JP2008206354A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2008206354A
JP2008206354A JP2007041581A JP2007041581A JP2008206354A JP 2008206354 A JP2008206354 A JP 2008206354A JP 2007041581 A JP2007041581 A JP 2007041581A JP 2007041581 A JP2007041581 A JP 2007041581A JP 2008206354 A JP2008206354 A JP 2008206354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
magnet
magnets
rotor
brushless motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007041581A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Aoki
孝将 青木
Hideaki Fujii
秀明 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2007041581A priority Critical patent/JP2008206354A/ja
Publication of JP2008206354A publication Critical patent/JP2008206354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

【課題】接着剤を用いることなくセンサマグネットをマグネットプレートに固定し、工程管理を容易化すると共に、製品信頼性の向上を図る。
【解決手段】ロータシャフトに固定されたマグネットプレート23に、リング状のセンサマグネット18,19を同心状に取り付ける。センサマグネット18,19は、プラスチックマグネットにて形成され、接着剤を用いることなく、射出成形によってマグネットプレート23と一体に形成される。マグネットプレート23にはテーパ状の抜け止め孔26,27が設けられており、射出成形により、この抜け止め孔26,27に、センサマグネット18,19と一体に形成されたテーパ状の抜け止め部28,29を充填・嵌合させ、センサマグネット18,19をマグネットプレート23に抜け止め・回り止めする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレスモータに関し、特に、ブラシレスモータのロータ回転位置検出に用いられるマグネットの固定構造に関する。
一般にブラシレスモータでは、ロータ側に設けたマグネットの磁極変化を磁気検出素子によって捉えてロータの回転位置を検出し、検出したロータ回転位置に基づいて、ステータ側のコイルを順次励磁してロータを回転駆動させている。図7は、従来のブラシレスモータの構成を示す断面図である。図7に示すように、ブラシレスモータ51(以下、モータ51と略記する)は、モータ部52とセンサ部53とから構成されており、モータ部52にはロータ54とステータ55が、センサ部53にはホールIC68,69(磁気検出素子)がそれぞれ配されている。
ロータ54は、ロータシャフト56に固定されたロータコア57と、ロータコア57の外周に取り付けられたマグネットホルダ58とを備えている。マグネットホルダ58にはロータマグネット59が取り付けられ、ロータマグネット59はロータコア57の外周に接着固定される。ロータシャフト56は、ベアリング61a,61bによって回転自在に支持される。ステータ55は、巻線62が巻装されたステータコア63と、ステータコア63を収容する金属製のハウジング64を備えている。ハウジング64は有底円筒形状となっており、その開口端にはセンサ部53のブラケット65が固定される。
センサ部53は二重多極センサ構造となっており、リング状のセンサマグネット66,67と、ホールIC68,69が設けられている。図8は、センサマグネット66,67の取り付け構造を示す説明図である。図8に示すように、センサマグネット66,67は、ロータシャフト56に固定された円板状のマグネットプレート71に取り付けられている。センサマグネット66,67とマグネットプレート71との間は接着剤にて固定されており、センサマグネット66,67はロータシャフト56と共に回転する。モータ51では、ホールIC68,69の検出信号の組み合わせによってロータ54の回転方向を検出しつつ、ホールIC69の検出信号を用いてロータ54の回転位置を検出し、巻線62に対する通電タイミングを制御する。
特願2004-72404号
しかしながら、従来のブラシレスモータでは、接着剤は管理が難しく、はみ出しや飛散により接着剤が他部品に付着するおそれがあるという問題があり、組付工程においても、接着剤の取扱いが作業上の問題となっていた。また。モータ組み付けに際し、接着工程が必要となるため、その分、組付工数が増大し、コストアップの一因となるという問題もあった。さらに、センサマグネット66,67とマグネットプレート71が機械的に固定されていないため、振動や衝撃に対する信頼性が懸念される場合もあった。
本発明の目的は、接着剤を用いることなくセンサマグネットをマグネットプレートに固定し、工程管理を容易にする。
本発明のブラシレスモータは、ステータと、ロータシャフトを備え前記ステータに対し回転自在に配置されたロータと、前記ロータシャフトに固定されたマグネットプレートと、前記マグネットプレートの一端面に取り付けられたリング状の第1センサマグネットと、前記第1センサマグネットよりも大径に形成され、前記第1センサマグネットと同心状に前記マグネットプレートの一端面に取り付けられたリング状の第2センサマグネットとを有してなるブラシレスモータであって、前記第1及び第2センサマグネットは、プラスチックマグネットにて形成され、射出成形により、前記マグネットプレートと一体に形成されることを特徴とする。
本発明にあっては、第1及び第2センサマグネットをプラスチックマグネットにて形成してマグネットプレートと一体に射出成形し、接着剤を用いることなく、センサマグネットをマグネットプレートに固定する。これにより、接着剤の管理が不要となり、工程管理が容易となると共に、接着工程が不要となり、組付工数が削減される。
前記ブラシレスモータにおいて、前記マグネットプレートに、軸方向に沿って形成され、前記一端面側の内径よりも他端面側の内径が大きいテーパ状の貫通孔を設けると共に、前記貫通孔に、前記第1及び第2センサマグネットと一体に形成された軸方向に延びるテーパ状の突起部が嵌合させても良い。これにより、射出成形と共にセンサマグネットをマグネットプレートに抜け止め・回り止めすることができ、容易かつ機械的にセンサマグネットをマグネットプレートに固定できる。
また、前記ブラシレスモータにおいて、前記突起部を、前記第1及び第2センサマグネットに対応する位置にそれぞれ形成し、前記突起部を、前記第1及び第2センサマグネットに形成された各磁極の境界部以外の位置に配置しても良い。これにより、突起部による磁束乱れの影響が抑えられ、センサマグネットの磁極変化が正確に捉えられる。この場合、一方のセンサマグネットの磁極ピッチが小さく、突起部を各磁極の境界部以外の位置に配置できない場合には、磁極ピッチが大きく、突起部を各磁極の境界部以外の位置に配置可能なセンサマグネットに対応する突起部のみを、そのセンサマグネットの各磁極の境界部以外の位置に配置するようにしても良い。例えば、第2センサマグネットの磁極ピッチが小さく、突起部を各磁極の境界部以外の位置に配置できないが、第1センサマグネットは磁極ピッチが大きく、突起部を各磁極の境界部以外の位置に配置可能な場合には、第1センサマグネットに対応して内周側に設けられた突起部のみを、第1センサマグネットの各磁極の境界部以外の位置に配置しても良い。
本発明のブラシレスモータによれば、ロータシャフトに固定されたマグネットプレートにリング状の第1センサマグネットと第2センサマグネットを同心状に取り付けたブラシレスモータにて、第1及び第2センサマグネットをプラスチックマグネットにて形成し、射出成形によってマグネットプレートと一体に形成したので、接着剤を用いることなく、センサマグネットをマグネットプレートに固定することが可能となる。このため、ブラシレスモータ製造の際に、接着剤の管理が不要となり、工程管理が容易となる。また、接着工程が不要となるため、組付工数が削減され、製造コストの低減が図られる。
また、マグネットプレートにテーパ状の貫通孔を設けると共に、この貫通孔に、第1及び第2センサマグネットと一体に形成されたテーパ状の突起部を嵌合させることにより、射出成形と共にセンサマグネットをマグネットプレートに抜け止め・回り止めすることができ、容易かつ機械的にセンサマグネットをマグネットプレートに固定することが可能となる。
さらに、抜け止め・回り止め用の突起部を、センサマグネットに形成された各磁極の境界部以外の位置に配置しても良い。これにより、突起部による磁束乱れの影響が抑えられ、第1センサマグネットの磁極変化が正確に捉えられる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1であるブラシレスモータの構成を示す断面図である。図1のブラシレスモータ1(以下、モータ1と略記する)は、コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置(EPS)の動力源として使用され、自動車のステアリングシャフトに対し動作補助力を付与する。モータ1は、ステアリングシャフトに設けられた減速機構部に取り付けられ、モータ1の回転は、この減速機構部によってステアリングシャフトに減速されて伝達される。
図1に示すように、モータ1も図7のモータ51と同様に、モータ部2とセンサ部3とから構成されている。モータ部2にはロータ4とステータ5が配されており、モータ1は、内側にロータ4、外側にステータ5を配したインナーロータ型のブラシレスモータとなっている。ステータ5は、ハウジング6と、ハウジング6の内周側に固定されたステータコア7及びステータコア7に巻装された巻線8とを備えた構成となっている。ハウジング6は鉄等にて有底筒状に形成されており、その開口部には合成樹脂製のブラケット9が取り付けられている。ステータコア7は鋼板を多数積層した構成となっており、ステータコア7の内周側には複数個のティースが突設されている。
ロータ4はステータ5の内側に配置されており、ロータシャフト11と、ロータコア12、ロータマグネット13を同軸状に配した構成となっている。ロータシャフト11の外周には、鋼板を多数積層した円筒形状のロータコア12が取り付けられている。ロータコア12の外周には、セグメントタイプのロータマグネット13が配置されている。ロータマグネット13は、ロータシャフト11に固定されたマグネットホルダ14に取り付けられており、周方向に沿って6個配置されている。
ロータシャフト11の一端部は、ハウジング6の底部に圧入されたベアリング15aに回転自在に支持されている。ロータシャフト11の他端部は、ブラケット9に取り付けられたベアリング15bによって、回転自在に支持されている。ロータシャフト11の端部(図1において左端部)には、スプライン部16が形成されており、ジョイント17の一端部側に取り付けられている。ジョイント17の他端部側は、減速機構部の図示しないウォーム軸に接続されている。このウォーム軸にはウォームが形成されており、ステアリングシャフトに取り付けられたウォームホイールと噛合し、これにより、モータ1の回転が減速されてステアリングシャフトに伝えられる。
センサ部3もまた、前述のモータ51と同様の二重多極センサ構造となっている。センサ部3には、リング状のセンサマグネット18,19と、ホールIC21,22が設けられている。センサマグネット18は、センサマグネット19の内周側に同心状に配置されており、ホールIC21とセンサマグネット(第1センサマグネット)18によって、内周側の第1センサ10が形成される。また、ホールIC22とセンサマグネット(第2センサマグネット)19によって、外周側の第2センサ20が形成される。センサマグネット18は、ロータマグネット13と同極数(6極)に着磁され、周方向に沿って磁極が配されている。これに対し、センサマグネット19は、センサマグネット18よりも細かく5°ピッチにて着磁されており、周方向に沿って72個の磁極が配されている。
センサマグネット18,19は、合成樹脂にフェライト磁石や希土類磁石の粉末を混ぜて成形した、いわゆるプラスチックマグネットにて形成されている。センサマグネット18,19は、円板状の金属製マグネットプレート23の一端面側に一体成形されており、センサマグネットユニット25を形成している。図2は、このセンサマグネットユニット25の構成を示す断面図、図3は、センサマグネットユニット25の図2における左側面の構成を示す斜視図、図4は同じく右側面の構成を示す斜視図である。なお、図2は、図3におけるA−A線に沿った断面図に相当する。
図2に示すように、センサマグネット18,19は、マグネットプレート23の図中右側の端面に、抜け止め、回り止めされた形で固定されている。この場合、マグネットプレート23には、センサマグネット18,19に対応して、抜け止め孔(貫通孔)26,27が内外周に6個ずつ等分に設けられている。抜け止め孔26,27はテーパ孔となっており、その内径は、図2において左側(他端面側)の方が右側(一端面側)に比して拡径した形となっている。この抜け止め孔26,27には、センサマグネット18,19の背面側(マグネットプレート側)から軸方向に向かって延びる抜け止め部(突起部)28,29が嵌合している。抜け止め部28,29は、成形時に抜け止め孔26,27内に樹脂が流入・充填されることにより、センサマグネット18,19と一体に形成される。これにより、センサマグネット18,19は軸方向に抜け止めされると共に、周方向にも回り止めされる。
マグネットプレート23にはまた、ゲート孔31が周方向に沿って等分に3個設けられている。ゲート孔31は、センサマグネット成形の際、型内に樹脂を供給するためのゲートとして使用される。成形時には、ゲート孔31の内部にも合成樹脂が流入し、ゲート部32を形成する。このゲート部32も、センサマグネット18,19の回り止めとして機能している。なお、マグネットプレート23にはさらに、位置決め孔33が設けられている。この位置決め孔33は、センサマグネット18,19の着磁の際や、モータ組付時におけるセンサ位置とロータマグネット13との位置合わせの基準孔として使用される。
センサマグネット18,19は、マグネットプレート23と一体成形された後、着磁装置によって前述のような形に着磁される。着磁処理の際には、前述の位置決め孔33を基準として、センサマグネットユニット25を着磁ヨーク内にセットし、まず内側のセンサマグネット18から先に着磁する。センサマグネット18を着磁(6極)した後、着磁ヨークからセンサマグネットユニット25を取り外し、外側のセンサマグネット19を着磁する。すなわち、位置決め孔33を基準として、センサマグネットユニット25を別の着磁ヨークにセットし、外側の72極を着磁する。この場合、先に外側のセンサマグネット19(72極)の着磁を行うと、内側のセンサマグネット18(6極)の着磁を行う際に、その影響がセンサマグネット19側に及んでしまうため、内側のセンサマグネット18を先に着磁する。なお、センサマグネット18と19は、図2に示すように両者間が連続した形態となっているが、発明者らの実験によれば、前述の着磁処理によっても両者間の部位は着磁されず、ロータ回転位置等の検出への影響は全くなかった。
このように、本発明によるモータ1では、センサマグネット18,19をプラスチックマグネットにて形成し、マグネットプレート23と一体に成形したので、接着剤を用いることなく、センサマグネット18,19をマグネットプレート23に固定できる。このため、接着剤の管理が不要となり、はみ出しや飛散により接着剤が他部品に付着するおそれもなくなり、工程管理が容易となる。また。モータ組み付けに際し、接着工程が不要となるため、その分、組付工数が削減され、製品コストの低減を図ることが可能となる。さらに、テーパ孔状の抜け止め部28,29を設けることによって、センサマグネット18,19を射出成形によって一気に抜け止め・回り止めすることができ、非常に容易かつ機械的にセンサマグネット18,19を固定できる。このため、センサマグネット18,19を確実にマグネットプレート23に固定でき、振動や衝撃に対する信頼性向上も図られる。
一方、このようなセンサマグネットユニット25は、ロータシャフト11に固定されており、ロータ4と共に回転する。ここでは、マグネットプレート23がロータシャフト11に圧入固定されており、これにより、センサマグネット18,19は、ロータシャフト11と共に回転する。これに対し、センサマグネット18,19の磁極変化を検出するホールIC21,22は、ブラケット9内に固定された基板24上に載置されている。ホールIC21,22は、センサマグネット18,19に対向する形で基板上に配置されており、各ホールIC21,22には、磁気検出素子が配置されている。
ロータシャフト11が回転すると、センサマグネット18,19もまた、ホールIC21,22と所定の距離を介して対向する形で回転する。センサマグネット18,19の回転に伴い、対向するセンサマグネット18,19の磁極が変化すると、ホールIC21,22からは、所定の回転位置検出信号(ON/OFF信号)が出力される。モータ1においても、ホールIC21,22の検出信号を用いて、ロータ4の回転方向・回転位置を把握し、巻線8に対する通電タイミングを制御する。この場合、ロータ4の回転方向は、ホールIC21,22の検出信号の組み合わせによって検出する。また、ロータ4の回転位置は、専らホールIC22の検出信号を用いて検出し、これらの検出情報に基づいてロータ4を回転駆動させる。
次に、本発明の実施例2として、抜け止め部による磁気間隔の乱れを考慮したセンサマグネットユニットについて説明する。図5は、本発明の実施例2であるブラシレスモータに使用されるセンサマグネットユニット35の左側面の構成を示す斜視図、図6は、抜け止め部と磁極との関係を示す説明図である。なお、実施例2であるブラシレスモータは、センサマグネットユニット以外の部分は実施例1のモータ1と同様の構成となっている。また、実施例2では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
実施例1のセンサマグネットユニット25では、図6に一点鎖線(符号P部)で示したように、抜け止め部28,29がちょうど磁極の境界に位置している。抜け止め部28,29が存在する部分は、センサマグネット18,19の厚さが他の部位とは異なるため、その部分ではどうしても磁束に乱れが生じる。このため、図6のように抜け止め部28,29が磁極境界部分に来ると、ホールIC21,22によって、磁極変化を正確に捉えることができない可能性が生じる。そこで、実施例2のセンサマグネットユニット35では、抜け止め部28を周方向に30°ずらして配置し(図6の破線位置:符号Q部)、抜け止め部29が各磁極の境界部以外の位置に来るようにしている。これにより、抜け止め部28による磁束の乱れの影響が抑えられ、センサマグネット18の磁極変化を正確に捉えることが可能となる。
なお、抜け止め部29に関しては、センサマグネット19の磁極ピッチが小さい(磁極の間隔が狭い)ため、抜け止め部の位置をずらしても、磁極境界部に抜け止め部29が来てしまう。このため、ここでは抜け止め部28のみを周方向にずらしている。従って、実施例2のモータでは、センサマグネット19側における抜け止め部29の影響は避けられないが、発明者らの実験によれば、センサマグネット18側をずらすだけでも磁束の乱れの影響を相当に改善できた。但し、センサマグネット19の磁極ピッチが大きく、抜け止め部29を各磁極の境界部以外の位置に配置可能な場合には、抜け止め部29を周方向にずらし、磁極境界部以外の位置に配置した方が好ましい。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施例2では、抜け止め部28,29の位置を周方向にずらすことにより、抜け止め部での磁束の乱れの影響を低減させているが、センサマグネット18,19の着磁位置や、ホールIC21,22の位置をずらすことにより、抜け止め部28,29の影響を低減させることも可能である。例えば、センサマグネット18,19の着磁パターンを位置決め孔33に対して30°周方向にずらしても良い。また、センサマグネット18,19の着磁位置を径方向にずらすことにより、抜け止め部28,29をマグネットの径方向の中心位置から外し、抜け止め部28,29の影響が小さい方の位置にホールIC21,22を配置するなどしても良い。勿論、径方向に余裕があれば、抜け止め部28,29を径方向にずらしてセンサマグネット18,19にかからないようにしても良い。
一方、前述の実施例では、インナーロータ型のブラシレスモータを例にとって説明したが、本発明は、ステータの外側にロータを配したアウタロータ型のブラシレスモータにも適用可能である。また、前述の実施例では、コラムアシスト式のEPSに使用されるブラシレスモータを示したが、ラック軸と同軸状にモータを配したラックアシスト式や、ラック軸と噛合するピニオンギヤに補助力を付与するピニオンアシスト式のEPS用モータにも適用可能である。さらに、EPSや各種車載電動品用のモータのみならず、本発明は、広くブラシレスモータ一般に適用可能である。
本発明の実施例1であるブラシレスモータの構成を示す断面図である。 センサマグネットユニットの構成を示す断面図であり、図3におけるA−A線に沿った断面図に相当する。 センサマグネットユニットの図2における左側面の構成を示す斜視図である。 センサマグネットユニットの図2における右側面の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例2であるブラシレスモータに使用されるセンサマグネットユニットの左側面の構成を示す斜視図である。 抜け止め部と磁極との関係を示す説明図である。 従来のブラシレスモータの構成を示す断面図である。 従来のブラシレスモータにおけるセンサマグネットの取り付け構造を示す説明図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 モータ部
3 センサ部
4 ロータ
5 ステータ
6 ハウジング
7 ステータコア
8 巻線
9 ブラケット
10 第1センサ
11 ロータシャフト
12 ロータコア
13 ロータマグネット
14 マグネットホルダ
15a,15b ベアリング
16 スプライン部
17 ジョイント
18 センサマグネット(第1センサマグネット)
19 センサマグネット(第2センサマグネット)
20 第2センサ
21 ホールIC
22 ホールIC
23 マグネットプレート
24 基板
25 センサマグネットユニット
26 抜け止め孔(貫通孔)
27 抜け止め孔(貫通孔)
28 抜け止め部(突起部)
29 抜け止め部(突起部)
31 ゲート孔
32 ゲート部
33 位置決め孔
35 センサマグネットユニット
51 ブラシレスモータ
52 モータ部
53 センサ部
54 ロータ
55 ステータ
56 ロータシャフト
57 ロータコア
58 マグネットホルダ
59 ロータマグネット
61a,61b ベアリング
62 巻線
63 ステータコア
64 ハウジング
65 ブラケット
66 センサマグネット
67 センサマグネット
68 ホールIC
69 ホールIC
71 マグネットプレート

Claims (3)

  1. ステータと、ロータシャフトを備え前記ステータに対し回転自在に配置されたロータと、前記ロータシャフトに固定されたマグネットプレートと、前記マグネットプレートの一端面に取り付けられたリング状の第1センサマグネットと、前記第1センサマグネットよりも大径に形成され、前記第1センサマグネットと同心状に前記マグネットプレートの一端面に取り付けられたリング状の第2センサマグネットとを有してなるブラシレスモータであって、
    前記第1及び第2センサマグネットは、プラスチックマグネットにて形成され、射出成形により、前記マグネットプレートと一体に形成されることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記マグネットプレートは、軸方向に沿って形成され、前記一端面側の内径よりも他端面側の内径が大きいテーパ状の貫通孔を有し、前記貫通孔には、前記第1及び第2センサマグネットと一体に形成された軸方向に延びるテーパ状の突起部が嵌合することを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項1または2記載のブラシレスモータにおいて、前記突起部は、前記第1及び第2センサマグネットに対応する位置にそれぞれ形成され、前記第1センサマグネットに対応して内周側に設けられた前記突起部は、前記第1センサマグネットに形成された各磁極の境界部以外の位置に配置されることを特徴とするブラシレスモータ。
JP2007041581A 2007-02-22 2007-02-22 ブラシレスモータ Pending JP2008206354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007041581A JP2008206354A (ja) 2007-02-22 2007-02-22 ブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007041581A JP2008206354A (ja) 2007-02-22 2007-02-22 ブラシレスモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008206354A true JP2008206354A (ja) 2008-09-04

Family

ID=39783238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007041581A Pending JP2008206354A (ja) 2007-02-22 2007-02-22 ブラシレスモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008206354A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220131A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Asmo Co Ltd センサ用マグネット部材
KR20120007928A (ko) * 2010-07-15 2012-01-25 엘지이노텍 주식회사 Eps모터의 센싱 마그네트 결합구조
US8283915B2 (en) 2007-03-07 2012-10-09 Asmo Co., Ltd. Sensor magnet device, gear mechanism and speed reducing electric motor
CN103248173A (zh) * 2012-02-07 2013-08-14 Lg伊诺特有限公司 用于电机的感应磁铁装置
KR20130091017A (ko) * 2012-02-07 2013-08-16 엘지이노텍 주식회사 모터의 센싱 마그네트 조립체
CN103477539A (zh) * 2011-04-15 2013-12-25 Lg伊诺特有限公司 电机的传感磁体的抗分离结构
CN104617731A (zh) * 2015-03-04 2015-05-13 余姚市爱优特电机有限公司 马达转子的感应磁环与转轴装配结构
JP5959693B1 (ja) * 2015-05-28 2016-08-02 三菱電機株式会社 制御ユニット一体型電動駆動装置
JP2017034980A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板、モーター及び電動式操向装置
CN106558970A (zh) * 2015-09-28 2017-04-05 浙江超强机械有限公司 一种永磁直流无刷电机
EP2439835A3 (en) * 2010-10-08 2017-07-26 LG Innotek Co., Ltd. Anti-separating structure of sensing magnet for EPS motor
KR101799107B1 (ko) * 2011-04-04 2017-12-20 엘지이노텍 주식회사 모터용 센싱 장치 및 이를 갖는 모터
WO2019087312A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 三菱電機株式会社 回転角検出装置
CN111668997A (zh) * 2019-03-08 2020-09-15 日本电产株式会社 马达
US10883855B2 (en) 2017-10-04 2021-01-05 Denso Corporation Motor control unit
US11101708B2 (en) 2017-01-23 2021-08-24 Mitsubishi Electric Corporation Rotor, motor, air conditioning apparatus, and manufacturing method of rotor
US11316412B2 (en) 2017-02-21 2022-04-26 Denso Corporation Motor including sensor magnet

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8283915B2 (en) 2007-03-07 2012-10-09 Asmo Co., Ltd. Sensor magnet device, gear mechanism and speed reducing electric motor
JP2008220131A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Asmo Co Ltd センサ用マグネット部材
KR20120007928A (ko) * 2010-07-15 2012-01-25 엘지이노텍 주식회사 Eps모터의 센싱 마그네트 결합구조
KR101700962B1 (ko) * 2010-07-15 2017-01-31 엘지이노텍 주식회사 Eps모터의 센싱 마그네트 결합구조
EP2439835A3 (en) * 2010-10-08 2017-07-26 LG Innotek Co., Ltd. Anti-separating structure of sensing magnet for EPS motor
KR101764925B1 (ko) * 2010-10-08 2017-08-03 엘지이노텍 주식회사 Eps모터의 센싱 마그네트 결합구조
KR101799107B1 (ko) * 2011-04-04 2017-12-20 엘지이노텍 주식회사 모터용 센싱 장치 및 이를 갖는 모터
CN103477539A (zh) * 2011-04-15 2013-12-25 Lg伊诺特有限公司 电机的传感磁体的抗分离结构
JP2014511105A (ja) * 2011-04-15 2014-05-01 エルジー イノテック カンパニー リミテッド モーターのセンシングマグネット結合構造
CN103477539B (zh) * 2011-04-15 2016-01-20 Lg伊诺特有限公司 电机的传感磁体的抗分离结构
KR101787755B1 (ko) 2011-04-15 2017-10-18 엘지이노텍 주식회사 Eps모터의 센싱 마그네트 결합구조
EP2689519A4 (en) * 2011-04-15 2016-03-09 Lg Innotek Co Ltd ANTI-SEPARATION STRUCTURE OF A DETECTION MAGNET FOR AN ENGINE
US9391494B2 (en) 2011-04-15 2016-07-12 Lg Innotek Co., Ltd. Anti-separating structure of sensing magnet for motor
EP2626987A3 (en) * 2012-02-07 2017-04-12 LG Innotek Co., Ltd. Sensing magnet apparatus for motor
CN103248173A (zh) * 2012-02-07 2013-08-14 Lg伊诺特有限公司 用于电机的感应磁铁装置
KR101890597B1 (ko) * 2012-02-07 2018-08-23 엘지이노텍 주식회사 모터의 센싱 마그네트 조립체
KR20130091017A (ko) * 2012-02-07 2013-08-16 엘지이노텍 주식회사 모터의 센싱 마그네트 조립체
JP2013162740A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Lg Innotek Co Ltd モータのセンシングマグネット組立体
US9273947B2 (en) 2012-02-07 2016-03-01 Lg Innotek Co., Ltd. Sensing magnet apparatus for motor
CN104617731A (zh) * 2015-03-04 2015-05-13 余姚市爱优特电机有限公司 马达转子的感应磁环与转轴装配结构
JP5959693B1 (ja) * 2015-05-28 2016-08-02 三菱電機株式会社 制御ユニット一体型電動駆動装置
JP2016226094A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 三菱電機株式会社 制御ユニット一体型電動駆動装置
JP2017034980A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板、モーター及び電動式操向装置
JP2021182863A (ja) * 2015-08-04 2021-11-25 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板、モーター及び電動式操向装置
JP7275206B2 (ja) 2015-08-04 2023-05-17 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 回路基板、モーター及び電動式操向装置
US11611264B2 (en) 2015-08-04 2023-03-21 Lg Innotek Co., Ltd. Circuit board, motor and electronic power steering system
CN112186980B (zh) * 2015-08-04 2023-02-21 Lg伊诺特有限公司 电路板、电机以及电动助力转向***
CN112186980A (zh) * 2015-08-04 2021-01-05 Lg伊诺特有限公司 电路板、电机以及电动助力转向***
US11411469B2 (en) 2015-08-04 2022-08-09 Lg Innotek Co., Ltd. Circuit board, motor and electronic power steering system
CN106558970A (zh) * 2015-09-28 2017-04-05 浙江超强机械有限公司 一种永磁直流无刷电机
US11101708B2 (en) 2017-01-23 2021-08-24 Mitsubishi Electric Corporation Rotor, motor, air conditioning apparatus, and manufacturing method of rotor
US11316412B2 (en) 2017-02-21 2022-04-26 Denso Corporation Motor including sensor magnet
US10883855B2 (en) 2017-10-04 2021-01-05 Denso Corporation Motor control unit
JPWO2019087312A1 (ja) * 2017-10-31 2019-11-14 三菱電機株式会社 回転角検出装置
WO2019087312A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 三菱電機株式会社 回転角検出装置
CN111668997A (zh) * 2019-03-08 2020-09-15 日本电产株式会社 马达

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008206354A (ja) ブラシレスモータ
EP2744087B1 (en) Motor and sensing magnet of the same
JP2007252096A (ja) ブラシレスモータ
KR101764925B1 (ko) Eps모터의 센싱 마그네트 결합구조
JP2010063285A (ja) モータ及びその製造方法
US9793768B2 (en) Rotor and rotary electric machine having the same
JP2004023840A (ja) ブラシレスモータ
JP2011067057A (ja) ブラシレスモータ
JP6214444B2 (ja) ステータユニット、トルク検出装置、電動パワーステアリング装置及びステータユニットの製造方法
JP6192795B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2005020887A (ja) 回転電機のマグネット固定構造及びマグネット固定方法
JP2014054047A (ja) ブラシレスモータ
JP6385854B2 (ja) ブラシレスモータ
US20140167558A1 (en) Stator and motor including the same
JP2008301601A (ja) ブラシレスモータ
US20140167557A1 (en) Motor
US11962198B2 (en) Electric motor having magnet mounted to magnet mounting portion of shaft and method for manufacturing the same
JP5112321B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2011037324A (ja) 電動パワーステアリング装置用モータ装置
JP2004304945A (ja) ブラシレスモータ
JP2006050816A (ja) ブラシレスモータ
JP2009154822A (ja) レゾルバの位置決め機構及び電動パワーステアリング装置
JP2008079466A (ja) ブラシレスモータ
KR20190057643A (ko) 모터
JP2016226094A (ja) 制御ユニット一体型電動駆動装置