JP2008218397A - 燃料電池 - Google Patents

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勇介 葛島
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Shinichi Matsumoto
信一 松本
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Abstract

【課題】燃料電池のアノード極の三相界面を適正な状態として燃料電池の発電性能を向上させる。
【解決手段】燃料電池は、電解質と、電解質の両側に配置されたアノード極とカソード極と、アノード極に接するように形成され燃料が流通する燃料流路とを備える。燃料流路に流通する燃料には、燃料と共にイオン伝導性を有する材料が混合されている。例えば、燃料流路には、燃料供給手段から燃料が供給されると共に、イオン伝導性材料供給手段から、イオン伝導性を有する材料を供給されるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は燃料電池に関する。より具体的には、一対の電極のそれぞれに供給された燃料と酸素との電気化学反応により発電する燃料電池に関するものである。
現在、燃料電池としては、アルカリ型、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体電解質型、固体高分子型などがある。例えば、特開2002−8706号公報には、アルカリ型燃料電池が開示されている。
このアルカリ型燃料電池は、酸素極と水素極と両電極間に挟まれるマトリックスとを有している。マトリックスは不導体膜に水酸化カリウム規定溶液を含浸したものである。この燃料電池においては、水素極に接するようにして反応室が設けられている。水素極には、反応室内で生成された水素が供給される。酸素極には大気が供給される。
水素又は大気が各電極に供給されると、酸素極では、酸素分子が、水素極から取り出された電子を受け取ると共に水と反応し、いくつかの段階を経て水酸化物イオンが生成される。水酸化物イオンは水酸化カリウム規定溶液中を移動して水素極に到達する。一方、水素極では水素ガスが触媒電極に吸着して水素原子となる。水素原子は水酸化物イオンと反応する。その結果、水素極では水が生成されると共に電子が放出される。
また、上記従来技術の燃料電池によれば、水素極に供給される水素は反応室で生成されるため炭素が含まれない構造とされている。上記従来技術においては、このように炭素を含まない純水素を供給可能な構造とすることで、電解質の変質による燃料電池の特性の低下を防止している。
特開2002−8706号公報 特開2006−236776号公報
しかし、上記従来技術においては、供給される燃料が反応室で生成された純水素に限定される。従って、燃料電池の総出力は結局、反応室における純水素の生成量に限定されることとなる。一般にアルカリ型燃料電池は低温での反応に優れ100℃以下の動作域で高い発電効率を発揮するが、今後の燃料電池の多方面での様々な環境下での利用を考慮すれば、燃料電池の更なる総出力の向上、出力密度や出力効率の向上が望まれる。また、このことはアルカリ型燃料電池に限るものではなく、他の型の燃料電池についても言えることである。
従って、この発明は上記の課題を解決することを目的として、燃料電池のアノード極において適正な三相界面を維持することで発電性能が向上するよう改良された燃料電池を提供するものである。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、燃料電池であって、
電解質と、
前記電解質の両側に配置された、アノード極とカソード極と、
前記アノード極に接するように形成され、燃料が流通する燃料流路と、
を備え、
前記燃料には、イオン伝導性を有する材料が混合されている。
第2の発明は、第1の発明において、
前記燃料流路に燃料を供給する燃料供給手段と、
前記燃料と共に、イオン伝導性を有する材料を供給するイオン伝導性材料供給手段と、
を、更に備えることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記イオン伝導性を有する材料は、前記電解質を構成する物質と同一の物質を含む。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1の発明において、前記電解質は、陰イオンを透過させる電解液を含む。
第5の発明は、第1から第3のいずれか1の発明において、前記電解質は、陰イオン交換膜である。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、前記イオン伝導性を有する材料は、水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムである。
第7の発明は、第4又は第5の発明において、前記イオン伝導性を有する材料は、トリエタノールアミンである。
第8の発明は、第4から第7のいずれか1の発明において、前記燃料は、アルコール、メタン、アンモニア、及び、水素により構成される群のうちのいずれか1の燃料である。
第9の発明は、第8の発明において、前記燃料は、メタノール又はエタノールである。
第10の発明は、第1から第9のいずれか1の発明において、
前記イオン伝導性を有する材料の、前記燃料に対する割合は、0より大きく20%以下である。
第1の発明によれば、燃料電池のアノード極の流路に流通する燃料には、イオン伝導性を有する材料が混合されている。これにより、アノード極の電解質が存在しない部分あるいは電解質が流出、劣化した部分に、新たにイオン伝導性を有する材料を供給することができる。これにより、アノード極の三相界面を適正な状態とし、反応場の面積を増大させた状態に維持することができる。従って、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
第2の発明よれば、燃料電池は燃料流路に燃料を供給する燃料供給手段と、燃料と共にイオン伝導性を有する材料を供給するイオン伝導性材料供給手段とを備えている。これにより、燃料と共に供給されるイオン伝導性を有する材料が流出あるいは劣化して三相界面を維持できない状態となっても、新たなイオン伝導性材料を供給することができる。従って、三相界面を適正な状態で維持することができ、反応場の面積を増大させた状態で維持することができる。従って、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
第3の発明よれば、前記イオン伝導性を有する材料は電解質を構成する物質と同一の物質を含んで構成される。これにより、アノード極の三相界面が形成されていない部分あるいは三相界面の電解質が劣化した部分に、電解質を供給することができるため、三相界面を適正な状態に形成、維持することができる。
第4、第5の発明によれば、電解質は陰イオンを透過させる。つまり、アルカリ型の燃料電池において本発明を適用することができ、アルカリ電池のアノード極の三相界面を確実に維持することで、発電性能を向上させることができる。
第6の発明によれば、イオン伝導性を有する材料は、水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムである。これにより、アルカリ型の燃料電池のアノード極の三相界面が形成されていない部分あるいは劣化した部分に、適正な三相界面を形成することができ、燃料電池の発電性能の向上を図ることができる。
第7の発明によれば、イオン伝導性を有する材料は、トリエタノールアミンである。これにより、アルカリ型の燃料電池のアノード極の三相界面が形成されていない部分あるいは劣化した部分に、適正な三相界面を形成することができ、燃料電池の発電性能の向上を図ることができると共に、イオン伝導性を有する材料による燃料電池の劣化を防ぐことができる。
第8の発明によれば、燃料は、アルコール、メタン、アンモニア、及び、水素のいずれかである。このような燃料を用いる場合にも、より確実に三相界面を形成して反応場の面積を十分に確保することで、より発電性能を向上させることができる。
第9の発明によれば、燃料は、メタノール又はエタノールである。このような燃料を用いる場合にも、より確実に三相界面を形成して反応場の面積を十分に確保することができる。同時に、これらの燃料は液体燃料であるため、容易にイオン伝導性材料を混合させることができ、発電性能をより確実に向上させることができる。
第10の発明によれば、イオン伝導性を有する材料の燃料に対する割合は、0より大きく20%以下とされる。この範囲にイオン伝導性材料の割合を維持することで、確実に三相界面を維持、形成できる状態を確保しつつ、発電に必要な燃料の量を確保することができる。従って、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
実施の形態.
図1は、この発明の燃料電池の構成について説明するための図である。図1に示す燃料電池はアルカリ型燃料電池である。燃料電池はアニオン交換膜10(電解質)を有している。アニオン交換膜10の両側にはアノード極20及びカソード極30が配置されている。アノード極20には燃料経路40が接続され、燃料経路40には燃料供給源42(燃料供給手段及びイオン伝導性材料供給手段)が接続されている。燃料供給源42から、燃料経路40を介してアノード極20に燃料が供給され、アノード極20から未反応の燃料を含む未反応燃料が排出される。一方、カソード極30には酸素経路50が接続されている。酸素経路50を介してカソード極30に大気が供給され、カソード極30から未反応の酸素を含む大気オフガスが排出される。
燃料電池の発電の際にはアノード極20には燃料として少なくとも水素を含む燃料が供給される。一方、カソード極30には大気(又は酸素)が供給される。アノード極に燃料が供給されると、後述するアノード極触媒層の機能により燃料中の水素原子と、アニオン交換膜10を通過した水酸化物イオンとが反応して水が生成される共に、電子が放出される。アノード極20での反応は、次式(1)のようになる。
+2OH → 2HO+2e ・・・・(1)
一方、カソード極30に大気が供給されると、大気中の酸素分子は後述するカソード極触媒層の機能により、いくつかの段階を経て、電極から電子を受け取って水酸化物イオンが生成される。カソード極30での反応は、次式(2)のようになる。
1/2O+HO+2e → 2OH ・・・・(2)
以上のようなアノード極20側とカソード極30側における反応をまとめると、燃料電池全体では次式(3)のように水の生成反応が起き、このときの電子が両極側の集電板を介して移動し、これにより電流が流れて発電することになる。
+1/2O → HO ・・・・(3)
このようなアルカリ型の燃料電池において、アニオン交換膜10は、カソード極30の触媒電極で生成される水酸化物イオン(OH-)をアノード極20に移動させることができる媒体であれば特に限定されない。具体的にアニオン交換膜10としては、例えば、1〜3級アミノ基、4級アンモニウム基、ピリジル基、イミダゾール基、4級ビリジウム基、4級イミダゾリウム基などのアニオン交換基を有する固体高分子膜(アニオン交換樹脂)があげられる。また、固体高分子の膜としては、例えば、炭化水素系及びフッ素系樹脂などがあげられる
図2は、図1の点線(A)で囲む部分を拡大した図である。図2に示すように、アノード極20は、アノード極触媒層22と集電板24を有している。アノード極20に供給された燃料は、集電板24を通過してアノード極触媒層22全面に供給される。アノード極触媒層22は、供給される燃料中から水素原子を取り出し、アニオン交換膜10を通過した水酸化物イオンと反応させて水(H2O)を生成すると共に、集電板24に電子(e-)を放出する触媒としての機能を有する。
同様にカソード極30はカソード極触媒層と集電板とを有している。カソード極30に供給される大気は、集電板を通過してカソード極触媒層全面に供給される。カソード極触媒層は、集電板から電子(e-)を受け取って、酸素(O2)と水(H2O)とから水酸化物イオンを生成させる機能を有している。
各電極触媒層の構成材料はそれぞれ上記の機能を有するものであれば、特に限定されるものではない。電極触媒層の構成材料としては、例えば、鉄(Fe)、白金(Pt)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)より形成されたもの、あるいは、これらの金属のいずれかをカーボン等の担体に担持させたもの、あるいは、これらの金属原子を中心金属とする有機金属錯体、あるいは、このような有機金属錯体と担体に担持させたもの等があげられる。また、各電極触媒層の表面には多孔質等で構成された拡散層を配置することもできる。
図2においては、金属触媒である触媒粒子22b、22cを担体22aに担持させたものを、アニオン交換膜10と同様の組成を有する電解質に混ぜてアニオン交換膜10表面に塗布することにより形成されたアノード極触媒層22を例として説明する。
この燃料電池の電気化学反応中において、アニオン交換膜10を通過した水酸化物イオンは、アノード極触媒層22に存在する電解質中を移動して触媒粒子22bに到達する。一方、供給された燃料が触媒粒子22bに吸着すると、分解されて水素原子が生成される。触媒粒子22bにおいては、生成された水素原子と水酸化物イオンとが上記(1)のような反応を起こす。
しかし、このような電気化学反応は、アノード極触媒層22に電解質(あるいはアニオン交換膜)と触媒粒子22bと燃料が共に存在する適正な三相界面が形成されている場合に起こるものである。例えば、図2の触媒粒子22cのように周りに電解質が存在しない場合、触媒粒子22cには水酸化物イオンが移動して来ることができない。このため触媒粒子22cは反応場として機能せず未使用な状態となる。つまり、触媒粒子22cが存在しても、適正な三相界面が形成されていない部分では反応を起こすことができない。従って、燃料電池の発電性能をより向上させるためには、反応場として機能していない触媒粒子22cを少なくして、適正な状態の三相界面の面積(つまり反応場の面積)を増大させることが好ましい。
そこで、この実施の形態の燃料電池においては、燃料供給源42において燃料にイオン伝導性を有する材料(以下「伝導補助剤」)を混合し、伝導補助剤が混合された燃料を供給する。つまり、燃料と共に電解質膜であるアニオン交換膜10と同様の機能を有する材料をアノード極触媒層22に供給する。これにより触媒粒子22b、22cに伝導補助剤と燃料とが供給されることとなる。その結果、電解質が存在しない部分あるいは流出や劣化により三相界面が維持できなくなった触媒粒子22cのような部分にも、新たな電解質として伝導補助剤が供給される。その結果、多くの触媒粒子22b、22cにおいて適正な三相界面を形成することができ、アノード極20における反応場の面積を増大させることができる。
具体的に、燃料に混入させるイオン伝導性を有する材料としては、アノード極触媒22中で水酸化物イオンを移動させる機能を有するもの、即ちアノード極触媒層22をアルカリ雰囲気とするものであれば良い。従って、例えば、伝導補助剤としては、水酸化カリウムあるいは水酸化ナトリウム等の溶液や、あるいは、アニオン交換膜10を構成する物質と同一の材料を用いることができる。
このような伝導補助剤は燃料と共に燃料経路40を流通させることでアノード極20に供給すればよい。これにより、例えば三相界面が形成されていない部分や劣化している部分にも常に新たな電解質を供給することができる。従って、三相界面を適正な状態に維持して、反応場の面積を増大させた状態で維持することができる。これにより燃料電池の発電性能を高く維持することができる。
燃料としては、水素を含有しアノード極20において水素原子を抽出することができるものであればよい。従って、例えば、アルコール、バイオアルコール、あるいはメタンやアンモニア等を用いることができる。アルコールとしてはメタノールやエタノール、バイオエタノール等を用いることができる。但し、伝導補助剤を混合させて供給するものであるため、エタノールのように常温で液体であるものが好ましい。また、エタノールであれば比較的安価に入手可能な材料であるため、燃料電池のコストダウンにおいても有効である。
なお、実施の形態では、燃料電池としてアニオン交換膜10を用いたアルカリ型燃料電池を用いる場合について説明した。しかし、この発明はアルカリ型燃料電池に限るものではなく、例えばPEMのようにプロトンを移動させる固体高分子膜をイオン交換膜として用いた燃料電池に適用することができる。この場合には、プロトンが膜中を移動してカソード極側に移動するため、燃料中にプロトンを移動させる機能を有する材料を混合させる。
また、図1ではアニオン交換膜10を一対の電極(アノード極20及びカソード極30)で挟み、各電極に燃料経路40と大気経路50とを配置して構成された燃料電池について説明した。しかし、この発明において燃料電池の構成はこれに限るものではなく、例えば、電解質膜と一対の電極とからなる膜-電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)がセパレータで分離されて複数積層された構造を有するものであってもよい。この場合にも、各MEAのアノード極に燃料を供給する流路内に、伝導補助剤を混合した燃料を流通させるようにすれば、各MEAのアノード極で適正な三相界面を形成することができる。
また、実施の形態では、未反応燃料が外部に排出される場合について説明した。しかし、この発明においてはこれに限るものではない。例えば、未反応燃料が排出される配管に、燃料経路の上流側に接続する循環経路を接続し、未反応燃料が新たに供給される燃料及び伝導補助剤と共に循環して用いられるようにすることができる。
またこのように循環経路を有する構造とした場合、伝導補助剤が劣化の少ない性質のものであれば、新たに燃料供給源42から供給する燃料には伝導補助剤を加えないようにしてもよい。この場合にも燃料経路を循環する燃料内に予め伝導補助剤を混合しておくことで、繰り返し伝導補助剤を流通させることができる。従って、常に伝導補助剤を燃料と共に供給しなくても、三相界面を適正に維持する効果を得ることができる。またこのようにする場合、伝導補助剤の劣化のタイミング等を考慮して所定のタイミングにおいてのみ伝導補助剤を燃料に混合し燃料供給源42から新たに供給する構成とすることもできる。
[実施例1]
この実施例1では、電解質膜としてアニオン交換膜を使用し、電極面積を36mm×36mmとし、カソード側にカーボンを担持させたFe−Co系触媒を、アノード側にはNiに担持させたFe−Ni−Co系触媒を用い、電解質膜に直接塗布してMEAを作成した。また、燃料として10%エタノール水溶液を用い、このエタノール水溶液に伝導補助剤としてKOHを混合した。この例では、エタノールに混合するKOHの量を0〜20[Vol.%]の割合で変化させ、それぞれの場合の電圧[V]及び電流密度[mA/cm2]について測定した結果を表している(表1)。また、この結果を図3に示している。図3において横軸は電流密度[mA/cm2]、縦軸は電圧[V]を表している。
Figure 2008218397
表1及び図3に示すようにKOHが混合されていない場合の電流密度は、電圧0.6[V]で2[mA/cm2]と測定された。これに対して、エタノールに伝導補助剤であるKOHを混合した場合、その混合割合が1〜20[Vol.%]の間の全ての場合において大幅に電流密度が高くなっていることがわかる。また混合させるKOHの量は10[Vol.%]の場合に、0.6[V]で215[mA/cm2]、0.8[V]で71[mA/cm2]と電流密度が最も高くなり、発電効率が最良となったことがわかる。
このように、燃料に伝導補助剤を混合した場合においても、電流密度を上昇させることができることが確認された。これはアニオン交換膜と同様に陰イオンを移動させることができるイオン伝導性を有する材料を伝導補助剤として供給することにより、触媒粒子と燃料と電解質とからなる三相界面を適正な状態とし、多くの触媒粒子22b、22cを触媒電極(つまり反応場)として機能させることができるためであると考えられる。
なお、KOHは燃料経路中で燃料に含まれる炭素(あるいは一酸化炭素、二酸化炭素)と反応し劣化しやすい。従って、実施例1のようにエタノールにKOHを混合して用いる場合、伝導補助剤を循環して使用しようとしても劣化により必要な機能を発揮できない状態となることが考えられる。従って、KOH等の炭素に対する耐性の弱い伝導補助剤を用いる場合には、燃料と伝導補助剤とを循環させず、未反応燃料を常に排出するようにするか、あるいは伝導補助剤だけを選択的に分離して、排出側で未反応燃料から伝導補助剤を抽出して除去した後で、未反応燃料を循環利用するようにすることが好ましい。
[実施例2]
実施例2では、実施例1と同様に、電解質膜としてアニオン交換膜を、カソード側にカーボンを担持させたFe−Co系触媒を、アノード側にはNiに担持させたFe−Ni−Co系触媒を用い、電極面積を36mm×36mmとしたMEAを用いた。このMEAに供給する燃料として10wt%エタノール水溶液を用い、燃料に混合する伝導補助剤としてKOHを用いた。実施例2では、エタノールに混合する、エタノール水溶液とKOHとの混合液全体に対するKOHの量を0.01〜3[mol/l]の割合で変化させ、それぞれの場合の電圧[V]、出力密度[mW/cm2]、及び電流密度[mA/cm2]について測定した。この結果を図4に示している。図4において横軸は電流密度[mA/cm2]、縦軸左側は電圧[V]、縦軸右側は出力密度[mW/cm2]を表している。
図4に示すように、混合するKOH溶液が0.01[mol/l]と低濃度の場合、電流密度[mA/cm2]に対する電圧[V]及び出力密度[mW/cm2]は共に低く、KOHの濃度が2[mol/l]以下の範囲では、KOHの濃度が高くなるにつれて、電圧[V]、出力密度[mW/cm2]が共に高くなっている。また、特に、KOHの濃度が0.1[mol/l]以上で高い電圧[V]及び出力密度[mW/cm2]が得られ、KOH濃度が2[mol/l]において最も高くなり、発電効率が最良となることがわかる。
即ち、図4から、電解質であるKOHが少なすぎる場合にも、またKOHが過剰となる場合にも、高い出力効率が得られないことがわかる。これは、KOHが少ない場合、陰イオンを移動させる伝導体が不足した状態にあるため高い出力が得られず、一方、KOHが過剰となる場合には燃料の反応を阻害することとなるためであると考えられる。従って、燃料電池の発電効率をより向上させるため、反応を阻害しない範囲で伝導体の不足を補うように電解質を混合することが望ましい。
[実施例3]
実施例3では、実施例1と同様に、電解質膜としてアニオン交換膜を、カソード側にカーボンを担持させたFe−Co系触媒を、アノード側にはNiに担持させたFe−Ni−Co系触媒を用い、電極面積を36mm×36mmとしたMEAを用いた。このMEAに供給する燃料としてエタノール水溶液を用い、燃料に混合する伝導補助剤としてKOHを用いた。KOHの濃度は5〜20[%]とすることが好ましいが、実施例3では、エタノール水溶液に混合するKOHの、エタノール水溶液とKOHの混合液全体に対する濃度を約10wt%としている。実施例3では、エタノール水溶液の濃度が10[wt%]の場合と、5[wt%]の場合について、電圧[V],出力密度[mW/cm2]、及び電流密度[mA/cm2]を測定している。この結果を図5に示す。図5において横軸は電流密度[mA/cm2]、縦軸左側は電圧[V]、縦軸右側は出力密度[mW/cm2]を表している。
図5から、エタノールの濃度が10[wt%]の高濃度の場合の方が、濃度が5[wt%]の低濃度の場合と比較して電圧[V]、出力密度[mW/cm2]共に高くなっていることがわかる。これは、エタノールが少なすぎる場合には燃料不足が起きて出力が低下するためであると考えられる。一方、エタノールの濃度が高すぎる場合には、水の割合が減少して反応場が減少して、出力が低下すると予想される。従って、燃料電池の発電効率を向上させるためには、燃料不足を起こさない範囲で、ある程度の反応場を確保するべくエタノールの濃度を最適濃度に設定して供給することが望まれる。好適には、エタノール水溶液の濃度は5-20[wt%]程度であることが望ましい。
[実施例4]
実施例4では、燃料として10%エタノール水溶液を用い、このエタノール水溶液に伝導補助剤としてアニオン交換膜10と同じ組成を有する膜を混合した。固体高分子膜であるアニオン交換膜はエタノールに溶解する。表2は、エタノールに混合する伝導補助剤の量を0〜5[Vol.%]の割合で変化させ、それぞれの場合の電圧[V]及び電流密度[mA/cm2]について測定した結果を表している。なお、表2において、「電解質Solution」と表示されているのが、エタノールに溶解したアニオン交換膜であり、この実施例4における伝導補助剤である。また、この結果を図6にグラフとして示している。図6において横軸は電流密度[mA/cm2]、縦軸は電圧[V]を表している。
Figure 2008218397
表2及び図6に示すように、エタノールに伝導補助剤が混合されていない場合の電流密度は0.6Vで5[mA/cm2]と測定された。これに対しエタノールに伝導補助剤を混合した場合、その混合割合が0〜5[Vol.%]の間の全ての場合において大幅に電流密度が高くなっていることがわかる。また混合させる伝導補助剤の量は2[Vol.%]の場合に、0.6[V]で113[mA/cm2]、0.8[V]で45[mA/cm2]と電流密度が最も高くなり、発電効率が最良となったことがわかる。
このように、燃料に伝導補助剤を混合した場合においても、電流密度を上昇させることができることが確認された。これはアニオン交換膜10と同様の成分である伝導補助剤を供給することで、触媒粒子と燃料と電解質とからなる三相界面を適切に維持し、多くの触媒粒子22b、22cを触媒電極(反応場)として機能させることができるためであると考えられる。
また、アニオン交換膜10は炭素による被毒の少ない物質である。つまり、アニオン交換膜10と同一の伝導補助剤を用いた場合、エタノールのように炭素を有する燃料を用いても、伝導補助剤の被毒を避けることができる。燃料として炭素を有するアルコール燃料、バイオアルコール燃料等を用い、未反応燃料をそのまま循環させて用いる場合には、実施例2のように炭素に対する耐性の強い伝導補助剤を混合することが好ましい。
また、この発明においては、実施例4のように燃料電池内で、アニオン交換膜10と伝導補助剤とが同一の物質であるものでなくてもよい。つまり、アニオン交換膜10とは異なるものであって、アニオン交換膜としての機能を有する他の交換膜を伝導補助剤として用いることができる。
[実施例5]
実施例5では、燃料として10[wt%]エタノール水溶液を用い、このエタノール水溶液に伝導補助剤として、KOHに替えて、下記の化学式(化1)出示されるトリエタノールアミン(C6H15NO3)溶液を用いる。
Figure 2008218397
トリエタノールアミンは、水酸化物イオンOH-を伝導する伝導補助剤の機能を有する。また、アニオン交換膜10ではアニオン交換基として用いることもできる。具体的に、実施例5では、エタノール水溶液とトリエタノールアミンとの混合液全体に対して、10[wt%]の濃度となるようにトリエタノールアミンを追加している。
図7は、伝導補助剤として、KOHを濃度10[wt%]で混合して供給した場合と、トリエタノールアミンを濃度10[wt%]で混合した場合の、電流密度[mA/cm2]に対する出力密度[mW/cm2]を測定した結果を表している。また、図7において、黒四角でプロットされた曲線はKOHを用いた場合を表し、黒丸でプロットされた曲線は、トリエタノールアミンを用いた場合を表している。また、図7において横軸は電流密度[mA/cm2]、縦軸は出力密度[mW/cm2]を表している。また、この測定は室温下で行われ、カソード極には酸化剤として空気を供給している。
図7から、同濃度でKOHを混合させた場合と、トリエタノールアミンを混合した場合とを比較すると、トリエタノールアミンを混合した場合の方が全体に高い出力密度が得られることがわかる。
また、KOHは、反応性が高く燃料と共に供給された場合に炭素によってKOH自体が劣化したり、あるいはアニオン交換膜や触媒電極等の材料によってはこれらの劣化を進行させる場合がある。しかし、トリエタノールアミンはKOHと比較して、反応性が低い。従ってトリエタノールアミンを用いることにより、燃料電池の耐久性を向上させることができる。
また、トリエタノールアミンに替えて、伝導補助剤として他のイオン伝導性の材料を用いることができる。具体的には、例えば、下記の化学式(化2)で示されるトリエチレンジアミン(C4H12N12)、化学式(化3)で示されるテトラエチレンジアミン(C4H12N2)、化学式(化4)又は化学式(化5)で示されるようなイミダゾリウム系化合物を用いることができる。なお、これらは、トリエタノールアミンと同様に、アニオン交換膜におけるアニオン交換基として用いることができるものである。
Figure 2008218397
Figure 2008218397
Figure 2008218397
Figure 2008218397
上記のようにアニオン交換基として用いられる電解質を伝導補助剤として用いることで、燃料電池の耐久性を向上させることができると共に、適正な三相界面を形成し燃料電池の出力効率を高めることができる。
以上の実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に限定されるものではない。また、実施の形態において説明する構造や、方法におけるステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
この発明の実施の形態における燃料電池について説明するための模式図である。 この発明の実施の形態における燃料電池の一部を模式的に拡大して表示した図である。 この発明の実施例1における燃料電池の電流密度について説明するための図である。 この発明の実施例2における燃料電池の電流密度と電圧及び出力密度について説明するための図である。 この発明の実施例3における燃料電池の電流密度と電圧及び出力密度について説明するための図である。 この発明の実施例4における燃料電池の電流密度について説明するための図である。 この発明の実施例5における燃料電池の電流密度と出力密度について説明するための図である。
符号の説明
10 アニオン交換膜
20 アノード極
22 集電板
22a 担体
22b、22c 触媒粒子
24 集電板
30 カソード極
40 燃料経路
42 燃料供給源
50 大気供給

Claims (10)

  1. 電解質と、
    前記電解質の両側に配置された、アノード極とカソード極と、
    前記アノード極に接するように形成され、燃料が流通する燃料流路と、
    を備え、
    前記燃料には、イオン伝導性を有する材料が混合されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記燃料流路に燃料を供給する燃料供給手段と、
    前記燃料と共に、イオン伝導性を有する材料を供給するイオン伝導性材料供給手段と、
    を、更に備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記イオン伝導性を有する材料は、前記電解質を構成する物質と同一の物質を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池。
  4. 前記電解質は、陰イオンを透過させる電解液を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の燃料電池。
  5. 前記電解質は、陰イオン交換膜であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の燃料電池。
  6. 前記イオン伝導性を有する材料は、水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムであることを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料電池。
  7. 前記イオン伝導性を有する材料は、トリエタノールアミンであることを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料電池。
  8. 前記燃料は、アルコール、メタン、アンモニア、及び、水素により構成される群のうちのいずれか1の燃料であることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項記載の燃料電池。
  9. 前記燃料は、メタノール又はエタノールであることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池。
  10. 前記イオン伝導性を有する材料の、前記燃料に対する割合は、0より大きく20%以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の燃料電池。
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