JP2008213706A - ポンプレス燃料供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプを不要にすると共に、燃焼器への燃料供給通路を短くすることで、コストを低減することができるポンプレス燃料供給構造を提供するものである。
【解決手段】燃料タンク10とエンジン12とを連絡するエンジン用燃料供給通路14の途中にエンジン用燃料ポンプ20を備える。エンジン用燃料ポンプ20の位置よりエンジン12側のエンジン用燃料供給通路14と燃焼器26の燃料噴霧手段44,50とを燃焼器用燃料供給通路42で連絡し、その燃焼器用燃料供給通路42を開閉制御手段46で開閉制御する。これによって、燃焼器26へ燃料を供給していた従来の燃焼器専用ポンプを省略することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンクからの燃料をエンジンと燃焼器とに供給する燃料供給構造に関し、燃焼器への燃料供給通路から燃料ポンプを省略するポンプレス燃料供給構造に関する。
従来から、燃焼器の主なものとしては、車両用暖房ヒータや船舶用暖房ヒータ等が知られている。軽油(灯油)燃料車両において、車両用暖房ヒータ等を使用する場合、燃料タンクから車両内燃機関と燃焼器との両方へ燃料が供給されるが、車両内燃機関への燃料供給に必要な圧力条件と、燃焼器への燃料供給に必要な圧力条件とに隔たりがあった。このため、従来から、車両内燃機関への燃料配管(燃料供給通路及び燃料戻り通路)と燃焼器への燃料配管(燃料供給通路及び燃料戻り通路)とは、それぞれ独立して備えられていた(特許文献1)。
ここで、車両内燃機関への燃料経路と燃焼器への燃料経路がそれぞれ独立して備えられている従来例を図4に示す。この従来例において、燃料タンク10と車両内燃機関であるエンジン12との間は、エンジン用燃料供給通路14とエンジン用燃料戻り通路16によって連絡されており、燃料供給通路14の途中には、燃料タンク10側からエンジン12側に向けて順にエンジン用フィルター18とエンジン用燃料ポンプ20が備えられている。エンジン用燃料ポンプ20は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の種類に応じて、必要な燃料圧力に加圧して燃料をエンジン12側へ送り出すものである。
燃料タンク10は、燃焼器用燃料供給通路22と燃焼器用燃料戻り通路24とを介して燃焼器26と連絡している。なお、燃焼器用燃料戻り通路24を設けないものもある。燃焼器26は例えば噴霧式還流ノズル28を備えており、その噴霧式還流式ノズル28に燃焼器用燃料供給通路22の一端と燃焼器用燃料戻り通路24の一端とが連絡しており、噴霧式還流式ノズル28からの燃料噴射によって燃焼器26における燃焼が行われる。燃焼器用燃料供給通路22の途中には、燃料タンク10側から燃焼器26側に向けて順に燃焼器用フィルター30と燃焼器用燃料ポンプ32とが備えられる。
特開2006−168496
燃焼器26が噴霧式ノズル28を備える場合には、燃焼器用燃料供給通路22の途中に、エンジン用燃料ポンプ20とは別に独自の燃焼器用燃料ポンプ32を備える必要がある。また、燃焼器26が蒸発式の場合でも、同様に独自の燃焼器用燃料ポンプ32を備える必要があった。このため、燃料タンク10から燃焼器26へは、エンジン12への燃料配管(エンジン用燃料供給通路14とエンジン用燃料戻り通路16)とは別に、燃焼器用の燃料配管(燃焼器用燃料供給通路22と燃焼器用燃料戻り通路24)を設け、燃焼器用燃料供給通路22の途中に低圧の燃焼器用燃料ポンプ32と燃焼器用フィルター28とを備えていた。この結果、燃焼器26に対して、それ専用の燃焼器用燃料ポンプ32と燃焼器用フィルター28とを備えることで、コストが高いものとなっていた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプを不要にすると共に、燃焼器への燃料供給通路を短くすることで、コストを低減することができるポンプレス燃料供給構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係るポンプレス燃料供給構造は、燃料タンクからの燃料をエンジンと燃焼器とに供給する燃料供給構造において、前記燃料タンクと前記エンジンとを連絡するエンジン用燃料供給通路と、前記燃料タンクからの燃料を前記エンジン用燃料供給通路を介して前記エンジンに供給するためのエンジン用燃料ポンプと、前記燃焼器に備える燃料噴霧手段と、一端を前記エンジン用燃料供給通路における前記エンジン用燃料ポンプと前記エンジンとの間と連絡すると共に他端を前記燃料噴霧手段と連絡する燃焼器用燃料供給通路と、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にその燃焼器用燃料供給通路断面を開閉するための燃料供給開閉バルブとを有し、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にポンプを備えないようにしたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃料噴霧手段を燃料が還流することが無い圧力噴霧ノズルとし、その燃料圧力噴霧ノズルと前記燃料ポンプとの間に燃料戻り通路を備えないようにしたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃料タンクと前記エンジンとを連絡するエンジン用燃料戻り通路を設け、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を前記還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記燃料タンクか前記エンジン用燃料戻り通路かの少なくとも1つに連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とするものである。本発明は、前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用燃料ポンプとの間にエンジン用フィルターを設け、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を前記還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用フィルターとの間に連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とするものである。前記燃焼器用燃料戻り通路の途中にその燃焼器用燃料戻り通路を開閉するための燃料戻り開閉バルブを備えたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃焼器用燃料戻り通路の途中に通路断面の狭い通路断面絞り手段を備えたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃料タンクと前記エンジンとを連絡するエンジン用燃料戻り通路と、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にそこを通過する燃料の圧力を減圧するための減圧器と、一端を前記減圧器と連絡すると共に他端を前記燃料タンクか前記エンジン用燃料戻り通路かの少なくとも1つに連絡する減圧燃料戻り通路とを備えたことを特徴とするものである。本発明は、前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用燃料ポンプとの間に備えるエンジン用フィルターを設け、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にそこを通過する燃料の圧力を減圧するための減圧器を備え、一端を前記減圧器と連絡すると共に他端を前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用フィルターとの間に連絡する減圧燃料戻り通路を設けたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃料噴霧手段を燃料が還流することが無い圧力噴霧ノズルとし、その燃料圧力噴霧ノズルと前記燃料ポンプとの間に燃料戻り通路を備えないことを特徴とするものである。本発明は、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記燃料タンクか前記エンジン用燃料戻り通路かの少なくとも1つに連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とするものである。本発明は、前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用燃料ポンプとの間にエンジン用フィルターを設け、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を前記還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用フィルターとの間に連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃焼器用燃料戻り通路の途中にその燃焼器用燃料戻り通路を開閉するための燃料戻り開閉バルブを備えたことを特徴とするものである。本発明は、前記燃焼器用燃料戻り通路の途中に通路断面の狭い通路断面絞り手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係るポンプレス燃料供給構造は、従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプと燃焼器用フィルターを不要にすることができ、コストの低減を図ることができる。燃焼器へ燃料を供給する燃焼器用燃料供給通路は、エンジン用燃料供給通路における加圧区間の任意の位置と連絡することができるので、従来のものより長さを短縮することができ、コストの低減を図ることができる。
軽油燃料車両の場合においても、燃焼器へ燃料を供給する燃焼器用燃料供給通路をエンジン用燃料供給通路の加圧区間と連絡し、その燃焼器用燃料供給通路の途中に減圧器を設けることで、
燃焼器に供給する燃料圧力をエンジンに供給する圧力よりも低くすることができ、かつ燃焼器用燃料ポンプを不要とすることが出来る。更に、燃焼器へ燃料を供給する燃焼器用燃料供給通路は、エンジン用燃料供給通路における加圧区間の任意の位置と連絡することができるので、従来のものより長さを短縮することができ、コストの低減を図ることができる。
本発明は、燃焼器用燃料ポンプを不要とし、燃焼器用燃料供給通路の長さを短縮することができるものである。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るポンプレス燃料供給構造の実施例1を示す構成図である。図1において図4と同一参照番号は同一部材を示す。本発明において、燃料タンク10とエンジン12との間をエンジン用燃料供給通路14とエンジン用燃料戻り通路16によって連絡し、燃料供給通路14の途中に、燃料タンク10側からエンジン12側に向けて順にエンジン用フィルター18とエンジン用燃料ポンプ20とを備える構成は、従来技術と同じである。なお、エンジン用フィルター18とエンジン用燃料ポンプ20とを燃料タンク10内に備えるものであっても良い。
本発明の実施例1では、燃料タンク10と燃焼器26との間に、従来例で必要とした燃焼器用燃料供給通路や燃焼器用燃料戻り通路を設けないものである。更に、本発明の実施例1においては、エンジン用燃料供給通路14におけるエンジン用燃料ポンプ20の位置より下流側(エンジン12側)の途中に分岐部40を設ける。その分岐部40に燃焼器用燃料供給通路42の一端を連絡し、燃焼器用燃料供給通路42の他端を燃焼器26に備える燃料噴霧手段44と連絡する。即ち、燃焼器用燃料供給通路42の一端はエンジン用燃料供給通路14と連絡する。この燃焼器用燃料供給通路42の途中には開閉制御手段としての燃料供給開閉バルブ46が備えられ、この燃料供給開閉バルブ46の開閉に応じて、燃焼器26の燃料噴霧手段44への燃料の導入と遮断とが制御される。この実施例1では、燃料噴霧手段44としては、燃料が還流することが無い圧力噴霧ノズルを採用する。分岐部40は部材としての分岐管を備えるものであっても、エンジン用燃料供給通路14と燃焼器用燃料供給通路42とを直接連結するものであっても良い。
エンジン用燃料ポンプ20は、その位置より下流側(エンジン12側)のエンジン用燃料供給通路14内の燃料圧力を加圧するものである。エンジン用燃料ポンプ20によって加圧された燃料は、エンジン12に供給されると共に、エンジン用燃料供給通路14と連絡する燃焼器用燃料供給通路42を経由して、燃焼器26の燃料噴霧手段44に供給される。即ち、実施例1では、エンジン12に供給される燃料の圧力と、燃焼器26に供給される燃料の圧力とは同じ圧力となる。燃焼器用燃料供給通路42の途中に備えられる燃料供給開閉バルブ46を開けると、燃料が燃焼器26の燃料噴霧手段44に供給されて、燃焼器26における燃料噴霧が開始される。燃料供給開閉バルブ46を開閉することによって、燃焼器26の燃料噴霧停止や燃料噴霧再開を制御することができる。
この実施例1では、エンジン12への燃料圧力と燃焼器26への燃料圧力とが同じとなるため、それに適応する燃焼器が使用される。例えば、エンジン12にはガソリンエンジンを使用し、エンジン用燃料ポンプ20による吐出圧を例えば245kPaとし、燃焼器26にはエンジン12への燃料圧力と同一の燃料圧力で噴霧燃焼するもの、例えば燃焼バーナー等に適用する。よって、この実施例1は原則的には、エンジン12への燃圧と燃焼器26への燃圧とに隔たりがある軽油(灯油)燃料車両と車両用暖房ヒータ等には適用するものではない。
この実施例1では、燃焼器26へはエンジン用燃料供給通路14から分岐した燃焼器用燃料供給通路42を介して燃料が供給され、その燃焼器用燃料供給通路42に従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプや燃焼器用フィルターを用いないものである。このように、実施例1では、従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプや燃焼器用フィルターを不要とすることで、コストの低減を図ることができる。また、燃焼器26と連絡する燃焼器用燃料供給通路42は、エンジン用燃料供給通路14のうちのエンジン用燃料ポンプ20の下流側(加圧区間)の任意の位置から分岐することができるので、従来の燃焼器用燃料供給通路と比べて長さを充分短縮することができ、配管コストの低減を図ることができる。
次に、本発明の他の実施例を図面に基づいて説明する。図2は本発明に係るポンプレス燃料供給構造の実施例2を示す構成図である。図2において図1と同一参照番号は同一部材を示す。本発明の実施例2において、燃料タンク10とエンジン12との間を、エンジン用燃料供給通路14とエンジン用燃料戻り通路16によって連絡し、燃料供給通路14の途中にエンジン用フィルター18とエンジン用燃料ポンプ20とを備える構成は、実施例1と同じである。更に、本発明の実施例2では、エンジン用燃料ポンプ20の位置より下流側(エンジン12側)に備える分岐部40と、燃焼器用燃料供給通路42と、燃焼器用燃料供給通路42を開閉する燃料供給開閉バルブ46と、を設けるのも実施例1と同じである。
この実施例2においては、燃焼器26に備える燃料噴霧手段50は、実施例1の燃料噴霧手段44と異なるものとする。実施例2の燃料噴霧手段50は、還流式噴霧ノズルとする。一端を分岐部40と連絡する燃焼器用燃料供給通路42の他端は、燃料噴霧手段50と連絡する。燃料噴霧手段50には燃焼器用燃料戻り通路52の一端が連絡されている。燃焼器用燃料戻り通路52の他端は、燃料タンク10か、エンジン用燃料戻り通路16の途中か、エンジン用燃料供給通路16のうちの燃料タンク10とエンジン用フィルター18との間か、の少なくとも1つに連絡する。燃焼器用燃料戻り通路52の途中には、燃料噴霧手段50側から燃料タンク10側に向けて、燃料戻り開閉バルブ54と、通路絞り器や通路可変器等の通路断面絞り手段56を備える。燃料戻り開閉バルブ54は、燃焼器26の不使用時に、燃料タンク10からの燃料蒸気が燃焼器用燃料戻り通路52を経由して燃焼器26内に流入するのを防止するためのものである。通路断面絞り手段56は、燃焼器用燃料戻り通路52を通過する戻り燃料量を絞って調整するためのものであり、燃焼器26の種類に応じて交換可能としたり、断面調整をしたりするものである。
この実施例2では、実施例1と同様、エンジン用燃料供給通路14と連絡する燃焼器用燃料供給通路42にも加圧された燃料が導入され、その加圧された燃料が燃焼器26の燃料噴霧手段50に供給される。即ち、エンジン12に供給される燃料の燃圧と、燃焼器26に供給される燃料の燃圧とは同じ圧力となる。燃焼器用燃料供給通路42の途中に備えられる燃料供給開閉バルブ46を開けることで、燃料が燃焼器26の燃料噴霧手段50に供給され、燃焼器26における燃料噴霧が開始される。燃料供給開閉バルブ46を開閉することによって、燃焼器26の燃料噴霧停止や燃料噴霧再開を制御することができる。
この実施例2が実施例1と異なる点は、燃料噴霧手段50に還流式ノズルを用い、燃料噴霧手段50で使用しなかった燃料を、燃焼器用燃料戻り通路52を通して燃料タンク10に戻すようにしたことである。実施例1では、燃料噴霧手段44としての圧力噴霧ノズルの容量によって、燃焼熱量は一定に固定される。これに対して、実施例2では、燃料噴霧手段50に還流式ノズルを用い、燃料噴霧手段50に供給される燃料の一部を燃焼器用燃料戻り通路52を通して還流させることで、燃焼器26を比較的低熱量や可変熱量のものとすることが可能となる。
この実施例2では、燃焼器26の燃料噴霧手段50へはエンジン用燃料供給通路14から分岐した燃焼器用燃料供給通路42を介して燃料を供給するので、実施例1と同様に従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプや燃焼器用フィルターを不要とすることができ、コストの低減を図ることができる。また、燃焼器26の燃料噴霧手段50と連絡する燃焼器用燃料供給通路42は、エンジン用燃料供給通路14の加圧区間の任意の位置から分岐することができるので、従来の燃焼器用燃料供給通路と比べて長さを充分短縮することができ、配管コストの低減を図ることができる。
次に、本発明の更に他の実施例を図面に基づいて説明する。図3は本発明に係るポンプレス燃料供給構造の実施例3を示す構成図である。図3において図2と同一参照番号は同一部材を示す。図3に示した実施例3は、実施例2の全ての構成を備えている。実施例3では、更に、燃焼器用燃料供給通路42の途中に減圧器60を備える。減圧器60は、分岐部40と燃料供給開閉バルブ46との間に備えるのが望ましいが、燃料供給開閉バルブ46と燃焼器26との間に備えても良い。実施例3では更に、一端を減圧器60に連絡する減圧燃料戻り通路62を備える。この減圧燃料戻り通路62の他端側は、燃料タンク10か、エンジン用燃料戻り通路16の途中か、エンジン用燃料供給通路14における燃料タンク10とエンジン用フィルター18との間か、の少なくとも1つと連絡する。
この実施例3では、分岐部40から燃焼器用燃料供給通路42へは、エンジン用燃料供給通路14と同様にエンジン用燃料ポンプ20で加圧された圧力の燃料が導入される。燃焼器用燃料供給通路42の途中に備えられた減圧器60によって、その位置より下流側の燃焼器用燃料供給通路42の燃料圧力は減圧され、燃焼器26の燃料噴霧手段(還流式ノズル)50には減圧された燃料が供給される。燃焼器用燃料供給通路42の途中に備えられる燃料供給開閉バルブ46を開けることで、燃料が燃焼器26の燃料噴霧手段50に供給され、燃焼器26における燃焼が開始される。また、燃焼器26の内部が所定以上の温度に加熱した状態であれば、燃料供給開閉バルブ46を開閉することによって、燃焼器26の運転停止や運転再開を制御することができる。
減圧器60によってその位置より下流側の燃焼器用燃料供給通路42の燃料圧力を減圧することに伴って、減圧器60から減圧燃料戻り通路62を経由して燃料タンク10等に燃料が戻される。この実施例3では、エンジン12に供給される燃料圧力は、減圧器60によって減圧されて燃焼器26に供給される燃料圧力よりも高い。従って、この実施例3は、エンジン12としてディーゼルエンジンを使用し、燃焼器26として車両用暖房ヒータ等を使用する場合に適用することができる。
この実施例3では、燃焼器26へはエンジン用燃料供給通路14から分岐した燃焼器用燃料供給通路42を経由して燃料を供給するので、実施例1や実施例2と同様に、従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプや燃焼器用フィルターを不要とすることができる。従来必要とした燃焼器専用の燃焼器用燃料ポンプを不要とすることで、コストの低減を図ることができる。また、燃焼器26と連絡する燃焼器用燃料供給通路42は、エンジン用燃料供給通路14の加圧区間の任意の位置から分岐することができるので、従来の燃焼器用燃料供給通路と比べて長さを充分短縮することができ、配管コストの低減を図ることができる。
この実施例3は、実施例2と同様に、還流式ノズルの燃料噴霧手段50を使用し、燃焼器用燃料戻り通路52や燃料戻り開閉バルブ54や通路断面絞り手段56を備えている。よって、燃料噴霧手段50で使用しなかった燃料を、通路断面絞り手段56を途中に備えた燃焼器用燃料戻り通路52を通して燃料タンク10等に戻すことができるので、燃焼器26を更に低熱量や可変熱量のものとすることが可能となる。なお、この実施例3においては、還流式ノズルの燃料噴霧手段50に代えて、実施例1で用いた圧力噴霧ノズルの燃料噴霧手段44を用い、それに伴って、燃焼器用燃料戻り通路52や燃料戻り開閉バルブ54や通路断面絞り手段56を省略しても良い。
本発明に係るポンプレス燃料供給構造の実施例1を示す構成図である。 本発明に係るポンプレス燃料供給構造の実施例2を示す構成図である。 本発明に係るポンプレス燃料供給構造の実施例3を示す構成図である。 従来の燃料供給構造の構成図である。
符号の説明
10 燃料タンク
12 エンジン
14 エンジン用燃料供給通路
16 エンジン用燃料戻り通路
18 エンジン用フィルター
20 エンジン用燃料ポンプ
26 燃焼器
40 分岐部
42 燃焼器用燃料供給通路
44 燃料噴霧手段
46 燃料供給開閉バルブ
50 燃料噴霧手段
52 燃焼器用燃料戻り通路
54 燃料戻り開閉バルブ
56 通路断面絞り手段
60 減圧器
62 減圧燃料戻り通路

Claims (13)

  1. 燃料タンクからの燃料をエンジンと燃焼器とに供給する燃料供給構造において、前記燃料タンクと前記エンジンとを連絡するエンジン用燃料供給通路と、前記燃料タンクからの燃料を前記エンジン用燃料供給通路を介して前記エンジンに供給するためのエンジン用燃料ポンプと、前記燃焼器に備える燃料噴霧手段と、一端を前記エンジン用燃料供給通路における前記エンジン用燃料ポンプと前記エンジンとの間と連絡すると共に他端を前記燃料噴霧手段と連絡する燃焼器用燃料供給通路と、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にその燃焼器用燃料供給通路断面を開閉するための燃料供給開閉バルブとを有し、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にポンプを備えないようにしたことを特徴とするポンプレス燃料供給構造。
  2. 前記燃料噴霧手段を燃料が還流することが無い圧力噴霧ノズルとし、その燃料圧力噴霧ノズルと前記燃料ポンプとの間に燃料戻り通路を備えないようにしたことを特徴とする請求項1記載のポンプレス燃料供給構造。
  3. 前記燃料タンクと前記エンジンとを連絡するエンジン用燃料戻り通路を設け、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を前記還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記燃料タンクか前記エンジン用燃料戻り通路かの少なくとも1つに連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とする請求項1記載のポンプレス燃料供給構造。
  4. 前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用燃料ポンプとの間にエンジン用フィルターを設け、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を前記還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用フィルターとの間に連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とする請求項1記載のポンプレス燃料供給構造。
  5. 前記燃焼器用燃料戻り通路の途中にその燃焼器用燃料戻り通路を開閉するための燃料戻り開閉バルブを備えたことを特徴とする請求項3または4記載のポンプレス燃料供給構造。
  6. 前記燃焼器用燃料戻り通路の途中に通路断面の狭い通路断面絞り手段を備えたことを特徴とする請求項3または4記載のポンプレス燃料供給構造。
  7. 前記燃料タンクと前記エンジンとを連絡するエンジン用燃料戻り通路と、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にそこを通過する燃料の圧力を減圧するための減圧器と、一端を前記減圧器と連絡すると共に他端を前記燃料タンクか前記エンジン用燃料戻り通路かの少なくとも1つに連絡する減圧燃料戻り通路とを備えたことを特徴とする請求項1記載のポンプレス燃料供給構造。
  8. 前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用燃料ポンプとの間に備えるエンジン用フィルターを設け、前記燃焼器用燃料供給通路の途中にそこを通過する燃料の圧力を減圧するための減圧器を備え、一端を前記減圧器と連絡すると共に他端を前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用フィルターとの間に連絡する減圧燃料戻り通路を設けたことを特徴とする請求項1記載のポンプレス燃料供給構造。
  9. 前記燃料噴霧手段を燃料が還流することが無い圧力噴霧ノズルとし、その燃料圧力噴霧ノズルと前記燃料ポンプとの間に燃料戻り通路を備えないことを特徴とする請求項7または8記載のポンプレス燃料供給構造。
  10. 前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記燃料タンクか前記エンジン用燃料戻り通路かの少なくとも1つに連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とする請求項7または8記載のポンプレス燃料供給構造。
  11. 前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用燃料ポンプとの間にエンジン用フィルターを設け、前記燃料噴霧手段を燃料が還流する還流式ノズルとし、一端を前記還流式ノズルと連絡すると共に他端を前記エンジン用燃料供給通路における前記燃料タンクと前記エンジン用フィルターとの間に連絡する燃焼器用燃料戻り通路を設けたことを特徴とする請求項7または8記載のポンプレス燃料供給構造。
  12. 前記燃焼器用燃料戻り通路の途中にその燃焼器用燃料戻り通路を開閉するための燃料戻り開閉バルブを備えたことを特徴とする請求項10または11記載のポンプレス燃料供給構造。
  13. 前記燃焼器用燃料戻り通路の途中に通路断面の狭い通路断面絞り手段を備えたことを特徴とする請求項10または11記載のポンプレス燃料供給構造。
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