JP2008182532A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、携帯端末装置の薄型化を可能とするとともに、操作部材のデザイン性や操作性を向上させた携帯端末装置を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯端末装置は、筐体と、筐体を構成し第1開口部を有するケース部材と、筐体内に配置される可撓性のシート部材と、ケース部材とシート部材の間に配置され第2開口部を有する金属性の補強部材と、シート部材における一方の面に配置されるとともに、第1開口部及び第2開口部を介して外部に露出するよう配置され、導電性を有して構成される操作部材と、シート部材における操作部材が配置された側とは反対である他方の面に対向して配置され操作部材に対応する位置に配置されるスイッチ部材と、筐体内に配置される基準電位部材と、を備える。シート部材における一方の面には、導電性部材が操作部材に対向する位置と補強部材に対向する位置とに跨って配置されることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、携帯電話機や簡易型携帯電話機(PHS(登録商標))等の移動通信機、或いはPDA(Personal Digital Assistants)といった携帯端末装置に関する。
従来より、携帯電話機、簡易型携帯電話機(PHS(登録商標))、及びPDA(Personal Digital Assistants)といった携帯端末装置は、入力部として操作部材を備えたものがある。そして、このような操作部材は、通常、樹脂等の絶縁材料によって形成され、シート部材における一方の面側に配置されるとともに、携帯端末装置の筐体に形成された開口部から露出されることにより構成されている。また、携帯端末装置の筐体の内部には、操作部材の押下によって動作されるスイッチ部材が配設されており、操作者が操作部材を押下することによってスイッチ部が動作するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、このような操作部材を備える携帯端末装置には、入力操作部材の大きさを大きくするために、それぞれの入力操作部材同士の間に樹脂製のフレーム枠を配置することなく、入力操作部材同士を直接隣接させて配置する、いわゆるフレームレスキー構造が採用されるものがある。しかし、このようなフレームレスキー構造を採用する携帯端末装置は、シート部材に対する筐体による支持力が弱く、シート部材自体の強度も弱いため、外力が加わった場合に操作部材や入力操作部材等が浮いたり、所定の配置位置からずれ易くなる場合があった。
これに対しては、強度が高い樹脂製の補強部材をシート部材と一体的に配置し、これらに上述の操作部材等を配置することにより、例えば、操作部材等に外力が加わった場合においても操作部材等が浮いてくることを防止することができる。
特開2003−283176号公報
ここで、近年、携帯端末装置のデザイン性や質感を向上させるために操作部材等にメッキ処理や金属蒸着等の処理を施したものが使用されるようになってきている。これにより、操作部材等に静電対策を施さなければ、操作部材等に静電気が帯電してしまい、携帯端末装置の誤動作を引き起こす場合があった。
これらに対しては、補強部材を導電性材料により形成するとともに回路基板に形成される基準電位パターン層と接続させるとともに、補強部材と操作部材等とを直接当接させることにより、補強部材を介して操作部材等と基準電位パターン層とを電気的に導通させることができる。しかし、この場合においては、押下操作時に操作部材が補強部材に当たることより操作部材の操作感が損なわれる場合がある。
本発明は、操作部材のデザイン性を向上させるとともに操作性を損なうことなく静電気への対応がなされた携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、筐体と、前記筐体を構成し第1開口部を有するケース部材と、前記筐体内に配置される可撓性のシート部材と、前記ケース部材と前記シート部材の間に配置され第2開口部を有する金属性の補強部材と、前記シート部材における一方の面に配置されるとともに、前記第1開口部及び前記第2開口部を介して外部に露出するよう配置されて、導電性を有して構成される操作部材と、前記シート部材における前記操作部材が配置された側とは反対である他方の面に対向して配置され前記操作部材に対応する位置に配置されるスイッチ部材と、前記筐体内に配置される基準電位部材と、を備え、前記補強部材は、前記基準電位部材に電気的に導通されており、前記シート部材における前記一方の面には、導電性部材が前記操作部材に対向する位置と前記補強部材に対向する位置とに跨って配置されることを特徴とする。
また、前記導電性部材は、前記シート部材の前記一方の面に導電性塗料を塗装又は印刷することにより形成されることが好ましい。
また、前記導電性部材は、前記スイッチ部材に対応した位置を含むように配置されることが好ましい。
また、前記シート部材は、前記他方の面において、前記スイッチ部材と対向する位置に突起部が形成されることが好ましい。
また、前記シート部材は、前記他方の面において、前記補強部材に対向して前記導電性部材が配置される位置に対応した位置に凸状に形成される突出部が形成されることが好ましい。
本発明によれば、操作部材のデザイン性を向上させるとともに操作性を損なうことなく静電気への対応がなされた携帯端末装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、携帯端末装置として携帯電話機について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
図1から図12を用いて、本発明にかかる第1実施形態について説明する。
まず、図1から図3により、携帯端末装置としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。図2(A)は、携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示し、図2(B)は、携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示す。また、図3は、携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3とを備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、2軸ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結されている。これにより、携帯電話機1は、開状態及び閉状態に折り畳み自在に変形可能となると共に、開状態及び閉状態のそれぞれにおいて表示部側筐体3を表状態及び裏状態のそれぞれに切り替えることができる。
ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、開状態における表状態とは、後述する表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向くように配置された状態(図1参照)であり、裏状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30と操作部側筐体2における操作キー群11とが反対側を向くように配置された状態(図6
参照)をいう。また、閉状態における表状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11に対向するように配置された状態であり、閉状態における裏状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11と対向せずに表出した状態である。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bにより構成される。この操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。ここで、操作キー群11としては、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキーなどの入力操作キー14aからなる入力操作キー群14、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15等を例示することができ、本実施形態に係る操作キー群11は、機能設定操作キー13、入力操作キー群14及び決定操作キー15により構成されている。また、音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
図2(A)に示すように、操作部側筐体2における一方の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース16と、ヘッドホン/マイク端子17と、着脱可能な外部メモリのインターフェース18と、バッテリーを充電するための充電端子19とが設けられている。なお、インターフェース16、ヘッドホン端子/マイク端子17及びインターフェース18は、不使用時において着脱可能な防塵対策用のキャップで覆われている。
また、図2(B)に示すように、操作部側筐体2における他方の側面には、一対のサイドキー20と、撮像時に使用される操作キー21と、電波の受信角度を調整可能な放送波受信用のアンテナ22とが配置される。このサイドキー20には、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。ここで、上述と同様に、使用者がサイドキー20を押圧することにより、携帯電話機1におけるサイドキー20に割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2のリアケース2bには、図3に示すように、被写体を撮像するカメラ部23と、被写体に光を照射するライト部24とが露出して配置される。このカメラ部23とライト部24とは、操作部側筐体2における連結部4側の内端部側に配置される。また、操作部側筐体2におけるリアケース2bには、バッテリー収容部92にバッテリー90を装着するための開口92aが形成されると共に、該開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25が配置される。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、図1から図3に示すように、2軸ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結されている。連結部4における一方の面(裏面)には、図3に示すように、副操作キー群33が該携帯電話機1の幅方向(短手方向)において一列に並んで配置される。この副操作キー群33を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態、起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。そして、使用者により、操作部材11を構成する各キーが押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3aとリアケース3bにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側における音声を出力するレシーバーとしての音声出力部31とが露出するように配置される。ここで、音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1が開状態において他方の端部側に配置される。
また、表示部側筐体3のリアケース3bには、各種情報を表示するためのサブディスプレイ32が露出して配置される。ディスプレイ30及びサブディスプレイ32それぞれは、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
次いで、図4から図6により、連結部4の構造及び携帯電話機1における変形状態について説明する。図4は、携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における斜視図を示す。図5は、図4に示される状態から携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして所定角度回動した状態の斜視図を示す。図6は、図4に示される状態から携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図を示す。
図4に示すように、連結部4は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心にして任意の角度で開閉自在に連結すると共に、回動軸Yを中心に任意の角度で回動自在に連結する2軸ヒンジ機構を備える。
連結部4は、一方端4a側において図示しない開閉連結部材により操作部側筐体2の上端部と連結されており、他方端4b側において図示しない回動連結部材により表示部側筐体3の下端部と連結されている。
連結部4の一方端4aには、該連結部4における表面から垂直に突出するように形成される凸形状の開閉部4cが形成される。そして、操作部側筐体2の上端部には、この凸形状の開閉部4cが挿嵌される凹形状の切り欠き部5が形成される。
この開閉部4cの開閉軸X方向における両側それぞれには、図示しない孔部Aが形成される。また、操作部側筐体2の切り欠き部5における両内側面には、図示しない孔部Bが形成される。そして、凸形状の開閉部4cが、凹形状の切り欠き部5に挿嵌された状態において、孔部Aと孔部Bとは互いに近接して対向するよう配置されると共に、孔部Aと孔部Bとの双方に円筒状の開閉連結部材が挿通される。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、開閉可能に連結される。なお、開閉部4cは、操作部側筐体2の上端部に挿嵌される形状であれば良く、特に凸形状に限られず、また、操作部側筐体2の上端部の形状も凹形状に限られない。
また、連結部4の他方端4b側と表示部側筐体3の下端部とは、図示しない回動連結部材により回動自在に連結される。連結部4における表示部側筐体3側の側面には、図示しない孔部Cが形成される。また、表示部側筐体3における連結部4側の側面には、図示しない孔部Dが形成される。そして、孔部Cと孔部Dとの双方に回動連結部材が挿通されることで、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが回動軸Yを中心に回動可能に連結される。つまり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、表示部側筐体3の表裏状態を切り替え可能に連結される。
上述したように、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが連結部4により開閉及び回動可能に連結される。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心にして開閉させたり、回動軸Yを中心にして回動をさせたりすることで携帯電話機1を様々な状態に変形させることができる。
例えば、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重なる状態である閉状態(以下、第1閉状態という。)の携帯電話機1を、操作部側筐体2及び表示部側筐体3それぞれにおける開閉軸Xと反対側の端部が、互いに離間するよう開閉軸Xを中心にして開くように変形させることで、図1から図3に示す操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重ならない状態(以下、第1開状態という。)にすることができる。
逆に、図1から図3に示す第1開状態の携帯電話機1を、操作部側筐体2及び表示部側筐体3それぞれの開閉軸Xと反対側の端部が、互いに近づくよう開閉軸Xを中心にして閉じるように変形させることで、閉状態(以下、第1閉状態という。)にすることができる。
また、図1から図3に示す第1開状態において、例えば、図5に示すように、表示部側筐体3を、回動軸Yを中心に回動させることができる。更には、表示部側筐体3を図5の状態から更に回動軸Yを中心に回転させることで、表示部側筐体3における表裏状態を切り替えることができる。具体的には、図1から図3に示す表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作部材11とが同じ側を向く第1開状態から、表示部側筐体3が回動軸Yを中心に180度回転されることで、図6に示されるように、表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作部材11とが反対側を向く開状態(以下、第2開状態という。)にすることができる。
そして、図6に示す第2開状態における表示部側筐体3を開閉軸Xを中心にして閉じるよう変形させることで、携帯電話機1を閉状態(以下、第2閉状態という。)にすることができる。つまり、携帯電話機1は、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が、操作部側筐体2における操作部材11に対向するよう配置された第1閉状態から、表示部側筐体を回動させることにより、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が、操作部側筐体2に対向せずに表出した状態の第2閉状態(ターンクローズ状態)に変形させることができる。
続いて、図7から図12により、操作部側筐体2の内部構造について説明する。図7は、操作部側筐体2の分解斜視図を示す。図8は、操作部側筐体2におけるキーシート40の分解斜視図を示す。図9は、シート41を裏面側から見た斜視図を示す。図10は、キーシート40の平面図を示す。図11は、図10に示すキーシート40のZ−Z断面図を示す。図12は、第2延出部85の第2延下部85aに対応した位置での筐体幅方向における要部拡大断面図を示す。
図7に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キーシート40と、基準電位部材を構成し、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板70と、同じく基準電位部材を構成するシールドケース60と、キースイッチ51、52、53が配置されるスイッチ部材であるフレキシブルプリント配線基板50と、アンテナ部90と、リアケース2bと、を備える。また、バッテリー90は、リアケース2bの外側から装脱可能に収容され、収納後は、開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25を配置する。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置されており、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キーシート40と、フレキシブルプリント配線基板50と、シールドケース60と、回路基板70と、アンテナ部90とが、フロントケース2a側から前記順番において収納配置される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態(閉状態)で表示部側筐体3と対向する表面2Aに、複数のキー孔(第1開口部)26が形成される。このキー孔26それぞれからは、キーシート40上に配置される操作キー群11である機能設定操作キー13、入力操作キー群14及び決定操作キー15の押圧面が露出する。なお、携帯電話機1は、フレームレスキー構造を採用するため、入力操作キー14が露出するキー孔26には、入力操作キー14aを仕切る枠を有しておらず、入力操作キー群14の全体を囲むキー孔26として形成される。
キーシート40は、図8に示すように、操作部材としての操作キー群11と、シート部材であるシリコンゴム製のシート41と、補強部材である金属性の補強フレーム80と、を備える。ここでは、補強フレーム80は、板金部材によって構成されている。
操作キー群11は、一対の機能設定操作キー13、テンキーを構成する入力操作キー群14、決定操作キー15により構成され、機能設定操作キー13、入力操作キー群14及び決定操作キー15のそれぞれは、樹脂やプラスチック等の絶縁材料により形成される。機能設定操作キー13は、略縦長に形成されており、各機能ごとに設けられる。入力操作キー群14は、複数の入力操作キー14aからなり、各入力操作キー14aは、樹脂製の入力操作キー群14をそれぞれに割り当てられている機能ごとに仕切られることにより形成されると共に、仕切られた入力操作キー14aは略矩形状に形成されている。決定操作キー15は、略円形状に形成されると共に、操作キー15aと決定キー15bとにより構成されており、操作キー15aは絶縁材料により成型された後、表面の全域に金属蒸着による加工やメッキ処理が施される。
なお、操作キー15aは、金属蒸着加工やメッキ処理が施される構成に限定されることなく、その他の加工や処理が施されたり、アルミなどの導電性材により成形されるなどして、導電性を有して構成されればよい。
キーシート40における操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14a及び決定操作キー15は、フレキシブルプリント配線基板50におけるスイッチ部材としてのキースイッチ51、52、53と対応する位置に配置されると共に、後述するフロントケース2aに形成されるキー孔26から露出するように配置される。
入力操作キー群14は、補強フレーム80がシート41のフロントケース2aに対向する側の一方の面である第1の面42における所定の位置に載置された後、シート14の該第1の面42にキースイッチ52に対向する位置に突出して形成される第1嵌装部43に配置されると共に、第1嵌装部43の頂面に熱圧着等により貼設される。このように構成することにより、入力操作キー群14の各キー同士が隣接して配置され、隣り合うキー同士の間にフロントケース2aからなる枠を有さないフレームレスキー構造を採用することが可能となる。同様に、機能設定操作キー13は、第1嵌装部43同様にキースイッチ51に対応する位置に突出し形成された第2嵌装部44の所定の位置に配置され、第2嵌装部44の頂面に熱圧着等により貼設される。また、決定操作キー15は、キースイッチ53に対応した位置でシート41の第1の面42に接着剤により接着される。
なお、接着剤を用いて接着させた場合においては、接着剤が非導電性材料であることより、操作キー15aをシート41に貼り付ける場合、後述の導電性部材48が設けられていない場所において貼り付ける必要がある。導電性部材48の上に接着剤を設けた場合、電気的な導通がなされない場合が生じるためである。
シート41は、フロントケース2aに対向する側の第1の面42とリアケース2bに対向する側の他方の面である第2の面45とを備えており、第1の面42に操作キー群11における各キーそれぞれが配置される。そして、第1の面42には、入力操作キー14aのそれぞれが嵌装される第1嵌装部43と、機能設定操作キー13が嵌装される一対の第2嵌装部44とが設けられる。
第1嵌装部43は、第1の面42において、操作キー群11が配置される方向に突出すると共に、その上面は、略平面状に形成される。第1嵌装部43の形状は、入力操作キー14aと略相似形であり、入力操作キー14aを嵌装可能な大きさに形成されている。また、図9に示すように、第2の面45の第1嵌装部43に対応した位置には、第1の面42側に窪む凹状に形成される第1凹状部43aと、第1凹状部43aの略中央部に形成された略円柱状の押子46aとが設けられる。
第1嵌装部43における押子46aは、フレキシブルプリント配線基板50が配置される側に突出するように凸状に形成されており、キースイッチ52と当接するように配置される。具体的には、操作部側筐体2が組み立てられた状態において、押子46aは、キースイッチ52を構成する金属板のメタルドームの頂部に当接するように配置される。
ここで、メタルドームは、椀状に湾曲して立体的に形成されており、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブルプリント配線基板50の表面に印刷された不図示の電気回路に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成されており、フロントケース2aに形成されるキー孔26から露出した入力操作キー14aの押圧面を押し下げるように押圧することで、押子46aが押し下げられることにより対応するキースイッチ52それぞれにおけるメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
また、第2の面45における各第1凹状部43aの間には、フレキシブルプリント配線基板50の配置される方向に突出する突出部であるリブ47aが設けられている。リブ47aは、フレキシブルプリント配線基板50に当接可能に設けられており、フレキシブルプリント配線基板50と当接することにより、キーシート40をフロントケース2a側に持ち上げた状態で支持して、入力操作キー14の表面とフロントケース2aの表面2Aとが略同一平面となるようにしているとともに、入力操作キー14aの誤動作を防止する。
第2嵌装部44は、第1の面42において、操作キー群11が配置される方向に突出すると共に、その上面は、略平面状に形成される。第2嵌装部44は、シート41における幅方向の両側に設けられており、その形状は機能設定操作キー13と略相似形であるとともに、機能設定操作キー13を嵌装可能な大きさに形成されている。また、図9に示すように、第2の面45の第2嵌装部44に対応した位置には、第1の面42側に窪む凹状に形成される第2凹状部44aと、第2凹状部44aの略中央部に形成された略円柱状の押子46bが設けられる。
第2嵌装部44における押子46bは、フレキシブルプリント配線基板50が配置される側に突出するように凸状に形成されており、キースイッチ51と当接するように配置される。具体的には、操作部側筐体2が組み立てられた状態において、押子46bは、キースイッチ51を構成する金属板のメタルドームの頂部に当接するように配置される。
また、第2の面45における互いに隣接する第2凹状部44a同士の間には、フレキシブルプリント配線基板50の配置される方向に突出する突出部であるリブ47bが設けられている。リブ47bは、フレキシブルプリント配線基板50に当接可能に設けられている。そして、リブ47bは、フレキシブルプリント配線基板50と当接してリブ47aと同様にキーシート40を支持するとともに、機能設定操作キー13の誤動作を防止する。
シート41の第1の面42には、決定操作キー15aに対向する位置と、補強フレーム80に対向する位置のそれぞれに跨って配置される一対の導電性部材48が設けられる。決定操作キー15及び補強フレーム80は、導電性部材48にそれぞれ対向して当接可能に配置される。
ここで、シート41の第2の面45には、操作キー15aが配置される位置と対応する位置であって、シート41の長手方向に該当する決定操作キー15の上下方向、及びシート41の幅方向に該当する決定操作キー15の左右方向のそれぞれの位置に押子46cが設けられている。同様に、決定キー15bが配置される位置と対向する位置にも押子46cが設けられている。
押子46cの近傍には、フレキシブルプリント配線基板50の配置される方向に突出する突出部であるリブ47cが設けられている。具体的には、シート41の長手方向に該当する決定操作キー15の上下方向に設けられる押子46cに対しては、押子46aの上下方向に設けられ、シート41の幅方向に該当する決定操作キー15の左右方向に設けられる押子46cに対しては、押子46aの左右方向に設けられる。
また、シート41の幅方向に該当する決定操作キー15の左右方向に設けられる押子46c及びリブ47cは、前述の第1の面42に配設された導電性部材48と対応する位置に設けられる。言い換えると、導電性部材48は、第1の面42において、決定操作キー15の左右方向に設けられる押子46c及びリブ47cに対応した位置に跨って配設される。このように、導電性部材48を押子46c及びリブ47cと対応する位置に配置することにより、シート41を携帯電話機1に組み込んだ場合、押子46cとリブ47cとがフレキシブルプリント配線基板50に当接してキーシート40をフロント2a側に支持することによりシート41にフロントケース2a側の応力が生じて、第1の面42上の導電性部材48を補強フレーム80側及び操作キー15a側に押すと共に、常にリブ47を介して導電性部材48に所定の補強フレーム80側及び操作キー15側への所定の圧力がかかることとなる。つまり、補強フレーム80及び操作キー15aと、導電性部材48との接触を確実にすることができる。また、リブ47は、操作キー15aの誤動作も防止する。
さらに、導電性部材48は、第1の面42においてフレキシブルプリント配線基板50のキースイッチ53又はキースイッチ53に対向して配設される押子46cに対応した位置を含むように配置されている。これにより、例えば、携帯電話機1の組み込み時に操作キー15aと導電性部材48とが非接触であった場合においても、操作キー15aの押下操作時に操作キー15aの押圧面を押圧し、押子46cが押し下げられると、操作キー15aと導電性部材48とが接触して電気的に導通可能となる。
補強フレーム80は、板状に形成されており、第1嵌装部43が挿通可能な第1挿通孔81と、第2嵌装部44が挿通可能な第2挿通孔82と、決定操作キー15が貫通可能な大きさの第2開口部である貫通孔83とが設けられている。第1挿通孔81は、入力操作キー14と略相似の形状に形成されており、入力操作キー14の外周よりも小さく形成されている。同様に、第2挿通孔82は、機能設定操作キー13と略相似の形状に形成されており、機能設定操作キー13の外周よりも小さく形成されている。
貫通孔83は、決定操作キー15と略相似の形状を有しており、決定操作キー15の外形よりも大きく形成されている。つまり、決定操作キー15と補強フレーム80とは、キーシート40に組み込まれた場合に非接触状態となる。また、補強フレーム80は、第1挿通孔81に第1嵌装部43を挿通させ、第2挿通孔82に第2嵌装部44を挿通させることにより、シート41の第1の面42に載置した場合、第1嵌装部43及び第2嵌装部44が補強フレーム80から突出可能な厚さに形成されている。
図8及び図10に示すように、補強フレーム80には、シールドケース60と接続可能な略L字形に形成された第1延出部84と第2延出部85とが設けられている。第1延出部84は、貫通孔83の近傍であって、補強フレーム80の縁端部に設けられている。第2延出部85は、入力操作キー群14の側方であって、補強フレーム80の側縁部に設けられている。
第1延出部84は、シールドケース60側に折り曲げられることにより形成される第1延下部84a、84aと、シールドケース60の平坦部と略平行に延びる第1当接部84bとを備える。また、第1延出部84は、中央部が開口しており、第1当接部84bが第1延下部84a、84aによりいわゆる両端支持されるような形状になっている。このように形成することにより、キーシート40とシールドケース60とを組み合わせた場合に、シールドケース60と第1当接部84bとが当接するとともに、第1当接部84bからの反力により第1延下部84aがシールドケース60側に向かう弾性力を発生させる。これにより、補強フレーム80とシールドケース60とがより確実に電気的導通が可能となる。
第2延出部85は、シールドケース60側に折り曲げられることにより形成される第2延下部85a、85aと、シールドケース60の平坦部と略平行になるように形成され、シールドケース60に設けられる後述の突起部61と当接可能に対応した位置に形成される板状部85bとを備える。また、第2延出部85は、第1延出部84と同様に略中央部が開口しており、板状部85bが第2延下部85a、85aによりいわゆる両端支持されるような形状となっている。このように形成することにより、キーシート40とシールドケース50とを組み合わせ、シールドケース60に設けられる突起部61に板状部85bが当接した場合に、板状部85bの中央部が撓んで第2延下部85aによる弾性力が備わるため、補強フレーム80とシールドケース60との電気的導通がより確実になる。
ここで、第2延出部85aの幅方向(補強フレーム80における幅方向と同方向)における長さとしては、シールドケース60のバネ性との関係により調整は可能であるが、例えば、1.5mmを例示できる。同様に、第2延出部85の長手方向(補強フレーム80における長手方向と同方向)における長さとしては、例えば、8.0mmを例示できる。
回路基板70は板状に形成されており、回路基板70における第1の面72には、図示しない各種電子部品及び基準電位パターン層が形成される。そして、回路基板70における第2の面73には、各種電子部品が配置される。具体的には、第2の面73には、図示しないカメラ部23やライト部24が連結部4側の端部に偏って配置されると共に、図示しない音声入力部12が連結部4側の端部に偏って配置される。なお、カメラ部23やライト部24は、リアケース2bに所定の形状で穿孔されている穿孔部2cを介して外部に露出される。
シールドケース60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する金属製の部材(例えば、アルミ部材)により構成される。シールドケース60は、第1の面62と第2の面63とを有しており、第1の面62側にはキースイッチ51、52、53を有するフレキシブルプリント配線基板50が配置される。また、図7及び図12に示すように、第1の面62の側端部には、補強フレーム80に設けられた第2延出部85の板状部85bと当接可能な突起部61が設けられている。突起部61は、シールドケース60の第1の面62の側縁部において、キーシート40側に突出するように形成されている。操作部側筐体2が組み込まれた状態では、第2延出部85の板状部85bの長手方向略中央部が突起部61に当接して上方に湾曲して撓む。図12は、第2延出部85の第2延下部85aに対応した位置での筐体幅方向における要部拡大断面図である。図12に示されるように、第2延下部85aに対応した板状部85bは突起部61よりも低く配置されるため、板状部85bの長手方向中央部と突起部61とを確実に当接させることができる。
また、シールドケース60の第2の面63側には、第2の面63に対して略垂直に形成される不図示のリブが形成されている。ここで、リブは、回路基板70における第1の面72に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成されているとともに、回路基板70における第1の面72に実装される図示しない基準電位パターン層と接触されている。
具体的には、リブは、シールドケース60における第2の面63の周縁及び内側に回路基板70の基準電位パターン層に対応するよう形成される。言い換えると、基準電位パターン層が形成される回路基板70の第1の面72と、シールドケース60における第2の面63とが向かい合うようにして配置された場合において、リブの底面が基準電位パターン層上に配置されるよう形成されて、シールドケース60のリブと回路基板70の基準電位パターン層とが当接されている。
シールドケース60は、リブ(底面)により、回路基板70における第1の面72に形成される基準電位パターン層と導通する。これにより、シールドケース60は、基準電位部材としての回路基板70の基準電位パターン層と電気的に導通して同じ大きさの電位を有するようになる。また、シールドケース60は、外部からのノイズが回路基板70の第1の面72に配置される不図示の各種電子部品に作用するのを防ぐと共に、第1の面72に形成される高周波回路等から放出されるノイズを吸収する。
ここで、シールドケース60は、後述する各種キーの押圧操作に対する剛性確保のための補強部材としても機能する。また、シールドケース60は、金属により形成する以外に、骨格を樹脂により形成し、その表面に導電性の導体膜を形成したものでもよい。
フレキシブルプリント配線基板50は、フロントケース2a側の面に複数のキースイッチ51、52、53を有している。フレキシブルプリント配線基板50のキースイッチ51、52、53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。なお、フレキシブルプリント配線基板50は、複数の絶縁フィルムの間に配線を挟み込んだものである。
アンテナ部90は、基台上に所定形状のアンテナエレメントが配置されることにより構成さる。アンテナ部90は、携帯電話機1における連結部4側と反対の端部側に配置される。このアンテナ部90のアンテナエレメントは、帯状の板金により形成される。また、アンテナ部90は、不図示の給電端子を介して回路基板70から給電される。これにより、アンテナエレメントは、給電端子を介して回路基板70から給電されると共に、回路基板70のRFモジュール等と接続される。
バッテリー90は、リアケース2bに形成された開口92aを介してバッテリー収容部92に着脱可能に収容される。バッテリー収容部92は、リアケース2bと回路基板70における第2の面73の一部とにより形成される。そして、バッテリー90が収容された状態において、開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25を配置することで、バッテリー90の脱落を抑制することができる。そして、バッテリー90は、収容された状態において回路基板70と電気的に接続される。
なお、操作キー15aは、絶縁材料を金属蒸着させることにより形成する以外に、例えば、絶縁材料の表面にメッキ処理を施してもよく、操作キー15a自体を金属加工により形成してもよい。
また、導電性部材48は、筐体幅方向の2つの第2嵌装部44の間に一対設けたが、いずれか一方設ける構成としてもよい。また、導電性部材48は、金属性塗料をシート41に塗布又は印刷することにより形成してもよく、金属シートや導電テープなどの導電性部材をシート41に貼り付けることにより形成してもよい。
また、シート41は、シリコンゴムにより形成する以外に、例えば、樹脂やゴム等の可撓性を有する絶縁材料を用いて形成してもよい。
また、補強フレーム80は、例えば、ステンレスやチタン等の強度の高い金属材料により形成することが好ましい。
上述のように、本実施形態にかかる携帯電話機1は、金属蒸着された決定操作キー15と金属性材料により形成された補強フレーム80とのそれぞれに接触する導電性部材48がシート41の所定の位置に印刷などにより配設されている。これにより、まず、決定操作キー15を導電性部材48を介して補強フレーム80に電気的に導通させることが可能になる。そして、補強フレーム80は、第1延出部84及び第2延出部85によりシールドケース60と電気的に導通されている。これにより、決定操作キー15から補強フレーム80に伝わった静電気等を補強フレーム80からシールドケース60に逃がすことが可能になる。ここで、シールドケース60は、メイン基板である回路基板70に設けられた基準電位パターン層と接続されている。したがって、本実施形態に係る携帯電話機1によれば、補強フレームから離間して配置される決定操作キー15に金属蒸着やメッキ処理等の導電処理若しくは金属加工等を施した場合においても、決定操作キー15に帯電する静電気を基準電位パターン層に電気的に挿通させることが可能となる。
また、補強部材として金属性の補強フレーム80を使用するため、従来の携帯電話機においてキーシート40の強度を向上させるために用いられていた樹脂フレーム部材と比較して、薄くても高い強度を発揮することが可能となる。したがって、本実施形態に係る携帯電話機1によれば、キーシートの40の強度を低下させることなく、その厚みを薄くすることができ、携帯電話機1の薄型化を図ることが可能になる。
また、金属材料からなる補強フレーム80は、樹脂製の補強フレームと比較して熱等による反り返り等の変形が生じにくいため、フレームレスキー構造を用いた場合においても、キー等が浮いたりずれたりすることを防止することができる。
また、金属蒸着がなされた決定操作キー15と金属性の補強フレーム80とを電気的に導通させる金属塗料のような導電性材料をシート41に印刷や塗装により配設することにより、部品点数を増やすことなく決定操作キー15と補強フレーム80との電気的な導通を可能とする。また、シート41の材料変更やシート41に特別な加工をする必要がないため、作業工程における作業負担の増加や成形型への影響もない。
さらに、フレームレスキー構造を採用した場合、サブアンテナ部の光漏れ対策として黒色の印刷を施す場合があるが、導電性部材15はカーボンを多く含み、黒色である場合が多いため、この印刷を光り漏れ対策としても利用することができる。これにより、コストの削減が可能になる。
なお、本実施形態においては、決定操作キー15に金属蒸着を施しているが、これに限定されず、機能設定操作キー13や入力操作キー14に金属蒸着等を施してもよい。その場合においては、機能設定操作キー13又は入力操作キー14と補強フレーム80とのそれぞれに、当接可能になるようにシート41に導電性部材を印刷してもよい。
また、本実施形態においては、連結部4による折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(リボルバ)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
次に、図13(A)及び(B)により、本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態に係る携帯電話機1は、第1実施形態に係る携帯電話機1と、キーシート40における補強フレーム80とシールドケース60との導通構造が異なる点で相違し、他の点においては第1実施形態に係る携帯電話機1と同様である。以下、第1実施形態に係る携帯電話機1と相違する点を説明する。なお、以下の実施形態において、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様であり、図面に付した番号も第1実施形態と同様である場合は、同じ番号を付している。
図13(A)は、キーシート40とシールドケース60との導通構造における他の実施形態の斜視図を示す。図13(B)は、図13(A)の部分拡大図を示す。
図13(A)及び図13(B)に示すように、第2実施形態に係る携帯電話機1は、補強フレーム80の一端側に略L字形に形成された第1延出部84を有するとともに、補強フレーム80の他端側には、補強フレーム80の縁端部から延出する舌延部86を有する。舌延部86には、穴部86bが形成されており、舌延部86の延部には外方へ延びるバネ性を備えたバネ端子86aが設けられている。バネ端子86aは、シールドケース60側に折り曲げられており、弾性力を生じた状態で他の部位と当接可能に構成されている。穴部86bは、シート41と補強フレーム80とを固定接続させるためのものであり、バネ端子86aが後述のシールドケース60の導通リブ64とバネ接続した場合において、補強フレーム80がシート41から浮き上がることを防止する。
一方、シールドケース60には、キーシート40とシールドケース60とを積層配置した場合に、上述の舌延部86におけるバネ端子86aと対向する位置に凸状に形成される導通リブ64が設けられている。導通リブ64は、キーシート40側に突出しており、これにより、バネ端子86aと当接し、バネ端子86aは、弾性力を発生させる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、バネ端子86aを有する舌延部86を用いるため、複雑な構成を設けることなくより確実にグランド部材(基準電位部材)であるシールドケース60に当接させることが可能になる。さらに、グランド部材であるシールドケース60に凸状に形成された導通リブ64を設けることにより、舌延部86に弾性力を安定的に生じさせることが可能となる。つまり、舌延部86と導通リブ64とをより確実に接触させることが可能になる。
また、シールドケース60の上にバネ端子86aを有する舌延部86が配置されており、このバネ端子86aは、シールドケース60側に折り曲げられているので、例えば、組み立て作業中に作業者が誤ってキーシート40をシールドケース60に組み込んだ後、当該部材をぶつける等しても舌延部86や舌延部86のバネ端子86aを破損させてしまうおそれを防止することができる。
携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。 (A)携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示し、(B)携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示す。 携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。 携帯電話機1を開いた状態における斜視図を示す。 図4に示される状態から、携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして所定角度回動した状態の斜視図を示す。 図4に示される状態から、携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態の斜視図を示す。 操作部側筐体2の分解斜視図を示す。 操作部側筐体2におけるキーシート40の分解斜視図を示す。 シート部材を裏面側から見た斜視図を示す。 キーシート40の平面図を示す。 図10に示すキーシート40のZ−Z断面図を示す。 第2延出部85の第2延下部85aに対応した位置での筐体幅方向における要部拡大断面図を示す。 (A)キーシート40とシールドケース60との電気的な導通構成における他の実施形態を示す斜視図を示し、(B)図13(A)の部分拡大図を示す。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
4 連結部
11 操作キー群
13 機能設定操作キー
14 入力操作キー
15 決定操作キー
40 キーシート
45 導電性部材
46a、46b、46c 押子
47a、47b、47c リブ
41 シート
50 フレキシブルプリント配線基板
60 シールドケース
70 回路基板
80 補強フレーム

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体を構成し第1開口部を有するケース部材と、
    前記筐体内に配置される可撓性のシート部材と、
    前記ケース部材と前記シート部材の間に配置され第2開口部を有する金属性の補強部材と、
    前記シート部材における一方の面に配置されるとともに、前記第1開口部及び前記第2開口部を介して外部に露出するよう配置されて、導電性を有して構成される操作部材と、
    前記シート部材における前記操作部材が配置された側とは反対である他方の面に対向して配置され前記操作部材に対応する位置に配置されるスイッチ部材と、
    前記筐体内に配置される基準電位部材と、を備え、
    前記補強部材は、前記基準電位部材に電気的に導通されており、
    前記シート部材における前記一方の面には、導電性部材が前記操作部材に対向する位置と前記補強部材に対向する位置とに跨って配置されることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記導電性部材は、前記シート部材の前記一方の面に導電性塗料を塗装又は印刷することにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記導電性部材は、前記スイッチ部材に対応した位置を含むように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記シート部材は、前記他方の面において、前記スイッチ部材と対向する位置に突起部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記シート部材は、前記他方の面において、前記補強部材に対向して前記導電性部材が配置される位置に対応した位置に凸状に形成される突出部が形成される請求項1から4のいずれかに記載の携帯端末装置。
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