JP2008183049A - 撮像装置、カプセル型内視カメラ - Google Patents

撮像装置、カプセル型内視カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】より多くの方位を撮影可能な撮像装置およびカプセル型内視カメラを提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、第1照明光源と、第1レンズと、前記第1照明光源および前記第1レンズを利用して撮像する第1固体撮像素子とを含む第1の撮像手段と、第2照明光源と、第2レンズと、前記第2照明光源および前記第2レンズを利用して撮像する第2固体撮像素子とを含み、前記第1の撮像手段とは異なる方向を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段を選択的に動作させる制御手段と、前記制御手段により選択された撮像手段からの撮像信号から画像を形成する画像処理手段と、画像処理手段により形成された画像を無線送信する送信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、固体撮像素子を用いた撮像装置およびカプセル型内視カメラに関する。
MOSイメージセンサ及びCCDイメージセンサなどの固体撮像装置を用いたカプセル内視カメラが知られている。
内視カメラは、人間の目が届かないところを観察するために、用いられる。例えば、内視カメラは、人体の消化器等の内部表面の観察といった医療用途に用いられる。一般的な内視カメラは、管状の挿入部が観察対象部に挿入される。挿入部の先端にはイメージセンサ(固体撮像装置)が配置され、固体撮像装置には、光ファイバが接続される。イメージセンサで撮像された画像は、光ファイバを介して操作者側に伝達させる。また、観察対象は人体の内部等の暗部内に存在するので、挿入部の先端には観察対象を照らすための光源が設けられる。
また、近年では、例えば特許文献1に開示されているように、人体の消化器等の観察用途にカプセル型内視カメラが開発され使用されている。カプセル型内視カメラは、小型のカプセル内に固体撮像装置、光源、駆動回路及びバッテリ等を内蔵する。被検査者は、このカプセル型内視カメラを飲み込む。飲み込まれたカプセル型内視鏡カメラは、消化器系内を移動しつつ、撮影した画像を体外へ無線送信する。このようなカプセル型内視カメラは、挿入部を必要とせず、挿入部の挿入による被検査者の苦痛を軽減できる。
特開2006−755331号公報(図1)
しかしながら、従来技術におけるカプセル型内視カメラは、観察対象を進む間に全方位(三次元の全方向)の画像を必ずしも撮影できるとは限らず、撮影方向の偏り、特定方向の画像が得られない等の問題がある。そのため、観察対象(胃壁や腸壁など)を隈なく検査できないこと(検査漏れ)が生じる可能性がある。
本発明は、より多くの方位を撮影可能な撮像装置およびカプセル型内視カメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の撮像装置は、第1照明光源と、第1レンズと、前記第1照明光源および前記第1レンズを利用して撮像する第1固体撮像素子とを含む第1の撮像手段と、第2照明光源と、第2レンズと、前記第2照明光源および前記第2レンズを利用して撮像する第2固体撮像素子とを含み、前記第1の撮像手段とは異なる方向を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段を選択的に動作させる制御手段と、前記制御手段により選択された撮像手段からの撮像信号から画像を形成する画像処理手段と、画像処理手段により形成された画像を無線送信する送信手段とを備える。この構成によれば、第1撮像手段と第2撮像手段とが異なる方向を撮像するので、より多くの方位の画像を撮影することができる。また、第1の撮像手段および第2の撮像手段を選択的に動作させるので、省電力化を図ることができる。
ここで、前記第1撮像手段と前記第2撮像手段は反対方向を撮像するようにしてもよい。この構成によれば、第1撮像手段と第2撮像手段とが反対方向を撮像するので、より多くの方位の撮像を効率良くすることができる。
ここで、前記第1固体撮像素子は、動作可否を受け付ける第1イネーブル端子を有し、前記第2固体撮像素子は、動作可否を受け付ける第2イネーブル端子を有し、前記制御手段は、第1イネーブル端子および第2イネーブル端子への各イネーブル信号を選択的に有効にするようにしてもよい。この構成によれば、第1の撮像手段および第2の撮像手段の選択を、それぞれのイネーブル信号の有効化によって簡単に制御することができる。
ここで、前記制御手段は、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段を交互に動作させるようにしてもよい。この構成によれば、撮像装置の重心位置に対して前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とが対称に配置されている場合に、第1の撮像手段による撮像方位と前記第2の撮像手段による撮像方位とのバランスを均等にすることができる。
ここで、前記制御手段は、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段の選択回数を非対等にするよう動作させるようにしてもよい。この構成によれば、撮像装置の重心位置に対して前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とが非対称に配置されている場合に、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段の選択回数を非均等にすることにより、第1の撮像手段による撮像方位と前記第2の撮像手段による撮像方位とのバランスを調整することができる。あるいは、撮像装置の重心位置に対して前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とが対称に配置されている場合に、第1の撮像手段による撮像方位と前記第2の撮像手段による撮像方位とのバランスを偏らせることができる。
ここで、前記制御手段は、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子に共通する駆動信号を供給するようにしてもよい。この構成によれば、第1の撮像手段および第2の撮像手段のそれぞれのイネーブル信号以外の、駆動信号は共通なので、制御手段の構成を簡単化することができる。
ここで、前記制御手段は、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子に対して第1モードおよび第2モード選択的に動作させ、前記第1モードでは、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子におけるフレーム撮像期間の合間に第1のアイドル期間を挿入し、前記第2モードでは、第1モードと同じ周波数の動作クロック信号を前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子に供給し、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子におけるフレーム撮像期間の合間に第1のアイドル期間よりも長い第2のアイドル期間を挿入するようにしてもよい。この構成によれば、動作クロック信号の周波数を変更することなく、第1モード(通常のフレームレート)と第2モード(低フレームレート)とを任意に設定することができる。
ここで、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子は各々、第1動作クロック信号に基づいて撮像用タイミング信号を生成する第1タイミング信号生成手段と、第1動作クロック信号よりも低い周波数の第2動作クロック信号に基づいて、第1タイミング信号生成手段と少なくとも露光期間が同じになる撮像用タイミング信号を生成する第2タイミング信号生成手段と、動作クロック信号が第1動作クロック信号であるか第2動作クロック信号であるかを示す信号に応じて、第1タイミング信号生成手段からの撮像用タイミング信号と、第2タイミング信号生成手段からの撮像用タイミング信号の一方を選択する選択手段とを備えるようにしてもよい。この構成によれば、第1モード(通常のフレームレート)と第2モード(低フレームレート)とで動作クロックの周波数が異なっている。つまり、第2モードでは、第1の撮像手段および第2の撮像手段のそれぞれが、低い動作クロック信号で低いフレームレートで撮像するので、低消費電力化を図ることができる。しかも、フレームの撮像用タイミング信号は第1、第2モードのどちらでも少なくとも露光期間が同じになるように生成されるので、どちらのモードでも同じ品質の画像を得ることができる。
また、本発明のカプセル型内視カメラは、上記撮像装置と同様の構成を有する。
本発明の撮像装置およびカプセル型内視カメラは、より多くの方位の画像を撮影することができる。また、省電力化を図ることができる。動作クロック信号の周波数を変更することなく、第1モード(通常のフレームレート)と第2モード(低フレームレート)とを設定することができる。
(実施の形態1)
実施の形態1における撮像装置は、カプセル型内視カメラであって、異なる方向を撮像する2つの第1および第2撮像手段を備えることにより、より多くの方位の画像を撮影できるようにしている。また、第1撮像手段と第2撮像手段とが反対方向を撮像するので、より多くの方位の撮像を効率良くすることができる。
図1は、本発明の実施の形態1における撮像装置1の概略構成を示す図である。同図の撮像装置は、第1の撮像手段(第1固体撮像素子101、照明光源102、照明光源103、第1レンズ104)と、第2の撮像手段(第2固体撮像素子201、照明光源202、照明光源203、第2レンズ204)と、システムコントローラ10、駆動回路11、アナログ回路12、信号処理回路13、送信回路14、バッテリ15とを備え、カプセルに収納されている。このカプセルは人の爪先程度の大きさであり、内視カメラとして使用される。
第1の撮像手段は、照明光源102と、照明光源103と、第1レンズ104と、それらを利用して撮像する第1固体撮像素子101とを含む。
第2の撮像手段は、照明光源202と、照明光源203と、第2レンズ204と、それらを利用して撮像する第2固体撮像素子201とを含む。
第1固体撮像素子101の受光面と第2固体撮像素子201の受光面とは異なる方向(本実施形態では反対方向)を向いている。2つの固体撮像素子により多くの方位の画像を撮影するためである。第1固体撮像素子101は、動作可否を受け付ける第1イネーブル端子を有し、第2固体撮像素子201は、動作可否を受け付ける第2イネーブル端子を有する。第1イネーブル端子および第2イネーブル端子への各イネーブル信号CE1、CE2は、システムコントローラ10によって選択的に有効にされる。
各照明光源102、103、202、203は、例えば白色LEDでよい。照明光源102および103は、システムコントローラ10からの点灯制御信号LEN1に応じて点灯または消灯する。照明光源202および203は、システムコントローラ10からの点灯制御信号LEN2に応じて点灯または消灯する。
第1、第2固体撮像素子101、201は、単一電源でよい点でMOSセンサが望ましい。
システムコントローラ10、駆動回路11、アナログ回路12および信号処理回路13は、1チップのDSPとして実装することができ、第1の撮像手段および第2の撮像手段を選択的に動作させる制御手段として機能する。
システムコントローラ10は、撮像装置1全体の制御と、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201の選択制御と、照明光源102、103、202および203の点灯制御とを行なう。
駆動回路11は、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201に共通の各種駆動信号CTLを出力する。第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201のうち、有効なイネーブル信号が入力されている方が、撮像動作をする。また、駆動回路11には、半固定的に設定された信号であって、動作モードとして、第1モード(通常フレームレートで撮像)または第2モード(低フレームレートで撮像)を示す信号が入力される。半固定的というのは、例えば工場出荷時に設定されることや、工場出荷後に外部から電磁的または物理的に設定されることをいう。駆動回路11は、この信号に従って第1モード(通常フレームレートで撮像)または第2モード(低フレームレートで撮像)を駆動する。
アナログ回路12および信号処理回路13は、制御手段により選択された第1固体撮像素子101または第2固体撮像素子201からの撮像信号から画像を形成する画像処理手段として機能する。アナログ回路12は、第1固体撮像素子101または第2固体撮像素子201からのアナログ撮像信号を出力OUT1またはOUT2から受信し、A/D変換する。信号処理回路13は、A/D変換後のデジタル撮像信号から画像を形成する。
送信回路14は、信号処理回路13により形成された画像を無線送信する。
バッテリ15は、撮像装置1内の各部に電力を供給する。
図2(a)は、照明光源の点灯タイミングを示す図である。同図(a)において、「全画素電荷排出」は全画素の電荷をリセットするタイミングを示す。「点灯制御信号LEN1/2」は、照明光源102および103(または202および203)の点灯タイミングを示している。「撮像素子読出し」は、第1固体撮像素子101(または第2固体撮像素子201)での1フレーム分の撮像信号の読出しを示している。「全画素電荷排出」から「撮像素子読出し」までの期間は、1フレーム分の駆動期間Tを示す。同図(a)における点灯タイミングは、駆動期間T内の「全画素電荷排出」直後から「撮像素子読出し」の直前までとしている。つまり全画素のリセット直後から撮像信号の読出し開始直前までの期間、照明光源を点灯している。カプセル型内視カメラでは、照明光源の消灯時は入射光がゼロと考えてよいので、メカシャッターを備える必要がなく、同図(a)の点灯タイミングは、必要十分な点灯区間を示している。
図2(b)は、照明光源の他の点灯タイミング例を示す図である。同図(b)における点灯タイミングの開始が、駆動期間T内の「全画素電荷排出」直後ではなく「全画素電荷排出」前となっている点が同図(b)と異なっている。この点灯タイミングによっても、画素毎に実際の電荷排出の直後から露光が開始する。「点灯制御信号LEN1/2」の点灯開始時は撮像素子読み出しが完了した後から「全画素電荷排出」前の間のどこかでよく、同図(a)よりも「点灯制御信号LEN1/2」の点灯開始時の制約はゆるくなる。
図3は、第1固体撮像素子および第2固体撮像素子の選択順の一例を示す図である。同図において、「全電荷排出」および「点灯制御信号」は図2と同様である。「撮像素子出力」は第1固体撮像素子101(または第2固体撮像素子201)からアナログ回路12への1フレーム分の撮像信号の出力を示している。チップイネーブル信号CE1(またはCE2)は、第1固体撮像素子101(または第2固体撮像素子201)が選択されている期間、つまり、1フレーム分の駆動期間Tを示す。
同図の例では、システムコントローラ10は、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201を交互に動作させている。カプセル型内視カメラの重心位置に対して第1固体撮像素子101と第2固体撮像素子201とが対称に配置されている場合に、第1固体撮像素子101による撮像方位と第2固体撮像素子201による撮像方位とのバランスを均等にすることができる。
図4は、第1固体撮像素子および第2固体撮像素子の他の選択順の一例を示す図である。同図の例では、システムコントローラ10は、第1固体撮像素子101と第2固体撮像素子201とを1対2の割合で選択している。カプセル型内視カメラの重心位置に対して第1固体撮像素子101と第2固体撮像素子201とが非対称に配置されている場合に、第1固体撮像素子101による撮像方位と第2固体撮像素子201による撮像方位とのバランスを均等または調整することができる。
図5は、システムコントローラ10による第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201の選択制御動作を示す図である。同図において「チップイネーブル信号」、「全電荷排出」、「点灯制御信号」、「撮像素子読み出し」および「撮像素子出力」は、図2〜図4と同じである。図1の構成では、駆動回路11からの各種制御信号CTLは共通に供給されているが、システムコントローラ10からのチップイネーブル信号CE1、CE2は第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201に個別に供給されている。つまり、各種制御信号CTLは、有効なチップイネーブル信号が入力されていない固体撮像素子にも供給されている(同図の破線部分)。破線部分の各種制御信号CTLは、有効なチップイネーブル信号が入力されていないことから、その固体撮像素子では無視され、内部の動作に影響を及ぼさない。このようにシステムコントローラ10は、第1固体撮像素子101と第2固体撮像素子201の選択制御を簡単な構成で行なうことができる。
図6は、(a)第1モード(通常フレームレート)および(b)第2モード(低フレームレート)の動作タイミングを示す図である。同図(a)(b)では、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201に供給される動作ロック信号は同じ周波数のクロック信号(通常のクロック信号)が入力されている。
同図(a)に示すように第1モードでは、駆動回路11は、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201におけるフレーム撮像期間(フレームの駆動期間)の合間に第1のアイドル期間を挿入することにより通常のフレームレートでの撮像を駆動する。第1のアイドル期間は、0クロックサイクルから数クロックサイクル程度でよい。
また、同図(b)に示すように第2モードでは、第1モードと同じ周波数の動作クロック信号が第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201に供給され、駆動回路11は、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子におけるフレーム撮像期間の合間に第1のアイドル期間よりも長い第2のアイドル期間を挿入する。第2のアイドル期間は、第1のアイドル期間より長ければ、フレーム撮像期間のn倍に相当するクロックサイクル程度でよい。これにより、実質的にフレームを間引いて撮像することができ、バッテリの長寿命化を図ることができる。
以上説明してきたように本実施の形態における撮像装置およびカプセル型内視カメラは、より多くの方位の画像を撮影することができる。また、省電力化を図ることができる。動作クロック信号の周波数を変更することなく、第1モード(通常のフレームレート)と第2モード(低フレームレート)とを選択可能にすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、第1モード(通常フレームレート)と第2モード(低フレームレート)とで同じ動作クロック信号が用いられる例を説明したが、実施の形態2では、第2モードでは、第1モードよりも低い周波数の動作クロック信号を用いる例について説明する。これによれば、第2モードでより一層省電力化を図ることができる。
本実施の形態における撮像装置の概略構成は、図1とほぼ同様であるが、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201の変わりに第1固体撮像素子101aおよび第2固体撮像素子201aを備える点と、駆動回路11が第2モード(低フレームレート)でアイドル期間の挿入をしない点とが主に異なっている。以下、同じ点は説明を省略して、異なる点を中心に説明する。
図7は、本実施の形態における第1固体撮像素子101aの構成を示すブロック図である。同図のように、第1固体撮像素子101aは、行列状の画素アレイを有する撮像領域110と、撮像領域110を行単位に走査する垂直シフトレジスタ111、撮像領域110を列単位に走査する水平シフトレジスタ112と、高速用タイミング生成部113と、低速用タイミング生成部114と、セレクタ115とを備える。
高速用タイミング生成部113は、第1モードにおいて、第1動作クロック信号に基づいてフレームの撮像用タイミング信号を生成する第1タイミング信号生成手段として機能する。
低速用タイミング生成部114は、第1動作クロック信号よりも低い周波数の第2動作クロック信号に基づいて、第1タイミング信号生成手段と少なくとも露光期間が同じになる撮像用タイミング信号を生成する第2タイミング信号生成手段として機能する。
セレクタ115は、動作クロック信号が第1動作クロック信号であるか第2動作クロック信号であるかを示す信号(高速/低速信号)に応じて、低速用タイミング生成部114からの撮像用タイミング信号と、セレクタ115からの撮像用タイミング信号の一方を選択し、垂直シフトレジスタ111および水平シフトレジスタ112に供給する。
なお、第2固体撮像素子201aも図7と同じ構成である。
図8は、(a)第1モード(通常フレームレート)および(b)第2モード(低フレームレート)の動作タイミングを示す図である。同図(a)では、第1動作クロック(高速クロック)が、(b)では第2動作クロック(低速クロック)が、第1固体撮像素子101および第2固体撮像素子201に供給されている。
同図(a)のように、高速用タイミング生成部113は、高速クロックが入力されたとき、駆動期間Tに渡って1フレームの撮像を制御する各種タイミング信号を生成する。一方、同図(b)のように、低速用タイミング生成部114は、低速クロックが入力されたとき、1フレームの撮像を制御する各種制御信号は高速用と少なくとも露光期間が同じになるタイミングで生成され、「撮像素子読み出し」期間は動作クロックに合わせて変化する。同図(a)と(b)とでは、1フレームの期間および駆動期間は異なっているが、「全画素電荷排出」期間および露光期間は同じである。
以上説明してきたように実施の形態2によれば、第1モード(通常のフレームレート)と第2モード(低フレームレート)とで動作クロックの周波数が異なっている。つまり、第2モードでは、第1の撮像手段および第2の撮像手段のそれぞれが、低い動作クロック信号で低いフレームレートで撮像するので、より一層の低消費電力化を図ることができる。しかも、フレームの撮像用タイミング信号は少なくとも露光期間が同じになるタイミングで生成されるので、どちらのモードでも同じ品質の画像を得ることができる。
なお、上記各実施の形態ではMOS型固体撮像素子を備える例を説明したが、MOS型の代わりにCCD型固体撮像素子を備える構成であってもよい。
また、図8(a)と図8(b)とにおいて照明光源の点灯期間のみ同じ長さになるようにしてもよい。
また、カプセル型内視カメラの重心をカプセル中央に設定するおもりを設けてもよい。こうすれば、第1固体撮像素子101と第2固体撮像素子201の撮影方向を均等化させることができる。逆に、カプセル型内視カメラの重心をカプセル中央から偏らせるためのおもりを設けてもよい。こうすれば、第1固体撮像素子101と第2固体撮像素子201の撮影方向を偏らせることができる。
なお、カプセル長手方向の両方向を撮影する例を示したが、カプセル長手方向と直角の2方向を撮影するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では2組の撮像手段(固体撮像素子、レンズ、照明光源)を備える例を説明したが、3組以上備えるようにしてもよい。その場合、複数の撮像手段の撮影方位がカプセルを中心に対称となる方向に設定すれば、各固体撮像素子の撮影方向を均等化させることができる。
本発明は、撮像装置に適用でき、特に、カプセル型内視カメラに適用できる。
本発明の実施の形態1における撮像装置の概略構成を示す図である。 撮像素子の読出しタイミングと照明光源の点灯タイミングとを示す図である。 第1固体撮像素子および第2固体撮像素子の選択順を示す図である。 第1固体撮像素子および第2固体撮像素子の他の選択順を示す図である。 第1固体撮像素子および第2固体撮像素子の選択制御動作を示す図である。 通常フレームレートと低フレームレートとを示す図である。 本発明の実施の形態2における撮像装置の概略構成を示す図である。 通常フレームレートと低フレームレートとを示す図である。
符号の説明
1 撮像装置
10 システムコントローラ
11 駆動回路
12 アナログ回路
13 信号処理回路
14 送信回路
15 バッテリ
101 第1固体撮像素子
102、103 照明光源
104 第1レンズ
110 撮像領域
111 垂直シフトレジスタ
112 水平シフトレジスタ
113 高速用タイミング生成部
114 低速用タイミング生成部
115 セレクタ
201 第2固体撮像素子
202、203 照明光源
204 第2レンズ
CTL 制御信号
CE1、CE2 イネーブル信号
LEN1、LEN2 点灯信号
OUT1、OUT2 出力信号

Claims (9)

  1. 第1照明光源と、第1レンズと、前記第1照明光源および前記第1レンズを利用して撮像する第1固体撮像素子とを含む第1の撮像手段と、
    第2照明光源と、第2レンズと、前記第2照明光源および前記第2レンズを利用して撮像する第2固体撮像素子とを含み、前記第1の撮像手段とは異なる方向を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段を選択的に動作させる制御手段と、
    前記制御手段により選択された撮像手段からの撮像信号から画像を形成する画像処理手段と、
    画像処理手段により形成された画像を無線送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1撮像手段と前記第2撮像手段は反対方向を撮像する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記第1固体撮像素子は、動作可否を受け付ける第1イネーブル端子を有し、
    前記第2固体撮像素子は、動作可否を受け付ける第2イネーブル端子を有し、
    前記制御手段は、第1イネーブル端子および第2イネーブル端子への各イネーブル信号を選択的に有効にする
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段を交互に動作させる
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段の選択回数を非対等にするよう動作させる
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子に共通する駆動信号を供給する
    ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子に対して第1モードおよび第2モード選択的に動作させ、
    前記第1モードでは、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子におけるフレーム撮像期間の合間に第1のアイドル期間を挿入し、
    前記第2モードでは、第1モードと同じ周波数の動作クロック信号を前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子に供給し、前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子におけるフレーム撮像期間の合間に第1のアイドル期間よりも長い第2のアイドル期間を挿入する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記第1固体撮像素子および第2固体撮像素子は各々、
    第1動作クロック信号に基づいて撮像用タイミング信号を生成する第1タイミング信号生成手段と、
    第1動作クロック信号よりも低い周波数の第2動作クロック信号に基づいて、第1タイミング信号生成手段と少なくとも露光期間が同じになる撮像用タイミング信号を生成する第2タイミング信号生成手段と、
    動作クロック信号が第1動作クロック信号であるか第2動作クロック信号であるかを示す信号に応じて、第1タイミング信号生成手段からの撮像用タイミング信号と、第2タイミング信号生成手段からの撮像用タイミング信号の一方を選択する選択手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 請求項1から8の何れかに記載の撮像装置を備える
    ことを特徴とするカプセル型内視カメラ。
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