JP2008204169A - 印刷制御装置におけるジョブキャンセルの方法、及び装置 - Google Patents

印刷制御装置におけるジョブキャンセルの方法、及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 製品計画上、画像入力装置の仕様変更が伴うものの、新たな製品名称を付与しないで同一名称を継続して使用するケースがある。本システムは、このような製品名称が変更しないケースで、かつ新旧の画像入力装置に互換性がない場合においても、不正印刷を防ぐ方法を提供する。
【解決手段】 プリンタドライバにより提供されるユーザーインタフェースから、画像入出力装置の本体バージョン番号の取得を指示する指示入力手段と、指示入力手段からの指示に基づいて機器情報取得モジュールを利用して画像入出力装置の本体バージョン番号を取得する手段と、本体バージョン番号から印刷が可能な画像入出力装置かどうかを判断する手段と、印刷が不可能と判断されたときにプリンタドライバのユーザーインターフェイスに警告メッセージを表示する手段と、表示手段でOKボタンが選択された時に印刷をキャンセルする手段を備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する情報処理装置に関して、画像入出力装置の本体バージョン番号の取得を行った際に、取得した本体バージョン番号から印刷が不可能と判断されたときにプリンタドライバのユーザーインターフェイスに警告メッセージを表示して、印刷ジョブを自動的にキャンセルすることを特徴とする。また、画像入出力装置の本体バージョン番号の取得が行えなかったときも警告メッセージを表示して、印刷ジョブを自動でキャンセルすることを特徴とする印刷装置に関するものである。
製品計画上、画像入力装置の仕様変更が伴うものの、新たな製品名称を付与しないで同一名称を継続して使用するケースがある。これは、例えば、
機種名の変更は、古い画像入力装置の販売に影響を与える。
機種名の変更は、カタログの作り直しを必要とする。
機種名の変更は、製品に対するイメージを悪くすることがある。
といった販売戦略上の理由からである。つまり、画像入力装置のバージョンアップの製品名称は、販売の戦略から決まることがよくある。
画像入力装置のシステム仕様変更を、本体バージョンと呼ばれる番号で切り替える技術がある。これは、異なる新旧システムの画像入力装置の本体バージョンを機器情報取得モジュールと呼ばれる双方向通信モジュールで取得し、これをドライバユーザーインターフェイスに反映させる方法である。
例えば、本体バージョン1.00の画像入力装置には、AとBという機能があったとする。そして、本体バージョン2.00の画像入力装置には、これに加えCとDという機能が追加され、本体バージョン3.00の画像入力装置には、さらにEとFという機能が追加されたとする。この場合、双方向通信モジュールで本体バージョン2.00が取得出来れば、ドライバのユーザーインターフェイスにA、B、C、Dの機能が表示され、本体バージョン3.00が取得出来れば、A、B、C、D、E、Fが表示される。
この方法のメリットは、双方向通信が行えない環境下でも、本体バージョン1.00に対応したプリンタドライバをインストールすれば、印刷不正といった問題が起こらないことである。これは、本体バージョン1.00の画像入力装置も、2.00の画像入力装置も、3.00の画像入力装置も、AとBの機能は盛り込まれているからである。
つまり、デフォルトでAとBの機能のみ利用可能な最低限のプリンタドライバをインストールすることにより、新機能が使えないといったデメリットはあるにせよ、印刷不正は防ぐことが出来た。
従来例としては、例えば、印刷開始要求時に、対象とする印刷装置の識別情報やPDL情報を取得して、対象とする印刷装置側のデータ解析環境を把握し、伝送すべき印刷データを正常に処理できるかどうかを事前判定するものがある(特許文献1参照)。
特開2002−157094号公報
ただ、上記システムは、新システムの画像入力装置が、旧システムの画像入力装置に対して完全互換を保証している上で成り立つ技術で、旧システムの画像入力装置には全く機能が盛り込まれていないような事例では、使えないものである。
例えば、本体バージョン1.00の画像入力装置で全く対応されていない機能が、本体バージョン2.00の画像入力装置から新規に対応されたとしよう。この場合、双方向通信で本体バージョンが取得できる場合は、従来の技術で紹介した「本体バージョンと呼ばれる番号で切り替える技術」を使って印刷不正を防ぐことが出来るが、双方向通信が行えない環境下で、かつ旧システムの画像入力装置と新システムの画像入力装置に互換性がない場合は、ユーザーには印刷が可能かどうかの判断がつかず、結果として印刷不正が発生してしまった。
本発明は、このような問題を解決する1つの手段として、ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する情報処理装置に関して、画像入出力装置の本体バージョン番号の取得を行った際に、取得した本体バージョン番号から印刷が不可能と判断されたときにプリンタドライバのユーザーインターフェイスに警告メッセージを表示して、印刷ジョブを自動的にキャンセルすることを特徴とする。また、画像入出力装置の本体バージョン番号の取得が行えなかったときにも警告メッセージを表示して、印刷ジョブを自動でキャンセルすることを特徴とする印刷制御装置におけるジョブキャンセルの方法に関するものである。
これにより、互換性のない旧システムの画像入力装置に対しては、警告メッセージを表示してジョブをキャンセルするので、印刷不正を防ぐことが可能になる。また、本体バージョンと呼ばれる番号が取得できない場合のデフォルトをジョブキャンセルにすることにより、印刷不正を完全に防ぐことが可能になる。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成からなる。すなわち、ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、プリンタドライバにより提供されるユーザーインタフェースから前記画像入出力装置の本体バージョン番号の取得を指示する指示入力手段と、前記指示入力手段からの指示に基づいて機器情報取得モジュールを利用して前記画像入出力装置の本体バージョン番号を取得する取得手段と、前記取得した本体バージョン番号から印刷が可能な画像入出力装置かどうかを判断する判断手段と、前記判断手段で印刷が不可能と判断されたときにプリンタドライバのユーザーインターフェイスに警告メッセージを表示する表示手段と、前記表示手段でOKボタンが選択された時に印刷をキャンセルする手段を備える。
以上説明したように、ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する情報処理装置に関して、画像入出力装置から取得した本体バージョン番号から印刷が不可能と判断されたときに、プリンタドライバのユーザーインターフェイスに警告メッセージを表示して、印刷ジョブを自動的にキャンセルする為、不正印刷を防ぐことが可能になる。また、画像入出力装置の本体バージョン番号の取得が行えなかったときにも自動で印刷ジョブのキャンセルを行うので、印刷不正を完全に防ぐことが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態における印刷システムの構成を示す図である。
同図において、ホストコンピュータ3000は、ROM53のプログラム用ROMあるいは外部メモリ61に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU51を備え、システムバス54に接続される各デバイスをCPU51が総括的に制御する。また、このROM53のプログラム用ROMあるいは外部メモリ61には、CPU51の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶し、ROM53のフォント用ROMあるいは外部メモリ61には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM53のデータ用ROMあるいは外部メモリ61には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM52は、CPU51の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)55は、キーボード59や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)56は、CRTディスプレイ(CRT)60の表示を制御する。57はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ61とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)58は、双方向性インターフェース65を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU51は、例えばRAM52上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT60上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU51は、CRT60上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことができる。
プリンタ1500は、CPU72により制御される。CPU72は、ROM73のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ74に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス75に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM73のプログラムROMには、CPU72の制御プログラム等を記憶する。ROM73のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM73のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ74がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU72は入力部78を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM79は、CPU72の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM79は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。ハードディスク(HD)、ICカード等で構成される外部メモリ74は、メモリコントローラ(MC)80によりアクセスを制御される。外部メモリ74は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、1501は操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、このプリンタ1500には、課金のために、印刷枚数をカウントするカウンタ81が設けられている。このカウンタ81のカウント動作はCPU72によって制御されうる。
また、前述した外部メモリ74は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
図2は、実施形態における印刷システムの印刷処理に係るソフトウェア構成を示す図である。
ホストコンピュータ3000において、アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ61に保存され、OSやそのプログラムを利用する別のプログラムからの指示によってRAM2にロードされ、CPU1によって実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ61のFDや不図示のCD−ROMもしくはネットワークを経由して外部ディスク11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ61に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202(Windows(登録商標))OS(米国マイクロソフト社の登録商標)では、GDIと呼ばれるOSの描画手段に相当する)は、プリンタ1500のために用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ61からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェイス21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
本実施形態の印刷システムは更に、アプリケーション201からの印刷データを中間コードデータでスプールする構成を有する。図3は、かかる中間コードデータのスプールに係るソフトウェア構成を示す図である。
図3において、アプリケーション201からの印刷データは印刷データ保存用ドライバ302を介して中間データ形式の保存ファイル303として外部メモリ61に保存(スプール)される。この保存ファイル303は印刷物のコンテンツデータや印刷用設定データ等を含む。ここで、印刷物のコンテンツデータとは、ユーザがアプリケーション201上で作成したデータの中間コードであり、印刷用設定データとは、コンテンツデータをどのように出力するか(出力体裁等)を記述したデータである。
そして、この保存ファイル303を印刷制御アプリケーション304が読み込む。このアプリケーションはこの読み込んだ保存ファイル303の出力体裁を変更し、表示し、保存し、印刷命令を出力することが可能である。実際に印刷を行わせるのは印刷アプリケーション(デスプーラ)305である。印刷制御アプリケーション304からの印刷命令を受けた印刷アプリケーション(デスプーラ)305は、印刷制御アプリケーション304で設定された出力体裁に従い、グラフィックエンジン306に出力指示を送る。これにより、プリンタドライバ203はグラフィックエンジン202から取得したDDI関数に基づいてページ記述言語等によるプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204を経由してプリンタ1500に出力することになる。
印刷制御アプリケーション304は、中間コード形式の保存ファイル303を加工することで印刷データの内容を変更することができる。これによりアプリケーション201からの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーション201が持たない機能を実現することができる。一般には、印刷制御アプリケーション304が提供するユーザインタフェース(UI)のウインドウを介して設定を行い、その設定内容がRAM2あるいは外部メモリ61上に保管される。
図4は、プリンタ1500の一例であるカラーレーザプリンタの断面図である。
このプリンタはホストコンピュータ3000より入力した印刷データに基づいて得られる各色毎の画像データで変調されたレーザ光をポリゴンミラー31により感光ドラム15を走査して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナー現像して可視画像を得、これを中間転写体9へ全色について多重転写してカラー可視画像を形成する。そして更に、このカラー可視画像を転写材2へ転写し、転写材2上にカラー可視画像を定着させる。以上の制御を行う画像形成部は、感光ドラム15を有するドラムユニット、接触帯電ローラ17を有する一次帯電部、クリーニング部、現像部、中間転写体9、用紙カセット1や各種ローラ3、4、5、7を含む給紙部、転写ローラ10を含む転写部及び定着部25によって構成されている。
ドラムユニット13は、感光ドラム(感光体)15と感光ドラム15のホルダを兼ねたクリーニング機構を有するクリーナ容器14とを一体に構成したものである。このドラムユニット13はプリンタ本体に対して着脱自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易にユニット交換可能に構成されている。上記感光ドラム15はアルミシリンダの外周に有機光導電体層を塗布して構成し、クリーナ容器14に回転可能に支持されている。感光ドラム15は、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム15を画像形成動作に応じて反時計回り方向に回転させる。感光ドラム15の表面を選択的に露光させることにより静電潜像が形成されるように構成されている。スキャナ部30では、変調されたレーザ光を、モータ31aにより画像信号の水平同期信号を同期して回転するポリゴンミラーにより反射し、レンズ32、反射鏡33を介して感光ドラムを照射する。
現像部は、上記静電潜像を可視画像化するために、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の現像を行う3個のカラー現像器20Y、20M、20Cと、ブラック(B)の現像を行う1個のブラック現像器21Bとを備えた構成を有する。カラー現像器20Y、20M、20C及びブラック現像器21Bには、スリープ20YS、20MS、20CS及び21BSと、これらスリープ20YS、20MS、20CS、21BSそれぞれの外周に圧接する塗布ブレード20YB、20MB、20CB及び21BBとがそれぞれ設けられる。また3個のカラー現像器20Y、20M、20Cには塗布ローラ20YR、20MR、20CRが設けられている。
また、ブラック現像器21Bはプリンタ本体に対して着脱可能に取り付けられており、カラー現像器20Y、20M、20Cは回転軸22を中心に回転する現像ロータリー23にそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
ブラック現像器21Bのスリープ21BSは感光ドラム15に対して例えば300μm程度の微小間隔を持って配置されている。ブラック現像器21Bは、器内に内蔵された送り込み部材によってトナーを搬送すると共に、時計回り方向に回転するスリープ21BSの外周に塗布ブレード21BBによって塗布するように摩擦帯電によってトナーへ電荷を付与する。また、スリープ21BSに現像バイアスを印加することにより、静電潜像に応じて感光ドラム15に対して現像を行って感光ドラム15にブラックトナーによる可視画像を形成する。
3個のカラー現像器20Y、20M、20Cは、画像形成に際して現像ロータリー23の回転に伴って回転し、所定のスリープ20YS、20MS、20CSが感光ドラム15に対して300μm程度の微小間隔を持って対向することになる。これにより所定のカラー現像器20Y、20M、20Cが感光ドラム15に対向する現像位置に停止し、感光ドラム15に可視画像が作成される。
カラー画像形成時には、中間転写体9の1回転毎に現像ロータリー23が回転し、イエロー現像器20Y、マゼンダ現像器20M、シアン現像器20C、次いでブラック現像器21Bの順で現像工程がなされ、中間転写体9が4回転してイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのそれぞれのトナーによる可視画像を順次形成し、その結果フルカラー可視画像を中間転写体9上に形成する。
中間転写体9は、感光ドラム15に接触して感光ドラム15の回転に伴って回転するように構成されたもので、カラー画像形成時に時計回り方向に回転し、感光ドラム15から4回の可視画像の多重転写を受ける。また、中間転写体9は画像形成時に後述する転写ローラ10が接触して転写材2を挟持搬送することにより転写材2に中間転写体9上のカラー可視画像を同時に多重転写する。中間転写体の外周部には、中間転写体9の回転方向に関する位置を検知するためのTOPセンサ9a及びRSセンサ9bと、中間転写体に転写されたトナー像の濃度を検知するための濃度センサ9cが配置されている。
転写ローラ10は、感光ドラム15に対して接離可能に支承された転写帯電器を備えたもので、金属軸を中抵抗発泡弾性体により巻回することによって構成されている。
転写ローラ10は、図4に実線で示すように中間転写体9上にカラー可視画像を多重転写している間は、カラー可視画像を乱さぬように下方に離開している。そして、上記中間転写体9上に4色のカラー可視画像が形成された後は、このカラー可視画像を転写材2に転写するタイミングに合わせてカム部材(不図示)により転写ローラ10を図示点線で示す上方に位置させる。これにより転写ローラ10は転写材2を介して中間転写体9に所定の押圧力で圧接すると共に、バイアス電圧が印加され、中間転写体9上のカラー可視画像が転写材2に転写される。
定着部25は、転写2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転写材2を加熱する定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ27とを備えている。定着ローラ26と加圧ローラ27とは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ28、29が内蔵されている。即ち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、熱及び圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後の転写材2は、その後排紙ローラ34、35、36によって排紙部37へ排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段は、感光ドラム15上及び中間転写体9上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光ドラム15上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体9に転写した後の廃トナーあるいは、中間転写体9上に作成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器14に蓄えられる。
印刷される転写材(記録用紙)2は、用紙カセット1から給紙ローラ3により取り出されて中間転写体9と転写ローラ10との間に挟まれるようにして搬送されてカラートナー画像が記録され、定着部25を通過してトナー像が定着される。片面印刷の場合には、案内38が上方の排紙部に記録用紙を導くように搬送経路を形成するが、両面印刷に対しては、下方の両面ユニットに導くように経路を形成する。
両面ユニットに導かれた記録用紙は、搬送ローラ40により用紙カセット1の下部(二点鎖線で示す搬送経路)に一旦送り込まれた後に逆方向に搬送され、両面トレイ39に送られる。両面トレイ39上では、用紙は用紙カセット1に載置された状態とは表裏が逆になり、また搬送方向について前後が逆になっている。この状態で再びトナー像の転写、定着を再度行うことで、両面印刷ができる。
次に、図2で記載した情報処理装置上のプリンタドライバから、どのようにプリンタと通信を行って本体バージョン番号を取得するか、図5以降を使って説明する。
まず、本体バージョン番号とは、画像処理装置(以下、プリンタと記載)のバージョンを意味するものである。また、本体バージョンは、番号が上がれば上がるほど、対応する機能が増えるのが一般的である。
例えば、Aというプリンタの最初のバージョン(Function Version=1.00)には、出力先指定(Paper Output)という機能がなかったとする。ところが市場からの要望で後から本機能が追加され、この時のプリンタの本体バージョンが、Function Version=4.00だったとする。
図5−2はFunction Version=1.00のドライバUIであり、図5−3がFunction Version=4.00のドライバのUIである。この2つUIを見ていただければ分かるように、出力先指定(Paper Output)を選択するコンボボックスが、図5−3では追加されている。
Function Versionは本体と通信を行って自動で取得する場合もあるが、図5−1で示すように手動で選択することも可能である。
図6は、この時の流れをフローチャートにしたものである。まず、601でプリンタドライバのUIから構成情報取得ボタンを押下すると、プリンタドライバは602で示すようにSNMPプロトコルを用いて本体と通信を行い、プリンタの情報取得を行う。この時プリンタの情報取得が正しく行えたときには605に処理を移し、取得出来なかったときには604に処理を移し、SNMPプロトコルを用いて再度本体と通信を行う。なお、リトライ回数の上限は3回とし、3回続けて通信に失敗したときには、610の基本ドライバのインストールに処理に移す。603でプリンタ情報が返ってきたときには、605でプリンタとプリンタドライバの名称比較を行い、プリンタドライバとプリンタが同じ名称と判断されたときには、606の本体バージョン番号のチェックを行う。プリンタとプリンタドライバの名称が異なる時には、610の基本ドライバのインストールに処理に移す。これは、正しいプリンタドライバがインストールされていないと判断された為である。
次に、本実施例における本体バージョン番号とプリンタの関係は以下の通りである。
本体バージョン 1.00
基本ドライバセット
本体バージョン 2.00
基本ドライバ + 胡桃製本機能
本体バージョン 3.00
基本ドライバ + 胡桃製本機能 + タブ印刷機能
本体バージョン 4.00
基本ドライバ + 胡桃製本機能 + タブ印刷機能 + 出力先指定機能
本体バージョンと機能が、上記のような関係であったとする。このような時に、606で本体バージョンが2.0と判断されると、609のように基本ドライバに「胡桃製本機能」を追加したドライバがインストールされる。3.0と判断されると、608に示すように基本ドライバに「胡桃製本機能」と「タブ印刷機能」を追加したドライバがインストールされる。4.0と判断されると、607のように基本ドライバに「胡桃製本機能」と「タブ印刷機能」と「出力先指定機能」を追加したドライバがインストールされる。
本体バージョンが1.0と判断された時には、610で示すような基本ドライバがインストールされる。このドライバは、プリンタと通信が正しく行えなかった時(603)にインストールされるドライバ、もしくはプリンタドライバとプリンタの名称が合致しなかった時(605)にインストールされるドライバと同じものである。
ここで言う基本ドライバとは、どの本体バージョンでも印刷が保証されている最小限の機能のみを備えたプリンタドライバのことである。つまり、プリンタの本体バージョンが正しく取得できなかった時には、保証されている最低限の機能だけを使えるようにして、ユーザーに印刷不正を発生させないようにする。
上記の例は、プリンタが上位互換を保証している場合に成り立つ話である。
次に、本特許の請求内容である上位互換を保証していないケースを、図7以降を使って詳細に説明する。
上位互換を保証していないというのは、例えばプリンタのFunction Version =1.00の時には非対応だったPDLページ言語に、Function Version =2.00では対応したという場合が該当する。
つまり、
[本体バージョン 1.00]
非対応
[本体バージョン 2.00]
対応
という関係になり、上位互換が保たれていた時のような、どの本体バージョンでも印刷が保証される最小限の機能のみを備えた基本ドライバというのは、このケースでは存在しない。
図7は、この時の流れをフローチャートにしたものである。まず、プリンタドライバのインストール(701)が実行されると、インストールの直後に702で示すような構成情報取得が自動で実行され、プリンタドライバは703で示すようにSNMPプロトコルを用いて本体と通信を行い、プリンタの情報取得を行う。この時プリンタの情報取得が正しく行えたときには706に処理を移し、取得出来なかったときには705に処理を移し、SNMPプロトコルを用いて再度本体と通信を行う。なお、リトライ回数の上限は3回とし、3回続けて通信に失敗したときには、710に処理に移す。704でプリンタ情報が返ってきたときには、706でプリンタとプリンタドライバの名称比較を行い、プリンタドライバとプリンタが同じ名称と判断されたときには、707の本体バージョン番号のチェックを行う。プリンタとプリンタドライバの名称が異なる時には、710の処理に移す。これは、正しいプリンタドライバがインストールされていないと判断された為である。
次に、本実施例における本体バージョン番号とプリンタの関係を以下に示す。
[本体バージョン 1.00]
あるPDLページ言語に非対応
[本体バージョン 2.00]
あるPDLページ言語に対応
本体バージョンと機能が、上記のような関係であったとする。このような時に、707で本体バージョンが2.0と判断され、708でアプリケーションからの印刷実行が指示されると、通常の印刷(709)が行われる。707で本体バージョンが1.0と判断され、710でアプリケーションから印刷実行が指示されると、711で示すようなWarning MessageをドライバUI上に表示して、ジョブキャンセル(712)を行う。これは、本体バージョンが1.00のプリンタは、あるPDLページ言語に非対応の為、印刷が全く行えないと判断した為である。
また、プリンタ情報が返ってこなかった時、及びプリンタドライバとプリンタ名称が一致しなかった時に710に処理を移すのは、判断がつかないときには印刷を行わない、という判断をしている為である。
図8は、710でプリンタドライバが表示するWarning Messageの一例を示したものである。このようなメッセージを印刷実行時に表示することにより、印刷が自動的にキャンセルされた理由をユーザーは知ることが可能になるので、正しく印刷する為にはプリンタの本体バージョンを上げる必要があることを、容易に知ることが可能になる。
このように、互換性のない旧システムのプリンタに対しては、警告メッセージを表示してジョブをキャンセルするので、印刷不正を防ぐことが可能になる。また、本体バージョンと呼ばれる番号が取得できない場合のデフォルトをジョブキャンセルにすることにより、印刷不正を完全に防ぐことが可能になる。
実施形態における印刷システムの構成を示す図である。 実施形態における印刷システムの印刷処理に係わるソフトウエア構成を示す図である。 実施形態における印刷システムの中間コードデータのスプールに係わるソフトウエア構成を示す図である。 実施形態における両面印刷機能を有するカラーレーザプリンタの断面図である。 プリンタの本体バージョン毎にインストールされるドライバのUIが異なることを示した図 構成情報で取得したプリンタの本体バージョン毎に、どのようにプリンタドライバがインストールされるかを説明したフローチャート図(互換性のある場合) 構成情報で取得したプリンタの本体バージョン毎に、どのようにプリンタドライバがインストールされるかを説明したフローチャート図(互換性のない場合) 不正印刷になると判断した時に表示するWarning Messageの一例。

Claims (6)

  1. ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、プリンタドライバにより提供されるユーザーインタフェースから前記画像入出力装置の本体バージョン番号の取得を指示する指示入力手段と、前記指示入力手段からの指示に基づいて機器情報取得モジュールを利用して前記画像入出力装置の本体バージョン番号を取得する取得手段と、前記取得した本体バージョン番号から印刷が可能な画像入出力装置かどうかを判断する判断手段と、前記判断手段で印刷が不可能と判断されたときにプリンタドライバのユーザーインターフェイスに警告メッセージを表示する表示手段と、前記表示手段でOKボタンが選択された時に印刷をキャンセルすることを特徴とする印刷制御装置。
  2. ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、前記機器情報取得モジュールを利用して前記画像入出力装置の本体バージョン番号の取得が行えなかったときには警告メッセージを表示して、印刷をキャンセルすることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. ネットワークを介して画像入出力装置で印刷すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、印刷制御装置にプリンタドライバをインストールする際に前記機器情報取得モジュールを利用して、前記画像入出力装置の本体バージョン番号を取得することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 前記印刷制御装置にプリンタドライバをインストールする際に、前記機器情報取得モジュールを利用して前記画像入出力装置の本体バージョン番号の取得が行えなかったときには警告メッセージを表示して、印刷をキャンセルすることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  5. 前記警告メッセージは、正しい印刷を行う為には画像入出力装置の本体バージョンを上げる必要があるといったものであることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 前記本体バージョン番号は、前記画像入出力装置の機能レベルを意味するものであることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
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