JP2008193000A - 基板および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】リンギングや波形なまり等の信号品質悪化の原因となっている信号配線部分と幅が大きく異なるコネクタ端子用ランド部分でのインピーダンス変化を緩和する構造がコストアップや信頼性低下の要因となり易く、フレキシブル基板等の両面基板構造に適用し難い。
【解決手段】絶縁層12と、絶縁層12の一方の面に形成された、幅の異なる信号配線部11aおよび部品接続用ランド部11bが接続された配線接続部11と、絶縁層12の反対側の面に配線接続部11に対向して形成された、幅の異なる信号配線対向部13aおよび部品接続用ランド対向部13bが接続されたグランド部13とを備える。幅の狭い信号配線部11aと幅の広い信号配線対向部13aを対応させ、幅の広い部品接続用ランド部11bと幅の狭い部品接続用ランド対向部13bを対応させて配置することにより、信号配線部11aと部品接続用ランド部11b間のインピーダンスを一定にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線接続部を有する基板および電子機器に関するものである。例えば、高速信号を伝送する信号配線を有する基板および電子機器に関するものである。
近年の電子機器は小型化、高機能化、デジタル化が進み、これに伴って電子機器内や電子機器間で伝送される情報量が増加して伝送される信号速度も急速に高速化している。信号周波数が100MHz程度の場合には配線構造の高周波特性が信号波形へ与える影響は小さいが、信号周波数が数100MHzから1GHzを超える高速信号になると配線構造の高周波特性が信号波形へ与える影響が無視できなくなり、プリント基板や接続ケーブルの配線構造の高周波特性に細心の注意を払う必要がある。
この問題はコネクタ等の信号配線接続部において特に顕著である。部品の半田付けや電気的接触確保のための接続断面構造が配線部分と大きく異なるため、断面構造と材質で決定されるインピーダンスの急激な変化に起因する高周波信号の反射や、配線断面積増加による容量成分増加に起因する波形なまりといった伝送波形の乱れが発生している。
図5〜図8を用いて、この信号配線接続部における問題について説明する。
図5に、従来のプリント基板の信号配線接続部の透視構造図を示す。図5は、プリント基板上でコネクタと接続される信号周波数750MHzの高速信号配線の、端子間隔500μmのコネクタ端子用ランド周辺部分の構造を模式的に示したものである。
比誘電率3.3で厚み90μmのプリント基板の絶縁層22の上面に、コネクタと接続される幅184μmで厚み35μmの高速信号配線21が、500μm間隔で配置されている。高速信号配線21は、インピーダンス制御部分21aと、幅が300μmに広げられたコネクタ端子用ランド部分21bで構成されている。そして、絶縁層22を挟んで高速信号配線21と対向するように、厚み35μmのグランド面23が配置されている。
図6に示すようなマイクロストリップ線路の特性インピーダンスは、一般に数1で求められることが知られている。図6(a)は、特性インピーダンス値を算出する対象とするマイクロストリップ線路の構成を示す図であり、図6(b)は、特性インピーダンス値を算出するために必要なマイクロストリップ線路の情報を示す断面図である。図6(b)の各情報から、数1を用いてインピーダンス値Zを算出することができる。
Figure 2008193000


図7は、図5の高速信号配線21の幅を50μmから300μmまで変化させた時の、数1を用いて算出した特性インピーダンスの値を示すグラフである。
図7より、インピーダンス制御部分21aでは特性インピーダンスが50Ωとなるように配線の幅が184μmに決定されているが、高速信号のコネクタ端子用ランド部分21bではコネクタ端子の半田付けのために配線幅が300μmまで広がっていて特性インピーダンスが37Ωまで低下していることがわかる。
また、図8(a)は、高速信号配線21の特性インピーダンスの変化をグラフ化したものであり、図8(b)は、高速信号配線21の波形の変化を示したものである。
図8(b)において、Aは悪化する前の信号波形、Bは信号波形Aが悪化した後の信号波形を示している。
図8(a)より高速信号配線21は特性インピーダンスが急激に変化する構造となっているため、図8(b)に示すように急激な特性インピーダンスの変化部分での信号反射によるリンギング28や、低インピーダンス部分の容量成分による波形なまり29が発生する。
このように、図5に示した従来の信号配線部分の接続構造では、信号品質が悪化するという課題があった。
この課題に対応する信号接続部の構造が、従来から利用され、また提案されている。この課題に対応した従来の信号接続部の構造について以下に説明する。
図9は、この課題に対応した従来から利用されている、第1の従来の信号配線接続部の透視構造図を示している。図5と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
比誘電率3.3で厚み90μmのプリント基板の絶縁層22の上面に、コネクタと接続される幅184μmで厚み35μmの高速信号配線31が、500μm間隔で配置されている。高速信号配線31は、インピーダンス制御部分31aと、幅が300μmに広げられたコネクタ端子用ランド部分31bと、インピーダンス制御部分31aとコネクタ端子用ランド部分31b間の境界部分31cで構成されている。そして、絶縁層22を挟んで高速信号配線31と対向するように、厚み35μmのグランド面23が配置されている。
このように、高速信号配線31は、その幅が連続的にかつ緩やかに変化する構造となっている点が、図5の高速信号配線21の構造と異なる。
図9の構成において、高速信号のインピーダンス制御部分31aは、数1および図7より特性インピーダンスが50Ωとなるように配線の幅が184μmに決定されているが、高速信号のコネクタ端子用ランド部分31bではコネクタ端子の半田付けのために配線幅が300μmまで広がっていて特性インピーダンスが37Ωまで低下しており、インピーダンス制御部分31aとコネクタ端子用ランド部分31b間の境界部分31cでは線幅が徐々に変化して特性インピーダンスも徐々に変化する構造となっている。
図10(a)は、高速信号配線31の特性インピーダンスの変化をグラフ化したものであり、図10(b)は、高速信号配線31の波形の変化を示したものである。
図10(b)において、Aは悪化する前の信号波形、Bは信号波形Aが悪化した後の信号波形を示している。
図10(b)を図8(b)と比較すると、図9の信号配線接続部の構造の高速信号配線31は、急激な特性インピーダンスの変化が緩和されて信号反射によるリンギング28が抑制できるという効果があることがわかる。しかし、図10(b)からわかるように、高速信号配線31でも、低インピーダンス部分の容量成分による波形なまり29が発生するという課題が残っていた。
この波形なまりの課題についても対応した、第2および第3の従来の信号配線接続部の構造が提案されている。
第2の従来の信号配線接続部として、配線幅に合わせて絶縁層厚みを変化させることでインピーダンス変化を抑制する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図11(a)は、第2の従来の信号配線接続部の、信号配線が形成されている上面からみた平面構成図を示しており、図11(b)は、図11(a)のC−C´断面の断面構造図を示している。
比誘電率3.3で厚み90μmのプリント基板の絶縁層部分42の上面に、コネクタと接続される幅184μmで厚み35μmの高速信号配線41が、複数平行に配置されている。高速信号配線41は、高速信号のインピーダンス制御部分41aと、高速信号の配線幅が変化する部分41cで構成されている。
そして、平面状の絶縁層部分42の高速信号配線41と反対側の面の、高速信号の配線幅が変化する部分41cに対応する部分に、高速信号の配線幅が変化する部分41cの幅に合わせて厚さが変化する楔形状の絶縁層部分42aが形成されている。そして、絶縁層部分42および絶縁層部分42aを挟んで高速信号配線41と対向するように、厚み35μmのグランド面43が配置されている。
このように、図11の構成では、高速信号のインピーダンス制御部分41aは、数1および図7より特性インピーダンスが50Ωとなるように配線の幅が決定されており、配線幅が変化する部分41cで特性インピーダンスが徐々に低下しないようにプリント基板の絶縁層部分42に加えて新たな楔形状の絶縁層部分42aが厚み方向に挿入されている。配線幅が変化する部分41cとグランド面43との距離が、配線の特性インピーダンスが一定になるように徐々に大きくなっているので、急激な特性インピーダンス変化部分での反射によるリンギングと低インピーダンス部分の容量成分による波形なまりの双方が無くなり、信号品質の悪化を抑制できる。
また、第3の従来の信号配線接続部として、配線幅が広くなる部分の誘電体に孔を開けて見かけ上の誘電率を小さくすることでインピーダンス変化を抑制する構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図12は、特許文献2で提案されている電気コネクタに内蔵された基板の構造図を示している。
比誘電率3.3で厚み45μmの絶縁層52の上面に、コネクタと接続される幅184μmで厚み35μmの高速信号配線51が複数平行に形成されて、表面絶縁基板を構成している。高速信号配線51は、インピーダンス制御部分51aと、幅が300μmに広げられたコネクタ端子用ランド部分51bで構成されている。
比誘電率3.3で厚み45μmの絶縁層55の両面に厚み35μmのグランド面53が形成されて、第1の絶縁薄層基板を構成している。
また、比誘電率3.3で厚み45μmの絶縁層56の、積層される表面絶縁基板の高速信号のコネクタ端子用ランド部分51bと第1の絶縁薄層基板の間に孔部54が形成されて第2の絶縁薄層基板を構成している。
そして、第1の絶縁薄層基板の両面に第2の絶縁薄層基板、さらにその両外側に表面絶縁基板が積層されて、電気コネクタに内蔵される基板となる。したがって、絶縁層52および56を挟んで高速信号配線51と対向するようにグランド面53が配置されることになる。
このように、図12の構成では、高速信号のインピーダンス制御部分51aは、数1および図7より特性インピーダンスが50Ωとなるように配線の幅が決定されており、高速信号のコネクタ端子用ランド部分51bではグランド面53との間の絶縁層56の部分に孔部54が形成されており、孔部54の空気の比誘電率が絶縁層56の部分よりも小さいために孔部54が無い場合に比べてコネクタ端子用ランド部分51bの特性インピーダンス低下を部分的に緩和する構造となっている。このような構造としたことにより、急激な特性インピーダンスの変化部分での反射によるリンギングや低インピーダンス部分の容量成分による波形のなまりが減少し、信号品質の悪化を抑制できる。
特開2006−173239号公報 特開2006−32270号公報
しかしながら、従来の信号配線接続部の構造の場合には、製造工程の追加によりコストアップとなっていた。また、第2の従来の信号配線接続部の構造の場合には、適用範囲が限定されるという問題があり、第3の従来の信号配線接続部の構造の場合には、構造的に信頼性が低下するという問題があった。
すなわち、図11に示した第2の従来の信号配線接続部の構造の場合には、プリント基板の製造工程に新たな楔形状の絶縁層部分42aを部分的に追加する必要があるためにコストアップとなる。さらに、コネクタ等の一定間隔の隙間に差し込んで接続するフレキシブル基板などには、差込部分の厚みを一定にできないため適用できない。
図12に示した従来の第3の信号配線接続部の構造の場合にも、プリント基板の製造工程に新たな孔部54を形成させる工程が必要となるためにコストアップとなる。また、従来の第3の信号配線接続部の構造の場合には、高速信号配線51とグランド面53との間の絶縁層56の部分に孔部54を形成するため、コネクタ端子用ランド部分51bは絶縁層52との接着強度が低下して剥離し易くなる。さらにコネクタ端子等の押圧でコネクタ端子用ランド部分51bが孔部54に食い込んで変形し易くなるという新たな課題が発生する。
このように、従来のいずれの方法においても、信号配線部分と幅が大きく異なるコネクタ端子用ランド部分でのインピーダンス変化を緩和する構造がコストアップや信頼性低下の要因となり易く、またフレキシブル基板等の両面基板構造に適用し難かった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、安価な構成で信頼性を損なうことなく、信号接続部における波形なまりおよびリンギングを改善できる基板および電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
絶縁層と、
前記絶縁層の一方の面に形成された、互いに幅の異なる信号配線部と部品接続用ランド部とが接続された配線接続部と、
前記絶縁層の前記一方の面の反対側の面に前記配線接続部に対向して形成された、互いに幅の異なる信号配線対向部と部品接続用ランド対向部とが接続されたグランド部とを備え、
前記信号配線部と前記信号配線対向部を対応させ、前記部品接続用ランド部と前記部品接続用ランド対向部を対応させることにより、前記信号配線部と前記部品接続用ランド部間のインピーダンスを一定にした基板である。
また、第2の本発明は、
前記部品接続用ランド部の幅は前記信号線部の幅よりも大きく、
前記部品接続用ランド対向部の幅は前記信号線対向部の幅よりも小さい、第1の本発明の基板である。
また、第3の本発明は、
前記配線接続部は、前記同一の面上に平行に複数形成されており、
前記グランド部は、前記信号配線対向部および前記部品接続用ランド対向部が、前記複数の配線接続部のそれぞれの前記信号配線部および前記部品接続用ランド部に対応するように、前記反対側の面上に平行に複数形成されており、
前記各信号配線対向部は、幅方向で互いにつながっている、第2の本発明の基板である。
また、第4の本発明は、
前記配線接続部の幅は、前記信号線部から前記部品接続用ランド部に向かって連続的にまたは段階的に大きくなっており、
前記グランド部の幅は、前記信号線対向部から前記部品接続用ランド対向部に向かって連続的にまたは段階的に小さくなっている、第2の本発明の基板である。
また、第5の本発明は、
前記基板は、フレキシブル基板である、第1の本発明の基板である。
また、第6の本発明は、
前記一定にしたインピーダンスは、信号配線の特性インピーダンスである、第1の本発明の基板である。
また、第7の本発明は、
前記一定にしたインピーダンスは、複数の信号配線間の差動インピーダンスである、第1の本発明の基板である。
また、第8の本発明は、
第1乃至第7のいずれかの本発明の基板を備えた電子機器である。
本発明により、安価な構成で信頼性を損なうことなく、信号接続部における波形なまりおよびリンギングを改善できる基板および電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1のプリント基板の信号配線接続部の、コネクタ端子用ランド周辺部分の構造を模式的に示した構造図を示している。図1(a)は高速信号配線側から見た透視構造斜視図を、図1(b)は高速信号配線側から見た平面図を、それぞれ示している。
比誘電率3.3で厚み90μmのプリント基板の絶縁層12の上面に、コネクタと接続される幅184μmで厚み35μmの高速信号配線11が、複数平行に配置されている。高速信号配線11は、インピーダンス制御部分11aと、幅が300μmに広げられたコネクタ端子用ランド部分11bと、インピーダンス制御部分11aとコネクタ端子用ランド部分11b間の境界部分11cで構成されている。
そして、絶縁層12を挟んでそれぞれの高速信号配線11と対向するように、厚み35μmのグランド面13が、複数平行に配置されている。グランド面13は、高速信号のインピーダンス制御部分11aと対向するように配置された信号配線対向グランド面13aと、コネクタ端子用ランド部分11bと対向するように配置されたランド部配線対向グランド面13bと、境界部分11cと対向するように配置された、信号配線対向グランド面13aとランド部配線対向グランド面13b間の境界グランド面13cで構成されている。本実施の形態1の信号配線接続部は、図1に示すように各グランド面13の信号配線対向グランド面13a同士がつながった構成をしている。
なお、高速信号配線11が、本発明の配線接続部の一例にあたり、インピーダンス制御部分11aおよびコネクタ端子用ランド部分11bが、それぞれ、本発明の信号配線部および部品接続用ランド部の一例にあたる。また、グランド面13が、本発明のグランド部の一例にあたり、信号配線対向グランド面13aおよびランド部配線対向グランド面13bが、それぞれ、本発明の信号配線対向部および部品接続用ランド対向部の一例にあたる。
以上の様に構成された本実施の形態1のプリント基板において、高速信号のインピーダンス制御部分11aは、数1に示す特性インピーダンスが50Ωとなるように配線の幅が決定されている。
数1は、絶縁層12を挟んで高速信号配線11と対向するグランド面13の幅が高速信号配線11に比べて十分に広い、図6に示すような構成の場合に適用できる近似式である。図1に示す本実施の形態1のランド部配線対向グランド面13bや境界グランド面13cのように、対応するグランド面13側の幅が高速信号配線11の幅と同等以下の場合には、数1の近似式を適用できず、電磁界解析等の数値解析により特性インピーダンスを算出する必要がある。
図2(a)は、絶縁層を挟んで対向する信号配線の幅とグランド面の幅の関係を解析するための構造図であり、図2(b)は、電磁界解析ソフトを使用して、図2(a)に示す構造について、信号配線およびグランドの幅と特性インピーダンスの関係を求めたグラフを示している。
図2(b)の関係より、信号配線に対向するグランド面の線幅を調整することにより、信号配線の特性インピーダンスを制御できることがわかる。したがって、図1に示す本実施の形態1の信号配線接続部の構成で、高速信号のコネクタ端子用ランド部分11b、高速信号のインピーダンス制御部分11a、境界部分11cのそれぞれの幅に対応させて、ランド部配線対向グランド面13bおよび境界グランド面13cの幅を決定することにより、高速信号配線11の特性インピーダンスを一定に保たせることができる。特性インピーダンスを一定に保たせることにより、特性インピーダンスの急激な変化部での反射によるリンギングや低インピーダンス部分の容量成分による波形のなまりが減少して、信号品質の悪化を低減することが可能となる。
例えば、図1に示す高速信号配線11とグランド面13が1組の構成の場合についてみると、図2(b)より、境界部分11cの幅が200μmとなる部分に対応する境界グランド面13cの部分の幅を500μmとし、境界部分11cの幅が250μmとなる部分に対応する境界グランド面13cの部分の幅を150μmとし、幅が300μmであるコネクタ端子用ランド部分11bに対応するランド部配線対向グランド面13bの幅を50μmとした構成のグランド面13とすることにより、高速信号配線11の特性インピーダンスを一定に保たせることができる。この場合、高速信号配線11の幅が200〜300μmの範囲において、幅が200μmとなる部分のインピーダンスは50.9Ω、幅が250μmとなる部分のインピーダンスは50.0Ω、コネクタ端子用ランド部分11bのインピーダンスは50.4Ωとなり、特性インピーダンスをほぼ一定の50Ωに保たせることができる。
ただし、高速信号配線が孤立して配置されているのではなく、図1のように高速信号配線11が複数並走している構造の場合には、隣接する高速信号配線11に対応するランド部配線対向グランド面13bおよび境界グランド面13cの影響により、図2(b)に示した特性インピーダンスよりも若干低い特性インピーダンスとなる。
図3(a)は、信号配線が複数並走している構造に対する信号配線の幅とグランド面の幅の関係を解析するための構造図であり、図3(b)は、電磁界解析ソフトを使用して、図3(a)に示す構造について、内側の信号配線およびグランドの幅と特性インピーダンスの関係を求めたグラフを示している。
図3(a)の4本の信号配線が並走している構成の場合には、内側2本の信号配線が両側に他の信号配線と隣接しているのに対し、外側2本の信号配線は片側にしか他の信号配線と隣接していないので、隣接するグランド面の有無の違いによって内側2本の信号配線の方がグランド面から受ける影響が大きく、外側2本の信号配線よりも若干低いインピーダンスとなる。図3(b)は、図3(a)の内側2本のうちの一方の信号配線についての、信号配線およびグランドの幅と特性インピーダンスの関係を示している。
図3(b)より、図1の実施の形態1の高速信号配線11における境界部分11cの特性インピーダンスを50Ωに保つための、境界部分11cの変化する配線幅に対応する境界グランド面13cの各部分の幅を求めることが出来る。
例えば、境界部分11cの幅が200μmとなる部分に対応する境界グランド面13cの部分の幅を210μmとし、境界部分11cの幅が250μmとなる部分に対応する境界グランド面13cの部分の幅を82μmとすることにより、高速信号配線11の境界部分11c部分の特性インピーダンスを一定の50Ωに保たせることができる。
なお、図3(b)では、信号配線の幅が300μmの場合にグランド面の幅を50μmまでしか計算していないが、これは一般の基板では50μm程度が配線幅の限界であるためで、計算上ではグランド面の幅20μmで特性インピーダンスは約50Ωになる。
このようにして厳密に特性インピーダンスを一定に保つように信号配線および対応するグランド面の幅を決定することにより、特性インピーダンスの急激な変化部での反射によるリンギングや低インピーダンス部分の容量成分による波形のなまりがさらに減少し、信号品質の悪化をより低減することが可能となる。
またさらに、高速信号配線が複数並走した状態の差動インピーダンスを一定に保つように信号配線および対応するグランド面の幅を決定することも可能である。差動インピーダンスを一定に保たせることにより、差動インピーダンスの急激な変化部での反射によるリンギングや低インピーダンス部分の容量成分による波形のなまりがさらに減少し、信号品質の悪化をさらに低減させることが可能となる。
なお、本発明でいう「インピーダンスを一定に保つ」とは、厳密に全く変化しない範囲のものに限らず、社会通念上一定と同視できる範囲のものをいう。したがって、本実施の形態1では、図1に示す境界部分11cおよび境界グランド面13cの幅を、いずれも連続的に変化する形状としたが、高速信号配線11のインピーダンスを一定とみなせる微小な変化の範囲に収まるようにできれば、これらの幅が段階的に変化するような形状であってもよい。
図4(a)および(b)は、それぞれ、図1とは異なる本実施の形態1の他の構成の信号配線接続部の平面図を示している。高速信号配線11のインピーダンスを一定とみなせる範囲にできれば、例えば図4(a)に示すように、境界部分11cおよび境界グランド面13cの幅を決める2つの辺の形状が細かな階段形状などであってもよい。
また、図1に示した本実施の形態1の構成では、隣接する信号配線対向グランド面13a同士がつながっている構成としたが、高速信号配線11のインピーダンスを一定にできれば、例えば図4(b)のように、隣接する信号配線対向グランド面13aが離れている構成であってもよい。
なお、本発明の構成の基板では、図11および図12に示した第2および第3の従来の信号配線接続部の構造の場合のように、絶縁層の厚みを変えたり、孔を開けたりする必要が無いため、コネクタ端子用ランド部分の接続強度を劣化させることが無く、形成困難な微細スリットも必要としないため、従来のプリント基板製造工程を用いて安価にかつ容易に実現することが可能である。
またさらに、本発明の基板は、信号配線とグランド面の2つの層だけで形成することが可能であり、コストアップ等の理由で多層構造化が困難なフレキシブル基板へも容易に適用できる。
以上に説明したように、本発明の基板は、信号配線部と部品接続用ランド部の幅が大きく異なる基板の配線接続部において、信号配線部および部品接続用ランド部と絶縁層を挟んで対向するようにグランド面を配置し、部品接続用ランド部の特性インピーダンスが信号配線部の特性インピーダンスと等しくなるように部品接続用ランド部と対向するグランド面の幅を変化させることで、インピーダンス変化に起因する信号品質の悪化を抑制している。
本発明の基板は、大きなインピーダンス変化が許されない、USB、HDMI、IEEE1394等の高速インターフェースを搭載した電子機器に適用することができる。例えば、これらのインターフェースを搭載した、TV、PC、DVDレコーダー、ムービー、音楽プレーヤー等の電子機器に適用できる。
本発明に係る基板および電子機器は、安価な構成で信頼性を損なうことなく、信号接続部における波形なまりおよびリンギングを改善できる効果を有し、高速信号を伝送する信号配線が接続される配線接続部を有する基板および電子機器等として有用である。
(a)本発明の実施の形態1のプリント基板の信号配線接続部の透視構造斜視図、(b)本発明の実施の形態1のプリント基板の信号配線接続部の平面図 (a)絶縁層を挟んで対向する信号配線の幅とグランド面の幅の関係を解析するための構造図、(b)孤立した信号配線の構成における、信号配線およびグランド面の幅と特性インピーダンスの関係を示すグラフ (a)絶縁層を挟んで対向する、複数並走する信号配線の幅とグランド面の幅の関係を解析するための構造図、(b)信号配線が複数並走する構成における、内側の信号配線およびグランド面の幅と特性インピーダンスの関係を示すグラフ (a)本発明の実施の形態1のプリント基板の他の構成の信号配線接続部の平面図、(b)本発明の実施の形態1のプリント基板の他の構成の信号配線接続部の平面図 従来のプリント基板の信号配線接続部の透視構造図 (a)特性インピーダンス算出の対象とするマイクロストリップ線路の構成を示す図、(b)特性インピーダンスを算出するために必要なマイクロストリップ線路の情報を示す断面図 プリント基板の信号配線接続部の高速信号配線の線幅と特性インピーダンスの関係を示すグラフ (a)従来のプリント基板における、高速信号配線の特性インピーダンスの変化を示すグラフ、(b)従来のプリント基板における、高速信号配線の波形の変化を示す図 信号品質悪化の課題に対応した第1の従来の信号配線接続部の透視構造図 (a)信号品質悪化の課題に対応した第1の従来の信号配線接続部における、高速信号配線の特性インピーダンスの変化を示すグラフ、(b)信号品質悪化の課題に対応した第1の従来の信号配線接続部における、高速信号配線の波形の変化を示す図 (a)信号品質悪化の課題に対応した第2の従来の信号配線接続部の平面構成図、(b)信号品質悪化の課題に対応した第2の従来の信号配線接続部のC−C´断面の断面構造図 信号品質悪化の課題に対応した第3の従来の信号配線接続部としての電気コネクタに内蔵された基板の構造図
符号の説明
11 高速信号配線
11a インピーダンス制御部分
11b コネクタ端子用ランド部分
11c 境界部分
12 絶縁層
13 グランド面
13a 信号配線対向グランド面
13b ランド部配線対向グランド面
13c 境界グランド面
21、31、41、51 高速信号配線
21a、31a、41a、51a インピーダンス制御部分
21b、31b、51b コネクタ端子用ランド部分
22、52、55、56 絶縁層
23、43、53 グランド面
28 波形のリンギング
29 波形のなまり
31c 境界部分
41c 配線幅が変化する部分
42、42a 絶縁層部分
54 孔部

Claims (8)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層の一方の面に形成された、互いに幅の異なる信号配線部と部品接続用ランド部とが接続された配線接続部と、
    前記絶縁層の前記一方の面の反対側の面に前記配線接続部に対向して形成された、互いに幅の異なる信号配線対向部と部品接続用ランド対向部とが接続されたグランド部とを備え、
    前記信号配線部と前記信号配線対向部を対応させ、前記部品接続用ランド部と前記部品接続用ランド対向部を対応させることにより、前記信号配線部と前記部品接続用ランド部間のインピーダンスを一定にした基板。
  2. 前記部品接続用ランド部の幅は前記信号線部の幅よりも大きく、
    前記部品接続用ランド対向部の幅は前記信号線対向部の幅よりも小さい、請求項1に記載の基板。
  3. 前記配線接続部は、前記同一の面上に平行に複数形成されており、
    前記グランド部は、前記信号配線対向部および前記部品接続用ランド対向部が、前記複数の配線接続部のそれぞれの前記信号配線部および前記部品接続用ランド部に対応するように、前記反対側の面上に平行に複数形成されており、
    前記各信号配線対向部は、幅方向で互いにつながっている、請求項2に記載の基板。
  4. 前記配線接続部の幅は、前記信号線部から前記部品接続用ランド部に向かって連続的にまたは段階的に大きくなっており、
    前記グランド部の幅は、前記信号線対向部から前記部品接続用ランド対向部に向かって連続的にまたは段階的に小さくなっている、請求項2に記載の基板。
  5. 前記基板は、フレキシブル基板である、請求項1に記載の基板。
  6. 前記一定にしたインピーダンスは、信号配線の特性インピーダンスである、請求項1に記載の基板。
  7. 前記一定にしたインピーダンスは、複数の信号配線間の差動インピーダンスである、請求項1に記載の基板。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の基板を備えた電子機器。
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