3aとの距離はロータ3の回転位置に応じて異なると共にベーン4のロータ3からの突出量もロータ3の回転位置に応じて異なるのであり、つまりロータ3を回転駆動させることで各作動室5はロータ3の回転方向に移動しながらその容積を大小に変化させる。ここで、上ケース11には作動流体を作動室5に引き込む吸入口6と作動流体を作動室5から排出する吐出口7とが形成されている。吸入口6や吐出口7はポンプ室2の上面に作動室5に連通可能にするように開口されている。なお図中14は吸入口6に至る上ケース11に形成した吸入経路であり、13は吐出口7から至る上ケース11に形成した吐出経路である。
各作動室5は吸入口6に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が増大し、吐出口7に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が減少するようにされ、従ってロータ3を回転駆動すれば、作動流体が吸入口6からこれに連通する作動室5内に流入し、この作動室5内で圧縮された後に吐出口7から吐出され、ポンプとして機能する。
上記本発明のベーンポンプ1は、ポンプ室2の内周面2aにベーン4の先端部が接する回転自在なローラ8を周方向に複数設けているので、ロータ3の回転駆動時には各ベーン4の先端に接するローラ8が回転してベーン4の先端部との接触抵抗を低減でき、これにより駆動部の負荷を抑えてポンプ性能を向上できる。
また、各ベーン4の少なくとも先端部をベーン4よりも耐磨耗性に優れた耐磨耗性材料でコーティングすることも好ましい。この場合の耐磨耗性材料としては、滑性にも優れたTFE(テトラフルオロエチレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、POM(ポリオキシメチレン)、PE(ポリエチレン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、等の樹脂材料や、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)が挙げられ、このような耐磨耗性材料をベーン4にコーティングすることで、ポンプ室2の内周面2aに沿って移動するベーン4の先端部の磨耗を抑えることができる。なお、耐磨耗性材料のコーティングはベーン4の先端部のみに施しても良いし、ベーン4の全体に施しても良い。
また各ベーン4を耐磨耗性材料で構成することも好ましい。この場合の耐磨耗性材料としては、滑性にも優れたセラミック等の摺動性材料や、カーボン等の無機材料が挙げられ、ベーン4の磨耗を抑えることができる。
また各ローラ8をローラ8よりも耐磨耗性に優れた耐磨耗性材料でコーティングすることも好ましい。この場合の耐磨耗性材料としては、滑性にも優れたTFE(テトラフルオロエチレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、POM(ポリオキシメチレン)、PE(ポリエチレン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、等の樹脂材料や、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)が挙げられ、このような耐磨耗性材料をローラ8にコーティングすることでローラ8の磨耗を抑えることができる。
また各ローラ8を耐磨耗性材料で構成することも好ましい。この場合の耐磨耗性材料としては、滑性にも優れたセラミック等の摺動性材料が挙げられ、ローラ8の磨耗を抑えることができる。
なお、上記実施形態では、ポンプ室2は平面視円形に形成されているが、平面視楕円形状に形成してもよい。またベーン4をロータ3の回転駆動時の遠心力で外方へ突出するようにしたが、ベーン溝19にベーン4を外方へ付勢するようなばね材21(図4参照)を介装してロータ3の回転スピードによらずにベーン4の先端をポンプ室2の内周面2aに設けたローラ8に確実に接するようにしてもよい。またロータ3が固定軸20に対して回転自在に軸支されているが、上記固定軸20の代わりにロータ3に固定させた回転軸をポンプ室2に対して回転自在に軸支される構造を採用してもよい。また、ロータ3を回転駆動させる駆動部は磁気作用を発生させるステータと磁性体とで構成しているが、駆動部としてはロータ3に固定した回転軸をモータにて回動駆動させる構造を採用してもよい。
本発明のベーンポンプの上ケースを取り外した状態を示す分解斜視図である。 同上のベーンポンプの水平断面図である。 同上のベーン近傍の水平断面図である。 従来のベーンポンプの断面図である。
符号の説明
1 ベーンポンプ
2 ポンプ室
2a 内周面
3 ロータ
4 ベーン
5 作動室
6 吸入口
7 吐出口
8 ローラ

Claims (5)

  1. ポンプ室と、ポンプ室に収納したロータと、ロータに設けられて先端がポンプ室の内周面に沿って移動する複数のベーンと、ポンプ室の内面とロータの外周面とベーンとで囲まれてロータの回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室と、容積拡大過程の作動室に作動流体を流入させる吸入口と、容積縮小過程の作動室から作動流体を排出させる吐出口とを備え、ポンプ室の内周面に前記ベーンの先端部が接する回転自在なローラを周方向に複数設けて成ることを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記ベーンの少なくとも先端部を耐磨耗性材料でコーティングして成ることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. ベーンを耐磨耗性材料で構成して成ることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  4. 前記ローラを耐磨耗性材料でコーティングして成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベーンポンプ。
  5. 前記ローラを耐磨耗性材料で構成して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベーンポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108105085A (zh) * 2018-02-02 2018-06-01 宁波合力机泵股份有限公司 一种组合式整体滚轮滑片

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