JP2008185994A - 音声再生システム - Google Patents

音声再生システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008185994A
JP2008185994A JP2007021980A JP2007021980A JP2008185994A JP 2008185994 A JP2008185994 A JP 2008185994A JP 2007021980 A JP2007021980 A JP 2007021980A JP 2007021980 A JP2007021980 A JP 2007021980A JP 2008185994 A JP2008185994 A JP 2008185994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
signal
information
unique
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007021980A
Other languages
English (en)
Inventor
Joo Hwan Jung
ジュファン ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INITUS CO Ltd
Original Assignee
INITUS CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INITUS CO Ltd filed Critical INITUS CO Ltd
Priority to JP2007021980A priority Critical patent/JP2008185994A/ja
Publication of JP2008185994A publication Critical patent/JP2008185994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】事物認識能力を向上させるための言語学習を、幼児期の子供に、自発的且つ効率的にさせること。
【解決手段】RFIDタグ200は、対象物を特定する固有ID信号を送信する。音声発生部300は、RFIDタグ200から送信される固有ID信号を受信するアンテナ311と、受信される固有ID信号により対象物を識別する信号判読部312と、対象物に関する音声情報を保存する音声情報保存部320と、信号判読部312によって識別される対象物に関する情報を音声情報保存部320から読出す音声情報読出部314と、音声情報読出部314によって読出される情報を音声として出力する音声出力部330とを具備している。RFIDタグ200は、音声発生部300からの励起信号により、固有ID信号を送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声再生システムに関し、特に、幼児期の子供に対する言語教育に供する教育用玩具に使用する音声再生システムに関する。
一般的に、家庭における子供、特に言語を学び始める幼児期の子供を対象とする玩具として、様々な玩具が使用されている。例えば、単純な遊戯を目的とする玩具から各種事物についての認識能力および言語能力を向上するための教育用玩具に至るまで、その種類および目的の異なる様々な玩具が開発され、販売されている(例えば、特許文献1参照)。
幼児期の子供が言語学習能力を含む学習能力に優れていることはよく知られており、家庭において、事物認識に関する一般的な言語教育だけでなく、早期教育の一環として、外国語までをも含む言語学習教育が流行っている。
言語学習教育用の玩具として、例えば、動物や事物などの特徴が描写された写真またはカードが使用されている。このような玩具を使って教育をする場合、例えば、教育者(一般に、両親または先生)は、子供を座らせて写真またはカードを見せた後、これらに描写された特徴に関する言語の機能または意味などを説明する。
特開平8−098960号公報
しかしながら、上記従来の教育用玩具にあっては、子供は教育者が選択した写真またはカードに対してだけ受動的に学習するようになり、教育者主導の学習になりがちである。その一方で、事物に対する好奇心が多い幼児期の特性上、子供に対する学習教育は、自発的に成り立つ場合に効率が高くなることが知られている。
この点、上記従来の教育用玩具を使った受動的な教育方式は、自発的に成り立つ学習教育と言うことは必ずしもできない。それどころか、子供は、時として、教育者により学習を強要されていると感じ、拒否感(嫌気)が出て学習に対する意欲を喪失してしまう場合さえある。このような場合、子供に対する学習教育の効果が低減してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、事物認識能力を向上させるための言語学習を、幼児期の子供に、自発的且つ効率的にさせることができる音声再生システムを提供することを目的とする。
本発明の音声再生システムは、対象物を特定する固有信号を送信するRFIDタグと、前記RFIDタグから送信される固有信号を受信する受信部と、受信される固有信号により前記対象物を識別する判読部と、前記対象物に関する情報を保存する保存部と、前記判読部によって識別される対象物に関する情報を前記保存部から読出して音声として出力する出力部と、を有する音声発生部と、を具備し、前記RFIDタグは、前記音声発生部からの励起信号により、前記固有信号を送信する、構成を採る。
本発明の音声再生システムは、コンテンツ情報が表示され、表示されるコンテンツ情報を特定する固有信号を送信するRFIDタグを有する複数のカードと、前記複数のカードのいずれかの提示を要求する問題メッセージを音声出力する問題出力部と、提示されるカードのRFIDタグから送信される固有信号により特定されるコンテンツ情報と提示要求されるカードに表示されるコンテンツ情報とが一致するか否かを判定することにより、提示されるカードの正誤を通知する解答正誤メッセージを出力する解答正誤出力部と、を有するRFIDモジュールと、を具備する構成を採る。
本発明によれば、事物認識能力を向上させるための言語学習を、幼児期の子供に、自発的且つ効率的にさせることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明の音声再生システムを、教育用玩具に適用する場合について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る教育用玩具100の構成を示す全体図である。
図1において、教育用玩具100は、RFID(Radio Frequency Identification)タグ200と、音声発生部300とを具備している。
RFIDタグ200は、対象物を特定する固有信号(以下「固有ID信号」という)を送信する。RFIDタグ200は、音声発生部300からの励起信号により、固有ID信号を送信する。すなわち、RFIDタグ200は、音声発生部300との間で通信を行うためのアンテナ(図示せず)を備えており、このアンテナで音声発生部300からの励起信号を受信すると活性化して(電源供給を受けて)、固有ID信号を送信する。
「対象物」とは、家庭内外における品物(例えば、冷蔵庫やテレビ、電話機など)、または場所(例えば、居間やキッチン、玄関など)のような、子供の事物認識学習および言語学習の対象となるものである。図1では、「対象物」として、冷蔵庫20を例にとっている。
RFIDタグ200は、対象物に着脱可能な装着部を有している。図1の例では、RFIDタグ200は、特定模様のキャラクタカード210の内部に挿入することができる小型のチップで構成されており、キャラクタカード210に挿入された状態で、冷蔵庫20の表面に平易に付着されている。
「RFID」とは、無線周波数帯の電波または電磁波を利用した自動認識技術であり、アンテナを通じた非接触電力伝送によってタグに記憶された情報を判別または記録する無線通信技術である。RFIDタグは、エネルギを得る方法によって能動型と受動型とに分類される。能動型は、自身のバッテリを利用してエネルギを得るように構成され、受動型は、受信される信号を利用してエネルギを得るように構成されている。本実施の形態では、RFIDタグ200として、受動型RFIDタグを用いることが好ましい。
音声発生部300は、家庭内外において子供が遊戯するための玩具本体、例えば人形やぬいぐるみ、ラジコンカーなどに取付けられるRFIDモジュールである。図1の例では、音声発生部300は、熊のぬいぐるみ30の内部に挿入されている。音声発生部300は、玩具本体の内部に簡単に挿入することができるように、印刷回路基板のような一体型の形態として構成されることができる。
音声発生部300の構成について、図2を用いてより具体的に説明する。
図2は、音声発生部300の構成を示すブロック図である。
図2において、音声発生部300は、RFIDリーダ310と、音声情報保存部320と、音声出力部330と、インタフェース部340と、操作部350とを具備している。
RFIDリーダ310は、アンテナ311と、信号判読部312と、メインコントロールユニット(MCU:Main Control Unit)313と、音声情報読出部314と、コデックス315とを具備している。
アンテナ311は、非接触無線伝送方式におけるRF(Radio Frequency)チャネルを使用して、RFIDタグ200を活性化させるための励起信号を送信する。アンテナ311は、この励起信号により活性化されたRFIDタグ200からの固有ID信号を受信する。アンテナ311は、受信した固有ID信号を、信号判読部312に出力する。伝送に使用されるRFチャネルの周波数帯域は、例えば2.45GHZであり、この場合、アンテナ311とRFIDタグ200とが約0.5メートル以内に近づくと、これらの間における通信(励起信号または固有ID信号の送受信)が可能になる。なお、使用されるRFチャネルの周波数帯域は、数十MHzから数GHzまでの範囲で適宜変更することができ、通信が可能になるための所定距離を任意に変更することができる。ただし、この所定距離は、1メートル以内に設定されることが好ましい。
信号判読部312は、アンテナ311から入力された固有ID信号を分析して、固有ID信号により特定される対象物を識別する。より具体的には、信号判読部312は、固有ID信号と対象物との対応関係(どの固有ID信号がどの対象物を示しているか)を保持するデータベース(図示せず)を備えており、このデータベースを参照して、固有ID信号により特定される対象物を識別する。
MCU313は、RFIDリーダ310の各構成要素を総合的に制御するためのミドルウェア(Middle Ware)で構成された制御部である。例えば、MCU313は、信号判読部312により識別された対象物を確認して、音声情報読出部314による音声情報の読出し処理を制御する。また、MCU313は、コデックス315による音声情報の変換処理を制御する。
音声情報読出部314は、信号判読部312により識別された対象物に関する音声情報を、音声情報保存部320から読出す。なお、音声情報読出部314による音声情報の読出しは、MCU313によって制御される。
コデックス315は、音声情報読出部314により読出された音声情報を、音声として外部で出力可能な信号に変換する。コデックス315は、変換後の信号を、音声出力部330に出力する。
音声情報保存部320は、対象物に関する音声情報を保存する。音声情報保存部320は、複数の異なる対象物にそれぞれ対応する音声情報を保存することができる。
「対象物に関する情報」とは、幼児期の子供の対象物に対する事物認識能力および言語学習能力が向上するような音声情報を意味する。例えば、対象物が「冷蔵庫」である場合、「対象物に関する情報」は、「冷蔵庫」という対象物の名称と、「冷蔵庫は食べ物が傷まないように涼しく保存してくれます」という冷蔵庫の機能または作用の説明とを含む。また、「対象物に関する情報」は、複数の言語(例えば、日本語と英語)で出力可能である。例えば、対象物が「冷蔵庫」である場合、「対象物に関する情報」は、「冷蔵庫」という日本語の名称と、「Refrigerator」という英語の名称とを含む。
「対象物に関する情報」は、上記の他にも、対象物をより詳細に特定するための情報、例えば百科事典に含まれる情報を含む。また、「対象物に関する情報」は、対象物が家電機器などである場合、家電機器の取扱説明書の内容や非常時(例えば、故障時)の連絡先などの情報であってもよい。すなわち、「対象物に関する情報」は、対象物に関する多種多様な情報とすることができる。これにより、年齢や学習レベルに応じて、柔軟性のある言語教育を行うことができる。
音声出力部330は、コデックス315によって音声により出力可能な信号に変換された信号を音声として出力する。音声出力部330による音声出力の回数は、設定により自由に変更可能である。例えば、音声出力部330は、ある音声を、複数回に亘って反復して出力してもよい。
音声情報読出部314、コデックス315、および音声出力部330は、信号判読部312によって識別される対象物に関する情報を音声情報保存部320から読出して音声として出力する出力部として機能する。
インタフェース部340は、音声情報保存部320に保存される対象物に関する情報、または信号判読部312における判読の基準となる固有ID信号と対象物との対応関係を変更する外部機器との間のインタフェースである。インタフェース部340は、RFIDリーダ310で発生する各種信号を制御および管理するために、外部のハードウェア装置と連結(接続)する機能を持ち、MCU313のミドルウェアによって、RFIDタグ200からの固有ID信号、および音声情報保存部320に保存される対象物に関する情報の内容を変更できるようにする。
要するに、音声発生部300は、RFIDタグ200を取付ける対象物を変更する場合、または音声情報保存部320が保存する音声情報の内容を変更する場合に、インタフェース部340を外部コンピュータ(図示せず)のようなハードウェア装置に接続し、このハードウェア装置を通じてこれらの処理を実現可能なように構成されている。この場合、音声情報は、ハードウェア装置に内蔵されたプログラムを通じて保存されている。保存される音声情報は、子供が親近感を持つように、教育者、特に両親が記録することが好ましい。音声情報の記録は、例えば、マイクロフォンを用いて行うことができる。
操作部350は、教育用玩具100を動作させるための各種の動作キーを含んで構成される。操作部350は、音声出力部330により既に出力された音声情報を、音声出力部330に再出力させることができる。なお、再出力させる音声情報は、音声出力部330によって最後に出力されたものでもよいし、それ以前に遡って出力されたものでもよい。
このように、RFIDリーダ310は、RFIDタグ200から送信された固有ID信号を判読して該当する対象物に関する情報を音声として出力するために、音声情報保存部320および音声出力部330と連動するように構成されている。また、RFIDリーダ310には、RFIDリーダ310を外部ハードウェアと連結するためのインタフェース部340と、RFIDリーダ310を再動作させるための操作部350とが接続されている。
なお、本実施の形態では、音声情報保存部320、音声出力部330、インタフェース部340、および操作部350を、RFIDリーダ310の外部の構成要素として説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、これらの構成要素の一部または全部を、RFIDリーダ310の内部に設けることもできる。
以下、上述のように構成された教育用玩具100の動作について、図3を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る教育用玩具100の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、玩具本体(熊のぬいぐるみ)を持った子供が移動し、教育者(例えば両親)が複数の対象物(冷蔵庫、テレビ、電話機)にそれぞれ取付けたRFIDタグ200からの固有ID信号を受けた音声発生部300が発する音声情報を通じて、事物認識教育および言語学習教育が行われる場合を例にとって説明する。なお、ここで説明する教育用玩具100の動作は一例であり、この動作に含まれる工程およびその順番などは種々変更可能である。
子供が移動して、音声発生部300と、対象物に取付けられたRFIDタグ200のいずれかが所定距離以内に近づくと、RFIDタグ200は、音声発生部300からの励起信号により活性化して(電源供給されて)、その対象物を特定する固有ID信号を送信する。この固有ID信号は、音声発生部300のRFIDリーダ310におけるアンテナ311で受信される(S1)。
次いで、RFIDリーダ310は、アンテナ311で受信された固有ID信号の読取り動作を行う(S2)。より具体的には、信号判読部312は、受信された固有ID信号を分析して、その固有ID信号によって特定される対象物を識別する(S3)。ここで、「固有ID信号によって特定される対象物」は、RFIDタグ200が取付けられた対象物のいずれかである。
識別の結果、固有ID信号によって特定される対象物が「冷蔵庫」である場合(S4:YES)、音声情報読出部314は、「冷蔵庫」に関する音声情報を、音声情報保存部320から読出す(S5)。また、識別の結果、固有ID信号によって特定される対象物が「テレビ」である場合(S4:NO,S6:YES)、音声情報読出部314は、「テレビ」に関する音声情報を、音声情報保存部320から読出す(S7)。また、識別の結果、固有ID信号によって特定される対象物が「電話機」である場合(S6:NO,S8:YES)、音声情報読出部314は、「電話機」に関する音声情報を、音声情報保存部320から読出す(S9)。
一方、識別の結果、受信された固有ID信号によっていずれの対象物をも特定することができなかった場合(S4:NO,S6:NO,S8:NO)、ステップS1に戻って固有ID信号の再受信を待機する。
次いで、コデックス315は、音声情報読出部314により読出された音声情報を、音声として外部で出力可能な信号に変換する(S10)。
そして、音声出力部330は、コデックス315によって変換された信号を音声として出力する(S11)。例えば、「冷蔵庫」に関する音声情報が出力される場合、「冷蔵庫」という日本語の名称、「Refrigerator」という英語の名称、および「冷蔵庫は食べ物が傷まないように涼しく保存してくれます」という冷蔵庫の説明が音声として出力される。音声出力が終了すると、固有ID信号に対する処理が一旦終了し、ステップS1に戻って、対象物に取付けられたRFIDタグ200からの新たな固有ID信号の受信を待機する。
ステップS11において、音声出力部330は、これらの音声情報を、複数回に亘って反復して出力してもよい。これにより、子供は、出力される音声を復唱して学習効率を向上させることができる。
さらに、対象物に関する音声情報が出力された後、例えば所定の時間内に操作部350を用いてリセットキーが入力された場合(S12:YES)、ステップS10に戻って、対象物に関する音声情報が再出力される。これにより、子供が希望する場合には、対象物に関する音声情報を再出力することができる(リセット機能)。逆に、リセットキーが入力されない場合(S12:NO)、固有ID信号に対する処理が一旦終了し、ステップS1に戻って、対象物に取付けられたRFIDタグ200からの新たな固有ID信号の受信を待機する。
なお、RFIDタグが取付けられた対象物が接近している場合などには、複数の異なる固有ID信号が同時に受信される事態が想定される。このような場合、複数の固有ID信号によって特定される対象物に関する情報を順次音声出力してもよいし、あるいは予め定められた優先度に基づいて一方の対象物を優先認識してもよい。この優先度は、例えば、RFIDタグと音声発生部との距離、あるいは識別結果の履歴に基づいて設定することができる。
このように、本実施の形態によれば、対象物を特定する固有ID信号を送信するRFIDタグと、このRFIDタグから送信された固有ID信号を受信する受信部と、受信された固有信号により対象物を識別する判読部と、対象物に関する情報を保存する保存部と、判読部によって識別される対象物に関する情報を保存部から読出して音声として出力する出力部とを有する音声発生部と、を具備し、RFIDタグは、音声発生部からの励起信号により固有ID信号を送信する。これにより、音声発生部が取付けられた玩具本体で自発的に遊戯する子供に対して、特別な教育環境を設定することなく、音声を通じて事物認識能力を向上させるための言語学習を施すことができる。
すなわち、放っておいても子供が自発的に遊戯するであろう玩具本体に音声発生部を取付け、かつ家庭内の複数の対象物にRFIDタグを取付けておくことにより、子供は、偶然近づいた対象物に取付けられたRFIDタグからの固有ID信号に応じて発せられた音声を通じて、その対象物に関する情報を吸収し、事物認識および言語学習を効率的に行うことができる。
また、対象物に関する情報は、対象物の名称と、対象物を認識するための説明とを含み、さらには外国語によっても出力可能である。したがって、より広範な事物認識および言語学習を実現することができる。
要するに、本実施の形態によれば、幼児または子供は、遊びを楽しみながら嫌気を出さないで自然に事物を認知したり、あるいは言語を学習したりすることができる。また、RFIDタグは、家庭内外にある冷蔵庫やテレビなどの対象物に簡単に付着することができ、タグ信号と対象物の情報を容易に変更できるので、様々な対象物に対して様々な内容の情報を学習することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、対象物として、家庭内外における品物または場所の代わりに、これらのコンテンツ情報が表示された複数のカードを用いる場合について説明する。実施の形態1と同一の構成部分には同一の符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る教育用玩具400の構成を示す全体図である。
図4において、教育用玩具400は、カードキット500と、RFIDモジュール600とを具備している。
カードキット500は、複数のカード、ここでは4枚のカード510,520,530,540を含む。これらのカード510〜540には、それぞれコンテンツ情報が表示されており、かつ表示されるコンテンツ情報を特定する固有ID信号を送信するRFIDタグが設けられている。
「コンテンツ情報」とは、幼児期の子供の事物認識および言語学習の対象となる対象物に関する情報である。「コンテンツ情報」は、写真や絵などの外観を通じて対象物を認識せしめる情報(外観情報)と、対象物の名称やその説明などの言語(文字)を通じて対象物を認識せしめる情報(言語情報)とを含む。後者の「言語情報」は、音声として出力可能なコンテンツ情報である。
カードキット500に含まれる各カードの構成について、図5を用いてより具体的に説明する。
図5は、本実施の形態によるカードの構成を示す図である。ここでは、カード510を例にとって説明する。
カード510のサイズは、例えば、90mm×50mmである。カード510は、カードの強度を保持するための裏紙511(1st paper)と、この裏紙511に両面テープによって接着(貼付)される中間紙512(2nd paper)と、この中間紙512に取付けられるRFIDタグ513(3rd RFID Tag)と、中間紙512およびRFIDタグ513を被覆するように貼付されコンテンツ情報が表示された単語カード514(4th paper)とからなる。この例では、コンテンツ情報として、「りんご」の写真と、その名称を日本語で記載した文字「りんご」と、その名称を英語で記載した文字「APPLE」とが単語カード514に表示されている。
RFIDタグ513は、RFIDモジュール600からの励起信号により、固有ID信号を送信する。すなわち、RFIDタグ513は、RFIDモジュール600との間で通信を行うためのアンテナ(図示せず)を備えており、このアンテナでRFIDモジュール600からの励起信号を受信すると活性化して(電源供給を受けて)、固有ID信号を送信する。
RFIDモジュール600は、家庭内外において子供が遊戯するための玩具本体、図4の例では熊のぬいぐるみ60の内部に挿入されている。
RFIDモジュール600の構成について、図6を用いてより具体的に説明する。
図6は、RFIDモジュール600および玩具本体60の構成を示す図である。
RFIDモジュール600のサイズは、例えば、80mm×100mm×17mmであり、幼児教育サービスアプリケーションが搭載されている。RFIDモジュール600は、RFIDとコンテンツがシナリオ通りに動作制御するプログラムモジュールである。
RFIDモジュール600は、バッテリパック601と、プッシュ型スイッチ602と、LED(Light Emitting Diode)603とを備えている。バッテリパック601は、RFIDモジュール600の電磁回路(図示せず)に電力を供給する。プッシュ型スイッチ602は、玩具本体の一部、例えばぬいぐるみ60の片足の先端に埋込まれており、押下されることによってバッテリパック601からの電力の供給および遮断の切替えを行う。LED603は、玩具本体の一部、例えばぬいぐるみ60の鼻部に内蔵されており、バッテリパック601からの電力が供給されている間だけ発光する。プッシュ型スイッチ602およびLED603は、ケーブルによってRFIDモジュール600と接続されている。
図7は、RFIDモジュール600の内部構成を示すブロック図である。
図7において、RFIDモジュール600は、送受信部610と、信号判読部620と、音声情報保存部630と、制御部640と、復号部650と、スピーカ660と、操作部670とを具備している。
制御部640は、問題読出部641と、解答読出部642と、コンテンツ情報読出部643とを備える。制御部640は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、RFIDモジュール600の各装置部を総合的に制御する。
送受信部610は、非接触無線伝送方式におけるRFチャネルを使用して、RFIDタグを活性化させるための励起信号を送信する。送受信部610は、RFIDモジュール600に近づけられ励起信号を受信したカードのRFIDタグが送信する固有ID信号を受信する。送受信部610は、受信した固有ID信号を、信号判読部620に出力する。
信号判読部620は、送受信部610から入力された固有ID信号を分析して、固有ID信号に対応する所定ビット(例えば、4ビットあるいは8ビット)のデータを、音声情報保存部630に出力する。この所定ビットのデータは、音声情報保存部630を参照するためのインデクスとして利用される。すなわち、信号判読部620は、受信した固有ID信号から、その固有ID信号により特定されるコンテンツ情報を識別可能な所定ビットのデータを導出して、音声情報保存部630に出力する。
音声情報保存部630は、3つの領域を有し、複数のカード510〜540に表示されたコンテンツ情報と、これらのコンテンツ情報が表示されたカードのいずれかの提示を要求する問題メッセージと、問題メッセージに対して提示された(RFIDモジュール600に近づけられた)カードの正誤を通知する解答正誤メッセージとを、各々の領域に記憶している。なお、音声情報保存部630により記憶される情報は、操作部670によって適宜変更されうる。
音声情報保存部630が記憶する情報について、図8(A)〜(C)を参照して詳細に説明する。図8(A)〜(C)は、音声情報保存部630により記憶される情報の一例を示す図である。
図8(A)に示す領域には、カードに表示されるコンテンツ情報が格納されている。この例では、コンテンツ情報として、「りんご、Apple(1A)」、「テレビ、Television(2A)」、および「冷蔵庫、Refrigerator(3A)」等の固有名詞が格納されている。
また、図8(B)に示す領域には、図8(A)に示すコンテンツ情報が表示されたカードのいずれかの提示を要求する問題メッセージが格納されている。この例では、問題メッセージとして、「りんごはどれでしょう?、Which is an apple?(1B)」、「テレビのカードはどれ?、Which is a card of television?(2B)」、および「冷蔵庫はどこ?、Where is a refrigator?(3B)」が格納されている。
このように、図8(A)に示す領域および図8(B)に示す領域は、カードに表示されるコンテンツ情報と、そのコンテンツ情報が表示されたカードの提示を要求する問題メッセージとを一対一で対応させつつ格納する2次元記憶領域として機能する。
図8(C)に示す領域には、問題メッセージに対して提示されたカード、つまりRFIDモジュール600に近づけられたカードの正誤を通知する解答正誤メッセージが格納されている。この例では、解答正誤メッセージとして、「当たり!利口だね!、Congratulation! Right Answer.」、および「間違っていますよ!もう1回探してね!、Sorry. Wrong Answer.」が格納されている。
なお、音声情報保存部630は、図8(A)〜(C)に示した領域以外にも音声情報を格納するための領域を有している。これらの領域には、図8(A)〜(C)に示した領域に格納される情報に付帯するメッセージや電源のオンオフを通知するメッセージなどの種々のメッセージが格納されている。
問題読出部641は、音声情報保存部630によって記憶される問題メッセージ(図8(B)に示す問題メッセージ)のいずれかを無作為に読出す。問題読出部641は、読出した問題メッセージを復号部650に出力する。
解答読出部642は、音声情報保存部630によって記憶される解答正誤メッセージ(図8(C)に示す解答正誤メッセージ)のいずれかを、提示された(RFIDタグ600に近づけられた)カードの正誤の判定結果に基づいて読出す。解答読出部642は、読出した解答正誤メッセージを復号部650に出力する。
より具体的には、解答読出部642は、音声情報保存部630の2次元記憶領域を参照して、信号判読部620から入力された所定ビットのデータと、問題読出部641が読出した問題メッセージに対応する所定ビットのデータとが一致するか否かを判定する。解答読出部642は、判定結果が一致のときには正答メッセージを読出す一方、判定結果が不一致のときには誤答メッセージを読出す。
コンテンツ情報読出部643は、音声情報保存部630によって記憶されるコンテンツ情報(図8(A)に示すコンテンツ情報)を読出す。より具体的には、コンテンツ情報読出部643は、信号判読部620から音声情報保存部630に入力された所定ビットのデータによって特定されるコンテンツ情報を、音声情報保存部630から読出す。特に、コンテンツ情報読出部643は、解答読出部642が正答メッセージを読出した後に、その正答メッセージの読出しに続いてコンテンツ情報を読出す。コンテンツ情報読出部643は、読出したコンテンツ情報を復号部650に出力する。
復号部650は、問題読出部641から入力された問題メッセージ、解答読出部642から入力された解答正誤メッセージ、またはコンテンツ情報読出部643から入力されたコンテンツ情報を復号して、音声として外部で出力可能な信号に変換する。復号部650は、変換後の信号を、スピーカ660に出力する。
スピーカ660は、復号部650によって音声により出力可能な信号に変換された信号を音声として出力する。
音声情報保存部630、問題読出部641、復号部650およびスピーカ660は、複数のカードのいずれかの提示を要求する問題メッセージを音声出力する問題出力部として機能する。
音声情報保存部630、解答読出部642、復号部650およびスピーカ660は、提示されたカードのRFIDタグから送信された固有ID信号により特定されたコンテンツ情報と上記問題メッセージにより提示要求されたカードに表示されるコンテンツ情報とが一致するか否かを判定することにより、提示されたカードの正誤を通知する解答正誤メッセージを出力する解答正誤出力部として機能する。
操作部670は、RFIDモジュール600を動作させるための各種の動作キーを含んで構成される。操作部670は、例えば玩具本体の一部に埋込まれており、押下されることにより問題読出部641に問題メッセージの読出しを開始させる。また、操作部670は、音声情報保存部630で記憶される情報を追加、削除または変更することができる。
このように、本実施の形態の教育用玩具400において、RFIDモジュール600は、対象物のコンテンツ情報を問題提示の形式で音声出力してカードの提示を促し、子供がこの問題に解答して提示した(RFIDモジュール600に近づけた)カードの正誤を音声出力する(ゲームモード)。一方で、教育用玩具400は、実施の形態1のように、RFIDタグからの固有ID信号の受信を待機し、固有ID信号が受信された場合に対応するコンテンツ情報を音声出力する(シナリオモード)こともできる。教育用玩具400は、その遊戯形態を、ゲームモードとシナリオモードとの間で切替える切替スイッチ(図示せず)を有している。
以下、上述のように構成された教育用玩具400の動作について、図9を用いて詳細に説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る教育用玩具400の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、教育用玩具400をゲームモードで使用する場合を例にとって説明する。なお、ここで説明する教育用玩具400の動作は一例であり、この動作に含まれる工程およびその順番などは、種々変更可能である。
玩具本体(ぬいぐるみ)60に内蔵されたプッシュ型スイッチ602が押下されると、バッテリパック601からの電力供給が開始され、開始メロディが流れる。そして、問題読出部641、解答読出部642、およびコンテンツ情報読出部643のいずれかによってゲームモードの遊戯方法が音声情報保存部630から読出され、音声出力される(S1)。例えば、「僕が言うカードを探して僕に近づけてくれ!」という音声が出力される。
ゲームモードが開始されると、問題読出部641は、音声情報保存部630によって記憶される問題メッセージのいずれかを無作為に読出す。例えば、問題読出部641は、コンテンツ情報「りんご、Apple」が表示されたカードの提示を要求するメッセージとして、「りんごはどれでしょう?」、「Which is an apple?」、あるいは「赤くて丸い甘酸っぱい果物はどれ?」というような問題メッセージを読出す。読出された問題メッセージは、復号部650を介してスピーカ660から音声出力される(S2)。これにより、子供に対して、コンテンツ情報「りんご、Apple」が表示されたカード、つまりコンテンツ情報「りんご、Apple」を特定する固有ID信号を送信するRFIDタグが取付けられたカードの提示が要求される。
この問題メッセージが音声出力されてから所定時間(例えば3分)以内に何らの反応もない場合(S3:NO)、問題読出部641は、勉強の継続を促すメッセージ、例えば「友達なの?遊んでくれ!」、または電源のオフを要請するメッセージ、例えば「子供は眠い!」を音声情報保存部630から読出し、音声出力させることにより警告を行う(S4)。そして、ステップS2に戻って問題メッセージが再度音声出力される。このとき、音声出力する問題メッセージを変更し、提示を要求するカードを変更してもよい。
所定時間以内に、複数のカードからの複数の固有ID信号が認識された場合(S3:YES、S5:NO)、問題読出部641は、解答として提示するカード(RFIDモジュール600に近づけるカード)を1つにする旨の要求メッセージ、例えば「あまりにも多い!1つずつにしてくれ!」を音声情報保存部630から読出し、音声出力させることにより警告を行う(S6)。そして、ステップS2に戻って問題メッセージが再度音声出力される。
このとき、モードの切替スイッチ(図示せず)が操作されると(S7:YES)、例えば日本語シナリオモードあるいは英語シナリオモードへのモード移行が行われる。なお、モード切替スイッチは、このタイミングのみならず、教育用玩具400に電力が供給されている間であれば任意のタイミングで操作することができる。
モード切替スイッチが操作されず、かつ所定時間以内に1枚のカードのRFIDタグから1つの固有ID信号が認識された場合(S3:YES、S5:YES、S7:NO)、解答読出部642は、音声情報保存部630の2次元記憶領域を参照して、認識された固有ID信号から得られた所定ビットのデータと、ステップS2で音声出力された問題メッセージに対応する所定ビットのデータとが一致するか否かを判定することにより、問題メッセージに対する解答が正しいか否かを判定する(S8)。
判定結果が不正解の場合(S8:NO)、解答読出部642は、解答が誤答であることを通知するメッセージ、例えば「間違っていますよ!もう一回探してね!」、あるいは「Sorry. Wrong Answer.」を、音声情報保存部630から読出す。この解答正誤メッセージは、復号部650を介してスピーカ660から音声出力される(S9)。このようにして、1回の問題提示に対する処理が一旦終了し、ステップS2に戻って再度問題メッセージが音声出力される。
一方、判定結果が正解の場合(S8:YES)、解答読出部642は、解答が正答であることを通知するメッセージ、例えば「当たり!利口だね!」、あるいは「Congratulation! Right Answer.」を、音声情報保存部630から読出す。この解答正誤メッセージは、復号部650を介してスピーカ660から音声出力される(S10)。このようにして、1回の問題提示に対する処理が一旦終了し、ステップS2に戻って再度問題メッセージが音声出力される。このとき、解答読出部642は、ゲームモードにおけるさらなる遊戯を促すためのメッセージ、例えば「もうちょっと探してみようか!」を音声情報保存部630から読出し、音声出力させてもよい。
なお、本実施の形態では、カードに、写真や絵などの外観情報と、日本語や英語などの言語情報との双方を含むコンテンツ情報が表示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、外観情報のみ、あるいは言語情報のみのコンテンツ情報が表示されたカードを使用することにより、これらに特化した効率的な学習を促すことができる。
このように、本実施の形態によれば、コンテンツ情報が表示され、表示されるコンテンツ情報を特定する固有信号を送信するRFIDタグを有する複数のカードと、これら複数のカードのいずれかの提示を要求する問題メッセージを音声出力する問題出力部と、提示されるカードのRFIDタグから送信される固有信号により特定されるコンテンツ情報と提示要求されるカードに表示されるコンテンツ情報とが一致するか否かを判定することにより、提示されるカードの正誤を通知する解答正誤メッセージを出力する解答正誤出力部と、を有するRFIDモジュールと、を具備する。これにより、子供は、玩具本体に取付けられたRFIDモジュールとの対話形式で、事物認識能力を向上させるための言語学習を行うことができる。すなわち、子供が積極的に参加可能なゲーム方式で遊戯しながら言語学習を行うことができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、対象物に関するコンテンツ情報が表示された複数のカードと、これら複数のカードに表示されたコンテンツ情報に対応する実際の対象物との双方を用いて、子供に言語学習を提供する場合について説明する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る教育用玩具700の構成を示す全体図である。図4と同一の構成部分には同一の符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図10において、教育用玩具700は、RFIDタグ811A〜814A(第1のRFIDタグ)が取付けられた複数のカード811〜814と、RFIDタグ821A〜824A(第2のRFIDタグ)と、RFIDモジュール900とを備えている。
カード811〜814にはコンテンツ情報が表示されており、そのそれぞれに取付けられたRFIDタグ811A〜814Aは、表示されるコンテンツ情報を特定する固有ID信号を送信する。この例では、カード811には冷蔵庫に関するコンテンツ情報(例えば、冷蔵庫の写真)が表示されており、カード811に取付けられたRFIDタグ811Aは、冷蔵庫を特定する固有ID信号を送信する。
RFIDタグ821A〜824Aは、RFIDタグ811A〜814Aと一対一で対応しており、RFIDタグ811A〜814Aが送信する固有ID信号と同一の固有ID信号を送信する。例えばRFIDタグ821Aは、RFIDタグ811Aと対応しており、RFIDタグ811Aと同様に、冷蔵庫を特定する固有ID信号を送信する。教育用玩具700の使用時には、RFIDタグ821A〜824Aは、教育者(例えば、両親または先生)によって対応する実際の対象物に取付けられる。この例では、冷蔵庫を特定する固有ID信号を送信するRFIDタグ821Aは、実際の冷蔵庫に取付けられている。なお、RFIDタグの対象物への取付けは、専用の装着部を設けてもよいし、マグネット方式で貼付けるようにしてもよい。
RFIDタグ811A〜814A,821A〜824Aは、RFIDモジュール900からの励起信号により、固有ID信号を送信する。すなわち、RFIDタグ811A〜814A,821A〜824Aは、RFIDモジュール900との間で通信を行うためのアンテナ(図示せず)を備えており、このアンテナでRFIDモジュール900からの励起信号を受信すると活性化して(電源供給を受けて)、固有ID信号を送信する。
したがって、2つのRFIDタグが接近してこれらがともにRFIDモジュール900からの励起信号の受信可能領域に位置すると、これら2つのRFIDタグは、固有ID信号を連続あるいは同時に送信する。これら2つのRFIDタグが対応している場合(例えば、RFIDタグ811AとRFIDタグ821A)、連続あるいは同時に送信される2つの固有ID信号は同一である。逆に、これら2つのRFIDタグが対応していない場合(例えば、RFIDタグ812AとRFIDタグ823A)、連続あるいは同時に送信される2つの固有ID信号は互いに異なる。
RFIDモジュール900は、家庭内外において子供が遊戯するための玩具本体、例えば人形またはぬいぐるみに取付けられる。図10の例では、RFIDモジュール900は、熊のぬいぐるみ90の内部に挿入されている。
RFIDモジュール900の構成について、図11を用いてより具体的に説明する。
図11は、RFIDモジュール900の内部構成を示すブロック図である。図7と同一の構成部分には同一の符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図11において、RFIDモジュール900は、送受信部610に代えて送受信部910を備え、信号判読部620に代えて信号判読部920を備え、制御部640に代えて制御部930を備えている。また、制御部930は、解答読出部931と、コンテンツ情報読出部932を備えている。
送受信部910は、非接触無線伝送方式におけるRFチャネルを使用して、RFIDタグを活性化させるための励起信号を送信する。送受信部910は、RFIDモジュール900に近づけられ励起信号を受信したカードのRFIDタグが送信する固有ID信号を受信する。特に、励起信号の受信可能範囲に2つのRFIDタグが存在する場合、送受信部910は、これら2つのRFIDタグからの固有ID信号を連続あるいは同時に受信する。送受信部910は、連続あるいは同時に受信した2つの固有ID信号を、信号判読部920に出力する。
信号判読部920は、送受信部910から2つの固有ID信号が入力されると、これら2つの固有ID信号を別個に分析して、それぞれの固有ID信号に対応する2つの所定ビットのデータを音声情報保存部630に出力する。信号判読部920は、2つの同一の固有ID信号が入力されると同一の所定ビットのデータを出力し、2つの異なる固有ID信号が入力されると異なる所定ビットのデータを出力する。
解答読出部931は、音声情報保存部630に入力されたビットデータを参照して、信号判読部920から音声情報保存部630に入力された2つの所定ビットのデータが一致するか否かを判定する。解答読出部931は、判定結果が一致のときには、音声情報保存部630によって記憶される解答正誤メッセージから正答メッセージを読出す。解答読出部931は、判定結果が不一致のときには、音声情報保存部630によって記憶される解答正誤メッセージから誤答メッセージを読出す。
コンテンツ情報読出部932は、音声情報保存部630によって記憶されるコンテンツ情報を読出す。コンテンツ情報読出部932は、解答読出部931が正答メッセージを読出した後に、その正答メッセージの読出しに続いてコンテンツ情報を読出す。コンテンツ情報読出部932が読出すコンテンツ情報は、信号判読部920から音声情報保存部630に入力された2つの同一の所定ビットのデータによって特定されるコンテンツ情報である。
以下、上述のように構成された教育用玩具の動作について、図12を用いて説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る教育用玩具700の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、教育用玩具700をゲームモードで使用する場合を例にとって説明する。また、RFIDタグ821A〜824Aは、教育者によって対応する実際の対象物に予め取付けられているものと仮定する。例えば、冷蔵庫を特定する固有ID信号を送信するRFIDタグ821Aは、教育者によって実際の冷蔵庫に予め取付けられている。
まず、玩具本体に内蔵されたプッシュ型スイッチを押下することにより、RFIDモジュール900に電源供給が開始される(S1)。これにより、教育用玩具700による遊戯が可能な状態になり、ゲームモードが開始される。
ゲームモードが開始されると、子供は、複数のカード811〜814のそれぞれを、実際の対象物821〜824のいずれかに近づける。このとき子供は、カードに表示されたコンテンツ情報と実際の対象物の外観とを比較することにより、どのカードをどのカードに近づけるべきかを考える。カードと対象物が近づけられると、カードに取付けられたRFIDタグと対象物に取付けられたRFIDタグとが互いに接近し、RFIDモジュール900が近づいた場合に励起信号によって同時に活性化し得る状態となる(S2)。すなわち、接近した2つのRFIDタグは、RFIDモジュール900に対して固有ID信号を連続あるいは同時に送信可能な状態となる。
そして、子供は、RFIDモジュール900が取付けられた玩具本体を、互いに接近した2つのRFIDタグに近づける(S3)。これにより、2つのRFIDタグは、RFIDモジュール900の送受信部からの励起信号によって活性化され、連続あるいは同時に固有ID信号を送信する(S4)。
これら2つの固有ID信号は、RFIDモジュール900の送受信部910で受信され、信号判読部920に入力される。信号判読部920は、入力された2つの固有ID信号を分析して、これらに対応する2つの所定ビットのデータを音声情報保存部630に出力する(S5)。
これら2つの所定ビットのデータが一致する場合(S6:YES)、解答読出部931は、音声情報保存部630によって記憶される解答正誤メッセージから正答メッセージを読出す。読出された正答メッセージは、復号部650およびスピーカ660を介して音声出力される(S7)。
正答メッセージが音声出力された後、コンテンツ情報読出部932は、音声情報保存部630によって記憶されるコンテンツ情報から、一致した2つの同一の所定ビットのデータによって特定されるコンテンツ情報を読出す。読み出されたコンテンツ情報は、復号部650およびスピーカ660を介して音声出力される(S8)。
例えば、図13(A)のように、対応する2つのRFIDタグ(811Aと821A)から連続あるいは同時に固有ID信号が送信されると、「当たり!利口だね!」という音声出力がされた後、「冷蔵庫は食べ物が傷まないように涼しく保存してくれます」という音声出力がされる。
一方、2つの所定ビットのデータが一致しない場合(S6:NO)、解答読出部931は、音声情報保存部630によって記憶される解答正誤メッセージから誤答メッセージを読出す。読出された誤答メッセージは、復号部650およびスピーカ660を介して音声出力される(S9)。
例えば、図13(B)のように、対応しない2つのRFIDタグ(812Aと823A)から連続あるいは同時に固有ID信号が送信されると、「はずれ!」あるいは「もう1回探してね!」という音声出力がされる。
このように、本実施の形態によれば、同一の固有ID信号を送信する対応する2つのRFIDタグの組を複数設け、RFIDモジュール900にRFIDタグのうちの2つを近づけることにより、2つのRFIDタグから送信された固有ID信号に応じた音声情報が出力される。これにより、子供は、2つのRFIDタグを対応させる(近づける)動作と、出力される音声情報を聞く動作との双方によって事物認識能力を向上させるための言語学習を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、子供に対して、自己参加型の自発的な学習を促進させることができる。特に、ゲームモードにおいて本実施の形態を採用した場合、友達または兄弟姉妹と、正答を得る早さ、つまり対応するカードと対象物とを組み合わせる早さを競って運動しながら遊戯しつつ、事物認識を向上させる言語学習を行うことができる。
なお、本実施の形態では、カードを着脱可能なカード装着部にRFIDタグを設け、このカード装着部にカードを装着することにより2つのRFIDタグを近づけてもよい。この場合、カード装着部に、カードに表示されるコンテンツ情報を連想させる情報を表示しておくことが好ましい。
また、上記各実施の形態では、本発明の音声再生システムを、教育用玩具に適用する場合を例にとって説明したが、本発明の思想は、音声出力を伴うあらゆる装置にも当然適用することができる。
なお、上記各実施の形態は、適宜組み合わせて実施することができる。例えば、実施の形態2におけるカードキットではなく、実施の形態1における家庭内外の品物または場所を用いて、ゲーム方式の遊戯を行うこともできる。
以上、具体的な実施の形態を通じて本発明を詳細に説明したが、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、技術的思想が許容される範囲内で、発明が属する技術分野における通常の知識を持った者によって種々変更されて実施することができる。
本発明に係る音声再生システムは、事物認識能力を向上させるための言語学習を、幼児期の子供に、自発的且つ効率的にさせることができる効果を有し、幼児期の子供に対する言語教育に供する教育用玩具に使用する音声再生システムとして有用である。
本発明の実施の形態1に係る教育用玩具の構成を示す全体図 本発明の実施の形態1に係る音声発生部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る教育用玩具の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る教育用玩具の構成を示す全体図 本発明の実施の形態2に係るカードの構成を示す図 本発明の実施の形態2に係るRFIDモジュールおよび玩具本体の構成を示す図 本発明の実施の形態2に係るRFIDモジュールの内部構成を示すブロック図 (A)本発明の実施の形態2に係る音声情報保存部により保存される音声情報の一例を示す図、(B)本発明の実施の形態2に係る音声情報保存部により保存される音声情報の他の例を示す図、(C)本発明の実施の形態2に係る音声情報保存部により保存される音声情報のさらに他の例を示す図 本発明の実施の形態2に係る教育用玩具の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態3に係る教育用玩具の構成を示す全体図 本発明の実施の形態3に係るRFIDモジュールの内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る教育用玩具の動作の一例を示すフローチャート (A)本発明の実施の形態3に係る教育用玩具の動作の一例を説明するための図、(B)本発明の実施の形態3に係る教育用玩具の動作の他の例を説明するための図
符号の説明
100、400、700 教育用玩具
200、513 RFIDタグ
210 キャラクタカード
300 音声発生部
310、610 RFIDリーダ
311 アンテナ
312 信号判読部
313 メインコントロールユニット
314 音声情報読出部
315 コデックス
320 音声情報保存部
330 音声出力部
340 インタフェース部
350、670 操作部
500 カードキット
510、520、530、540、811、812、813、814 カード
600、900 RFIDモジュール
610、910 送受信部
620、920 信号判読部
630 音声情報保存部
640、930 制御部
641 問題読出部
642、931 解答読出部
643、932 コンテンツ情報読出部
650 復号部
660 スピーカ
670 操作部

Claims (12)

  1. 対象物を特定する固有信号を送信するRFIDタグと、
    前記RFIDタグから送信される固有信号を受信する受信部と、受信される固有信号により前記対象物を識別する判読部と、前記対象物に関する情報を保存する保存部と、前記判読部によって識別される対象物に関する情報を前記保存部から読出して音声として出力する出力部と、を有する音声発生部と、を具備し、
    前記RFIDタグは、前記音声発生部からの励起信号により、前記固有信号を送信する、
    ことを特徴とする音声再生システム。
  2. 前記RFIDタグは、前記対象物に着脱可能な装着部を具備する、
    ことを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  3. 前記情報は、前記対象物の名称と前記対象物に関する説明とを含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  4. 前記情報は、複数の言語により出力可能である、
    ことを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  5. 前記音声発生部は、前記情報、または前記固有信号と前記対象物との対応関係を変更する外部機器との間のインターフェース部、をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音声再生システム。
  6. 前記音声発生部は、前記出力部により最後に出力された情報を再出力させる操作部、をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の音声再生システム。
  7. 前記対象物は、コンテンツ情報が表示される複数のカードである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の音声再生システム。
  8. コンテンツ情報が表示され、表示されるコンテンツ情報を特定する固有信号を送信するRFIDタグを有する複数のカードと、
    前記複数のカードのいずれかの提示を要求する問題メッセージを音声出力する問題出力部と、提示されるカードのRFIDタグから送信される固有信号により特定されるコンテンツ情報と提示要求されるカードに表示されるコンテンツ情報とが一致するか否かを判定することにより、提示されるカードの正誤を通知する解答正誤メッセージを出力する解答正誤出力部と、を有するRFIDモジュールと、
    を具備することを特徴とする音声再生システム。
  9. 前記カードは、複数層からなり、該複数層のうちのいずれかに前記RFIDタグが貼付される、
    ことを特徴とする請求項8記載の音声再生システム。
  10. 前記問題出力部は、自身の音声出力後にいずれのカードも提示されずに所定時間が経過した場合、前記問題メッセージを再度音声出力する、
    ことを特徴とする請求項8記載の音声再生システム。
  11. 前記問題出力部に前記問題メッセージを音声出力させる操作部をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項8記載の音声再生システム。
  12. 前記問題メッセージおよび/または前記解答正誤メッセージは、複数の言語により出力可能である、
    ことを特徴とする請求項8記載の音声再生システム。
JP2007021980A 2007-01-31 2007-01-31 音声再生システム Pending JP2008185994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021980A JP2008185994A (ja) 2007-01-31 2007-01-31 音声再生システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021980A JP2008185994A (ja) 2007-01-31 2007-01-31 音声再生システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008185994A true JP2008185994A (ja) 2008-08-14

Family

ID=39729053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007021980A Pending JP2008185994A (ja) 2007-01-31 2007-01-31 音声再生システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008185994A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175220A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Hisashi Aoyanagi 英単語・熟語習得プログラム
GB2496169A (en) * 2011-11-04 2013-05-08 Commotion Ltd Toy having target pieces with radio ID
JP6100945B1 (ja) * 2016-03-30 2017-03-22 株式会社バンダイ 玩具システム及び玩具
CN107527635A (zh) * 2017-08-29 2017-12-29 深圳市遥蓝儿童科技有限公司 多音轨音频播放装置及应用方法
CN110141876A (zh) * 2019-05-27 2019-08-20 北京计算机技术及应用研究所 一种利用射频识别的智能玩具
JP2020072964A (ja) * 2019-05-13 2020-05-14 株式会社バンダイ 玩具
JP2021524942A (ja) * 2018-06-23 2021-09-16 スクウェア パンダ インコーポレイテッドSquare Panda, Inc. シンボル操作教育システムおよび方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004177768A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品識別装置
JP2004287229A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Advanced Telecommunication Research Institute International ユビキタス学習システム、携帯端末、発話タクトおよび情報提供装置ならびにプログラム
JP2005308875A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Sony Corp 情報検索システムおよび情報検索方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2005345845A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Ritsuko Inoue 音声出力学習装置
JP2006350058A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 知育システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004177768A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品識別装置
JP2004287229A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Advanced Telecommunication Research Institute International ユビキタス学習システム、携帯端末、発話タクトおよび情報提供装置ならびにプログラム
JP2005308875A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Sony Corp 情報検索システムおよび情報検索方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2005345845A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Ritsuko Inoue 音声出力学習装置
JP2006350058A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 知育システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175220A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Hisashi Aoyanagi 英単語・熟語習得プログラム
GB2496169A (en) * 2011-11-04 2013-05-08 Commotion Ltd Toy having target pieces with radio ID
GB2496169B (en) * 2011-11-04 2014-03-12 Commotion Ltd Toy
JP6100945B1 (ja) * 2016-03-30 2017-03-22 株式会社バンダイ 玩具システム及び玩具
JP2017183950A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社バンダイ 玩具システム及び玩具
CN107527635A (zh) * 2017-08-29 2017-12-29 深圳市遥蓝儿童科技有限公司 多音轨音频播放装置及应用方法
CN107527635B (zh) * 2017-08-29 2020-09-11 深圳市美美兔科技有限公司 多音轨音频播放装置及应用方法
JP2021524942A (ja) * 2018-06-23 2021-09-16 スクウェア パンダ インコーポレイテッドSquare Panda, Inc. シンボル操作教育システムおよび方法
JP2020072964A (ja) * 2019-05-13 2020-05-14 株式会社バンダイ 玩具
CN110141876A (zh) * 2019-05-27 2019-08-20 北京计算机技术及应用研究所 一种利用射频识别的智能玩具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8591302B2 (en) Systems and methods for communication
KR100666487B1 (ko) Rfid 태그 인식 기능을 이용한 교육용 완구
US9039482B2 (en) Interactive toy apparatus and method of using same
US20160346686A1 (en) System and method for directing a small scale object to generate a sensory output to a user powered by rf energy harvesting
JP2008185994A (ja) 音声再生システム
WO2015113404A1 (en) System and method for directing small scale object to generate sensory output to user powered by rf energy harvesting
US8172637B2 (en) Programmable interactive talking device
CN105184201A (zh) 一种基于rfid技术的儿童早教互动学习机及其学习方法
KR100698943B1 (ko) 이야기이력을 활용하는 이야기지원 완구 및 그 동작방법
US7167100B2 (en) Apparatus for leaving message on refrigerator
US20060234602A1 (en) Figurine using wireless communication to harness external computing power
KR100940295B1 (ko) 질의 응답형 교육용 완구
KR101855178B1 (ko) 휴대 단말과 통신 가능한 캐릭터 완구 및 이를 이용한 어린이 교육시스템
US20090286210A1 (en) Methods and Systems for Providing Interactive Content
CN201886642U (zh) 电子识图板
JP2006350058A (ja) 知育システム
CN205068421U (zh) 一种基于rfid技术的儿童早教互动学习机
CN111627267A (zh) 互动教育机
CN107122040A (zh) 一种人工智能机器人与智能显示终端间的交互***
US20160175698A1 (en) System and method for directing a targeted object on an interactive surface to produce a response
CN202931439U (zh) 儿童点读笔手机
TWI731496B (zh) 包含機器人之互動平台
WO2008108512A1 (en) User created contents toy and the method for operating the same
KR102135816B1 (ko) 유아용 언어발달교구
Lowenstein et al. Ready to learn and public media: Improving early learning outcomes for America’s children

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110906