JP2008200855A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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JP2008200855A JP2007035823A JP2007035823A JP2008200855A JP 2008200855 A JP2008200855 A JP 2008200855A JP 2007035823 A JP2007035823 A JP 2007035823A JP 2007035823 A JP2007035823 A JP 2007035823A JP 2008200855 A JP2008200855 A JP 2008200855A
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Osamu Shinkawa
修 新川
Yusuke Sakagami
裕介 坂上
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Abstract

【課題】ノズルの目詰まりを防止すること。
【解決手段】インクジェットヘッド3よりも搬送ベルト1による受像膜の搬送方向の下流
側に加熱ユニット4を配置し、インクジェットヘッド3で受像体に形成されたインク画像
に含まれる水分を加熱して蒸発させるようにしたため、インクジェットプリンタで普通紙
を印刷するときに発生するカールを抑制することができ、また、インクジェットヘッド3
のノズルが対向する部分が加熱されずに済み、ノズルの目詰まりを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インク滴を吐出して中間転写体にインク画像を形成した後、中間転写体に形
成されたインク画像を印刷媒体に転写して印刷を行うインクジェットプリンタに関する。
従来、印刷媒体にインクジェットヘッドのノズルからインク滴を吐出して印刷を行うイ
ンクジェットプリンタにあっては、例えば、インク受容層を有しない普通紙が印刷媒体と
して用いられると、印刷媒体を構成するセルロース繊維がインクに含まれる水分を吸収し
て膨潤することで、印刷直後に印刷媒体がカールする恐れがあった(排紙カール)。
また、印刷媒体のセルロース繊維が膨潤している状態から、インクに含まれる水分が蒸
発していくと、排紙カールとは反対向きにカールする恐れがあった(永久カール)。
そのため、このような問題点を解決するために、例えば、インクジェットヘッドのノズ
ルからインク滴を吐出して中間転写体にインク画像を形成し、同時に、中間転写体の裏側
からインク滴を吐出しているノズルに対向する部分を加熱して前記インク画像に含まれる
水分を蒸発させた後、水分が蒸発されたインク画像を印刷媒体に転写することによって、
印刷媒体への水の浸透を抑えるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−240412号公報
しかしながら、上記従来のインクジェットプリンタにあっては、加熱された中間転写体
にインクジェットヘッドのノズルが対向する構成となっているため、ノズル内のインクが
増粘・乾燥し、ノズルが目詰まりして、インクを正常に吐出できなくなる恐れがある。
本発明は、上記従来のインクジェットプリンタに鑑みてなされたものであり、ノズルの
目詰まりを防止可能なインクジェットプリンタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のインクジェットプリンタは、インク滴を吐出して
中間転写体にインク画像を形成した後、前記中間転写体に形成されたインク画像を印刷媒
体に転写して印刷を行うインクジェットプリンタであって、前記中間転写体を搬送する搬
送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される前記中間転写体にインク滴をノズルから
吐出してインク画像を形成するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドより
も前記搬送ベルトによる前記中間転写体の搬送方向の下流側に配置され、前記インクジェ
ットヘッドで前記中間転写体に形成されたインク画像に含まれる水分を加熱して蒸発させ
る加熱手段と、前記加熱手段で水分が蒸発された前記インク画像を前記印刷媒体に転写す
る画像転写手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記インクジェットヘッドは、前記搬送ベルトの上方に配置され、前記ノズルか
ら鉛直下方にインク滴を吐出することで前記搬送ベルトによって搬送される中間転写体に
インク画像を形成し、前記加熱手段は、前記インクジェットヘッドによるインク滴の吐出
位置よりも前記中間転写体の搬送方向の下流側で前記ベルトの裏面に接するように配置さ
れ、当該ベルトの接触部分を加熱することで前記インク画像に含まれる水分を加熱して蒸
発させるようにしてもよい。
このような構成とすれば、インクジェットヘッドのノズルが対向する部分が加熱されず
に済み、ノズル内のインクの増粘・乾燥を防止でき、ノズルの目詰まりを防止できる。
さらに、前記画像転写手段で前記印刷媒体に転写された前記インク画像を当該印刷媒体
に定着させる定着手段を備えるものでもよい。
また、前記画像転写手段による転写動作後に前記搬送ベルトを冷却する冷却手段を備え
るものでもよい。
さらに、前記画像転写手段による転写動作後に前記搬送ベルトをクリーナ液を用いて清
掃する清掃手段を備え、前記冷却手段は、前記クリーナ液を冷却するものでもよい。
このような構成によれば、加熱手段によって加熱された搬送ベルトをより確実に放熱さ
せることができ、中間転写体の温度を一定に保つことができる。
また、前記インクジェットヘッドは、前記搬送ベルトによる前記中間転写体の搬送方向
にずらして配置された複数のインクジェットヘッドであり、前記加熱手段は、各インクジ
ェットヘッド間それぞれに対応させて複数設けたものであってもよい。
このような構成によれば、インクジェットヘッドからインクが吐出されると、搬送ベル
トによる中間転写体の搬送方向の下流側の他のインクジェットヘッドからインクが吐出さ
れる前に前記吐出されたインクを増粘でき、インクの混色を抑制して、より適切なインク
画像を形成することができる。
さらに、前記複数の加熱手段は、前記搬送ベルトによる前記中間転写体の搬送方向の下
流側に配置されているものほど大きな熱量で加熱を行うものであってもよい。
このような構成によれば、搬送ベルトによる中間転写体の搬送方向の上流側のインクジ
ェットヘッドから吐出されたインクが繰り返し加熱されて当該インクの粘度が高くなるこ
とを防止でき、インクの吐出順による粘度の差を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<構成>
図1は、本実施形態の片面印刷用のインクジェットプリンタの概略構成を示す構成図で
ある。この図1に示すように、インクジェットプリンタは、搬送ベルト1、受像液塗布ユ
ニット2、複数のインクジェットヘッド3、加熱ユニット4、給紙ユニット5、転写ロー
ラ6、排紙ユニット7、及びクリーナ8を含んで構成される。
搬送ベルト1は、駆動ローラ9、従動ローラ10、及びテンションローラ11に巻回さ
れ、駆動ローラ9に内蔵された搬送ベルトモータ(不図示)によって回転駆動され、搬送
ベルト1に形成される受像膜(後述)を受像液塗布ユニット2→インクジェットヘッド3
→加熱ユニット4→給紙ユニット5→転写ローラ6→排紙ユニット7→クリーナ8の順、
つまり、図の右方から左方(図の矢印方向)に搬送する。
受像液塗布ユニット2は、搬送ベルト1の下方に配置され、受像液容器12、第1塗布
ローラ13、及び第2塗布ローラ14を含んで構成される。
受像液容器12は、搬送ベルト1に塗布する受像液を収容し、収容している受像液が適
切に塗布されるように、つまり、受像液によって搬送ベルト1に良好な薄膜(受像膜)が
形成されるように当該受像液を温度センサ15及び発熱体16によって調温する。
なお、受像液としては、インクの水分を吸収することで紙の繊維に起因するカールを抑
制できるものが好ましく、例えば、(A)ゼラチン:15部、防腐剤:0.1部、純水:
残部で構成されるもの、(B)ウレタンラテックス:10部、ポリジアリルジメチルアン
モニウムクロライド系カチオン樹脂:3部、防腐剤:0.1部、純水:残部で構成される
もの、(C)ポリビニルアルコール:10部、ゼリチン:3部、防腐剤:0.1部、純水
:残部で構成されるもの、(D)ポリビニルアルコール:10部、ポリビニルピロリドン
:3部、防腐剤:0.1部、純水:残部で構成されるものが挙げられる。
第1塗布ローラ13は、長手方向が水平方向に向けて配置され、外周に受像液が付着す
るように下部が受像液容器12の受像液に漬かっており、外周に付着している受像液が第
2塗布ローラ14に付着するように上部が当該第2塗布ローラ14と接している。
第2塗布ローラ14は、第1塗布ローラ13と平行に配置され、第1塗布ローラ13の
外周に付着している受像液が当該第2塗布ローラ14の外周に付着するように下部が第1
塗布ローラ13と接しており、外周に付着している受像液が搬送ベルト1に薄く均一に塗
布されるように(受像膜が形成されるように)上部が搬送ベルト1と接している。
すなわち、受像液容器12に収容されている受像液を第1塗布ローラ13によって第2
塗布ローラ14に付着させた後、付着させた受像液を搬送ベルト1に塗布することで、第
2塗布ローラ14に付着する受像液の量を低減し、第2塗布ローラ14に付着する受像液
の厚さを薄くし、薄くなった受像液が第2塗布ローラ14によって搬送ベルト1に塗布さ
れ、搬送ベルト1に塗布された受像液の厚みは更に薄層状態(受像膜)になる。
なお、本実施形態では、第1塗布ローラ13と搬送ベルト1との間の受像液の授受に第
2塗布ローラ14、つまり1つの塗布ローラを介在させる例を示したが、例えば、受像液
の粘性が高いほど介在させる塗布ローラの数を増やすようにしてもよい。
インクジェットヘッド3は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラ
ック(K)の各色毎に受像膜の搬送方向にずらして搬送ベルト1の上方に配置され、搬送
ベルト1によって搬送される受像膜の必要箇所に当該受像膜の搬送方向と交差する方向に
形成された複数のノズルから必要量のインク滴(溶媒として水を用いた水系インク)を鉛
直下方に吐出することにより、受像膜に微小なインクドット(インク画像)を形成する。
加熱ユニット4は、インクジェットヘッド3よりも搬送ベルト1による受像膜の搬送方
向の下流側に配置され、温度センサ17、及び発熱体18を含んで構成される。
温度センサ17は、搬送ベルト1に形成されたインク画像の転写動作に影響を与えない
ように従動ローラ10の端部に配置され、従動ローラ10の温度を検出し、その検出結果
を示す信号を発熱体18に出力する。
発熱体18は、従動ローラ10に内蔵され、温度センサ17から出力される信号に基づ
いて従動ローラ10の温度が一定となるように、つまり、受像膜に形成されたインク画像
に含まれる水分(溶媒)の蒸発が促進される温度(受像液の性質や粘性等によって決まる
温度。例えば、40〜80℃程度)となるように当該従動ローラ10を加熱する。
すなわち、発熱ユニット4を内蔵する従動ローラ10は、インクジェットヘッド3によ
るインク滴の吐出位置よりも受像膜の搬送方向の下流側で搬送ベルト1の裏面、つまり、
受像膜が形成される面の反対側の面に接するように配置され、搬送ベルト1の接触部分を
加熱することでインク画像に含まれる水分を加熱して蒸発させる。
給紙ユニット5は、複数の印刷媒体19を収容し、搬送ベルト1によって搬送される受
像膜に形成されたインク画像の位置と同期してピックアップローラ20や紙送りローラ等
を制御し、搬送ベルト1と転写ローラ6との間に印刷媒体19を1枚ずつ給紙する。
転写ローラ6は、インク画像(加熱ユニット4によって水分が蒸発されたインク画像)
が形成された受像膜を搬送する搬送ベルト1及び給紙ユニット5から給紙された印刷媒体
19を従動ローラ10との間に挟んで加圧し、インク画像を印刷媒体19に転写する。
排紙ユニット7は、転写ローラ6によってインク画像が転写された印刷媒体を取得して
収容する。
クリーナ8は、搬送ベルト1の下方に配置され、クリーナ液容器21、及びクリーナ用
ローラ22を含んで構成される。
クリーナ液容器21は、搬送ベルト1上に僅かに残留したインクや受像液等を清掃する
ためのクリーナ液を収容している。
クリーナ用ローラ22は、長手方向が水平方向に向けて配置され、外周にクリーナ液が
付着するように下部がクリーナ液容器21のクリーナ液に漬かっており、搬送ベルト1上
に残留したインクや受像液等をかき取るように上部が当該搬送ベルト1と接している。
<動作>
次に、本実施形態のインクジェットプリンタの動作を具体的状況に基づいて説明する。
まず、外部機器(不図示)からインクジェットプリンタに印刷命令があったとする。す
ると、受像液塗布ユニット2によって、回転駆動される搬送ベルト1に受像膜が形成され
、インクジェットヘッド3によって、受像膜にインク画像が形成され、加熱ユニット4に
よって、受像膜に形成されたインク画像に含まれる水分が蒸発される。
次いで、給紙ユニット5によって、搬送ベルト1と転写ローラ6との間に印刷媒体19
が1枚だけ給紙され、転写ローラ6によって、インク画像が形成された受像膜を搬送する
搬送ベルト1及び給紙ユニット5から給紙された印刷媒体19が従動ローラ10との間に
挟んで加圧され、インク画像が印刷媒体19に転写されて印刷が行われる。
そして、最後に、排紙ユニット7によって、転写ローラ6によってインク画像が転写さ
れた印刷媒体が取得されて収容され、クリーナ8によって、搬送ベルト1上に残留したイ
ンクや受像液等がかき取られて当該搬送ベルト1が清掃される。
以上、図1の搬送ベルト1が特許請求の範囲に記載の搬送ベルトを構成し、以下同様に
、受像膜が中間転写体を構成し、図1のインクジェットヘッド3がインクジェットヘッド
を構成し、図1の加熱ユニット4が加熱手段を構成し、図1の転写ローラが画像転写手段
を構成する。
<作用・効果>
(1)このように、本実施形態のインクジェットプリンタにあっては、インクジェット
ヘッド3よりも搬送ベルト1による受像膜の搬送方向の下流側に加熱ユニット4を配置し
、インクジェットヘッド3で受像体に形成されたインク画像に含まれる水分を加熱して蒸
発させるようにしたため、インクジェットプリンタで普通紙を印刷するときに発生するカ
ールを抑制することができ、また、インクジェットヘッド3のノズルが対向する部分が加
熱されずに済み、ノズルの目詰まりを防止することができる。
ちなみに、印刷後に、印刷媒体19全体を乾燥させる方法にあっては、印刷媒体19の
乾燥に大きなエネルギーが必要とされ、また、印刷速度を高速化するほど乾燥に要するエ
ネルギーが増大して、インクジェットプリンタが大型化する。
具体的には、A4サイズの印刷媒体19にベタ印字を行い、0.67(g)のインクで
印刷を行った場合、インク中の水分率を75%とすれば、印刷媒体19に0.67×07
5=約0.5(g)の水が含まれることになる。この水を全て加熱して蒸発させるために
は、40℃のときの蒸発潜熱2404(J/g)を用いると、必要なエネルギーEは、1
202J(E=2404x0.5=1202J)となる。
そして、このエネルギーEに基づいて、印刷媒体19の記録速度(ppm)毎に、単位
時間当たりのエネルギーを算出すると下記表1のようになる。
Figure 2008200855
(2)また、搬送ベルト1の上方にインクジェットヘッド3を配置し、ノズルから鉛直
下方にインク滴を吐出することで搬送ベルト1によって搬送される受像膜にインク画像を
形成し、インクジェットヘッド3によるインク滴の吐出位置よりも受像膜の搬送方向の下
流側で搬送ベルト1の裏面に接するように加熱ユニット4が配置され、搬送ベルト1の接
触部分を加熱することでインク画像に含まれる水分を加熱して蒸発させるようにした。そ
のため、インクジェットヘッド3のノズルが対向する部分がより確実に加熱されずに済み
、ノズルの目詰まりを容易に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
この第2実施形態では、図2に示すように、転写ローラ6による転写動作後に搬送ベル
ト1を冷却する冷却器23を設けた点が前記第1実施形態と異なる。
冷却器23は、クリーナ8による搬送ベルト1の清掃時に、搬送ベルト1の温度が低下
するようにクリーナ液容器21のクリーナ液の温度を室温以下に冷却する。
なお、冷却器23としては、ペルチェ効果を用いた電子冷却器、クリーナ液を熱交換器
(ラジエータ)に通過させ空気冷却を行う空気冷却器、水冷式の熱交換器、ヒートポンプ
等が挙げられる。
以上、図2の冷却器23が特許請求の範囲に記載の冷却手段を構成する。
<作用・効果>
このように、本実施形態のインクジェットプリンタにあっては、転写ローラ6による転
写動作後に搬送ベルト1を冷却する冷却器23を設けたため、加熱ユニット4によって加
熱された搬送ベルト1をより確実に放熱させることができ、受像液の温度(粘度)を一定
に保つことができ、また、連続印刷等で搬送ベルト1に熱が残る熱履歴によってインクジ
ェットヘッド3が乾燥してしまう現象を抑制することができ、インクジェットヘッド3下
の環境を良好な状態にして、ノズルの目詰まりを防止することができる。
なお、本実施形態では、冷却器23によってクリーナ液を冷却することで搬送ベルト1
の温度を間接的に低下させる例を示したが、これに限られるものではない。例えば、冷却
器23によって搬送ベルト1を直接に冷却するようにしてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
この第3実施形態は、図3に示すように、印刷媒体19に転写されたインク画像を当該
印刷媒体19に定着させる定着器24を設けた点が前記第1実施形態と異なる。
定着器24は、印刷媒体19に転写されたインク画像を印刷媒体19に加熱圧接して当
該印刷媒体19に浸透定着させる。
以上、図3の定着器24が特許請求の範囲に記載の定着手段を構成する。
<作用・効果>
このように、本実施形態のインクジェットプリンタにあっては、印刷媒体19に転写さ
れたインク画像を当該印刷媒体19に定着させる定着器24を設けたため、加熱ユニット
4による搬送ベルト1の加熱量を印刷媒体19にインク画像を転写できる程度の加熱量に
抑制することができ、連続印刷等で搬送ベルト1に熱が残る熱履歴によってインクジェッ
トヘッド3が乾燥してしまう現象を抑制することができ、インクジェットヘッド3下の環
境を良好な状態にして、ノズルの目詰まりを防止することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
この第4実施形態は、図4に示すように、各インクジェットヘッド3間に第1〜第4搬
送ローラ251〜254を設け、それら第1〜第4搬送ローラ251〜254それぞれに第1
〜第4発熱体261〜264を内蔵させた点が前記第3実施形態と異なる。
第1〜第4発熱体261〜264は、図5に示すように、第4搬送ローラ254>第3搬
送ローラ253>第2搬送ローラ252>第1搬送ローラ251となるように当該第1〜第
4搬送ローラ251〜254を順次加熱する。つまり、搬送ベルト1による受像膜の搬送方
向の下流側に配置されているものほど大きな熱量で加熱を行う。
<作用・効果>
このように、本実施形態のインクジェットプリンタにあっては、各インクジェットヘッ
ド3間それぞれに対応させて発熱体261〜264を複数設けたため、インクジェットヘッ
ド3からインクが吐出されると、搬送ベルト1による受像膜の搬送方向の下流側の他のイ
ンクジェットヘッド3からインクが吐出される前に前記吐出されたインクを数%程度増粘
でき、インクの混色を抑制して、より適切なインク画像を形成することができる。
また、搬送ベルト1による受像膜の搬送方向の下流側に配置されている発熱体261
264ほど大きな熱量で加熱を行うため、搬送ベルト1による受像膜の搬送方向の上流側
のインクジェットヘッド3から吐出されたインクが繰り返し加熱されて当該インクの粘度
が高くなることを防止でき、インクの吐出順による粘度の差を低減することができる。
第1実施形態のインクジェットプリンタの概略構成を示す構成図である。 第2実施形態のインクジェットプリンタの概略構成を示す構成図である。 第3実施形態のインクジェットプリンタの概略構成を示す構成図である。 第4実施形態のインクジェットプリンタの概略構成を示す構成図である。 インクジェットプリンタの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1は搬送ベルト、2は受像液塗布ユニット、3はインクジェットヘッド、4は加熱ユニッ
ト、5は給紙ユニット、6は転写ローラ、7は排紙ユニット、8はクリーナ、9は駆動ロ
ーラ、10は従動ローラ、11はテンションローラ、12は受像液容器、13は塗布ロー
ラ、14は塗布ローラ、15は温度センサ、16は発熱体、17は温度センサ、18は発
熱体、19は印刷媒体、20はピックアップローラ、21はクリーナ液容器、22はクリ
ーナ用ローラ、23は冷却器、24は定着器、251〜254は第1〜第4搬送ローラ、2
1〜264は第1〜第4発熱体

Claims (7)

  1. インク滴を吐出して中間転写体にインク画像を形成した後、前記中間転写体に形成され
    たインク画像を印刷媒体に転写して印刷を行うインクジェットプリンタであって、
    前記中間転写体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される前記中間
    転写体にインク滴をノズルから吐出してインク画像を形成するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドよりも前記搬送ベルトによる前記中間転写体の搬送方向の下流
    側に配置され、前記インクジェットヘッドで前記中間転写体に形成されたインク画像に含
    まれる水分を加熱して蒸発させる加熱手段と、前記加熱手段で水分が蒸発された前記イン
    ク画像を前記印刷媒体に転写する画像転写手段と、を備えたことを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ。
  2. 前記インクジェットヘッドは、前記搬送ベルトの上方に配置され、前記ノズルから鉛直
    下方にインク滴を吐出することで前記搬送ベルトによって搬送される中間転写体にインク
    画像を形成し、
    前記加熱手段は、前記インクジェットヘッドによるインク滴の吐出位置よりも前記中間
    転写体の搬送方向の下流側で前記ベルトの裏面に接するように配置され、当該ベルトの接
    触部分を加熱することで前記インク画像に含まれる水分を加熱して蒸発させることを特徴
    とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記画像転写手段で前記印刷媒体に転写された前記インク画像を当該印刷媒体に定着さ
    せる定着手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ
  4. 前記画像転写手段による転写動作後に前記搬送ベルトを冷却する冷却手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記画像転写手段による転写動作後に前記搬送ベルトをクリーナ液を用いて清掃する清
    掃手段を備え、
    前記冷却手段は、前記クリーナ液を冷却することを特徴とする請求項4に記載のインク
    ジェットプリンタ。
  6. 前記インクジェットヘッドは、前記搬送ベルトによる前記中間転写体の搬送方向にずら
    して配置された複数のインクジェットヘッドであり、
    前記加熱手段は、各インクジェットヘッド間それぞれに対応させて複数設けたことを特
    徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記複数の加熱手段は、前記搬送ベルトによる前記中間転写体の搬送方向の下流側に配
    置されているものほど大きな熱量で加熱を行うことを特徴とする請求項6に記載のインク
    ジェットプリンタ。
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