JP2008205848A - 伝送装置、伝送方法および伝送プログラム - Google Patents

伝送装置、伝送方法および伝送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高温条件下での動作による通信デバイスの破損や誤作動を誘発しやすいことを課題とする。
【解決手段】伝送装置の温度が上昇する状況を検知し、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御し、伝送装置の温度を測定および/または推定することで、温度が上昇する状況を検知し、伝送装置を冷却するための冷却装置の動作状態を監視することで、温度が上昇する状況を検知し、バックプレッシャを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御し、データの発信を停止させる情報であるポーズフレームを他の伝送装置にすることで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、伝送装置、伝送方法および伝送プログラムに関する。
従来より、例えば、ルータ、ゲートウェイ、イーサスイッチなどのデータ通信を中継し、通信ネットワークを構成する伝送装置において、他の伝送装置との通信を制御することが一般的に行われている。
例えば、特許文献1(特開2006−245992号公報)では、バッファメモリに残っている情報の量に応じて通信を制御する伝送装置が開示されている。具体的には、特許文献1の装置は、バッファメモリを監視し、バッファメモリに残っているデータ量情報と、データをバッファメモリに格納した時間情報とを用いて通信制御する。例えば、バッファメモリに残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、バッファメモリに残っているデータを早く転送できるように当該伝送装置からの転送速度を高速な通信速度に変更する通信制御を行う。
特開2006−245992号公報
ところで、上記した従来の技術は、伝送装置の温度上昇に伴い、伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動が発生するという課題があった。
具体的には、伝送装置における通信を処理する装置である通信デバイス(例えば、メモリやCPUなど)は、処理するデータ量の増加に伴って消費電力が増大し、発熱量が増大するので、高温条件下での動作による通信デバイスの破損や誤作動を誘発するという課題があった。
特に、WDM装置(Wavelength Division Multiplex)やDWDM装置(Dense Wavelength Division Multiplex)などを実装する伝送装置は、大量の情報を高速で通信するため、通信デバイスにおける発熱量が多く、高温条件下での動作による通信デバイスの破損や誤作動を誘発しやすいという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送する伝送装置であって、前記伝送装置の温度が上昇する状況を検知する温度上昇検知手段と、前記温度上昇検知手段によって前記伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する通信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記温度上昇検知手段は、前記伝送装置の温度を測定および/または推定することで、前記温度が上昇する状況を検知することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記温度上昇検知手段は、前記伝送装置を冷却するための冷却装置の動作状態を監視することで、前記温度が上昇する状況を検知することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記通信制御手段は、バックプレッシャを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記通信制御手段は、データの発信を停止させる情報であるポーズフレームを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、伝送装置の温度が上昇する状況を検知し、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、伝送装置の温度を測定および/または推定することで、温度が上昇する状況を検知するので、伝送装置の温度や推定される温度が上昇する状況に応じて他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、伝送装置を冷却するための冷却装置の動作状態を監視することで、温度が上昇する状況を検知するので、冷却装置の動作状態の異常に伴う通信デバイスの温度が上昇する状況に応じて他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、請求項4の発明によれば、バックプレッシャを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置の半二重の通信方式を介した発信を待機させる結果、他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、請求項5の発明によれば、データの発信を停止させる情報であるポーズフレームを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置から当該伝送装置への発信を一定時間の間停止させる結果、他の伝送装置からの発信を抑制することによって温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る伝送装置、伝送方法および伝送プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、データ通信を中継し、通信ネットワークを構成する伝送装置(例えば、ルータ、ゲートウェイ、イーサスイッチなど)に本発明を適用した場合を説明する。また、以下では、本発明に係る伝送装置を含んで構成されるネットワークと、本発明の概要および特徴とを説明した後に、実施例1〜5としてより詳細に説明する。
まず、図1を用いて本発明に係る伝送装置を含んで構成されるネットワークを説明する。図1は、本発明に係る伝送装置を含んで構成されるネットワークを説明するための図である。同図に示すように、本発明に係る伝送装置は、他の伝送装置と通信インターフェイスを介して接続し、通信ネットワークを構成する。例えば、図1の例では、伝送装置A、B、C、Dは、ファイバーチャンネルなどの光通信を行う通信インターフェイス(太線)を介して上位レイヤネットワークを構成する。さらに、伝送装置Aが下位レイヤネットワークA−1における伝送装置A−1と10base2などの半二重の通信方式を行う通信インターフェイス(破線)で接続することや、伝送装置Aが下位レイヤネットワークA−2における伝送装置A−2と100baseTなどの全二重の通信方式を行う通信インターフェイス(二重線)で接続することなどにより、通信ネットワークを構成する。
次に、図2を用いて本発明に係る伝送装置の概要および特徴を説明する。図2は、本発明に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、本発明に係る伝送装置は、ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送することを概要とする。そして、本発明に係る伝送装置は、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することを特徴とする。
すなわち、本発明に係る伝送装置は、伝送装置の温度が上昇する状況を検知し、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する。具体的には、図2に示すように、本発明に係る伝送装置は、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合(図2の(1)参照)(例えば、通信デバイスの温度が高温になった場合)、他の伝送装置からのデータの発信を抑制するよう制御する(図2の(2)参照)。
以下の実施例1では、実施例1に係る伝送装置の概要および特徴、伝送装置を構成する各装置の構成、伝送装置による処理、伝送装置による伝送の処理、伝送装置による効果を説明し、最後に実施例1に対する種々の変形例を説明する。
[実施例1に係る伝送装置の概要および特徴]
まず最初に、図3を用いて、実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を説明する。図3は、実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に係る伝送装置は、半二重の通信方式で他の伝送装置との間でデータを伝送し、通信制御する。具体的に例をあげて説明すると、例えば、図1における伝送装置Aと伝送装置A−1のように、半二重の通信方式を行う通信インターフェイス(例えば、10base2など)(破線)で接続されている伝送装置であり、CSMA/CD方式(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)による伝送の制御を行う。
より詳細には、実施例1に係る伝送装置は、半二重の通信方式において伝送装置同士が同時にデータを発信すると、通信インターフェイスでデータの衝突、いわゆるコリジョンが発生し、通信に障害が発生するので、他の伝送装置にデータを発信する際に、コリジョンを検出するか否かを確認し、検出しないと判断した時のみテータの発信を行うことで交互の通信を行う。そして、実施例1に係る伝送装置は、例えば、バッファメモリに残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、バッファメモリに残っているデータを早く転送できるように、通信制御部からクライアント側伝送路モジュールを介して、半二重の通信方式を停止するための信号であるバックプレッシャを他の伝送装置(例えば、伝送装置A−1)に発信する。このようにして、実施例1に係る伝送装置は、他の伝送装置がデータを発信する際にコリジョンを検出させ、他の伝送装置(例えば、伝送装置A−1)から当該伝送装置(例えば、伝送装置A)へのデータの発信を待機させる。
このような概要の下、実施例1に係る伝送装置は、上記したバックプレッシャを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することを主たる特徴とする。具体的には、図3に示すように、実施例1に係る伝送装置(例えば、伝送装置A)は、温度上昇検知部において温度が上昇する状況を検知すると、通信制御部からクライアント側伝送路モジュールを介して、半二重の通信方式を停止するための信号であるバックプレッシャを他の伝送装置(例えば、伝送装置A−1)に発信する。そして、実施例1に係る伝送装置は、他の伝送装置がデータを発信する際にコリジョンを検出させ、他の伝送装置(伝送装置A−1)から当該伝送装置(伝送装置A)へのデータの発信を待機させる。その結果、実施例1に係る伝送装置は、上記した主たる特徴のごとく、上記したバックプレッシャを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
[実施例1に係る伝送装置の構成]
次に、図4を用いて、実施例1に係る伝送装置の構成を説明する。図4は、実施例1に係る伝送装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この伝送装置10は、クライアント側伝送路モジュール11と、ネットワーク側伝送路モジュール12と、バッファ13と、温度センサ14と、冷却装置15と、制御部16とから構成される。
このうち、クライアント側伝送路モジュール11は、クライアント側に接続される伝送装置との通信を制御し、ネットワーク側伝送路モジュール12は、ネットワーク側に接続される伝送装置との通信を制御する。具体的には、クライアント伝送路モジュール11およびネットワーク側伝送路モジュール12は、単数または複数の受信ポートおよび転送ポートからなり、クライアント側伝送路モジュール11は、クライアント側に接続される伝送装置との間で情報を送受信し、制御部16に伝送する。例えば、図1に示す例において、伝送装置Aは伝送装置A−1との間で情報を送受信する。そして、ネットワーク側伝送路モジュール12は、ネットワーク側に接続される伝送装置との間で情報を送受信し、制御部16に伝送する。例えば、図1に示す例において、伝送装置Aは伝送装置Bとの間で情報を送受信し、制御部16に伝送する。
バッファ13は、データの処理を効率よく行うために一時的に使用するメモリであり、具体的には、バッファ13は、他の伝送装置から受信した情報を一時的に記憶する。
温度センサ14は、温度を測定し、例えば、白金測温抵抗体や放射温度計に相当する。具体的には、温度センサ14は、伝送装置における通信デバイス(例えば、メモリやCPUなど)の温度(例えば、通信デバイス内の温度や、通信デバイス外の温度や、通信デバイス内外の温度)を測定する。
冷却装置15は、対象物を冷却し、例えば、冷却ファンや空気熱交換式冷却装置に相当する。具体的には、冷却装置15は、伝送装置における通信デバイスを冷却する。
制御部16は、各種処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。そして、特に本発明に密接に関連するものとしては、温度上昇検知部21と、バッファ監視部22と、通信制御部23とを備える。なお、温度上昇検知部21は特許請求の範囲に記載の「温度上昇検知手段」に対応し、通信制御部23は特許請求の範囲に記載の「通信制御手段」に対応する。
具体的には、制御部16は、クライアント側伝送路モジュール11またはネットワーク側伝送路モジュール12を介して他の伝送装置から受け付けた情報をバッファ13に格納し、転送先の伝送装置と伝送条件とを判別し、転送先の伝送装置に伝送条件に基づいてバッファ13に格納した情報をクライアント側伝送路モジュール11またはネットワーク側伝送路モジュール12を介して発信する。
具体的に例をあげると、制御部16は、図1において、伝送装置Aがクライアント側の伝送装置である伝送装置A−1から受け付けた情報をネットワーク側の伝送装置である伝送装置Bに伝送する場合、クライアント側伝送路モジュール11を介して伝送装置A−1から受け付けた情報をバッファ13に格納する。そして、転送先の伝送装置が伝送装置Bであることと、例えば、「通信インターフェイスがファイバチャンネルである」など伝送条件とを判別すると、判別した伝送条件に基づいてバッファ13に格納した情報を、ネットワーク側伝送路モジュール11を介して伝送装置Bに発信する。
温度上昇検知部21は、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知する。具体的には、温度上昇検知部21は、温度センサ14および冷却装置15を監視し、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知した場合、検知した状況に応じて通信制御部23に通信を抑制する信号を送信する。
具体的に例をあげると、温度上昇検知部21は、温度センサ14を監視し、測定された通信デバイスの温度が、予め設定する温度(具体的には、通信デバイスの破損や誤作動を誘発しやすい温度、例えば、50℃)まで上昇している場合、通信制御部23に通信を抑制させる信号を送信する。そして、温度上昇検知部21は、冷却装置15を監視し、故障や動作不良などの冷却装置の動作状態の異常を検知すると、通信制御部23に通信を抑制させる信号を送信する。
バッファ監視部22は、バッファ13に残っているデータ量情報と、データをバッファ13に格納した時間情報とを監視する。具体的には、バッファ監視部22は、バッファ13に残っているデータ量情報と、データをバッファ13に格納した時間情報とを監視し、バッファ13の状態に応じて通信制御部23に通信を抑制させる信号を送信する。具体的に例をあげると、バッファ監視部22は、バッファ13に残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、通信制御部23に通信を抑制する信号を送信する。
通信制御部23は、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合、バックプレッシャを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する。具体的には、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、半二重の通信方式を停止するための信号であるバックプレッシャを他の伝送装置に継続的に発信する。
具体的に一例をあげると、図1における伝送装置Aが、温度が上昇する状況を検知した場合、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付け、半二重の通信方式により接続される伝送装置である伝送装置A−1に継続的にバックプレッシャの発信を開始し、伝送装置A−1から伝送装置Aへの情報の発信を停止させる。そして、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22が通信制御部23に通信を制御させる信号を送信する状態を回避すると(例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなど)、伝送装置A−1へのバックプレッシャの発信を停止し、伝送装置A−1から伝送装置Aへの情報の発信を開始させる。
[実施例1に係る伝送装置による処理]
次に、図5を用いて、実施例1に係る伝送装置による処理を説明する。図5は、実施例1に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、伝送装置10における通信デバイスの温度が上昇する状況を検知した場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合は(ステップS101肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置へのバックプレッシャの発信を開始する(ステップS102)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、通信制御部23は、バックプレッシャの発信を開始する。
続いて、通信デバイスが冷却した場合、または、冷却装置の異常が回復した場合、または、バッファに残っているデータが減少したとき、つまり、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどしたときは(ステップS103肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置へのバックプレッシャの発信を停止し(ステップS104)、伝送装置10は、上記した処理を終了して、再び検知状態に戻る(ステップS101)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22からの通信を抑制する信号がなくなると、通信制御部23は、バックプレッシャの発信を停止し、伝送装置10は、再び通信デバイスの温度が上昇する状況、または、冷却装置の動作状態、または、バッファを監視する。
[実施例1に係る伝送装置による伝送処理の一例]
次に、図6を用いて、実施例1に係る伝送装置による伝送処理の一例を説明する。図6は、実施例1に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。なお、以下では図1に示す伝送装置Aと伝送装置A−1のように、半二重の通信方式を行う通信インターフェイスで接続され、実施例1に係る伝送装置である伝送装置Aが伝送装置A−1からの発信を抑制する場合を例として説明する。
図6に示すように、伝送装置Aは伝送装置A−1とCSMA/CD方式による伝送を行う。つまり、伝送装置Aにおいて、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知していない場合、および、冷却装置の動作状態に異常が発生していない場合、および、バッファに残っているデータが少ない場合において、伝送装置Aは、伝送装置A−1にデータを発信する際に、コリジョンを検出することはなく、伝送装置A−1にテータの発信を行う(ステップS1001)。同時に、伝送装置A−1も、伝送装置Aにデータを発信する際に、コリジョンを検出することはなく、伝送装置Aにテータの発信を行うことで交互の通信を行う(ステップS1002)。
ここで、伝送装置Aにおいて、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知する場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合が生じると(ステップS1003)、伝送装置Aにおける通信制御部23は、伝送装置A−1にバックプレッシャの発信を開始する(ステップS1004)。その結果、伝送装置A−1は、伝送装置Aにデータを発信する際に、コリジョンを検出し(ステップS1005)、伝送装置Aへのデータの発信を待機する(ステップS1006)。
その後、例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどすると(ステップS1007)、伝送装置Aにおける通信制御部23は、伝送装置A−1へのバックプレッシャの発信を停止する(ステップS1008)。その結果、伝送装置A−1は、伝送装置Aにデータを発信する際に、コリジョンを検出しなくなり(ステップS1009)、伝送装置Aと再びCSMA/CD方式による伝送を行う(ステップS1010およびステップS1011)。
[実施例1の効果]
このように、実施例1によれば、伝送装置の温度が上昇する状況を検知し、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、実施例1によれば、伝送装置の温度を測定することで温度が上昇する状況を検知するので、伝送装置の温度に応じて他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、実施例1によれば、伝送装置を冷却するための冷却装置の動作状態を監視することで温度が上昇する状況を検知するので、冷却装置の動作状態の異常に伴う通信デバイスの温度が上昇する状況に応じて他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
また、実施例1によれば、バックプレッシャを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置の半二重の通信方式を介した発信を待機させる結果、他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減することで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
なお、実施例1では、図1における伝送装置Aが、伝送装置A−1から伝送装置Aへの情報の発信を停止する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、半二重の通信方式を行う通信インターフェイス(例えば、10base2など)で接続されている装置(例えば、ルータ、スイッチなど)との間でデータを伝送する伝送装置であれば、本発明を同様に適用することができる。
また、実施例1では、継続的にバックプレッシャを発信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信デバイスの破損や誤作動を誘発しない程度(例えば、10秒ごとに他の伝送装置から一定量のデータを受信するなど)で断続的にバックプレッシャを発信するようにしてもよい。
ところで、上記の実施例1では、バックプレッシャを他の伝送装置に発信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、他の伝送装置にデータの発信の停止を要求するフレームであるポーズフレームを発信して通信制御するようにしてもよい。そこで、以下では、図7、図8および図9を用いて、他の伝送装置にポーズフレームを発信して通信制御する場合を実施例2として説明する。図7は、実施例2に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図であり、図8は、実施例2に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、実施例2に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。
[実施例2に係る伝送装置の概要および特徴]
図7に示すように、実施例2に係る伝送装置は、全二重の通信方式で他の伝送装置との間でデータを伝送し、通信制御する。具体的に例をあげて説明すると、例えば、図1における伝送装置Aと伝送装置A−2のように、全二重の通信方式を行う通信インターフェイス(例えば、100baseTなど)(二重線)で接続されている伝送装置であり、ポーズフレームを用いて伝送の制御を行うことを概要とする。
より詳細には、実施例2に係る伝送装置(例えば、図1における伝送装置A)は、他の伝送装置と全二重の通信方式において伝送を行い、バッファメモリに残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、バッファメモリに残っているデータを早く転送できるように、通信制御部からクライアント側伝送路モジュールを介して他の伝送装置(例えば、図1における伝送装置A−2)に、予め規定された一定時間(例えば、3分間)データの発信を停止する信号であるポーズフレームを発信し、他の伝送装置から当該伝送装置へのデータの発信を一定時間待機させる。このようにして、実施例2に係る伝送装置は、他の伝送装置(例えば、伝送装置A−2)から当該伝送装置(例えば、伝送装置A)へのデータの発信を待機させる。
このような概要の下、実施例2に係る伝送装置は、上記したポーズフレームを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することを主たる特徴とする。具体的には、図7に示すように、実施例2に係る伝送装置(例えば、図1における伝送装置A)は、温度上昇検知部において温度が上昇する状況を検知すると、通信制御部からクライアント側伝送路モジュールを介して、他の伝送装置(例えば、図1における伝送装置A−2)に一定時間データの発信を停止する信号であるポーズフレームを発信し、他の伝送装置(伝送装置A−1)から当該伝送装置(伝送装置A)へのデータの発信を予め規定された一定時間(例えば、3分間)待機させる。その結果、実施例2に係る伝送装置は、上記した主たる特徴のごとく、上記したポーズフレームを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
[実施例2に係る伝送装置の構成]
実施例2に係る伝送装置は、図4に示した伝送装置10と同様の構造を有し、以下に説明する通信制御部23を除き同様に動作する。
通信制御部23は、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合、ポーズフレームを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する。具体的には、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、全二重の通信方式を停止するための信号であるポーズフレームを他の伝送装置に発信する。
具体的に一例をあげると、図1における伝送装置Aが、温度が上昇する状況を検知した場合、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付け、全二重の通信方式により接続される伝送装置である伝送装置A−2に一定時間データの発信を停止する信号であるポーズフレームを発信し、伝送装置A−2から伝送装置Aへの情報の発信を停止させる。
[実施例2に係る伝送装置による処理]
次に、図8を用いて、実施例2に係る伝送装置による処理を説明する。図8は、実施例2に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、伝送装置10における通信デバイスの温度が上昇する状況を検知した場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合は(ステップS201肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置にポーズフレームを発信する(ステップS202)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、通信制御部23は、予め規定された一定時間(例えば、3分間)データの発信を停止する信号であるポーズフレームを他の伝送装置に発信する。
続いて、伝送装置10は、予め規定された所定の時間(ポーズフレームで指定した時間より少ない時間、例えば、2分50秒)が経過した場合(ステップS203肯定)、伝送装置10は、再び検知状態に戻る(ステップS201)。つまり、伝送装置10は、上記した処理を終了して、所定の時間が経過した後でも伝送装置10における通信デバイスの温度が上昇する状況を検知した場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合は、一定時間と所定の時間の差分の時間(上記の例では、2分50秒から3分までの間)に、再び通信制御部23からポーズフレームを発信し、他の伝送装置からのデータの発信の停止を継続させる。
このように、伝送装置10は、上記した処理(ステップS201〜203)を繰り返し行うことで、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少する場合などまで、他の伝送装置からのデータの発信を停止させる。
[実施例2に係る伝送装置による伝送処理の一例]
次に、図9を用いて、実施例2に係る伝送装置による伝送処理の一例を説明する。図9は、実施例2に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。なお、以下では、図1に示す伝送装置Aと伝送装置A−2のように、全二重の通信方式を行う通信インターフェイスで接続され、実施例1に係る伝送装置である伝送装置Aが伝送装置A−2からの発信を抑制する場合を例として説明する。
図9に示すように、伝送装置Aは伝送装置A−2と全二重の通信方式による伝送を行う。つまり、伝送装置Aにおいて、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知していない場合、および、冷却装置の動作状態に異常が発生してない場合、および、バッファに残っているデータが少ない場合において、伝送装置Aと伝送装置A−2は、伝送装置Aと伝送装置A−2の間で、同時に送受信を行う(ステップS2001)。
ここで、伝送装置Aにおいて、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知する場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合が生じると(ステップS2002)、伝送装置Aにおける通信制御部23は、伝送装置A−2にポーズフレームを発信する(ステップS2003)。その結果、ポーズフレームを受信した伝送装置A−2は、伝送装置Aへのデータの発信を一定の時間待機する(ステップS2004)。一方では、伝送装置Aは、伝送装置A−2へのデータの発信を行う(ステップS2005)。
その後、ポーズフレームに規定された一定時間が経過する一方、例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどすると(ステップS2006)、再び伝送装置Aおよび伝送装置A−2は、同時に送受信を行う(ステップS2007)。
[実施例2の効果]
このように、実施例2によれば、データの発信を停止させる情報であるポーズフレームを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置から当該伝送装置への発信を一定時間の間停止させる結果、他の伝送装置からの発信を抑制することによって温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
なお、実施例2では、図1における伝送装置Aが、伝送装置A−2から伝送装置Aへの情報の発信を停止する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、全二重の通信方式を行う通信インターフェイス(例えば、100baseTなど)で接続されている装置(例えば、ルータ、スイッチなど)との間でデータを伝送する伝送装置であれば、本発明を同様に適用することができる。
また、実施例2では、予め規定された所定の時間(ポーズフレームで指定した時間より少ない時間、例えば、2分50秒)が経過した際に、伝送装置が検知状態に戻る場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信デバイスの破損や誤作動を誘発しない程度で時間が経過した際に(ポーズフレームで指定した時間より多い時間、例えば、3分10秒)、伝送装置が検知状態に戻るようにしてもよい。
ところで、上記の実施例1では、バックプレッシャを他の伝送装置に発信し、実施例2では、ポーズフレームを他の伝送装置に発信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、他の伝送装置にデータの発信速度を変更させる情報であるフェアネスフレームを発信して通信制御するようにしてもよい。そこで、以下では、図10、図11および図12を用いて、他の伝送装置にフェアネスフレームを発信して通信制御する場合を実施例3として説明する。図10は、実施例3に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図であり、図11は、実施例3に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートであり、図12は、実施例3に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。
[実施例3に係る伝送装置の概要および特徴]
図10に示すように、実施例3に係る伝送装置は、全二重の通信方式で他の伝送装置との間でデータを伝送し、通信制御する。具体的に例をあげて説明すると、例えば、図1における伝送装置Aと伝送装置A−2のように、全二重の通信方式を行う通信インターフェイス(例えば、100baseTなど)(二重線)で接続されている伝送装置であり、フェアネスフレームを用いて伝送の制御を行うことを概要とする。
より詳細には、全二重の通信方式において、通信が混雑している場合(例えば、100Mbps(megabit per second)の発信速度で通信が可能な通信インターフェイスである100baseTを介した通信において、100Mbpsで発信されている場合)、実施例3に係る伝送装置(例えば、図1における伝送装置A−2)は、他の伝送装置(例えば、図1における伝送装置A)と予め規定された発信速度(例えば、50Mbps)で通信を行う。
ここで、他の伝送装置から実施例3に係る伝送装置への通信に余裕が生じた場合(例えば、100baseTを介した通信において、50Mbpsで発信している場合)、他の伝送装置は、実施例3に係る伝送装置と通信インターフェイスが伝送可能な程度に高速な通信速度(例えば、100Mbps)で通信を行うよう発信速度を自発的に変更する。
一方では、実施例3に係る伝送装置は、バッファメモリに残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、バッファメモリに残っているデータを早く転送できるように、通信制御部からネットワーク側伝送路モジュールを介して他の伝送装置に、予め規定された発信速度に変更させる情報であるフェアネスフレームAを発信する。つまり、他の伝送装置が実施例3に係る伝送装置にデータを高速発信(例えば、100Mbps)しており、かつ、バッファメモリに残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、実施例3に係る伝送装置は、他の伝送装置から実施例3に係る伝送装置への発信速度を予め規定された発信速度(例えば、50Mbps)に変更させる。このようにして、実施例3に係る伝送装置は、他の伝送装置(例えば、伝送装置A)から当該伝送装置(例えば、伝送装置A−2)へのデータの発信速度を抑制させる。
このような概要の下、実施例3に係る伝送装置は、上記したフェアネスフレームを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することを主たる特徴とする。具体的には、図10に示すように、実施例3に係る伝送装置(例えば、図1における伝送装置A−2)は、温度上昇検知部において温度が上昇する状況を検知すると、通信制御部からネットワーク側伝送路モジュールを介して、他の伝送装置(例えば、図1における伝送装置A)にフェアネスフレームAを発信し、他の伝送装置(伝送装置A)から当該伝送装置(伝送装置A−2)へのデータの発信速度を予め規定された速度(例えば、50Mbps)に変更させる。その結果、実施例3に係る伝送装置は、上記した主たる特徴のごとく、上記したフェアネスフレームを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
[実施例3に係る伝送装置の構成]
実施例3に係る伝送装置は、図4に示した伝送装置10と同様の構造を有し、以下に説明する通信制御部23を除き同様に動作する。
通信制御部23は、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合、フェアネスフレームを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する。具体的には、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、データの発信速度を変更させる情報であるフェアネスフレームを他の伝送装置に発信する。
具体的に一例をあげると、通信制御部23は、伝送装置A−2が、温度が上昇する状況を検知した場合、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付け、全二重の通信方式により接続される伝送装置である伝送装置Aに、データの発信速度を予め規定された速度に変更させる情報であるフェアネスフレームAを発信し、伝送装置Aから伝送装置A−2へのデータの発信速度を変更させる。そして、通信制御部23は、伝送装置A−2における温度上昇検知部21およびバッファ監視部22が、通信制御部23に通信を制御させる信号を送信する状態を回避すると(例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなど)、伝送装置Aに高速な発信速度への変更を許可させる情報であるフェアネスフレームBを発信する。
[実施例3に係る伝送装置による処理]
次に、図11を用いて、実施例3に係る伝送装置による処理を説明する。図11は、実施例3に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、伝送装置10における通信デバイスの温度が上昇する状況を検知した場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合は(ステップS301肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置にフェアネスフレームAを発信する(ステップS302)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、通信制御部23は、予め規定された発信速度に変更させる情報であるフェアネスフレームAを他の伝送装置に発信する。
続いて、通信デバイスが冷却した場合、または、冷却装置の異常が回復した場合、または、バッファに残っているデータが減少したとき、つまり、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどしたときは(ステップS303肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置に高速な発信速度への変更を許可させる情報であるフェアネスフレームBを発信し(ステップS304)、伝送装置10は、上記した処理を終了して、再び検知状態に戻る(ステップS301)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22からの通信を抑制する信号がなくなると、通信制御部23は、他の伝送装置に高速な発信速度への変更を許可させる情報であるフェアネスフレームBを発信し、伝送装置10は、再び通信デバイスの温度が上昇する状況、または、冷却装置の動作状態、または、バッファを監視する。
[実施例3に係る伝送装置による伝送処理の一例]
次に、図12を用いて、実施例3に係る伝送装置による伝送処理の一例を説明する。図12は、実施例3に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。なお、以下では、図1に示す伝送装置A−2と伝送装置Aのように、全二重の通信方式を行う通信インターフェイスで接続され、実施例1に係る伝送装置である伝送装置A−2が伝送装置Aからの発信を抑制する場合を例として説明する。
図12に示すように、伝送装置A−2は、伝送装置Aと全二重の通信方式かつ予め設定された発信速度による伝送を行う(ステップS3001)。つまり、伝送装置A−2において、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知していない場合、および、冷却装置の動作状態に異常が発生してない場合、および、バッファに残っているデータが少ない場合において、伝送装置A−2および伝送装置Aは、予め設定された発信速度(例えば、50Mbps)(図12の例では、通常発信)で送受信を行う。
ここで、伝送装置Aから伝送装置A−2への伝送に余裕が生じると(ステップS3002)、伝送装置Aは、伝送装置A−2と通信インターフェイスが伝送可能な程度に高速な通信速度(例えば、100Mbps)(図12の例では、高速発信)に自発的に発信速度を変更し伝送を行う(ステップS3003)。
一方で、伝送装置A−2において、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知する場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合が生じると(ステップS3004)、伝送装置A−2は、予め規定された発信速度に変更させる情報であるフェアネスフレームAを伝送装置Aに発信する(ステップS3005)。その結果、伝送装置Aは、データの発信速度を、予め規定された発信速度に変更し(ステップS3006)、伝送装置A−2と予め設定された発信速度で送受信を行う(ステップS3007)。
その後、例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどすると(ステップS3008)、伝送装置A−2は、伝送装置Aに高速な発信速度への変更を許可させる情報であるフェアネスフレームBを発信する(ステップS3009)。その結果、伝送装置Aは、伝送装置A−2と通信インターフェイスが伝送可能な程度に高速な通信速度に発信速度を変更することが可能になり、伝送装置Aから伝送装置A−2への通信に余裕が生じた場合(ステップS3010)、伝送装置A−2と通信インターフェイスが伝送可能な程度に高速な通信速度に発信速度を変更する(ステップS3011)。
[実施例3の効果]
このように、実施例3によれば、データの発信速度を変更させる情報であるフェアネスフレームを他の伝送装置に発信することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、他の伝送装置から当該伝送装置への通信速度を抑制する結果、他の伝送装置からの発信を抑制することによって温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
なお、実施例3では、図1における伝送装置A−2が、伝送装置Aから伝送装置A−2への情報の発信速度を抑制する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、全二重の通信方式を行う通信インターフェイス(例えば、100baseTなど)で接続されている装置(例えば、ルータ、スイッチなど)との間でデータを伝送する伝送装置であれば、本発明を同様に適用することができる。
また、実施例3では、図1における伝送装置Aが、通信インターフェイスが伝送可能な程度に高速な発信速度に自発的に変更する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、伝送装置A−2からの指示で能動的に通信インターフェイスが伝送可能な程度に高速な発信速度に変更してもよい。つまり、フェアネスフレームBは、他の伝送装置に高速な発信速度に変更させる情報であってもよい。
ところで、上記の実施例1では、バックプレッシャを他の伝送装置に発信し、実施例2ではポーズフレームを他の伝送装置に発信し、実施例3では、フェアネスフレームを他の伝送装置に発信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、他の伝送装置に一定量のデータの発信の許可を与える信号であるR−RDYの発信を待機することで通信制御するようにしてもよい。そこで、以下では、図13、図14および図15を用いて、R−RDYの発信を待機して通信制御する場合を実施例4として説明する。図13は、実施例4に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図であり、図14は、実施例4に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートであり、図15は、実施例4に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。
[実施例4に係る伝送装置の概要および特徴]
図13に示すように、実施例4に係る伝送装置は、高速通信を行う通信インターフェイスであるファイバチャンネルで接続される他の伝送装置との間でデータを伝送し、通信制御する。具体的に例をあげて説明すると、例えば、図1における伝送装置Aおよび伝送装置Bのように、ファイバチャンネル(例えば、光ケーブルや銅線など)(太線)で接続されている伝送装置であり、他の伝送装置に一定量のデータの発信の許可を与える信号であるR−RDYの発信を待機することで伝送の制御を行うことを概要とする。
より詳細には、実施例4に係る伝送装置(例えば、図1における伝送装置A)は、他の伝送装置(例えば、図1における伝送装置B)とファイバチャンネルを介して伝送を行う。一例をあげて説明すると、図1における伝送装置Bが伝送装置Aに一定量のデータを1回発信する場合、伝送装置Bは、伝送装置Aに一定量のデータを発信可能な回数を規定したクレジットであるBBクレジット(バッファツーバッファクレジット)を1減少させる。そして、一定量のデータを受け付けた伝送装置Aは、バッファメモリに余裕がある場合は、伝送装置Bに一定量のデータを発信する許可を与える信号であるR−RDYを発信し、伝送装置BのBBクレジットを1増加させる。
一方、バッファメモリに残っているデータ量情報が多い場合や、データの転送に遅延が発生している場合には、バッファメモリに残っているデータを早く転送できるように、通信制御部において、R−RDYの発信を待機する。その結果、伝送装置Bは、BBクレジットが枯渇化するまで、つまり、クレジット数が「0」になるまで、一定量のデータを伝送装置Aに発信し、その後、BBクッレジットが増加するまで伝送装置Aへのデータの発信を待機する。このようにして、実施例4に係る伝送装置は、他の伝送装置(例えば、伝送装置B)から当該伝送装置(例えば、伝送装置A)へのデータの発信を待機させる。
このような概要の下、実施例4に係る伝送装置は、上記したR−RDYを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することを主たる特徴とする。具体的には、図13に示すように、実施例4に係る伝送装置(例えば、伝送装置A)は、温度上昇検知部において温度が上昇する状況を検知すると、通信制御部から他の伝送装置へのR−RDYの発信を待機し、他の伝送装置のBBクレジットを枯渇化させることで他の伝送装置(伝送装置B)から当該伝送装置(伝送装置A)へのデータの発信を待機させる。その結果、実施例4に係る伝送装置は、上記した主たる特徴のごとく、上記したR−RDYを利用して、伝送装置の温度上昇に伴う伝送装置内の通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
[実施例4に係る伝送装置の構成]
実施例4に係る伝送装置は、図4に示した伝送装置10と同様の構造を有し、以下に説明する通信制御部23を除き同様に動作する。
通信制御部23は、伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合、R−RDYの発信を待機することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する。具体的には、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、他の伝送装置に一定量のデータの発信の許可を与える信号であるR−RDYの発信を待機する。
具体的に一例をあげると、図1における伝送装置Aが、温度が上昇する状況を検知した場合、通信制御部23は、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付け、R−RDYの発信を待機する。そして、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22が通信制御部23に通信を制御させる信号を送信する状態を回避すると(例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなど)、伝送装置BへのR−RDYの発信を再開する。
[実施例4に係る伝送装置による処理]
次に、図14を用いて、実施例4に係る伝送装置による処理を説明する。図14は、実施例4に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すように、伝送装置10における通信デバイスの温度が上昇する状況を検知した場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合は(ステップS401肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置へのR−RDYの発信を待機する(ステップS402)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22から通信を抑制する信号を受け付けると、通信制御部23は、他の伝送装置へのR−RDYの発信を待機する。
続いて、通信デバイスが冷却した場合、または、冷却装置の異常が回復した場合、または、バッファに残っているデータが減少したとき、つまり、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどしたときは(ステップS403肯定)、通信制御部23は、他の伝送装置へのR−RDYの発信を再開し(ステップS404)、伝送装置10は、再び検知状態に戻る(ステップS401)。つまり、温度上昇検知部21およびバッファ監視部22からの通信を抑制する信号がなくなると、通信制御部23は、他の伝送装置へのR−RDYの発信を再開し、伝送装置10は、上記した処理を終了して、再び通信デバイスの温度が上昇する状況、または、冷却装置の動作状態、または、バッファを監視する。
[実施例4に係る伝送装置による伝送処理の一例]
次に、図15を用いて、実施例4に係る伝送装置による伝送処理の一例を説明する。図15は、実施例4に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。なお、以下では、図1に示す伝送装置Aと伝送装置Bのように、ファイバチャンネルで接続され、実施例1に係る伝送装置である伝送装置Aが伝送装置Bからの発信を抑制する場合を例として説明する。
図15に示すように、伝送装置Aは、伝送装置Bとファイバチャンネルを介した伝送を行う。つまり、伝送装置Aにおいて、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知していない場合、および、冷却装置の動作状態に異常が発生してない場合、および、バッファに残っているデータが少ない場合において、伝送装置Bから伝送装置Aに一定量のデータを1回発信するとき(ステップS4001)、伝送装置BはBBクレジットを1減少させる(ステップS4002)。その結果、一定量のデータを受け付けた伝送装置Aは、バッファメモリに余裕がある場合は、R−RDYを伝送装置Bに発信し(ステップS4003)、伝送装置BのBBクレジットを1増加させる(ステップS4004)。
ここで、伝送装置Aにおいて、通信デバイスの温度が上昇する状況を検知する場合、または、冷却装置の動作状態に異常が発生している場合、または、バッファに残っているデータが多い場合が生じると(ステップS4005)、伝送装置Bが伝送装置Aに一定量のデータを発信し(ステップS4006)、BBクレジットを1減少させた(ステップS4007)際に、伝送装置Aは、伝送装置BへのR−RDYの発信を待機する(ステップS4008)。上記の処理を繰り返した結果(ステップS4009〜S4011)、伝送装置Bは、BBクレジットを枯渇化させ、つまり、クレジット数を「0」にし(ステップS4012)、伝送装置Aへのデータの発信を待機する(ステップS4013)。
その後、例えば、通信デバイスの温度が上昇していた場合には通信デバイスが冷却され、冷却装置が故障していた場合は冷却装置が修理され、バッファに残っているデータの量が多い場合にはバッファに残っているデータの量が減少するなどすると(ステップS4014)、伝送装置Aにおける通信制御部23は、伝送装置へのR−RDYの発信を再開し(ステップS4015)、伝送装置BのBBクッレジットを1増加させる(ステップS4016)。その結果、伝送装置Bは、伝送装置Aへ一定量のデータを発信し(ステップS4017)、BBクレジットを1減少させる(ステップS4018)。つまり、伝送装置Aと伝送装置Bは、再びファイバチャンネルを介した伝送を行う(ステップS4015〜S4018)。
[実施例4の効果]
このように、実施例4によれば、他の伝送装置に一定量のデータの発信の許可を与える信号であるR−RDYの発信を待機することで、他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御するので、伝送装置のR−RDY通信を待機し、他の伝送装置のBBクレジットを枯渇化させ発信を停止させる結果、他の伝送装置からの発信を抑制することによって温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することが可能である。
なお、実施例4では、図1における伝送装置Aが、伝送装置Bから伝送装置Aへの情報の発信を抑制する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、R−RDYおよびBBクレジットを用いてデータの発信を制御する装置(例えば、ルータ、スイッチなど)との間でデータを伝送する伝送装置であれば、本発明を同様に適用することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例5として、他の実施例を説明する。
例えば、実施例1〜4では、通信デバイスの温度を測定して、他の伝送装置から発信を抑制する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信デバイスの温度を推定して、他の伝送装置から発信を抑制するようにしてもよい。例えば、通信デバイス内の電流値などから推定することや、通信デバイスの予め設定する温度まで上昇しそうな状況を推定したとき(例えば、10分間の動作で35℃から45℃まで上昇したときなど)に、他の伝送装置から発信を抑制してもよい。
また、実施例1〜4では、伝送装置の温度および冷却装置の動作状態を監視して、他の伝送装置から発信を抑制する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、伝送装置の温度のみ、または、冷却装置の動作状態のみを監視して、他の伝送装置から発信されるデータ量を可変に抑制するよう制御するようにしてもよい。
また、実施例1〜4では、伝送装置の温度や推定される温度が上昇する状況および/または伝送装置の冷却装置の動作状態に応じて他の伝送装置からの発信を可変に抑制することで(例えば、通信デバイスの温度が50℃の場合は過度に抑制し、通信デバイスの温度が40℃の場合は軽度に抑制するなど)、通信デバイスが処理するデータ量を軽減し、通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止するようにしてもよい。
(システム構成等)
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる(例えば、図4において、バッファ監視部を温度上昇検知部に統合するなどできる)。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(伝送プログラム)
ところで、上記の実施例では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図16を用いて、上記の実施例に示した伝送装置と同様の機能を有する伝送プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図16は、伝送プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、伝送装置としてのコンピュータ110は、キーボード120、HDD130、CPU140、ROM150、RAM160およびディスプレイ170をバス180などで接続して構成される。
ROM150には、上記の実施例1に示した伝送装置10と同様の機能を発揮する伝送プログラム、つまり、図16に示すように温度上昇検知プログラム150aと、通信制御プログラム150bと、バッファ監視プログラム150cとが、あらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム150a〜プログラム150cについては、図4に示した伝送装置の各構成要素と同様、適宜統合または、分散してもよい。
そして、CPU140がこれらのプログラム150a〜プログラム150cをROM150から読み出して実行することで、図16に示すように、プログラム150a〜プログラム150cは温度上昇検知プロセス140aと、通信制御プロセス140bと、バッファ監視プロセス140cとして機能するようになる。なお、プロセス140a〜プロセス140cは、図4に示した温度上昇検知部21と、通信制御部23と、バッファ監視部22とにそれぞれ対応する。
なお、上記した各プログラム150a〜プログラム150cについては、必ずしも最初からROM150に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ110に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、またはコンピュータ110の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ110に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ110がこれから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送する伝送装置であって、
前記伝送装置の温度が上昇する状況を検知する温度上昇検知手段と、
前記温度上昇検知手段によって前記伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする伝送装置。
(付記2)前記温度上昇検知手段は、前記伝送装置の温度を測定および/または推定することで、前記温度が上昇する状況を検知することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)前記温度上昇検知手段は、前記伝送装置を冷却するための冷却装置の動作状態を監視することで、前記温度が上昇する状況を検知することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記4)前記通信制御手段は、バックプレッシャを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする付記1、2または3のいずれかに記載の伝送装置。
(付記5)前記通信制御手段は、データの発信を停止させる情報であるポーズフレームを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする付記1、2または3のいずれかに記載の伝送装置。
(付記6)前記通信制御手段は、データの発信速度を変更させる情報であるフェアネスフレームを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする付記1、2または3のいずれかに記載の伝送装置。
(付記7)前記通信制御手段は、前記他の伝送装置に一定量のデータの発信の許可を与える信号であるR−RDYの発信を待機することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする付記1、2または3のいずれかに記載の伝送装置。
(付記8)前記通信制御手段は、前記伝送装置の温度および/または前記冷却装置の動作状態に応じて、前記他の伝送装置から発信されるデータ量を可変に抑制するよう制御することを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の伝送装置。
(付記9)ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送する伝送装置における伝送方法であって、
前記伝送装置の温度が上昇する状況を検知する温度上昇検知工程と、
前記温度上昇検知工程によって前記伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する通信制御工程と、
を含んだことを特徴とする伝送方法。
(付記10)ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送する伝送装置における伝送方法をコンピュータに実行させる伝送プログラムであって、
前記伝送装置の温度が上昇する状況を検知する温度上昇検知手順と、
前記温度上昇検知手順によって前記伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する通信制御手順と、
をコンピュータに実行させること特徴とする伝送プログラム。
以上のように、本発明に係る伝送装置、伝送方法および伝送プログラムは、ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送することに有用であり、特に、他の伝送装置からの発信を抑制し、通信デバイスが処理するデータ量を軽減しすることで通信デバイスの温度の上昇を防ぎ、通信デバイスの破損や誤作動を防止することに適する。
本発明に係る伝送装置を含んで構成されるネットワークを説明するための図である。 本発明に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る伝送装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。 実施例2に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例2に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。 実施例3に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。 実施例4に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例4に係る伝送装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4に係る伝送装置による伝送処理の一例を示すシーケンスである。 伝送プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 伝送装置
11 クライアント側伝送路モジュール
12 ネットワーク側伝送路モジュール
13 バッファ
14 温度センサ
15 冷却装置
16 制御部
21 温度上昇検知部
22 バッファ監視部
23 通信制御部

Claims (5)

  1. ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータを伝送する伝送装置であって、
    前記伝送装置の温度が上昇する状況を検知する温度上昇検知手段と、
    前記温度上昇検知手段によって前記伝送装置の温度が上昇する状況が検知された場合に、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御する通信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記温度上昇検知手段は、前記伝送装置の温度を測定および/または推定することで、前記温度が上昇する状況を検知することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記温度上昇検知手段は、前記伝送装置を冷却するための冷却装置の動作状態を監視することで、前記温度が上昇する状況を検知することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  4. 前記通信制御手段は、バックプレッシャを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の伝送装置。
  5. 前記通信制御手段は、データの発信を停止させる情報であるポーズフレームを前記他の伝送装置に発信することで、前記他の伝送装置からの発信を抑制するよう制御することを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の伝送装置。
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