JP2008203675A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素電極と共通電極とが絶縁膜を介して積層された構成を有する液晶表示装置について良好な表示品位を得ることである。
【解決手段】一対の基板に液晶層を挟持した液晶表示装置10は、複数本の画素列50と、複数本の画素列50中の各画素20を駆動する駆動回路と、を含む。各画素20は、一対の基板の一方の基板に設けられ、絶縁膜を介して積層された画素電極と共通電極と、画素電極および共通電極よりも液晶層側に配置され複数本の画素列50に略平行にラビングされた配向膜と、を有する。駆動回路は、各画素20の画素電極と共通電極との間に、複数本の画素列50を連続するn本(nは2以上の整数)ごとに分けた各ブロックBL内では互いに同極性となり、かつ、隣接するブロック間では互いに逆極性となる電圧を印加する。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶表示装置に係り、特に画素電極と共通電極とが絶縁膜を介して積層された構成を有する液晶表示装置に関する。
FFS(Fringe Field Switching)方式の液晶表示装置では、液晶の配向を制御する画素電極と共通電極との両方が同じ基板に設けられており、この2つの電極は絶縁膜を介して積層されている。当該電極のうちで上側の電極すなわち液晶層側の電極にはスリットが設けられている。スリットの長手方向(長辺方向)と略平行にラビング処理がなされ、上記電極間の電圧がオフ電圧の場合、液晶分子はスリットの長手方向と略平行に配向する(初期配向状態)。オフ電圧よりも高い電圧を上記電極間に印加した場合、当該電極間にはスリットを通って電界が生じる。この電界はスリットの長辺に対して垂直な方向に発生し、液晶分子は当該電界方向に沿うように基板に平行な面内で回転する。液晶分子の回転角を制御することによって、透過光量が制御される。
特開平11−202356号公報 特開2003−57670号公報
画素電極が上電極の場合、スリットを通る上記電界の他に、隣接する画素電極間にわたる電界が発生しうる。隣接画素電極間の電界がラビング方向と交差する領域では、液晶分子が初期配向状態からずれるので、当該領域の透過率が高くなり、光漏れが発生してしまう。
図9に上記光漏れの様子を説明する図を示す。図9は、画素電極のスリット部663とスリット部663を挟んで並ぶ枝部662とを横切る断面、すなわちラビング方向を横切る断面について、透過率をシミュレーションした図である。なお、画素電極は不図示の絶縁膜を介して共通電極640と積層されている。図9には、隣接画素電極間領域540と当該領域540を挟んで並ぶ2つの画素電極領域530とを図示し、画素電極領域530の階調レベルが約20%の場合を例示している。
図9によれば、画素電極領域530での透過率に比べて、隣接画素電極間領域540での透過率が高くなる場合があることが分かる。この場合、画素電極領域530よりも隣接画素電極間領域540の方が輝度が高くなり、例えばコントラスト等が低下して表示品位が低下するという問題がある。
一般に、隣接画素電極間の距離が短いほど、隣接画素電極間の電界は強くなる。このため、高精細化が進むほど、隣接画素電極間領域540での光漏れが発生しやすい。
また、隣接画素電極間領域540の液晶分子は、両側の画素電極の電位変動の影響を受けるので、配向状態が不安定である。このため、隣接画素電極間領域540での光漏れは、フリッカーのようにちらつき、強調されて見える傾向にある。この点においても、表示品位が低下するという問題がある。
上記の光漏れおよびちらつきは、例えばライン反転駆動のように隣接画素電極間の電圧が大きくなる場合に、発生しやすくなる。
ここで、上記光漏れを防止する対策として、隣接画素電極間領域540を遮光膜によって遮光することが考えられる。しかし、上記ちらつきを抑制するためには、隣接画素電極間領域540から斜め方向へ出射する光を含めて遮光する必要がある。このため、遮光膜の拡大を招くことになる。一般に、FFS方式の構造では画素電極と共通電極との積層構造によって保持容量が形成されるので、保持容量が別個に設けられた構造に比べて開口率が高いという特長がある。上記の遮光膜の拡大はFFSの特長を低減する可能性がある。
また、上記ちらつきを防止する対策として、画素電極への印加電圧を下げることによって隣接画素電極間の電圧を低下させることが考えられる。しかし、この対策では、画素電極領域530の透過率が低下してしまい、表示品位上、好ましくない場合がある。
また、上記ちらつきを防止する他の対策として、フレーム反転駆動によって隣接画素電極間の電圧を低下させることが考えられる。しかし、この対策では、画面全体でのちらつきが発生する場合があり、これを抑制するために駆動周波数を高くする必要が生じる。
本発明の目的は、画素電極と共通電極とが絶縁膜を介して積層された構成を有する液晶表示装置であって良好な表示品位を得ることが可能な液晶表示装置を提供することである。
本発明に係る液晶表示装置は、一対の基板に液晶層を挟持した液晶表示装置において、複数本の画素列と、前記複数本の画素列中の各画素を駆動する駆動回路と、を備え、前記各画素は、前記一対の基板の一方の基板に設けられ、絶縁膜を介して積層された画素電極と共通電極と、前記画素電極および前記共通電極よりも液晶層側に配置され前記複数本の画素列に略平行にラビングされた配向膜と、を含み、前記駆動回路は、前記各画素の前記画素電極と前記共通電極との間に、前記複数本の画素列を連続するn本(nは2以上の整数)ごとに分けた各ブロック内では互いに同極性となり、かつ、隣接する前記ブロック間では互いに逆極性となる電圧を印加することを特徴とする。一般に、隣接する画素で画素電極と共通電極との間の電圧が互いに逆極性になる場合、同極性の場合に比べて、当該隣接画素の画素電極間の電圧が高くなる。しかし、上記構成によれば、互いに逆極性の電圧が印加される隣接画素の数が削減される。このため、隣接画素の画素電極の間の領域で発生する光漏れ等を抑制することができ、良好な表示品位が得られる。
また、前記nの値が連続する1フレーム期間で互いに異なることが好ましい。上記構成によれば、互いに逆極性の電圧が同じ画素に継続的に印加されることが抑制される。このため、同じ位置に継続的に光り漏れ等が発生することが抑制される。したがって、良好な表示品位が得られる。
本発明に係る液晶表示装置は、一対の基板に液晶層を挟持した液晶表示装置において、m本(mは3以上の整数)の画素列と、前記m本の画素列中の各画素を駆動する駆動回路と、を備え、前記各画素は、前記一対の基板の一方の基板に設けられ、絶縁膜を介して積層された画素電極と共通電極と、前記画素電極および前記共通電極よりも液晶層側に配置され前記複数本の画素列に略平行にラビングされた配向膜と、を含み、前記駆動回路は、前記各画素の前記画素電極と前記共通電極との間に、前記m本の画素列を2個以上かつ(m−1)個以下に分けた各ブロック内では互いに同極性となり、かつ、隣接する前記ブロック間では互いに逆極性となる電位を印加することを特徴とする。一般に、隣接する画素で画素電極と共通電極との間の電圧が互いに逆極性になる場合、同極性の場合に比べて、当該隣接画素の画素電極間の電圧が高くなる。しかし、上記構成によれば、互いに逆極性の電圧が印加される隣接画素の数が削減される。このため、隣接画素の画素電極の間の領域で発生する光漏れ等を抑制することができ、良好な表示品位が得られる。
また、前記ブロックの個数が連続する1フレーム期間で互いに異なることが好ましい。上記構成によれば、互いに逆極性の電圧が同じ画素に継続的に印加されることが抑制される。このため、同じ位置に継続的に光り漏れ等が発生することが抑制される。したがって、良好な表示品位が得られる。
図1および図2に本発明の実施の形態に係る液晶表示装置10の表示領域の一部について断面図および平面図を示す。図1は、図2中の1−1線における断面図に相当する。図2には、2行3列にマトリクス配列された画素20を例示しており、図面の煩雑化を避けるため2個の画素20についてのみ太い破線で例示している。なお、図2では図1中に図示した要素の一部を省略している。また、図3に液晶表示装置10の模式図を示す。
液晶表示装置10は、対向配置された2枚の支持基板110,210と、当該2枚の支持基板110,210間に挟持された液晶層300とを含んでいる。支持基板110,210は、例えばガラス板等の透光性基板で構成可能である。液晶層300の厚さは、セルギャップに対応し、例えば2〜4μmである。
液晶表示装置10は、支持基板110の液晶層300側に、ゲートライン120と、データライン122と、スイッチング素子124と、絶縁膜130と、共通電極140と、絶縁膜150と、画素電極160と、配向膜170とを含んでいる。
ゲートライン120とデータライン122とは互いに平面視上、交差するように配置されており、図3では直交する場合を例示している。ゲートライン120とデータライン122とは絶縁膜130によって互いに絶縁されている。なお、図3に図示された6本のゲートライン120を区別する場合、表示画面の上側から順番に、1番目のゲートライン120−1、2番目のゲートライン120−2のように呼ぶことにする。
ゲートライン120とデータライン122との各交差点付近にスイッチング素子124が配置されている。ここではスイッチング素子124としてトランジスタを例示するが、例えばダイオード等を用いることも可能である。各トランジスタ124は、ゲートが近接のゲートライン120に接続され、ドレイン(またはソース)が近接のデータライン122に接続されている。各トランジスタ124に対してそれぞれ画素電極160が設けられており、トランジスタ124のソース(またはドレイン)に画素電極160が接続されている。これにより、画素電極160には、データライン122からトランジスタ124を介して、その画素電極160に対応する画素20の表示データ電位が供給される。
共通電極140は、絶縁膜130上に配置されている。共通電極140は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透光性導電膜で構成可能である。共通電極140によって各画素20に共通の電位が供給される。ここでは、共通電極140が、全ての画素20にわたって配置された導電膜で構成される場合を例示するが、例えば、共通電極140を画素20ごとに分割し、これら複数の分割電極を配線で接続してもよい。また、例えば、全画素20を複数のグループに分け、当該グループごとに共通電極140を分割配置することも可能である。
画素電極160は、絶縁膜150を介して共通電極140上に積層されている。画素電極160は、例えばITO等の透光性導電膜で構成可能である。画素電極160は、各画素20にそれぞれ設けられている。
画素電極160は、1本の幹部(または背部)161と、複数の枝部(または歯部)162とを含んでいる。枝部162は、スリット部(または溝部)163を挟んで配列されており、スリット部163とともにライン・アンド・スペースのパターンを構成している。なお、枝部162とスリット部163の数は図示の例示に限られるものではない。複数の枝部162は、一端において、幹部161で繋がれている。すなわち、画素電極160は、くし歯形状をしている。なお、枝部162の幅は例えば2.5〜3.5μmであり、枝部162間の間隔すなわちスリット部163の幅は例えば4.0〜5.0μmである。なお、画素電極160の輪郭線の角部(コーナー部)は、角張っていてもよいし、丸まった形状でもよい。
ここでは、枝部162およびスリット部163がゲートライン120と平行に延伸する場合を例示する。なお、説明のため、この形態を図2および図3に図示した態様に合わせて「横スリット型」と呼ぶことにする。また、ここでは、データライン122に平行に並ぶ画素電極160は、くし歯形状の開放端の向き、換言すれば幹部161の位置を交互にして配列されている場合を例示する。
共通電極140は画素電極160のスリット部163だけでなく幹部161および枝部162にも対向しており、両電極140,160は絶縁膜150を介して保持容量を構成している。
配向膜170は、画素電極160を覆って積層されている。配向膜170の液晶層300に接する表面は、枝部162およびスリット部163の長手方向に略平行に、例えば当該長手方向に対して約5°〜10°傾いた方向にラビングされている。図2にはラビング方向Rの一例を矢印によって模式的に図示している。
液晶表示装置10は、支持基板110の液晶層300とは反対側に不図示の偏光板を含んでいる。
液晶表示装置10は、支持基板210の液晶層300側に、遮光膜220と、カラーフィルタ230とを含んでいる。遮光膜220は、例えば黒色顔料を含有した各種樹脂で構成可能である。遮光膜220には画素20ごとに、画素電極160に対向して開口部が形成されている。各開口部には、その画素20の表示色に応じた色相のカラーフィルタ230が配置されている。図1では遮光膜220およびカラーフィルタ230が支持基板210上に配置されている場合を例示している。
液晶表示装置10は、カラーフィルタ230を覆って積層された不図示のオーバーコート層と配向膜240とを含んでいる。配向膜240の液晶層300に接する表面は所定方向にラビングされている。また、液晶表示装置10は、支持基板210の液晶層300とは反対側に不図示の偏光板を含んでいる。
共通電極140と画素電極160との間の電圧がオフ電圧の場合、電極140,160付近の液晶分子は、ラビング方向Rに配向している(初期配向状態)。オフ電圧よりも高い電圧を電極140,160間に印加すると、電極140,160間にスリット部163を通って電界E3が発生する。液晶分子は支持基板110に平行な平面内で回転する。すなわち、液晶(分子)が駆動される。液晶分子の回転角を制御することによって、透過光量が制御される。共通電極140と画素電極160とは、各画素20において電極対を構成し、上記電界E3を各画素20において発生する。
なお、例えば上記2つの配向膜170,240のラビング方向と上記2つの偏光板の偏光軸方向との関係によって、液晶表示装置10をノーマリ・ブラック(Normaly Black)型とノーマリ・ホワイト(Normaly White)型とのいずれにも設計可能である。ここでは、液晶表示装置10がノーマリ・ブラック型の場合を例示する。
上記では画素20がマトリクス配列されている場合を例示したが(図2参照)、画素20をデルタ配列等の他配列にすることも可能である。また、ここでは、画素20の境界が、隣接する画素電極160の間の領域40を二分する位置である場合を例示するが(図1および図2参照)、例えば、画素電極160とスリット部163とからなる領域30(図1および図2参照)を画素20と規定することも可能である。
なお、上記の隣接する画素電極160の間の領域40を「隣接画素電極間領域40」と呼び、上記領域30を「画素電極領域30」と呼ぶことにする。図2では図面の煩雑化を避けるため、1つの画素電極領域30についてのみ太い破線で例示している。
液晶表示装置10は各画素20を駆動する駆動回路400を含んでおり、ここでは駆動回路400が、ゲートライン駆動回路410と、データライン駆動回路420と、共通電極駆動回路430とを含んで構成される場合を例示する(図3参照)。各ゲートライン120はゲートライン駆動回路410に接続され、各データライン122はデータライン駆動回路420に接続されている。共通電極140には共通電極駆動回路430が接続されている。
図4に、液晶表示装置10における駆動方法を説明するタイミングチャートを示す。図4には、ゲートライン120とデータライン122と共通電極140との各電位の変化を図示しており、共通電極140の波形を破線で図示している。なお、データライン122の電位変化は画素電極160の電位変化に対応する。
ゲートライン120には、ゲートライン駆動回路410によって選択信号が順次、印加される。つまり、複数本のゲートライン120がスキャンされる。このとき、同じゲートライン120に接続された複数のトランジスタ124には同時に選択信号が印加される。なお、上記選択信号を図4では矩形パルスで例示している。
共通電極140には、ここでは、共通電極駆動回路430によって2つの所定電位が交互に印加される。例示のタイミングチャートの場合、共通電極140には、1番目のゲートライン120−1への選択信号の印加開始から2番目のゲートライン120−2への選択信号の印加終了までの期間は所定の低電位が印加される。その後、3番目のゲートライン120−3への選択信号の印加開始から4番目のゲートライン120−4への選択信号の印加終了までの期間は所定の高電位が共通電極140に印加される。その後、5番目のゲートライン120−5への選択信号の印加開始から6番目のゲートライン120−6への選択信号の印加終了までの期間は上記低電位が印加される。
つまり、ゲートライン120は連続する2本ごとにブロック分けされ、同じブロック内のゲートライン120が選択される期間中は共通電極140の電位は所定の低電位または高電位に保持され、次のブロックへの移行に合わせて共通電極140の電位は低電位から高電位へまたは高電位から低電位へ切り替わる。
データライン122のそれぞれには、データライン駆動回路420によって、表示データに応じた電位が印加される。各データライン122への表示データ電位の印加は、例えば同時に行われる。表示データ電位は、共通電極140が上記低電位である期間中は当該低電位に対して高い電位に設定され、共通電極140が上記高電位である期間中は当該高電位に対して低い電位に設定される。つまり、表示データ電位は、共通電極140の電位に対する(共通電極140の電位を基準にした)極性が変化する。
例示のタイミングチャートの場合、データライン122には、1番目のゲートライン120−1の選択開始から2番目のゲートライン120−2の選択終了までの期間は、共通電極140の電位に対して高い電位すなわち正極性の電位が印加される。その後、3番目のゲートライン120−3の選択開始から4番目のゲートライン120−4の選択終了までの期間は、共通電極140の電位に対して低い電位すなわち負極性の電位がデータライン122に印加される。その後、5番目のゲートライン120−5の選択開始から6番目のゲートライン120−6の選択終了までの期間は、正極性の電位が印加される。図4では、上記の正極性の電位および負極性の電位を“+”および“−”でそれぞれ示している。
なお、図4にはフレーム反転駆動の場合を例示している。
図5に、上記駆動方法による1フレーム分の表示データ電位の極性を説明する模式図を示す。図5では、各画素20を四角形で表し(1つの画素20についてのみ符号20を付している)、当該四角形の中にその画素20の画素電極160(図3参照)の極性を“+”または“−”で示している。
上記駆動方法では、ゲートライン120を共有する複数の画素20に対応した画素列50が順次に選択され、選択された画素列50中の各画素20の画素電極160に表示データ電位が印加される。なお、説明のため図5では画素列50の1本を太線で囲んでいる。
また、上記駆動方法では、表示画面を構成する複数本の画素列50は連続する2本ごとにブロック分けされて駆動される。図5ではk個のブロックBLに分けられた場合を例示しており、これらを区別するときは表示画面の上側から順番に、1番目のブロックBL−1、2番目のブロックBL−2のように呼ぶことにする。このとき、各ブロックBLでは、そのブロックBLに属する全ての画素電極160(図3参照)に、共通電極140(図3参照)の電位に対して同じ極性の電位が印加される。つまり、同一ブロックBL内の各画素20の共通電極140と画素電極160との間には同極性の電圧が印加される。一方、1番目のブロックBL−1の画素電極160と2番目のブロックBL−2の画素電極160とには共通電極140の電位に対して互いに逆極性の電位が印加される。同様に、2番目のブロックBL−2の画素電極160と3番目のブロックBL−3の画素電極160とには互いに逆極性の電位が印加される。第3番目のブロックBL−3と第4番目のブロックBL−4とについても同様である。つまり、隣接するブロックBL間では共通電極140と画素電極160との間の電圧が互いに逆極性になる。
なお、フレーム反転駆動の場合、次の1フレーム期間では図5の例示とは逆極性の電位が印加される。
ここで、上記のように、配向膜170のラビング方向Rはスリット部163に略平行をなし、スリット部163はゲートライン120に平行に延伸している。したがって、ラビング方向Rは、ゲートライン120を共有する複数の画素20に対応した画素列50に略平行をなしている(図5参照)。このため、隣接する画素列50の境界に対応する隣接画素電極間領域40(図1参照)において、隣接する画素電極160間にわたる電界E4によって、光漏れが発生する可能性がある。
しかし、液晶表示装置10によれば、画素電極160と共通電極140との間の電圧は、同じブロックBL内では同極性であり、隣接するブロックBL間では互いに逆極性である。このため、ライン反転駆動と比べて、互いに逆極性の電圧が印加される隣接画素20の数が減る。したがって、隣接画素電極間領域40で発生する光漏れ等を抑制することができる。その結果、コントラストの低下やちらつき等が低減されて、良好な表示品位が得られる。
上記では各ブロックBLが2本の画素列50で構成される場合を例示したが、3本以上の画素列50で構成することも可能である。
また、各ブロックBL中の画素列50の本数を異ならせることも可能である。すなわち、m本(mは3以上の整数)の画素列50を2個以上かつ(m−1)個以下のブロックBLに分けてもよい。この場合、少なくとも1個のブロックBLには、連続する2本以上の画素列50が含まれることになるので、上記と同様に、互いに逆極性の電圧が印加される隣接画素20の数を削減することができる。
また、各ブロックBL中の画素列50の本数、換言すればブロックBLの個数は、表示動作中に変更してもよい。すなわち、連続する1フレーム期間で異ならせてもよい。これによれば、互いに逆極性の電圧が同じ画素20に継続的に印加されることが抑制される。このため、同じ位置に継続的に光り漏れ等が発生することが抑制され、良好な表示品位が得られる。表示動作中におけるブロックBLの変更は、例えば、駆動回路400の不図示の制御回路が乱数表を利用してブロックBLの個数を設定し、その設定に従ってデータライン駆動回路420および共通電極駆動回路430が出力電位を制御することによって可能である。
また、上記では画素電極160が横スリット型の場合を例示した。これに対して、枝部162およびスリット部163をデータライン122に平行に延伸させることも可能である。なお、この形態を「縦スリット型」と呼ぶことにする。縦スリット型においても、画素電極160を覆う配向膜170は、枝部162およびスリット部163の長手方向に略平行にラビング処理される。このため、縦スリット型の場合、ラビング方向Rに略平行に並ぶ画素20の列50は、データライン122を共有する複数の画素20が対応する(図6および図3参照)。なお、図6には、各ブロックBLが2本の画素列50で構成される場合を例示しており、ラビング方向Rの一例を矢印によって模式的に図示している。
また、上記では共通電極140に2つの所定電位が交互に印加される場合を例示したが、共通電極140への印加電位を一定にすることも可能である。
また、枝部162およびスリット部163をゲートライン120またはデータライン122に対して傾いた方向に延伸させることも可能である。この場合、その傾斜角が小さいとき、例えば10°以下のときは、実質的に縦スリット型または横スリット型と同一視することが可能である。
また、上記ではデータライン122に平行に並ぶ画素電極160が、くし歯形状の開放端の向きを交互にして配列されている場合を例示したが、当該開放端を同じ側に向けて配列することも可能である。また、図7の平面図に示す画素電極160Bを適用することも可能である。画素電極160Bは、上記の画素電極160において枝部162の開放端をもう一つの幹部161で繋いだ形状をしている。この場合、各スリット部163は画素電極160Bの外縁まで到達していないが、画素電極160Bも枝部162とスリット部163とによるライン・アンド・スペースのパターンを含んでいる。
また、上記では画素電極160が共通電極140よりも液晶層300側に配置された場合すなわち画素電極160が上電極となる場合を例示した。これに対して、図8の断面図に示す液晶表示装置10Bのように、共通電極140を上電極にすることも可能である。この場合、共通電極140にスリット部143が設けられるが、当該スリット部143を通って、隣接する画素電極160間に電界E4が生じる可能性がある。しかし、上記と同様に駆動することによって、液晶表示装置10Bおいても良好な表示品位を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の模式図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置での駆動方法を説明するタイミングチャートである。 図4の駆動方法を説明する模式図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置での駆動方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の実施の形態に係る画素電極の他の例を説明する平面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の他の例を説明する断面図である。 従来の液晶表示装置における画素電極間の光漏れを説明する図である。
符号の説明
10,10B 液晶表示装置、20 画素、50 画素列、110,210 基板、140 共通電極、150 絶縁膜、160,160B 画素電極、170 配向膜、300 液晶層、400 駆動回路、BL ブロック、R ラビング方向。

Claims (4)

  1. 一対の基板に液晶層を挟持した液晶表示装置において、
    複数本の画素列と、
    前記複数本の画素列中の各画素を駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記各画素は、
    前記一対の基板の一方の基板に設けられ、絶縁膜を介して積層された画素電極と共通電極と、
    前記画素電極および前記共通電極よりも液晶層側に配置され前記複数本の画素列に略平行にラビングされた配向膜と、
    を含み、
    前記駆動回路は、前記各画素の前記画素電極と前記共通電極との間に、前記複数本の画素列を連続するn本(nは2以上の整数)ごとに分けた各ブロック内では互いに同極性となり、かつ、隣接する前記ブロック間では互いに逆極性となる電圧を印加することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
    前記nの値が連続する1フレーム期間で互いに異なることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 一対の基板に液晶層を挟持した液晶表示装置において、
    m本(mは3以上の整数)の画素列と、
    前記m本の画素列中の各画素を駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記各画素は、
    前記一対の基板の一方の基板に設けられ、絶縁膜を介して積層された画素電極と共通電極と、
    前記画素電極および前記共通電極よりも液晶層側に配置され前記複数本の画素列に略平行にラビングされた配向膜と、
    を含み、
    前記駆動回路は、前記各画素の前記画素電極と前記共通電極との間に、前記m本の画素列を2個以上かつ(m−1)個以下に分けた各ブロック内では互いに同極性となり、かつ、隣接する前記ブロック間では互いに逆極性となる電位を印加することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項3に記載の液晶表示装置であって、
    前記ブロックの個数が連続する1フレーム期間で互いに異なることを特徴とする液晶表示装置。
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