JP2008191352A - 露光装置、及び露光装置の負圧室の天板を交換する方法 - Google Patents

露光装置、及び露光装置の負圧室の天板を交換する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】負圧室の天板の交換を短時間で行い、生産性を向上する。
【解決手段】透明な天板21は、マスクホルダ20の開口の上方に設けられ、マスク及びマスクホルダ20と共に負圧室を形成する。負圧室にマスクの単位面積当たりの質量を相殺する負圧をかけることによって、マスクのたわみが抑制される。Xステージ5は、チャック10をマスクホルダ20の下方から離れた受け渡し位置へ移動する。マスクホルダ20は、開口を形成する複数の移動可能なホルダ部20a,20b,20c,20dを有し、ホルダ部20a,20b,20c,20dを移動して開口を天板21より大きく広げる。マスク搬送ロボット50は、天板搬送用パレット41に搭載された天板21を、マスクホルダ20の広げた開口を通して、マスクホルダ20の下方へ搬出し又はマスクホルダ20の下方から搬入する。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、マスク上面に負圧室を設け、負圧室に負圧をかけてマスクのたわみを抑制しながら、マスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式の露光装置、及び該露光装置の負圧室の天板を交換する方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがある。プロキシミティ方式は、プロジェクション方式に比べてパターン解像性能は劣るが、照射光学系の構成が簡単で、かつ処理能力が高く量産用に適している。
大型の基板を対象とした露光装置では、基板を水平に置いた状態で露光を行うのが一般的である。その場合、マスクは、マスクホルダにより、基板の上方に基板へ向き合わせて保持され、マスクには、重力によってたわみが発生する。特に、表示用パネルの大画面化に伴い基板が大型化する程、マスクも大型化して重力によるたわみが大きくなる。マスクにたわみが発生すると、基板へのパターンの焼付けが均一に行われない。
従来、例えば特許文献1に記載の様に、マスク上面に負圧室を設け、負圧室にマスクの単位面積当たりの質量を相殺する負圧をかけることによって、マスクのたわみを抑制する方法が行われている。負圧室は、マスクと、マスクホルダと、マスクホルダの露光光が通過する開口の上方に設けたガラス板等の透明な天板とで構成されている。
特開2003−131388号公報
負圧室を構成するマスク及び天板に塵や汚れ等が付着すると、露光むらが発生するため、塵や汚れ等が付着したマスク又は天板は、きれいなマスク又は天板と交換して、洗浄する必要がある。通常、マスクは、マスクホルダの下面に真空吸着されて保持される。基板を搭載するチャックは、ステージにより、マスクホルダの下方の露光位置と基板の受け渡しを行う受け渡し位置とを移動する。チャックをマスクホルダの下方から移動させると、マスクホルダの下方には十分な空間が確保されるため、マスクの交換は、マスク搬送ロボットを用いて、マスクホルダの下方から行うことができる。
しかしながら、負圧室の天板は、マスクホルダの露光光が通過する開口の上方に設けられ、マスクホルダの上方にはさらに照射光学系が配置されている。マスクホルダの上方には十分な空間がないため、従来、天板の交換は、ロボットを用いて行うことができず、4人程の保守者が装置内に入って人手で行っていた。その際、天板を照射光学系等に衝突させて、天板又は照射光学系等の装置を破損する恐れがあった。また人手で行うため、天板の交換に時間と手間が掛かり、その間は生産ラインが停止して生産性が下がるという問題があった。
本発明の課題は、負圧室の天板を交換する際に、天板をマスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入して、天板又は照射光学系等の装置を破損する恐れをなくすことである。また、本発明の課題は、負圧室の天板の交換を短時間で行い、生産性を向上することである。
本発明の露光装置は、基板を搭載するチャックと、チャックを移動するステージと、露光光が通過する開口を有し、開口の下方にマスクを保持するマスクホルダと、マスクホルダの開口の上方に設けられ、マスク及びマスクホルダと共に負圧室を形成する透明な天板と、マスクホルダの上方に設けられ、天板を介して露光光をマスクへ照射する照射光学系とを備え、負圧室に負圧をかけてマスクのたわみを抑制しながら、照射光学系から照射した露光光により、マスクのパターンを基板へ転写する露光装置であって、天板を搭載するパレットと、パレットを移動して天板を搬送する搬送手段とを備え、ステージが、チャックをマスクホルダの下方から離れた位置へ移動し、マスクホルダが、開口を形成する複数の移動可能なホルダ部を有し、ホルダ部を移動して開口を天板より大きく広げ、搬送手段が、パレットに搭載された天板を、マスクホルダの広げた開口を通して、マスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入するものである。
また、本発明の露光装置の負圧室の天板を交換する方法は、基板を搭載するチャックと、チャックを移動するステージと、露光光が通過する開口を有し、開口の下方にマスクを保持するマスクホルダと、マスクホルダの開口の上方に設けられ、マスク及びマスクホルダと共に負圧室を形成する透明な天板と、マスクホルダの上方に設けられ、天板を介して露光光をマスクへ照射する照射光学系とを備え、負圧室に負圧をかけてマスクのたわみを抑制しながら、照射光学系から照射した露光光により、マスクのパターンを基板へ転写する露光装置の負圧室の天板を交換する方法であって、天板を搭載するパレットと、パレットを移動して天板を搬送する搬送手段とを設け、ステージにより、チャックをマスクホルダの下方から離れた位置へ移動し、マスクホルダを、開口を形成する複数の移動可能なホルダ部で構成し、ホルダ部を移動してマスクホルダの開口を天板より大きく広げ、搬送手段により、パレットに搭載された天板を、マスクホルダの広げた開口を通して、マスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入するものである。
ステージにより、チャックをマスクホルダの下方から離れた位置へ移動するので、マスクホルダの下方には十分な空間が確保される。マスクホルダを、開口を形成する複数の移動可能なホルダ部で構成し、ホルダ部を移動してマスクホルダの開口を天板より大きく広げるので、天板は、マスクホルダの広げた開口を通して、マスクホルダの下方へ移動が可能となる。そして、搬送手段により、パレットに搭載された天板を、マスクホルダの広げた開口を通して、マスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入するので、従来の人手で行う場合に比べて、天板の交換が短時間で済む。
さらに、本発明の露光装置は、天板を収納するケースを備え、搬送手段が、マスクホルダの下方へ搬出した天板をケースに収納するものである。また、本発明の露光装置の負圧室の天板を交換する方法は、天板を収納するケースを設け、搬送手段により、マスクホルダの下方へ搬出した天板をケースに収納するものである。塵や汚れ等が付着した天板を、ケースごと洗浄装置へ搬送することができる。
本発明によれば、ステージにより、チャックをマスクホルダの下方から離れた位置へ移動し、マスクホルダを、露光光が通過する開口を形成する複数の移動可能なホルダ部で構成し、ホルダ部を移動してマスクホルダの開口を負圧室の天板より大きく広げることにより、負圧室の天板を交換する際に、天板をマスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入して、天板又は照射光学系等の装置を破損する恐れをなくすことができる。そして、搬送手段により、パレットに搭載された天板を、マスクホルダの広げた開口を通して、マスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入することにより、負圧室の天板の交換を短時間で行い、生産性を向上することができる。
さらに、天板を収納するケースを設け、搬送手段により、マスクホルダの下方へ搬出した天板をケースに収納することにより、塵や汚れ等が付着した天板を、ケースごと洗浄装置へ搬送することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は、本発明の一実施の形態による露光装置の上面図である。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、Z−チルト機構9、チャック10、マスクホルダ20、天板21、エアシリンダ22a,22b,22c,22d、照射光学系30、マスクストッカー40、天板搬送用パレット41、天板ケース42、及びマスク搬送ロボット50を含んで構成されている。なお、図1では、エアシリンダ22a,22b,22c,22dが省略されている。また、図2では、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、Z−チルト機構9、チャック10、及び照射光学系30が省略されている。露光装置は、これらの他に、基板1を搬入する搬入ユニット、基板1を搬出する搬出ユニット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
図1において、チャック10は、基板1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。基板1は、受け渡し位置において、図示しない搬入ユニットによりチャック10へ搭載され、また図示しない搬出ユニットによりチャック10から回収される。チャック10は、基板1を真空吸着して保持する。
チャック10は、Z−チルト機構9を介してθステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に沿ってX方向(図面横方向)へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に沿ってY方向(図面奥行き方向)へ移動する。θステージ8はθ方向へ回転し、Z−チルト機構9はZ方向(図面縦方向)へ移動及びチルトする。
受け渡し位置で基板1を搭載したチャック10は、Xステージ5のX方向への移動によって、基板1の露光を行う露光位置へ移動する。露光位置の上空には、マスクホルダ20によってマスク2が保持されている。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転によって、基板1の位置決めが行われる。また、Z−チルト機構9のZ方向への移動及びチルトによって、マスク2と基板1とのギャップ制御が行われる。
マスクホルダ20の上空には、照射光学系30が配置されている。露光時、照射光学系30からの露光光がマスク2を透過して基板1へ照射されることにより、マスク2のパターンが基板1の表面に転写され、基板1上にパターンが形成される。
図2において、マスクホルダ20は、4つの移動可能なホルダ部20a,20b,20c,20dで構成されている。ホルダ部20a,20b,20c,20dには、エアシリンダ22a,22b,22c,22dがそれぞれ取り付けられている。
図3は、本発明の一実施の形態によるマスクホルダの上面図である。図3に示す様に、マスクホルダ20の中央部には、ホルダ部20a,20b,20c,20dで囲まれた開口が形成され、この開口を露光光が通過する。開口の上方には、ガラス板等から成る透明な天板21が設置されている。また、開口の下方には、破線で示すマスク2が保持されている。
図4(a)は図3のA−A部の断面図、図4(b)は図3のB−B部の断面図である。図4(a),(b)に示す様に、天板21は、ホルダ部20a,20b,20c,20dの上面により四辺が支持されている。ホルダ部20a,20b,20c,20dの下面には、吸着溝23が設けられている。ホルダ部20a,20b,20c,20dは、吸着溝23によりマスク2の周辺部を真空吸着して保持する。本実施の形態では、マスク2と、マスクホルダ20を構成するホルダ部20a,20b,20c,20dと、天板21とによって負圧室が形成され、負圧室にマスク2の単位面積当たりの質量を相殺する負圧をかけることによって、マスク2のたわみが抑制される。
図2において、マスクホルダ20の横には、マスク搬送ロボット50が配置されている。マスク搬送ロボット50は、2本のロボットアーム51を有し、マスク2をロボットアーム51に搭載して搬送する。マスク2を交換する際、図1のXステージ5は、チャック10を受け渡し位置へ移動する。Xステージ5により、チャック10をマスクホルダ20の下方から離れた受け渡し位置へ移動するので、マスクホルダ20の下方には十分な空間が確保される。マスク搬送ロボット50は、ロボットアーム51をマスクホルダ20の下方へ移動し、マスクホルダ20に保持されていたマスク2をロボットアーム51に搭載する。そして、マスク搬送ロボット50は、マスク2を搭載したロボットアーム51をマスクストッカー40内へ移動し、マスク2をマスクストッカー40に収容する。続いて、マスク搬送ロボット50は、マスクストッカー40に収容されている図示しない別のマスクを、ロボットアーム51に搭載する。そして、マスク搬送ロボット50は、別のマスクを搭載したロボットアーム51をマスクホルダ20の下方へ移動し、別のマスクをマスクホルダ20へ装着する。
マスクストッカー40には、図示しない別のマスクの他に、天板搬送用パレット41及び天板ケース42が収容されている。天板搬送用パレット41の上面には、天板21を支持するための4つの支持片43が設けられている。また、天板ケース42内には、天板21を支持するための4つの支持片44が設けられている。
天板21を交換する際、図1のXステージ5は、チャック10を受け渡し位置へ移動する。Xステージ5により、チャック10をマスクホルダ20の下方から離れた受け渡し位置へ移動するので、マスクホルダ20の下方には十分な空間が確保される。天板21の交換の前に、マスク搬送ロボット50は、ロボットアーム51をマスクホルダ20の下方へ移動し、マスクホルダ20に保持されていたマスク2をロボットアーム51に搭載する。そして、マスク搬送ロボット50は、マスク2を搭載したロボットアーム51をマスクストッカー40内へ移動し、マスク2をマスクストッカー40に収容する。
続いて、マスク搬送ロボット50は、マスクストッカー40に収容されている天板搬送用パレット41を、ロボットアーム51に搭載する。そして、マスク搬送ロボット50は、天板搬送用パレット41を搭載したロボットアーム51を、マスクホルダ20の下方へ移動する。図5は、天板搬送用パレットを搭載したロボットアームをマスクホルダの下方へ移動した状態を示す図である。この状態で、以下に説明するマスクホルダ20及びロボットアーム51の動作により、マスク2の搬出が行われる。
図6〜図10は、マスクホルダ及びロボットアームの動作を説明する図である。なお、図6(a)、図7(a)、図8(a)、図9(a)及び図10(a)は、図5のホルダ部20dを取り除いて矢印a方向に見た状態を示し、図6(b)、図7(b)、図8(b)、図9(b)及び図10(b)は、図5のホルダ部20bを取り除いて矢印b方向に見た状態を示している。
図6(a),(b)に示す様に、ロボットアーム51に搭載された天板搬送用パレット41が、マスクホルダ20の下方に位置している。図6(a)に示す様に、天板搬送用パレット41の上面に設けられた支持片43は、上端部に段差を有し、段差の低くなった部分が天板21の向かい合う二辺の底に接触する様に構成されている。本実施の形態では、4つの支持片43が、天板21のホルダ部20aで支持された辺及びホルダ部20bで支持された辺を、それぞれ二箇所で支持する様に配置されている。
まず、エアシリンダ22a,22bによりホルダ部20a,20bを移動して、図7(a)に示す様に、ホルダ部20aとホルダ部20bとの間を広げる。天板21は、図7(b)に示す様に、ホルダ部20c,20dにより向かい合う二辺で支持される。
次に、ロボットアーム51により天板搬送用パレット41を上昇させ、図8(a),(b)に示す様に、天板搬送用パレット41の支持片43で天板21をホルダ部20c,20dから持ち上げる。
続いて、エアシリンダ22c,22dによりホルダ部20c,20dを移動して、図9(b)に示す様に、ホルダ部20cとホルダ部20dとの間を広げる。マスクホルダ20の開口は、先のホルダ部20a,20bの移動及び今回のホルダ部20c,20dの移動により、図9(a),(b)に示す様に、天板21よりも大きく広がる。
続いて、ロボットアーム51により天板搬送用パレット41を下降させ、図10(a),(b)に示す様に、天板21を、マスクホルダ20の広げた開口を通して、マスクホルダ20の下方へ搬出する。そして、天板搬送用パレット41を搭載したロボットアーム51をマスクストッカー40に収容された天板ケース42内へ移動し、天板21を天板ケース42に収納する。
図11は、天板21を天板ケース42に収納した状態を示す図である。天板ケース42内に設けられた支持片44は、天板搬送用パレット41の支持片43と同様に、上端部に段差を有し、段差の低くなった部分が天板21の向かい合う二辺の底に接触する様に構成されている。本実施の形態では、4つの支持片44が、天板21のホルダ部20cで支持されていた辺及びホルダ部20dで支持されていた辺を、それぞれ二箇所で支持する様に配置されている。
天板21を天板ケース42に収納した後、マスク搬送ロボット50は、天板搬送用パレット41を搭載したロボットアーム51を、図示しない別の天板の下方へ移動し、別の天板を天板搬送用パレット41に搭載する。そして、マスク搬送ロボット50は、天板搬送用パレット41に搭載された別の天板を、マスクホルダ20の広げた開口を通して、マスクホルダ20の下方から搬入する。このときのマスクホルダ20及びロボットアーム51の動作は、上記と逆の手順で行われる。天板ケース42に収納された天板21は、天板ケース42ごと洗浄装置へ搬送され、洗浄が行われる。
以上説明した実施の形態によれば、Xステージ5により、チャック10をマスクホルダ20の下方から離れた受け渡し位置へ移動し、マスクホルダ20を、露光光が通過する開口を形成する複数の移動可能なホルダ部20a,20b,20c,20dで構成し、ホルダ部20a,20b,20c,20dを移動してマスクホルダ20の開口を負圧室の天板21より大きく広げることにより、負圧室の天板21を交換する際に、天板21をマスクホルダ20の下方へ搬出し又はマスクホルダ20の下方から搬入して、天板21又は照射光学系30等の装置を破損する恐れをなくすことができる。そして、マスク搬送ロボット50により、天板搬送用パレット41に搭載された天板21を、マスクホルダ20の広げた開口を通して、マスクホルダ20の下方へ搬出し又はマスクホルダ20の下方から搬入することにより、負圧室の天板21の交換を短時間で行い、生産性を向上することができる。
さらに、天板21を収納する天板ケース42を設け、マスク搬送ロボット50により、マスクホルダ20の下方へ搬出した天板21を天板ケース42に収納することにより、塵や汚れ等が付着した天板21を、天板ケース42ごと洗浄装置へ搬送することができる。
なお、以上説明した実施の形態では、マスク搬送ロボット50を用いて天板21を搬送していたが、マスク搬送ロボット50とは別に天板21を搬送するロボットを設けてもよい。また、以上説明した実施の形態では、天板搬送用パレット41及び天板ケース42をマスクストッカー40に収容していたが、マスクストッカー40とは別に天板搬送用パレット41及び天板ケース42を収容する場所を設けてもよい。
本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の上面図である。 本発明の一実施の形態によるマスクホルダの上面図である。 図4(a)は図3のA−A部の断面図、図4(b)は図3のB−B部の断面図である。 天板搬送用パレットを搭載したロボットアームをマスクホルダの下方へ移動した状態を示す図である。 マスクホルダ及びロボットアームの動作を説明する図である。 マスクホルダ及びロボットアームの動作を説明する図である。 マスクホルダ及びロボットアームの動作を説明する図である。 マスクホルダ及びロボットアームの動作を説明する図である。 マスクホルダ及びロボットアームの動作を説明する図である。 天板を天板ケースに収納した状態を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 マスク
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
9 Z−チルト機構
10 チャック
20 マスクホルダ
20a,20b,20c,20d ホルダ部
21 天板
22a,22b,22c,22d エアシリンダ
23 吸着溝
30 照射光学系
40 マスクストッカー
41 天板搬送用パレット
42 天板ケース
43,44 支持片
50 マスク搬送ロボット
51 ロボットアーム

Claims (4)

  1. 基板を搭載するチャックと、
    前記チャックを移動するステージと、
    露光光が通過する開口を有し、開口の下方にマスクを保持するマスクホルダと、
    前記マスクホルダの開口の上方に設けられ、マスク及び前記マスクホルダと共に負圧室を形成する透明な天板と、
    前記マスクホルダの上方に設けられ、前記天板を介して露光光をマスクへ照射する照射光学系とを備え、
    負圧室に負圧をかけてマスクのたわみを抑制しながら、前記照射光学系から照射した露光光により、マスクのパターンを基板へ転写する露光装置であって、
    前記天板を搭載するパレットと、
    前記パレットを移動して前記天板を搬送する搬送手段とを備え、
    前記ステージは、前記チャックを前記マスクホルダの下方から離れた位置へ移動し、
    前記マスクホルダは、開口を形成する複数の移動可能なホルダ部を有し、該ホルダ部を移動して開口を前記天板より大きく広げ、
    前記搬送手段は、前記パレットに搭載された前記天板を、前記マスクホルダの広げた開口を通して、前記マスクホルダの下方へ搬出し又は前記マスクホルダの下方から搬入することを特徴とする露光装置。
  2. 前記天板を収納するケースを備え、
    前記搬送手段は、前記マスクホルダの下方へ搬出した前記天板を前記ケースに収納することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 基板を搭載するチャックと、
    チャックを移動するステージと、
    露光光が通過する開口を有し、開口の下方にマスクを保持するマスクホルダと、
    マスクホルダの開口の上方に設けられ、マスク及びマスクホルダと共に負圧室を形成する透明な天板と、
    マスクホルダの上方に設けられ、天板を介して露光光をマスクへ照射する照射光学系とを備え、
    負圧室に負圧をかけてマスクのたわみを抑制しながら、照射光学系から照射した露光光により、マスクのパターンを基板へ転写する露光装置の負圧室の天板を交換する方法であって、
    天板を搭載するパレットと、パレットを移動して天板を搬送する搬送手段とを設け、
    ステージにより、チャックをマスクホルダの下方から離れた位置へ移動し、
    マスクホルダを、開口を形成する複数の移動可能なホルダ部で構成し、ホルダ部を移動してマスクホルダの開口を天板より大きく広げ、
    搬送手段により、パレットに搭載された天板を、マスクホルダの広げた開口を通して、マスクホルダの下方へ搬出し又はマスクホルダの下方から搬入することを特徴とする露光装置の負圧室の天板を交換する方法。
  4. 天板を収納するケースを設け、
    搬送手段により、マスクホルダの下方へ搬出した天板をケースに収納することを特徴とする請求項3に記載の露光装置の負圧室の天板を交換する方法。
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