JP2008219180A - 画像伝送システムおよびそれに用いられる画像送信装置、画像受信装置 - Google Patents

画像伝送システムおよびそれに用いられる画像送信装置、画像受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 一部の重要な画像データに対して強い誤り耐性強度を与えることによりグレースフルデグラデーションを実現可能な画像伝送システムの提供。
【解決手段】画像データを複数の階層に分割し、その分割情報を分割前の画像データの拡張情報領域に付加し、分割された少なくとも一つの階層に属する画像データに対して誤り訂正のパリティ符号を生成し、分割情報が付加された画像データと、生成されたパリティ符号とを伝送路を介して送信する画像送信装置100と、分割情報に基づいて受信した画像データを複数の階層に分割し、分割した階層の画像データの少なくとも一つに対するパリティ符号を受信した場合、それを用いて該画像データの誤りを訂正し、誤りを訂正後に分割した各階層の画像データを合成し、このデータ合成部により合成された画像データを復号する画像受信装置200を有することを特徴とする画像伝送システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の動画像符号化技術を用いて圧縮されたデータを、パケット損失等のバーストエラーが発生する可能性のある伝送路を介して伝送する画像伝送システム、およびそれに用いられる画像送信装置、画像受信装置に関する。
動画像処理技術の急速な発展により、動画像をデジタルデータとして扱い、蓄積/伝送することが広く行われている。近年、デジタルテレビ放送やHDD(Hard Disk Drive)/DVD(Digital Versatile Disk)録再機で扱われる動画像は、主にMPEG−2フォーマットで圧縮されている。
デジタル動画像が誤りの発生する可能性のある伝送路を介して送受信される場合、一般に誤り訂正符号が付与される。この場合、伝送路での誤りが誤り訂正能力を超えた場合、画質が極端に劣化する。一方、誤り率の増加に対して画像の品質を段階的に劣化させる機能であるグレースフルデグラデーション機能が知られている。一般に、グレースフルデグラデーション機能を実現するためには、データを重要度に応じて階層化して重要な階層データほど相対的に強い誤り訂正符号を付与する。これにより、各階層の誤り訂正が可能な範囲で、誤り率に応じて段階的に画質が劣化する。
但し、MPEG−2のような標準規格を対象とした場合、一般に利用されているのは非階層の符号化手段である。例えば、MPEG−2の規格には、階層符号化手段も含まれるが、市場に出回っているLSIはメインプロファイルに対応したものであり、階層符号化には対応していない。
これに対して、非階層の符号化データを階層符号化データに変換することにより、グレースフルデグラデーションを実現する技術として、特許文献1に記載された発明がある(特許文献1の図2〜図4参照)。この発明では、送信側にて非階層の符号化データを階層符号化データへトランスコードする手段(図3)と、受信側にて階層符号化データを非階層の符号化データへトランスコードする手段(図4)が開示されている。
特開2000−115085公報
上記した特許文献1に記載された発明では、非階層の符号化データを階層符号化データにトランスコードして、階層毎に誤り耐性の強さを変えることでグレースフルデグラデーションを実現している。しかし、この発明では、階層符号化データを非階層の符号化データにトランスコードできる受信装置でなければ、通常画質の画像を再生することができないという問題がある。
本発明は、上記に問題に鑑みてなされたものであり、送信側/受信側双方で同じ構成を有するデータ階層化手段により非階層の符号化データを分割することにより階層化することを可能とし、送信側では、分割されたデータに対して誤り訂正のパリティ符号を生成して非階層の符号化データと生成したパリティ符号を受信側へ送るとともに、受信側では、受信された非階層の符号化データを送信側と同様のデータ階層化手段により分割し、受信したパリティ符号を用いて訂正可能な誤りの範囲で分割データを復元することが可能な画像伝送システムおよびそれに用いられる画像送信装置、画像受信装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、画像送信装置において符号化された画像データを、伝送路を介して画像受信装置に伝送し、画像受信装置において受信した該画像データを復号化する画像伝送システムであって、前記画像送信装置は、前記画像データを複数の階層に分割する第1のデータ階層化部と、この第1のデータ階層化部における分割情報を、分割前の前記画像データの拡張情報領域に付加する分割情報付加部と、前記データ階層化部により分割された少なくとも一つの前記階層に属する画像データに対して誤り訂正のパリティ符号を生成するパリティ符号生成部と、前記分割情報が付加された前記画像データと、生成された前記パリティ符号とを前記伝送路を介して前記画像受信装置に送信する送信手段とを有し、前記画像受信装置は、前記分割情報に基づいて受信した前記画像データを複数の階層に分割する第2のデータ階層化部と、分割した前記階層の前記画像データの少なくとも一つに対する前記パリティ符号を受信した場合、それを用いて該画像データの誤りを訂正する誤り訂正部と、誤りを訂正後に分割した各階層の前記画像データを合成するデータ合成部と、このデータ合成部により合成された前記画像データを復号する復号化部とを有することを特徴とする画像伝送システムを提供する。
また、本発明では、伝送路を介して画像受信装置に符号化された画像データを送信する画像送信装置であって、前記画像データを複数の階層に分割するデータ階層化部と、このデータ階層化部における分割情報を、分割前の前記画像データの拡張情報領域に付加する分割情報付加部と、前記データ階層化部により分割された少なくとも一つの前記階層に属する画像データに対して誤り訂正のパリティ符号を生成するパリティ符号生成部と、前記分割情報が付加された前記画像データと、生成された前記パリティ符号とを前記伝送路を介して前記画像受信装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする画像送信装置を併せて提供する。
更に、本発明では、伝送路を介して画像送信装置から符号化された画像データおよび該画像データの少なくとも一部に対する誤り訂正のパリティ符号を受信する画像受信装置において、前記画像送信装置にて前記画像データを複数の階層に分割した際の分割情報が分割前の該画像データの拡張情報領域に付加されている場合に、該分割情報に基づいて受信した該画像データを複数の階層に分割するデータ階層化部と、分割した前記階層の前記画像データの少なくとも一つに対する前記パリティ符号を受信した場合、それを用いて該画像データの誤りを訂正する誤り訂正部と、誤りを訂正後に、分割した各階層の前記画像データを合成するデータ合成部とを有することを特徴とする画像受信装置を併せて提供する。
本発明によれば、画像送信装置と画像受信装置の間で非階層の符号化データを送受信する場合でも、一部の重要な画像データに対して強い誤り耐性強度を与えることによるグレースフルデグラデーションを実現し、受信側で通常画質の画像を再生することが可能な画像伝送システムおよびそれに用いられる画像送信装置、画像受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施の形態では、MPEG−2形式のビットストリームを対象とし、MPEG−2規格のデータパーティショニング(data partitioning )により符号化された画像データを階層化する例について説明するが、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、他の動き補償予測(MC)と離散コサイン変換(DCT)を用いた符号化方式のビットストリームを対象とすることができる。更に、動き補償予測(MC)と離散コサイン変換(DCT)を用いた符号化方式以外でも、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、画像データの構成要素が重要度に応じて階層化できる場合には本発明の対象とすることが出来る。
本発明にかかる画像伝送システムの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる画像伝送システムを示すブロック図である。
画像送信装置100では、線101を介して非階層符号化部110にベースバンド画像が供給される。非階層符号化部110では、MPEG−2メインプロファイルのような非階層の符号化フォーマットで、ベースバンド画像を圧縮して線102を介してデータ階層化部120および分割情報付加部140に供給する。
データ階層化部120においては、非階層符号化部110から供給される非階層の符号化データを同期回復可能な単位で重要なデータと比較的重要でないデータとに分割し、前者は線103を介して階層0の符号化データとして出力され、後者は線104を介して階層1の符号化データとして出力される。
データ階層化部120の具体的な実施の形態について図2を参照しつつ説明する。図2は、本実施形態にかかるデータ階層化部120の構成を示すブロック図である。図2において、階層化制御部502から、符号化データの分割ポイント情報(priority break point)が与えられると、DCT係数位置検出部504により分割位置が検出される。ここで、分割ポイント情報としては、分割された画像データの同期回復可能な単位の区切りが基点から何バイト目にあるかを示す情報などが用いられる。
データ分割部507は、検出された分割位置で符号化データ出力を切り替え、分割位置よりも先にあるDCT高次係数が階層1として出力される。
また、ヘッダー情報更新部506において、データパーティショニングに関する情報がシーケンス・スケーラブル・エクステンション(sequence scalable extension )に記述されて追加され、分割ポイント情報がスライスヘッダ(slice header)に追記される。
バイトアラインメント処理部508および509では、スタートコードに対するバイトアラインメントを実施する。
次に、図2における信号の流れを説明する。線102を介して非階層の符号化データは、スタートコード検出部503と、DCT係数位置検出部504と、ディレイ部505とに供給される。スタートコード検出部503およびDCT係数位置検出部504は、階層化制御部502の制御の下に、線102を介して供給される非階層の符号化データからスタートコードの検出およびDCT係数の位置の検出を行う。ディレイ部505は、線102を介して供給される非階層の符号化データを所定時間遅延させる。
また、図2において、ヘッダー情報更新部506は、スタートコード検出部503およびDCT係数位置検出部504からのデータにより、ディレイ部505で遅延された非階層の符号化データのヘッダーを更新する。
データ分割部507は、スタートコード検出部503およびDCT係数位置検出部504からのデータにより、ヘッダー情報更新部506にてヘッダー情報を更新された符号化データを階層0および階層1のデータに分割する。
そして、図2において、第1のバイトアラインメント処理部508は、スタートコード検出部503からのデータおよびデータ分割部507にて分割された階層1のデータをもとに、バイトアラインメントを施し、線104から階層1の符号化データを出力する。
第2のバイトアラインメント処理部509は、スタートコード検出部503からのデータおよびデータ分割部507にて分割された階層0のデータをもとに、バイトアラインメントを施し、線103から階層0の符号化データを出力する。
なお、階層化制御部502より供給される符号化データの分割ポイント情報(priority break point)が線105を介して出力される(図1参照)。なお、図2には階層化制御部502から分割ポイント情報が出力される線は明記していない。
図1の説明に戻って、符号量検出部130では、線103および線104を介して供給されるスライスごとにバイトアラインメントされた階層0および階層1の符号化データから、各階層のスライス終端を特定するための情報(ピクチャヘッダから各スライスの終端までのバイト数など)を検出して、線106を介して分割情報付加部140に供給する。
分割情報付加部140では、線105を介して供給される符号化データの分割ポイント情報と、線106を介して供給される各階層のスライス終端を特定するための情報を、線102を介して供給される非階層の符号化データのスライスヘッダの拡張情報領域(extra_infomation_slice)に付加する。なお、以下の説明では、各階層のスライス終端を特定するための情報として、ピクチャヘッダから各スライスの終端までのバイト数を用いることとする。
ここで、ピクチャヘッダから各スライスの終端までのバイト数は上限が1ピクチャの最大符号量であり、MPEG−2の規格上これはVBV(Video Buffering Verifier)バッファサイズが上限となる。そこで、非階層の符号化データがMP@HLで符号化されている場合には、VBVバッファサイズが9,781,248bitであることから、各階層共にスライス当たり21bitで表現可能である。分割情報が付加された非階層の符号化データは、線107を介して伝送路へ供給される。
パリティ生成部150では、線103を介して供給される階層0の符号化データと線104を介して供給される階層1の符号化データに対し、それぞれ誤り訂正符号のパリティを生成し、階層0のパリティは線108を介し伝送路へ出力され、階層1のパリティは線109を介し伝送路へ出力される。なお、伝送路の状況によっては、特に重要でないデータに関してパリティ符号を生成しなくても良い。
本実施形態にかかる伝送路におけるデータ伝送手段の具体的な一例を、図3と図4を参照しつつ説明する。本実施形態では、IPパケットによるデータ伝送とし、伝送路でのエラーはパケット損失を前提とする。
図3は、FEC(Forward Error Correction)によるパケット損失保護の概念図である。符号化データを格納する情報パケットを、図3に示すようにkパケットまとめてブロック化し、複数のパケットをまたぐ形のkバイトのデータに対し、(n−k)バイトのパリティ符号を付与するFEC符号化を行い、図のように(n−k)個のFECパケットを生成する。ここで、FEC符号化にRS(Read-Solomon)符号化を用いた場合、情報パケットとFECパケットを合わせたn個のパケットの任意の(n−k)個までのパケット損失は完全に復元される。図の例では、4個のFECパケットを付加しているため、2個のパケット損失が発生しているが、情報パケットは完全に復元できる。
図4は、非階層の符号化データを情報パケットに格納し、階層0および階層1の符号化データから生成されたFECパケットを伝送する概念図である。送信側では、非階層の符号化データを格納するk個の情報パケットに対し、図1のデータ階層化部120にてデータ分割された階層0および階層1の符号化データで構成される仮の情報パケットがそれぞれ生成され、図4に示すように複数のパケットがブロック化される。ここで、各階層が何個のパケットでブロック化されるかは、データ階層化部120にてデータ分割された結果に依存するため、通常一定の値とはならない。次に、各階層の情報パケットのブロックに対し、FECパケットをそれぞれ生成する。
伝送路には、非階層の符号化データで構成された情報パケットと、階層0と階層1に対して生成されたFECパケットが伝送される。受信側では、損失パケットを図3と同様の手段で検出し、損失パケットを含んだ形で情報パケットのブロック化を行う。次に、これらの情報パケットから送信側と同じデータ階層化部で、階層0および階層1に対応する情報パケットを生成し、それぞれブロック化する。各階層の情報パケットには、損失パケットに起因する誤りが含まれるが、これらの誤りは、各階層に対するFECパケットにより誤りが訂正される。
ここで、図4の例では、重要情報である階層0に対するFECパケットの数を階層1のそれに対して多くしている。階層0と階層1の情報パケット数が同じ場合は、相対的に階層0の誤り耐性が高まるが、一般には階層0と階層1の情報パケット数が異なる。この場合、パリティ符号の冗長度の比率を変えることにより、相対的に階層0の誤り耐性が高めることができる。例えば、情報パケット数に対するFECパケット数の比率が、階層1よりも階層0の方が大きくなるようにすれば、相対的に階層0の誤り耐性が高まることになる。
図1の説明に戻って、画像受信装置200では、伝送路にて誤りを含んだあるいはデータの損失が生じた可能性のある非階層の符号化データが、線201を介して誤り検出部210およびデータ階層化部220に供給される。
誤り検出部210では、パケット損失により消失した非階層の符号化データの情報パケットを特定するとともに、非階層の符号化データを解析してエラーを検知し、非階層の符号化データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲を特定する。そして、それらの情報(非階層の符号化データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲に関する情報)は線204を介してデータ階層化部220に供給される。
データ階層化部220では、画像送信装置100のデータ階層化部120と同様の手順で非階層の符号化データを分割し、階層0と階層1の符号化データとして線205および線206を介して誤り訂正部230に供給する。画像受信装置200のデータ階層化部220が画像送信装置100のデータ階層化部120と異なるのは、データの消失や誤りにより非階層の符号化データの一部が正常に復号できない場合の対策にある。
本実施形態のデータ階層化部220において、非階層の符号化データの一部が正常に復号できない場合の具体的な作用例を、図4、図5、図6を用いて説明する。
図4において、パケット損失により情報パケットAのデータが消失した場合、本実施形態のように可変長符号化された圧縮データの場合は、次のユニークワードで同期が回復するまでは正常な復号が出来ない。そのため、送信側でのデータ分割により階層0と階層1に対して符号量が如何に割り振られたかが分からず、消失した情報パケットAのデータによる影響の範囲Bおよび範囲Cを特定することが出来ない。
図5は、送信側の分割情報付加部140にてスライスごとに付加された符号化データの分割ポイント情報と、階層0および階層1それぞれのスライス終端を特定するための情報を利用することで、範囲Bと範囲Cを特定する具体例を示している。
図5において、ピクチャヘッダから各スライスの終端までのバイト数(N01、N02、N03、N11、N12、N13)が、非階層データのスライスヘッダ(SH1、SH2、SH3)の拡張情報領域(extra_information_slice)から取得される。
例えば、情報パケットAの消失による影響でスライス2の全般に誤りがある場合、階層0および階層1双方のスライス2の終端が不明となる。そこで、スライス3の符号化データを階層0および階層1に分割した際の各階層のバイト数(S03、S13)を用いて、階層0では(N03-S03)=N02であるから、スライス3のデータ分割終了後にスライス2のバイト区切りが復元できる。階層1も同様に、(N13-S13)=N12であるからスライス2のバイト区切りが復元できる。これにより、階層0および階層1における範囲Bおよび範囲Cが特定される。
図6は、本実施形態にかかる受信側のデータ階層化部220の構成を示すブロック図である。図6において、線201を介して非階層の符号化データは、スタートコード検出部803と、DCT係数位置検出部804と、ディレイ部805とに供給される。
スタートコード検出部803は、階層化制御部802の制御の下に、線201を介して供給される非階層の符号化データからスタートコードの検出を行う。ここでスライスヘッダが検出された場合、その拡張情報領域(extra_information_slice)に格納されている符号化データの分割ポイント情報とピクチャヘッダから各スライスの終端までのバイト数が取得され、階層化制御部802に供給される。
DCT係数位置検出部804は、階層化制御部802の制御の下に、符号化データの分割ポイント情報に基づき線201を介して供給される非階層の符号化データからDCT係数の位置の検出を行う。
ディレイ部805は、線201を介して供給される非階層の符号化データを所定時間遅延させる。
また、図6において、ヘッダー情報更新部806は、スタートコード検出部803およびDCT係数位置検出部804からのデータにより、ディレイ部805で遅延された非階層の符号化データのヘッダーを更新する。
データ分割部807は、スタートコード検出部803およびDCT係数位置検出部804からのデータにより、ヘッダー情報更新部806にてヘッダー情報を更新された符号化データを階層0および階層1のデータに分割する。
そして、図6において、第1のバイトアラインメント処理部808は、スタートコード検出部803からのデータおよびデータ分割部807にて分割された階層1のデータをもとに、正常に分割されたスライスデータに対しバイトアラインメントを施し、第1のスライスバッファ813に1スライス分の符号化データを供給する。第1のスライスバッファ813からは、蓄積された1スライス分のバイト数を階層化制御部802に供給する。
第2のバイトアラインメント処理部809は、スタートコード検出部803からのデータおよびデータ分割部807にて分割された階層0のデータをもとに、正常に分割されたスライスデータに対しバイトアラインメントを施し、第2のスライスバッファ814に1スライス分の符号化データを供給する。第1のスライスバッファ814からは、蓄積された1スライス分のバイト数を階層化制御部802に供給する。
階層化制御部802では、線204を介して供給された非階層の符号化データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲に関する情報に基づいて、階層0および階層1の誤りによる影響の範囲(図6の範囲Bと範囲C)を特定し、範囲Cのバイト数を第1のダミーデータ挿入部815へ、範囲Bのバイト数を第2のダミーデータ挿入部816へと供給する。また、階層0および階層1の誤りによる影響の範囲に関する情報は、線207を介して出力される。
第1のダミーデータ挿入部815では、第1のスライスバッファより正常に分割された1スライス分の符号化データを読み出し、階層化制御部802より供給された範囲Cのバイト数分のダミーデータを付加した後、線206から階層1の符号化データを出力する。
第2のダミーデータ挿入部816では、第2のスライスバッファより正常に分割された1スライス分の符号化データを読み出し、階層化制御部802より供給された範囲Bのバイト数分のダミーデータを付加した後、線205から階層0の符号化データを出力する。
図1の説明に戻って、画像受信装置200における、残りの構成要素に関する具体例を説明する。
誤り訂正部230には、階層0の符号化データは線205、階層0のパリティ符号は線202、階層1の符号化データは線206、階層1のパリティ符号は線203を介して供給される。また、階層0および階層1の非階層の符号化データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲に関する情報は、線207を介して供給される。
誤り訂正部230では、階層0、階層1の各階層においてパリティ符号を用いて符号化データの誤り訂正を行う。ここで、検出された訂正不能な誤り検出信号(復号エラー情報)は線208を介して、誤り訂正が施された階層0および階層1の符号化データはそれぞれ線209および線20aを介して階層化データ合成部240に供給される。
階層化データ合成部240では、線209を介して供給される階層0の符号化データと線20aを介して供給される階層1の符号化データを、線208を介して供給される復号エラー情報に応じて非階層の符号化データに合成して、線20bを介して合成された非階層の符号化データを非階層復号化部250に供給する。
階層化データ合成部240の具体的な実施の形態について図7を参照しつつ説明する。図7は、階層化データ合成部240の構成を示すブロック図である。ここでは、MPEG−2規格のデータパーティショニング(data partitioning )により階層化されたデータを非階層のMPEG−2データに再構成する例について説明する。
図7の階層化データ合成部において、第1のデータ分離部604は、線20aを介して供給される階層1の入力ストリームからデータを分離する。第2のデータ分離部605は、線209を介して供給される階層0の入力ストリームからデータを分離する。ヘッダー分離部606は、線209を介して入力される階層0の入力ストリームからヘッダーを分離する。各階層の符号化データには、同じヘッダー部が存在するため、階層0のものを用い、階層1のものは使用しない。
また、データ再構成部609は、第1のデータ分離部604にて階層1の入力ストリームから分離されたデータ、および第2のデータ分離部605にて階層0の入力ストリームから分離されたデータをもとに、非階層のデータを再構成する。ヘッダー付加部610は、データ再構成部609で再構成されたデータに、ヘッダー分離部606で分離されたヘッダーを付加して線20bを介して出力する。
そして、階層データ制御部608は、線208を介して供給される復号エラー情報および後述の階層情報に基づき、この階層化データ合成部の各部を制御し、非階層データである1つの符号化データに再構成する。前記の階層情報は、例えばMPEG−2規格のトランスポートストリームにおいては、番組対応表(program map table; PMT)に記述される階層記述子(hierarchy_descriptor)から得ることができる。また、IP(Internet Protocol)パケットにQoS優先度を付加できるDiffserveサービス機能を利用したIPパケット伝送の場合は、DSCP(DiffServe Code Point)情報から階層情報を得ることができる。
図1の説明に戻って、非階層符号化部250では、線20bを介して供給される非階層の符号化データが供給され、復号画像データを生成した後、線20cを介して画像がディスプレイ等に出力される。
以上説明した構成により、送信側/受信側双方で同じ構成を有するデータ階層化手段により非階層の符号化データを分割することにより階層化することを可能とし、送信側では、分割されたデータに対して誤り訂正のパリティ符号を生成して非階層の符号化データと生成したパリティ符号を受信側へ送るとともに、受信側では、受信された非階層の符号化データを送信側と同様のデータ階層化手段により分割し、受信したパリティ符号を用いて訂正可能な誤りの範囲で分割データを復元することが可能な画像伝送システムおよびそれに用いられる画像送信装置、画像受信装置を提供することが可能となる。これにより、画像送信装置と画像受信装置の間で非階層の符号化データを送受信する場合でも、一部の重要な画像データに対して強い誤り耐性強度を与えることによるグレースフルデグラデーションを実現し、受信側で通常画質の画像を再生することが可能となる。
次に、本発明にかかる画像伝送システムの変形例について説明する。
図8は、本発明にかかる画像伝送システムの第1の変形例を示すブロック図である。画像送信装置900は、図1における画像送信装置100を拡張したものであり、構成要素である、非階層符号化部110、データ階層化部120、符号量検出部130、分割情報付加部140および第1のパリティ生成部150は、画像送信装置100の構成要素と同一である。ここで、前記構成要素に関わる線101、線102、線103、線104、線105、線106、線108および線109も、画像送信装置100の信号線と同一である。
本変形例では、画像送信装置900において、分割情報付加部140から線107を介して出力される分割情報が付加された非階層の符号化データは、第2のパリティ生成部910へも供給される。第2のパリティ生成部910では、非階層の符号化データに対して直接FECのパリティ符号が生成され、線901を介して伝送路へ供給される。
図8における第1の画像受信装置200は、図1における画像受信装置200と同一である。また、図8における第1の画像受信装置200に信号を供給する線201、線202および線203と信号を出力する線20cは、図1における画像受信装置200に信号を供給する線201、線202および線203と信号を出力する線20cと同一である。
一方、図8における第2の画像受信装置700は、非階層の符号化データと、第2のパリティ生成部910において非階層の符号化データ対して直接生成されたFECのパリティ符号を受信し、画像信号を再生するものである。第2の画像受信装置700には、画像送信装置900から線107を介して伝送路に供給された非階層の符号化データが、伝送路より線701を介して供給される。また、第2の画像受信装置700には、画像送信装置900から線901を介して伝送路に供給されたパリティ符号が、伝送路より線702を介して供給される。
第2の画像受信装置700における誤り訂正部710には、線701と線702を介してそれぞれ非階層の符号化データとパリティ符号が供給され、誤り訂正処理が成された後、誤り訂正処理された非階層の符号化データが線703を介して非階層復号化部720に供給される。
非階層符号化部720では、線703を介して供給される非階層の符号化データが供給され、復号画像を生成した後、線704を介して画像データがディスプレイ等に出力される。
本変形例は、IPマルチキャスト配信にて、非階層の符号化データ(線107)を格納した情報パケットと、非階層の符号化データに対するパリティ符号(線901)を格納した第1のFECパケット、階層0に対するパリティ符号(線108)を格納した第2のFECパケットおよび階層1に対するパリティ符号(線109)を格納した第3のFECパケットが基幹ネットワークに送出される。伝送路でのパケット損失の影響が比較的高い環境では、第1の画像受信装置にて情報パケットと第2のFECパケットおよび第3のFECパケットを受信することで、図1に示した画像伝送システムと同様に、グレースフルデグラデーション機能が有効な視聴環境が得られる。また、伝送路でのパケット損失の影響が比較的低い環境では、既存の画像受信装置である第2の画像受信装置にて情報パケットと第1のFECパケットを受信することで互換性を保つことが出来る。
次に、本発明にかかる画像伝送システムにおける画像受信装置の変形例を図9、図10、図11および図12を用いて説明する。
図9は、非階層の符号化データを情報パケットに格納し、この情報パケットからFECパケットを生成して、それぞれ伝送すると共に、同時にデータ分割後の階層0の符号化データから生成されたFECパケットを併せて伝送する際の概念図である。これらのパケットに格納される情報は、図8の画像送信装置900から送信される情報に含まれる(線107、線901、線108に相当する)。受信側では、損失パケットを図1に示した画像伝送システムと同じ手法で検出し、損失パケットを含んだ形で情報パケットのブロック化を行う。次に、これらの情報パケットから送信側と同じデータ分割手段で、階層0に対応する情報パケットを生成してブロック化する。階層0に対応する情報パケットには、損失した情報パケットに起因する誤りが含まれるが、この誤りは、階層0に対するFECパケットにより誤りが訂正されるようにする。
ここで、図9の例では、重要情報である階層0に対するFECパケットの数を非階層データに対するFECパケットの数よりも多くしている。すなわち、パケット損失率が小さい場合は、非階層データに対するFECパケットにより非階層データの損失が訂正可能である。そして、パケット損失率が大きくなるにつれ、訂正不能となったパケットAに対応する階層0のデータ領域Bは、階層0に対するFECパケットにより誤りが訂正される。
以上のことから、非階層データが誤り無く受信できた場合および非階層データに対するFECパケットにより誤りが訂正可能な場合は非階層データを出力し、誤りの訂正が不可能な場合は階層0のデータを復元して出力する。したがって、非階層データに対するFECパケットにより誤りが訂正できない場合でも、重要情報である階層0のデータが階層0に対するFECパケットにより復元でき、グレースフルデグラデーション機能が実現される。
図10は、本発明にかかる画像伝送システムにおける画像受信装置の変形例を示すブロック図である。画像送信装置900は、図8における画像送信装置900と同一であり、入出力の信号線である線101、線107、線108、線109および線901も、画像送信装置900の信号線と同一である。
図10の画像受信装置a00では、線a01を介して伝送路にて損失が生じた可能性のある非階層の符号化データが、線a02を介して非階層の符号化データに対するFECデータが、第1の誤り訂正部a10に供給される。
第1の誤り訂正部a10では、パケット損失により消失した非階層の符号化データの特定を行い、線a02を介して供給されるFECパケットにより消失したデータの訂正を行う。正常に受信できたデータおよびFECパケットにより訂正できたデータは、線a04を介して出力される。また、FECパケットにより消失したデータの訂正が不可能な場合は、非階層の符号化データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲を特定し、その情報は線a05を介してデータ階層化部a30に供給される。
データ階層化部a30では、図1に示したデータ階層化部220と同様の手順で非階層の符号化データを分割し、階層0の符号化データとして線a06を介して第2の誤り訂正部a40に供給する。ここで、図11はデータ階層化部a30の構成を示すブロック図であり、図6に示したデータ階層化部200における階層1の符号化データを生成する構成要素を取り除いたものである。その他の構成要素(802、803、804、805、806、807、809、814、816)および信号線は同一である。線a07からは、階層0における誤りの影響の情報が出力され、第2の誤り訂正部a40に供給される。
第2の誤り訂正部a40には、線a06を介して階層0の符号化データが、線a03を介して階層0のデータに対するFECパケットが、そして線a07を介して階層0における誤りの影響に関する情報(符号化データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲に関する情報)が供給される。第2の誤り訂正部a40では、線a07を介して供給される階層0における誤りの影響の情報にしたがって、誤りが発生している階層0の符号化データを階層0に対するFECパケットにより誤り訂正する。ここで、誤り訂正された階層0の符号化データを特定する情報(図5に示した、何番目のスライスが誤り訂正されたかの情報)は線a08を介して、階層0の符号化データは線a09を介してデータ選択部a50に供給される。データ選択部a50には、線a04を介して非階層の符号化データが、線a09を介して階層0の符号化データが、線a08を介して誤り訂正された階層0の符号化データを特定する情報が供給される。
図12は、データ選択部a50の構成を示すブロック図である。線a08を介してデータ選択部a50に供給される、誤り訂正された階層0の符号化データを特定する情報は、階層データ制御部b04に供給される。階層データ制御部b04では、最小の同期回復単位であるスライスごとに、当該スライスにおいて階層0の符号化データが誤り訂正処理されたか否か、さらに誤り訂正処理された場合は階層0の符号化データが訂正可能であったか否かを誤り訂正された階層0の符号化データを特定する情報a08を用いて判定する。前記判定結果は、スライスごとにエラー情報として第1のデータ分離部b01、第2のデータ分離部b02、ヘッダー分離部b03、データ切替部b05およびヘッダー付加部b06に供給される。
線a04を介してデータ選択部a50に供給される非階層の符号化データは、第1のデータ分離部b01に供給される。第1のデータ分類部b01では、非階層の符号化データからヘッダー情報が取り除かれた後、データ切替部b05に供給される。また、第1のデータ分離部b01では、階層データ制御部b04より供給されるエラー情報により、当該スライスにおいて非階層データの誤り訂正が不可能であったことが通知された場合、当該スライスのデータはMPEG−2のシンタックスとして不都合の無い任意のデータに置き換えられた後、データ切替部b05に供給される。
線a09を介してデータ選択部a50に供給される階層0の符号化データは、第2のデータ分離部b02とヘッダー分離部b03に供給される。第2のデータ分離部b02では、最小の同期回復単位であるスライスごとに、階層0の符号化データからヘッダー情報を取り除くとともに、スライスヘッダに含まれる分割ポイント情報にしたがって、ブロック毎に分割ポイントにEOB(End Of Block)符号が付加された後、データ切替部b05に供給される。また、第2のデータ分離部b02では、階層データ制御部b04より供給されるエラー情報により、当該スライスにおいて階層0の符号化データの誤り訂正が不可能であったことが通知された場合、当該スライスのデータはMPEG−2のシンタックスとして不都合の無い任意のデータに置き換えられた後、データ切替部b05に供給される。
ヘッダー分離部b03では、線a09を介して供給される階層0の符号化データからスライスごとにヘッダー情報が分離された後、ヘッダー情報はヘッダー付加部b06に供給される。また、階層データ制御部b04より供給されるエラー情報により、当該スライスにおいて階層0の符号化データの誤り訂正が不可能であったことが通知された場合、当該スライスのヘッダー情報はMPEG−2のシンタックスとして不都合の無い任意のヘッダー情報に置き換えられた後、ヘッダー付加部b06に供給される。また、階層0の符号化データから分離されたヘッダー情報から、分割ポイント情報を削除した後、ヘッダー付加部b06に供給しても良い。
データ切替部b05では、階層データ制御部b04より供給されるエラー情報により、非階層の符号化データにエラーが含まれていないと判断される場合には、第1のデータ分離部より供給されるデータをヘッダー付加部b06に供給し、非階層の符号化データにエラーが含まれていると判断される場合には、第2のデータ分離部より供給されるデータをヘッダー付加部b06に供給する。
ヘッダー付加部b06では、スライスごとにデータ切替部b05より供給されるデータに、ヘッダー分離部b03より供給されるヘッダーを付加した後、線a0bを介して出力する。
非階層符号化部a60では、線a0bを介して供給される非階層の符号化データが供給され、復号画像を生成した後、線a0cを介して画像データがディスプレイ等に出力される。
なお、図11の伝送路には画像受信装置a00しか接続されていないが、画像送信装置900より送出されるデータは、上述した画像受信装置200や画像受信装置700で視聴することも可能であるため、図11の伝送路に画像受信装置200や画像受信装置700を接続して視聴することも可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明にかかる画像伝送システムを示すブロック図。 データ階層化部の構成を示すブロック図。 FEC(Forward Error Correction)によるパケット損失保護の概念図。 符号化データから生成されたFECパケットを伝送する概念図。 消失した情報パケットのデータによる影響の範囲を特定する概念図。 受信側のデータ階層化部の構成を示すブロック図。 階層化データ合成部の構成を示すブロック図。 本発明にかかる画像伝送システムの第1の変形例を示すブロック図。 非階層の符号化データを情報パケットに格納し、この情報パケットからFECパケットを生成して、それぞれ伝送すると共に、同時にデータ分割後の階層0の符号化データから生成されたFECパケットを併せて伝送する際の概念図。 本発明にかかる画像伝送システムにおける画像受信装置の変形例を示すブロック図。 データ階層化部の構成を示すブロック図。 データ選択部a50の構成を示すブロック図。
符号の説明
100 画像送信装置
110 階層符号化部
120 データ階層化部
130 符号量検出部
140 分割情報付加部
150 パリティ生成部
200 画像受信装置
210 誤り検出部
220 データ階層化部
230 誤り訂正部
240 階層化データ合成部
250 非階層復号化部

Claims (10)

  1. 画像送信装置において符号化された画像データを、伝送路を介して画像受信装置に伝送し、画像受信装置において受信した該画像データを復号化する画像伝送システムであって、
    前記画像送信装置は、前記画像データを複数の階層に分割する第1のデータ階層化部と、この第1のデータ階層化部における分割情報を、分割前の前記画像データの拡張情報領域に付加する分割情報付加部と、前記データ階層化部により分割された少なくとも一つの前記階層に属する画像データに対して誤り訂正のパリティ符号を生成するパリティ符号生成部と、前記分割情報が付加された前記画像データと、生成された前記パリティ符号とを前記伝送路を介して前記画像受信装置に送信する送信手段とを有し、
    前記画像受信装置は、前記分割情報に基づいて受信した前記画像データを複数の階層に分割する第2のデータ階層化部と、分割した前記階層の前記画像データの少なくとも一つに対する前記パリティ符号を受信した場合、それを用いて該画像データの誤りを訂正する誤り訂正部と、誤りを訂正後に分割した各階層の前記画像データを合成するデータ合成部と、このデータ合成部により合成された前記画像データを復号する復号化部と
    を有することを特徴とする画像伝送システム。
  2. 伝送路を介して画像受信装置に符号化された画像データを送信する画像送信装置であって、
    前記画像データを複数の階層に分割するデータ階層化部と、
    このデータ階層化部における分割情報を、分割前の前記画像データの拡張情報領域に付加する分割情報付加部と、
    前記データ階層化部により分割された少なくとも一つの前記階層に属する画像データに対して誤り訂正のパリティ符号を生成するパリティ符号生成部と、
    前記分割情報が付加された前記画像データと、生成された前記パリティ符号とを前記伝送路を介して前記画像受信装置に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする画像送信装置。
  3. 前記データ階層化部は、前記画像受信装置において分割前の前記画像データを復号する際に同期回復可能な単位で、該画像データを複数の階層に分割するものであることを特徴とする請求項2記載の画像送信装置。
  4. 前記データ階層化部は、MPEG−2規格におけるデータパーティショニング手段であることを特徴とする請求項2または3のいずれか一項に記載の画像送信装置。
  5. 前記分割情報付加部は、前記分割情報として、分割された前記画像データの同期回復可能な単位の区切りが基点から何バイト目にあるかを示す情報を付加するものであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像送信装置。
  6. 前記分割情報付加部は、前記分割情報として、分割された各階層に属する前記画像データのスライス終端を特定するための情報を付加するものであることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の画像送信装置。
  7. 前記のパリティ符号生成部は、複数の前記階層に属する前記画像データに対して誤り訂正のパリティ符号を生成する場合、該階層に属する画像データの重要度に応じてパリティ符号の冗長度の比率を変えることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の画像送信装置。
  8. 伝送路を介して画像送信装置から符号化された画像データおよび該画像データの少なくとも一部に対する誤り訂正のパリティ符号を受信する画像受信装置において、
    前記画像送信装置にて前記画像データを複数の階層に分割した際の分割情報が分割前の該画像データの拡張情報領域に付加されている場合に、該分割情報に基づいて受信した該画像データを複数の階層に分割するデータ階層化部と、
    分割した前記階層の前記画像データの少なくとも一つに対する前記パリティ符号を受信した場合、それを用いて該画像データの誤りを訂正する誤り訂正部と、
    誤りを訂正後に、分割した各階層の前記画像データを合成するデータ合成部と
    を有することを特徴とする画像受信装置。
  9. 前記データ合成部により合成された前記画像データを復号する復号化部をさらに備えたことを特徴とする請求項8記載の画像受信装置。
  10. 前記分割情報は、前記画像送信装置において分割された前記画像データの同期回復可能な単位の区切りが基点から何バイト目にあるかを示す情報と、前記画像送信装置において分割された各階層に属する前記画像データのスライス終端を特定するための情報を含み、
    前記データ階層化部は、前記分割情報と、前記画像データにおける正常な復号が出来ないデータの範囲の情報に基づいて、前記階層の前記画像データにおける誤りによる影響の範囲を特定することを特徴とする請求項8または9のいずれか一項に記載の画像受信装置。
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